JP2013541391A - 回動停止機構を備えた能動的固定植え込み型リード - Google Patents

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Abstract

植え込み型医療用電気リードは拡張可能/後退可能な能動的固定先端チップアセンブリを備える。先端チップアセンブリは、内部空洞と、その空洞を横切って少なくとも部分的に延び、かつ、軸面を備えるらせん体ガイド部材とを有する外殻を備える。先端チップアセンブリはまた空洞内において回転可能な連結器と、その連結器に固定して取り付けられた固定らせん体とを備える。固定らせん体は、連結器および固定らせん体の回転が連結器および固定らせん体を外殻に対して先端方向に前進させるように、らせん体ガイド部材と係合する。連結器は、連結器および固定らせん体の回転および伸長の範囲を定めるために、らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成された、連結器から軸線方向に突出する先端回転停止部材をさらに備える。

Description

本発明は植込み型医療装置に関し、より具体的には心調律管理(CRM)システムのためのリードに関連する。
心調律管理(CRM)システムおよび神経刺激システムに使用される様々な種類の医療用電気リードが知られている。CRMシステムに関して、そのようなリードは、典型的には、患者の心臓内または心臓上の植え込み位置まで血管内に延在し、その後、パルス発生器または心臓の電気活性を感知したり、治療のための刺激を与えたりするためなどの他の植え込み型装置に接続される。前記リードは、しばしばリードをその所望の植込み部位に維持するために、リードの心臓組織に対する固定を助ける機構(feature)を備える。例示的なリードは、リードの先端部から延びて心臓組織にねじ込まれ、リードを適所に固定する、らせん状固定部材を備え得る。
本発明の目的は、上記したリードをより向上させたリードを提供することにある。
例1において、本発明は、可撓性絶縁本体、コネクター、第1導体、第1電極、および先端チップアセンブリを備えた植え込み型医療用電気リードである。前記可撓性絶縁本体は、基端部と、対向する先端部とを有し、かつ、前記リードの長手軸線を画定する。前記コネクターは、リード本体の基端部に結合され、かつ、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されている。第1導体は、前記コネクターからリード本体の先端部に向かってリード本体内に延在し、第1電極は前記本体および第1導体に結合されている。前記先端チップアセンブリはリード本体の先端部に結合されており、外殻、連結器および固定らせん体を備える。前記外殻は、外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する。前記外殻は、前記外殻先端部またはその付近において前記空洞を少なくとも部分的に横切って延び、かつ、軸面および先端開口を画定する、らせん体ガイド部材をさらに備える。前記連結器は、前記空洞内に回転自在に配置され、基端側シャフト部分と先端部を有する先端側シャフト部分とを備え、さらに前記先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出した先端回転停止部材を備える。前記固定らせん体は、前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える。前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記連結器および固定らせん体の回転が前記外殻に対する連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進(translation)をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されている。先端回転停止部材は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置においてらせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
例2では、例1の植え込み型医療用電気リードは、リード本体内に延在し、前記連結器の基端側シャフト部分に接続された第2導体をさらに備え、前記連結器および固定らせん体は電気伝導性であり、前記固定らせん体は第2電極として作動可能である。
例3では、例1および2のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する。
例4では、例3の植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材の軸面は、前記らせん体ガイド部材の軸面と外殻外壁の内面との交点付近に丸み領域(radiused region)を備える。
例5では、例1乃至4のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、かつ、前記先端半径方向面から軸線方向に突出する。
例6では、例1乃至5のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する。
例7では、例6の植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材は、長手軸線に対して半径方向内側に延在しない。
例8では、例1乃至7のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
例9において、本発明は、可撓性絶縁本体、コネクター、第1導体、および先端チップアセンブリを備えた植え込み型医療用電気リードである。前記可撓性絶縁本体は、基端部と、対向する先端部とを有し、かつ、リードの長手軸線を画定する。前記コネクターは、リード本体の基端部に結合され、かつ、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されている。前記コネクターは回転可能な端子ピンを備える。第1導体は、前記コネクターからリード本体の先端部に向かってリード本体内に延在し、前記端子ピンに固定して結合され、かつ、リード本体内において回転可能である。前記先端チップアセンブリは、リード本体の先端部に結合され、外殻、連結器および固定らせん体を備える。前記外殻は、外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する。前記外殻は、前記外殻先端部またはその付近において前記空洞を横切って延び、軸面および先端開口を画定する、らせん体ガイド部材をさらに備える。前記連結器は、前記空洞内に回転自在に配置され、前記端子ピンの回転が連結器の回転をもたらすように第1導体に接続された基端側シャフト部分と、先端部を有する先端側シャフト部分とを備える。前記連結器は、先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出する先端回転停止部材をさらに備える。前記固定らせん体は、前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える。前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記連結器および固定らせん体の回転が、前記外殻に対する連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されている。先端回転停止部材は、連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置においてらせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
例10では、例9の植え込み型医療用電気リードにおいて、前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する。
例11では、例9または10のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材の軸面は、前記前記らせん体ガイド部材の軸面と外殻外壁の内面との交点付近に丸み領域を備える。
例12では、例9乃至11のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、かつ、前記先端半径方向面から軸線方向に突出する。
例13では、例9乃至12のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する。
例14では、例13の植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材は、長手軸線に対して半径方向内側に延在しない。
例15では、例9乃至14のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
例16において、本発明は、可撓性絶縁本体、コネクター、トルク伝達部材、および先端チップアセンブリを備えた植え込み型医療用電気リードである。前記可撓性絶縁本体は、基端部と、対向する先端部とを有し、かつ、リードの長手軸線を画定する。前記コネクターは、リード本体の基端部に結合され、かつ、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されている。前記トルク伝達部材はリード本体内に延在し、前記コネクターからアクセス可能である。前記先端チップアセンブリはリード本体の先端部に結合され、かつ、外殻、連結器、および固定らせん体を備える。前記外殻は、外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する。前記外殻は、前記外殻先端部またはその付近において前記空洞を横切って延び、軸面および先端開口を画定する、らせん体ガイド部材をさらに備える。前記連結器は、前記空洞内に回転自在に配置され、前記トルク伝達部材に機械的に結合された基端側シャフト部分と、先端部を有する先端側シャフト部分とを備える。前記連結器は、前記先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出する先端回転停止部材をさらに備え、前記トルク伝達部材の回転は、前記連結器の回転をもたらす。前記固定らせん体は、前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える。前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記トルク伝達部材、連結器および固定らせん体の回転が、前記外殻に対する連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されている。先端回転停止部材は、連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置においてらせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
例17では、例16の植え込み型医療用電気リードにおいて、前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する。
例18では、例16または17のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、かつ、前記先端半径方向面から軸線方向に突出する。
例19では、例16乃至18のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する。
例20では、例16乃至19のいずれかの植え込み型医療用電気リードにおいて、前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている。
多数の実施形態が開示されているが、当業者には本発明の実例となる実施形態を示して説明する以下の詳細な説明から本発明のさらに他の実施形態が明らかになるであろう。したがって、図面および詳細な説明は、本質的に実例であり、限定するものではないとみなされるべきである。
本発明の一実施形態による心調律管理(CRM)システムの概略図。 非植え込み状態にある図1のCRMシステムのリードの立面図。 非植え込み状態にある図1のCRMシステムの別のリードの立面図。 例示的な実施形態による図2Aのリードの部分断面図。 例示的な実施形態による図2Aのリードの部分断面図。 図3Bに示されている図2Aのリードにおいて、固定らせん体がその完全伸長状態にある部分の部分断面図。 一実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される先端チップアセンブリ外殻の斜視図。 一実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される先端チップアセンブリ外殻の先端部立面図。 一実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される先端チップアセンブリ連結器の斜視図。 一実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される先端チップアセンブリ連結器の先端部立面図。 別の実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される代替の先端チップアセンブリの外殻の斜視図。 別の実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される代替の先端チップアセンブリの外殻の先端部立面図。 別の実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される別の代替の先端チップアセンブリの外殻の斜視図。 別の実施形態に従った図2Aのリードにおいて使用される別の代替の先端チップアセンブリの外殻の先端部立面図。
本発明は様々な変更および代替形態を受け入れるが、特定の実施形態を例として図面に示し、以下で詳細に説明する。しかしながら、本発明は、本発明を記載する特定の実施形態に限定するものではない。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にあるすべての変更物、均等物、および代替物に及ぶことが意図される。
図1は、本発明の一実施形態による心調律管理(CRM)システム10の概略図である。図1に示すように、CRMシステム10は、患者の心臓18内に留置された複数のリード14,16に接続されたパルス発生器12を備える。図1にさらに示すように、心臓18は、三尖弁28によって隔てられた右心房24および右心室26を備える。心臓18の正常動作中、非酸素化血液は、上大静脈30および下大静脈32を通って右心房24に供給される。さらに示すように、心臓18は、肺から酸素化された血液を受容する左心房33と、酸素化された血液を身体にポンプ輸送する左心室34とを有する。
リード14,16は、心臓18とパルス発生器12との間で電気信号および刺激を伝達するように作用する。図示した実施形態では、リード14は右心室26に植え込まれており、リード16は右心房24に植え込まれている。他の実施形態において、CRMシステム10は、付加的なリード、例えば両心室ペーシングまたは心臓再同調療法(CRT)システムにおいて左心室を刺激するために冠静脈中に延在するリードを備えていてもよい。図示したように、リード14,16は上大静脈30に進入し、それぞれ右心室26および右心房24に植え込まれている。
パルス発生器12は、典型的には、患者の胸部または腹部の植え込み位置または植え込みポケット内に皮下的に植え込まれる。パルス発生器12は、患者に電気的な治療用の刺激を与えるための、当業において既知であるか、または後に開発されるいかなる植え込み型医療装置であってもよい。様々な実施形態において、パルス発生器12はペースメーカー、CRT装置、植え込み型心臓除細動器であり、かつ/または、ペーシング能力、CRT能力および/または除細動能力の双方を備える(例えばCRT−D装置)。
本願において詳細に説明するように、リード14,16は、心臓組織にねじ込まれるように構成された固定らせん体によって、心臓組織に能動的に固定される。様々な実施形態において、固定らせん体は、例えば、リード14,16を所望の植込み部位へ前進させている間にリード構造内に実質的にまたは完全に後退され、その後、固定らせん体の一部を露出させるように先端方向に伸長され、その結果、固定らせん体の一部が心内膜にねじ込まれ得る点において、固定らせん体は、いわゆる「伸長可能/後退可能」型である。いくつかの実施形態において、固定らせん体は電気的に活性であり、よって心臓18の電気的活動を感知するため、または心臓の組織に刺激パルスを与えるために用いることができる。他の実施形態では、前記固定らせん体は電気的に活性でなく、単に固定手段として作用する。
図2Aは、非植え込み状態にあるリード14の立面図である。図2Aに示すように、リード14は、基端側領域68と、先端側領域64とによって画定されている。概して言えば、基端側領域60は、パルス発生器12からリード14が上大静脈30を介して右心房24に進入する位置まで延在するリード14の部分を構成するような寸法を有し、先端側領域64は、心臓18内においてリード14が心内膜に取り付けられている位置まで延在するような寸法を有する(図1を参照)。
図2Aに示した実施形態において、リード14は可撓性本体68、基端コネクター72、先端チップアセンブリ75および縫合スリーブ76を備える。図示したように、本体68は、基端部80と、対向する先端部82とを備える。基端コネクター72は本体68の基端部80に結合されており、また先端チップアセンブリ75は本体68の先端部82に結合されている。例示した実施形態において、リード14は、本体68の基端部80並びにコネクター72の一部を被覆するポリマーブーツ69を備える。加えて、長尺状本体68は、例示した実施形態において、リード14の長手軸線83を画定する。ブーツ69は、存在する場合、コネクター72とリード14が接続されるパルス発生器12(図1を参照)上のヘッダーとの間のシールを提供するだけでなく、リード本体68とコネクター72との間の移行部を補強するように作用する。縫合スリーブ76は、植込み後にリード14の移動を阻止するために筋膜または筋組織にリード14を縫合することができるようにリード14を支持する構造を提供する。ブーツ69および縫合スリーブ76の作用は、本願に開示する様々な実施形態にとって重要ではなく、さらに詳細には説明しない。
図2Bは、非植え込み状態にあるリード16の立面図である。図2Bに見られるように、リード16は多くの点においてリード14に類似しているか、または同一であり、基端領域84および先端領域88を有する。加えて、リード16は、可撓性長尺状本体90、基端コネクター92、先端チップアセンブリ94および縫合スリーブ95を備える。図示したように、本体90は基端部96と、基端部96に対向する先端部97とを有する。基端コネクター92は、リード14におけるのと同様に、本体90の基端部96に結合されており、また先端チップアセンブリ94は本体90の先端部97に結合されている。リード14に類似して、リード本体90は、リード16の長手軸線98を画定する。加えて、リード16は、本体90の基端部96だけでなくコネクター92の一部も被覆するポリマーブーツ101を備える。図2Bで見られるように、リード16は、主にリード16の先端領域88がチップアセンブリ94を右心房24内の所望の取り付け位置に導くためにJ形に賦形された事前形成湾曲部99を備えている点においてリード14と構造的に異なる。リード14,16はその他については概して同一であり、便宜上、本願ではリード14の様々な実施形態について記載するが、記載する特徴および機能をリード16のような右心房リードに容易に適用することができることを強調しておく。
図3Aおよび図3Bは、例示的な実施形態による図2Aのリードの部分断面図である。図3Aおよび図3Bに示したように、リード14は、図示した例示的な実施形態において、内側コイル導体100、外側コイル導体104、およびリング電極アセンブリ108を備える。加えて、コネクター72は、端子ピン110、環状コンタクト114およびシール部材116を備える。例示した実施形態において、コネクター72は、リード14をパルス発生器12のヘッダーに機械的かつ電気的に結合するように構成された従来の双極コネクター、例えばIS−1コネクターである(図1参照)。それゆえ、環状コンタクト114および端子ピン110は、各々、電気伝導性であり、かつ、互いから電気的に絶縁されており、またパルス発生器のヘッダー内の対応する接点と係合するように適合されている。一実施形態において、本願においてさらに詳細に検討すると、端子ピン110は、環状コンタクト114およびリード本体68に対して回転可能であり、先端チップアセンブリ75内に収容された固定らせん体/電極の伸長および後退を容易にするように作動可能である。しかしながら、他の実施形態は、対応するパルス発生器12の構成によって、他のコネクター72の構成を用いてもよい。
さらに、例示した実施形態において、先端チップアセンブリ75は、外殻120、連結器124、固定らせん体130、溶接スリーブ134、後部プレート138、シール部材140、および薬剤カラー141を備える。図示したように、外殻120は、基端部148から先端部152まで延在し、かつ、内部空洞156を包囲する外壁144を備え、またリード14の長手軸線83にほぼ対応する長手軸線158を有する。加えて、外殻120は、空洞156を横断して延びるらせん体ガイド部材160を備える。らせん体ガイド部材160は軸面164を備え、空洞156への先端開口168を画定する。
例示した実施形態において、連結器124は回転軸(rotatable shaft)として作用し、したがって回転自在に空洞156内に配置されており、基端側シャフト部分172と、先端部178を有する先端側シャフト部分176とを備える。さらに図示したように、前記連結器124は、連結器の先端側シャフト部分176の先端部178から軸線方向に突出する先端回転停止部材182を備える。
図3Aおよび図3Bの実施形態において、固定らせん体130は、基端側部分184と、先鋭化された先端チップ190で終了する先端側部分188とを有する。示したように、固定らせん体130の基端側部分184は連結器124の先端側シャフト部分176に結合されている。固定らせん体130は、任意の機械的取り付け手段または技術、例えば、溶接、ろう付け、クリンピングなどによって先端側シャフト部分176に固定して取り付けられ得る。一実施形態において、これは必要条件ではないが、先端側シャフト部分176への固定らせん体130の取り付けの強度は、先端側シャフト部分176上に形成されたねじ山によって高められる。例示した実施形態では、連結器124および固定らせん体130の双方は電気伝導性材料で製造されている。
リード本体68は、電気絶縁性材料の可撓性長尺状チューブの形態にあり、またリード本体68内には内側コイル導体および外側コイル導体100,104が長手方向に延在する。例示した実施形態において、当業において知られているように、コイル導体100,104は、同心かつ非同一半径(non−coradial)の配置で構成されている。加えて、内側導体コイル100と外側導体コイル104との間には、管状内側絶縁シース192が配置されている。しかしながら、様々な実施形態、例えば内側コイル導体および外側コイル導体100,104が別々に絶縁されている実施形態おいては、内側絶縁シース192は省略されてもよい。例示した実施形態において、リード本体68は多部品構造(multi−part structure)であり、リング電極アセンブリ108と先端チップアセンブリ75との間に先端側セグメント193を備える。しかしながら、他の実施形態では、リード本体69は単一の一体管状要素であってもよい。手短に言えば、リード本体68の特定の構成は、様々な実施形態には特に重要ではなく、したがって任意の数のリード本体設計を用いることができる。
さらに図3Aまたは図3Bでは見えないが、内側コイル導体および外側コイル導体100,104は、コネクター72内において、端子ピン110および環状コンタクト114に対して機械的にも電気的にもそれぞれ接続されている。したがって、他の箇所で説明するように、端子ピン110はリード本体68に対して回転可能であるので、内側導体100もまたリード本体68内において回転可能であり、端子ピン110に与えられたトルクを伝達するトルク伝達部材として作用することができる。さらに、内側コイル導体104のコイル状構成は、リード14の送達を容易にするために、スタイレットまたは同様の器具を受容するための内部管腔を画定する。
図示したように、外側コイル導体104はリング電極アセンブリ108に機械的にも電気的にも接続されている。リング電極アセンブリ108は、周知のように、低電圧ペース/感知電極として作用する。リング電極アセンブリ108の特定の設計および構造、および/または、外側コイル導体104のリング電極アセンブリ108への接続は、様々な実施形態にとって特に重要ではない。したがって、前記外側コイル導体104および/またはリング電極アセンブリ108の代わりに、またはそれらに加えて、現在知られている、または後に開発される任意の電極または導体の設計が用いられ得る。
また図示したように、内側コイル導体100は連結器の基端側シャフト部分172に対して、機械的にも電気的にも固定して結合されている。よって、連結器124および固定らせん体130の双方は電気伝導性であるため、内側コイル導体100は、端子ピン110と固定らせん体130との間で電気信号および/または刺激を伝達するように構成されている。固定らせん体130は低圧ペース/感知電極として作用する。したがって、例示した実施形態において、リング電極アセンブリ108および固定らせん体130は相まって双極ペーシングおよび感知能力を提供する。
先に説明したように、例示した実施形態において、端子ピン110の本体68に対する回転が、連結器124および固定らせん体130の外殻120に対する回転をもたらすように、内側コイル導体100はトルク伝達部材として作用する。次に、固定らせん体130は、固定らせん体130の表面がらせん体ガイド部材160に接触し、かつ、同部材と摺動可能に係合するように、外殻120内に配置される。よって、固定らせん体130とらせん体ガイド部材160とのこの係合は、固定らせん体130が外殻120に対して回転するにつれ、固定らせん体130(したがって連結器124)を外殻120に対して軸線方向に並進させる。したがって、様々な実施形態において、固定らせん体130と、らせん体ガイド部材160との相互作用は、端子ピン110が植え込み中の医師によって回転される際に、固定らせん体130の所望の伸長および後退をもたらす。この点において、固定らせん体130およびらせん体ガイド部材160は、同時係属中であり、本発明の譲受人に譲渡された米国出願番号第12/785,941号に開示されている固定らせん体および案内要素とほぼ同一の方法で動作する。前記特許文献の内容は、参照によって本願に援用される。
様々な実施形態において、シール部材140は、リード14の内部領域内への体液の浸入を実質的に防止するように作用し、また例示した実施形態においては、連結器124と共に、外殻120内において軸線方向に並進することができる。一実施形態において、シール部材140は、同時係属中であり、本発明の譲受人に譲渡された米国出願番号第12/818,691号に開示されている軸封のうちのいずれかとほぼ同じであるか、または同一であるように構成され得る。前記特許文献の内容は、参照によって本願に援用される。しかしながら、他の実施形態においては、他のシール構成が用いられるか、または代わりに軸封をすべて省略することができる。加えて、薬剤カラー141は当業において知られているような任意の薬剤溶出要素であり得る。
図示したように、先端回転停止部材182は、固定らせん体130の半径方向内側に配置されている。様々な実施形態において、先端側回転停止182は、連結器124が外殻120に対して所定量だけ伸長すると、らせん体ガイド部材160の軸面164に当接するような寸法および形状に形成されている。すなわち、連結器124および固定らせん体130は、先端回転停止部182が軸面164に当接するまで先端方向に(この場合も同様にリード本体68に対する端子ピン110の回転によって)進められることができ、前記当接の時点で連結器124の伸長方向におけるさらなる回転は妨げられる。したがって、先端回転停止部182と軸面164との相互作用は、所定の限度を越えた連結器124および固定らせん体130の回転、その結果として軸線方向の伸長の範囲を定めるように作用する。これは、有利に連結器124および固定らせん体130の過剰な回転を防止し、結果的に固定らせん体130の外殻120に対する所望の半径方向の整合を維持することになる。この半径方向の整合が維持されない場合には、固定らせん体130がらせん体ガイド部材160に対して押し入る可能性が存在し得る。よって先端回転停止部182および軸面164の動作は、固定らせん体130の滑らかな動作、具体的には、固定らせん体130が完全に伸長した後における固定らせん体130の滑らかな後退を促進する。
さらに、様々な実施形態において、溶接スリーブ134および後部プレート138は、一旦連結器124および固定らせん体130が外殻120内に完全に後退されると、連結器124のさらなる回転の範囲を定めるように相互作用する、かみ合い歯または同様の突出部を備えてもよい。
様々な実施形態において、固定らせん体130が完全に後退されている場合でも、固定らせん体130の先端側部分188の一部を、らせん体ガイド部材160を越えて先端方向に延在する状態に維持することが望ましいことがある。これは、固定らせん体130がらせん体ガイド部材160と係合して、固定らせん体130の伸長を可能にすることを確実にし、医師が電気活性固定らせん体130を用いて、心臓の組織をマップし、それによって最適な取り付け部位を識別することを有利に可能にする。例示した実施形態では、らせん体ガイド部材160は、外殻124の先端部152からノミナル量(nominal amount)だけ凹んでいる。このようにらせん体ガイド部材160を凹ませたことにより、前述の理由で、固定らせん体130の先端チップ190がらせん体ガイド部材160を越えて先端方向に延在することが可能となり、同時に、らせん体ガイド部材160を越えて延びる外殻120の部分は、固定らせん体130の露出した部分を体組織から少なくとも部分的に遮蔽するために用いられる。この構成は、例えばリード14の送達中および展開中における固定らせん体130と血管または心臓の組織との間の意図しない相互作用を有利に阻止する。
図4は、図3Bに示されたリード14において、固定らせん体130がその完全伸長状態にある部分の部分断面図である。図4に示すように、先端チップアセンブリ75の連結器124は、外殻120内において(図3Aおよび図3Bに示されている、その完全後退状態と比較して)先端方向に進められている。この位置において、先端回転停止部182は、連結器124のさらなる回転および軸線方向の伸長を防止するように、らせん体ガイド部材160の軸面164に当接する。しかしながら、同時に、先端回転停止部182と軸面164との係合は、連結器124の逆回転および後退に対する抵抗力をほとんど提供しない。
図5A〜図5Bは、一実施形態に従った外殻120の斜視図および先端立面図である。図5A〜図5Bに示すように、外殻120および空洞156は、略円形の断面形状を有し、らせん体ガイド部材160は略半円形(例えばD形)を有する。例示した実施形態において、らせん体ガイド部材160の軸面164は、軸面164と外殻外壁144の内面195との交点付近に丸み領域(radiused region)194を備える。丸み領域194は、一般に、外殻120を形成するために用いられる工具に対応することによって、外殻120の製造し易さを高めることができる。当然のことではあるが、他の実施形態において、丸み領域194は省略することができる。
一般に、らせん体ガイド部材160の構成は、外殻120の先端部152において、またはその付近において、先端開口168の寸法および形状を決定する。したがって、例示した実施形態において、先端開口168もまた略半円形状を有する。先端開口168の存在は、様々な実施形態において、空洞156内への血液および組織の侵入を可能にし得る。これは、リード14の心臓18への取り付けの強度を高めることができる。様々な実施形態において、らせん体ガイド部材160の寸法および形状は先端チップアセンブリ75の最適な能力を提供すると同時に、空洞156内への所望量の組織内部成長を提供するために調整され得る。
例示した実施形態において、らせん体ガイド部材160は、軸面164が外殻120の長手軸線158を通って延び、したがってリード14の長手軸線83をも通って延びるような寸法に形成されかつ配置されている(図3B参照)。したがって、らせん体ガイド部材160および先端開口168は同じ全体的な寸法および形状を有しており、(長手軸線83,158に沿って観察した場合に)実質的に互いに酷似(mirror)することになる。他の実施形態では、らせん体ガイド部材160は、図5A〜図5Bに示した実施形態に類似した半円状のD形を有するが、軸面164は外殻120の長手軸線158およびリード14の長手軸線83から半径方向に偏倚されている。したがって、そのような実施形態では、軸83,158に沿って観察した場合、先端開口168はらせん体ガイド部材160よりも大きな断面積を有する。
図6A〜図6Bは、一実施形態に従った連結器124の斜視図および先端立面図である。図6A〜図6Bに示すように、連結器124は、先端側シャフト部分176の先端部178において先端半径方向面(distal radial face)196を有する。また先端回転停止部材182はこの先端半径方向面196から軸線方向に突出している。さらに示すように、先端回転停止部材182は、概して「先端」を落とした部分的なパイ片(partial pie piece)の形状を有する。それゆえ、先端回転停止部材182は一対の収束する軸面197,198を備え、軸面197は、別記されるように、らせん体ガイド部材160の軸面164に当接して、連結器124および固定らせん体130の回転および伸長の範囲を定めるように構成されている。図6A〜図6Bに示した先端回転停止部材182の形状は、連結器124の後退方向における純粋な回転運動を促進することによって、先端チップアセンブリ75(図2A)の滑らかな動作を促進することができる。すなわち、パイ片の形状に形成された先端回転停止部材182の「先端」を落とすことにより、先端回転停止部材182が、(存在する場合)「先端」の点を中心として旋回する可能性を排除することができる。そのような旋回運動は、連結器124を半径方向に圧迫しがちであり、それによって連結器124の回転に抵抗することになり得る。
様々な他の実施形態において、先端回転停止部182は他の断面形状をとることができる。例えば、一実施形態において、先端回転停止部材182はパイ片形状を有する。一実施形態において、先端回転停止部材182は略円形断面形状を有する。さらに別の実施形態では、先端回転停止部材182は、例えば矩形、楕円などの他の断面形状を有し得る。
リード14の様々な構成要素は、任意の既知であるか、または後に開発されるリード構成材料から形成され得る。例えば、リード本体68は、ヒトへの植え込みに適した任意の可撓性の電気絶縁性材料から製造することができる。本体68として使用するための例示的な材料としては、ポリウレタン、シリコーンゴム、および双方のコポリマーが挙げられ、リード14の機能要件に基づいて、表面処理または他の処理(例えばプラズマ処理、易滑性コーティングなど)を備えることができる。コイル導体100,104もまた、任意の既知であるか、または後に開発されるリード導体材料から製造され得る。
同様に、先端チップアセンブリ75の構成要素は、任意の既知であるか、または後に開発される材料である。様々な実施形態において、外殻120は、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリウレタン系熱可塑性物質、セラミック、ポリプロピレンおよびポリエーテルエーテルケトン(ブランド名PEEK(商標)で市販)のような非電気伝導性材料で製造されている。加えて、連結器124および固定らせん体130は、任意の既知であるか、または後に開発される導体材料、典型的には、エルジロイ(Elgiloy)、MP35N、タングステン、タンタル、イリジウム、白金、チタン、パラジウム、ステンレス鋼、並びにこれらの材料のうちのいずれかの合金のような金属で製造することができる。様々な実施形態において、固定らせん体130は、らせん体130の電気的性能を高めるためにイリジウム酸化物のコーティングのような表面処理またはコーティングを有することができる。これに代わって、連結器124および/または固定らせん体130は、外殻120に関して先に記載した材料のうちのいずれかのような非電気伝導性材料で製造することができる。同様に、伝導性外殻120を用いる様々な実施形態では、前記外殻は、連結器124および固定らせん体130に関して記載した材料のうちのいずれからでも製造することができる。
様々な実施形態において、らせん体ガイド部材160は、図5A〜図5Bの実施形態の半円状のD形以外の形状を有することができる。例えば、図7A〜図7Bは、別の実施形態に従ったリード先端チップアセンブリで使用される代替外殻320の斜視図および先端立面図である。図7A〜図7Bに示すように、外殻320は、大部分の点で外殻120に類似しているか、または同一であり、基端部348から先端部352に延在し、かつ、内部空洞356を包囲する外壁344を備え、またリード14の長手軸線83に概して対応する長手軸線358を有する(図2Aを参照)。加えて、外殻320は、外殻320の外壁344の半径方向内側に延びる半径方向の突出部の形態にあるらせん体ガイド部材360を備える。したがって、この実施形態では、らせん体ガイド部材360は軸面364を有し、軸面364は、本願に記載するように、該軸面が連結器124および固定らせん体130のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、連結器124の先端回転停止部材182によって係合されるような寸法に形成されかつ配置されている(図3Bおよび図4参照)。例示した実施形態において、らせん体ガイド部材360は、リード14の長手軸線358または長手軸線83に対して半径方向内側に延在しない。様々な他の実施形態において、らせん体ガイド部材360は、長手軸線83,358まで、またはそれらの長手軸線を越えて延在し得る。したがって、らせん体ガイド部材360の構成は、(本願に記載する他の実施形態と比較して)比較的大きな先端開口368を提供する。
図8A〜図8Bは、さらに別の実施形態に従ったリード先端チップアセンブリで使用される別の代替の外殻420の斜視図および先端立面図である。図8A〜図8Bに示すように、外殻420は、大部分の点で、外殻120,320に類似しているか、またはそれと同一であり(それぞれ図5Aおよび図7A)、基端部448から先端部452に延在し、かつ、内部空洞456を包囲する外壁444を備え、またリード14の長手軸線83にほぼ対応する長手軸線458を有する(図2A参照)。加えて、外殻420は、外壁444に沿って延びる部分を伴った外殻320の外壁444の半径方向内側に延びる半径方向の突出部の形態にあるらせん体ガイド部材460を備える。したがって、この実施形態では、らせん体ガイド部材460は軸面464を有し、軸面464は、本願に記載するように、該軸面が連結器124および固定らせん体130のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、連結器124の先端回転停止部材182によって係合されるような寸法に形成されかつ配置されている(図3Bおよび図4参照)。例示した実施形態において、らせん体ガイド部材460は、リード14の長手軸線458または長手軸線83に対して半径方向内側に延在しない。様々な他の実施形態では、らせん体ガイド部材460は、長手軸線83,458まで、またはそれらの長手軸線を越えて延在し得る。したがって、らせん体ガイド部材460の構成は、(本願に記載するいくつかの他の実施形態と比較して)図7A〜図7Bの開口368に類似した比較的大きな先端開口468を提供する。らせん体ガイド部材460の形状および寸法は、特許請求される植え込み型医療用電気リードに備えられ得るそのような特徴のさらに別の例である。しかしながら、他の寸法および形状も企図される。
本願に記載する実施形態は主にリード14に関連しているが、先端チップアセンブリ75はJ形心房リード16においても有利に用いられることを強調しておく。様々な実施形態において、トルク伝達要素(すなわち内側コイル導体100)がリード16のJ形領域を通って横断および回転する必要があるため、リード16のJ形状は、固定らせん体130を回転させるために比較的高いトルク必要量(torque requirements)を生じる。そのようなトルク必要量は、他の場合には、リード16の固定らせん体がらせん体ガイド部材に対して過剰に伸長したり、押し入ったりする可能性を生じる。これは、リード14に関して記載したように、先端回転停止部材を備えることと、先端回転停止部材のらせん体ガイド部材の軸面との相互作用とによって実質的に防止される。
加えて、リード14は、本願では、ペース/感知チップ電極として作用する電気活性固定らせん体130を有すると記載されているが、他の実施形態では、固定らせん体130は電気的に不活性であり、よって単に固定要素として作用することができる。そのような実施形態では、例えば、リード14は単極リードであってもよい。他の実施形態において、リード14は、リング電極アセンブリ108に加えて、第2リング電極を備えていてもよい。例えば、一実施形態において、外殻120(または外殻220,320,420のいずれか)は、電気伝導性材料から製造することができ、内側コイル導体100または異なるコイル、またはケーブル導体に対して、電気的かつ機械的に結合され得る。開示した実施形態の範囲内において、任意の数の異なる導体および/または電極構成が企図される。
更に、リード14は端子ピン110および内側コイル導体100をトルク伝達手段として用いるが、他の実施形態では、連結器124を回転させて、固定らせん体130を作動させるために、スタイレットまたは同様の器具が用いられてもよい。さらに別の実施形態では、連結器124は、リード本体68内に延在するトルク伝達部材(例えば金属コイルまたはポリマーコイル)に結合され、さらに回転可能な端子ピン110に結合されるが、前記端子ピンは非電気伝導性であってもよい。そのような実施形態において、端子ピン110は依然として固定らせん体130を回転および伸長/後退させるために用いられ得るが、固定らせん体130は電気的に活性である必要はない。
検討した具体例としての実施形態に対して、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更および追加をなすことができる。例えば、上記に記載した実施形態は特定の特徴に言及しているが、本発明の範囲はまた、特徴の異なる組み合わせを有する実施形態および記載した特徴のすべてを含んでいるとは限らない実施形態も包含する。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲内にあるすべてのそのような代替案、変更例および別例を、それらのすべての均等物と共に、包含するように意図される。

Claims (20)

  1. 植え込み型医療用電気リードにおいて、該リードは、
    基端部および対向する先端部を有する可撓性絶縁本体であって、該本体は前記リードの長手軸線を画定する、本体と、
    前記リード本体の基端部に結合され、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されたコネクターと、
    前記コネクターから前記リード本体の先端部に向かって前記リード本体内に延在する第1導体と、
    前記本体および第1導体に結合された第1電極と、
    前記リード本体の先端部に結合された先端チップアセンブリとを備え、前記先端チップアセンブリは、
    外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する外殻であって、該外殻は、前記外殻先端部またはその付近において前記空洞を少なくとも部分的に横切って延び、かつ、軸面および先端開口を画定するらせん体ガイド部材をさらに備える、外殻と、
    前記空洞内に回転自在に配置され、基端側シャフト部分と、先端部を有する先端側シャフト部分とを備える連結器であって、該連結器はさらに前記先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出する先端回転停止部材を備える、連結器と、
    前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、かつ、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える固定らせん体とを備え、
    前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記連結器および固定らせん体の回転が、前記外殻に対する前記連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されており、
    前記先端回転停止部材は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置において、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、植え込み型医療用電気リード。
  2. 前記リード本体内に延在し、かつ、前記連結器の基端側シャフト部分に接続される第2導体をさらに備え、前記連結器および固定らせん体は電気伝導性であり、前記固定らせん体は第2電極として作動可能である、請求項1に記載に記載の植え込み型医療用電気リード。
  3. 前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する、請求項1に記載の植え込み型医療用電気リード。
  4. 前記らせん体ガイド部材の軸面は、前記らせん体ガイド部材の軸面と外殻外壁の内面との交点付近に丸み領域を備える、請求項3に記載の植え込み型医療用電気リード。
  5. 前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、かつ、前記先端半径方向面から軸線方向に突出している、請求項1に記載の植え込み型医療用電気リード。
  6. 前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する、請求項1に記載の植え込み型医療用電気リード。
  7. 前記らせん体ガイド部材は、長手軸線に対して半径方向内側に延在しない、請求項6に記載の植え込み型医療用電気リード。
  8. 前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、請求項1に記載に記載の植え込み型医療用電気リード。
  9. 植え込み型医療用電気リードにおいて、該リードは、
    基端部および対向する先端部を有する可撓性絶縁本体であって、該本体は前記リードの長手軸線を画定する、本体と、
    前記リード本体の基端部に結合され、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されたコネクターであって、該コネクターは回転可能な端子ピンを備える、コネクターと、
    前記コネクターから前記リード本体の先端部に向かって前記リード本体内に延在する第1導体であって、第1導体は前記端子ピンに固定して結合され、かつ、前記リード本体内において回転可能である、第1導体と、
    前記リード本体の先端部に結合された先端チップアセンブリとを備え、前記先端チップアセンブリは、
    外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する外殻であって、該外殻はさらに、外殻先端部またはその付近において前記空洞を横切って延び、かつ、軸面および先端開口を画定するらせん体ガイド部材を備える、外殻と、
    前記空洞内に回転自在に配置され、前記端子ピンの回転が連結器の回転をもたらすように第1導体に接続された基端側シャフト部分と、先端部を有する先端側シャフト部分とを備える連結器であって、該連結器は、前記先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出する先端回転停止部材をさらに備える、連結器と、
    前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、かつ、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える固定らせん体とを有し、
    前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記連結器および固定らせん体の回転が、前記外殻に対する連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されており、
    前記先端回転停止部材は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置において、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、植え込み型医療用電気リード。
  10. 前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する、請求項9に記載の植え込み型医療用電気リード。
  11. 前記らせん体ガイド部材の軸面は、前記らせん体ガイド部材の軸面と外殻外壁の内面との交点付近に丸み領域を備える、請求項10に記載の植え込み型医療用電気リード。
  12. 前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、かつ、前記先端半径方向面から軸線方向に突出している、請求項9に記載の植え込み型医療用電気リード。
  13. 前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する、請求項9に記載の植え込み型医療用電気リード。
  14. 前記らせん体ガイド部材は、長手軸線に対して半径方向内側に延在しない、請求項13に記載の植え込み型医療用電気リード。
  15. 前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、請求項9に記載の植え込み型医療用電気リード。
  16. 植え込み型医療用電気リードにおいて、該リードは、
    基端部および対向する先端部を有する可撓性絶縁本体であって、該本体は前記リードの長手軸線を画定する、本体と、
    前記リード本体の基端部に結合され、前記リードを植込み型パルス発生器に対して作動可能に結合するように構成されたコネクターと、
    前記リード本体内に延在し、前記コネクターからアクセス可能であるトルク伝達部材と、
    前記リード本体の先端部に結合された先端チップアセンブリとを有し、前記先端チップアセンブリは、
    外殻基端部と、対向する外殻先端部と、前記外殻基端部と外殻先端部と間に内部空洞とを画定する外壁を有する外殻であって、該外殻はさらに、前記外殻先端部またはその付近において前記空洞を横切って延び、かつ、軸面および先端開口を画定するらせん体ガイド部材をさらに備える、外殻と、
    前記空洞内に回転自在に配置された連結器であって、該連結器は前記トルク伝達部材に機械的に結合された基端側シャフト部分と、先端部を有する先端側シャフト部分とを備え、該連結器はさらに前記先端側シャフト部分の先端部から軸線方向に突出する先端回転停止部材を備え、前記トルク伝達部材の回転は前記連結器の回転をもたらす、連結器と、
    前記連結器の先端側シャフト部分に固定して結合され、かつ、前記外殻の先端開口を少なくとも部分的に通って延びる先端側部分を備える固定らせん体とを有し、
    前記固定らせん体およびらせん体ガイド部材は、前記トルク伝達部材、連結器および固定らせん体の回転が、前記外殻に対する連結器および固定らせん体の完全後退位置と完全伸長位置との間における軸線方向の並進をもたらすように、前記固定らせん体が前記らせん体ガイド部材の一部と摺動可能に接触するように構成されており、
    前記先端回転停止部材は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および軸線方向の伸長の範囲を定めるために、完全伸長位置において、らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、植え込み型医療用電気リード。
  17. 前記リードの長手軸線に沿って観察した場合に、前記空洞は略円形の断面形状を有し、かつ、前記らせん体ガイド部材は略半円形の断面形状を有し、そのため前記先端開口は略半円形を有する、請求項16に記載の植え込み型医療用電気リード。
  18. 前記連結器の先端側シャフト部分の先端部は先端半径方向面を備え、前記先端回転停止部材は、前記固定らせん体の半径方向内側に配置され、前記先端半径方向面から軸線方向に突出している、請求項16に記載の植え込み型医療用電気リード。
  19. 前記らせん体ガイド部材は、前記外殻の外壁の半径方向内側に延在する、請求項16に記載の植え込み型医療用電気リード。
  20. 前記先端回転停止部材は一対の収束する軸面を備え、前記収束する軸面のうちの一方は、前記連結器および固定らせん体のさらなる回転および伸長の範囲を定めるために、前記らせん体ガイド部材の軸面に当接するように構成されている、請求項16に記載の植え込み型医療用電気リード。
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