JP2013532398A - 移動デバイスの位置情報を求める要求を処理する方法およびシステム - Google Patents

Abstract

例示的な実施形態は、複数のタイプの無線アクセスをサポートするワイヤレス・システムにアタッチされた移動デバイスについて位置情報を求める要求を処理する方法を提供する。一実施形態では、移動デバイスがネットワーク要素によって、移動デバイスをワイヤレス・システムの第１のネットワークからワイヤレス・システムの第２のネットワークにフォールバックさせることなしに位置情報を送るようにトリガされ、第１のネットワークは第２のネットワークより後の世代の無線アクセス技術に準拠している。

Description

本発明の例示的な実施形態は、一般に、ワイヤレス・システム、および移動デバイスの位置情報を求める要求を処理することに関する。

ワイヤレス・システムは、複数のタイプの無線アクセス技術を含むことができる。３ＧＰＰ標準は、４Ｇ技術にキャンプオンされているユーザ機器（ＵＥ）が、４Ｇ技術を離れることを必要とせずにいくつかの回線交換（３Ｇ／２Ｇ）サービスを得ることができる方法を規定している。回線交換情報は、規定されたインターフェース、すなわちＳＧｓインターフェースを介して、移動通信交換局（ＭＳＣ）と無線通信移動管理装置（ＭＭＥ）との間で渡される。回線交換サービスの例には、ＳＭＳハンドリングおよび位置更新が含まれる。

音声呼を発呼および受信すること、補助サービス呼出しを実施すること、および位置情報を回線交換コア・ネットワークに送ることを含む他の回線交換コア・サービスのためには、ＵＥは、サービスを完了するために４Ｇ無線カバレージを離れ、３Ｇ／２Ｇ無線カバレージに移動しなければならない。回線交換サービスを完了するために４Ｇ無線カバレージを離れ、３Ｇ／２Ｇカバレージに移動するプロセスは、「フォールバック」と呼ばれる。ＵＥが回線交換サービスを実施するために３Ｇ／２Ｇ技術に「フォールバック」するとき生じる潜在的な問題は、ＭＳＣに関連付けられたセル・ブロードキャストによって規定される新しいＭＳＣロケーション・エリア内でＵＥが「フォールバック」するたびに、ＵＥが、対応するＭＳＣに登録する必要があることである。対応するＭＳＣに登録するプロセスにより、余分なトラフィックがワイヤレス・システム上で発生する可能性がある。

本発明は、複数のタイプの無線アクセス技術をサポートするワイヤレス・システムにアタッチされた移動デバイスについて位置情報を求める要求を処理する方法に関する。

一実施形態では、ネットワーク要素が、移動デバイスをワイヤレス・システムの第１のネットワークからワイヤレス・システムの第２のネットワークにフォールバックさせることなしに位置情報を送るように移動デバイスをトリガし、第１のネットワークは第２のネットワークより後の世代の無線アクセス技術に準拠している。

一実施形態では、移動デバイスの位置情報を要求する位置要求がネットワーク要素で受信され、トリガするステップが、位置要求を受信したことに応答して実施される。

一実施形態では、トリガするステップが、移動デバイスをページングすることを含む。

一実施形態では、ページングするステップが、ショート・メッセージ・サービス（ＳＭＳ）インジケータを含むページング要求を移動デバイスに送ることを含む。

一実施形態では、移動デバイスの位置情報が受信される。

一実施形態では、ネットワーク要素が、移動通信交換局（ＭＳＣ）である。

一実施形態では、移動デバイスをページングすることが、ページング要求をＭＳＣから無線通信移動管理装置（ＭＭＥ）に送ることを含む。ページング要求は、ＳＭＳインジケータに設定されたサービス・インジケータを有する。

一実施形態では、移動デバイスをページングすることが、ページング要求をＭＭＥから、移動デバイスに関連付けられたｅＮｏｄｅＢに送ること、およびページング要求をｅＮｏｄｅＢから移動デバイスに送ることをさらに含む。

他の実施形態では、位置要求が、ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）からＭＳＣで受信される。

他の実施形態では、位置要求は、加入者情報提供（ＰＳＩ）要求であり、ＰＳＩ要求は、たとえばＵＥの現在位置を含めてＰＳＩ内で指定されたユーザ機器（ＵＥ）に関する情報を要求する。

他の実施形態では、受信された移動デバイスの位置情報が、ＭＳＣからＨＬＲに転送される。

他の実施形態では、受信された位置情報が、ＰＳＩ確認応答メッセージ内でＭＳＣからＨＬＲに転送される。

他の実施形態では、解放要求がＭＳＣからＭＭＥに送られる。

他の実施形態では、ワイヤレス・システムは、少なくとも１つの２Ｇまたは３Ｇアクセス技術と、少なくとも１つの４Ｇアクセス技術とをサポートする。

他の実施形態では、位置情報は、移動デバイスの地理的位置の指示を含む。位置情報は、拡張ユニバーサル移動体通信システム地上無線アクセス・ネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）内のセルを一意に識別する拡張セル・グローバル識別（Ｅ−ＣＧＩ）、および１つまたは複数のｅＮｏｄｅＢによって追跡されるエリアを識別するトラッキング・エリア識別（ＴＡＩ）のうちの少なくとも１つを含む。

本発明の例示的な実施形態は、以下の詳細な説明、および例としてのみ与えられ、したがって本発明を限定するものではない、同様の要素が同様の符号によって表されている添付の図面から、より完全に理解されよう。

例示的な実施形態によるワイヤレス・システムを示す図である。 例示的な実施形態による位置情報を求める要求を処理する方法を示すフロー・チャートである。 例示的な実施形態による移動終端呼を処理するプロセスを示す通信流れ図である。

次に、本発明の様々な例示的な実施形態について、本発明のいくつかの例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、より完全に述べる。

図１は、例示的な実施形態によるワイヤレス・システム１００の一部分を示す。ワイヤレス・システム１００は、様々なタイプの無線アクセス技術を使用する複数の無線アクセス・ネットワークを含む。ワイヤレス・システム１００は、２Ｇ、３Ｇ、および４Ｇ無線アクセス技術をサポートすることができる。図１を参照すると、ワイヤレス・システム１００は、ユニバーサル移動体通信システム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセス・ネットワーク（ＵＴＲＡＮ）１０５と、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ）／ＥＤＧＥ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄａｔａ ｒａｔｅｓ ｆｏｒ ＧＳＭ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）無線アクセス・ネットワーク（ＧＥＲＡＮ）１１０と、ＥＵＴＲＡＮ（ｅｖｏｌｖｅｄ ＵＴＲＡＮ）１１５とを含む。また、ワイヤレス・システム１００は、無線通信移動管理装置（ＭＭＥ）１２０と、移動交換センタサーバ（ＭＳＣＳ）／ビジティングロケーションレジスタ（ＶＬＲ）１２５と、ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）と、ＵＥ１０１を含むいくつかのユーザ機器（ＵＥ）とを含む。

本明細書では、「ユーザ機器（ＵＥ）」という用語は、端末、移動デバイス、移動ユニット、移動局、移動ユーザ、加入者、ユーザ、リモート・ステーション、アクセス端末、受信機などと同義とみなすことができ、また以下そのように称されることがあり、ワイヤレス通信ネットワーク内のワイヤレス・リソースの遠隔ユーザを表すことができる。「基地局」という用語は、トランシーバ基地局（ＢＴＳ）、ノードＢ、拡張ノードＢ、フェムト・セル、アクセス・ポイントなどと同義とみなす、かつ／またはそのように呼ぶことができ、ネットワークと１つまたは複数のユーザとの間のデータおよび／または音声コネクティビティのための無線ベースバンド機能を提供する機器を表すことができる。

ワイヤレス・システム１００内のＵＥは、３Ｇサービスおよび２Ｇサービスに、それぞれＵＴＲＡＮ１０５およびＧＥＲＡＮ１１０を介してアクセスすることができる。ワイヤレス・システム１００内のＵＥは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５を介して４Ｇ ＬＴＥサービスにアクセスすることができる。たとえば、ＵＥ１０１は、Ｕｕワイヤレス・インターフェースを介してＵＴＲＡＮ１０５に接続することができ、ＵＥ１０１は、Ｕｍワイヤレス・インターフェースを介してＧＥＲＡＮ１１０に接続することができ、ＵＥ１０１は、ＬＴＥ−Ｕｕワイヤレス・インターフェースを介してＥ−ＵＴＲＡＮ１１５に接続することができる。

図示されていないが、ＧＥＲＡＮ１１０は、ワイヤレス・システム１００内のＵＥに対するワイヤレス・アクセスを提供するための１つまたは複数のトランシーバ基地局（ＢＴＳ）と、ＢＴＳの動作を管理するための１つまたは複数の基地局コントローラ（ＢＳＣ）とを含む。さらに、ＵＴＲＡＮ１０５およびＥ−ＵＴＲＡＮ１１５は、ワイヤレス・システム１００内のＵＥに対するワイヤレス・アクセスを提供するための、それぞれ１つまたは複数のノードＢおよびｅＮｏｄｅＢと、ノードＢおよびｅＮｏｄｅＢの動作を管理するための１つまたは複数の無線ネットワーク・コントローラ（ＲＮＣ）とを含む。

Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５は、Ｓ１−ＭＭＥインターフェースを介してＭＭＥ１２０に接続される。ＭＭＥ１２０は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５に関連付けられたワイヤレス・システム１００の４Ｇ ＬＴＥネットワークのための制御ノードとして機能する。ＭＭＥ１２０は、４Ｇ ＬＴＥネットワークにアタッチされたＵＥに対するページングおよび追跡機能を、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５を介して処理する。また、ＭＭＥ１２０は、４Ｇ ＬＴＥネットワークにアタッチされたＵＥに対する一時的な識別の割当て、認証手順、およびローミング制限の施行を、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５を介して処理する。

ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ワイヤレス・システム１００内のＵＥのために、音声呼、ショート・メッセージ・サービス（ＳＭＳ）データ、および回線交換データをルーティングすることを含めた動作の責任を担う。また、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ワイヤレス・システム１００の、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５がサービスを提供する部分内で、ＵＥのための加入者特有の情報を追跡する。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に記憶される加入者特有の情報は、たとえば各ＵＥのための国際移動体加入者識別番号（ＩＭＳＩ）、各ＵＥの電話番号、各ＵＥに関連付けられた認証情報、および各ＵＥのＨＬＲの識別を含む識別情報を含むことができる。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、たとえば、それぞれｌｕ−ＣＳインターフェース、Ａインターフェース、およびＳＧｓインターフェースを介してＵＴＲＡＮ１０５、ＧＥＲＡＮ１１０、およびＥ−ＵＴＲＡＮ１１５に接続される。また、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＨＬＲ１３０に接続される。

ＨＬＲ１３０は、ワイヤレス・システム１００を運営するサービス・プロバイダに関連付けられ、ワイヤレス・システム１００にアタッチされたＵＥすべてについて加入者特有の情報を追跡する。上記で論じたＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に記憶される加入者特有の情報に加えて、ＨＬＲ１３０は、ワイヤレス・システム１００内のＵＥの位置を追跡する。

本明細書には、本発明の詳細な例示的実施形態が開示されている。しかし、本明細書に開示されている特定の構造および機能上の詳細は、本発明の例示的な実施形態について述べるための代表的なものにすぎない。しかし、本発明は、多数の代替の形態で実施することができ、本明細書に記載されている実施形態だけに限定されるものと解釈すべきでない。

話を簡単にするために、ワイヤレス・システム１００は、ＵＴＲＡＮ、ＧＥＲＡＮ、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ、Ｅ−ＵＴＲＡＮ、およびＭＭＥを１つだけ有するものとして示されているが、ワイヤレス・システム１００は、たとえばワイヤレス・システム１００によってカバーされる異なる地理的位置に対応する任意の数のＵＴＲＡＮ、ＧＥＲＡＮ、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ、Ｅ−ＵＴＲＡＮ、およびＭＭＥを含むことができる。

次に、図１のワイヤレス・システム１００において移動終端呼を処理するプロセスについて、ＵＥ１０１がＥ−ＵＴＲＡＮ１１５を介してワイヤレス・システム１００内の４Ｇ ＬＴＥネットワークにアタッチされているシナリオを参照して論じる。

ＵＥ１０１に対して移動終端呼が発呼されたとき、ＵＥ１０１についての加入者特有の情報を取り出すために、ＨＬＲに対して照会が行われる。この照会は、たとえばＵＥ１０１の現在位置を決定するために行うことができる。ＵＥ１０１の現在位置に関してＨＬＲに対して照会が行われると、ＨＬＲ１３０は、ＵＥ１０１の現在位置に関する情報をＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に要求することができる。ＨＬＲ１３０は、たとえば、現在位置情報をＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に要求するために、加入者情報提供（ＰＳＩ）メッセージを使用する。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＨＬＲ１３０から受信されたＰＳＩメッセージに応答して、ページング要求、たとえばＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴを生成し、そのページング要求をＭＭＥ１２０に送る。

ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５によって生成されるページング要求は、回線交換（ＣＳ）インジケータに設定されているサービス・インジケータを含む。ＭＭＥ１２０は、ＣＳインジケータを含むページング要求を受信し、ＣＳインジケータを含むそのページング要求を、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５を介してＵＥ１０１に転送する。ＵＥ１０１は、ＣＳインジケータを含むページング要求を受信したとき、ページング応答を実施するために３Ｇまたは２Ｇネットワークに戻ることによって、回線交換フォールバック（ＣＳＦＢ）動作を実施する。３Ｇまたは２Ｇネットワークにフォールバックすることにより、たとえばＵＥ１０１がフォールバックする２Ｇまたは３Ｇネットワークが、ＵＥ１０１に記憶されている２Ｇまたは３Ｇ位置情報と異なる場合、ＵＥ１０１がフォールバックする２Ｇまたは３Ｇネットワークのグローバル・セルＩＤまたはサービス・エリア識別子（ＳＡＩ）をＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に送ることによってＵＥ１０１が位置更新動作を実施することになる。

ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５が３ＧのＳＡＩまたは２Ｇのグローバル・セルＩＤを取得した後で、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＵＥ１０１の接続を解放することになる。その結果、ＵＥ１０１は４Ｇアクセス・ネットワークに再選択することになり、それにより別の位置更新手順が必要になる可能性が高くなる。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５によって取得された位置情報は、ＰＳＩ応答メッセージの形態でＨＬＲ１３０に転送される。

上記のプロセスでは、少なくとも２つの位置更新手順を実施することが必要である。各位置更新手順は、ワイヤレス・システム１００内でいくつかの動作が行われることを必要とする可能性がある。たとえば、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５がＵＥ１０１から位置更新を受信した後で、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＵＥ１０１およびＨＬＲ１３０と共に認証動作に参加することができる。認証動作は、いくつかのメッセージがＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５とＵＥ１０１とＨＬＲ１３０との間で往復して送られることを含む可能性がある。認証動作が完了した後で、ＨＬＲ１３０は、ＨＬＲ１３０内のＵＥ１０１の位置を更新することができる。したがって、位置更新の量を削減することにより、ワイヤレス・システム１００内で送られ処理されるデータの量が削減されることになる。

図２は、例示的な実施形態による位置情報を求める要求を処理する方法を示す流れ図である。次に、例示的な実施形態による位置情報を求める要求を処理する方法について、ＵＥ１０１がＥ−ＵＴＲＡＮ１１５を介してワイヤレス・システム１００内の４Ｇ ＬＴＥネットワークにアタッチされているシナリオを参照して、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５から見て論じる。

いくつかの代替の実装では、記載の機能／動作が図２に記載の順序から外れて行われる可能性があることにも留意されたい。

ステップＳ２０５では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５が、位置情報を求める要求を、たとえばＰＳＩメッセージの形態でＨＬＲ１３０から受信する。ＰＳＩメッセージは、ＵＥ１０１の現在位置を求める要求を含む。

ステップＳ２１０では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＰＳＩメッセージをＨＬＲ１３０から受信した後で、ページング要求、たとえばＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴを生成し、そのページング要求をＭＭＥ１２０に送る。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５によって生成されるページング要求は、ＳＭＳインジケータに設定されているサービス・インジケータを含む。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ワイヤレス・システム１００のオペレータの選択に基づいて、ＳＭＳインジケータをページング要求に含めることを選択することができる。たとえば、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５によって生成されるページング要求のサービス・インジケータ値のためのインジケータ・タイプを構成可能とすることができ、ワイヤレス・システム１００のオペレータは、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５によって生成されるページング要求のためのサービス・インジケータをＣＳインジケータに設定するか、それともＳＭＳインジケータに設定するか選択することができる。

ステップＳ２１５では、ステップＳ２１０においてＳＭＳインジケータを含むページング要求を送った結果として、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、サービス要求メッセージ、たとえばＳＧｓＡＰ−ＳＥＲＶＩＣＥ−ＲＥＱＵＥＳＴをＭＭＥ１２０から受信する。サービス要求メッセージは、ＵＥ１０１の位置情報を含む。位置情報は、たとえば、ＵＥ１０１の位置を示す拡張セル・グローバル識別子（Ｅ−ＣＧＩ）およびトラッキング・エリア識別子（ＴＡＩ）の一方または両方を含む。

ステップＳ２２０では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ステップＳ２１５で受信された位置情報を、たとえばＰＳＩ応答メッセージの形態でＨＬＲ１３０に送る。

ステップＳ２２５では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＵＥ１０１の位置情報を取得するプロセスを終了するために、解放メッセージをＭＭＥ１２０に送る。

図２を参照して上述した方法は、ＵＥ１０１を４Ｇ ＬＴＥネットワークから、それほど先進的なものでない、より古い世代の２Ｇまたは３Ｇネットワークにフォールバックさせることなしに位置情報を送るようにＵＥ１０１をトリガすることを可能にする。具体的には、ステップＳ２０５を参照して論じたように、サービス・インジケータがＳＭＳインジケータに設定されているページング要求を転送することによってＰＳＩメッセージに応答するようにＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５を構成することにより、ＵＥ１０１がＣＳＦＢ動作を実施することが防止され、したがって、通常、ＵＥ１０１が４Ｇ ＬＴＥネットワークから２Ｇまたは３Ｇネットワークにフォールバックし、その後で４Ｇネットワークを再選択することによってトリガされる位置更新動作がなくなる。以下、この結果について、図３に示されている例を参照して、より詳細に論じる。

図３は、例示的な実施形態による移動終端呼を処理するプロセスを示す通信流れ図である。次に、移動終端呼を処理するプロセスについて、ＵＥ１０１がＥ−ＵＴＲＡＮ１１５を介してワイヤレス・システム１００内の４Ｇ ＬＴＥネットワークにアタッチされているシナリオを参照して論じる。

いくつかの代替の実装では、記載の機能／動作が図３に記載の順序から外れて行われる可能性があることにも留意されたい。

図３を参照すると、ステップＳ３０５では、組み合わせられたＥＰＳ（拡張パケット・サービス）／ＩＭＳＩアタッチ手順が、周知の方法によるＣＳドメインのための位置更新と共に実施される。

ステップＳ３１０では、ＨＬＲがエニ・タイム・インタロゲーション（Ａｎｙ Ｔｉｍｅ Ｉｎｔｅｒｒｏｇａｔｉｏｎ）要求を受信した、または移動終端呼がＵＥ１０１に対して発呼された結果として、ＨＬＲは、ＰＳＩメッセージをＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に送り、ＵＥ１０１の現在位置を要求する。

ステップＳ３２０では、ステップＳ３１０で送られたＰＳＩメッセージに応答して、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴをＭＭＥ１２０に送る。ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ワイヤレス・システム１００のオペレータの設定（ｐｒｏｖｉｓｉｏｎ）に基づいて、ＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴのサービス識別子を設定する。図３に示されている例では、ワイヤレス・システム１００のオペレータは、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５を、ＳＭＳサービス識別子に設定されたサービス識別子を含むＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴメッセージを生成するようにしたと仮定されている。

ステップＳ３３０では、ＭＭＥ１２０は、ステップＳ３２０で送られたＳＧｓＡＰ−ＰＡＧＩＮＧ−ＲＥＱＵＥＳＴに応答して、ＵＥ１０１がアタッチされているＥ−ＵＴＲＡＮ１１５内のｅＮｏｄｅＢにページング要求を送る。ＭＭＥ１２０によって送られたページング要求は、ＳＭＳインジケータを含む。

ステップＳ３４０では、ステップＳ３３０で送られたページング要求に応答して、ＵＥ１０１がアタッチされているＥ−ＵＴＲＡＮ１１５内のｅＮｏｄｅＢは、ページング要求をＵＥ１０１に送る。ｅＮｏｄｅＢによって送られたページング要求は、ＳＭＳインジケータを含む。

ステップＳ３５０では、ステップＳ３４０で送られたページング要求を受信したことに応答して、ＵＥ１０１とＭＭＥ１２０の間でサービス要求手順が行われる。サービス要求手順中、ＵＥ１０１は、サービス要求メッセージをＭＭＥ１２０に送る。

ステップＳ３４０で送られたページング要求は、ＣＳインジケータではなくＳＭＳインジケータを含んでいたので、ＵＥ１０１は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ１１５に関連付けられた４Ｇネットワークからデタッチし、それぞれＧＥＲＡＮ１１０およびＵＴＲＡＮ１０５に関連付けられた２Ｇネットワークおよび３Ｇネットワークのうちの１つにアタッチすることによるフォールバック動作を実施しない。

ステップＳ３６０では、ＭＭＥ１２０は、ステップＳ３５０で送られたページング要求に応答して、ＳＧｓＡＰ−ＳＥＲＶＩＣＥ−ＲＥＱＵＥＳＴメッセージをＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５に送る。ＳＧｓＡＰ−ＳＥＲＶＩＣＥ−ＲＥＱＵＥＳＴメッセージは、ＳＭＳインジケータおよびＵＥ１０１についての位置情報を含む。位置情報は、たとえば、ＵＥ１０１の位置を示すＥ−ＣＧＩおよびＴＡＩの一方または両方を含む。

ステップＳ３７０では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＰＳＩ確認応答メッセージをＨＬＲ１３０に送る。ＰＳＩ確認応答メッセージは、ステップＳ３６０で送られた位置情報を含む。

ＵＥ１０１の位置情報がＨＬＲ１３０によって受信された後で、ＨＬＲ１３０は、エニ・タイム・インタロゲーション要求に応答し、または移動終端呼手順を継続することができる。

ステップＳ３８０では、ＭＳＣＳ／ＶＬＲ１２５は、ＳＧｓＡＰ−ＲＥＬＥＡＳＥ−ＲＥＱＵＥＳＴメッセージをＭＭＥ１２０に送り、ＵＥ１０１の位置情報を取得するプロセスを終了する。

したがって、ＣＳインジケータではなくＳＭＳインジケータを含むページング要求を送ることによってＰＳＩ要求に応答するようにＭＳＣＳ／ＶＬＲを構成することにより、図３を参照して上記で論じた例示的な実施形態による移動終端呼を処理するプロセスは、ＵＥがフォールバック手順を実施することを必要とすることなしに、ＵＥの現在位置情報がＨＬＲによって得られることを可能にする。例示的な実施形態によれば、４Ｇ ＬＴＥネットワークに現在アタッチされているＵＥのための移動終端呼を、複数の位置更新手順を必要とすることなしにＵＥに適正にルーティングすることができ、したがって不必要なＵＥ認証およびＨＬＲ更新手順をも回避することができる。したがって、ワイヤレス・システム１００上でのトラフィックおよびデータ処理の量が削減される。

本発明の例示的な実施形態は、様々な修正形態および代替形態が可能であるが、本発明の実施形態は、例として図面に示されており、本明細書に詳細に記載されることになる。しかし、本発明の例示的な実施形態を、開示されている特定の形態に限定することは意図しておらず、それどころか、本発明の例示的な実施形態は、本発明の範囲内に入る修正形態、均等物、および代替形態をすべて包含するものとする。同様の数字は、図の説明全体を通じて同様の要素を指す。

本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態について述べるためのものにすぎず、本発明の例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書では、単数形「ａ」「ａｎ」「ｔｈｅ」は、別段文脈により明らかに示されない限り、複数形をも含むものとする。さらに、「ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ（備える、含む）」「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ（備える、含む）」「ｉｎｃｌｕｄｅｓ（含む）」および／または「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ（含む）」という用語は、本明細書で使用されているとき、述べられている特徴、整数、ステップ、動作、要素、および／または構成要素の存在を指定するが、１つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および／またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことは理解されよう。

本発明についてこのように述べれば、本発明を多数の方法で変更することができることが明らかになろう。そのような変型形態は、本発明からの逸脱とみなすべきではなく、そのような修正形態すべてが、本発明の範囲内に含まれるものとする。

Claims (8)

1. 複数のアクセス技術をサポートするワイヤレス・システムにアタッチされた移動デバイスの位置情報を求める要求を処理する方法であって、
   前記移動デバイスを前記ワイヤレス・システムの第１のネットワークから前記ワイヤレス・システムの第２のネットワークにフォールバックさせることなしに位置情報を送るように前記移動デバイスをトリガするステップを含み、前記第１のネットワークは前記第２のネットワークより後の世代の無線アクセス技術に準拠している、方法。
2. 前記移動デバイスの前記位置情報を要求する位置要求を受信するステップをさらに含み、前記トリガするステップが、前記位置要求を受信するステップに応答して実施される、請求項１に記載の方法。
3. 前記トリガするステップが、ショート・メッセージ・サービス（ＳＭＳ）インジケータを含むページング要求を前記移動デバイスに送ることによって前記移動デバイスをページングするステップを含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記ページングするステップが、前記ページング要求を、前記位置要求を受信するネットワーク・エンティティから無線通信移動管理装置（ＭＭＥ）に送るステップを含み、前記ページングするステップの要求が、前記ＳＭＳインジケータに設定されたサービス・インジケータを有する、請求項３に記載の方法。
5. 前記位置要求が、前記ネットワーク・エンティティでホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）から受信される、請求項４に記載の方法。
6. 前記位置要求が、加入者情報提供（ＰＳＩ）要求である、請求項２に記載の方法。
7. 前記移動デバイスの前記受信された位置情報を前記ネットワーク・エンティティから前記ＨＬＲに転送するステップと、解放要求を前記ネットワーク・エンティティから前記ＭＭＥに送るステップとをさらに含む、請求項５に記載の方法。
8. 前記位置情報が、拡張セル・グローバル識別（Ｅ−ＣＧＩ）およびトラッキング・エリア識別（ＴＡＩ）のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。

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