JP2013534746A - 無線セルラネットワークにおける計画的セル停止のためのハンドオーバ手順及びシグナリング - Google Patents

無線セルラネットワークにおける計画的セル停止のためのハンドオーバ手順及びシグナリング Download PDF

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Abstract

ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御する方法であって、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記方法は、前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップであって、該一部は、前記ハンドオーバ中に前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複しない、ステップ、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定するステップ、を有する。

Description

本発明は、無線セルラネットワークにおける計画的セル停止のためのハンドオーバ手順及びシグナリングに関する。
無線セルラネットワークのエネルギ消費の低減は、ネットワーク運用による環境影響及び運営費を低減するので、望ましい。標準的な無線セルラネットワークでは、基地局(BS)のエネルギ消費は、全エネルギ消費に対する支配的な貢献者である。したがって、エネルギ消費を低減するために、低トラフィックの時間中に1又は複数のBS/セルをディスエーブルにするよう制御する方法を開発することは価値がある。これに関し、無線ネットワークにおけるエネルギ消費の低減は、近年、研究界及び産業界で活発な研究分野になっており、3GPP LTE−A標準化プロセスにおいても検討されている。
1又は複数のBSをディスエーブルするとき、ディスエーブルされるセルのカバレッジ領域内に位置するユーザ機器(UE)へのサービスの中断を回避するために注意しなければならない。異なるカバレッジ領域の大きさを提供する階層構造のBS種類(例えば、長距離マクロセルBSにより既にカバーされている領域で追加容量を提供する短距離マイクロセル又はフェムトセルBS)を用いることを特徴とするセルラオーバレイネットワークでは、短距離BSによりカバーされている領域は既に長距離BSによりカバーされているので、短距離BSの計画的ディスエーブルは簡単である。これは、マクロセルBSの計画的ディスエーブルとは対照的である。マクロセルBSの計画的ディスエーブルでは、不稼働時間中、サービスの中断を回避するため、ディスエーブルされるBSにより提供される領域のカバレッジは、1又は複数の近隣BSにより提供される必要がある。
US2009318156A1は、第1のキャリア周波数を用いる第1の基地局から第2のキャリア周波数を用いる第2の基地局へユーザをハンドオーバする方法を開示している。ハンドオーバは、起こり得る呼損失又は呼の劣化によりトリガされる。
WO2009078764A1は、残りのセルのカバレッジを拡張することによるセル停止を補償する方法及び関連するシグナリングを開示している。該文献は、停止中の近隣セルを部分的にカバーするために、アンテナ位置及び/又は送信電力を変更することを提案する。この手順を支援するために、セル状態情報の交換のための関連するシグナリングメカニズムも開示されている。
US2006084441A1は、ディスエーブルされたセルの領域内でカバレッジを提供するために、ディスエーブルされたセルの近隣にある少なくとも2つのセルのアンテナ放射パターンを変更することを提案している。拡張されたカバレッジは、アンテナビームパターン、送信電力又はデータレートを変更することにより提供される。
3GPP標準の文献、3GPPR3-092342、「Energy Saving in UTRAN」、2009年10月は、ディスエーブルされるセルによりカバーされている領域内のユーザが呼の中断なしに近隣セルにハンドオーバされるよう制御するために、ディスエーブルされるセルの送信電力を徐々に低下させることを提案している。
J.S.Thompson、P.M.Grant及びB.Mulgrew,B.による論文「Smart antenna arrays for CDMA systems」、IEEE Personal Communications、Vol.3.、No.5、1996年10月、pp16−25は、システム容量を向上し、アップリンクUE送信電力要件を低減するために、基地局におけるアンテナアレイの使用を議論している。
改良されたハンドオーバ技術を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様の実施形態によると、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御する方法であって、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記方法は、前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップであって、該一部は、前記ハンドオーバ中に前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複しない、ステップ、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定するステップ、を有する方法が提供される。
前記無線セルラネットワークは、マルチキャリアシステムを用い、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる。この場合、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために信号帯域幅の一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により占有される帯域幅が選択され指定され、前記方法は、前記第1のセルユニットの前記第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第1のセルユニットの前記第1の搬送波へハンドオーバし、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの前記第1の搬送波へハンドオーバし、前記第1及び第2のセルユニットの第2の搬送波をディスエーブルするステップ、追加搬送波の範囲が前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するよう、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により前に占有されていたのと同じ帯域幅に、前記第2のセルユニットのために前記追加搬送波を設定するステップ、前記第1のセルユニットの前記第1の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの前記追加搬送波へハンドオーバするステップ、を更に有しても良い。
代替として、前記無線セルラネットワークは分数周波数再利用システムを用い、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる。この場合、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される時間−周波数リソースユニットが選択及び指定され、前記方法は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するステップ、前記第1のセルユニットを用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバするステップ、を更に有しても良い。前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分が前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器のためにカバレッジを提供するために排他的に用いられる場合、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いるユーザ機器は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を拡張する前に、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分に割り当てられても良い。周波数再利用係数Nが3の場合、nは1であり、nは3であっても良い。
本発明の第2の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新するステップ、を有する、方法が提供される。マルチキャリアシステムの場合には、測定報告は、インター周波数測定報告である。FFRシステムの場合には、測定報告は、イントラ周波数測定報告である。前記ネットワークが3GPP LTE−Aネットワークである場合、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータであっても良い。
本発明の第3の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新するステップ、を有する、方法が提供される。
本発明の第4の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新するステップ、前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記リスト内のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新するステップ、を有する、方法が提供される。マルチキャリアシステムの場合には、測定報告は、インター周波数測定報告である。FFRシステムの場合には、測定報告は、イントラ周波数測定報告である。前記ネットワークが3GPP LTE−Aネットワークである場合、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータであっても良い。
本発明の第5の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストするステップであって、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、ステップ、を有する、方法が提供される。前記メッセージは、任意的に、前記第1のセルユニットがディスエーブルされる前に残っている時間の指標を有しても良い。
本発明の第6の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークで用いられるハンドオーバ手順であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記ハンドオーバ手順は、本発明の第1の態様を用いる方法に従い及び本発明の第2乃至第5のいずれか1つの態様を用いる方法を用いて制御される。
本発明の第7の態様の実施形態によると、第1のセルユニット内のユーザ機器の新たにイネーブルされた第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御する方法であって、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供し、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記方法は、前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップであって、該一部は、前記第2のセルユニット又はその一部のカバレッジを提供するために前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複しない、ステップ、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定するステップ、を有する方法が提供される。
前記無線セルラネットワークは、マルチキャリアシステムを用い、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる。この場合、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器は、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用い、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために信号帯域幅の一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの第1の搬送波により占有される帯域幅が選択及び指定され、前記方法は、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバするステップ、前記第2のセルユニットの領域をカバーしないように、前記第1のセルユニットの第2の搬送波の範囲を縮小するステップ、を更に有しても良い。
代替として、前記無線セルラネットワークは分数周波数再利用システムを用い、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる。この場合、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器は、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分を用い、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される時間−周波数リソースユニットが選択及び指定され、前記方法は、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器を前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分から前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバするステップ、前記第2のセルユニットの領域をカバーしないよう、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を縮小するステップ、を更に有しても良い。周波数再利用係数Nが3の場合、nは1であり、nは3であっても良い。
本発明の第8の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、第1のセルユニット内のユーザ機器は第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のためにカバレッジを提供し、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い新たにイネーブルされたセルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除くセルユニットから選択され、該選択手順は、前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストするステップであって、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、ステップ、を有する、方法が提供される。前記メッセージは、任意的に、前記第1のセルユニットがディスエーブルされる前に残っている時間の指標を有しても良い。
本発明の第9の態様の実施形態によると、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御するハンドオーバ制御装置であって、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択し、該一部は、前記ハンドオーバ中に前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複せず、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定する、よう構成される装置が提供される。
前記装置は、マルチキャリアシステムを用いるよう構成された無線セルラネットワークでの使用に適応され、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる。この場合、前記装置は、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記第2のセルユニットの第2の搬送波により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第1のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバし、前記第2のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバし、前記第1及び第2のセルユニットの第2の搬送波をディスエーブルし、追加搬送波の範囲が前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するよう、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により前に占有されていたのと同じ帯域幅に、前記第2のセルユニットのために前記追加搬送波を設定し、前記第1のセルユニットの第1の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの追加搬送波へハンドオーバする、よう更に構成されても良い。
代替として、前記装置は、分数周波数再利用システムを用いるよう構成された無線セルラネットワークでの使用のために適応され、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる。前記装置は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される帯域幅を前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために選択し指定するよう構成され、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を、前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張させ、前記第1のセルユニットを用いるユーザ機器を、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバさせても良い。前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分が前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器のためにカバレッジを提供するために排他的に用いられる場合、前記装置は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いるユーザ機器に、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲が拡張される前に、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分に割り当てられるようにしても良い。周波数再利用係数Nが3の場合、nは1であり、nは3であっても良い。
本発明の第10の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択する選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新させる、装置が提供される。マルチキャリアシステムの場合には、測定報告は、インター周波数測定報告である。FFRシステムの場合には、測定報告は、イントラ周波数測定報告である。前記ネットワークが3GPP LTE−Aネットワークである場合、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータであっても良い。
本発明の第11の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新させる、装置が提供される。
本発明の第12の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択する選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新させ、前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記リスト内のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新させる、装置が提供される。マルチキャリアシステムの場合には、測定報告は、インター周波数測定報告である。FFRシステムの場合には、測定報告は、イントラ周波数測定報告である。前記ネットワークが3GPP LTE−Aネットワークである場合、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータであっても良い。
本発明の第13の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、前記第1のセルユニット内のユーザ機器へメッセージをブロードキャスト又はユニキャストさせ、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、装置が提供される。前記メッセージは、任意的に、前記第1のセルユニットがディスエーブルされる前に残っている時間の指標を有しても良い。
本発明の第14の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークにおけるハンドオーバ手順を実行する装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、本発明の第8の態様及び本発明の第9乃至第12のいずれか1つの態様に従い構成される装置が提供される。
本発明の第15の態様の実施形態によると、第1のセルユニット内のユーザ機器の新たにイネーブルされた第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御するハンドオーバ制御装置であって、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供し、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択し、該一部は、前記第2のセルユニット又はその一部のカバレッジを提供するために前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複せず、前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定する、よう構成される装置が提供される。
前記装置は、マルチキャリアシステムを用いる無線セルラネットワークでの使用に適応され、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる。この場合、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器が、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるよう構成される場合、前記装置は、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために、前記第2のセルユニットの第1の搬送波により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、前記装置は、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバさせ、前記第2のセルユニットの領域をカバーしないように、前記第1のセルユニットの第2の搬送波の範囲を縮小させても良い。
代替として、前記装置は、分数周波数再利用システムを用いる無線セルラネットワークでの使用のために適応され、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる。この場合、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器が、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いる場合、前記装置は、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器を前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分から前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバさせ、前記第2のセルユニットの領域をカバーしないよう、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を縮小させる、よう更に構成されても良い。周波数再利用係数Nが3の場合、nは1であり、nは3であっても良い。
本発明の第16の態様の実施形態によると、無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、第1のセルユニット内のユーザ機器は第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のためにカバレッジを提供し、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、新たにイネーブルされたセルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除くセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストさせ、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、装置が提供される。
本発明の第17の態様の実施形態によると、コンピュータプログラムであって、無線セルラネットワーク内の装置で実行されると、該装置に、本発明の第1乃至第5又は第7又は第8の態様のいずれか1つによる方法、又は本発明の第6の態様による手順を実行させ、又は本発明の第9乃至第16の態様のいずれか1つによる装置になるようにする、コンピュータプログラムが提供される。
したがって、本発明を具現化する方法を用い、マクロセルBSは、UEに対するサービス中断無しにオフに切り替えることができる。これは、ディスエーブルされるセルによりカバーされた領域内のUEが、制御された方法で、ディスエーブルされるセルの停止時間中にカバレッジが拡張される近隣BSへ事前にハンドオーバされることを保証することにより達成される。同一の手順が、逆の順序で、マクロセルBSをイネーブルするときに用いられる。留意すべき点は、用語マクロセルBSは標準的な適用シナリオを表すために、ここで用いられることである。しかし、本発明は任意の他の種類のBS又はBSセクタ(例えば、マイクロセル、ピコセル又はフェムトセルBS)にも適用できることが理解されるべきである。
拡張カバレッジを提供するBSの信号帯域幅が、通常動作中に用いられる帯域幅の一部となるよう選択することにより、及びハンドオーバ間隔中に用いられる信号帯域幅がディスエーブルされるBSと重ならないようにすることにより、ハンドオーバを実施するために追加帯域幅が必要ない。
例として、添付の図面を参照する。
一般的なマルチキャリアシステムを示す。 本発明を具現化する第1のハンドオーバ手順を示す。 例示的な分数周波数再利用(FFR)システムを示す。 本発明を具現化する第2のハンドオーバ手順を示す。 ハンドオーバシグナリングメカニズムを示す。 ハンドオーバ手順の物理層の実装を説明するために用いられる。 アンテナパターン合成を示すグラフである。 アンテナパターン合成を示すグラフである。
本発明の一実施形態によると、セルラネットワーク内のセルのディスエーブル/イネーブルを制御するための方法は、ディスエーブルされるBSのカバレッジを提供するために、1又は複数のBSのカバレッジを拡張することによる。ディスエーブルされるBSをオフに切り替える前に、ディスエーブルされるBSのカバレッジ領域内にあるUEのハンドオーバを制御するために、拡張カバレッジを提供するBSとディスエーブルされるBSの両方は、ハンドオーバ時間間隔中、これらのUEに適切な信号強度を提供しなければならない。しかしながら、2つの信号間の干渉を回避するために、利用可能な帯域幅は、ハンドオーバ段階中に分けられ、2つの信号間の干渉が回避され、UEが確実に拡張カバレッジを提供するBSにハンドオーバされるようにする。これは、拡張カバレッジを提供するBSの信号帯域幅が、通常動作中に用いられる帯域幅の一部となるよう選択することにより、及びハンドオーバ間隔中に用いられる信号帯域幅がディスエーブルされるBSと重ならないようにすることにより、達成される。このアプローチの利点は、セル停止を制御する提案される方法を実施するために追加帯域幅が必要ないことである。
特定のBSについて、ディスエーブルされるBSのために拡張カバレッジを提供するために、帯域幅を分ける2つの方法を、実用的なシステムを参照して以下に説明する。両方法は、ディスエーブルされるセルとの干渉を回避しながら、(システム設定、リソース割り当て等のような)制御シグナリング及び実際のデータ割り当てリソース領域が拡張カバレッジを有することを可能にする。
第1の方法は、通常動作中に主搬送波と副搬送波を用いるマルチキャリアシステムを用い、通常動作中に全てのセルによる全帯域幅の使用を可能にする。マルチキャリアシステムは、現在、3GPP LTE−A及びIEEE 802.16mの両方で標準化されている。図1は、1つの主搬送波とK個の副搬送波を有する一般的なマルチキャリアシステムを示し、用語はIEEE 802.16mに基づく(IEEE 802.16m-09/0034r2、“IEEE 802.16m System Description Document (SDD)”、2009年9月)。主搬送波は完全な制御信号を含み、副搬送波は減量された制御情報を伝達するとする。
ハンドオーバ動作中に要求される帯域幅の非重複は、拡張カバレッジを提供すべきBS内の追加の主搬送波で副搬送波を置き換えることにより得られる。一方で、ディスエーブルされるべきBSは、全てのUEが拡張カバレッジを提供する主搬送波にハンドオーバされると、ディスエーブルできる。
セル1は、ディスエーブルされるべきセル2の一部又は全体のために拡張カバレッジを提供し、セル1及び2の主搬送波A及びCは周波数f1を中心とし、セル1及び2の副搬送波A及びCは周波数f2を中心とし、図2に示されるようにハンドオーバ手順は3つの異なる段階を有するとする。
(1)セル1及び2は、該セルの全てのUEを該セルの副搬送波A及びCから該セルの主搬送波A及びCへハンドオーバする。次に、両方のセル1及び2は、該セルの副搬送波A及びCをディスエーブルする。
(2)セル1は、副搬送波Aにより前に用いられたのと同じスペクトルで拡張範囲を有する新たな主搬送波Bを設定する。次に、セル2は、該セルの全てのUEをセル1からの主搬送波Bにハンドオーバする。
(3)セル2はディスエーブルされる。前にセル2により供されていた領域内の全てのUEは、セル1からの主搬送波Bにより供されるようになる。
同一の手順が、逆の順序で、特定のセル(図示されない)をイネーブルするために用いられる。特に、セル1が、セル1の通常範囲内のUEのために周波数f1を中心とする主搬送波Aを、セル1の拡張領域内のUEのためにf2を中心とする追加の主搬送波Bを有し、新たにイネーブルされたセル2は周波数f1を中心とする主搬送波Cを有するとする。新たにイネーブルされたセル2へのハンドオーバは次の通りである。
(1)セル1は、セル2の拡張領域内のUEをセル2の主搬送波Cにハンドオーバする。
(2)セル1は、セル1の通常領域でセル1の副搬送波Aとして用いるために、追加の主搬送波Bを回復させる。
(3)セル2は、自身の副搬送波Cを回復させる。
(4)セル1及び2の両方は、自身のUEを自身の主搬送波から自身の副搬送波へハンドオーバできる。
分数周波数再利用(FFR)による第2の方法は、マルチキャリア動作に対応していないシステムで用いることができる。FFRは、無線セルラネットワークにおけるセル端干渉を低減する安定した方法である。FFRでは、ダウンリンク無線フレームは、例えば、周波数再利用1の区分(ネットワーク内の各BSにより用いられる)及び周波数再利用3(ネットワーク内の3個に1個のBSにより再利用される)を有するよう構成できる。高いセル間干渉を経験しているセル端のUEは、周波数再利用3で供され、これらのUEは、サイト間の周波数再利用距離が増大するために、セル間干渉の減少を経験するだろう。
図3は、3の周波数再利用係数Nを有する例示的なFFRシステムを示す。ここで、各BSは、1つの周波数再利用3及び1つの周波数再利用1の区分を割り当てられる。留意すべき点は、図3が純粋に例として提供されること、利用可能な時間−周波数リソース単位の再利用1及び3の区分への異なる分配、例えば時間軸に沿った分離、又は周波数軸と時間軸の両方に沿って分離する特定の混合も用いることができることである。さらに、周波数再利用係数Nは3である必要はない。
本実施形態では、ハンドオーバ動作中に要求される帯域幅の非重複は、拡張カバレッジを提供するBSとディスエーブルされるべきBSとに対し、異なる周波数再利用3を用いることにより得られる。
セル1は、ディスエーブルされるべきセル2の一部又は全体のために拡張カバレッジを提供し、全てのセルの周波数再利用1の区分は周波数f1を中心とし、セル1の周波数再利用3の区分は周波数f2を中心とし、セル2の周波数再利用3の区分は周波数f3を中心とするとする。拡張カバレッジを提供するセル内の周波数再利用3の区分の使用について、以下の2つの選択肢がある。
・周波数再利用3の区分は、拡張カバレッジを提供するために排他的に用いられる。この場合には、拡張カバレッジを提供するセル内の全てのUEは、事前に周波数再利用1の区分に割り当てられなければならない。
・周波数再利用3の区分は、拡張カバレッジを提供するため、及び拡張カバレッジを提供するセル内のUEが拡張カバレッジ領域内に供するために用いられる。このアプローチは、低信号品質のために幾つかのUEが周波数再利用1の区分で供されない場合に必要である。
ハンドオーバ手順は、図4に示されるような3つの異なる段階を有する。
(1)周波数再利用3の区分が、拡張カバレッジを提供するために排他的に用いられる場合、セル1は自身の全てのUEを周波数再利用3の区分から周波数再利用1の区分へ割り当てる。その他の場合、いかなる動作もない。
(2)セル1は、自身の周波数再利用3の区分の範囲を拡張する。次に、セル2は、自身の全てのUEをセル1から周波数再利用3の区分にハンドオーバする。
(3)セル2はディスエーブルされる。前にセル2により供されていた領域内の全てのUEは、セル1からの周波数再利用3の区分により供されるようになる。
同一の手順が、逆の順序で、特定のセル(図示されない)をイネーブルするために用いられる。特に、セル1は、周波数f1で周波数再利用1の区分、周波数f1で周波数再利用1の区分を有する新たにイネーブルされたセル2によりカバーされる領域の全部又は一部をカバーするために拡張範囲を有する周波数f2で周波数再利用3の区分、及び周波数f3で周波数再利用3の区分を有するとする。新たにイネーブルされたセル2へのハンドオーバは次の通りである。
(1)セル1は、自身の周波数再利用3の区分からセル2の周波数再利用3の区分へ、拡張されたカバレッジの領域内にあるUEをハンドオーバする。
(2)セル1は、自身の周波数再利用3の区分の範囲を自身の通常範囲に戻す。
(3)セル1及び2の両方は、通常FFR動作を再開し、自身のUEを自身の周波数再利用1の区分又は自身の周波数再利用3の区分に割り当てる。
ハンドオーバ制御は、ディスエーブルされるべきBS/セル自身により又は別のBS/セルにより又はネットワークの別の部分により実行される。
上述の方法はいずれも、接続された(アクティブな)UEのハンドオーバを可能にする。しかしながら、UEにおけるエネルギを節約するため、3GPP LTE/LTE−A及びIEEE802.16e/m標準の両方で、UEのアイドルモードが定められる。アイドルモード中のUEは、個々のセル間でハンドオーバを実行する必要がない。代わりに、それらのUEは、複数のBS/セルを有するトラッキング領域の境界でトラッキング領域更新を実行する必要があるだけである。
アイドルモードのUEの移動性制御は3GPP LTEではUE中心なので、UEは特定のセルがディスエーブルされる前に近隣のトラッキング領域にハンドオーバするよう強制されない。したがって、拡張カバレッジを提供すべきセルは、ディスエーブルされるべきセルと同一のトラッキング領域に属する。そうでなければ、多数のアイドルモードのUEが、セルがディスエーブルされると同時に、自身のトラッキング領域を更新するために、無線を介してシグナリングを開始してしまうだろう。同様の問題は、他の種類の無線セルラネットワークにおいても生じ得る。
図5を参照して、ハンドオーバ手順で用いられるシグナリングメカニズムを説明する。以下のUE間のシグナリングメカニズムでは、ディスエーブルされるセルと拡張カバレッジを提供するセルは、3GPP LTE−Aシステムの既存メッセージに基づき説明されるが、同じ概念は、他の無線セルラネットワークにも当てはまる。同一のシグナリングメカニズムは、マルチキャリア及びFFRの場合の両方に用いることができる。図5は、シグナリングフローを示す。ここで、BS(eNB)間のバックボーンシグナリングとネットワーク要素は、提案するシグナリングメカニズムの一部ではないので示されない。通常のシステムの特定のシグナリング手順がバックボーンコネクションで用いられると仮定する。
セルをディスエーブルするシグナリングの5つ段階は次の通りである。
(1)RRCConnectionReconfigurationメッセージを用い、近隣リストを更新し、UE報告が開始する。
a.マルチキャリアの場合に、サービング(ソース)eNBは、新たにイネーブルされたセルのセルIDを追加することにより、近隣セルリストを更新する。FFRが用いられるとき、これは必要ない。
b.UEのMeasurementReportを開始するトリガ値が更新される。サービングeNBが最良の信号強度を提供している場合でも、近隣セルの受信信号強度に基づき測定報告を開始するために、負値がa3オフセット(a3-Offset)のために用いられる。或いは、トリガ値を更新する代わりに、ソースeNBは、MeasurementReportを送るために、UEへの未承認(unsolicited)要求を含む。
(2)UEは、近隣セル測定によりトリガされるか又はサービングeNBが未承認要求を送ったので、MeasurementReportメッセージをサービングeNBへ送る。次に、サービングeNBは、UEをハンドオーバできる最も適切な目標eNBを決定する。
(3)ソースeNBは、RRCConnectionReconfigurationメッセージを用いて、HandoverCommandをUEへ送る。
(4)UEは、目標eNBとのアップリンク同期を確立する間、ランダムアクセス手順を開始する。
(5)UEは、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを用いて、ハンドオーバ手順の完了を、目標eNBに伝達する。
セルをイネーブルする場合、上述の手順と比べて以下の動作が異なる。(1a)マルチキャリア及びFFRの場合の両方で、イネーブルされるべきセルが近隣セルリストに追加される。(1b)正のa3オフセットが用いられる。
つまり、セルをイネーブルするシグナリングの5つ段階は次の通りである。
(1)RRCConnectionReconfigurationメッセージを用い、近隣リストを更新し、UE報告が開始する。
a.マルチキャリア及びFFRの場合に、サービング(ソース)eNBは、新たにイネーブルされたセルのセルIDを追加することにより、近隣セルリストを更新する。
b.UEのMeasurementReportを開始するトリガ値が更新される。近隣セルの受信信号強度に基づき測定報告を開始するために、正値がa3オフセットのために用いられる。或いは、トリガ値を更新する代わりに、ソースeNBは、MeasurementReportを送るために、UEへの未承認(unsolicited)要求を含む。
(2)UEは、近隣セル測定によりトリガされるか又はサービングeNBが未承認要求を送ったので、MeasurementReportメッセージをサービングeNBへ送る。次に、サービングeNBは、UEをハンドオーバできる最も適切な目標eNBを決定する。
(3)ソースeNBは、RRCConnectionReconfigurationメッセージを用いて、HandoverCommandをUEへ送る。
(4)UEは、目標eNBとのアップリンク同期を確立する間、ランダムアクセス手順を開始する。
(5)UEは、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを用いて、ハンドオーバ手順の完了を、目標eNBに伝達する。
3GPP LTE−Aシステムの既存メッセージによる上述のディスエーブル/イネーブルシグナリングメカニズムの第1の段階の代替として、UEにセルがディスエーブルされる又はイネーブルされることを通知するために、特定のCellDisableメッセージをブロードキャスト又はユニキャストできる。CellDisableメッセージをブロードキャストすることにより、既存のユニキャストメッセージを用いるのに比べて、シグナリングオーバヘッドを縮小できる。CellDisableメッセージは、少なくとも以下の情報を有する。
[表1]CellDisableメッセージ
Figure 2013534746
CellDisableメッセージは、サービングセルがディスエーブルされようとしている情報を自動的に含む。したがって、CellDisableメッセージを受信したときのUEの動作は、ディスエーブルされるべきサービングセルを測定から除外する。UEは、次に、次に最良のセルを見付け、関連する測定値をサービングeNBにMeasurementReportメッセージで報告する。
纏めると、本発明を具現化する方法は、無線セルラネットワークのためのハンドオーバ手順を提供できる。当該方法は、ディスエーブルされるセルから、ディスエーブルされるセルの領域のために拡張カバレッジを提供する近隣セル/複数セルへのUEのハンドオーバの制御を可能にする。当該方法では、利用可能なシステム帯域幅の非重複部分は、干渉を回避しながらハンドオーバの制御を可能にするために、拡張カバレッジを提供するセル及びディスエーブルされるセルに割り当てられる。利用可能なシステム帯域幅の非重複部分は、例えば、マルチキャリアシステムでは図2に示した、FFRでは図4に示した、セルをディスエーブルする詳細なハンドオーバ手順を用いて、マルチキャリア又はFFRの使用を通じて得られる。同一の手順が、逆の順序で、セルをイネーブルするために用いられる。図5に纏めたような関連するシグナリング及び特に表1に示したような新しいCellDisableメッセージも提案した。
上述のマルチキャリア又はFFRに基づくハンドオーバソリューションの物理層への実装は、アンテナビーム形成の使用を通じて可能である。留意すべき点は、ここで議論される実装は、単に例として提供され、代わりにディスエーブルされるセルに配置された遠隔アンテナのような他のアプローチが拡張カバレッジを提供するために用いられ得ることである。この例では、通常動作モードで、65°ビーム幅の指向性アンテナの使用により、1つのBSが3つのセクタをカバーすると仮定する。したがって、以下の議論は、個々のセクタをディスエーブルすることに焦点を当てる。これは、上述の全BS又はセルをディスエーブルする概念の単に他の実施形態である。
ネットワーク負荷が特定レベルまで減少したとき、幾つかのセクタはオフに切り替えられ、オフに切り替えられたセクタをカバーするために、隣接セクタからのアンテナアレイによるビーム形成を用いることができる。図6は、3つに1つのセクタがオフに切り替えられ(「X」で印を付けた)且つオフに切り替えられたセクタをカバーするために4つの隣接セクタからのビーム形成が用いられるシナリオを示す。
この実施例では、アクティブなセクタの各々は、自身のセクタをカバーするのに加えて、オフに切り替えられたセクタの部分をカバーするために2つのビームを放射する必要がある。自身のセクタは、65°ビーム幅を有する単一のアンテナによりカバーできる。これは、主搬送波A又は周波数再利用1の区分で適切に動作する。この例のソリューションでは、拡張ビームは、半波長間隔の(同一の65°ビーム幅の種類の)4つのアンテナアレイを用いることにより生成される。拡張ビームは、主搬送波B又は周波数再利用3の区分で適切に動作する。2つの搬送波/周波数部分は直交するので、通常の65°ビームパターンと拡張ビームパターンがディスエーブルされるセクタで重なり合う場合、干渉がない。アレイに対するアンテナの重みは、C.A.Balanis「Antenna Theory−Analysis and Design」、Chapter 7.4、Wiley、1996年のMMSE(Minimum Mean-Squared Error)アンテナアレイ合成アプローチに基づき、フーリエ変換で生成される。所望のパターンは、(図6に示したようなネットワーク内のセクタ位置に依存して)+/−15°及び+/−45°の方向にピークを有する。
例として、図7(A)及び7(B)はそれぞれ、MMSEアプローチで得られた−15°及び+45°の方向にピークを有するビームパターンを、所望のビームパターンと共に示す。結果として得られたビームパターンは所望のパターンに良好に合致することが分かる。したがって、ディスエーブルされるセルのためにカバレッジを提供するこのようなビーム形成に基づくソリューションは、4要素のアンテナアレイを用いて達成可能であることが分かる。
図7(A)及び7(B)では、y軸に示した線形パワーは、65°ビーム幅型アンテナで1つのセクタをカバーするのに必要な線形送信電力により正規化された線形送信電力に対応する。図6のように、15°におけるピークはセル半径の1.39倍をカバーし、45°におけるピークはセル半径の0.9倍をカバーする。経路損失指数3.5を有する密集都市配置を仮定すると、これらの追加カバレッジビームは、単一のアンテナパターンのピークで5dB及び−16dBのパワーを必要とする。線形の条件では、これらは、単一の主ビームのパワーの3.16倍(15°のピーク)及び0.69倍(45°のピーク)に変換される。図7(A)及び7(B)に示すように、これらのパワーレベルは、所要のアジマス角においてMMSEビーム形成方法で達成される。
周波数再利用3の区分のみが拡張カバレッジを提供するために用いられるマルチキャリアシステム又はFFRシステムは、近隣セルのカバレッジを提供するために必要な2つのビームを生成するために、正規化送信電力1.57を必要とすると仮定する。これは、65°ビーム幅型アンテナの通常動作中に1つのセクタをカバーするために用いられる正規化送信電力1.0よりも高い。しかしながら、この高い送信電力は、拡張カバレッジを提供する搬送波又は周波数区分のために必要なだけである。したがって、拡張カバレッジを提供するBSの全正規化送信電力Pは、拡張カバレッジを提供する搬送波又周波数区分に割り当てられた帯域幅部分に依存して、1<P<1.57の範囲内である。
本発明の実施形態は、ハードウェア、1若しくは複数のプロセッサで動作するソフトウェアモジュールとして又はそれらの組合せで実施されてもよい。つまり、当業者は、マイクロプロセッサ又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)が実際には用いられて、上述の機能の一部又は全部を実施してもよいことを理解するだろう。
本発明は、1又は複数の装置若しくは機器の、本願明細書に記載された方法の一部又は全部を実行するプログラム(例えば、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムプロダクト)として具現化されてもよい。このような本発明を具現化するプログラムは、コンピュータ可読媒体又はクラウドに、例えば1又は複数の信号の形式で格納されてもよい。このような信号は、インターネットのウェブサイトからダウンロード可能なデータ信号であってもよく、又はキャリア信号で若しくはどんな他の形式で提供されてもよい。
本発明の種々の態様は、3GPP LTE−A及び/又はIEEE802.16mに従うネットワークを参照して説明された。しかし、本発明の実施形態は、ここに記載したこれらの実施形態以外の構成に適用できる。
さらに、別個に記載されたが、本発明の異なる態様の各々は、適切な場合には他の態様と結合されてもよい。

Claims (41)

  1. ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御する方法であって、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記方法は、
    前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップであって、該一部は、前記ハンドオーバ中に前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複しない、ステップ、
    前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定するステップ、
    を有する方法。
  2. 前記無線セルラネットワークはマルチキャリアシステムを用い、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために信号帯域幅の一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により占有される帯域幅が選択され指定され、
    前記方法は、
    前記第1のセルユニットの前記第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第1のセルユニットの前記第1の搬送波へハンドオーバし、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの前記第1の搬送波へハンドオーバし、前記第1及び第2のセルユニットの第2の搬送波をディスエーブルするステップ、
    追加搬送波の範囲が前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するよう、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により前に占有されていたのと同じ帯域幅に、前記第2のセルユニットのために前記追加搬送波を設定するステップ、
    前記第1のセルユニットの前記第1の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの前記追加搬送波へハンドオーバするステップ、
    を更に有する請求項2に記載の方法。
  4. 前記無線セルラネットワークは分数周波数再利用システムを用い、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される時間−周波数リソースユニットが選択及び指定され、
    前記方法は、
    前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するステップ、
    前記第1のセルユニットを用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバするステップ、
    を更に有する請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分が前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器のためにカバレッジを提供するために排他的に用いられる場合、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いるユーザ機器は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を拡張する前に、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分に割り当てられる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記周波数再利用係数Nは3であり、nは1であり、nは3である、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、
    前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新するステップ、
    を有する、方法。
  9. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、
    新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新するステップ、
    を有する、方法。
  10. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、
    新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新するステップ、
    前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記リスト内のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新するステップ、
    を有する、方法。
  11. 前記ネットワークは3GPP
    LTE−Aネットワークであり、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータである、請求項8又は10に記載の方法。
  12. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い前記第1のセルユニット以外のセルユニットから選択され、該選択手順は、
    前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストするステップであって、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、ステップ、
    を有する、方法。
  13. 無線セルラネットワークで用いられるハンドオーバ手順であって、該無線セルラネットワークでは、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記ハンドオーバ手順は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法に従って制御され請求項8乃至12のいずれか一項に記載の方法を用い、又は請求項4乃至7のいずれか一項に記載の方法に従って制御され請求項8、11及び12のいずれか一項に記載の方法を用いる、ハンドオーバ手順。
  14. 第1のセルユニット内のユーザ機器の新たにイネーブルされた第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御する方法であって、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供し、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記方法は、
    前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップであって、該一部は、前記第2のセルユニット又はその一部のカバレッジを提供するために前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複しない、ステップ、
    前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定するステップ、
    を有する方法。
  15. 前記無線セルラネットワークはマルチキャリアシステムを用い、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器は、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用い、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために信号帯域幅の一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの第1の搬送波により占有される帯域幅が選択及び指定され、
    前記方法は、
    前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバするステップ、
    前記第2のセルユニットの領域をカバーしないように、前記第1のセルユニットの第2の搬送波の範囲を縮小するステップ、
    を更に有する請求項15に記載の方法。
  17. 前記無線セルラネットワークは分数周波数再利用システムを用い、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる、請求項14に記載の方法。
  18. 前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器は、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分を用い、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために時間−周波数リソースユニットの一部を選択するステップ及び指定するステップでは、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される時間−周波数リソースユニットが選択及び指定され、
    前記方法は、
    前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器を前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分から前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバするステップ、
    前記第2のセルユニットの領域をカバーしないよう、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を縮小するステップ、
    を更に有する請求項17に記載の方法。
  19. 前記周波数再利用係数Nは3であり、nは1であり、nは3である、請求項17又は18に記載の方法。
  20. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順で用いられる方法であって、該ハンドオーバ手順では、第1のセルユニット内のユーザ機器は第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のためにカバレッジを提供し、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記第2のセルユニットは選択手順に従い新たにイネーブルされたセルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除くセルユニットから選択され、該選択手順は、
    前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストするステップであって、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、ステップ、
    を有する、方法。
  21. ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御するハンドオーバ制御装置であって、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記装置は、
    前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択し、該一部は、前記ハンドオーバ中に前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複せず、
    前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定する、装置。
  22. 前記装置は、マルチキャリアシステムを用いるよう構成された無線セルラネットワークでの使用のために適応され、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる、請求項21に記載の装置。
  23. 前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記第2のセルユニットの第2の搬送波により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、
    前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第1のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバし、前記第2のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバし、前記第1及び第2のセルユニットの第2の搬送波をディスエーブルし、
    追加搬送波の範囲が前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張するよう、前記第2のセルユニットの前記第2の搬送波により前に占有されていたのと同じ帯域幅に、前記第2のセルユニットのために前記追加搬送波を設定し、
    前記第1のセルユニットの第1の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの追加搬送波へハンドオーバする、
    よう更に構成される請求項22に記載の装置。
  24. 前記装置は、分数周波数再利用システムを用いるよう構成された無線セルラネットワークでの使用に適応され、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる、請求項21に記載の装置。
  25. 前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される帯域幅を前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために選択し指定するよう構成され、
    前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を、前記第1のセルユニットの全部又は一部に拡張させ、
    前記第1のセルユニットを用いるユーザ機器を、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバさせる、請求項24に記載の装置。
  26. 前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分が前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器にカバレッジを提供するために排他的に用いられる場合、前記装置は、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いるユーザ機器を、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲が拡張される前に、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分に割り当てられるようにする、請求項25に記載の装置。
  27. 前記周波数再利用係数Nは3であり、nは1であり、nは3である、請求項24乃至26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新させる、装置。
  29. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新させる、装置。
  30. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、
    新たにイネーブルされるセルユニットをリストに追加することにより、前記第1のセルユニットの近隣のセルユニットの前記リストを更新させ、
    前記第1のセルユニットが最も高い受信信号強度を提供する場合でも、前記リスト内のセルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう、前記第1のセルユニット内のユーザ機器をトリガするために、ハンドオーバパラメータを更新させる、装置。
  31. 前記ネットワークは3GPP
    LTE−Aネットワークであり、前記ハンドオーバパラメータは負の値に設定されたa3オフセットパラメータである、請求項28又は30に記載の装置。
  32. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器は、該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、前記第1のセルユニット以外のセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、
    前記第1のセルユニット内のユーザ機器へメッセージをブロードキャスト又はユニキャストさせ、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、装置。
  33. ディスエーブルされる第1のセルユニット内のユーザ機器の該第1のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供する第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバ手順を実行する装置であって、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、請求項21乃至23のいずれか一項及び請求項28乃至32のいずれか一項に従い、又は請求項21及び24乃至27のいずれか一項及び請求項28、31及び32のいずれか一項に従い構成される、装置。
  34. 第1のセルユニット内のユーザ機器の新たにイネーブルされた第2のセルユニットへの無線セルラネットワークにおけるハンドオーバを制御するハンドオーバ制御装置であって、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のために拡張カバレッジを提供し、前記第1のセルユニット及び前記第2のセルユニットは、セル又はセルセクタであり、前記装置は、
    前記第2のセルユニットによる通常動作中の使用のために予め指定された信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットの一部を選択し、該一部は、前記第2のセルユニット又はその一部のカバレッジを提供するために前記第1のセルユニットにより用いられる信号帯域幅又は時間−周波数リソースユニットと重複せず、
    前記第1のセルユニットからハンドオーバされる前記ユーザ機器による使用のために前記選択された一部を指定する、
    装置。
  35. 前記装置は、マルチキャリアシステムを用いる無線セルラネットワークでの使用のために適応され、該マルチキャリアシステムでは、通常動作中、前記第1及び第2のセルユニットの各々は第1の周波数を中心とする第1の搬送波及び第2の周波数を中心とする少なくとも1つの第2の搬送波を有し、前記第1の周波数は前記第2の周波数と異なる、請求項34に記載の装置。
  36. 前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器が、前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるよう構成される場合、前記装置は、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために、前記第2のセルユニットの第1の搬送波により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、前記装置は、
    前記第1のセルユニットの第2の搬送波を用いるユーザ機器を前記第2のセルユニットの第1の搬送波へハンドオーバさせ、
    前記第2のセルユニットの領域をカバーしないように、前記第1のセルユニットの第2の搬送波の範囲を縮小させる、
    よう更に構成される請求項35に記載の装置。
  37. 前記装置は、分数周波数再利用システムを用いる無線セルラネットワークでの使用に適応され、該分数周波数再利用システムでは、周波数再利用係数はNであり、前記第1及び第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第1の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分は第2の時間−周波数リソースユニットを用い、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分は第3の時間−周波数リソースユニットを用い、1≦n≦N、1≦n≦N、n≠nであり、前記第1、第2及び第3の時間−周波数リソースユニットは互いに異なる、請求項34に記載の装置。
  38. 前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器が、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分を用いる場合、前記装置は、前記第1のセルユニットからハンドオーバされるユーザ機器による使用のために前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分により占有される帯域幅を選択及び指定するよう構成され、
    前記第2のセルユニットによりカバーされる領域内のユーザ機器を前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分から前記第2のセルユニットの周波数再利用nの区分へハンドオーバさせ、
    前記第2のセルユニットの領域をカバーしないよう、前記第1のセルユニットの周波数再利用nの区分の範囲を縮小させる、
    よう更に構成される請求項37に記載の装置。
  39. 前記周波数再利用係数Nは3であり、nは1であり、nは3である、請求項37又は38に記載の装置。
  40. 無線セルラネットワークのハンドオーバ手順の実行で用いられる装置であって、該ハンドオーバ手順では、第1のセルユニット内のユーザ機器は第2のセルユニットへハンドオーバされ、前記第1のセルユニットは前記第2のセルユニット又はその一部のためにカバレッジを提供し、前記第1及び第2のセルユニットのうちのセルユニットはセル又はセルセクタであり、前記装置は、新たにイネーブルされたセルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除くセルユニットから前記第2のセルユニットを選択するために選択手順を実行するよう構成され、該選択手順では、前記装置は、
    前記第1のセルユニット内のユーザ機器にメッセージをブロードキャスト又はユニキャストさせ、該メッセージは、セルユニットが新たにイネーブルされたか否かを示し、該メッセージは、新たにイネーブルされた近隣セルユニットを含むが前記第1のセルユニットを除く近隣セルユニットの受信信号強度に基づき測定報告を提供するよう前記ユーザ機器を促す、装置。
  41. コンピュータプログラムであって、無線セルラネットワーク内の装置で実行されると、前記装置に、請求項1乃至12若しくは請求項14乃至20のいずれか一項に記載の方法、又は請求項13に記載の手順を実行させる、又は請求項21乃至40のいずれか一項に記載の装置にさせる、コンピュータプログラム。
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