JP2013518526A - ワイヤレス通信においてsu−mimo動作とmu−mimo動作とをサポートするためのフィードバック - Google Patents

ワイヤレス通信においてsu−mimo動作とmu−mimo動作とをサポートするためのフィードバック Download PDF

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Abstract

基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列が判断される、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。さらに、基準信号に基づいて第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットが判断される。さらに、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列が選択される。
【選択図】 図9

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2010年1月25日に出願された「Feedback for Supporting SU-MIMO and MU-MIMO Operation in a Wireless Communication System」と題する米国仮出願第61/298,055号の利益を主張する。
本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおいてシングルユーザ(SU:single-user)多入力多出力(MIMO:multiple-input multiple-output)動作とマルチユーザ(MU:multi-user)MIMO動作とをサポートするためのフィードバックに関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
これら多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の例は、Long Term Evolution(LTE)である。LTEは、Third Generation Partnership Project(3GPP)によって公表されたUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)モバイル標準の拡張セットである。スペクトル効率を改善することと、コストを低下することと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL:downlink)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL:uplink)上ではSC−FDMAを使用し、MIMOアンテナ技術を使用する他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を採用する他の多元接続技術と電気通信規格とに適用可能であるべきである。
本開示の一態様では、基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列が判断される、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。さらに、基準信号に基づいて第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットが判断される。さらに、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列が選択される。
処理システムを採用する装置のための例示的なハードウェア実装形態を示すブロック図。 ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワークの一例を示す図。 アクセスネットワーク中で使用するフレーム構造の一例を示す図。 LTEにおけるアップリンク構造のための例示的なフォーマットを示す図。 ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 SU−MIMOを示すための図。 MU−MIMOを示すための図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示す図。 MIMO動作のためのフィードバックを与えるための別の例示的な方法を示すための図。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート。 例示的な装置の機能を示すブロック図。
添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に常駐し得る。コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、処理システムの内部に常駐するか、処理システムの外部にあるか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散され(distributed)得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。例として、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料中にコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者なら、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される記載の機能をどのようにしたら最も良く実装することができるかを認識されよう。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
図1は、処理システム114を採用する装置100のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。この例では、処理システム114は、バス102によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス102は、処理システム114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス102は、プロセッサ104によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読媒体106によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス102は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインターフェースを与える。トランシーバ110は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するための手段を与える。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティック)も与えられ得る。
プロセッサ104は、バス102を管理することと、コンピュータ可読媒体106に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されたとき、処理システム114に、特定の装置のための以下で説明する様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
図2は、(図1の装置100などの)様々な装置を採用するLTEネットワークアーキテクチャを示す図である。LTEネットワークアーキテクチャはEvolved Packet System(EPS)200と呼ばれることがある。EPS200は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)202と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)204と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)210と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)220と、事業者のIPサービス222とを含み得る。EPS200は他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPS200はパケット交換サービスを与えるが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを与えるネットワークに拡張され得る。
E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)206と他のeNB208とを含む。eNB206は、UE202に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB206は、X2インターフェース(すなわち、バックホール)を介して他のeNB208に接続され得る。eNB206はまた、当業者によって、基地局、送受信基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。eNB206は、UE202にEPC210へのアクセスポイントを与える。UE202の例には、セルラー電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE202はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。
eNB206はS1インターフェースによってEPC210に接続される。EPC210は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)212と、他のMME214と、サービングゲートウェイ216と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ218とを含む。MME212は、UE202とEPC210との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME212はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ216を通して転送され、サービングゲートウェイ216自体はPDNゲートウェイ218に接続される。PDNゲートウェイ218はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ218は事業者のIPサービス222に接続される。事業者のIPサービス222は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)と、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)とを含む。
図3は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク300の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク300は、いくつかの(セルと呼ばれることがある)セルラー領域302に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB308、312は、セル302のうちの1つまたは複数と重複する、それぞれ、セルラー領域310、314を有し得る。より低い電力クラスのeNB308、312は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。より高い電力クラスのeNBまたはマクロeNB304は、セル302に割り当てられ、セル302中のすべてのUE306にEPC210(図2参照)へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク300のこの例には集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB304は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ216(図2参照)への接続性を含む、無線に関係するすべての機能を担当する。
アクセスネットワーク300によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD:frequency division duplexing)と時分割複信(TDD:time division duplexing)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、Evolution−Data Optimized(EV−DO)またはUltra Mobile Broadband(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として3rd Generation Partnership Project 2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを利用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA)、ならびにTD−SCDMA、TDMAを採用するGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびOFDMAを採用するFlash−OFDMなど、CDMAの他の変形態を採用するUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)に拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPPという組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課せられる全体的な設計制約に依存することになる。
eNB304は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB304は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域(spatial domain)を活用することが可能になる。
空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE306に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE306に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコードし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでダウンリンク上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコードされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコードされたデータストリームは、異なる空間シグナチャとともに(1つまたは複数の)UE306に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE306の各々がそのUE306に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。アップリンク上で、各UE306は、空間的にプリコードされたデータストリームを送信し、これにより、eNB304は、空間的にプリコードされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、概して、チャネル状態(channel conditions)が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコードすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
以下の詳細な説明では、ダウンリンク上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながらアクセスネットワークの様々な態様について説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間する。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。アップリンクは、高いピーク対平均電力比(PARR:peak-to-average power ratio)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
様々なフレーム構造は、DL送信とUL送信とをサポートするために使用され得る。次に、図4を参照しながら、DLフレーム構造の一例を提示する。ただし、当業者なら容易に諒解するように、特定の適用例のためのフレーム構造は任意の数のファクタに応じて異なり得る。この例では、フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割されている。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含む。
2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続サブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中の通常のサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続OFDMシンボル、または84個リソース要素を含んでいる。R402、404として示されるリソース要素のいくつかはDL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSとも呼ばれる)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)402と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)404とを含む。UE−RS404は、対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)がマッピングされるリソースブロック上で送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。すなわち、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのビットレートは高くなる。
次に図5を参照しながらULフレーム構造500の一例を提示する。図5に、LTEにおけるULのための例示的なフォーマットを示す。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。図5の設計は、データセクション中の連続するサブキャリアのすべてを単一のUEに割り当てることを可能にし得る連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
UEには、eNBに制御情報を送信するために制御セクション中のリソースブロック510a、510bが割り当てられ得る。UEには、eNBにデータを送信するためにデータセクション中のリソースブロック520a、520bも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、図5に示すように周波数上でホッピングし得る。
図5に示すように、リソースブロックのセットは、初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)530中でUL同期を達成するために使用され得る。PRACH530は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みだけを行うことができる。
LTEにおけるPUCCH、PUSCH、およびPRACHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
無線プロトコルアーキテクチャは、特定の適用例に応じて様々な形態をとり得る。次に図6を参照しながらLTEシステムの一例を提示する。図6は、ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。
図6を参照すると、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3との3つのレイヤとともに示されている。レイヤ1は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。レイヤ1を本明細書では物理レイヤ606と呼ぶ。レイヤ2(L2レイヤ)608は、物理レイヤ606の上にあり、物理レイヤ606を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ608は、ネットワーク側のeNBにおいて終了される、媒体アクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ610と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ612と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)614サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ208(図2参照)において終了されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終了されるアプリケーションレイヤとを含むL2レイヤ608の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
PDCPサブレイヤ614は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ614はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するために上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバサポートとを与える。RLCサブレイヤ612は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよび再統合(reassembly)と、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)による、順が狂った受信を補正するデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ610は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ610はまた、UEの間で1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ610はまたHARQ動作を担当する。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ606およびL2レイヤ608について実質的に同じである。制御プレーンはまたレイヤ3中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ616を含む。RRCサブレイヤ616は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
図7は、アクセスネットワーク中でUE750と通信しているeNB710のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ775に与えられる。コントローラ/プロセッサ775は、図6に関して前に説明したL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ775は、様々な優先度メトリックに基づいてヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE750への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ775はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE750へのシグナリングとを担当する。
TXプロセッサ716は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE750における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2値位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。次いで、符号化され変調されたシンボルは並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコードされる。チャネル推定器774からのチャネル推定値は、符号化および変調方式を判断するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE750によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機(TX)718を介して異なるアンテナ720に与えられる。各送信機(TX)718は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE750において、各受信機(RX)754は、そのそれぞれのアンテナ752を通して信号を受信する。各受信機(RX)754は、RFキャリア上で変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ756に情報を与える。
RXプロセッサ756は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ756は、UE750に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE750に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ756によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ756は、次いで高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB710によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判断することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器758によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB710によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いでコントローラ/プロセッサ759に与えられる。
コントローラ/プロセッサ759は、図6に関して前に説明したL2レイヤを実装する。ULでは、コントローラ/プロセッサ759は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重分離と、パケット再統合と、復号と、ヘッダの復元と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク762に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク762に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ759はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
ULでは、データソース767は、コントローラ/プロセッサ759に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース767は、L2レイヤ(L2)の上のすべてプロトコルレイヤを表す。eNB710によるDL送信に関して説明する機能と同様に、コントローラ/プロセッサ759は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eNB710による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ759はまた、HARQ動作、紛失パケットの再送信、およびeNB710へのシグナリングを担当する。
eNB710によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器758によって導出されるチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ768によって使用され得る。TXプロセッサ768によって生成される空間ストリームは、別個の送信機(TX)754を介して異なるアンテナ752に与えられる。各送信機(TX)754は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE750における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeNB710において処理される。各受信機(RX)718は、そのそれぞれのアンテナ720を通して信号を受信する。各受信機(RX)718は、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ770に情報を与える。RXプロセッサ770は、L1レイヤを実装する。
コントローラ/プロセッサ759は、図6に関して前に説明したL2レイヤを実装する。ULでは、コントローラ/プロセッサ759は、UE750からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重分離と、パケット再統合と、復号と、ヘッダの復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ775からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ759はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。図1に関して説明した処理システム114はUE750を含み得る。特に、処理システム114は、TXプロセッサ768と、RXプロセッサ756と、コントローラ/プロセッサ759とを含み得る。
多重アンテナワイヤレス通信システムでは、スペクトル効率を高めるために空間多重化が使用され得る。空間多重化は、異なるビームに沿って複数のストリーム(一般に、独立して符号化されたデータ)を送信することを指す。ビームは、各アンテナに対応する振幅および位相のスケーリングによって定義される。振幅および位相のアンテナ固有の重み付けが異なるデータストリームに適用され、データストリームが異なるアンテナにマッピングされる。信号が各アンテナに対応するスケーリングを使用してすべてアンテナ上で送信される場合、この信号は、ビームに沿って送信されると言われる。空間多重化方式は、送信されるすべてのストリームが単一のユーザのためのものであるときはSU−MIMO方式と呼ばれ、2つ以上のストリームが送信され、そのうちの少なくとも2つのストリームが二人の異なるユーザのためのものであるときはMU−MIMO方式と呼ばれる。
図8は、SU−MIMOを示すための図800である。図8に示すように、eノードB802は、UE804にデータストリーム806とデータストリーム808とを同時に送信するためにSU−MIMOを利用し得る。UE804にデータを送信するために使用されるビームは、最良のパフォーマンスを得るために慎重に選定されなければならない。使用すべき最適なビームは、UE804のチャネル実現(channel realization)に依存する。しかしながら、チャネル知識(channel knowledge)は、eノードB802において利用可能でないことがある。チャネル知識がeノードB802において利用可能でないとき、eノードB802は、UE804からの何らかの形式のフィードバックに依拠し得る。したがって、UE804は、eノードB802にチャネル情報フィードバックを返送し、その結果、eノードB802は、パフォーマンスを改善するためにビームのスケーリングを調整することができる。SU−MIMOの場合、UE804は、ランクインデックス(RI:rank index)と、プリコーディング行列インジケータ(PMI:precoding matrix indicator)と、チャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)とを送る。各ランクに対応するいくつかの異なるプリコーディング行列を含んでいるコードブックのセットが定義される。ランクは、送信される(レイヤとも呼ばれる)データストリームの数である。サポートされる最大ランクは、送信アンテナNtの数と受信アンテナNrの数との最小値である。ランクrのプリコーディング行列は、Nt×r行列であり、プリコーディング行列の各列がビームに対応する。UE804は、eノードB802によって送信される基準信号(各アンテナポートのパイロット)を使用してDL上のチャネルを測定する。次いで、UE804は、最良のパフォーマンスを有するランクおよびプリコーディング行列を見つけるために、すべてのランクとプリコーディング行列の組合せにわたって探索する。最良のランクとプリコーディング行列の組合せは、一般に、すべてストリーム上と構成された報告帯域幅(reporting bandwidth)上とで最良の合計レートスループット(the best sum rate throughput)を与えるランクおよびプリコーディング行列である。完全な周波数選択性利得を取得するために、各リソースブロックのためのフィードバックが望まれる。しかしながら、フィードバックオーバーヘッドを低減するために、ランクは、一般に、全帯域幅について報告されるが、プリコーディング行列は、4〜6つのリソースブロック(PMI報告サブバンドと呼ばれる)など、リソースブロックのグループについて報告される。
図9は、MU−MIMOを示すための図900である。図9に示すように、eノードB902は、UE904へのデータストリーム908とUE906へのデータストリーム910とを同時に送信している。UE904とUE906の両方はeノードB902にチャネル情報フィードバック912を送り、その結果、eノードB902は、パフォーマンスを改善するためにビームのスケーリングを調整することができる。SU−MIMOで使用するのと同じMU−MIMOのためのフィードバックを使用することが望ましい。しかしながら、SU−MIMOのために設計された現在のPMIフィードバックは、MU−MIMOのためにはうまく機能しないことがある。たとえば、MU−MIMOのための最良のビーム908は、SU−MIMOのための最良のビーム806、808のいずれかと同じでないことがある。さらに、PMI報告グラニュラリティが大きく、eノードB902が数個のリソースブロック上でUEをスケジュールする必要がある場合、報告されたPMIが最良の選定ではないことがあり、報告されたCQIがオフであることがある。したがって、SU−MIMO要件のバランスをとりながら上述の問題を緩和するためにフィードバック手法が必要とされる。
MU−MIMOの場合、チャネル情報フィードバックは、チャネル固有ベクトルとしても知られるチャネル方向情報(CDI:channel direction information)であり得る。チャネル固有ベクトルは、Avg(H*H)に等しい共分散行列(covariance matrix)の固有ベクトルとして計算され、HはNr×Ntチャネル応答行列であり、平均化は、PMI報告サブバンドにわたってH×Hのエルミート共役(Hermitian conjugate)に対して実行される。共分散行列Avg(H*H)はE*ΛEに等しく、E=[e12...eNt]はAvg(H*H)の固有ベクトルのセットであり、Λは、Avg(H*H)の固有値(Eigen value)である対角要素λiをもつ対角行列である。共分散行列Avg(H*H)、E、およびΛは、それぞれNt×Nt行列である。固有ベクトルeiは、それぞれNt×1行列である。固有ベクトルは、固有分解(Eigen decomposition)、特異値分解(SVD:singular value decomposition)などを使用してAvg(H*H)から見つけられ得る。ここで、固有ベクトルは、固有値によって順序付けられ、したがって、λ1>λ2>...>λNtであると仮定する。
固有ベクトルは、フィードバックオーバーヘッドを制限するために量子化され得る。ランクr報告の場合、r固有ベクトルを量子化する1つの方法は、
Figure 2013518526
を最大化するコードブックインデックスjを報告することであり、λiは、チャネルのi番目の固有値であり、eiは、チャネルのi番目の固有ベクトルであり(
Figure 2013518526
は、1×Nt行列である)、C(j)は、j番目のプリコーディング行列であり(C(j)はNt×r行列である)、
Figure 2013518526
は、特定のビームに対応するj番目のプリコーディング行列中のi番目の列である(
Figure 2013518526
は、Nt×1行列である)。コードブックインデックスjについては、送信信号はC(j)Xに等しく、Xはベクトルまたは送信変調シンボルである(Xは、r×1行列である)。しかしながら、固有ベクトルを良く量子化するコードブックを選ぶことは、このフィードバックがSU−MIMOのために使用されるときに若干の損失を有し得る。
例示的な方法では、SU−MIMOの損失を制御するために、最良のプリコーディング行列(たとえば、上記で説明した合計レートを最大化するプリコーディング行列)を見つけることによって、フィードバックが計算され得る。次に、最良のプリコーディング行列に関して許容できる予想損失を有するプリコーディング行列が識別される。たとえば、UEは、最良の合計レートの少なくともx%である合計スループットを有するすべてコードブックを識別し得る。最良のプリコーディング行列と、許容できる予想損失を有するプリコーディング行列とは、プリコーディング行列のサブセットSを定義する。次に、UEは、チャネルの固有ベクトルを判断し、固有ベクトルを最も良く量子化するS中のプリコーディング行列を選択する。チャネル情報フィードバックとして、UEは、選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックを報告する。上述の例示的な方法および追加の関係する方法について以下でさらに説明する。
図10、図11、図12、および図13は、フィードバックを与えるための第1の例示的な方法を示すための図である。図10の図1000(diagram 1000)に示すように、UEは、プリコーディング行列1004の1つを選択するためのプリコーディング行列のセット1002を有する。図11の図1020に示すように、UEは、受信した基準信号に基づいてプリコーディング行列1006が最大スループットを有すると判断する。図12の図1030に示すように、UEは、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列1008、1006のサブセットSを判断する。プリコーディング行列1002のセット中の残りのプリコーディング行列は、最大スループットの前記分数よりも小さいスループットを有する。分数はx%であり得、0<x<100である。次に、図13の図1040に示すように、UEは、メトリックに基づいてプリコーディング行列1006、1008のサブセットSからプリコーディング行列のうちの1つ1010を選択する。上述のスループットは、SU−MIMOスループットであり得る。プリコーディング行列1010を選択した後に、UEは、プリコーディング行列1010に対応するコードブックインデックスを判断し、判断されたコードブックインデックスをサービングeノードBに送る。
一構成では、メトリックは、チャネル方向情報とプリコーディング行列との関数であり得る。すなわち、UEは、受信した基準信号に基づいてチャネル固有ベクトルとチャネル固有値とを判断し得る。次いで、UEは、プリコーディング行列のサブセットS中の各プリコーディング行列Cの和(the sum)
Figure 2013518526
を計算し得る。この和は、プリコーディング行列Cを使用してチャネル方向情報を量子化することの不正確さの測度(a measure of an inaccuracy)である。次いで、UEは、この和を最大化するプリコーディング行列Csを選択し得る。選択されたプリコーディング行列Csは、チャネル方向情報を最も良く量子化する(すなわち、量子化の不正確さが最小である)、最良のSU−MIMOスループットのx%よりも大きいSU−MIMOスループットをもつプリコーディング行列である。
代替的に、UEは、チャネル方向情報を量子化することの不正確さがプリコーディング行列Csよりも大きいが、プリコーディング行列Csによって与えられるよりも大きいSU−MIMOスループットをもつプリコーディング行列のサブセットS中のCsとは異なるプリコーディング行列を選択し得る。そのような構成では、メトリックは、第1の重みと前記プリコーディング行列を使用して前記チャネル方向情報を量子化することの不正確さとの積と、第2の重みと前記プリコーディング行列に対応する前記スループットとの積とに等しい重み付け和(a weighted sum)に基づく2変量関数(two-variate function)であり得る。
図14、図15、図16、および図17は、フィードバックを与えるための第2の例示的な方法を示すための図である。第2の例示的な方法によれば、最良のパフォーマンスを有するプリコーディング行列を選定する代わりに、広帯域データ割振りについて許容できる予想損失を有するプリコーディング行列のサブセットSが見つけられ、より小さい割振りを用いてパフォーマンスを改善するために、サブセットS中から、リソースブロックにわたる分散(variance)が最も少ないパフォーマンスをもつプリコーディング行列が選択される。リソースブロックにわたって最大の最小容量(a largest minimum capacity)などの他のメトリックも使用され得る。
第2の例示的な方法によれば、図14の図1100に示すように、複数のサブキャリアS0は、サブキャリアS1、S2、S3、S4の複数のサブセットを含む。複数のサブキャリアS0は連続し、サブキャリアS1、S2、S3、S4の複数のサブセットは連続し、重複しない。一構成では、サブキャリアの各サブセットは、12個のサブキャリアをもつリソースブロックに対応する。図15の図1120に示すように、可能なプリコーディング行列のセット1102が、10個のプリコーディング行列C0〜C9を含むと仮定する。次いで、図16の図1140に示すように、プリコーディング行列のセット1102中の各プリコーディング行列C0〜C9について、UEは、サブキャリアのサブセットのチャネル推定値に基づいてサブキャリアS1、S2、S3、S4のサブセットの各々のスループット(たとえば、SU−MIMOスループット)を判断する。チャネル推定値は、サブキャリアS1、S2、S3、S4の対応するサブセットの各々中の基準信号に基づいて判断される。したがって、プリコーディング行列C0について、UEは、チャネル推定値に基づいてサブキャリアS1のサブセットのSU−MIMOスループットを判断する。UEは、サブキャリアS2、S3、S4の残りのサブセットのSU−MIMOスループットを判断することに進む。UEは、残りのプリコーディング行列C1〜C9の各々についてこの計算を実行する。次いで、UEは、判断されたスループットに基づいて複数のサブキャリアの合成スループットを判断する。図17の図1160に示すように、UEは、プリコーディング行列C0が最大合成スループット(図16によれば390%)を有すると判断する。次いで、UEは、プリコーディング行列C0、C1、C2、C8のサブセットSが、合成最大スループットの分数よりも大きい合成スループットを有すると判断する。たとえば、この分数が8/10または80%である場合、312%よりも大きい合成スループット(390%*80%)をもつプリコーディング行列がサブセットS中にあると判断される。
プリコーディング行列のサブセットSが、合成最大スループットの分数(a fraction of the combined highest throughput)よりも大きい合成スループット(a combined throughput)をもつと判断された後、プリコーディング行列のサブセットS中の各プリコーディング行列について、UEは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの関数であるメトリックを判断する。このメトリックは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの分散であり得る。そのような構成では、UEは、分散を最小化するプリコーディング行列を選択する。たとえば、プリコーディング行列C2とプリコーディング行列C8とがサブキャリアのサブセットにわたるスループットの分散を有すると仮定すると、プリコーディング行列C1は、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの分散を有せず、したがって、UEは、プリコーディング行列C1を選択することになる。代替的に、このメトリックは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの最小値であり得る。そのような構成では、UEは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの最小値を最大化するプリコーディング行列を選択する。たとえば、サブキャリアS1、S2、S3、S4のサブセットにわたったプリコーディング行列C2のスループットが、それぞれ、97%、98%、99%、97%であり、サブキャリアS1、S2、S3、S4のサブセットにわたったプリコーディング行列C8のスループットが、それぞれ、99%、99%、99%、70%であった場合、サブキャリアS1、S2、S3、S4のサブセットにわたる最小値が97%であるので、UEはプリコーディング行列C2を選択することになる。
図18は、フィードバックを与えるための第3の例示的な方法を示すための図1200である。上述の方法は、UEが他のUEへの干渉を最小化しながらそれのPMIを選択する必要があるときなどに多地点協調(CoMP)送信/受信に適用され得る。図18に示すように、eノードB1202は、UE1204にビーム1208を送信している。ビーム1208の送信は、異なるeノードBと通信しているUE1206において干渉1208iを生じている。例示的な方法によれば、UE1204は、UE1206のチャネル状態を判断し、判断されたチャネル状態とプリコーディング行列とに基づいてプリコーディング行列を選択する。UEは、選択されたプリコーディング行列に対応するコードブック情報1212を返送する。一構成では、プリコーディング行列のサブセットS中の各プリコーディング行列について、UE1206について判断されたチャネル状態に基づいて、UE1204は、eノードB1202がプリコーディング行列を使用して送信することに起因するUE1206への干渉1208iを判断する。そのような構成では、プリコーディング行列を選択するためのメトリックは、UE1206への干渉であり、プリコーディング行列は、UE1206への干渉を最小化することに基づいて選択される。
図19は、フィードバックを与えるための第4の例示的な方法を示すための図1300である。図19に示すように、UE1306は、UL中でeノードB1302に信号1308を送信し、別のeノードB1304への干渉1308iを生じる。eノードB1304は、eノードB1302にチャネル情報1310を送る。eノードB1302は、受信したチャネル情報1310に基づいてプリコーディング行列を選択し、eノードB1304への干渉1308iを低減するであろう、選択されたプリコーディング行列に対応する情報1312(たとえば、コードブック)を送る。
図20は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1400である。本方法は、UEによって実行され得る。本方法によれば、UEは、基準信号に基づいて最大スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断する(ブロック1402)。さらに、UEは、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断する(ブロック1404)。さらに、UEは、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択する(ブロック1406)。その後、UEは、選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックインデックスを判断する(ブロック1408)。次いで、UEは、選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックインデックスを基地局に送る(ブロック1410)。スループットは、SU−MIMOスループットであり得る。
図21は、ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート1500である。本方法によれば、UEは、基準信号に基づいて最大スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断する(ブロック1502)。UEは、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断する(ブロック1504)。次いで、UEは、基準信号に基づいてチャネル方向情報(channel direction information)(たとえば、チャネル固有ベクトルおよびチャネル固有値)を判断する(ブロック1506)。上述のメトリックはチャネル方向情報とプリコーディング行列との関数である(ブロック1506)。次いで、UEは、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択する(ブロック1508)。
図22は、ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート1600である。本方法によれば、UEは、プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、チャネル方向情報とプリコーディング行列とに基づいてメトリックを判断することによって(ブロック1402およびブロック1508の)プリコーディング行列を選択する(ブロック1602)。UEは、メトリックを最小化するプリコーディング行列を選択する(ブロック1604)。このメトリックは、プリコーディング行列を使用してチャネル方向情報を量子化することの不正確さの測度であり得る。代替的に、このメトリックは、第1の重みとプリコーディング行列を使用してチャネル方向情報を量子化することの不正確さとの積と、第2の重みとプリコーディング行列に対応するスループットとの積とに等しい重み付け和に基づき得る。
図23は、ワイヤレス通信の別の方法のフローチャート1700である。本方法によれば、プリコーディング行列のセット中の各プリコーディング行列について、UEは、サブキャリアのサブセットのチャネル推定値に基づいて複数のサブキャリア中のサブキャリアの複数のサブセットの各々のスループットを判断し(ブロック1702)、判断されたスループットに基づいて複数のサブキャリアの合成スループットを判断する(ブロック1704)。UEは、最大合成スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断する(ブロック1706)。UEは、最大合成スループットの分数よりも大きい合成スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断する(ブロック1708)。プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、UEは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの関数であるメトリックを判断する(ブロック1710)。UEは、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択する(ブロック1712)。
複数のサブキャリアは連続し得、サブキャリアの複数のサブセットは連続し、重複しないことがある。サブキャリアの各サブセットは、12個のサブキャリアをもつリソースブロックに対応し得る。このメトリックは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの分散であり得る。そのような構成では、UEは、メトリックを最小化することに基づいてプリコーディング行列を選択し得る。代替的に、このメトリックは、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの最小値であり得る。そのような構成では、UEは、メトリックを最大化することに基づいてプリコーディング行列を選択し得る。
図24は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1800である。本方法によれば、UEは、基準信号に基づいて最大スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断する(ブロック1802)。UEは、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断する(ブロック1804)。UEは、第2のワイヤレスデバイスのチャネル状態を判断する(ブロック1806)。判断されたチャネル状態とプリコーディング行列との関数に基づいてメトリックを判断する(ブロック1806)。プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、チャネル状態に基づいて、UEは、基地局がプリコーディング行列を使用して送信することに起因する第2のワイヤレスデバイスへの干渉を判断する(ブロック1808)。次いで、メトリックは、第2のワイヤレスデバイスへの干渉であると判断される(ブロック1808)。UEは、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択する(ブロック1810)。たとえば、UEは、第2のワイヤレスデバイスへの干渉を最小化することに基づいてプリコーディング行列を選択し得る。
図25は、(図1の装置100などの)例示的な装置の機能を示す概念ブロック図1900である。装置100は、基準信号に基づいて最大スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断するモジュール1902を含む。装置100は、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断するモジュール1904をさらに含む。装置100は、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択するモジュール1906をさらに含む。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置100は、基準信号に基づいて最大スループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断するための手段と、基準信号に基づいて最大スループットの分数よりも大きいスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列のサブセットを判断するための手段と、メトリックに基づいてプリコーディング行列のサブセットからプリコーディング行列を選択するための手段とを含む。
装置100は、選択されたプリコーディング行列に対応する情報を基地局に送るための手段をさらに含み得る。装置100は、選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックインデックスを判断するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、送られた情報は、判断されたコードブックインデックスに対応する。
装置100は、基準信号に基づいてチャネル方向情報を判断するための手段をさらに含む。そのような構成では、メトリックはチャネル方向情報とプリコーディング行列との関数である。プリコーディング行列を選択するための手段は、プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、チャネル方向情報とプリコーディング行列とに基づいてメトリックを判断するための手段と、メトリックを最小化するプリコーディング行列を選択するための手段とを含み得る。プリコーディング行列のセット中の各プリコーディング行列について、装置100は、サブキャリアのサブセットの各々中の基準信号に基づいて複数のサブキャリア中のサブキャリアの複数のサブセットの各々のスループットを判断するための手段と、判断されたスループットに基づいて複数のサブキャリアの合成スループットを判断するための手段とをさらに含み得る。そのような構成では、プリコーディング行列は、最大合成スループットをもつプリコーディング行列のセットから判断され、プリコーディング行列のサブセットは、合成最大スループットの分数よりも大きい合成スループットをもつプリコーディング行列のセットから判断される。プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、装置100は、サブキャリアのサブセットにわたるスループットの関数であるメトリックを判断するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、プリコーディング行列がメトリックに基づいて選択される。
装置100は、第2のワイヤレスデバイスのチャネル状態を判断するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、メトリックはチャネル状態とプリコーディング行列との関数である。プリコーディング行列のサブセット中の各プリコーディング行列について、チャネル状態に基づいて、装置100は、基地局がプリコーディング行列を使用して送信することに起因する第2のワイヤレスデバイスへの干渉を判断するための手段をさらに含む。そのような構成では、メトリックは、第2のワイヤレスデバイスへの干渉であり、プリコーディング行列は、第2のワイヤレスデバイスへの干渉を最小化することに基づいて選択される。上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された処理システム114を含み得る。上記で説明したように、処理システム114は、TXプロセッサ768と、RXプロセッサ756と、コントローラ/プロセッサ759とを含む。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ768と、RXプロセッサ756と、コントローラ/プロセッサ759とであり得る。
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
以上の説明は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実行できるようにするために提供したものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。

Claims (43)

  1. 基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断することと、
    前記基準信号に基づいて前記第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列の前記セットからプリコーディング行列のサブセットを判断することと、
    メトリックに基づいてプリコーディング行列の前記サブセットからプリコーディング行列を選択することと
    を備える、ワイヤレス通信の方法。
  2. 前記選択されたプリコーディング行列に対応する情報を基地局に送ることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックインデックスを判断することをさらに備え、前記送られた情報が前記判断されたコードブックインデックスに対応する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記スループットがシングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)スループットである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記基準信号に基づいてチャネル方向情報を判断することをさらに備え、前記メトリックが前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列との関数である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記チャネル方向情報がチャネル固有ベクトルとチャネル固有値とを備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記プリコーディング行列を前記選択することが、
    プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列とに基づいて前記メトリックを判断することと、
    前記メトリックを最小化する前記プリコーディング行列を選択することと
    を備える、請求項5に記載の方法。
  8. 前記メトリックが、前記プリコーディング行列を使用して前記チャネル方向情報を量子化することの不正確さの測度である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記メトリックが、第1の重みと前記プリコーディング行列を使用して前記チャネル方向情報を量子化することの不正確さとの積と、第2の重みと前記プリコーディング行列に対応する前記スループットとの積とに等しい重み付け和に基づく、請求項7に記載の方法。
  10. プリコーディング行列の前記セット中の各プリコーディング行列について、前記方法が、
    前記サブキャリアの前記サブセットのチャネル推定値に基づいて複数のサブキャリア中のサブキャリアの複数のサブセットの各々のスループットを判断することと、
    前記判断されたスループットに基づいて前記複数のサブキャリアの合成スループットを判断することと
    をさらに備え、
    前記プリコーディング行列が、最大合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断され、プリコーディング行列の前記サブセットが、前記最大合成スループットの分数よりも大きい前記合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記複数のサブキャリアが連続し、前記サブキャリアの前記複数のサブセットが連続し、重複しない、請求項10に記載の方法。
  12. プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの関数である前記メトリックを判断することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  13. 前記メトリックが、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの分散であり、前記プリコーディング行列が、前記メトリックを最小化することに基づいて選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記メトリックが、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの最小値であり、前記プリコーディング行列が、前記メトリックを最大化することに基づいて選択される、請求項12に記載の方法。
  15. ワイヤレスデバイスのチャネル状態を判断することをさらに備え、前記メトリックが前記判断されたチャネル状態と前記プリコーディング行列との関数である、請求項1に記載の方法。
  16. プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、前記チャネル状態に基づいて、基地局が前記プリコーディング行列を使用して送信することに起因する前記ワイヤレスデバイスへの干渉を判断することをさらに備え、前記メトリックが前記ワイヤレスデバイスへの前記干渉であり、前記プリコーディング行列が、前記ワイヤレスデバイスへの前記干渉を最小化することに基づいて選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断するための手段と、
    前記基準信号に基づいて前記第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列の前記セットからプリコーディング行列のサブセットを判断するための手段と、
    メトリックに基づいてプリコーディング行列の前記サブセットからプリコーディング行列を選択するための手段と
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  18. 前記選択されたプリコーディング行列に対応する情報を基地局に送るための手段をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記選択されたプリコーディング行列に対応するコードブックインデックスを判断するための手段をさらに備え、前記送られた情報が前記判断されたコードブックインデックスに対応する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記スループットがシングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)スループットである、請求項17に記載の装置。
  21. 前記基準信号に基づいてチャネル方向情報を判断するための手段をさらに備え、前記メトリックが前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列との関数である、請求項17に記載の装置。
  22. 前記チャネル方向情報がチャネル固有ベクトルとチャネル固有値とを備える、請求項21に記載の装置。
  23. 前記プリコーディング行列を選択するための前記手段が、
    プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列とに基づいて前記メトリックを判断するための手段と、
    前記メトリックを最小化する前記プリコーディング行列を選択するための手段と
    を備える、請求項21に記載の装置。
  24. 前記メトリックが、前記プリコーディング行列を使用して前記チャネル方向情報を量子化することの不正確さの測度である、請求項23に記載の装置。
  25. 前記メトリックが、第1の重みと前記プリコーディング行列を使用して前記チャネル方向情報を量子化することの不正確さとの積と、第2の重みと前記プリコーディング行列に対応する前記スループットとの積とに等しい重み付け和に基づく、請求項23に記載の装置。
  26. プリコーディング行列の前記セット中の各プリコーディング行列について、前記装置が、
    前記サブキャリアの前記サブセットのチャネル推定値に基づいて複数のサブキャリア中のサブキャリアの複数のサブセットの各々のスループットを判断するための手段と、
    前記判断されたスループットに基づいて前記複数のサブキャリアの合成スループットを判断するための手段と
    をさらに備え、
    前記プリコーディング行列が、最大合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断され、プリコーディング行列の前記サブセットが、前記最大合成スループットの分数よりも大きい前記合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断される、請求項17に記載の装置。
  27. 前記複数のサブキャリアが連続し、前記サブキャリアの前記複数のサブセットが連続し、重複しない、請求項26に記載の装置。
  28. プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの関数である前記メトリックを判断するための手段をさらに備える、請求項26に記載の方法。
  29. 前記メトリックが、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの分散であり、前記プリコーディング行列が、前記メトリックを最小化することに基づいて選択される、請求項28に記載の装置。
  30. 前記メトリックが、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの最小値であり、前記プリコーディング行列が、前記メトリックを最大化することに基づいて選択される、請求項28に記載の装置。
  31. ワイヤレスデバイスのチャネル状態を判断するための手段をさらに備え、前記メトリックが前記判断されたチャネル状態と前記プリコーディング行列との関数である、請求項17に記載の装置。
  32. プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、前記チャネル状態に基づいて、基地局が前記プリコーディング行列を使用して送信することに起因する前記ワイヤレスデバイスへの干渉を判断するための手段をさらに備え、前記メトリックが前記ワイヤレスデバイスへの前記干渉であり、前記プリコーディング行列が、前記ワイヤレスデバイスへの前記干渉を最小化することに基づいて選択される、請求項31に記載の装置。
  33. 基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断することと、
    前記基準信号に基づいて前記第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列の前記セットからプリコーディング行列のサブセットを判断することと、
    メトリックに基づいてプリコーディング行列の前記サブセットからプリコーディング行列を選択することと
    を少なくとも1つのコンピュータに行わせるための命令を備えるコンピュータ可読媒体
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  34. 前記スループットがシングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)スループットである、請求項33に記載のコンピュータ製品。
  35. プリコーディング行列の前記セット中の各プリコーディング行列について、
    前記サブキャリアの前記サブセットのチャネル推定値に基づいて複数のサブキャリア中のサブキャリアの複数のサブセットの各々のスループットを判断することと、
    前記判断されたスループットに基づいて前記複数のサブキャリアの合成スループットを判断することと
    を前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるための命令をさらに備え、
    前記プリコーディング行列が、最大合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断され、プリコーディング行列の前記サブセットが、前記最大合成スループットの分数よりも大きい前記合成スループットをもつプリコーディング行列の前記セットから判断される、請求項33に記載のコンピュータ製品。
  36. プリコーディング行列の前記サブセット中の各プリコーディング行列について、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの関数である前記メトリックを判断することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるための命令をさらに備える、請求項35に記載のコンピュータ製品。
  37. 前記メトリックが、サブキャリアの前記サブセットにわたる前記スループットの分散であり、前記プリコーディング行列が、前記メトリックを最小化することに基づいて選択される、請求項36に記載のコンピュータ製品。
  38. 前記基準信号に基づいてチャネル方向情報を判断することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるための命令をさらに備え、前記メトリックが前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列との関数である、請求項33に記載のコンピュータ製品。
  39. 基準信号に基づいて第1のスループットをもつプリコーディング行列のセットからプリコーディング行列を判断することと、
    前記基準信号に基づいて前記第1のスループットの分数よりも大きい第2のスループットをもつプリコーディング行列の前記セットからプリコーディング行列のサブセットを判断することと、
    メトリックに基づいてプリコーディング行列の前記サブセットからプリコーディング行列を選択することと
    を行うように構成された処理システム
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  40. 前記スループットがシングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)スループットである、請求項39に記載の装置。
  41. 前記第1のスループットが最大スループットである、請求項39に記載の装置。
  42. 前記処理システムが、前記基準信号に基づいてチャネル方向情報を判断するようにさらに構成され、前記メトリックが前記チャネル方向情報と前記プリコーディング行列との関数である、請求項39に記載の装置。
  43. 前記チャネル方向情報がチャネル固有ベクトルとチャネル固有値とを備える、請求項42に記載の装置。
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