JP2013531320A - 人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理すること - Google Patents

人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理すること Download PDF

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Abstract

人工スプレッド取引ストラテジに対するヘッジレグが、人工スプレッドオーダに付属するものとして若しくは分離するものとして管理される。レグされたヘッジオーダは、レグされたスプレッドオーダが投入された人工スプレッドオーダの変更、調整、削除及び/又はキャンセルに従って、変更され、調整され、削除され、キャンセルされ、若しくは管理され得る。

Description

本出願は、2010年7月14日出願の米国出願第12/836474号の優先権を主張するものであり、該出願は参照の上全体として本明細書に組み込まれる。
本発明は、概略、電子取引に関し、特に、人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理することに関する。
電子取引システムは、ユーザ(例えば、トレーダ)を(電子交換、若しくはホスト交換とも称される)一つ以上の交換に繋ぐための、一つ以上のネットワーク化されたコンピュータ。サーバ、ゲートウエイ、プロセッサ、及び関連デバイスを有する。交換は、トレーダ、他の電子取引システム、及び/又は、該交換で取引されリストされ及び/又は交換された一つ以上の取引可能オブジェクトのための他の交換からの、オーダを受信しマッチングし処理する一つ以上の集中型コンピュータを有する。交換は、取引可能オブジェクトのための情報を管理し、リアルタイムの、若しくは実質的にリアルタムの、ストリーミングデータフィード、又は他の適切な形式を介して、情報を供給し、若しくはブロードキャストする。情報は概略、オーダブック及びオーダ処理情報の少なくとも一部を含む。トレーダは、情報を眺めてオーダを投入するための、電子交換に接続された一つ以上のクライアントデバイスを有し得る。
取引可能オブジェクトは、取引されるイベント、グッズ、ウエア及び/又は、ストック、オプション、フューチャ、商品、通貨、レポ、インデクス、ワレント、それらのデリバティブ、それらのコレクション若しくは組み合わせなどの金融商品の、全てのタイプを含む(が、それらに限定されない)、取引可能、交換可能、さもなければある価格で交換される、アイテム又はアイテムの量を含む。取引可能オブジェクトは、「現実のもの」(すなわち、交換によりリストされる商品)でも、又は、「人工のもの」(現実の商品の組み合わせ)でもよい。
トレーダは、一つ以上の取引可能オブジェクトのために取引の中に投入する一つ以上の取引ストラテジを用いてもよい。(スプレッドとして知られる)複雑な取引ストラテジは、(完全なマーケット若しくはレグとしても知られる)一つ以上の取引可能なオブジェクトの買い及び/又は売りを、同時に、又は実質的に同時に、含む。スプレッドは、交換定義の若しくは人工のものでよく、交換定義のスプレッドは全体としてリストされ価格付けされ、人工スプレッド及びそのパラメータは、一般的にトレーダにより特定される。スプレッドは、商品間でも商品内でもよく、バタフライ、ベア、ブル、カレンダ、クラック、水平、鉛直、基礎、バンドル、ストリップ、スタッドル、ストラングル及び対比スプレッドを含む。
トレーダは、取引ツールを用いて、情報を蓄積して提示し、スプレッドのパラメータを規定し、ターゲットスプレッド価格を選択し、オーダを投入し、稼働オーダを再価格化し若しくは再引用し、ヘッジのため内部マーケット内の交換に応答してターゲットスプレッドに到達し得る。取引ツールは、トレーダのパラメータ及び/又は取引ストラテジに基づいて、ヘッジレグの内部マーケットにおけるヘッジレグのためのヘッジオーダを送信することもできる。ヘッジオーダが受信され実行される前に、ヘッジオーダのための内部マーケットが変化せず、ヘッジオーダのために利用可能な十分な量があれば、ヘッジオーダは満たされ得る。内部マーケットにて利用可能な量を超えるヘッジオーダの部分は、満たされ得ない。更に、内部マーケットが変化すれば、ヘッジオーダは満たされ得ず、たとえあったとしても、少なくとも即座には満たされない。この場合、トレーダ、及びスプレッドは、レグされると言われる。ヘッジオーダの少なくとも一部(即ち、レグ)が満たされなかったからである。
時々、トレーダは、ターゲットスプレッド価格を変更若しくは調整してもよく、又は、レグされたスプレッドのために変更若しくは調整してもよい。稼働するオーダ、ヘッジオーダ、並びに、稼働の及びヘッジのオーダのフィル(充足)は、レポートされなくてもよく、追跡されなくてもよく、管理されなくてもよく、投与されなくてもよく、若しくはスプレッド取引ストラテジの部分として記録されなくてもよいので、トレーダは、レグされたオーダの説明責任を負う必要があってもよい。即ち、トレーダは、レグされたオーダを調整し及び/又はキャンセル/置換して、変更されたターゲットスプレッド価格とマッチする必要があってもよい。この場合、トレーダは、スプレッドのパラメータ以外の新しいターゲットスプレッド価格に基づいて、レグされたオーダに対する新しい価格を再計算する必要があってもよい。よって、多数の時間を消費するステップ及びリソースが、トレーダが新しいターゲットスプレッド価格に到達するのに必要である。
米国特許番号第6,772,132号 米国特許番号第6,938,011号 米国特許番号第7,127,424号 米国特許番号第7,389,268号 米国特許番号第7,228,289号 米国特許番号第7,437,325号 2009年11月14日出願の米国特許出願番号第12/637,517号 2009年11月14日出願の米国特許出願番号第12/637,536号 米国特許第7,437,325号 2004年3月19日出願の米国特許出願第10/804,631号 米国特許第7,389,264号 米国特許第7,424,450号 2009年3月25日出願の米国特許出願第12/410,759号 米国特許第7437325号
従って、トレーダが人工のスプレッド取引ストラテジを利用することの助力を改善するツールが望まれる。
人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理することは、方法、システム及び装置を含む。
人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理するための実施形態では、人工スプレッドのためのヘッジオーダが、ヘッジオーダが派生した人工スプレッドに付属するものとして、若しくは分離するものとして、考慮されてもよい。例えば、人工スプレッドのトレーダは、取引ツールを用いて人工スプレッドのためのパラメータを設定でき、この場合一つ以上のレグが人工スプレッドに付属するものとして若しくは分離するものとして特定される。人工スプレッドが投入された後、ヘッジオーダが実行未決でもよく、若しくはレグされるものとして考慮されてもよい。実行未決の付属するヘッジオーダは、未決のヘッジオーダが派生した人工スプレッドオーダへの調整に応じて、調整され得る。例えば、人工スプレッドから派生した実行未決のヘッジオーダに対する価格は、ヘッジオーダが未決である間、人工オーダ内の変更に応じて、変化し得る。付属しないヘッジオーダは、未決のヘッジオーダが派生した人工スプレッドオーダへの変更及び/又は調整によっては、影響され得ない。
人工スプレッドのヘッジレグに対するヘッジオーダは、クライアントデバイス、取引デバイス、又は、プロセッサを有し及び/若しくは電子オーダをモニタし且つ管理するように構成可能である任意の他のデバイスなどによって、検出され得る。ヘッジオーダは、ヘッジオーダが基礎とする、人工スプレッドに対するターゲット価格、及び人工スプレッドの稼働オーダに基づいて、導出され若しくは生成される。ヘッジオーダは、ヘッジオーダの元の量の一部若しくは全部に対して、電子交換において実行未決であってもよい。例えば、ヘッジオーダは、ヘッジ価格にて電子交換で実行未決である、非充足の量のためのものである。
人工スプレッドが取引のために入力され及び/又は投入された価格は変更され得る。例えば、人工スプレッドのためのターゲット価格を変更し若しくは調整するコマンドが受信され得る。コマンドは、クライアントデバイスに関するインプットデバイスを介してクライアントデバイスにより受け取られ得る。コマンドは、人工スプレッドに対する価格の変更を、人工スプレッドに対する新しいターゲット価格に初期化するように構成され得る。クライアントデバイスは、新しいヘッジオーダ価格を決定し得る。新しいヘッジオーダ価格は、新しいターゲット価格に基づいて決定され得若しくは計算され得、更新メッセージは、電子交換に投入されヘッジ価格を新しいヘッジ価格に変更する。
或る実施形態では、キャンセル/置換オーダなどにより、メッセージは、ヘッジオーダをキャンセルし得、新しいヘッジ価格における新しいヘッジオーダでヘッジオーダを置換し得る。別途の若しくは更なる実施形態では、メッセージは、ヘッジオーダのヘッジ価格を新しいヘッジ価格に変更するスクリプトを含む。ヘッジレグのための内部マーケットがヘッジオーダ価格及び新しいヘッジオーダ価格の間にあることに応じて、ヘッジオーダの非充足の量の一部若しくは全部が、その内部マーケットにて充足されてもよい。
一つの実施形態では、新しいヘッジオーダ価格は、人工スプレッドに対する新しいターゲット価格及び人工スプレッドに対するユーザの好みに基づいて、決定される。ユーザパラメータは、クライアントデバイスによりインプットされ格納され得る。ユーザパラメータは、人工スプレッドが入力され若しくは投入される前に又は後に。インプットされてもよい。パラメータは、付属する/分離する人工スプレッドを特定することを含んでもよく、付属するものとして/分離するものとして人工スプレッドのレグの全て若しくは一部を含んでもよい。
一つの実施形態では、クライアントは、人工スプレッドに対する価格を表示するための、モニタなどの一つ以上のディスプレイを含む。更に若しくは一方で、ディスプレイは、個々のレグに対して電子交換から受信されたマーケット情報に基づく又は該マーケット情報から派生する人工スプレッドの一部若しくは全部のレグに対する価格を表示してもよい。人工スプレッドに対する価格は、人工スプレッドの個々のレグに対するマーケット情報に基づくものであり若しくはそこから導出されるものであり、ユーザパラメータに基づくものでもよい。価格は、価格軸若しくははしごを形成するように軸方向に整列して表示されてもよい。人工スプレッドのための人工スプレッドオーダインジケータは、ヘッジ価格に対応する価格レベルにて、人工スプレッドのための軸方向に整列された価格に沿って表示され得る。ヘッジオーダインジケータは、ヘッジ価格に対応するレジレグに対する軸方向に整列された価格に沿って表示され得る。インジケータは、ヘッジオーダが付属するかどうか区別し得る。インジケータは、ヘッジオーダに関連する量を特定することもできる。
本発明の他の実施形態を以下に記載する。更に、本発明の精神及び範囲から乖離すること無く、記載する実施形態に対して修正が為され得る。
人工スプレッドのためのヘッジオーダを管理することは、例示の実施形態により記載され示されているが、該例示の実施形態は添付の図面により限定されない。同じ符号を含む図面は、同じ要素を示す。
人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理する例示の電子取引環境を示す。 人工スプレッド取引を促進する例示の方法のフローチャートを示す。 人工スプレッド取引のための取引を満たして実行する例示の方法のフローチャートを示す。 人工スプレッド取引のためのブロック図を示す。 人工スプレッドのためのスプレッドウインドウディスプレイ、及び、人工スプレッドの構成レグを示す。 引用オーダが満たされ子ヘッジオーダがレグされた後の、人工スプレッドのためのスプレッドウインドウディスプレイを示す。 引用オーダが満たされ、少なくとも一つの対応するヘッジオーダが満たされず、更に人工スプレッドのための価格が調整された後の、人工スプレッドのためのスプレッドウインドウディスプレイを示す。 スプレッド構成ウインドウの例を示す。
図1は、人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理する例示の電子取引環境を示す。電子取引環境は、クライアントデバイス102、ゲートウエイ106、電子交換104、及びルータ108を含む。クライアントデバイス102は、情報の通信のためのゲートウエイ106などの一つ以上のデバイスを介して、電子交換104と動作自在に結合する。ルータ108は、ゲートウエイ106と電子交換104との間でメッセージを送るように構成される。
電子交換104は、取引のための一つ以上の取引可能オブジェクトをリストし得る。電子交換104は、少なくとも一つのプロセッサ若しくは中央コンピュータを含む。電子交換104は、クライアントデバイス102からのオーダを受信し反対のオーダに対してオーダをマッチするように構成される。即座にはマッチしない、取引可能オブジェクトのためのオーダは、取引可能オブジェクトのためのマッチアルゴリズムに従って、オーダマッチのためのオーダブック内に格納されて配置され得る。電子取引環境は、図1に関連して記載される、同一の、更なる若しくは別途の特性を有する、種々の電子取引環境を含み得る。図1の例示の実施形態は、電子取引と必ずしも関連しないコンピュータプログラム及び/又はシステム(例えば、オペレーティングシステム、ゲームシステム、及び/又は、他のソフトウエアアプリケーション)などの、特性を有する電子取引環境を示す。
電子交換104は、電子交換104にて係属するオーダやマッチしたオーダに関連する情報を配布してもよい。情報は、配布されてもブロードキャストされてもよく、最新の内部マーケットを示すデータ(例えば、最下売り価格(ベストアスク)及び最上買い価格(ベストビッド))を含んでもよい。情報は、マーケットの深さの全てを含んでも一部を含んでもよく、該マーケットの深さは、内部マーケットにて利用可能な取引可能オブジェクトの量、及び/又は、内部マーケットから離れた若しくは外部の価格で利用可能な取引可能オブジェクトの量を、それらの量が利用可能な程度まで、含んでもよい。情報は、ニュース、チャートデータ、及び/又は、交換若しくは他のデータソースからのオーダ関連情報を、含んでもよい。
価格レベルで利用可能な量は、総計で与えられてもよく、そこでは、価格レベルでマーケット内にて利用可能なトータルの買い量及びトータルの売り量が与えられる。マーケットの深さが与えられる程度は、概略、ボリュームなどの、交換及び/又は他のパラメータに依存する。最新取引価格(LTP)、最新取引量(LTQ)、及び他の充足情報などの、他のタイプの情報も与えられてもよい。(オーダ実行、及び、オーダ完了とも称される)オーダ充足に関連する情報が、マーケットデータと称されてもよい。
クライアントデバイス102は、マルチプルワークステーション若しくはネットワークデバイスなどの一つ以上のデバイスであればよく、一つ以上のアプリケーションを実行し得る。クライアントデバイス102の例は、一つ以上のメインフレーム、デスクトップ、ノートブック、タブレットPC、ハンドヘルド、パーソナルデジタルアシスタント、スマートフォン、サーバ、ゲートウエイ、それらの組み合わせ、又は、一つ以上のプロセッサ若しくは中央処理ユニットを備える他のコンピュータデバイスを、含む。例えば、クライアントデバイスは、ペンティアム(登録商標)クラスプロセッサを含んでもよく、ウインドウズ(登録商標)若しくはMAC OSオペレーティングシステムのうちの一つ以上を用いてもよく、一つ以上のメモリ若しくはデータストレージデバイス、通信ネットワークからデータを受信するデータインプットインターフェース、キーボード、トラックボール、ペンデバイス、マイクロフォン、凝視検出デバイス、クリックベースの取引のためのマウス及び/又はユーザからインプットを受信するように構成された他のデバイスなどの、一つ以上のインプットデバイスからインプット信号を受信するインプットインターフェース、並びに、情報を提示するのに適した少なくとも一つのアウトプットデバイス(例えば、モニタ若しくはディスプレイデバイス、オーディオデバイス、若しくは、それらの組み合わせ)と通信するアウトプットインターフェースを含み得る。
クライントデバイスは、一つ以上の交換若しくは他のソースからのマーケット情報を受信して表示し得る。例えば、表示ディスプレイは、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースの若しくは気体プラズマベースのフラットパネルディスプレイ、三次元画像を示すディスプレイ、及び/又は、点字アウトプットデバイス若しくは他のタイプのアウトプットデバイス若しくはメカニズムを、含み得る。ディスプレイデバイスは、ユーザと情報の間にインターアクションを与えるインプットデバイスを含む。
クライアントデバイス102は、ユーザ若しくはトレーダにより用いられ取引のため一つ以上の取引可能オブジェクトに対して一つ以上のオーダを投入し得る。オーダは、新しいオーダを配置し若しくは投入し、現存のオーダをキャンセルし、現存のオーダを変更し、一つ以上の取引可能オブジェクトのためのオーダ若しくはオーダブックに関するクエリを起動し、交換、それらの組み合わせとの接続をテストし、又は、通信を行うために、命令若しくはメッセージを含んでもよい。トレーダは、キーボード、マウス、又は、ディスプレイのエリア若しくはディスプレイにより制御されるエリアをタッチし若しくはコントロールする、ディスプレイの一部であるポインティングデバイスを含む、クライアントデバイスと関連する一つ以上のインプットデバイスを用いて、一つ以上のコマンドを供給することなどにより、オーダを送信してもよい。クライアントデバイス102は、ユーザインプットに応じてトランザクション情報を生成でき、該トランザクション情報は一つ以上の交換に送信され得る。
実行スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理するアクトを実行する命令は、不揮発媒体、揮発媒体、並びに、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、パンチカード、CD−ROM、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM及び他のメモリチップ若しくはカートリッジ、又はコンピュータが読み取れる媒体を含む伝送媒体などの、コンピュータ読み取り可能媒体上に、格納されても又は別途記録されてもよい。プロセッサは、利用可能なマーケット情報のための、及びアクトを実行するための十分な処理容量を備えるのが望ましい。例示の実施形態では、ソフトウエアは、マーケット情報を眺め、オーダをエントリして投入し、マーケット指し値を取得し、ポジションをモニタするための、クライアントデバイス102の関連するディスプレイデバイス上の、インターアクティブ取引スクリーンを作成できる。更に若しくは一方で、クライアントデバイスは取引を自動化できる。
これらの取引ツールの例は、X_TRADER(登録商標)としてChicago、IllinoisのTrading Technologies International,Inc.から利用可能であり、それらは、MD Trader(登録商標)と称される、電子取引インターフェースも提供する。X_TRADER(登録商標)及びMD Trader(登録商標)スタイルディスプレイの部分は、米国特許番号第6,772,132号“Click Based Trading With Intuitive Grid Display of Market Depth”(特許文献1)、米国特許番号第6,938,011号“Click Based Trading with Market Depth Display”(特許文献2)、米国特許番号第7,127,424号“Click Based Trading With Intuitive Grid Display of Market Depth and Price Consolidation”(特許文献3)、米国特許番号第7,389,268号“Trading Tools For Electronic Trading”(特許文献4)、及び、米国特許番号第7,228,289号“A System and Method for Trading and Displaying Market Information in an Electronic Trading Environment”(特許文献5)、米国特許番号第7,437,325号“System and Method for Performing Automatic Spread Trading”(特許文献6)、2009年11月14日出願の米国特許出願番号第12/637,517号“Synthetic Spread Trading”(特許文献7)、及び、2009年11月14日出願の米国特許出願番号第12/637,536号“Cover−OCO Orders for a Legged Order”(特許文献8)に記載され、これらの各々の内容は参照の上本明細書に完全に組み込まれる。更に若しくは別途に、他の取引ツールが、マーケットデータを眺め及び/又はオーダを配置するのに、用いられてもよい。更に、好適な実施形態は、移転、格納及び表示の機能を実行する特定の商品に限定されない。システムバス、若しくは、均等物は、通信を提供し得る。
ゲートウエイ106は、一つ以上のプロセッサ若しくは中央処理ユニット、メモリ若しくはデータ格納デバイス、通信インターフェース、ユーザインプットインターフェース、及びアウトプットインターフェースを備えるコンピュータデバイスであればよい。ゲートウエイ106はデータベースを含んでもよいしアクセスしてもよい。ゲートウエイは、一つ以上のゲートウエイアプリケーションを実行してもよく、ゲートウエイ106はクライアントデバイス102のアプリケーションプログラムを実行してもよく、及び/又は、ゲートウエイアプリケーションは、クライアントデバイス102により実行されてもよい。
電子取引環境は、トレーダが取引できる一つ以上の電子交換104を含んでもよい。クライアントデバイス102は、一つ以上のゲートウエイ106、及び/又は、多重の電子交換へのアクセスを提供する組み合わせゲートウエイを介して一つ以上の電子交換104とアクセスし得る。更に若しくは別途、ルータ108は、ゲートウエイ及び電子交換の間でデータをルート付けし得る。
II.スプレッドトレード
概略、多重の取引可能オブジェクトに関与する複雑な取引ストラテジは、スプレッドと称される。取引可能オブジェクトの各々、又は個々の取引可能オブジェクトのためのオーダ若しくは潜在的オーダは、レグ若しくはアウトライトと称され得る。スプレッドのためのオーダ若しくは取引は、買い若しくは売りと考えられ得るが、買いはスプレッドのどのレグが買われるか――通常第1の若しくはフロントレグ――を定義し、売りはどのレグが売られるか――通常第1の若しくはフロントレグ――を定義する。
スプレッドは、スプレッドの他のレグとの関連で個々のレグの量を粗雌、スプレッド比率などの、取引可能オブジェクト間の、規定された若しくは周知の関係に基づくものであればよい。例えば、レグA及びBを有するスプレッドが3:2の比で定義され、レグAの3ユニットが買われレグBの3ユニットが売られることがある。スプレッド比は暗示され若しくは黙示的であり、取引ストラテジのレグのためのスプレッド比は明確には示されないが、“1”若しくは“−1”に暗示され若しくはデフォルトとされる(正の分類は買いレグを示し負の分類は売りレグを示す)
スプレッドの一つ以上のレグは、価格関係のための乗数も有し得る。乗数は、スプレッド比と同じでも異なってもよい。例えば、レグAに係る乗数は“2”であり、レグBに係る乗数は“−3”でよく、それらの両方はレグのための対応するスプレッド比とマッチする。
例では、取引ストラテジは“N”レグを含み、この場合、個々のレグのための取引可能オブジェクト間の関係は、スプレッド比と個々のレグに関連する乗数により、規定される。ストラテジ価格、若しくはターゲット価格は、取引価格の規定に従って決定されてもよい。価格は、レグの各々に対して乗数を乗じられた、取引可能オブジェクトの価格の合計であると考えられ、以下のようになる。
Figure 2013531320
ここで、Milti(i)はレグiに関連する乗数であり、Price(i)はレグiに対する取引可能オブジェクトのための価格である。当業者は、取引ストラテジのための価格は価格チック丸め及び/又は支払いチックにより、影響され得ることも認識するであろう。
個々のレグのためのオーダは、取引ストラテジにより規定されるパラメータ及び/又は関係によって、投入され得る。例として、レグAの一つのユニットのためのマーケットが45の価格を有し、レグBのためのマーケットが40の価格で一つのユニットを有する。上式(数1)を用いて、現下のスプレッド価格は、(1)(45)+(−1)(40)=5となる。よって、スプレッドの1ユニットを買うトレーダは、45の価格でレグAの1ユニットを買い、40で1ユニットを売る。
レグAの価格が42でありレグBの価格が35であるような、標準的な価格差が修復されるならば、スプレッドの価格は10となる。トレーダが相殺取引をするためにスプリットの1ユニットを売る(即ち、レグAの1ユニットを売りレグBの1ユニットを買う)ならば、トレーダは総取引に関して得をすることもある。即ち、トレーダが45でレグAを買い42で売るならば3を失い、また、トレーダが40でレグBを売り32で買うならば8の利益となる。よって、トレーダは、スプレッドの買い及び売りに関して5を為した。
概略、スプレッドストラテジは、ストラテジに従って取引を管理する自動化スプレッド取引ツールを用いて適切価格で一つ以上のレグを買い及び/又は売るという所望の価格に基づき得る。例えば、トレーダは、(所望のストラテジ価格、所望にスプレッド価格、所望の価格及び/又はターゲット価格とも称される)価格で取引ストラテジを買い若しくは売るために、オーダをエントリし得、どうか取引ツールは取引可能オブジェクトの少なくとも一つに対して(指し値若しくは稼働オーダとも称される)オーダを自動的に配置し得る。
オーダが配置されるレグは、指し値レグと称され、他のレグはリーンレグ及び/又はヘッジレグと称される。指し値レグが引用される、若しくは稼働する価格は、ヘッジレグ内にてオーダが充足し得る最良価格に基づくものであり、それは通常、ヘッジレグ及び/又は、内部マーケットにて存する。即ち、最良価格は、売り時のヘッジレグの最良の買い唱え値であり、買い時のヘッジレグの最良の売り呼値である。ヘッジレグの最良の価格は、価格へのリーン、リーン価格、若しくはリーンレベルとしても知られている。取引ストラテジは、スプレッドの単一の指し値レグにて若しくは多重の(若しくは全ての)レグにて囲繞され、ここで個々の引用されたレグは、スプレッドの他のレグの少なくとも一つに依存する。引用されたレグの一つが充足されると、他の引用されたレグ内のオーダは、通常キャンセルされ適切なヘッジオーダが配置される。
価格へのリーンが変化すると、指し値レグ内のオーダに対する価格は、所望のストラテジ価格を維持するためにも変化することがあり、及び/又は、限度内にあるヘッジレグ内の変化によって変化することがあり、又は、限度内の指し値レグへの変化となる。指し値レグが充足すると、自動取引ツールは、オフセッティング若しくはヘッジングオーダとも称される、ストラテジを完了させるためのヘッジレグ内のオーダを、投入できる。
引用されたレグの価格は、再び若しくは一方で、スプレッドの他のレグの全てに満たないものに基づいてもよい。引用されたレグ内のオーダのオーダパラメータは、最新取引価格(LTP)、最新取引量(LTQ)、理論値、内部マーケットにより近い量などの多重量、若しくは他の参照点などの、他のレグ内の他のタイプのマーケット条件に依存し得る。
指し値レグが充足するが、ヘッジレグの少なくとも一つが充足できないとき(若しくは取引ストラテジの所望の価格に到達するべく十分に充足するとき)、スプレッドはレグされると決定し得る。ヘッジオーダが入力される前にヘッジのための内部マーケットが離れたのでヘッジレグは充足し得ないのであり、及び/又は、内部マーケットにてオーダを充足する十分なボリュームは存在し得ない。
III.スプレッド取引ツール
人工スプレッドの個々のレグのためのオーダを含む、人工スプレッドのためのオーダ及び充足は、トレーディングテクノロジインターナショナルインク(Trading Technologies International, Inc)のAutospreader(登録商標)などの、一つ以上のスプレッド取引ツールを介して、管理され、蓄積され、記録され、ビューされるなどが可能である。スプレッド取引ツールは、スプレッド及びそのレグのためのマーケット情報を眺め、レグ(アウトライト若しくは稼働オーダ)を取引し及び/又は一つ以上のレグ内にオーダを送信するストラテジを管理するのに、用いられ得る。
スプレッド取引ツールは、その構成するレグ及びスプレッドパラメータのための情報に基づいてスプレッドデータも生成し得る。データは、グラフィカルユーザインターフェースマネジャ(“GUIマネジャ”)などのビジュアル形式でフォーマット化され提示され得る。即ち、スプレッドのためのデータ及び/又はスプレッドの一つ以上のレグのためのデータが、スプレッドのための一つ以上のウインドウで、及び/又は、GUIを用いて、表示され得る。スプレッドのためのデータ及び個々のレグのためのデータは、同じ若しくは異なるウインドウで、表示され得る。スプレッドウインドウ内に取引のためにオーだが入力若しくは投入され得、スプレッド取引ツールは、スプレッドに係る対応するオーダを投入し及び/又は投入を開始し、スプレッドの所望の若しくはターゲットの価格を取得する。
スプレッド取引ツールの例示は、米国特許第7,437,325号“System and Method for Performing Automatic Spread Trading”(特許文献9)、2004年3月19日出願の米国特許出願第10/804,631号“System and Method for Estimating a Spread Value”(特許文献10)、米国特許第7,389,264号“System and Method for Performing Automatic Spread Trading”(特許文献11)、米国特許第7,424,450号“System and Method for Performing Automatic Spread Trading”(特許文献12)、2009年3月25日出願の米国特許出願第12/410,759号“Systems and Methods for Multiplier−Adjusted Lean Levels for Trading Strategies”(特許文献13)に開示されており、それらの全ては参照の上本明細書に組み込まれる。他のスプレッド取引オーダが用いられてもよく、前述の実施形態は特定の商品に限定されない。
図2は、スプレッド取引を促進する例示の方法のフローチャート200を示す。方法は例示であり、より多い若しくはより少ないアクトを含んでよく、図示のものとは異なるオーダを発生してもよい。例示の実施形態では、マーケット情報フィードは、一つ以上の取引可能オブジェクトのための一つ以上の交換から受信される210。マーケット情報は、通常、価格、オーダを含み、一つ以上の取引可能オブジェクトのための充足情報、取引可能オブジェクトのための内部マーケットを含んでもよく、最高買い唱え値(HBP)及び最低売り呼値(LAP)を含む、更に、最新の買い唱え値及び売り呼値、並びに、“マーケット深さ”と称される他の価格のマーケットの量を含み得る。情報は、マーケット深さの全て若しくは一部を含み得る。
スプレッドデータは、ユーザの好みによって、構成され、確立され、及び/又は、提示されてもよい212。例えば、ユーザは、レグのためのマーケットからのビッド及びオファ並びにスプレッド設定パラメータに基づいて、スプレッド価格及びスプレッドマーケット深さの概算をカスタマイズし得る。ユーザは、現存のスプレッドを再構成し、及び/又は、スプレッドのためのレグを選択することで新しいスプレッドを創作して構成してもよい。構成ウインドウ内のスプレッド設定パラメータによって、レグが選択され、スプレッドが構成されてもよい。更に又は別途、ユーザは、レグ間の関係、レグのためのオーダ投入、及び/又は、レグのためのオーダの管理を、決定してもよい。
スプレッド取引ツールは、マーケット情報及びマーケット設定パラメータに基づいて、スプレッドデータ214を生成してもよい。スプレッドデータは、スプレッド価格及びスプレッド深さを含み得る。スプレッドデータは、最新取引価格(LTP)及び/又は最新取引量(LTQ)、更には、オープン、クローズ、合意、デイリの高/低、周期的高、マーケット深さ、マーケットスナップショットなどの他の項目を、含んでもよい。データは、パラメータに従って含まれても、ユーザにより特定され若しくは選択されても、マーケットデータフィードが生じた交換の限定であっても、よい。スプレッドデータを生成することは、リアルタイムで、若しくは実質的にリアルタイムで発生してよく、その場合、マーケットからリレーされる情報は実行可能な限りユーザに提示される。例えば、情報は、情報を表示するための十分な且つ合理的な時間量の範囲内で処理されて提示される。更に若しくは別途、スプレッドデータは、周期的時間で、若しくは準周期的時間で生成され得る。
スプレッドウインドウが生成されて表示される216。該スプレッドウインドウは、スプレッドの個々の対応するレグに対するウインドウを含んでもよい。スプレッドウインドウは、LTP/LTQに加えて、スプレッド価格及びトータル量に対するインジケータを含んでもよい。
スプレッドのためのオーダ、及びそのレグは、所望の量に対してターゲット価格でスプレッドウインドウ内に入力されてもよい。例では、インプットインジケータ(例えば、カーソル)に、所望の量及び/又はターゲット価格に対してカーソルを配置させるマウス、ライトペン、それらの組み合わせなどの、一つ以上のインプットデバイスを操作することにより、オーダが入力される。所望の量は、更に若しくは別途、予めセットされても、予め規定されても、予め決定されても、若しくは予め選択されてもよい。
図3は、人工スプレッド取引を充足し実行する例示の方法のためのフローチャートを示す。方法は例示であり一つ以上のアクトを含んでもよく、例示と異なるオーダを発生してもよい。例示では、一つのレグのためのオーダが交換にて稼働しており(値付けしており若しくは値付けされており)、第1の取引可能オブジェクトに対応している。値付けするオーダに対する、交換における完全な若しくは部分的な充足、マッチ若しくは実行が検出され320、ヘッジオーダが判定される322。値付けするオーダの充足に応じて、ヘッジオーダが324にて生成され、ヘッジオーダの取引可能オブジェクトに対して交換に送信される。ヘッジオーダのための電子交換は、同じ電子交換でも異なる電子交換でもよい。ヘッジオーダ価格などのヘッジオーダのためのオーダパラメータは、スプレッド価格に達するように決定され得る。
図4は、人工スプレッド取引システム400のためのブロック図を示し、該人工スプレッド取引システム400は、アプリケーションプログラムインターフェース(API)432、交換430、API432とクライアントデバイスの間の通信428、及び、API606間の通信434を、備える。通信434、428は、API432により概略変換される取引可能オブジェクトに関する情報及びデータを含み得る。GUIマネジャ442は、ユーザからコマンドを受信するためのインプットデバイスで使用されてもよい。システムは一般に、交換及びクライアントデバイスの数において、制限は無い。
クライアントデバイス436は更により詳細なブロック図を示し、該ブロック図は、取引アプリケーション438、自動スプレッダ440、及びGUIマネジャ442を備えており、それらのうちの全て若しくは一部は、ソフトウエア、ハードウエア、若しくはそれらの組み合わせにより実装され得る。より少ない若しくはより多いコンポーネントが包含されてもよく、取引アプリケーション438及び自動スプレッダ440は、クライアントデバイス436若しくは他のデバイス上でホストされてもよく、同じ若しくは異なるクライアントデバイス436上での同じソフトウエアでも独立のソフトウエアでもよい。
自動スプレッダ440は、一つ以上の取引可能オブジェクトのためのマーケット情報に基づいてスプレッドデータを生成し、スプレッドウインドウ内に情報を提供する。スプレッドデータは、スプレッド価格及びマーケット深さを含んでよく、最新取引価格(LTP)及び最新取引量(LTQ)、或る時に対する若しくは或る期間に対するハイプライス、ロープライスなどの、他の項目を含んでもよい。
IV.スプレッド取引
人工スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理する方法によると、人工スプレッドのためのヘッジオーダは、ヘッジオーダが派生する人工スプレッドに付属するように考慮されてもよく、分離するように考慮されてもよい。例えば、人工スプレッドのトレーダは、人工スプレッドのためのパラメータをセットするスプレッド取引ツールを用いてもよく、その場合、一つ以上のレグが人工スプレッドに付属するものとして若しくは分離するものとして特定される。人工スプレッドオーダから導出されるヘッジオーダは、人工スプレッドオーダに付属しても、分離してもよい。
例えば、人工スプレッドのパラメータが確立され人工スプレッドオーダが投入される。その場合、稼働オーダが少なくとも部分的に充足若しくは実行され、人工スプレッドオーダから導出される関連するヘッジオーダは実行未決でよく若しくはレグされることが考慮されてもよい。関連するヘッジオーダは、未決の若しくは不充足のヘッジオーダの元の量の全部でも一部でもよい。
関連するヘッジオーダが、付属するヘッジオーダとして指定され若しくは特定されるならば、ヘッジオーダは、未決のヘッジオーダが派生する人工スプレッドオーダに対する調整に応じて、調整され得る。例えば、人工スプレッドから派生する、実行が未決である関連するヘッジオーダに対する価格は、関連するヘッジオーだが未決である間、人工オーダに対する価格における変更に応じて、変更される。付属しないヘッジオーダは、未決のヘッジオーダが派生した人工スプレッドオーダに対する変更及び/又は調整により、影響されなくてもよい。
図5は、2つのレグを備えるスプレッドストラテジのためのスプレッド取引ツール(2レグスプレッド)のスプレッドウインドウ500の例を示す。第1レグはウインドウ502に表示され、第2レグはウインドウ504に表示される。第1レグウインドウ502は、FJUN10コントラクトのための取引可能オブジェクトに対応し、第2レグウインドウ504は、FDEC10コントラクトに対応する。簡略さ及び明瞭さのために、例示では、スプレッドウインドウ500及び2つのレグウインドウ502、504に関して説明しているが、表示されるウインドウの数は、スプレッド内のレグの数、及び/又は、ユーザの好みに依存してよい。どの数のスプレッドのレグも可能である。例えば、スプレッドは、2、3、4若しくはどの数のレグでもよく、ウインドウはスプレッドのレグの各々、全て、一部に対して表示されてもよく、表示されなくてもよい。
スプレッドウインドウ500は、生成されたスプレッドに対する内部マーケット及びマーケット深さを示す。内部マーケットは、最高ビッド即ち最高ビッド価格、及び最良の売り気配値即ち取引可能オブジェクトに対する最低の売り価格を含む。レグウインドウ502、504は、個々の取引可能オブジェクトのための内部マーケットも示す。ウインドウ500、502、504は、個々のスプレッド/取引可能オブジェクトに対する買いオーダ及び売り気配値オーダのための、買いオーダカラム506、508、510及び売りオーダカラム512、514、516を含む。
インジケータはカラム内に表示される。インジケータは、グラフでも、アイコンでも、カラーコードでも、オーダを表示するためのどんなフォーム若しくはフォーマットでもよい。インジケータは、或る価格の取引可能オブジェクトの量に対して一つ以上のオーダを特定してもよい。オーダは全体のオーダでも部分のオーダでもよい。例えば、インジケータがカラ506ム内に設けられ第1レグの取引可能オブジェクトのためのマーケット内の買いオーダを示してもよく、及び/又は、インジケータがカラム514内に設けられ第2レグの取引可能オブジェクトのためのマーケット内のダ2の取引可能オブジェクトのための買いオーダを示してもよい。
ウインドウ500、502、504は、個々の人工スプレッド/取引可能オブジェクトのための価格レベルを特定するための個々の価格カラム518、520、522を備える。価格レベルは、軸方向に整列してもよく、線形上に整列してもよく、曲線上に整列してもよく、又は、人工スプレッド/取引可能オブジェクトのための価格レベルの進行を示す他のどんな整列であってもよい。価格レベルは、静的でも、動的でも、静的と動的の組み合わせでもよい。例えば、価格レベルの一つ以上は、ウインドウに関して位置を変えなくてもよく、自動生成される命令に応じて位置を変えてもよく、ユーザの命令及び/又は設定に応じてウインドウに関して位置を変えてもよく、マーケットデータ若しくは変更に応じてウインドウに関して位置を変えてもよく、自動命令、ユーザの命令及び/又は設定、マーケットデータなどの任意の組み合わせに応じてウインドウに関して位置を変えてもよく、位置を決して変えなくてもよく、ディスプレイ内でドリフトしてもよく、中央に表示されてもよく、及び/又は、ビッド、オファ、最新取引価格などの興味の対象の項目に重点が置かれてもよい。
インジケータは、価格カラム518、520、522における対応する若しくは関連する価格レベルに沿って配置され、インジケータに対応するオーダのための価格を表し又は特定し得る。図5に示すように、0.97においてカラム508に表示される「2」のためのインジケータは、0.97の価格におけるスプレッドの第2レグの取引可能オブジェクトのための、2の量に対するマーケット内のオーダを表す。
ディスプレイは、マーケット情報を特定するための更なるフォームを含み得る。或る実施形態では、カラム530、532、534は、取引可能オブジェクトのための最新取引量及び/又は最新取引価格を表すインジケータを表示する。例えば、0.97の価格レベルにおけるカラム532内に表示される「17」は、スプレッド取引ストラテジの第1レグの取引可能オブジェクトの0.97の価格における、17の量に対する最新取引オーダを表す。
ウインドウ500、502、504は、個人的好み、設定及び/又は興味に従って、ユーザの興味の一つ以上のアイコン若しくは分野を表示し得る。ユーザにより表示され若しくは隠されるアイコン若しくは項目のうちには、現在時刻を示すシステムクロックを含むこともある。更に、アイコン若しくはボタンは表示されて機能を表し得る。アイコン若しくはボタンは選択されて一つ以上の対応する機能を実行し得る。例えば、ストップマーケット(Stop Market(SM))ボタン及び/又はストップリミット(Stop Limit(SL))ボタンが表示されてもよい。ボタンが選択されストップリミット及びストップマーケットオーダを、夫々可能にしてもよい。「全消去(Del All)」ボタンが設けられマーケットからビッド及びオファが消去されるようにしてもよい。「ビッド消去(Del Bids)」及び/又は「アスク消去(Del Ask)」ボタンが選択されマーケットから全てのビッド/アスク(売り呼値)が消去されるようにしてもよい。「ビッド」若しくは「アスク(売り呼値)」を表示する代わりに、個々のボタンが、マーケット内で消去されるべきビッド/アスクの全体数を表す更なるインジケータを含んでもよい。
V.人工スプレッドインジケータ
カラム524、526、528は、ユーザのための稼働オーダに対するインジケータを設ける。例示では、対応する価格カラム518、520、522の価格レベルにおけるカラム524、526、528内にインジケータが表示され、価格レベルに対応する価格における取引可能オブジェクトの量に対するオーダを特定する。インジケータは、一つ以上の対応するオーダを特定するステータスインジケータなどの、どんなインジケータでもよい。例えば、インジケータは、一つ以上のオーダのステータスを特定するための、数字でも、アイコンでも、グラフでも、カラーコードでも、それらの組み合わせでもよい。
インジケータは、対応するオーダの全て若しくは一部のステータスを特定するのであり、該ステータスは、どれだけの数のオーダが配置され及び/又は未決であるか、オーダの全て若しくは一部が又はどれだけ稼働しているか、未決であるか、レグされるか、オーダ若しくは取引可能オブジェクトが又はそれらのどれだけが買われ、売られ、実行され、完了され、それらが組み合わされしているか、を含む。例えば、レグされた人工スプレッドオーダ、若しくは人工スプレッドオーダのレグされた部分に対するインジケータは、赤色フォントで数字表示され、レグされた人工スプレッドオーダの量を示してもよい。
図5は、取引のために入力され若しくは投入された人工スプレッドのためのオーダを表すインジケータ536を示す。インジケータ536は、カラム524内に位置され及び/又は表示され人工オーダのステータスを示し得る。図示されるように、オーダは−0.030の価格においてスプレッドを買うべき、稼働中の2の量(W 2)を表し、充足され若しくは完了され、レグされ若しくは実行が未決であるオーダは存在しない、ということをインジケータ536は示す。
価格及び量を特定することで、取引のためにオーダが入力され結果としてのオーダが投入されてもよい。オーダは、価格カラム518における量及び価格の選択に従って、入力されてもよい。オーダは、量が予め選択され若しくは予め決定されている価格カラムにおける価格の選択に従って、更に若しくは別途、入力されてもよい。価格の選択は、インプットデバイスの一つ以上のクリック又は他の操作若しくは軌道に応じて発生し、或る価格で送信すべき命令を送信してもよい。
VI.稼働オーダインジケータ
人工スプレッド取引オーダは、人工スプレッドの一つ以上のレグ内に一つ以上のオーダを有してもよい。インジケータがレグ内に表示され、レグのための人工スプレッドの対応する稼働オーダを特定してもよい。
図5は更に、スプレッドの個々のレグ内にインジケータ538を示し、そのレグ内の人工スプレッドのための稼働オーダを特定する。インジケータ538はステータスインジケータ536と同様のものであり、レグの対応する取引可能オブジェクトに対する一つ以上のオーダを表し、アイコンでも、グラフでも、数字でもそれらの組み合わせでもよい。第1レグウインドウ702は、価格カラム720の0.97に配置されたインジケータ538を含み、第2レグウインドウ504は、価格カラム522の1.05におけるインジケータを含む。更に、インジケータ538などにより、レグに対する完全なオーダが特定されてもよい。
前述のように、人工スプレッドオーダが入力され、−0.030において2の量が買われた。人工スプレッドは3:2の比率で定義されるので、6の量を買うための第1レグ内の指し値オーダが、第1レグ502の取引可能オブジェクトに対して0.97の価格で投入された。更に、人工スプレッドはスプレッドの両方のレグを稼働させるべく確立されるので、4の量に対する第2レグ内の指し値オーダが、第2レグの取引可能オブジェクトに対して10.5の価格にて投入された。
インジケータは、レグステータスインジケータ540などにより、稼働オーダが人工スプレッドと関連するかどうかを特定し得る。例えば、レグステータスインジケータ540は、人工スプレッドの第1レグ502の0.97において、及び、第2レグ504の1.05において、配置される。人工スプレッドオーダは、人工スプレッドの稼働オーダと関連してもよく、更に、親子関係に従って人工スプレッドから導出された及び/又は導出されるべきヘッジオーダと関連してもよい。例えば、人工スプレッドオーダは一つ以上の親オーダを備えるように考慮されてもよく、人工スプレッドオーダの個々のレグ内のオーダが、子オーダにより表されてもよく、又は関連してもよい。子の指し値オーダ及びヘッジオーダは、親オーダの一つと関連してもよく、親オーダは多数の子オーダを備えてもよい。親オーダの数は、人工スプレッドのレグの数、人工スプレッドの指し値レグの数、ユーザの好み、それらの組み合わせなどに依存し得る。
図6は、指し値オーダが充足し少なくとも一つの対応するヘッジオーダが非充足である後の、図5の例を示す。例示では、3つの指し値オーダを表す第1レグ内の指し値オーダの一部は充足し、第2レグの内の対応するヘッジオーダの一部も投入されて充足している。更に、人工スプレッドが両方のレグ内で値付けされていたので、第2レグ内の稼働オーダの一部は望ましいものでは無く、従って1.05における指し値オーダは削除され若しくはキャンセルされている。ヘッジオーダの一部は非充足のままであるので、人工スプレッドオーダ(及びトレーダ)は、レグされるように考慮され得る。更に、非充足のヘッジオーダは、レグされたヘッジオーダとして考慮され得る。
図6内のインジケータ536、538は、変更を反映する図7内で特定されるオーダに対する、オーダの変更を反映する。人工スプレッドオーダに対する−0.030におけるインジケータ536は、オーダの一つが稼働し(W 1)他のオーダがレグされている(L 1)ことを反映する。第1レグ内の0.97におけるインジケータ538は、3つのオーダが稼働し(W 3)3つのオーダが買われた(B 3)ことを反映する。インジケータ538も1.00にて配置され、対応する稼働オーダの少なくとも部分的な充足に応じて人工オーダから導出されたヘッジオーダが、稼働している(W 2)若しくは非充足であるということを表す。更に、第2レグ504内の稼働オーダに対する1.05におけるインジケータ538は、ゼロオーダが売られ(S 0)2つのオーダが稼働している(W 2)ことを反映する。
1.00の価格における非充足のヘッジオーダ538に対する識別子は、付属するものとしてヘッジオーダを特定してもよく、分離するものとしてヘッジオーダを特定してもよい。実施形態では、インジケータ538は、カラーコードされていてもよく、付属している若しくは分離しているヘッジオーダのステータスを示す、数字の、アルファベットの、及び/又は、英数字の識別子含んでもよい。更なる若しくは別途の実施形態では、インジケータ542は、付属するものとして若しくは分離するものとしてヘッジオーダを特定するように、表示され得る。インジケータ542は一つ以上のヘッジオーダを表し得、アイコンでも、グラフでも、数字でも、それらの組み合わせでもよい。更に、オーダのためのインジケータ538及び/又はインジケータ542は、付属するものとして若しくは分離するものとしてオーダの全部又は一部を指定するように選択され得る。
人工スプレッドオーダは、人工スプレッドの一つ以上のレグガレ具される若しくは非充足であるときを含む、その寿命の間、管理され得る。人工スプレッドオーダは、その寿命の間、維持され、調整され、変更され、管理され、レポートされ、若しくは処理されるが、その寿命は、人工スプレッドの全てのオーダが充足し及び/又は削除されたときに概略終了する。
VII.付属する及び分離するヘッジオーダ
人工スプレッドのヘッジオーダを管理する実施形態に従って、非充足のヘッジオーダも、ユーザの好み、及び/又は、ヘッジオーダが派生した人工スプレッドのパラメータに従って、管理され得る。図7は、指し値オーダの一部が充足し、少なくとも一つの対応するヘッジオーダが非充足であり、人工スプレッドに対する価格が変更された後の、図5、図6の例を示す。図示するように、人工スプレッドオーダの価格は−0.030から−0.040に変更された。人工スプレッドに対する変更は、人工スプレッドオーダに関連するインジケータ536を動かすことにより影響を受け、若しくはスプレッド取引ツールにコマンドを入力し人工スプレッドオーダの価格を変更することにより、影響を受け得る。
人工スプレッドオーダの変更に応じて、取引ツールは、非充足の量を有し、人工スプレッドオーダと関連する未決のヘッジオーダを特定し得る。ヘッジオーダが付属するものとして指定されると、スプレッド取引ツールは、未決のヘッジオーダに対応する変更を行い得る。図7の例では、人工スプレッドオーダに対する価格が−0.040に変更され、第1レグ内の対応する稼働オーダが0.97にて充足したので、非充足の量を伴う未決のヘッジオーダの価格は、対応する価格に変更若しくは調整されてもよい。図7は、第2レグ内の未決のヘッジオーダが、1.01にて表示される対応するインジケータ538で示されるように1.00から1.01の価格に変更されたことを、示す。未決のオーダの価格内の変更は、ヘッジレグの取引可能オブジェクトのための交換にキャンセル/置換オーダを投入することにより、ヘッジオーダをキャンセルし新しいヘッジオーダを投入することにより、及び/又は、変更メッセージを電子交換に投入して未決のヘッジオーダの価格を変更することにより、影響され得る。更に、インジケータ542は、付属するものとして若しくは分離するものとしてヘッジオーダのステータスを特定するように表示されてもよく、一つ以上のヘッジオーダを表してもよく、更に、アイコンでも、グラフでも、数字でも、それらの組み合わせでもよい。更なる若しくは別途の実施形態では、スプレッド取引ツールは、ヘッジオーダが分離するものとして指定されるように未決のヘッジオーダを変更しなくてもよい。例えば、人工スプレッドオーダに対する価格変更を伴っても、非充足の量を備える未決のヘッジオーダの価格は、調整も変更もされない。
未決のヘッジオーダに対する変更された価格が、ヘッジレグのための内部マーケットに逆らうものであるとき、未決のヘッジオーダの全て若しくは一部は、内部マーケットにて利用可能な量に従って充足され得る。例えば、未決ヘッジオーダの価格が1.00から1.01に変更され若しくは調整され、内部マーケットが1.01であり、又は逆のオーダが内部マーケットにて未決であったときは、未決のヘッジオーダが逆のオーダの量に対して充足され得る。従って、未決のヘッジオーダは、人工スプレッドオーダの価格における変更に応じて充足され得る。
オーダブックツールなどの他のツールが、人工スプレッドオーダ及びスプレッドの構成オーダを示すのに用いられ得る。ツールは、人工スプレッド、及び/又は、スプレッドの任意の若しくは全てのレグを、付属するものとして若しくは分離するものとして指定するのにも用いられ得る。更に、人工スプレッドの入力、稼働オーダの投入、及び/又は、ヘッジオーダの投入の前に、又は、それらに引き続いて、オーダのレグが付属状態から分離状態に変更されてもよい。同様に、一つ以上のツールを用いることで影響を受ける人工スプレッドオーダへの変更は、非充足の量を有するヘッジオーダへの対応する変更に影響し得る。
人工スプレッド若しくは投入されたそのヘッジオーダを開始した、自動スプレッダなどのスプレッド取引ツールを用いることで、人工スプレッドへの価格変更が達成され得る。人工オーダの価格が変更されたときなど、投入後人工オーダが調整されたとき、対応するヘッジオーダの一つ以上に対する価格は、親オーダと子オーダの間の関係、スプレッドの定義、及び/又は、ユーザの好み/設定に従って、調整された人工スプレッドオーダの価格を反映するように、調整され得る。
稼働する親オーダに対する量も影響を受け得る。人工スプレッド若しくは投入されたその子オーダを開始した、自動スプレッダなどのスプレッド取引ツールを用いることで、修正された量の選択に従って、量が変更され得る。量は値の範囲内で変更され得る。量に関する制限は、一つ以上のファクタに従って決定され得る。該ファクタは、ユーザの好み/設定、交換による制限のセット、情報センタ、若しくは他のサードパーティ、及び/又は、規制主体による制限のセットを含む。人工スプレッドオーダの量が入力された後に調整されると、ヘッジオーダの一つ以上に対する量は、スプレッドの関係、定義、及び/又は、設定に従って、調整されてもよい。
更に若しくは一方で、付属するレグされたヘッジオーダの変更は、レグされたヘッジオーダが派生したスプレッド及び/又は稼働オーダへの変更に影響し得る。例えば、レグされたヘッジオーダの価格は、レグされたヘッジオーダのためのウインドウを介して変更され得る。レグされたヘッジオーダが付属し、レグされたヘッジオーダに対する価格における変更が為されると、稼働オーダ及び/又はスプレッドオーダへの対応する変更も影響を受け得る。
図8は、スプレッド構成ウインドウ800の例を示す。スプレッド構成ウインドウ800は、人工スプレッドを管理し、及び/又は、人工スプレッドのレグを個別に管理してセットアップするために、人工スプレッドのパラメータを確立し若しくは設定するのに、用いられ得る。パラメータは、内部及び外部スロップ構成、価格選択、スプレッドのレグ、カスタマアカウント、レグを調整するかどうか、オフセット、ペイアップチック、人工スプレッドに対する比率、レグが付属するか若しくは分離するかなどを、含む。確立されるパラメータのタイプ及び数は変動し得る。
スプレッド及び/又はスプレッドのレグに対する対応するデータエントリエリア内に所望の設定を入力し、ドロップダウンメニュから一つ以上のオプションを選択し、選択肢若しくはラジオボタンのアレイ若しくはリストから選択することなどにより、パラメータが設定され得る。更に若しくは一方で、スプレッドウインドウ、レグされたオーダのためのウインドウ、稼働オーダのためのウインドウ、並びに/又は、スプレッド、稼働オーダ及び/若しくはレグされたヘッジオーダを介して、付属状態から分離状態へ、及びその逆に、オーダは変更され得る。図8の例では、スプレッドの両方のレグは、対応する設定802を選択することにより、付属するものとして特定されている。スプレッド構成の記述は、米国特許第7437325号の発明の名称「System and Method for Performing Automatic Spread Trading」(特許文献14)に提示されており、該出願は参照の上本明細書に全体として組み込まれる。
上述のシステムに係る方法及び上述の方法は一つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクトに具現化されることは、当業者には明白であろう。例えば、コンピュータ読み取り可能媒体は、格納されたコンピュータ読み取り可能プログラムコードセグメントを備える、ハードドライブデバイス、CD−ROM、DVD−ROM若しくはコンピュータディスケットなどの、読み取り可能メモリデバイスを含み得る。コンピュータ読み取り可能媒体は、デジタル若しくはアナログデータ信号として担持されるプログラムコードセグメントを備える、光学の、有線の、若しくは無線の、バス若しくは通信リンクなどの、通信若しくは送信媒体を含み得る。
請求項は、そのような効果を発するように記載されない限り、記載の順序若しくは要素に限定して読まれるべきものではない。従って、添付の請求項の範囲及び精神の範囲内にある全ての実施形態及びその均等物は、発明として請求されるものである。
102・・・クライアントデバイス
104・・・電子交換
106・・・ゲートウエイ
108・・・ルータ

Claims (19)

  1. 人工スプレッド取引のための方法であって、
    クライアントデバイスを介して人工スプレッドのヘッジレグの対するヘッジオーダを検出するステップであって、ヘッジオーダは人工スプレッドのためのターゲット価格及び人工スプレッドの稼働オーダから導出され、ヘッジオーダはヘッジ価格にて電子交換における非充足の量の未決の実行を含む、ステップと、
    クライアントデバイスに関連するインプットデバイスを介して、人工スプレッドのためのターゲット価格を人工スプレッドのための新しいターゲット価格に変更するコマンドを受信するステップと、
    クライアントデバイスを介して新しいターゲット価格に基づいて新しいヘッジオーダを決定するステップと、
    クライアントデバイスを介してヘッジ価格を新しいヘッジ価格に変更するために、更新メッセージを電子交換に投入するステップと
    を含む方法。
  2. 前記メッセージを投入するステップが、キャンセル/置換オーダを電子交換に投入するステップを含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記メッセージを投入するステップが、ヘッジオーダをキャンセルし新しいヘッジオーダを価格にて非充足の量に対する新しいヘッジオーダを投入するステップを含む
    請求項2に記載の方法。
  4. 人工スプレッドのヘッジレグに対する内部マーケットが、ヘッジオーダ価格と新しいヘッジオーダ価格との間にある
    請求項1に記載の方法。
  5. 非充足の量の少なくとも一部が、ヘッジオーダ価格と新しいヘッジオーダ価格との間の、人工スプレッドのヘッジレグに対する内部マーケットにおいて、充足されたという、確認を受信するステップを、更に含む
    請求項4に記載の方法。
  6. 新しいヘッジオーダ価格が、人工スプレッドに対する新しいターゲット価格及びユーザパラメータに基づいて、決定される
    請求項1に記載の方法。
  7. ヘッジオーダが、ユーザの好みに従って、人工スプレッドに付属する
    請求項1に記載の方法。
  8. ヘッジレグに対するマーケットデータに従って決定される、複数の軸方向に整列した価格レベルヘッジレグの対応する価格レベルに沿って、ヘッジオーダを表すインジケータを表示するステップを更に含む
    請求項1に記載の方法。
  9. インジケータが、ヘッジオーダが付属するかどうかを示す
    請求項8に記載の方法。
  10. プロセッサにより実行される際プロセッサにアクトを実行させる、格納された命令を備えるコンピュータ読み取り可能媒体であって、
    前記アクトは、
    クライアントデバイスを介して人工スプレッドのヘッジレグの対するヘッジオーダを検出するステップであって、ヘッジオーダは人工スプレッドのためのターゲット価格及び人工スプレッドの稼働オーダから導出され、ヘッジオーダはヘッジ価格にて電子交換における非充足の量の未決の実行を含む、ステップと、
    クライアントデバイスに関連するインプットデバイスを介して、人工スプレッドのためのターゲット価格を人工スプレッドのための新しいターゲット価格に変更するコマンドを受信するステップと、
    クライアントデバイスを介して新しいターゲット価格に基づいて新しいヘッジオーダを決定するステップと、
    クライアントデバイスを介してヘッジ価格を新しいヘッジ価格に変更するために、更新メッセージを電子交換に投入するステップと
    を含むコンピュータ読み取り可能媒体。
  11. 前記メッセージを投入するステップが、キャンセル/置換オーダを電子交換に投入するステップを含む
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  12. 前記メッセージを投入するステップが、ヘッジオーダをキャンセルし新しいヘッジオーダを価格にて非充足の量に対する新しいヘッジオーダを投入するステップを含む
    請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  13. 人工スプレッドのヘッジレグに対する内部マーケットが、ヘッジオーダ価格と新しいヘッジオーダ価格との間にある
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  14. 非充足の量の少なくとも一部が、ヘッジオーダ価格と新しいヘッジオーダ価格との間の、人工スプレッドのヘッジレグに対する内部マーケットにおいて、充足されたという、確認を受信するステップを、前記アクトが更に含む
    請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  15. 新しいヘッジオーダ価格が、人工スプレッドに対する新しいターゲット価格及びユーザパラメータに基づいて、決定される
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  16. ヘッジオーダが、ユーザの好みに従って、人工スプレッドに付属する
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  17. ヘッジレグに対するマーケットデータに従って決定される、複数の軸方向に整列した価格レベルヘッジレグの対応する価格レベルに沿って、ヘッジオーダを表すインジケータを表示するステップを、前記アクトが更に含む
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  18. インジケータが、ヘッジオーダが付属するかどうかを示す
    請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  19. スプレッドオーダ管理装置であって、
    人工スプレッドのヘッジレグの対するヘッジオーダを検出するように構成された未決のオーダモニタであって、ヘッジオーダは人工スプレッドのためのターゲット価格及び人工スプレッドの稼働オーダから導出され、ヘッジオーダはヘッジ価格にて電子交換における非充足の量の未決の実行を含む、未決のオーダモニタと、
    人工スプレッドのためのターゲット価格を人工スプレッドのための新しいターゲット価格に変更するコマンドを受信するように構成されたユーザインプットと、
    クライアントデバイスを介して新しいターゲット価格に基づいて新しいヘッジオーダを決定するステップと、
    新しいターゲット価格に基づいて新しいヘッジオーダ価格を決定して更新メッセージを電子交換に投入し、ヘッジ価格を新しいヘッジ価格に変更するように構成されたオーダマネジャと
    を含むスプレッドオーダ管理装置。
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