JP2013258141A - 自動車ヘッドライト筐体の放熱 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車ヘッドライトの光源電球から発生する熱をヘッドライトの筐体から外部に効率良く放出するために、熱伝導率を高めたヘッドライトのプラスチック筐体を供給する。
【解決手段】ヘッドライトの筐体の熱伝導率を良くするためには、プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入し、その混入物をプラスチック成形機により成型して出来たプラスチックペレット(3)を、再度プラスチック成型して出来た筐体(4)は、熱伝導率の良いプラスチック筐体として造り出すことが出来、LED電球(5)の熱を外部に放出することが出来る。
また、そのようにして、製造された電子機器筐体(4)に熱放射性の高い塗料を塗ったり、筐体(4)を二重構造にしてフィン(9)を取りつけることにより、熱伝導率のみならず熱放射率を高めることが出来る。
【選択図】なし
【解決手段】ヘッドライトの筐体の熱伝導率を良くするためには、プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入し、その混入物をプラスチック成形機により成型して出来たプラスチックペレット(3)を、再度プラスチック成型して出来た筐体(4)は、熱伝導率の良いプラスチック筐体として造り出すことが出来、LED電球(5)の熱を外部に放出することが出来る。
また、そのようにして、製造された電子機器筐体(4)に熱放射性の高い塗料を塗ったり、筐体(4)を二重構造にしてフィン(9)を取りつけることにより、熱伝導率のみならず熱放射率を高めることが出来る。
【選択図】なし
Description
この発明は、自動車ヘッドライトの光源電球から発生する熱をヘッドライトの筐体から外部に効率良く放出するために、ヘッドライトのプラスチック筐体の熱伝導率を高めるものである。
自動車のヘッドライトにはLED電球が使用されているが、LED電球はその入力電力の約85%が熱になると言われるほど、多くの熱が放出される。そのLED電球や、構成されている電子部品は熱を持つほど寿命が短くなるという欠点があり、そのためにLED電球の熱を外に放出する必要性が出てきている。
しかしながら、自動車ヘッドライトの筐体はプラスチックで造られており、プラスチックは熱放射率は比較的高いが、熱伝導率が極めて低いため発生する熱の筐体部分での熱伝導が不十分となり、従来の手法ではLED電球で発生した熱を外に放出する能力は充分とは言えなかった
しかしながら、自動車ヘッドライトの筐体はプラスチックで造られており、プラスチックは熱放射率は比較的高いが、熱伝導率が極めて低いため発生する熱の筐体部分での熱伝導が不十分となり、従来の手法ではLED電球で発生した熱を外に放出する能力は充分とは言えなかった
本発明は、自動車ヘッドライトのプラスチック成型品の熱伝導率を高めることを目的とするものである。
このような目的を達成する本発明は、自動車ヘッドライトのプラスチック成型品に熱伝導率の良い素材を混入させて、プラスチックの熱伝導率を高めようとしたものである。
請求項1のように自動車ヘッドライトのプラスチック筐体に熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材を混入して熱伝導率の良いプラスチック成型材料を造り、更にその材料をプラスチック成型方法により成型された電子機器の筐体は、熱伝導率が良く、ヘッドライトの熱を外部に放出する能力が向上した。
ちなみに、本発明の効果を試験するために、ポリカーボネート樹脂の板を電球を熱源として暖めた場合に、その板の熱源の反対側の温度を測定する試験を行ったが、ポリカーボネート樹脂に熱伝導性の良い素材を混入しなかった場合の温度は82℃であった結果に比べ、熱伝導性の良い素材を30wt%混入した板の場合は86℃となり、熱伝導率の改善の効果が見られた。
ちなみに、本発明の効果を試験するために、ポリカーボネート樹脂の板を電球を熱源として暖めた場合に、その板の熱源の反対側の温度を測定する試験を行ったが、ポリカーボネート樹脂に熱伝導性の良い素材を混入しなかった場合の温度は82℃であった結果に比べ、熱伝導性の良い素材を30wt%混入した板の場合は86℃となり、熱伝導率の改善の効果が見られた。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入し、その混入物を押出成形機により一体化したプラスチックペレット(3)を成型する。本発明の基本となるプラスチックペレット(3)は以上の様な方法で製造し、そのプラスチックペレット(3)を射出成型によりヘッドライトの筐体(4)を射出成型方法にて製造する。本発明は、以上の様な方法で製造される。
プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入して行う製造方法においては、射出成型で行う他に、他のプラスチック成型方法で行っても良い。
プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入し、その混入物を押出成形機により一体化したプラスチックペレット(3)を成型し、そのプラスチックペレット(3)を射出成型により製造された筐体(4)に熱放射性の高い塗料を塗ることにより、比較的高かった筐体(4)の熱放射特性を更に高めることが出来る。
プラスチック原料(1)と熱伝導率の良い窒化アルミニウムや炭化ケイ素、炭化アルミニウム(アルミナ)、カーボン、などの素材(2)を混入し、その混入物を押出成形機により一体化したプラスチックペレット(3)を成型し、そのプラスチックペレット(3)を射出成型により製造された筐体(4)の外側にケース(7)を設けて筐体(4)を二重構造にし、その空隙部分(8)にヒートシンクを(9)を取りつけて筐体(4)の放熱特性を更に高めることが出来る。
1 プラスチック原料
2 熱伝導率の高い素材
3 本発明の基本となるプラスチックペレットの構成図
4 プラスチックと熱伝導率の高い素材とが混合されたプラスチック筐体
5 LED電球
6 ヘッドライト前面(透明樹脂)
7 外側ケース
8 プラスチック筐体の外側空隙部
9 ヒートシンク
2 熱伝導率の高い素材
3 本発明の基本となるプラスチックペレットの構成図
4 プラスチックと熱伝導率の高い素材とが混合されたプラスチック筐体
5 LED電球
6 ヘッドライト前面(透明樹脂)
7 外側ケース
8 プラスチック筐体の外側空隙部
9 ヒートシンク
Claims (4)
- プラスチックと熱伝導率の良い素材を混入し、その混入物を射出成型により成型したことを特徴とする自動車ヘッドライトの筐体。
- プラスチックと熱伝導率の良い素材を混入し、その混入物を熱硬化性樹脂の成型方法によりによる成型した自動車ヘッドライトの筐体。
- プラスチックと熱伝導率の良い素材を混入し造られた混合物を、成型加工して製造した筐体に熱放射性の高い塗料を塗ることにより一体化したことを特徴とする自動車ヘッドライトの筐体。
- プラスチックと熱伝導率の良い素材を混入し造られた混合物を、成型加工して製造した筐体を二重構造にし、その空隙部分にヒートシンクを取りつけて一体化したことを特徴とする自動車ヘッドライトの筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013110336A JP2013258141A (ja) | 2012-05-10 | 2013-05-08 | 自動車ヘッドライト筐体の放熱 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012121322 | 2012-05-10 | ||
JP2012121322 | 2012-05-10 | ||
JP2013110336A JP2013258141A (ja) | 2012-05-10 | 2013-05-08 | 自動車ヘッドライト筐体の放熱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013258141A true JP2013258141A (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=49954383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013110336A Pending JP2013258141A (ja) | 2012-05-10 | 2013-05-08 | 自動車ヘッドライト筐体の放熱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013258141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017538256A (ja) * | 2014-11-24 | 2017-12-21 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 耐結露性内部表面を有するエンクロージャ |
-
2013
- 2013-05-08 JP JP2013110336A patent/JP2013258141A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017538256A (ja) * | 2014-11-24 | 2017-12-21 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 耐結露性内部表面を有するエンクロージャ |
US10569493B2 (en) | 2014-11-24 | 2020-02-25 | Sabic Global Technologies B.V. | Enclosure with a condensation-resistant interior surface |
JP2021044257A (ja) * | 2014-11-24 | 2021-03-18 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 耐結露性内部表面を有するエンクロージャ |
JP7041732B2 (ja) | 2014-11-24 | 2022-03-24 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 耐結露性内部表面を有するエンクロージャ |
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