JP2013257300A - フロート式液面計 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素であり、さらにメンテナンスを容易に実施することができるフロート式液面計を提供することである。
【解決手段】滑車5から繰り出されるワイヤ8で吊されたフロート9を液面55に浮かべ、滑車5と一体に回転する回転軸61に指針25が取り付けられており、液位の変動に伴ってフロート9の高さが変動し、滑車5と共に回転軸61が回転して指針25が移動するフロート式液面計1において、回転軸61における、滑車5を固定した測定側部位3と、指針25を固定した表示側部位4とを、分割可能に結合する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タンク内の液量や、液位を計測するフロート式液面計に関するものである。
従来から、用途に応じて様々な形式の液面計が使用されている。例えば、複数の燃料タンクを備える船舶では、燃料タンク毎に液面計を設置する必要がある。燃料タンク毎に異なる種類の液面計を設置すると、取り扱い方法が異なるため、ユーザの負担が重くなる。よって、このような場合には、安価な同じ種類の液面計を採用するのが好ましい。
特許文献1に開示されたフロート式液面計は、滑車に巻き付けたワイヤにフロートを取り付け、滑車の回転軸を付勢する定トルクばねを設け、液に浮かぶフロートの重量と定トルクばねの付勢力とを均衡させている。よって、液面が下降すると液面と共にフロートも下降し、ワイヤが繰り出されて滑車が回転する。逆に液面が上昇すると、液面と共にフロートも上昇し、滑車が回転してワイヤが巻き取られる。
また、滑車の回転軸にはホイールが固定されている。このホイールには指針を固定した別のワイヤが取り付けられている。そして液位が変化し、液面と共にフロートが上下に移動して滑車が回転すると、ホイールも回転して指針が直線移動する。そして指針は、表示板上の目盛を指し示す。
このように特許文献1に開示されたフロート式液面計は構造が簡素であり、設置するのに手間が掛からないという利点を有する。
特開2007−170909号公報
ところで、特許文献1に開示されているフロート式液面計を含め、従来のフロート式液面計は、メンテナンス時には全ての部材を解体し、さらにメンテナンス完了後には、解体した各部材を組立て直さなければならない。具体的には、前述の定トルクばねだけをメンテナンスしたい場合であっても、フロート式液面計全体を解体しなければならない。すなわち、従来のフロート式液面計は、いかに構成が簡素であっても、メンテナンスとは無関係な箇所の部材まで解体し、さらに組立て直さなければならない。そのため、たとえ部分的なメンテナンスであっても、作業は非常に煩雑である。
そこで本発明は、構成が簡素であり、さらにメンテナンスを容易に実施することができるフロート式液面計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、液にフロートを浮かべ、当該フロートにより液位を検出するフロート式液面計であって、前記フロートを繋ぐ第一線材と、第一線材が巻回可能に接続された回転体と、回転体と一体に回転する回転軸と、回転軸に一定のトルクを付与する付勢手段と、液位を示す指針とを備え、回転体と指針は、所定の間隔を空けて回転軸に取り付けられており、前記回転軸は、軸本体と、軸線方向の中途に歯車機構からなる動力伝達部を有し、歯車機構を構成する歯車同士、あるいは、軸本体と歯車機構を構成する歯車とが、軸線方向に相対移動して、回転軸が回転体側と指針側に分割可能であることを特徴とするフロート式液面計である。
本発明のフロート式液面計では、歯車機構を構成する歯車同士、あるいは、軸本体と歯車機構を構成する歯車とが、軸線方向に相対移動して回転軸が回転体側と指針側に分割可能である。すなわちフロート式液面計における、回転体側の部位と、指針側の部位のいずれか一方を解体せずに、他方のみを解体することができる。
また、回転軸が分割可能であるにも関わらず、回転軸における、回転体側の部位から、指針側の部位へ確実に回転動力を伝達することができる。
そしてフロート式液面計の、回転体側と指針側とを個々にメンテナンスすることができる。よって、フロート式液面計の全体を解体せずに、メンテナンス対象部位のみを解体してメンテナンスすることができる。そのため、メンテナンス作業が容易となり、作業効率が向上する。
よって、本発明のフロート式液面計は、構成が簡素であり、さらにメンテナンスを容易に実施することができる。
本発明のフロート式液面計における第1線材としては、ワイヤ,紐,ロープ等の縒線や、単線を採用することができる。
請求項2に記載の発明は、前記動力伝達部が、遊星歯車機構を有したことを特徴とする請求項1に記載のフロート式液面計である。
本発明では、遊星歯車機構によって、動力伝達部をユニット化することができる。よって、動力伝達部の構成を簡素化することができる。
請求項3に記載の発明は、前記動力伝達部は、複数の遊星歯車機構が軸線方向に隣接配置されて構成されており、いずれかの遊星歯車機構において、回転軸が分割可能であることを特徴とする請求項1に記載のフロート式液面計である。
本発明では、複数の遊星歯車機構のいずれかにおいて、回転軸を回転体側と指針側に、分割することができる。
請求項4に記載の発明は、回転軸を貫通させる孔を有する固定板を有し、前記回転体を含む測定側部位と、付勢手段を含む部位と、指針を含む表示側部位が、前記固定板に個々に着脱可能に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフロート式液面計である。
本発明のフロート式液面計では、測定側部位,付勢手段を含む部位,表示側部位が、個々に固定板に着脱可能に固定されているので、メンテナンス時には、メンテナンス対象物が含まれる部位のみを解体してメンテナンスすることができる。また、メンテナンスされない部位は解体する必要がなく、メンテナンス完了時におけるフロート式液面計の組立作業を従来よりも簡略化することができる。
請求項5に記載の発明は、付勢手段は、定トルクばねで付勢されたホイールと、ホイールを回転可能に支持する支持部材と、ホイールと前記回転軸の間で動力を伝達する第2線材を有し、支持部材が固定板に着脱可能に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフロート式液面計である。
本発明のフロート式液面計では、付勢手段の支持部材が固定板に着脱可能に固定されているので、固定板から付勢手段のみを容易に取り外すことができる。そのため、測定側部位と表示側部位を解体することなく付勢手段のみをメンテナンスすることができる。
本発明のフロート式液面計は、フロート式液面計の全体を解体せずに、メンテナンス対象部位を含む部位のみを解体してメンテナンスすることができる。そのため、メンテナンスと無関係な箇所を解体せずに済む。
また、メンテナンス完了後は、当該解体した部位を組立てるだけでフロート式液面計を構成することができる。
本発明の実施形態に係るフロート式液面計の斜視図である。 図1のフロート式液面計の一部を破断した斜視図である。 図1のフロート式液面計の分解斜視図である。 回転軸部分の拡大斜視図である。 図4の回転軸部分を別の角度から見た拡大斜視図である。 図1のフロート式液面計の、指針側ユニットを取り外した状態の斜視図である。 (a)は動力伝達部を構成する遊星歯車機構の分解側面図であり、(b)は(a)の遊星歯車機構の一部を破断して示す正面図である。 (a)は、遊星歯車機構と共に動力伝達部を構成する歯車の簡略化した側面図であり、(b)は、同正面図である。 (a)は、駆動軸と動力伝達部とを結合した状態の側面図であり、(b)は、(a)における駆動軸と動力伝達部とを分離した状態の側面図であり、(c)は、(a)の遊星歯車機構を有する動力伝達部のスケルトン図である。 (a)は、図8の歯車とは別の歯車の側面図であり、(b)は、同正面図である。 (a)は、遊星歯車機構を1段備えた図9(a)とは別の動力伝達部と駆動軸の側面図であり、(b)は、(a)における駆動軸と動力伝達部とを分離した状態の側面図であり、(c)は、(a)の遊星歯車機構を有する動力伝達部のスケルトン図である。 (a)は、遊星歯車機構を2段備えた動力伝達部の分解側面図であり、(b)は、(a)の動力伝達部の組立側面図であり、(c)は、(b)の動力伝達部のスケルトン図である。 (a)は遊星歯車機構を2段備えた図12とは別の動力伝達部の分解側面図であり、(b)は(a)の動力伝達部の組立側面図であり、(c)は(b)の動力伝達部のスケルトン図である。
図1に示すように、フロート式液面計1は、液面55にフロート9を浮かべ、フロート9の位置(高さ)によって液面55の位置を検出するものである。
フロート式液面計1は、図2,図3に示すように測定側ユニット3(測定側部位),固定板2,駆動軸15(軸本体),付勢機構19(付勢手段),表示側ユニット4(表示側部位)を有する。測定側ユニット3と表示側ユニット4の間には固定板2が配置されている。駆動軸15は、固定板2を貫通している。付勢機構19は、固定板2における表示側ユニット4を配置した側に配置されている。
以下、各構成を順に説明する。
測定側ユニット3は、滑車5(回転体)、ワイヤ8(第1線材)、フロート9、ケース11、蓋13を有する。
滑車5は従来周知のものであり、溝状のワイヤ係合部6と、キー孔である軸孔10を有する。軸孔10は、正面視するとD字形状を呈する孔である。軸孔10は滑車5の回転中心に設けられており、詳しくは後述する駆動軸15が挿通されている。
ワイヤ係合部6には、ワイヤ8の一端が固定されている。ワイヤ係合部6は、ワイヤ8を巻き取る部位である。また、ワイヤ8の他端には、フロート9が固定されている。ワイヤ8の長さは、滑車5から、図1に示す貯留場(タンク54)の底に届く長さである。図1では、便宜上、タンク54の蓋の描写を省略し、タンク54の直上にフロート式液面計1を配置した状態を示している。
本実施形態では、フロート9は、一部が液面55から上方に出た状態で液に浮かぶ程度の比重を有する。そのため、フロート9が仮にワイヤ8から外れても、フロート9は沈まないので、容易に回収することができる。
ケース11は、円筒部11aと円形の平板部11bとを有し、平板部11bの周縁に円筒部11aが立設している。平板部11bの中心には孔28が設けられている。孔28の周囲には、円筒突出部12が一体固着されている。
ケース11には、蓋13が装着されている。すなわち、円筒部11a,平板部11b及び蓋13とで、滑車5を収容することができる内部空間が形成されている。
また、ケース11の円筒部11aには、筒状のワイヤ出入部14が設けられている。ワイヤ出入部14は、円筒部11aの接線方向にのびるように円筒部11aに一体固着されている。ケース11の内部空間と、ワイヤ出入部14の先端は連通している。
ケース11の内部空間には滑車5が配置されている。また、一端が滑車5に固定されたワイヤ8は、フロート9が固定された他端側からワイヤ出入部14を介してケース11の外部に取り出される。
ケース11の平板部11bには複数の固定孔29が設けられている。固定孔29は、ケース11(測定側ユニット3)を固定板2に固定するためのねじ孔である。
固定板2は、フロート式液面計1の基台であり、剛性を有する板部材である。固定板2の形状は、円形、四角形等を任意に選定可能であるが、本実施例では四角形を採用している。また、固定板2の材質には、金属(鉄、アルミニウム等)や樹脂等を採用することができる。
固定板2の中央には孔2a(駆動軸15が貫通する孔)が設けられている。
孔2aの周囲4箇所には、孔2bが等間隔で設けられている。この孔2bにケース11の固定孔29を位置合わせし、ねじ57が孔2bを貫通し、且つ、固定孔29に螺合すると、ケース11が固定板2に固定される。
また、孔2aの周囲3箇所には、3つの孔2cが等間隔で設けられている。この孔2cは、後述のギヤケース18を固定板2に固定するためのねじ58を螺合させるねじ孔である。すなわち、ねじ58がギヤケース18(足部18a)を貫通し、且つ、孔2cに螺合すると、固定板2にギヤケース18が固定される。
さらに、固定板2の下部には4つの孔2dが設けられている。この孔2dは、固定板2の下部に、詳しくは後述する付勢機構19(取付板20)を取り付けるためのねじ59を螺合させるねじ孔である。すなわち、ねじ59が、取付板20を貫通し、且つ、孔2dに螺合すると、固定板2に付勢機構19が固定される。
駆動軸15は、後述の回転軸61の一部を構成する。
図4に示すように、駆動軸15は、一端側(測定側ユニット3側)から他端側(表示側ユニット4側)へ順に、滑車固定部30,軸受固定部31,ワイヤ巻取部32,歯車固定部33を有する。
滑車固定部30は、駆動軸15の一方の端部に形成された横断面がD字形状を呈する部位であり、前述の滑車5の軸孔10にちょうど係合するキーとして機能する。
軸受固定部31は、軸受27を固定する部位である。すなわち、軸受固定部31には軸受27が固定されている。
ワイヤ巻取部32は、ワイヤ34(第2線材)を巻き取る部位である。ワイヤ34は、フロート9が固定されるワイヤ8(第1線材)とは別のワイヤであり、後述の付勢機構19に含まれる部材である。
歯車固定部33は、駆動軸15の他方の端部に形成された横断面がD字形状を呈する部位であり、キーとして機能する。駆動軸15の歯車固定部33は、後述の歯車35aを固定する部位である。
図2,図6に示すように、付勢機構19は、取付板20,定トルクばね21,主ホイール22b,副ホイール23b,ワイヤ34等を有する。
取付板20は薄板状の部材であり、固定板2にねじ固定されている。
取付板20には支軸22a,23aが立設されている。支軸22aには主ホイール22bが装着されている。主ホイール22bは、支軸22aで貫通されて支持されており、支軸22aを中心に円滑に回転可能である。同様に、支軸23aには副ホイール23bが装着されている。副ホイール23bは、支軸23aで支持されて円滑に回転可能である。主ホイール22bは、ワイヤ34を巻き取る巻取部36と、ばね係合部37とを有する。副ホイール23bは、ばね係合部38を有する。
主ホイール22bのばね係合部37と、副ホイール23bのばね係合部38は、定トルクばね21で接続されている。定トルクばね21は、主ホイール22bと副ホイール23bに常時一定のトルクを生じさせる。
付勢機構19の主ホイール22bの巻取部36と、駆動軸15のワイヤ巻取部32とは、ワイヤ34で接続されている。すなわち、ワイヤ34には定トルクばね21によって一定の張力が作用している。また駆動軸15には、ワイヤ34を介して所定のトルクが付与されている。仮に駆動軸15が回転すると、主ホイール22b及び副ホイール23bも回転し、ワイヤ34が主ホイール22bの巻取部36に巻き取られ(又は主ホイールの巻取部36から繰り出され)、定トルクばね21によってワイヤ34に作用する張力は一定に保たれる。
図3に示すように、表示側ユニット4は、動力伝達部7a、ギヤケース18、目盛板24、指針25、透明ケース26等を有する。
動力伝達部7aは、図4に示す歯車35aと、遊星歯車機構16とを、図5に示すように係合させて構成されている。動力伝達部7aは、前述の駆動軸15と共に回転軸61を構成する。
図4,図8(a),(b)に示すように、歯車35aの回転中心(軸線62)には係合孔43aが設けられている。歯車35aの係合孔43aは、駆動軸15の歯車固定部33をちょうど挿入することができるD字形状の開口を有する。すなわち、係合孔43aはキー孔である。
図7(a)に示すように遊星歯車機構16は、内歯車39,複数(3〜8個)の遊星ギヤ40,サンギヤ41の各ギヤと、キャリア48a,48bを有する。
内歯車39は内向きの歯部39aを有する。
遊星ギヤ40は、歯部40aと軸孔40bとを有する。
軸孔40bは、遊星ギヤ40の回転中心を貫通する孔である。
キャリア48a(48b)は、環状の板体であり、所定角度毎に孔50a(50b)が設けられている。
キャリア48a(48b)の各孔50a(50b)と、遊星ギヤ40の軸孔40bとが一致しており、ピン49が挿通されている。すなわち、複数(図7(b)では4つ)の遊星ギヤ40の両側にキャリア48a,48bが配置され、これらがピン49で固定されている。各遊星ギヤ40はピン49を中心に回転可能である。
図7(a)に示すように、サンギヤ41は、歯部41aと軸42とを有する。
軸42は、サンギヤ41の回転中心に一体固着されている。軸42の先端には固定部42aが設けられている。固定部42aの横断面は略D字形状であり、固定部42aは駆動軸15の歯車固定部33と同様にキーとして機能する。
図9(a)に示すように、内歯車39には歯車35aと遊星ギヤ40とが軸線62方向に並んで同時に係合することができる。そして歯車35aと遊星ギヤ40は、互いに接触することなく各々が内歯車39と係合して回転することができる。
なお、図9(a)では、図7(a)に示す遊星ギヤ40を固定するキャリア48a,48bの図示を省略している。
また、内歯車39と噛み合う各遊星ギヤ40に対して、サンギヤ41が係合している。
このような遊星歯車機構16と歯車35aとで、動力伝達部7aが構成される。図9(a)〜(c)に示す動力伝達部7aは、遊星歯車機構16を1段備えた最も簡素な構成を有する。
図3に示すようにギヤケース18は、外観がほぼ円筒状であり、3つの足部18aと、動力伝達部7aを収容する筒状の収容部44と、目盛板固定部46とを有する。
収容部44の一端側は開口しており、他端側には目盛板固定部46を備えている。
収容部44の開口した端部には3つの足部18aが等間隔に一体形成されている。足部18aはギヤケース18の長手方向(軸線62方向)にのび、足部18aの先端は長手方向に対して直交するように折り曲げられている。各足部18aの折り曲げられた先端部分にはねじ58を通す孔が設けられている。
目盛板固定部46は、収容部44の端部に設けられた円板状の部位である。目盛板固定部46の中心には孔が設けてあり、この孔の周囲には筒状の突出部46aが設けてある。すなわち、突出部46aの先端と、ギヤケース18の内部は連通している。
突出部46aの内径は、サンギヤ41の軸42の直径よりも若干大きい。さらに、目盛板固定部46には3つのねじ孔45が設けてある。
目盛板24は円形の薄板であって、計測可能な液深さに対応する目盛60(又は数値)が刻まれており、中心には孔24aが設けられている。また、孔24aの周囲3箇所には孔52が設けられている。
目盛板24はギヤケース18に固定することができる。すなわち、目盛板24の3つの孔52を各々ねじ53が貫通し、さらに各ねじ53がギヤケース18のねじ孔45に螺合している。よって、目盛板24はギヤケース18にねじ53で一体固着されている。
指針25は、一端(先端)が尖っており、目盛板24に刻まれた目盛を指し示す。指針25の他端(基端)は比較的広い幅を有し、孔25aが設けられている。孔25aは、サンギヤ41の軸42の固定部42aの外形と同じ形状(断面D字形状)に形成されたキー孔であり、固定部42aをちょうど挿通させることができる。
透明ケース26は、固定板2にねじ固定されて、内部にギヤケース18,目盛板24,指針25を収容する。透明ケース26を固定板2にねじ固定する機構の描写は省略する。
次に、以上説明した各部材同士の係合関係を説明する。
測定側ユニット3は、固定板2に固定されている。すなわち、固定板2の孔2aにケース11の円筒突出部12が装着されており、さらにねじ57(図1)が、固定板2(図3の孔2b)を貫通し、さらにケース11の固定孔29(図3)に螺合して、ケース11が固定板2に固定されている。
また、駆動軸15は、ケース11の円筒突出部12及び孔28を貫通し、駆動軸15に装着されている軸受27が、円筒突出部12に係合している。駆動軸15の滑車固定部30(キー)は、滑車5の軸孔10(キー孔)に挿通されている。すなわち、滑車5は駆動軸15で支持されており、駆動軸15と一体に回転可能である。尚、滑車5の軸孔10に駆動軸15の滑車固定部30が差し込まれて、滑車5と駆動軸15とが軸線62方向にキー接続されているだけなので、滑車5と駆動軸15は、軸線62方向に相対移動させると容易に取り外すことができる。
さらに、表示側ユニット4が、固定板2に固定されている。
図9(a),(c)に示すように、動力伝達部7aの歯車35aには駆動軸15が接続されている。すなわち、歯車35aの係合孔43a(キー穴)に駆動軸15の歯車固定部33(キー)が挿入されている。よって、歯車35aと駆動軸15は一体に回転可能である。尚、駆動軸15の歯車固定部33と歯車35aの係合孔43aは、軸線62方向に挿通しているだけであり、両者を軸線62方向に相対移動させると簡単に外れる。
歯車35aは、遊星歯車機構16の内歯車39と係合している。また内歯車39には遊星ギヤ40を介してサンギヤ41が係合している。
サンギヤ41の軸42(固定部42a)は、ギヤケース18の突出部46a(図3)を貫通してギヤケース18の外部に突出している。そして軸42の固定部42a(キー)には指針25の孔25a(キー孔)を係合させることができる。すなわち、軸42の固定部42aには指針25が装着されている。そのため、指針25は軸42(サンギヤ41)と一体に回転可能、又は揺動可能である。ここで固定部42aの先端にねじ穴46b(図4)を設けておき、指針25の孔25aよりも若干大きい頭部を有するねじ56(図3)を螺合させると、指針25が固定部42aから外れなくなる。すなわち、ねじ56によって固定部42aに対する指針25の軸方向への移動が阻止される。
このように構成すると、ギヤケース18の目盛板固定部46,目盛板24,指針25が、ねじ56の頭部と、遊星歯車機構16のサンギヤ41の間で軸線62方向に移動不能に固定される。
指針25は、ギヤケース18に固定された目盛板24に近接配置されている。指針25が回転又は揺動すると、指針25によって目盛板24上の目盛又は数値(図示せず)を指し示すことができる。
このように構成されたフロート式液面計1は、次のような動作を呈する。
液面55(図1)が変動すると、液面55と共にフロート9が上昇又は下降し、フロート9が取り付けられたワイヤ8が、滑車5から繰り出され(又は巻き取られ)、駆動軸15が回転する。駆動軸15の回転速度(回転量)は、動力伝達部7aによって減速(変換)され、指針25を固定するサンギヤ41の軸42に伝達される。その結果、指針25は所定の角度回転(又は揺動)し、目盛板24上の目盛60を指し示す。
本実施の形態のフロート式液面計1は、以上説明した構成を有している。そしてフロート式液面計1をメンテナンスする際には、以下に説明するように、必要に応じて各部材を分離する。
フロート式液面計1における、表示側ユニット4をメンテナンスする際には、以下の手順で固定板2から表示側ユニット4を取り外す。
まず、透明ケース26を固定板2から取り外す。
さらに、ねじ58を外し、固定板2とギヤケース18の固定を解除すると、ギヤケース18,目盛板24,指針25,及び動力伝達部7a(遊星歯車機構16)が、一体に軸線62に沿って、固定板2から離間する方向に移動可能になる。
そして、ギヤケース18を軸線62に沿って、固定板2から離間するように、作業者が力を加えると、駆動軸15の歯車固定部33が、動力伝達部7aの歯車35aの係合孔43aから外れ、回転軸61が、駆動軸15と動力伝達部7aに分離される。その結果、表示側ユニット4が固定板2から外れる。
駆動軸15と動力伝達部7aとを分離する代わりに、動力伝達部7a内の歯車35aと遊星歯車機構16とを分離することもできる。すなわち、図5,図9(a)の動力伝達部7aの歯車35aは、遊星歯車機構16の内歯車39と軸線62方向に嵌まっているだけであるので、両者を軸線62方向に離間させて容易に取り外すことができる。動力伝達部7aは、遊星歯車機構16の内歯車39に対して歯車35aを噛み合わせるだけで元通りに構成できる。
よって、測定側ユニット3を固定板2に固定した状態で、表示側ユニット4のみを固定板2から取り外し、取り外した表示側ユニット4をメンテナンスすることができる。
また、駆動軸15のワイヤ巻取部32には、付勢機構19のワイヤ34が取り付けられている。そして駆動軸15は、遊星歯車機構16において、表示側ユニット4と容易に分離できる。すなわち、表示側ユニット4をメンテナンスする際には、駆動軸15と表示側ユニット4を軸線62方向に分離することで、付勢機構19を含んだ測定側ユニット3と、表示側ユニット4は、構造的に切り離すことができる。
そのため、表示側ユニット4をメンテナンスする際に、付勢機構19を取り外す必要がない。すなわち、付勢機構19の主ホイール22bと駆動軸15のワイヤ巻取部32に取り付けられたワイヤ34を取り外す必要がない。よって、メンテナンス完了時には、従来のような、ワイヤ34を主ホイール22bとワイヤ巻取部32に取り付けて微妙な調整を行う手間が省ける。そして、表示側ユニット4のメンテナンス実施後、駆動軸15(歯車固定部33)と動力伝達部7a(歯車35a)を接続し、ギヤケース18を固定板2にねじ止めするだけで、速やかにフロート式液面計1を組立てることができる。
また、付勢機構19をメンテナンスする際には、表示側ユニット4を取り外し、駆動軸15と付勢機構19を露出させる。そして、付勢機構19のメンテナンスを行う。
付勢機構19のメンテナンスとしては、例えば、ねじ59を緩め、付勢機構19の取付板20(支持部材)を固定板2から取り外し、駆動軸15のワイヤ巻取部32からワイヤ34(第2線材)を外す。そして、ワイヤ34を新品と交換し、新品のワイヤ34を駆動軸15のワイヤ巻取部32と、主ホイール22bに取り付け、固定板2に取付板20を固定すると付勢機構19の組立てが完了する。
固定板2から表示側ユニット4を外すと、このようなメンテナンス作業の実施が容易になる。付勢機構19のメンテナンス実施中は、固定板2から取り外した表示側ユニット4は、解体する必要がない。同様に、固定板2に固定されている測定側ユニット3も、解体する必要がない。
そのため、付勢機構19のメンテナンスが完了すると、駆動軸15と動力伝達部7aを接続し、ギヤケース18を固定板2にねじ止めするだけでフロート式液面計1の組立てが完了する。
さらに、測定側ユニット3をメンテナンスする際には、ケース11から蓋13を外し、駆動軸15の滑車固定部30を滑車5(軸孔10)から抜くだけで滑車5等のメンテナンスを実施することができる。すなわち、測定側ユニット3をメンテナンスする際には、表示側ユニット4を解体する必要がなく、メンテナンス後のフロート式液面計1の組立て作業が速やかに完了する。また、ねじ57を外し、ケース11を固定板2から取り外すと、ケース11の清掃等のメンテナンスが実施し易くなる。
次に、本実施形態のフロート式液面計の特徴的な構成の1つである歯車機構を有する動力伝達部7aについてさらに説明する。
図9(a)〜(c)に示す動力伝達部7aは、1段の遊星歯車機構16を有する。そして、駆動軸15が歯車35aに結合した状態で駆動軸15が回転駆動されると、内歯車39と各遊星ギヤ40を介してサンギヤ41の軸42に動力が伝達され、軸42も回転駆動される。駆動軸15側の歯車35aの回転量に対して、指針25と一体に回転する軸42の回転量は、各歯車のギヤ比に応じて減少する。
ここで歯車35aの代わりに、図10(a),(b)に示す歯車35bを使用すると、図11(a)〜(c)のように動力伝達部7bを構成することができる。動力伝達部7bは、歯車35bが各遊星ギヤ40と係合している。また、歯車35bの係合孔43bには、駆動軸15の歯車固定部33が結合されている。歯車35bとサンギヤ41はピッチ円直径が同じであり、両者のギヤ比は1である。そのため、駆動軸15の回転角度又は回転数が、そのままサンギヤ41の軸42に伝達される。
また、遊星歯車機構を複数段並列させて動力伝達部を構成することもできる。遊星歯車機構の段数は任意に選定することができ、以下では、2段設ける例を示す。なお、遊星歯車機構を複数段配置する場合には、段数によって動力伝達部の軸線62方向の長さが変わるので、動力伝達部の長さに応じたギヤケース18を使用する必要がある。すなわち、測定範囲が異なる複数の各フロート式液面計において、動力伝達部の遊星歯車機構の段数を同じにすれば、同一の長さのギヤケース18を使用することができ、部材の汎用性が高まる。
図12(a)〜(c)に示す動力伝達部7cは、遊星歯車機構16を2段有する。動力伝達部7cは、2つの遊星歯車機構16と、2つの歯車35aとを有する。図12(b),(c)に示すように各遊星歯車機構16の内歯車39には、各々歯車35aが係合している。また、駆動軸15に近い1段目の遊星歯車機構16に係合する歯車35a(係合孔43a)には、駆動軸15(歯車固定部33)が結合されている。さらに、1段目の遊星歯車機構16のサンギヤ41の軸42(固定部42a)は、隣接する2段目の遊星歯車機構16に係合する歯車35a(係合孔43a)と結合されている。そして2段目の遊星歯車機構16のサンギヤ41の軸42(固定部42a)に指針25(孔25a)が固定されている。
動力伝達部7cのように遊星歯車機構16を2段設けると、図9(a)のように遊星歯車機構16を1段だけ有する動力伝達部7aよりも、大きなギヤ比と多くの種類のギヤ比が得られる。
また、図13(a)〜(c)に示す動力伝達部7dも遊星歯車機構16を2段有する。
動力伝達部7dは、2つの遊星歯車機構16と、歯車35a,歯車35bを有する。
駆動軸15に近い1段目の遊星歯車機構16の内歯車39と歯車35aが係合しており、2段目の遊星歯車機構16の遊星ギヤ40には歯車35bが係合している。
また、1段目の遊星歯車機構16に係合する歯車35a(係合孔43a)には駆動軸15(歯車固定部33)が結合されている。さらに、1段目の遊星歯車機構16のサンギヤ41の軸42(固定部42a)は、2段目の遊星歯車機構16に係合する歯車35b(係合孔43b)と結合されている。
そして2段目の遊星歯車機構16のサンギヤ41の軸42(固定部42a)に指針25(孔25a)が固定されている。
図13(a)〜(c)に示す動力伝達部7dは、2段目の遊星歯車機構16のギヤ比が1であり、入力側と出力側のギヤ比は、図9(a)〜(c)に示す動力伝達部7aのギヤ比と同じである。
以上、遊星歯車機構を1段備えた場合と2段備えた場合とを説明したが、遊星歯車機構を3段以上備える場合も同様に構成することができる。
本発明のフロート式液面計では、隣接する一方の遊星歯車機構に属するいずれかの歯車と、他方の遊星歯車機構に属するいずれかの歯車とを選定して両者を係合させることにより、様々な種類のギヤ比が得られる。よって、液位の測定範囲(液に浮かぶフロートの上下移動距離であって、液の貯留深さ)に応じた適切なギヤ比を選定し易くなる。
また、軸線方向に重ねる遊星歯車機構を増やすほど構成可能なギヤ比の数が増え、またより大きなギヤ比を得やすくなる。よって、指針の移動量を限定した上で、液位の様々な測定範囲に対応し易くなる。具体的には、0m〜1m,5m〜10m,0m〜30m等の液位の測定範囲に対応する指針の移動範囲を限定することができる。例えば回動式の指針では、回動範囲を360度以下(例えば270度〜180度等)に限定することができる。
すなわち、遊星歯車機構のギヤ比を大きく設定することによって、滑車5が数十回回転してワイヤ8を巻き取る(繰り出す)場合に、回動する指針25の回動角を360度以下(例えば270度〜180度等)に設定することができる。また、指針が直線往復移動する場合には、指針の移動範囲を例えば5cm〜20cm等の、目視し易い範囲に限定することができる。
また遊星歯車機構において、ギヤ同士の噛み合いの組み合わせを適宜選定することによって、異なる測定範囲に容易に対応することができる。具体的には、測定範囲が大きくなるほど各歯車同士のギヤ比が大きくなる組み合わせを選定し、対応することができる。よって、本発明のフロート式液面計は、複数のギヤ比を容易に実現でき、汎用性が高い。
本発明のフロート式液面計では、同一規格の遊星歯車機構を採用することができる。すなわち1種類の遊星歯車機構を複数個使用し、噛み合わせる歯車を適宜選定するだけで様々な種類のギヤ比が得られる。
以上説明したフロート式液面計1は、様々な場面で使用される。
フロート式液面計1は、例えば船舶の燃料タンクに装着され、燃料タンク内の燃料の貯留量を量るために使用することができる。ところが船舶によって、燃料タンクの容量(深さ)は一様ではない。また、指針25の回転(揺動)角度は、360度以下(例えば270度)に設定する必要がある。
そこで動力伝達部7(7a〜7d)の構成を適宜選定することによって、指針25の回転(揺動)角度を360度以下に保ちつつ、燃料タンクの深さに対応することができるようになる。例えば、動力伝達部7b(図11(a)〜(c))は、測定対象の液面の移動範囲が少ない(数十センチ程度)の場合に採用することができる。逆に、動力伝達部7c(図12(a)〜(c))は、比較的大きなギヤ比が得られ、より深いタンクに採用することができる。
動力伝達部の遊星歯車機構は上述のような形態によらず、周知の形態のように様々に変形可能である。例えば、遊星ギヤ40を固定するキャリア48a(駆動軸側のキャリア)に駆動軸15の回転動力を伝達させたり、キャリア48b(指針側のキャリア)に出力軸を係合させ、指針25を回転又は揺動させることも可能である。その結果、より多くの種類のギヤ比が実現できるようになり、測定対象のタンク深さに対応し易くなる。
遊星歯車機構を複数段重ねて使用する場合には、各段を同一の遊星歯車機構16で構成するのが好ましい。すなわち動力伝達部は、遊星歯車機構16を構成する3種類の各歯車(内歯車39、遊星ギヤ40、サンギヤ41)と、内歯車39に係合する歯車35aと、遊星ギヤ40に係合する歯車35bのみで構成することができ、必要な部品の種類が少ないにも関わらず、多種類のギヤ比を実現できる。
すなわち、遊星歯車機構16を複数段重ねて動力伝達部を構成すると、様々な深さのタンク(測定対象の液が貯留された場所)に対応することができる。
また、共通の部材(動力伝達部7の各部材とギヤケース18)で、測定範囲が異なる複数のフロート式液面計を構成することができ、各部材を大量生産し易くなり、製造コストを低減することができる。
さらに、動力が伝達される部位(例えば、駆動軸15と滑車5の軸孔10等)は、周知のキーによって一体的に回転可能に接続される。上述の実施例では、断面D字形の軸を、断面D字形の孔に挿通することによって、キー部材を設けなくても済む場合を示したが、軸側と孔側に各々溝を設け、溝同士を一致させてキー部材を配置する形態を採用することもできる。
1 フロート式液面計
2 固定板
2a 孔
3 測定側ユニット
4 表示側ユニット
5 滑車(回転体)
7a〜7d 動力伝達部
8 ワイヤ(第1線材)
9 フロート
15 駆動軸(軸本体)
16 遊星歯車機構(歯車機構)
19 付勢機構(付勢手段)
20 取付板(支持部材)
21 定トルクばね
22a 主ホイール
22b 支軸(支持部材)
25 指針
34 ワイヤ(第2線材)
42 サンギヤの軸
55 液面(液)
61 回転軸
62 軸線

Claims (5)

  1. 液にフロートを浮かべ、当該フロートにより液位を検出するフロート式液面計であって、
    前記フロートを繋ぐ第一線材と、第一線材が巻回可能に接続された回転体と、回転体と一体に回転する回転軸と、回転軸に一定のトルクを付与する付勢手段と、液位を示す指針とを備え、
    回転体と指針は、所定の間隔を空けて回転軸に取り付けられており、
    前記回転軸は、軸本体と、軸線方向の中途に歯車機構からなる動力伝達部を有し、
    歯車機構を構成する歯車同士、あるいは、軸本体と歯車機構を構成する歯車とが、軸線方向に相対移動して、回転軸が回転体側と指針側に分割可能であることを特徴とするフロート式液面計。
  2. 前記動力伝達部が、遊星歯車機構を有したことを特徴とする請求項1に記載のフロート式液面計。
  3. 前記動力伝達部は、複数の遊星歯車機構が軸線方向に隣接配置されて構成されており、いずれかの遊星歯車機構において、回転軸が分割可能であることを特徴とする請求項1に記載のフロート式液面計。
  4. 回転軸を貫通させる孔を有する固定板を有し、前記回転体を含む測定側部位と、付勢手段を含む部位と、指針を含む表示側部位が、前記固定板に個々に着脱可能に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフロート式液面計。
  5. 付勢手段は、定トルクばねで付勢されたホイールと、ホイールを回転可能に支持する支持部材と、ホイールと前記回転軸の間で動力を伝達する第2線材を有し、支持部材が固定板に着脱可能に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフロート式液面計。
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