JP2013239889A - 携帯通信端末、携帯通信端末を制御するための方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電力の消費が抑制される携帯通信端末を提供する。
【解決手段】携帯通信端末の一態様である携帯電話1は、アンテナ部10と、無線送受信部11と、基地局によって送信されて無線送受信部11によって受信された無線信号の受信レベルまたは受信品質を、予め設定された閾値レベルと比較することにより、携帯電話1が基地局の圏内に位置するか否かを判定する圏内判定部12と、判定の結果に基づいて基地局を検索する基地局検索部13と、高度を検出する高度検知部14と、高度に基づいて基地局を検索する必要があるか否かを判定する高度処理部15と、高度が検知される時間間隔を規定する高度検知用タイマ制御部16と、タイマ値に従って、タイマを起動する高度検知用タイマ17とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】携帯通信端末の一態様である携帯電話1は、アンテナ部10と、無線送受信部11と、基地局によって送信されて無線送受信部11によって受信された無線信号の受信レベルまたは受信品質を、予め設定された閾値レベルと比較することにより、携帯電話1が基地局の圏内に位置するか否かを判定する圏内判定部12と、判定の結果に基づいて基地局を検索する基地局検索部13と、高度を検出する高度検知部14と、高度に基づいて基地局を検索する必要があるか否かを判定する高度処理部15と、高度が検知される時間間隔を規定する高度検知用タイマ制御部16と、タイマ値に従って、タイマを起動する高度検知用タイマ17とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯通信端末の制御に関し、より特定的には、携帯通信端末による電力の消費を高度に応じて制御する技術に関する。
携帯電話、スマートフォン等の通信端末は、当該通信端末に対して提供されるサービス状態が圏外に変更された際には、一定周期で基地局を検索する。サービス状態が「圏外」に変更されると、通信端末は、サービスを利用するために、利用可能なネットワークを検索する。通信端末は、利用可能なネットワークが見つかるまで、一定周期で基地局を検索する。このとき、検索の間隔は、徐々に広がっていくが、通信端末は、検索を止めることはない。そのため、通信端末のユーザが飛行機に乗っている時、地下街にいる時などのように、通信端末が、通信事業者のサービスが届かないエリア、あるいは、サービスが提供されていないエリアに存在している場合であっても、通信端末の電源がオンである限り、当該通信端末は、基地局を周期的に検索する。その結果、電力が無駄に消費されている。
消費電力の抑制に関し、たとえば、特開2007−259198号公報(特許文献1)は、「携帯電話装置が長期間サービス圏外にいる場合に、消費電力の低減を図ることができるGPS機能付き携帯電話装置」を開示している([要約]参照)。
また、特開2006−145340号公報(特許文献2)は、「地図情報及びGPSの位置情報から求められる高度情報でもって、気圧を利用した高度計端末の気圧・高度換算テーブルを補正することができる小型・軽量化が可能な高度測定システム及び携帯電話端末」を開示している([要約]参照)。
特開2007−259198号公報は、携帯電話端末が圏外にいる事がわかった時にGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)によって位置情報を取得し、その地点からの移動の有無に応じて基地局を検索する間隔を調整すること、および、消費電力モードへの移行等を制御する方法を開示している。しかしながら、当該携帯電話は、一定の周期でGPSを用いて測位する必要があるため、GPS測位によって消費される電力も考慮する必要がある。その結果、全体として電力の消費が抑制されない場合もある。
したがって、通信端末の電力の消費を抑制する技術が必要とされている。本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、サービス圏外にあっても電力の消費を抑制できる通信端末を提供することである。他の局面における目的は、サービス圏外にある通信端末の電力の消費が抑制されるように通信端末を制御するための方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、サービス圏外にある通信端末の電力の消費が抑制されるように通信端末を制御するためのプログラムを提供することである。
一実施の形態にしたがう携帯通信端末は、無線通信回路と、携帯通信端末の高度を検出するための高度センサと、無線通信に用いられる基地局を検索するための基地局検索部と、基地局検索部による基地局の検索を制御するための処理部とを備える。処理部は、携帯通信端末の高度が基地局によるサービス圏に含まれない場合に、基地局の検索を停止するように構成されている。
好ましくは、処理部は、さらに、高度センサによって検出される高度と、サービス圏を高度で規定する閾値とを比較し、携帯通信端末がサービス圏の外に存在している場合に、検索を停止するように構成されている。
好ましくは、携帯通信端末は、基地局検索部が基地局を検索できない場合に検出される高度を保持するための記憶手段と、時刻を計測するためのタイマとをさらに備える。基地局の検索が停止された後に予め設定された時間が経過した場合に、高度センサによって検出される高度がサービス圏に含まれているとき、処理部は、基地局を検索するように構成されている。
好ましくは、携帯通信端末がサービス圏の外に存在している場合において、高度センサによって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が予め定められた範囲内にある場合、処理部は、予め定められた時間だけタイマによって計測される時間間隔を短くし、高度センサによって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が予め定められた範囲内にない場合、処理部は、予め定められた時間だけ時間間隔を長くするように構成されている。
他の実施の形態にしたがうと、携帯通信端末を制御するための方法が提供される。この方法は、携帯通信端末の高度を検出するステップと、無線通信のための基地局を検索するステップと、携帯通信端末の高度が基地局によるサービス圏に含まれない場合に、基地局の検索を停止するステップとを含む。
さらに他の実施の形態にしたがうと、携帯通信端末を制御するためのプログラムが提供される。このプログラムは、携帯通信端末のプロセッサに、携帯通信端末の高度を検出するステップと、無線通信のための基地局を検索するステップと、携帯通信端末の高度が基地局によるサービス圏に含まれない場合に、基地局の検索を停止するステップとを実行させる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[概要]
図1を参照して、本実施の形態の背景について説明する。図1は、サービス圏と高度との関係を表わす図である。
図1を参照して、本実施の形態の背景について説明する。図1は、サービス圏と高度との関係を表わす図である。
図1に示されるように、地上には、地上サービス圏内101と、サービス圏外103とが存在する。地下には、地下サービス圏内102と、サービス圏外104とが存在する。
携帯電話、スマートフォンその他の携帯通信端末は、地上サービス圏内101または地下サービス圏内102に存在している場合には、地上サービス圏内101または地下サービス圏内102に設置されている基地局から発信される電波を受信しまたは当該基地局に電波を送信することにより、無線通信することができる。一方、携帯通信端末がサービス圏外103,104に存在している場合には、電波が届かないため、当該携帯通信端末は基地局と通信できず、サービスの提供を受けることができない。
本実施の形態に係る技術思想は、たとえば、以下のようにして具体的に用いられる。
(例1)飛行機の搭乗中は、通信事業者による無線通信を用いた情報提供その他のサービスが受けられない高度となっているため、携帯通信端末は、基地局の検索を停止する。
(例2)地下において、通信事業者のサービスが受けられない高度では、携帯通信端末は、基地局の検索を停止する。
(例1)飛行機の搭乗中は、通信事業者による無線通信を用いた情報提供その他のサービスが受けられない高度となっているため、携帯通信端末は、基地局の検索を停止する。
(例2)地下において、通信事業者のサービスが受けられない高度では、携帯通信端末は、基地局の検索を停止する。
[機能構成]
図2を参照して、本実施の形態に係る携帯通信端末の構成について説明する。図2は、携帯通信端末の一例である携帯電話1によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。なお、携帯通信端末の具体例は、携帯電話1に限られず、スマートフォン、通信機能を有するタブレット端末その他の情報通信処理機能を有する端末であればよい。
図2を参照して、本実施の形態に係る携帯通信端末の構成について説明する。図2は、携帯通信端末の一例である携帯電話1によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。なお、携帯通信端末の具体例は、携帯電話1に限られず、スマートフォン、通信機能を有するタブレット端末その他の情報通信処理機能を有する端末であればよい。
図2に示されるように、携帯電話1は、アンテナ部10と、無線送受信部11と、圏内判定部12と、基地局検索部13と、高度検知部14と、高度処理部15と、高度検知用タイマ制御部16と、高度検知用タイマ17とを備える。
アンテナ部10は、基地局によって発信された信号を受信し、あるいは、信号を空中に発信する。
無線送受信部11は、一般的な携帯電話に実装される送受信機と同様に、基地局から受信した無線信号を復調し、携帯電話1内の通信制御回路から受信したデータを変調し、変調後の信号を無線信号として基地局へ送出する。
圏内判定部12は、基地局によって送信されて無線送受信部11によって受信された無線信号の受信レベルまたは受信品質を、予め設定された閾値レベルと比較することにより、携帯電話1が基地局の圏内に位置するか否かを判定し、この判定結果を基地局検索部13へ与える。
基地局検索部13は、圏内判定部12による判定の結果に基づいて基地局を検索する。たとえば、圏内判定部12から出力された判定結果が圏外であった場合に、または、高度処理部15から基地局の検索が要求された場合に、基地局検索部13は、無線送受信部11を制御し、基地局を検索する。検索の結果は、高度検知部14に送られる。
高度検知部14は、気圧等から高度を検出し、検出した高度を高度処理部15に与える。
高度処理部15は、高度検知部14から出力された高度と、通信事業者のサービス圏を規定する閾値として予め設定されている閾値とを比較し、基地局を検索する必要があるか否かを判定する。高度処理部15は、この判定結果を基地局検索部13と、高度検知用タイマ制御部16に与える。高度処理部15は、高度を高度検知用タイマ制御部16に与える。
高度検知用タイマ制御部16は、基地局の検索を再開するための契機である高度検知を頻繁に行わないために、計測間隔を規定する。たとえば、高度検知用タイマ制御部16は、高度処理部15から出力された高度を保持し、保持した各高度に基づいて高度変化を検出し、その高度変化から高度検知用タイマ17のタイマ間隔を制御する。
高度検知用タイマ17は、高度検知用タイマ制御部16から出力されたタイマ値に従って、タイマを起動する。高度検知用タイマ17は、タイマ満了時に、高度検知部14に高度を検知する要求を与える。
[ハードウェア構成]
図3を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1の構成についてさらに説明する。図3は、携帯電話1のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図3を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1の構成についてさらに説明する。図3は、携帯電話1のハードウェア構成を表わすブロック図である。
携帯電話1は、CPU20と、アンテナ23と、通信装置24と、カメラ26と、フラッシュメモリ27と、RAM(Random Access Memory)28と、ROM29と、メモリカード駆動装置30と、マイク32と、スピーカ33と、音声信号処理回路34と、ディスプレイ35と、LED(Light Emitting Diode)36と、データ通信I/F37と、バイブレータ38と、高度センサ40とを備える。メモリカード駆動装置30には、メモリカード31が装着され得る。
アンテナ23は、基地局によって発信される信号を受信し、または、基地局を介して他の通信装置と通信するための信号を送信する。アンテナ23によって受信された信号は、通信装置24によってフロントエンド処理が行なわれた後、処理後の信号は、CPU20に送られる。
CPU20は、携帯電話1に対して与えられる命令に基づいて携帯電話1の動作を制御するための処理を実行する。携帯電話1が信号を受信すると、CPU20は、通信装置24から送られた信号に基づいて予め規定された処理を実行し、処理後の信号を音声信号処理回路34に送出する。音声信号処理回路34は、その信号に対して予め規定された信号処理を実行し、処理後の信号をスピーカ33に送出する。スピーカ33は、その信号に基づいて音声を出力する。
マイク32は、携帯電話1に対する発話を受け付けて、発話された音声に対応する信号を音声信号処理回路34に対して送出する。音声信号処理回路34は、その信号に基づいて通話のために予め規定された処理を実行し、処理後の信号をCPU20に対して送出する。CPU20は、その信号を送信用のデータに変換し、変換後のデータを通信装置24に対して送出する。通信装置24は、そのデータを用いて送信用の信号を生成し、アンテナ23に向けてその信号を送出する。
フラッシュメモリ27は、CPU20から送られるデータを格納する。また、CPU20は、フラッシュメモリ27に格納されているデータを読み出し、そのデータを用いて予め規定された処理を実行する。
RAM28は、ユーザインターフェイス25に対して行なわれた操作に基づいてCPU20によって生成されるデータを一時的に保持する。ROM29は、携帯電話1に予め定められた動作を実行させるためのプログラムあるいはデータを格納している。CPU20は、ROM29から当該プログラムまたはデータを読み出し、携帯電話1の動作を制御する。
メモリカード駆動装置30は、メモリカード31に格納されているデータを読み出し、CPU20に送出する。メモリカード駆動装置30は、CPU20によって出力されるデータを、メモリカード31の空き領域に書き込む。
音声信号処理回路34は、上述のような通話のための信号処理を実行する。なお、図3に示される例では、CPU20と音声信号処理回路34とが別個の構成として示されているが、他の局面において、CPU20と音声信号処理回路34とが一体として構成されていてもよい。
ディスプレイ35は、タッチパネル式のディスプレイであるが、タッチパネルの機構は特に限られない。ディスプレイ35は、CPU20から取得されるデータに基づいて、当該データによって規定される画像を表示する。たとえば、フラッシュメモリ27が格納している静止画、動画、音楽ファイルの属性(当該ファイルの名前、演奏者、演奏時間など)を表示する。
LED36は、CPU20からの信号に基づいて、予め定められた発光動作を実現する。データ通信I/F37は、データ通信用のケーブルの装着を受け付ける。
データ通信I/F37は、CPU20から出力される信号を当該ケーブルに対して送出する。あるいは、データ通信I/F37は、当該ケーブルを介して受信されるデータを、CPU20に対して送出する。
バイブレータ38は、CPU20から出力される信号に基づいて、予め定められた周波
数で発振動作を実行する。
数で発振動作を実行する。
高度センサ40は、携帯電話1の高度を検出する。検出結果は、CPU20に入力される。高度センサ40は、たとえば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)気圧センサとして実現されるが、高度センサ40は当該MEMS気圧センサに限られず、その他の高度計が用いられてもよい。
ある局面において、CPU20は、基地局検索部として、携帯電話1との無線通信に用いられる基地局を検索する。CPU20は、携帯電話1の高度が基地局によるサービス圏に含まれない場合に、基地局の検索を停止するように構成されている。
好ましくは、CPU20は、さらに、高度センサ40によって検出される高度と、サービス圏を高度で規定する閾値とを比較し、携帯電話1がサービス圏の外に存在している場合に、検索を停止するように構成されている。
好ましくは、フラッシュメモリ27は、基地局検索部が基地局を検索できない場合に検出される高度を保持している。CPU20は、タイマとして、基地局の検索が停止された後に経過した時間を計測する。基地局の検索が停止された後に予め設定された時間が経過した場合に、高度センサ40によって検出される高度がサービス圏に含まれているとき、CPU20は、基地局を検索するように構成されている。
好ましくは、携帯電話1がサービス圏の外に存在している場合において、高度センサ40によって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が予め定められた範囲内にある場合、CPU20は、予め定められた時間だけCPU20によって計測される時間間隔を短くするように構成されている。他方、高度センサ40によって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が予め定められた範囲内にない場合、CPU20は、予め定められた時間だけ時間間隔を長くするように構成されている。
[データ構造]
図4を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1のデータ構造について説明する。図4は、フラッシュメモリ27におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。フラッシュメモリ27は、CPU20によって用いられるデータおよびプログラムを格納している。なお、データおよびプログラムの格納場所は、フラッシュメモリ27に限られず、ROM29であってもよい。
図4を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1のデータ構造について説明する。図4は、フラッシュメモリ27におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。フラッシュメモリ27は、CPU20によって用いられるデータおよびプログラムを格納している。なお、データおよびプログラムの格納場所は、フラッシュメモリ27に限られず、ROM29であってもよい。
図4に示されるように、フラッシュメモリ27は、サービス圏内設定閾値(上限値)410と、サービス圏内設定閾値(下限値)420と、タイマ制御プログラム430と、高度処理プログラム440と、基地局検索プログラム450と、オペレーティングシステム460とを格納している。
サービス圏内設定閾値(上限値)410は、たとえば海抜「xxxメートル」として携帯電話1の製造事業者によって、または、携帯電話1のユーザによって設定される。サービス圏内設定閾値(下限値)は、たとえば海抜「−yyメートル」として、同様に、製造事業者またはユーザによって設定される。あるいは、さらに他の局面において、サービス圏内設定閾値(上限値)410と、サービス圏内設定閾値(下限値)420とは、携帯電話1と通信する他の通信装置から送られる信号に基づいて変更可能であってもよい。
タイマ制御プログラム430は、携帯電話1における時刻の計測を制御する。
高度処理プログラム440は、高度センサ40からの出力に基づいて、携帯電話1が存在する高度に応じた動作の制御を実行する。たとえば、携帯電話1が予め規定された高度以上に存在する場合には、基地局の検索を停止する。一方、携帯電話1が予め設定された高度内に存在する場合には、高度処理プログラム440は、高度センサ40からの出力に基づいて基地局検索プログラム450による処理の実行を許可する。
高度処理プログラム440は、高度センサ40からの出力に基づいて、携帯電話1が存在する高度に応じた動作の制御を実行する。たとえば、携帯電話1が予め規定された高度以上に存在する場合には、基地局の検索を停止する。一方、携帯電話1が予め設定された高度内に存在する場合には、高度処理プログラム440は、高度センサ40からの出力に基づいて基地局検索プログラム450による処理の実行を許可する。
基地局検索プログラム450は、携帯電話1と通信するための基地局を検索するために予め規定された条件が成立した場合に、アンテナ23を介して信号を発信することにより基地局を検索する。
オペレーティングシステム460は、携帯電話1の基本的な動作(たとえば、基本プログラムの制御、データの入出力の制御など)を実現する。
[制御構造]
図5を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1の制御構造について説明する。図5は、携帯電話1が備えるCPU20によって実現される処理の一部を表わすフローチャートである。
図5を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1の制御構造について説明する。図5は、携帯電話1が備えるCPU20によって実現される処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS510にて、CPU20は、基地局を検索するためのサーチ処理を実行する。制御は、ステップS515に移される。
ステップS515にて、CPU20は、通信装置24からの出力に基づいて、基地局が検出されたか否かを判断する。CPU20は、基地局が検出されたと判断すると(ステップS515にてYES)、制御をステップS520に切り換える。そうでない場合には(ステップS515にてNO)、CPU20は、制御をステップS530に切り換える。
ステップS520にて、CPU20は、位置登録処理を実行する。制御は、ステップS525に移される。
ステップS525にて、CPU20は、位置登録が成功したか否かを判断する。CPU20は、位置登録が成功したと判断すると(ステップS525にてYES)、制御をステップS526に切り換える。そうでない場合には(ステップS525にてNO)、CPU20は、制御をステップS510に切り換える。
ステップS526にて、CPU20は、携帯電話1が地上サービス圏内101または地下サービス圏内102に存在していると判断し、基地局との通信に基づいてサービスの提供を受ける。たとえば、CPU20は、基地局を経由してインターネット回線に接続し、携帯電話1のユーザによって指定されたサイトにアクセスし、当該サイトから、情報の提供を受ける。
ステップS530にて、CPU20は、高度センサ40からの出力に基づいて携帯電話1の高度を検出する。制御は、ステップS535に移される。
ステップS535にて、CPU20は、携帯電話1がサービス想定範囲内の高度に存在しているか否かを判断する。CPU20は、携帯電話1がサービス想定範囲内の高度に存在していると判断すると(ステップS535にてYES)、制御をステップS510に戻す。そうでない場合には(ステップS535にてNO)、CPU20は、制御をステップS540に切り換える。
ステップS540にて、CPU20は、高度センサ40からの出力と、フラッシュメモリ27に格納されているデータ(図4)とに基づいて、携帯電話1について検出された高度がサービス想定範囲内であるか否かを判断する。CPU20は、当該検出高度がサービス想定範囲内を上回ると判断すると(ステップS540にてYES)、CPU20は、携帯電話1がたとえば地上に存在していると判断し、制御をステップS545に切り換える。そうでない場合には(ステップS540にてNO)、CPU20は、携帯電話1がたとえば地下に存在していると判断し、制御をステップS555に切り換える。
ステップS545にて、CPU20は、当該検出高度が前回検出された高度以上であるか否かを判断する。この判断は、高度センサ40からの出力と、前回検出された高度としてフラッシュメモリ27に保存されているデータとに基づいて行なわれる。CPU20は、今回の検出高度が前回検出された高度以上であると判断すると(ステップS545にてYES)、携帯電話1がさらに上昇中であると判断し、制御をステップS550に切り換える。そうでない場合には(ステップS545にてNO)、CPU20は、制御をステップS565に切り換える。
ステップS550にて、CPU20は、タイマによる時間間隔を予め規定された時間だけ延長する。延長される時間の間隔は、携帯電話1の製造事業者によって、あるいは、携帯電話1のユーザによって設定可能である。制御は、ステップS570に移される。
ステップS555にて、CPU20は、今回の携帯電話1の高度が前回検出された高度以下であるか否かを判断する。CPU20は、携帯電話1について今回検出された高度が前回検出された高度以下であると判断すると(ステップS555にてYES)、携帯電話1がさらに下降中であると判断し、制御をステップS560に切り換える。そうでない場合には(ステップS555にてNO)、CPU20は、制御をステップS565に切り換える。
ステップS560にて、CPU20は、タイマにより計測のための時間間隔を予め設定された時間だけ延長する。延長される時間の間隔は、携帯電話1の製造事業者によって、あるいは、携帯電話1のユーザによって設定可能である。制御は、ステップS570に移される。
ステップS565にて、CPU20は、タイマによる時間計測のために規定された間隔を予め定められた時間だけ短縮する。短縮される時間の間隔は、携帯電話1の製造事業者によって、あるいは、携帯電話1のユーザによって設定可能である。制御は、ステップS570に移される。
ステップS570にて、CPU20は、高度検出用のためのタイマを起動し、時間の計測を開始する。延長される時間の間隔は、携帯電話1の製造事業者によって、あるいは、携帯電話1のユーザによって設定可能である。制御は、ステップS575に移される。
ステップS575にて、CPU20は、高度検出用のタイマによる時間の計測が終了したか否かを判断する。CPU20は、タイマによる計測が終了したと判断すると(ステップS575にてYES)、制御をステップS530に切り換える。そうでない場合には(ステップS575にてNO)、CPU20は、タイマによる計測を継続し、予め定められた時間待機した後に、制御をステップS575に戻す。
なお、上述の各処理ステップは、その一部または全部が各回路の組み合わせによって実行されてもよい。
[実施の形態のまとめ]
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話1は、通信事業者によってサービスが提供される範囲外に存在していることを検知すると、基地局の検索を停止する。すなわち、携帯電話1がサービス圏内に存在している場合には、携帯電話1は、基地局の検索を行なう。このとき、携帯電話1は、位置登録を試みるにあたり、電波状態の良い基地局が見つからない場合には、高度を検出し、現在の高度を取得し、その高度を、通信事業者によってサービスが提供される範囲外として設定している閾値(図4)と比較する。携帯電話1は、検出された高度がサービス圏外に含まれると判断した場合には、基地局の検索を停止し、以後、高度のみを検出し、基地局を検索しない。
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話1は、通信事業者によってサービスが提供される範囲外に存在していることを検知すると、基地局の検索を停止する。すなわち、携帯電話1がサービス圏内に存在している場合には、携帯電話1は、基地局の検索を行なう。このとき、携帯電話1は、位置登録を試みるにあたり、電波状態の良い基地局が見つからない場合には、高度を検出し、現在の高度を取得し、その高度を、通信事業者によってサービスが提供される範囲外として設定している閾値(図4)と比較する。携帯電話1は、検出された高度がサービス圏外に含まれると判断した場合には、基地局の検索を停止し、以後、高度のみを検出し、基地局を検索しない。
携帯電話1は、今回検出された高度をフラッシュメモリ27またはRAM28に保持したまま、次回に高度の検出を開始する時刻を設定するため、タイマを起動する。たとえば、CPU20は、タイマ機能を用いてカウントを開始する。タイマで設定された時間が経過した場合には、携帯電話1は、高度を再度検出し、検出した高度に応じた処理を実行する。携帯電話1は、検出した高度がサービス圏内に含まれると判断すると、高度の検出を終え、基地局の検索を開始する。
このような構成によれば、携帯電話1は、取得した高度の変化に応じてタイマの間隔を制御し、高度の検出または基地局の検索を必要以上に頻繁に行うことを防ぐことができる。その結果、一定間隔で高度の検出を継続することによる電力の消費を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯電話、10 アンテナ部、11 無線送受信部、12 圏内判定部、13 基地局検索部、14 高度検知部、15 高度処理部、16 高度検知用タイマ制御部、17 高度検知用タイマ、23 アンテナ、24 通信装置、25 ユーザインターフェイス、26 カメラ、27 フラッシュメモリ、28 RAM、29 ROM、30 メモリカード駆動装置、31 メモリカード、32 マイク、33 スピーカ、34 音声信号処理回路、35 ディスプレイ、37 データ通信I/F、 38 バイブレータ、40 高度センサ、101 地上サービス圏内、102 地下サービス圏内、103,104 サービス圏外、430 タイマ制御プログラム、440 高度処理プログラム、450 基地局検索プログラム、460 オペレーティングシステム。
Claims (6)
- 携帯通信端末であって、
無線通信回路と、
前記携帯通信端末の高度を検出するための高度センサと、
無線通信に用いられる基地局を検索するための基地局検索部と、
前記基地局検索部による基地局の検索を制御するための処理部とを備え、
前記処理部は、前記携帯通信端末の高度が前記基地局によるサービス圏に含まれない場合に、前記基地局の検索を停止するように構成されている、携帯通信端末。 - 前記処理部は、さらに、
前記高度センサによって検出される高度と、前記サービス圏を高度で規定する閾値とを比較し、
前記携帯通信端末が前記サービス圏の外に存在している場合に、前記検索を停止するように構成されている、請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記基地局検索部が基地局を検索できない場合に検出される高度を保持するための記憶手段と、
時刻を計測するためのタイマとをさらに備え、
前記基地局の検索が停止された後に予め設定された時間が経過した場合に、前記高度センサによって検出される高度が前記サービス圏に含まれているとき、前記処理部は、前記基地局を検索するように構成されている、請求項1または2に記載の携帯通信端末。 - 前記携帯通信端末が前記サービス圏の外に存在している場合において、
前記高度センサによって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が予め定められた範囲内にある場合、前記処理部は、予め定められた時間だけ前記タイマによって計測される時間間隔を短くし、
前記高度センサによって検出された高度と、当該検出される前に検出された高度との差が前記予め定められた範囲内にない場合、前記処理部は、予め定められた時間だけ前記時間間隔を長くするように構成されている、請求項3に記載の携帯通信端末。 - 携帯通信端末を制御するための方法であって、
前記携帯通信端末の高度を検出するステップと、
無線通信のための基地局を検索するステップと、
前記携帯通信端末の高度が前記基地局によるサービス圏に含まれない場合に、前記基地局の検索を停止するステップとを含む、携帯通信端末を制御するための方法。 - 携帯通信端末を制御するためのプログラムであって、前記プログラムは、前記携帯通信端末のプロセッサに、
前記携帯通信端末の高度を検出するステップと、
無線通信のための基地局を検索するステップと、
前記携帯通信端末の高度が前記基地局によるサービス圏に含まれない場合に、前記基地局の検索を停止するステップとを実行させる、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012111473A JP2013239889A (ja) | 2012-05-15 | 2012-05-15 | 携帯通信端末、携帯通信端末を制御するための方法およびプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012111473A JP2013239889A (ja) | 2012-05-15 | 2012-05-15 | 携帯通信端末、携帯通信端末を制御するための方法およびプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017135541A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 京セラ株式会社 | 電子機器、制御装置、制御プログラム及び電子機器の動作方法 |
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2012
- 2012-05-15 JP JP2012111473A patent/JP2013239889A/ja active Pending
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