JP2013250811A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、経路提供サーバ、経路提供サーバの制御方法、行動提案システム、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、経路提供サーバ、経路提供サーバの制御方法、行動提案システム、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにスケジュールの徒過を防止させる。
【解決手段】ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路2bであって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回る経路2bを、経路2cとして取得する経路取得部12と、経路取得部12によって取得された経路2cをユーザに提示する行動情報提示部14とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが所定の日時に目的地へ到着すべきことを示すスケジュール情報を参照し、任意の位置から当該目的地へ至る経路を示す情報処理装置等に関するものである。
携帯型の電子機器が取得する位置情報を利用したサービスが、広く普及している。例えば、一般的なスマートフォンはGPS信号を受信して現在の位置(緯度および経度)を取得できるため、上記サービスは当該位置の周囲に存在する施設等の検索結果をスマートフォンに送信することで、当該スマートフォンのユーザに周囲の情報を提供する。
上記サービスに付随する装置も開発されている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザごとに現在の位置において適切な情報を提供可能な情報管理サーバが記載されている。上記情報管理サーバは、携帯端末がセットされると、ディスプレイに当該情報管理サーバの位置を中心とした施設情報を含むエリア地図を表示する。
また、下記の特許文献2には、切符購入者に個別に対応した旅行案内情報を提供する旅行案内情報サービス提供システムが記載されている。上記提供システムは、購入された切符の情報(旅行目的など)を受信し、目的地の駅情報および周辺観光情報をユーザに提供する。
特開2008−129774号公報(2008年6月5日公開) 特開2005−182768号公報(2005年7月7日公開)
スケジュールを消化するために、ユーザが所定の日時に所望の目的地へ到着することを予定している場合、ユーザが当該目的地へ移動する機会を徒過することを防止する要請がある。当該要請に対しては、上記日時までに上記目的地へ到着可能な経路をユーザに提示して警告するシステムを実現することが考えられる。
しかし、上記従来のサービスは、電子機器の位置をリアルタイムに反映させたに過ぎず、個別の情報(周囲にある施設の情報など)を列挙して紹介する「観光ガイド」と変わりがない。この点は、上記の特許文献1に記載された情報管理サーバ、および特許文献2に記載された提供システムも同様である。したがって、これら従来サービスおよび従来技術では、上記要請に応じることができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スケジュールに合った行動情報をユーザに提示することで、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることが可能な情報処理装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、
(1)ユーザが所定の日時に目的地へ到着すべきことを示すスケジュール情報を参照し、任意の位置から前記目的地へ至る経路を示す情報処理装置であって、
(2)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得手段と、
(3)前記取得手段によって取得された第1の経路をユーザに提示する提示手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置の制御方法は、
(1)ユーザが所定の日時に目的地へ到着すべきことを示すスケジュール情報を参照し、任意の位置から前記目的地へ至る経路を示す情報処理装置の制御方法であって、
(2)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得ステップと、
(3)前記取得ステップにおいて取得された第1の経路をユーザに提示する提示ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、所定の条件を満たす第1の経路を取得する。ここで、第1の経路は、ユーザが現在の時刻に現在の位置から目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時とスケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路である。そして、第1の経路を取得した場合、上記情報処理装置等は当該第1の経路をユーザに提示する。
すなわち、上記情報処理装置等は、上記日時までに上記目的地へ到着可能な経路をユーザに提示することができる。したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置は、
(1)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第1の抽出手段と、
(2)前記第1の抽出手段によって抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第1の判定手段とをさらに備え、
(3)前記取得手段は、前記第1の判定手段によって所定の時間を下回ると判定された経路を、前記第1の経路として取得することを特徴としている。
また、本発明の情報処理装置の制御方法は、
(1)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第1の抽出ステップと、
(2)前記第1の抽出ステップにおいて抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第1の判定ステップとをさらに含み、
(3)前記取得ステップは、前記第1の判定ステップにおいて所定の時間を下回ると判定された経路を、前記第1の経路として取得することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、ユーザが現在の時刻に現在の位置から目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する。そして、上記情報処理装置等は、抽出した経路のうち、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時とスケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する。
すなわち、上記情報処理装置等は、上記日時までに上記目的地へ到着可能な経路をユーザに提示することができる。したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記取得手段は、前記第1の経路を所定の時間間隔で繰り返し取得し、
(2)前記取得手段によって繰り返し取得された第1の経路で要する最短の時間が、所定の時間幅以上に変化したこと、および、前記最短の時間を見積もることができないことのうち、少なくとも一方を検知する検知手段をさらに備え、
(3)前記提示手段は、前記検知手段によって少なくとも一方が検知された場合、当該第1の経路をユーザに提示することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、上記情報処理装置は、上記第1の経路を所定の時間間隔で繰り返し取得し、当該第1の経路で要する最短の時間が所定の時間幅以上に変化したこと、および、最短の時間を見積もることができないことのうち、少なくとも一方を検知する。そして、上記情報処理装置は、上記少なくとも一方が検知された場合、当該第1の経路をユーザに提示する。
すなわち、上記情報処理装置等は、ユーザの位置と現在の時刻とから、目的地へ到着するまでに要すると見込まれる時間が、前回の見込み時間から大幅に変化したこと(例えば、事故等により交通機関に大幅な遅延が生じたおそれがあること)を検知し、上記第1の経路をユーザに提示する。
したがって、上記情報処理装置は、不測の事態に対する対応をユーザに促すことができるため、ユーザにスケジュールの徒過をさらに確実に防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記取得手段は、前記第1の経路とは異なる経路であって、前記ユーザが現在の位置から出発して前記目的地へ到着可能な他の経路を、第1の経路とともにさらに取得し、
(2)前記提示手段は、前記取得手段によって取得された他の経路をユーザにさらに提示することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、上記情報処理装置は、上記第1の経路とは異なる経路であって、ユーザが現在の位置から出発して目的地へ到着可能な他の経路を、第1の経路とともにさらに取得し、当該他の経路をユーザにさらに提示する。
したがって、本発明の情報処理装置は、上記第1の経路以外にも当該目的地へ到着可能な経路が存在することを、ユーザに認識させることができる。これにより、上記情報処理装置は、ユーザにスケジュールの徒過をさらに確実に防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記スケジュール情報は、ユーザが所定の日時に目的地を経由することの優先度を示す優先情報を含み、
(2)前記提示手段は、前記優先情報に基づいて、前記目的地を経由した以降の目的地へ至る経路を、前記取得手段によって取得された他の経路としてユーザにさらに提示することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、上記情報処理装置は、ユーザが所定の日時に目的地を経由することの優先度を示す優先情報に基づいて、目的地を経由した以降の目的地へ至る経路を他の経路としてユーザにさらに提示する。
したがって、本発明の情報処理装置は、優先度の高いスケジュールを消化可能な経路を、優先度の低いスケジュールを消化可能な経路よりも優先してユーザに提示する(例えば強調する)など、スケジュールの優先度に応じてユーザに経路を提示できる。これにより、上記情報処理装置は、ユーザにスケジュールの徒過をさらに確実に防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記提示手段は、前記取得手段によって取得された経路に沿ってユーザが行動した場合に前記目的地への到着が予定される日時と、前記スケジュール情報で示されるスケジュールの終了時刻との差によって表される時間をさらに提示することを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記情報処理装置は、取得された経路に沿ってユーザが行動した場合に目的地への到着が予定される日時と、スケジュール情報で示されるスケジュールの終了時刻との差によって表される時間をさらに提示する。
したがって、本発明の情報処理装置は、次のスケジュールを消化するまでに与えられた余裕時間をユーザに認識させることができる。これにより、上記情報処理装置は、ユーザにスケジュールの徒過をさらに確実に防止させることができる。
また、本発明の情報処理装置は、
(1)前記スケジュール情報の所定の日時、目的地、現在の時刻、およびユーザの現在の位置を、外部のサーバに送信する第1の送信手段をさらに備えたことを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記情報処理装置は、サーバから所望の情報を取得するための基礎情報を、当該サーバに送信できる。
上記の課題を解決するために、本発明の経路提供サーバは、
(1)任意の位置から所定の目的地へ至る経路を情報処理装置に送信する経路提供サーバであって、
(2)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出手段と、
(3)前記第2の抽出手段によって抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定手段と、
(4)前記第2の判定手段によって所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の経路提供サーバの制御方法は、
(1)任意の位置から所定の目的地へ至る経路を情報処理装置に送信する経路提供サーバの制御方法であって、
(2)前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出ステップと、
(3)前記第2の抽出ステップにおいて抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定ステップと、
(4)前記第2の判定ステップにおいて所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(4)によれば、本発明の経路提供サーバおよび当該サーバの制御方法は、ユーザが現在の時刻に現在の位置から目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する。そして、上記経路提供サーバ等は、抽出した経路のうち、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として前記情報処理装置に送信する。
すなわち、上記経路提供サーバ等は、上記日時までに上記目的地へ到着可能な経路をユーザが使用する情報処理装置に配信することができる。したがって、本発明の経路提供サーバおよび当該サーバの制御方法は、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができる。
また、本発明の経路提供サーバは、
(1)前記情報処理装置から前記所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置を予め受信しておく受信手段をさらに備え、
(2)前記第2の抽出手段は、前記受信手段によって予め受信された所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置に基づいて、前記最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を、所定の時間間隔で繰り返し抽出し、
(3)前記第2の判定手段は、前記抽出手段によって繰り返し抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを繰り返し判定し、
(4)前記第2の送信手段は、前記判定手段によって所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として、前記所定の時間間隔で繰り返し前記情報処理装置に送信することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(4)によれば、上記経路提供サーバは、情報処理装置から前記所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置を予め受信しておく。上記経路提供サーバは、予め受信された所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置に基づいて、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を、所定の時間間隔で繰り返し抽出する。
そして、上記経路提供サーバは、繰り返し抽出された経路のうち、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を第1の経路として、所定の時間間隔で繰り返し上記情報処理装置に送信する。
すなわち、上記経路提供サーバは、所定の時間間隔で上記処理を繰り返すことにより、常に最新の情報をユーザが使用する情報処理装置に当該経路を配信することができる。したがって、本発明の経路提供サーバは、ユーザにスケジュールの徒過をさらに確実に防止させることができる。
また、本発明の行動提案システムは、
(1)上記情報処理装置と、
(2)上記経路提供サーバとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(2)によれば、上記行動提案システムは、上記情報処理装置または上記経路提供サーバと同様の効果を奏する。
なお、前記情報処理装置または前記経路提供サーバはコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記情報処理装置または前記経路提供サーバの各手段として動作させることにより、前記情報処理装置および前記経路提供サーバをコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の情報処理装置は、前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された第1の経路をユーザに提示する提示手段とを備えた構成である。
本発明の情報処理装置の制御方法は、前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された第1の経路をユーザに提示する提示ステップとを含む構成である。
したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、所定の日時までに目的地へ到着可能な経路をユーザに提示することができるため、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができるという効果を奏する。
また、本発明の経路提供サーバは、前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段によって所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信手段とを備えた構成である。
本発明の経路提供サーバの制御方法は、前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出ステップと、前記第2の抽出ステップにおいて抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定ステップと、前記第2の判定ステップにおいて所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含む構成である。
したがって、本発明の経路提供サーバおよび当該サーバの制御方法は、所定の日時までに目的地へ到着可能な経路をユーザに提示することができるため、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯情報端末の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサーバの要部構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯情報端末と図2に示すサーバとを含む、本発明の第1の実施の形態に係る行動提案システムの概略図である。 図1に示す携帯情報端末がユーザに行動情報を提示する様子を表す模式図であり、(a)は、スケジュールを消化可能な経路を含む行動情報の一例を示し、(b)は、当該経路の代替経路を含む新たな行動情報の一例を示す。 (a)は、図1に示す携帯情報端末の外観例を表した模式図であり、(b)は、ユーザによる当該携帯情報端末の操作例を表した模式図である。 図1に示す携帯情報端末がユーザに行動情報を提示する様子を表す模式図であり、(a)はスケジュールの一方の優先度のみが「必須」と設定されている場合の行動情報の一例を示し、(b)は2つのスケジュールのいずれの優先度も「必須」と設定されている場合の行動情報の一例を示す。 図3に示す行動提案システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る携帯情報端末の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサーバの要部構成を示すブロック図である。 図8に示す携帯情報端末と図9に示すサーバとを含む行動提案システムの概略図である。 図10に示す行動提案システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下では、類似の部材が複数存在することを明示するため、同一の部材番号にアルファベットをさらに付して当該部材を示すことがある。例えば、「経路2a」、「経路2b」、「経路2c」、「経路2d」などと示す。逆に、部材番号にさらに付したアルファベットを省略し、当該部材を総称することがある。例えば、経路2a、経路2b、経路2c、経路2d、およびこれらの任意の組み合わせを、「経路2」と総称することがある。
また、ある部材が互いに関連することを明示するため、異なる部材名を有する部材に同一の部材番号を付し、アルファベットをさらに付して当該部材を示すことがある。例えば、「位置8a」、「時刻8b」、「目的地8c」、「日時8d」などと示す。
〔実施の形態1〕
図1〜図7に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。
〔行動提案システム300の概要〕
図3に基づいて、行動提案システム300の概略を説明する。図3は、携帯情報端末100とサーバ200とを含む行動提案システム300の概略図である。行動提案システム300は、携帯情報端末100とサーバ200とを含む。
携帯情報端末(情報処理装置)100は、ユーザが所定の日時8dに目的地8cへ到着すべきことを示すスケジュール情報5を参照し、任意の位置から目的地8cへ至る経路2を示す情報処理装置である。携帯情報端末100の外観等については、図5を参照して後で詳しく説明する。
サーバ(経路提供サーバ)200は、任意の位置から所定の目的地8cへ至る経路2を携帯情報端末100に送信する装置である。または、サーバ200は、携帯情報端末100のユーザが時刻8bに位置8aから目的地8cへ到着するまでに要する時間3aと、当該位置から目的地8cに至る経路2aの情報を記憶部30b(図2参照)に蓄積し、携帯情報端末100からの要求に応答して上記情報を当該携帯情報端末に送信する装置ともいえる。
なお、携帯情報端末100とサーバ200とは、サーバ・クライアント方式に基づいて通信する。両者を中継する通信網は、両者を通信可能にするものであれば何でもよい。例えば、当該通信網は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)であってもよい。
また、図3は、行動提案システム300に単一のサーバ200のみが含まれることを示す。しかし、行動提案システム300は複数のサーバを含み(システムで必要となる情報が複数のサーバで分散管理されており)、携帯情報端末100は所望の情報を管理するサーバを特定し、当該情報を特定したサーバからそれぞれ取得する構成であってもよい。
〔携帯情報端末100の概要〕
図4に示す具体例に基づいて、携帯情報端末100の概要を説明する。図4は、携帯情報端末100がユーザに行動情報1を提示する様子を表す模式図であり、(a)は、スケジュールを消化可能な経路を含む行動情報1の一例を示し、(b)は、当該経路の代替経路を含む新たな行動情報1の一例を示す。
図4の例では、午前10時にパリのシャンゼリゼ通りにいるユーザが、同日の午前10時40分にパリ北駅に到着し、午前11時40分にド・ゴール空港に到着することを予定しているとする。なお、以下の概要で現れる用語の定義等は、すべて後で詳述する。
図4(a)に示すように、シャンゼリゼ通りからパリ北駅までは、メドクリシー駅からメトロに乗車するという約30分の移動が、最短の時間による移動である。したがって、「午前10時」(時刻8b)に「シャンゼリゼ通り」(位置8a)にいるユーザが「同日の午前10時40分」(日時8d)までに「パリ北駅」(目的地8c)に到着するためには、ユーザは午前10時10分前後にメドクリシー駅からメトロに乗車する必要がある。
携帯情報端末100は、サーバ200から取得した経路2aおよび時間3aのうち、最短の時間3b(30分)で目的地8c(パリ北駅)に到着可能な経路2b(メドクリシー駅からメトロに乗車する)を抽出すると、上記の逆算を行う。すなわち、時間3b(30分)と日時8d(10時40分)との差によって表される時間を、10時40分−30分=10時10分と計算する。
現在の時刻8bが「午前10時」であるから、上記差によって表される時間と現在の時刻8bとの時間的な間隔(余裕時間)は「10分」である。携帯情報端末100は、当該余裕時間と所定のしきい値時間9a(ここでは15分とする)との大小を比較し、余裕時間の方が小さいことを検知すると、携帯情報端末100は「次のスケジュールまでの時間的な余裕がない」と判定する。
そこで、携帯情報端末100は、上記判定に係る経路2bを、経路2cとして取得し、当該経路を少なくとも含む行動情報1をユーザに提示する。ここで、携帯情報端末100は、図4(a)に示す視覚的なタイムライン(例えば「メトロに乗車してください」というアラート、到着予定時刻、余裕時間を含む)を含む行動情報1を提示してよい。
図4(b)に示すように、ユーザが「メドクリシー駅からメトロに乗車する」という予定を徒過し、午前10時30分に依然としてパリのシャンゼリゼ通りにいるとする。なお、午前11時40分にド・ゴール空港に到着することを予定していることは変わらない。
ユーザがメトロに乗りそびれたことにより、パリ北駅を10時40分に発車するRERでド・ゴール空港へ到着することはできない。すなわち、図4(a)に示した経路2cでは、「同日の午前11時40分」(日時8d)までに「ド・ゴール空港」(目的地8c)に到着できない。
そこで、携帯情報端末100は、新たに経路2aおよび時間3aをサーバ200から取得する。そして、携帯情報端末100は、再取得した経路2aおよび時間3aのうち、最短の時間3b(60分)で目的地8c(ド・ゴール空港)に到着可能な経路2b(シャンゼリゼ通りからタクシーに乗る)を抽出すると、上記と同様の逆算を行う。すなわち、時間3b(60分)と日時8d(11時40分)との差によって表される時間を、11時40分−60分=10時40分と計算する。
現在の時刻8bが「午前10時30分」であるから、余裕時間は「10分」である。上記と同様に、携帯情報端末100は「次のスケジュールまでの時間的な余裕がない」と判定し、図4(a)に示す行動情報1に代えて、図4(b)に示す行動情報1をユーザに提示する。
具体例に沿って上記で概説した携帯情報端末100の動作を、より一般的に説明すると以下の(1)〜(6)のようになる。すなわち、携帯情報端末100は、
(1)現在の位置8aと、現在の時刻8bと、スケジュール情報5に含まれる目的地8cおよび日時8dとを、サーバ200へ送信する。
(2)現在の位置8aから目的地8cに到着可能な経路2aと、ユーザが現在の時刻8bに位置8aを出発し、経路2aのそれぞれに沿って目的地8cに到着するまでに要する時間3aとを、サーバ200から受信する。
(3)サーバ200から取得した経路2aおよび時間3aのうち、最短の時間3bで目的地8cに到着可能な経路2bを抽出する。
(4)現在の時刻8bを考慮して、時間3bとスケジュール情報5に含まれる日時8dとの差によって表される時間と、所定のしきい値時間9aとの大小を比較する。
(5)当該比較により、余裕時間がしきい値時間9aを下回ると判定された場合、経路2bを経路2cとして取得する。
(6)行動情報1をユーザに提示する。
言い換えれば、携帯情報端末100は、ユーザの位置8aと現在の時刻8bとから、目的地8cへ到着するまでに要する時間3cを見積もり、次の(ケース1)〜(ケース3)のうち少なくとも1つに該当する場合に、行動情報1をユーザに提示できる。
(ケース1)当該見積り時間によって目的地8cへの到着が予定される日時が、スケジュール情報5に含まれる日時8dを超過しそうな場合(すなわち、ユーザがスケジュールに間に合わないおそれがある場合)
(ケース2)当該見積もり時間が、前回の見積もり時間から大幅に変化した場合(例えば、事故等により交通機関に大幅な遅延が生じたおそれがある場合)
(ケース3)何らかの原因によって時間3cを見積もることができなかった場合
これにより、携帯情報端末100は、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができる。
〔携帯情報端末100の外観および操作例〕
図5に基づいて、携帯情報端末100の外観および操作の一例を説明する。図5(a)は、携帯情報端末100の外観例を表した模式図であり、図5(b)は、ユーザによる携帯情報端末100の操作例を表した模式図である。
図5(a)に示すように、携帯情報端末100は、入力面41、表示面72、および電源スイッチ43を備える。各構成が有する機能を明示するために、図1は入力面41と表示面72とを分離して示す。
しかし、例えば入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、図5(a)に示すように、両者は一体として構成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
図5(b)に示すように、ユーザは入力面41をタッチし、携帯情報端末100に当該入力面における位置を指定することにより(入力面上の座標を与えることにより)、例えばアイコンを選択するなどの指示情報7c(図1参照)を携帯情報端末100に与えることができる。
上記のように、携帯情報端末100は、スマートフォンに代表される携帯型の情報端末である。また、携帯情報端末100は、携帯電話、パーソナルコンピュータ(特に携帯性のあるノートパソコン)、タブレット型端末であってもよい。
すなわち、携帯情報端末100は、必要な情報を入出力可能な電子機器であれば何でもよいが、ユーザが任意の位置で情報を参照できることが望ましいため、携帯性(可搬性)に優れることが好ましい。ただし、公共場所等に設置された案内ディスプレイのように、据え置き型の電子機器であっても、随所に設置されることによってユーザが所望のタイミングに利用可能であればよい。
〔携帯情報端末100の構成〕
図1に基づいて、上記の動作を実現する携帯情報端末100の構成を詳細に説明する。図1は、携帯情報端末100の要部構成を示すブロック図である。
なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、携帯情報端末100は当該省略した構成を含んでもよい。
以下、通信部20a(受信部21a、送信部22a)、制御部11(経路取得部12、経路抽出部12a、条件判定部12b、変化検知部13、行動情報提示部14)、位置取得部51、時刻取得部52、入力部40(入力面41、入力制御部42)、記憶部30a、音声出力部50、表示部70(表示制御部71、表示面72)の順序で各構成が担う機能を説明する。
通信部20aは、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信する。外部機器との通信を実現する本質的な機能が備わってさえいればよく、通信回線、通信方式、または通信媒体などは限定されない。通信部20aは、例えばイーサネット(登録商標)アダプタなどの機器で構成できる。また、通信部20aは、例えばIEEE802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)などの通信方式や通信媒体を利用できる。通信部20aは、受信部21aおよび送信部22aを含む。
受信部21aは、スケジュール情報5、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ到着するまでに要する時間3a、および当該現在の位置から目的地8cに至る経路2aのうちの少なくとも1つを、外部のサーバ200から受信する。そして、受信部21aは、これらを経路取得部12へ出力する。
ここで、スケジュール情報5は、ユーザが消化すべきスケジュールの内容を表した情報であり、日時8dおよび目的地8cに関する情報を少なくとも含む。例えば、スケジュール情報5において、日時8dが「2012年3月12日午前11時40分」であり、目的地8cが「ド・ゴール空港」であってよい。なお、日時8dおよび目的地8cを表現する形式は上記の例に限定されず、日時および目的地を表現可能な形式であれば何でもよい。
送信部(第1の送信手段)22aは、経路取得部12から入力された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを、外部のサーバ200へ送信する。また、送信部22aは、入力部40を介してユーザから入力された指示情報7cに基づいて、経路取得部12から位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを取得し、これらをサーバ200へ送信する。
制御部11は、携帯情報端末100の各種機能を統括的に制御するものであり、経路取得部12(経路抽出部12a、条件判定部12b)、変化検知部13、および行動情報提示部14を含む。
制御部11は、時間3cを前回の時間3dとして記憶部30aに格納する。また、制御部11は、所定の時間間隔が経過したか否かを判定する。さらに、制御部11は、処理の終了判定を行い、終了条件を満たしている場合は、携帯情報端末100が実行する処理を終了させる。
経路取得部(取得手段)12は、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ出発した場合、最短の時間3bで当該目的地へ到着可能な経路2bであって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間(所定の時間)9aを下回る経路2bを、経路(第1の経路)2cとして取得する。
具体的には、経路取得部12は、位置取得部51から入力された位置8aと、時刻取得部52から入力された時刻8bと、記憶部30aから読み出したスケジュール情報5に含まれる目的地8cおよび日時8dとを送信部22aへ出力することによって、これらをサーバ200へ送信する。そして、経路取得部12は、受信部21aを介して経路2aおよび時間3aをサーバ200から取得する。
次に、経路取得部12は、条件判定部12bによってしきい値時間9aを下回ると判定された経路2bを、経路2cとして取得する。経路取得部12は、取得した経路2cおよび当該経路の時間3cを、変化検知部13および行動情報提示部14に出力する。
なお、経路取得部12がサーバ200から経路2および時間3を取得するタイミングは任意である。例えば、経路取得部12は、経路2cを所定の時間間隔(例えば5分)で繰り返し取得してもよいし、あらかじめ決められた時間に取得してもよい。また、上記の時間間隔は、一定の時間間隔でなくともよい(適当に時間間隔が変化してよい)。
また、経路取得部12は、経路2cとは異なる経路であって、ユーザが現在の位置8aから出発して目的地8cへ到着可能な他の経路2dを、経路2cとともにさらに取得してもよい。例えば、経路取得部12は、最も安価に移動できる経路を他の経路2dの一部としてさらに取得してもよい。
具体的には、経路取得部12は、位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dをサーバ200へ再送信し、新たに経路2aおよび時間3aをサーバ200から取得する。そして、経路取得部12は、新たに取得した経路2aおよび時間3aの全部または一部を、他の経路2dとして行動情報提示部14へ出力する。
経路抽出部(第1の抽出手段)12aは、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ出発した場合、最短の時間3bで当該目的地へ到着可能な経路2bを抽出する。具体的には、経路2aおよび時間3aが経路取得部12によってサーバ200から取得されると、経路抽出部12aは経路2aのうち最短の時間3bで目的地8cへ到着可能な経路を、経路2bとして特定する。経路抽出部12aは、抽出した経路2bおよび当該経路の時間3bを、条件判定部12bに出力する。
条件判定部(第1の判定手段)12bは、経路抽出部12aによって抽出された経路2bであって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に目的地8cへの到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回るか否かを判定する。
具体的には、経路抽出部12aから経路2bおよび時間3bが入力されると、条件判定部12bは記憶部30aからしきい値時間9aを読み出す。そして、上記到着が予定される日時と日時8dとの差によって表される時間を計算し、時刻取得部52から入力された現在の時刻8bを考慮して、当該差によって表される時間としきい値時間9aとの大小を比較する。上記差によって表される時間がしきい値時間9aを下回る場合、条件判定部12bは、経路2bおよび時間3bを、それぞれ経路2cおよび時間3cとして経路取得部12に出力する。
なお、しきい値時間9aは、予め設定された規定値であってもよいし、ユーザによって設定されたものであってもよい。また、しきい値時間9aは、時間3bに一定の係数を乗じることにより動的に算出されてもよい。
変化検知部(検知手段)13は、経路取得部12によって繰り返し取得された経路2cで要する最短の時間3cが、所定の変化量(所定の時間幅)9b以上に変化したこと、および、時間3cを見積もることができないことのうち、少なくとも一方を検知する。
具体的には、経路取得部12から経路2cおよび時間3cが入力されると、変化検知部13は、時間3cの前回値(前回の時間3d)と変化量9bとを記憶部30aから読み出す。そして、変化検知部13は、時間3cと前回の時間3dとの差が変化量9bを上回っているか否かを判定する。
上回っている場合、または何らかの原因によって時間3cを見積もることができない場合、変化検知部13は上回っていることを示す検知結果4と、経路取得部12から入力された経路2cおよび時間3cとを行動情報提示部14に出力する。なお、時間3cを見積もることができない場合、行動情報提示部14に出力される時間3cは、例えば「NULL」などの異常を示す値をとる。一方、上回っていない場合、変化検知部13は上回っていないことを示す検知結果4のみを行動情報提示部14に出力する。
ここで、検知結果4は、「上回っている/上回っていない/見積もることができない」を表現可能な形式であれば、いかなる形式の情報であってもよい。例えば、検知結果4は、2ビット(00、01、または10)で表されるフラグでよい。
行動情報提示部(提示手段)14は、経路取得部12によって取得された経路2cをユーザに提示する。具体的には、経路取得部12から経路2cおよび時間3cが入力された場合、または変化検知部13から「上回っている」または「見積もることができない」ことを示す検知結果4が入力された場合、行動情報提示部14は、経路2cを少なくとも含む行動情報1を表示制御部71に出力する。なお、行動情報1はユーザが次に取るべき行動を示す情報であり、経路2cを少なくとも含む。
ここで、行動情報提示部14は、経路2cに沿ってユーザが行動した場合に目的地8cへの到着が予定される日時と、スケジュール情報5で示されるスケジュールの終了時刻との差によって表される時間を、ユーザにさらに提示してよい。
また、行動情報提示部14は、ユーザにスケジュール情報5の存在を報知する音声を出力するために、音声データ7bを音声出力部50へ出力してもよい。あるいは、行動情報提示部14は、バイブレータ(図示せず)を振動させることによって、ユーザにスケジュール情報5の存在を報知してもよい。
すなわち、行動情報提示部14は、(例えば、アラームを鳴らす、バイブレータを振動させるなどによって)スケジュール情報5の存在を報知した後に、行動情報1をユーザに提示することができる。
位置取得部51は、携帯情報端末100の位置8aを取得し、これを経路取得部12に出力する。位置取得部51は、(1)GPS情報(緯度、経度、高度を含む情報)を取得することによって、携帯情報端末100の位置8aを取得してよい。ただし、携帯情報端末100の位置8aを取得できさえすれば、その取得する方法は限定されない。例えば、位置取得部51は、(2)建物や歩道などに取り付けられたRFID(Radio Frequency-Identification)から位置8aを取得してもよい。
または、位置取得部51は、(3)電車の自動改札機、バスのICカード乗車券読み取り機、自動車の盗難防止システムなどに取り付けられたRFID読み取り装置から位置8aを取得してもよいし、(4)携帯情報端末100に最も近い基地局(携帯情報端末100と無線通信を行う基地局)の識別情報(CSID;Cell Station Identifier)に基づいて位置8aを取得してもよい。または、位置取得部51は、(5)店舗などに設置された無線LANやBluetoothのアクセスポイントと通信し、当該アクセスポイントから位置8aを取得してもよい。
時刻取得部52は、現在の時刻8bを取得し、これを経路取得部12に出力する。時刻取得部52は、一般的な時計を含んでいればよい。
入力部40は、ユーザからの操作(ユーザ操作7d)を受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
入力部40を介して、ユーザはスケジュール情報5を入力できる。スケジュール情報5が優先情報6を含む場合(後述)、ユーザはスケジュール情報5の入力時に当該スケジュール情報の優先情報6を入力できる。
また、入力部40を介して、ユーザはさまざまなユーザの設定情報を入力できる。例えば、経路抽出部12aが経路2bを抽出する場合の各種の条件(例えば、タクシーを利用する経路は除く、飛行機に搭乗する経路は除くなど)を、ユーザは入力できる。
入力面41は、当該入力面に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報7eを入力制御部42に出力する。本実施の形態では、入力面41としてマルチタッチを検出可能なタッチパネルであることが望ましい。ただし、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
入力制御部42は、入力面41から入力された座標情報7eに基づいて、指示情報7cを抽出する。すなわち、入力制御部42は、当該ユーザ操作によってユーザから指示された内容(指示情報7c)を、送信部22aおよび音声出力部50へ出力する。
記憶部30aは、スケジュール情報5、しきい値時間9a、変化量9b、および前回の時間3dを格納可能な記憶機器である。記憶部30aは、例えばハードディスク、半導体メモリ等で構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部30aは、携帯情報端末100に内蔵される機器として図1に示しているが、携帯情報端末100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態では、携帯情報端末100は記憶部30aにスケジュール情報5を格納し、必要に応じて当該スケジュール情報を当該記憶部から読み出して参照する。しかし、携帯情報端末100は、スケジュール情報5をサーバ200へ送信(アップロード)することにより当該スケジュール情報をサーバ200の記憶部30b(図2参照)に記憶させ、必要に応じて取得(ダウンロード)することにより当該スケジュール情報を参照してもよい。
音声出力部50は、行動情報提示部14から入力された音声データ7bを、音声に変換して出力する。音声出力部50は、例えば、スピーカとアンプなどの音声出力処理回路とで構成される。また、音声出力部50は、入力部40から入力された指示情報7cにしたがって、出力する音声の音量や種類を変更できる。
表示部70は、制御部11の内部で処理された結果の情報(行動情報1)を、ユーザに対して表示する。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
表示制御部71は、行動情報1を表示面72に表示できるように、表示用データ7aを表示面72へ出力する。表示用データ7aは、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像、またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。なお、表示制御部71は、表示すべき内容を表示用データ7aへ形式変換できるものを含んでいればよく、例えば一般的なディスプレイアダプタでよい。
表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ7aを表示する装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部71から入力された表示用データ7aに基づいて、表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示面72を構成できる。
前述したように、入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、両者は一体として構成されてよい。この場合、入力面41は、矩形板状に形成されたガラス等の透明な透過部材で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
〔サーバ200の構成〕
図2に基づいて、サーバ200の構成を説明する。図2は、サーバ200の要部構成を示すブロック図である。なお、上記携帯情報端末100と同様に、実施の実情に則して、本実施の形態に係るサーバ200は省略したその他の構成を含んでもよい。また、通信部20bは通信部20aと機能が同一であるため説明を省略する。以下、受信部21b、送信部22b、情報管理部60、記憶部30bの順序で各構成が担う機能を説明する。
受信部21bは、携帯情報端末100から送信された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを受信し、情報管理部60へ出力する。
送信部22bは、携帯情報端末100の要求(リクエスト)に応答して、情報管理部60によって読み出された少なくとも1つの情報(本実施の形態では、特に経路2aおよび時間3a)を、携帯情報端末100へ送信する。
情報管理部60は、ユーザが現在の時刻8bに位置8aから目的地8cへ到着するまでに要する時間3a、および当該現在の位置から目的地8cに至る経路2aを記憶部30bから読み出し、これらを送信部22bへ出力する。
記憶部30bは、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ到着するまでに要する時間3aと、当該現在の位置から目的地8cに至る経路2aとを蓄積する。記憶部30bの具体的なハードウェア構成は、記憶部30aのそれと同じでよい。
〔スケジュール情報5が優先情報6を含む場合〕
図6に示す具体例に基づいて、スケジュール情報5が優先情報6を含む場合の携帯情報端末100の動作を説明する。図6は、携帯情報端末100がユーザに行動情報1を提示する様子を表す模式図であり、(a)は、スケジュールの一方の優先度のみが「必須」と設定されている場合の行動情報1の一例を示し、(b)は、2つのスケジュールのいずれの優先度も「必須」と設定されている場合の行動情報1の一例を示す。
図6の例では、図3の例と同様に、午前10時にパリのシャンゼリゼ通りにいるユーザが、同日の午前10時40分にパリ北駅に到着し、午前11時40分にド・ゴール空港に到着することを予定しているとする。
スケジュール情報5は、優先情報6をさらに含む。ここで、優先情報6とは、ユーザが所定の日時に目的地へ到着することの優先度を示す情報をいう。優先情報6は、優先度の高低を互いに比較できる形式であればどのような形式で表現されてもよく、例えば所定の値の範囲を所定の段階に区切った実数でよい。ここでは、優先情報6は、1(低優先)〜10(最優先)の10段階の値のいずれかをとるとする。
図6(a)の例では、ユーザは「午前10時40分」(日時8d)に「パリ北駅」(目的地8c)に到着するスケジュールの優先度を5(通常)に設定している。すなわち、ユーザは当該日時までに「パリ北駅」に到着することは、必須ではない(比較的優先度は低い)と考えている。
また、ユーザは「午前11時40分」(日時8d)までに「ド・ゴール空港」(目的地8c)に到着するスケジュールの優先度を、10(最優先)に設定している。すなわち、ユーザは当該日時までに必ず「ド・ゴール空港」に到着しなければならない。
図6(a)に示すように、携帯情報端末100(行動情報提示部14)は、経路2cを少なくとも含む行動情報1をユーザに提示する。このとき、行動情報提示部14は、例えば図3(b)に示したような、経路2cとは異なる他の経路2d(以下「代替経路」ともいう。上記例では「パリ北駅」を経由せずに「ド・ゴール空港」に至る経路を指す)をユーザに提示できる。前述したように、ユーザが「午前10時40分」に「パリ北駅」に到着することは必須ではなく、「午前10時」(時刻8b)の時点では「パリ北駅」を経由しない代替経路が存在するからである。
同様の理屈により、「午前10時40分」よりも前に「パリ北駅」を出発するRERに乗車することもユーザに提示できる。例えば、「午前8時40分」に「パリ北駅」を出発するRERに乗車できることをユーザに提示すれば、「ド・ゴール空港」に2時間早く到着でき、土産物を購入する時間があることも提示できる。このとき、行動情報提示部14は、例えば空港周辺の別の観光地をユーザに提示してもよい。逆に、当日中の経路が存在しない場合、行動情報提示部14は、宿泊施設に関する情報をユーザに提示してもよい。
また、他の経路2dが存在する場合、行動情報提示部14は、例えば行動情報1を表示面72に表示するだけにより、ユーザに当該行動情報を提示する。すなわち、携帯情報端末100は、例えばアラームを鳴らしたり、バイブレータを振動させたりなど、警告を伴う提示を行わない。
図6(b)の例では、ユーザは「午前10時40分」(日時8d)までに「パリ北駅」(目的地8c)に到着するスケジュールの優先度を、10(最優先)に設定している。すなわち、ユーザは当該日時までに必ず「パリ北駅」に到着しなければならない。
同様に、ユーザは「午前11時40分」(日時8d)までに「ド・ゴール空港」(目的地8c)に到着するスケジュールの優先度を、10(最優先)に設定している。すなわち、ユーザは当該日時までに必ず「ド・ゴール空港」に到着しなければならない。
したがって、行動情報提示部14は、例えば図3(b)に示したような、経路2cとは異なる代替経路(「パリ北駅」を経由せずに「ド・ゴール空港」に至る経路)をユーザに提示しない。行動情報提示部14が当該経路を提示することは、ユーザにとって無意味だからである。
また、行動情報提示部14は、所定時間前に行動情報1を表示面72に表示してユーザに当該行動情報を提示し、遅延のおそれがある時間前(上記例では「午前10時」)にアラームを鳴らしたり、バイブレータを振動させたりなど、警告を伴う提示を行うという2段階の提示を行う。
〔スケジュール情報5が優先情報6を含む場合の変形例〕
(事前スケジュールの自動設定)
携帯情報端末100は、ユーザから入力されたスケジュール情報5から導出される事前スケジュールを設定できる。例えば、ユーザが「午前10時45分にRER(列車)に乗車する」というスケジュールを入力した場合、携帯情報端末100は「午前10時40分までにパリ北駅に到着する」というスケジュールを設定する。あるいは、ユーザが「午後3時20分に国際線に搭乗する」というスケジュールを入力した場合、携帯情報端末100は「午後1時20分までにチェックインする」というスケジュールを設定する。
このとき、携帯情報端末100は、ユーザが入力したスケジュールと等しい優先度を当該スケジュールに設定する。すなわち、携帯情報端末100は「午前10時40分までにパリ北駅に到着する」というスケジュールに、「午前10時45分にRER(列車)に乗車する」というスケジュールに設定された優先度と同じ優先度を設定する。
これにより、携帯情報端末100は、ユーザがすべてのスケジュールおよび当該スケジュールの優先度を設定する手間を省くことができる。
(優先情報6の自動設定)
携帯情報端末100は、スケジュールの属性(例えば、移動手段(列車か飛行機か)、観光、食事、宿泊など)にしたがって優先情報6を設定してもよい(すなわち、ユーザが手動で設定するのではなく、携帯情報端末100によって自動で設定される)。例えば、飛行機による移動や宿泊場所などの変更が困難なスケジュールの優先度を上げるように、携帯情報端末100は優先情報6を設定する。
(優先度の低いスケジュールの扱い)
優先度が低く設定されたスケジュールAが他のスケジュールBと時間的に競合する(いずれか一方しか消化できない)場合、携帯情報端末100は、スケジュールAを消化可能な経路とスケジュールBを消化可能な経路とを、選択可能に提示する。また、携帯情報端末100は、優先度がさらに低く設定されたスケジュール(優先度が最低レベルのスケジュール)を、当該スケジュールが設定されていない場合と同様に扱う。
(2段階の提示を行う優先度の範囲)
上記2段階の提示を行う優先度の範囲を、ユーザは携帯情報端末100に設定できる。例えば、ユーザは優先度が10(最優先)に設定されたスケジュールに対してのみ、携帯情報端末100に上記2段階の提示を行わせることができる。
また、ユーザは、優先度の高いスケジュールであっても、所定時間前に行動情報1を表示面72に表示するだけで、警告を伴う提示を行わないように、携帯情報端末100を設定できる。
(ユーザの設定に応じた行動情報1の提示)
例えば、経路抽出部12aがタクシーを利用する経路を除いて経路2bを抽出するように、ユーザが設定している場合、タクシーを利用する以外の経路が存在する時点では、携帯情報端末100は警告を伴う行動情報1の提示を行わない。タクシーを利用する経路を除けば、最も遅く到着する経路しか残らない時点で、携帯情報端末100は警告を伴う行動情報1の提示を行う。
(ジャンルの分類など)
「移動手段」、「食事場所」、「宿泊施設」などのスケジュールがジャンルに分類されており、当該ジャンルごとに代替可能な経路の条件を、ユーザは携帯情報端末100に指定できる。例えば、ユーザが「食事場所」に対して「代替手段なし」と指定すると、所定の日時8dに当該「食事場所」へ到着不可能になるまで、携帯情報端末100は当該「食事場所」以外を提示しない。
〔行動提案システム300が実行する処理〕
図7に基づいて、行動提案システム300(携帯情報端末100、サーバ200)が実行する処理の流れを説明する。図7は、行動提案システム300で実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は携帯情報端末101およびサーバ201の制御方法の各ステップを表す。
まず、携帯情報端末100の経路取得部12が、位置取得部51から入力された位置8aと、時刻取得部52から入力された時刻8bと、記憶部30aから読み出したスケジュール情報5に含まれる目的地8cおよび日時8dとを送信部22aへ出力する。送信部22aは、経路取得部12から入力された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを、サーバ200へ送信する(ステップ1:以下、S1のように略記する)。
サーバ200の受信部21bは、携帯情報端末100から送信された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを受信する(S2)。受信部21bから入力された情報に基づいて、情報管理部60が記憶部30bから経路2aおよび時間3aを読み出すと(S3)、送信部22bが経路2aおよび時間3aを、携帯情報端末100に送信する(S4)。
携帯情報端末100の受信部21aは、サーバ200から送信された経路2aおよび時間3aを受信し(S5)、経路取得部12がこれら経路2aおよび時間3aを取得する(S6)。次に、経路抽出部12aが、取得した経路2aおよび時間3aのうち、最短の時間3bで目的地8cに到着可能な経路2bを抽出する(S7、第1の抽出ステップ)。そして、条件判定部12bが、経路2bに沿ってユーザが行動した場合に目的地8cへの到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回るか否かを判定する(S8、第1の判定ステップ)。
下回ると判定される場合(S8においてYES)、または下回ると判定されない場合であって(S8においてNO)、経路2cで要する最短の時間3cが、所定の変化量9b以上に変化したこと、および、時間3cを見積もることができないことのうち少なくとも一方を、変化検知部13が検知した場合(S9においてYES)、行動情報提示部14が経路2cを少なくとも含む行動情報1をユーザに提示する(S10)。
制御部11は、時間3cを前回の時間3dとして記憶部30aに格納し(S11)、所定の時間間隔が経過したか否かを判定する(S12)。経過している場合(S12においてYES)、制御部11は上記S1〜S11の処理を繰り返すことによって、経路取得部12が経路2cを上記時間間隔で繰り返し取得することを可能にする。なお、前述したように、上記時間間隔は一定でなくともよい(可変でもよい)。
経過していない場合(S12においてNO)、制御部11は上記一連の処理の終了判定を行い(S13)、終了条件を満たしている場合は(S13においてYES)、処理を終了させる。
〔携帯情報端末100が奏する効果〕
携帯情報端末100は、ユーザの位置8aと現在の時刻8bとから見積もられた時間3cによって、当該目的地への到着が予定される日時がスケジュール情報5に含まれる日時8dを超過しそうな場合、ユーザに経路2cを少なくとも含む行動情報1をユーザに提示できる。これにより、携帯情報端末100は、ユーザにスケジュールの徒過を防止させることができる。
〔実施の形態2〕
図8〜図11に基づいて、本発明の第2の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、前述した実施の形態1に追加される構成や、実施の形態1の構成とは異なる構成のみについて説明する。すなわち、実施の形態1で記載された構成等は、実施の形態2にもすべて含まれる。また、実施の形態1で記載した用語の定義も同じである。
さらに、前述した「スケジュール情報5が優先情報6を含む場合」における携帯情報端末100の動作は、本実施の形態ではすべてサーバ201(図9参照)が実行する。
〔実施の形態1との相違点〕
図10に基づいて、本実施の形態と実施の形態1との相違点を説明する。図10は、携帯情報端末101とサーバ201とを含む行動提案システム301の概略図である。行動提案システム301は、携帯情報端末101とサーバ201とを含む。
本実施の形態と実施の形態1とは、経路2cおよび時間3cの導出が、サーバ側で行われる点で異なる。
実施の形態1に係る携帯情報端末100は経路取得部12と変化検知部13とを備え、経路取得部12は、経路抽出部12aと条件判定部12bとを含んでいた(図1参照)。一方、本実施の形態に係る携帯情報端末101は、変化検知部13を備えない。また、携帯情報端末101が備えた経路取得部12は、経路抽出部12aおよび条件判定部12bを含まない(図8参照)。一方、サーバ201が、経路抽出部15a、条件判定部15b、および変化検知部16を備えた(図9参照)。
すなわち、実施の形態1では携帯情報端末100がサーバから経路2aおよび時間3aを受信し、この中から経路2cおよび時間3cを導出していた。これに対して本実施の形態では、図10に示すように、携帯情報端末101はサーバ201によって導出された経路2cおよび時間3c(すなわち既に導出された情報)を受信する。
言い換えれば、「目的地への到着が予定される日時が、スケジュール情報5に含まれる日時8dを超過しそうな状態にある」場合、サーバ201が携帯情報端末101に経路2cを配信する(例えばプッシュ配信する)ことによって、当該経路をユーザに提示する。すなわち、サーバ201がユーザの状況を観察し、必要に応じてアラートを配信する。
〔携帯情報端末101の構成〕
図8に基づいて、携帯情報端末101の構成を説明する。図8は、携帯情報端末101の要部構成を示すブロック図である。なお、前述と同様に、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。また、前述した携帯情報端末100に含まれる構成と同一の構成には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
経路取得部12は、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回る経路2cを直接サーバ201から取得する。
なお、実施の形態1に係る携帯情報端末100と同様に、経路取得部12は、経路2cとは異なる経路であって、ユーザが現在の位置8aから出発して目的地8cへ到着可能な他の経路2dを、経路2cとともにさらに取得してもよい。
〔サーバ201の構成〕
図9に基づいて、サーバ201の構成を説明する。図9は、サーバ201の要部構成を示すブロック図である。なお、携帯情報端末101と同様に、実施の実情に則して、本実施の形態に係るサーバ201は省略したその他の構成を含んでもよい。
サーバ201は、実施の形態1に係るサーバ200が備えた構成に加えて、経路抽出部15a、条件判定部15b、および変化検知部16をさらに備えた。以下、受信部21b、送信部22b、情報管理部60、経路抽出部15a、条件判定部15b、変化検知部16、および記憶部30bの順序で各構成が担う機能を説明する。
受信部(受信手段)21bは、携帯情報端末100から送信された位置8a、時刻8b、および目的地8c、日時8dを受信し、情報管理部60へ出力する。なお、受信部21bは、携帯情報端末101から日時8d、目的地8c、および携帯情報端末101のユーザの現在の位置8aを予め受信しておくことができる。
経路抽出部(第2の抽出手段)15aは、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ出発した場合、最短の時間3bで当該目的地へ到着可能な経路2bを抽出する。
具体的には、情報管理部60から経路2aおよび時間3aが入力されると、経路抽出部15aは、経路2aのうち最短の時間3bで目的地8cへ到着可能な経路を、経路2bとして特定する。経路抽出部15aは、抽出した経路2bおよび時間3bを、条件判定部15bに出力する。
また、経路抽出部15aは、受信部21bによって日時8d、目的地8c、およびユーザの現在の位置8aが予め受信されている場合、これらの情報に基づいて最短の時間3bで当該目的地へ到着可能な経路2bを、所定の時間間隔で繰り返し抽出する。
条件判定部(第2の判定手段)15bは、経路抽出部15aによって抽出された経路2bであって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に目的地8cへの到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回るか否かを判定する。
具体的には、経路抽出部15aから経路2bおよび時間3bが入力されると、条件判定部15bは、記憶部30bからしきい値時間9aを読み出す。そして、上記到着が予定される日時と日時8dとの差によって表される時間を計算し、当該差としきい値時間9aとの大小を比較する。
上記差によって表される時間がしきい値時間9aを下回る場合、条件判定部15bは、経路2bおよび時間3bを、それぞれ経路2cおよび時間3cとして変化検知部16および送信部22bにそれぞれ出力する。
また、条件判定部15bは、経路抽出部15aによって経路2bが繰り返し抽出される場合、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と所定の日時8dとの差によって表される時間3bが、しきい値時間9aを下回るか否かを繰り返し判定する。
変化検知部16は、経路2cで要する最短の時間3cが、所定の変化量9b以上に変化したこと、および、時間3cを見積もることができないことのうち、少なくとも一方を検知する。
具体的には、条件判定部15bから経路2cおよび時間3cが入力されると、変化検知部16は、時間3cの前回値(前回の時間3d)と変化量9bとを記憶部30aから読み出す。そして、変化検知部16は、時間3cと前回の時間3dとの差が変化量9bを上回っているか否かを判定する。
上回っている場合、または何らかの原因によって時間3cを見積もることができない場合、変化検知部16は上回っていることを示す検知結果4と、経路取得部12から入力された経路2cおよび時間3cとを送信部22bに出力する。なお、前述と同様に、時間3cを見積もることができない場合、送信部22bに出力される時間3cは、例えば「NULL」などの異常を示す値をとる。一方、上回っていない場合、変化検知部16は上回っていないことを示す検知結果4のみを送信部22bに出力する。
送信部(第2の送信手段)22bは、条件判定部15bによってしきい値時間9aを下回ると判定された場合、経路2bを経路2cとして携帯情報端末101に送信する。また、条件判定部15bによって時間3bがしきい値時間9aを下回るか否かが繰り返し判定される場合、送信部22bは経路2bを経路2cとして、所定の時間間隔で携帯情報端末101に繰り返し送信する。
記憶部30bは、ユーザが現在の時刻8bに現在の位置8aから目的地8cへ到着するまでに要する時間3aと、当該現在の位置から目的地8cに至る経路2aとを蓄積する。また、記憶部30bは、しきい値時間9aおよび前回の時間3dをさらに格納する。
〔行動提案システム301が実行する処理〕
図11に基づいて、行動提案システム301(携帯情報端末101、サーバ201)が実行する処理の流れを説明する。図11は、行動提案システム301で実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は携帯情報端末101およびサーバ201の制御方法の各ステップを表す。
まず、携帯情報端末101の経路取得部12が、位置取得部51から入力された位置8aと、時刻取得部52から入力された時刻8bと、記憶部30aから読み出したスケジュール情報5に含まれる目的地8cおよび日時8dとを送信部22aへ出力する。送信部22aは、経路取得部12から入力された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを、サーバ200へ送信する(S20)。
サーバ201の受信部21bは、携帯情報端末101から送信された位置8a、時刻8b、目的地8c、および日時8dを受信する(S21)。受信部21bから入力された情報に基づいて、情報管理部60が記憶部30bから経路2aおよび時間3aを読み出す(S22)。
次に、経路抽出部15aが、取得した経路2aおよび時間3aのうち、最短の時間3bで目的地8cに到着可能な経路2bを抽出する(S23、第2の抽出ステップ)。そして、条件判定部15bが、経路2bに沿ってユーザが行動した場合に目的地8cへの到着が予定される日時とスケジュール情報5の所定の日時8dとの差によって表される時間が、しきい値時間9aを下回るか否かを判定する(S24、第2の判定ステップ)。
下回ると判定される場合(S24においてYES)、または下回ると判定されない場合であって(S24においてNO)、経路2cで要する最短の時間3cが、所定の変化量9b以上に変化したこと、および、時間3cを見積もることができないことのうち少なくとも一方を、変化検知部13が検知した場合(S25においてYES)、送信部22bが経路2aおよび時間3aを、携帯情報端末101に送信する(S26、第2の送信ステップ)。
携帯情報端末100の受信部21aは、サーバ200から送信された経路2cおよび時間3cを受信し(S27)、経路取得部12がこれら経路2cおよび時間3cを取得する(S28、取得ステップ)。そして、行動情報提示部14が経路2cを少なくとも含む行動情報1をユーザに提示する(S29、提示ステップ)。
情報管理部60は、時間3cを前回の時間3dとして記憶部30bに格納し(S30)、所定の時間間隔が経過したか否かを判定する(S31)。経過している場合(S31においてYES)、情報管理部60は上記S21〜S26の処理を繰り返すことによって、経路取得部12が経路2cを上記時間間隔で繰り返し取得することを可能にする。経過していない場合(S31においてNO)、情報管理部60は上記一連の処理の終了判定を行い(S32)、終了条件を満たしている場合は(S32においてYES)、処理を終了させる。
〔携帯情報端末101が奏する効果〕
「目的地への到着が予定される日時が、スケジュール情報5に含まれる日時8dを超過しそうな状態にある」場合、サーバ201は携帯情報端末101に経路2cを配信することができる。そして、携帯情報端末101は、サーバ201から受信した経路2cをユーザに提示できる。
すなわち、サーバ201がユーザの状況を観察し、必要に応じてアラートを配信することができるという効果を奏する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、携帯情報端末100、携帯情報端末101、サーバ200、およびサーバ201の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、携帯情報端末100、携帯情報端末101、サーバ200、およびサーバ201は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯情報端末100、携帯情報端末101、サーバ200、またはサーバ201の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、携帯情報端末100、携帯情報端末101、サーバ200、またはサーバ201に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、携帯情報端末100、携帯情報端末101、サーバ200、またはサーバ201を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明は、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、公共場所等に設置されている案内ディスプレイなどの、各種の電子機器に適用できる。
1 行動情報
2a 経路
2b 経路(最短の時間で目的地へ到着可能な経路)
2c 経路(第1の経路、所定の時間を下回ると判定された経路)
2d 経路(他の経路)
3a 時間
3b 時間(最短の時間)
3c 時間(第1の経路で要する最短の時間)
3d 前回の時間
5 スケジュール情報(スケジュール情報)
6 優先情報(優先情報)
8a 位置(現在の位置)
8b 時刻(現在の時刻)
8c 目的地(目的地)
8d 日時(所定の日時)
9a しきい値時間(所定の時間)
9b 変化量(所定の時間幅)
12 経路取得部(取得手段)
12a 経路抽出部(第1の抽出手段)
12b 条件判定部(第1の判定手段)
13 変化検知部(検知手段)
14 行動情報提示部(提示手段)
15a 経路抽出部(第2の抽出手段)
15b 条件判定部(第2の判定手段)
21b 受信部(受信手段)
22a 送信部(第1の送信手段)
22b 送信部(第2の送信手段)
100 携帯情報端末(情報処理装置)
101 携帯情報端末(情報処理装置)
200 サーバ(経路提供サーバ)
201 サーバ(経路提供サーバ)
300 行動提案システム(行動提案システム)
301 行動提案システム(行動提案システム)

Claims (17)

  1. ユーザが所定の日時に目的地へ到着すべきことを示すスケジュール情報を参照し、任意の位置から前記目的地へ至る経路を示す情報処理装置であって、
    前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された第1の経路をユーザに提示する提示手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段によって抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第1の判定手段とをさらに備え、
    前記取得手段は、前記第1の判定手段によって所定の時間を下回ると判定された経路を、前記第1の経路として取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記第1の経路を所定の時間間隔で繰り返し取得し、
    前記取得手段によって繰り返し取得された第1の経路で要する最短の時間が、所定の時間幅以上に変化したこと、および、前記最短の時間を見積もることができないことのうち、少なくとも一方を検知する検知手段をさらに備え、
    前記提示手段は、前記検知手段によって少なくとも一方が検知された場合、当該第1の経路をユーザに提示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記第1の経路とは異なる経路であって、前記ユーザが現在の位置から出発して前記目的地へ到着可能な他の経路を、第1の経路とともにさらに取得し、
    前記提示手段は、前記取得手段によって取得された他の経路をユーザにさらに提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記スケジュール情報は、ユーザが所定の日時に目的地を経由することの優先度を示す優先情報を含み、
    前記提示手段は、前記優先情報に基づいて、前記目的地を経由した以降の目的地へ至る経路を、前記取得手段によって取得された他の経路としてユーザにさらに提示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記提示手段は、前記取得手段によって取得された経路に沿ってユーザが行動した場合に前記目的地への到着が予定される日時と、前記スケジュール情報で示されるスケジュールの終了時刻との差によって表される時間をさらに提示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記スケジュール情報の所定の日時、目的地、現在の時刻、およびユーザの現在の位置を、外部のサーバに送信する第1の送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 任意の位置から所定の目的地へ至る経路を情報処理装置に送信する経路提供サーバであって、
    ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段によって所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信手段とを備えたことを特徴とする経路提供サーバ。
  9. 前記情報処理装置から前記所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置を予め受信しておく受信手段をさらに備え、
    前記第2の抽出手段は、前記受信手段によって予め受信された所定の日時、目的地、およびユーザの現在の位置に基づいて、前記最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を、所定の時間間隔で繰り返し抽出し、
    前記第2の判定手段は、前記抽出手段によって繰り返し抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを繰り返し判定し、
    前記第2の送信手段は、前記判定手段によって所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として、前記所定の時間間隔で繰り返し前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の経路提供サーバ。
  10. 請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置と、請求項8または9に記載の経路提供サーバとを含むことを特徴とする行動提案システム。
  11. ユーザが所定の日時に目的地へ到着すべきことを示すスケジュール情報を参照し、任意の位置から前記目的地へ至る経路を示す情報処理装置の制御方法であって、
    前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路であって、当該経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回る経路を、第1の経路として取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された第1の経路をユーザに提示する提示ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 前記ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第1の抽出ステップと、
    前記第1の抽出ステップにおいて抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記スケジュール情報の所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第1の判定ステップとをさらに含み、
    前記取得ステップは、前記第1の判定ステップにおいて所定の時間を下回ると判定された経路を、前記第1の経路として取得することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. 任意の位置から所定の目的地へ至る経路を情報処理装置に送信する経路提供サーバの制御方法であって、
    ユーザが現在の時刻に現在の位置から前記目的地へ出発した場合、最短の時間で当該目的地へ到着可能な経路を抽出する第2の抽出ステップと、
    前記第2の抽出ステップにおいて抽出された経路に沿ってユーザが行動した場合に当該目的地への到着が予定される日時と前記所定の日時との差によって表される時間が、所定の時間を下回るか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップにおいて所定の時間を下回ると判定された場合、前記経路を第1の経路として前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする経路提供サーバの制御方法。
  14. 請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  15. 請求項8または9に記載の経路提供サーバを動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  16. 請求項14に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 請求項15に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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