JP2013239946A - 情報通信装置、情報通信装置の制御方法、および情報通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】メインユーザーが視認する通知状況画像を、ゲストユーザーに視認させないことができる情報通信装置を提供する。
【解決手段】情報通信装置(携帯電話機100)は、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッター(260L,260R,360L,360R)を有する第1のシャッターメガネ200と第2のシャッターメガネ300とともに用いられ、通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、左眼用画像および右眼用画像の少なくとも一方に通知状況画像を付加表示する表示部と、表示部が周期的に表示する画像に通知状況画像を付加表示するときに、第1のシャッターメガネより第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとに送信する信号制御部と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】情報通信装置(携帯電話機100)は、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッター(260L,260R,360L,360R)を有する第1のシャッターメガネ200と第2のシャッターメガネ300とともに用いられ、通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、左眼用画像および右眼用画像の少なくとも一方に通知状況画像を付加表示する表示部と、表示部が周期的に表示する画像に通知状況画像を付加表示するときに、第1のシャッターメガネより第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとに送信する信号制御部と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報通信装置、情報通信装置の制御方法、および情報通信システムに関する。
従来、1つの画面に時分割で複数の画像を表示させ、画像の変化に同期して開閉する複数のシャッターメガネを用いることで、複数の鑑賞者が複数の画像をそれぞれ分離して視認可能な技術が知られている(特許文献1)。また、この技術を利用して、左右の眼に相当する視差画像を表示することで鑑賞者が立体像(3D画像)を視認可能な技術が知られている(特許文献2)。
近年、上述したような技術を用いた画像表示装置を用いて、3D画像コンテンツを複数人で鑑賞する場面が増えている。しかしながら、画像表示装置が表示する内容によっては、必ずしも全ての鑑賞者で共有すべき情報でない場合もある。例えば、画像表示装置が電子メール等の通知情報を受信する機能を有している場合、即ち情報通信装置(情報通信端末)である場合は、情報通信装置の所有者であるメインユーザーは、電子メールを受信したことを表す通知状況情報(メールアイコン等)を視認したいが、その他の鑑賞者(ゲストユーザー)には視認させたくない場合がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る情報通信装置は、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとともに用いられる情報通信装置であって、通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示する表示部と、前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、前記第1のシャッターメガネと前記第2のシャッターメガネとに送信する信号制御部と、を有することを特徴とする。
このような情報通信装置によれば、表示部は、左眼用画像および右眼用画像を周期的に表示し、さらに通知状況画像を付加表示する。信号制御部は、周期的に表示する画像に通知状況画像を付加表示するときに、第1のシャッターメガネより第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとに送信する。これにより、通知状況画像を表示するときには、第2のシャッターメガネの光の透過率を低くさせることが可能になる。よって、第1のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させ、第2のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させない、或いは視認を困難にさせることが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る情報通信装置において、前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示する場合には、前記通知状況画像を付加表示する画像フレームとは異なる画像フレームにフェイク画像を付加表示し、前記信号制御部は、前記異なる画像フレームが表示されるときに、前記所定の制御信号を送信しないことを特徴とする。
このような情報通信装置によれば、表示部は、通知状況画像を付加表示する画像フレームとは異なる画像フレームにフェイク画像(即ちごまかし画像)を付加表示し、信号制御部は、異なる画像フレームが表示されるときには、所定の制御信号を送信しない。これにより、第2のシャッターメガネを装着しているユーザーが、フェイク画像を視認することで、通知状況画像が表示されている期間、画像を視認できないことによって感じる違和感を低減することができる。
[適用例3]上記適用例に係る情報通信装置において、前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示する画像フレームの直前の画像フレーム、または直後の画像フレームに、フェイク画像を付加表示し、前記信号制御部は、前記直前の画像フレームまたは前記直後の画像フレームが表示されるときに、前記所定の制御信号を送信しないことを特徴とする。
このような情報通信装置によれば、表示部は、通知状況画像を付加表示する画像フレームの直前の画像フレーム、または直後の画像フレームに、フェイク画像を付加表示し、信号制御部は、直前の画像フレームまたは直後の画像フレームが表示されるときには、所定の制御信号を送信しない。これにより、通知状況画像が付加表示されている画像フレームの近傍の画像フレームにおいてフェイク画像が付加表示される。よって、第2のシャッターメガネを装着しているユーザーが、フェイク画像を視認することで、通知状況画像が表示されている期間、画像を視認できないことによって感じる違和感を、効果的に低減することができる。
[適用例4]上記適用例に係る情報通信装置において、前記第2のシャッターメガネは、前記第2のシャッターメガネが装着されているか否かを判断する装着判断部と、前記装着判断部の判断結果を前記情報通信装置に送信する送信部と、を有しており、前記情報通信装置は、前記第2のシャッターメガネからの前記判断結果の情報を受信する受信部を有し、受信された前記判断結果の情報が装着されていないことを表していた場合には、前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示させないことを特徴とする。
このような情報通信装置によれば、受信部は、第2のシャッターメガネが装着されているか否かの判断結果の情報を受信する。表示部は、第2のシャッターメガネが装着されていない場合には、通知状況画像を付加表示させない。これにより、ゲストユーザーが第2のシャッターメガネを装着していない場合には、通知状況画像が付加表示されないため、ゲストユーザーが、通知状況画像を視認してしまうことを回避できる。
[適用例5]本適用例に係る情報通信装置の制御方法は、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとともに用いられる情報通信装置の制御方法であって、通知情報を受信する情報受信ステップと、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示する表示ステップと、前記表示ステップによって、周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、前記第1のシャッターメガネと前記第2のシャッターメガネとに送信する信号制御ステップと、を有することを特徴とする。
このような情報通信装置の制御方法によれば、通知状況画像を表示するときには、第2のシャッターメガネの光の透過率を低くさせることが可能になる。よって、第1のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させ、第2のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させない、或いは視認を困難にさせることが可能となる。
[適用例6]本適用例に係る情報通信システムは、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第2のシャッターメガネと、通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示する表示部を有する情報通信装置と、を備える情報通信システムであって、前記情報通信装置の前記表示部は、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示可能とし、前記情報通信装置は、前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせるシャッター制御部を有することを特徴とする。
このような情報通信システムによれば、通知状況画像を表示するときには、第2のシャッターメガネの光の透過率を低くさせることが可能になる。よって、第1のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させ、第2のシャッターメガネを装着しているユーザーには、通知状況画像を視認させない、或いは視認を困難にさせることが可能となる。
[適用例7]本適用例に係る情報通信システムは、周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有するシャッターメガネと、通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示する表示部を有する情報通信装置と、を備える情報通信システムであって、前記情報通信装置の前記表示部は、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示可能とし、前記シャッターメガネは、第1の設定と第2の設定を有し、前記情報通信装置は、前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、シャッターメガネが前記第1の設定のときより前記シャッターメガネが前記第2の設定のときのシャッターの光の透過率を低くさせるシャッター制御部を有することを特徴とする。
このような情報通信システムによれば、通知状況画像を表示するときに、シャッターメガネが第1の設定のときよりシャッターメガネが第2の設定のときのシャッターの光の透過率を低くさせる。よって、シャッターメガネが第1の設定のときには、シャッターメガネを装着しているユーザーは、通知状況画像を視認することができ、シャッターメガネが第2の設定のときには、シャッターメガネを装着しているユーザーは、通知状況画像を視認できない、或いは視認を困難にすることができる。
また、上述した情報通信装置、情報通信装置の制御方法および情報通信システムが、情報通信装置、シャッターメガネに備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやHDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc(登録商標)、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、情報通信装置、シャッターメガネの内部記憶装置(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USBメモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
以下、実施形態として、光源から射出された光を画像情報に基づいて変調して光学像を形成し、この光学像を外部のスクリーン等に投写するプロジェクター機能を有する情報通信装置としての携帯電話機と、第1のシャッターメガネとしての第1の液晶シャッターメガネ、および第2のシャッターメガネとしての第2の液晶シャッターメガネと、を有する情報通信システムについて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る情報通信システムの概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、情報通信システム1は、両眼視差を利用して鑑賞者に立体像を認識させるシステムであり、プロジェクター機能部を有する携帯電話機100と、第1の液晶シャッターメガネ200と、第2の液晶シャッターメガネ300とを備えて構成されている。
図1は、本実施形態に係る情報通信システムの概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、情報通信システム1は、両眼視差を利用して鑑賞者に立体像を認識させるシステムであり、プロジェクター機能部を有する携帯電話機100と、第1の液晶シャッターメガネ200と、第2の液晶シャッターメガネ300とを備えて構成されている。
携帯電話機100は、装置本体を収容する筐体5を備えて構成されており、筐体5の天面5tには、ユーザーにより入力操作が行われる操作受付部21が配置されている。さらに、筐体5の天面5tには、液晶ディスプレイ22が配置されている。なお、この液晶ディスプレイ22は、入力装置と表示装置とが一体化されたタッチパネルであってもよい。
筐体5の背面5bには、入力端子を備えた画像情報入力部30が設けられており、画像情報入力部30には、外部の画像供給装置(図示省略)から画像情報が入力される。さらに、図1では図示しないが、筐体5の前面には、投写レンズが露出されており、この投写レンズから、入力された画像情報、または携帯電話機100によって生成された画像情報に基づく画像が前方の投写面(例えば、スクリーン)SCに投写される。
画像情報入力部30には、左眼用の画像を表す左眼用の画像情報と、右眼用の画像を表す右眼用の画像情報とが入力され、携帯電話機100のプロジェクター機能部は、左眼用の画像と右眼用の画像とをフレーム単位で時分割して投写面SC上に交互に投写(表示)する。また、携帯電話機100のプロジェクター機能部は、左眼用の画像と右眼用の画像との切り替えに同期するための無線通信の制御信号を送受信する送受信制御部(ここでは図示せず)を備えている。
第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、携帯電話機100が投写する画像を鑑賞する鑑賞者に装着されるものであり、鑑賞者の左眼に対峙する左眼用の液晶シャッター260L(360L)と、右眼に対峙する右眼用の液晶シャッター260R(360R)とを備えている。また、図示しないが、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300には、携帯電話機100から送信される無線通信の制御信号を送受信するための送受信部が設けられている。第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、左眼用の画像が鑑賞者の左眼のみで認識され、右眼用の画像が鑑賞者の右眼のみで認識されるよう、制御信号に同期して左右の液晶シャッター260L(360L),260R(360R)を交互に開放させる。
また、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300の側面(つるの部分)には、液晶シャッターメガネを、メインユーザーが使用するためのメイン状態とするか、ゲストユーザーが使用するためのゲスト状態とするかを切り替えるゲスト設定スイッチ250(350)を備えている。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機100の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話機100は、携帯電話機能部110およびプロジェクター機能部120を有している。携帯電話機能部110は、通信部111、操作受付部21、第1の制御部113、画像生成部114、液晶ディスプレイ22等を備えている。
図2に示すように、携帯電話機100は、携帯電話機能部110およびプロジェクター機能部120を有している。携帯電話機能部110は、通信部111、操作受付部21、第1の制御部113、画像生成部114、液晶ディスプレイ22等を備えている。
通信部111は、携帯電話機100の通信部として機能し、発信や着信、電子メールの送受信等を行う。また、通信部111は、インターネット等のネットワーク通信を可能としてもよい。ここで、通信部111が、特許請求の範囲における情報受信部に相当する。
操作受付部21は、ユーザーの入力操作を受け付けるものであり、ユーザーが携帯電話機100に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本実施形態の操作受付部21が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り替えるための電源キー、各種設定用のメニュー画像を表示させるメニューキー、メニュー画像における項目の選択等に用いられる方向キー、選択した項目を確定させるための決定キー等がある。また、液晶ディスプレイ22がタッチパネルを有している場合には、タッチパネルの操作は、操作受付部21が受け付けるものとする。
ユーザーが操作受付部21の各種操作キーやタッチパネルを操作すると、操作受付部21は、この入力操作を受け付けて、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を第1の制御部113に出力する。なお、操作受付部21として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発信し、図示しない受信手段がこれを受信して第1の制御部113に伝達する。
第1の制御部113は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することにより携帯電話機能部110の動作を統括制御する。つまり、第1の制御部113は、コンピューターとして機能する。なお、操作受付部21が受け付けた入力操作は、第1の制御部113から第2の制御部121にも伝達される。
画像生成部114は、第1の制御部113から出力される情報に基づいて、画像情報を生成する。具体的には、携帯電話機100の各種画面に応じた画像情報を生成する。さらに、通知情報としての着信があった場合の着信アイコン画像や、通知情報としての電子メールを受信したときのメールアイコン画像、電池残量を表す電池アイコン画像等のアイコン画像情報を生成する。そして、これらのアイコン画像情報を含む画像情報を液晶ディスプレイ22および画像情報入力部30に出力する。ここで、メールアイコン画像や着信アイコン画像が、特許請求の範囲における通知状況画像に相当する。
液晶ディスプレイ22は、マトリクス状に配列された多数の画素で画像を形成するものであり、画像生成部114から入力される画像情報を表示する。なお、本実施形態では、液晶ディスプレイとしているが、他のディスプレイ装置としてもよい。
プロジェクター機能部120は、画像投写部140、第2の制御部121、画像情報入力部30、画像情報判定部131、画像処理部132、OSD処理部133、送受信制御部150等を備えている。
画像投写部140は、光源装置142、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ143R,143G,143B、投写光学系としての投写レンズ145、液晶駆動部141等で構成されている。画像投写部140は、光源装置142から射出された光を液晶ライトバルブ143R,143G,143Bで変調して画像(画像光)を形成する。そして、形成した画像を、投写レンズ145から前方、即ち筐体5の前面に略垂直な方向に向けて拡大投写して、投写面SC等に表示する。
光源装置142は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ142aと、光源ランプ142aが放射した光を液晶ライトバルブ143R,143G,143B側に反射するリフレクター142bとを含んで構成されている。光源装置142から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ143R,143G,143Bに入射する。
液晶ライトバルブ143R,143G,143Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ143R,143G,143Bには、マトリクス状に配列された複数の画素が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。そして、液晶駆動部141の駆動により、入力される画像情報に応じた駆動電圧が各画素に印加されると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置142から射出された光は、この液晶ライトバルブ143R,143G,143Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像となった後、投写レンズ145から拡大投写される。
第2の制御部121は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター機能部120の動作を統括制御する。つまり、第2の制御部121は、コンピューターとして機能する。なお、前述したように操作受付部21が受け付けた入力操作は、第1の制御部113を介して第2の制御部121にも伝達される。また、第2の制御部121は、必要に応じて、第1の制御部113にアイコン画像情報の生成を依頼する。このように、第1の制御部113と第2の制御部121とは、連携処理を行いながら携帯電話機100を制御する。
画像情報入力部30には、携帯電話機能部110の画像生成部114、またはパーソナルコンピューターや各種映像再生装置等の図示しない外部の画像供給装置から、左眼用および右眼用の画像情報が入力される。そして、画像情報入力部30は、入力された画像情報を画像情報判定部131に出力する。外部の画像供給装置から画像情報を入力する場合には、画像情報入力部30は、入力された画像情報に、画像生成部114で生成されたアイコン画像情報を合成して画像情報判定部131に出力する。
画像情報判定部131は、画像情報入力部30から入力される画像情報を解析し、3Dの画像情報(3次元の画像情報、即ち左眼用の画像情報および右眼用の画像情報を有する画像情報)か、2Dの画像情報(2次元の画像情報)か、を判定して、第2の制御部121に通知する。さらに、画像情報判定部131は、画像情報を画像処理部132で処理可能な形式の画像情報に変換して、画像処理部132に出力する。
画像処理部132は、画像情報判定部131から入力される左眼用および右眼用の画像情報を、液晶ライトバルブ143R,143G,143Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、R,G,Bの色光別になっており、各液晶ライトバルブ143R,143G,143Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素から射出する光の強弱(階調)が規定される。また、画像処理部132は、第2の制御部121の指示に基づき、変換した画像情報に対して、明るさやコントラスト等を調整するための画質調整処理等を必要に応じて行う。
画像処理部132は、画像情報を一時的に記憶する画像メモリー(図示省略)を備えており、左眼用および右眼用の画像情報は、各種処理が施された後、フレーム単位で画像メモリーに記憶される。そして、画像処理部132は、第2の制御部121からの指示に基づいて、画像メモリーに記憶されている左眼用および右眼用の画像情報を1フレームずつ交互にOSD処理部133に出力する。
OSD処理部133は、第2の制御部121の指示に基づいて、入力された画像情報に基づく画像フレーム上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。本実施形態では、OSD処理部133は、第2の制御部121の指示に基づいて、左眼用の画像フレームおよび右眼用の画像フレームの双方にOSD画像を重畳する。OSD処理部133は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。第2の制御部121が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部133は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、画像フレーム上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部132から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部141に出力される。なお、第2の制御部121からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部133は、画像処理部132から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動部141に出力する。
液晶駆動部141が、OSD処理部133から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ143R,143G,143Bを駆動すると、液晶ライトバルブ143R,143G,143Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ145から投写される。この結果、投写面SCには、左眼用の画像と右眼用の画像がフレーム単位で交互に表示される。携帯電話機能部110の画像生成部114、およびプロジェクター機能部120が特許請求の範囲における表示部に相当する。
送受信制御部150は、無線通信用電波の送受信を行うアンテナ、アンテナを介して送受信される信号の変調・復調処理を行う無線部、ベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部(いずれも図示せず)を有して構成されている。送受信制御部150は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に対して、無線通信による制御信号を送受信する。本実施形態では、送受信制御部150は、携帯電話機100に内蔵するものとしているが、携帯電話機100にケーブル等で外付けされる外部装置の態様としてもよい。
図3は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300の内部構成を示すブロック図である。
第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は同様な構成である。図3に示すように、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、上述した液晶シャッター260L(360L)、260R(360R)に加えて、送受信部210(310)、制御部220(320)、シャッター駆動部230(330)、シャッター閉継続フラグ240(340)、ゲスト設定スイッチ250(350)、装着検出センサー270(370)等を備えている。
第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は同様な構成である。図3に示すように、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、上述した液晶シャッター260L(360L)、260R(360R)に加えて、送受信部210(310)、制御部220(320)、シャッター駆動部230(330)、シャッター閉継続フラグ240(340)、ゲスト設定スイッチ250(350)、装着検出センサー270(370)等を備えている。
送受信部210(310)は、無線通信用電波の送受信を行うアンテナ、アンテナを介して送受信される信号の変調・復調処理を行う無線部、ベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部(いずれも図示せず)を有して構成されている。送受信部210(310)は、携帯電話機100から発せられた無線通信信号である制御信号を受信し、制御部220(320)に通知する。
送受信部210(310)が受信する制御信号の種類としては、左眼用の液晶シャッター260L(360L)を開放させるための「L−OP」信号、左眼用の液晶シャッター260L(360L)を閉塞させるための「L−CL」信号、右眼用の液晶シャッター260R(360R)を開放させるための「R−OP」信号、右眼用の液晶シャッター260R(360R)を閉塞させるための「R−CL」信号、さらに、「L−OP」信号や「R−OP」信号を受信しても、液晶シャッターを開放させないための「CLC」信号、当該液晶シャッターメガネが装着されているか否かを問い合わせるためのメガネ装着問合せ信号等がある。
また、送受信部210(310)は、制御部220(320)からの指示に基づいて、当該液晶シャッターメガネがユーザーに装着されていないことを示すメガネ非装着信号を携帯電話機100に送信する。なお、当該液晶シャッターメガネがユーザーに装着されている場合には、メガネ装着信号を送信してもよい。送受信部210(310)が、特許請求の範囲における送信部に相当する。
制御部220(320)は、受信した制御信号に基づいて、液晶シャッター260L(360L)、260R(360R)の開閉を制御するための制御情報を生成し、シャッター駆動部230(330)に出力する。また、制御部220(320)は、ゲスト設定スイッチ250(350)の設定状態(「メイン状態(オフ)」または「ゲスト状態(オン)」)を読み込む。さらに、制御部220(320)は、シャッター閉継続フラグ240(340)にアクセスしてシャッター閉継続フラグ240(340)を立てたり、クリアしたり、参照したりする。さらに、制御部220(320)は、装着検出センサー270(370)から、当該液晶シャッターメガネの装着状態を読み込む。
シャッター駆動部230(330)は、入力される制御情報に基づいて液晶シャッター260L(360L),260R(360R)の開閉(開放および閉塞)を駆動する。
液晶シャッター260L(360L),260R(360R)は、それぞれ液晶パネルの表裏両側に偏光板が貼り付けられた構成を有している。液晶シャッター260L(360L)は、シャッター駆動部230(330)の駆動により、左眼に入射する光を透過させる開放状態と、左眼に入射する光を遮蔽する閉塞状態とを切り替え、液晶シャッター260R(360R)は、シャッター駆動部230(330)の駆動により、右眼に入射する光を透過させる開放状態と、右眼に入射する光を遮蔽する閉塞状態とを切り替える。
シャッター閉継続フラグ240(340)は、第1の液晶シャッターメガネ200または第2の液晶シャッターメガネ300がシャッター開信号(「L−OP」または「R−OP」)を受信した際に、液晶シャッター260L、360L、260Rまたは360Rを、開放するか閉塞状態を継続するかを判断するためのフラグである。シャッター閉継続フラグ240(340)は、メモリーによって構成されている。シャッター閉継続フラグ240(340)は、制御部220(320)によって設定され、制御部220(320)によってクリアされる。制御部220(320)は、当該液晶シャッターメガネがゲスト状態で、且つシャッター閉継続フラグ240(340)が立っている場合には、液晶シャッターを開放させない(即ち閉塞状態を継続する)。
ゲスト設定スイッチ250(350)は、ユーザーが第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300を「メイン状態」にするか「ゲスト状態」にするかの指示を行うためのスイッチである。本実施形態では、スイッチがオフの場合は「メイン状態」とし、オンの場合は「ゲスト状態」とする。ゲスト設定スイッチ250(350)の設定状態は、制御部220(320)によって読み出される。本実施形態では、第1の液晶シャッターメガネ200はオフに設定されているものとし、第2の液晶シャッターメガネ300はオンに設定されているものとする。
装着検出センサー270(370)は、当該液晶シャッターメガネがユーザーに装着されているか否かを検出するセンサーである。装着検出センサー270(370)は、光センサーや熱センサーとしてもよいし、装着されると押下されるボタン形状の押圧センサーとしてもよい。装着検出センサー270(370)が、特許請求の範囲における装着判断部に相当する。
情報通信システム1は、上記のように構成されており、携帯電話機100の画像処理部132が、左眼用の画像の表示と右眼用の画像の表示とを切り替える。そして、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300が、携帯電話機100から送信される制御信号に基づいて、開放する液晶シャッター260L,260R,360L,360Rを切り替えることにより、左眼用の画像を左眼のみに認識させ、右眼用の画像を右眼のみに認識させることができる。
ここで、3D画像を表示する際の情報通信システム1の携帯電話機100、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300の動作について説明する。
図4は、情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図4は、情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図4のタイミングチャートでは、携帯電話機100のプロジェクター機能部120が表示(投写)する表示画像と、携帯電話機100が出力する制御信号と、第1の液晶シャッターメガネ200の左眼用液晶シャッター260Lの開閉状態および右眼用液晶シャッター260Rの開閉状態と、第2の液晶シャッターメガネ300の左眼用液晶シャッター360Lの開閉状態および右眼用液晶シャッター360Rの開閉状態とを表している。なお、図4では、横軸は時間軸としている。
携帯電話機100のプロジェクター機能部120は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2、左眼用画像L3、右眼用画像R3、左眼用画像L4、という順番で、表示画像を表示(投写)する。
そして、携帯電話機100は、左眼用画像L1,L2,L3,L4の表示開始後に、左眼用の液晶シャッター260L,360Lを開放させるためのシャッター開信号「L−OP」を、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に送信する。
さらに、携帯電話機100は、左眼用画像L1,L2,L3,L4の表示終了前に、左眼用の液晶シャッター260L,360Lを閉塞させるためのシャッター閉信号「L−CL」を第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に送信する。なお、本実施形態では、携帯電話機100は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に対して、個別に制御信号の送信は行わない。つまり、携帯電話機100の送受信制御部150が送信した制御信号を、第1の液晶シャッターメガネ200の送受信部210、および第2の液晶シャッターメガネ300の送受信部310が、それぞれ受信するものとする。
携帯電話機100は、右眼用画像R1,R2,R3,R4の表示開始後に、右眼用の液晶シャッター260R,360Rを開放させるためのシャッター開信号「R−OP」を、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に送信する。
さらに、携帯電話機100は、右眼用画像R1,R2,R3,R4の表示終了前に、右眼用の液晶シャッター260R,360Rを閉塞させるためのシャッター閉信号「R−CL」を第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを開放する。図4では、開放動作を波形の立ち上がりで表している。つまり、波形の「Low」状態が液晶シャッターの閉塞を表し、「High」状態が液晶シャッターの開放を表している。また、第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター閉信号「L−CL」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを閉塞する。図4では、閉塞を波形の立ち下がりで表している。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを開放する。図4では、開放を波形の立ち上がりで表している。また、第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター閉信号「R−CL」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを閉塞する。図4では、閉塞を波形の立ち下がりで表している。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター360Lを開放する。また、第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター閉信号「L−CL」を受信すると、左眼用液晶シャッター360Lを閉塞する。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター360Rを開放する。また、第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター閉信号「R−CL」を受信すると、右眼用液晶シャッター360Rを閉塞する。
上述したように、携帯電話機100は、左眼用の画像の表示と右眼用の画像の表示とを切り替える。そして、携帯電話機100は、制御信号を液晶シャッターメガネ(第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300)に送信する。第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、携帯電話機100から送信される制御信号に基づいて、液晶シャッター260L,260R,360L,360Rの開閉を切り替える。これにより、携帯電話機100と、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300とは、時分割で同期をとることが可能である。
次に、携帯電話機100が表示する画像について説明する。
図5は、携帯電話機100が表示する画像の説明図であり、(a)は、通常画像の説明図、(b)は、電子メール受信時の画像の説明図である。
図5は、携帯電話機100が表示する画像の説明図であり、(a)は、通常画像の説明図、(b)は、電子メール受信時の画像の説明図である。
図5(a)に示すように、通常画像として、風景画像G1が表示されている。また、図5(b)には、風景画像G1と同様の画像に対して、電子メールを受信したことを表すメールアイコン画像M1が重畳(付加表示)された画像G2が表示されている。
ここで、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーにはメールアイコン画像M1を視認させて、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーにはメールアイコン画像M1を視認させないための処理について説明する。
まず、携帯電話機100が、画像情報に基づく画像フレームを切り替える際に行う判断処理について説明する。
図6は、携帯電話機100が画像フレームを切り替える際に行う判断処理のフローチャートである。
図6は、携帯電話機100が画像フレームを切り替える際に行う判断処理のフローチャートである。
第1の制御部113は、電子メールを受信しているか否かを判断する(ステップS101)。電子メールを受信していれば(ステップS101:YES)、第2の制御部121は、ゲスト状態の液晶シャッターメガネがユーザーに装着されているか否かを判断する(ステップS102)。具体的には、第2の制御部121は、送受信制御部150に指示を出して、メガネ装着問合せ信号を送信して、その結果情報の信号を受信して判断する。
送受信制御部150が、ゲスト状態の液晶シャッターメガネ(本実施形態では第2の液晶シャッターメガネ300)から、装着されているという情報を受け付けると(ステップS102:YES)、第2の制御部121は、送受信制御部150に指示を出して、シャッター閉継続信号「CLC」を送信させる(ステップS103)。このシャッター閉継続信号「CLC」信号が、特許請求の範囲における所定の制御信号に相当する。また、第2の制御部121および送受信制御部150が、信号制御部およびシャッター制御部に相当する。
そして、第1の制御部113は、画像生成部114に指示を出して、メールアイコン画像M1を付加(重畳)表示させる(ステップS104)。そして、画像フレームを切り替える際の判断処理を終了する。
送受信制御部150が、ゲスト状態の液晶シャッターメガネが非装着であると判断すると(ステップS102:NO)、画像フレームを切り替える際の判断処理を終了する。また、電子メールを受信していなければ(ステップS101:NO)、当該判断処理を終了する。なお、当該判断処理では、シャッター閉継続信号「CLC」の後で送信するシャッター開信号「L−OP」、シャッター開信号「R−OP」についての説明は省略する。
次に、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300が、制御信号を受信した際に行う処理について説明する。第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300は、同様の構成となっており、同様な処理を行うためのプログラムが内蔵されている。
図7は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300の処理のフローチャートである。
図7は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300の処理のフローチャートである。
送受信部210(310)が携帯電話機100から制御信号を受信すると、制御部220(320)は、受信した制御信号がシャッター開信号(「L−OP」または「R−OP」)か否かを判断する(ステップS201)。シャッター開信号であった場合(ステップS201:YES)、制御部220(320)は、ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされているか否か、即ちゲスト状態か否かを判断する(ステップS202)。
ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていなければ(ステップS202:NO)、制御部220(320)は、シャッター駆動部230(330)に指示を出して、シャッター開信号が表す左眼用液晶シャッター260L(360L)、または右眼用液晶シャッター260R(360R)を開放させる(ステップS204)。そして、ステップS201に移行する。
ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていれば(ステップS202:YES)、制御部220(320)は、シャッター閉継続フラグ240(340)が立っているか否かを判断する(ステップS203)。シャッター閉継続フラグ240(340)が立っていなければ(ステップS203:NO)、ステップS204に移行して、液晶シャッターを開放させる。
シャッター閉継続フラグ240(340)が立っていれば(ステップS203:YES)、制御部220(320)は、シャッター閉継続フラグ240(340)をクリアする(ステップS205)。そして、ステップS201に移行する。
受信した制御信号がシャッター開信号でなければ(ステップS201:NO)、制御部220(320)は、受信した制御信号がシャッター閉信号か否かを判断する(ステップS206)。シャッター閉信号であった場合(ステップS206:YES)、制御部220(320)は、シャッター駆動部230(330)に指示を出して、シャッター開信号が表す左眼用液晶シャッター260L(360L)、または右眼用液晶シャッター260R(360R)を閉塞させる(ステップS207)。そして、ステップS201に移行する。
受信した制御信号がシャッター閉信号でなければ(ステップS206:NO)、制御部220(320)は、受信した制御信号がシャッター閉継続信号か否かを判断する(ステップS208)。シャッター閉継続信号であった場合(ステップS208:YES)、制御部220(320)は、ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされているか否かを判断する(ステップS209)。
ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていれば(ステップS209:YES)、制御部220(320)は、シャッター閉継続フラグ240(340)を立てる(ステップS210)。そして、ステップS201に移行する。ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていなければ(ステップS209:NO)、ステップS201に移行する。
受信した制御信号がシャッター閉継続信号でない場合(ステップS208:NO)、制御部220(320)は、受信した制御信号がメガネ装着問合せ信号か否かを判断する(ステップS211)。メガネ装着問合せ信号であった場合(ステップS211:YES)、制御部220(320)は、ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされているか否かを判断する(ステップS212)。
ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていれば(ステップS212:YES)、制御部220(320)は、装着検出センサー270(370)から情報を入力して、メガネが装着されているか否かを判断する(ステップS213)。メガネが非装着の場合(ステップS213:NO)、制御部220(320)は、送受信部210(310)に指示を出して、メガネ非装着信号を携帯電話機100に送信する(ステップS214)。そして、ステップS201に移行する。
メガネが装着されている場合(ステップS213:YES)、ステップS201に移行する。また、ゲスト設定スイッチ250(350)がオンされていなければ(ステップS212:NO)、ステップS201に移行する。また、メガネ装着問合せ信号を受信していなければ(ステップS211:NO)、ステップS201に移行する。
上述したように、携帯電話機100がシャッター閉継続信号を送信すると、液晶シャッターメガネはシャッター閉継続フラグ240(340)を立てる。そして、液晶シャッターメガネは、シャッター開信号を受信した際に、ゲスト設定スイッチ250(350)がオンの状態で、且つシャッター閉継続フラグ240(340)が立っていれば、液晶シャッターを開放せずに、閉塞状態を継続する。
次に、携帯電話機100が、メールアイコン画像を、左眼用画像と右眼用画像とに表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明する。
図8は、メールアイコン画像を表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図8は、メールアイコン画像を表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図8のタイミングチャートに示すように、携帯電話機100は、電子メールを受信すると、表示画像L2にメールアイコン画像を重畳して表示させる。このとき、携帯電話機100は、制御信号としてシャッター閉継続信号「CLC」を送信する。さらに、シャッター開信号「L−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、メールアイコン画像を視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「L−OP」を受信しても、ゲスト状態で且つシャッター閉継続信号「CLC」を受信しているため、左眼用液晶シャッター360Lの閉塞を継続する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。
次に、携帯電話機100は、表示画像R2にメールアイコン画像を重畳して表示させる。このとき、携帯電話機100は、シャッター閉継続信号「CLC」を送信する。さらに、シャッター開信号「R−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、メールアイコン画像を視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「R−OP」を受信しても、ゲスト状態で且つシャッター閉継続信号「CLC」を受信しているため、右眼用液晶シャッター360Rの閉塞を継続する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。
次に、携帯電話機100が、フェイク画像を表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明する。
図9は、フェイク画像を表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図9は、フェイク画像を表示させる場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図9のタイミングチャートでは、携帯電話機100が電子メールを受信すると、左眼用に表示画像L2にメールアイコン画像を重畳して表示させる。このとき、携帯電話機100は、シャッター閉継続信号「CLC」を送信する。さらに、シャッター開信号「L−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、メールアイコン画像を左眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「L−OP」を受信しても、ゲスト状態で且つシャッター閉継続信号「CLC」を受信しているため、左眼用液晶シャッター360Lの閉塞を継続する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。
次に、携帯電話機100は、表示画像R2にフェイク画像として電池アイコン画像を重畳して表示させる。そして、シャッター開信号「R−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、電池アイコン画像を右眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター360Rを開放する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、電池アイコン画像を右眼で視認することができる。
さらに、携帯電話機100は、表示画像L3にフェイク画像として電池アイコン画像を重畳して表示させる。そして、シャッター開信号「L−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、電池アイコン画像を左眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター360Lを開放する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、電池アイコン画像を左眼で視認することができる。
さらに、図9のタイミングチャートでは、携帯電話機100は、右眼用に表示画像R4にメールアイコン画像を重畳して表示させる。このとき、携帯電話機100は、シャッター閉継続信号「CLC」を送信する。さらに、シャッター開信号「R−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、メールアイコン画像を右眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「R−OP」を受信しても、ゲスト状態で且つシャッター閉継続信号「CLC」を受信しているため、右眼用液晶シャッター360Rの閉塞を継続する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。
次に、携帯電話機100は、表示画像L5にフェイク画像として電池アイコン画像を重畳して表示させる。そして、シャッター開信号「L−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター260Lを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、電池アイコン画像を左眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「L−OP」を受信すると、左眼用液晶シャッター360Lを開放する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、電池アイコン画像を左眼で視認することができる。
さらに、携帯電話機100は、表示画像R5にフェイク画像として電池アイコン画像を重畳して表示させる。そして、シャッター開信号「R−OP」を送信する。
第1の液晶シャッターメガネ200は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター260Rを開放する。よって、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、電池アイコン画像を右眼で視認することができる。
第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター開信号「R−OP」を受信すると、右眼用液晶シャッター360Rを開放する。よって、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、電池アイコン画像を右眼で視認することができる。
このときの携帯電話機100が表示する電池アイコン画像について説明する。
図10は、携帯電話機100のプロジェクター機能部120がフェイク画像としての電池アイコン画像を表示している画像の説明図である。
図10は、携帯電話機100のプロジェクター機能部120がフェイク画像としての電池アイコン画像を表示している画像の説明図である。
図10に示すように、画像G3には、メールアイコン画像M1は表示されておらず、フェイク画像としての電池アイコン画像M2が重畳(付加表示)されている。
上述したように、第2の液晶シャッターメガネ300を装着したゲストユーザーは、メールアイコン画像を含む画像は視認できないが、電池アイコン画像を含む画像を視認できる。また、第1の液晶シャッターメガネ200を装着したメインユーザーは、メールアイコン画像を含む画像、および電池アイコン画像を含む画像を視認できる。
次に、第2の液晶シャッターメガネ300が非装着の場合の情報通信システム1の動作を説明する。
図11は、第2の液晶シャッターメガネ300が非装着の場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図11は、第2の液晶シャッターメガネ300が非装着の場合の情報通信システム1の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、第1の液晶シャッターメガネ200のゲスト設定スイッチ250はオフ(メイン状態)になっており、第2の液晶シャッターメガネ300のゲスト設定スイッチ350はオン(ゲスト状態)になっている。
図11のタイミングチャートに示すように、携帯電話機100は、電子メールを受信すると、図6および図7のフローチャートで説明したように、ゲスト状態の液晶シャッターメガネ、即ち第2の液晶シャッターメガネ300が、ユーザーに装着されているか否かを判定する。そして、非装着の場合には、第2の液晶シャッターメガネ300は、メガネ非装着信号を送信する。携帯電話機100は、メガネ非装着信号を受信するとメールアイコン画像を表示しない。即ちメールアイコン画像を含まない画像を表示する。よって、メインユーザーもゲストユーザーもメガネを非装着であってもメールアイコン画像を視認できない。
特許請求の範囲に記載の「第1のシャッターメガネより第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる制御信号」には、実施形態のように一つの種類の制御信号の中に「シャッター閉継続信号「CLC」」を含めて送信する場合も含む。すなわち、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300には、同じ制御信号を送信するものの、メガネの設定に起因して、結果的に、第1の液晶シャッターメガネ200より第2の液晶シャッターメガネ300のシャッターの光の透過率を低くさせることが可能な信号(実施形態では、シャッター閉継続信号「CLC」)も「第1のシャッターメガネより第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる制御信号」に含まれる。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)携帯電話機100は、電子メールを受信してメールアイコン画像を重畳表示する際に、シャッター閉継続信号「CLC」を送信する。ゲスト設定スイッチ350がオン(ゲスト状態)になっている第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター閉継続信号「CLC」を受信すると、シャッター閉継続フラグ340を立てる。そして、携帯電話機100からシャッター開信号「L−OP」または「R−OP」を受信すると、第2の液晶シャッターメガネ300は、液晶シャッター360Lまたは360Rを閉塞した状態を継続するため、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。これにより、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーには、メールアイコン画像を視認させ、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーには、メールアイコン画像を視認させないようにすることが可能となる。つまり、携帯電話機100が電子メールを受信したことをゲストユーザーに認識させたくない場合に、メールアイコン画像を視認させないようにすることが可能になる。
(1)携帯電話機100は、電子メールを受信してメールアイコン画像を重畳表示する際に、シャッター閉継続信号「CLC」を送信する。ゲスト設定スイッチ350がオン(ゲスト状態)になっている第2の液晶シャッターメガネ300は、シャッター閉継続信号「CLC」を受信すると、シャッター閉継続フラグ340を立てる。そして、携帯電話機100からシャッター開信号「L−OP」または「R−OP」を受信すると、第2の液晶シャッターメガネ300は、液晶シャッター360Lまたは360Rを閉塞した状態を継続するため、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーは、メールアイコン画像を視認できない。これにより、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーには、メールアイコン画像を視認させ、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーには、メールアイコン画像を視認させないようにすることが可能となる。つまり、携帯電話機100が電子メールを受信したことをゲストユーザーに認識させたくない場合に、メールアイコン画像を視認させないようにすることが可能になる。
(2)携帯電話機100は、メールアイコン画像を重畳表示する画像フレームとは異なる画像フレームに、フェイク画像として電池アイコン画像を重畳表示する。そして、携帯電話機100は、メールアイコン画像を重畳表示する画像フレームではシャッター閉継続信号「CLC」を送信し、電池アイコン画像を重畳表示する画像フレームではシャッター閉継続信号「CLC」を送信しない。これにより、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーが、電池アイコン画像が重畳表示されている画像を視認することで、メールアイコン画像が表示されている画像フレームを視認できないことによって感じる違和感を、低減(カモフラージュ)することができる。より具体的には、第2のシャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーはメールアイコン画像が表示されている期間を視認できない。それにより、ゲストユーザーは、コマ落ちした画像を視認することになり、例えば、動画像の動きがスムーズでない、動画像がカクカクとしている等の違和感を覚える可能性がある。本発明では、フェイク画像をゲストユーザーに視認させることで、上記の「動画像の動きがスムーズでない、動画像がカクカクしている等」の原因は、フェイク画像を表示することによる装置の表示負荷(CPU等の負荷等)であると勘違いさせることができる。したがって、ゲストユーザーに、自らが見えていない期間が存在すること(コマ落ち画像を視認していること)を気づかせないことができる。また、第1の液晶シャッターメガネ200を装着しているメインユーザーは、メールアイコン画像が表示されている画像フレーム、および電池アイコン画像が表示されている画像フレームを視認することができるため、電子メールの受信状況およびフェイク画像の表示状況を把握することができる。
(3)携帯電話機100は、メールアイコン画像を重畳表示する画像フレームの直後の画像フレームに、電池アイコン画像を重畳表示する。そして、携帯電話機100は、電池アイコン画像を重畳表示する画像フレームでは、シャッター閉継続信号「CLC」を送信しない。これにより、メールアイコン画像が重畳表示される画像フレームの近傍で電池アイコン画像が重畳表示されるため、第2の液晶シャッターメガネ300を装着しているゲストユーザーが、電池アイコン画像を視認することで、メールアイコン画像が表示されている画像フレームを視認できないことによって感じる違和感を、効果的に低減(カモフラージュ)することができる。なお、本実施形態では、電池アイコン画像を重畳表示するのは、メールアイコン画像を重畳表示する画像フレームの直後の画像フレームとしたが、直前の画像フレームでもよい。
(4)携帯電話機100は、ゲスト状態である第2の液晶シャッターメガネ300が装着されているか否かの情報を受信し、第2の液晶シャッターメガネ300が装着されていない場合には、電子メールを受信してもメールアイコン画像を重畳表示させない。これにより、ゲストユーザーが第2の液晶シャッターメガネ300を装着していない場合には、メールアイコン画像が表示されないため、ゲストユーザーが、メールアイコン画像を視認してしまうことを回避できる。つまり、ゲストユーザーが電子メールを受信したこと認識してしまうことを回避できる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、情報通信装置として携帯電話機100を用いて説明しているが、通信部111と表示部とを有し、シャッターメガネを用いて複数のユーザーが表示部の表示画像を視認する態様の情報通信装置であれば、携帯電話機100に限定するものではない。
(変形例2)上記実施形態では、携帯電話機100の送受信制御部150および液晶シャッターメガネ200(300)の送受信部210(310)は、無線通信用電波の送受信を行うものとしたが、無線通信用電波に限定するものではない。例えば、赤外線や光通信等を利用するようにしてもよい。
(変形例3)上記実施形態では、液晶シャッターメガネが装着されているか否かの判断は、携帯電話機100が画像フレームを切り替える際に行う判断処理において行うものとした。しかし、液晶シャッターメガネが装着されているか否かの判断は、所定の周期毎に行ってもよい。つまり、所定の周期毎に第2の制御部121が送受信制御部150に指示を出して、メガネ装着問合せ信号を送信し、その結果情報を受信して、第2の制御部121内のメモリー(図示せず)に記憶しておいてもよい。また、ゲスト状態の液晶シャッターメガネが非装着となったときに、当該液晶シャッターメガネから、自発的にメガネ非装着信号を携帯電話機100に送信し、その情報を第2の制御部121内のメモリーに記憶するようにしてもよい。
(変形例4)上記実施形態では、携帯電話機100は、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300に対して、同一のシャッター開信号、シャッター閉信号、シャッター閉継続信号等を送っている。しかし、第1の液晶シャッターメガネ200および第2の液晶シャッターメガネ300が、それぞれメイン状態となっているかゲスト状態となっているかの情報を携帯電話機100に送信するようにし、携帯電話機100は、メイン状態の液晶シャッターメガネおよびゲスト状態の液晶シャッターメガネに対して、それぞれに必要な制御信号のみを送るようにしてもよい。
(変形例5)上記実施形態では、外部の画像供給装置から画像情報を入力する場合には、画像情報入力部30が、入力した画像情報に、画像生成部114が生成したアイコン画像情報を合成するものとした。しかし、画像情報入力部30でアイコン画像情報を合成するのではなく、第1の制御部113から第2の制御部121に依頼を出して、OSD処理部133にアイコン画像を合成させる処理を行わせてもよい。
(変形例6)上記実施形態では、携帯電話機100が画像に重畳する通知状況画像はメールアイコン画像M1としたが、メールアイコン画像M1に限定するものではない。例えば、着信を表す着信アイコン画像としてもよいし、何らかのメッセージを表す画像としてもよい。また、メールアイコン画像M1に送信者の情報(氏名等)が加えられた画像を通知状況画像としても良い。
(変形例7)上記実施形態では、携帯電話機100が画像に重畳するフェイク画像は、電池アイコン画像M2としたが、電池アイコン画像M2に限定するものではない。例えば、フェイク画像を、マルチキャスト通信を表すアイコン画像としてもよい。即ち、フェイク画像は、携帯電話機100が表示するコンテンツ画像および通知状況画像と異なるアイコン画像であって、それらと区別が可能なアイコン画像であれば良い。
(変形例8)上記実施形態では、画像投写部140が表示する画像フレームは、先に左眼用画像、後に右眼用画像の順番としているが、これに限定するものではなく、逆の順番でもよい。
(変形例9)上記実施形態では、通知状況画像は画像コンテンツ上に重畳して表示されているが、通知状況画像は、必ずしも画像コンテンツ上に重畳して表示される必要はなく、画像コンテンツと重ならないような位置に配置されてもよい。プロジェクター機能部120による表示エリア内に表示される視聴すべき本来の画像コンテンツ以外の表示であれば何でもよい。
(変形例10)上記実施形態では、3Dの画像情報の入力に対応したプロジェクター機能部120を有する携帯電話機100を例にして説明しているが、2Dの画像情報が入力されたときに、プロジェクター機能部120内部で、3Dの画像情報に変換することが可能な携帯電話機(情報通信装置)に適用することも可能である。
(変形例11)上記実施形態では、携帯電話機100のプロジェクター機能部120を表示部として説明しているが、表示部はプロジェクターの態様に限定するものではない。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等に適用することも可能である。
(変形例12)上記実施形態では、光源装置142は、放電型の光源ランプ142aを有して構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
(変形例13)上記実施形態では、プロジェクター機能部120は、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ143R,143G,143Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…情報通信システム、5…筐体、5b…背面、5t…天面、21…操作受付部、22…液晶ディスプレイ、30…画像情報入力部、100…携帯電話機、110…携帯電話機能部、111…通信部、113…第1の制御部、114…画像生成部、120…プロジェクター機能部、121…第2の制御部、131…画像情報判定部、132…画像処理部、133…OSD処理部、140…画像投写部、141…液晶駆動部、142…光源装置、142a…光源ランプ、142b…リフレクター、143R,143G,143B…液晶ライトバルブ、145…投写レンズ、150…送受信制御部、200…第1の液晶シャッターメガネ、210…送受信部、220…制御部、230…シャッター駆動部、240…シャッター閉継続フラグ、250…ゲスト設定スイッチ、260L…左眼用液晶シャッター、260R…右眼用液晶シャッター、270…装着検出センサー、300…第2の液晶シャッターメガネ、310…送受信部、320…制御部、330…シャッター駆動部、340…シャッター閉継続フラグ、350…ゲスト設定スイッチ、360L…左眼用液晶シャッター、360R…右眼用液晶シャッター、370…装着検出センサー。
Claims (7)
- 周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとともに用いられる情報通信装置であって、
通知情報を受信する情報受信部と、
画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示する表示部と、
前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、前記第1のシャッターメガネと前記第2のシャッターメガネとに送信する信号制御部と、
を有することを特徴とする情報通信装置。 - 請求項1に記載の情報通信装置であって、
前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示する場合には、前記通知状況画像を付加表示する画像フレームとは異なる画像フレームにフェイク画像を付加表示し、
前記信号制御部は、前記異なる画像フレームが表示されるときに、前記所定の制御信号を送信しないことを特徴とする情報通信装置。 - 請求項2に記載の情報通信装置であって、
前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示する画像フレームの直前の画像フレーム、または直後の画像フレームに、フェイク画像を付加表示し、
前記信号制御部は、前記直前の画像フレームまたは前記直後の画像フレームが表示されるときに、前記所定の制御信号を送信しないことを特徴とする情報通信装置。 - 請求項1に記載の情報通信装置であって、
前記第2のシャッターメガネは、
前記第2のシャッターメガネが装着されているか否かを判断する装着判断部と、
前記装着判断部の判断結果を前記情報通信装置に送信する送信部と、
を有しており、
前記情報通信装置は、
前記第2のシャッターメガネからの前記判断結果の情報を受信する受信部を有し、
受信された前記判断結果の情報が装着されていないことを表していた場合には、前記表示部は、前記通知状況画像を付加表示させないことを特徴とする情報通信装置。 - 周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと第2のシャッターメガネとともに用いられる情報通信装置の制御方法であって、
通知情報を受信する情報受信ステップと、
画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示し、さらに、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示する表示ステップと、
前記表示ステップによって、周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせる所定の制御信号を、前記第1のシャッターメガネと前記第2のシャッターメガネとに送信する信号制御ステップと、
を有することを特徴とする情報通信装置の制御方法。 - 周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第1のシャッターメガネと、
周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有する第2のシャッターメガネと、
通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示する表示部を有する情報通信装置と、
を備える情報通信システムであって、
前記情報通信装置の前記表示部は、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示可能とし、
前記情報通信装置は、前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、前記第1のシャッターメガネより前記第2のシャッターメガネのシャッターの光の透過率を低くさせるシャッター制御部を有することを特徴とする情報通信システム。 - 周期的に開閉させて光の透過率を切り換える左眼用および右眼用のシャッターを有するシャッターメガネと、
通知情報を受信する情報受信部と、画像情報に基づいた左眼用画像および右眼用画像を含む画像を周期的に表示する表示部を有する情報通信装置と、
を備える情報通信システムであって、
前記情報通信装置の前記表示部は、前記左眼用画像および前記右眼用画像の少なくとも一方に、前記通知情報を受信したことを表す通知状況画像を付加表示可能とし、
前記シャッターメガネは、第1の設定と第2の設定を有し、
前記情報通信装置は、前記表示部が周期的に表示する前記画像に前記通知状況画像を付加表示するときに、シャッターメガネが前記第1の設定のときより前記シャッターメガネが前記第2の設定のときのシャッターの光の透過率を低くさせるシャッター制御部を有することを特徴とする情報通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012112205A JP2013239946A (ja) | 2012-05-16 | 2012-05-16 | 情報通信装置、情報通信装置の制御方法、および情報通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012112205A JP2013239946A (ja) | 2012-05-16 | 2012-05-16 | 情報通信装置、情報通信装置の制御方法、および情報通信システム |
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JP2013239946A true JP2013239946A (ja) | 2013-11-28 |
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Family Applications (1)
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JP2012112205A Pending JP2013239946A (ja) | 2012-05-16 | 2012-05-16 | 情報通信装置、情報通信装置の制御方法、および情報通信システム |
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2012
- 2012-05-16 JP JP2012112205A patent/JP2013239946A/ja active Pending
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