JP2013512755A - 鼻の洗浄および薬物送達のための方法 - Google Patents

鼻の洗浄および薬物送達のための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、鼻洗浄および薬物送達のための方法およびデバイスであって、キャニスタ内に収容された流体が圧縮空気供給装置によって霧化されて、鼻の軟組織を露出状態に維持することが可能な圧力の下で鼻腔内に侵入しかつ維持される大きさの粒子を生じ、得られたミストを患者が吸入によって気流を作る必要を伴わずに鼻道全体へ送達することを特徴とする、方法およびデバイスを提供する。デバイスは、液体を収容するためのリザーバを備えた主要キャニスタ、2つの空気排出口、および空気排出口の上に配置された差し込み具で構成されており、該差し込み具は、空気排出口の穴部より大きくかつ流体が霧化されて鼻腔内に直接注入されることを可能にする、少なくとも1つの出口を有する。

Description

本発明は、鼻道の洗浄または薬剤の送達のいずれかのための、ミストまたは小滴の形態における流体の上気道への送達に関する。
鼻腔の良性新生物、例えば炎症性の鼻ポリープ、肉芽腫などの治療には、典型的には外科手術、ステロイドの全身投与、ステロイド注射およびステロイド洗浄を伴う。現在まで、これらの治療は新生物の長期的な予防または再増殖については費用が高額かつ非実用的であった。
外科手術は患者にリスクを与え、かつ、特にこれらの疾患には一般的な通常の反復的な外科処置は、患者および医療制度のいずれにとっても費用が高額である。加えて、良性および悪性両方の新生物の外科的切除ならびに鼻および副鼻腔の治療的な手術による変化は、鼻甲介、鼻中隔、鼻粘膜などのような解剖学的構造物の除去をもたらすことが多い。そのような切除手術および再建手術は、上記構造物によって提供される生来のフィルタリングおよび給湿の乱れを招き、その結果、乾燥、出血、痂皮形成、感染リスクの増大、ならびに嗅覚減退、嗅覚異常、嗅覚錯誤および嗅覚脱失を含む嗅覚作用の変化をもたらす可能性がある。
現行の管理には生理食塩水洗浄および鼻内噴霧が含まれるが、多くの場合、鼻前庭および副鼻腔の領域における重要領域の多くまで到達しない。そのような洗浄および鼻内噴霧はさらに、感染病巣を提供する湿気の貯留をもたらす可能性もあり、また抗原および病原体からの身体の自然防御としての役割をはたす鼻の免疫学的粘液層を除去する、過度の洗浄を引き起こす可能性もある。
ステロイドの全身投与はそれ自体リスクを有しており、注射療法は、適切な投薬を受けるために頻繁な受診を必要とする。大容量での鼻うがいは薬物の送達には効果がないことが示されている。計量式吸入器は、物質の90%が上顎洞または鼻腔の前方3分の1にしか到達しないことを示すデータがあり、十分な薬物を送達せず、また正しい位置に薬物を送達することもない。
ミストまたは液体小滴により患者に液体薬剤を投与するために使用されるデバイスは、一般にネブライザと呼ばれる。典型的な先行技術のネブライザは単一の出口ポートを備えて設計され、該ポートによってミストまたは液体小滴が該デバイスを出て患者によって吸入される。これらのネブライザからのミストは、液体薬剤がデバイス中の液体リザーバから取り出されるとともに、液体小滴のベンチュリ・ジェット気流の向きを再設定する導風板または通気遮断壁により、低圧流量でデバイスから出る。これらのデバイスは、患者の口からの液体小滴の吸入に最も適している。しかしながら、鼻の良性新生物のような病状には、患者の鼻道を通した液体小滴の導入が必要である。
単一のオリフィスおよび典型的には低圧流量を備えた現行のネブライザは、特に患者の鼻道が詰まっているかまたはその他の閉塞状態にあるとき、患者の2つの鼻孔を通して液体薬剤を導入するためには有効でない。加えて、現行のネブライザは、主として下気道に粒子を送達するように、また送達期間が長いなど患者とのかなりの相互作用を必要とするように、設計されている。
したがって、鼻の洗浄および薬物送達の目的で、上気道にとどまりかつ鼻粘膜全体に到達するように設計された、空気流および粒径を用いて小滴またはミストを迅速に送達するためのネブライザおよび方法を得ると同時に、該デバイスが種々様々な顔面に確実に適合することが望ましい。設計が単純かつ製造が容易であるほかに、送達期間が短いなどの使いやすさも可能にするネブライザを得ることも望ましい。
本発明は、鼻の洗浄および薬物送達のための方法およびデバイスであって、キャニスタ内に収容された流体が圧縮空気供給装置によって霧化されて、鼻の軟組織を露出状態に維持することが可能な圧力の下で鼻腔内に侵入しかつ維持される大きさの粒子を生じ、結果として生じたミストは患者が吸入によって空気流を作る必要を伴わずに鼻道全体へ送達されることを特徴とするデバイスを提供する。
本発明の1つの実施形態では、コルチコステロイドおよび抗生物質が流体中に含められ、鼻腔の新生物を治療するため、および、細菌感染によって引き起こされる鼻ポリープのステロイド抵抗性を低減するために、同時投与される。
該デバイスは、流体を収容するためのリザーバを備えた主要キャニスタと、2つの空気排出口と、空気排出口の上に配置される1つの差し込み具とで構成されており、該差し込み具は、少なくとも1つの排出口であって空気排出口の穴部より大きく、かつ流体が霧化されて鼻腔内に直接注入されることを可能にする排出口を有する。
本発明の特性と考えられる新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に述べられている。しかしながら、本発明そのもの、ならびに本発明の使用形式および利点は、以降の実例となる実施形態の詳細な説明を添付図面と併せて読み取れば最も良く理解されるであろう。
本発明の実施形態による鼻用ネブライザの分解立体図。 本発明の代替実施形態によるキャニスタの断面図。 本発明によるカバーの代替実施形態を示す図。 本発明による鼻用ネブライザの使用を例証する図。
本発明は、現行のネブライザの設計を改良し、ユーザによって必要とされる相互作用をほとんど伴わずに、気道を開放状態に維持するのに十分な圧力の下で、かつ大部分のミストが上気道内に保持または堆積されることを確実にする大きさの粒子を用いて、鼻道に流体を送達する方法を提供する。本発明はさらに、同時に両方の鼻孔を通して上気道にミストを送達するように設計された鼻用ネブライザも提供する。
鼻用ネブライザは流体を収容するためのリザーバを備えた主要キャニスタを含んでなり、該キャニスタは少なくとも2つの空気出口ポートを備えている。前記主要キャニスタ内に差し込み具が嵌合し、該差し込み具は、主要キャニスタの空気出口ポートと嵌め合う少なくとも2つの流体チャネルを備えている。流体チャネルが空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に小空間が提供され、該空間により、空気出口ポートからの加圧空気によって作り出されたベンチュリ効果により流体がリザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに取り出され、かつ流体チャネル中の吐出口を通してエアロゾルプルーム中のミストとして放出されることが可能となる。少なくとも1つのノズルが前記主要キャニスタの底部に結合されて、該ノズルおよび空気出口ポートによって画成された少なくとも1つの空気チャンバが作出され、ノズルは該空気チャンバへ加圧空気を提供するための空気入口を備えている。
図1は、本発明の実施形態による鼻用ネブライザの分解立体図である。該鼻洗浄デバイスは3つの主要区域を含んでなる。第1の主要区域は、最大50mlの流体を収容することができる拡張リザーバ10を有する主要キャニスタ22である。リザーバの内側部分は、底部において、無駄を低減するため流体の最大採取量を保証するように成形されている。
主要キャニスタ22はさらに、流体を霧化し、かつ上気道を開放状態に維持することができる空気流を送達するのに十分な穴部を備えた2つの空気出口12(各鼻孔あたり1つ)を終端とする空気チャンバ11も備えている。1つの実施形態では、出口ポート12はそれぞれ、直径0.020”〜0.060”(0.508mm〜1.524mm)および心厚0.030”〜0.060”(0.762mm〜1.524mm)の少なくとも1つの穴部を有する。
主要キャニスタ22の底部には、安定性のための1つ以上の脚と、空気出口12を通して空気流を作出するための加圧空気を取り入れる空気入口8とを備えた脚部域9がある。脚部域9は、水平面上にセットされたときにキャニスタ22が直立することを可能とし、かつ、取り付けられた空気供給チューブを満たし続けるように手を使う必要なく該デバイスが直立し続けることを可能にするため空気圧縮ポンプの標準的なドッキングポートに嵌入するように設計されている。
図に示された例において、主要キャニスタ22は、ホルダ(図示せず)に嵌合するため、かつ鼻洗浄用の適切な流体量を提供するための2段階の直径を有し、小さい直径の脚部域9はユーザがチューブを取り付けた状態でホルダ内にデバイスを置くことを可能にする。代替実施形態(図示せず)では、脚部域9はリザーバ区域10よりも広い。
ネブライザの第2の主要区域は差し込み具23であり、主要キャニスタ表面から離れてすぐの所に差し込み具を保持する基部13を備えて図示されている。少なくとも1つのチャネルが差し込み具23の底部にあり、リザーバ10からの流体が差し込み具の基部に入る導路としての役割を果たす。差し込み具23は、主要キャニスタ22の空気出口ポート12と嵌め合わさる流体チャネル14を備えている。空気出口12の突出部または延長部は、該空気出口の上での差し込み具23の中心合わせを確実にする。図に示されるように、差し込み具23の流体チャネル14は2本のチューブからなり、該チューブは一端がリザーバ10の底部にあり、一端が空気流内に配置されて、該空気流が各チューブ内で負圧を作り出し、液体を該空気流内に引き込んで該空気流において液体が霧化されるようになっている(下記に記載)。
図1に示される実施形態では、霧化器の排出口12,14は主要キャニスタ22の端縁部より上方に伸びている。しかしながら、代替実施形態(図示せず)では、霧化器ノズルは主要キャニスタの端縁部と同じ高さである。
差し込み具23は、該差し込み具が主要キャニスタの出口ポート12に対して回転しないように、少なくとも1箇所においてリザーバ10とともに錠止される。差し込み具は、該差し込み具が主要キャニスタ内へ一方向にのみ挿入されることを確実にするための機構を備えてもよい。一実施形態では、ループ(図示せず)が差し込み具23の鞍状部まで下方に伸びて差し込み具を押し下げる。
流体チャネル14は、主要キャニスタの空気出口ポート12よりも直径がわずかに大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に小空間(好ましくは0.0001”〜0.010”(0.00254〜0.254mm))を提供する。この空間は、リザーバ10からの流体が加圧空気によって放出されるまで空気出口ポート12と流体チャネル14との間を上向きに進むことを可能にする。差し込み具23が主要キャニスタ22に設置されると、流体チャネル14のオリフィスは、ガスチューブから放出された加圧ガスとともにベンチュリ効果を生じるように、空気出口12に対して配置される。差し込み具23の流体出口14は空気出口12より大きいため、空気が適切な体積および速度で空気出口を通過せしめられると、リザーバ10の流体は差し込み具と空気出口ポートとの間の空間内に引き上げられる。この流体がその後の空気流に遭遇すると霧化されて上気道における堆積を促す粒子となる。空気流は、下鼻甲介の上方の鼻腔に侵入して流体を堆積させるため、かつ上気道に対して洗いすなわち洗浄を行い、鼻腔に到達するのに十分である。
流体チャネル14の吐出口は、ミストが作出されるのを確実にするのに十分な小ささであるが、差し込み具の該吐出口が面取りされるのに十分な大きさであり、その結果吐出口の側壁がエアロゾルプルームの円錐形を上回る角度で中心軸から離れるように角度をなして吐出時のミスト粒子の凝集を低減し、プルーム全体にわたってより均一な粒径を提供するのを確実にする。流体チャネルの大きさはミストの粒径を変更するために調節されうる。1つの実施形態では、チューブは上部端に嵌め合い区域を有し、該区域は、空気流の中に配置されるノズルオリフィスの大きさを変えられるように、チューブの上部端へ挿入可能な一連のノズルを介して空気流中のオリフィスの変更を可能とするようになっている。
ネブライザの第3の主要区域はノズルコーン3である。ノズル3は空気入口6および嵌め合い面7を備え、該嵌め合い面は主要キャニスタ22の空気入口8に結合して、該ノズルおよび上述の2つの出口ポート12によって画成された空気チャンバ11を作出する。ノズルコーン3のすべての構成要素の長さは、デバイスが平坦面上に直立状態または立位状態で置かれるのが可能となるように、デバイスが組み立てられたときにノズルコーンまたはその構成要素が主要キャニスタ22の脚部域9を越えて伸びないように制限されることが好ましい。
径方向の剛性を提供するためにノズルコーン3にリブがモールド成形されてもよい。別の実施形態では、ノズルコーンは硬質プラスチックで作製される。
ノズル3と主要キャニスタ22との間の嵌め合い面は、緊密な結合が確実に作出されうるように設計されている。代替実施形態では、ノズル3と主要キャニスタ22との間の嵌め合い面はほぼ直線状である。
1つの実施形態では、ノズルコーン3は主要キャニスタ22に恒久的に取り付けられている。代替実施形態では、ノズルコーン3は摩擦嵌合を利用してもよいし、ノズルコーンおよび主要キャニスタ22がクリーニングのために分離されるのを可能にするねじまたは他の機構のような能動的な接続を有していてもよい。この取り外し可能な実施形態は、Oリングのような空気密閉および容易に分解するために握るフランジを備えることもできる。
空気供給チューブ5は、ノズルコーンの空気入口6を空気供給装置17に接続する。
図2は、本発明の代替実施形態によるキャニスタの断面図を示す。この実施形態では、単一の空気チャンバとノズルではなく、キャニスタ222は空気出口212において終端する個別の空気通路チャンバ211を備えている。これらの個別の空気通路チャンバ211は個別のノズルを介して個別の空気供給源に接続することができる。別例として、個別の空気通路チャンバ211はY字またはT字のアダプタ(図示せず)のような分岐チューブ材を介して共通の空気供給源に接続されてもよい。
上記の3つの主要区域に加えて、ネブライザは、主要キャニスタ22への等直径の接続をなす嵌め合い面15を有するカバー4を備えてもよい。図1に示された例において、カバー4は、図のように使用されるとき(図4を参照)に鼻、目および顔の残りの部分の間の空間を封鎖する広いカバー領域である。この実施形態では、カバー4は、装置内部に患者の鼻のための空間を提供する開口部を備えつつ、流体チャネルから放出されたミストを閉じ込めて患者の目を保護するように設計されている。カバー4は、広く様々な顔に適合するように主要キャニスタ22から離れた先端部に沿って丸みを帯び、流体が引き込まれるにつれて空気が入ることができるように、かつ顔から落ちる流体を捕捉して再利用することができるように、開口している。
カバーはさらに、鼻の浄化を可能とし、かつ霧化の開始における差し込み具の持ち上がりを防止するために、差し込み具23を保持する交差部材またはその他のデバイスを組込んでもよい。1つの実施形態では、スリーブまたは部分的スリーブがカバー4から差し込み具23の基部まで伸びて差し込み具を押し下げる。
図3は、本発明によるカバーの代替実施形態を示す。この実施形態では、カバー304は半円形の蓋であり、目は遮断しないがその代りに差し込み具を保持しかつ物質が鼻から主要キャニスタに再び入るのを阻止する。
本発明は、あごから額までの顔の前面として画成される平面(すなわち顔の鉛直面)から0〜90度の設定角度でユーザが噴霧器を鼻内へと傾けるように誘導する機構を組み入れることができる。例えば、ネブライザは、顔の鉛直面から30度、45度、または60度の特定角度を設定するように設計されたセットオフを備えていてもよい。セットオフは様々な大きさの顔または鼻について着脱可能であってもよい。
ネブライザの構築に適した材料には、硬質プラスチック、ガラス、金属、セラミック、炭素繊維もしくはその他の剛性材料、もしくはエラストマープラスチックまたはこれらの組み合わせが挙げられる。
鼻洗浄デバイスの1つの実施形態(図示せず)は、手により良く収まりかつ外観を楽しくするために卵の形状または卵形である。
図4は、本発明による鼻用ネブライザの使用を例証している。ネブライザはユーザ18の顔の上に配置され、カバー4が目を遮るように角度をなしている。ミスト20が鼻道21に入り、患者は口および鼻の両方を通して同時に呼吸する(22)。ミスト20は患者の呼吸とは独立に鼻道21の中に入る。
鼻洗浄の方法は、対応する流体チャネルに嵌め合わされた少なくとも2つの空気出口ポートを備えたキャニスタの中に流体を提供することを含んでなり、流体チャネルは空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に小空間が提供される。この空間は、流体が前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で引き上げられることを可能にする。加圧空気が空気出口ポートを通ってポンプ流送されることによりベンチュリ効果が生じ、ベンチュリ効果は前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で流体を引き上げ、かつ流体チャネルの吐出口を通ってユーザの呼吸とは独立に下鼻甲介の上方のユーザの鼻腔内へとエアロゾルプルーム中のミストとして流体を放出する。加圧空気は、0.069〜1.035バールの圧力、毎分1〜12リットルの空気流量を有し、毎分10〜20mlの流体送達量を生じる。
空気‐流体混合物は、流体が洗浄時に鼻孔から出る必要を伴わずに、また、粘液を緩化するように、または末端ユーザが望むように鼻腔に入るが咽頭もしくは肺には入らないように設計された粒径を備えて、短時間内に鼻洗浄を達成するように較正される。
鼻洗浄の方法は、鼻に送達するための生理食塩水または薬剤を、最大100マイクロメートルの調整可能な粒径を備えて霧化する高速かつ便利な方法を提供する。1つの実施形態では、粒径は少なくとも10マイクロメートルである。
1〜15psi(0.069〜1.035バール)の空気圧を使用することにより、生じる空気‐ミスト流が上気道の軟組織を開放状態に維持することを可能にする加圧空気流が作られる。最適なパフォーマンスは、3〜12psi(0.207〜0.823バール)、1〜12lpmの空気流、および毎分10〜20mlの流体送達量を生じるようであるが、患者の要求に応じて変化することになる。典型的なパフォーマンスは、4〜8psi(0.276〜0.552バール)の圧力、6〜8lmpの空気流、および毎分15mlの流体送達である。
生じたミストは下鼻甲介または甲介の上方の鼻腔領域に到達し、該ミストが副鼻腔口の領域に到達して、鼻腔のこの領域を浄化しかつ自然な粘液線毛運動が副鼻腔を浄化できるようにすることを確実にする。
最近の医学研究から、脳および中枢神経系に巨大分子および小分子を送達するための、静脈内ルートおよび経口送達ルートの血液脳関門および初回通過代謝を迂回する経路として、嗅覚神経および三叉神経が使用されうることが示された。(ダンダ(Dhanda)、D.、フロイ(Frey)WH2nd、レオポルド(Leopold)、D.、コンペラ(Kompella)、UB、「ヒト嗅上皮における薬物堆積のための鼻から脳への送達手法(Nose−to−brain delivery approaches for drug deposition in the human olfactory epithelium)」、ドラッグ・デリバリー・テクノロジー誌(Drug Delivery Technol.)、2005年、第5巻、第4号、p.64−72を参照)。フロイ(Frey)らは、これらの神経が集中している嗅裂部および篩状板の上に重なっている鼻粘膜を介してこれらの神経に到達可能であることを実証した。更に、これらの物質の投薬頻度は、実用的で使いやすい送達システムを必要とする。
しかしながら、該文献は、上記領域へのこれらの物質の確実かつ実用的な送達のための適切な送達システムがないことを示唆している。本発明によって提供されるような、少量の大きな液体粒子(>10マイクロメートル)の送達には、乾燥粉および大量の溶液を上回る利点がある。これらの利点としては、体温で濃厚化してゲルになるような、より長く粘膜上にとどまることを可能にするような方法で液体が製剤化されうること;エアロゾル化された物質の肺への不用意な送達を低減すること;および、貴重な物質を経済的かつ慎重に送達すると同時に無駄を低減しうること、が挙げられる。
本発明は、キャニスタ内に流体を提供することを含んでなる、鼻腔の新生物を治療する方法であって、キャニスタはリザーバおよび少なくとも2つの空気出口ポートを備えていることと、前記流体はコルチコステロイドを含有することとを特徴とする方法を提供する。空気出口ポートは対応する流体チャネルに嵌め合わされ、流体チャネルは空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に空間が提供されて、流体が前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに取り出されることが可能となっている。加圧空気が空気出口ポートを通ってポンプ流送されることによりベンチュリ効果が生じ、ベンチュリ効果は前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに流体を取り出し、かつ該流体を流体チャネル中の吐出口を通してユーザの呼吸とは独立に下鼻甲介の上方のユーザの鼻腔内へとエアロゾルプルーム中のミストとして放出する。
本発明は、ステロイドの全身投与またはステロイド注射を用いることなく、炎症性の鼻ポリープ、肉芽腫などのような鼻腔の良性新生物の長期的なコントロールのためにステロイドを送達することを可能にする。本発明はさらに、新生物の切除的かつ再建的な外科治療によって引き起こされることの多い生来のフィルタリングおよび給湿の乱れに対処するために鼻粘膜全体を洗浄する能力も提供する。鼻前庭領域および副鼻腔領域の重要領域の多くに到達することのない先行技術の生理食塩水洗浄および鼻内噴霧とは異なり、本発明のネブライザは1分未満で重要領域に適切な湿気を送達する。本発明はさらに、放置すれば感染病巣を提供する可能性があり、また鼻の免疫学的粘液層の過度の除去を引き起こす可能性のある、湿気の貯留も回避する。
新生物の増殖をコントロールするために必要とされる高頻度のステロイド投与は、実用的で使いやすい送達システムを必要とする。本発明のネブライザは、上記ステロイドを迅速に(1分未満で)鼻腔全体に広げて送達することが可能であり、該送達を、ステロイド全身投与の影響に身体を不当にさらすことなく行う。
例えば、本発明のネブライザを使用して、典型的には60mgのコルチコステロイドが鼻腔に送達されるが、これは計量式吸入器を介して送達される量の3〜10倍である。いくつかの実例では、黄色ブドウ球菌感染を治療するために抗生物質がコルチコステロイドと共に送達される。黄色ブドウ球菌のエンドトキシンは、コルチコステロイドに対する反応を阻害する原因である細胞膜中のコルチゾール受容体アイソフォーム(CRβ)をアップレギュレートすることが示されており、ブドウ球菌感染はステロイド抵抗性の鼻ポリープに寄与している可能性があると考えられている。本発明のネブライザを介した抗生物質のコルチコステロイドとの同時投与は、コルチゾール受容体に対するこのエンドトキシン効果を低減することにより、ステロイド治療の有効性を増大させる。
本発明の説明は、例証および説明を目的として提示されており、網羅的であることも、開示された形態の発明に限定されることも意図されない。多くの修正形態および変更形態が当業者には明白となろう。実施形態は、本発明の本質、実用化について最良の説明を行うために、また、企図された特定の使用に適するように様々な改変を備えた様々な実施形態について本発明を当業者が理解するのを可能にするために、選択かつ記載されたものである。当業者には当然のことであるが、特許請求の範囲に開示された本発明の範囲を逸脱することなく、開示された実施形態に対して数多くの変更が可能であろう。

Claims (31)

  1. 鼻用ネブライザであって、
    (a)流体を収容するためのリザーバを備えた主要キャニスタであって、少なくとも2つの空気出口ポートを備えているキャニスタと、
    (b)前記主要キャニスタ内に嵌合する差し込み具であって、該差し込み具は主要キャニスタの空気出口ポートと嵌め合う少なくとも2つの流体チャネルを備えていることと、流体チャネルは空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に小空間が提供されて、該空間により、空気出口ポートからの加圧空気によって作出されたベンチュリ効果により流体が前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに取り出され、かつ流体チャネル中の吐出口を通してエアロゾルプルーム中のミストとして放出されることが可能になる、差し込み具と、
    (c)前記主要キャニスタの底部に結合された少なくとも1つのノズルであって、該ノズルおよび前記空気出口ポートによって画成された少なくとも1つの空気チャンバを作出し、前記空気チャンバへ加圧空気を提供するための空気入口を備えているノズルと、を含んでなる鼻用ネブライザ。
  2. 前記主要キャニスタの上端に結合されたカバーをさらに含んでなる、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  3. 前記カバーは差し込み具を主要キャニスタの内部に維持し、さらに、カバーは前記流体チャネルから放出されたミストを閉じ込め、かつユーザの鼻のための空間的余裕を提供する開口部を備えている、請求項2に記載の鼻用ネブライザ。
  4. 前記カバーは、差し込み具を保持しかつ物質がユーザの鼻から主要キャニスタに再び入るのを阻止する半円形の蓋を含んでなる、請求項2に記載の鼻用ネブライザ。
  5. 主要キャニスタ内の前記リザーバは最大50mlの流体を収容する、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  6. 空気出口ポートはそれぞれ、直径0.508〜1.524mmの少なくとも1つの穴部を有する、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  7. 空気出口ポートはそれぞれ、0.762〜1.524mmの心厚を有する、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  8. 主要キャニスタは、水平面上にセットされたときにキャニスタが直立することを可能にする脚部域を底部に有する、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  9. 前記脚部域は空気圧縮ポンプのドッキングポートに嵌入して、ネブライザが手を使う必要なく直立し続けることを可能にする、請求項7に記載の鼻用ネブライザ。
  10. 主要キャニスタは前記空気出口ポートにおいて終端する2つの個別の空気通路チャンバをさらに含み、個別の空気通路チャンバは、個別のノズルを介して個別の空気供給源に、またはアダプタを介して共通の空気供給源に接続することができる、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  11. 差し込み具は、該差し込み具が主要キャニスタの空気出口ポートに対して回転しないように、少なくとも1箇所においてリザーバとともに錠止される、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  12. 空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間の空間は0.00254〜0.254mmである、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  13. 流体チャネルの大きさはミストの粒径を変更するために調節可能である、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  14. 差し込み具の吐出口は、吐出口の側壁が該吐出口の中心軸から離れるように角度をなすように面取りされて、その角度がエアロゾルプルームの角度よりも大きいことにより、差し込み具の吐出口の側壁における粒子の凝集を低減し、得られるプルーム全体にわたって均一な粒径をもたらすようになっている、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  15. 顔の鉛直面から0〜90度の設定角度でユーザが鼻内へとミストの角度をつけるように誘導するセットオフをさらに含んでなる、請求項1に記載の鼻用ネブライザ。
  16. 鼻洗浄の方法であって、
    (a)少なくとも2つの空気出口ポートを備えたキャニスタの中に流体を提供するステップと、
    (b)前記空気出口ポートを対応する流体チャネルに嵌め合わせるステップであって、流体チャネルは空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に小空間が提供され、該空間により、流体が前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに取り出されることが可能になる、ステップと、
    (c)前記空気出口ポートを通して加圧空気をポンプ流送することによりベンチュリ効果を作出し、ベンチュリ効果は前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに流体を取り出し、かつ流体チャネル中の吐出口を通してユーザの呼吸とは独立に下鼻甲介の上方のユーザの鼻腔内へとエアロゾルプルーム中のミストとして流体を放出する、ステップと、
    (d)前記加圧空気は、0.069〜1.035バールの圧力、毎分1〜12リットルの空気流量を有し、毎分10〜20mlの流体送達量を生じることと、からなる方法。
  17. ミストは最大100マイクロメートルの粒径を有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記加圧空気は0.276〜0.552バールの圧力を有する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記加圧空気は毎分6〜8リットルの空気流量を有する、請求項16に記載の方法。
  20. 流体送達速度は毎分15mlである、請求項16に記載の方法。
  21. 粒径は少なくとも10マイクロメートルである、請求項16に記載の方法。
  22. 中枢神経系への送達のために、ミストが嗅裂部および篩状板の上に重なっている鼻粘膜に到達して嗅覚神経および三叉神経に物質を送達することにより、血液脳関門を迂回する、請求項16に記載の方法。
  23. 鼻腔の新生物を治療する方法であって、
    (a)キャニスタ内に流体を提供するステップであって、キャニスタはリザーバおよび少なくとも2つの空気出口ポートを備えていることと、前記流体はコルチコステロイドを含有することとを特徴とするステップと、
    (b)前記空気出口ポートを対応する流体チャネルに嵌め合わせるステップであって、流体チャネルは空気出口ポートよりも直径が大きいことにより、空気出口ポートの外側表面と流体チャネルの内側表面との間に空間が提供されて、該空間により流体が前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに取り出されることが可能となることを特徴とするステップと、
    (c)前記空気出口ポートを通して加圧空気をポンプ流送することによりベンチュリ効果を生じさせ、ベンチュリ効果は前記リザーバから空気出口ポートと流体チャネルとの間で上向きに流体を取り出し、かつ流体チャネル中の吐出口を通してユーザの呼吸とは独立に下鼻甲介の上方のユーザの鼻腔内へとエアロゾルプルーム中のミストとして流体を放出する、ステップと、
    (d)前記加圧空気は、0.069〜1.035バールの圧力、毎分1〜12リットルの空気流量を有し、毎分10〜20mlの流体送達量を生じることと、からなる方法。
  24. 前記流体は抗生物質を含有する、請求項23に記載の方法。
  25. ミストは1分以内に最大60mgのコルチコステロイドを鼻腔に送達する、請求項23に記載の方法。
  26. ミストは最大100マイクロメートルの粒径を有する、請求項23に記載の方法。
  27. 前記加圧空気は0.276〜0.552バールの圧力を有する、請求項23に記載の方法。
  28. 前記加圧空気は毎分6〜8リットルの空気流量を有する、請求項23に記載の方法。
  29. 流体送達速度は毎分15mlである、請求項23に記載の方法。
  30. 粒径は少なくとも10マイクロメートルである、請求項23に記載の方法。
  31. ミストは1分以内に鼻粘膜全体に到達する、請求項23に記載の方法。
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