JP2013536648A - 異種ネットワークにおける受信器設定のアダプテーション - Google Patents

異種ネットワークにおける受信器設定のアダプテーション Download PDF

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Abstract

複数のマクロセルとカバレッジ領域が重なっている複数のピコセルとを含む異種ネットワークにおいて動作する移動体端末により用いられる受信器の設定を適合させる技術が説明される。複数のサブフレームの第1のサブセットが移動体端末へのダウンリンク送信のためにピコセルに割当てられる。移動体端末は、そのサブフレームの割当てについて情報を取得し、そのサブフレーム割当て情報を用いてリンク不均衡ゾーンで動作するときに用いられる受信器設定を適合させるために用いる信号を選択する。

Description

本発明は一般にはカバレッジが重複する低電力ノードと高電力ノードとが混在する異種ネットワークに関し、特に、異種ネットワークで動作する移動体端末による受信器設定のアダプテーションに関する。
ロングタームエボルーション(LTE)(3GPP LTEリリース10)として知られる第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の標準化技術は異種ネットワークをサポートしている。異種ネットワークにおいては、異なるサイズをもちカバレッジ領域が重複する複数のセルが混在して展開される。例えば、異種ネットワークは、相対的に高電力の基地局によりサービスされるマクロセルのカバレッジ領域内に相対的に低電力の基地局によりサービスされる複数のピコセルを展開するかもしれない。異種ネットワークはまた、相対的に低電力の家庭用基地局と中継局とを展開して室内での改善されたサービスを提供することもできる。ピコ基地局や家庭用基地局や中継局のような低電力ノードを高電力基地局によりカバレッジが備えられるマクロセル内に展開する目的は、セル分割利得によりシステム容量を改善するとともに、そのネットワーク全体を通じて超高速データアクセスを経験することを大きな領域でユーザに提供することにある。異種展開方式は、マクロセルをより高密度なネットワーク展開に代わる1つの代替案を示しており、特に、トラフィックホットスポット、即ち、低電力のノードによりサービスを受けているユーザが高密度にいる小さな地理的な領域をカバーするのに効果的である。異種ネットワークでは、マクロセルにサービスを行う基地局と比較して低電力ノードの出力電力に大きな不均衡が生じるかもしれない。例えば、マクロセルにおける基地局の出力電力は46dBmのオーダであるかもしれないが、ピコセルにおける低電力ノードの出力電力は30dBm未満であるかもしれない。ある異種ネットワークでは、マクロセルとピコセルとは同じ搬送波周波数で運用され、移動体端末がマクロセルとピコセルの両方のサービスを受ける領域で動作しているときには、セル間干渉調整(ICIC)技術が用いられて干渉を処理する。例えば、スケジューリング制限が適用され、その場合にはマクロ基地局が一定のサブフレームで送信しないようにされる。そのフレームは“ブランク”サブフレーム或いは制限されたサブフレームと呼ばれることもある。ピコセルはこれらの“ブランク”サブフレームを用いてデータを、マクロ基地局からの干渉を受けることなくピコセルのセル周縁部近くのリンク不均衡ゾーンで動作している移動体端末に送信することができる。
マクロ基地局がダウンリンク送信をスケジュールすることを回避するブランクサブフレームを導入することで、ピコ基地局の近くにある移動体端末は全てのサブフレームでスケジュールされる。しかしながら、リンク不均衡ゾーンにいる移動体端末はサブフレーム間で大きな信号強度変動がある信号を受信する。例えば、制限を受けないサブフレーム(そこではマクロ基地局がダウンリンクで送信を行う)において、ピコセルから送信されるパイロットシンボルとデータはマクロセルからのパイロットよりも最大で10dB弱いことがあり得る。もし、移動体端末がこれらの信号強度が弱い信号に基づいて受信器設定を適合させるなら、その結果は受信性能の悪化となるかもしれない。
本発明はカバレッジ領域が重なっている複数のマクロ基地局と複数のピコ基地局とを含む異種ネットワークにおいて動作する移動体端末に対する受信器設定を適合させる方法と装置を提供する。その代表的な実施例では、移動体端末はサブフレームの割当てについて情報を取得し、そのサブフレーム割当て情報を用いて受信器設定を適合させるために用いる信号を選択する。例えば、複数のサブフレームの第1のサブセットがピコセルに割当てられリンク不均衡ゾーンで動作する移動体端末へのダウンリンク送信のために用いられる。
移動体端末は、その移動体端末がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに使用される複数の受信器設定の第1のセットをもつと良い。この場合、その移動体端末は複数のサブフレームの内の第1のサブセットで送信される信号に基づいて、複数の受信器設定の第1のセットを適合させることができ、それはピコセルのために予約されるものである。その移動体端末はまた、隣接マクロセルでの信号測定を実行するときに用いられる複数の受信器設定の第2のセットをもつこともできる。その移動体端末は、複数のサブフレームの第2のセットにおいて隣接マクロセルにより送信される信号に基づいて、複数の受信器設定の第2のセットを適合させることができる。
本発明のいくつかの実施例は、移動体端末がカバレッジが重なっている複数のマクロセルと複数のピコセルとを含む異種ネットワークにおいて動作しているときに、受信器設定を適合させる移動体端末により実施される方法を含む。
1つの代表的な方法において、移動体端末は、ピコセルとの接続を確立し、ピコセルにより、リンク不均衡ゾーンで動作している移動体端末へのダウンリンク送信のために予約される複数のサブフレームの第1のサブセットを示すサブフレーム割当て情報をネットワークから受信する。そのサブフレーム割当て情報は、マクロセル或いはピコセルに接続されたときに移動体端末により受信される。そのサブフレーム割当て情報に基づいて、移動体端末は、複数のサブフレームの第1のサブセットにおいてのみ送信される信号を用いて受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる。その移動体端末は、リンク不均衡ゾーンで動作しているときに、第1の受信器設定を用いる。リンク不均衡ゾーンで動作している間、その移動体端末が、ピコセルにより複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信されるデータを受信しデコードするために、受信器パラメータのための第1の受信器設定を用いることができる。
本発明の他の実施例は、カバレッジ領域が重なっている複数のマクロセルと複数のピコセルとを含む異種ネットワークにおいて動作するよう構成された移動体端末を含む。1つの実施例では、その移動体端末は、ダウンリンクチャネルで基地局により送信された信号を受信する受信器と、アップリンクチャネルでその基地局に信号を送信する送信器と、プロセッサ回路とを含む。そのプロセッサ回路は、ピコセルによるダウンリンク送信のために予約された複数のサブフレームの第1のサブセットを示すサブフレーム割当て情報をネットワークから受信する。そのプロセッサ回路は、複数のサブフレームの第1のサブセットにおいてのみ送信されるパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかに基づいて受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる。移動体端末は、その移動体がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに、第1の受信器設定を用いて、ピコセルにより複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信されるデータを受信しデコードする。
本発明はリンク不均衡ゾーンで動作しているピコセルによりサービスを受ける移動体端末に対して受信器性能の改善を提供するものである。このシナリオでは、移動体端末は複数のサブフレームの第1のセットで送信されたパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかだけに基づいて受信器設定を適合させることができる。従って、その受信器設定は、リンク不均衡ゾーンで動作するときの移動体端末によりみられる干渉状態に対して、おそらくはより良いマッチングとなるであるであろう。
移動体通信ネットワークにおけるマクロセルとピコセルの展開を示す図である。 代表的なOFDMネットワークにおけるダウンリンク物理資源を示す図である。 代表的なOFDMネットワークにおける時間領域の代表的な構造を示す図である。 ダウンリンクサブフレーム内のLTE物理制御チャネルとデータチャネルとセル固有基準信号の代表的なマッピングを示す図である。 異種ネットワークにおけるリンク不均衡を示す図である。 ダウンリンクにおいてブランクサブフレームを用いたセル間干渉調整を示す図である。 異種ネットワークにおける移動体端末で実施される、受信器設定を適合させる代表的な方法を示す図である。 異種ネットワークで動作するよう構成された代表的な移動体端末を示す図である。
さて図面を参照して説明すると、図1は本発明の代表的な1実施例に従う異種通信ネットワーク10の代表例を図示している。本発明はLTE標準化のリリース10で仕様が規定されているロングタームエボルーション(LTE)ネットワークの環境で説明される。しかしながら、当業者であれば本発明は他の通信標準技術を用いた異種ネットワークにも適用されることを認識するであろう。
通信ネットワーク10は、複数の高電力アクセスノードを含み、これらは通信ネットワーク10の各マクロセル20における無線カバレッジを提供している。図1に示す代表的な実施例では、低電力アクセスノードによりサービスを受ける3つのピコセル30がマクロセル20内に展開されている。低電力アクセスノードは、ピコ基地局或いは家庭用基地局を含んでいても良い。便宜上、高電力アクセスノード200と低電力アクセスノード300とはここでは、マクロ基地局200、ピコ基地局300として言及される。マクロ基地局200の出力電力は46dBmのオーダにあると仮定される一方、ピコ基地局300の出力電力は30dBm未満であると仮定される。
いくらかの異種ネットワーク10では、異なるレイヤ、即ち、図1におけるマクロセル20とピコセル30との間の周波数分離が用いられて、マクロセル20とピコセル30との間の干渉を回避している。周波数分離が用いられるとき、マクロ基地局200とピコ基地局300とは、搬送波周波数が重複しない異なる周波数で動作し、マクロレイヤとピコレイヤとの間の干渉を低減している。ピコセル30における無線資源がマクロセル20が送信を行っているときに同時に用いられる場合、セル分離利得が得られる。しかしながら、周波数分離は資源利用の非効率化を招くことにもなる。例えば、ピコセル30の負荷が軽く、その資源が十分に用いられていないとき、全ての搬送波周波数をマクロセル20に割当てることがより効率的であるかもしれない。しかしながら、レイヤ間の搬送波周波数の分離は通常は静的なものである。
いくつかの異種ネットワーク10では、同じ搬送波周波数における無線資源は重なり合うマクロセル20とピコセル30において送信を調整することによりマクロレイヤとピコレイヤにより共用される。この種の調整は、セル間干渉調整(ICIC)といわれる。一定の無線資源が特定の時間の間はマクロセル20に対して割当てられ、残りの資源がマクロセル20からの干渉を受けることなくピコセル30によりアクセスされる。複数のレイヤにまたがる負荷分散に依存し、資源分割は異なる負荷分散を受け入れるために時間とともに変化する。搬送波周波数の分割とは対照的に、何らかの形でのICICを用いて複数のレイヤにまたがる無線資源の共用は、複数のアクセスノード間の干渉の発生に依存して多かれ少なかれ動的になされる。LTEでは、X2インタフェースが規定されて基地局200と基地局300との間の異なる種類の情報を交換する。そのような情報交換の一例は、基地局200、300が他の基地局200、300に一定の資源について送信電力を低減するであろうことを通知するできることである。
基地局200、300の間の時間同期には、マクロレイヤとピコレイヤとにまたがるICICが異種ネットワークにおいて効率的に作用することを保証することが要求される。時間同期は、同じ搬送波における資源がマクロ基地局とピコ基地局とにより共用される場合、時間領域をベースにしたICIC方式にとって特に重要である。
LTEはダウンリンクでは直交周波数分割多重(OFDM)を、アップリンクでは離散的フーリエ変換(DFT)拡散OFDMを用いる。基本的なLTEダウンリンクの物理資源は、時間−周波数グリッドとして見ることができる。図2はLTEに関して代表的なOFDM時間−周波数グリッド50の一部を図示している。一般的に言って、時間−周波数グリッド50は1ミリ秒のサブフレームへと分割される。各サブフレームは多数のOFDMシンボルを含む。マルチパス分散が極端に深刻なものであるとは予想されない状況で用いられるのに適した通常の循環プレフィックス(CP)長に関し、サブフレームは14個のOFDMシンボルを含む。もし拡張循環プレフィックスが用いられるなら、サブフレームは12個のOFDMシンボルを含む。周波数領域において、物理資源は15KHzの間隔をもつ隣接した副搬送波へと分割される。副搬送波の数は、割当てられたシステムバンド幅に従って変化する。時間−周波数グリッド50の最小要素が資源要素である。資源要素は1OFDMシンボル間隔の間に1つのOFDM副搬送波を含む。
LTEシステムでは、データは物理ダウンリンク共用チャネル(PDSCH)として知られるダウンリンク・トランスポートチャネルにより移動体端末に送信される。PDSCHは複数の移動体端末により共用される時間と周波数が多重化されたチャネルである。図3に示されるように、ダウンリンク送信は10ミリ秒の無線フレーム60へと編成される。各無線フレームは10個の同じサイズのサブフレーム62を含む。ダウンリンク送信を受信するよう複数のユーザをスケジュールするために、ダウンリンクの時間−周波数資源が資源ブロック(RB)と呼ばれる単位で割当てられる。各資源ブロックは12個の副搬送波(それは周波数スペクトラムでは隣接していても良いし、分散していても良い)と0.5ミリ秒の1スロット(1サブフレームの半分)の拡がりがある。“資源ブロックペア”という用語は1ミリ秒のサブフレーム全体を占める2つの連続する資源ブロックに言及するものである。
セル20、30の中で、基地局200、300は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)或いは物理アップリンク共用チャネル(PUSCH)で移動体端末100からのチャネル状態と品質情報(CSI,CQI)のレポートに基づいて、動的に移動体端末100へのダウンリンク送信をスケジュールする。CQIレポートは受信器により観測されるような瞬間的なチャネル状態を示している。各サブフレームにおいて、基地局200、300は、現在のダウンリンクサブフレームでデータを受信するようにスケジュールされた移動体端末100(これ以降、スケジュールされた移動体端末という)を識別するダウンリンク制御情報(DCI)とデータがスケジュールされた移動体端末へ送信される資源ブロックとを送信する。DCIは通常、各サブフレームにおける最初の2つ、3つ、或いは4つのOFDMシンボルで物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で送信される。
ダウンリンクで送信されるデータを復調するために、移動体端末100はそのデータが送信されるチャネルの推定を行う必要がある。移動体端末100によるチャネル推定を容易にするために、基地局200、300は移動体端末100に知られている基準シンボルをダウンリンクで送信する。知られた基準信号と受信信号との相関をとることにより、移動体端末100はチャネル推定を取得する。LTEでは、2つのタイプの基準信号がある。即ち、セル固有基準信号と移動体端末固有基準シンボルである。セル固有基準シンボルは通常、全てのダウンリンクサブフレームにおいて送信される。移動体端末100はチャネル推定の実行とモビリティ管理のための信号測定の実行との両方のためにセル固有基準信号を用いることができる。移動体端末固有基準シンボルもまた、送信されてチャネル推定のために用いられる。
図4はダウンリンクサブフレームにおける物理制御チャネルとセル固有基準信号のマッピングを示す図である。図4に示されているように、物理制御チャネルは、サブフレームの最初の3つのシンボルで送信される。ユーザデータは、基準信号が送信される資源要素を除き、最後の11個のシンボルで送信される。いくつかの実施例では、物理制御チャネルは2個以下のシンボルを用いるので、データ送信が2番目か3番目のOFDMシンボルで始めることができる。セル固有基準信号は第1番目、第5番目、第8番目、第12番目のサブフレームにおいて指定された副搬送波で送信される。
LTEネットワーク10との接続を確立するために、移動体端末100はネットワーク10の中でセル20、30との同期を見出しこれを獲得し、セル20、30における同報チャネルからシステムパラメータを読み出し、セル20、30との接続を確立するためにランダムアクセス手順を実行する必要がある。これらのステップの最初は一般にセルサーチと呼ばれる。セルサーチ手順において移動体端末100をアシストするために、基地局200はダウンリンクで2つの同期信号を送信する。即ち、プライマリ同期信号(PSS)とセカンダリ同期信号(SSS)である。LTE無線フレーム構造タイプ1(FDD展開のために使用)に関し、PSSとSSSとがサブフレーム0と5の最初のスロットにおける最後の2つのOFDMシンボル内で送信される。LTE無線フレーム構造タイプ2(TDD展開のために使用)に関し、SSSがサブフレーム0と5の最後のOFDMシンボル内で送信される一方、PSSはサブフレーム1と6の3番目のOFDMシンボル内で送信される。その同期信号はシステムバンド幅の中央で送信され、これは周波数領域において6つの資源ブロックを占有する。FDDとTDDの場合における同期信号の位置の違いにより、これがもし前もって知られていないなら、搬送波で用いられるデュープレックス方式の検出が可能になる。
セル20、30各々において送信される同期信号はそのセルアイデンティティを規定する特定のセットの手順を含む。LTEのために規定された504個の異なる物理セルアイデンティティ(PCI)があり、各PCIは1つの具体的なダウンリンク基準信号手順に対応している。PCIはさらに、168個のセルアイデンティティグループに分割され、各グループは3つのPCIをもつ。LTE標準化技術では、同期信号の時間と周波数におけるロケーションを規定している。フレーム内の同期信号の時間領域の位置は、もしセル20、30が周波数分割複信(FDD)を用いているか、時分割複信(TDD)を用いているかに依存していくらか異なる。同期信号を検出することにより、移動体端末100はセル20、30のタイミングを取得し、そして、複数のシーケンスの内のいずれをセルが送信しているのかを観測することにより、移動体端末100はセル20、30を識別することができる。一度、移動体端末100がフレームタイミングとセル20、30のPCIとを取得したなら、移動体端末100はセル固有基準信号を識別し、セル20、30にアクセスするために必要なシステム情報を受信することができる。
移動体端末100は電源投入時、即ち、初めにシステムにアクセスする時だけにセルサーチを実行するのではない。モビリティをサポートするために、移動体端末100は継続的にサーチを行い、同期をとり、隣接セルにより送信される信号の受信品質を推定することが必要である。移動体端末100は現在のサービングセルの受信品質と比較して隣接セルからの信号の受信品質を評価し、(接続モードにある移動体端末100に対しては)ハンドオーバや(アイドルモードにある移動体端末100に対しては)セル再選択が実行されるべきであるかどうかを判断する。接続モードにある移動体端末100に対して、ネットワーク10は、移動体端末100により提供された測定レポートに基づいてハンドオーバの決定を行う。前述のように、セル固有基準信号は移動体端末100により用いられてその測定を実行する。
移動体端末100により提供された測定レポートは、基準信号受信電力(RSRP)と基準信号受信品質(RSRQ)との内の少なくともいずれかの測定を含む。おそらくは構成設定可能なオフセットにより補完されるこれらの測定がどのように用いられるのかに依存して、移動体端末100は最大受信強度でセル20、30に、或いは、最小の経路損失でセル20、30に、或いは、これら2つの組み合わせてセル20、30に接続される。これらの選択基準(受信電力や経路損失)は必ずしも同じ選択セル20、30になる結果になる必要はない。その出力電力は異なるタイプのセル20、30に対して変化するので、所与の移動体端末10に対して、最大のRSRPとRSRQ測定値をもつセル20、30と経路損失が最小であるセル20、30とが異なる可能性はある。この状況はここではリンク不均衡と呼ばれる。
図5は、リンク不均衡が異種ネットワーク10においてどのように発生するのかを図示している。この例のために、ピコセル30におけるピコ基地局300の出力電力が30dBm以下のオーダにある一方、マクロ基地局200の出力電力は46dBmのオーダにあることが現実的に仮定される。その結果、移動体端末100がピコセル30のセル周縁部近くで動作しているとき、マクロセル20からの受信信号強度がピコセル30のそれよりもはるかに大きくなりえる。しかしながら、マクロセル20における基地局200に対する経路損失はピコセル30におけるピコ基地局300に対する経路損失よりも大きいかもしれない。
図5において、ダウンリンク境界は、マクロセル20からとピコセル30からの受信信号強度が等しくなる地点を示す。アップリンク境界は、マクロセル20とピコセル30それぞれにおいて基地局200、300に対する経路損失が等しくなる地点を示す。ダウンリンク(DL)境界とアップリンク(UL)境界との間の領域はリンク不均衡ゾーンである。ダウンリンクの観点からすれば、リンク不均衡ゾーンにおいて移動体端末100がダウンリンク受信電力に基づいてセル20、30を選択することがより良いことであるかもしれず、アップリンクの観点からすれば、移動体端末100の送信電力が限られているために、経路損失に基づいてセル20、30を選択することがより良いことであるかもしれない。このシナリオにおいて、システムの観点からすれば、たとえマクロセルのダウンリンクがピコセルのダウンリンクより最大で10〜20dB強いとしても、移動体端末100がピコセル30に接続するのが好ましいかもしれない。しかしながら、移動体端末100がリンク不均衡ゾーン内で動作しているときには、マクロレイヤとピコレイヤとの間のセル間干渉調整(ICIC)が必要である。
複数のレイヤにまたがりICICを提供する1つのアプローチが、図6に図示されている。その場合、干渉を与えるマクロセル20はPDCCHを送信しない。従って、いくらかのサブフレームではデータがない。ピコセル30はこれら“ブランク”サブフレームの位置に気づいており、マクロセル20でブランクサブフレームに揃えられるサブフレームにおいてセル周縁部にある移動体端末100(リンク不均衡ゾーンの中で動作している移動体端末100)へのダウンリンク送信をスケジュールすることができる。この“ブランク”サブフレームはここで制限されたサブフレームと呼ばれる。なぜなら、ピコセルだけにこれらのサブフレームにおいてダウンリンク送信をスケジュールすることが許可されているからである。マクロセルにダウンリンク送信をスケジュールすることが許可されているサブフレームは、ここでは制限を受けないサブフレームと呼ばれる。伝統的な従来の移動体端末について、マクロセル20は依然として全てのサブフレームでセル固有基準シンボルを送信することが必要なので、制限されたサブフレームは完全に空というわけではないであろう。ダウンリンク境界内で動作している移動体端末100は全てのサブフレームにおいてスケジュールされる。
マクロ基地局200がダウンリンク送信をスケジュールすることを回避する制限されたサブフレームを導入することで、ピコセル30によりサービスを受けたり、ピコ基地局300に近接する移動体端末100は全てのサブフレームにおいてスケジュールされる。しかしながら、(ピコセル周縁部近くの)リンク不均衡ゾーンにいる移動体端末100は異なるサブフレームにおいて大きな信号強度変動をもつ信号を受信する。例えば、制限を受けないサブフレームにおいてマクロ基地局20がダウンリンクでの送信を行うとき、ピコセル30から送信されるパイロット信号とデータ信号とはマクロセル20からのパイロット信号よりも最大で10dB弱いことがある。もし、移動体端末100が制限を受けないサブフレームにおいて送信した弱いパイロット信号に基づいて受信器設定を適合させるなら、その結果は受信性能の悪化となってしまうかもしれない。それ故に、ピコセル30によりサービスを受け、リンク不均衡ゾーンにおいて動作している移動体端末100は受信器設定を適合させるために制限を受けないサブフレームにおいて送信された信号を用いるべきではない。
本発明の実施例では、移動体端末100はその受信器設定を適合させる際にサブフレーム割当てについての情報を用いる。この概念の概要は、その受信器設定が用いられるときに移動体端末100が経験するであろう干渉条件を反映する選択されたサブフレームにおいてパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかを用いることである。例えば、移動体端末100が2つ以上のセットの受信器設定を維持する。1つの代表的な実施例では、移動体端末100はピコセル30によりサービスを受けリンク不均衡ゾーンで動作する際に用いるための第1のセットの受信器設定と、隣接マクロセル20のための信号測定を実行する際に用いるための第2のセットの受信器設定とを有する。第1のセットの受信器設定を適合させるため、移動体端末100は制限されたサブフレームにおいて送信されるパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかのみを用いる。前述のように、マクロセル20は制限されたサブフレームでダウンリンクデータを送信しない。従って、移動体端末100がリンク不均衡ゾーンで動作する際に経験するであろう干渉条件に基づいて、その受信器設定は適合されるであろう。第2のセットの受信器設定を適合させるため、移動体端末100は制限を受けないサブフレームにおいてマクロセル20により送信されるパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかを用いる。この場合、その測定は、隣接マクロセル20での信号測定を実行する際にその移動体端末により見られるような干渉条件をより正確に反映するであろう。
移動体端末100は数多くの異なる方法でサブフレーム割当て情報を取得できる。移動体端末100はマクロセル20或いはピコセル30のいずれかよりシグナリングメッセージでそのサブフレーム割当て情報を受信しても良い。例えば、そのサブフレーム割当て情報はマクロセル20とピコセル30の両方における同報チャネルにおいて送信されると良い。従って、移動体端末100はマクロセル20或いはピコセル30における同報チャネルからこれを読み出すことによりサブフレーム割当て情報を取得できる。いくつかの実施例では、移動体端末100は接続セットアップの間、或いは、ピコセル30へのハンドオーバの間に、無線資源制御(RRC)メッセージでサブフレーム割当て情報を受信しても良い。
移動体端末100は1つ以上の受信器パラメータのための受信器設定を適合させるために選択されたサブフレームで受信される情報を用いることができる。ここで用いられているように、“受信器パラメータ”という用語は受信器動作のある特徴を制御する変数を指しており、“設定”という用語はそのパラメータに対する特定の値或いは変数を指している。例えば、受信器は、その受信器における自動利得制御(AGC)回路の動作を制御したり或いはその動作に影響を与える、1つ以上の調整可能なAGCパラメータをもつことができる。別の例としては、受信器は、その受信器における自動周波数制御(AFC)回路の動作を制御したり或いはその動作に影響を与える、1つ以上の調整可能なAFCパラメータをもつことができる。いくつかの実施例では、その受信器パラメータは隣接セルに関する信号品質測定を実行するために移動体端末100により用いられる信号測定方法のいくつかの特徴を制御する測定パラメータを有することができる。1つの代表的な実施例では、その測定パラメータは測定に先立って基準信号に適用される前処理のタイプを制御する。そのような前処理は注目する信号から、他のセルにより送信される基準信号をキャンセルすることを含む。例えば、測定パラメータが設定されて移動体端末100に、移動体端末100がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに、制限されたサブフレームにおいて受信された信号から、マクロセル20により送信された基準信号に起因する干渉をキャンセルさせるようにできる。
図7は移動体端末100により実施される受信器設定を適合させる代表的な方法400を図示している。移動体端末100はカバレッジが重複する複数のマクロセル20と複数のピコセル30とを含む異種ネットワークで動作することが仮定されている。移動体端末100は従来の方法に従ってピコセル30との接続を確立する(ブロック410)。ピコセル30のカバレッジ領域は少なくとも部分的には隣接マクロセル20のカバレッジ領域と重複している。移動体端末100は、これ以降、制限されたサブフレームとして言及される複数のサブフレームの内の第1のセットがリンク不均衡ゾーンで動作している移動体端末に対するピコセル30によるダウンリンク送信のために予約されていることを示すサブフレーム割当て情報を受信する(ブロック420)。前述のように、サブフレーム割当て情報は、ピコセル30へのハンドオーバへの前にマクロセル20から、或いは、そのハンドオーバ中或いはハンドオーバ後にピコセル30から受信される。しかしながら、その受信で、移動体端末100はそのサブフレーム割当て情報を用いてその受信器設定を適合させるのに用いる信号を選択する。受信器設定の例は、自動利得制御(AGC)パラメータと、自動周波数制御(AFC)パラメータと、そして、前述のような測定パラメータのための設定とを含む。受信器設定の1つ以上のセットが適合されても良い。代表的な実施例では、移動体端末100は、それがリンク不均衡ゾーンで動作している際に用いるために少なくとも第1のセットの受信器設定を含む。第1のセットの受信器設定を適合させるために、移動体端末100は制限されたサブフレームにおいて送信されるパイロット信号或いはデータ信号のみを用いる(ブロック430)。前述のように、マクロセル20は制限されたサブフレームでダウンリンクデータを送信しない。
従って、その受信器設定は、移動体端末100がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに経験するであろう干渉条件に基づいて適合されるであろう。移動体端末100がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに、その端末はピコセルからダウンリンク送信を受信してデコードするために第1のセットの受信器設定を用いる(ブロック440)。
本発明のいくつかの実施例では、移動体端末100は隣接マクロセル20で信号測定を実行するのに用いられる第2のセットの受信器設定をオプション的に適合させることができる。モビリティ管理のために、移動体端末100は隣接マクロセル20の受信信号強度を測定する必要がある。移動体端末100は、制限を受けないサブフレームにおいてマクロセル20により送信された基準信号に基づいて、基準信号受信電力(RSRP)或いは基準信号受信品質(RSRQ)を測定することができる。その信号レベルは制限されたサブフレームにおいて送信されたピコセルの基準信号に比べて10dB高いので、AGCとAFCの少なくともいずれかの異なるセットが必要とされる。従って、移動体端末100は、制限を受けないサブフレームにおいて受信したパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかに基づいて信号測定を実行するために用いられる第2のセットの受信器設定を適合させることができる(ブロック450)。移動体端末100はそれから、マクロセル20と関係した信号品質(RSRP或いはRSRQ)を測定するために第2のセットの受信器設定を用いることができる(ブロック460)。
図8は1つの代表的な実施例に従う移動体端末100を図示している。移動体端末100は、受信器フロンドエンド110、アナログデジタル変換器(ADC)回路120、ベースバンド処理回路130、及び制御回路170を含む。受信器フロントエンド110はAGC回路やAFC回路のような無線周波数回路を含む。受信器フロントエンド110は受信信号を増幅して、その受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートする。ADC回路120はアナログベースバンド信号をサンプルしてベースバンド処理回路130による処理のために適したデジタルベースバンド信号を生成する。ベースバンド処理回路130の主要な機能は、受信信号を復調してデコードすることである。ベースバンド処理回路130は、受信信号を復調して復調シンボルを生成するための高速フーリエ変換(FFT)回路140と、復調シンボルをデコードするためのデコーダ150と、復調器により用いられるためのチャネル推定を生成するチャネル推定器160とを含む。制御回路170は移動体端末100の全体的な動作を制御する。制御回路170により実行される機能の1つは、前述のように、受信器設定を適合させることである。例えば、その制御回路は受信器フロントエンド110におけるAGC回路とAFC回路との内の少なくともいずれかの動作を制御する受信器パラメータを適合させる。ベースバンド処理回路130と制御回路170は、1つ以上のマイクロプロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、或いは、それらの組み合わせにより実装される。
本発明はピコセル30によりサービスを受けリンク不均衡ゾーンで動作している移動体端末100に対して受信器性能の改善を提供するものである。このシナリオでは、移動体端末100は複数の制限されたサブフレームで送信されたパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかだけに基づいて受信器設定を適合させることができる。従って、その受信器設定は、リンク不均衡ゾーンで動作するときの移動体端末100によりみられる干渉状態に対して、おそらくはより良いマッチングとなるであるであろう。移動体端末100はまた、制限を受けないサブフレームにおけるパイロット信号とデータ信号との内の少なくともいずれかだけに基づいて隣接するマクロセル20での信号測定を実行するのに用いられる第2のセットの受信器設定を適合させることもできる。移動体端末100は、ピコセルからのダウンリンク送信を受信する際の第1のセットの受信器設定と信号品質測定を行う際の第2のセットの受信器設定とを切り替えても良い。
本発明はもちろん、本発明の範囲と本質的な特徴とを逸脱することなく、ここで説明された以外の他の具体的な方法で実現されても良い。それ故に、この実施例は全ての面において例示的なものとして考えられるものであり、限定的なものとして考えられるものではなく、添付した請求の範囲の意味と均等な範囲の中にある全ての変更は本発明に含まれるものであることが意図されている。

Claims (16)

  1. カバレッジが重なっている複数のマクロセルと複数のピコセルとを含む異種ネットワークにおいて、ピコセルからのダウンリンク送信を受信する受信器設定を適合させる移動体端末により実施される方法であって、前記方法は、
    前記ピコセルとの接続を確立する工程と、
    前記ピコセルにより、リンク不均衡ゾーンで動作している移動体端末へのダウンリンク送信のために予約される複数のサブフレームの第1のサブセットを示すサブフレーム割当て情報を前記ネットワークから受信する工程と、
    前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいてのみ送信される信号に基づいて、リンク不均衡ゾーンで動作しているときに前記移動体端末により使用される、受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる工程と、
    前記移動体端末がリンク不均衡ゾーンで動作しているとき、前記受信器パラメータのための第1の受信器設定を用いて、前記ピコセルにより前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信されるデータを受信しデコードする工程とを有することを特徴とする方法。
  2. 前記複数のサブフレームの第1のサブセットの間に送信される信号に基づいて、前記受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる工程は、前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、自動利得制御回路のための自動利得制御パラメータの受信器設定を適合させる工程を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のサブフレームの第1のサブセットの間に送信される信号に基づいて、前記受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる工程は、前記ピコセルにより前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、自動周波数修正回路のための自動周波数修正パラメータの受信器設定を適合させる工程を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数のサブフレームの第1のサブセットの間に送信される信号に基づいて、前記受信器パラメータのための第1の受信器設定を適合させる工程は、前記ピコセルにより前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、信号測定回路のための測定パラメータの受信器設定を適合させる工程を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 複数のサブフレームの第2のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、受信器パラメータのための第2の受信器設定を適合させる工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記受信器パラメータのための第2の受信器設定を用いて、前記複数のサブフレームの第2のサブセットにおいて隣接マクロセルにより送信される信号を受信する工程をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 隣接マクロセルから前記受信した信号についての信号品質測定を実行する工程をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記複数のサブフレームの第1のサブセットと第2のサブセットのそれぞれにおいて信号を受信するために、前記移動体端末により、前記第1の受信器設定と前記第2の受信器設定との間で切り替えを実行する工程をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 移動体端末であって、
    ダウンリンクチャネルで基地局により送信された信号を受信する受信器と、
    アップリンクチャネルで前記基地局に信号を送信する送信器と、
    ピコセルとの接続を確立し、前記ピコセルによるダウンリンク送信のために予約された複数のサブフレームの内の第1のサブセットを示すサブフレーム割当て情報をネットワークから受信し、前記移動体端末がリンク不均衡ゾーンで動作しているときに使用される、受信器パラメータのための第1の受信器設定を、前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいてのみ送信される信号に基づいて適合させ、前記受信器パラメータのための第1の受信器設定を用いて、前記ピコセルにより前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信されるデータを受信しデコードするよう構成されたプロセッサとを有することを特徴とする移動体端末。
  10. 前記プロセッサはさらに、前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、自動利得制御回路のための自動利得制御パラメータの受信器設定を適合させるよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載の移動体端末。
  11. 前記プロセッサはさらに、前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、自動周波数修正回路のための自動周波数修正パラメータの受信器設定を適合させるよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載の移動体端末。
  12. 前記プロセッサはさらに、前記ピコセルにより前記複数のサブフレームの第1のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、信号測定回路のための信号測定パラメータの受信器設定を適合させるよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載の移動体端末。
  13. 前記プロセッサはさらに、複数のサブフレームの第2のサブセットにおいて送信される信号に基づいて、受信器パラメータのための第2の受信器設定をさらに適合させるよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載の移動体端末。
  14. 前記プロセッサはさらに、前記受信器パラメータのための第2の受信器設定を用いて、前記複数のサブフレームの第2のサブセットにおいて隣接マクロセルにより送信される信号を受信するよう構成されたことを特徴とする請求項13に記載の移動体端末。
  15. 前記プロセッサはさらに、前記複数のサブフレームの第2のサブセットにおいて隣接マクロセルにより送信された信号についての信号品質測定を実行するよう構成されたことを特徴とする請求項13に記載の移動体端末。
  16. 前記プロセッサはさらに、前記複数のサブフレームの第1のサブセットと第2のサブセットのそれぞれにおいて信号を受信するために、前記第1の受信器設定と前記第2の受信器設定との間で切り替えを実行するよう構成されたことを特徴とする請求項13に記載の移動体端末。
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