JP2013542771A - 管腔内穿孔の閉鎖のための方法およびデバイス - Google Patents
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Abstract
Description
医原性穿孔は、内視鏡的に処置するのが困難な主な合併症であり、それが大きい場合、外科的修復を必然的に必要とする。内臓器官および血管の壁内の穿孔または漏れは、自然に起こり得る(例えば、脱出組織の破裂を介して)か、無作為に生じ得る(例えば、組織切除等の外科的処置の結果として)。後者の観点において、内視鏡治療の実践を増加させることは、胃腸(GI)管等の管腔組織における医原性穿孔の発生率を増加させ得る。穿孔が胃または腸内に形成されると、隣接した体腔への胃の内容物、腸の内容物、または他の体液の流出が生じ、感染部に死に至る危険性のある環境をもたらす場合もある。
本明細書で使用される内視鏡という用語は、スコープ特性を有する可塑性または剛性のあらゆる種類の侵襲的な器具を含むと解釈されるべきである。これらには、結腸鏡、胃内視鏡、腹腔鏡、および直腸鏡が含まれるが、それらに限定されない。同様に、「内視鏡的」の使用は、あらゆる種類の侵襲的外科スコープを指すと解釈されるべきである。
図1を参照して、本発明の閉鎖デバイス1は、その圧縮構成で示されている。アーム3は、それらの近位端で、ロッドから成る中央装置5に取り付けられ、それらの遠位端でフック2を有する。アーム3は、例えば、中央装置5への取り付け点付近で、あるいは機械枢着部に沿って、曲げるか、または回転させることによって、圧縮構成から拡張された、反転した構成に移動可能(実質的に反転可能)である(図2および図3を比較)。
GI穿孔の内視鏡的封鎖
手術準備のために、上部胃体部の粘膜を、内視鏡の付属のチャネルを介して滅菌水およびポビドンヨードで洗浄する。
Claims (56)
- 中心軸を有し、さらに、
(a)円錐シェルを画定する複数の実質的に反転可能な細長いアームであって、該アームのうちの少なくとも2つが組織捕捉構造物内で遠位に終結する、アームと、
(b)該細長いアームのうちの少なくとも1つに固定されている、前記中心軸に沿って配置されている中央装置と、
を備える、管腔内穿孔の全層閉鎖のためのデバイス。 - 約2〜20個の細長いアームを備える、請求項1記載のデバイス。
- 約4〜8個の細長いアームを備える、請求項2記載のデバイス。
- アームのうち約2〜8個が組織捕捉構造物内で遠位に終結する、請求項1記載のデバイス。
- 遠位に終結するアームが、返しまたはフックとしての構成物である、請求項1記載のデバイス。
- 前記複数の細長いアームが、変形可能に弾性の形状記憶材料で形成されている、請求項1記載のデバイス。
- 変形可能に弾性の形状記憶材料が、合金、ポリマー、またはそれらの組み合わせである、請求項6記載のデバイス。
- 組織捕捉構造物が生体吸収性材料で形成されている、請求項4記載のデバイス。
- 組織捕捉構造物が、創傷治癒を促進するように処理されている、請求項4記載のデバイス。
- 組織捕捉構造物内で遠位に終結するアームが、変形可能に弾性の形状記憶合金で形成されている、請求項6記載のデバイス。
- アームが枢着部に沿って反転可能である、請求項1記載のデバイス。
- 円錐シェル上に配置されるカバーをさらに備える、請求項1記載のデバイス。
- 前記カバーがメッシュまたは格子である、請求項11記載のデバイス。
- 前記複数の細長いアームが、穿孔の直径の2倍未満の直径を有する円錐シェルを画定し、その中でデバイスが完全に展開される、請求項1記載のデバイス。
- 前記複数の細長いアームが、デバイスの展開を促進するように、プッシャ構造物に動作可能に連結されている、請求項1記載のデバイス。
- プッシャ構造物が、ガイドワイヤ、ロッド、またはカテーテルとして構成されている、請求項15記載のデバイス。
- プッシャ構造物がガイドワイヤである、請求項16記載のデバイス。
- ガイドワイヤがセルフセンタリングである、請求項17記載のデバイス。
- シェルが穿孔の直径未満の直径を有し、その中でデバイスが完全に展開される、請求項18記載のデバイス。
- プッシャ構造物および中央装置が、カテーテルまたは内視鏡の管腔を通って挿入可能であるように適合されている、請求項15記載のデバイス。
- (a)請求項1記載の閉鎖デバイスと、
(b)ローダーカテーテルと、を備え、
該閉鎖デバイスのアームは、該ローダーカテーテルへの挿入のために前記中心軸に向かって圧縮され、該ローダーカテーテルから出て遠位に前進するときに反転可能に展開して拡張構成になる、
管腔内穿孔の全層閉鎖のためのシステム。 - 前記デバイスが約2〜20個の細長いアームを備える、請求項21記載のシステム。
- 前記デバイスが約4〜8個の細長いアームを備える、請求項22記載のシステム。
- 前記アームのうちの約2〜8個が前記組織捕捉構造物内で遠位に終結する、請求項21記載のシステム。
- 前記遠位に終結するアームが、返しまたはフックとしての構成物である、請求項21記載のシステム。
- 前記複数の細長いアームが、変形可能に弾性の形状記憶材料で形成されている、請求項21記載のシステム。
- 変形可能に弾性の形状記憶材料が、合金、ポリマー、またはそれらの組み合わせである、請求項26記載のシステム。
- 前記組織捕捉構造物が、創傷治癒を促進するように処理されている、請求項21記載のデバイス。
- 組織捕捉構造物内で遠位に終結するアームが、変形可能に弾性の形状記憶合金で形成されている、請求項26記載のデバイス。
- 前記アームが枢着部に沿って反転可能である、請求項21記載のデバイス。
- 前記デバイスが、前記円錐シェル上に配置されるカバーをさらに備える、請求項21記載のデバイス。
- 前記カバーが生体吸収性材料で形成されている、請求項31記載のシステム。
- 前記カバーがメッシュまたは格子である、請求項32記載のシステム。
- 前記複数の細長いアームが、穿孔の直径の2倍未満の直径を有する円錐シェルを画定し、その中で前記デバイスが完全に展開される、請求項21記載のシステム。
- 前記複数の細長いアームが、前記デバイスの展開を促進するように、プッシャ構造物に動作可能に連結される、請求項21記載のシステム。
- プッシャ構造物がガイドワイヤまたはロッドとして構成される、請求項35記載のシステム。
- プッシャ構造物がガイドワイヤである、請求項36記載のシステム。
- ガイドワイヤがセルフセンタリングである、請求項37記載のシステム。
- 前記シェルが、穿孔の直径未満の直径を有し、その中で前記デバイスが完全に展開される、請求項38記載のシステム。
- 前記プッシャ構造物および前記中央装置が、カテーテルまたは内視鏡の管腔を通って挿入可能であるように適合されている、請求項35記載のシステム。
- 管腔内穿孔の全層閉鎖のための方法であって、
(a)請求項21記載のシステムを侵襲的外科スコープを通して前記穿孔内に前進させる段階と、
(b)前記デバイスを前記ローダーカテーテルから展開する段階と、
(c)前記複数の細長いアームが穿孔部位周辺の組織の漿膜/外膜表面へと捕捉されるまで、前記デバイスを前記穿孔に向かって後退させる段階と、
(d)反転したアームを通じて及ぼされる牽引力によって、前記管腔空間へと前記組織が反転させられるまで、前記デバイスを後退させて前記アームを反転させることを継続する段階と、
(e)前記穿孔を封鎖する段階と、
を含む、方法。 - 前記デバイスを前記カテーテル内に後退させる段階をさらに含む、請求項41記載の方法。
- 組織捕捉構造物内で遠位に終結する前記少なくとも2つの細長いアームを切り離す段階をさらに含む、請求項42記載の方法。
- 前記デバイスが、前記円錐シェル上に配置されるカバーをさらに備える、請求項42記載の方法。
- 前記組織捕捉構造物が、創傷治癒を促進するように処理される、請求項44記載の方法。
- 前記組織捕捉構造物が、前記デバイスの除去後に、切り離され、穿孔を包囲する前記組織内に留まる、請求項45記載の方法。
- (e)が閉鎖デバイスの適用を含む、請求項41記載の方法。
- 前記閉鎖デバイスが、組織クリップ、縫合糸、またはステープルである、請求項41記載の方法。
- (e)が放射線の適用を含む、請求項41記載の方法。
- 放射線が電離または非電離放射線である、請求項49記載の方法。
- 放射線が、可視光、赤外放射線、マイクロ波放射線、電波、超低周波(VLF)放射線、極低周波(ELF)放射線、および熱放射線から選択される、請求項50記載の方法。
- (e)が生体接着剤の適用を含む、請求項41記載の方法。
- (e)が薬剤の適用を含む、請求項41記載の方法。
- 前記薬剤が、生体分子、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ホルモン、ステロイド、成長因子、転写因子、細胞、マトリックスタンパク質、化学化合物、またはそれらの組み合わせである、請求項53記載の方法。
- 前記シェルが、前記穿孔の直径の2倍未満の直径を有し、その中で前記デバイスが完全に展開される、請求項41記載の方法。
- 前記シェルが、前記穿孔の直径未満の直径を有し、その中で前記デバイスが完全に展開される、請求項41記載の方法。
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