JP2013246620A - 情報処理装置、電子記帳台システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、電子記帳台システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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秀幸 ▲高▼橋
Hideyuki Takahashi
Kenichiro Hara
賢一郎 原
Takanari Takekoshi
貴成 竹腰
Yuta Asai
佑太 浅井
Ryuta Watanabe
龍太 渡邊
Kenichi Isobe
健一 磯部
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Abstract

【課題】利用者の認証を行うことが可能であり、かつ、利用者情報の漏えいを防止することができる、情報処理装置、電子記帳台システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させることを特徴とする、情報処理装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、電子記帳台システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、金融機関の窓口など多様な場所に、文字認識技術を活用した電子記帳台を設置することが検討されている。利用者は、この電子記帳台に表示される表示画面に対して、電子ペンを用いて記帳を行うことにより、各種情報の入力を行うことができる。
このような電子記帳台は、多数の人々が利用可能な施設内に設置することが検討されているので、本人以外の者により不正利用される危険性がある。そのため、利用者の生体情報などの利用者情報を取得することにより、利用者を認証する技術が提案されている。
例えば特許文献1では、利用者が在席している場合には、利用者の生体的特徴量を取得し、予め保存されている利用者の生体的特徴量との間で比較を行うことにより、利用者を認証する技術が開示されている。
特開2003−141088号公報
しかしながら、従来技術では、利用者の認証を行うために利用者情報をサーバ等に長時間保持するので、不正アクセス等により、利用者情報が外部に漏えいする危険性があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、利用者の認証を行うことが可能であり、かつ、利用者情報の漏えいを防止することができる、新規かつ改良された情報処理装置、電子記帳台システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させる、情報処理装置が提供される。
前記利用者情報は、前記電子ペンにかかる圧力、前記電子ペンの温度、前記電子ペンに付加される利用者の指紋、または利用者の筆跡、のうち1つ以上に関する情報を含んでもよい。
前記利用者情報は、前記電子ペンを用いて利用者が署名する際に取得されてもよい。
前記利用者登録は、前記電子記帳台に対して取引情報が入力される間、または前記電子記帳台に対して利用者登録情報が入力される間に行われてもよい。
前記情報処理装置は、前記判断部において利用者が認証されたときに、前記電子記帳台のロック状態を解除させるロック制御部をさらに備えてもよい。
前記情報処理装置は、前記判断部における利用者の認証が所定の回数失敗した場合には、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電子記帳台と情報処理装置とが通信線を介して接続されている電子記帳台システムにおいて、前記情報処理装置は、電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させることを特徴とする、電子記帳台システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信するステップと、利用者登録時に、前記利用者情報を受信するステップで受信された利用者情報を記憶するステップと、前記利用者登録後に、前記利用者情報を受信するステップで受信された利用者情報と、前記利用者情報を記憶するステップで記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行うステップと、利用者による記帳終了後に、前記利用者情報を記憶するステップで記憶された利用者情報を削除するステップと、を含む情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させる、情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、利用者の認証を行うことが可能であり、かつ、利用者情報の漏えいを防止することができる。
本発明の実施形態による電子記帳台システムの構成を示した説明図である。 本発明の実施形態による機能ブロック図を示した説明図である。 本発明の実施形態による動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるメニュー画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態による利用者情報登録画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態による記帳画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態による記帳ロック中画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態によるロック解除失敗画面の表示例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.電子記帳台システムおよび制御用コンピュータの基本構成>
本発明は、一例として「2.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、本発明の実施形態による制御用コンピュータ10(情報処理装置)は、
A.電子記帳台20に記帳するために利用者が用いる電子ペン30によって取得される利用者情報を受信するデバイス情報受信部102(受信部)と、
B.利用者登録時に前記デバイス情報受信部102で受信された利用者情報を記憶する利用者情報記憶部108(記憶部)と、
C.前記利用者登録後に前記デバイス情報受信部102で受信された利用者情報と、前記利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部104と、を備え、
D.前記判断部104は、利用者による記帳終了後に、前記利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報を削除させる。
以下では、まず、このような本発明の実施形態による制御用コンピュータ10を含む電子記帳台システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による電子記帳台システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による電子記帳台システムは、制御用コンピュータ10、制御用ケーブル12、画面表示用ケーブル14、電子記帳台20、および電子ペン30を有する。
制御用コンピュータ10は、一般的に市販されている汎用コンピュータであり、画面表示用のプログラムなどを搭載する。制御用コンピュータ10には、例えばPC(Personal Computer)が用いられる。
電子記帳台20は、汎用ディスプレイと同様に、画面を表示する機能を搭載する。また、電子記帳台20は、USBなどの規格に則った制御用ケーブル12を介して制御用コンピュータ10と接続されている。さらに、電子記帳台20は、VGAやDVIなどの規格に則った画面表示用ケーブル14を介しても制御用コンピュータ10と接続される。なお、1台の制御用コンピュータに対して、複数の電子記帳台20が接続されてもよい。また、本明細書では、以後、電子記帳台20は、制御用ケーブル12および画面表示用ケーブル14を介して制御用コンピュータ10と接続される例について説明するが、電子記帳台20および制御用コンピュータ10はそれぞれ無線通信機能を有し、電子記帳台20は無線通信により制御用コンピュータ10とデータ通信を行ってもよい。
電子ペン30はポインティングデバイスとして機能し、電子記帳台20に接触させることにより、接触した座標位置や筆圧情報などを検知することが可能である。また、電子ペン30は、生体情報を取得するセンサーを搭載し、電子ペン30を把持する利用者の生体情報を検知することが可能である。さらに、電子ペン30はRFIDタグ、または無線通信機能を有しており、電子記帳台20との間で無線通信を行うことが可能である。なお、電子ペン30は、電子記帳台20に備え付けられていてもよいし、窓口などで貸し出されてもよい。
また、電子記帳台20は、電子ペン30が接触した座標位置、筆圧情報、および電子ペン30が取得した利用者の生体情報などを制御用ケーブル12を介して制御用コンピュータ10に送出する。
上述した電子記帳台システムにおいて、本発明の実施形態による制御用コンピュータ10は、利用者の認証を行うことが可能であり、かつ、利用者情報の漏えいを防止することが可能である。以下、このような本発明の実施形態について順次詳細に説明する。
<2.実施形態の詳細な説明>
[構成]
図2は、本発明の実施形態による制御用コンピュータ10、電子記帳台20、および電子ペン30の構成を示した機能ブロック図である。
(2−1.電子ペン)
図2に示したように、本発明の実施形態による電子ペン30は、利用者情報検知部302、および利用者情報送信部304を有する。
利用者情報検知部302は、電子ペン30を把持する利用者の生体情報(以下、利用者情報と称する)を検知する。ここで、利用者情報は、利用者ごとに固有に得られる情報である。具体的には、利用者情報は、電子ペン30のペン軸にかかる圧力、電子ペン30のペン軸の温度、電子ペン30に付加される利用者の指紋、または電子ペン30を用いた際の利用者の筆跡などに関する情報を含んでもよい。例えばペン軸にかかる圧力は個人によって異なり、また同一の利用者でもペンの形状によって変わり得るので、なりすましが難しい。
利用者情報送信部304は、利用者による電子ペン30を用いた記帳中に、利用者情報検知部302が検知した利用者情報を電子記帳台20へ送信する。なお、利用者情報送信部304は、利用者情報を制御用コンピュータ10へ無線通信により直接送信してもよい。
(2−2.電子記帳台)
また、図2に示したように、電子記帳台20は、デバイス情報検知部202、デバイス情報送信部204、画面情報受信部206、および画面表示部208を有する。
デバイス情報検知部202は、電子ペン30を通してデバイス情報を検知する。ここで、デバイス情報は、座標位置や筆圧といった、電子ペン30が電子記帳台20にどのように接触したかを示す情報と、電子ペン30から送信される利用者情報と、を含む。また、デバイス情報送信部204は、デバイス情報検知部202により検知されたデバイス情報を、制御用ケーブル12を介して制御用コンピュータ10へ送信する。
画面情報受信部206は、画面表示用ケーブル14を介して制御用コンピュータ10から送信される画面情報を受信する。また、画面表示部208は、画面情報受信部206が受信した画面情報を電子記帳台20の表示画面に表示する。
(2−3.制御用コンピュータ)
また、図2に示したように、制御用コンピュータ10は、デバイス情報受信部102、判断部104、記入データ記憶部106、利用者情報記憶部108、利用者照会部110、文字認識部112、辞書データ114、画面表示制御部116(ロック制御部)、および画面情報送信部118を有する。
デバイス情報受信部102は、電子記帳台20から送信されるデバイス情報、または電子ペン30から送信される利用者情報を受信する。また、判断部104は、デバイス情報受信部102が受信したデバイス情報または利用者情報を基にして、次に何を実行すべきかの判断を行う。詳細については後述するが、例えば、デバイス情報受信部102が電子記帳台20から記帳完了または記帳中断の信号を受信した場合には、判断部104は、記憶されている利用者情報を利用者情報記憶部108に削除させる。
記入データ記憶部106は、判断部104の指示を受けて、電子記帳台20を介して入力された電子帳票データ、および、本機能利用情報を記憶する。ここで、本機能利用情報は、例えば電子記帳台20においてメニュー画面から各種手続き画面へ画面遷移したことを示す情報など、上位アプリケーション側で有する、機能遷移に関する情報を含む。
利用者情報記憶部108は、判断部104の指示を受けて、デバイス情報受信部102が受信した情報に含まれる利用者情報を記憶する。
利用者照会部110は、判断部104の指示を受けて、デバイス情報受信部102が受信した情報に含まれる利用者情報と、利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報とを比較し、そして比較結果を判断部104へ送信する。
文字認識部112は、判断部104の指示を受けて、電子記帳台20に記帳された内容に関して、辞書データ114を用いて文字認識を行い、記帳された内容に最も近似した文字を認識結果として決定する。また、文字認識部112は、記帳された内容に関して、近似確率の高い順に2番目から所定の順位までの文字を抽出して、認識結果候補として決定する。
画面表示制御部116は、判断部104の指示を受けて、電子記帳台20に表示すべき画面情報を作成する。また、画面情報送信部118は、画面表示制御部116が生成した画面情報を、画面表示用ケーブル14を介して電子記帳台20へ送信する。
[動作]
図3は、本発明の実施形態による動作を示すフローチャートである。図3に示したように、まず、電子記帳台20にメニュー画面(以下、手続き選択画面50と称する)を表示する(S101)。図4は、手続き選択画面50の表示例を示した図である。図4に示したように、手続き選択画面50は、例えば、新規口座開設ボタン502、口座解約ボタン504、登録情報変更ボタン506、振込ボタン508、定期預金口座開設ボタン510など各種手続きに遷移するボタンを含んでもよい。
この手続き選択画面50において、利用者は、表示された複数のボタンのうち1つを電子ペン30で押下すること等により、希望する手続きを選択する(S102)。例えば、図4に示した手続き選択画面50において、利用者が新規口座開設ボタン502の上を電子ペン30で押下することにより、利用者は新規口座開設の手続きを開始することができる。
続いて、電子記帳台20には利用者情報登録画面60が表示され、この利用者情報登録画面60において利用者が電子ペン30を用いて記帳を行うことにより、利用者登録が行われる(S104)。図5は、利用者情報登録画面60の表示例を示した図である。図5に示したように、利用者情報登録画面60は、利用者の氏名記入欄602、および手続きの開始ボタン604などを含んでもよい。この利用者情報登録画面60において、利用者は氏名記入欄602に氏名を記帳した後、手続きの開始ボタン604を電子ペン30で押下すること等により、利用者登録がなされ、手続きを進行させることができる。
また、氏名記入欄602への記帳時に取得される利用者情報は、制御用コンピュータ10へ送信され、そして利用者情報記憶部108に記憶される。ここで、利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報は、原則として、S120において削除されるまでの間は更新、または削除されない。
なお、一般的に、利用者は自分の名前を書き慣れているので、自分の名前を記帳する場合は、他の文字を記帳する場合と比べて筆圧や筆跡などの特性が変動しにくい。後に詳しく説明するように、筆圧や筆跡などを含む利用者情報は利用者の認証に用いられる。しかし、仮に利用者が同一であっても記帳の度に利用者情報の特性が大きく変動するのであれば、精度の高い認証を行うことは難しい。従って、利用者情報を取得するタイミングを、利用者が電子記帳台20に対して署名を行っている間に設定することが、認証を行う上で望ましい。
利用者登録が終了すると、電子記帳台20には各手続きの記帳画面70が表示される。図6は、各手続きの記帳画面70の表示例を示した図である。図6に示したように、各手続きの記帳画面70は、例えば、氏名記入欄702、住所記入欄704、電話番号記入欄706、および次画面への遷移ボタン708などを含んでもよい。この各手続きの記帳画面70において利用者が記帳した内容は、電子記帳台20から制御用コンピュータ10へ送信され、記入データ記憶部106に記憶される。
なお、S104の変形例として、利用者情報登録画面60の表示時ではなく、各手続きの記帳画面70において利用者が記帳する間に、利用者登録を行ってもよい。この変形例では、利用者情報登録画面60の表示が不要になり、また、利用者の操作も減少するという利点がある。
続いて、利用者は、画面の表示に従って操作を行い、手続きを進行させる(S106)。
利用者が、各手続きにおける記帳を完了した場合、または、記帳途中で中断操作を行った場合には(S108)、制御用コンピュータ10に記憶されている利用者情報は削除され、手続きは終了、または中断される(S120)。具体的には、デバイス情報受信部102が電子記帳台20から記帳完了または記帳中断の信号を受信すると、判断部104は、記憶されている利用者情報を利用者情報記憶部108に削除させる。なお、利用者による中断操作は、例えば、各手続きの記帳画面70中のいずれか一か所に表示される手続き中断ボタンを利用者が電子ペン30で押下することにより行われてもよい。
一方、S108の条件が成立しない間は、判断部104は、一定時間ごとに利用者が記帳中であるか判定を行う(S110)。具体的には、判断部104は、下記の3つの方法のうちいずれか1つ以上を含む判定方法により記帳中であるかを判定する。第1に、判断部104は、記帳が中止されている時間が所定の時間内であるか否かにより判定してもよい。第2に、判断部104は、電子ペン30が電子記帳台20から離れた距離が所定の距離内であるか否かにより判定してもよい。なお、電子ペン30が電子記帳台20から所定の距離内にあることは、例えば、電子ペン30から一定時間ごとに送信される無線信号を電子記帳台20が受信可能であるか否かにより判定してもよい。第3に、判断部104は、電子記帳台20に表示される離席ボタンが利用者により押下されていないことにより判定してもよい。この離席ボタンは、例えば利用者が一時的に電子記帳台20から離れるとき等に利用者に使用されるものであり、例えば各手続きの記帳画面70中のいずれか一か所に表示されてもよい。
そして、S110における判定によって、利用者が記帳中であると判定された場合は、利用者に手続きを継続させる(S106)。一方、記帳が中止されていると判断された場合は、画面表示制御部116は、電子記帳台20に記帳ロック中画面80を表示させる(S112)。図7は、記帳ロック中画面80の表示例を示した図である。図7に示したように、記帳ロック中画面80は、氏名記入欄802、および手続き再開ボタン804などを含んでもよい。なお、この記帳ロック中画面80は、利用者が記帳を中止している際に、記帳途中である各手続きの記帳画面70が、利用者以外の者により盗み見されることを防止するという効果がある。
記帳ロック中画面80の表示時には、判断部104は、利用者の記帳による利用者認証を行う(S114)。具体的には、判断部104の指示を受けて、利用者照会部110が、記帳ロック中画面80の氏名記入欄802に対する記帳時に取得される利用者情報と、利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報とを比較する。例えば、利用者照会部110は、上記2つの利用者情報それぞれに含まれる、電子ペン30にかかる圧力に関する情報を比較し、両者の差異が所定の範囲内に収まるか否か比較する。そして、判断部104が、比較結果に基づいて利用者が同一であるか判断する。
S114において認証が成功した場合は、画面表示制御部116は、記帳ロック中画面80の表示を解除し、手続き途中の記帳画面を再表示する(S106)。一方、S114において認証が失敗した場合は、判断部104は、まず、失敗回数が所定の回数以上であるか判定する(S116)。そして、認証の失敗回数が所定の回数以上である場合は、画面表示制御部116は、電子記帳台20にロック解除失敗画面90を表示させる(S118)。一方、認証の失敗回数が所定の回数より少ない場合は、画面表示制御部116は、認証が失敗した旨のメッセージを記帳ロック中画面80に表示させ、利用者に再度記帳を行うように促す(S112)。
図8は、ロック解除失敗画面90の表示例を示した図である。図8に示したように、ロック解除失敗画面90においては、原則として、利用者による操作を受け付けず、窓口の担当者など管理権限を有する者以外は画面を解除できない。そして、管理権限を有する者によりロック解除失敗画面90が解除されると、判断部104は、記憶されている利用者情報を利用者情報記憶部108に削除させる(S120)。
なお、S118の変形例として、管理権限を有する者によりロック解除失敗画面90が解除された場合は、S112へ遷移させる、つまり画面表示制御部116は、電子記帳台20に記帳ロック中画面80を再表示させてもよい。
[効果]
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、判断部104は、利用者登録時に取得された利用者情報を利用者情報記憶部108に記憶させ、そして記帳ロック中画面80の表示時には、判断部104は、記帳ロック中画面80に対する記帳により取得される利用者情報と、利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報とを比較して、利用者を認証する。利用者情報は、利用者一人一人で異なる情報であるので、上記の比較方法により、高い精度で利用者の認証を行うことができる。
また、認証に用いる利用者情報は、一回の手続きの間しか利用者情報記憶部108に保存されず、記帳終了時には削除されるので、利用者情報の漏えいを防止することができる。
また、認証は、電子ペン30を用いた記帳により行われるので、利用者にとって複雑な操作は不要であり、利用者の負荷が少ない。
また、1台の制御用コンピュータ10のみで各種処理を行うことが可能であるので、サーバなど他のコンピュータが不要である。このため、他のコンピュータとの間で通信が不要であり、利用者情報が盗聴される危険性が少ない。また、通信時間が発生しないので、処理時間が早いという利点もある。
<3.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、判断部104は、利用者登録時に取得された利用者情報を利用者情報記憶部108に記憶させ、そして記帳ロック中画面80の表示時には、判断部104は、記帳ロック中画面80に対する記帳により取得される利用者情報と、利用者情報記憶部108に記憶された利用者情報とを比較して、利用者を認証する。また、認証に用いる利用者情報は、一回の手続きの間しか利用者情報記憶部108に保存されず、記帳終了時には削除される。従って、上記の構成により、利用者の認証を行うことが可能であり、かつ、利用者情報の漏えいを防止することができる。
<4.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、利用者情報登録画面60および記帳ロック中画面80において、それぞれいずれか一か所にパスワード記入欄を設けてもよい。そして、利用者情報登録画面60および記帳ロック中画面80の表示時に、制御用コンピュータ10は、このパスワード記入欄に対して、利用者に任意の文字列から成るパスワードを記帳させてもよい。なお、利用者情報登録画面60におけるパスワード記入欄と、記帳ロック中画面80におけるパスワード記入欄に対しては、同一のパスワードを利用者に記帳させる。そして、利用者認証時には、判断部104は、利用者情報と、記帳されたパスワードの文字列との2組を用いて認証を行う。この変形例においては、判断部104は、電子ペン30から取得される利用者情報だけでなく、利用者により記帳されるパスワードも用いて認証を行うので、よりセキュリティが向上される。
また、上述した実施形態では、制御用コンピュータ10は、原則として毎回の手続き毎に利用者登録を行い、利用者情報を取得する例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されない。実際には、利用者は一旦手続きを開始したら、途中で離席せずに、最後まで手続きを行うことが多い場合も考えられる。そこで、例えば、手続きの途中において利用者が離席ボタンを押下した場合のみ、制御用コンピュータ10は、電子記帳台20に利用者情報登録画面60を表示させ、利用者登録を行い、そして当該利用者の利用者情報を取得してもよい。この変形例においては、必要な場合にだけ利用者登録のための記帳が行われるので、利用者の負担を軽減することができる。
また、例えば、電子記帳台に記帳ロック中画面80が表示されてから所定の時間が経過したときに、判断部104は、記帳途中の手続きを強制終了させ、記憶されている利用者情報を利用者情報記憶部108に削除させてもよい。この変形例においては、例えば利用者が手続きの途中で退席してしまった場合などに、電子記帳台20に記帳ロック中画面80が長時間表示され続けることを防止できる。また、先に利用していた利用者の手続きが強制終了されることにより、その後他の利用者に当該電子記帳台20を利用させることができる。
10 制御用コンピュータ
12 制御用ケーブル
14 画面表示用ケーブル
20 電子記帳台
30 電子ペン
102 デバイス情報受信部
104 判断部
106 記入データ記憶部
108 利用者情報記憶部
110 利用者照会部
112 文字認識部
114 辞書データ
116 画面表示制御部
116 画面表示制御部
118 画面情報送信部
202 デバイス情報検知部
204 デバイス情報送信部
206 画面情報受信部
208 画面表示部
302 利用者情報検知部
304 利用者情報送信部

Claims (9)

  1. 電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、
    利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、
    前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させることを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記利用者情報は、前記電子ペンにかかる圧力、前記電子ペンの温度、前記電子ペンに付加される利用者の指紋、または利用者の筆跡、のうち1つ以上に関する情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記利用者情報は、前記電子ペンを用いて利用者が署名する際に取得されることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用者登録は、前記電子記帳台に対して取引情報が入力される間、または前記電子記帳台に対して利用者登録情報が入力される間に行われることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判断部において利用者が認証されたときに、前記電子記帳台のロック状態を解除させるロック制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判断部における利用者の認証が所定の回数失敗した場合には、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 電子記帳台と情報処理装置とが通信線を介して接続されている電子記帳台システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、
    利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、
    前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させることを特徴とする、電子記帳台システム。
  8. 電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信するステップと、
    利用者登録時に、前記利用者情報を受信するステップで受信された利用者情報を記憶するステップと、
    前記利用者登録後に、前記利用者情報を受信するステップで受信された利用者情報と、前記利用者情報を記憶するステップで記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行うステップと、
    利用者による記帳終了後に、前記利用者情報を記憶するステップで記憶された利用者情報を削除するステップと、を含む方法。
  9. コンピュータを、
    電子記帳台に記帳するために利用者が用いる電子ペンによって取得される利用者情報を受信する受信部と、
    利用者登録時に前記受信部で受信された利用者情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者登録後に前記受信部で受信された利用者情報と、前記記憶部に記憶された利用者情報とを比較し、利用者の認証を行う判断部と、を備え、
    前記判断部は、利用者による記帳終了後に、前記記憶部に記憶された利用者情報を削除させる、情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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