JP2013248934A - 水分離器 - Google Patents

水分離器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013248934A
JP2013248934A JP2012123931A JP2012123931A JP2013248934A JP 2013248934 A JP2013248934 A JP 2013248934A JP 2012123931 A JP2012123931 A JP 2012123931A JP 2012123931 A JP2012123931 A JP 2012123931A JP 2013248934 A JP2013248934 A JP 2013248934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water separator
aircraft
air
flow
conditioning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012123931A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yamamoto
将之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2012123931A priority Critical patent/JP2013248934A/ja
Publication of JP2013248934A publication Critical patent/JP2013248934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/50On board measures aiming to increase energy efficiency

Landscapes

  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

【課題】航空機用空調システムに用いられる水分離器では、配管が長いため、旋回流が下流の配管壁との摩擦による空気の流れ抵抗及び圧力損失が大きくなり、機体が飛行する際の駆動力源となるエンジン抽気のうち、空調システムに使用する割合を増やさねばならず、航空機の燃費を悪化させていた。
【解決手段】航空機用空調システムに用いられる水分離器の旋回流発生要素の下流側に、旋回流の旋回方向に沿って下流側の配管中心に向かって付勢する軸流発生要素を備えることにより、水分離器の圧力損失を低減し、空調システムに供給するエンジン抽気の割合を低減させ、航空機の燃費を向上させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、航空機用の空調システムに用いられる水分離器に関する。
航空機の空調システムに用いられる水分離器は、エンジン抽気中に含まれる水分又はエンジン抽気を熱交換器等により冷却して抽気中に凝結する水分を除去するために用いられる。原子力発電所等、鉛直方向に大きなスペースをとることが容易な箇所に設けられる水分離器では、気体流を下方から上方に向けて流すとともに、旋回流を発生させ、遠心力により水分を分離し外部に排出する構成のものであるが、航空機用空調装置等、鉛直方向に大きなスペースをとることが困難な箇所に設けられる水分離器においては、横向きに延伸した水分離器が提案されている(特許文献1参照)。
図3に従来の水分離器の構成を示す。水分離器101に水分を含む空気が導入されると、空気流が旋回流発生用の静翼103により螺旋状の旋回流となる。その際、空気中に含まれる水分は遠心力により入口管102の内壁に付着しながら螺旋状をなして下流に流れ、下流に設けられた入口管102より大径の第1トラップ108、第2トラップ109に流入する。
流入した旋回流から分離された水分は、第1トラップ108、第2トラップ109の内
壁に付着しながら螺旋状をなして下流に流れるが、途中で水切り領域113、117に達した水分は貫通孔113a、117aを通って桶119に入り排水路120から外部に排出される。
特開2010−104906号公報 特開2002−321697号公報
上記のような水分離器では、旋回流発生要素で発生させた旋回流は、下流の配管壁との摩擦によって徐々にそのエネルギーを失い、いずれ軸流となる。特許文献2に示されるような従来の航空機用の空調システムでは、水分離器で水分を除去した空気をタービンによる断熱膨張によって冷却して機内に供給するため、水分離器の圧力損失によってタービン・パワーが低下して冷却能力が低下してしまう。この冷却能力を補うため、主には機体を推進させるための駆動力源として用いられるエンジンの抽気のうち、空調システムで使用する割合を増やさねばならず、燃費を悪化させる要因となっていた。
この問題を解決するために、本発明では、航空機用空調システムに用いられる水分離器において、水分を含む気体を導入させる入口管と、この入口管内に旋回流を発生させるための旋回流発生要素と、旋回流発生要素下流に設けた直管部と、前記入口管の下流側に連通する筒状をなし、外部と連通する水切り孔を有する水切り領域を外壁の一部に設定されたトラップと、前記トラップの下流側に連結された配管の内壁に、前記旋回流を軸流にするための静翼を備える。
本発明によれば、航空機用の空調システムにおいて、旋回流発生要素によって発生した旋回流が、配管壁との摩擦によってエネルギーを失うエネルギーロスを低減し、また旋回流による動圧を静圧に回復させることで、機内に十分な圧力の温調済みの空気を効率よく供給することができ、空調システムに供給するエンジンの抽気の割合を抑え、航空機の燃費を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器を用いた航空機用空調システムの構造を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る水分離器の構造及び空気の流れを模式的に示した説明図である。 従来の水分離器の構造を示した説明図である。
図1に高圧除湿方式の航空機用空調システム1の一例を示す。高圧除湿方式の航空機用空調システムは、空気冷凍サイクルにより低温空気を得るもので、コンプレッサー4により圧縮したエンジン2の抽気を、熱交換器3におけるラム空気との熱交換により冷却し、その冷却した抽気を再生熱交換器5における熱交換によりさらに冷却した後に、コンデンサ6における低温空気との熱交換により冷却することで、その抽気中の水分を露点以下に冷却し、その水分を水分離器8において遠心力を利用して分離している。
水分離器8は、図2に示すように、水分離部9と、圧力回復部10に分けられ、水分離部9は、水分を含む気体を導入する入口管12と、この入口管12内に旋回流を発生させるための旋回流発生用の静翼13と、前記入口管12の下流側に連通する筒状をなし、外部と連通する水切り孔である貫通孔26を有する水切り領域27を外壁の一部に設定する第1、第2のトラップ16a、16bを有するトラップ部16とを備える。前記入口管12は、この水分離器8よりも上流側の配管に接続された、丸パイプ状の部材である。
前記旋回流発生用の静翼13は、前記入口管12中に設けられ、この入口管12の軸心近傍に位置するコア19と、このコア19から下流側に向かい軸方向視した際の位相を変化させつつ外方に延伸する複数のフィン20とを具備する。そして、前記入口管12内の空気流がこの旋回流発生用の静翼13のフィン20間を通過することにより前記入口管12内の空気流が旋回流となる。
前記トラップ部16は、本実施形態では、上流側に位置する第1のトラップ16aと、下流側に位置する第2のトラップ16bとを直列に設けている。
トラップ16aは、上流側の端縁を形成する上流側端壁21と、下流側の端縁を形成する仕切り壁23と、これら上流側端壁部21及び仕切り壁23の外側縁間を接続する周壁22とを備えた円筒状をなす部材である。また、このトラップ16aの下端部には、上述したように、水切り孔である貫通孔26を有する水切り領域27を設けている。この第1のトラップ16aの内部には、前記入口管12を延伸させて設けた第1の返し部14aを形成している。
第2のトラップ16bは、上流側の端縁を形成する仕切り壁23と、下流側の端縁を形成する下流側端壁部25と、これら仕切り壁23及び下流側端壁25の外側縁間を接続する周壁22とを備えた円筒状をなす部材である。
圧力回復部10における軸流発生用の静翼28は、トラップ部16の下流側に連結された配管30の内壁に設けられ、上流側の配管内壁から下流側の配管30の中心方向に向かって延伸するフィン29を有する。
このような水分離器8に水分を含む空気が導入されると、まず、空気流が旋回流発生用の静翼13のフィン20間を通過することにより、螺旋状の旋回流となる。その際、空気中に含まれる水滴は、遠心力により入口管12の内壁に付着しながら下流に流れる。
その後、空気流は旋回流状態のまま第1のトラップ16a内に導入される。その際、入口管12の内壁に付着しながら流れていた水滴は、遠心力を受けて周壁22に達する。そして、周壁22に沿って螺旋状をなして下流側に進む間に、水切り領域27の貫通孔26に達したタンク17に導かれ、排水路18を介して外部に排出される。尚、第1返し部14aの外壁に沿って一旦上流側に向かう流れが生じるため、入口管12の内壁に付着しながら流れていた水滴が遠心力を受けて周壁22に達する際に、下流側に飛散することを防止できる。
また、この第1のトラップ16aを通過した空気流は、次いで前記第2返し部24内を通
過して第2のトラップ16b内に導入される。その際、第1のトラップ16aを飛び超えた水滴は、遠心力を受けて周壁22に達する。そして、前記周壁22に沿って螺旋状をなして下流側に進む間に、水切り領域27の貫通孔26に達した際にタンク17に導かれ、排水路18を介して外部に排出される。尚、第2返し部24の外壁に沿って一旦上流側に向かう流れが生じるため、第1のトラップ16aを飛び超えた水滴が遠心力を受けて周壁22に達する際に、下流側に飛散することを防止できる。
トラップ部16を通過した旋回流は、軸流発生用の静翼28のフィン29を通過することにより、下流側の配管30の中心方向へ付勢され、軸流となるように構成し、旋回流の動圧を静圧に変換(静圧回復)している。
また、図2のように軸流発生用の静翼のフィン29を、旋回流発生要の静翼13の旋回方向と同じ方向に湾曲させることにより、旋回流とフィンの表面との摩擦を小さくすることができ、更なるエネルギーロスの低減効果が得られる。
水分離器8を通過した軸流は、再生熱交換器5における水分分離前の抽気の冷却に用いた後に、タービン11において膨張させることで低温空気とする。この低温空気をコンデンサ6における抽気の冷却に用いた後に航空機の室内に送り出している。
また、そのタービン11とコンデンサ6との間にバルブ7を介してエンジン抽気を導入可能とすることで、コンデンサ6の抽気流路での水分の氷結を解消している。
水分離部9のトラップ16を通過した旋回流を、軸流発生用の静翼28によって軸流としたことにより、水分離器を通過した空気が配管30の壁面において摩擦が発生する圧力損失を小さくし、また、旋回流による動圧を静圧に回復させることで、エネルギーロスを低減することが可能となった。このため、十分な圧力の調温済み空気を効率よく機内に供給することができ、空調システムに供給するエンジン抽気の割合を抑え、航空機の燃費を向上することができる。
1 航空機用空調システム 2 エンジン
3 熱交換器 4 コンプレッサー
5 再生熱交換器 6 コンデンサ(熱交換部)
7 バルブ 8 水分離器
9 水分離部 10 圧力回復部
11 タービン 12 入口管
13 旋回流発生用の静翼 14 直管部
14a 第1返し部 15 低温空気流路
16 トラップ部 16a 第1のトラップ
16b 第2のトラップ 17 タンク
18 排水路 19 コア
20 旋回流発用の静翼のフィン 21 上流側端壁部
22 周壁 23 仕切り壁
24 第2返し部 25 下流側端壁部
26 貫通孔 27 水切り領域
28 軸流発生用の静翼 29 軸流発生用の静翼のフィン
30 配管

Claims (2)

  1. 航空機用空調システムに用いられる水分離器であって、水分を含む気体を導入させる入口管と、この入口管内に旋回流を発生させるための旋回流発生要素と、旋回流発生要素下流に設けた直管部と、前記入口管の下流側に連通する筒状をなし、外部と連通する水切り孔を有する水切り領域を外壁の一部に設定されたトラップと、前記トラップの下流側に連結された配管の内壁に、前記旋回流を軸流にするための静翼を備えることを特徴とする水分離器。
  2. 前記静翼は、前記旋回流と同じ旋回方向に湾曲するフィンからなることを特徴とする、請求項1に記載の水分離器。
JP2012123931A 2012-05-31 2012-05-31 水分離器 Pending JP2013248934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012123931A JP2013248934A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 水分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012123931A JP2013248934A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 水分離器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013248934A true JP2013248934A (ja) 2013-12-12

Family

ID=49848059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012123931A Pending JP2013248934A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 水分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013248934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137618A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 トヨタ紡織株式会社 プリクリーナ
CN109395476A (zh) * 2018-12-21 2019-03-01 核动力运行研究所 一种带压力恢复级的汽水分离器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137618A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 トヨタ紡織株式会社 プリクリーナ
CN109395476A (zh) * 2018-12-21 2019-03-01 核动力运行研究所 一种带压力恢复级的汽水分离器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6272497B2 (ja) 油分離器
US20170096910A1 (en) Turbine Engine Oil Reservoir with Deaerator
JP6670196B2 (ja) 圧縮式冷凍機の気液分離器
US20190063801A1 (en) Evaporator and centrifugal chiller provided with the same
US10765981B2 (en) Moisture separator configuration
CN104019585B (zh) 满液式蒸发器及满液式空调机组
US10744437B2 (en) Vented dynamic pressure recovery module for aircraft ECS
JP5912323B2 (ja) 蒸気タービンプラント
CN105709508A (zh) 气体液体分离器
JP2013248934A (ja) 水分離器
JP2010043969A (ja) 気水分離器及びこれを備えた沸騰水型原子炉
CN204345983U (zh) 具有双重分离作用的立式油气分离器
CN104034103A (zh) 新型氨制冷中间冷却器
CN104019590B (zh) 氨制冷气液分离器
WO2012043128A1 (ja) 油分分離手段およびこれを備えた冷凍装置
JP2013117372A (ja) 気液分離装置および気液分離装置を備えた冷凍装置。
CN203908142U (zh) 新型氨制冷气液分离器
JP5803639B2 (ja) 水分離器
US20150308338A1 (en) Gas turbine inlet having integrated coils and mist reducing vanes
JP5818557B2 (ja) 蒸気タービンプラント
CN104006588A (zh) 三级分离式高效卧式分油装置
JP3185900U (ja) 航空機用空調システムの構成品に用いるドレン機構
CN206257054U (zh) 压缩机排气管及压缩机
WO2015196997A1 (zh) 用于从气体分离液体的双袋型叶片式分离器
KR100819015B1 (ko) 압축기 내장형 오일 분리기