JP2013246050A - ロードセル零点補正装置および体重体組成計 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明はロードセル零点補正装置に関し、より詳しくは、無荷重時のロードセルの出力を検出し、この検出した出力を用いて上記ロードセルのゼロ点(零点)を設定する装置に関する。
また、この発明は、そのようなロードセル零点補正装置を備えた体重体組成計に関する。
体重計や体重体組成計としては、偏平な略直方体状の本体と、この本体の四隅にそれぞれ下方へ突出して設けられたロードセル(歪ゲージを内蔵している)とを備えたものが普及している。荷重が加わったときのロードセル(の歪ゲージ)の抵抗変化が、例えばホイーストン・ブリッジ(Wheatstone bridge)回路を介して、出力電圧の変化として検出される。これにより、図7中に示すような、略直線的な荷重対出力特性L1が得られる。
ロードセルは、2種類の温度特性を有している。第1は、図8中にL2で示すような、荷重を加えた際に生じる感度の温度特性、すなわち、荷重対出力特性L1における勾配の温度による変化である。第2は、図8中にL3で示すような、無荷重時の出力の温度特性、すなわち、荷重対出力特性L1における無荷重時の出力の温度による変化である。
前者の温度特性については、サーミスタなどの電気素子を用いたハードウェアによる補正、ソフトウェアによる補正などの技術がある。これらの場合、荷重が加わったときのロードセルの出力に対して補正をかけることで、対処されている。
後者の温度特性については、電源スイッチがオンされた後、荷重が加わる前にキャリブレーションを行う技術がある。この技術では、電源スイッチがオンされた後、荷重が加わる前に、無荷重時のロードセルの出力(例えば図7において、温度変化に伴って特性L1がL1′に変化した結果、V′になっている。)を検出して、その出力V′をロードセルの荷重対出力特性の零点(ゼロ点)ZEとして設定する(キャリブレーション)。
近年の市場では、ユーザが体重体組成計に乗ることによって、直ちに測定を開始する機能(ステップオン機能)が要求されている。このステップオン機能を有する体重体組成計では、電源スイッチがオンされた後、荷重が加わる前にキャリブレーションを行うことができない。
ここで、例えば特許文献1(特開2008−309727号公報)では、体重計が使用されていないとき、ロードセルがゼロ点の更新を行うのに適した設置状態と判断され、かつ、ロードセルからの荷重信号が安定していると判断された場合には、制御部が、予め設定されたゼロ点に代えロードセルからの荷重信号の出力をゼロ点とする(すなわちキャリブレーションを行う)技術が提案されている。しかしながら、この技術では、制御部がキャリブレーションを最後に行った後、次にキャリブレーションを行うまでの期間内に、例えば周囲温度が急に変化したとき、その周囲温度の変化をゼロ点に反映することができないという問題がある。この結果、ゼロ点を適切に設定できず、測定誤差が大きくなる。
なお、仮にキャリブレーションを頻繁に行うと、つまりロードセルの出力の検出を頻繁に行うと、体重計や体重体組成計が使用されていないときの消費電力が大きくなり、電池が急速に消耗してしまう。
このように、従来の技術では、特にステップオン機能を有する体重体組成計に用いられたロードセルについて、ゼロ点を適切に設定することができないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、様々な用途のロードセルのゼロ点を適切に設定できるロードセル零点補正装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、そのようなロードセル零点補正装置を備えた体重体組成計を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のロードセル零点補正装置は、
無荷重時のロードセルの出力を検出し、この検出した出力を用いて上記ロードセルのゼロ点を設定するロードセル零点補正装置であって、
無荷重時の上記ロードセルの出力を予め定められたタイミングで繰り返して検出する出力検出部と、
上記ロードセルの周囲温度を、少なくとも上記タイミングと同じタイミングを含んで繰り返して検出する周囲温度検出部と、
上記出力検出部が過去2回の第1、第2のタイミングで順次検出した上記ロードセルの出力をそれぞれV1、V2とし、上記周囲温度検出部が上記第1、第2のタイミングで検出した周囲温度をそれぞれT1、T2とし、かつ上記周囲温度検出部が検出した現在の周囲温度をTpとしたとき、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力を
なる換算式によって求める演算部を備えたことを特徴とする。
無荷重時のロードセルの出力を検出し、この検出した出力を用いて上記ロードセルのゼロ点を設定するロードセル零点補正装置であって、
無荷重時の上記ロードセルの出力を予め定められたタイミングで繰り返して検出する出力検出部と、
上記ロードセルの周囲温度を、少なくとも上記タイミングと同じタイミングを含んで繰り返して検出する周囲温度検出部と、
上記出力検出部が過去2回の第1、第2のタイミングで順次検出した上記ロードセルの出力をそれぞれV1、V2とし、上記周囲温度検出部が上記第1、第2のタイミングで検出した周囲温度をそれぞれT1、T2とし、かつ上記周囲温度検出部が検出した現在の周囲温度をTpとしたとき、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力を
なる換算式によって求める演算部を備えたことを特徴とする。
ここで、上記周囲温度検出部が検出した「現在の周囲温度」は、実質的に上記ロードセルの現在の周囲温度であれば足りる意味である。例えば、上記ロードセルの周囲温度が変化するのに要する時間を考慮したとき、上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出するタイミングの頻度が比較的多い場合は、厳密にリアルタイムで検出した周囲温度である必要はなく、直近に検出した周囲温度であっても良い。ただし、「現在の周囲温度」は、厳密にリアルタイムで検出した現在の周囲温度であっても良い。
この発明のロードセル零点補正装置では、出力検出部が、無荷重時のロードセルの出力を予め定められたタイミングで繰り返して検出する。周囲温度検出部は、上記ロードセルの周囲温度を、少なくとも上記タイミングと同じタイミングを含んで繰り返して検出する。演算部は、上記出力検出部が過去2回の第1、第2のタイミングで順次検出した上記ロードセルの出力をそれぞれV1、V2とし、上記周囲温度検出部が上記第1、第2のタイミングで検出した周囲温度をそれぞれT1、T2とし、かつ上記周囲温度検出部が検出した現在の周囲温度をTpとしたとき、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力を
なる換算式によって求める。
なる換算式によって求める。
この換算式は、温度T1からT2までの出力電圧の変化率(V2−V1)/(T2−T1)が温度Tpまで維持されるものと仮定して、現在の温度Tpでの上記ロードセルの出力(Vpとする。)を近似的に求めるものである。
この演算部による換算式を求める動作は、上記出力検出部が過去2回の第1、第2のタイミングで上記ロードセルの出力V1、V2および周囲温度T1、T2を検出した後、上記ロードセルの現在の出力を改めて検出することなく実行され得る。例えば、無荷重時に上記第2のタイミングで上記ロードセルの出力V2を検出し、この検出した出力V2を用いて上記ロードセルのゼロ点を設定するものとする(キャリブレーション)。この第2のタイミングから、次に予定された出力検出タイミング(これを「第3のタイミング」とする。)までの期間内であっても、上記演算部が上記換算式を演算する動作は、実行され得る。そして、上記第2のタイミングから第3のタイミングまでの期間内に周囲温度が変化したとき、その周囲温度の変化(Tp−T2)は、上記換算式によって、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力Vpに反映される。したがって、ゼロ点を適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度を高めることができる。
これにより、例えば、複数のロードセルの間で、ゼロ点として設定すべき出力の温度特性に個体間ばらつきがあったとしても、各ロードセルについて上記換算式を用いてゼロ点を設定することによって、そのような個体間ばらつきによる測定誤差を解消することができる。
また、上記換算式は、上記ロードセルの無荷重時に、例えばステップオン機能を有する体重体組成計がスタンバイ状態(被測定者が乗ってない時)であっても、設定され得る。すなわち、上記換算式は、ステップオン機能を有する体重体組成計のスタンバイ状態で、過去2回の第1、第2のタイミングで得られた上記ロードセルの出力V1、V2と上記第1、第2のタイミングで得られた周囲温度T1、T2とを用いて、設定され得る。これにより、ユーザが体重体組成計(ステップオン機能を有する)に乗ると、直ちに、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力Vpをゼロ点として設定し、このゼロ点を用いてユーザの体重測定結果を出力することができる。つまり、このロードセル零点補正装置は、ステップオン機能を有する体重体組成計に好ましく適用することができる。
また、出力検出部が上記ロードセルの出力を検出する頻度を、例えば2時間当たり1回程度というように比較的少なく設定しておけば、消費電力を抑えることができる。また、周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する動作は、出力検出部が上記ロードセルの出力を検出する動作に比して、消費電力が少ない。したがって、電池の消耗を、実際上問題にならないレベルに抑えることができる。
一実施形態のロードセル零点補正装置では、上記第1、第2のタイミングは、現在から遡った直近の2回分のタイミングであることを特徴とする。
この一実施形態のロードセル零点補正装置では、上記第1、第2のタイミングは、現在から遡った直近の2回分のタイミングである。したがって、上記ロードセルの直近の出力V1、V2、直近の周囲温度T1、T2に基づいて、ゼロ点をさらに適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度をさらに高めることができる。
一実施形態のロードセル零点補正装置では、上記現在の周囲温度Tpと上記第2のタイミングの周囲温度T2との差(Tp−T2)が予め定められた閾値を超えたとき、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えた時点で上記出力検出部に上記ロードセルの出力を検出させて、このロードセルの出力を現在のゼロ点として設定する制御部を備えたことを特徴とする。
上記第2のタイミングの周囲温度T2に対して現在の温度Tpが極端に離れると、上記換算式による近似の精度が低下する。そこで、この一実施形態のロードセル零点補正装置では、制御部が、上記現在の周囲温度Tpと上記第2のタイミングの周囲温度T2との差(Tp−T2)が予め定められた閾値を超えたとき、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えた時点で上記出力検出部に上記ロードセルの出力を検出させて、このロードセルの出力を現在のゼロ点として設定する(キャリブレーション)。これにより、ゼロ点をさらに適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度をさらに高めることができる。
一実施形態のロードセル零点補正装置では、
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出するタイミングの頻度は、上記出力検出部が上記ロードセルの出力を検出するタイミングの頻度よりも多く、
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する度に、上記制御部は、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えたか否かを判断することを特徴とする。
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出するタイミングの頻度は、上記出力検出部が上記ロードセルの出力を検出するタイミングの頻度よりも多く、
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する度に、上記制御部は、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えたか否かを判断することを特徴とする。
この一実施形態のロードセル零点補正装置では、上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出するタイミングの頻度は、上記出力検出部が上記ロードセルの出力を検出するタイミングの頻度よりも多い。そして、上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する度に、上記制御部は、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えたか否かを判断する。したがって、これにより、ゼロ点をさらに適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度をさらに高めることができる。
なお、既述のように、周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する動作は、出力検出部が上記ロードセルの出力を検出する動作に比して、消費電力が少ない。したがって、周囲温度検出部の動作の頻度が多いことによって、電池の消耗の問題が生じることは想定されない。
一実施形態のロードセル零点補正装置では、上記出力検出部が検出した無荷重時の上記ロードセルの出力と、上記周囲温度検出部が検出した上記ロードセルの周囲温度と、上記出力および周囲温度を検出したタイミングを表す測定日時とを、互いに対応付けて記憶する記憶部を備えたことを特徴とする。
この一実施形態のロードセル零点補正装置では、記憶部は、上記出力検出部が検出した無荷重時の上記ロードセルの出力と、上記周囲温度検出部が検出した上記ロードセルの周囲温度と、上記出力および周囲温度を検出したタイミングを表す測定日時とを、互いに対応付けて記憶する。したがって、上記演算部は、上記記憶部の記憶内容に基づいて、上記換算式によって、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力Vpを求めてゼロ点として設定することができる。
この発明の体重体組成計は、荷重に応じたロードセルの出力に基づいて被測定者の体重を測定する体重体組成計であって、上記ロードセル零点補正装置を備えたことを特徴とする。
この発明の体重体組成計によれば、上記ロードセル零点補正装置による利点を享受することができる。したがって、ロードセルのゼロ点を適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度を高めることができ、被測定者の体重の測定精度を高めることができる。
以上より明らかなように、この発明のロードセル零点補正装置によれば、様々な用途のロードセルのゼロ点を適切に設定できる。
また、この発明の体重体組成計によれば、ロードセルのゼロ点を適切に設定できる。この結果、上記ロードセルの測定精度を高めることができ、被測定者の体重の測定精度を高めることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明のロードセル零点補正装置を適用した一実施形態の、ステップオン機能を有する体重体組成計(全体を符号90で示す。)の外観を示している。
この体重体組成計90は、ユーザである被測定者の体重と、体重に基づいた被測定者の体組成とを測定する機能を有する。「体重」とは、被測定者の重さ(質量)を指す。「体組成」とは、身体を組成する成分(身体を構成する組織)の割合もしくは量を表し、例えば、体脂肪率、筋肉率、除脂肪量、体脂肪量、筋肉量などのうちの少なくとも1つを含む。
図1から分かるように、この体重体組成計90は、偏平な略直方体状の本体10を備えている。この本体10の上面10a内で四隅に相当する領域に電極1,2,3,4が設けられている。本体10の上面10a内で電極1,2の間に相当する領域に表示部5が設けられている。また、本体3の下面10bの四隅から、それぞれ下方へ突出してロードセル11,12,13,14が設けられている。また、この例では、本体3の手前側の側面に、操作部9が設けられている。
被測定者は測定時には、左足裏を電極1と3上に乗せ且つ右足裏を電極2と4上に乗せるようにして、本体上面10a上に乗ると想定する。このとき、電極1および2は被測定者の足裏(つま先)に接触し、電極3および4は被測定者の足裏(踵)に接触する。
被測定者の生体インピーダンスを測定するために、電極1,2を通して生体に定電流(交流)が印加される。電極3,4は、電流印加時に生体から導出される電圧を測定するために用いられる。
表示部5は、測定結果および測定に係る各種情報を表示するためのLCD(Liquid Crystal Display)などからなる。
操作部9は、この体重体組成計90が複数人で共用される場合に被測定者を識別するために操作されるスイッチや、被測定者の属性情報(たとえば性別、年齢、身長など)の入力を受付けるために操作されるスイッチ、電源をオン/オフするために操作される電源スイッチを含んでいる。なお、操作部9は、被測定者が操作可能な位置であればどこに設けられていても良く、例えば本体10の上面10aに設けられていても良い。
ロードセル11〜14は、本体上面10aにかけられる荷重に応じて変形する金属部材からなる歪体と、歪体に張られた歪ゲージとからなる。歪体が歪むと、歪ゲージが伸縮して歪ゲージの伸縮に応じて抵抗値が変化し、その抵抗変化が後述の出力電圧の変化として検出される。これらのロードセル11〜14の出力を合算することにより、被測定者の体重が求められる。
図2は、この体重体組成計90のブロック構成を示している。この体重体組成計90は、図1中に示した電極1〜4、ロードセル11〜14、表示部5および操作部9に加えて、被測定者の生体インピーダンスを計測するためのインピーダンス計測部24、アナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D(analog to digital)回路部26、電池からなる電源部30、各種データやプログラムを記憶するための記憶部36、通信I/F(interface)部38、温度計測部39、ならびに各部の制御および各種演算を行うためのCPU100を含んでいる。
インピーダンス計測部24は、CPU100により制御されて、電極1〜4を用いて生体インピーダンスを計測する。インピーダンス計測部24は、定電流発生部(図示せず)を有し、電極1と2に定電流を流す。電極1と2を介して定電流が被測定者(人体)99に印加された状態において、電圧測定用の電極3と4の電位差を検出し、検出した電位差に基づき生体インピーダンスを算出する。インピーダンス計測部24により算出された生体インピーダンスを指す信号は、A/D回路部26に出力される。
A/D回路部26は、インピーダンス計測部24からの出力信号を入力し、入力信号をデジタル信号に変換し、変換後の信号をCPU100に出力する。また、荷重計測部20に含まれた各ロードセル11,12,13,14からの出力信号を入力し、それぞれデジタル信号に変換し、変換後の信号をCPU100に出力する。
荷重計測部20は、上記ロードセル11〜14に加えて、図示しないホイーストン・ブリッジ(Wheatstone bridge)回路を含んでいる。荷重が加わったときのロードセル(の歪ゲージ)11〜14の抵抗変化が、上記ホイーストン・ブリッジ回路を介して、出力信号(出力電圧)の変化として検出される。これにより、図4中に示すような、略直線的なの荷重対出力特性L5が得られる。この例では、スタンバイ状態(電源スイッチはオンされているが、本体上面10aに被測定者が乗っていない状態)で、図2中の上記ロードセル11〜14を含む荷重計測部20とA/D回路部26とが、CPU100により制御されて出力検出部として働いて、無荷重時のロードセル11〜14の出力を予め定められたタイミングで繰り返して検出する。この例では、無荷重時のロードセル11〜14の出力を検出するタイミングは、2時間周期であるものとする。
温度計測部39は、この例ではサーミスタまたは熱電対からなり、本体10の内部の温度を、ロードセル11〜14の周囲温度として検出する。この例では、スタンバイ状態で、温度計測部39は、CPU100により制御されて周囲温度検出部として働いて、ロードセル11〜14の周囲温度を、少なくとも上記タイミング(無荷重時のロードセル11〜14の出力を検出するタイミング)と同じタイミングを含んで、より高頻度で繰り返して検出する。この例では、ロードセル11〜14の周囲温度を検出するタイミングは、10分間周期であるものとする。
電源部30は、この体重体組成計90の各部に電力を供給する。
通信I/F部38は、外部の装置との間で、データやプログラムを送受信する。
記憶部36は、この例ではフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含んでいる。この記憶部36は、CPU100が実行すべきプログラム(ソフトウェア)を記憶している。このプログラムを読み出すことにより、CPU100は各部の制御および各種演算を行うことができる。また、記憶部36は、操作部9を通して入力された被測定者を識別するためのID(識別)番号や、被測定者の属性情報(たとえば性別、年齢、身長など)などを記憶する。さらに、記憶部36は、スタンバイ状態で、次に示す測定データテーブルを作成して、測定日時と、荷重計測部20によって計測された無荷重時のロードセル11〜14の出力と、温度計測部39によって計測されたロードセル11〜14の周囲温度とを、互いに対応付けて記憶する。
この測定データテーブルの例は、次の検出結果を示している。この体重体組成計90が使用されていない期間に、まず、測定日時2011/10/21 06:00(2011年10月21日6時0分を表す。以下同様。)に、ロードセル11〜14の周囲温度がT0として検出された。その時のロードセル11,12,13,14の出力電圧がそれぞれV0_11,V0_12,V0_13,V0_14として検出された。それから10分後の測定日時2011/10/21 06:10に、ロードセル11〜14の周囲温度がT0_1として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定(符号NDで表す。以下同様。)であった。さらに10分後の測定日時2011/10/21 06:20に、ロードセル11〜14の周囲温度がT0_2として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定であった。このようにして、10分間周期で、ロードセル11〜14の周囲温度のみが繰り返して検出された。
次に、最初の測定日時から2時間後の測定日時2011/10/21 08:00に、ロードセル11〜14の周囲温度がT1として検出された。その時のロードセル11,12,13,14の出力電圧がそれぞれV1_11,V1_12,V1_13,V1_14として検出された。それから10分後の測定日時2011/10/21 08:10に、ロードセル11〜14の周囲温度がT1_1として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定であった。さらに10分後の測定日時2011/10/21 06:20に、ロードセル11〜14の周囲温度がT1_2として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定であった。このようにして、10分間周期で、ロードセル11〜14の周囲温度のみが繰り返して検出された。
次に、最初の測定日時から4時間後の測定日時2011/10/21 10:00に、ロードセル11〜14の周囲温度がT2として検出された。その時のロードセル11,12,13,14の出力電圧がそれぞれV2_11,V2_12,V2_13,V2_14として検出された。それから10分後の測定日時2011/10/21 10:10に、ロードセル11〜14の周囲温度がT2_1として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定であった。さらに10分後の測定日時2011/10/21 10:20に、ロードセル11〜14の周囲温度がT2_2として検出された。この時、ロードセル11〜14の出力電圧は非測定であった。このようにして、10分間周期で、ロードセル11〜14の周囲温度のみが繰り返して検出された。
このように、2時間周期で、ロードセル11,12,13,14の出力電圧が繰り返して検出された。そのタイミングと同じタイミングを含んで10分間周期で、ロードセル11〜14の周囲温度が繰り返して検出された。上記測定データテーブルは、そのような検出結果を示している。
図3と図4を用いて、この体重体組成計90におけるロードセルのゼロ点の設定の仕方を、概略的に説明する。なお、簡単のため、基本的に、4つのロードセル11,12,13,14のうちの1つに着目して説明する(後述の図5、図6でも同様。)。
図3は、時間経過に伴うロードセルの周囲温度の変化を曲線Cによって例示している。横軸のt1,t2は、無荷重時にロードセルの出力電圧が検出されたタイミングを示している。同図中に、第1のタイミングt1でのロードセルの出力電圧をV1と表し、その時のロードセルの周囲温度をT1と表している。また、第2のタイミングt2(上の例では、第1のタイミングt1から2時間後)でのロードセルの出力電圧をV2と表し、その時のロードセルの周囲温度をT2と表している。
また、同図中には、現在の日時が、tpで表されている。また、第1、第2のタイミングt1,t2と同じタイミングを含んで、ロードセルの周囲温度のみが検出される周期(上の例では10分間周期)が、Δtで表されている。また、現在のロードセルの周囲温度は、この例では、温度計測部39が厳密にリアルタイムで検出した周囲温度ではなく、上述の周期Δtで直近(最後)に検出した周囲温度Tpとして表されている。
この体重体組成計90ではCPU100が演算部として働いて、上記測定データテーブルの記憶内容に基づいて、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力(Vpとする。)を
なる換算式によって求める(この換算式をEq.1と呼ぶ。)。
なる換算式によって求める(この換算式をEq.1と呼ぶ。)。
この換算式Eq.1は、温度T1からT2までの出力電圧の変化率(V2−V1)/(T2−T1)が温度Tpまで維持されるものと仮定して、現在の温度Tpでのロードセルの出力Vpを近似的に求めるものである。
このCPU100による換算式Eq.1を求める動作は、荷重測定部20が過去2回の第1、第2のタイミングt1,t2でロードセルの出力V1、V2および周囲温度T1、T2を検出した後、ロードセルの現在の出力を改めて検出することなく実行され得る。例えば、無荷重時に第2のタイミングt2でロードセルの出力V2を検出し、この検出した出力V2を用いて上記ロードセルのゼロ点を設定するものとする。この第2のタイミングt2から、次に予定された出力検出タイミング(図3中に、これを第3のタイミングt3として示す。)までの期間内であっても、CPU100が換算式Eq.1を演算する動作は、実行され得る。そして、第2のタイミングt2から第3のタイミングt3までの期間内に周囲温度が変化したとき、その周囲温度の変化(Tp−T2)は、換算式Eq.1によって、現在ゼロ点として設定すべきロードセルの出力Vpに反映される。そして、図4中に示すような、換算式Eq.1によって得られたVpが、ロードセルの荷重対出力特性(L5とする)のゼロ点ZEとして設定される。したがって、ゼロ点を適切に設定できる。
また、荷重を加えた際に生じる感度の温度特性については、公知のサーミスタなどの電気素子を用いたハードウェアによる補正、またはソフトウェアによる補正を行う。この結果、ロードセルの測定精度を高めることができる。
特に、第1、第2のタイミングt1,t2は、現在tpから遡った直近(最後)の2回分のタイミングである。したがって、ロードセルの直近の出力V1、V2、直近の周囲温度T1、T2に基づいて、ゼロ点をさらに適切に設定できる。この結果、ロードセルの測定精度をさらに高めることができる。
また、例えば、複数のロードセル11,12,13,14の間で、ゼロ点として設定すべき出力の温度特性に個体間ばらつきがあったとしても、各ロードセル11,12,13,14について換算式Eq.1を用いてゼロ点を設定することによって、そのような個体間ばらつきによる測定誤差を解消することができる。
また、換算式Eq.1は、ロードセルの無荷重時に、例えばこの体重体組成計90がスタンバイ状態(被測定者が乗ってない時)であっても、設定され得る。すなわち、換算式Eq.1は、この体重体組成計90のスタンバイ状態で、過去2回の第1、第2のタイミングt1,t2で得られたロードセルの出力V1、V2と第1、第2のタイミングt1,t2で得られた周囲温度T1、T2とを用いて、設定され得る。これにより、ユーザが体重体組成計(ステップオン機能を有する)90に乗ると、直ちに、現在ゼロ点として設定すべきロードセルの出力Vpをゼロ点ZEとして設定し、このゼロ点ZEを用いてユーザの体重測定結果を出力することができる。つまり、このロードセル零点補正装置は、ステップオン機能を有する体重体組成計90に好ましく適用することができる。
また、荷重測定部20がロードセルの出力を検出する頻度を、この例のように2時間当たり1回程度というように比較的少なく設定しておけば、消費電力を抑えることができる。また、温度計測部39がロードセルの周囲温度を検出する動作は、荷重測定部20がロードセルの出力を検出する動作に比して、消費電力が少ない。したがって、電池の消耗は、実際上問題が生じないレベルに抑えることができる。
図5は、この体重体組成計90のCPU100によるスタンバイ状態の動作フローを具体的に示している。
図5のステップS1に示すように、CPU100は予め定められたタイミングで荷重測定部20によってロードセルの出力電圧を検出するとともに、同じタイミングで温度計測部39によってロードセルの周囲温度を検出する。続いて、ステップS2に示すように、CPU100は、ステップS1で検出された出力V′をロードセルの荷重対出力特性の零点(ゼロ点)ZEとして設定する(キャリブレーション)。このステップS1,S2の動作は、図3中に示した第1のタイミングt1や第2のタイミングt2で実行される動作に相当する。
次に、ステップS3に示すように、CPU100は、温度計測部39によってロードセルの周囲温度を検出する。このステップS3の動作は、図3中に示した周期Δtで実行される動作に相当する。
CPU100は、ステップS1〜S3の動作を繰り返して実行することによって、既述の測定データテーブルを構築してゆく。ここで、図3中に示したように、最後にステップS1,S2の動作を実行した直近のタイミングが第2のタイミングt2であり、上述の周期Δtで直近(最後)に検出した周囲温度がTpであり、現在の日時がtpであるものとする(後述の図6でも同様。)。これにより、換算式Eq.1を用いて、現在の温度Tpでのロードセルの出力Vpを近似的に求めることができる。
次に、図5のステップS4に示すように、CPU100が制御部として働いて、上述の周期Δtで直近に検出した周囲温度(この例では現在の周囲温度とする。)Tpを用いて、現在の周囲温度Tpと第2のタイミングの周囲温度T2との差(Tp−T2)が予め定められた閾値(これをthとする。)を超えているか否かを判断する。
上記差(Tp−T2)が閾値thを超えていれば(ステップS3でYES)、差(Tp−T2)が閾値を超えた時点で割り込みを実行して、ステップS1に戻る。そして、ステップS1,S2で、荷重測定部20にロードセルの出力(V3とする。)を検出させて、このロードセルの出力V3を現在のゼロ点として設定する(キャリブレーション)。
このように、上記差(Tp−T2)が閾値thを超えたとき、荷重測定部20にロードセルの出力V3を検出させている理由は、第2のタイミングt2の周囲温度T2に対して現在の温度Tpが極端に離れると、換算式Eq.1による近似の精度が低下するからである。差(Tp−T2)が閾値を超えた時点のロードセルの出力V3を現在のゼロ点として設定することによって、ゼロ点を適切に設定できる。
一方、上記差(Tp−T2)が閾値thを超えていなければ、CPU100は、ステップS5で、予め定められたタイミング(この例では上述の2時間周期)が到来したか否かを判断する。予め定められたタイミングが到来していなければ(ステップS5でNO)、ステップS3に戻って、CPU100は、温度計測部39によってロードセルの周囲温度を検出する。上記差(Tp−T2)が閾値thを超えていれば(ステップS5でYES)、ステップS1に戻って、それ以降の動作を繰り返す。
図6は、この体重体組成計90のステップオン時の体重測定のための動作フローを示している。
この体重体組成計90は、操作部9の電源スイッチがオンされると、スタンバイ状態となり、図6のステップS11に示すように、被測定者が本体上面10aに乗るのを待つ。被測定者が本体上面10aに乗ったか否かは、この例ではインピーダンス計測部24の出力の変化に基づいて、CPU100が判断する。
被測定者が本体上面10aに乗ったら(ステップS11でYES)、体重測定のための動作を開始する。
この例では、被測定者が本体上面10aに乗った時点(現在の日時tpとする。)で、CPU100が演算部として働いて、上記測定データテーブルに記憶されている第1、第2のタイミングt1,t2で得られたロードセルの出力V1、V2と、周囲温度T1、T2と、現在の温度Tpとを用いて、換算式Eq.1によって、現在ゼロ点として設定すべきロードセルの出力Vpを求める。そして、図4に例示したように、換算式Eq.1によって得られたVpを、ロードセルの荷重対出力特性L5のゼロ点ZEとして設定する。その上で、荷重計測部20に含まれた各ロードセル11,12,13,14からの出力を合算して、被測定者の体重を求める(ステップS12)。
ここで、荷重を加えた際に生じる感度の温度特性については、既述のように、公知のサーミスタなどの電気素子を用いたハードウェアによる補正、またはソフトウェアによる補正を行う。この結果、ロードセルの測定精度を高めることができる。
このようにして、この体重体組成計90によれば、被測定者が本体上面10aに乗ると、直ちに高精度の体重測定結果を得て、表示部5に表示することができる。
上の例では、被測定者が本体上面10aに乗った時点tpで換算式Eq.1の演算を行うものとしたが、これに限られるものではない。例えば、温度計測部39が上述の周期Δt(上の例では10分間周期)でロードセルの周囲温度Tpを検出する度に、換算式Eq.1の演算を行っても良い。その場合、上記測定データテーブルに、ロードセルの周囲温度Tpと対応付けて、換算式Eq.1によって求められたVp(現在ゼロ点として設定すべきロードセルの出力)値を記録しておく。これにより、被測定者が本体上面10aに乗った時点tpで上記測定データテーブルからそのVp値を読み出すことで、より迅速にロードセルの荷重対出力特性L5のゼロ点ZEを設定できる。したがって、より迅速に体重測定結果を得て、表示部5に表示することができる。
また、上の例では、温度計測部39が周期Δtで直近に検出した周囲温度Tpを「現在の周囲温度」としたが、これに限られるものではない。例えば、「現在の周囲温度」は、温度計測部39が厳密にリアルタイムで検出した現在の周囲温度であっても良い。
また、上の例では、この発明のロードセル零点補正装置を体重体組成計90に適用したが、これに限られるものではない。この発明のロードセル零点補正装置は、ロードセルを用いて荷重を計測する装置に広く適用することができる。
1,2,3,4 電極
11,12,13,14 ロードセル
20 荷重計測部
36 温度計測部
36 記憶部
90 体重体組成計
100 CPU
11,12,13,14 ロードセル
20 荷重計測部
36 温度計測部
36 記憶部
90 体重体組成計
100 CPU
Claims (6)
- 無荷重時のロードセルの出力を検出し、この検出した出力を用いて上記ロードセルのゼロ点を設定するロードセル零点補正装置であって、
無荷重時の上記ロードセルの出力を予め定められたタイミングで繰り返して検出する出力検出部と、
上記ロードセルの周囲温度を、少なくとも上記タイミングと同じタイミングを含んで繰り返して検出する周囲温度検出部と、
上記出力検出部が過去2回の第1、第2のタイミングで順次検出した上記ロードセルの出力をそれぞれV1、V2とし、上記周囲温度検出部が上記第1、第2のタイミングで検出した周囲温度をそれぞれT1、T2とし、かつ上記周囲温度検出部が検出した現在の周囲温度をTpとしたとき、現在ゼロ点として設定すべき上記ロードセルの出力を
なる換算式によって求める演算部を備えたことを特徴とするロードセル零点補正装置。 - 請求項1に記載のロードセル零点補正装置において、
上記第1、第2のタイミングは、現在から遡った直近の2回分のタイミングであることを特徴とするロードセル零点補正装置。 - 請求項1または2に記載のロードセル零点補正装置において、
上記現在の周囲温度Tpと上記第2のタイミングの周囲温度T2との差(Tp−T2)が予め定められた閾値を超えたとき、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えた時点で上記出力検出部に上記ロードセルの出力を検出させて、このロードセルの出力を現在のゼロ点として設定する制御部を備えたことを特徴とするロードセル零点補正装置。 - 請求項3に記載のロードセル零点補正装置において、
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出するタイミングの頻度は、上記出力検出部が上記ロードセルの出力を検出するタイミングの頻度よりも多く、
上記周囲温度検出部が上記ロードセルの周囲温度を検出する度に、上記制御部は、上記差(Tp−T2)が上記閾値を超えたか否かを判断することを特徴とするロードセル零点補正装置。 - 請求項1から4までのいずれか一つに記載のロードセル零点補正装置において、
上記出力検出部が検出した無荷重時の上記ロードセルの出力と、上記周囲温度検出部が検出した上記ロードセルの周囲温度と、上記出力および周囲温度を検出したタイミングを表す測定日時とを、互いに対応付けて記憶する記憶部を備えたことを特徴とするロードセル零点補正装置。 - 荷重に応じたロードセルの出力に基づいて被測定者の体重を測定する体重体組成計であって、請求項1から4までのいずれか一つに記載のロードセル零点補正装置を備えたことを特徴とする体重体組成計。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012119995A JP2013246050A (ja) | 2012-05-25 | 2012-05-25 | ロードセル零点補正装置および体重体組成計 |
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Family Applications (1)
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JP2012119995A Pending JP2013246050A (ja) | 2012-05-25 | 2012-05-25 | ロードセル零点補正装置および体重体組成計 |
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JP (1) | JP2013246050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160033345A1 (en) * | 2014-08-01 | 2016-02-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Apparatus for measuring load applied to seat |
WO2018154761A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | 株式会社Fuji | 荷重計測システム |
-
2012
- 2012-05-25 JP JP2012119995A patent/JP2013246050A/ja active Pending
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WO2018154761A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | 株式会社Fuji | 荷重計測システム |
JPWO2018154761A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2019-11-07 | 株式会社Fuji | 荷重計測システム |
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