JP2013239884A - Imsサービスシステム、ims端末、およびインターネット回線からのimsサービスサーバ検出方法 - Google Patents

Imsサービスシステム、ims端末、およびインターネット回線からのimsサービスサーバ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の通信システムに影響を最小限として、IMS端末にインターネット接続からのIMSサービスへのアクセスを行なえる環境を提供する。
【解決手段】IMSサービスシステムとして、インターネット網から インターネット上に設置されるIMSサービスに用いるサーバに接続するための所定情報をEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードと、移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、接続されているICカードから、IMSサービスに用いるサーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいてサーバにアクセスする処理を行う制御部とを具備するIMS端末と、ICカードに記録されている所定情報に対応するサーバを含み、IMSサービスを提供するIMSサーバ群と、を含み成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、IMS(IP Multimedia Subsystem)サービスを提供する通信システムに関する。詳しくは、IMS端末から、IMSサービスを提供するサーバシステムへのインターネット回線を介してのアクセス方法に関する。
近年、IMS携帯端末の高速化・高機能化により、移動体通信網を流れる通信トラフィックが増加している。移動体通信網を提供している各オペレータ(:電気通信事業者:キャリア)は、この爆発的な増加傾向にある通信トラフィック(:データフロー:IP(Internet Protocol)パケット)をインターネット網にデータオフロードを行っている。
今日のIMS携帯端末では、W−LAN(Wireless LAN)などの無線インタフェースを介して、移動体通信網を介さずにインターネット網に接続できるように構成されている。
移動体通信網のデータオフロードは、一般的なパーソナルコンピュータと同様の仕組みを用いて、家庭でのブロードバンドルータや公衆W−LANステーションなどのアクセスポイントを介して、IMS携帯端末をインターネット網に接続して行われている。
この仕組みによって、IMS携帯端末は、移動体通信で用いられている無線通信帯域を逼迫させることなしに、ホームページの閲覧やWebメールなどのインターネット接続サービスを受けられる。
ところで、移動体通信サービスを受けられるIMS携帯端末に インターネット網に直接的に接続することによって インターネット環境を提供するに当たり、各オペレータが管理する接続設備やコア網等の設備を介在する方式と、介在しない方式がある。
各オペレータが管理する設備を介在する方式であれば、IMS携帯端末を特定することが可能となる。他方、オペレータが有する設備を介在しない方式であれば、IMS携帯端末を特定することが不能である。なお、各オペレータが管理する設備を介在するには、所定のアクセスポイントから接続する必要があると共に、通信をコア網やアクセス網を介することが必要になっている。このため、各オペレータが有する設備を介在することによって、コア網やアクセス網の通信リソースを消費すること、アクセスポイントの設置に多大なコストが生ずることなどの問題が生じる。
この方式の違いによって、各オペレータが移動体通信サービス(例えば、電話、留守番電話、SMSメール、課金、など)として独自に提供している様々なサービスが使用できるか否かが定まっている。
また、LTE(Long Term Evolution)や、その他4Gサービスでは、2G・3G網での回線交換方式による同期通信(音声通話)と同じ方法が用意されない。今後の移動体通信サービスでも回線交換方式を用意することはないと考えられる。
このため、移動体通信サービスで提供されていた電話サービス(回線交換方式による音声通信)は、IMSサービスとして統合され、パケット交換方式によるIPネットワーク上にてVoIP(Voice over Internet Protocol)技術を用いて実施しなければならない。
しかしながら、オペレータが提供するVoIPを含むIMSサービス(例えば電話サービス、TV電話サービス)では、インターネット経由では接続できておらず、VoIP等のIMSサービスで発生するトラフィックを、固定網や公衆アクセスポイントなどによるインターネット接続サービスにデータオフロードすることができなかった。
このことによって、ユーザは、LTE網などに直接的に接続すること無しに、オペレータが提供している電話サービスを利用できていない。この問題は、他の側面では、移動体通信網と接続できない地下などの環境での電話サービス等を使用できないとの問題とも云える。このようにユーザの利便性も損なわれている側面もある。
なお、今日のIMS携帯端末は、UIMカード(User Identity Module card)やSIMカード(Subscriber Identity Module card)などと呼ばれる加入者情報などが記録されているICカード(IC card)を接続するICカード接続インタフェースを有している。このUIMカード等は、一般にオペレータとのサービス提供の契約に対してユーザに提供される。このICカードをIMS携帯端末に接続することで、移動体通信網を介してオペレータが提供するサービスを受けられるように通信システムが構築されている。
これらIMSサービスなどの移動体通信に関連する技術は、例えば、特許文献1から6に挙げられる。また、標準規格を示した多くの文献に記載されている。
特許文献1には、W−LAN/W−WAN(Wireless Wide Area Network)を経由してIMSのサーバ群にアクセスするアーキテクチャが開示されている。このアーキテクチャでは、W−LAN(アクセスポイント)と一体的に動作するパケットデータゲートウェイ(PDG)をセルラー網の一部として設けて、W−LANとIMSのサーバ群とを結びつける。なお、このようなアーキテクチャでは、オペレータは、W−LAN(アクセスポイント)の設置・維持に多大なコストを要する。
特許文献2には、IMS非対応端末(一般的なPC、レガシーフォンなど)をIMSサービスに接続するために用いるホームゲートウェイ装置が記載されている。また、ホームゲートウェイ装置に、IMSサービスに用いる加入者情報の特定に使用されるICカード(ISMI:IMS SIM)を用いる必要性が説明されている。
特許文献3には、IMSサービスの一つである音声通信サービスをIMS携帯端末に提供時に、IMS携帯端末の移動に伴ない、使用しているP−CSCF(Proxy CSCF)を他のP−CSCFに、音声通信サービスを維持しながら切り替える方法が記載されている。
特許文献4には、オペレータが提供するフェムトセル基地局とアクセス判断装置を用いて、IMS携帯端末から任意のインターネットサーバへのアクセスをURL(Uniform Resource Locator)フィルタリングする方法が記載されている。この方法では、オペレータが定めるフィルタリングをIMS携帯端末に提供すると共に、フェムトセル基地局から乗り入れるデータフローを移動体通信網を介さずにインターネット網にデータオフロードできる。
特許文献5には、移動体通信網内でのIMSサービスに用いるP−CSCF(サーバ)を検出するためのメカニズムが記載されている。また、PDPコンテキストアクチベーションプロシージャなどについても説明されている。
特許文献6には、IMSネットワークで用いるためのパブリックDNS(Domain Name System)サーバと オペレータが主体で提供するコアネットワークに属するプライベートDNSサーバと の連係が行われるIMSネットワーク内でのアドレス解決方法が記載されている。
特表2006−525762号公報 特表2008−518536号公報 特開2009−021688号公報 特開2009−271842号公報 特表2010−527520号公報 特表2010−508682号公報
移動体通信では、今後もデータオフロードが重要になる。そのため、W−LANなどのアクセスポイントからインターネット網に接続できることがIMS携帯端末に求められる。
他方、IMS携帯端末に、移動体通信サービスを常時提供することも重要な課題の一つである。
また、既存のインターネット網に、移動体通信回線を介さずに接続した際に、IMS携帯端末に移動体通信サービスを提供するための仕組みが標準化されていない問題もある。このため、ユーザは、例えばLTE網に接続すること無しに、オペレータが提供している電話サービスなどを利用できていない。
より具体的に課題を見出せば、IMSサービスに接続するためのレジストレーションプロシージャでのP−CSCF(Primary Call Session Control Function)の検出について、既存のインターネット環境、既存のIMS携帯端末、既存のIMSサービスシステムの現状を考慮して、利便性に優れたインターネットからのP−CSCFの検出手段が提供されていない。
これは、既存の通信システムを用いて説明すれば、IMS携帯端末が固定網や公衆アクセスポイント経由でインターネットに接続した場合に、一般的に行われるレジストレーションプロシージャではP−CSCFサーバを検出できない。
別の表現で説明すれば、現在の通信インフラでは、このようなインターネットへの接続時には、PDP Context Activationは実施されない。同様に、公衆アクセスポイントや家庭アクセスポイントとなる一般WLANルータに搭載されているDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)機能は、特定のオペレータのP−CSCFサーバアドレスを知らないため、IMS携帯端末にP−CSCFサーバのアドレスを通知しない。
また、一般的なWLANルータに搭載されているDHCP機能が通知するローカルなドメイン名を使用して、インターネット上のパブリックDNSサーバへNAPTRクエリーを送信しても、パブリックDNSサーバは正しくIMSに係るリソースを応答することができない。
これらの理由により、IMS携帯端末は、P−CSCFサーバのホスト名及びドメイン名、グローバルIPアドレスなどを取得できずに、IMSサービスへのアクセスができない。
これらの問題への対策として、オペレータが提供するI−WLAN(Interworking WLAN)方式をサポートした所定のアクセスサービス経由でオペレータ網に接続することでしか 既存のIMSサービス(IMS携帯端末が2G・3G等の移動体通信網からアクセスして受けるIMSサービス)を利用できていない。
上記のように、インターネット網に直接的に接続したIMS端末(IMS携帯端末)がオペレータの提供するIMSサービスに接続することに、解決すべき課題を見出す。
その中の一つの課題は、既存の通信システム(IMSネットワーク、インターネット、各種サーバ、IMS端末、標準規格、運用ルール)などに、多くの変更点を生じさせること無く、IMSサービスを提供する所要のサーバ(P−CSCFサーバなど)へのアクセス経路を、IMS端末に提供できる通信インフラを提供することである。
本発明は、上記課題に鑑みて幾つかを解決するために成されたものであり、インターネット網およびオペレータによる移動体通信網が混在する通信環境において、インターネット回線に接続したIMS端末が オペレータが提供するIMSサービスを受けられるIMSサービスシステムを提供することを一つの目的とする。
本発明に係るIMSサービスシステムは、インターネット網から インターネット上に設置されるIMSサービスに用いるサーバに接続するための所定情報をEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードと、前記ICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、前記ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、該ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記サーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う制御部とを具備するIMS端末と、少なくとも、前記ICカードに記録されている所定情報に対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対してIMSサービスを提供するIMSサーバ群と、を含み成ることを特徴とする。
本発明に係るIMS端末は、オペレータから提供され加入者情報の特定に使用されるICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、前記ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、EFとして記録されているIMSサービスに用いるインターネット上に設置されたサーバの所定情報の取得を試み、前記所定情報を取得できた際に、該所定情報に基づいて前記サーバにアクセスする処理を行う制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明に係るIMSサービスサーバ検出方法は、オペレータによって、インターネット網から インターネット上に設置されるIMSサービスに用いるサーバに接続するための所定情報をEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードが提供され、少なくとも、前記ICカードに記録されている所定情報に対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対してIMSサービスを提供するIMSサーバ群に対して、所要のIMSサービスを受けるIMS端末は、ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、前記オペレータから提供されてICカード接続インタフェース部に接続されている前記ICカードから、該ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記サーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に、該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、一つに、インターネット網およびオペレータによる移動体通信網が混在する通信環境において、インターネット回線に接続したIMS端末が オペレータが提供するIMSサービスを受けられるIMSサービスシステムを提供できる。
実施形態のIMSサービスシステムの構成例を示す概略図である。 実施形態の通信システムのRAN経由での処理フローを示すシーケンス図である。 実施形態の通信システムのインターネット接続ネットワーク経由での処理フローを示すシーケンス図である。 実施例の移動体通信システムにおけるRAN経由での処理動作を示す説明図である。 実施例の移動体通信システムにおけるLAN経由での処理動作を示す説明図である。 実施例の移動体通信サービスシステムにおけるRANおよびLAN接続状態での処理動作を示す説明図である。 IMS携帯端末の制御部が行うP−CSCFサーバへのアクセス試行に伴う処理フローを例示するフローチャートである。 実施例の移動体通信システムのLAN経由での処理フローを示すシーケンス図である。 別の実施例の移動体通信システムにおけるLAN経由での処理動作を示す説明図である。
本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
図1は、実施形態のIMSサービスシステムの構成例を示す概略図である。なお、RAN(Radio Access Network)を介してIMSサービスを受けるための構成などの既存の構成や処理動作の説明は簡略化又は省略する。
コアネットワーク10は、オペレータによって構築され、IMSサービス用サーバ群を含む。IMSサービス用サーバ群には、既存のCSCF(Call Session Control Function)や、HSS(Home Subscriber Server)、AS(Application servers)などが含まれる。また、コアネットワーク10には、RAN1〜3や、CS(Circuit Switching)ネットワーク、インターネット20との接続インタフェースなども含まれる。
インターネット20は、多くのネットワークの提供者によって構築され、www(World Wide Web)などが提供されている。また、インターネット20には、図示するようにパブリックDNS(Domain Name System)が提供されている。インターネット接続ネットワーク21は、インターネット20へのアクセスポイントとなる機器(無線アクセスポイント,プロキシサーバ,ブロードバンドルータなど)を含み、インターネットとのゲートウェイとなる。本説明では、この無線アクセスポイントは、DHCP機能、ゲートゥエイ機能により、IMS携帯端末30にローカルIPアドレスを付与して、インターネット接続環境をIMS携帯端末30に提供する。なお、ネットワーク構成は自由であり、別にDHCPサーバやゲートウェイ装置を設ける構成でも、インターネット20に無線接続する構成でもよい。
IMS携帯端末30は、IMS端末であり、加入者情報が記録されているICカード40(3GではUIMカード、GSM(登録商標)ではSIMカードなど)を接続するICカード接続インタフェース部と、それぞれの移動体通信無線インタフェース部とを備え、IMSサービス(電話サービスやインターネット接続サービスなど)をRAN経由で受けられる。
また、IMS携帯端末30は、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)に対応したネットワーク接続インタフェース部を備え、それぞれの通信規格に則ってインターネット接続ネットワーク21(アクセスポイント)に接続できる。なお、IMS端末に設けられるインターネット接続ネットワーク部は、LANやWANなどのどのようなネットワーク形態に接続してもよく、インターネットに接続できればどのような通信規格でもよい。
IMS携帯端末30は、インターネットに直接的に接続して、標準化されているインターネット技術等に基づいて、インターネット上で提供されている各種サービスを受けられる。
上記ICカード40は、オペレータ(NVNO(Mobile Virtual Network Operator)、NVNE(Mobile Virtual Network Enabler)なども含む)によって提供され、電話番号の特定などを行える加入者情報が記録されている。
また、一般的に記録されている情報に加え、IMSサービスに用いるサーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスをElementary File(以降EFと記す)として記録される。このEFに記録されるIMSサービスに用いるサーバに接続するための所定情報は、例えば、ICカード40の製造時、ユーザへの提供時、ユーザへの提供後などにオペレータの管理下の元で記録される。
ここで、IMS携帯端末30が、内蔵するネットワーク接続インタフェースを介してインターネット網と接続している間に、IMSサービスを受ける処理を開始することとする。このIMSサービスへの接続処理(開始タイミング)は、例えば、ユーザ操作によって開始してもよいし、インターネット網に接続した際にシステム的に開始してもよい。また、所定のタイミング毎に開始することしてもよい。また、アプリケーションプログラムの指定したタイミングで開始することしてもよい。
IMS携帯端末30(制御部31)は、IMSサービスの接続処理を開始する際に、ICカード40から後述するIMS先導サーバ50の所定情報(ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレス)の取得を試みる。なお、この処理と同時的(並行的、先、後、リトライエラー時など)に、他のIMSサービスへの接続処理(標準化に規定されている処理など)を行なうことが望ましい。
ICカード40から後述するIMS先導サーバ50の所定情報を取得できた際に、含まれていたホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに基づいて、既存のインターネット技術に則り(即ち、DHCP やDNSなどを使用して)IMS先導サーバ50にアクセスする。
IMS先導サーバ50は、1ないし複数のオペレータによって、一般的なグローバルIPアドレスが割当てられてインターネット上に設置される。IMS先導サーバ50は、アクセスしてきたIMS端末に対して、それぞれのIMS端末に応じたコアネットワーク10への先導を行なう。また、IMS端末から得る加入者情報等を参照して、任意のIMS提供サーバに割振るようにしてもよい。
IMS先導サーバ50は、P−CSCFとしての動作を行うようにしてもよいし、コアネットワーク10とインターネット20とのゲートウェイとして設けてもよい。また、IMS先導サーバ50は、単純にリダイレクトを行なう構成でもよいし、認証や課金などを行なう構成などを有してもよい。
このようなネットワークアーキテクチャをもって、IMSサービスシステムを提供するオペレータは、ユーザに 所要のICカード40を提供することで、既存のインターネット環境、市販されるIMS携帯端末30等を用いて、RANを介して接続することと同様のサービスを行なえるようになる。
次に、本システムにおけるIMS携帯端末30等の処理動作を説明する。
図2および図3は、実施形態の通信システムの処理フローを示すシーケンス図である。
本実施形態では、標準化技術として規定されているレジストレーションプロシージャを拡張する。すなわち、IMS携帯端末30からコアネットワーク10に配置されるP−CSCFサーバを検出するための処理動作を説明する。本処理動作後、IMS携帯端末30は、P−CSCFサーバにアクセスして、既存の処理手順に則ってIMSサービスを受け付ける処理を行う。
IMSサービスに接続するためのレジストレーションプロシージャでのP−CSCFサーバ検出方法としては、一般的である以下の3つを用いる。
1. 2G・3Gなど携帯電話網でのパケット通信アクティベーション時に行われるPDP Context ActivationプロシージャにてP−CSCFサーバアドレスが通知される。
2. 端末からのDHCPリクエストに対する応答でP−CSCFサーバアドレスが通知される。
3. オペレータ網のDNSサーバに、DHCPサーバから取得したドメイン名を設定したNAPTRクエリー、及びSRV DNSクエリーを使用してホスト名、及びドメイン名を取得し、名前解決を実施してP−CSCFサーバアドレスを取得する。
IMS携帯端末30は、ネットワーク接続後に、図2に示すように、1.PDP Context Activationプロシージャでの取得、2.DHCPサーバからの取得、及び 3.オペレータ網のDNSサーバへのNAPTRクエリー問い合わせ、によって、P−CSCFサーバアドレスが得られた場合、IMS携帯端末30に搭載されているICカード40を用いるレジストレーションプロシージャを行わない。すなわち、IMS携帯端末30は、既存動作でのP−CSCFサーバの検出を完了する。
他方、IMS携帯端末30は、ネットワーク接続後に、図3に示すように、1.PDP Context Activationプロシージャでの取得、2.DHCPサーバからの取得、及び 3.オペレータ網のDNSサーバへのNAPTRクエリー問い合わせ、によって、P−CSCFサーバアドレスが得られなかった場合、IMS携帯端末30に搭載されているICカード40のEFから、IMS先導サーバ50のサーバアドレスを示す所定情報(ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIP)の取得を試みる。
ICカード40は、IMS携帯端末30からの要求に応えて、所定情報があれば応答する。他方、所定情報が無ければエラーや所定情報が無いことを返答する。
ICカード40のEFからIMS先導サーバ50のサーバアドレスが取得できた場合、IMS携帯端末30は、インターネット接続ネットワーク21を介してインターネット20上で、既存のDNSサーバでの名前解決によりIMS先導サーバ50のIPアドレスを取得してアクセスする。
IMS先導サーバ50は、IMS携帯端末30からのアクセスを受け、オペレータが設定したように、必要に応じた 認証や課金、転送すべきP−CSCFサーバの確認、など を行った後、コアネットワーク10内のサーバ群へのIMS携帯端末30の接続を受け渡す。
IMS携帯端末30は、IMS先導サーバ50での認証等を受けた後に、コアネットワーク10内の1ないし複数の所定のサーバに接続して、オペレータが提供するIMSサービス(電話サービスなど)をユーザに提供する。
このように、ICカード40のEFにインターネット上で既存のインターネット技術(DHCPやDNSなど)を用いることで名前解決が可能なドメイン名などをオペレータが適宜設定することで、インターネット経由でオペレータのIMSサービスへ接続することを可能とする。
オペレータの発行するICカード40のEFには、オペレータしか書き込むことができないため、そのICカード40を搭載したIMS端末がオペレータの指定するIMS先導サーバ50(P−CSCFサーバ、ゲートウェイサーバなど)以外へ接続しないことが保障される。
また、オペレータがインターネット経由でIMSサービスを提供しない場合は、ICカード40のEFにIMS先導サーバ50のホスト名やドメイン名を設定しなければよい。換言すれば、オペレータがインターネット経由でのIMSサービスを提供しない場合は、ICカード40の該当EFに情報を書き込まずに運用すれば、既存の運用と変わらないように動作する。
上記仕組みによって、対応IMS端末は、既存のUIMカードやSIMカードを挿して動作させても、誤動作なく動作する。また、ICカード40は、既存のIMS携帯端末に挿されて動作させても誤動作なく動作する。
オペレータは、インターネット上にグローバルIPアドレスを割当てたIMS先導サーバ50を配置すると共に、ICカード40の提供時に適宜所定情報の書き込みユーザに提供することで、対応IMS端末に対してインターネットからのIMS接続処理を行い得る環境を提供できる。
このように本実施形態では、既存の通信インフラに対して、標準化上で規定されているレジストレーションプロシージャを拡張して、インターネット側からレジストレーションプロシージャを実行できる。
すなわち、既存の通信インフラや標準技術などを考慮した、インターネットとのインターワークに対応させたIMSサービスシステムでのIMSサーバ検出メカニズムを提供できる。
次に、実施例を用いて本発明に係るIMS携帯端末等の処理動作を説明する。
[実施例の構成]
図4、図5は、実施例におけるシステム構成を示す説明図である。
図4はIMS携帯端末が2G又は3Gで移動体通信網に接続しているときの処理動作を示す説明図である。
IMS携帯端末300は、搭載されているUIMカード400から、加入者情報を取得して利用して、2G又は3GのRAN(Radio Access Network)110に接続する。その後、IPパケット通信を行うために、GGSN(Gateway GPRS Support Node)111との間でPDP Context Activationプロシージャを実施する。
PDP Context Activationプロシージャが完了し、IPパケット通信ができるようになると、IMS携帯端末300は、オペレータコアネットワーク100に接続する。そこでIPアドレスの割り当てをDHCPサーバ101に依頼して、IPアドレスのアサインを受ける。この時、DNSサーバ102のアドレスの通知も一緒に受ける。
その後、IMS携帯端末300は、DHCPサーバ101から受け取ったDNSサーバ102のアドレスを使用して、ドメイン名の名前解決を実施し、インターネット接続などのIMSサービスを提供するサーバへ接続する。
IMSサービスのサーバへ接続する場合、IMS携帯端末300は、標準化で規定されている以下の3つの手段を用いてP−CSCFサーバ103のIPアドレスの取得を試みる。
1.PDP Context ActivationプロシージャでGGSN111より通知されるP−CSCFサーバ103のIPアドレスを取得する
2.DHCPサーバ101でのIPアドレスアサイン時にDHCPサーバ101より通知されるP−CSCFサーバ103のIPアドレスを取得する
3.DNSサーバ102にNAPTRクエリーリクエストを送信し、レスポンスに含まれるリソースのリストから SIP(Session Initiation Protocol)サービスを選択する。次に、SRV DNSクエリーリクエストでSIPサービスを提供しているサーバのホスト名及びドメイン名を取得し、DNSサーバ102で名前解決をすることで得られるP−CSCFサーバのIPアドレスを取得する
これら取得したP−CSCFサーバ103のアドレスから、適切なP−CSCFサーバを選択することで、IMS携帯端末300は、SIPのREGISTERメッセージをP−CSCFサーバ103に送信し、レジストレーションプロシージャを開始できる。
図5はIMS携帯端末300がオペレータの管理下にないローカルエリアネットワーク210にWi−Fi等のアクセス手段で接続しているときの処理動作を示す説明図である。IMS携帯端末300は、このオペレータの管理下にないLAN経由でインターネット200に接続する。
オペレータは、インターネット接続からでもIMSサービスを提供する場合、インターネット上にグローバルIPが割当てられたP−CSCFサーバ201を設置する。また、オペレータは、DNSへの登録などの対応を行なう。
IMS携帯端末300は、ローカルエリアネットワーク210に接続すると、DHCPサーバ211に対してIPアドレス(ローカルIP)の割り当てを要求し、IPアドレスのアサインを受ける。この時、DNSサーバ202のアドレスも一緒に通知を受けることもできる。IMS携帯端末300は、ユーザが設定したDNSサーバやLAN網やオペレータの管理者が指定したDNSサーバを使用することもできるが、本実施例ではDHCPサーバ211から通知されたDNSサーバ202を使用する例を説明する。
IMS携帯端末300は、DHCPサーバ211から受け取ったDNSサーバ202のアドレスを使用してドメイン名の名前解決を実施し、所要のサービスを提供するサーバ群(CSCFサーバやISPサーバ等)に接続する。
IMSサービスを利用する際にIMS携帯端末300は、インターネットに接続できている状態で、UIMカード400から所定情報を読み出して、DNSサーバ202との間でP−CSCFサーバの名前解決を実施し、所望のIMSサービスに接続する。
なお、インターネット上に展開されている一般的なサービスを利用する際には、インターネットに接続できているので、IMS携帯端末300に搭載されているUIMカード400は使用されない。
また、図6に示すように、IMS携帯端末300は、2G・3Gアクセス機能とWi−Fiアクセス機能とを、別々に並列的に動作させることができるため、図4の構成と図5の構成は同時となるケースも存在する。この際には、サービス毎やアプリケーション毎などで分けて通信トラフィックを処理すればよい。また、移動体通信網を優先としてもよいし、インターネット網を優先としてもよい。
次に図4、図5、図6に加え、図7、図8を参照して、本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
まず、図7を参照して、IMS携帯端末300に係る処理動作例を説明する。
図7は、IMS携帯端末300の制御部が行うP−CSCFサーバへのアクセス試行を示すフローチャートである。
IMSサービスへ接続処理を行う際に、IMS携帯端末300(制御部310)は、まず標準化で規定されている3つの手段で、P−CSCFサーバアドレスの取得を試みる(S101)。
P−CSCFサーバ103のIPアドレスの取得に成功した場合(2G・3G移動体通信網に接続している)、IMS携帯端末300は、SIPのレジストレーションプロシージャ(S106)に進む(S102の成功)。
他方、標準化で規定された3つの手段で、P−CSCFサーバのIPアドレスが取得に失敗した場合は、IMS携帯端末300は、次ステップのUIMカード400からのP−CSCFサーバアドレスの取得(S103)に進む(S102の失敗)。
なお、この際に、IMS携帯端末300がインターネットのみに接続している場合は、以下の要因により、標準化で規定されている3つの手段では、P−CSCFサーバアドレスが取得できないこととなる。
・ Wi−Fi等のアクセス手段を用いてローカルエリアネットワークに接続するため、2G・3G Radio Access Networkで用いられる、PDP Context Activationプロシージャが実施されない。
・ ローカルエリアネットワークに配置されたDHCPサーバ211は、特定のオペレータのP−CSCFサーバ201のアドレスを保持していない。
・ インターネットに配置されるDNSサーバは、特定のオペレータコアネットワークのリソースレコードを保持していない。そのため、NAPTRクエリレスポンスにリソース情報を設定して応答することが出来ない。
次に、IMS携帯端末300(制御部310)は、UIMカード400と通信し合い、該当EFからP−CSCFサーバのホスト名およびドメイン名の取得を試みる(S103)。このEFには、図5で示されるインターネット接続で用いるP−CSCFサーバ201のホスト名およびドメイン名(オペレータが指定するP−CSCFサーバアドレス)が書き込まれている。
UIMカード400からのEF読み込み応答にP−CSCFサーバのホスト名、及びドメイン名が含まれていた場合、IMS携帯端末300は、DNSサーバ202にアクセスして、取得済みのP−CSCFサーバのホスト名およびドメイン名の名前解決を実施して、P−CSCFサーバ201のIPアドレスを取得する(S104)。
他方、UIMカード400からのEF読み込み応答に P−CSCFサーバのホスト名およびドメイン名が含まれない場合、IMS携帯端末300は、P−CSCFサーバのアドレスを得られる手段がないため、IMSサービスへの接続をエラー処理する(S105)。この処理では、ネットワーク環境や取得できている情報、アプリからの指示などを参照しながら、終了、一時中断、即時リトライなどの処理を行えばよい。
P−CSCFサーバ103又はP−CSCFサーバ201のIPアドレスが取得できた場合は、P−CSCFサーバにSIPのレジストレーションプロシージャを開始する(S106)。
このようにして、インターネットにのみ接続しているIMS携帯端末であってもP−CSCFサーバにアクセスできるので、IMSサービスの提供を受けられるようになる。
次に、図6で示すようなIMS携帯端末300が同時に両方のネットワークに接続している場合の処理動作例を説明する。
図7の処理順に従うならば、IMS携帯端末300がIMSサービスに接続する場合、まず、標準化で規定された3つの手段でのP−CSCFサーバのIPアドレスの取得を試みる(S101)。
IMS携帯端末300は、IMSサービスが提供されている2G・3G携帯電話網に接続しているので、3つの手段の何れか又は全てで、P−CSCFサーバ103のIPアドレスを取得できる。
P−CSCFサーバ103のIPアドレスが取得できたので、P−CSCFの選択を実施して、SIPのレジストレーションプロシージャを開始する(S106)。
このようにして、2G・3G携帯電話網とインターネットに同時に接続しているIMS携帯端末300がIMSサービスを提供するP−CSCFサーバに接続できる。
なお、この処理例では、2G・3G携帯電話網を優先している。インターネット網を優先する際には、S103に係る処理を先に行えばよい。また、並列的に行なってもよい。
次に、図8を参照して、インターネット200に設けられたP−CSCFサーバ201への通信フローを説明する。
IMS携帯端末300の制御部310は、以下の手順で、UIMカード400から、P−CSCFサーバ201のホスト名及びドメイン名が保存されているEFの読み込みを試みて、P−CSCFサーバ201とのレジストレーションプロシージャを開始する。
まず、IMS携帯端末300の制御部310は、標準化されている手順でのP−CSCFサーバアドレスの取得を行なえないことを識別する(S201)。
制御部310は、UIMカード308に対して、EF読み込み要求を送信する(S202)。
UIMカード400は、要求されたEFが存在する場合、EFの内容を含めたEF読み込み応答を返信する(S203)。EFが存在しない場合は、EFの内容を含まないEF読み込み応答を返信する。
UIMカード400にP−CSCFサーバ201のホスト名及びドメイン名が保存されているEFが存在する場合、制御部310はP−CSCFサーバ201のホスト名、及びドメイン名を取得する(S204)。
次に、IMS携帯端末300の制御部310は、P−CSCFサーバ201のIPアドレスを取得するため、インターネット接続を使用して、得られたホスト名及びドメイン名について、DNSサーバ202との間で名前解決を実施する(S204)。
なお、一般的な処理とすれば、IMS携帯端末300は、DNSサーバ202に対して、P−CSCFサーバのホスト名及びドメイン名を含めた名前解決クエリーリクエストを送信する。その要求を受けたDNSサーバ202は、要求されたホスト名及びドメイン名の名前解決を実施して、IPアドレスを名前解決クエリーリクエストに含めてIMS携帯端末300に応答する。
IMS携帯端末300は、一連のP−CSCFサーバIPアドレスの取得動作が完了した時点で、得られたP−CSCFサーバから適切なP−CSCFサーバを選択する(S205)
IMS携帯端末300は、その後SIPのREGISTERメッセージを 選択したP−CSCFサーバ201に送信して レジストレーションプロシージャを開始する(S206)。
この後、オペレータが提供するIMSサービスの提供が開始される。
[発明の他の実施例]
本発明の他の実施例として、図9を参照して構成を説明する。
オペレータは、UIMカード400発行時に、インターネット上のP−CSCFサーバのホスト名及びドメイン名ではなく、オペレータのコアネットワーク100とインターネット200の間のゲートウエイサーバ104のホスト名およびドメイン名、をUIMカードのEFに設定する。なお、ゲートウエイサーバ104のグローバルIPアドレスを直接設定するようにしてもよい。
UIMカード400からゲートウエイサーバ104のホスト名及びドメイン名を取得したIMS携帯端末300は、DNSサーバ202で名前解決を実行し、ゲートウエイサーバ104のIPアドレスを取得する。または、UIMカード400からゲートウエイサーバ104のIPアドレスを取得できた場合、IMS携帯端末300は、そのIPアドレスを使用する。
IMS携帯端末300は、取得したゲートウエイサーバ104をP−CSCFとして、ゲートウエイサーバ104との間でSIPのレジストレーションプロシージャを実行する。
ゲートウエイサーバ104は、SIP用のポート番号への接続を、オペレータコアネットワーク100内のP−CSCFサーバ103へフォワーディングすることで、P−CSCFサーバ103とIMS携帯端末300間で、SIPのレジストレーションプロシージャが実行される。
本構成の他の実施例の動作については、上記実施例や既存システムと同様となる。
[効果の説明]
以上説明したように、本発明は、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、オペレータの発行したUIMカードを搭載したIMS端末であれば、携帯電話網に接続することなく、インターネット経由でIMSサービスに接続できることである。
第2の効果は、UIMカードのEFより、P−CSCFサーバのホスト名およびドメイン名 等を取得することで、インターネット標準の名前解決手順が使用できる。このため、インターネットにのみ接続されている状態のIMS端末でもP−CSCFサーバを検出して接続できる。
第3の効果は、オペレータの管理化にあるICカードのEFにホスト名およびドメイン名 等を保存することで、オペレータが希望しないP−CSCFサーバに接続しないことが保障されることである。
第4の効果は、オペレータがインターネット経由でIMSサービスを提供しない場合に、UIMカードのEFにP−CSCFサーバのホスト名 等を保存しなければよい。換言すれば、オペレータがEFを設定しない選択を行えば、標準化で規定されている手順のみが実行される。このため、オペレータにサービスの自由度が与えられる。
尚、IMS端末の各部は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせを用いて実現すればよい。ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせた形態では、RAMに上記アドレス解決に係るプログラムが展開され、そのプログラムに基づいて制御部(CPU)等のハードウェアを動作させることによって、各部を各種手段として実現する。また、そのプログラムは、記憶媒体に記録されて頒布されても良い。当該記録媒体に記録されたプログラムは、有線、無線、又は記録媒体そのものを介して、メモリに読込まれ、制御部等を所要に動作させる。尚、記録媒体を例示すれば、オプティカルディスクや磁気ディスク、半導体メモリ装置、ハードディスクなどが挙げられる。
上記実施の形態を別の表現で説明すれば、IMS端末を、RAMに展開されたインターネット回線からのIMSサービスサーバを検出ためのプログラムに基づき、制御部を説明したように動作させることで実現することが可能である。
上記に実施の形態を図示して説明するが、そのブロック構成の分離併合、手順の入れ替えなどの変更は本発明の趣旨および説明される機能を満たせば自由であり、下記説明が本発明を限定するものではない。
以上説明したように、本発明によれば、インターネット網およびオペレータによる移動体通信網が混在する通信環境において、インターネット回線に接続したIMS端末が オペレータが提供するIMSサービスを受けられるIMSサービスシステムを提供できる。
また、このIMS端末によれば、既存のシステムの変更を伴わずに、オペレータがインターネット上に設置したIMSサービス用のサーバに、ICカードに所要情報(ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスなどのIMSサービスへのアクセス経路を得る情報)を記載するのみで、接続してユーザにIMSサービスを提供できる。
また、既存のICカードや、既存のIMS端末、既存のIMS携帯端末、既存のゲートウェイ装置などとの親和性が良く、現存する通信環境をそのまま使用できる。
すなわち、既存の通信インフラや標準技術など変更せずに、インターネットとのインターワークに対応させたIMSサービスシステムでのIMSサーバ検出メカニズムを提供できる。
なお、本発明の具体的な構成は前述の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
本発明は、携帯電話・スマートフォン等のIMS端末での2G、3G、LTE、WiMAX、Wi−Fi等のネットワークアクセス方式にとらわれないVoIP(移動体音声サービス)やメッセージング等のIMSサービスを通信インフラとして構築できる。また、本発明は、既存のIMS携帯端末用に提供されているサービスを、IMS端末に提供することも可能になる。
10 コアネットワーク
20 インターネット
30 IMS携帯端末(IMS端末)
31 制御部
40 ICカード
50 IMS先導サーバ(P−CSCF)
100 オペレータコアネットワーク
101 DHCPサーバ
102 DNSサーバ
103 P−CSCFサーバ
104 ゲートウエイサーバ
110 RAN(Radio Access Network)
111 GGSN(Gateway GPRS Support Node)
200 インターネット
201 P−CSCFサーバ
202 DNSサーバ
210 ローカルエリアネットワーク
211 DHCPサーバ
300 IMS携帯端末
310 制御部
400 UIMカード

Claims (21)

  1. インターネット網から インターネット上に設置されるIMS(IP Multimedia Subsystem)サービスに用いるサーバに接続するための所定情報をEF(Elementary File)として記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードと、
    前記ICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、
    移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、
    前記ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、該ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記サーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う制御部と
    を具備するIMS端末と、
    少なくとも、前記ICカードに記録されている所定情報に対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対してIMSサービスを提供するIMSサーバ群と、
    を含み成ることを特徴とするIMSサービスシステム。
  2. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのホスト名およびドメイン名であり、
    前記IMS端末は、インターネット上にあるDNSサーバを介して、前記サーバのグローバルIPアドレスを取得して、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項1記載のIMSサービスシステム。
  3. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのグローバルIPアドレスであり、
    前記IMS端末は、前記グローバルIPアドレスを前記ICカードから読み取って、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項1記載のIMSサービスシステム。
  4. 前記ICカードのEFにオペレータによって記録される前記サーバは、P−CSCFサーバである
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のIMSサービスシステム。
  5. 前記IMS端末は、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、
    前記ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記P−CSCFサーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のIMSサービスシステム。
  6. 前記IMS端末は、移動体通信回線網に接続する移動体通信回線接続インタフェース部を有し、
    前記IMSサービスは、前記移動体通信回線網に前記移動体通信回線接続インタフェース部を介して接続して提供を受ける移動体音声サービスである
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載のIMSサービスシステム。
  7. 移動体通信サービスに用いるインターネット上のサーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスをEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードと、
    前記ICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、
    移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、該ICカードに記録されている移動体通信サービスに用いる前記サーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスの取得を試み、取得できた際に該ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う制御部と
    を具備するIMS端末と、
    少なくとも、前記ICカードに記録されているホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対して移動体通信サービスを提供するIMSサーバ群と、
    を含み成るIMSサービスシステム。
  8. オペレータから提供され加入者情報の特定に使用されるICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、
    移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、
    前記ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、
    前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、EFとして記録されているIMSサービスに用いるインターネット上に設置されたサーバの所定情報の取得を試み、
    前記所定情報を取得できた際に、該所定情報に基づいて前記サーバにアクセスする処理を行う制御部と、
    を具備することを特徴とするIMS端末。
  9. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのホスト名およびドメイン名であり、
    前記制御部は、インターネット上にあるDNSサーバを介して、前記サーバのグローバルIPアドレスを取得して、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項8記載のIMS端末。
  10. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのグローバルIPアドレスであり、
    前記制御部は、前記グローバルIPアドレスを前記ICカードから読み取って、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項8記載のIMS端末。
  11. 前記ICカードのEFにオペレータによって記録される前記サーバは、P−CSCFサーバであり、
    前記制御部は、前記P−CSCFサーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項8ないし10の何れか一項に記載のIMS端末。
  12. 前記制御部は、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、
    前記ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記P−CSCFサーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う
    ことを特徴とする請求項11記載のIMS端末。
  13. 移動体通信回線網に接続する移動体通信回線接続インタフェース部を有し、
    前記IMSサービスは、前記移動体通信回線網に前記移動体通信回線接続インタフェース部を介して接続して提供を受ける移動体音声サービスである
    ことを特徴とする請求項8ないし12の何れか一項に記載のIMS端末。
  14. オペレータから提供され加入者情報の特定に使用されるICカードと接続するためのICカード接続インタフェース部と、
    移動体通信回線を介さずにインターネット網に接続するネットワーク接続インタフェース部と、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、前記ICカード接続インタフェース部を介して接続されているICカードから、EFとして記録されている移動体通信サービスに用いるインターネット上に設置されたサーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスの取得を試み、前記オペレータによってホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスが前記ICカードに設定されていて、該情報を取得できた際に、該ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う制御部と
    を具備することを特徴とするIMS端末。
  15. オペレータによって、インターネット網から インターネット上に設置されるIMSサービスに用いるサーバに接続するための所定情報をEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードが提供され、
    少なくとも、前記ICカードに記録されている所定情報に対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対してIMSサービスを提供するIMSサーバ群に対して、
    所要のIMSサービスを受けるIMS端末は、
    ネットワーク接続インタフェース部を介してインターネット網と接続している間に、
    前記オペレータから提供されてICカード接続インタフェース部に接続されている前記ICカードから、該ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記サーバの所定情報の取得を試み、
    取得できた際に、該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う
    ことを特徴とするIMSサービスサーバ検出方法。
  16. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのホスト名およびドメイン名であり、
    前記IMS端末は、インターネット上にあるDNSサーバを介して、前記サーバのグローバルIPアドレスを取得して、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項15記載のIMSサービスサーバ検出方法。
  17. 前記ICカードにEFとして記録される所定情報は、オペレータによって指定された前記サーバのグローバルIPアドレスであり、
    前記IMS端末は、前記グローバルIPアドレスを前記ICカードから読み取って、前記サーバにアクセスしてIMSサービスを受ける
    ことを特徴とする請求項15記載のIMSサービスサーバ検出方法。
  18. 前記オペレータは、ユーザに提供するICカードのEFに、インターネット網からの接続で提供するIMSサービスでのP−CSCFサーバの前記所定情報を設定する
    ことを特徴とする請求項15ないし17の何れか一項に記載のIMSサービスサーバ検出方法。
  19. 前記IMS端末は、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、
    前記ICカードに記録されているIMSサービスに用いる前記P−CSCFサーバの所定情報の取得を試み、取得できた際に該所定情報に基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う
    ことを特徴とする請求項15ないし18の何れか一項に記載のIMSサービスサーバ検出方法。
  20. 前記IMS端末は、移動体通信回線網に接続する移動体通信回線接続インタフェース部を有し、
    前記IMSサービスは、前記移動体通信回線網に前記移動体通信回線接続インタフェース部を介して接続して提供を受ける移動体音声サービスである
    ことを特徴とする請求項15ないし19の何れか一項に記載のIMSサービスサーバ検出方法。
  21. オペレータによって、インターネット網から インターネット上に設置される移動体通信サービスに用いるサーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスをEFとして記録された 加入者情報の特定に使用されるICカードが提供され、
    少なくとも、前記ICカードに記録されているサーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに対応するインターネット上に設置された前記サーバを含み、アクセスしてきたIMS端末に対して移動体通信サービスを提供するIMSサーバ群に対して、
    所要の移動体通信サービスを受けるIMS端末は、
    標準化されているP−CSCFサーバ検出手順を実行して、P−CSCFサーバアドレスが取得できない場合に、
    前記オペレータから提供されてICカード接続インタフェース部に接続されている前記ICカードから、該ICカードに記録されている移動体通信サービスに用いる前記サーバのホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスの取得を試み、
    取得できた際に該ホスト名およびドメイン名 若しくはグローバルIPアドレスに基づいて、前記サーバにアクセスする処理を行う
    ことを特徴とするIMSサービスサーバ検出方法。
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