JP2013247205A - 固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器 Download PDF

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Abstract

【課題】周辺統合ICチップとともにパッケージに収容されるCCDチップの転送効率を簡単に向上させることができ、これによりCCDチップがテスト工程で転送効率の劣化に起因して不良と判定されるのを簡単に抑制することができ、その結果、歩留りの低下を招くことなく、最終製品での動作の保障を行うことができる固体撮像装置を実現する。
【解決手段】入射光を画素信号電荷に変換するCCDチップ110と、CCDチップ110を駆動制御する周辺統合ICチップ120とを有し、CCDチップ110および周辺統合ICチップ120を同一パッケージ内に収容した固体撮像装置100において、CCDチップ110は電荷転送部を有し、周辺統合ICチップ120は、この電荷転送部を駆動信号により駆動する駆動回路を有し、この駆動信号の特性は、CCDチップ110の個体ばらつきによる電荷転送部の特性変動を吸収するように設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器に関し、特に、固体撮像素子を構成する半導体チップとその周辺回路を構成する半導体チップとを同一パッケージ内に収容してなる固体撮像装置、このような固体撮像装置の組立方法、およびこのような固体撮像装置を含む電子情報機器に関するものである。
近年、固体撮像装置における高画素化が進んでおり、画素のピッチが急激に小さくなってきている。
そのため、従来のCCD型固体撮像装置では、画素信号を垂直方向に転送する転送路部分の面積、つまり垂直転送部における垂直転送チャネルの幅も小さくなり、垂直転送効率が下がっている。
また、従来のCCD型固体撮像装置では、低消費電力化のために、水平読み出しの複数フィールド化が行われ、水平転送効率が下がっている。
例えば、画素を行列状に配列してなる画素部の奇数画素列からの画素信号と、この画素部の偶数画素列からの画素信号とを別々のフィールドで読み出すようにして水平転送部の駆動信号の周波数を下げ、これにより低消費電力化を図っている。
ところが、画素ピッチの縮小に起因する垂直転送効率の低下は垂直転送劣化不良を招き、また、水平読み出しの複数フィールド化により水平転送効率が低下して水平転送劣化不良が発生し、その結果、固体撮像装置の性能低下と歩留り低下を招いていた。
図10は、従来の固体撮像装置を説明する図であり、図10(a)は、この固体撮像装置を構成する固体撮像素子と周辺集積回路素子との間での信号の流れを示し、図10(b)は、該固体撮像素子の構成を示している。
この固体撮像装置200は、CCDイメージセンサチップをパッケージ内に収容してなる固体撮像素子(CCD)200aと、CCDイメージセンサチップを駆動する種々の周辺回路をパッケージ内に統合して収容してなる周辺回路素子(CCD周辺統合IC)200bとを有しており、固体撮像素子200aおよび周辺回路素子200bは実装基板(図示せず)上に実装されている。
この固体撮像素子200aは、図10(b)に示すように、半導体基板上に複数の受光画素Pxを行列状に配列してなる画素アレイ201を有している。画素アレイ201では、各受光画素Pxを構成する光電変換部(フォトダイオード部)PDが行列状に配列され、また各光電変換部PDの列毎に、この光電変換部PDに蓄積された電荷を例えば4相の垂直駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4により垂直方向Xに転送する垂直転送部202が配置されている。ここで、受光画素Pxは、光電変換部PDと、垂直転送部202の、この光電変換部PDに対向する部分と、この光電変換部PDに蓄積された電荷を垂直転送部202へ読み出すための電荷読出部(読出ゲート)Tgとから構成されている。また、固体撮像素子200aは、垂直転送部202からの信号電荷を例えば2相の水平駆動信号φH1およびφH2とリセット信号φRにより水平方向Yに転送する水平転送部203と、この水平転送部203からの信号電荷を電圧信号(アナログ信号)Saに変換し増幅して、CCD出力信号として出力する出力回路204とを有している。なお、リセット信号φRは水平転送部203の最終段に設けられたリセット電極に印加される信号であり、各受光画素からの信号電荷が出力回路204により電圧信号に変換されて出力される度に、この信号電荷を破棄するための信号である。
一方、上記周辺回路素子200bは、上記垂直駆動信号φV(具体的にはφV1、φV2、φV3、φV4)を垂直転送部202に供給し、かつ水平駆動信号φH(具体的にはφH1、φH2)およびφRを水平転送部203に供給するとともに、各画素に蓄積された信号電荷を半導体基板の外部に排出するための基板制御信号Csを半導体基板に供給し、さらに固体撮像素子200aからのCCD出力信号として出力される画像信号(アナログ信号)Saをデジタル信号に変換する構成となっている。この周辺回路素子200bは、外部からの制御信号Scおよび同期信号Stを受け、これらの信号に基づいて固体撮像素子に対する駆動制御および固体撮像素子からの画像信号のAD変換を行うよう構成されている。
なお、固体撮像素子200aおよび周辺回路素子200bには外部から電源信号Psとして電力が供給されるようになっている。
次に、この固体撮像装置200の組立方法について説明する。
図11は、この固体撮像装置200の組立て方法を工程順に示す図であり、ここでは、固体撮像装置がカメラなどの最終製品に組み込まれる場合について説明する。
まず、アセンブリ工程S1では、固体撮像素子200aおよび周辺回路素子200bが別々に実装基板上に組み立てられ、実装基板と電気的に接続される。
その後、テスト工程S2では、組み立てられた固体撮像素子200aおよび周辺回路素子200bに対して別々にテストが行われ、このテストの結果、良品と判定されたものが最終製品に組み込まれる(工程S3)。
このようなテスト工程では、固体撮像素子の固体ばらつきによる転送不良が発生しているものは排除できるが、従来の固体撮像装置は、これを構成する固体撮像素子と周辺回路素子とが別々にテストされるので、テスト工程では、固体撮像素子および周辺回路素子がそれぞれ最終製品にて設計どおりの性能を発揮するよう保障しなければならず、特に、固体撮像素子については、このテスト工程で多数の不良が発生していた。
なお、このような従来の固体撮像装置では、固体撮像素子と周辺回路素子とが別々のパッケージに収容されているので、それぞれ別々に機器の基板に実装する必要があり、機器の組立に手間がかかるという問題がある。
これに対しては、特許文献1には、固体撮像装置を構成する固体撮像素子(CCD)と周辺回路素子(CCD周辺統合IC)とをワンパッケージ化して、固体撮像装置を機器に組み込む際に手間がかからないようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、固体撮像素子を用いた電子内視鏡と、電子内視鏡を制御するプロセッサ装置とを有する内視鏡システムにおいて、個体差によらず常に最適な状態で電子内視鏡の固体撮像素子を駆動させるために、電子内視鏡の個体情報(型番データ)に基づいて、電子内視鏡に供給する電源電圧を調整するものが開示されている。
特開2003−332589号公報 特開2010−088656号公報
以上のように従来の固体撮像装置では、これを構成する固体撮像素子と周辺回路素子とが別々に組み立てられてテストされるので、テスト工程では、個体ばらつきによる転送不良が発生している固体撮像素子や固体ばらつきによる基準以下の性能劣化が生じている周辺回路素子は排除できるが、固体撮像素子および周辺回路素子がそれぞれ最終製品にて仕様どおりの性能を発揮するよう保障しなければならず、特に、固体撮像素子については、このテスト工程で多数の不良が発生するという問題があり、歩留りの低下によるコストアップは回避できない。
また、特許文献1についても、上記と同様に、固体撮像素子および周辺回路素子のテストにより、最終製品にて仕様どおりの性能を発揮するよう保障しなければならず、特に、固体撮像素子については、このテスト工程で多数の不良が発生するという問題があり、歩留りの低下によるコストアップは回避できない。
この問題に対しては、固体撮像素子単体での転送効率の向上を図ることにより改善する改善法が考えられるが、この改善法は、半導体プロセスへの投資や技術開発を伴うものであり、非常に高難度なものである。
また、特許文献2では、電源電圧の調整により、個体差によらず常に最適な状態で電子内視鏡の固体撮像素子を駆動させているが、この方法は、電源電圧の調整機能を持たないカメラなどの電子機器に搭載される固体撮像素子には適用できない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、周辺回路素子とともにパッケージに収容される固体撮像素子の個体ばらつきに起因する転送効率の劣化を簡単に回復させることができ、これにより固体撮像素子がテスト工程で転送効率の劣化に起因して不良と判定されるのを抑制して、歩留りの低下を抑えつつ最終製品での動作の保障を行うことができる固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器を得ることを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、入射光の光電変換により画素信号電荷を生成する複数の受光画素を有し、該画素信号電荷に対応した画像信号を出力する固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御する周辺IC素子とを有し、該固体撮像素子および該周辺IC素子を同一パッケージ内に収容した固体撮像装置であって、該固体撮像素子は、該複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を転送する電荷転送部を有し、該周辺IC素子は、該電荷転送部を駆動信号により駆動する駆動回路を有し、該駆動信号の特性は、該固体撮像素子の個体ばらつきによる該電荷転送部の特性変動が該駆動信号の特性により吸収されるように設定されており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記駆動信号の電圧値、電流値、および位相のうちの少なくとも1つは、複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した前記電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記周辺IC素子は、前記最適値を記憶する記憶部を有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記駆動信号はパルス信号であり、該駆動信号の電圧値は前記パルス信号の振幅であって、該電圧値の複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した前記電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記駆動信号はパルス信号であり、該駆動信号の電流値は、前記駆動回路の駆動能力に相当する前記パルス信号のパルス立上り特性あるいはパルス立下り特性を決めるものであって、該電流値の複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記電荷転送部は、前記画素信号電荷を転送する転送経路に沿って配置された複数の転送電極を有し、前記駆動信号はパルス信号であり、前記駆動回路は、前記駆動信号として、位相の異なる複数のパルス信号のそれぞれを該複数の転送電極のうちの対応する転送電極に印加して該電荷転送部を駆動し、該駆動信号の位相は、該複数のパルス信号の位相を決めるものであり、該駆動信号の位相は、該複数のパルス信号のうちの、隣接する転送電極に印加されるパルス信号の位相差が、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該電荷転送部の特性に対して最適になるように、該駆動信号の位相の複数の候補値のうちの最適値に設定されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記電荷転送部は、前記複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、該垂直転送部から転送されてきた画素信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを含み、前記駆動回路は、該垂直転送部を駆動する駆動信号として、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該垂直転送部の特性に対して最適な特性を有する垂直駆動信号を該垂直転送部に出力するとともに、該水平転送部を駆動する駆動信号として、該固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該水平転送部の特性に対して最適な特性を有する水平駆動信号を該水平転送部に出力することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記周辺IC素子は、前記駆動回路に加えて、前記画素信号電荷に応じたアナログ画像信号に対してノイズ除去処理を施す信号処理回路と、該ノイズ除去処理が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するAD変換回路と、前記駆動回路に前記垂直駆動信号および前記水平駆動信号のそれぞれの電圧値、電流値、位相に関するデジタル情報を出力するデジタル情報出力回路と、該信号処理回路、該AD変換回路、該デジタル情報出力回路、および該駆動回路を制御する制御回路とを備えていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記固体撮像素子および前記周辺IC素子を実装する実装基板を備え、該実装基板の一方の面上に該固体撮像素子が実装されており、該実装基板の一方の面とは反対側の他方の面上に、該固体撮像素子と対向するよう該周辺IC素子が実装されており、該固体撮像素子と該周辺IC素子とは、該実装基板を貫通する配線により電気的に接続されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記固体撮像素子および前記周辺IC素子を実装する実装基板を備え、該実装基板の一方の面上に該固体撮像素子と該周辺IC素子とが実装されており、該固体撮像素子と該周辺IC素子とは、該実装基板の一方の面上に形成された配線により電気的に接続されていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置の組立方法は、入射光の光電変換により画素信号電荷を生成する複数の受光画素を有し、該画素信号電荷に対応した画像信号を出力する固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御する周辺IC素子とを含む固体撮像装置を組み立てる方法であって、該固体撮像素子は、該複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を転送する電荷転送部を有し、該周辺IC素子は、該電荷転送部を駆動信号により駆動する駆動回路を有し、該方法は、該固体撮像素子と該周辺IC素子とを同一パッケージ内に収容して封止する封止工程と、該駆動回路により該電荷転送部を駆動したときに該固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて該固体撮像素子の良品判定を行うテスト工程とを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記固体撮像装置の組立方法において、前記方法は、前記封止工程の後であって前記テスト工程の前に前記周辺IC素子の特性を最適化する最適化工程を含み、該最適化工程は、前記駆動信号の特性を、前記駆動回路により前記電荷転送部を駆動したときに前記固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて、該固体撮像素子の個体ばらつきによる該電荷転送部の特性変動が該駆動信号の特性により吸収されるように最適化する工程であることが好ましい。
本発明に係る電子情報機器は、被写体の撮像を行う撮像部を備えた電子情報機器であって、該撮像部は、上述した本発明に係る固体撮像装置を含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
次に作用について説明する。
本発明においては、固体撮像装置を構成する固体撮像素子と周辺IC素子とを同一パッケージ内に収容し、固体撮像素子を駆動する周辺IC素子の駆動信号の特性を、固体撮像素子の個体ばらつきによる電荷転送部の特性変動が該駆動信号の特性により吸収されるように設定しているので、該固体撮像素子を周辺IC素子からの駆動信号により駆動したとき、該固体撮像素子の個体ばらつきによる電荷転送部の特性変動が低減あるいは解消することとなり、これにより、固体撮像素子がテスト工程で固体撮像素子の個体ばらつきによる転送効率の劣化に起因して不良と判定されるのを抑制することができる。このため、固体撮像装置のテスト工程での歩留りの低下を抑えつつ最終製品での動作を保障することができる。
また、駆動信号の特性を決める駆動信号の電圧値、電流値、および位相のうちの少なくとも1つを、複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定し、この最適値を周辺IC素子で記憶することで、固体撮像装置をカメラなどの機器に組み込んで動作させるときには、駆動信号の電圧値、電流値、および位相の少なくとも1つを、記憶部に記憶した最適値に設定して固体撮像素子を駆動することができる。
また、本発明においては、固体撮像装置を構成する固体撮像素子と周辺IC素子とを同一パッケージ内に収容して封止した後、周辺IC素子の駆動回路により固体撮像素子の電荷転送部を駆動したときに該固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて該固体撮像素子の良品判定を行うので、固体撮像素子の個体ばらつきによる電荷転送部の特性変動が周辺IC素子の個体ばらつきによる駆動回路の特性変動により吸収されている場合は、固体撮像素子が良品と判定され、これにより歩留まりの向上を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、周辺回路素子とともにパッケージに収容される固体撮像素子の個体ばらつきに起因する転送効率を簡単に回復させることができ、これにより固体撮像素子がテスト工程で転送効率の劣化に起因して不良と判定されるのを抑制して、歩留りの低下を抑えつつ最終製品での動作の保障を行うことができる固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、図1(a)はこの固体撮像装置を構成するパッケージの上面を示し、図1(b)はこの固体撮像装置を構成するパッケージの下面を示し、図1(c)は、図1(a)のA1−A1’線断面の構造を示している。 図2は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、図2(a)は、この固体撮像装置を構成する固体撮像素子(CCDチップ)の構成を示し、図2(b)は、この固体撮像装置を構成する周辺IC素子(周辺統合ICチップ)の構成を示している。 図3は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する斜視図であり、この固体撮像装置における固体撮像素子(CCDチップ)と周辺IC素子(周辺統合ICチップ)との間での信号線の接続を示している。 図4は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、この固体撮像装置を含む電子情報機器を組み立てる方法を主要工程順に示している。 図5は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を含む電子機器(カメラ)を組み立てる方法を説明する図であり、この組み立て方法における最適化工程で用いる機器を示している。 図6は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を含む電子機器(カメラ)を組み立てる方法をより具体的に説明する図であり、この組立方法における駆動信号の最適化工程を示している。 図7は、本発明の実施形態2による固体撮像装置を説明する図であり、図7(a)は、図1(a)のA1−A1’線断面に相当する部分の断面構造を示し、図7(b)は、この固体撮像装置を構成する周辺IC素子(周辺統合ICチップ)の構成を示している。 図8は、本発明の実施形態3による固体撮像装置を説明する図であり、図8(a)は、この固体撮像装置を構成するパッケージの上面を示し、図8(b)は、図8(a)のA8−A8’線断面の構造を示している。 図9は、本発明の実施形態4として、実施形態1から実施形態3のいずれかの固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。 図10は、従来の固体撮像装置を説明する図であり、図10(a)は、この固体撮像装置を構成する固体撮像素子と周辺集積回路素子との間での信号の流れを示し、図10(b)は、該固体撮像素子の構成を示している。 図11は、従来の固体撮像装置を含む電子機器を組み立てる方法を説明する図であり、この方法を主要工程順に示している。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、図1(a)はこの固体撮像装置を構成するパッケージの上面を示し、図1(b)はこの固体撮像装置を構成するパッケージの下面を示し、図1(c)は、図1(a)のA1−A1’線断面の構造を示している。また、図2は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を構成する固体撮像素子および周辺IC素子を説明する図であり、図2(a)は、この固体撮像素子の構成を示し、図2(b)は、この周辺IC素子の構成を示している。
この実施形態1の固体撮像装置100は、被写体の撮像により画像信号を出力する固体撮像素子110と、この固体撮像素子110を駆動制御する周辺IC素子120とを有し、これらの固体撮像素子(以下、CCDチップともいう。)110および周辺IC素子(以下、周辺統合ICチップともいう。)120を同一パッケージ130内に収容したものである。
このパッケージ130は、CCDチップ110および周辺統合ICチップ120を実装するパッケージ基板13と、このパッケージ基板13の表面側にその周縁に沿って配置されたパッケージ側壁19と、このパッケージ側壁19上に、パッケージ基板13のパッケージ側壁19に囲まれた領域に部品配置スペースRpが形成されるよう取り付けられた蓋部材(LIDグラス)14とを有している。この部品配置スペースRpには上記CCDチップ110が配置されており、実装基板13、パッケージ側壁19および蓋部材14により封止されている。また、この実装基板13の裏面には、上記周辺統合ICチップ120が実装されており、モールド樹脂16により封止されている。このパッケージ130にはリードピン15がパッケージ側面から突出するよう設けられている。
また、CCDチップ110の電極(図示せず)は金線(ワイヤー)17により、実装基板13の表面に形成された配線(図示せず)に接続され、周辺統合ICチップ120の電極(図示せず)は金線(ワイヤー)18により実装基板13の裏面に形成された配線(図示せず)に接続されている。つまり、金線17の一端は基板13の表面のパッドに接着され、その他端はCCDチップ110の電極に接着されている。金線18の一端は基板13の裏面のパッドに接着され、その他端は周辺統合ICチップ120の電極に接着されている。また、実装基板13の表面側の配線および裏面側の配線は、実装基板13に形成されたスルーホール(図示せず)を介して相互に接続され、また、対応するリードピン15に接続されている。また、パッケージ側壁19はセラミック又はプラスチック等でできており、実装基板13と緊密に接着されている。さらに、パッケージ側壁19上にはLIDグラス14が載置されており、パッケージ側壁19と接する部分で緊密に接着されている。
なお、LIDグラス14は石英ガラスが主な主成分であり、十分に透明である。また、リードピン15は金属製であり、実装基板13に接続されている。樹脂モールド16は、周辺統合ICチップ120とリードピン15とを覆うよう形成されており、リードピン15はパッケージ外部の回路と接続可能となるよう樹脂モールド16から外に出ている。
ここで、固体撮像素子110は、図2(a)に示すように、入射光の光電変換により画素信号電荷を生成する複数の受光画素Pxを有し、この画素信号電荷に基づいて画像信号を出力するものであり、従来の固体撮像装置200aと同一のものである。
つまり、この固体撮像素子(CCDチップ)110は、半導体基板(図示せず)上に複数の受光画素Pxを行列状に配列してなる画素アレイ111を有している。画素アレイ111では、各画素を構成する光電変換部(フォトダイオード部)PDが行列状に配列され、また各光電変換部PDの列毎に、この光電変換部PDに蓄積された電荷(画素信号電荷)を垂直駆動信号φV(ここでは16相の垂直転送パルス信号φV1〜φV16)により垂直方向Xに転送する垂直転送部112が配置されている。ここで、画素Pxは、光電変換部PDと、垂直転送部112の、この光電変換部PDに対向する部分と、この光電変換部PDに蓄積された電荷を垂直転送部112へ読み出すための電荷読出部(読出ゲート)Tgとから構成されている。また、固体撮像素子110は、垂直転送部112からの画素信号電荷を水平駆動信号φH,φR(ここでは2相の水平転送パルス信号φH1およびφH2とリセット信号φR)により水平方向Yに転送する水平転送部113と、この水平転送部113からの画素信号電荷を電圧信号(アナログ信号)Saに変換し増幅して、CCD出力信号として出力する出力回路114とを有している。なお、垂直駆動信号は、この実施形態1で示した16相や従来技術で示した4相のものに限定されるものではなく、これら以外の相数のものでもよい。同様に水平駆動信号も、この実施形態1や従来技術で示した2相のものに限定されるものではなく、これら以外の相数のものでもよい。また、リセット信号φRは水平転送部113の最終段に設けられたリセット電極に印加される信号であり、各受光画素からの信号電荷が出力回路114により電圧信号に変換されて出力される度に、この信号電荷を破棄するための信号である。
また、周辺IC素子120は、固体撮像素子(CCDチップ)110から画素信号電荷に対応する電圧信号として出力されたアナログ信号(CCD出力信号)Saに対してノイズ除去処理を施すCDS回路(信号処理回路)123と、このノイズ除去処理が施されたアナログ信号Saをデジタル信号(CCD出力信号)Sdに変換するAD変換回路124と、各種タイミングや駆動信号の特性を決める情報を含むデジタル情報を出力するタイミングジェネレータ回路(デジタル情報出力回路)125と、固体撮像装置の外部から供給される電源信号(具体的には、3.3V、15V、−7Vの3種類の基準電圧)Psを受け、タイミングジェネレータ回路125からの情報に基づいて、垂直駆動信号φV(具体的には垂直転送パルス信号φV1〜φV16)、基板制御信号Cs、および水平駆動信号φH,φR(具体的には水平転送パルス信号φH1およびφH2とリセット信号φR)を生成する電圧変換駆動回路126とを有している。さらに、周辺IC素子120は、データを記憶する不揮発メモリ122と、外部からの制御信号(指令信号)Scおよび同期信号(クロック信号)Stを受け、上記各回路123〜126および不揮発性メモリ122を制御するコントロールCPU121とを有している。ここでは、電圧変換駆動回路126は、基準電圧(15V、−7V、3.3V)に基づいて、垂直駆動信号φV、水平駆動信号φH,φR、および基板制御信号Csを出力する構成となっており、その他の回路、CPUおよびメモリは基準電圧(3.3v)で動作するようになっている。
なお、ここでは、固体撮像装置の外部から供給される電源信号Psが、3.3V、15V、−7Vの3種類の基準電圧である場合を示しているが、この電源信号Psは、これらの基準電圧に限定されるものではなく、例えば、3.0V、13.5V、−8Vの3種類の基準電圧である場合もある。
次に、上記実装基板13の表面側に実装されたCCDチップ110と、この実装基板13の裏面側に実装された周辺統合ICチップ120との間での信号配線および電源配線の接続について説明する。
図3は、本発明の実施形態1による固体撮像装置におけるCCDチップ110と周辺統合ICチップ120との間での信号配線および電源配線の接続を示している。
実装基板13には、電源GND信号リード配線64a、同期信号リード配線64b、制御信号リード線64cが接続されている。この実装基板13には、固体撮像装置100の外部の回路から電源電圧および接地電位としての電源信号Psが電源GND信号リード配線64aにより供給され、同期信号(クロック信号)Stが同期信号リード配線64bにより供給され、コンピュータからの指令信号などの制御信号Scが制御信号リード線64cにより供給されるようになっている。
また、実装基板13には信号出力リード線64dが接続されており、周辺統合ICチップ120からのデジタル信号Sdがこの信号出力リード線64dを介して外部の回路に出力されるようになっている。
さらに、実装基板13とCCDチップ110との間には、電源GND信号配線62a、水平駆動信号配線62b、垂直駆動信号配線62c、および基板制御信号配線62hが接続されており、実装基板13からCCDチップ110には、電源GND信号配線62aを介して電源電圧および接地電位としての電源信号Psが供給され、水平駆動信号配線62bを介して水平駆動信号φH,φRが供給され、垂直駆動信号配線62cを介して垂直駆動信号φVが供給され、さらに基板制御信号配線62hを介して基板制御信号Csが供給されるようになっている。また、CCDチップ110と実装基板13との間にはアナログ信号配線62dが接続されており、CCDチップ110から画素信号電荷に相当するアナログ信号Saが実装基板13に出力されるようになっている。
また、周辺統合ICチップ120と実装基板13との間には、電源GND信号配線63a、同期信号配線63f、および制御信号配線63gが接続されており、実装基板13から周辺統合ICチップ120には、電源GND信号配線63aを介して電源電圧および接地電位としての電源信号Psが供給され、同期信号配線63fを介して同期信号Stが供給され、さらに制御信号配線63gを介して制御信号Scが供給されるようになっている。周辺統合ICチップ120と実装基板13との間には、水平駆動信号配線63b、垂直駆動信号配線63c、基板制御信号配線63h、およびCCD出力信号(デジタル)配線63eが接続されている。これにより、周辺統合ICチップ120から実装基板13には、水平駆動信号配線63bを介して水平駆動信号φH,φRが供給され、垂直駆動信号配線63cを介して垂直駆動信号φVが供給され、さらにデジタル信号配線63eを介して、画素信号電荷に相当するデジタル信号Sdが供給され、基板制御信号配線63hを介して基板制御信号Csが供給されるようになっている。
ここで、電源GND信号リード配線62a、電源GND信号配線63a、および電源GND信号リード配線64aは電気的に接続されており、これにより外部からの電圧信号Psが実装基板13を介してCCDチップ110および周辺統合ICチップ120に供給されるようになっている。また、水平駆動信号配線62bおよび63bは電気的に接続されており、これにより周辺統合ICチップ120で生成された水平駆動信号φH,φRが実装基板13を介してCCDチップ110に供給されるようになっている。さらに、垂直駆動信号配線62cおよび63cは電気的に接続されており、これにより周辺統合ICチップ120で生成された垂直駆動信号φVが実装基板13を介してCCDチップ110に供給されるようになっている。またさらに、基板制御信号配線62hおよび63hは電気的に接続されており、これにより周辺統合ICチップ120で生成された基板制御信号Csが実装基板13を介してCCDチップ110に供給されるようになっている。
アナログ信号配線62dおよび63dは電気的に接続されており、これによりCCDチップ110からのアナログ信号Saが実装基板13を介して周辺統合ICチップ120に供給されるようになっている。デジタル信号配線63eおよびデジタルリード配線64dは電気的に接続されており、これにより周辺統合ICチップ120で生成されたデジタル信号Sdが実装基板13を介して固体撮像装置の外部に出力されるようになっている。
同期信号配線63fと同期信号リード配線64bは電気的に接続されており、これにより固体撮像装置の外部から供給される同期信号Stが実装基板13を介して周辺統合ICチップ120に供給されるようになっている。制御信号配線63gと制御信号リード線64cは電気的に接続されており、これにより固体撮像装置の外部から供給される制御信号Scが実装基板13を介して周辺統合ICチップ120に供給されるようになっている。
なお、実装基板13内の配線により、アナログ信号配線62dおよび63dは可能な限り最短で接続されており、これにより、CCDチップ110からのアナログ信号の減衰を抑えることができる。さらに、水平駆動信号配線62bおよび63bは可能な限り最短で接続されており、これにより水平駆動信号の波形なまりを抑え、転送特性の劣化を低減できる。また、実装基板13内の配線により、電源GND信号配線62aと電源GND信号配線63aと電源GND信号リード線64aは可能な限り最短で太いパターンで接続されている。これによりこれらの配線での発熱を抑え、かつ電源電圧の減衰を抑えることができる。
次に、本実施形態1による固体撮像装置を含むカメラなどの機器を組み立てる方法を説明する。
図4は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、この固体撮像装置を含む電子情報機器を組み立てる方法を主要工程順に示している。
まず、図1(c)に示すように、実装基板13の表面側にCCDチップ110を実装するとともに、実装基板13の裏面に周辺統合ICチップ120を実装してこれらのチップを同一パッケージ130内に実装する(アセンブリ工程S11)。
例えば、実装基板13の裏面側に周辺統合ICチップ120を固着するとともに、周辺統合ICチップ120の電極(図示せず)と実装基板13の配線とをワイヤ18により接続し、該周辺統合ICチップ120をモールド樹脂16によりリード線15とともに封止する。
その後、実装基板13の表面側にCCDチップ110をそのパッケージ側壁19に囲まれた部品実装スペースRpに収容されるように固着し、該パッケージ側壁19上にリッドガラス14を部品実装スペースRpが密閉されるよう取り付ける(アセンブリ工程S11)。
なお、ここでは、パッケージの組立方法として、最後にCCDチップ110を実装基板13に載置してリッドガラス14を被せる一般的な方法を示したが、これは一例であり、パッケージの組立方法はこれに限定されるものではない。
このようにCCDチップ110と周辺統合ICチップ120とを1つのパッケージ130内に収容して封止することでこれらのチップのワンパッケージ化を行なった後、CCDチップ110を駆動する駆動信号(駆動パターン)の特性を最適化する最適化処理を行なう(最適化工程S12)。
図5は、この最適化処理に用いる特性調整機器を示している。図6は、この組み立て方法における駆動信号の最適化処理を主要工程順に示している。
この特性調整機器70は、CCDチップ110を駆動する駆動条件を設定し、設定した駆動条件でCCDチップ110を駆動したときにCCDチップ110から出力されて周辺統合ICチップ120でAD変換されたデジタル信号を取得するコンピュータ71と、該コンピュータ71からの駆動条件に基づいて周辺統合ICチップ120に制御信号Scおよび同期信号Stを供給し、この制御信号Scおよび同期信号Stに基づいて周辺統合ICチップ120がCCDチップ110を駆動したときにCCDチップ110から出力されるデジタル信号(CCD出力信号)Sdを取得してコンピュータ71に供給する測定装置72とを有している。ここで、測定装置72は、上記CCDチップ110を装着するためのソケット部(図示せず)を有している。
コンピュータ71は、固体撮像素子としてのCCDチップ110を駆動する条件として、垂直駆動信号の電圧値、電流値、位相としての種々の値(候補値)を例えばテーブル形式で保持しており、同様に、CCDチップ110の駆動条件として、水平駆動信号の電圧値、電流値、位相である種々の値(候補値)を例えばテーブル形式で保持している。
ここで、垂直駆動信号は具体的には垂直転送パルス信号であり、垂直駆動信号の電圧値、つまり垂直駆動信号により垂直転送部112に供給される駆動電圧は、垂直転送パルス信号のパルス振幅である。また、垂直駆動信号の電流値、つまり、上記垂直駆動信号により垂直転送部112に供給される駆動電流は、電圧変換駆動回路126の駆動能力に相当するものであり、垂直駆動パルス信号のパルス立上り特性あるいはパルス立下り特性を決めるものである。この電圧変換駆動回路126の駆動能力は、駆動信号を出力する並列接続のトランジスタの数を調整することで調整することができる。
さらに、電圧変換駆動回路126は、位相の異なる複数の垂直転送パルス信号φV1〜φV16のそれぞれを複数の転送電極のうちの対応する転送電極に印加して垂直転送部112を駆動するものであり、垂直駆動信号の位相は具体的には、隣接する転送電極に印加される垂直転送パルス信号の位相差である。
また、水平駆動信号は具体的には水平転送パルス信号とリセット信号であり、水平駆動信号の電圧値、つまり水平駆動信号により水平転送部113に供給される駆動電圧は、水平転送パルス信号およびリセット信号のパルス振幅である。また、水平駆動信号の電流値、つまり、上記水平駆動信号により水平転送部113に供給される駆動電流は、電圧変換駆動回路126の駆動能力に相当するものであり、水平転送パルス信号およびリセット信号)のパルス立上り特性あるいはパルス立下り特性を決めるものである。さらに、電圧変換駆動回路126は、位相の異なる水平転送パルス信号φH1〜φH2のそれぞれを複数の転送電極のうちの対応する転送電極に印加し、またリセット信号φRをリセット電極に印加して水平転送部113を駆動するものであり、水平駆動信号の位相は具体的には、隣接する転送電極に印加される水平転送パルス信号の位相差である。
説明の簡略化のため、ここでは、コンピュータ71は、固体撮像素子としてのCCDチップ110を駆動する条件として、垂直駆動信号の電圧値、電流値、および位相として、それぞれ大、中、小の3つの値(第1〜第3の値)を有し、水平駆動信号の電圧値、電流値、および位相として、それぞれ大、中、小の3つの値(第1〜第3の値)を有しているとする。
そして、コンピュータ71は、垂直駆動信号の電圧値、電流値、および位相と水平駆動信号の電圧値、電流値、および位相とを組み合わせて、CCDチップ110を駆動する条件を設定し、この設定した条件を示す情報を測定装置72に送る。
コンピュータ71より設定条件を受け取った測定装置72は、この設定条件に応じた垂直駆動信号φVおよび水平駆動信号φH,φRが周辺統合ICチップ120からCCDチップ110に供給されるよう制御信号Scおよび同期信号Stを周辺統合ICチップ120に供給する。
具体的には、コンピュータ71は、垂直駆動信号の電圧値、電流値、および位相として第1の値(小さい値)を選択し、水平駆動信号の電圧値、電流値、および位相として第1の値(小さい値)を選択して、1つの駆動条件を設定する。そしてこの駆動条件を測定装置72に送る(ステップT11)。
測定装置72は、この条件でCCDチップ110が駆動されるよう制御信号Scおよび同期信号Stを周辺統合ICチップ120に供給する。そして、周辺統合ICチップ120では、コントロールCPU121が上記制御信号Scおよび同期信号Stに基づいて、タイミングジェネレータ回路125および電圧変換駆動回路126を制御する。これによりタイミングジェネレータ回路125はデジタル情報を電圧変換駆動回路126に供給する。デジタル情報を受けた電圧変換駆動回路126は、コントロールCPU121からの制御信号に基づいて、コンピュータ71で設定された駆動条件に合うように垂直駆動信号φVおよび水平駆動信号φH,φRを生成して出力する。このとき、電圧変換駆動回路126は、基板制御信号Cs、つまりオーバーフロードレインを制御する信号をCCDチップ110に出力する。
CCDチップ110では、周辺統合ICチップ120から供給された垂直駆動信号φVおよび水平駆動信号φH,φRにより垂直転送部112および水平転送部113が駆動される。このとき、CCDチップ110には、例えば白色の光が照射されており、CCDチップ110では、各受光画素Pxによりこの白色の光が光電変換されて画素信号電荷が生成され、受光画素Pxから読み出された画素信号電荷が垂直転送部112および水平転送部113により転送されて、出力部114からCCD出力信号(アナログ信号)Saとして周辺統合ICチップ120に出力される。ここで、駆動条件の最適化の際にCCDチップに照射されるは、白色の光に限定されるものではなく、様々な色の場合があり、さらには何らかの画像を表示する光である場合もある。
周辺統合ICチップ120では、入力されたCCD出力信号(アナログ信号)Saに対して雑音除去処理がCDS回路123により施され、さらにCDS回路123の出力であるアナログ信号がAD変換回路124によりデジタル信号に変換されてCCD出力信号(デジタル信号)Sdとして測定装置72に出力される。
測定装置72は、周辺統合ICチップ120からのデジタル信号Sdを測定しており、測定されたデジタル信号Sdをコンピュータ71に供給すると、コンピュータ71は、測定装置72からデジタル信号Sdとして得られた画像信号を記録する(ステップT12)。
次に、コンピュータ71は、固体撮像素子としてのCCDチップ110を駆動するすべての条件、つまり、垂直駆動信号の電圧値、電流値、および位相と、水平駆動信号の電圧値、電流値、および位相との組み合わせのすべてについて、CCDチップ110を駆動して画像信号を取得したか否かを判定し(ステップT13)、すべての条件でCCDチップ110を駆動して画像信号を取得するまで、ステップT11〜T13の処理を繰り返す。
そして、すべての条件でCCDチップ110を駆動して画像信号を取得したとき、コンピュータ71は、記録された測定値(画像信号)の解析により、最も転送効率がよいと判断される駆動条件を選択し、選択した駆動条件での垂直駆動信号の電圧値、電流値、および位相と、水平駆動信号の電圧値、電流値、および位相が不揮発メモリ122に記録されるように、周辺統合ICチップ120のコントロールCPU121を制御する。
なお、駆動条件は、垂直駆動信号の電圧値、電流値、位相、水平駆動信号の電圧値、電流値、位相のすべての組み合わせである必要はなく、少なくともこれらの2つ以上の組み合わせでもよく、さらには、駆動条件は、これらの1つを変えて設定してもよい。
このように周辺統合ICチップ120の不揮発メモリ122に最適な駆動条件における垂直駆動信号の電圧値、電流値、位相、水平駆動信号の電圧値、電流値、位相の値を記録することで、CCDチップ(固体撮像素子)110と周辺統合ICチップ120とからなる固体撮像装置100は、実際の製品に組み込まれたときに、CCDチップ110の個体ばらつきによる特性変動が、垂直駆動信号および水平駆動信号の少なくとも一方の特性により吸収されることとなる。
このように垂直駆動信号と水平駆動信号の特性の最適化を行った後に、この固体撮像装置に対するテストを行なう(ステップS13)。
この固体撮像装置100のテストでは、固体撮像素子110に供給する垂直駆動信号および水平駆動信号の特性が、固体撮像素子110の個体ばらつきによる特性変動が吸収されるよう設定されていることから、歩留まりが高くなる。
つまり、通常のテスト工程では、CCDチップ110と周辺統合ICチップ120のそれぞれの固体バラツキを保障するために、多数のCCDチップ110と周辺統合ICチップ120が不良となるが、この実施形態1では、固体撮像素子の個体ばらつきによる特性変動が垂直駆動信号および水平駆動信号の特性により吸収されることから、歩留りは高くなる。
そして、上記固体撮像装置100はカメラなどの電子情報機器にその構成部品として組み込まれ、電子情報機器の組立てが行われる(ステップS14)。
このように本実施形態1では、CCDチップ110と周辺統合ICチップ120をスタックしてアセンブリを行って同一パッケージ化し、周辺統合ICチップ120からCCDチップ110へ供給される垂直駆動信号と水平駆動信号のそれぞれの、位相と電圧値と電流値を最適化することにより、CCDチップの垂直転送特性と水平転送特性を向上させて、CCDチップの特性の向上と歩留りの向上を達成することができる。その結果、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等に用いられるCCDイメージセンサの高性能化と高歩留り化が達成され、品質がよくコストダウンされたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等を実現することができる。
なお、この実施形態1では、封止工程(アセンブリ工程S11)の後であってテスト工程S13の前に周辺統合ICチップ(周辺IC素子)の特性を最適化する最適化工程S12を含んでいるが、この最適化工程S12を含まない場合でも、固体撮像素子と周辺IC素子とを同一パッケージ内に収容して封止した後、周辺IC素子の駆動回路により固体撮像素子の電荷転送部を駆動したときに該固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて該固体撮像素子の良品判定を行うことで、固体撮像素子の個体ばらつきによる電荷転送部の特性変動が周辺IC素子の個体ばらつきによる駆動回路の特性変動により吸収されている場合は、固体撮像素子が良品と判定され、これにより歩留まりの向上を図ることができる。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2による固体撮像装置を説明する図であり、図7(a)は、図1(a)のA1−A1’線断面に相当する部分の断面構造を示し、図7(b)は、この固体撮像装置を構成する周辺IC素子(周辺統合ICチップ)の構成を示している。
この実施形態2による固体撮像装置100aは、実施形態1の固体撮像装置100における周辺IC素子(周辺統合ICチップ)120に代えて、この周辺統合ICチップ120の構成に加えて昇圧回路127を有する周辺IC素子(周辺統合ICチップ)120aを備えたものであり、その他の構成は実施形態1の固体撮像装置100と同一である。
つまり、この周辺統合ICチップ120aは、固体撮像素子(CCDチップ)110から出力されたアナログ信号(CCD出力信号)Saに対してノイズ除去処理を施すCDS回路(信号処理回路)123と、このノイズ除去処理が施されたアナログ信号Saをデジタル信号(CCD出力信号)Sdに変換するAD変換回路124と、各種タイミング信号とともにデジタル情報を出力するタイミングジェネレータ回路125とを有している。
そして、この実施形態2では、周辺統合ICチップ120aは、固体撮像装置100aの外部から供給される電源電圧(3.3V)を昇圧して昇圧電圧(15V)を生成するとともに、電源電圧(3.3V)を負電圧(−7V)に変換する昇圧回路127を有している。従って、電圧変換駆動回路126は、この昇圧回路127からの昇圧電圧(15V)及び負電圧(−7V)と、タイミング生成回路125からのデジタル情報とに基づいて垂直駆動信号φV、基板制御信号Csおよび水平駆動信号φH,φRを生成するようになっている。
このような構成の実施形態2による固体撮像装置100aでは、上記実施形態1の効果に加えて、この固体撮像装置100aに供給する電源電圧は、例えば3.3Vの一種類のみでよく、例えば、この固体撮像装置100aを携帯電話などに搭載した場合には、ワンパッケージ化した固体撮像装置における固体撮像素子の駆動に必要な電圧を、携帯電話の1種類の電源電圧を用いて周辺統合ICチップ120aにて生成することができ、この固体撮像装置を組み込む機器の電源の制約を受けることがなくなる。
(実施形態3)
図8は、本発明の実施形態3による固体撮像装置を説明するブロック図であり、図8(a)はこの固体撮像装置を構成するパッケージの上面を示し、図8(b)は、図8(a)のA8−A8’線断面の構造を示している。
この実施形態3による固体撮像装置100bは、実施形態1の固体撮像装置100と同様、被写体の撮像により画像信号を出力する固体撮像素子(CCDチップ)110と、この固体撮像素子110を駆動制御する周辺IC素子(周辺統合ICチップ)120とを有し、これらのCCDチップ110および周辺統合ICチップ120を同一パッケージ130b内に収容したものである。
このパッケージ130bでは、パッケージ基板13bの表面側にCCDチップ110および周辺統合ICチップ120が隣接するよう実装されており、周辺統合ICチップ120は、モールド樹脂101bにより封止されている。
また、周辺統合ICチップ120に隣接するCCDチップ110の配置領域の周囲には該モールド樹脂101bによりパッケージ側壁101cが形成されており、このパッケージ側壁101c上には、蓋部材(LIDグラス)101aが配置され、実装基板13b、側壁101c、および蓋部材(LIDグラス)101aによりCCDチップ110が封止されている。ここでは、蓋部材101aとモールド樹脂101bとにより、パッケージ130bの封止構造101が形成されている。
また、CCDチップ110の電極(図示せず)は金線(ワイヤー)17aにより、実装基板13の表面に形成された配線(図示せず)に接続され、周辺統合ICチップ120の電極(図示せず)は金線(ワイヤー)18aにより実装基板13bの表面に形成された配線(図示せず)に接続されている。なお、この実装基板13bの裏面にはリードピン(図1(c)参照)に相当する電極15bが形成されている。
このような構成の実施形態3の固体撮像装置100bにおいても、実施形態1と同様に、CCDチップ110と周辺統合ICチップ120をスタックしてアセンブリを行って同一パッケージ化し、周辺統合ICチップ120からCCDチップ110へ供給される垂直駆動信号と水平駆動信号のそれぞれの位相と電圧値と電流値を最適化することにより、CCDチップの垂直転送特性と水平転送特性を向上させて、CCDチップの特性の向上と歩留りの向上を達成することができる。
さらに、上記実施形態1〜3では、各実施形態の固体撮像装置を含む電子機器としてカメラを挙げているが、固体撮像装置を利用可能な電子機器はカメラに限定されるものではなく、携帯電話やゲーム機などの電子情報機器にも用いることができる。
(実施形態4)
図9は、本発明の実施形態4として、実施形態1から実施形態3のいずれかの固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図9に示す本発明の実施形態4による電子情報機器90は、本発明の上記実施形態1から実施形態3の固体撮像装置の少なくともいずれかを、被写体の撮影を行う撮像部91として備えたものであり、このような撮像部による撮影により得られた高品位な画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録する記録メディアなどのメモリ部92と、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示部93と、この画像データを通信用に所定の信号処理した後に通信処理する送受信装置などの通信部94と、この画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有している。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器の分野において、周辺回路素子とともにパッケージに収容される固体撮像素子の転送効率を簡単に向上させることができ、これにより固体撮像素子がテスト工程で転送効率の劣化に起因して不良と判定されるのを抑制して、歩留りの低下を抑えつつ最終製品での動作の保障を行うことができる固体撮像装置、固体撮像装置の組立方法、および電子情報機器を実現することができる。
13 基板
14 LIDグラス
15 リードピン
15b 電極
16 樹脂モールド
17、18 金線
19 側壁
62a 電源GND信号配線
62b 水平駆動信号配線
62c 垂直駆動信号配線
62d アナログ出力信号配線
62h、63h 基板制御信号配線
63a 電源GND信号配線
63b 水平駆動信号配線
63c 垂直駆動信号配線
63e デジタル出力信号配線
63f 同期信号配線
63g 制御信号配線
64a 電源GND信号リード線
64b 同期信号リード線
64c 制御信号リード線
64d デジタル出力リード線
70 特性調整機器
71 コンピュータ
72 測定装置
90 電子情報機器
91 撮像部
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部
100、100a、100b 固体撮像装置
110 CCDチップ(固体撮像素子)
111 画素アレイ
112 垂直転送部
113 水平転送部
114 出力回路
120 周辺統合ICチップ(周辺IC素子)
121 コントロールCPU
122 不揮発メモリ
123 CDS回路(信号処理回路)
124 AD変換回路
125 タイミング生成回路(デジタル信号出力回路)
126 電圧変換駆動回路
Rp 部品配置スペース
Px 画素

Claims (13)

  1. 入射光の光電変換により画素信号電荷を生成する複数の受光画素を有し、該画素信号電荷に対応した画像信号を出力する固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御する周辺IC素子とを有し、該固体撮像素子および該周辺IC素子を同一パッケージ内に収容した固体撮像装置であって、
    該固体撮像素子は、
    該複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を転送する電荷転送部を有し、
    該周辺IC素子は、
    該電荷転送部を駆動信号により駆動する駆動回路を有し、
    該駆動信号の特性は、該固体撮像素子の個体ばらつきによる該電荷転送部の特性変動が該駆動信号の特性により吸収されるように設定されている、固体撮像装置。
  2. 前記駆動信号の電圧値、電流値、および位相のうちの少なくとも1つは、複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した前記電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されている、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記周辺IC素子は、
    前記最適値を記憶する記憶部を有する、請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記駆動信号はパルス信号であり、
    該駆動信号の電圧値は前記パルス信号の振幅であって、該電圧値の複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した前記電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されている、請求項2または3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記駆動信号はパルス信号であり、
    該駆動信号の電流値は、前記駆動回路の駆動能力に相当する前記パルス信号のパルス立上り特性あるいはパルス立下り特性を決めるものであって、該電流値の複数の候補値のうちの、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該電荷転送部の特性に対して最適な値である最適値に設定されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記電荷転送部は、前記画素信号電荷を転送する転送経路に沿って配置された複数の転送電極を有し、
    前記駆動信号はパルス信号であり、
    前記駆動回路は、前記駆動信号として、位相の異なる複数のパルス信号のそれぞれを該複数の転送電極のうちの対応する転送電極に印加して該電荷転送部を駆動し、
    該駆動信号の位相は、該複数のパルス信号の位相を決めるものであり、該駆動信号の位相は、該複数のパルス信号のうちの、隣接する転送電極に印加されるパルス信号の位相差が、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該電荷転送部の特性に対して最適になるように、該駆動信号の位相の複数の候補値のうちの最適値に設定されている、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記電荷転送部は、
    前記複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、
    該垂直転送部から転送されてきた画素信号電荷を水平方向に転送する水平転送部と
    を含み、
    前記駆動回路は、
    該垂直転送部を駆動する駆動信号として、前記固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該垂直転送部の特性に対して最適な特性を有する垂直駆動信号を該垂直転送部に出力するとともに、該水平転送部を駆動する駆動信号として、該固体撮像素子の個体ばらつきにより変動した該水平転送部の特性に対して最適な特性を有する水平駆動信号を該水平転送部に出力する、請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記周辺IC素子は、
    前記駆動回路に加えて、
    前記画素信号電荷に応じたアナログ画像信号に対してノイズ除去処理を施す信号処理回路と、
    該ノイズ除去処理が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するAD変換回路と、
    前記駆動回路に前記垂直駆動信号および前記水平駆動信号のそれぞれの電圧値、電流値、位相に関するデジタル情報を出力するデジタル情報出力回路と、
    該信号処理回路、該AD変換回路、該デジタル情報出力回路、および該駆動回路を制御する制御回路と
    を備えている、請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記固体撮像素子および前記周辺IC素子を実装する実装基板を備え、
    該実装基板の一方の面上に該固体撮像素子が実装されており、
    該実装基板の一方の面とは反対側の他方の面上に、該固体撮像素子と対向するよう該周辺IC素子が実装されており、
    該固体撮像素子と該周辺IC素子とは、該実装基板を貫通する配線により電気的に接続されている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記固体撮像素子および前記周辺IC素子を実装する実装基板を備え、
    該実装基板の一方の面上に該固体撮像素子と該周辺IC素子とが実装されており、
    該固体撮像素子と該周辺IC素子とは、該実装基板の一方の面上に形成された配線により電気的に接続されている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 入射光の光電変換により画素信号電荷を生成する複数の受光画素を有し、該画素信号電荷に対応した画像信号を出力する固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御する周辺IC素子とを含む固体撮像装置を組み立てる方法であって、
    該固体撮像素子は、
    該複数の受光画素から読み出した画素信号電荷を転送する電荷転送部を有し、
    該周辺IC素子は、
    該電荷転送部を駆動信号により駆動する駆動回路を有し、
    該方法は、
    該固体撮像素子と該周辺IC素子とを同一パッケージ内に収容して封止する封止工程と、
    該駆動回路により該電荷転送部を駆動したときに該固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて該固体撮像素子の良品判定を行うテスト工程と
    を含む、固体撮像装置の組立方法。
  12. 前記方法は、
    前記封止工程の後であって前記テスト工程の前に前記周辺IC素子の特性を最適化する最適化工程を含み、
    該最適化工程は、前記駆動信号の特性を、前記駆動回路により前記電荷転送部を駆動したときに前記固体撮像素子から出力される画像信号に基づいて、該固体撮像素子の個体ばらつきによる該電荷転送部の特性変動が該駆動信号の特性により吸収されるように最適化する工程である、請求項11に記載の固体撮像装置の組立方法。
  13. 被写体の撮像を行う撮像部を備えた電子情報機器であって、
    該撮像部は、請求項1に記載の固体撮像装置を含む電子情報機器。
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