JP2013524978A - 走査検眼鏡の改良又は走査検眼鏡に関する改良 - Google Patents

走査検眼鏡の改良又は走査検眼鏡に関する改良 Download PDF

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Abstract

本発明は、眼の網膜を走査する走査検眼鏡及び眼の網膜を走査する方法を提供する。検眼鏡(10)は、コリメート光源(12)と、第1走査要素(14)と、第2走査要素(16)と、2つの焦点(18a、18b)を有する走査中継装置(18)とを備える。コリメート光源(12)、第1走査要素(14)、第2走査要素(16)、及び走査中継装置(18)は、見掛け上の点光源(19)から2次元コリメート光走査(21)を行うよう組み合わさる。走査検眼鏡(10)は、走査伝達装置(20)をさらに備え、走査伝達装置(20)は、2つの焦点(20a、20b)及び少なくとも1つの頂点(20c)を有し、見掛け上の点光源(19)は、走査伝達装置(20)の第1焦点(20a)に設けられ、眼(22)が走査伝達装置(20)の第2焦点(20b)で調節され、走査伝達装置(20)は、見掛け上の点光源(19)からの2次元コリメート光走査(21)を眼(22)に伝達する。走査中継装置(18)の2つの焦点(18a、18b)及び走査伝達装置(20)の2つの焦点(20a、20b)は、第1平面を画定し、走査伝達装置(20)の2つの焦点(20a、20b)及び少なくとも1つの頂点(20c)は、第2平面を画定し、第1平面及び第2平面は、実質的に平行である。

Description

本発明は、眼の網膜を走査する走査検眼鏡及び眼の網膜を走査する方法に関する。
網膜走査用の超広角(ultra-wide field)走査検眼鏡は、特許文献1に記載されている。このシステムは、以下のものを備える。
1.低速走査要素
2.高速走査要素
3.楕円面(ellipsoidal)主鏡、及び
4.走査補償器
低速走査要素は、第1方向に入射レーザビームを走査運動させる。高速走査要素は、第1方向に直交する第2方向に入射レーザビームを走査運動させる。
高速走査要素は、楕円面主鏡の第1焦点に位置決めされ、被験者の瞳孔は、楕円面主鏡の第2焦点に位置決めされる。したがって、鏡の第1焦点から発した光は、鏡の第2焦点で、したがって被験者の瞳孔で反射する。
見掛け上又は仮想の点光源によって、このシステムは、網膜の超広角網膜像を得ることができる。システムは、2mmの無散瞳の瞳孔を120度で外部走査することを可能にする。
欧州特許第0730428号明細書
しかしながら、レーザビームを透過させるために、上述のシステムに変更を加える必要があることが分かった。変更として、上記構成要素のそれぞれの間に横方向の間隔を設け、入力レーザビームに「傾斜」を加えた。
この改良型のシステムは、問題なく機能し、実質的な走査角にわたって効率的に光を伝達することが分かった。しかしながら、入力ビームを傾斜させた結果として、網膜の走査が「シアー(shear)」成分を有し、これは視野位置に応じて変わる。このシアー歪みは病理診断能力に影響を及ぼすものではないが、初期認識及び網膜像内の一定した寸法を測定する能力に影響を及ぼす。
本発明の第1態様によれば、眼の網膜を走査する走査検眼鏡であって、
コリメート光源と、
第1走査要素と、
第2走査要素と、
2つの焦点を有する走査中継装置と
を備え、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び走査中継装置は、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うよう組み合わさり、
走査検眼鏡は、走査伝達装置をさらに備え、走査伝達装置は、2つの焦点及び少なくとも1つの頂点を有し、見掛け上の点光源は、走査伝達装置の第1焦点に設けられ、眼が走査伝達装置の第2焦点で調節され、走査伝達装置は、見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を眼に伝達し、
走査中継装置の2つの焦点及び走査伝達装置の2つの焦点は、第1平面を画定し、走査伝達装置の2つの焦点及び少なくとも1つの頂点は、第2平面を画定し、第1平面及び第2平面は、実質的に平行である走査検眼鏡が提供される。
第1走査要素及び第2走査要素の回転軸は、実質的に直交する。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行とすることができ、第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直とすることができる。この配置では、第1走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面と実質的に平行であり、第2走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直である。
代替的に、第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直とすることができ、第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行とすることができる。この配置では、第1走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直であり、第2走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面と実質的に平行である。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約5°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約2°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡の1つ又は複数の構成要素の選択偏心度に応じた平行度を有することができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡が生成する網膜の像における許容可能なシアーレベルに従って検眼鏡のユーザが決定した平行度を有することができる。
第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線から約5°以内とすることができる。第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線から約2°以内とすることができる。第2走査要素の回転軸と走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡の1つ又は複数の構成要素の選択偏心度に応じた平行度を有することができる。第2走査要素の回転軸と走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡が生成する網膜の像における許容可能なシアーレベルに従って検眼鏡のユーザが決定した平行度を有することができる。
走査中継装置は、少なくとも1つの頂点を備えることができる。
走査中継装置は、楕円鏡(elliptical mirror)を含むことができる。走査中継装置は、非球面鏡を含むことができる。走査中継装置は、楕円面鏡を含むことができる。走査中継装置が楕円鏡、非球面鏡、及び楕円面鏡からなる群の1つである場合、走査中継装置は1つの頂点を備える。
走査中継装置は、一対のパラボラ鏡(parabola mirrors)を含むことができる。走査中継装置は、一対の放物面鏡(paraboloidal mirrors)を含むことができる。走査中継装置が一対のパラボラ鏡又は一対の放物面鏡である場合、走査中継装置は2つの頂点を備える。この配置では、走査中継装置の2つの頂点及び2つの焦点は同一平面上にある。
走査伝達装置は、楕円鏡を含むことができる。走査伝達装置は、非球面鏡を含むことができる。走査伝達装置は、楕円面鏡を含むことができる。走査伝達装置が楕円鏡、非球面鏡、及び楕円面鏡からなる群の1つである場合、走査伝達装置は1つの頂点を備える。
走査伝達装置は、一対のパラボラ鏡を含むことができる。走査伝達装置は、一対の放物面鏡を含むことができる。走査伝達装置が一対のパラボラ鏡又は一対の放物面鏡である場合、走査伝達装置は2つの頂点を備える。この配置では、走査伝達装置の2つの頂点及び2つの焦点は同一平面上にある。
走査中継装置の一方の焦点は、走査伝達装置の一方の焦点と一致し得る。走査中継装置の第2焦点は、走査伝達装置の第1焦点と一致し得る。
第1走査要素は、走査中継装置の第1焦点に位置決めすることができ、第2走査要素は、走査中継装置の第2焦点に位置決めすることができる。走査中継装置の第2焦点が走査伝達装置の第1焦点と一致する構成では、第2走査要素は、走査伝達装置の第1焦点にも位置決めされる。
第1走査要素は、回転機構を含むことができる。第1走査要素は、回転多面鏡を含むことができる。
第1走査要素は、振動機構を含むことができる。
第2走査要素は、振動機構を含むことができる。第2走査要素は、振動平面鏡を含むことができる。
第2走査要素は、回転機構を含むことができる。第2走査要素は、回転平面鏡を含むことができる。
コリメート光源は、レーザ光源を含むことができる。コリメート光源は、発光ダイオードを含むことができる。
走査検眼鏡は、眼の瞳孔点で測定して眼の網膜の走査を最大150度、例えば、120度、110度、90度、60度、40度でなすことが可能であり得る。走査検眼鏡は、眼の2mmの無散瞳の瞳孔で眼の網膜のこうした走査をなすことが可能であり得る。
走査検眼鏡は、眼の網膜の走査領域の像を生成するために、網膜からの反射光を検出する1つ又は複数の光検出器も備えることができる。
本発明の第2態様によれば、眼の網膜を走査する方法であって、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び2つの焦点を有する走査中継装置を設けるステップと、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び走査中継装置を組み合わせて用いて、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うステップと、
2つの焦点及び少なくとも1つの頂点を有する走査伝達装置を設けるステップと、
走査伝達装置の第1焦点に見掛け上の点光源を設け、走査伝達装置の第2焦点で眼を調節するステップと、
走査伝達装置を用いて、見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を眼に伝達するステップと
を含み、
走査中継装置の2つの焦点及び走査伝達装置の2つの焦点は、第1平面を画定し、走査伝達装置の2つの焦点及び少なくとも1つの頂点は、第2平面を画定し、第1平面及び第2平面は、実質的に平行である方法が提供される。
第1走査要素及び第2走査要素は、それらの回転軸が実質的に直交するよう位置決めされる。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行とすることができ、第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直とすることができる。この配置では、第1走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面と実質的に平行であり、第2走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直である。
代替的に、第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直とすることができ、第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行とすることができる。この配置では、第1走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直であり、第2走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面と実質的に平行である。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約5°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約2°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡の1つ又は複数の構成要素の選択偏心度に応じた平行度を有することができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡が生成する網膜の像における許容可能なシアーレベルに従って検眼鏡のユーザが決定した平行度を有することができる。
第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線から約5°以内とすることができる。第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線から約2°以内とすることができる。第2走査要素の回転軸と走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡の1つ又は複数の構成要素の選択偏心度に応じた平行度を有することができる。第2走査要素の回転軸と走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡が生成する網膜の像における許容可能なシアーレベルに従って検眼鏡のユーザが決定した平行度を有することができる。
本発明の第3態様によれば、眼の網膜を走査する走査検眼鏡であって、
コリメート光源と、
第1走査要素と、
第2走査要素と、
走査中継装置と
を備え、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び走査中継装置は、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うよう組み合わさり、
走査検眼鏡は、走査伝達装置をさらに備え、走査伝達装置は、2つの焦点を有し、見掛け上の点光源は、走査伝達装置の第1焦点に設けられ、眼が走査伝達装置の第2焦点で調節され、走査伝達装置は、見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を眼に伝達し、
第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、
見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を行う際に、走査中継装置は、1次元コリメート光走査をなし、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線は、走査中継装置によりなされる1次元コリメート光走査により画定される平面に対して実質的に垂直である走査検眼鏡が提供される。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行とすることができる。第1走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点及び頂点により画定される平面と実質的に平行とすることができる。同様に、第1走査要素の回転軸は、走査中計装置の2つの焦点及び頂点により画定される平面と実質的に平行とすることができる。
第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約5°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線から約2°以内とすることができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡の1つ又は複数の構成要素の選択偏心度に応じた平行度を有することができる。第1走査要素の回転軸と走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線とは、走査検眼鏡が生成する網膜の像における許容可能なシアーレベルに従って検眼鏡のユーザが決定した平行度を有することができる。
走査中継装置は、楕円鏡を含むことができる。走査中継装置は、非球面鏡を含むことができる。走査中継装置は、楕円面鏡を含むことができる。走査中継装置が楕円鏡、非球面鏡、及び楕円面鏡からなる群の1つである場合、走査中継装置は1つの頂点を備える。
走査中継装置は、一対のパラボラ鏡を含むことができる。走査中継装置は、一対の放物面鏡を含むことができる。走査中継装置が一対のパラボラ鏡又は一対の放物面鏡である場合、走査中継装置は2つの頂点を備える。この配置では、走査中継装置の2つの頂点及び2つの焦点は同一平面上にある。
走査伝達装置は、楕円鏡を含むことができる。走査伝達装置は、非球面鏡を含むことができる。走査伝達装置は、楕円面鏡を含むことができる。走査伝達装置が楕円鏡、非球面鏡、及び楕円面鏡からなる群の1つである場合、走査伝達装置は1つの頂点を備える。
走査伝達装置は、一対のパラボラ鏡を含むことができる。走査伝達装置は、一対の放物面鏡を含むことができる。走査伝達装置が一対のパラボラ鏡又は一対の放物面鏡である場合、走査伝達装置は2つの頂点を備える。この配置では、走査伝達装置の2つの頂点及び2つの焦点は同一平面上にある。
走査中継装置は、2つの焦点を含むことができる。走査中継装置の一方の焦点は、走査伝達装置の一方の焦点と一致し得る。第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直である。
第1走査要素は、回転機構を含むことができる。第1走査要素は、回転多面鏡を含むことができる。
第1走査要素は、振動機構を含むことができる。
第2走査要素は、振動機構を含むことができる。第2走査要素は、振動平面鏡を含むことができる。
第2走査要素は、回転機構を含むことができる。第2走査要素は、回転平面鏡を含むことができる。
コリメート光源は、レーザ光源を含むことができる。コリメート光源は、発光ダイオードを含むことができる。
走査検眼鏡は、眼の瞳孔点で測定して眼の網膜の走査を最大150度、例えば、120度、110度、90度、60度、40度でなすことが可能であり得る。走査検眼鏡は、眼の2mmの無散瞳の瞳孔で眼の網膜のこうした走査をなすことが可能であり得る。
本発明の第4態様によれば、眼の網膜を走査する方法であって、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び走査中継装置を設けるステップと、
コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び走査中継装置を組み合わせて用いて、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うステップと、
2つの焦点を有する走査伝達装置を設けるステップと、
第2走査要素の回転軸が走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直となるよう第2走査要素を位置決めするステップと、
走査伝達装置の第1焦点に見掛け上の点光源を設け、走査伝達装置の第2焦点で眼を調節するステップと、
走査伝達装置を用いて、見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を眼に伝達するステップと
を含み、
見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を行う際に、走査中継装置は、1次元コリメート光走査をなし、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線は、走査中継装置によりなされる1次元コリメート光走査により画定される平面に対して実質的に垂直である方法が提供される。
本発明の実施形態を、添付図面を参照してごく一例として次に説明する。
本発明による走査検眼鏡の走査中継装置及び走査伝達装置の、コリメート光源から被験者の眼までの入射経路を示す光学的概略側面図である。 図1の正面図である。 本発明の代替的な実施形態による走査検眼鏡の走査中継装置及び走査伝達装置の、コリメート光源から被験者の眼までの入射経路を示す光学的概略側面図である。
走査検眼鏡は、2mmの無散瞳の瞳孔の走査を、瞳孔点で測定して120度でなすことが可能である。他の走査角度も可能である。
図1及び図2を参照すると、走査検眼鏡10は、レーザビーム13を生成するレーザ12であるコリメート光源と、第1走査要素14と、第2走査要素16と、走査中継装置18と、走査伝達装置20とを備える。なお、コリメート光源12及びレーザビーム13は、明確化のために図2から省いてある。
第1走査要素14は高速回転多面鏡であり、第2走査要素16は低速振動平面鏡である。第1走査要素14は回転軸14aを有し、第2走査要素16は回転軸16aを有する。第1走査要素14の回転軸14aと第2走査要素16の回転軸16aとは、実質的に直交する。第1走査要素14の回転軸14aは、走査中継装置18の2つの焦点18a、18bを結ぶ線23と実質的に平行である(下記参照)。第2走査要素16の回転軸16aは、走査伝達装置20の2つの焦点20a、20bを結ぶ線24に対して実質的に垂直である(下記参照)。
多面鏡14及び振動平面鏡16は、2次元コリメート光走査をレーザビーム13のラスタ走査パターン21(図2を参照)の形態で生成するよう配置される。多面鏡14は、複数のファセットを有し、本発明のこの実施形態ではレーザビーム13の水平方向1次元走査21aを含む複数の第1の1次元コリメート光走査を提供する。多面鏡の回転ごとに、多面鏡14の各ファセットがラスタ走査パターン21の水平方向走査成分21aを発生させる。
図2は、多面鏡14の1つのファセットを回転させた際にこのファセットにより生じる水平方向1次元走査15でのレーザビーム13の経路を最もよく示している。
振動平面鏡16は、本発明のこの実施形態ではレーザビーム13の鉛直方向1次元走査21bを含む第2の1次元コリメート光走査17を提供する。これは、ラスタ走査パターン21の鉛直方向走査成分21bを発生させる。経路Aは、振動の開始時における振動平面鏡16から反射したレーザビーム13の例であり、経路Bは、振動の中間点における振動平面鏡16から反射したレーザビーム13の例であり、経路Cは、振動の終了時における振動平面鏡16から反射したレーザビーム13の例である。
したがって、図2に示すように、多面鏡14及び振動平面鏡16は、2次元コリメート光走査をラスタ走査パターン21の形態で共に生成する。
走査中継装置18は、2つの焦点18a、18bと頂点18cとを有する。ここに記載する実施形態では、走査中継装置18は、楕円面鏡であり、スリットミラーと称する。しかしながら、当然、走査中継装置18は代替的な形態を有することができる。多面鏡14は、スリットミラー18の第1焦点18aに位置決めされ、振動平面鏡16は、スリットミラー18の第2焦点18bに位置決めされる。
走査伝達装置20は、楕円面鏡の形態の非球面鏡であり、主鏡と称する。主鏡20は、2つの焦点20a、20bと頂点20cとを有する。振動平面鏡16は、主鏡20の第1焦点20aにも位置決めされる。この配置では、スリットミラー18の第2焦点18bは、主鏡20の第1焦点20aと一致する。被験者の眼22は、主鏡20の第2焦点20bに位置決めされる。
レーザビーム13は、こうして多面鏡14、スリットミラー18、振動平面鏡16、及び主鏡20を介して被験者の眼22へ、そして網膜(図示せず)へ送られる。
多面鏡14、スリットミラー18、及び振動平面鏡16は、見掛け上の点光源19から2次元コリメート光走査をラスタ走査パターン21の形態で提供するよう組み合わさる。主鏡20が2つの焦点20a、20bを有することにより、2次元コリメート光走査は、振動平面鏡16(第1焦点20a)から被験者の眼22(第2焦点20b)まで結合される。
スリットミラー18の2つの焦点18a、18b及び主鏡20の2つの焦点20a、20bは、第1平面を画定し、主鏡20の2つの焦点20a、20b及び頂点20cは、第2平面を画定する。第1平面及び第2平面は実質的に平行である。第1走査要素14の回転軸14aは、第1平面及び第2平面と実質的に平行であり、第2走査要素16の回転軸16aは、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直である。しかしながら、当然、第1走査要素14の回転軸14aと第2回転要素16の回転軸16aとを切り替えて、第1走査要素の回転軸14aが第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直であり、第2走査要素16の回転軸16aが第1平面及び第2平面と実質的に平行であるようにしてもよい。このような代替的な構成では、スリットミラー18の表面を拡大してレーザビーム13の鉛直方向走査を容易にする必要があるであろう。
スリットミラー18の2つの焦点18a、18b、及び頂点18cにより画定される平面は、主鏡20の2つの焦点20a、20b、及び頂点20cにより画定される平面(第2平面)とも実質的に平行である。
被験者の眼22の網膜から反射したビームは、走査検眼鏡10を通して送り戻され、被験者の網膜の像を生成するために用いられる。走査検眼鏡10は、眼の網膜の走査領域の像を生成するために網膜からの反射光を検出する複数の光検出器(図示せず)も備える。
走査中継装置18は、走査検眼鏡10内で複数の機能を果たす。
走査中継装置18の第1機能は、レーザビーム13を多面鏡14から振動平面鏡16へ走査伝達する機能である。走査中継装置18が2つの焦点18a、18bを有する結果として、走査中継装置18は、レーザビーム13が被験者の眼の瞳孔を通って入ることを妨げる並進成分を導入することなく二点間伝達を提供する。したがって、レーザビーム13は、見掛け上の点光源19から出てくるように見える。
多面鏡14は、スリットミラー18の第1焦点18aに位置決めされるので、多面鏡14からスリットミラー18への光の偏向角に関係なく、多面鏡14からの光は、スリットミラー18の第2焦点18bで常に反射される。その結果、レーザビーム13のラスタ走査パターン21は、被験者の眼22の瞳孔を乱れなく透過する。これにより、網膜の超広角網膜像を得ることが可能となる。
走査中継装置18の第2機能は、走査角増幅器の機能である。超広角レーザ走査検眼鏡に固有の問題は、所要角度範囲にわたるラスタ走査パターン形成時にレーザビームの迅速な偏向を達成するのが困難なことである。ラスタ走査パターンの「高速」部分を生成するのに通常用いられる要素は、通常は回転多面鏡である。例えば、6面の多面鏡で、120度の光学的走査を明確に発生させることができる。しかしながら、走査を許容可能な画像取得速度に十分なほど高速にする場合、多面鏡は超高速で回転する必要がある。これには、多面鏡走査システムからの非実現的に高い性能が必要である。
約120度の走査をなすために、16個のファセットを有する多面鏡が用いられ得る。各ファセット回転は、22.5度の「機械的」走査及び45度の「光学的」走査をもたらす。このような多面鏡は、走査角を増幅する走査中継装置と共に用いることができる。このシステムは、広角ラスタ走査パターンを許容可能な速度で形成しつつも多面鏡の回転速度を低下させることができる。
本発明の本実施形態では、多面鏡14は16個のファセットを含む。各ファセットは、「扇形」に広がるレーザ光線を含むレーザビーム13の1次元走査をなす。これらの光線は、スリットミラー18まで進む。光線は、続いて振動平面鏡16に集束させられる。スリットミラー18の偏心度に従って、走査角が増幅され得る。例えば、約120度の走査角を達成するためには、スリットミラー18が提供する走査角増幅は、入力角の約3倍、すなわち約3×45度となるべきである。
走査中継装置18の第3機能は、レーザビーム13を整形して、主鏡20により導入される収差の静的事前補償を提供することでもある。これにより、走査検眼鏡10が生成する網膜像の分解能が向上する。さらに、走査中継装置18が楕円面鏡である場合、さらに別のシリンドリカルレンズを必要とせずに非点収差を低減することができる。
図3は、走査検眼鏡10の代替的な実施形態を示す。この実施形態と第1実施形態との唯一の相違点は、スリットミラー18と主鏡20との間の位置関係であり、他の全ての構成要素及び動作は変わらない。
走査検眼鏡100は、2mmの無散瞳の瞳孔の走査を、瞳孔点で測定して120度でなすことが可能である。他の走査角度も可能である。
図3を参照すると、走査検眼鏡100は、レーザビーム113を生成するレーザ112であるコリメート光源と、第1走査要素114と、第2走査要素116と、走査中継装置118と、走査伝達装置120とを備える。
第1走査要素114は高速回転多面鏡であり、第2走査要素116は低速振動平面鏡である。第1走査要素114は回転軸114aを有し、第2走査要素116は回転軸116aを有する。第1走査要素114の回転軸114aと第2走査要素116の回転軸116aとは、実質的に直交する。第1走査要素114の回転軸114aは、走査中継装置118の2つの焦点118a、118bを結ぶ線123と実質的に平行である(下記参照)。第2走査要素116の回転軸116aは、走査伝達装置120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124に対して実質的に垂直である(下記参照)。
多面鏡114及び振動平面鏡116は、2次元コリメート光走査をレーザビーム113のラスタ走査パターン121の形態で生成するよう配置される。多面鏡114は、複数のファセットを有し、本発明のこの実施形態ではレーザビーム113の水平方向1次元走査121aを含む複数の第1の1次元コリメート光走査を提供する。多面鏡の回転ごとに、多面鏡114の各ファセットがラスタ走査パターン121の水平方向走査成分121aを発生させる。
図3は、多面鏡114の1つのファセットを回転させた際にこのファセットにより生じる水平方向1次元走査115でのレーザビーム113の経路を示している。
振動平面鏡116は、本発明のこの実施形態ではレーザビーム113の鉛直方向1次元走査121bを含む第2の1次元コリメート光走査117を提供する。これは、ラスタ走査パターン121の鉛直方向走査成分121bを発生させる。経路Aは、振動の開始時における振動平面鏡116から反射したレーザビームの例であり、経路Bは、振動の中間点における振動平面鏡116から反射したレーザビームの例であり、経路Cは、振動の終了時における振動平面鏡116から反射したレーザビームの例である。
したがって、多面鏡114及び振動平面鏡116は、2次元コリメート光走査をラスタ走査パターン121の形態で共に生成する。
走査中継装置118は、2つの焦点118a、118bと頂点118cとを有する。ここに記載する実施形態では、走査中継装置118は、楕円面鏡であり、スリットミラーと称する。しかしながら、当然、走査中継装置118は代替的な形態を有することができる。多面鏡114は、スリットミラー118の第1焦点118aに位置決めされ、振動平面鏡116は、スリットミラー118の第2焦点118bに位置決めされる。
走査伝達装置120は、楕円面鏡の形態の非球面鏡であり、主鏡と称する。主鏡120は、2つの焦点120a、120bと頂点120cとを有する。振動平面鏡116は、主鏡120の第1焦点120aにも位置決めされる。この配置では、スリットミラー118の第2焦点118bは、主鏡120の第1焦点120aと一致する。被験者の眼122は、主鏡120の第2焦点120bに位置決めされる。
レーザビーム113は、こうして多面鏡114、スリットミラー118、振動平面鏡116、及び主鏡120を介して被験者の眼122へ送られる。多面鏡114、スリットミラー118、及び振動平面鏡116は、見掛け上の点光源119から2次元コリメート光走査をラスタ走査パターン121の形態で提供するよう組み合わさる。主鏡120が2つの焦点120a、120bを有することにより、2次元コリメート光走査は、振動平面鏡116(第1焦点120a)から被験者の眼122(第2焦点120b)まで結合される。
スリットミラー118の2つの焦点118a、118b及び主鏡120の2つの焦点120a、120bは、第1平面を画定し、主鏡120の2つの焦点120a、120b及び頂点120cは、第2平面を画定する。しかしながら、ここに記載する実施形態では、第1平面と第2平面とは必ずしも実質的に平行である必要はない。第1走査要素114の回転軸114aは、第1平面及び第2平面と実質的に平行であり、第2走査要素116の回転軸116aは、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直である。
被験者の眼122の網膜から反射したビームは、走査検眼鏡100を通して送り戻され、被験者の網膜の像を生成するために用いられる。走査検眼鏡100は、眼の網膜の走査領域の像を生成するために網膜からの反射光を検出する複数の光検出器(図示せず)も備える。
走査中継装置118は、走査検眼鏡100内で複数の機能を果たす。
走査中継装置118の第1機能は、レーザビーム113を多面鏡114から振動平面鏡116へ走査伝達する機能である。走査中継装置118は、レーザビーム113が被験者の眼の瞳孔を通って入ることを妨げる並進成分を導入することなく二点間伝達を提供する。したがって、レーザビーム113は、見掛け上の点光源119から出てくるように見える。
多面鏡114は、スリットミラー118の第1焦点に位置決めされるので、多面鏡114からスリットミラー118への光の偏向角に関係なく、多面鏡114からの光は、スリットミラー118の第2焦点で常に反射される。その結果、レーザビーム113のラスタ走査パターン121は、被験者の眼122の瞳孔を乱れなく透過する。これにより、網膜の超広角網膜像を得ることが可能となる。
走査中継装置118の第2機能は、走査角増幅器の機能である。超広角レーザ走査検眼鏡に固有の問題は、所要角度範囲にわたるラスタ走査パターン形成時にレーザビームの迅速な偏向を達成するのが困難なことである。ラスタ走査パターンの「高速」部分を生成するのに通常用いられる要素は、通常は回転多面鏡である。例えば、6面の多面鏡で、120度の光学的走査を明確に発生させることができる。しかしながら、走査を許容可能な画像取得速度に十分なほど高速にする場合、多面鏡は超高速で回転する必要がある。これには、多面鏡走査システムからの非実現的に高い性能が必要である。
約120度の走査をなすために、16個のファセットを有する多面鏡が用いられ得る。各ファセット回転は、22.5度の「機械的」走査及び45度の「光学的」走査をもたらす。このような多面鏡は、走査角を増幅する走査中継装置と共に用いることができる。このシステムは、広角ラスタ走査パターンを許容可能な速度で形成しつつも多面鏡の回転速度を低下させることができる。
本発明の本実施形態では、多面鏡114は16個のファセットを含む。各ファセットは、「扇形」に広がるレーザ光線を含むレーザビーム113の1次元走査をなす。これらの光線は、スリットミラー118まで進む。光線は、続いて振動平面鏡116に集束させられる。スリットミラー118の偏心度に従って、走査角が増幅され得る。例えば、約120度の走査角を達成するためには、スリットミラー118が提供する走査角増幅は、入力角の約3倍、すなわち約3×45度となるべきである。
走査中継装置118の第3機能は、レーザビーム113を整形して、主鏡120により導入される収差の静的事前補償を提供することでもある。これにより、走査検眼鏡100が生成する網膜像の分解能が向上する。さらに、スリットミラー118が楕円面鏡である場合、さらに別のシリンドリカルレンズを必要とせずに非点収差を低減することができる。
走査検眼鏡100の構成要素は、振動平面鏡116の回転軸116aが主鏡120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124に対して実質的に垂直となるよう配置される。さらに、見掛け上の点光源119からの2次元コリメート光走査を行う際に、多面鏡114は、スリットミラー118に入射する1次元走査115をなす。したがって、スリットミラー118も1次元走査115aをなす。走査検眼鏡100の構成要素は、主鏡120の2つの焦点120a、120b0を結ぶ線124がスリットミラー118によりなされる1次元走査115aにより画定される平面に対して実質的に垂直であるよう配置される。
上述のように、走査検眼鏡10の構成要素(第1実施形態、図1及び図2)は、走査中継装置18の2つの焦点18a、18b及び走査伝達装置20の2つの焦点20a、20bが第1平面上にあり、走査伝達装置20の2つの焦点20a、20b及び頂点20cが第1平面と平行な第2平面上にあるよう配置され、走査検眼鏡100の構成要素(第2実施形態、図3)は、振動平面鏡116の回転軸116aが主鏡120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124に対して実質的に垂直であり、主鏡120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124がスリットミラー118によりなされる1次元走査115aにより画定される平面に対して実質的に垂直であるよう配置される。これらの配置の両方で、入力レーザビーム13、113に傾斜を与える必要をなくすことにより、シアーのない画像又はシアーの少ない画像が得られた。
図1及び図2を参照すると、当然ながら、第1平面と第2平面とが実質的に平行なままであれば、検眼鏡10の動作に影響を及ぼすことなくスリットミラー18及び主鏡20の相対位置を変えることができる。例えば、図1を参照すると、第1平面と第2平面とが実質的に平行なままであれば、検眼鏡10の動作に影響を及ぼすことなくスリットミラー18を第2焦点18a(主鏡20の第1焦点20a)の周りで回転させることができる。
図3を参照すると、同じく当然ながら、主鏡120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124がスリットミラー118によりなされる1次元走査115aにより画定される平面に対して実質的に垂直であれば、検眼鏡100の動作に影響を及ぼすことなくスリットミラー118及び主鏡120の相対位置を変えることができる。例えば、主鏡120の2つの焦点120a、120bを結ぶ線124がスリットミラー118によりなされる1次元走査115aにより画定される平面に対して実質的に垂直であれば、検眼鏡100の動作に影響を及ぼすことなくスリットミラー118をその第2焦点118a(主鏡120の第1焦点120a)の周りで回転させることができる。
これらの配置にはいくつかの利点がある。
両検眼鏡10、100の構成要素の上記配置の重要な利点は、被験者の網膜の走査画像に「シアー」成分がないか又は少ないことである。これは、走査検眼鏡10、100の構成要素の配置が、入力レーザビーム13、113に「傾斜」を与える必要をなくすことで、2次元走査21、121の水平及び垂直成分21a、21b、121a、121bと主鏡20、120の2つの焦点20a、20b、120a、120bを結ぶ線24、124との間の直交性を向上させるからである。
したがって、網膜像内の一定した寸法を測定することで、これらの像内の特徴サイズのより単純な定量化を促すことが可能である。
本発明の走査検眼鏡10、100の構成要素の構成の別の利点は、スリットミラー18、118が提供する走査角増幅の量の制御が可能なことである。これは、スリットミラー18、118のうち多面鏡14、114からのレーザビーム13、113の走査を受けるのに適当な部分を選択することにより行うことができる。
スリットミラー18、118の適当な部分の選択は、多面鏡14、114に対するレーザビーム13、113の入射角を変えることにより、又はスリットミラー18、118を主鏡20、120に対して回転させることにより行うことができる。例えば、図1は、スリットミラー18の2つの焦点が主鏡20の2つの焦点から回転方向にずれている、すなわち多面鏡14が主鏡20の2つの焦点と同一直線上にない状況を示す。スリットミラー18の回転量を変えると、スリットミラー18の使用部分及び得られる走査角増幅に影響が及ぶ。したがって、走査角増幅を制御することができる。これに従って、多面鏡14の所要ファセット数を選択することができる。これにより、多面鏡14に関してある程度の柔軟性が得られる。
適当な偏心度を有するスリットミラーを用いることにより、走査角増幅を変えることも可能である。
別の利点は、本発明の走査検眼鏡に含まれる構成要素の数を以前の検眼鏡と比べて減らすことができることである。これにより、本発明の検眼鏡の光学的明度が増加し、これは網膜像を得る場合に重要である。
本発明の走査検眼光10、100の構成要素の配置のさらに別の利点は、高い軸外収差性能をもたらすために能動的な焦点補正を非常に容易に含めることができることである。「高速走査」は、楕円面鏡の「低」収差軸に沿っており、低速走査は、楕円面鏡の比較的高い収差軸に沿っている。これが、能動的な焦点補正の含入を単純化する。
本発明の検眼鏡10、100の別個の配置は、入力レーザビームに「傾斜」を与える必要をなくすことで、2次元走査の水平及び垂直成分と主鏡の2つの焦点を結ぶ線との間の直交性を向上させる。
本発明の範囲から逸脱することなく、変更及び改良を上記走査検眼鏡に加えることができる。例えば、走査中継装置は、2つの焦点を有する楕円面鏡であるものとして上述したが、当然ながら他の形態をとってもよい。例えば、走査中継装置は、楕円鏡、一対の放物鏡(parabolic mirrors)、一対の放物面鏡、又はこれら構成要素のいずれかの組み合わせを含むことができる。これら構成要素配置のいずれかにより提供される共通の技術的特徴は、走査中継装置が2つの焦点を備え、1次元コリメート光走査をなすことである。
楕円形の構成要素を走査中継装置で用いる場合、シリンドリカルレンズ等のビーム補償要素を設ける必要もあり得る。
さらに、走査検眼鏡の上記配置は、スリットミラーの第1焦点に位置決めした多面鏡及びスリットミラーの第2焦点に位置付けた振動平面鏡を有するが、当然ながら、検眼鏡の動作に影響を及ぼすことなく多面鏡及び振動平面鏡の位置を切り替えることができる。
また、第2走査要素を振動平面鏡として上述したが、当然ながら、これは回転平面鏡であってもよい。
さらに、本発明の上記実施形態は、120度の光学的走査を行うものとして説明したが、当然ながら、検眼鏡10は、より小さな又は大きな光学走査角度を提供するよう構成することができる。上述のように、これは、例えば、スリットミラーのうちレーザビームの走査を受ける部分の選択を変えることにより達成することができる。
また、コリメート光源をレーザであるものとして上述したが、当然ながら、コリメート光源は発光ダイオードであってもよい。
さらに、上述し図1及び図2に示す検眼鏡10の説明では、第1走査要素の回転軸を走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であるものとして説明し、第2走査要素の回転軸を走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であるものとして説明したが、当然ながら、動作に影響を及ぼすことなく、第1走査要素の回転軸は、走査中継装置の2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であってもよく、第2走査要素の回転軸は、走査伝達装置の2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であってもよい。この配置では、第1走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面に対して実質的に垂直であり、第2走査要素の回転軸は、第1平面及び第2平面と実質的に平行である。

Claims (32)

  1. 眼の網膜を走査する走査検眼鏡であって、
    コリメート光源と、
    第1走査要素と、
    第2走査要素と、
    2つの焦点を有する走査中継装置と
    を備え、
    前記コリメート光源、前記第1走査要素、前記第2走査要素、及び前記走査中継装置は、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うよう組み合わさり、
    前記走査検眼鏡は、走査伝達装置をさらに備え、該走査伝達装置は、2つの焦点及び少なくとも1つの頂点を有し、前記見掛け上の点光源は、前記走査伝達装置の第1焦点に設けられ、眼が前記走査伝達装置の第2焦点で調節され、前記走査伝達装置は、前記見掛け上の点光源からの前記2次元コリメート光走査を前記眼に伝達し、
    前記走査中継装置の前記2つの焦点及び前記走査伝達装置の前記2つの焦点は、第1平面を画定し、前記走査伝達装置の前記2つの焦点及び前記少なくとも1つの頂点は、第2平面を画定し、前記第1平面及び前記第2平面は、実質的に平行である、走査検眼鏡。
  2. 請求項1に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素及び前記第2走査要素の回転軸は、実質的に直交する走査検眼鏡。
  3. 請求項1又は2に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直である走査検眼鏡。
  4. 請求項1又は2に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行である走査検眼鏡。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置は、楕円鏡、非球面鏡、楕円面鏡、一対のパラボラ鏡、及び一対の放物面鏡からなる群の1つを含む走査検眼鏡。
  6. 請求項5に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置は、少なくとも1つの頂点を含み、前記走査中継装置の該少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点は、同一平面上にある走査検眼鏡。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査伝達装置は、楕円鏡、非球面鏡、楕円面鏡、一対のパラボラ鏡、及び一対の放物面鏡からなる群の1つを含む走査検眼鏡。
  8. 請求項7に記載の走査検眼鏡において、前記走査伝達装置は、少なくとも1つの頂点を含み、前記走査伝達装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点は、同一平面上にある走査検眼鏡。
  9. 請求項6に従属する場合の請求項8に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点により画定される前記平面と、前記走査伝達装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点により画定される前記平面とは、実質的に平行である走査検眼鏡。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の一方の焦点は、前記走査伝達装置の一方の焦点と一致する走査検眼鏡。
  11. 請求項10に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の第2焦点は、前記走査伝達装置の前記第1焦点と一致する走査検眼鏡。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素は、前記走査中継装置の第1焦点に位置決めされ、前記第2走査要素は、前記走査中継装置の前記第2焦点に位置決めされる走査検眼鏡。
  13. 眼の網膜を走査する方法であって、
    コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び2つの焦点を有する走査中継装置を設けるステップと、
    前記コリメート光源、前記第1走査要素、前記第2走査要素、及び前記走査中継装置を組み合わせて用いて、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うステップと、
    2つの焦点及び少なくとも1つの頂点を有する走査伝達装置を設けるステップと、
    前記走査伝達装置の第1焦点に前記見掛け上の点光源を設け、前記走査伝達装置の第2焦点で眼を調節するステップと、
    前記走査伝達装置を用いて、前記見掛け上の点光源からの2次元コリメート光走査を前記眼に伝達するステップと
    を含み、
    前記走査中継装置の前記2つの焦点及び前記走査伝達装置の前記2つの焦点は、第1平面を画定し、前記走査伝達装置の前記2つの焦点及び前記少なくとも1つの頂点は、第2平面を画定し、前記第1平面及び前記第2平面は、実質的に平行である方法。
  14. 請求項13に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素及び前記第2走査要素は、それらの回転軸が実質的に直交するよう位置決めされる方法。
  15. 請求項13又は14に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直である方法。
  16. 請求項13又は14に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行である方法。
  17. 眼の網膜を走査する走査検眼鏡であって、
    コリメート光源と、
    第1走査要素と、
    第2走査要素と、
    走査中継装置と
    を備え、
    前記コリメート光源、前記第1走査要素、前記第2走査要素、及び前記走査中継装置は、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うよう組み合わさり、
    前記走査検眼鏡は、走査伝達装置をさらに備え、該走査伝達装置は、2つの焦点を有し、前記見掛け上の点光源は、前記走査伝達装置の第1焦点に設けられ、眼が前記走査伝達装置の第2焦点で調節され、前記走査伝達装置は、前記見掛け上の点光源からの前記2次元コリメート光走査を前記眼に伝達し、
    前記第2走査要素の回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、
    前記見掛け上の点光源からの前記2次元コリメート光走査を行う際に、前記走査中継装置は、1次元コリメート光走査をなし、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ前記線は、前記走査中継装置によりなされる前記1次元コリメート光走査により画定される平面に対して実質的に垂直である走査検眼鏡。
  18. 請求項17に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素の回転軸は、前記走査伝達装置の前記焦点及び頂点により画定される平面と実質的に平行である走査検眼鏡。
  19. 請求項17又は18に記載の走査検眼鏡において、前記前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直である走査検眼鏡。
  20. 請求項17又は18に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行である走査検眼鏡。
  21. 請求項17〜20のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置は、楕円鏡、非球面鏡、楕円面鏡、一対のパラボラ鏡、及び一対の放物面鏡からなる群の1つを含む走査検眼鏡。
  22. 請求項21に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置は、少なくとも1つの頂点を含み、前記走査中継装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点は、同一平面上にある走査検眼鏡。
  23. 請求項17〜22のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査伝達装置は、楕円鏡、非球面鏡、楕円面鏡、一対のパラボラ鏡、及び一対の放物面鏡からなる群の1つを含む走査検眼鏡。
  24. 請求項23に記載の走査検眼鏡において、前記走査伝達装置は、少なくとも1つの頂点を含み、前記走査伝達装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの焦点は、同一平面上にある走査検眼鏡。
  25. 請求項22に従属する場合の請求項24に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの頂点により画定される平面と、前記走査伝達装置の前記少なくとも1つの頂点及び前記2つの頂点により画定される平面とは、実質的に平行である走査検眼鏡。
  26. 請求項17〜25のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の一方の焦点は、前記走査伝達装置の一方の焦点と一致する走査検眼鏡。
  27. 請求項26に記載の走査検眼鏡において、前記走査中継装置の第2焦点は、前記走査伝達装置の前記第1焦点と一致する走査検眼鏡。
  28. 請求項17〜27のいずれか1項に記載の走査検眼鏡において、前記第1走査要素は、前記走査中継装置の前記第1焦点に位置決めされ、前記第2走査要素は、前記走査中継装置の前記第2焦点に位置決めされる走査検眼鏡。
  29. 眼の網膜を走査する方法であって、
    コリメート光源、第1走査要素、第2走査要素、及び2つの焦点を有する走査中継装置を設けるステップと、
    前記コリメート光源、前記第1走査要素、前記第2走査要素、及び前記走査中継装置を組み合わせて用いて、見掛け上の点光源から2次元コリメート光走査を行うステップと、
    2つの焦点を有する走査伝達装置を設けるステップと、
    前記第2走査要素の回転軸が前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直となるよう前記第2走査要素を位置決めするステップと、
    前記走査伝達装置の第1焦点に前記見掛け上の点光源を設け、前記走査伝達装置の第2焦点で眼を調節するステップと、
    前記走査伝達装置を用いて、前記見掛け上の点光源からの前記2次元コリメート光走査を前記眼に伝達するステップと
    を含み、
    前記見掛け上の点光源からの前記2次元コリメート光走査を行う際に、前記走査中継装置は、1次元コリメート光走査をなし、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ前記線は、前記走査中継装置によりなされる前記1次元コリメート光走査により画定される平面に対して実質的に垂直である方法。
  30. 請求項29に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素及び前記第2走査要素は、それらの回転軸が実質的に直交するよう位置決めされる方法。
  31. 請求項29又は30に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直である方法。
  32. 請求項29又は30に記載の眼の網膜を走査する方法において、前記第1走査要素の前記回転軸は、前記走査中継装置の前記2つの焦点を結ぶ線に対して実質的に垂直であり、前記第2走査要素の前記回転軸は、前記走査伝達装置の前記2つの焦点を結ぶ線と実質的に平行である方法。
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