JP2013534679A - 外貨で証券を取引する方法とシステム - Google Patents

外貨で証券を取引する方法とシステム Download PDF

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Abstract

外貨で証券を取引するためのシステムと方法。システムは、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータを維持するためのFX価格設定モジュールと、証券の取引通貨で証券と関連付けられた元の取引データを受け取り、外貨で証券と関連付けられた変換された取引データを生成するように構成された市場マネージャーモジュールであって、市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを生成するものからなる。

Description

発明は、外貨で証券を取引する方法とシステムに関する。
非本国取引所での証券の取引を行いたい投資家は、全ての取引所が現在はローカル通貨(LCY)のみで株式相場を供するので、通貨変換(即ち、外国為替またはFX)を行うことが要求される。例えば、シンガポールドルでのみ相場付けされているシンガポール取引所(SGX)での特定の会社の株式を買いたがっているUSドルベースの投資家は、USドル−シンガポールドルFXを行わなければならない。言い換えると、外貨(FCY)ベースの投資家は、LCYで相場付けされた製品への制限された直接アクセスをもつ。
現在は、ブローカーが、証券の購入または販売において投資家を援助することができる。同時に、ブローカーは、取引後ベースで投資家のためのFX変換を取り扱うことができる。言い換えると、FX変換は、証券取引が成功裡に執行された後に行われる。証券取引の執行の時点では、FXレートのレベルの転嫁はなされていない。従って、投資家による(本国通貨での)実際の利益または損失の決定は、FXトランザクションが完了した後でのみ知ることができる。
言い換えると、投資家は、もし外国為替に買い注文を入力すると、FXリスクに曝される。もしFXレートが彼に反して動くと、彼は期待されたよりも多くを支払うことになってしまい得る。同様に、もし投資家が外国為替に売り注文を入力すると、もしFXレートが彼に反して動くと、彼は期待されたよりも少なく受け取ることになってしまい得る。
もしブローカーが、証券の購入の前にFXトランザクションが行われる「フロントラン」をしようと試みれば、「滑り」の可能性がある。この「滑り」は、証券の価格変動における不確定性のためにブローカーは典型的にはちょうどの額でFXトランザクションを執行することができないために起こる。結果として、証券を取引する時には外貨の金額が過剰であるかまたは不十分であるかのどちらかである。
現在は、外国株式投資取引中に、4つの主要なエンティティ:取引所、ブローカー、投資家およびFX流動性プロバイダー(例えば、FX銀行)が関与する。取引所は、市場データ(即ち、現行のベスト入札/オファーと最終取引価格)を配布し、市場データはブローカーによって受け取られ、ブローカーは一方で市場データを投資家に配布する。もし投資家が取引をすることを決定すれば、彼はブローカーに注文をして、証券のシンボル、証券を買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量のような命令を提供することができる。ブローカーは、投資家になり代わって取引所に注文を提示し、注文は順番待ちにされる。証券のシンボル、証券を買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量に関する情報に加えて、注文が提示された時間が取引所によって記される。もし注文が照合されれば、取引所は、証券のシンボル、証券が買われたか売られたかのどちらか、買われたかまたは売られた数量、注文が照合された時間、および取引のステータスを記す。取引所はそれから、注文の執行をブローカーに通知し、ブローカーは一方で投資家に通知する。投資家が注文の執行を受領確認した後で、彼はFX流動性プロバイダーからのFX価格の要求に進む。投資家は、FX流動性プロバイダーに、通貨ペア、買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量のような情報を提供する。FX流動性プロハイダーは、FX価格を投資家に見積もり、FX見積もりIDおよびFX価格のような情報を提供する。もし投資家がFX価格を受け入れれば、後者はそれを知らされ、FX見積もりIDと受け入れステータスがFX流動性プロバイダーに中継されて、FX注文が執行される。
現在は、上述した通り、例えばオンラインシステムを通してかまたは音声仲介を通して投資家がブローカーと取引する時に、ブローカーは、通常1−3bpsの範囲にある銀行間FXレートと比較して、典型的には50−80bpsの範囲にあるカートされたレートにおいて取引後ベースでFX変換を行う。機関スペースでは、ファンドマネージャーは典型的には、彼らの内部FXデスクを通してかまたは彼らの親銀行を介して、3−5bpsの範囲にあるFXレートをソースすることができる。ファンドマネージャーは、このファンドマネージャーがFX銀行によって所有されていても良いにも拘わらず、彼らが管理しているファンドのためにベストなFXレートを確保することの受託者義務がある。そのようなプロセスは、競合するFX見積もり(通常3−5銀行)をソースしてそのようなベストな執行の証明の監査証跡を維持する必要を要求する。再度、それらの活動は、取引後ベースでなされる。このようにして、海外の小口投資家はしばしば、未知の、不正確なおよび/または高いFX変換コストで取引する。
上記の不利点のために、非本国取引所において掲載されたカウンターへの関心は、通常FX変換上の不確定性のために鈍らされており、多くの投資家が外貨建ての証券に投資することを回避することに結果としてなる。海外投資家は、高いFXボラティリティの環境にある非本国取引所において証券を取引することから更に思いとどまらされる。
いくつかのオンラインブローカーは、「ワンクリック」の証券取引後FX変換システムを提供する。しかしながら、これは、取引後ベースで、為替価格においてではなくプライベート価格においてなされる。他方で、その他のオンラインブローカーは、異なる銀行からのFX価格のオープンビューを投資家に提供する。しかしながら、それらのプラットフォームは通貨取引のためのものである。前記システムには証券取引へのリンクは無い。
従って、上述した問題の少なくとも1つに対処することを目指すマルチ通貨単位自動化相場システムを提供することの必要が存在する。
本発明の第1の側面によると、外貨で証券を取引するためのシステムであって、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータを維持するためのFX価格設定モジュールと、証券の取引通貨で証券と関連付けられた元の取引データを受け取り、外貨で証券と関連付けられた変換された取引データを生成するように構成された市場マネージャーモジュールであって、市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを生成するものと、 変換された取引データに基づいて外貨での証券の取引のための注文を受け取るように構成された注文マネージャーモジュールと、を含むシステムが提供される。
本発明の第2の側面によると、外貨で証券を取引するための方法であって、FX価格設定モジュールにおいて、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータを維持することと、市場マネージャーモジュールにおいて、証券の取引通貨で証券と関連付けられた元の取引データを受け取り、市場マネージャーモジュールにおいて、外貨で証券と関連付けられた変換された取引データを自動的に生成することあって、市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを自動的に生成することと、注文マネージャーモジュールにおいて、変換された取引データに基づいて外貨での証券の取引のための注文を受け取ることと、を含む方法が提供される。
本発明の第3の側面によると、ここに記載された通りの、外貨で証券を取引するための方法を実行することをコンピューターシステムに命令するためのコンピュータープログラムコード手段がその上に格納された、データ格納媒体が提供される。
発明の例示的実施形態は、図面との関係で、例としてだけの、以下の記載から、より良く理解され当業者には容易に明らかであろう。
図1aは、発明の実施形態に従った外国株式投資取引中に起こるイベントを描いたフローチャートである。 図1bは、2009年1月9日から2010年1月6日までのHKドルでのMTR株式パフォーマンスチャートである。 図1cは、それぞれのFX変換レートに基づいてオーストラリアドルに変換された図1bの対応するMTR株式パフォーマンスチャートである。 図2は、本発明の実施形態による、外国株式投資取引中にエンティティとアプリケーションモジュールの間で起こる相互作用を描いた概略図である。 図3は、本発明の実施形態による、成行注文が提示された時、「応じ無し」状態中に注文マネージャーによって行われたプロセスを描いた概略図である。 図4は、本発明の実施形態による、成行注文が提示された時、「応じ有り」状態中に注文マネージャーによって行われたプロセスを描いた概略図である。 図5は、本発明の実施形態による、FX執行マネージャーによって行われたプロセスを描いた概略図である。 図6は、発明の実施形態に従った指値注文外国株式投資取引中に起こるイベントを描いたフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態による、指値注文(即ち、“No Worse Than”(NWT)注文)が提示された時、「応じ無し」状態中に注文マネージャーによって行われたプロセスを描いた概略図である。 図8は、本発明の実施形態による、指値注文(即ち、“No Worse Than”(NWT)注文)が提示された時、「応じ有り」状態中に注文マネージャーによって行われたプロセスを描いた概略図である。 図9は、本発明の実施形態による、FX銀行に提供されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)のスクリーンキャプチャである。 図10は、本発明の実施形態による、ルールベースの自動化閾値システム(RATS)を使った外国株式投資取引におけるワークフローを描いたフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態による、一括化ベースでのキャッシュのフィリングおよび完全なフラッシングを描いた概略図である。 図12は、本発明の実施形態による、ネット化ベースでのキャッシュのフィリングおよび完全なフラッシングを描いた概略図である。 図13は、本発明の実施形態による、規定された閾値の±5%レンジにおけるキャッシュのフィリングおよびフラッシングを描いた概略図である。 図14は、本発明の実施形態による、規定された閾値より下になるためのキャッシュのフィリングおよびフラッシングを描いた概略図である。 図15は、本発明の実施形態による、ストップロス/機会ゲイン(SLOG)再価格設定器からなるマルチ通貨単位自動化相場(M−DAQ)プラットフォームを使った外国株式投資取引におけるワークフローを描いたフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した買い注文の再価格設定を描いたチャートである。 図17は、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した売り注文の再価格設定を描いたチャートである。 図18は、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した買い注文の再価格設定を描いたチャートである。 図19は、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した売り注文の再価格設定を描いたチャートである。 図20は、例示的実施形態における外貨で証券を取引するためのシステムと方法を実装するためのコンピューターシステムの概略図である。 図21は、本発明の例示的実施形態による、外貨で証券を取引するための方法を描いたフローチャートである。
本発明の実施形態は、「執行可能な」外国為替(FX)レートを株式および証券製品中にブレンドすることによって、1つ以上の通貨であらゆる取引所取引製品を価格設定し取引するプラットフォームを有利に提供する、マルチ通貨単位自動化相場システムに関する。本発明の実施形態は、取引後から取引前モデルに移行するパラダイムシフトを提供し、外貨での取引所の市場データシステムへのリアルタイムの市場データ配布を提供すべく、国内株式または証券取引所の相場/取引プラットフォームと一体化することができる。加えて、本発明の実施形態は、投資家が彼らのチョイスの相場付けされた外貨での証券注文を提示することを許容し得て、外貨建ての注文は、彼らの現行プラットフォーム上で注文順番待ちおよび照合を行うために取引所についてのローカル通貨に変換される。しかも、通貨変換が行われる時に流動性プロバイダー(LPs)からの多数のFX見積もり中のベストな入札/オファーが決定されて適用されることができる。
本発明の実施形態は更に、各LPにそれらのFX取引および一括化を管理するためのツールを提供し得て、市場データ配布および注文管理の既存のプロセスへの追加のレイテンシーを可能な限り最小に維持し得て、それは典型的には数マイクロ秒までである。本発明の実施形態はまた、証券取引(親)およびFX取引(子)の詳細の両方を含んだ単一のデータフィールドを提供し得て、そこではデータ調停プロセスの必要無しに1対多および多対1のトレーシングがなされることができる。
本発明の実施形態は、Linux(登録商標) RT kernel, Java(登録商標) RTS, Ullink MD solution, In-memory Database等のような、リアルタイムで低レイテンシーで高周波数のプラットフォームを介して実装され得る。
以下の記載のいくつかの部分は、アルゴリズムとコンピューターメモリー内のデータ上での操作の機能的または象徴的表現の観点で明示的または暗示的に提示される。それらのアルゴリズム記載と機能的または象徴的表現は、データ処理技術の当業者によって彼らの仕事の実体を最も効果的に他の当業者に伝達するために使われる手段である。アルゴリズムはここでは、そして一般的に、望ましい結果に繋がる自己矛盾のないステップのシーケンスであるとして考えられる。ステップは、格納、転送、組み合わせ、比較およびそうでなければ操作されることが可能な電気的、磁気的または光学的信号のような、物理的量の物理的操作を要求するものである。
そうでないと特定に述べられていない限り、および以下から明らかである通り、本明細書全体を通して、「スキャンする」、「計算する」、「決定する」、「置き換える」、「生成する」、「初期化する」、「出力する」等の用語を利用する議論は、コンピューターシステム内の物理的量として表現されたデータを、コンピューターシステムまたはその他の情報の格納、送信または表示デバイス内の物理的量として同様に表現された別のデータに操作して変換する、コンピューターシステムまたは同様の電子デバイスのアクションとプロセスを指すことが理解されるであろう。
本明細書はまた、方法の動作を行うための装置を開示する。そのような装置は、要求された目的のために特別に構築されても良く、コンピューター中に格納されたコンピュータープログラムによって選択的に稼動または再構成された汎用コンピューターまたはその他のデバイスからなっていても良い。ここに提示されたアルゴリズムとディスプレイは、いかなる特定のコンピューターまたはその他の装置にも固有に関係するものではない。ここでの教示内容に従って様々な汎用マシンがプログラムと共に使われても良い。代替的に、要求された方法ステップを行うためにより特殊化された装置の構築が適切であっても良い。従来の汎用コンピューターの構造が、以下の記載から現れるであろう。
加えて、本明細書はまた、ここに記載された方法の個別のステップがコンピューターコードによって具体化され得ることが当業者には明らかであろうという点で、コンピュータープログラムを暗示的に開示する。コンピュータープログラムは、いかなる特定のプログラミング言語およびその実装にも限定されることが意図されていない。種々のプログラミング言語およびそのコーディングが、ここに含まれた開示の教示内容を実装するのに使われても良いことが理解されるであろう。しかも、コンピュータープログラムは、いかなる特定の制御フローにも制限されることが意図されていない。コンピュータープログラムの多くのその他の変形があり、それらは発明の精神または範囲から逸脱すること無しに異なる制御フローを使うことができる。
更には、コンピュータープログラムの1つ以上のステップは、系列的にではなく並行して行われても良い。そのようなコンピュータープログラムは、あらゆるコンピューター読み取り可能な媒体上に格納されても良い。コンピューター読み取り可能な媒体は、磁気または光学ディスク、メモリーチップ、または汎用コンピューターとのインターフェースのために好適なその他の格納デバイスのような格納デバイスを含んでいても良い。コンピューター読み取り可能な媒体はまた、インターネットシステムにおいて例証されるようなハードな有線媒体またはGSM(登録商標)移動電話システムにおいて例証されるような無線媒体を含んでいても良い。そのような汎用コンピューター上にローディングされて実行された時にコンピュータープログラムは、望ましい方法のステップを実装する装置に実効的に結果としてなる。
発明はまた、ハードウェアモジュールとして実装されても良い。より特定には、ハードウェア的な意味で、モジュールは、その他のコンポーネンツまたはモジュールと共に使われるようにデザインされた機能的ハードウェアユニットである。例えば、モジュールは、離散的な電子コンポーネンツを使って実装されても良く、あるいはそれはアプリケーション特定集積回路(ASIC)のような電子回路全体の一部を形成することができる。様々なその他の可能性が存在する。システムはまた、ハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせとして実装されることができることを当業者は理解するであろう。
図1aは、全体的に参照番号100として指し示された、発明の実施形態に従った外国株式投資取引中に起こるイベントを描いたフローチャートである。外国株式投資取引には4つの主要なエンティティ:取引所102、ブローカー104、投資家106、およびFX流動性プロバイダー108(例えば、FX銀行)、が関与する。
ステップ109では、FX流動性プロバイダー(LP)108が、例えば、業界標準のFinancial Information eXchange(FIX)プロトコルを介して、取引所102にリアルタイムの執行可能なFXレートをストリームする。通貨ペア、買うか売るかのどちらか、買われるかまたは売られるべき数量、およびFXレートのような情報がストリームされる。各FXLPは、予め決められた期間(例えば、1秒、10秒等)の間だけ有効な特定の入札/オファーレートを提供することができる。この“time-to-alive”(TTL)方式では、入札/オファーレートは、予め決められた寿命を有する。代替的に、“good-till-replaced”(GTR)方式では、特定の入札/オファーレートは、それが別の後続の入札/オファーレートによって置き換えられるまで有効である。両方の場合において、特定の入札/オファーレートは、入札/オファーレートが適用されるところの通貨の固定された金額によって同伴される。例えば、FX銀行は、USD百万について1.395/1.405のUSD−SGD入札/オファーレートを保障する。FXLPの各々からの複数の入札/オファーレートが集計され、ベストな入札/オファーが決定される。両方の方式において、更新された入札/オファーレートが提供された時には、新しいベストな入札/オファーレートが決定されても良い。例示的実施形態におけるFX価格設定の更なる詳細は以下に開示される。
ステップ110では、取引所102が現行のベストな入札/オファーおよび最後に取引された価格のような市場データを配布する。提供されたデータは、取引所102にとっては外貨でのものである(例えば、外国人投資家106の自国通貨)。ステップ110からの市場データは、ステップ112においてブローカー104によって受け取られる。ブローカー104は一方で、市場データを投資家106に配布する。ステップ114では、もし投資家106が取引をすると決定すれば、彼は外貨での至急注文を提示することができ、証券のシンボル、証券を買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量に関する命令を提供する。ステップ116では、ブローカー104が、投資家106になり代わって取引所102に外貨での至急注文を提示する。取引所102はステップ118で、注文を順番待ちにする。証券のシンボル、証券を買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量に関する情報に加えて、注文が提示された時間が取引所102によって記される。ステップ120では、注文が照合され、取引所102は、証券のシンボル、証券が買われたか売られたかのどちらか、買われたかまたは売られた数量、注文が照合された時間、および取引のステータスのような情報を記す。ステップ122では、取引所は、ステップ120において上述した情報を含んで、注文の執行をブローカー104に通知する。ここで、情報は外貨で提供される。ステップ122と平行して、取引所102は、FX流動性プロバイダー108にFX執行を通知する。通貨ペア、買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量のような情報が提供される。個別のFXLPによって提供された複数の入札/オファーレートから構築され、以下でより詳細に記載されるベストな入札/オファーレートが、或る期間の間「ロックイン」され、このレートがその或る期間の間の証券取引に使われる。ステップ125では、FX流動性プロバイダー108が、ステップ110において「ロックイン」されたベストな入札/オファーレートにおいてFXトランザクションを執行し、引き続いてFX執行を受領確認する。ステップ124では、ブローカー104が一方で注文の執行を投資家106に通知する。ステップ126では、投資家106が注文の執行を受領確認する。
本発明の実施形態は、もしFX変換レートが考慮に入れられれば、ローカル通貨での株式パフォーマンスが外貨でのそのパフォーマンスとは異なるという事実を活用することを目指す。図1bは、2009年1月9日から2010年1月6日までのHKドルでのMTR株式パフォーマンスチャートであり、それは全体的に参照番号150として指し示されている。図1cは、それぞれのFX変換レートに基づいてオーストラリアドルに変換された対応するMTR株式パフォーマンスチャートであり、それは全体的に参照番号160として指し示されている。例えば、図1b中の点152と154が或る時点に対応する一方で、図1c中の点162と164が同じ時点に対応する。点152と162は両方共ピークに対応するが、点154がピークに対応する一方で点164は(点162と比較して)谷に対応する。点152/162に対応する時間にMTR株式を買い、点154/164に対応する時間に売ったオーストラリア人の投資家は、香港人の投資家よりも多くを損したであろう。
図2は、全体的に参照番号200として指し示された、本発明の実施形態による、外国株式投資取引中にエンティティとアプリケーションモジュールの間で起こる相互作用を描いた概略図である。外国株式投資取引に関与するエンティティは、国内取引所202と、複数のブローカー204a/b/cと、投資家206と、複数のFX銀行208a/nからなる。(国内取引所202と関連付けられた)アプリケーションモジュールは、注文供給ハンドラー210と、複数の国内取引所注文マネージャー212a/b/c/dと、照合モジュール214と、市場データサービスモジュール216と、マルチ通貨単位自動化相場プラットフォーム220からなる。FXネッティングeブロッター218は、複数のFX銀行208a/nと関連付けられたアプリケーションモジュールである。
(複数のFX銀行208a/nと関連付けられた)FXネッティングeブロッター218は、(i)複数のFX銀行208a/nがグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を介したFX取引一括化および通知のためにFXネッティングeブロッター218を構成することを許容し、(ii)複数のFX銀行208a/nが取引、ポジション、利益/損失等を監視することを許容し、(iii)国内取引所202と複数のFX銀行208a/nのFXレートと複数のブローカー204a/b/cとの間の素早い相互参照を容易にするように一意的な参照コードを構築する、ことができる。eブロッター218のロジックは、「バケット」を表す複数のデータベースからなるように実装されることができ、そこでは各「バケット」は異なるFCY(例えば、USD、JPY、HKD)と関連付けられ、各流動性プロバイダーについてその通貨の或る金額を保持するように構成される。全てのFXトランザクションは、適切な「バケット」中に詰められる(またはそこから空にされる)。取引セッションの終わりにおいて、流動性プロバイダーによって保持されたあらゆる残っているポジションは、フラッシュ(即ち、「キャッシュ」からフラッシュアウト)されることができ、チケット/通知が流動性プロバイダーに送られる。フラッシングの詳細は以下に記載される。
マルチ通貨単位自動化相場プラットフォーム220は、FX価格設定エンジン220aと、市場データマネージャー220bと、FX執行マネージャー220cと、注文マネージャー220dからなる。FX価格設定エンジン220aは、複数のFX銀行208a/nからのストリームしているFX入札/オファーレートを受け取ることができる。FX価格設定エンジン220aはそれから、そのメモリー中にベストな入札/オファーレートを構築し、複数のFX銀行208a/nの各々の流動性レベルのリアルタイムなスナップショットを維持することができる。
市場データマネージャー220bは、(i)取引所202のローカル通貨で取引所202によって出版された証券ストリーミング価格を購読し、(ii)FX価格設定エンジン220aによって与えられたFXレートを使って証券価格を外貨に変換し、(iii)外貨建て証券価格を取引所の市場データサービスモジュール216に出版する、ことができる。ミリ秒以下の価格更新を達成するために、取引所カウンター価格とFXレートのブレンド化が価格作成アルゴリズムを通して実行される。上述した通り、各FXLPは、或る期間の間「ロックイン」された入札/オファーレートを提供する。例えば、1つのFXLPは、1.395/1.410のUSD−SGD入札/オファーレートを提供する。第2のFXLPは、1.405/1.415のUSD−SGD入札/オファーレートを提供する。第3のFXLPは、1.390/1.420のUSD−SGD入札/オファーレートを提供する。価格作成アルゴリズムは、複数のFXLPから様々な入札/オファーレートを取得し、ベストな入札/オファーレートを選択する。上の例では、価格作成アルゴリズムは、1.405/1.410であるベストな入札/オファーレートを選択する。更新された入札/オファーレートが提供された時にはいつでも、新しいベストな入札/オファーレートが決定される。
FX執行マネージャー220cは、複数のFX銀行208a/nのFXアプリケーションプログラミングインターフェース(APIs)を実装し、(i)注文マネージャー220dからの証券注文受領確認を受け取り、(ii)複数のFX銀行208a/nのFXネッティングeブロッター218と一括化情報を更新する、ことができる。上述した一括化モデルを通して、本発明の実施形態は、より小さな個別のトランザクションが一括化されるので、相手方間のFX注文の数を削減し、それは決済のコストを削減する。これは、全てのトランザクションが決済コストを含むからである。
プラットフォーム220の注文マネージャー220dは、(i)複数のブローカー204a/b/cからの外貨建て証券注文を受け付け、(ii)外貨建て証券注文を(取引所202の)ローカル通貨に変換し、(iii)注文を取引所202の照合待ち行列215aに届け、(iv)取引所202の照合モジュール214からローカル通貨での注文受領確認(即ち、執行通知)を受け取り、(v)(元のFX情報と共に)注文受領確認または却下を複数のブローカー204a/b/cに送り、(vi)注文取り扱いプロセスを詳述する、ことができる。
投資家206と、複数のブローカー204a/b/cと、注文供給ハンドラー210と、複数の国内取引所注文マネージャー212a/b/c/dと、照合モジュール214と、プラットフォーム220の間の取引データの流れが、実線矢印によって描かれ、
a)投資家206が、複数のブローカー204a/b/cの1つ(ブローカー204aとして図2に描かれた)に注文を提示し、証券のシンボル、証券を買うか売るかのどちらか、および買われるかまたは売られるべき数量のような命令を提供する。関係のある命令は、取引所202にとって外貨(例えば、外国人投資家206の自国通貨)でのものである。
b)ブローカー204aが、注文供給ハンドラー210を介して国内取引所202に投資家206になり代わって注文を提示する。注文は、注文供給ハンドラー210からプラットフォーム220の注文マネージャー220dまで送信されている。
c)プラットフォーム220の注文マネージャー220dが、注文を処理し、複数の国内取引所注文マネージャー212a/b/cの1つ(注文マネージャー212aとして図2に描かれた)に注文を送信する。
d)照合モジュール214が、注文マネージャー212aから注文を受け取り、注文を順番待ち215aにする。もし照合215bがなされれば、取引が執行される。
e)照合モジュール214が、取引の執行ステータスを注文マネージャー212aに送り返す。
f)プラットフォーム220の注文マネージャー220dが、注文マネージャー212aから取引の執行ステータスを受け取る。
g)ブローカー204aが、注文供給ハンドラー210を介して注文マネージャー220dから取引の執行ステータスを受け取る。
h)ブローカー204aが、注文の執行を投資家206に通知する。
からなる。
投資家206と、複数のブローカー204a/b/cと、市場データサービスモジュール216と、プラットフォーム220の市場データマネージャー220bの間の市場データの流れが、破線矢印で描かれ、
a)市場データマネージャー220bが、市場データサービスモジュールからの現行のベストな入札/オファーおよび証券の最後に取引された価格のような市場データを購読する。市場データマネージャー220bは、FX価格設定エンジン220aによって提供されたFXレートを使って(ローカル通貨での)証券価格を外貨に変換することができる。市場データマネージャー220bは、それらの変換された証券価格を出版し、それにより有利なことに市場データが取引所202にとって外貨(例えば、外国人投資家206の自国通貨)でのものとなることを可能とする。
b)複数のブローカー204a/b/cが個別に、市場データを取得するために市場データサービスモジュール216にアクセスする。
c)複数のブローカー204a/b/cが、投資家206に市場データを配布する。
からなる。
プラットフォーム220とFXネッティングeブロッター218と複数のFX銀行208a/nの間の相互作用が点線矢印で描かれ、
a)複数のFX銀行208a/nが、FX入札/オファーレートをプラットフォーム220のFX価格設定エンジン220aにストリームする。
b)FX執行マネージャー220cが、FX注文を複数のFX銀行208a/nに送り、FXネッティングeブロッター218と一括化情報を更新する。
c)FXネッティングeブロッター218は、複数のFX銀行208a/nが取引、ポジション、利益/損失等を監視することを許容することができる。
からなる。
図3は、全体的に参照番号300として指し示される、本発明の実施形態による、成行注文(MO)が提示された時、「応じ無し」状態中に注文マネージャー312によって行われたプロセスを描いた概略図である。「注文を作成」プロセス320中には、ブローカー304が取引所302の外貨(FCY)でMOを作成し、MOは注文マネージャー312に渡される。「注文を市場に提示」プロセス322中には、注文マネージャー312が取引所302上に注文を提示する。「照合」プロセス324中には、取引所302が注文を照合するよう試みる。もし照合することができなければ、取引所は注文を却下し、「応じ無し」状態が起きる。注文マネージャー312は、「応じ無し」状態を通知される。「執行後」プロセス326中には、ブローカー304が注文マネージャー312によって「応じ無し」状態を通知される。
図4は、全体的に参照番号400として指し示された、本発明の実施形態による、成行注文(MO)が提示された時、「応じ有り」状態中に注文マネージャー412によって行われたプロセスを描いた概略図である。「注文を作成」プロセス420中には、ブローカー404が取引所402の外貨(FCY)でMOを作成し、MOは注文マネージャー412に渡される。「注文を市場に提示」プロセス422中には、注文マネージャー412が取引所402上に注文を提示する。「照合」プロセス424中には、取引所402が注文を照合するよう試みる。もし照合することができれば、注文は取引所402のローカル通貨(LCY)で「応じられる」。「利用可能なベストなFX価格を要求」プロセス426中には、注文マネージャー412がFX価格設定エンジン414からベストなFX価格を要求する。FX価格設定エンジン414は、複数のFX銀行からのストリームしているFX入札/オファーレートを受け取ることができ、またベストな入札/オファーレートをそのメモリー中に構築して複数のFX銀行の各々の流動性レベルのリアルタイムなスナップショットを維持することができる。「FXレートを決定」プロセス428中には、FX価格設定エンジン414が、利用可能なベストなFXレートを注文マネージャー412に提供する。「執行後」プロセス430中には、注文マネージャー412がブローカー404に「応じ有り」状態を、取引所402の外貨(FCY)で提供された情報と共に、通知する。注文マネージャー412はまた、FX執行マネージャー416に注文ステータス(即ち、FXトランザクションが、取得された利用可能なベストなFXレートを使って執行されるべきである)を通知する。
図5は、全体的に参照番号500として指し示された、本発明の実施形態による、FX執行マネージャー516によって行われたプロセスを描いた概略図である。プロセス520中には、注文マネージャー512は、(FX価格設定エンジンからのFXレートと共に)注文の詳細をFX執行マネージャー516に送ることができる。プロセス522中には、FX執行マネージャー516が注文メッセージを分析する。プロセス524中には、FX執行マネージャー516が注文情報をデータベース526中に保存する。FX執行マネージャー516はまた、プロセス528において取引ポジションを監視することができる。もし取引ポジションが閾値より小さければ、FX執行マネージャー516はポジションを定常的に監視し続ける。もし閾値に合致すれば、FX銀行518がプロセス530において通知されることができる。プロセス532では、取引ポジションが初期化され、そこではeブロッター中の「バケット」がそれらの元のレベル(例えば、通貨の或るベースレベル)にリセットされる。プロセス534では、FX銀行518が決済してトランザクションを受領確認する。
本発明の代替的実施形態では、投資家が成行注文ではなく指値注文を提示することを望む時に、指値注文仮想待ち行列が実装されても良い。そのような実装では、同じローカル通貨の中央指値注文帳簿(例えば、東京証券取引所でのJPY、シンガポール取引所でのSGD)が維持され、(外貨指値注文の)ローカル通貨等価物を定常的に時価評価/再価格設定するために外貨注文帳簿のために複数の仮想待ち行列があることができる。更には、(注文帳簿全体−物理的および仮想に相対して)時間優先度が保持されることができる。
図6は、全体的に参照番号600として指し示された、発明の実施形態に従った指値注文外国株式投資取引中に起こるイベントを描いたフローチャートである。ステップ602では、外貨(FCY)指値注文が提示される。例えば、投資家は、FCY株式シンボル、例えばABC.USDを介してブローカーに“No Worse Than-FCY Terms”指値注文を提示することができる。ローカル通貨(LCY)指値注文は、FCY指値注文から導出されて、取引所におけるコアLCY注文帳簿に送られることができる。コアLCY注文帳簿は、価格と時間優先度を維持する。
ステップ604では、関係のあるFCYのFXレートがあらゆる変化について監視される。ステップ606では、もしFXレートが変化せずに留まれば、指値注文に何も変更がなされない。ステップ608では、もしFXレートに変化があれば、新しいLCY指値価格が変化に基づいて計算されることができる。全ての指値注文が検査されることができ、(およそ30の最小サンプルサイズをもった)正規曲線が構築され、99.97%の統計的信頼度を導出すべく、例えば+/-3σの信頼区間(CI)が見つけられることができる。これは有利なことに、あらゆる与えられた時点において再計算を要求する指値注文の数を削減し、よってマシンプロセッサ負荷とレイテンシーを削減し得る。
ステップ610では、新しいLCY指値価格(端数処理後)がチェックされる。もし端数処理後のLCY指値価格に変化がなければ、指値注文に何も変更がなされない(ステップ606参照)。ステップ612においてもしそれが超えられているかを決定するためにティックサイズ制約がチェックされる。もしティックサイズ制約が超えられていなければ、指値注文に何も変更がなされない(ステップ606参照)。ステップ614では、もしティックサイズ制約が超えられていれば、指値注文が再価格設定され、新しい指値価格で置き換えられる。再価格設定されたLCY指値価格が、元々提示された全ての同様の(LCYでの)価格レベルと比較され、それらのより良い(照合されるチャンスの)価格をコアLCY注文帳簿に送るために厳密な優先順序が保持される。前の指値注文はキャンセルされて置き換えられる。言い換えると、新しいLCY時間優先順序が与えられる。
例えば、投資家が外貨での総決済価格を設定する(例えば、USD2.55でHKDでのMTR株式を買うために、そしてこれはHKD19.7625@7.75の導出された初期注文に翻訳される)。MTRのための市場は今度はHKD19.90で取引している。USD−HKDレートが7.8039に動くようであれば、彼の導出された仮想価格はHKD19.8999であろうし、(前のHKD19.7625価格がキャンセルされて)主要帳簿に今度は参加することができる。これは有利なことに、購入者がUSD2.55より多くは支払わないことを確かなものとする。
指値注文が提示され(ステップ602参照)、指値注文がその後変更された(ステップ616参照)後、ステップ618において注文数量または指値価格が変化について監視される。もし注文数量または指値価格に変化がなければ、ステップ606において指値注文に何も変更がなされない。もし注文数量または指値価格に変化があれば、新しいLCY指値価格が計算されることができる(ステップ608参照)。上述した通りのステップ610、612および614がそれに続いても良い。
指値注文が提示され(ステップ602参照)、指値注文がその後キャンセルされた(ステップ620参照)かまたは注文が完全に応じられた(ステップ622参照)後、ステップ624において執行後ステージに入っても良い。
図7は、全体的に参照番号700として指し示された、本発明の実施形態による、指値注文(例えば、“No Worse Than”(NWT)注文)が提示された時、「応じ無し」状態中に注文マネージャー712によって行われたプロセスを描いた概略図である。「注文を作成」プロセス720中には、ブローカー704が取引所702の外貨(FCY)でNWT注文を作成し、NWT注文は注文マネージャー712に渡される。「利用可能なベストなFX価格を要求」プロセス722中には、注文マネージャー712がFX価格設定エンジン714からベストなFX価格を要求する。FX価格設定エンジン714は、複数のFX銀行からのストリームしているFX入札/オファーレートを受け取ることができ、またベストな入札/オファーレートをそのメモリー中に構築して複数のFX銀行の各々の流動性レベルのリアルタイムなスナップショットを維持することができる。「FXレートを決定」プロセス724中には、FX価格設定エンジン714が、利用可能なベストなFXレートを注文マネージャー712に提供する。「NWT価格を計算し注文を市場に提示」プロセス726中には、注文マネージャー712がNWT価格を計算し、取引所702のローカル通貨(LCY)で取引所702上の市場に注文を提示する。「照合」プロセス728中には、取引所702が注文を照合するよう試みる。もし照合することができなければ、取引所は注文を却下し、「応じ無し」状態が起きる。注文マネージャー712は、「応じ無し」状態を通知される。「執行後」プロセス730中には、ブローカー704が注文マネージャー712によって「応じ無し」状態を通知される。
図8は、全体的に参照番号800で指し示された、本発明の実施形態による、指値注文(例えば、“No Worse Than”(NWT)注文)が提示された時、「応じ有り」状態中に注文マネージャー812によって行われたプロセスを描いた概略図である。「注文を作成」プロセス820中には、ブローカー804が取引所802の外貨(FCY)でNWT注文を作成し、NWT注文は注文マネージャー812に渡される。「利用可能なベストなFX価格を要求」プロセス822中には、注文マネージャー812がFX価格設定エンジン814からベストなFX価格を要求する。FX価格設定エンジン814は、複数のFX銀行からのストリームしているFX入札/オファーレートを受け取ることができ、またベストな入札/オファーレートをそのメモリー中に構築して複数のFX銀行の各々の流動性レベルのリアルタイムなスナップショットを維持することができる。「FXレートを決定」プロセス824中には、FX価格設定エンジン814が、利用可能なベストなFXレートを注文マネージャー812に提供する。「NWT価格を計算し注文を市場に提示」プロセス826中には、注文マネージャー812がNWT価格を計算し、取引所802のローカル通貨(LCY)で取引所802上の市場に注文を提示する。「照合」プロセス828中には、取引所802が注文を照合するよう試みる。もし照合することができれば、注文は取引所802のローカル通貨(LCY)で「応じらされる」。「執行後」プロセス830中には、注文マネージャー812がブローカー804に「応じ有り」状態を、取引所802の外貨(FCY)で提供された情報と共に、通知する。注文マネージャー812はまた、FX執行マネージャー816に注文ステータス(即ち、FXトランザクションが、取得された利用可能なベストなFXレートを使って執行されるべきである)を通知する。
本発明の例示的実施形態では、FX流動性プロバイダーが業者ストリーミングレートをユーザに提供する時に、それらのFX露出をチェックするために流動性プロバイダーのための監視ソリューションを供するように、ルールベースの自動化閾値システム(RATS)が(上述した)eブロッター218中に有利に採用される。RATSシステムでは、トランザクションを追跡し透明性を許容するために様々なロジックが実装されることができる。更には、取引セッションの終わりにおいて、RATSシステムは、流動性プロバイダーによって保持されたあらゆる残っているポジションをフラッシュアウト(即ち、「キャッシュ」からフラッシュアウト)することができ、チケット/通知がそれらに送られる。グラフィカルユーザインターフェース(GUI)がまた、それらの容易な監視と閾値レベルの設定のために流動性プロバイダーに提供されることができる。図9は、全体的に参照番号900として指し示された、1つ以上のFX銀行108に提供されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)のスクリーンキャプチャである。
本発明の例示的実施形態では、実装されることができる様々なRATSロジックは、(1)一括化された閾値、(2)時間ベースのトリガー、(3)手動フラッシング、および(4)適用ルール無し、を含む。
一括化された閾値ロジックは、あらゆる通貨ペアについて規定された閾値を設定することの流動性プロバイダーのための柔軟性を許容する。流動性プロバイダーは、それらに利用可能とされたGUIを通してあらゆる時点におけるそれらのFXリスクへの露出の量を調節することができる。一旦一括化された閾値がトリガーされる(即ち、閾値が破られる)と、取引上で(i)一括化または(ii)ネッティングがなされることができ、チケットが流動性プロバイダーに送られる。このロジックは、時間ベースのトリガーまたは手動フラッシングロジックと併せて使われても良い。
このロジックの利点は、操作取り扱いコストの最小化(例えば、FXチケッティングコスト、および帯域幅/システム容量/スループットの削減)、タイムリーなリスク通知、およびネッティング利点を含む。但し、小さなポジションがカバーされていないことのリスクがある。
RATSシステムはまた、流動性プロバイダーに、どのようにそれらがチケット/通知を受け取りたいかについてのオプションを有利なことに提供する。
・ 通貨ペアについての、ロングポジションについて1つのチケットを、ショートポジションについて1つのチケットを送る、一括化ベース(合計ロングポジションおよび合計ショートポジション)。
・ 通貨ペアについて単一のチケット/通知を送る、ネット化ベース(ロングおよびショートポジションの間の正味のポジション)。
図10は、全体的に参照番号1000として指し示された、本発明の実施形態による、RATSシステムを使った外国株式投資取引におけるワークフローを描いたフローチャートである。ステップ1002では、「買い」または「売り」注文が応じられ、トランザクションの詳細がRATSキャッシュ(「バケット」)中に格納される。ステップ1004では、対応するFXトランザクションが流動性を管理するためにRATSシステムから価格設定エンジンに送られる。ステップ1006では、流動性プロバイダーの規定したRATSロジックが取得され、RATSシステム中に格納される。ステップ1008では、流動性プロバイダーの規定した閾値とロジックがチェックされ、一旦閾値が破られると、キャッシュがフラッシュされて、決済のためのポジションについてそれらに知らせるために流動性プロバイダーにチケット/通知が送られる(ステップ1010)。ステップ1012では、FXトランザクションが保存される。もし閾値が破られなければ、システムは閾値との関係で流動性プロバイダーのFXポジションを監視し続ける。
流動性プロバイダーがキャッシュをフラッシュするのに選べる3つのオプションがある:
A.閾値がトリガーされた時に全ての金額をフラッシュする;
B.規定された閾値の±5%のレンジにおいてフラッシュアウトする;
C.規定された閾値のすぐ下になるのに十分なだけフラッシュアウトする。
キャッシュのフラッシングのための様々なオプションと関連付けられた考慮は:
Figure 2013534679
である。
閾値がトリガーされた時の完全なフラッシングを描写するために、例えば、US在住の投資家が、10,000株を@USD33/1株で買うことによって東京証券取引所に掲載された日本株に投資することを決める。投資家は、彼自身の好ましい通貨(USD)で「買い」注文を入力する。この注文は、証券が取引されている通貨(JPY)に変換される。ローカル通貨での株式注文が取引所に送られ、FXトランザクションが流動性プロバイダーによって執り行われる。
この例では、USD/JPY通貨ペアについて、唯一つの流動性プロバイダーAが80.52の入札をオファーすると仮定する。従って、この場合80.52である利用可能なベストなレートに基づいて、USDがJPYに変換される、即ち、USD33*10,000証券)*80.52=¥26,571,600。
JPYでのこの注文は応じられ、以下の詳細がRATSキャッシュ中に入れられる。
Figure 2013534679
もし流動性プロバイダーがUSD1,000,000の閾値を設定すると、上記のエントリーは閾値を破らない。
その後、複数の取引が処理されて、それらの詳細がRATSキャッシュ中に入れられる。
Figure 2013534679
RATSキャッシュは、一括化ベースかまたはネット化ベースでフラッシュされることができ、その詳細は以下の通りである。
図11は、全体的に参照番号1100として指し示された、本発明の実施形態による、一括化ベースでのキャッシュのフィリングおよび完全なフラッシングを描いた概略図である。
一括化ベースでは、流動性プロバイダーは閾値を破るUSD1,380,000のロングポジションを有する1102。キャッシュがフラッシュされ1104、「買い」注文(取引1、3、5および6)がクリアされ、単一のチケット/通知1106が流動性プロバイダーに送られる。
Figure 2013534679
チケットは、関与する総トランザクションの出来高加重平均価格(VWAP)に基づいており、そこでは「総取引金額/総外貨金額=VWAPのFXレート」である。
キャッシュがフラッシュされた後、「売り」注文(取引2、4)1108だけが流動性プロバイダーAについてのRATSキャッシュ中に残る。
Figure 2013534679
図12は、全体的に参照番号1200として指し示された、本発明の実施形態による、ネット化ベースでのキャッシュのフィリングおよび完全なフラッシングを描いた概略図である。
ネット化ベースでは、流動性プロバイダーは閾値を破るUSD1,180,000のロングポジションを有する1202。キャッシュ全体がフラッシュされ1204、2つのチケット/通知1206a/bが流動性プロバイダーに送られる。
Figure 2013534679
同様に、チケットは、関与する総トランザクションの出来高加重平均価格(VWAP)に基づいており、そこでは「総取引金額/総外貨金額=VWAPのFXレート」である。
キャッシュ全体がフラッシュされた後、何の注文1208も流動性プロバイダーAについてのRATSキャッシュ中に残らない。
Figure 2013534679
図13は、全体的に参照番号1300として指し示された、本発明の実施形態による、規定された閾値の±5%レンジにおけるキャッシュのフィリングおよびフラッシングを描いた概略図である。
このロジックでは、流動性プロバイダーは、規定された閾値の±5%レンジにおいて通貨トランザクション金額をフラッシュすることを選ぶことができる。
例えば、流動性プロバイダーAについてのRATSキャッシュが以下の通りであると仮定する。
Figure 2013534679
一旦閾値が破られると1302、トランザクションが、以下の通り外貨金額に基づいた降順にソートされる。
Figure 2013534679
その後、RATSシステムが、様々な取引組み合わせを計算し、関与する取引に関してVWAP通知/チケットを流動性プロバイダーに送る。
この例では、2つの組み合わせがUSD1,000,000の閾値の±5%レンジにある。
・ 組み合わせ1=注文No.4+注文No.5+注文No.2
500000+400500+90000=990500
・ 組み合わせ2=注文No.5+注文No.1+注文No.3
400500+330000+300000=1030500
閾値に最も近い組み合わせが、最も近いマッチを0%として、以下の式を適用することによって導出される。
Figure 2013534679
従って、組み合わせ1:0.95%であり、組み合わせ2:3.05%である。組み合わせ1が閾値に最も近いものとして、RATSシステムは組み合わせ1の注文に基づいてVWAPチケット/通知を流動性プロバイダーに送る。これらの注文は、以下の通りRATSキャッシュからフラッシュアウトされる1304。
Figure 2013534679
チケット/通知1306が、流動性プロバイダーに送られる。
Figure 2013534679
図14は、全体的に参照番号1400として指し示された、本発明の実施形態による、規定された閾値より下になるためのキャッシュのフィリングおよびフラッシングを描いた概略図である。
このロジックでは、流動性プロバイダーは、閾値が破られた時に、規定された閾値のレンジの直ぐ下までキャッシュをフラッシュすることを選ぶことができる(1402)。
例えば、流動性プロバイダーAについてのRATSキャッシュが以下の通りであると仮定する。
Figure 2013534679
RATSシステムは、各通貨ペアについてのグロスオープンポジションを取得するために全てのトランザクションを合計する。グロスオープンポジションは、閾値の直ぐ下のポジションに有利なことに結果としてなる取引の組み合わせを差し引くのに使われる。
上記の例では、USDJPYについての計算されたグロスオープンポジションは、USD1,630,500である。このグロス金額では、グロスオープンポジションを閾値のレンジの直ぐ下にもっていく5つの組み合わせがある。
グロスオープンポジション−(注文番号n…)=各組み合わせの差し引き結果
・ 組み合わせ1:1630500−500000−330000=800500
・ 組み合わせ2:1630500−500000−300000=830500
・ 組み合わせ3:1630500−400500−330000=900000
・ 組み合わせ4:1630500−400500−300000=930000
・ 組み合わせ5:1630500−330000−300000−100000
=900500
閾値に最も近い組み合わせが、最も近いマッチを0%として、以下の式を適用することによって導出される。
Figure 2013534679
ここでは、それが規定された閾値の直ぐ下であるので組み合わせ4(注文5と3からなる)が最も近いマッチである。RATSシステムは、組み合わせ4の取引を使って単一のVWAPチケット/通知1406を流動性プロバイダーに送る。
Figure 2013534679
注文5と3がRATSキャッシュからフラッシュアウトされる1404。
Figure 2013534679
時間ベースのトリガーロジックは、流動性プロバイダーがロングまたはショートポジションにあるあらゆる通貨ペアについてのチケット/通知を受け取る際の時間間隔を設定することを許容する。流動性プロバイダーは、それらに利用可能とされたGUIを通して、あらゆる時点における各トリガーのための時間間隔を調整することができる。一旦時間間隔がトリガーされると、取引上で一括化またはネット化がなされ、チケットが流動性プロバイダーに送られる。時間ベースのトリガーロジックの利点は、操作取り扱いコストの最小化を含むが、不利点は、FX露出と相手方リスクのタイムリーではない監視を含む。このロジックは、一括化閾値トリガーまたは手動フラッシングロジックと併せて使われても良い。もし時間ベースのトリガーロジックが一括化閾値トリガーロジックと共に実装されれば、閾値がトリガーされるとタイマーがリセットされる。
「買い」または「売り」注文が応じられた時、トランザクションの詳細がRATSキャッシュ(「バケット」)中に格納される。流動性プロバイダーの規定された時間間隔トリガーが、M−DAQシステム時間を参照してチェックされる。一旦時間間隔がトリガーされると、キャッシュがフラッシュされ、ポジションについてそれらに知らせるためにチケット/通知が流動性プロバイダーに送られる。そうでなければ、M−DAQシステムは、時間間隔内の流動性プロバイダーのFXポジションを監視し続ける。
RATSシステムはまた、流動性プロバイダーに、どのようにそれらがチケット/通知を受け取りたいかについてのオプションを有利なことに提供する。
・ 通貨ペアについての、ロングポジションについて1つのチケットを、ショートポジションについて1つのチケットを送る、一括化ベース(合計ロングポジションおよび合計ショートポジション)。
・ 通貨ペアについて単一のチケット/通知を送る、ネット化ベース(ロングおよびショートポジションの間の正味のポジション)。
例えば、US在住の投資家が、100,000株を@USD2.68/1株で買うことによってシンガポール証券取引所に掲載されたシンガポール株に投資することを決める。投資家は、彼自身の好ましい通貨(USD)で「買い」注文を入力する。この注文は、証券が取引されている通貨(SGD)に変換される。ローカル通貨での株式注文が取引所に送られ、FXトランザクションが流動性プロバイダーによって執り行われる。
この例では、USD/SGD通貨ペアについて、唯一つの流動性プロバイダーAが1.31の入札をオファーし、20秒の間隔をもった時間ベースのトリガー通知を選ぶと仮定する。従って、この場合1.31である利用可能なベストなレートに基づいて、USDがSGDに変換される、即ち、USD2.68*100,000証券)*1.31=SGD351,080。
その後、複数の取引が処理されて、それらの詳細がRATSキャッシュ中に入れられる。
Figure 2013534679
チケット/通知が、20秒の間隔で流動性プロバイダーに送られる。RATSシステムは、各取引についてシステム時間をチェックし、時間間隔内の取引を一括化またはネット化し、チケット/通知を流動性プロバイダーに送る。
Figure 2013534679
流動性プロバイダーAへのチケット/通知:
Figure 2013534679
手動フラッシングロジックは、流動性プロバイダーがFXリスクへのおよびそれら自身の離散へのそれらの露出を監視することを許容する。例えば、もし流動性プロバイダーが或る通貨ペアについて悪い見方をしていれば、それはGUIを通して1つ以上の通貨キャッシュ(「バケット」)の「手動フラッシュ」によってそのポジションをクリアすることができる。このロジックは、一括化閾値トリガーまたは時間ベースのトリガーロジックと併せて使われても良い。このロジックの利点は、リスクのタイムリーな監視を含む。但し、GUIを監視する際に操作取り扱いコストが掛かる。
「買い」または「売り」注文が応じられた時、トランザクションの詳細がRATSキャッシュ(「バケット」)中に格納される。通貨バケットの自動的フラッシングは行われない。
適用ルール無しロジックでは、取引上で一括化またはネット化はなされない。流動性プロバイダーは、各個別のトランザクションについて1つのチケット/通知を受け取る。閾値および時間トリガールールは、いかなるロジックをも通って行くことの無いシームレスなフローを許容するように「0」に設定される。このロジックの利点は、各トランザクションについての比較的容易な追跡および監視を含むが、数々のチケットを送る時の容量の問題と操作取り扱いによる増加されたコストに結果としてなる。このロジックは、上記のロジックの何れとも併せて使われなくても良い。
本発明の更なる実施形態では、流動性プロバイダーが業者ストリーミングレートをユーザに提供する時に、ストップロス/機会ゲイン(SLOG)再価格設定器が有利なことにFXレートを監視し、各入ってくる注文についてSLOG−上限およびSLOG−底トリガーを計算する。現行のFXレートがSLOG−上限またはSLOG−底トリガーのどちらかにヒットする時、SLOGが元の注文を再価格設定する。
図15は、全体的に参照番号1500として指し示された、本発明の実施形態による、ストップロス/機会ゲイン(SLOG)再価格設定器からなるマルチ通貨単位自動化相場(M−DAQ)プラットフォームを使った外国株式投資取引におけるワークフローを描いたフローチャートである。外国株式投資取引中には、外貨指値注文が提示されることができる。1つ以上の流動性プロバイダーが、業者ストリーミングレートをユーザに提供する。ステップ1502では、ベストな入札/申し入れレートを1つ以上の流動性プロバイダーから取得する。同時に、ストップロス/機会ゲイン(SLOG)再価格設定器が、各入ってくる指値注文についてSLOG−上限およびSLOG−底トリガーを計算する。ステップ1504では、影響された外貨(FCY)についてのアクティブな運用中の注文が取り出される。ステップ1506では、SLOG再価格設定器が、現行のFXレートはSLOG−上限またはSLOG−底トリガーのどちらかにヒットするかどうかをチェックする。もし現行のFXレートがどちらかのトリガーにヒットするならば、SLOG再価格設定器がステップ1508と1510においてそれぞれ、元の注文を更新して再価格設定する。SLOG再価格設定器をもったM−DAQプラットフォームは有利なことに、注文をリアルタイムで再価格設定することによって投資家の初期資本支出額または意図された報酬を保持する。
1)もしFXレートが買い注文を入力している投資家に好意的に動けば、意図された買い価格がより高いローカル価格において再価格設定され、それは投資家に成功裡の執行についてのより良いチャンスを与える。これは「機会ゲイン」として知られる。
2)もしFXレートが買い注文を入力している投資家に反して動けば、意図された買い価格がより低いローカル価格において再価格設定され、それは投資家が特定のトランザクションについて意図されたよりも多くを支払うことを防ぐ。これは「ストップロス」として知られる。
3)逆に、もしFXレートが売り注文を入力している投資家に好意的に動けば、意図された売り価格がより低いローカル価格において再価格設定され、それは投資家に成功裡の執行についてのより良いチャンスを与える。これは「機会ゲイン」として知られる。
4)もしFXレートが売り注文を入力している投資家に反して動けば、意図された買い価格がより高いローカル価格において再価格設定され、それは投資家が期待されたよりも少ない報酬を得ることを防ぐ。これは「ストップロス」として知られる。
更には、SLOG再価格設定器は、投資家の利益を保護するために“No Worse Than (NWT)”ルールを採用し、そこでは:
買い注文について、証券が取引されている変換されたローカル通貨(LCY)価格が、国内取引所によって宣言された通りの最も近いティックサイズまで切り下げられる。
売り注文について、証券が取引されている変換されたローカル通貨(LCY)価格が、国内取引所によって宣言された通りの最も近いティックサイズまで切り上げられる。
例1:「買い」注文についてのストップロス/機会ゲイン(通貨1/通貨2、ここで通貨1がFCY)
或る時点において流動性プロバイダーから取られたベストなレートが:
Figure 2013534679
であると仮定する。
もしUS在住の投資家が、東京証券取引所に掲載された日本株に投資することを決めて、1,000株を@USD29.51/1株で買うと、注文入力は:
Figure 2013534679
である。
流動性プロバイダーからのベストなレートを使って、注文はLCYに変換される:
Figure 2013534679
SLOGのNo Worse Than(NWT)ルールが適用される時、¥2495.13のLCY価格は、¥2495まで切り下げられる。東京証券取引所が小数点以下の注文を受け付けないと仮定すると、¥2495の変換されて調整された注文が東京証券取引所の注文帳簿に提示される。
SLOG再価格設定器は更に、再価格設定をトリガーすることができるSLOG−上限トリガーとSLOG−底トリガーを計算する。
Figure 2013534679
買い注文のSLOG−上限トリガーは、投資家にとっての機会ゲインである。もしFXレートが投資家の好むように動き、84.581496より大きければ、USD29.51の初期買い注文は、NWTルールで¥2496に再価格設定される。
買い注文のSLOG−底トリガーは、投資家にとってのストップロスである。もしFXレートが投資家に反して動き、84.547611より小さければ、USD29.51の初期買い注文は、NWTルールで¥2494に再価格設定される。
図16は、全体的に参照番号1600として指し示された、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した買い注文の再価格設定を描いたチャートである。
例2:「売り」注文についてのストップロス/機会ゲイン(通貨1/通貨2、ここで通貨1がFCY)
或る時点において流動性プロバイダーから取られたベストなレートが:
Figure 2013534679
であると仮定する。
もしUS在住の投資家が、東京証券取引所に掲載された日本株に投資することを決めて、1,000株を@USD30/1株で売ると、注文入力は:
Figure 2013534679
である。
流動性プロバイダーからのベストなレートを使って、注文はLCYに変換される:
Figure 2013534679
SLOGのNo Worse Than(NWT)ルールが適用される時、¥2537.25のLCY価格は、¥2538まで切り上げられる。東京証券取引所が小数点以下の注文を受け付けないと仮定すると、¥2538の変換されて調整された注文が東京証券取引所の注文帳簿に提示される。
SLOG再価格設定器は更に、再価格設定をトリガーすることができる上限トリガーと底トリガーを計算する。
Figure 2013534679
売り注文のSLOG−底トリガーは、投資家にとっての機会ゲインである。もしFXレートが投資家の好むように動き、84.566667のレートより小さければ、USD30の初期売り注文は、NWTルールで¥2537に再価格設定される。
売り注文のSLOG−上限トリガーは、投資家にとってのストップロスである。もしFXレートが投資家に反して動き、84.6のレートより大きければ、USD30の初期買い注文は、NWTルールで¥2539に再価格設定される。
図17は、全体的に参照番号1700として指し示された、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した売り注文の再価格設定を描いたチャートである。
例3:「買い」注文についてのストップロス/機会ゲイン(通貨1/通貨2、ここで通貨2がFCY)
或る時点において流動性プロバイダーから取られたベストなレートが:
Figure 2013534679
であると仮定する。
もしUS在住の投資家が、ロンドン証券取引所に掲載されたヨーロッパ株に投資することを決めて、1,000株を@USD24/1株で買うと、注文入力は:
Figure 2013534679
である。
流動性プロバイダーからのベストなレートを使って、注文はLCYに変換される:
Figure 2013534679
SLOGのNo Worse Than(NWT)ルールが適用される時、EUR17.1994のLCY価格は、EUR17まで切り下げられる。ロンドン証券取引所が小数点以下の注文を受け付けないと仮定すると、EUR17の変換されて調整された注文がロンドン証券取引所の注文帳簿に提示される。
SLOG再価格設定器は更に、再価格設定をトリガーすることができる上限トリガーと底トリガーを計算する。
Figure 2013534679
買い注文のSLOG−底トリガーは、投資家にとっての機会ゲインである。もしFXレートが投資家の好むように動き、1.333334のレートより小さければ、USD24の初期買い注文は、NWTルールでEUR18に再価格設定される。
買い注文のSLOG−上限トリガーは、投資家にとってのストップロスである。もしFXレートが投資家に反して動き、1.411766のレートより大きければ、USD24の初期買い注文は、NWTルールでEUR16に再価格設定される。
図18は、全体的に参照番号1800として指し示された、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した買い注文の再価格設定を描いたチャートである。
例4:「売り」注文についてのストップロス/機会ゲイン(通貨1/通貨2、ここで通貨2がFCY)
或る時点において流動性プロバイダーから取られたベストなレートが:
Figure 2013534679
であると仮定する。
もしUS在住の投資家が、ロンドン証券取引所に掲載されたヨーロッパ株に投資することを決めて、1,000株を@USD30/1株で売ると、注文入力は:
Figure 2013534679
である。
流動性プロバイダーからのベストなレートを使って、注文はLCYに変換される:
Figure 2013534679
SLOGのNo Worse Than(NWT)ルールが適用される時、EUR21.5177のLCY価格は、EUR22まで切り上げられる。ロンドン証券取引所が小数点以下の注文を受け付けないと仮定すると、EUR22の変換されて調整された注文がロンドン証券取引所の注文帳簿に提示される。
SLOG再価格設定器は更に、再価格設定をトリガーすることができる上限トリガーと底トリガーを計算する。
Figure 2013534679
売り注文のSLOG−上限トリガーは、投資家にとっての機会ゲインである。もしFXレートが投資家の好むように動き、1.428571のレートより大きければ、USD30の初期売り注文は、NWTルールでEUR21に再価格設定される。
売り注文のSLOG−底トリガーは、投資家にとってのストップロスである。もしFXレートが投資家に反して動き、1.363636のレートより小さければ、USD30の初期買い注文は、NWTルールでEUR23に再価格設定される。
図19は、全体的に参照番号1900として指し示された、本発明の実施形態による、上述した通りの、FXレートの変動に依存した売り注文の再価格設定を描いたチャートである。
本発明の別の実施形態によると、流動性プロバイダー(LPs)から受け取った複数の固定された入札/オファーレートは、価格優先度および時間優先度の観点でソートされる。利用可能なベストなレートが、提示および再価格設定のために証券取引に割り当てられる。価格設定エンジン(PE)は、入ってくるFX価格を監視し、トランザクション可能性(POT)機能を通して証券FX変換のためのベストなレートをストリームする。
例示的実施形態では、POT機能は、ルールのセットを適用するように構成され、そこでは:
a.全ての入ってくるFX価格は、PEによって管理された統合されたテーブルにストリームされる。
b.PEは、最も高い価格をベストな価格として降順に入札FX価格をソートする。もしLPsが同じ競合する価格をストリームすれば、それらは時間優先度の観点でソートされる。
c.PEは、最も低い価格をベストな価格として昇順に申し入れFX価格をソートする。もしLPsが同じ競合する価格をストリームすれば、それらは時間優先度の観点でソートされる。
流動性プロバイダーへの滑りを有利なことに防止するために、POT機能は、FXレートを導出して割り当てるための様々な解決策を実装するように構成され、それらは以下に詳細に記載される。
POT機能を通して採用された第1の解決策は、流動性プロバイダーレベルの解決策であり、それは国内取引所がグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を通して使われるべきFX価格のレベルを決定することを許容する。
VWAPのFX価格は、以下の式を使って導出される:
Figure 2013534679
ここで“X”は国内取引所によって選ばれたFX価格のレベルである。
例えば、以下のレートが、価格および時間優先度をもって、価格設定エンジンにおいて受け取られてソートされる:
Figure 2013534679
“X”=2を仮定すると:
Figure 2013534679
VWAPのFX価格
=(80245000+80245000)/(1000000+1000000)=160490000/2000000
=80.245
このFX価格が、価格設定および再価格設定のために注文マネージャー(SLOG)にストリームされる。各FX価格の流動性がリアルタイムで監視され、もしFX価格の流動性に何らかの変化があれば、VWAPのFX価格が再計算されて注文マネージャーに送られる。
第2の解決策では、国内取引所に供されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を通して、期待された取引金額がシステム中に入れられる。自動化ルールがあるので、POTは入れられた取引金額をカバーするのに十分なFX価格を作り出す。VWAP価格がそれからリアルタイムで計算される。
VWAPのFX価格は、以下の式を使って導出される:
Figure 2013534679
“X”はPEによって選ばれたFX価格のレベルであり、“Y”は国内取引所によって入力された取引出来高である。
例えば、以下のレートが、価格および時間優先度をもって、価格設定エンジンにおいて受け取られてソートされる:
Figure 2013534679
y=200,000,000を仮定する(即ち、200,000,000が、あらゆる時間において取引をカバーするのに必要なローカル通貨予測であったとする)と、POTアルゴリズムは必要なローカル通貨とその利用可能性に基づいてVWAPのFX価格を計算する。
Figure 2013534679
3つのベストなFX価格が200,000,000をカバーするのに十分な流動性を有するので、VWAPのFXレートがそれらのレートに基づいて計算される。
VWAPのFX価格
=(80254000+80258000+80258000)/(1000000+1000000+1000000)
=240770000/3000000
=80.25666667
このFX価格が、価格設定および再価格設定のために注文マネージャー(SLOG)にストリームされる。各FX価格の流動性がリアルタイムで監視され、もしFX価格の流動性に何らかの変化があれば、VWAPのFX価格が再計算されて注文マネージャーに送られる。
VWAPレートを導出する第3の解決策は、宣言された時間間隔で計算されたトランザクション比率を使うことによる「市場モーメンタム」に基づいている。これは、処理される可能性の高い取引金額を有利なことに追跡し続けて、リアルタイムのVWAPのFX価格を導出するものである。
手順は以下の通りである。
1.過去の“x”期間(日/時間)のM−DAQを通して合計処理値を取得する。
2.過去の“x”期間(日/時間)のM−DAQを通して提出された注文の合計値を取得する。
3.単純平均または加重平均を使って、各日の合計処理値/注文の合計値によってトランザクション比率を取得する。
Figure 2013534679
4.規定された時間間隔にけるトランザクション比率を取得する。
5.M−DAQが現行の注文をリアルタイムで監視し、この金額をカバーするのに必要な流動性を作り出す。この金額から、VWAPのFX価格を導出することができる。
例えば、新しい取引日の開始について、過去5日の最初の半時間の推定されたトランザクション可能性の平均に基づいて、株Aの比率が計算される。
Figure 2013534679
・単純平均:(0.871+0.752+0.934+0.85+0.65)/5
=0.8114
・ 加重平均:
Figure 2013534679
もしa=0.8ならば、加重平均=0.7893である。
単純平均を使うとすると:
i.取引日の開始におけるM−DAQを通した注文入力が23.50百万[発明者−“23.50”は代わりに“12.54”であるべきことを確認して下さい]相当の注文であると仮定する。
トランザクション比率を合計注文入力に適用すると、10.175百万相当の注文が処理され得る高いチャンスがある。
(0.8114*12.54=10.175)
ii.統合されたFXテーブルから、ハイライトされた列は、トランザクション比率によって宣言された通りの潜在的トランザクションをカバーするのに必要な流動性からなる(即ち、10.175百万)。
Figure 2013534679
iii.VWAP:値の和/流動性の和=82.33612
導出されたVWAPが注文マネージャー(OM)と市場マネージャー(MM)にストリームされる。
第4の解決策では、異なるファクターにグループを割り振ることによって、特定の取引が処理されている可能性が様々なファクターから決定されることができ、より良いレートが割り当てられることができる。
各注文は、それらの執行の確率に基づいて異なるレートを付与され、注文は、注文執行の可能性に影響を与えるファクター、例えば、株のボラティリティ、ティック距離等、に基づいてまずソートされる。
手順は以下の通りである。
1.提示された注文が執行される可能性はどれぐらいかを示すファクターを同定する。
2.異なるファクターについてのグループを決定するグルーピングテーブルを維持する。
3.各注文についてのグルーピングに基づいて、そのカテゴリーの執行を分類する。
4.執行のより良いチャンスをもった注文は、より良いレートを提供される。
例えば、「ティック距離」が、執行の可能性を測定するための唯一のファクターとして選ばれる。より短い距離は高い可能性を指し示し、よってより高い重みが付与され、より良いFXレートを提供される。これは、USD9.50で取引されている証券について、USD9.45で買う入力注文はUSD9.40で買う入力注文と比較して執行のより高いチャンスを有する、ことを意味する。
ファクター「ティック距離」についての以下のルールを使って:
Figure 2013534679
投資家A
4.5百万相当の入力買い注文@USD10.45
ティック距離=[(10.50−10.45)/0.05]=1
割り当てられたグループ:1
投資家B
3百万相当の入力買い注文@USD10.25
ティック距離=[(10.50−10.25)/0.05]=5
割り当てられたグループ:2
投資家C
2.5百万相当の入力買い注文@USD10.60
ティック距離=[(10.70−10.50)/0.05]=4
割り当てられたグループ:2
必要な流動性が、上述した解決策を使って、自動化を介したグルーピングに基づいて作り出される。
Figure 2013534679
特定の証券についての執行の可能性を測定するために2つのファクターが選ばれた時、2つの異なるアプローチが使われ得る。
第1のアプローチでは、可能性の高い結果が、執行のカテゴリーに更に分類される。単一ファクターについてと同じ方法論を採用して、必要な流動性が自動化を介して作り出される。
Figure 2013534679
第2のアプローチは、取引日の終りの前の執行の可能性を得るべく、注文提示と執行の間にかかった時間を推定する手段を含む。
線形回帰を使ったPOTを仮定すると、以下の式がリファレンスとして取られ、履歴データと共に使われる。
Figure 2013534679
Figure 2013534679
履歴データと共に、時間ファクター(Y)を生み出すようにβが決定されることができる。タイミングは更に、執行のカテゴリーに分類される。単一ファクターについてと同じ方法論を採用して、必要な流動性が自動化を介して作り出される。
本発明の実施形態は、特定の証券について複数の注文帳簿/市場の奥行を作り出さない。むしろ、本発明の実施形態は、それが価格発見のための最適な会場であるので、異なる通貨の全ての注文が、国内取引所によって維持された単一の物理的注文帳簿/市場の奥行で「出会う」ことを可能とすることを目指す。更には、有利なことに流動性の希薄化が無い。SLOGモジュールは、ローカル通貨での注文を再価格設定して単一の物理的注文帳簿/市場の奥行中に提出する。
有利なことに、本発明の実施形態のシステムと方法は、電子注文供給の現行の方法に変更を要求しない。より特定には、ローカル通貨での注文と外貨での注文を区別する時に、追加のレイテンシーが現行の方法に好ましくは導入されない。
外国人投資家は、証券取引のための注文を提示する時とFX変換が行われる時との間でかなりのFX市場リスクに直面する。本発明の実施形態は有利なことに、注文提示と取引所でのその基となる証券の執行の時におけるFX市場リスクに関連付けられた不確定性を削減する。言い換えると、取引の利益および損失の全てが、取引の決定の前により良く知られることができる。
現在、証券取引上の決定は典型的には、その基となるFXレートの十分な考慮がほとんど無しでなされている。発明の実施形態では、証券取引上の決定が今度は、証券価格とFX価格という2つの変数の完全な転嫁と共になされることができる。よって、投資家は自身の市場への入場および退場のタイミングを適切に図ることができる。
掲載された会社には、地理的または時間的に異なる投資家がそれらの証券を取引することを許容するために複数の二次的掲載を行う際に、かなりのコストがかかる。しかしながら、本発明の実施形態は、掲載された会社による異なる取引所上での二重掲載の必要とコストを削減する。
また、典型的にはX個の入札/オファー価格の最小値を探し出すことによってベストな執行を証明し、非常に資源集中的になり得る受託者義務のこの鍵となる証明の十分な内部的制御と記録保持を確かなものとする必要がある。本発明の実施形態は、取引所によって提供されたFXおよび証券価格のブレンドされたものを提供して、ベストな執行を更に証明する必要を最小化することができる、
小口投資家は現在、彼らのブローカーによってなされるFX変換に平均して50−80bpsを支払う。機関ファンドマネージャーが通常3−5bpsのスプレッドを支払う一方で、実際のFX銀行間価格は1−2bpsのレンジである。本発明の実施形態によると、FX流動性プロバイダー(LPs)は、銀行間レベルに近いレートをストリームすることができ、取引所からの大きな一括化フローでもって、相手方としてのブローカーおよびファンドマネージャーと関連付けられた与信コストの排除を可能とされ、LPsによって直面されるFXチケッティングコストの問題を最小化する。(50倍のファクターまでの)顕著により良いFXレートが、単一の複数銀行FX大口価格をプロファイルまたは取引サイズに関わり無く全ての投資家に供する本発明の実施形態による方法とシステムの実装から取得され得る。
殆どの取引所は、クロスボーダーの取引を通常は機関投資家の手に委ねて、速度(アクティブな取引)については国内投資家に圧倒的に依存している。本発明の実施形態は、国際投資家のより幅広いスペクトラムを奨励し得て、それは多様化を提供できる。
現在、利用可能なファンド情報のタイムリーで統合された(国レベルの)フローは無い。現状では、大きなFX銀行が、一日の終りベースでこの情報をそれらの選択されたクライアントに提供しており、そのような情報は個別の銀行によって登録された通貨フローだけを反映している。本発明の実施形態は、国内取引所が国内におけるクロスボーダー活動全体の良い代理であるので、中央銀行がほぼリアルタイムの情報を取得することを許容し得る。
取引所は現在、新たな掲載者を惹きつけるための唯一のやり方がしばしば、各種の料金をカットし、株価収益(PE)率がその同僚取引所よりも高くなることができるようなより魅力的な投資家基盤を有することによる、というシナリオに直面している。新たな市場アクセス製品が、妥当であるために必要であり得る。ローカル通貨のみの相場付けは、それがしばしば混乱しており、高価で遅いと見られるので、クロスボーダー投資家の取引所へのアクセスを制限する。本発明の実施形態を配備する取引所は、その証券が、物理的にそこに居ること無しにあたかもその他の地域に掲載されたものであるかのように見られるようにすることができ、海外からの投資家が、彼ら自身の本国取引所のそれと異ならずにローカルな証券を取引することを許容することができる。これはまた、本発明の実施形態を配備する取引所における二次的な掲載を試みるためにそれ以外の所で掲載されたグローバルなMNCsを惹きつけ得る。
本発明の実施形態は有利なことに、グローバルな証券を「ローカル」にし、投資家に彼らのポートフォリオ構成におけるより多くのチョイスを与え、クロスボーダー証券投資への心理的、経済的および技術的な障壁を取り除く。言い換えると、投資家は(LCYで相場付けされた)株式価格と執行可能なLCY−クロスFXレートの両方に基づいた取引決定をすることができ、それは、海外の経済の代理としておよび外国企業の二次的掲載に参加する投資家のための両方として、海外の株式市場に参加することを熱望する海外の投資家のために門戸を開くことができる。
図21は、全体的に参照番号2100として指し示された、本発明の例示的実施形態による、外貨で証券を取引するための方法を描いたフローチャートである。ステップ2102では、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータがFX価格設定モジュール中で維持される。ステップ2104では、証券の取引通貨において証券と関連付けられた元の取引データが、市場マネージャーモジュール中で受け取られる。ステップ2106では、外貨において証券と関連付けられた変換された取引データが、市場マネージャーモジュール中で自動的に生成される。市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを自動的に生成する。
例示的実施形態の方法とシステムは、図20に概略的に示されたコンピューターシステム2000上に実装されることができる。それは、コンピューターシステム2000内で実行されていて、コンピューターシステム2000に例示的実施形態の方法を行うように命令しているコンピュータープログラムのような、ソフトウェアとして実装されても良い。
コンピューターシステム2000は、コンピューターモジュール2002と、キーボード2004およびマウス2006のような入力モジュールと、ディスプレイ2008およびプリンター2010のような複数の出力モジュールからなる。
コンピューターモジュール2002は、例えばインターネットあるいはローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)のようなその他のネットワークシステムへのアクセスを可能とするように、好適なトランシーバーデバイス2014を介してコンピューターネットワーク2012に接続されている。
例におけるコンピューターモジュール2002は、プロセッサ2018と、ランダムアクセスメモリー(RAM)2020と、リードオンリーメモリー(ROM)2022を含む。コンピューターモジュール2002はまた、多数の入出力(I/O)インターフェース、例えばディスプレイ2008へのI/Oインターフェース2024およびキーボード2004へのI/Oインターフェース2026、を含む。
コンピューターモジュール2002のコンポーネンツは典型的には、当業者に周知のやり方で、相互接続バス2028を介して通信する。
アプリケーションプログラムが典型的には、CD−ROMまたはフラッシュメモリーキャリアのようなデータ格納媒体上に符号化されてコンピューターシステム2000のユーザに供給され、データ格納デバイス2030の対応するデータ格納媒体ドライブを利用して読み出される。アプリケーションプログラムは、プロセッサ2018によって読み出され、その実行において制御される。プログラムデータの中間的格納が、RAM2020を使って達成されても良い。
広く記載された発明の精神または範囲を逸脱すること無く、実施形態に示された本発明に数々の変形および/または変更がなされ得ることが当業者によって理解されるであろう。実施形態は従って、全ての面で描写的で非制約的なものであると考えられるべきである。

Claims (49)

  1. 外貨で証券を取引するためのシステムであって、
    1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータを維持するためのFX価格設定モジュールと、
    証券の取引通貨で証券と関連付けられた元の取引データを受け取り、外貨で証券と関連付けられた変換された取引データを生成するように構成された市場マネージャーモジュールであって、市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを生成するものと、
    変換された取引データに基づいて外貨での証券の取引のための注文の執行を命令するように構成された注文マネージャーモジュールと、
    を含むシステム。
  2. 注文マネージャーモジュールは、外貨での証券の取引の執行を命令することによって注文を執行するように構成されている、請求項1記載のシステム。
  3. 注文マネージャーモジュールは、外国/取引通貨取引を執行するためのFX執行マネージャーに命令することによって注文を執行するように構成されている、請求項1または2記載のシステム。
  4. 注文は、証券と注文数量を同定する成行注文からなる、請求項1から3のいずれか1つに記載のシステム。
  5. 注文は更に、注文タイプからなる、請求項4記載のシステム。
  6. 注文マネージャーモジュールは、現行価格に基づいて取引通貨での成行注文の順番待ちと照合を始動し、FX執行マネージャーは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて外国/取引通貨取引を執行する、請求項5記載のシステム。
  7. 注文は、証券と、注文数量と、注文タイプと、外貨での設定価格を同定する指値注文からなる、請求項4記載のシステム。
  8. 注文マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートを使って外貨での設定価格からの変換された価格に基づいて取引通貨での指値注文の順番待ちと照合を始動する、請求項7記載のシステム。
  9. 注文マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールからの更新されたFXレートに基づいて変換された価格を調整し、順番待ちと照合のために更新された指値注文で指値注文を置き換えるように構成されている、請求項8記載のシステム。
  10. FX執行マネージャーは、指値注文の照合に際してFX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて外国/取引通貨取引を執行する、請求項8または9記載のシステム。
  11. 1つ以上の流動性プロバイダーによって保持されたポジションを格納するように構成された一括化モジュールを更に含み、
    一括化モジュールは、各流動性プロバイダーについて、前記各流動性プロバイダーのための2つ以上の格納されたポジションに基づいて単一のチケットを発行するように構成されている、請求項1から10のいずれか1つに記載のシステム。
  12. 一括化モジュールは、前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションが閾値判断基準を満たせば単一のチケットを発行するように構成されている、請求項11記載のシステム。
  13. 閾値判断基準は、閾値通貨金額および時間間隔からなるグループの1つ以上からなる、請求項12記載のシステム。
  14. 一括化モジュールは、単一のチケットを発行するための前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションを全てクリアするように構成されている、請求項13記載のシステム。
  15. 一括化モジュールは、単一のチケットを発行するための閾値通貨金額の周りの範囲内の前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションをクリアするように構成されている、請求項13記載のシステム。
  16. 一括化モジュールは、残っているポジションの通貨金額が単一のチケットを発行するための前記各流動性プロバイダーのための閾値通貨金額より下であるように、格納されたポジションをクリアするように構成されている、請求項13記載のシステム。
  17. システム中に提示された注文を再価格設定するように構成された再価格設定モジュールを更に含み、
    再価格設定モジュールは、FX価格設定モジュールからのストリームしている更新された情報に基づいてリアルタイムで注文を再価格設定するように構成されている、請求項1から16のいずれか1つに記載のシステム。
  18. 再価格設定モジュールは、再価格設定をトリガーするための上限トリガーおよび底トリガーを計算するように構成されている、請求項17記載のシステム。
  19. 再価格設定モジュールは、注文と関連付けられた端数処理された取引通貨価値に基づいて上限トリガーおよび底トリガーを計算するように構成されている、請求項18記載のシステム。
  20. 再価格設定モジュールは、注文と関連付けられた次により高いおよび次により低い端数処理された取引通貨価値に基づいて上限トリガーおよび底トリガーを計算するように構成されている、請求項19記載のシステム。
  21. システム中での使用のための現行FXデータを決定するように構成された選択モジュールを更に含み、
    選択モジュールは、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータの2つ以上のセットに基づいて現行FXデータを選択するように構成されている、請求項1から20のいずれか1つに記載のシステム。
  22. 選択モジュールは、FXデータのランク付けされたセットに基づいて現行FXデータを選択するように構成されている、請求項21記載のシステム。
  23. 選択モジュールは、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータの2つ以上のセットの出来高加重平均に基づいて現行FXデータを選択するように構成されている、請求項22記載のシステム。
  24. 選択モジュールは、流動性プロバイダーロジック、取引出来高ロジック、トランザクション比率ロジック、およびマルチファクターベースのロジックからなるグループの1つ以上に基づいて現行FXデータを選択するように構成されている、請求項23記載のシステム。
  25. 外貨で証券を取引するための方法であって、
    FX価格設定モジュールにおいて、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータを維持することと、
    市場マネージャーモジュールにおいて、証券の取引通貨で証券と関連付けられた元の取引データを受け取り、市場マネージャーモジュールにおいて、外貨で証券と関連付けられた変換された取引データを自動的に生成することあって、市場マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて変換された取引データを自動的に生成することと、
    注文マネージャーモジュールを使って、変換された取引データに基づいて外貨での証券の取引のための注文を執行することと、
    を含む方法。
  26. 注文を執行することは、注文マネージャーモジュールを使って、外貨での証券の取引を執行することからなる、請求項25記載の方法。
  27. 注文を執行することは、FX執行マネージャーを使って、外国/取引通貨取引を執行することからなる、請求項25または26記載の方法。
  28. 注文は、証券と注文数量を同定する成行注文からなる、請求項25から27のいずれか1つに記載の方法。
  29. 注文は更に、注文タイプからなる、請求項28記載の方法。
  30. 注文マネージャーモジュールは、現行価格に基づいて取引通貨での成行注文の順番待ちと照合を始動し、FX執行マネージャーは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて外国/取引通貨取引を執行する、請求項29記載の方法。
  31. 注文は、証券と、注文数量と、注文タイプと、外貨での設定価格を同定する指値注文からなる、請求項28記載の方法。
  32. 注文マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールによって提供されたFXレートを使って外貨での設定価格からの変換された価格に基づいて取引通貨での指値注文の順番待ちと照合を始動する、請求項31記載の方法。
  33. 注文マネージャーモジュールは、FX価格設定モジュールからの更新されたFXレートに基づいて変換された価格を調整し、順番待ちと照合のために更新された指値注文で指値注文を置き換える、請求項32記載の方法。
  34. FX執行マネージャーは、指値注文の照合に際してFX価格設定モジュールによって提供されたFXレートに基づいて外国/取引通貨取引を執行する、請求項32または33記載の方法。
  35. 一括化モジュールを使って、1つ以上の流動性プロバイダーによって保持されたポジションを格納するステップを更に含み、
    各流動性プロバイダーについて、前記各流動性プロバイダーのための2つ以上の格納されたポジションに基づいて単一のチケットが発行される、請求項25から34のいずれか1つに記載の方法。
  36. 前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションが閾値判断基準を満たせば単一のチケットが発行される、請求項35記載の方法。
  37. 閾値判断基準は、閾値通貨金額および時間間隔からなるグループの1つ以上からなる、請求項36記載の方法。
  38. 単一のチケットを発行するための前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションを全てクリアするステップを更に含む、請求項37記載の方法。
  39. 単一のチケットを発行するための閾値通貨金額の周りの範囲内の前記各流動性プロバイダーのための格納されたポジションをクリアするステップを更に含む、請求項37記載の方法。
  40. 残っているポジションの通貨金額が単一のチケットを発行するための前記各流動性プロバイダーのための閾値通貨金額より下であるように、格納されたポジションをクリアするステップを更に含む、請求項37記載の方法。
  41. 再価格設定モジュールを使って、注文マネージャーモジュール中に提示された注文を再価格設定するステップを更に含み、
    注文は、FX価格設定モジュールからのストリームしている更新された情報に基づいてリアルタイムで再価格設定される、請求項25から40のいずれか1つに記載の方法。
  42. 再価格設定をトリガーするための上限トリガーおよび底トリガーを計算するステップを更に含む、請求項41記載の方法。
  43. 注文と関連付けられた端数処理された取引通貨価値に基づいて上限トリガーおよび底トリガーを計算するステップを更に含む、請求項42記載の方法。
  44. 注文と関連付けられた次により高いおよび次により低い端数処理された取引通貨価値に基づいて上限トリガーおよび底トリガーを計算するステップを更に含む、請求項43記載の方法。
  45. 選択モジュールを使って、証券の取引での使用のための現行FXデータを決定するステップを更に含み、
    現行FXデータは、1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータの2つ以上のセットに基づいて選択される、請求項25から44のいずれか1つに記載の方法。
  46. FXデータのランク付けされたセットに基づいて現行FXデータを選択するステップを更に含む、請求項45記載の方法。
  47. 1つ以上の流動性プロバイダーからストリームされたFXデータの2つ以上のセットの出来高加重平均に基づいて現行FXデータを選択するステップを更に含む、請求項46記載の方法。
  48. 流動性プロバイダーロジック、取引出来高ロジック、トランザクション比率ロジック、およびマルチファクターベースのロジックからなるグループの1つ以上に基づいて現行FXデータを選択するステップを更に含む、請求項47記載の方法。
  49. 請求項25から48のいずれか1つに記載された、外貨で証券を取引するための方法を実行することをコンピューターシステムに命令するためのコンピュータープログラムコード手段がその上に格納された、データ格納媒体。
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