JP2013246796A - 入力装置、入力支援方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させる。
【解決手段】タッチパネル28が搭載された表示画面30に対するタッチ操作待ちにおいて、指65によるタッチ操作が行われた場合、入力操作判定部は、指65によるタッチ位置がパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する。タッチ位置がパッドエリア32の表示領域内である場合、相対座標入力操作が可能となり、パッドエリア32の表示領域外である場合、絶対座標入力操作が可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネルを介して入力操作を受け付ける入力装置、入力支援方法及びプログラムに関する。
近年、タッチパネルを搭載した電子機器が増えている。ユーザにとって直感的な操作が可能なタッチパネルは、携帯電話機を含む電子機器の入力操作を受け付けるデバイスとして、広く用いられている。タッチパネルは、電子機器に設けられた表示部(例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ)の画面に対する入力操作の受け付けと、電子機器の処理結果の表示処理とを同一の画面内において行うことを可能にする。
また、指示媒体(例えば指)の近接を検知可能なタッチパネルも登場している。このタッチパネルは、タッチパネルの面から所定の範囲内に離間した空間上において指の移動に応じて検知した信号を、指がタッチパネルの面上に直接接触して移動させるスライド操作のように用いることができ、新たなユーザインタフェースとしての確立が期待されている。
また、タッチパネルを搭載した電子機器の操作性を向上させるために、画面上のタッチ位置の絶対座標を用いる絶対座標入力モードと、画面上に表示された操作エリアからの相対距離(相対座標)を用いる相対座標入力モードとを併用する電子機器も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の情報処理装置は、画面の表面を指で弾く操作を検出すると、相対座標入力エリアを画面上に表示すると共に、入力モードを絶対座標入力モードから相対座標入力モードに変更する。また、この情報処理装置は、相対座標入力モードにおいて、相対座標入力エリア内のタッチ操作に応じて、画面上に表示されたポインタを移動させる。これにより、この情報処理装置は、相対座標入力エリアが表示されているか否かに応じて、絶対座標入力モード及び相対座標入力モードのいずれの入力モードであるかを直感的に判定させることができる。
特許第4372188号公報
しかしながら、特許文献1の情報処理装置では、相対座標入力エリアの画面内における表示領域が相対座標入力エリア内に制限されているため、相対座標入力モードでは相対座標入力エリア内からの入力操作の操作範囲が制限されることがあった。また、相対座標入力エリア外からの入力操作は、相対座標入力モードでは受け付けられない又は絶対座標入力モードにおける入力操作として受け付けされるため、ユーザの意図に反した誤操作が生じることがあった。
本発明は、上述した従来の事情に鑑みてなされたもので、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させる入力装置、入力支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置であって、表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示する表示部と、前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知する検知部と、前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させる制御部と、を備える。
この構成によれば、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させることができる。
また、本発明は、絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置における入力支援方法であって、表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示するステップと、前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知するステップと、前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させるステップと、を備える。
この方法によれば、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させることができる。
また、本発明は、絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置であるコンピュータに、表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示するステップと、前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知するステップと、前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させるステップと、を実行させるためのプログラムである。
このプログラムによれば、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させることができる。
本発明によれば、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させることができる。
各実施形態に共通の携帯端末の機能的構成を示すブロック図 各実施形態に共通の携帯端末の外観図 各実施形態に共通の携帯端末に対する入力操作の基本動作を示す説明図 第1の実施形態における携帯端末1に対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図 第1の実施形態における携帯端末1の動作手順を説明するフローチャート (A)ステップS4の相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャート、(B)ステップS5の絶対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャート 第2の実施形態における携帯端末1Aに対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図 第2の実施形態における携帯端末1AのステップS4の相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャート 第3の実施形態における携帯端末1Bに対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図 第3の実施形態における携帯端末1Bの動作手順を説明するフローチャート (A)ステップS4Aの相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャート、(B)ステップS5Aの絶対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャート (A)パッドエリアの表示方法を示す図、(B)パッドエリアを表示するための操作(第1入力操作)の一例を示す図、(C)パッドエリアを非表示するための操作(第2入力操作)の一例を示す図、(D)パッドエリアの表示位置をタッチ位置に変更する様子を示す図 (A)第4の実施形態における携帯端末1Cの動作手順を説明するフローチャート、(B)絶対座標入力操作1Hに対する動作手順を説明するフローチャート、(C)絶対座標入力操作1Tに対する動作手順を説明するフローチャート (A)パッドエリア表示可否判定の動作手順を説明するフローチャート、(B)パッドエリア表示の動作手順を説明するフローチャート (A)非操作2(パッドエリア表示済)に対する動作手順を説明するフローチャート、(B)絶対座標入力操作2Hに対する動作手順を説明するフローチャート (A)絶対座標入力操作2Tに対する動作手順を説明するフローチャート、(B)パッドエリア非表示可否判定の動作手順を説明するフローチャート (A)相対座標入力操作2Hに対する動作手順を説明するフローチャート、(B)相対座標入力操作2Tに対する動作手順を説明するフローチャート
以下、本発明に係る入力装置、入力支援方法及びプログラムのうち入力装置の各実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の入力装置は、データを画面(表示画面)に表示する機能を有する表示部を含み、表示部上にタッチパネルが形成された電子機器であり、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、デジタルスチルカメラ、PDA(personal digital assistant)又は電子書籍端末である。以下、各実施形態の入力装置の一例として、携帯端末(例えばスマートフォン)を用いて説明する。
なお、本発明は、装置としての入力装置、又は入力装置をコンピュータとして動作させるためのプログラムとして表現することも可能である。更に、本発明は、入力装置により実行される各動作(ステップ)を含む入力支援方法として表現することも可能である。即ち、本発明は、装置、方法及びプログラムのうちいずれのカテゴリーにおいても表現可能である。
また、以下の説明において、ユーザからのタッチ操作の受け付けが可能であって、携帯端末の表示部(例えばLCD又は有機ELディスプレイ)の画面に表示されたアプリケーション毎のコンテンツの一部を選択可能とするための項目、又は選択によってコンテンツに対する「所定の処理」を実行させるための項目又は指示領域を「ボタン」と定義する。
「所定の処理」の対象となるのは、コンテンツのデータファイル、コンテンツの中の一部分の領域、アプリケーション、コンテンツ又はアプリケーションと関連付けられたアイコン、ハイパーリンクされた文字列等である。コンテンツの具体例としては、静止画、動画、文字列、音声情報、或いはそれらの複数の組み合わせ等がある。
「所定の処理」の代表例は、例えば次の通りである。「所定の処理」の第1の例は、ユーザの操作により指定されたアプリケーションを起動する処理である。「所定の処理」の第2の例は、ユーザの操作により指定されたコンテンツのファイルを開く処理である。「所定の処理」の第3の例は、起動したアプリケーション上でユーザ操作により指定された機能を実行する処理である。「所定の処理」の第4の例は、処理中のコンテンツに対してユーザ操作により指定された編集を施す処理である。
「ボタン」は、アプリケーションのコンテンツとして、例えばニュースの見出しが表示されている場合では、ハイパーリンクされた文字列、即ち、ニュースの見出しでも良いし、ユーザの選択操作を促すための画像(例えばアイコン又はキーボードのキー)でも良いし、又は、文字列と画像との組合せでも良い。なお、「ボタン」は携帯端末において起動しているアプリケーションに応じて定められる。
また、タッチパネル上の水平面を表す2軸をx軸及びy軸とし、タッチパネルの鉛直方向(高さ方向)を表す軸をz軸とする。更に、以下の説明において、「座標」は、タッチパネルの面(操作面)上の位置、即ちx座標及びy座標の組合せにより定まる2次元座標(x、y)と、2次元座標(x、y)とタッチパネルの面と検知対象(例えば指)との間のz軸方向における距離(検知対象の鉛直方向における高さ)とを用いた3次元座標(x、y、z)との両方を含むとする。
なお、以下の説明において、タッチパネルの検知対象の一例としてユーザ(人)の指を用いて説明するが、指に限らず、ユーザの手により把持された導電性のスタイラスを用いても良い。また、検知対象は、タッチパネルの構造及び検知方式(例えば静電容量式、電磁誘導式、感圧式等)に応じて、タッチパネルへの近接及びタッチが検出可能なものであれば特に限定されない。
更に、以下の説明において、指をタッチパネルの面上から離間した空間上の位置にかざす操作を「ホバー操作」と定義し、ホバー操作によってかざされた空間上の位置からタッチパネルの面に対して略平行にスライド(移動)する操作を、「ホバースライド操作」と定義する。従って、指がタッチパネルの面上に直接タッチする操作は「ホバー操作」ではなく、「タッチ操作」となる。また、指をタッチパネルの面上に接触させてからスライド(移動、ドラッグ)する操作を、「タッチスライド操作」と定義する。
更に、以下の説明において、「タッチ操作」又は「タッチスライド操作」の終了時に指がタッチパネルの面から離れて空間上に移動させる操作を「リリース操作」と定義する。また、タッチパネルの面を軽く叩く操作、即ち、タッチパネルの面をタッチして直ぐにタッチパネルの面からリリースさせる操作を「タップ操作」と定義する。
なお、静電容量方式のタッチパネルが用いられる場合では、ホバー操作又はホバースライド操作が検知されるためには、指とタッチパネルの面上との距離(高さ)は、タッチパネルが検出する静電容量に反比例するため、タッチパネルが検出可能な静電容量の範囲に対応する距離であることが好ましい。
更に、以下の説明において、タッチパネルの面上の位置に対応する表示画面の位置と同一の座標(絶対座標)の位置に対する入力操作を「絶対座標入力操作」と定義する。また、表示画面上に表示されたパッドエリア(例えばタッチパッド)の最初の指の接触位置からの相対距離(相対座標)ほどずれた表示画面の位置に対する入力操作を「相対座標入力操作」と定義する。
(第1の実施形態)
(各実施形態に共通の携帯端末の機能的構成)
図1は、各実施形態に共通の携帯端末1の機能的構成を示すブロック図である。図1の説明では、説明を便宜的にするために、携帯端末1として説明するが、他の実施形態における携帯端末1A、携帯端末1B、携帯端末1Cにおいても同様である。
携帯端末1は、近接検知部11、タッチ検知部12、近接座標抽出部13、タッチ座標抽出部14、制御部20、座標入力処理部15、アプリケーション16、アプリ画面表示制御部17、記憶部18及び表示部19を含む。近接検知部11及びタッチ検知部12は、表示部19の表示画面30に対する指の接触又は近接を検知する検知部としてのタッチパネル28(図2及び図3参照)により構成される。
制御部20は、入力操作判定部21、機能釦表示制御部22、パッドエリア表示制御部23及びインジケータ表示制御部24を含む。制御部20の各部、座標入力処理部15、アプリケーション16及びアプリ画面表示制御部17は、携帯端末1に内蔵されるプロセッサ(不図示)が本発明に係るプログラムを読み込んで実行することによって動作可能となる。なお、プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)である。
近接検知部11は、ホバー操作又はホバースライド操作によってユーザの指(例えば人差し指。以下同様)65がタッチパネル28に近接したことを検知する(図3参照)。近接検知部11は、指65がタッチパネル28に接近した旨の近接通知を近接座標抽出部13に出力する。
タッチ検知部12は、タッチ操作又はタッチスライド操作によって指65がタッチパネル28に接触したことを検知する(図3参照)。タッチ検知部12は、指65がタッチパネル28に接触した旨の接触通知をタッチ座標抽出部14に出力する。
近接座標抽出部13は、近接検知部11から出力された近接通知を基に、近接が検知された指65のタッチパネル28に対する近接座標(x、y、z)を所定時間(例えば15ミリ秒)毎に算出して抽出する。近接座標(x、y、z)のうち、x成分及びy成分はタッチパネル28の面上の位置を示す座標値であって、z成分は指65とタッチパネル28との間のz軸方向の距離(高さ)を表す座標値である。近接座標抽出部13は、抽出された近接座標(x、y、z)の情報を入力操作判定部21に出力する。
タッチ座標抽出部14は、タッチ検知部12から出力された接触通知を基に、接触が検知された指65がタッチパネル28のどの位置に接触したかを示すタッチ座標(x、y)を所定時間(例えば15ミリ秒)毎に算出して抽出する。タッチ座標(x、y)のx成分及びy成分はタッチパネル28の面上の位置を示す座標値である。タッチ座標抽出部14は、抽出されたタッチ座標(x、y、z)の情報を入力操作判定部21に出力する。
入力操作判定部21は、近接座標抽出部13又はタッチ座標抽出部14から出力された近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報と表示画面30に表示されているオブジェクトの情報とを基に、指65のタッチパネル28に対する入力操作が表示画面30のどのオブジェクトに対する操作であるかを判定する。なお、表示画面30に表示されているオブジェクトの情報は、記憶部18又は携帯端末1に内蔵されている不図示のRAM(Random Access Memory)に一時的に記憶されている。
入力操作判定部21は、判定結果に応じて、機能釦表示制御部22、パッドエリア表示制御部23及びインジケータ表示制御部24のうちいずれかを動作させるための動作指示を出力する。この動作指示には、必要に応じて、近接座標抽出部13又はタッチ座標抽出部14から出力された近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報が含まれる。
機能釦表示制御部22は、入力操作判定部21の判定結果を基に、ソフトウェアキーボードとして表示画面30上に表示されている機能釦34(図2参照)に対する入力操作に応じた動作を制御する。なお、機能釦34の詳細については図2を参照して後述する。また、機能釦表示制御部22は、機能釦34に対する所定の入力操作(図12(B)参照)を、パッドエリア32を表示するための第1入力操作と判定し、パッドエリア32を表示させるためのパッドエリア表示指示をパッドエリア表示制御部23に出力する。
パッドエリア表示制御部23は、入力操作判定部21の判定結果を基に、パッドエリア32(図2参照)に対する入力操作に応じた動作を制御する。パッドエリア表示制御部23は、機能釦表示制御部22から出力されたパッドエリア表示指示を基に、パッドエリア32を表示画面30上の所定位置に表示させる。なお、機能釦34を用いたパッドエリアの表示方法の詳細については図12(A)を参照して後述する。入力操作判定部21は、パッドエリア32に対する所定の入力操作(図12(C)参照)を、パッドエリア32を非表示するための第2入力操作と判定し、パッドエリア32を非表示させるためのパッドエリア非表示指示をパッドエリア表示制御部23に出力する。パッドエリア表示制御部23は、入力操作判定部21から出力されたパッドエリア非表示指示を基に、表示画面30に表示されているパッドエリア32を非表示させる。
インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21の判定結果を基に、相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータ(例えばポインタ41。以下同様)を表示画面30に表示させる。また、インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21の判定結果を基に、既に表示画面30上に表示されたポインタ41を、相対座標入力操作における指65の移動量に応じて移動させる。また、インジケータは、ポインタ41に限定されず、例えばカーソルでも良く、他には表示画面30上に複数の項目が並べて表示されている場合に表示されるフォーカスでも良い。
座標入力処理部15は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を制御部20から取得し、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を後段のアプリケーション16に出力する。なお、座標入力処理部15は、近接座標(x、y、z)の情報を近接座標抽出部13から取得し、タッチ座標(x、y)の情報をタッチ座標抽出部14から取得しても良い。
動作実行部としてのアプリケーション16は、携帯端末1に内蔵されるROM(Read Only Memory)に記憶され、携帯端末1に内蔵されるプロセッサにより実行可能となる。アプリケーション16は、アプリケーション16の内容に応じた画面(アプリ画面)を生成する旨の画面生成指示をアプリ画面表示制御部17に出力する。また、アプリケーション16は、表示画面30上のタッチ操作又はタップ操作に応じて、ポインタ41が指し示す対象(例えばボタン等のオブジェクト)に応じた動作を実行する。
アプリ画面表示制御部17は、アプリケーション16から出力された画面生成指示を基に、記憶部18から取得したデータを用いて、アプリケーション16におけるアプリ画面の画面データを生成して表示部19に表示させる。
記憶部18は、携帯端末1に内蔵されるハードディスク、フラッシュメモリ又はRAMを用いて構成され、携帯端末1が取得したデータ又は生成したデータを記憶する。アプリケーション16のプログラムは記憶部18に記憶されている。記憶部18は、ハードディスク又はフラッシュメモリではなく、例えばUSB(Universal Serial Bus)端子を介して接続された外部記憶媒体(例えばUSBメモリ)を用いて構成されても良い。
記憶部18は、例えばアプリケーション16において用いられる画面のデータ及び画像データ、アプリケーション16によって生成されたデータ、不図示の基地局又は他の通信端末から受信された画像データ、並びにアプリケーション16において用いられるボタンの座標情報及びボタンに割り当てられたアプリケーション16の動作情報を記憶する。
なお、記憶部18には、近接座標抽出部13により抽出された近接座標(x、y、z)又はタッチ座標抽出部14により抽出されたタッチ座標(x、y)の各情報が一時的に記憶されても良い。図1では、図面の複雑化を避けるために、近接座標抽出部13及びタッチ座標抽出部14から記憶部18への矢印の図示を省略している。
表示部19は、例えばLCD又は有機ELディスプレイを用いて構成され、表示画面30(図2参照)にデータを表示する機能を有する。表示部19は、アプリ画面表示制御部17により生成されたアプリ画面を表示画面30に表示する。
(各実施形態に共通の携帯端末の外観)
図2は、各実施形態に共通の携帯端末の外観図である。図2の説明では、説明を便宜的にするために、携帯端末1として説明するが、他の実施形態における携帯端末1A、携帯端末1B、携帯端末1Cにおいても同様である。
図2に示す携帯端末1は、例えばカード型の筐体1aを有する構成である。筐体1aの前面に設けられた表示部19の表示画面30上には、ユーザの指65の接触又は近接を検知可能なタッチパネル28が設けられている。
タッチパネル28が設けられた表示画面30の大きさは、相対座標入力操作の受け付けを開始するための相対座標入力エリア(以下、「パッドエリア」という)が表示されていない場合では、絶対座標入力操作を受け付け可能な絶対座標入力エリア(以下、「ビューエリア」という)の表示領域の大きさと同じである。
一方、タッチパネル28が設けられた表示画面30の大きさは、パッドエリア32が表示されている場合では、ビューエリア31の表示領域の大きさとパッドエリア32の表示領域の大きさとの合計の大きさである。なお、本実施形態を含む各実施形態の携帯端末は、パッドエリア32が表示されている場合では、パッドエリア32に対する絶対座標入力操作を受け付けないとする。
また、本実施形態を含む各実施形態の携帯端末では、表示画面30のビューエリア31の例えば最下部に、機能釦34がソフトウェアキーボードとして表示されている。機能釦34は、パッドエリア32が表示画面30上に表示されておらず、且つ、タッチパネル28(近接検知部11)が指65によるホバー操作とホバースライド操作とを用いた所定の第1入力操作(後述参照)を検知した場合に、パッドエリア32を表示させる機能(図12(A)参照)を有する。
機能釦34は、パッドエリア32が表示画面30上に表示されておらず、且つ、タッチパネル28(タッチ検知部12)が指65によるタッチ操作を検知した時、又はパッドエリア32が表示画面30上に表示されている時には、ビューエリア31の一部として、予め定められた動作(例えばアプリケーションにおけるメニュー選択、ホーム画面の表示、表示内容の遷移等)を実行させる機能を有する。なお、機能釦34の機能は、本実施形態を含む各実施形態の携帯端末において予め定められているが、ユーザの設定操作によって適宜変更されても良い。
また、本実施形態を含む各実施形態の携帯端末は、パッドエリア32が表示画面30上に表示されている場合、ポインタ41を表示画面30上に表示させ、更に、詳しくは後述するが表示画面30の全域における任意の位置への指65の移動に応じてポインタ41を移動させる。従って、ポインタ41を移動させる際、従来技術と異なり、指65の移動範囲はパッドエリア32の表示範囲内に制限されない。
(基本的な入力操作)
図3は、各実施形態に共通の携帯端末に対する入力操作の基本動作を示す説明図である。各実施形態に共通の携帯端末のタッチパネル28では、指65がタッチパネル28に近接したことを検知可能となる時の高さの最大値zmax(静電容量の最小値Cmin)が予め定められている。従って、タッチパネル28は、タッチパネル28の面からの指65の高さ(静電容量)がzmax以下(Cmin以上)である場合に限り、指65の近接を検知できる。従って、図3に示す状態Aでは、指65の高さはzmaxを超えているため、指65の近接は検知されない。
なお、以下の説明において、zmaxは、指65がタッチパネル28に近接したことを検知可能となる時の高さの最大値でなくても良く、タッチパネル28の個体差(性能)及び携帯端末の使用状況を考慮して、タッチパネル28が実効的に指65の近接を高精度に検知可能となる時の高さであっても良い。この時の高さは実測によって測定されることが好ましく、タッチパネル28の動作において予め規定されている。
タッチパネル28は理論的にはタッチパネル28の面から例えば高さ7cmの空間上の位置に指65がかざされたことを検知できるとする。ところが、高さ7cmをzmaxとすると、タッチパネル28の個体差(性能)及び携帯端末の使用状況によっては高さが6cm又は5cmであっても指65の近接を検知できない場合があると考えられる。このため、タッチパネル28の個体差(性能)及び携帯端末の使用状況を考慮して、タッチパネル28が実効的に指65の近接を高精度に検知可能となる時の高さ(例えば4cm)をzmaxとしても良い。
次に、図3に示す状態Bのように、指65の高さがzmax以下である場合、即ち、指65が近接検知領域内にかざされた場合には、指65の近接が検知され始める。このように、指65を近接検知領域外から近接検知領域内にかざすことで指65の近接が検知され始める操作を「ホバーイン」という。
一方、図3に示す状態Bから状態Eのように、指65の高さがzmaxを超えた場合、即ち、指65が近接検知領域内から近接検知領域外にかざされた場合には、指65の近接が検知されなくなる。このように、指65を近接検知領域内から近接検知領域外に移動させることで指65の近接が検知されなくなる操作を「ホバーアウト」という。
従って、指65がホバーインしてホバーアウトするまでは、例えば指65がタッチパネル28の面に接触した状態C(タッチ状態)及び指65がタッチパネル28の面から離れて空間上に移動した状態D(リリース状態)では、タッチパネル28(近接座標抽出部13)は、指65の近接座標(x、y、z)を算出して抽出する。また、タッチパネル28(タッチ座標抽出部14)は、指65がタッチパネル28の面にタッチ操作してからリリース操作するまでのタッチ座標(x、y)を算出して抽出する。
図4は、第1の実施形態における携帯端末1に対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図である。図4の説明では、初期状態の表示画面30は、同図の上段左端の表示画面30である。図4の上段左端の表示画面30には、ビューエリア31及びパッドエリア32を含む表示画面30の全域において、例えば「時事ニュース」のメニュー35a及び記事35bを含むコンテンツ35が表示されている。
図4の上段中央の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32内の表示領域内をタッチ操作すると、携帯端末1は、相対座標入力操作の受け付けを開始し、表示画面30の例えば略中央にポインタ41を表示させる。但し、ポインタ41の表示位置は表示画面30の略中央に限定されず、表示画面30の任意の位置であれば良く、以下の各実施形態においても同様である。ポインタ41が表示された後の相対座標入力操作の対象範囲は、表示画面30の全域である。
更に、図4の上段右端の表示画面30に示すように、指65が表示画面30をタッチしたまま、パッドエリア32の表示領域内のタッチ位置(接触位置)を起点に矢印aの方向に沿ってタッチスライド操作すると、携帯端末1は、指65のタッチスライド操作の移動量に応じて、ポインタ41を矢印aの方向と略同じ方向に移動させる。
なお、ポインタ41の移動操作、即ち、相対座標入力操作の有効期間は、ポインタ41が非表示の状態において指65がパッドエリア32の表示領域内にタッチ操作した時から、指65が表示画面30上からリリース操作した時までである。但し、ポインタ41の移動操作、即ち、相対座標入力操作の有効期間の終了時は、後述するように、指65が表示画面30上からリリースした時までに限定されない。
次に、例えばポインタ41の指し示す対象(オブジェクト)が「時事ニュース」のトップ項目の「社会」のボタンである場合に、指65が表示画面30上からリリース操作すると、図4の下段右端の表示画面30に示すように、ポインタ41の指し示す対象は、リリース操作の直前時におけるボタン(「社会」のボタン)となる。更に、指65がリリース操作した後にパッドエリア32の表示領域内に戻って、図4の下段中央の表示画面30に示すように、パッドエリア32の表示領域内をタップ操作、即ち、一度リリース操作した指65が表示画面30上に対して再接触操作すると、携帯端末1は、ポインタ41が指し示していた対象(「社会」のボタン)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1は、「社会」に関連する時事ニュースを表示画面30の所定領域に表示させる。
また、図4の下段左端の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32外の表示領域をタップ操作すると、携帯端末1は、ビューエリア31に対する絶対座標入力操作を受け付け、ビューエリア31内のタップされた位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1は、時事ニュースの記事の詳細を表示画面30に表示させる。
(第1の実施形態の携帯端末1の動作手順)
図5は、第1の実施形態における携帯端末1の動作手順を説明するフローチャートである。図6(A)は、後述するステップS4の相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャートである。図6(B)は、後述するステップS5の絶対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャートである。本実施形態では、表示画面30上にパッドエリア32が予め表示されており、タッチパネル28は指65の近接を検知することはできるが、指65の近接を検知しないとする。
図5に示す入力操作の受け付けが開始すると、携帯端末1は、タッチパネル28が搭載された表示画面30に対するユーザの指65のタッチ操作を待つ状態である(S1)。携帯端末1は、タッチパネル28において指65によるタッチ操作が行われたか否かを判定する(S2)。タッチ操作が行われていないと判定された場合(S2、NO)、携帯端末1の動作はステップS1に戻る。
一方、タッチ操作が行われたと判定された場合(S2、YES)、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、指65のタッチ位置がパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する(S3)。タッチ位置がパッドエリア32の表示領域内であると判定された場合(S3、YES)、携帯端末1の動作は、相対座標入力操作の受け付けに進む(S4)。
この時、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、ポインタ41が非表示の状態においてパッドエリア32の表示領域内にタッチ操作が行われたと判定し、ポインタ41を表示する旨のポインタ表示指示をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21からのポインタ表示指示を基に、表示画面30上にポインタ41を表示させる(図4参照、S4)。なお、表示画面30上にポインタ41が既に表示されているか否かを示す情報(例えば0(ポインタ未表示)又は1(ポインタ表示済)により構成されるポインタ表示有無フラグ等)は、記憶部18又は不図示のRAMに記憶され、必要に応じて、入力操作判定部21により参照され、各実施形態においても同様である。
一方、タッチ位置がパッドエリア32の表示領域外であると判定された場合(S3、NO)、携帯端末1の動作は、絶対座標入力操作の受け付けに進む(S5)。
図6(A)に示す相対座標入力操作の受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、タッチスライド操作における指65の移動量の算出を開始する(S11)。具体的には、入力操作判定部21は、ポインタ41が非表示の状態(ステップS2参照)においてパッドエリア32の表示領域内にタッチされたタッチ位置(以下、「パッドエリア内初期タッチ位置」という)からの相対距離を初期化(ゼロ)にする(S11)。次に、入力操作判定部21は、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したか否かを判定する(S12)。本実施形態では、入力操作判定部21は、相対座標入力操作を受け付けている間、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作するまで、パッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量の算出を継続する。
タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリースしていないと判定された場合、即ち、指65がタッチ操作又はタッチスライド操作を継続している場合には(S12、NO)、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、指65の表示画面30上における移動があるか否かを判定する(S13)。指65の表示画面30上の移動がないと判定された場合には(S13、NO)、携帯端末1の動作はステップS12に戻る。
指65の表示画面30上の移動があると判定された場合には(S13、YES)、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、パッドエリア内初期タッチ位置からの指65の相対距離(移動量)を算出する(S14)。入力操作判定部21は、算出結果としての指65の移動量をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、指65の移動量を応じて、表示画面30上に表示されたポインタ41を移動させる(S14)。ステップS14の後、携帯端末1の動作はステップS12に戻る。
一方、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したと判定された場合(S12、YES)、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたパッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量と、予め入力操作判定部21の動作において規定された決定閾値とを比較する(S15)。本実施形態を含む各実施形態において、決定閾値は、指65によるタップ操作が行われたか否かを決定するための閾値であり、より具体的には、タッチパネル28によって前回の検知タイミングにおいて検知されたタッチ座標と今回の検知タイミングにおいて検知されたタッチ座標との差分が通常のタップ操作時の指65の移動量に相当すると見込まれる値であり、例えば2mm〜4mm程度が設定される。
指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたパッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量が決定閾値以下であれば(S15、YES)、入力操作判定部21は、ポインタ41が指し示す対象(オブジェクト)に対する決定操作が行われた旨の情報をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21から出力された情報を基に、ポインタ41の表示画面30上における表示位置とポインタ41が指し示す対象に対する決定操作が行われた旨の情報とを座標入力処理部15に出力する。座標入力処理部15は、インジケータ表示制御部24から出力された各情報を基に、ポインタ41の表示位置の座標情報と当該表示位置に表示されている項目(例えばボタン)に応じた動作を実行させる旨の動作実行指示とをアプリケーション16に出力する。アプリケーション16は、座標入力処理部15からの出力を基に、ポインタ41の表示位置に表示されている項目(例えばボタン)を決定して当該項目に応じた動作を実行する(S16)。
一方、指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたパッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量が決定閾値を超える場合には(S15、NO)、指65によるタップ操作は行われておらず、指65をリリース操作して表示画面30上のユーザの所望の位置に戻すための操作が行われたとして、携帯端末1の動作はステップS17に進む。
指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたパッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量が決定閾値を超える場合(S15、NO)又はステップS16の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からリリース操作しているため、指65の相対座標入力操作によるポインタ41の移動制御を停止する(S17)。ステップS17の後、携帯端末1の動作はステップ1に戻る。
なお、本実施形態では、指65のリリース操作が行われた場合、ポインタ41の移動は停止するが、図5のステップS4における相対座標入力操作を再び行うことで、ポインタ41の表示及び移動を再開させることができる。
また、図6(B)に示す絶対座標入力操作の受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したか否かを判定する(S21)。タッチ操作中又はタッチリリース操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したと判定された場合には(S21、YES)、絶対座標入力操作の受け付けは終了したとして、携帯端末1の動作はステップS1に戻る。
一方、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作していないと判定された場合には(S21、NO)、入力操作判定部21は、絶対座標入力操作に応じた動作を実行すると判定する(S22)。具体的には、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報と指65の表示画面30上に対する絶対座標入力操作が行われた旨の情報とを座標入力処理部15に出力する。座標入力処理部15は、座標入力処理部15から出力された各情報を基に、絶対座標入力操作のタッチ座標(x、y)の情報とタッチ座標(x、y)の位置に表示されている項目(例えばボタン)に応じた動作を実行させる旨の動作実行指示とをアプリケーション16に出力する。アプリケーション16は、座標入力処理部15からの出力を基に、絶対座標入力操作のタッチ座標(x、y)の位置に表示されている項目(例えばボタン)を決定して当該項目に応じた動作を実行する(S22)。
以上により、本実施形態の携帯端末1は、表示画面30上に表示されたパッドエリア32を指65がタッチ操作すると、表示画面30の全域を相対座標入力操作の対象として用いることができ、従来技術に比べて相対座標入力操作の受け付けを開始するためのパッドエリアの表示範囲を狭小化することができる。従って、携帯端末1は、相対座標入力操作に応じた動作を実行する際、パッドエリア32の表示領域内に対する相対座標入力操作のエリア制限が無くなるため、ユーザのポインタ41の操作を簡易化させることができる。
また、携帯端末1は、相対座標入力操作と絶対座標入力操作とを併用して受け付けることが可能であり、絶対座標入力操作としてパッドエリア32の表示範囲外を直接タッチする場合に、パッドエリア32の表示範囲を狭小化できるため、パッドエリア32がユーザの操作中における表示画面30の内容に対する視認性を劣化させることがない。
このように、携帯端末1は、ビューエリア31に対する絶対座標入力操作、又は表示画面30上に表示されたパッドエリア32(間接指示領域)を介した相対座標入力操作を判定し、ユーザに快適な操作性を享受させることができる。
なお、本実施形態では、パッドエリア32へのタッチ操作からリリース操作までの間、指65によるポインタ41の移動操作が可能であるが、ポインタ41の移動操作の有効期間は、次のタイミングまででも良い。例えば、ポインタ41の移動操作の有効期間は、図6(A)に示すステップS12のようなリリース操作直後ではなく、リリース操作後から一定時間が経過するまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、図3の状態Eに示すホバーアウトまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、指65が表示画面30から所定の高さ(所定の静電容量)となるまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、これらの各条件の組み合わせを用いても良い。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、タッチパネル28の近接検知機能を用いない場合の絶対座標入力操作又は相対座標入力操作に対する携帯端末1の動作手順を説明した。第2の実施形態では、タッチパネル28の近接検知機能を用いる場合の絶対座標入力操作又は相対座標入力操作に対する携帯端末1の動作手順を説明する。
図7は、第2の実施形態における携帯端末1Aに対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図である。図7の説明でも図4と同様に、初期状態の表示画面30は、図7の上段左端の表示画面30である。図7の上段左端の表示画面30には、ビューエリア31及びパッドエリア32を含む表示画面30の全域において、例えば「時事ニュース」のメニュー35a及び記事35bを含むコンテンツ35が表示されている。
図7の上段中央の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32内の表示領域をタッチ操作すると、携帯端末1Aは、相対座標入力操作の受け付けを開始し、表示画面30の例えば略中央にポインタ41を表示させる。ポインタ41が表示された後の相対座標入力操作の対象範囲は、表示画面30の全域である。
更に、図7の上段右端の表示画面30に示すように、指65が表示画面30をタッチ操作したまま、パッドエリア32内のタッチ位置(接触位置)を起点に矢印bの方向に沿ってタッチスライド操作すると、携帯端末1Aは、指65のタッチスライド操作の移動量に応じて、ポインタ41を矢印bの方向と略同じ方向に移動させる。
なお、ポインタ41の移動操作の有効期間は、ポインタ41が非表示の状態において指65がパッドエリア32にタッチ操作した時から、指65がタッチパネル28の近接検知領域(図3参照)からホバーアウトする時までである。但し、ポインタ41の移動操作の有効期間の終了時は、後述するように、指65がタッチパネル28の近接検知領域(図3参照)からホバーアウトする時までに限定されない。
次に、例えばポインタ41の指し示す対象(オブジェクト)が「時事ニュース」のトップ項目の「社会」のボタンである場合に、図7の下段右端の表示画面30に示すように、ポインタ41の指し示す対象は、リリース操作の直前時におけるボタン(「社会」のボタン)となる。更に、指65がリリース操作した後に、図7の下段中央の表示画面30に示すように、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上の任意の位置をタップ操作、即ち、一度リリースした指65を表示画面30上に対して再接触操作すると、携帯端末1Aは、ポインタ41が指し示していた対象(「社会」のボタン)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1Aは、「社会」に関連する時事ニュースを表示画面30の所定領域に表示させる。
また、図7の下段左端の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32外の表示領域をタップ操作すると、携帯端末1Aは、ビューエリア31に対する絶対座標入力操作を受け付け、ビューエリア31内のタップ操作された位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1Aは、時事ニュースの記事の詳細を表示画面30に表示させる。
(第2の実施形態の携帯端末1Aの動作手順)
図8は、第2の実施形態における携帯端末1AのステップS4の相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャートである。本実施形態では、図8に示す相対座標入力操作に対する携帯端末1Aの動作手順を除く他の動作手順は第1の実施形態の携帯端末1の動作手順と同一であるため説明及び図示を省略し、異なる内容(相対座標入力操作)について説明する。
図8に示す相対座標入力操作の受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、タッチスライド操作における指65の移動量の算出を開始する(S11)。具体的には、入力操作判定部21は、ポインタ41が非表示の状態(ステップS2参照)においてパッドエリア内初期タッチ位置からの相対距離を初期化(ゼロ)にする(S11)。次に、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65がホバーアウトしているか否かを判定する(S11A)。
ステップS11Aの判定方法の一例を説明する。指65がホバーアウトしている状態では、近接座標抽出部13は指65の近接座標(x、y、z)を抽出することができない又は指65の近接座標(x、y、z)を抽出できたとしても近接座標(x、y、z)のz座標値がzmax(図3参照)を超えた値となっている。従って、入力操作判定部21は、近接座標抽出部13から近接座標(x、y、z)を抽出することができない旨の情報又はz座標値がzmaxを超えた近接座標(x、y、z)の情報を取得した場合には、指65がホバーアウトしていると判定する。
指65がホバーアウトしていると判定された場合には(S11A、YES)、携帯端末1Aの動作はステップS17に進む。ステップS17の詳細については後述する。
指65がホバーアウトしていないと判定された場合には(S11A、NO)、入力操作判定部21は、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したか否かを判定する(S12A)。本実施形態では、入力操作判定部21は、相対座標入力操作を受け付けている間、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作するまで、パッドエリア内初期タッチ位置からの指65の移動量の算出を継続する。
タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作していないと判定された場合、即ち、指65がタッチ操作又はタッチスライド操作を継続している場合、又は、再タッチ操作があった場合、及び、ホバー操作又はホバースライド操作中には(S12A、NO)、入力操作判定部21は、指65の表示画面30上における移動があるか否かを判定する(S13)。指65の表示画面30上の移動がないと判定された場合には(S13、NO)、携帯端末1の動作はステップS11Aに戻る。
指65の表示画面30上の移動がある又は再タッチ操作があると判定された場合には(S13、YES)、入力操作判定部21は、タッチ座標抽出部14から出力されたタッチ座標(x、y)の情報を基に、パッドエリア内初期タッチ位置又は再タッチ位置からの指65の相対距離(移動量)を算出する(S14)。入力操作判定部21は、算出結果としての指65の移動量をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、指65の移動量に応じて、ステップS4において表示画面30上に表示されたポインタ41を移動させる(S14)。
一方、タッチ操作中又はタッチスライド操作中の指65が表示画面30上からリリース操作したと判定された場合(S12A、YES)、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたタッチ位置からの指65の移動量と、予め入力操作判定部21の動作において規定された決定閾値とを比較する(S15A)。
指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたタッチ位置からの指65の移動量が決定閾値以下であれば(S15A、YES)、携帯端末1Aは、ポインタ41が指し示す対象(オブジェクト)が相対座標入力操作の対象として決定して当該対象に応じた動作を実行する(S16)。なお、ステップS16の動作の詳細は図6(A)に示すステップS16と同一であるため、説明を省略する。
一方、指65が表示画面30上からリリース操作するまでに算出されたタッチ位置からの指65の移動量が決定閾値を超える場合には(S15A、NO)、指65によるタップ操作は行われておらず、指65が表示画面30上をタッチスライド操作していたとして、再タッチ位置からの相対距離を初期化(ゼロに)して、携帯端末1Aの動作はステップS11Aに戻る。
また、指65がホバーアウトしていると判定された場合には(S11A、YES)又はステップS16の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からホバーアウトしている又はステップS16においてポインタ41が指し示していた対象に応じた動作を実行したため、指65の相対座標入力操作によるポインタ41の移動制御を停止する(S17)。ステップS17の後、携帯端末1Aの動作はステップS1(図5参照)に戻る。
なお、本実施形態では、指65が表示画面30上からホバーアウトした場合又はポインタ41が指し示していた対象に応じた動作が実行された後に、ポインタ41の移動は停止するが、図5のステップS4における相対座標入力操作を行うことで、ポインタ41の表示及び移動を再開させることができる。
以上により、本実施形態の携帯端末1Aは、指65が表示画面30上からリリース操作してもホバーアウトするまで、ポインタ41の移動操作の有効期間を停止させないため、ポインタ41の移動操作を簡易化させることができる。特に、携帯端末1Aは、第1の実施形態の携帯端末1と異なり、指65が表示画面30上においてリリース操作した後でもホバーアウトしない限り、パッドエリア32の表示領域内ではなく表示画面30の任意の位置においてタップ操作することで、ポインタ41が指し示す対象に応じた動作を簡易に実行することができる。
なお、本実施形態では、パッドエリア32へのタッチ操作からホバーアウトまでの間、指65によるポインタ41の移動操作が可能であるが、ポインタ41の移動操作の有効期間は、次のタイミングまででも良い。例えば、ポインタ41の移動操作の有効期間は、図8に示すステップS11Aのようなホバーアウトまでではなく、ホバーアウト後から一定時間が経過するまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、指65が表示画面30から所定の高さ(所定の静電容量)となるまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、これらの各条件の組み合わせを用いても良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、指65がパッドエリア32の表示領域内にホバーインした場合に相対座標入力操作を受け付け、指65がパッドエリア32の表示領域外にホバーインした場合に絶対座標入力操作を受け付ける携帯端末1Bの動作手順を説明する。
図9は、第3の実施形態における携帯端末1Bに対する絶対座標入力操作と相対座標入力操作との一例を示す画面遷移図である。図9の説明でも図4と同様に、初期状態の表示画面30は、図9の上段左端の表示画面30である。図9の上段左端の表示画面30には、ビューエリア31及びパッドエリア32を含む表示画面30の全域において、例えば「時事ニュース」のメニュー35a及び記事35bを含むコンテンツ35が表示されている。
図9の上段中央の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32内の表示領域にホバーインすると、携帯端末1Bは、相対座標入力操作の受け付けを開始し、表示画面30の例えば略中央にポインタ41を表示させる。ポインタ41が表示された後の相対座標入力操作の対象範囲は、表示画面30の全域である。
更に、図9の上段右端の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32の表示領域内のホバーイン検知位置(近接検知開始位置)を起点に矢印cの方向に沿ってホバースライド操作すると、携帯端末1Bは、指65のホバースライド操作の移動量に応じて、ポインタ41を矢印cの方向と略同じ方向に移動させる。
なお、本実施形態では、ポインタ41の移動操作の有効期間は、ポインタ41が非表示の状態において指65がパッドエリア32にホバーイン操作した時から、指65がタッチパネル28の近接検知領域(図3参照)からホバーアウトする時までである。即ち、指65がタッチパネル28の近接検知領域(図3参照)からホバーアウトしない限り、ポインタ41は、指65のホバー操作又はホバースライド操作によって移動する。但し、ポインタ41の移動操作の有効期間の終了時は、後述するように、指65が表示画面30上からホバーアウトした時までに限定されない。
次に、例えばポインタ41の指し示す対象(オブジェクト)が「時事ニュース」のトップ項目の「社会」のボタンである場合に、図9の下段右端の表示画面30に示すように、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上の任意の位置をタッチ操作又はタップ操作すると、携帯端末1Bは、ポインタ41が指し示していた対象(「社会」のボタン)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1Bは、「社会」に関連する時事ニュースを表示画面30の所定領域に表示させる。
また、図9の下段左端の表示画面30に示すように、指65がパッドエリア32外の表示領域にホバーインすると、携帯端末1Bは、ビューエリア31に対する絶対座標入力操作を受け付ける。携帯端末1Bは、図9の下段中央の表示画面30に示すように、ビューエリア31内のタッチ操作又はタップ操作された位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行する。例えば、携帯端末1Bは、時事ニュースの記事の詳細を表示画面30に表示させる。
(第3の実施形態の携帯端末1Bの動作手順)
図10は、第3の実施形態における携帯端末1Bの動作手順を説明するフローチャートである。図11(A)は、ステップS4Aの相対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャートである。図11(B)は、ステップS5Aの絶対座標入力操作に対する動作手順を説明するフローチャートである。
図10に示す入力操作の受け付けが開始すると、携帯端末1Bは、タッチパネル28が搭載された表示画面30に対するユーザの指65のホバーインを待つ状態である(S1A)。携帯端末1Bは、タッチパネル28が指65によるホバーインが行われたか否かを判定する(S2A)。ホバーインが行われていないと判定された場合(S2A、NO)、携帯端末1Bの動作はステップS1Aに戻る。
一方、ホバーインが行われたと判定された場合(S2A、YES)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する(S3A)。指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域内であると判定された場合(S3A、YES)、携帯端末1Bの動作は、相対座標入力操作の受け付けに進む(S4A)。
この時、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、ポインタ41が非表示の状態においてパッドエリア32内にホバーインが行われたと判定し、ポインタ41を表示する旨のポインタ表示指示をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21から出力されたポインタ表示指示を基に、表示画面30上にポインタ41を表示させる(図9参照、S4A)。
一方、指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域外であると判定された場合(S3A、NO)、携帯端末1Bの動作は、絶対座標入力操作の受け付けに進む(S5A)。
図11(A)に示す相対座標入力操作の受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ホバースライド操作における指65の移動量の算出を開始する(S11B)。具体的には、入力操作判定部21は、ポインタ41が非表示の状態(ステップS2A参照)においてパッドエリア32内にホバーインされた近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置(以下、「パッドエリア内初期近接対応位置」という)からの相対距離を初期化(ゼロ)にする(S11B)。次に、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S11C)。本実施形態では、入力操作判定部21は、相対座標入力操作を受け付けている間、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトするまで、パッドエリア内初期近接対応位置からの指65のタッチパネル28(表示画面30)上の移動量の算出を継続する。
ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S11C、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S12A)。
ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S12A、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65の表示画面30に対するホバースライド操作による移動があるか否かを判定する(S13A)。ホバースライド操作による移動がないと判定された場合には(S13A、NO)、携帯端末1Bの動作はステップS11Cに戻る。
ホバースライド操作による移動があると判定された場合には(S13A、YES)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、パッドエリア内初期近接対応位置からの指65のホバースライド操作による相対距離(移動量)を算出する(S14A)。入力操作判定部21は、算出結果としての指65の移動量をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、指65の移動量を応じて、ステップS4Aにおいて表示画面30上に表示されたポインタ41を表示画面30上において移動させる(S14A)。ステップS14Aの後、携帯端末1Bの動作はステップS11Cに戻る。
一方、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S12A、YES)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、タッチ操作した指65が表示画面30上からリリース操作したか否かを判定する(S15B)。タッチ操作した指65が表示画面30上からリリース操作したと判定された場合に限り(S15B、YES)、携帯端末1Bの動作はステップS16に進む。
タッチ操作した指65が表示画面30上からリリース操作したと判定された場合、即ち、ホバー操作中又はホバースライド操作中であった指65が表示画面30の任意の位置にタップ操作した場合には(S15B、YES)、携帯端末1Bは、ポインタ41が指し示す対象(オブジェクト)が相対座標入力操作の対象として決定して当該対象に応じた動作を実行する(S16)。なお、ステップS16の動作の詳細は図6(A)に示すステップS16と同一であるため、説明を省略する。本実施形態では、ステップS16の後、携帯端末1Bの動作はステップS11Bに進む。なお、図10のステップS4Aにおける相対座標入力操作を行うことで、ポインタ41の表示及び移動を再開させることができる。
また、図11(B)に示す絶対座標入力操作の受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S21A)。ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S21A、YES)、絶対座標入力操作の受け付けは終了したとして、携帯端末1Bの動作はステップS1Aに戻る。
一方、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S21A、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチしたか否かを判定する(S21B)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチしていないと判定された場合には(S21B、NO)、携帯端末1Bの動作はステップS21Aに戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチしたと判定された場合には(S21B、YES)、入力操作判定部21は、絶対座標入力操作に応じた動作を実行すると判定する(S22)。なお、ステップS22の動作の詳細は図6(B)に示すステップS22と同一であるため、説明を省略する。
以上により、本実施形態の携帯端末1Bは、指65がパッドエリア32にホバーインして表示画面30上に表示されたポインタ41を指65のホバースライド操作によって移動させることで、相対座標入力操作を受け付けることができる。また、携帯端末1Bは、ポインタ41の移動操作の有効期間をホバーインの検知時からホバーアウトの検知時までの期間とし、その間ではポインタ41の移動操作を受け付けることができ、ポインタ41を用いたユーザの相対座標入力操作を簡易化させることができる。
また、携帯端末1Bは、相対座標入力操作によってポインタ41を所望の位置に移動させた後、指65をそのまま表示画面30に対して行われたタップ操作によって、ポインタ41が指し示す対象に応じた動作を簡易に実行することができる。
なお、本実施形態では、パッドエリア32へのホバーインからホバーアウトまでの間、指65によるポインタ41の移動操作が可能であるが、ポインタ41の移動操作の有効期間は、次のタイミングまででも良い。例えば、ポインタ41の移動操作の有効期間は、図11(A)のステップS11Cのようなホバーアウト直後ではなく、ホバーアウト後から一定時間が経過するまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、指65が表示画面30から所定の高さ(所定の静電容量)となるまででも良い。また、ポインタ41の移動操作の有効期間は、これらの各条件の組み合わせを用いても良い。
(第4の実施形態)
第1の実施形態から第3の実施形態では、パッドエリア32は相対座標入力操作の受け付けを開始する前に予め表示画面30上に表示されていた。第4の実施形態では、相対座標入力操作の受け付けを開始するためのパッドエリア32を所定の第1入力操作によって表示画面30上に表示させ、更に、所定の第2入力操作によって既に表示されたパッドエリア32を非表示させる携帯端末1Cの動作手順を説明する。また、携帯端末1Cは、パッドエリア32が表示された後には、第1の実施形態から第3の実施形態と同様に、絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付けることができる。
図12(A)は、パッドエリア32の表示方法を示す図である。図12(B)は、パッドエリア32を表示するための操作(第1入力操作)の一例を示す図である。図12(C)は、パッドエリア32を非表示するための操作(第2入力操作)の一例を示す図である。図12(D)は、パッドエリア32の表示位置をタッチ位置に変更する様子を示す図である。
図12(A)及び図12(B)に示すように、指65がソフトウェアキーボードとして表示画面30上に表示されている機能釦34の表示領域に対してホバーインし、且つ、指65が機能釦34の表示領域を跨ぐようにホバースライド操作してビューエリア31の表示領域に移動した場合(軌跡e参照)、携帯端末1Cは、表示画面30上の所定位置にパッドエリア32を表示させる。所定位置は予め定められているとする。従って、上述した第1入力操作は、指65がソフトウェアキーボードとして表示画面30上に表示されている機能釦34の表示領域に対してホバーインし、且つ、指65が機能釦34の表示領域を跨ぐようにホバースライド操作してビューエリア31の表示領域に移動した操作となる。
また、図12(C)に示すように、指65がパッドエリア32の表示領域の周囲の任意の位置の表示領域に対してホバーインし、且つ、指65が表示画面30上に表示されているパッドエリア32の表示領域を跨ぐようにホバースライド操作してパッドエリア32の反対側となるビューエリア31の表示領域に移動した場合(軌跡f参照)、携帯端末1Cは、表示画面30上に表示されているパッドエリア32を非表示させる。従って、上述した第2入力操作は、指65がパッドエリア32の表示領域の周囲の任意の位置の表示領域に対してホバーインし、且つ、指65が表示画面30上に表示されているパッドエリア32の表示領域を跨ぐようにホバースライド操作してパッドエリア32の反対側となるビューエリア31の表示領域に移動した操作となる。
また、図12(D)に示すように、図12(A)と同様に指65が上述した第1入力操作を行った後で、指65がビューエリア31の任意の位置にタッチ操作すると、携帯端末1Cは、表示画面30上の所定位置に既に表示されたパッドエリア32の表示位置を指65がタッチ操作した位置を略中心とする表示位置に変更し、変更された表示位置にパッドエリア32を表示させる。
(第4の実施形態の携帯端末1Cの動作手順)
図13(A)は、第4の実施形態における携帯端末1Cの動作手順を説明するフローチャートである。図13(B)は、絶対座標入力操作1Hに対する動作手順を説明するフローチャートである。図13(C)は、絶対座標入力操作1Tに対する動作手順を説明するフローチャートである。図14(A)は、パッドエリア表示可否判定の動作手順を説明するフローチャートである。図14(B)は、パッドエリア表示の動作手順を説明するフローチャートである。
図15(A)は、非操作2(パッドエリア表示済)に対する動作手順を説明するフローチャートである。図15(B)は、絶対座標入力操作2Hに対する動作手順を説明するフローチャートである。図16(A)は、絶対座標入力操作2Tに対する動作手順を説明するフローチャートである。図16(B)は、パッドエリア非表示可否判定の動作手順を説明するフローチャートである。図17(A)は、相対座標入力操作2Hに対する動作手順を説明するフローチャートである。図17(B)は、相対座標入力操作2Tに対する動作手順を説明するフローチャートである。
図13(A)に示す非操作1(パッドエリア未表示)の受け付けが開始すると、携帯端末1Cは、タッチパネル28が搭載された表示画面30に対するユーザの指65のホバーインを待つ状態である(S31)。携帯端末1Cは、タッチパネル28が指65によるホバーインが行われたか否かを判定する(S32)。ホバーインが行われていないと判定された場合(S32、NO)、携帯端末1Cの動作はステップ31に戻る。
一方、ホバーインが行われたと判定された場合(S32、YES)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置が機能釦34の表示領域内であるか否かを判定する(S33)。ステップS33において指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置が機能釦34の表示領域内であると判定された場合(S33、YES)、携帯端末1Cの動作は、パッドエリア表示可否判定の動作に進む(S35)。
一方、ステップS33において指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置が機能釦34の表示領域外であると判定された場合(S33、NO)、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作1Hの受け付けに進む(S34)。
図13(B)に示す絶対座標入力操作1Hの受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S41)。ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S41、YES)、絶対座標入力操作1Hの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS31に戻る。
一方、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S41、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S42)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S42、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS41に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S42、YES)、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作1Tの受け付けに進む(S43)。
図13(C)に示す絶対座標入力操作1Tの受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ステップS42においてタッチ操作したと判定された表示画面30上の任意の位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行すると判定する(S51)。なお、ステップS51の動作の詳細は図6(B)に示すステップS22と同一であるため、説明を省略する。
ステップS51の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S52)。指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S52、YES)、絶対座標入力操作1Tの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS31に戻る。
一方、指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S52、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S53)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S53、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS52に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S53、YES)、入力操作判定部21は、ステップS52においてタッチ操作したと判定された表示画面30上の任意の位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行すると判定する(S54)。なお、ステップS54の動作の詳細は図6(B)に示すステップS22と同一であるため、説明を省略する。
図14(A)に示すパッドエリア表示可否判定の動作が開始すると、携帯端末1Cがユーザの指65からのパッドエリア表示可否判定の動作のための入力操作の受け付けを開始すると、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S61)。ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S61、YES)、パッドエリア表示可否判定の動作のための入力操作の受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS31に戻る。
一方、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S61、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S62)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S62、YES)、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作1Tの受け付けに進む(S63)。なお、ステップS63の絶対座標入力操作1Tの受け付け後の携帯端末1Cの動作は図13(C)の説明と同一であるため、ステップS63の絶対座標入力操作1Tの受け付け後の携帯端末1Cの動作の説明を省略する。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S62、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、ステップS33において機能釦34の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が機能釦34の表示領域外、即ち、ビューエリア31の表示領域内に移動したか否かを判定する(S64)。機能釦34の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が機能釦34の表示領域外に移動していないと判定された場合には(S64、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS61に戻る。
一方、機能釦34の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が機能釦34の表示領域外に移動したと判定された場合には(S64、YES)、携帯端末1Cの動作は、パッドエリア表示の動作のための入力操作の受け付けに進む(S65)。
図14(B)に示すパッドエリア表示の動作が開始すると、入力操作判定部21は、ステップS64において機能釦34の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が機能釦34の表示領域外に移動したという第1入力操作(図12(B)参照)が行われた旨の情報を機能釦表示制御部22に出力する。機能釦表示制御部22は、入力操作判定部21から出力された情報を基に、表示画面30上の所定位置にパッドエリア32を表示する旨のパッドエリア表示指示をパッドエリア表示制御部23に出力する。パッドエリア表示制御部23は、機能釦表示制御部22から出力されたパッドエリア表示指示を基に、表示画面30上の所定位置にパッドエリア32を表示させる(S71)。パッドエリア32が表示画面30上に表示される所定位置はパッドエリア表示制御部23の動作において予め規定されている。
ステップS71の後、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S72)。ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S72、YES)、パッドエリア表示の動作のための入力操作の受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作は非操作2(図15(A)参照)の受け付けに進む。
ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S72、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S73)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S73、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS72に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S73、YES)、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、ステップS71において表示されたパッドエリア32の表示位置を、表示画面30上のタッチ座標(x、y)の位置に変更する旨の情報をパッドエリア表示制御部23に出力する。パッドエリア表示制御部23は、入力操作判定部21から出力された情報を基に、ステップS71において表示されたパッドエリア32を、ステップS73において表示画面30上にタッチされた位置に表示する(S74)。
ステップS74の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S75)。指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S75、YES)、パッドエリア表示の動作のための入力操作の受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS76の非操作2(図15(A)参照)の受け付けに進む。
図15(A)に示す非操作2(パッドエリア表示済)の受け付けが開始すると、携帯端末1Cは、タッチパネル28が搭載された表示画面30に対するユーザの指65のホバーインを待つ状態である(S81)。携帯端末1Cは、タッチパネル28が指65によるホバーインが行われたか否かを判定する(S82)。ホバーインが行われていないと判定された場合(S82、NO)、携帯端末1Cの動作はステップ81に戻る。
一方、ホバーインが行われたと判定された場合(S82、YES)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がステップS71又はS74において表示されたパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する(S83)。ステップS83において指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域内であると判定された場合(S83、YES)、携帯端末1Cの動作は、相対座標入力操作2Hの受け付けに進む(S85)。
一方、ステップS83において指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域外であると判定された場合(S83、NO)、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作2Hの受け付けに進む(S84)。
図15(B)に示す絶対座標入力操作2Hの受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S91)。ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S91、YES)、絶対座標入力操作2Hの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS81に戻る。
一方、ホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S91、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S92)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S92、YES)、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作2Tの受け付けに進む(S93)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S92、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がステップS71又はS74において表示されたパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する(S94)。
指65の近接座標(x、y、z)に対応するタッチパネル28(表示画面30)上の位置がパッドエリア32の表示領域内であると判定された場合(S94、YES)、携帯端末1Cの動作は、パッドエリア非表示可否判定の動作に進む(S95)。
図16(A)に示す絶対座標入力操作2Tの受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、ステップS92においてタッチしたと判定された表示画面30上の任意の位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行すると判定する(S101。なお、ステップS101の動作の詳細は図6(B)に示すステップS22と同一であるため、説明を省略する。
ステップS101の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S102)。指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S102、YES)、絶対座標入力操作2Tの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS81に戻る。
一方、指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S102、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチしたか否かを判定する(S103)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S103、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS102に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S103、YES)、入力操作判定部21は、ステップS103においてタッチ操作したと判定された表示画面30上の任意の位置に表示されている対象(オブジェクト)に応じた動作を実行すると判定する(S104)。なお、ステップS104の動作の詳細は図6(B)に示すステップS22と同一であるため、説明を省略する。
図16(B)に示すパッドエリア非表示可否判定の動作が開始すると、入力操作判定部21は、パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S111)。パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S111、YES)、パッドエリア非表示可否判定の動作は終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS81に戻る。
一方、パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S111、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S112)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S112、YES)、携帯端末1Cの動作は、相対座標入力操作2Tの受け付けに進む(S113)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S112、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)の情報を基に、ステップS94の時点以前にパッドエリア32の表示領域外においてホバー操作中又はホバースライド操作中の指がステップS94の時点においてパッドエリア32の表示領域内に移動し、更に、ステップS94の時点以降においてパッドエリア32の表示領域外、即ち、ビューエリア31の表示領域内に移動したか否かを判定する(S114)。ステップS94においてパッドエリア32の表示領域内においてホバー操作中又はホバースライド操作中の指がパッドエリア32の表示領域外に移動していないと判定された場合には(S114、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS111に戻る。
ステップS94の時点以前にパッドエリア32の表示領域外においてホバー操作中又はホバースライド操作中の指がステップS94の時点においてパッドエリア32の表示領域内に移動し、更に、ステップS94の時点以降においてパッドエリア32の表示領域外に移動したと判定された場合には(S114、YES)、入力操作判定部21は、パッドエリア32の表示領域外(ステップS94の時点以前)からパッドエリア32の表示領域内(ステップS94の時点)に移動し、且つ、パッドエリア32の表示領域内(ステップS94の時点)からパッドエリア32の表示領域外(ステップS94以降)に移動したという第2入力操作(図12(C)参照)が行われたと判定する。更に、入力操作判定部21は、第2入力操作が行われたという判定結果を基に、表示画面30上に表示されているパッドエリア32を非表示する旨のパッドエリア非表示指示をパッドエリア表示制御部23に出力する。パッドエリア表示制御部23は、入力操作判定部21から出力されたパッドエリア非表示指示を基に、表示画面30上に表示されているパッドエリア32を非表示させる(S115)。
ステップS115の後、携帯端末1Cの動作は、絶対座標入力操作1Hの受け付けに進む(S116)。なお、ステップS116の絶対座標入力操作1Hの受け付け後の携帯端末1Cの動作は図13(B)の説明と同一であるため、ステップS116の絶対座標入力操作1Tの受け付け後の携帯端末1Cの動作の説明を省略する。
図17(A)に示す相対座標入力操作2Hの受け付けが開始すると、入力操作判定部21は、パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S121)。パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S121、YES)、相対座標入力操作2Hの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS81に戻る。
一方、パッドエリア32の表示領域内に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S121、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S122)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S122、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS121に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S122、YES)、入力操作判定部21は、タッチ座標(x、y)の情報を基に、指65のタッチ位置がステップS71又はS74において表示されたパッドエリア32の表示領域内であるか否かを判定する(S123)。
ステップS123においてタッチ位置がパッドエリア32の表示領域内であると判定された場合(S123、YES)、携帯端末1Cの動作は、相対座標入力操作2Tの受け付けに進む(S124)。
この時、入力操作判定部21は、タッチ座標抽出部14から出力されたタッチ座標(x、y)の情報を基に、ポインタ41が非表示の状態においてパッドエリア32内にタッチ操作が行われたと判定し、ポインタ41を表示する旨のポインタ表示指示をインジケータ表示制御部24に出力する。インジケータ表示制御部24は、入力操作判定部21から出力されたポインタ表示指示を基に、表示画面30上にポインタ41を表示させる(図4又は図7参照、S124)。
一方、ステップS123においてタッチ位置がパッドエリア32の表示領域外であると判定された場合(S123、NO)、携帯端末1Cの動作は、ステップS125の絶対座標入力操作2Tの受け付けに進む(S125)。なお、ステップS125の絶対座標入力操作2Tの受け付け後の携帯端末1Cの動作は図16(A)の説明と同一であるため、ステップS125の絶対座標入力操作2Tの受け付け後の携帯端末1Cの動作の説明を省略する。
図17(B)に示す相対座標入力操作2Tの受け付けが開始すると、携帯端末1Cは、第1又は第2の実施形態において説明した相対座標入力操作に応じた動作を実行する(S131)。なお、ステップS131の相対座標入力操作の受け付け後の携帯端末1Cの動作は図6(A)又は図8の説明と同一であるため、ステップS131の相対座標入力操作の受け付け後の携帯端末1Cの動作の説明を省略する。
ステップS131の後、入力操作判定部21は、指65が表示画面30上からホバーアウトしたか否かを判定する(S132)。指65が表示画面30上からホバーアウトしたと判定された場合には(S132、YES)、相対座標入力操作2Tの受け付けは終了したとして、携帯端末1Cの動作はステップS81に戻る。
一方、指65が表示画面30上からホバーアウトしていないと判定された場合には(S132、NO)、入力操作判定部21は、近接座標(x、y、z)又はタッチ座標(x、y)の情報を基に、指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したか否かを判定する(S133)。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作していないと判定された場合には(S133、NO)、携帯端末1Cの動作はステップS132に戻る。
指65が表示画面30の任意の位置にタッチ操作したと判定された場合には(S133、YES)、携帯端末1Cは、第1又は第2の実施形態において説明した相対座標入力操作に応じた動作を実行する(S134)。なお、ステップS134の相対座標入力操作の受け付け後の携帯端末1Cの動作は図6(A)又は図8の説明と同一であるため、ステップS134の相対座標入力操作の受け付け後の携帯端末1Cの動作の説明を省略する。
以上により、本実施形態の携帯端末1Cは、表示画面30上において表示されている機能釦34に対してホバー操作中又はホバースライド操作中の指65が機能釦34の表示領域外に跨ぐような操作(第1入力操作)を検知した場合に、表示画面30上の所定位置又はタッチ位置にパッドエリア32を表示させる。
また、携帯端末1Cは、指65が表示画面30上において表示されているパッドエリア32の表示領域外からパッドエリア32の表示領域内に移動し、更に、パッドエリア32の表示領域内からパッドエリア32の表示領域外に移動するという第2入力操作(クロススライド操作)を検知した場合に、表示画面30上に表示されているパッドエリア32を非表示させる。これにより、携帯端末1Cは、表示画面30上に表示されているコンテンツの内容の視認性を劣化させることなく、パッドエリア32の表示及び非表示を簡易に行うことができる。
また、携帯端末1Cは、パッドエリア32が所定位置に表示された後に、指65が表示画面30上の任意の位置にタッチしたタッチ位置を略中心にパッドエリア32を移動させて表示させる。これにより、携帯端末1Cは、表示画面30上に表示されているコンテンツの内容の視認性を劣化させることなく、ユーザの好みに応じた表示位置にパッドエリア32を簡易に表示させることができる。
以上、図面を参照して各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種実施の形態の変更例または修正例、更に各種実施の形態の組み合わせ例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、近接操作を検出可能タッチパネルとしては、静電容量式のものに限らず、電磁誘導式のものであっても良い。
本発明は、絶対座標に対する入力操作、又は画面上に表示された間接指示領域を介した相対座標に対する入力操作を判定し、快適な操作性を享受させる入力装置、入力支援方法及びプログラムとして有用である。
1、1A、1B、1C 携帯端末
1a 筐体
11 近接検知部
12 タッチ検知部
13 近接座標抽出部
14 タッチ座標抽出部
15 座標入力処理部
16 アプリケーション
17 アプリ画面表示制御部
18 記憶部
19 表示部
21 機能釦表示制御部
23 間接操作エリア表示制御部
24 インジケータ表示制御部
28 タッチパネル

Claims (10)

  1. 絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置であって、
    表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示する表示部と、
    前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知する検知部と、
    前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させる制御部と、を備える入力装置。
  2. 請求項1に記載の入力装置であって、
    前記制御部は、前記特定領域を除く他の前記表示画面の表示領域に対する前記検知対象の接触に応じて、前記接触された前記特定領域を除く他の前記表示画面の表示領域の位置に対する前記絶対座標入力操作を受け付ける入力装置。
  3. 請求項2に記載の入力装置であって、
    前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する動作実行部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記接触が検知された前記検知対象の前記表示画面の全域における移動に応じて前記インジケータを移動させ、
    前記動作実行部は、前記特定領域に対する前記検知対象の再接触に応じて、前記検知対象の表示画面上の接触の解除時における前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する入力装置。
  4. 請求項3に記載の入力装置であって、
    前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する動作実行部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記接触が検知された前記検知対象の前記表示画面の全域における移動に応じて前記インジケータを移動させ、
    前記動作実行部は、前記表示画面の任意の位置に対する前記検知対象の再接触に応じて、前記検知対象の表示画面上の接触の解除時における前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する入力装置。
  5. 請求項3に記載の入力装置であって、
    前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する動作実行部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記近接が検知された前記検知対象の前記表示画面の全域における移動に応じて前記インジケータを移動させ、
    前記動作実行部は、前記表示画面の任意の位置に対する前記検知対象の接触に応じて、前記検知対象の接触時における前記インジケータが指し示す対象に応じた動作を実行する入力装置。
  6. 請求項4又は5に記載の入力装置であって、
    前記表示部は、前記特定領域を表示させるための起動釦を前記表示画面に表示し、
    前記制御部は、前記検知部が前記起動釦に対する前記検知対象の近接と前記起動釦の表示位置を跨ぐ前記検知対象の移動と検知した場合、前記特定領域を前記表示画面に表示させる入力装置。
  7. 請求項6に記載の入力装置であって、
    前記制御部は、前記近接が検知された前記検知対象の前記特定領域を除く他の表示画面の表示領域から前記特定領域を跨いだ前記他の表示画面の表示領域への移動を前記検知部により検知された場合、前記特定領域を非表示させる入力装置。
  8. 請求項6に記載の入力装置であって、
    前記制御部は、前記起動釦の表示位置を跨いだ前記検知対象の表示画面上の接触位置に、前記特定領域を表示させる入力装置。
  9. 絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置における入力支援方法であって、
    表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示するステップと、
    前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知するステップと、
    前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させるステップと、を備える入力支援方法。
  10. 絶対座標入力操作と相対座標入力操作とを受け付ける入力装置であるコンピュータに、
    表示画面に前記相対座標入力操作の受け付けを開始するための特定領域を表示するステップと、
    前記表示画面に対する検知対象の接触又は近接を検知するステップと、
    前記特定領域に対する前記検知対象の接触又は近接に応じて、前記表示画面の全域に対する前記相対座標入力操作の対象を指し示すインジケータを前記表示画面に表示させるステップと、を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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