JP2013534433A - 光ファイバの形状再構成 - Google Patents

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Abstract

光センシングシステム(10)は、フレキシブルな光ファイバ(30)と光ファイバコントローラ(40)とを使用する。光ファイバ(30)は、近位端(31p)と遠位端(31d)とを有する変形光センサアレイ(31)を含み、医療装置(20)に接合されて、規定空間内での医療装置(20)の移動に応じた光ファイバ(30)の形状の変化を指し示すエンコード光信号(32)を生成し得る。光ファイバコントローラ(40)は、エンコード光信号(32)を用いて、近位端(31p)と遠位端(31d)との間の光ファイバ(30)の形状の一部又は全体を再構成する。この目的のため、光ファイバコントローラ(40)は、当該光ファイバコントローラによって指定される前記規定空間内の固定サンプリング位置を有するアンカー点に対して、光ファイバ(30)をアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに区分けする。

Description

本発明は概して、光ファイバの形状再構成に関する。本発明は具体的には、光ファイバの異なる複数のセグメントの異なる時間的速さでの形状再構成のための仕様に関する。
皮膚の小切開を介して、あるいは生まれながらの孔又は開口部(例えば、鼻又は口)を介して、手術針、カテーテル、チューブ、内視鏡、又はその他の医療装置を経皮的に挿入することによって、低侵襲医療処置が行われている。しばしば、人体内の医療装置の位置が、リアルタイム医用撮像装置(例えば、2次元若しくは3次元超音波(“2DUS”若しくは“3DUS”)装置、X線透視装置、磁気共鳴撮像(“MRI”)装置、及びコンピュータ断層撮影(“CT”)装置)を用いてモニタされる。
特定の用途において、処置時間を短縮するため、あるいは電離放射線への被曝を最小化するために、非撮像的な追跡技術が医療装置の位置特定に使用されている。現行の追跡システムは、3次元空間でセンサを三角測量するために、電磁的、音響的、インピーダンス的、及び光学的な技術を用いたセンシングに基づくことがあり、また、例えば信号の強度(及び/又は減衰)、信号の位相/周波数シフト、及び/又は飛行時間(タイム・オブ・フライト)などの原理を用いることがある。
光ファイバに基づく位置特定技術は、幾何学的な変化を伝送光にエンコードすることによって光ファイバの形状を再構成することを伴う。具体的には、光ファイバの形状再構成は、光ファイバ内へのファイバ・ブラッグ・グレーティングの導入、又は光ファイバの製造プロセスに由来する生まれもっての光屈折の不均一性、に起因して生じる光学的な屈折率の変化を利用することによって行われ得る。ファイバ・ブラッグ・グレーティングは、光の特定の波長を反射し且つその他全てを透過させる光ファイバの小区画(ショートセグメント)である。これは、ファイバーコア内に屈折率の周期的な変化を付与することによって達成される。この周期的な変化は、特定の波長に対する誘電体ミラーを生成する。ファイバ・ブラッグ・グレーティングは、歪みに対する感度が高く、それにより、歪みの大きさに比例したファイバ・ブラッグ・グレーティングのブラッグ波長のシフトΔλを生じさせる。分散型センシングにファイバ・ブラッグ・グレーティングを用いることの主な利点は、単一のひかりファイバの長さに沿って多数の変形光センサを調べ得ることである。同様に、光ファイバの長さに沿って生じる光屈折率の生まれもっての変動を利用するレイリー散乱手法を用いて、ファイバ変形を検知することができる。
光ファイバの形状センシング能力は、光ファイバの近位端で始めて光ファイバの遠位端で終わるよう、光ファイバの長さに沿った各検知位置で3次元(“3D”)変形を測定することによって遂行される。そして、ファイバ長に沿った歪みの積分によって、あるいは逆問題を解くための多数の推定方法のうちの何れかを用いることによって、再構成が可能である。また、この処理は集成的なものである。すなわち、光ファイバに沿った1つの箇所の1つの変形光センサの3D位置は、光ファイバ内のその箇所の前の全ての変形光センサがやはり3Dで再構成されている場合にのみ計算されることができる。
低侵襲医療処置の状況において、外科医は、関心ある解剖学的領域の近くにある光ファイバの遠位部分にのみ関心があることがある。しかしながら、光ファイバのその遠位部分の形状を得るためには、患者の体の外側にある光ファイバ部分も含めて、光ファイバの近位部分全体の形状を再構成する必要がある。
この手法の欠点は、形状再構成が計算的に非常に高コストになることである。例えば、1.0メートルのファイバはおよそ25,000個の変形光センサを有し、それらの各々がそのロー(生)データを、処理を行う再構成エンジンに報告しなければならない。その結果は低い時間分解能であり、現行システムは1.0メートルのファイバの場合で2.5Hzに制限されている。この程度の時間サンプリングでは、多くの介入手順に不適合である。
アンカー点に対して光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに区分けするファイバセグメンテーション技術が開示される。
本発明は、アンカーファイバセグメントを光ファイバの近位端とアンカー点と延在させ、且つアクティブファイバセグメントをアンカー点と光ファイバの遠位端との間に延在させて、アンカー点に対して光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに区分けするファイバセグメンテーション技術を提供する。このファイバセグメンテーション技術は、ファイバ形状サンプリング目的でアンカー点が空間内で固定されると仮定し、それにより、光ファイバの形状サンプリングにおいて、アンカーファイバセグメントの測定及び再構成を行う必要なしに、アクティブファイバセグメントの測定及び再構成が行われる。
本発明の一形態は、人体の解剖学的領域を撮像するのに使用される、1つ以上のフレキシブル光ファイバと光ファイバコントローラとを用いる光形状センシングシステムである。各光ファイバは、近位端と遠位端とを有する変形光センサのアレイ(例えば、ファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ)を含む。光ファイバは、医療装置(例えば、カテーテル、手術針、チューブ、又は内視鏡)に接合されて、規定空間内での医療装置の移動に応じた光ファイバの形状の各変化を指し示すエンコード光信号を生成するよう動作する。例えば、カテーテルの管腔内に光ファイバが挿入され、それにより、手術手順中に関心ある解剖学的領域までカテーテルの遠位端がナビゲートされるときに、管腔内及び/又は外の光ファイバの形状が変化する。
光ファイバコントローラは、エンコード光信号を処理して、近位端と遠位端との間の光ファイバの形状の一部又は全体を再構成する。本発明に係るセグメンテーション技術を実行するため、光ファイバコントローラは、当該光ファイバコントローラによって指定される規定空間内のサンプリング位置を有するアンカー点に対して、光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに区分けする。アンカーファイバセグメントは近位端とアンカー点との間に延在し、アクティブファイバセグメントはアンカー点と遠位端との間に延在する。より具体的には、アンカーファイバセグメントは、近位端を含む、あるいは含まず、そして、アンカー点を含む、あるいは含まない。同様に、アクティブファイバセグメントは、アンカー点を含む、あるいは含まず、そして、遠位端を含む、あるいは含まない。
低空間時間形状サンプリングモードにおいて、光ファイバコントローラは、光ファイバのアンカーファイバセグメントの形状及び光ファイバのアクティブファイバセグメントの形状を順次に再構成する。
高空間時間形状サンプリングモードにおいて、光ファイバコントローラは専ら、光ファイバのアクティブファイバセグメントの形状を再構成する。
アンカー点更新サンプリングにおいて、光ファイバコントローラは専ら、光ファイバのアンカーファイバセグメントの形状を再構成する。
本発明の様々な典型的な実施形態についての以下の詳細な説明を添付図面と関連付けて読むことにより、本発明の上述の形態及びその他の形態、並びに本発明の様々な特徴及び利点が、より一層と明らかになる。以下の詳細な説明及び図面は、本発明を単に例示するものであって限定するものではなく、本発明の範囲は、添付の請求項及びそれに均等なものによって定められる。
本発明に従った医用撮像システムの典型的な一実施形態を示す図である。 技術的に知られた光ファイバの典型的な形態を示す図である。 技術的に知られた光ファイバの典型的な形態を示す図である。 技術的に知られた光ファイバの典型的な形態を示す図である。 技術的に知られた光ファイバの典型的な形態を示す図である。 本発明に従った光ファイバセグメンテーションの典型的な一実施形態を示す図である。 本発明に従った光ファイバ形状再構成の典型的な一実施形態を示す図である。 本発明に従った図1に示した医用撮像システムの典型的な一実施形態を示す図である。 本発明に従ったパラメータ入力オプションテーブルの典型的な一実施形態を示す図である。 本発明に従ったGUIパラメータ入力オプションの典型的な一実施形態を示す図である。 本発明に従ったファイバ画像パラメータ入力オプションの典型的な一実施形態を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る医用画像化システムは、光形状センシングシステム10と撮像システム50(例えば、X線システム、MRIシステム、CTシステム、USシステム、又はIVUSシステム)とを使用する。
システム10は、医療装置20(例えば、カテーテル、手術針、チューブ、又は内視鏡)に接合され得る光ファイバ30を使用する。本発明の目的において、光ファイバ30は、近位端31p及び遠位端31dを有する変形光センサアレイ31を介して、連続した内部光反射によって光を伝送するように構造的に構成された任意の要素又は装置として広く定義され、アレイ31の各変形光センサは、光ファイバ30に印加される外部刺激の関数として反射波長がシフトされ得るようにして、特定の波長の光を反射するがその他全ての波長の光を透過させるように構造的に構成された任意の要素として広く定義される。光ファイバ30及び変形光センサアレイ31の例には、以下に限られないが、技術的に知られているような、ファイバの長さに沿って一体化されたファイバ・ブラッグ・グレーティングのアレイを組み入れた、フレキシブルで光学的に透明なガラス又はプラスチックのファイバと、技術的に知られているような、ファイバの長さに沿って生じた光屈折率の生まれもっての変動を有した、フレキシブルで光学的に透明なガラス又はプラスチックのファイバとがある。
また、本発明の目的において、“接合される”なる用語は、光ファイバ30が医療装置20に取り付けられる、あるいは医療装置20と連続にされる、ための如何なる手法をも包含するものである。医療装置20に接合された光ファイバ30の例には、以下に限られないが、技術的に知られているような、カテーテル又は内視鏡の管腔の内部に挿入された光ファイバ30がある。
医療装置20に接合された光ファイバ30での動作において、光ファイバ30は、技術的に知られているように、変形光センサアレイ31によって、光ファイバ30の瞬間的な形状サンプリング時の光ファイバ30の形状を指し示すエンコードされた光信号(encoded optical signal;“EOS”)32を生成する。特に、複数の形状サンプリングを含んだ経路にわたって、エンコード光信号(EOS)32は、規定空間内で医療装置20が移動されるときに発生する光ファイバ30の形状の変化の各々を指し示す。故に、エンコード光信号32は、瞬間的な時点での規定空間内での医療装置20の位置及び向きを視覚的に表示することに、また、規定空間内での医療装置20の移動追跡を視覚的に表示することに、光ファイバ30を使用することを容易にする。例えば、エンコード光信号32は、医療処置中に患者内のカテーテル又は内視鏡の位置及び向きを視覚的に表示するよう、光ファイバ30の瞬時形状サンプリング時の光ファイバ30の形状を指し示すことになる。特に、複数の形状サンプリングを含んだ経路にわたって、エンコード光信号32は、患者内でのカテーテル又は内視鏡の移動による光ファイバ30の形状変化の各々を指し示すことになり、それにより、光ファイバ30を用いて患者内のカテーテル又は内視鏡の移動追跡を視覚的に表示することになる。
この目的のため、システム10は更に、エンコード光信号32を処理することによって光ファイバ30の一部又は全体形状を周期的に再構成するため、光インタフェース41と形状再構成部42とファイバ区分化部43とを組み入れた光ファイバコントローラ40を使用する。本発明の目的において、光インタフェース41は、近位端31pから遠位端31dまで光ファイバ30中で光を伝送し、変形光センサアレイ31による透過光の連続した内部反射によって生成されたエンコード光信号32を受信するように構造的に構成された任意の装置又はシステムとして広く定義される。光インタフェース41の一例には、以下に限られないが、近位端31pから遠位端31dまで光ファイバ30中で光を伝送し、且つ変形光センサアレイ31による透過光の連続した内部反射によって生成されたエンコード光信号32を受信するための、技術的に知られた、光カップラ、広帯域リファレンスリフレクタ、及び周波数ドメイン反射率計の構成がある。
本発明の目的において、形状再構成部42は、エンコード光信号32を処理して光ファイバ30の形状を部分的あるいは全体的に再構成するとともに、撮像システム50が医療装置20の瞬時的な位置及び向き、特に、医療装置20の移動追跡を視覚的に表示することを可能にする適切な形式でファイバ形状データ(“FSD”)44を生成するように構造的に構成された任意の要素又は装置として広く定義される。形状再構成部42の一例には、以下に限られないが、既知の形状再構成技術を実行するための何らかのタイプのコンピュータにソフトウェア及び/又はファームウェアとしてインストールされる再構成エンジンがある。特に、或る既知の形状再構成技術は、エンコード光信号32を、光ファイバ30の形状に組み込まれた歪み/屈曲測定値に相関付ける。実際には、この再構成エンジンは、撮像システム50に統合されてもよいし、統合されなくてもよい。
本発明の目的において、ファイバ区分化部43は、本発明に係るファイバセグメンテーション(区分化)技術を実行する任意の要素又は装置をして広く定義される。具体的には、ファイバ区分化部43は、光ファイバ30を、アンカー点に対して、アンカー(固定)ファイバセグメントとアクティブ(動作)ファイバセグメントとに区分けする。アンカーファイバセグメントは、近位端31pとアンカー点との間に延在し、アクティブファイバセグメントはアンカー点と遠位端31dとの間に延在する。実際には、アンカーファイバセグメントは近位端31pを含んでいても含んでいなくてもよく、アクティブファイバセグメントは遠位端31dを含んでいても含んでいなくてもよい。また、実際には、アンカー点は変形光センサのアレイ位置と一致しても一致しなくてもよく、故に、アンカーファイバセグメント、アクティブファイバセグメントはアンカー点を含んでいてもよいし、何れかがアンカー点を含まなくてもよい。
このファイバセグメンテーション技術は、医療装置20に関連する規定空間内でアンカー点が恒久的あるいは一時的な固定サンプリング位置を有すると仮定するものであり、光ファイバ30の形状サンプリングにおいて、形状再構成部42は、アンカーファイバセグメントの測定及び再構成を行う必要なしに、アクティブファイバセグメントの測定及び再構成を行い得る。より具体的には、光ファイバ30の低空間時間形状サンプリングでは、形状再構成部42はアンカーファイバセグメントの形状及びアクティブファイバセグメントの形状を順次に測定して再構成することになり、光ファイバ30の高空間時間形状サンプリングでは、形状再構成部42は専らアクティブファイバセグメントの形状を測定して再構成することになる。
実際には、ファイバ区分化部43は、アンカー点が規定空間内で移動し得るか否かということにかかわらず、空間時間形状サンプリングのために、医療装置20に関連する規定空間内の恒久的あるいは一時的に固定されたサンプリング位置を有するものとしてアンカー点を指定する。あるいは、それに代えて、ファイバ区分化部43は、アンカーファイバセグメントの排他的再構成を伴う光ファイバ30のアンカー点更新サンプリングに基づいて、アンカー点のサンプリング位置を規定空間内で周期的に更新し得る。
例えば、光ファイバ30がカテーテルの管腔内に挿入される場合、ファイバ区分化部43は、カテーテルの本体とカテーテルの操作可能な先端部との間の境界にアンカー点を構築し得る。従って、アンカーファイバセグメントはカテーテルの本体内にあり、アクティブファイバセグメントは操作可能な先端部内にある。ファイバ区分化部43は、アンカーファイバセグメントの形状及びアクティブファイバセグメントの形状の順次再構成を伴う光ファイバ30の低空間時間形状サンプリングを実行すべきときに、形状再構成部42に、それによって患者内のカテーテルの本体と操作可能な先端部との双方をモニタして追跡するよう命令することになる。ファイバ区分化部43はまた、アクティブファイバセグメントの形状の排他的再構成を伴う光ファイバ30の高空間時間形状サンプリングを実行すべきときに、形状再構成部42に、それによってカテーテルの操作可能な先端部のみをモニタして追跡するよう命令することになる。そして、適用可能な場合、ファイバ区分化部43は、アンカーファイバセグメントの形状の排他的再構成を伴う光ファイバ30のアンカー点更新サンプリングを実行すべきときに、形状再構成部42に、それによって患者内のアンカー点のサンプリング位置を更新するよう命令することになる。
代替的な一実施形態において、ファイバ区分化部43は、光ファイバ30を、アンカー点及びトラッキング(追跡)点に対して、アンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントと非追跡ファイバセグメントとに区分けし得る。この代替実施形態において、アンカーファイバセグメントは、近位端31pとアンカー点との間に延在し、アクティブファイバセグメントはアンカー点とトラッキング点との間に延在し、非追跡ファイバセグメントは、トラッキング点と遠位端31dとの間に延在する。この実施形態は、非追跡ファイバセグメントは規定空間内での医療装置20の移動追跡に重要なものでないと仮定するものであり、故に、光ファイバ30の低空間時間形状サンプリング及び高空間時間形状サンプリングの双方が非追跡ファイバセグメントの測定及び再構成を行うことを必要としないことを可能にする。実際には、トラッキング点は変形光センサのアレイ位置と一致しても一致しなくてもよく、故に、アクティブファイバセグメントはトラッキング点を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
動作時、ファイバ区分化部43は、本発明に係るファイバセグメンテーション技術を実行するのに必要な条件を指定する様々なパラメータを使用する。例えば、ファイバ区分化部43は、(1)光ファイバ30に沿ったアンカー点の最初のサンプリング位置、(2)適用可能な場合の、光ファイバ30に沿ったアンカー点のサンプリング位置を更新する時間間隔、(3)光ファイバ30に沿ったアンカー点からのアクティブファイバセグメントの最初の長さ、(4)撮像システム50によって指定される再構成速度に基づく、アクティブファイバセグメントの長さを更新する時間間隔、及び/又は(5)適用可能な場合の、光ファイバ30に沿ったトラッキング点の最初のサンプリング位置、を指定するパラメータを使用し得る。この目的のため、医療処置の術前段階及び/又は術間段階において、ファイバ区分化部43は、パラメータを自動生成することができ、且つ/或いはパラメータ入力を対話的に受け取ることができる。
ファイバ区分化部43の一例には、以下に限られないが、本発明に係るファイバセグメンテーション技術を実行するための何らかのタイプのコンピュータにソフトウェア及び/又はファームウェアとしてインストールされるモジュールがある。実際には、ファイバ区分化部43は、形状再構成部42及び/又は撮像システム50に統合されてもよいし、統合されなくてもよい。
次に、本発明の更なる理解を容易にするため、図2−5を参照して、本発明に係るファイバセグメンテーション技術に従った例示的な形状再構成を説明する。
図2は、カテーテル21の管腔内に挿入された、近位端35pから遠位端35dまで延在する1つ以上のファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ35を有する光ファイバ34を示している。実際には、3次元屈曲センシングの場合、当業者に認識されるように、光ファイバ34は如何なる数のアレイ35を含んでいてもよく、あるいは、2本以上の光ファイバが使用されてもよい。例えば、図3Aに示す一例において、光ファイバ34は、3次元屈曲センシングで必要とされる120°間隔で配置された3つのファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ35を含み得る。他の例では、図3Bに示すように、3本の光ファイバ34bが使用され、各光ファイバ34bが、単一のファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ35を有し、各ファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ35が、3次元屈曲センシングで必要とされる120°間隔で配置される。更なる例として、図3Cに示すように、光ファイバ34は、120°間隔で配置されたアレイ35(1)−35(3)によって軸上アレイ35(4)が取り囲まれた、4つのファイバ・ブラッグ・グレーティングアレイ35を含んでいてもよい。この例において、光ファイバ34は、3次元屈曲センシングを強化するために、恒久的な螺旋状のねじれ(図示せず)を有する。
図4は、本発明に係るファイバセグメンテーション技術による光ファイバ34の区分化を示している。具体的には、アンカー点36が、カテーテル21(図2)の本体21aと操作可能先端部21bとの間の境界であるとして指定され、それにより、光ファイバ34は、アンカーファイバセグメント37とアクティブファイバセグメント38とに区分けされている。アンカーファイバセグメント37は、近位端35pとアンカー点36との間に延在し、アクティブファイバセグメント38は、アンカー点36と遠位端35dとの間に延在している。
より具体的には、アンカーファイバセグメント37は、近位端35pを含んでいてもよいし、例えば終端37aを有するように近位端35pを含んでいなくてもよい。また、アンカーファイバセグメント37は、アンカー点36を含んでいてもよいし、例えば終端37bを有するようにアンカー点36を含んでいなくてもよい。同様に、アクティブファイバセグメント38は、アンカー点36を含んでいてもよいし、例えば終端38aを有するようにアンカー点36を含んでいなくてもよい。また、アンカーファイバセグメント38は、遠位端35dを含んでいてもよいし、例えば終端38bを有するように遠位端35dを含んでいなくてもよい。
図5は、図4に示したファイバセグメンテーションによる光ファイバ34の典型的な形状再構成の状態図を示している。具体的には、カテーテル21が患者内に導入されるとき、カテーテル21全体が患者内の関心ある解剖学的領域までナビゲートされるにつれて、光ファイバ34のアンカー点36は患者空間内で移動する。故に、カテーテル21全体が追跡されており、光ファイバ34のサンプリング状態は、アンカーファイバセグメント37の形状及びアクティブファイバセグメント38の形状の順次再構成を伴う低空間時間形状サンプリング60である。
光ファイバコントローラ40によって、患者空間内の固定サンプリング位置にあるものとしてアンカー点36が指定されることができ、故に、医療処置の規定ステップを実行するようにカテーテル21の操作可能先端部21bのみが動かされることになるとの決定63を受け、光ファイバ34のサンプリング状態は、アクティブファイバセグメント38の形状の排他的再構成を伴う高空間時間形状サンプリング61となる。
高空間時間形状サンプリング61の間に、患者空間内のアンカー点36の位置は更新されることが必要となり得る。患者空間内のアンカー点36のサンプリング位置を更新することが必要との決定64の都度、光ファイバ34のサンプリング状態は、アンカーファイバセグメント37の形状の排他的再構成を伴うアンカー点更新サンプリング62となる。患者空間内のアンカー点36のサンプリング位置の更新65を受け、光ファイバ34のサンプリング状態は、アクティブファイバセグメント38の形状の排他的再構成を再び伴う高空間時間形状サンプリング61へと戻る。
医療処置が完了し、カテーテル21を患者から取り出し得るとの決定66を受け、光ファイバ34のサンプリング状態は、カテーテル21が患者から取り出されるまで、アンカーファイバセグメント37の形状及びアクティブファイバセグメント38の形状の順次再構成を再び伴う低空間時間形状サンプリング60へと戻る。
図2−5の説明から、当業者は、光ファイバ30を支持するのに適した何らかの種類の医療装置20を用いる数多くの医療処置において、本発明に係るファイバセグメンテーション技術による光ファイバの形状再構成をどのように実行するかを認識するであろう。例えば、心房細動アブレーションにおいては、光ファイバの一部は、心臓内にあって、医療装置のユーザ操作並びに患者の心運動及び呼吸運動とともに移動するが、光ファイバの残りの部分は、下大静脈内にあって、比較的安定している。光ファイバの下大静脈部分は、光ファイバの高空間時間形状サンプリング中にアンカー点を位置付けるための良い候補を提供する。
また、例として、ステントバルーンの位置決め及び配備においては、ステント領域付近の医療装置の遠位部のみに関心が集められる。この場合、ステント領域から遠隔の光ファイバ部分が、光ファイバの高空間時間形状サンプリング中にアンカー点を位置付けるための良い候補を提供する。
次に、本発明の更なる理解を容易にするため、図6−9を参照して、本発明に係るファイバセグメンテーション技術に従った更に詳細な例示的な形状再構成を説明する。
図6は、光ファイバ34を支持するカテーテル21と、Cアーム53を制御するとともに画像モニタ52上に画像を表示するX線装置51とを含んだ、医療処置用に準備された、患者70を有する臨床設定を示している。光ファイバコントローラ45が、図4に示した光ファイバ34のファイバセグメンテーションを実行するために、図示のようなパラメータ46−49を生成且つ/或いは受信する。
具体的には、パラメータIアンカー46は、光ファイバ34の長さに沿ったアンカー点36のサンプリング位置を指定する。パラメータIアクティブ47は、アンカー点36から遠位端35dまで、あるいはアンカー点36と遠位端35dとの間の点までの、アクティブファイバセグメント38の長さを指定する。パラメータtアンカー48は、適用可能な場合にアンカー点36のサンプリング位置が更新されるべき時間間隔を指定する。パラメータtアクティブ49は、アクティブファイバセグメント38の形状が更新されるべき時間間隔を指定する。
図7は、パラメータ46−49を生成且つ/或いは受信する4つの実施形態を表す表80を例示している。
具体的には、医療処置の術前段階における自動モード81は、同様の医療介入から以前に取得されたトレーニングデータの1つ以上のライブラリに基づくルール、及び/又は同様の手法/視点を有する医師からの1つ以上の嗜好プロファイルに基づくルールにより、光ファイバコントローラ45が自動的にパラメータIアンカー46、パラメータIアクティブ47、及びパラメータtアンカー48を定めることを含む。さらに、光ファイバコントローラ45は、45の最大の再構成速度に基づいてパラメータtアクティブ49を自動的に定める。自動モード81の他の実施形態においては、未定のパラメータが3つの既定のパラメータに基づいて決定されるとして、パラメータ45−49のうちのその他の組み合わせに係る3つのパラメータが定められてもよい。
医療処置の術間段階における自動モード82においては、光ファイバコントローラ45は、光ファイバ34全体の形状の幾つかの再構成結果の分析を伴うアンカー点校正サンプリングを実行する。具体的には、形状再構成結果から、光ファイバコントローラ45は、光ファイバ34の遠位端から逆方向に作業して最小(存在する場合)の動きを被る光ファイバ34の点を探索し、パラメータIアンカー46についてその点をアンカー点として自動的に定める。パラメータ47−49は、更なる術間データストリーム(例えば、X線装置51を用いた蛍光透視)のリアルタイム処理に基づいて自動的に定められることができ、このモード82で定められなければならない更なるパラメータは、校正収集の継続時間、及びアンカー点を選定するために使用される動き閾値を含む。
医療処置の術前段階におけるインタラクティブモード83においては、グラフィカルユーザインタフェース(“GUI”)が提示され、それにより、ユーザが、パラメータ46−49を対話的に選択し、撮像情報又はモニタリング情報に基づいて更なるカスタマイズされたパラメータを定め、その他のパラメータ選択についての1つのパラメータ選択の結果、又は何らかの測定データに対する形状センシングセクションの全体的な影響(例えば、画像が形状センシングファイバと統合される)、を見ること、が可能にされ得る。
例えば、図8に示すように、パラメータ入力95−98を有するカラーコード化されたGUIが提示され得る。具体的には、パラメータ入力Iアンカー95は、光ファイバの長さに沿ったアンカー点93(例えば、青色の点)のサンプリング位置を指定し、アンカー点93に対するアンカーファイバセグメント90(例えば、黄色のセグメント)とアクティブファイバセグメント91(例えば、緑色のセグメント)とを設定する。より具体的には、アンカーファイバセグメント90は、変形光センサアレイ(図示せず)の近位端とアンカー点93との双方を含み、アクティブファイバセグメント91は、アンカー点93を含まず、終端点94(例えば、青色の点)を含む。
パラメータ入力Iアクティブ96は、終端点94によってアクティブファイバセグメント91の長さを指定する。終端点94は、変形光センサアレイ(図示せず)の遠位端と一致し、あるいは、それに代えて、非追跡ファイバセグメント92(例えば、赤色のセグメント)を設定し得る。非追跡ファイバセグメント92は、終端点94を含まず、変形光センサアレイの遠位端を含む。
パラメータ入力tアンカー97は、アンカー点93のサンプリング位置が更新されるべき時間間隔を指定する。そして、パラメータ入力tアクティブ98は、アクティブファイバセグメント91の形状が更新されるべき時間間隔を指定する。
実際には、GUIは更に、ユーザ指定特性からの形状再構成の逸脱を指し示すために、ユーザ指定による警告(例えば、可聴合図及び/又は視覚的な合図)を定めることを可能にし得る(例えば、光センシングとリアルタイム蛍光透視データとに基づく空間又は時間におけるアンダーサンプリングに起因する形状不的確アラーム)。
医療処置の術間段階におけるインタラクティブモード84においては、画像モニタ52上にファイバの画像が提示され、それにより、ユーザは、光ファイバ34の位置を、光ファイバ34の形状が表示された医用画像と視覚的に比較することにより、パラメータを図形的に選定することができる。例えば、図9に示すように、アンカーファイバセグメント100(例えば、黄色のセグメント)とアクティブファイバセグメント101(例えば、緑色のセグメント)とを設定するため、表示された光ファイバに沿ってアンカー点103(例えば、青色の点)が案内され得る。同様に、表示された光ファイバの遠位端までアクティブファイバセグメント101の長さを延ばすため、あるいは、非追跡ファイバセグメント102(例えば、赤色のセグメント)を設定するため、表示された光ファイバに沿って終端点104が案内され得る。
より具体的には、アンカーファイバセグメント100は、変形光センサアレイ(図示せず)の近位端とアンカー点103との双方を含む。比較して、アクティブファイバセグメント101は、アンカー点103を含まず、終端点104を含む。終端点104は、変形光センサアレイ(図示せず)の遠位端と一致し、あるいは、それに代えて、図示のように、非追跡ファイバセグメント102を設定し得る。非追跡ファイバセグメント102は、終端点104を含まず、変形光センサアレイの遠位端を含む。
再び図6を参照するに、必要な全てのパラメータを定めるために何れのモード81−84が使用されるかに関係なく、光ファイバコントローラ45は、図5の状態図に従って、あるいは本発明に係るファイバセグメンテーション技術に従った別の形状再構成に従って、光ファイバ34によるカテーテル21の移動追跡を実行する。
図6−9の説明から、当業者は、光ファイバ30を支持するのに適した何らかの種類の医療装置20を用いる数多くの医療処置において、本発明に係るファイバセグメンテーション技術による光ファイバの形状再構成をどのように実行するかを更に認識するであろう。
本発明の様々な典型的な実施形態を図示して説明してきたが、当業者に理解されるように、ここで説明した本発明の典型的な実施形態は例示であり、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変形及び変更を為すことができ、また、その要素に代えて、その要素に均等なものを使用し得る。例えば、ここではFBGに関して本発明を説明したが、理解されるように、例えば、FBGの存在の有/無も含めて、あるいは後方散乱、光ファイバフォース(力)センシング、ファイバ位置センサ若しくはレイリー散乱を用いたファイバ内の1つ以上の区画における変化の検出によるその他の光学的センシング若しくは位置特定も含めて、形状センシング又は全般的な位置特定のための光ファイバも含まれる。また、本発明の教示をその中心範囲を逸脱することなく適応させる数多くの変更が為され得る。故に、本発明は、本発明の実施に関して予期されるベストモードとして開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の請求項の範囲に入る全ての実施形態を含むものである。

Claims (20)

  1. 近位端と遠位端とを有する変形光センサアレイを含むフレキシブルな光ファイバであり、
    当該光ファイバは、医療装置に接合されて、規定領域内での前記医療装置の移動に応じた当該光ファイバの形状の変化を指し示すエンコード光信号を生成するよう動作する、
    光ファイバと、
    前記エンコード光信号に応答して、前記近位端と前記遠位端との間の前記光ファイバの形状の少なくとも一部を再構成する光ファイバコントローラであり、
    当該光ファイバコントローラは、当該光ファイバコントローラによって指定される前記規定領域内の固定サンプリング位置を有するアンカー点に対して、前記光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに選択的に区分けし、前記アンカーファイバセグメントは前記近位端と前記アンカー点との間に延在し、前記アクティブファイバセグメントは前記アンカー点と前記遠位端との間に延在し、
    前記光ファイバの低空間時間形状サンプリングにおいて、当該光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状及び前記アクティブファイバセグメントの形状を順次に再構成し、
    前記光ファイバの高空間時間形状サンプリングにおいて、当該光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アクティブファイバセグメントの形状を排他的に再構成する、
    光ファイバコントローラと、
    を有する光形状センシングシステム。
  2. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で恒久的に固定されるものとして指定する、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  3. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で一時的に固定されるものとして指定する、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  4. 前記光ファイバの空間時間形状サンプリング同士の間のアンカー点更新サンプリングにおいて、前記光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状を排他的に再構成し、且つ前記規定領域内の前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する、請求項3に記載の光形状センシングシステム。
  5. 前記医療装置に関する少なくとも1つの術前ルールに基づいて、前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、前記アクティブファイバセグメントの長さ、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する時間間隔、及び前記アクティブファイバセグメントの長さを更新する時間間隔、のうちの少なくとも1つを取得する、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  6. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、前記アクティブファイバセグメントの長さ、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する時間間隔、及び前記アクティブファイバセグメントの長さを更新する時間間隔、のうちの少なくとも1つを取得するためのグラフィカルユーザインタフェースを含む、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  7. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバコントローラによる前記光ファイバの形状の複数の再構成結果にわたって最小の動きを被る点として指定する、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  8. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、及び前記アクティブファイバセグメントの長さ、のうちの少なくとも1つを取得するための、前記光ファイバの画像オーバーレイを含む、請求項1に記載の光形状センシングシステム。
  9. 医療装置と、
    近位端と遠位端とを有する変形光センサアレイを含むフレキシブルな光ファイバであり、
    当該光ファイバは、前記医療装置に接合されて、規定領域内での前記医療装置の移動に応じた当該光ファイバの形状の変化を指し示すエンコード光信号を生成する、
    光ファイバと、
    前記エンコード光信号に応答して、前記近位端と前記遠位端との間の前記光ファイバの形状の少なくとも一部を再構成する光ファイバコントローラであり、
    当該光ファイバコントローラは、当該光ファイバコントローラによって指定される前記規定領域内の固定サンプリング位置を有するアンカー点に対して、前記光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに選択的に区分けし、前記アンカーファイバセグメントは前記近位端と前記アンカー点との間に延在し、前記アクティブファイバセグメントは前記アンカー点と前記遠位端との間に延在し、
    前記光ファイバの低空間時間形状サンプリングにおいて、当該光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状及び前記アクティブファイバセグメントの形状を順次に再構成し、
    前記光ファイバの高空間時間形状サンプリングにおいて、当該光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アクティブファイバセグメントの形状を排他的に再構成する、
    光ファイバコントローラと、
    前記近位端と前記遠位端との間の前記光ファイバの形状の前記少なくとも一部の複数の再構成結果から得られる、前記医療装置の移動追跡を表示する画像化システムと、
    を有する医用撮像システム。
  10. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で恒久的に固定されるものとして指定する、請求項9に記載の医用撮像システム。
  11. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で一時的に固定されるものとして指定する、請求項9に記載の医用撮像システム。
  12. 前記光ファイバの空間時間形状サンプリング同士の間のアンカー点更新サンプリングにおいて、前記光ファイバコントローラは、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状を排他的に再構成し、且つ前記規定領域内の前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する、請求項11に記載の医用撮像システム。
  13. 前記医療装置に関する少なくとも1つの術前ルールに基づいて、前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、前記アクティブファイバセグメントの長さ、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する時間間隔、及び前記アクティブファイバセグメントの長さを更新する時間間隔、のうちの少なくとも1つを取得する、請求項9に記載の医用撮像システム。
  14. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、前記アクティブファイバセグメントの長さ、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する時間間隔、及び前記アクティブファイバセグメントの長さを更新する時間間隔、のうちの少なくとも1つを取得するためのグラフィカルユーザインタフェースを含む、請求項9に記載の医用撮像システム。
  15. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を、前記光ファイバコントローラによる前記光ファイバの形状の複数の再構成結果にわたって最小の動きを被る点として指定する、請求項9に記載の医用撮像システム。
  16. 前記光ファイバコントローラは、前記アンカー点の前記固定サンプリング位置、及び前記アクティブファイバセグメントの長さ、のうちの少なくとも1つを取得するための、前記光ファイバの画像オーバーレイを含む、請求項9に記載の医用撮像システム。
  17. 医療装置に接合された光ファイバを用いて、規定領域内での前記医療装置の移動に応じた前記光ファイバの形状の各変化を指し示すエンコード光信号を生成する方法であって、前記光ファイバは、近位端と遠位端とを有する変形光センサアレイを含み、当該方法は:
    前記規定領域内の固定サンプリング位置を有するアンカー点に対して、前記光ファイバをアンカーファイバセグメントとアクティブファイバセグメントとに区分けし、前記アンカーファイバセグメントは前記近位端と前記アンカー点との間に延在し、前記アクティブファイバセグメントは前記アンカー点と前記遠位端との間に延在し、
    前記光ファイバの低空間時間形状サンプリングにおいて、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状及び前記アクティブファイバセグメントの形状を順次に再構成し、
    前記光ファイバの高空間時間形状サンプリングにおいて、前記光ファイバの前記アクティブファイバセグメントの形状を排他的に再構成する、
    ことを有する、方法。
  18. 前記アンカー点の前記固定サンプリング位置は、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で恒久的に固定されるものとして指定される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記アンカー点の前記固定サンプリング位置は、前記光ファイバの複数の空間時間形状サンプリングにおいて前記規定領域内で一時的に固定されるものとして指定される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記光ファイバの空間時間形状サンプリング同士の間のアンカー点更新サンプリングにおいて、前記光ファイバの前記アンカーファイバセグメントの形状を排他的に再構成し、且つ前記規定領域内の前記アンカー点の前記固定サンプリング位置を更新する、
    ことを更に有する請求項19に記載の方法。
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