JP2013538023A

JP2013538023A - Ｐｏｎシステムの省エネモードでの警報処理方法及び装置

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Publication number: JP2013538023A
Application number: JP2013529530A
Authority: JP
Inventors: 美燕 ▲チャン▼; 苑凌何; ▲徳▼智 ▲張▼; 立▲權▼ 袁
Original assignee: ZTE Corp
Current assignee: ZTE Corp
Priority date: 2010-09-20
Filing date: 2011-02-25
Publication date: 2013-10-07
Also published as: CN102412891A; US20140147108A1; WO2012037797A1; KR20130139888A

Abstract

ＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理方法及び装置を提供する。ＯＮＵが省エネモードに移行した後、ＰＯＮシステムにより警報または異常メッセージに対して不当な処理を行うことで、管理サーバがシステムに異常が発生した誤解してしまう問題を解決する。本発明によると、ＯＬＴによってＯＮＵに対し発生した警報を検出された場合、ＯＮＵの現在の省エネ動作状態を取得し、ＯＮＵが現在省エネ状態（例えば、スリープ状態、即ち、Ｔｘモード）であると、ＯＬＴは現在省エネ状態であるＯＮＵに関連する警報を抑制、処分または遮蔽する。本発明によると、ネットワーク管理プラットフォームの警報処理圧力を低減し、ＯＮＵの真実の状態を反映できる。

Description

本発明は、ネットワーク通信の相互運用性分野に関し、具体的には、受動光ネットワーク（Passive Optical Network、ＰＯＮ）システムの省エネモードでの警報処理方法及び装置に関する。

ブロードバンドアクセス技術の発展に伴い、事業者は、光ファイバーアクセスシステム（Optical Access Network、ＯＡＮ）を認めていて且つそれを配置してユーザに一層高速で高品質のサービスを提供している。受動光ネットワークＰＯＮ技術は、ポイントツーマルチポイントの光回線アクセス技術で、光回線端末装置（Optical Line Terminal、ＯＬＴ）と、光ネットワークユニット（Optical Network Unit、ＯＮＵ）と、光分配ネットワーク（Optical Distribution Network、ＯＤＮ）から構成される。具体的に図１に示すとおりである。

世界的なＰＯＮシステムの配置及び運行に伴って、ＯＮＵの数もブロードバンドの利用者数の増加によって大幅に増加している。現在、事業者は、通信機器を購入する際、省エネと排ガス削減の要求を提示している。２００９年の一つのＯＮＵが満載状態で動作する場合の消費電力は約９Ｗ程度で、具体的な数値は製造者が異なるにつれ、機器間で若干の差異がある。該消費電力の数値もデジタルチップの集積度の向上及び一部の光部品の最適化に伴って、将来さらに低下することが可能であって、現在、ヨーロッパ連盟は二年後の消費電力が１５％まで低下することを望んでいる。従って、ＰＯＮ機器の省エネはますます重要な要求となって行く。

しかし、ＰＯＮシステムが省エネ状態（休止）で動作する場合、例えば、省エネ状態に移行する場合、アップリンク発光ブロックを一時的に閉め、またはアップリンク発光ブロックとダウンリンク発光ブロックを同時に閉めるなどの問題が存在する。関連する発光ブロックを閉めた後、該ＯＮＵの関連する警報、例えばＬＯＳｉ（Loss of the Signal、信号喪失）警報などの警報が発生する。これらの警報を処理しないと、ＯＬＴ警報プールまたはネットワーク管理システム（Network Management System、ＮＭＳ）警報プラットフォームに類似する警報が発生し、ＯＬＴまたはＮＭＳサーバは該ＯＮＵに異常が発生したと誤解してしまう。

本発明は、ＰＯＮシステムが省エネモードに移行した後、警報または異常メッセージに対する処理が不当で、管理サーバがシステムに異常が発生したことを誤解してしまう問題を解決できるＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理方法及び装置を提供することを目的とする。

上記目的を実現するために、本発明による技術案は以下のように実現される。
光回線端末装置（ＯＬＴ）が、光ネットワークユニット（ＯＮＵ）の現在の省エネ動作状態を取得し、
ＯＮＵが省エネ状態であると、ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽するステップを含む受動光ネットワーク（ＰＯＮ）システムの省エネモードでの警報処理方法を提供する。

また、前記省エネ動作状態が、省エネ状態と非省エネ状態とを含み、前記省エネ状態がスリープ（Ｔｘモード）または休止（ＴＲｘモード）状態であって、前記現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報が、信号喪失（ＬＯＳｉ）警報、ダイイングギャスプ警報の中の一つを含む。

また、イーサネット（登録商標）受動光ネットワーク（ＥＰＯＮ）システムの場合、ＯＬＴは拡張操作メンテナンス管理（ＯＡＭ）メッセージを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。ギガビット受動光ネットワーク（ＧＰＯＮ）システムの場合、ＯＬＴは光ネットワーク端末装置管理制御インターフェース（ＯＭＣＩ）または物理層操作メンテナンス管理（ＰＬＯＡＭ）メッセージを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。

また、前記方法は、ＯＬＴにより前記ＯＮＵが非省エネ状態で動作していると検出された場合、前記ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報をネットワーク管理システム（ＮＭＳ）サーバに報告するステップをさらに含む。

上記方法に基づいて、本発明によると、ＯＬＴに位置する装置であって、
ＯＮＵに対し発生した警報を検出する警報受信ユニットと、
ＯＮＵに対し発生した警報を検出した後、前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態を取得する省エネ動作状態取得ユニットと、
前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態が省エネ状態であるか否かを判定する判定ユニットと、
前記ＯＮＵが現在省エネ状態である場合、前記ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽する警報処理ユニットと、を含むＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理装置を提供する。

また、前記省エネ動作状態が、省エネ状態と非省エネ状態とを含み、前記省エネ状態がスリープ状態（Ｔｘモード）または休止状態（ＴＲｘモード）であって、前記現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報が少なくともＬＯＳｉ警報、ダイイングギャスプ警報の中の一つを含む。

また、ＥＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットは拡張ＯＡＭメッセージを介して前記ＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。ＧＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットはＯＭＣＩまたはＰＬＯＡＭを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。

また、前記装置は、前記ＯＮＵが非省エネ状態で動作している場合、前記ＯＮＵに対し発生した警報をＮＭＳサーバに報告する警報報告ユニットをさらに含む。

本発明によると、省エネモードで省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報を遮蔽したので、ネットワーク管理プラットフォームの警報処理圧力を低減し、ＯＮＵの真実の状態を反映できる。

図１は、ＯＬＴとＯＮＵのトポロジーを示す図である。図２は、本発明に係わるＥＰＯＮＯＮＵがスリープモードで動作する場合の警報判定及び処理を示すフローチャートである。図３は、本発明に係わるＧＰＯＮＯＮＵが休止モードで動作する場合の警報判定及び処理を示すフローチャートである。図４は、本発明に係わるＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理装置の構造を示す図である。

本発明のキーポイントは、省エネモードで、ＯＬＴがＯＮＵに対する警報を検出した場合、ＯＮＵの現在の省エネ動作状態を取得し、現在ＯＮＵが省エネ状態であると、ＯＬＴは、現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した関連する警報を抑制、処分または遮蔽処理を行う。省エネ動作状態は、省エネ状態と、非省エネ状態を含み、省エネ状態はスリープまたは休止状態である。スリープ状態は、ＯＮＵのアップリンク発光を閉めて、ダウンリンク発光を正常に動作させる状態で、即ちＯＮＵの送信を閉めて受信は正常に行うので、Ｔｘモードとも呼ばれる。休止状態は、ＯＮＵのアップリンク/ダウンリンク発光を一時的に閉める状態で、即ちＯＮＵの送信と受信をいずれも閉めるので、ＴＲｘモードとも呼ばれる。

ＥＰＯＮ（Ethernet(登録商標) Passive Optical Network、イーサネット受動光ネットワーク）システムの場合、ＯＬＴは拡張ＯＡＭ（Operation Administration Maintenance、操作管理メンテナンス）メッセージを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得し、ＧＰＯＮ（Gigabit Passive Optical Network、ギガビット受動光ネットワーク）システムの場合、ＯＬＴは光ネットワーク端末装置管理制御インターフェース（Optical Network Terminal Management Control Interface、ＯＭＣＩ）または物理層ＯＡＭ（Physical Layer OAM、ＰＬＯＡＭ）を介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。ＯＮＵが省エネ状態から非省エネ状態に回復すると、ＯＬＴは正常にＯＮＵに関連する警報をＮＭＳサーバに報告する。

本発明の目的、技術案及び本発明のメリットを明確にするため、以下、実施形態を介してまた図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。

図１に示すように、ＯＬＴは光スプリッタ（splitter）を介してＯＮＵに接続され、ＯＬＴとＯＮＵはエンティティとしてＮＭＳサーバによって管理される。

実施形態１
図２は、本発明に係わるＥＰＯＮシステムの場合、ＯＮＵが省エネモードである時の警報の処理フローを示し、具体的に以下のステップを含む。

ＯＬＴが、ＯＮＵに対し発生した警報、例えば該ＯＮＵがすぐ正常な動作を行うことができなくなる可能性があることを報告するためのダイイングギャスプ（ｄｙｉｎｇｇａｓｐ）警報を検出する（ステップＳ２０１）。

ＯＬＴは、拡張ＯＡＭメッセージを介して該ＯＮＵが現在省エネ状態であるか否かを取得し、該ＯＮＵが省エネ状態であるとステップＳ２０３を実行し、そうでないと、ステップＳ２０４を実行する（ステップＳ２０２）。

ＯＮＵが応答した現在省エネ状態である拡張ＯＡＭメッセージの例は表１に示すとおりである。

ＯＮＵが現在省エネ状態で動作しているので、ＯＬＴは該ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽する（ステップＳ２０３）。

例えば、ＯＮＵが省エネモードである場合、非省エネ状態から省エネ状態、例えば休止状態（ＴＲｘモード）に移行する時、ＯＮＵのアップリンクとダウンリンク発光が一時的に閉められるので、ＯＬＴは該ＯＮＵに対しダイイングギャスプ警報を発生するが、ＯＮＵ自体に故障または異常が発生しているのではないので、ＯＬＴは該ＯＮＵに対するダイイングギャスプ警報を遮蔽し、ＮＭＳサーバに報告しない。

ＯＬＴによって該ＯＮＵが非省エネ状態で動作していることが検出された場合、該ＯＮＵに対して発生した警報がＯＮＵ自体の故障または異常であるので、ＯＬＴは該ＯＮＵに対し発生した警報をＮＭＳサーバに報告する（ステップＳ２０４）。

例えば、この場合、ＯＬＴによって検出された該ＯＮＵに対し発生したダイイングギャスプ警報はＯＮＵのアップリンク及びダウンリンク発光自体に発生した問題であるはずなので、ＯＬＴは該ダイイングギャスプ警報をＮＭＳサーバに報告しなければならない。

実施形態２
図３は、本発明に係わるＧＰＯＮシステムの場合、ＯＮＵが省エネモードである時の警報の処理フローを示し、具体的には以下のステップを含む。

ＯＬＴがＯＮＵに対し発生した信号喪失（ＬＯＳｉ）警報を検出する（ステップＳ３０１）。

ＯＬＴは、ＯＭＣＩメッセージまたはＰＬＯＡＭメッセージを介して該ＯＮＵの現在の省エネ動作状態が省エネ状態であるか否かを検出し、ＯＮＵの現在の省エネ動作状態が省エネ状態、例えば、スリープ状態（Ｔｘモード）、休止状態（ＴＲｘモード）であると、ステップＳ３０３を実行し、そうでないと、ステップＳ３０４を実行する（ステップＳ３０２）。

ＯＮＵが現在省エネ状態、例えばスリープ状態（Ｔｘモード）で動作している場合、ＯＮＵのアップリンク発光が一時的に閉められ、ＯＬＴの該ＯＮＵに対しＬＯＳｉ警報を発生し、ＯＮＵのアップリンク発光自体にある問題ではないので、ＯＬＴはこのときの該ＯＮＵに対し発生したＬＯＳｉ警報を抑制、処分または遮蔽し、ＮＭＳサーバに報告しない（ステップＳ３０３）。

ＯＬＴによって、該ＯＮＵが非省エネ状態で動作していると検出され、この場合、ＯＬＴにより検出された該ＯＮＵに対し発生したＬＯＳｉ警報はＯＮＵ自体にある問題であるので、ＯＬＴは該ＬＯＳｉ警報をＮＭＳサーバに報告しなければならない（ステップＳ３０５）。

実施形態３
図４は、本発明に係わるＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理装置の構造を示す図で、該装置はＯＬＴ中に位置し、警報受信ユニット４０１と、省エネ動作状態取得ユニット４０２と、判定ユニット４０３と、警報処理ユニット４０４と、警報報告ユニット４０５と、を含む。

その中、警報受信ユニット４０１は、ＯＮＵに対し発生した警報を検出する。前記省エネ動作状態は、省エネ状態と非省エネ状態とを含み、前記省エネ状態はスリープ（Ｔｘモード）または休止状態（ＴＲｘモード）である。前記現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報は、ＬＯＳｉ警報、ダイイングギャスプ警報を含むが、これらに限定されることはない。

省エネ動作状態取得ユニット４０２は、警報受信ユニット４０１によりＯＮＵに対し発生した警報が検出された後、前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態を取得する。ＥＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットは、拡張ＯＡＭメッセージを介して前記ＯＮＵの省エネ動作状態を取得し、具体的なメッセージフォーマットは実施形態１の表１を参照することができる。ＧＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットはＯＭＣＩまたはＰＬＯＡＭを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得する。

判定ユニット４０３は、前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態が省エネ状態であるか否かを判定する。

警報処理ユニット４０４は、前記ＯＮＵが現在省エネ状態である場合、ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽する。

警報報告ユニット４０５は、前記ＯＮＵが非省エネ状態で動作している場合、ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報をＮＭＳサーバに報告する。

上述のように、ＰＯＮシステムが省エネモードで動作している場合、ＯＮＵに対し発生した警報をＯＬＴによって検出及び処理し、適切な条件で、関連する警報に処理を行って、ＯＮＵの状態を真実的に反映する。

以上は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。

４０１警報受信ユニット
４０２省エネ動作状態取得ユニット
４０３判定ユニット
４０４警報処理ユニット

Claims

光回線端末装置（ＯＬＴ）が、光ネットワークユニット（ＯＮＵ）の現在の省エネ動作状態を取得し、
ＯＮＵが省エネ状態であると、ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽するステップを含むことを特徴とする受動光ネットワーク（ＰＯＮ）システムの省エネモードでの警報処理方法。
前記省エネ動作状態が、省エネ状態と非省エネ状態とを含み、前記省エネ状態がスリープ状態（Ｔｘモード）または休止（ＴＲｘモード）状態であって、前記現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報が、信号喪失（ＬＯＳｉ）警報、ダイイングギャスプ警報の中の一つを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
イーサネット受動光ネットワーク（ＥＰＯＮ）システムの場合、ＯＬＴは拡張操作メンテナンス管理（ＯＡＭ）メッセージを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得することを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
ギガビット受動光ネットワーク（ＧＰＯＮ）システムの場合、ＯＬＴは光ネットワーク端末装置管理制御インターフェース（ＯＭＣＩ）または物理層操作メンテナンス管理（ＰＬＯＡＭ）メッセージを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得することを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
ＯＬＴにより前記ＯＮＵが非省エネ状態で動作していると検出された場合、前記ＯＬＴは前記ＯＮＵに対し発生した警報をネットワーク管理システム（ＮＭＳ）サーバに報告するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
ＯＬＴに位置する装置であって、
ＯＮＵに対し発生した警報を検出する警報受信ユニットと、
ＯＮＵに対し発生した警報を検出した後、前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態を取得する省エネ動作状態取得ユニットと、
前記ＯＮＵの現在の省エネ動作状態が省エネ状態であるか否かを判定する判定ユニットと、
前記ＯＮＵが現在省エネ状態である場合、前記ＯＮＵに対し発生した警報を抑制、処分または遮蔽する警報処理ユニットと、を含むことを特徴とするＰＯＮシステムの省エネモードでの警報処理装置。
前記省エネ動作状態が、省エネ状態と非省エネ状態とを含み、前記省エネ状態がスリープ状態（Ｔｘモード）または休止状態（ＴＲｘモード）であって、前記現在省エネ状態であるＯＮＵに対し発生した警報が少なくともＬＯＳｉ警報、ダイイングギャスプ警報の中の一つを含むことを特徴とする請求項６に記載の装置。
ＥＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットが拡張ＯＡＭメッセージを介して前記ＯＮＵの省エネ動作状態を取得することを特徴とする請求項６または７に記載の装置。
ＧＰＯＮシステムの場合、前記省エネ動作状態取得ユニットがＯＭＣＩまたはＰＬＯＡＭを介してＯＮＵの省エネ動作状態を取得することを特徴とする請求項６または７に記載の装置。
前記ＯＮＵが非省エネ状態で動作している場合、前記ＯＮＵに対し発生した警報をＮＭＳサーバに報告する警報報告ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項６または７に記載の装置。