JP2013504469A - スキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台 - Google Patents

スキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台 Download PDF

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Abstract

一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台は、一対の横方向に間隔のあいた、互いに概ね平行に延出する長手状支持アーム(4,104)と、各長手状アーム(4,104)の第1端を互いに結合させる交差支持体(6,106)とを含む主枠(2,102)を備える。各支持アーム(4,104)は、第2端側において支持ホイール(12,112)と結合される。少なくとも1個のクランプ(24,124)は、スキッドによって地面上で支持されたヘリコプタに対して架台がもたらされた後に、夫々のヘリコプタスキッドと係合するために、各支持アーム(4,104)と結合される。駆動ユニット(8,108)は、長手状アーム(4,104)の間に配置されたピボット(10,110)において、交差支持体(6,106)と結合される。駆動ユニット(8,108)は、操舵可能駆動ホイール(14,114)と第2駆動ユニットホイール(16,116)とを含む。操舵可能ホイール(14,114)および第2駆動ユニットホイール(16,116)は、駆動ユニット(8,108)内において、ピボット(10,110)のいずれかの側方に位置させられる。主枠は、少なくとも第1形態において、交差支持体(6,106)と駆動ユニット(8,108)との間で、支持ホイール(12,112)およびピボット(10,110)によって支持される。

Description

本発明は、スキッド支持(skid−supported)ヘリコプタ、即ち、一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するヘリコプタ用の搬送架台に関する。
ヘリコプタの設計および製造においては、エンジン出力の大部分が回転翼によって十分な揚力を生じさせるように利用されるとすると、重量の低減は最も重要なことであり、回避できるヘリコプタの「自重」の増加は、本来可能な最大積載量を減少させることを意味する。これは特に、ヘリコプタが持上げなければならない最大積載量を大きく増加させる兵器または偵察機器等の装備を搭載する軍事および警察の用途において重要である。
従って、多くの種類のヘリコプタには簡易な支持スキッドを設けることが一般的に行われている。なぜならば、地面でヘリコプタの荷重を支持するための支持ホイール型下部構造体と比べて、支持スキッドは顕著な軽量化をもたらすからである。
しかしながら、ヘリコプタは、当然のことながら空中では極めて操作しやすいが、地面上で簡易なスキッドによって支持された時に操作および操縦することが特に扱いにくい航空機である。頻繁に、小型ヘリコプタは、航空機を格納庫まで移動させるために、例えば、着陸した場所から移動させられる必要がある時に、物理的に、人間によって操作されなければならない。これは、大変な労力を要する作業であり、怪我の原因であることが多い。
特許文献1は、一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台を開示している。この架台は、搬送ホイールによって支持される主枠を含む。主枠は、互いに概ね平行に延出する一対の横方向に間隔のあいた長手状支持体を含む。支持体は、スキッドによって地面上で支持されるヘリコプタに対して架台がもたらされた後に、夫々のヘリコプタスキッドと係合し持上げるように構成される。支持体の離間間隔は、ヘリコプタスキッドの離間間隔と対応するように調整される。ヘリコプタスキッド夫々を支持体と係合させると共にクランプさせるために、各支持体にクランプが設けられる。交差部材搬送ホイール構成は、出力モジュールを含み、トロリーホイールを駆動させる。従動トロリーホイールは、操作者が歩行しながら架台の駆動および操舵を制御できるように、レバー式ハンドル(tiller handle)を介してその歩行操作者によって操舵可能且つ操作可能である。
従って、特許文献1に開示される架台はU字形枠を含み、そのU字形枠は、支持アームがヘリコプタスキッドの外側に位置させられた状態で、ヘリコプタの周りで駆動させられることにより、ヘリコプタスキッド対してもたらされるように構成される。スキッドはその後クランプによって係合させられ、ヘリコプタは地面から持上げられる。支持アームの端部にある従動トロリーホイールおよび支持ホイールは、架台によって支持されるヘリコプタを新しい位置へ駆動させることを可能にする。
特許文献1に開示される架台は、ヘリコプタを持上げるために、概して、ヘリコプタの前部からヘリコプタに対して架台をもたらした場合にのみ適している。これは、従動トロリーホイールおよび歩行操作者操舵用レバー式ハンドルが、支持アームの中間に配置されているからである。その結果、ヘリコプタの後方からヘリコプタに対して架台をもたらそうとしたならば、ヘリコプタの尾部が架台の接近を妨げる。
欧州特許第0907558号明細書
ヘリコプタの前方または後方からヘリコプタに対して搬送架台をもたらした時にヘリコプタを持上げて移送させるために使用され得るスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台を提供することが好ましい。
本発明の目的は、本明細書に特定されているか否かに拘わらず、従来技術に関連する問題の一つまたは複数を取り除き、または軽減することにある。
本発明の第1態様によれば、一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台が提供される。その架台は、互いに概ね平行に延出する一対の横方向に間隔のあいた長手状支持アームと、その長手状アームの第1端を互いに結合させる交差支持体とを含む主枠であって、各支持アームが第2端側において支持ホイールと結合されている前記主枠と、スキッドによって地面上で支持されるヘリコプタに対して架台がもたらされた後に、ヘリコプタスキッド夫々と係合するために各支持アームと結合させられる少なくとも1個のクランプと、長手状アームの間に配置されたピボットにおいて交差支持体と結合される駆動ユニットとを含む。駆動ユニットは、操舵可能駆動ホイールと、第2駆動ユニットホイールとを含む。操舵ホイールおよび第2駆動ユニットホイールは、駆動ユニット内において、ピボットのいずれかの側方に位置する。少なくとも第1形態にあるとき、主枠は、支持ホイール、及び、交差支持体と駆動ユニットとの間のピボットによって支持される。
本発明の第1態様の効果としては、駆動ユニットが架台の一方側にオフセットさせられた操舵可能駆動ホイールを含むので、駆動ユニットの中心部分は厚みが薄くてもよい。その結果、駆動ユニットは、架台がヘリコプタの後方からヘリコプタに対してもたらされた時に、殆どのスキッド支持ヘリコプタの尾部下方に嵌合することが可能である。第2駆動ユニットホイールは、ヘリコプタの重量が、駆動ユニットの全長に沿って、地面へ均等に伝達され、且つ、主枠から駆動ユニットへ、ピボットを介して伝達される重量が支持されるように、自由回転キャスタホイールを含むことができる。
主枠は、駆動ユニットと枢動可能に結合され、これにより、主枠、ひいてはヘリコプタが、効果的に3点で支持される(2個の支持ホイールとピボット、これにより、ヘリコプタの重量が、操舵可能駆動ホイールおよび回転キャスタへ伝達し分配される)。当業者であれば理解できるように、主枠が水平面上で支持される時には、ピボット軸は、水平軸と概ね平行に延出する。ピボット軸は、長手状支持アームの間に延出することが好ましく、ピボット軸は、支持アームと平行であると共に支持アームから概ね等距離に延出することがより好ましい。駆動ユニットは、操舵可能駆動ホイールおよびピボットのいずれかの側方に配置される第2駆動ユニットホイールを含む。第2駆動ユニットホイールは、駆動されなくてもよく、また自由回転キャスタホイールを単に含んでもよい。即ち、ピボット軸は、駆動ユニットを貫通し、駆動ユニットを2個の部分に効果的に分割させ、この各部分には1個のホイールが設けられる。ピボットが存在しないならば、搬送架台は、4個のホイール(主枠交差支持体と直接的に結合される従動ホイールおよびキャスタホイール、および各支持アームの他方端にある支持ホイール)によって支持され、そのためでこぼこ地面では、いずれか1個のホイールが地面から持上げられるか、或いは、架台がねじれる。従って、本発明に係る搬送架台は、でこぼこ地面を横断する際に、支持アームを介して、ねじれ力をヘリコプタスキッドへ伝達させるおそれがなく、ひいては、ヘリコプタを破損させるおそれを回避することが可能である。
第2駆動ユニットホイールは、自由回転キャスタホイールを含むことができる。
各支持ホイールは、ホイールが支持アームと概ね平行に動く第1形態と、ホイールが支持アームと概ね直角に動く第2形態との間で回転可能であってもよい。
支持アームの第1端は、支持アームの軸を横切り延出する、交差支持体の管状端内で摺動するように構成される短脚インサートと結合されてよく、交差支持体は、更に、交差支持体内における短脚インサートの摺動が、支持アーム間の距離を調整するように、短脚インサートを内方および外方へ摺動させるように構成されるラムを含む。
搬送架台は、更に、各支持アームと結合されるティータアームと、各ティータアームと対応する支持アームとの間において、ティータアームが、支持アームに対して相対的に上昇および下降させられるのを可能にするように構成される連結装置を含んでよく、ティータアームはクランプを支持し、各連結装置は、支持アームと結合される直立ポストを含んでよく、各ティータアームは、ティータアームがポストの周りを回転して、ティータアームを対応する支持アームと整列させるかまたは整列させないようにポストと結合され、連結装置は、更に、ティータアームをポストの軸に沿って持上げるジャッキを含む。各ティータアームは、ティータアームに沿って間隔があけられた、連結装置のいずれか側に配置される少なくとも一対のクランプを支持してもよい。各クランプは、更に、クランプローラを含んでよく、ティータアームが下降させられた時に、ティータアームが支持アームの長手軸と直角に摺動してローラが地面と係合して、クランプを地面から、例えば約5ミリメートルだけ間隔をあけさせる。
或いは、支持架台は更に、各支持アームと結合されるティータアームと、各ティータアームと対応する支持体との間において、支持アームと結合される直立ポストを含む連結装置とを含むことができ、ティータアームは、クランプを支持し、各ティータアームは、ティータアームがポストの周りを回転して、ティータアームを対応する支持アームと整列させるかあるいは整列させないようにポストと結合される。
各ティータアームは、ティータアームに沿って間隔があいた、連結装置のいずれかの側方に配置される少なくとも一対のクランプを支持してもよい。
搬送架台が第1形態にある時に主枠が支持ホイールおよび主枠と駆動ユニットとの間のピボットによって支持される地面係合位置に支持ホイールがあるように、且つ、搬送架台が第2形態にある時に主枠が支持アームと結合される側方ローラ及び主枠と駆動ユニットとの間のピボットとによって支持される上昇位置に前記支持ホイールがあるように、支持ホイールは格納可能であってよく、支持アームの間において、互いに接近離間する横方向への移動が可能となる。
各ティータアームは、更に、支持ホイールが上昇位置にある時に、主枠が、側方ローラによって地面上で支持されるように、少なくとも1個のクランプローラを含んでよく、クランプローラは、例えば、約5mmの最小離間を保つことでクランプと地面との接触を阻止する。支持ホイールが地面係合位置にある時に、側方ローラおよびクランプローラの両方が地面と接触しないようにしてもよい。
本発明の第2態様によれば、一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台が提供される。架台は、互いに概ね平行に延出する一対の横方向に間隔のあいた長手状支持アームと、その長手状アームの第1端を互いに結合させる交差支持体とを含む主枠と、各支持アームは、第2端側において支持ホイールと結合され、交差支持体と結合される駆動ユニットと、駆動ユニットは、主枠が支持ホイールおよび操舵可能駆動ホイールによって支持されるように、操舵可能駆動ホイールを含み、各支持アームと結合されるティータアームと、各ティータアームと対応する支持アームとの間において、ティータアームが支持アームに対して相対的に上昇および下降させられるのを可能にするように構成される連結装置と、スキッドによって地面上で支持されたヘリコプタに対して架台がもたらされた後に、ヘリコプタスキッド夫々と係合するように、各ティータアームと結合される少なくとも1個のクランプとを含む。
本発明の第2態様の効果としては、ティータアームが主枠に対して相対的に上昇および下降させられ得るので、主枠は、ヘリコプタを持ち上げるために、高さを変える必要がなく、比較的簡易であることが可能である。むしろ、架台は、支持アームがヘリコプタスキッドを包囲し、且つ、ティ−タアームが地面高さまで下降させられる位置へ駆動されてもよい。次に、クランプが開放させられ、且つ、支持アームが、クランプがスキッドと係合するまで、スキッドへ向けてもたらされてもよい。次に、クランプは、クランプをスキッドに固定させるために、スキッドの上方で閉鎖されてもよい。次に、ティータアームは、ヘリコプタを持上げるために、上昇させられてもよい。有利には、本発明の第2態様の実施形態において、架台がスキッドと整列させられず、或いは、スキッドが互いに正確に平行ではない(即ち、ヘリコプタのスキッドが、「トウイン」または「トウアウト」である)時に、クランプが、ヘリコプタスキッドと精確に配置されるのを可能にするために、ティータアームは、支持アームと相対回転させられる。
各連結装置は、支持アームと結合される直立ポストを含んでよく、各ティータアームは、ティータアームがポストの周りを回転して、ティータアームが、対応する支持アームと整列させられ、或いは整列させられないようにするように、ポストと結合される。連結装置は、更に、ティータアームをポストの軸に沿って持上げるために、ジャッキを含む。
各ティータアームは、ティータアームに沿って間隔があいた、連結装置のいずれかの側方に配置される少なくとも一対のクランプを支持してもよい。
各クランプは、更に、クランプローラを含み、ティータアームが下降させられた時に、ローラが地面と係合し、クランプと地面との間における最小離間を保ち、ティータアームが支持アームの長手軸と直角に上昇および下降させられる際に、クランプが破損するのを阻止してもよい。
支持アームは、第1端において、支持アームの軸を横断して延出し、交差支持体の管状端内で摺動するように構成される短脚インサートと結合されてよく、交差支持体は、更に、交差支持体内における短脚インサートの摺動が、支持アーム間の距離を調整するように、短脚インサートを内方および外方へ摺動させるように構成されるラムを含む。
各支持ホイールは、ホイールが支持アームと概ね平行に動く第1形態と、ホイールが支持アームと概ね直角に動く第2形態との間で回転可能であってもよい。
本発明の第3態様によれば、一対の横方向に間隔のあいた概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台が提供される。架台は、互いに概ね平行に延出する一対の横方向に間隔のあいた長手状支持アームと、長手状アームの第1端を互いに結合する交差支持体とを含む主枠と、各支持アームは、第2端側において支持ホイールと結合されており、スキッドによって地面上で支持されるヘリコプタに対して架台がもたらされた後に、ヘリコプタスキッド夫々と係合するために、各支持アームと結合される少なくとも1個のクランプと、交差支持体と結合される少なくとも1個の操舵可能駆動ホイールとを含む。主枠は、交差支持体と駆動ユニットとの間において、支持ホイールおよびピボットによって支持される。また、各支持ホイールは、ホイールが支持アームと概ね平行に動く第1形態と、ホイールが支持アームと概ね直角に動く第2形態との間で回転可能であってもよい。
本発明の第3態様の効果としては、第1形態にある時に、搬送架台は、支持アームと概ね平行に延出する方向に、支持されたヘリコプタを搬送するために使用されてもよい。操舵可能駆動ホイールは、ヘリコプタが回転させられるのを可能にし、また、駆動ホイールが支持ホイールに対して相対的に90度回転させられるならば、ヘリコプタは、極めて小さい回転円を回転させられ、実質的にその場で回転する。第2形態にある時には、駆動ホイールを支持ホイールと整列させることにより、ヘリコプタは、側方へ操作させられることができる。軌跡の僅かな変化は、駆動ホイールを支持ホイールに対して相対的に、たとえば最大でプラスマイナス5度だけ回転させることにより達成される。
駆動ユニットは、更に、操舵可能駆動ホイールを駆動させるように構成される出力モジュールを含んでもよい。
搬送架台は、更に、有線または無線通信リンクを介して、駆動ユニットと結合される制御パネルを含んでよく、制御パネルは、操作者が、操舵可能駆動ホイールの方向および速度を制御するのを可能にするように構成される制御手段を含む。
本発明の実施形態に係る搬送架台は、地面上を、停止しているヘリコプタまで容易に移動させられることができ、また更に、架台が、前方からまたは後方からヘリコプタに対してもたらされた時に、概ねスキッド夫々の外方と平行に、支持アームを並べるように、操作されることができる。クランプは次に、スキッドを支持体と係合およびククランプさせると共に、スキッドを地面から持上げるように操作される。次に、架台は、ヘリコプタを所要の新位置へ、例えば格納庫の内部へ移動させるために、駆動ホイールによって出力が提供されて、地面上を移動させられることができる。
本発明を一例としてのみ添付の図面を参照して以下に説明する。
本発明の第1実施形態に係る搬送架台の上方からの部分斜視図。 主枠から切り離された、図1の搬送架台の駆動ユニット下方を示す拡大斜視図。 第1形態におけるティータアームと、ティータアームと支持アームおよび支持ホイールとの連結を示す図1の搬送架台の部分図。 第2形態におけるティータアームと、ティータアームと支持アームおよび支持ホイールとの連結を示す図1の搬送架台の部分図。 スキッド装備ヘリコプタを支持する図1の搬送架台を示す図。 第1および第2形態夫々において、本発明の第2実施形態に係る搬送架台を示す側面図。 第1および第2形態夫々において、本発明の第2実施形態に係る搬送架台を示す側面図。 図6および図7の搬送架台を示す平面図。
次に、図面を参照して、本発明に係るヘリコプタ搬送架台の第1実施形態を説明する。図1の斜視図から分かるように、搬送架台は、上方から見た時に略U字形状である主枠2を含む。主枠2は、一対の概ね平行な長手状支持アーム4と、交差支持体6とを含む。支持アーム4はその第1端において、短脚インサート5を介して交差支持体6と結合される。その短脚インサート5は、交差支持体6の端部から入れ子式に伸縮するように、交差支持体6内において交差支持体6と平行に摺動するように構成されている。短脚インサート5は、図1では見ることはできないが、図5では見ることができる。短脚インサート5はブラケット7を介して支持アーム4と結合されており、それにより、短脚インサート5は支持アーム4から、約90度で延出する(また、支持アーム4も同様に、交差支持体6に対して90度で延出する)。交差支持体6は、少なくともその端部分において管状であり、短脚インサート5は、内方および外方へ摺動できるように、交差支持体6の端部まで延出する。交差支持体6は更に、短脚インサート5を内方および外方へ移動させるように、各短脚インサート5夫々に作用するように構成される内部液圧ラム(図示なし)を内包している。当業者であれば理解できるように、短脚インサート5を交差支持体6内で摺動させるために、他の周知の機構が用いられてもよい。各短脚インサート5は、その他のものとは独立して移動させられてもよい。短脚インサート5の移動により、支持アーム4間の間隙を調整し、支持アーム4をヘリコプタのスキッドに対して接近または離間するように移動させ、且つ、様々な寸法のヘリコプタを収容するのが可能になる。
交差支持体6は、ピボット10によって駆動ユニット8と結合される。それ故、主枠2と駆動ユニット8とは、ピボット10の軸周りを相対的に枢動することが可能である。ピボット10の軸は、支持アーム4の長手軸と概ね平行であり、ピボット10は、支持アーム4の間の略中央に配置されている。
支持アーム4はそれらの第2端において、支持ホイール12によって支持される。各支持アーム4は、一対の結合された平行な支持ホイール12によって支持されてもよい。図2を参照すると、駆動ユニット8は、操舵可能駆動ホイール14と、自由回転するキャスタホイール16とによって支持される。本発明の代替実施形態において、キャスタホイール16は、第2従動ホイールによって置き換えられてもよい。操舵可能駆動ホイール14および自由回転するキャスタホイール16は、主枠2からピボット10へ伝達される重量を支持するために、ピボット10の両側に配置される。それ故、主枠2は、三角形となるように間隔のあいた3点、即ち、各支持アーム4と結合される支持ホイール12、および主枠2と駆動ユニット8との間のピボット10によって支持される。主枠2と駆動ユニット8との間のピボット10は、駆動ユニット8が、平らでない地面に適応するために、いずれの車輪も地面との接触から離れることなく、主枠2と相対回転するのを可能にする。効果的には、駆動ユニット8が主枠2に対して相対的に枢動する時に、操舵可能駆動ホイール14およびキャスタ16の一方が、主枠2の平面に対して相対的に上方に傾き、且つ、他方が下方へ傾くが、いずれもホイールも、駆動ユニット8に対して相対的に移動しない。ピボット10のおかげで、平らでない地面のときには、主枠2は、捩れ力を受けることなく、その結果、このような力がヘリコプタのスキッドに伝達されることがない。
図1に戻り参照すると、各支持アーム4は、直立ポスト18と結合される。次に、ティータ(teeter)アーム20が、各ポスト18と結合される。ティータアーム20は、長手状であり、ポスト18のいずれかの側方においてポスト18から延出し、支持アーム4と概ね平行に延びるが、ポスト18の周りを、支持アーム4と相対回転することができる。ジャッキ22は、各支持アーム4上において、ティータアーム20を支持アーム4に対して相対的に上昇または下降させるために設けられる。ティータアーム20が上昇または下降させられる時に、ポスト18への継手は、ポスト18に沿って摺動する。各ティータアーム20は更に、間隔のあいた第1および第2クランプ24を含む。当然のことながら、本発明の代替実施形態において、ヘリコプタの重量を分配するために、ティータアームに沿って離間したあらゆる数のクランプがあってもよい。例えば、各ティータアームに沿って分散させられる4個または6個のクランプがあってもよい。
クランプ24は、スキッドと係合するように構成される。各クランプ24は、固定ジョー23及び可動ジョー25を含む。ヘリコプタのスキッドが地面の上に静置されているときに、各クランプ24のジョーは、スキッドに到達すると共に部分的にスキッド上を横切り次にクランプジョーがそのスキッドを包囲するために閉鎖されるように構成される。クランプ24は更に、ティータアーム20が完全に下降させられた時に、地面に沿って回転するように構成されるクランプローラ26を含む。クランプローラ26は、固定ジョー23と結合される。従って、ティータアーム20が下降させられた時に、ローラ26は、ティータアーム20を地面から離間させて、支持アーム4間の平らでない面に適応し、クランプ24が地面にぶつかるのを阻止するために、固定ジョー23の下縁の下方に、約5ミリメートルの地面間隙を許容する。クランプローラ26は、金属ピンの周りで回転するように構成されるナイロン製スリーブから形成される。当該ローラは主枠2やヘリコプタの重量を支持しないので、それらが別個の軸受を含む必要はない。クランプローラ26が磨耗したとき、クランプ24と地面との間の所定の離間を保つように、クランプ24とクランプローラ26との相対的な位置が調整されてもよい。
ヘリコプタを持上げる手順は、次のとおりである。最初に、支持アーム4がスキッドと概ね平行でスキッドの外側に配置されるような位置へ、架台が移動させられる。支持アーム4間の間隙は、クランプ24がヘリコプタのスキッドに接近して配置されるように、調整されてもよい。次に、ヘリコプタスキッドと係合すると共にクランプの破損を阻止するために地面から離れた状態を保つための正しい高さにクランプ24があるように、クランプローラ26が地面と接触するまで、ティータアーム20が下降させられる。次に、各クランプ24が開放させられる。固定ジョー23は静止したままで可動ジョー25が液圧ラムによって上方に持上げられる。従って、固定ジョーは、ヘリコプタスキッドに対向する開放口を提供する。次に、固定ジョー23がスキッド外面と係合するまで短脚インサート5を交差支持体6まで格納させることにより、支持アーム4(ひいては、ティータアーム20およびクランプ24)はスキッドへ向けて内方へ移動される。両支持アーム4を一度に一回だけ移動させることが好ましい。ティータアーム20に取り付けられた各クランプ24の固定ジョー23がスキッドの外縁と接触すると、可動ジョー25は、スキッドがクランプのジョーによって実質的に包囲されるように、閉鎖させられる。ヘリコプタが地面に静置されている時、ヘリコプタの重量はスキッドの下側に沿って延びる磨耗ストリップを介して地面に伝えられる。磨耗ストリップは、スキッドの直径の約8分の1を含む。閉鎖させられた時のクランプ24はスキッドを完全に取り囲まない。むしろ、上方および下方に間隙が残され、これにより、クランプ24を閉鎖させる動作が当該ジョーの先端をスキッドの下方へ無理やり押し込まないことを確実にする。次に、ティータアーム20が上昇させられ、ヘリコプタの重量が磨耗ストリップを介してクランプにひいては架台へ伝達されるように、スキッドの下方のクランプのジョーの先端が磨耗ストリップと接触する。クランプが、ヘリコプタの重量を地面上で支持するように構成されたスキッド部分に作用するので、ヘリコプタスキッドが破損するおそれが低減される。
ティータアーム20はクランプ24間の中心位置において支持アーム4と結合されているので、支持アーム4は、駆動ユニット8から最も離れたティータアーム20端部よりも短くてもよい。即ち、ティータアーム20は、支持アーム4および支持ホイール12の端部よりも、駆動ユニット8から遠くへ延出してもよい。更に、駆動ユニット8はより小さく、また特に、以前からのヘリコプタ搬送架台よりも短いので、駆動ユニット8は、使用に際して、ヘリコプタの下方からより遠くに、且つスキッドのより近くに配置することができ、支持アーム4の全長を更に減少させる。本発明の一実施形態において、架台の全長は、約4メートルであるが、当然のことながら、架台の寸法は、持上げられるヘリコプタの種類の寸法に応じて変化してもよい。支持アーム4の全長の減少は、架台の全体寸法の減少に役立つ。更に、架台が搬送のために分解させられた時に、支持アーム4が短いほど、より小さい枠組み箱に架台の部品全てを入れるのが可能になる。上述されるように、短脚インサート5は、ブラケット7によって、支持アームに固定される。これにより、また、架台が搬送のために分解させられた時により小さくなるのを可能にする。
上述されたように、支持アーム4間の間隙は、交差支持体内において、液圧アームの作用下で、短脚インサート5を交差支持体6に対して内外へ摺動させることにより、各支持アーム4を独立して移動させることで、調整されてもよい。ヘリコプタに対する係合及び持上げのために、ティータアーム20の間隙がヘリコプタスキッドの外側間の間隙よりも大きくなるように、支持アーム4間の間隙は増加させられる。次に、支持アーム4ひいてはティータアーム20がヘリコプタの外部の周りでヘリコプタスキッドと概ね平行となるように、架台をヘリコプタの周りで駆動させて前方または後方のいずれかから接近させる。
次に、ティータアーム20は、クランプ24と地面との最小隔離を保ちローラ26が地面と接触するようになるまで、ジャッキ22を操作することによって下降させられる。次に、支持アーム4が接近させられ、且つ、クランプ24の固定ジョー23が、クランプが開放位置にある状態で、スキッドまで配置されると共に接触するように、支持アーム間の間隙が減少させられる。ティータアーム20およびスキッドが不整列の時には、ティータアーム20は、不整列が正され、且つ、クランプ24がスキッドに接近して配置されるように、ポスト18の周りを回転できる。次に、クランプ24の可動ジョー25が、ヘリコプタスキッドの周りで閉鎖させられ、且つ、ティータアーム20が上昇させられることにより、ヘリコプタが持上げられる。
図5を参照すると、本発明の実施形態に係る搬送架台によって地面から持上げられたヘリコプタ28が示されている。スキッド30はクランプ24と係合され、ティータアームは、スキッド30が地面ともはや接触しておらず、また、ヘリコプタ28の重量が、スキッドを介してクランプ24に更に架台の主枠2に伝達されるまで上昇させられる。ティータアーム20を支持アーム4と相対回転させる機能は、架台が様々なヘリコプタスキッドの形態、例えば、「トウイン」または「トウアウト」スキッドに自動的に適応するのを可能にする。更に、搬送架台がヘリコプタとの整列から、例えば20度も外れているならば、ティータアームは、自動的にこれに適応する。不整列のままヘリコプタが地面から離れて持上げられると、ティータアーム20はヘリコプタが支持アーム4と整列させられるまで、ポスト18の周りをゆっくりと回転する。ヘリコプタが回転している間に、スキッドは、クランプ24内において、僅かに移動してもよい。
次に、図3を参照すると、第1形態における支持アーム4の支持ホイール12が示されている。第1形態において、支持ホイール12は、支持アーム4と概ね平行に動くように、所定位置に固定される(即ち、支持ホイール12の回転軸は、支持アームの長手軸と直交する)。第1形態は、搬送架台が、後方および前方へ(即ち、支持アームの軸と平行に)駆動させられると共に、従動ホイール14を駆動ユニット8の下方で回転させることにより操舵されるのを可能にする。キャスタホイール16は、必要に応じて、自由に連続回転し、駆動ユニット8の第2端を支持するようにのみ作用する。操舵可能従動ホイール14は、ヘリコプタ尾部との衝突を回避するために、駆動ユニットの中心部分の高さを減少させるように、駆動ユニットの一方側に配置される。ホイール14用の駆動装置は、モータと、歯車箱と、チェーンを介してホイール14を駆動させる別個の出力操舵モータを備えた制動装置を含む。駆動装置構成部品は、図2に示されるように、垂直スタック32内に収容される。
第1形態において、駆動ホイール14は、いずれの方向に駆動されてもよく、また、架台を回転させられるように、自由回転させられてもよい。即ち、駆動ホイール14は、360度まで回転させられるとともに、いずれの方向に駆動されてもよく、これにより、搬送架台が、いずれかの方向へ滑らかに回転させられると共に、連続した滑らかな移動において、前方から逆方向へ動くように変えられるのが可能となる。駆動ホイール14が支持アーム4の長手軸に対して相対的に90度回転させられ得るので、搬送架台は、密接した旋回円で回転することができ、実質的に、支持されたヘリコプタをその場で回転させる。
図4を参照すると、第2形態における支持アーム4の支持ホイール12が示されている。第2形態において、支持ホイール12は、支持アーム4に対して概ね直角に動くように所定位置に固定される。図1に示されるように、各支持ホイール12は、ジョー36に固定結合され、更には、支持アーム4と枢動可能に結合される。液圧式ジャッキ38が、ホイール12を第1形態と第2形態との間で回転させる(即ち、支持ホイール12の回転軸を変化させる)ために、機構に作用するように設けられる。
第2形態において、支持ホイール12が支持アーム4を支持しながら交差支持体6は、支持アーム4を互いに接近させ、或いは、支持アーム4を互いに離間させるために、長さが調整される。更に、支持ホイール12が第2形態にある時には、従動ホイール14もまた支持アーム4の軸に対して概ね直角に動くように回転させられてよく、それにより、架台、ひいては支持されたヘリコプタが、側方へ搬送されるのが可能となる。ヘリコプタを側方へ搬送させるときには、従動ホイールは、ヘリコプタの軌跡を調整するために、僅かに、例えばプラスマイナス5度、好適には、1〜2度だけ、操舵されてもよい。
図示されていないが、本発明の搬送架台は、駆動ユニット8とアンビリカルケーブルを介して結合された制御パネルを使用して歩行操作者によって制御されてもよい。或いは、架台は、無線通信リンクを介して架台を制御する制御パネルを使用して、無線制御されてもよい。当業者にとって公知の適当な無線通信プロトコルおよび制御技術を使用することができる。制御パネルは、操作者が、従動ホイール14の方向および速度、支持ホイール12の第1および第2形態間における配向、ヘリコプタ周りにおける支持アーム4の収縮および拡張、ポスト18に沿ったティータアーム20の上昇および下降、およびクランプ24の操作を制御するのを可能にする。好適には、従動ホイール14は、電気モータによって駆動され、且つ、残りの構成部品は、液圧により出力が与えられる。モータ用蓄電池、液圧出力パックおよび関連する弁、および電気構成部品は、駆動ユニット8の本体内に配置される。駆動ユニット8は、更に、折りたたみ式乗車プラットフォーム34を含んでよく、操作者が架台上に立つのを可能にする一方で、ヘリコプタと並んで歩行するのに代えて、ヘリコプタを搬送する。
本発明の実施形態に係るヘリコプタ搬送架台は、あらゆる種類のスキッド装備ヘリコプタに対する地上移動取扱ユニットとして利用することができる。本発明の実施形態に係るヘリコプタ搬送架台は、操作者に最小の労力で最大の制御を与え、最大積載量および操作者の両面について、最大の擁護をもたらすように構成されている。
駆動装置は、電気モータおよびギヤボックス(reduction box)から作られてよく、方向・比率組み合わせスイッチによって一体化速度制御基板を介して制御され、ユニットを、ゆっくりとした「カタツムリペース」から毎秒2.2メートル(時速5マイル)の歩行速度またはそれより高速の移動への調整が可能とされる。
支持体の幅調整は、典型的な入れ子式移動を使用した液圧式であってよく、各支持体は、「トウイン」または「トウアウト」のいずれであるにも拘わらずヘリコプタのスキッド夫々に概ね沿わされるように個々に制御されてもよい。回転するティータアームは、地面に対する支持アームの相対的な上昇に先立ち、スキッド夫々が、支持アームと係合させられると共に、堅固にクランプされるのを可能にする。
搬送架台の重要な点としては、搬送架台は、ヘリコプタの両側を下方へ移動させることにより、ヘリコプタを持上げることができ、中心から下にではなく、スキッドの外側において、前方または後方から接近できる。これは、2つの理由から行われる。先ず、安全上の観点から、このようにヘリコプタに接近し、ヘリコプタを持ち上げることにより、効果的に、主枠は、ヘリコプタスキッドの外側の周りに延出し、ヘリコプタの重心を取り囲む三角形のパターンの3点で支持される。これによりヘリコプタは、このような安定性を伴い支持されるので、迅速な旋回、および突然の方向転換であっても、安定性を失う恐れがなく実行される(構造的な状況の影響を受ける)。
第2に、ヘリコプタの操作者へ便宜をもたらす。本方法を用いることにより、カメラ、サーチライト、胴体フック、および兵器架台などの高価な付属物全てのために、操作ユニットによって生じさせられる破損の恐れがなく、便宜が図られることが可能となる。なぜならば、このような付属物は、通常は、スキッドの内部で支持されるからである。また、支持アームおよびティータアームおよびクランプの隔離調整の容易さは、架台が、自動的に様々な構成のヘリコプタと共に使用されるのを可能にする一方で、操作者の完全に見えるところで行われる。
次に、図6から図8を参照すると、本発明の第2実施形態に係る搬送架台が示されている。第1実施形態と概ね同じである第2実施形態の特徴は、100ずつ増加させられている符号によって特定されている。図6から図8に示される第2実施形態は、大部分が、図1から図5に示される第1実施形態と同じであり、また、支持アーム104および交差支持体106から形成される概ね類似する主枠102を示す。主枠102は、同じ形態の駆動ユニット108と結合される。相違点としては、以下に説明されるように、ヘリコプタの重量を持上げる方法にある。
第1実施形態では、ヘリコプタの持上げは、ティータアーム20を支持アーム4に対して相対的に持上げるジャッキ22によって達成されており、支持アーム4は地面上で静止高さに留まり、支持ホイール12によって支持される。しかしながら、第2実施形態では、ティータアーム120は、支持アーム104に対して相対的に上昇または下降させられない。第1実施形態について、ティータアーム120は、直立ポスト118周りにおけるピボット連結を介して、支持アーム104と結合される。これにより、ティータアーム120が、主枠102の不整列および様々な構成のヘリコプタスキッドと適応するために、支持アーム104との整列から外れて回転するのを可能にする。しかしながら、ポスト118と結合するティータアーム120の中心点は、支持アーム104の高さに対して相対的に固定されたままである。即ち、ティータアーム120は、支持アームに対して相対的に上昇および下降させられない。支持アーム104との結合はまた、図6および図7の比較から分かるように、また、以下に更に詳細に説明されるように、ティータアーム120の端部が、支持アーム104の長手軸に対して相対的に上方および下方へ傾動するのを可能にする。即ち、ティータアーム120は、2個の直交する軸、具体的には、支持アームおよび交差支持体によって画定される主枠の平面と直角な第1の概ね垂直な軸(垂直ポスト118)と、交差支持体と概ねへ移行な第2軸(以下に詳細に説明される)の周りでの枢動を可能にする継手を介して、支持アーム104と結合される。垂直ポスト118の周りにおける枢動範囲は、ティータアームと支持アームとの接触によって制限され、あるいは別の場合には、エンドストッパによって制限される。
ティータアーム120を持上げるために、各支持ホイール112は、液圧ラム150の作用により、上昇および下降するように構成される。具体的には、レバー152が、ピボット154において、支持アーム104と結合される。ピボット154の一方側において、支持ホイール112はレバー152と結合され、また、ピボット154の他方側は、液圧ラム150が結合される。液圧ラムの拡張または収縮は、レバー152を、ピボット154の周りで回転させて、支持ホイール112を上昇または下降させる。液圧ラム150の他端は、端管アセンブリ156を介して、支持アーム104と結合され、この端管アセンブリ156は、支持アーム104の周りに延出するスリーブを含む。端管アセンブリ156は、支持アーム104に対して相対的に上方および下方へ揺動し得るように、支持アーム104よりも大きい断面を有する。端管アセンブリ156は、ピボット158において、支持アームと結合されており、交差支持体106と平行に延出する。垂直ポスト(ひいては、ティータアーム120)は、端管アセンブリ156と堅固に固定される。その結果、端管アセンブリ156が、支持アーム104に対して相対的に上方または下方へ揺動したとき、ティータアーム120は、上述したように、支持アーム104に対して相対的に上方および下方へ枢動することができ、これにより、ティータアーム120は、以下に説明するように、支持ホイール112が上昇した時に、地面に対して精確に位置決めされることが可能となる。支持アーム104の周りにおける端管アセンブリ156の回転移動は、端管アセンブリ高さ調整ボルト162を手動調整することにより制限されてもよい。これは、ヘリコプタの重量が均等に持上げられることを確実にするために、前方または後方が重いヘリコプタに必要である。
図6は、ホイール112が、支持アーム104に対して相対的に持ち上げられた第1形態を示す。第1実施形態について、クランプ124には、クランプローラ126が設けられており、クランプ124を地面から離間させるように作用する。支持ホイールが上昇させられるにつれて、クランプローラ126は地面と係合し、クランプ124と地面との接触を阻止する。どのクランプローラ126が地面と最初に接触するかに応じて、端管アセンブリ156(ひいてはティータアーム120)は、各ティータアーム120の両方のクランプローラ126が地面と接触するまで、ピボット158の周りを回転してもよい。第1実施形態と異なり、(駆動ユニット108によって支持される重量部分以外の)主枠102の重量は、もはや、支持ホイール112によって支持されない。ホイール112が上昇させられた時に、重量は、側方ローラ160に伝達される。側方ローラは、荷重支持ローラであり、また、ポリウレタン製スリーブおよび金属製ボール軸受から形成され、付加的な潤滑剤が必要とされてもよい。ホイールが持上げられた時に、支持アームは、上述されたように、支持アーム104、また具体的にはクランプ124を、ヘリコプタのスキッドへもたらすために、交差支持体106内において、液圧ラムの作用により、接近させられることができる。クランプ124のヘリコプタスキッドへの連結は、第1実施形態と同じである。
クランプ124がヘリコプタスキッドと係合すると、支持ホイール112は下降させられ、これにより、ティータアーム120、ひいてはヘリコプタが、地面から持ち上がる。次に、搬送架台は、ホイール12が支持アーム4と平行に動く時に、第1実施形態と同じ方法で、自由駆動され得る。第1実施形態と異なり、ローラ126が地面と接触している時に、支持アーム104間の間隔調整が達成されるように、支持ホイール112が操舵可能である必要はない。しかしながら、特定の更なる実施形態において、図6から図8に示される搬送架台は、更に、ヘリコプタが側方へ駆動されるのを可能にするように、支持ホイール112が下降させられた時に、90度に亘り回転させられるのを可能にするように、変更されてもよい。
第2実施形態に係る搬送架台は、支持アームをヘリコプタスキッドと一致させるように、ヘリコプタスキッド上に載ると共に操縦されるヘリコプタへ駆動される。次に、クランプをスキッドと接近する状態にさせて、支持アームが、クランプと近接するティータアームのローラを回転させた状態で、支持ホイールが上昇させられると共に、交差支持体の入れ子式機構が作動させられる。クランプがスキッドと係合すると、支持ホイールが下降させられると共に、ヘリコプタがその新しい位置に搬送されることができる。
添付の特許請求の範囲から逸脱しない本発明の更なる改変および使用は、当業者であれば容易に理解される。

Claims (15)

  1. 一対の横方向に間隔をあけて概ね平行な支持スキッドを有するスキッド支持ヘリコプタ用の搬送架台であって、
    互いに概ね平行に延出する一対の横方向に間隔のあいた長手状支持アームと、該長手状アームの第1端を互いに結合させる交差支持体とを含む主枠であって、各支持アームが第2端側において支持ホイールと結合されている、前記主枠と、
    前記架台がスキッドによって地面上に支持されているヘリコプタに対してもたらされた後に、該ヘリコプタの対応するスキッドと係合するために、各支持アームと結合される少なくとも1個のクランプと、
    前記長手状アーム間に配置されるピボットにおいて前記交差支持体と結合される駆動ユニットとを備え、該駆動ユニットは、操舵可能駆動ホイールと、第2駆動ユニットホイールとを含み、該操舵可能ホイールおよび第2駆動ユニットホイールは、前記ピボットのいずれかの側方において、前記駆動ユニット内に配置されており、
    少なくとも第1形態にあるとき、前記主枠は、前記支持ホイール、及び、前記交差支持体と前記駆動ユニットとの間の前記ピボットによって支持される
    ことを特徴とする搬送架台。
  2. 前記第2駆動ユニットホイールは、自由回転するキャスタホイールを含むことを特徴とする請求項1に記載の搬送架台。
  3. 各支持ホイールは、該ホイールが前記支持アームに対して概ね平行に動く第1形態と、該ホイールが前記支持アームに対して概ね直角に動く第2形態との間で回転可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送架台。
  4. 前記支持アームは、前記支持アームの軸を横断して延出すると共に前記交差支持体の管状端内において摺動するように構成される短脚インサートと前記第1端において結合されており、前記交差支持体は更に、前記短脚インサートの前記交差支持体内における摺動が、前記支持アーム間の距離を調整するように、前記短脚インサートを内方および外方へ摺動させるように構成されるラムを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の搬送架台。
  5. 各支持アームと結合され、前記クランプを支持するティータアームと、
    各ティータアームと対応する支持アームとの間の連結装置であって、該ティータアームが前記支持アームに対して相対的に上昇および下降させられるのを可能にするように構成される前記連結装置とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の搬送架台。
  6. 各連結装置は、前記支持アームと結合される直立ポストを含み、各ティータアームは、該ティータアームが前記ポストの周りを回転して、該ティータアームを前記対応する支持アームと整列させるか或いは整列から外すように前記ポストと結合され、前記連結装置は更に、前記ティータアームを前記ポストの軸に沿って持上げるジャッキを含むことを特徴とする請求項5に係る搬送架台。
  7. 各ティータアームは、前記ティータアームに沿って間隔をあけて前記連結装置のいずれかの側方に配置される少なくとも一対のクランプを支持することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の搬送架台。
  8. 各クランプは更にクランプローラを含み、前記クランプローラは、前記ティータアームが下降させられた時に、対応するクランプよりも先に地面と係合して前記クランプと地面との最小離間を保つことで、前記ティータアームが前記支持アームの長手軸に対して直角に摺動する際に、前記クランプの破損を阻止することを特徴とする請求項7に記載の搬送架台。
  9. 各支持アームと結合され前記クランプを支持するティータアームと、
    各ティータアームと対応する支持アームとの間の連結装置であって、該支持アームと結合される直立ポストを含む前記連結装置を更に備え、各ティータアームは、該ティータアームが前記ポストの周りを回転して、該ティータアームを、対応する支持アームと整列させるか或いは整列させないように、該ポストと結合されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送架台。
  10. 各ティータアームは、該ティータアームに沿って間隔をあけて前記連結装置のいずれかの側方に配置される少なくとも一対のクランプを支持することを特徴とする請求項9に記載の搬送架台。
  11. 前記搬送架台が第1形態にある時に、前記支持ホイールは、前記主枠が、前記支持ホイールおよび該主枠と前記駆動ユニットとの間の前記ピボットによって支持される地面係合位置にあり、且つ、前記搬送架台が第2形態にある時に、前記支持ホイールは、前記主枠が、前記支持アームと結合された側方ローラおよび該主枠と前記駆動ユニットとの間の前記ピボットによって支持される上昇位置にあるように、前記支持ホイールは格納可能であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項9、請求項10のいずれか一項に記載の搬送架台。
  12. 各クランプは更にクランプローラを含み、前記支持ホイールが前記上昇位置にある時に、前記クランプローラは、前記クランプと地面との最小離間を保ち、前記支持アームが互いに接近離間する際に前記クランプの破損を阻止するために、対応するクランプよりも先に地面と係合することを特徴とする請求項9、または請求項9に従属するいずれかの請求項に記載の搬送架台。
  13. 前記支持ホイールが前記地面係合位置にある時に、前記クランプローラは、地面と接触していないことを特徴とする請求項12に記載の搬送架台。
  14. 前記駆動ユニットは更に、前記操舵可能駆動ホイールを駆動させるように構成される出力モジュールを含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の搬送架台。
  15. 有線または無線通信リンクを介して、前記駆動ユニットと結合される制御パネルを更に備え、該制御パネルは、操作者が、前記操舵可能駆動ホイールの方向および速度を制御可能にするように構成される制御手段を含むことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の搬送架台。
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