JP2013252535A - アーク溶接用のワイヤ送給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】補助送給装置の送給トルクの調整は、手動でおこなわれているために、ロボットアームの姿勢変化により時々刻々と変化するワイヤ送給経路の負荷に応じて送給トルクを調整することができない。コンジットケーブル内におけるワイヤ送給経路に、ワイヤの削りカスが蓄積されて送給抵抗が増大した場合に、一定のトルクでしか送給できない補助送給装置ではトルクが不足する。
【解決手段】
ワイヤ送給システムは、主送給装置30に含まれる送給モータ36のトルクを監視するモニタ部74を備え、補助ワイヤ送給制御装置80(補助制御部)は、モニタ部74のモニタ結果がトルク変動を意味するときは、そのトルク変動に応じた補助送給装置50の送給モータ56のトルク制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、アーク溶接用のワイヤ送給システムに関するものである。
アーク溶接ロボットでは、溶接ワイヤをワイヤリールまたはペイルパック等から繰り出してロボット本体に設けられた溶接トーチへ送給し、電気エネルギーで溶かし連続して円滑に溶接できるようにするため、溶接ワイヤの送りを制御するワイヤ送給装置が使用される。近年のワイヤ送給装置では、ペイルパック、またはワイヤリール等の近傍である上流側に補助送給装置を設けるとともに、溶接トーチ近傍である下流側に主送給装置を配置して、溶接ワイヤをプッシュプルする方式のシステムが提案されている(特許文献1)。
そのようなワイヤ送給システムによれば主送給装置と補助送給装置とによる負荷の分担によってモータの小容量化が可能となり、溶接トーチの直近にでも搭載できるようになると、溶接ワイヤの送給速度の制御性が一段と高められる。
また、特許文献1では、補助送給装置には安価なモータであるインダクションモータ等を採用し、主送給装置には、速度制御可能なACサーボモータを採用して、送給装置全体のシステムとして低廉化に大いに寄与するようにしている。
そして、特許文献1のワイヤ送給システムでは、補助送給装置に前記安価なモータを使用することにより、一定のトルクでワイヤを送給するという簡単な制御が行われている。
なお、特許文献2には、アーク溶接ロボットを使用するシステムにおいて、溶接トーチ近傍にエンコーダ付のサーボモータを使用したワイヤ送給装置が開示されている。
特許文献3には、エンコーダ付のサーボモータを使用したワイヤ送給装置が使用され、そのトルクモニタから、送給経路の抵抗を計算することが開示されている。
特開2004−167514号公報 特開2002−178145号公報 特開2001−239574号公報
ところで、特許文献1で提案されているワイヤ送給システムでは、補助送給装置の送給トルクの調整は、手動でおこなわれている。このため、ロボットアームの姿勢の変化により、時々刻々と変化するワイヤ送給経路の負荷に応じてトルク調整ができない問題があった。また、コンジットケーブル内におけるワイヤ送給経路に、ワイヤの削りカスが蓄積されて送給抵抗が増大した場合に、一定のトルクでしか送給できない前記補助送給装置ではトルクが不足する問題があった。
なお、特許文献2は、エンコーダ付のサーボモータを使用したワイヤ送給装置が開示されているが、トルク制御については開示されていない。また、特許文献3は、送給抵抗の計算については開示されているが、トルク制御については開示されていない。
本発明の目的は、ロボットアームが溶接部位に対して変化する姿勢に応じて、適切なトルクでワイヤ送給を行うことができ、また、ワイヤ送給経路中に蓄積されるワイヤ削りカスなどに起因して送給抵抗が増大した場合にも、自動的に適切なトルクを付与してワイヤ送給ができるワイヤ送給システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、溶接ワイヤの送りを行う主送給装置と、前記主送給装置に対して速度制御を行う主制御部と、前記溶接ワイヤを前記主送給装置に送出する補助送給装置と、前記補助送給装置に含まれるモータのモータ出力をトルク制御を行う補助制御部と、前記主送給装置に含まれるモータのトルクを監視するモニタ部を備え、前記補助制御部は、前記モニタ部のモニタ結果がトルク変動を意味するときは、そのトルク変動に応じた前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とするワイヤ送給システムを要旨としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記モニタ部によりモニタされたトルクが制御周期毎の目標トルクから変動している場合に、または、前記モニタ部によりモニタされたトルクの変化率が、判定閾値を超えたトルク変動の場合に、前記補助制御部は、そのトルク変動に応じて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記トルク変動が、トルクの増加による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを増加させて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記トルク変動が、トルクの減少による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを減少させて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記モニタ部は、前記主制御部に設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ロボットアームが溶接部位に対して変化する姿勢に応じて、適切なトルクでワイヤ送給を行うことができ、また、ワイヤ送給経路中に蓄積されるワイヤ削りカスなどに起因して送給抵抗が増大した場合にも、自動的に適切なトルクを付与することにより安定したワイヤ送給ができる。
請求項2の発明によれば、モニタ部によりモニタされたトルクが制御周期毎の目標トルクから変動している場合に、または、前記モニタ部によりモニタされたトルクが、閾値のトルク変化率を超えたトルク変動の場合に、前記補助制御部は、前記目標トルクとなるように前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うようにした。こうすることにより、ワイヤ送給トルクの不足による溶接不良を起こすことがない。また、従来と異なり、ワイヤ送給経路の抵抗の増減によって、補助送給装置のトルク調整をする必要がないため、ワイヤ送給経路のメンテナンスを最小限とすることができる。
請求項3の発明によれば、トルクの増加によるトルク変動の場合において、請求項2の効果を奏することができる。
請求項4の発明によれば、トルクの減少によるトルク変動の場合において、請求項2の効果を奏することができる。
請求項5の発明によれば、モニタ部を主制御部に設けることにより、主制御部から主送給装置に含まれるモータの制御のための信号ラインとモニタの為の信号ラインをまとめることも可能となる。
一実施形態のワイヤ送給システムを組み込みしたアーク溶接装置の概略図。 補助ワイヤ送給制御装置のドライバのトルク制御のフローチャート。 他の実施形態の補助ワイヤ送給制御装置のドライバのトルク制御のフローチャート。
本発明のワイヤ送給システムを具体化して、アーク溶接ロボットに組み込みしたアーク溶接装置の一実施形態を、図1を参照して説明する。
図1に示すように、アーク溶接装置は、溶接トーチ10を備えたマニピュレータ20、該マニピュレータ20の動きを予め教示するなどのために使用されるティーチペンダント、教示データをもとにしてマニピュレータ20の再現動作などを制御するロボット制御装置RC、溶接機PS、主ワイヤ送給制御装置70及び補助ワイヤ送給制御装置80等を備える。
溶接ワイヤ40の送給系はプッシュプル方式が適用されている。送給系は、マニピュレータ20の、例えば、上腕部等の溶接トーチ10に近いアームに装着されたプル側送給装置としての主送給装置30と、溶接ワイヤ40を巻回する図示しないワイヤリールまたはペールパックのワイヤ供給源90近傍に設けられ、プッシュ側送給装置としての補助送給装置50からなる。前記ワイヤ供給源90から繰り出された溶接ワイヤ40は、補助送給装置50からマニピュレータ20に至るコンジット60を経て、溶接トーチ10に送給される。
送給系の主送給装置30は、溶接ワイヤ40を挟圧するために送給ロール32と加圧ロール34とを備えている。送給ロール32は、送給モータ36により正逆回転可能に駆動される。前記送給モータ36は、制御精度が高く応答性に優れたACサーボモータからなり、コンタクトチップ10aからの出代分を保つべく一定の速度で溶接ワイヤ40を引き出すように、それに装着された送給ロール32を駆動する。又、加圧ロール34は、送給ロール32の回転により移行する溶接ワイヤ40に伴われて従動回転するとともに、図示しない弾性部材により送給ロール32側に付勢されている。
前記送給モータ36は、図示しないロータリエンコーダ付きのモータである。前記送給モータ36は、主ワイヤ送給制御装置70が有するドライバ72により駆動制御される。すなわち、ドライバ72は、送給モータ36の前記ロータリエンコーダが検出したモータの回転速度と、溶接機PSから送信される目標速度との偏差を0に収束する速度フィードバック制御ループで溶接ワイヤ40の送りを速度制御する。
また、主ワイヤ送給制御装置70は、前記送給モータ36のモータ電流に基づくトルク検出を行うことによってトルクを監視するモニタ部74を備える。
又、補助送給装置50は、送給ロール52と、前記送給ロール52と協働して溶接ワイヤ40を挟圧するための加圧ロール54を備えている。送給ロール52は、送給モータ56により駆動される。送給モータ56のトルクは、送給ロール52を介して、コンジット60内を移行している溶接ワイヤ40に摩擦抵抗に抗した力を与えるもので、ワイヤ送給に必要な力の大部分を加担する。送給モータ56は本実施形態では、送給モータ36と同様にACサーボモータにて構成されている。
ただし、補助送給装置50に使用される送給モータ56はACサーボモータに限られるものではなく、トルク制御が可能であれば、インダクションモータ、直流モータ、同期モータ、ステップモータ等、上記したACサーボモータよりは安価なモータにて構成してもよい(本発明においては、これらのモータを「インダクションモータ等」という)。
又、加圧ロール54は、送給ロール52の回転により移行する溶接ワイヤ40に伴われて従動回転するとともに、図示しない弾性部材により送給ロール32側に付勢されている。
また、プッシュ側の補助送給装置50のドライバ82は、主ワイヤ送給制御装置70のモニタ部74と電気的に接続されていて、モニタ部74が監視結果のトルク(データ)を入力する。そして、ドライバ82は、そのトルク(データ)の変動に応じたトルク制御を行う。
本実施形態のワイヤ送給システムは、主送給装置30、補助送給装置50、溶接機PS、主ワイヤ送給制御装置70、及び補助ワイヤ送給制御装置80等により構成されている。主ワイヤ送給制御装置70は、主制御部の一例であり、補助ワイヤ送給制御装置80は、補助制御部の一例である。
(実施形態の作用)
次に本実施形態の作用を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2は、補助ワイヤ送給制御装置80のドライバ82が行う送給モータ56のトルク制御のフローチャートであり、所定の制御周期で実行する。
S10において、ドライバ82は、モニタ部74からのトルクを読込みする。なお、モニタ部74がモータ電流を監視する周期(検出周期)は、ドライバ82の制御周期と同期しているものとする。
S12では、ドライバ82は、今回のトルク(今回値)と、前回制御周期のトルク(前回値)と比較して、「前回値−今回値」の差分Δsを算出する。
そして、差分Δsと、トルク変動があったか否かを判定するためのトルク変動判定閾値Rtとを比較する。すなわち、|Δs|≦|Rt|の場合は、ドライバ82はトルク変動がないと判定し、S14に移行する。
また、「前回値−今回値」の差分Δsが、Δs(>0)であって、トルク変動判定閾値Rt(>0)よりも、大きい場合は、ドライバ82はトルク変動がありトルクが増加していると判定してS16に移行する。
また、「前回値−今回値」の差分Δsが、Δs(<0)であって、トルク変動判定閾値Rt(<0)よりも、小さい場合は、ドライバ82はトルク変動がありトルクが減少していると判定してS18に移行する。
S14では、トルク変動がないと判定したため、ドライバ82は前回制御周期の目標トルクで送給ロール52をトルク制御する。なお、初回に制御を行う場合は、初期値の目標トルクを使用する。なお、ドライバ82が行うトルク制御は、送給モータ56の実モータ電流に基づく実トルクと、目標トルクとの偏差を0に収束させるトルクフィードバック制御ループで行うものである。
また、S16では、トルクが増加する変動であるため、ドライバ82は、前回制御周期の目標トルクにΔT(>0)分のトルクを加算した値を今回制御周期の目標トルクとして、この目標トルクとなるように送給ロール52をトルク制御する。また、加算した結果、今回目標トルクが予め設定されたトルク上限値を超える場合は、ドライバ82は、その上限値を今回制御周期の目標トルクとする。トルク上限値が設けられているのは、送給モータ56の仕様条件等により制限するためのものである。
なお、ΔTは、テーブルを参照することにより得られる。前記テーブルは、増加(または後述する減少)した複数のトルク量と、その増加(または後述する減少)したトルク量毎に加算(または減算)すべき値ΔTとが記述されたテーブルであり、試験等により得られたものである。
また、S18では、トルクが減少する変動であるため、ドライバ82は今回減少したトルクに対応するΔTを、前記テーブルを参照して得る。そして、ドライバ82は、前回制御周期の目標トルクからそのΔT分のトルクを減算した値を今回制御周期の目標トルクとする。なお、減算した結果、今回目標トルクが予め設定されたトルク下限値を超える場合は、ドライバ82は、その下限値を今回制御周期の目標トルクとする。トルク下限値が設けられているのは、送給モータ56による溶接ワイヤ40の送給不良が生じないために制限するためのものである。
そして、ドライバ82はこの目標トルクとなるように送給ロール52をトルク制御する。S14、S16又はS18の処理が終了すると、一旦のこのフローチャートを終了する。
このため、主送給装置30側の送給モータ36のトルク変動がない場合は、S14の処理が行われるため、トルク変動がない期間中は、一定のトルク制御で、溶接ワイヤ40を補助送給装置50から送り出すことができる。
また、ロボットアームがワークの溶接部位に対する姿勢変化により、コンジット60内のワイヤ送給経路中の抵送給抵抗の増加があり、主送給装置30側の送給モータ36のトルクの増加による変動がある場合は、S16の処理が行われるため、増加のトルク変動がある期間中は、前回制御周期よりも補助送給装置50の送給モータ56のトルクを増加させて、溶接ワイヤ40を補助送給装置50から送り出すことができる。また、ワイヤ送給経路中に蓄積されるワイヤ削りカスなどに起因して送給抵抗が増大した場合にも、補助送給装置50の送給モータ56に自動的に適切なトルクを付与してワイヤ送給ができる。
また、ロボットアームがワークの溶接部位に対する姿勢変化により、コンジット60内のワイヤ送給経路中の抵送給抵抗の減少があり、主送給装置30側の送給モータ36のトルクの減少による変動がある場合は、S18の処理が行われるため、減少のトルク変動がある期間中は、前回制御周期よりも補助送給装置50の送給モータ56のトルクを減少させて、溶接ワイヤ40を補助送給装置50から送り出すことができる。
本実施形態によれば、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のワイヤ送給システムは、溶接ワイヤ40の送りを行う主送給装置30と、主送給装置30に対して速度制御を行う主ワイヤ送給制御装置70(主制御部)と、溶接ワイヤ40を主送給装置30に送出する補助送給装置50と、補助送給装置50に含まれる送給モータ56のモータ出力を、トルク制御を行う補助ワイヤ送給制御装置80(補助制御部)を備えている。また、ワイヤ送給システムは、主送給装置30に含まれる送給モータ36のトルクを監視するモニタ部74を備え、補助ワイヤ送給制御装置80(補助制御部)は、モニタ部74のモニタ結果がトルク変動を意味するときは、そのトルク変動に応じた補助送給装置50の送給モータ56のトルク制御を行う。この結果、本実施形態によれば、ロボットアームが溶接部位に対して変化する姿勢に応じて、適切なトルクでワイヤ送給を行うことができ、また、ワイヤ送給経路中に蓄積されるワイヤ削りカスなどに起因して送給抵抗が増大した場合にも、自動的に適切なトルクを付与することにより安定したワイヤ送給ができる。
また、本実施形態によれば、マニピュレータ20に搭載しているプル側の送給モータ36を小型化でき、その結果、送給モータ36を搭載するマニピュレータ20の負荷を軽減できるとともに、プル側の送給モータ36を小型化すると、マニピュレータ20の作業領域の制約を軽減して作業量域の拡大ができる。
(2) 本実施形態のワイヤ送給システムは、モニタ部74によりモニタされたトルクが制御周期毎の目標トルクから変動している場合に、補助ワイヤ送給制御装置80(補助制御部)は、そのトルク変動に応じて補助送給装置50の送給モータ56のトルク制御を行う。本実施形態によれば、ワイヤ送給トルクの不足による溶接不良を起こすことがない。また、従来と異なり、ワイヤ送給経路の抵抗の増減によって、補助送給装置50のトルク調整をする必要がないため、ワイヤ送給経路のメンテナンスを最小限とすることができる。
(3) 本実施形態のワイヤ送給システムは、トルク変動が、トルクの増加による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを増加させて補助送給装置50の送給モータ56のトルク制御を行う。この結果、トルクの増加によるトルク変動の場合において、上記(2)の効果を奏することができる。
(4) 本実施形態のワイヤ送給システムは、トルク変動が、トルクの減少による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを減少させて補助送給装置50に含まれる送給モータ56のトルク制御を行う。この結果、トルクの増加によるトルク変動の場合において、上記(2)の効果を奏することができる。
(5) 本実施形態のワイヤ送給システムは、モニタ部74は、主ワイヤ送給制御装置70(主制御部)に設けられている。この結果、本実施形態によれば、主ワイヤ送給制御装置70(主制御部)から主送給装置30に含まれるモータの制御のための信号ラインとモニタの為の信号ラインをまとめることも可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図3のフローチャートを参照して説明する。なお、第2実施形態のアーク溶接ロボットに組み込みしたアーク溶接装置、及びワイヤ送給システム等のハード構成は、第1実施形態と同一構成のため、説明を省略する。
本実施形態のフローチャートは、図3に示すように第1実施形態のS12の代わりにS12Aのステップが補助ワイヤ送給制御装置80のドライバ82により実行されるところが第1実施形態と異なっている。
S12Aでは、ドライバ82は、トルク変化率Thを算出し、|Th|≦|Hr|であるか否か、すなわち、そのトルク変化率Thが判定閾値Hr(1)範囲内にあるか否か、及びトルク変化率Thが判定閾値Hrを超えている場合には、トルク変化率Thが正(すなわち、増加)か、負(すなわち、減少)を判定する。
トルク変化率Thは、(今回制御周期でのトルク−前回制御周期でのトルク)/前回制御周期でのトルクにより、算出される。また、判定閾値Hrは、トルクの増加及び減少を判定するための値であり、実験により予め求められている。
そして、トルク変化率Thが、|Th|≦|Hr|の場合は、ドライバ82はトルク変動がないと判定し、S14に移行する。
また、トルク変化率Thが、Th(>0)であって、判定閾値Hr(>0)よりも、大きい場合は、ドライバ82はトルク変動がありトルクが増加していると判定してS16に移行する。
また、トルク変化率Thが、Th(<0)であって、判定閾値Hr(<0)よりも、小さい場合は、ドライバ82はトルク変動がありトルクが減少していると判定してS18に移行する。
他のステップは、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態では、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のワイヤ送給システムでは、モニタ部74によりモニタされたトルク変化率Thが、判定閾値Hrを超えたトルク変動の場合に、補助ワイヤ送給制御装置80(補助制御部)は、そのトルク変動に応じて補助送給装置50に含まれる送給モータ56のトルク制御を行う。この結果、本実施形態によれば、第1実施形態の(2)と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
・ 前記実施形態では主送給装置30の目標速度の付与は溶接機PSが行うようにしているが、ロボット制御装置RCから行うようにしてもよい。
・ 前記実施形態では、主ワイヤ送給制御装置70、及び補助ワイヤ送給制御装置80を溶接機PSと分離して設けたが、主ワイヤ送給制御装置70及び補助ワイヤ送給制御装置80を、溶接機PS又はロボット制御装置RCに含めるように設けてもよい。
・ 前記実施形態では、モニタ部74は主ワイヤ送給制御装置70に設けたが、補助ワイヤ送給制御装置80に設けてもよい。
30…主送給装置、36…送給モータ、40…溶接ワイヤ、
50…補助送給装置、56…送給モータ、74…モニタ部。

Claims (5)

  1. 溶接ワイヤの送りを行う主送給装置と、
    前記主送給装置に対して速度制御を行う主制御部と、
    前記溶接ワイヤを前記主送給装置に送出する補助送給装置と、
    前記補助送給装置に含まれるモータのモータ出力をトルク制御を行う補助制御部と、
    前記主送給装置に含まれるモータのトルクを監視するモニタ部を備え、
    前記補助制御部は、前記モニタ部のモニタ結果がトルク変動を意味するときは、そのトルク変動に応じた前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とするワイヤ送給システム。
  2. 前記モニタ部によりモニタされたトルクが制御周期毎の目標トルクから変動している場合に、または、前記モニタ部によりモニタされたトルクの変化率が、判定閾値を超えたトルク変動の場合に、前記補助制御部は、そのトルク変動に応じて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ送給システム。
  3. 前記トルク変動が、トルクの増加による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを増加させて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワイヤ送給システム。
  4. 前記トルク変動が、トルクの減少による変動の場合は、制御周期毎に行う前記トルク制御の目標トルクを減少させて前記補助送給装置に含まれるモータのトルク制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤ送給システム。
  5. 前記モニタ部は、前記主制御部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のワイヤ送給システム。
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