JP2013235230A - 表示装置、送受信装置及び表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のデータを受信した場合に特定のデータに含まれる特定情報を即時に報知することができる表示装置、送受信装置及び表示システムの提供。
【解決手段】表示システム1は送受信装置2及び表示装置3を備える。送受信装置2は、特定のデータとは異なるデータを外部から受信した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを表示装置3に送信する。送受信装置2は、特定のデータを受信した場合、受信したデータを表示装置3に送信する。表示装置3は、特定のデータとは異なるデータを送受信装置2から受信した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する。表示装置3は、特定のデータを受信した場合、受信したデータに係る映像を表示する。
【選択図】図2
【解決手段】表示システム1は送受信装置2及び表示装置3を備える。送受信装置2は、特定のデータとは異なるデータを外部から受信した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを表示装置3に送信する。送受信装置2は、特定のデータを受信した場合、受信したデータを表示装置3に送信する。表示装置3は、特定のデータとは異なるデータを送受信装置2から受信した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する。表示装置3は、特定のデータを受信した場合、受信したデータに係る映像を表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、外部からのデータの受信、受信したデータの蓄積、及び、蓄積したデータに係る映像の表示を行う表示装置、データの受信及び蓄積を同様に行って蓄積したデータを外部に送信する送受信装置、並びに、前記表示装置及び送受信装置を備える表示システムに関する。
現在、テレビジョン放送に係るデータを受信し、映像の表示に必要なデータを無線で送信する送受信装置、いわゆるチューナ装置と、送受信装置とは別の場所に配置され、送受信装置が送信したデータを受信し、受信したデータを用いて映像を表示する表示装置とを備えるセパレート型の表示システムが実用化されている。
この表示システムでは、送受信装置は、変調によって搬送波にデータを重畳し、データが重畳された搬送波を表示装置に無線で送信する。送受信装置及び表示装置の間に物体、例えば壁がある場合、送受信装置が表示装置に送信した搬送波は、物体を透過した際に搬送波の強度が低下する。更には、送受信装置が表示装置に送信した搬送波は、送受信装置及び表示装置の間の空間で他の搬送波と干渉し、他の搬送波と干渉した搬送波を表示装置は受信する。搬送波の強度の低下と、搬送波の干渉とによって、送受信装置が表示装置に送信したデータの一部に誤り又は欠落が生じる可能性がある。
表示装置は、送受信装置から搬送波に重畳されたデータを受信した場合、受信したデータ中に、誤り又は欠落があるか否かを検出し、誤り又は欠落を検出した場合には、受信したデータを破棄し、データの再送要求を送受信装置に無線で送信する。送受信装置は、表示装置からデータの再送要求を受信した場合、データを再送する。これにより、表示装置は、誤り及び欠落がないデータを用いて低雑音の映像を表示する。
表示装置からデータの再送要求を受信した場合に送受信装置が行う再送の回数が多い程、送受信装置から受信したデータの中で表示装置が破棄せずに取り込んだ単位時間当たりのデータの量、即ち、伝送ビットレートが低下する。
表示装置は、伝送ビットレートが低下した場合、映像を表示するための映像データの欠乏によってアンダーフローを起こし、表示装置が表示する映像が途切れる虞がある。また、送受信装置は、伝送ビットレートが低下した場合、外部から連続して受信するテレビジョン放送に係るデータの過剰供給によってオーバーフローを起こし、表示装置が表示する映像が途切れる虞がある。
表示装置は、伝送ビットレートが低下した場合、映像を表示するための映像データの欠乏によってアンダーフローを起こし、表示装置が表示する映像が途切れる虞がある。また、送受信装置は、伝送ビットレートが低下した場合、外部から連続して受信するテレビジョン放送に係るデータの過剰供給によってオーバーフローを起こし、表示装置が表示する映像が途切れる虞がある。
そこで、従来の表示システムでは、表示装置及び送受信装置夫々はバッファを有している。表示装置は、送受信装置から受信したデータをバッファに蓄積し、バッファに蓄積されたデータに係る映像を表示する。表示装置は、送受信装置にデータの再送を要求して送受信装置が再送したデータを受信している間、バッファに蓄積されているデータを用いて映像を表示する。これにより、表示装置は途切れがない映像を表示する。
また、送受信装置は、外部から受信したテレビジョン放送に係るデータをバッファに蓄積し、バッファに蓄積されたデータを表示装置に送信する。送受信装置は、表示装置からデータの再送要求を受信して表示装置にデータを再送している間、外部から受信するテレビジョン放送に係るデータはバッファに蓄積されるので、外部から受信したテレビジョン放送に係る全てのデータを表示装置に送信することができる。これにより、表示装置は途切れがない映像を表示する。
特許文献1には、デジタルデータに変換された音声データを外部から受信し、受信した音声データを蓄積し、蓄積したデータに係る音声を出力する音声出力装置が開示されている。
自然災害又は重大事件が発生した場合、使用者に報知するために、緊急に報知すべき特定情報を含む特定のデータが放送局から送受信装置に送信され、表示装置は、特定のデータに含まれる特定情報を例えばテロップ形式の映像で表示する。特定情報として、具体的には、地震速報、津波警報、大雨洪水警報、地震が予知されたとき若しくは前震を認識したときに報知される地震警報、又は、緊急ニュース等が挙げられる。
従来の表示システムが備える表示装置及び送受信装置夫々は、前述したように、データを蓄積するため、送受信装置が特定のデータを受信してから、表示装置が特定のデータに含まれる情報を映像で表示するまでの時間が長い。
このため、従来の表示システム、並びに、従来の表示システムが備える表示装置及び送受信装置には、緊急に報知すべき特定情報を含む特定のデータを受信した場合に、特定のデータに含まれる特定情報を即時に報知することができないという問題点がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定のデータを受信した場合に特定のデータに含まれる特定情報を即時に報知することができる表示装置、送受信装置及び表示システムを提供することにある。
本発明に係る表示装置は、データを受信し、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する表示装置において、前記受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段を備え、該判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る映像を表示し、前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る映像を表示するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、判定手段は、受信したデータが前述した特定情報を含む特定のデータであるか否かを判定する。
判定手段が特定のデータではないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する。これにより、途切れがない映像が表示される。
判定手段が特定のデータではないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する。これにより、途切れがない映像が表示される。
また、判定手段が特定のデータであると判定した場合、データを蓄積せずに、受信したデータに係る映像が表示されるので、データの蓄積による遅延がなくなる。
データの蓄積による遅延がなくなった場合、特定のデータを受信してから特定のデータに係る映像が表示されるまでの時間が短い。従って、特定のデータを受信した場合に特定のデータに係る映像が即時に表示され、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る音声を出力し、前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る音声を出力する出力部を更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、出力部は、判定手段が特定のデータではないと判定した場合、蓄積したデータに係る音声を出力する。これにより、出力部は、途切れがない音声を出力する。
また、出力部は、判定手段が特定のデータであると判定した場合、受信したデータに係る音声を出力する。このため、特定のデータが受信された後、素早く、特定のデータに係る映像の表示、及び、特定のデータに係る音声の出力が行われるため、特定のデータに含まれる特定情報が即時に、かつ、確実に使用者に報知される。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る音声データを出力し、前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る音声データを出力するデータ出力部を更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、データ出力部は、判定手段が特定のデータではないと判定した場合、蓄積したデータに係る音声データを、外部のスピーカが接続される出力端子、又は、内部のスピーカ等に出力する。これにより、データ出力部が出力した音声データに係る音声が外部又は内部のスピーカ等から途切れがない状態で出力される。
また、データ出力部は、判定手段が特定のデータであると判定した場合、受信したデータに係る音声データを、外部のスピーカが接続される出力端子、又は、内部のスピーカ等に出力する。これにより、特定のデータが受信された後、素早く、特定のデータに係る映像の表示、及び、特定のデータに係る音声が外部又は内部のスピーカ等から出力されるため、特定のデータに含まれる特定情報が即時に、かつ、確実に使用者に報知される。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る映像の表示と、前記データ出力部が出力する音声データに係る音声の出力との同期をとるために、前記データ出力部による音声データの出力の遅延を行い、前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記データ出力部による音声データの出力の遅延を行わない遅延部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、遅延部は、判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、データ出力部による音声データの出力の遅延を行い、蓄積したデータに係る映像の表示と、データ出力部が出力する音声データに係る音声の出力とが同期される。このため、表示される映像と、出力される音声とが一致するので、使用者は、違和感なく、表示している映像に対応する音声を聞くことが可能となる。
また、判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記データ出力部による音声データの出力の遅延を行わない。このため、特定のデータを受信した場合、データの蓄積、及び、音声データの出力の遅延が行われることなく、データ出力部は、受信した特定のデータに係る音声データを出力する。このため、データを受信した後、より素早く、特定のデータに係る音声が出力される。
本発明に係る送受信装置は、データを受信し、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを外部に送信する送受信装置において、前記受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータを外部に送信し、該判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータを外部に送信するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、判定手段は、受信したデータが前述した特定情報を含む特定のデータであるか否かを判定する。
判定手段が特定のデータではないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを外部に送信する。これにより、例えば、蓄積したデータを受信し、受信したデータに係る映像を表示する表示装置は、途切れがない映像を表示する。
判定手段が特定のデータではないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを外部に送信する。これにより、例えば、蓄積したデータを受信し、受信したデータに係る映像を表示する表示装置は、途切れがない映像を表示する。
判定手段が特定のデータであると判定した場合、データを蓄積せずに、受信したデータを外部に送信するので、データの蓄積による遅延がなくなる。
データの蓄積による遅延がなくなった場合、特定のデータを受信してから特定のデータを送信するまでの時間が短い。従って、特定のデータを受信した後、受信した特定のデータが即時に送信される。これにより、例えば、特定のデータを受信して特定のデータに係る映像を表示する表示装置が設置されている場合、表示装置に送信する特定のデータが受信されてから表示装置が特定のデータに係る映像を表示するまでの時間が短く、特定のデータに含まれる特定情報が即時に使用者に報知される。
本発明に係る表示システムは、前述の表示装置と、前述の送受信装置とを備え、前記表示装置は、前記送受信装置が送信したデータを受信するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前述の表示装置及び送受信装置を備え、表示装置は送受信装置が送信したデータを受信する。
送受信装置が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積するため、表示装置は途切れがない映像を表示する。
送受信装置が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積するため、表示装置は途切れがない映像を表示する。
送受信装置が受信したデータが特定のデータである場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積せず、送受信装置は、受信したデータを外部に送信し、表示装置は、受信したデータに係る映像を表示する。このため、データの蓄積による遅延がなくなるので、送受信装置が特定のデータを受信してから表示装置が特定のデータに係る映像を表示するまでの時間が短い。従って、送受信装置が受信したデータが特定のデータである場合、表示装置は特定のデータに係る映像を即時に表示し、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
本発明に係る表示システムは、前記送受信装置は、テレビジョン放送に係るデータを受信するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、送受信装置はテレビジョン放送に係るデータを受信するため、表示装置にはテレビジョン放送に係る映像が表示される。
本発明に係る映像音声システムは、前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る音声データを送信し、前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る音声データを送信する送信部を有する前述の表示装置と、前記送信部から音声データを受信し、前記送信部から受信した音声データが前記蓄積したデータに係る音声データである場合に、該送信部から受信した音声データに所定の処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力し、前記送信部から受信した音声データが、前記表示装置によって受信されたデータに係る音声データである場合に、該送信部から受信した音声データに係る音声を出力する音声出力装置とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置の送信部は、判定手段が特定のデータではないと判定した場合、蓄積したデータに係る音声データを音声出力装置に送信する。音声出力装置は、送信部から受信した音声データが、蓄積したデータに係る音声データである場合、送信部から受信した音声データに、所定の処理、例えば、2チャンネルのステレオ音声に係る音声データを仮想5.1チャンネルのサラウンド音声に係る音声データに変換する処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力する。従って、途切れがない高品質の音声が音声出力装置から出力される。
また、表示装置の送信部は、判定手段が特定のデータであると判定した場合、受信したデータに係る音声データを音声出力装置に送信する。音声出力装置は、送信部から受信した音声データが、表示装置によって受信されたデータに係る音声データである場合、送信部から受信した音声データに処理を施すことなく、音声データに係る音声をそのまま出力する。従って、表示装置が特定のデータを受信した場合に、特定のデータに係る音声が素早く音声出力装置から出力される。
本発明に係る映像音声システムは、前述の送受信装置を備え、前記表示装置は、前記送受信装置が送信したデータを受信するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前述の送受信装置を備え、表示装置は、送受信装置が送信したデータを受信する。
送受信装置が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積するため、表示装置は途切れがない映像を表示し、表示装置の送信部は、蓄積したデータに係る音声データを音声出力装置に送信する。音声出力装置は、送信部から受信した音声データに所定の処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力するため、音声出力装置は、途切れがない高品質の音声を出力する。
送受信装置が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積するため、表示装置は途切れがない映像を表示し、表示装置の送信部は、蓄積したデータに係る音声データを音声出力装置に送信する。音声出力装置は、送信部から受信した音声データに所定の処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力するため、音声出力装置は、途切れがない高品質の音声を出力する。
また、送受信装置が受信したデータが特定のデータである場合、表示装置及び送受信装置夫々は、データを蓄積せず、送受信装置は、受信したデータを表示装置に送信し、表示装置は、送受信装置から受信したデータに係る映像を表示する。このため、データの蓄積による遅延がなくなるので、送受信装置が特定のデータを受信してから表示装置が特定のデータに係る映像を表示するまでの時間が短い。
また、表示装置の送信部は、受信したデータに係る音声データを音声出力装置に送信し、音声出力装置は送信部から受信した音声データに処理を施すことなく、該音声データに係る音声を出力する。
従って、送受信装置が受信したデータが特定のデータである場合、表示装置は特定のデータに係る映像を即時に表示し、音声出力装置は特定のデータに係る音声を即時に出力する。これにより、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
従って、送受信装置が受信したデータが特定のデータである場合、表示装置は特定のデータに係る映像を即時に表示し、音声出力装置は特定のデータに係る音声を即時に出力する。これにより、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
本発明に係る映像音声システムは、前記送受信装置は、テレビジョン放送に係るデータを受信するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、送受信装置はテレビジョン放送に係るデータを受信するため、表示装置にはテレビジョン放送に係る映像が表示され、音声出力装置からテレビジョン放送に係る音声が出力される。
本発明によれば、特定のデータを受信した場合、受信したデータを蓄積しないので、特定のデータに含まれる特定情報を即時に報知することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における表示システムの外観を示す模式図である。この表示システム1は送受信装置2及び表示装置3を備える。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における表示システムの外観を示す模式図である。この表示システム1は送受信装置2及び表示装置3を備える。
送受信装置2は、例えば、表示装置3が設置された部屋の片隅に配置される。送受信装置2は、外部からテレビジョン放送に係るデジタルのデータを受信し、受信したデータを復調し、復調したデータが特定情報を含む特定のデータであるか否かを判定する。特定情報として、地震速報、津波警報、大雨洪水警報、地震が予知されたとき若しくは前震を認識したときに報知される地震警報、又は、緊急ニュース等が挙げられる。
送受信装置2は、復調したデータが特定のデータでないと判定した場合、復調したデータを蓄積し、蓄積したデータを表示装置3に送信する。送受信装置2は、復調したデータが特定のデータであると判定した場合、復調したデータを表示装置3に送信する。
表示装置3は、送受信装置2が送信したデータを受信し、受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する。
表示装置3は、受信したデータが特定のデータでないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像の表示と、蓄積したデータに係る音声の出力とを行う。
表示装置3は、受信したデータが特定のデータでないと判定した場合、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像の表示と、蓄積したデータに係る音声の出力とを行う。
表示装置3は、受信したデータが特定のデータであると判定した場合、受信データを蓄積せずに、受信したデータに係る映像の表示と、受信したデータに係る音声の出力とを行う。
図2は表示システム1の要部構成を示すブロック図である。
送受信装置2は、チューナ部20、復調部21、バッファ22、通信部23、受光部24及び制御部25を有する。
送受信装置2は、チューナ部20、復調部21、バッファ22、通信部23、受光部24及び制御部25を有する。
チューナ部20はアンテナA1に接続されており、アンテナA1を介して、テレビジョン放送に係るデジタルのデータを連続して受信する。テレビジョン放送に係るデータは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式の変調により多数の搬送波夫々に重畳されているデータによって構成されている。
チューナ部20は、多数の搬送波夫々に重畳しているデータの中で、制御部25によって設定されている周波数帯域内の搬送波夫々に重畳しているデータを受信する。チューナ部20は、受信したデータを復調部21に出力する。
復調部21は、チューナ部20によって入力されたデータをTS(Transport Stream)のデータに復調し、復調したデータを制御部25に出力する。
復調部21は、復調したデータをバッファ22及び通信部23のいずれに出力すべきかを示す指示を制御部25から受け付ける。復調部21は、復調したデータをバッファ22に出力するように指示された場合には、復調したデータをバッファ22に出力し、復調したデータを通信部23に出力するように指示された場合には、復調したデータを通信部23に出力する。
バッファ22は、復調部21によって経時的に入力されるデータを蓄積し、バッファ22に蓄積されているデータは通信部23によって読み出される。バッファ22は、蓄積しているデータの消去を指示する消去信号を制御部25から受け付けた場合、蓄積しているデータを消去する。
通信部23は、復調部21からデータが入力された場合、入力されたデータを複数のデータに分け、分けた複数のデータ夫々を、OFDM方式の変調によって、例えば5GHz帯に属する複数の搬送波に各別に重畳する。通信部23は、複数の搬送波夫々に重畳されたデータを、通信部23に接続してあるアンテナA2から表示装置3に無線で送信する。
通信部23は、復調部21からデータが入力されていない場合、バッファ22に蓄積されているデータから所定量のデータを読み出し、読み出したデータを複数のデータに分け、分けたデータ夫々を、OFDM方式の変調によって、例えば5GHz帯に属する複数の搬送波に各別に重畳する。通信部23は、複数の搬送波夫々に重畳されたデータを、通信部23に接続してあるアンテナA2から表示装置3に無線で送信する。
通信部23は、表示装置3からアンテナA2を介してデータの再送要求を受信する。通信部23は、データの再送要求を受信した場合、受信した再送要求に対応するデータをアンテナA2から表示装置3に再び無線で送信する。
通信部23は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11n、又は、IEEE802.11a等の規格に従って、アンテナA2を介して表示装置3と無線でデータの送受信を行う。また、通信部23は、表示装置3とTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従ってデータの送受信を行う。
受光部24は、チューナ部20がアンテナA1から受信すべき放送チャネルを示す赤外線信号をリモートコントローラ4から受光し、リモートコントローラ4から赤外線信号を受光した場合、受光した赤外線信号が示す放送チャネルを制御部25に通知する。
制御部25は、受光部24から放送チャネルの通知を受け付けた場合、チューナ部20に設定されている周波数帯域を、放送チャネルに対応する周波数帯域に変更する。これにより、チューナ部20は、受光部24が受け付けた赤外線信号が示す放送チャネルに対応したデータを受信する。
制御部25は、復調部21からデータが入力された場合、入力されたデータに基づいて、復調部21が復調したデータが特定のデータであるか否かを判定する。制御部25は、例えば、復調部21から入力されたデータに、自身が特定のデータであるか否かを示す付加情報が含まれている場合には、復調部21から入力されたデータに含まれる付加情報を確認することによって、復調部21が復調したデータが特定のデータであるか否かを判定する。
制御部25は、復調部21から入力されたデータが特定のデータではないと判定した場合、復調したデータをバッファ22に出力するように復調部21に指示する。
制御部25は、復調部21から入力されたデータが特定のデータであると判定した場合、復調したデータを通信部23に出力するように復調部21に指示し、消去信号をバッファ22に出力する。
制御部25は、復調部21から入力されたデータが特定のデータであるか否か、即ち、チューナ部20が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。
制御部25は、復調部21から入力されたデータが特定のデータであるか否か、即ち、チューナ部20が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。
表示装置3は、通信部30、バッファ31、分離部32、映像デコーダ33、表示部34、音声デコーダ35、D/A(Digital/Analog)変換部36、スピーカ37及び制御部38を有する。
通信部30は、アンテナA3に接続されており、アンテナA3を介して、通信部23が無線で送信したデータを受信し、受信したデータ中の誤り又は欠落を検出する。通信部30は、通信部23から受信したデータ中に誤り又は欠落を検出した場合、TCP/IPに従って、通信部23から受信したデータを破棄し、通信部23にデータの再送要求をアンテナA3から表示装置3の通信部23に送信する。通信部30は、通信部23から受信したデータ中に誤り又は欠落を検出しなかった場合、通信部23から受信したデータを制御部38に出力する。
通信部30は、通信部23から受信したデータをバッファ31及び分離部32のいずれに出力すべきかを示す指示を制御部38から受け付ける。通信部30は、受信したデータをバッファ31に出力するように指示された場合には、受信したデータをバッファ31に出力し、受信したデータを分離部32に出力するように指示された場合には、受信したデータを分離部32に出力する。
バッファ31は、通信部30によって経時的に入力されるデータを蓄積し、バッファ31に蓄積されているデータは分離部32によって読み出される。バッファ31は、蓄積しているデータの消去を指示する消去信号を制御部38から受け付けた場合、蓄積しているデータを消去する。
分離部32は、通信部30からデータが入力された場合、入力されたデータから、映像の表示に用いられる映像データと、音声の出力に用いられる音声データとを分離する。分離部32は、分離した映像データを映像デコーダ33に、分離した音声データを音声デコーダ35に出力する。
分離部32は、通信部30からデータが入力されていない場合、バッファ31に蓄積されているデータから所定量のデータを読み出し、読み出したデータから映像データと、音声データとを分離する。分離部32は、分離した映像データを映像デコーダ33に、分離した音声データを音声デコーダ35に出力する。
映像デコーダ33は、分離部32から入力された映像データを復号化し、復号化した映像データを表示部34に出力する。
表示部34は、映像デコーダ33から入力された映像データに係る映像を表示する。
表示部34は、映像デコーダ33から入力された映像データに係る映像を表示する。
音声デコーダ35は、分離部32から入力された音声データを復号化し、復号化した音声データをD/A変換部36に出力する。
D/A変換部36は、音声デコーダ35から入力されたデジタルの音声データをアナログの音声データに変換し、変換した音声データをスピーカ37に出力する。D/A変換部36はデータ出力部として機能する。
スピーカ37は、D/A変換部36から入力された音声データに係る音声を表示装置3の外部に出力する。
D/A変換部36は、音声デコーダ35から入力されたデジタルの音声データをアナログの音声データに変換し、変換した音声データをスピーカ37に出力する。D/A変換部36はデータ出力部として機能する。
スピーカ37は、D/A変換部36から入力された音声データに係る音声を表示装置3の外部に出力する。
制御部38は、通信部30からデータが入力された場合、入力されたデータに基づいて、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する。制御部38は、例えば、通信部30から入力されたデータに、自身が特定のデータであるか否かを示す付加情報が含まれている場合には、通信部30から入力されたデータに含まれる付加情報を確認することによって、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する。
制御部38は、通信部30から入力されたデータが特定のデータではないと判定した場合、受信したデータをバッファ31に出力するように通信部30に指示する。
これにより、通信部30から入力されたデータが特定のデータではない場合、表示部34は、バッファ31に蓄積されているデータから分離部32が分離した映像データに、映像デコーダ33が前述の処理を施した映像データに係る映像を表示する。
更に、通信部30から入力されたデータが特定のデータではない場合、スピーカ37は、バッファ31に蓄積されているデータから分離部32が分離した音声データに、音声デコーダ35及びD/A変換部36夫々が前述の処理を施した音声データを出力する。このように、制御部38が通信部30によって受信されたデータが特定のデータではないと判定した場合、D/A変換部36はバッファ31に蓄積したデータに係る音声データをスピーカ37に出力し、スピーカ37は該音声データに係る音声を出力する。
制御部38は、通信部30から入力されたデータが特定のデータであると判定した場合、受信したデータを分離部32に出力するように通信部30に指示し、消去信号をバッファ31に出力する。
これにより、通信部30から入力されたデータが特定のデータである場合、表示部34は、通信部30が受信したデータから分離部32によって分離された映像データに、映像デコーダ33が前述の処理を施した映像データに係る映像を表示する。
図3は、特定のデータを受信した場合に表示装置3が表示する映像の一例を示す模式図である。図3に示す映像5は、通信部30が特定情報として地震速報を含む特定のデータを受信した場合に表示部34が表示する映像である。図3に示すように、映像5の上部に「地震速報 東京で強い揺れ」と記載された地震速報が表示されている。
更に、通信部30から入力されたデータが特定のデータである場合、スピーカ37は、通信部30が受信したデータから分離部32によって分離された音声データに、音声デコーダ35及びD/A変換部36夫々が前述の処理を施した音声データを出力する。このように、制御部38が通信部30によって受信されたデータが特定のデータではないと判定した場合、D/A変換部36は通信部30が受信したデータに係る音声データをスピーカ37に出力し、スピーカ37は該音声データに係る音声を出力する。
制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能し、スピーカ37は、出力部として機能する。
制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能し、スピーカ37は、出力部として機能する。
図4は、送受信装置2の制御部25が実行する動作の手順を示すフローチャートである。まず、制御部25は、受光部24から放送チャネルの通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部25は、放送チャネルの通知を受け付けたと判定した場合(ステップS1:YES)、チューナ部20が受信する周波数帯域を、受け付けた通知が示す放送チャネルに対応する周波数帯域に変更する(ステップS2)。
制御部25は、放送チャネルの通知を受け付けていないと判定した場合(ステップS1:NO)、又は、ステップS2を実行した後、復調部21から入力されるデータに基づいて、復調部21が復調したデータが特定のデータであるか否かを判定する(ステップS3)。
制御部25は、復調部21が復調したデータが特定のデータではないと判定した場合(ステップS3:NO)、復調部21に指示して、復調したデータをバッファ22に出力させる(ステップS4)。
制御部25は、復調部21が復調したデータが特定のデータであると判定した場合(ステップS3:YES)、復調部21に指示して、復調したデータを通信部23に出力させ(ステップS5)、バッファ22に消去信号を出力する(ステップS6)。
制御部25は、ステップS4又はS6を実行した後、動作を終了し、再びステップS1を実行する。
制御部25は、ステップS4又はS6を実行した後、動作を終了し、再びステップS1を実行する。
以上のように、送受信装置2では、復調部21が復調したデータが特定のデータではない、即ち、チューナ部20が受信したデータが特定のデータではない場合、復調部21が復調したデータがバッファ22に蓄積され、バッファ22に蓄積されたデータから所定量のデータが通信部23によって読み出され、読み出されたデータが表示装置3に無線で送信される。
送受信装置2の通信部23から表示装置3の通信部30への再送の回数が増加した場合、通信部23から受信したデータの中で、通信部30が破棄せずに取り込んだ単位時間当たりのデータ量、即ち、伝送ビットレートが低下する。しかしながら、チューナ部20が連続して受信するデータはバッファ22によって蓄積されるため、伝送ビットレートが低下した場合であっても、通信部23は、オーバーフローを起こすことなく、テレビジョン放送に係る全てのデータを通信部30に送信することができる。これにより、通信部23が送信したデータを用いて映像の表示及び音声の出力を行う表示装置3は、途切れがない映像の表示と、途切れがない音声の出力とを行う。
また、送受信装置2では、復調部21が復調したデータが特定のデータである、即ち、チューナ部20が受信したデータが特定のデータである場合、バッファ22によるデータの蓄積が行われず、復調部21が復調したデータが通信部23によって送信される。
このため、データの蓄積による遅延がなくなるので、チューナ部20が特定のデータを受信してから通信部23が特定のデータを送信するまでの時間が短い。従って、表示装置3の表示部34は特定のデータに係る映像を即時に表示し、表示装置3のスピーカ37は特定のデータに係る音声を即時に出力する。これにより、特定のデータに含まれる特定情報を即時に使用者に報知することができる。
図5は、表示装置3の制御部38が実行する動作の手順を示すフローチャートである。まず、制御部38は、通信部30から入力されるデータに基づいて、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する(ステップS11)。
制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合(ステップS11:NO)、通信部30に指示して、受信したデータをバッファ31に出力させる(ステップS12)。
制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合(ステップS11:YES)、通信部30に指示して、受信したデータを分離部32に出力させ(ステップS13)、バッファ31に消去信号を出力する(ステップS14)。
制御部38は、ステップS12又はS14を実行した後、動作を終了し、再びステップS11を実行する。
制御部38は、ステップS12又はS14を実行した後、動作を終了し、再びステップS11を実行する。
以上のように、表示装置3では、通信部30が受信したデータが特定のデータではない場合、通信部30が受信したデータがバッファ31に蓄積され、バッファ31に蓄積されたデータは分離部32によって読み出されて映像データ及び音声データが分離される。
送受信装置2の通信部23から表示装置3の通信部30への再送の回数が増加して伝送ビットレートが低下した場合であっても、バッファ31にデータが蓄積されているため、分離部32は、アンダーフローを起こすことなく、テレビジョン放送に係るデータから映像データ及び音声データを連続して分離することができる。これにより、表示部34は、映像デコーダ33が復号化した映像データに係る映像を、途切れがなく表示することができ、スピーカ37は、D/A変換部36が変換したアナログの音声データに係る音声を、途切れがなく出力することができる。
また、表示装置3では、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合、バッファ31によるデータの蓄積が行われず、通信部30が受信したデータが分離部32に出力される。
このため、データの蓄積による遅延がなくなるので、通信部30が特定のデータを受信してから表示部34が特定のデータに係る映像を表示するまでの時間と、通信部30が特定のデータを受信してからスピーカ37が特定のデータに係る音声を出力するまでの時間とが短い。
これにより、特定のデータに係る映像が表示部34によって即時に表示され、特定のデータに係る音声がスピーカ37によって即時に出力されるので、表示装置3は特定のデータに含まれる特定情報を即時に、かつ、確実に使用者に報知することができる。
また、送受信装置2及び表示装置3を備える表示システム1では、送受信装置2が受信したデータが特定のデータではない場合、送受信装置2及び表示装置3夫々では、バッファ22及び31夫々によるデータの蓄積が行われる。このため、送受信装置2が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置3の表示部34は途切れがない映像を表示し、表示装置3のスピーカ37は途切れがない音声を出力する。
送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、送受信装置2及び表示装置3夫々では、バッファ22及び31夫々によるデータの蓄積が行われず、データの蓄積による遅延がなくなる。
このため、送受信装置2では、チューナ部20が特定のデータを受信した後、通信部23は特定のデータを即時に表示装置3の通信部30に送信する。更に、表示装置3では、通信部30が通信部23によって送信された特定のデータを受信した後、表示部34は特定のデータに係る映像を即時に表示し、スピーカ37は特定のデータに係る音声を即時に出力する。
これにより、送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
これにより、送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
また、表示装置3の通信部30は、送受信装置2の通信部23から誤り又は欠落があるデータを受信した場合にデータの再送要求を通信部23に送信し、通信部23は通信部30にデータを再送する。これにより、表示部34は、誤り及び欠落がないデータから分離された映像データに係る映像を雑音がない状態で表示することができる。同様に、スピーカ37は、誤り及び欠落がないデータから分離された音声データに係る音声を雑音がない状態で出力することができる。
なお、表示装置3では、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合、スピーカ37による音声の出力を行わずに表示部34による映像の表示のみを行ってもよい。この場合、分離部32は、通信部30から入力されたデータから映像データのみを分離し、分離した映像データを映像デコーダ33に出力する。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2における表示システムの要部構成を示すブロック図である。この表示システム4は、実施の形態1における表示システム1において、表示装置3の代わりに表示装置5を備えた表示システムである。表示装置5は、実施の形態1における表示装置3と比較して、映像の表示と、音声の出力とを同期させる機能を有する点で異なる。
図6は、実施の形態2における表示システムの要部構成を示すブロック図である。この表示システム4は、実施の形態1における表示システム1において、表示装置3の代わりに表示装置5を備えた表示システムである。表示装置5は、実施の形態1における表示装置3と比較して、映像の表示と、音声の出力とを同期させる機能を有する点で異なる。
以下では、表示装置5において、表示装置3と異なる点について説明する。実施の形態1と共通する実施の形態2の構成には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
表示装置5は、表示装置3が備える通信部30、バッファ31、分離部32、映像デコーダ33、表示部34、音声デコーダ35、D/A変換部36、スピーカ37及び制御部38に加えて、音声遅延部50と、外部のスピーカ6に接続される出力端子51とを備える。
実施の形態2における制御部38は、実施の形態1と同様に、通信部30からデータが入力された場合、入力されたデータに基づいて、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する。制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合、通信部30が受信したデータをバッファ31に出力するように通信部30に指示する。制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合に、通信部30が受信したデータを分離部32に出力するように通信部30に指示し、消去信号をバッファ31に出力する。
制御部38は、このように、実施の形態1における制御部38と同様の動作を行うと共に、表示部34による映像の表示と、スピーカ37、又は、後述のスピーカ6による音声の出力との同期をとることを指示する同期指示、及び、該同期の省略を指示する同期省略指示を音声デコーダ35に出力する。制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合に、音声デコーダ35に同期指示を出力し、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合に、音声デコーダ35に同期省略指示を出力する。
実施の形態2における音声デコーダ35は、実施の形態1と同様に分離部32から入力された音声データを復号化する。音声デコーダ35は、更に、制御部38から同期指示及び同期省略指示を受け付ける。音声デコーダ35は、制御部38から同期指示を受け付けた場合、復号化した音声データを音声遅延部50に出力し、制御部38から同期省略指示を受け付けた場合、復号化した音声データをD/A変換部36に出力する。
音声遅延部50は、音声デコーダ35から、復号化した音声データを入力された場合、入力された音声データをD/A変換部36に出力する。音声遅延部50は、映像デコーダ33に接続しており、映像デコーダ33から表示部34への映像データの出力と、D/A変換部36への音声データの出力とが同期するように、D/A変換部36への音声データの出力を遅延する。このようにして、音声遅延部50は、表示部34による映像の表示と、スピーカ37又は6による音声の出力との同期をとるために、D/A変換部36による音声データの出力を遅延する。
D/A変換部36は、音声デコーダ35又は音声遅延部50から入力されたデジタルの音声データをアナログの音声データに変換し、変換した音声データをスピーカ37又は出力端子51に出力する。
スピーカ37と、出力端子51に接続されるスピーカ6とは、D/A変換部36から入力された音声データに係る音声を出力する。
スピーカ37と、出力端子51に接続されるスピーカ6とは、D/A変換部36から入力された音声データに係る音声を出力する。
図7は、表示装置5の制御部38が実行する動作の手順を示すフローチャートである。表示装置5の制御部38が実行するステップS21,S22,S24,S25夫々は、実施の形態1における表示装置3の制御部38が実行するステップS11,S12,S13,S14と同様であるため、説明を省略する。
表示装置5の制御部38は、ステップS22で通信部30に指示して、通信部30が受信したデータをバッファ31に出力させた後、音声デコーダ35に同期指示を出力する(ステップS23)。
制御部38は、ステップS25でバッファ31に消去信号を出力した後、音声デコーダ35に同期省略信号を出力する(ステップS26)。
制御部38は、ステップS23又はS26を実行した後、動作を終了し、再びステップS21を実行する。
制御部38は、ステップS23又はS26を実行した後、動作を終了し、再びステップS21を実行する。
以上のように構成された表示装置5では、制御部38は、実施の形態1と同様に、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。表示装置5では、制御部38が、通信部30によって受信されたデータが特定のデータではないと判定した場合、バッファ31に蓄積したデータに係る音声データが音声デコーダ35又は音声遅延部50からD/A変換部36に入力される。D/A変換部36は、バッファ31に蓄積したデータに係る音声データをスピーカ37又は6に出力する。これにより、バッファ31に蓄積したデータに係る音声が、内部のスピーカ37又は外部のスピーカ6から途切れがない状態で出力される。
また、制御部38が、通信部30によって受信されたデータが特定のデータであると判定した場合、バッファ31によるデータの蓄積が行われることなく、通信部30が受信したデータに係る音声データが音声デコーダ35又は音声遅延部50からD/A変換部36に入力される。D/A変換部は、通信部30が受信したデータに係る音声データをスピーカ37又は6に出力する。これにより、通信部30が特定のデータを受信した後、素早く、特定のデータに係る音声が出力されるため、特定のデータに含まれる特定情報が即時に、かつ、確実に使用者に報知される。
このように、D/A変換部36はデータ出力部として機能する。
このように、D/A変換部36はデータ出力部として機能する。
また、制御部38は、前述したように、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合に同期指示を音声デコーダ35に出力し、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合に同期省略指示を音声デコーダ35に出力する。
従って、音声遅延部50は、制御部38が通信部30によって受信されるデータが特定のデータではないと判定した場合、バッファ31に蓄積したデータに係る映像の表示と、D/A変換部36が出力する音声データに係る音声の出力との同期をとるために、D/A変換部36による音声データの出力の遅延を行う。これにより、表示部34で表示される映像と、スピーカ37又は6で出力される音声とが一致するので、使用者は、違和感なく、表示部34に表示している映像に対応する音声を聞くことができる。
更に、音声遅延部50は、制御部38が通信部30によって受信されるデータが特定のデータであると判定した場合に、音声デコーダ35から音声データが入力されないため、D/A変換部36による音声データの出力の遅延を行わない。このとき、音声デコーダ35からD/A変換部36に音声データが出力される。従って、通信部30が特定のデータを受信した後、より素早く、特定のデータに係る音声がスピーカ37又は6によって出力される。
このように、音声遅延部50は遅延部として機能する。
このように、音声遅延部50は遅延部として機能する。
実施の形態2における送受信装置2は、実施の形態1における送受信装置2と同じ構成であるため、実施の形態1における送受信装置2と同様の効果を奏する。
また、実施の形態2における表示装置5は、通信部30が受信したデータが特定のデータではない場合、バッファ22によるデータの蓄積が行われ、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合、バッファ22によるデータの蓄積が行われないので、実施の形態1における表示装置3と同様の特徴を有する。このため、表示装置5は、表示装置3と同様の効果も奏する。
また、送受信装置2及び表示装置5を備える表示システム4では、送受信装置2が受信したデータが特定のデータではない場合、送受信装置2のバッファ22、及び、表示装置3のバッファ31夫々はデータを蓄積する。更に、表示装置5は、音声遅延部50が蓄積されたデータに係る音声データの出力を遅延することによって、表示部34による映像の表示と、スピーカ37又は6による音声の出力とを同期する。
このため、送受信装置2が受信したデータが特定のデータではない場合、表示装置5の表示部34は途切れがない映像を表示し、表示装置5のスピーカ37又は6は、表示部34に表示してある映像に対応する途切れがない音声を出力するので、使用者は、違和感なく、表示している映像に対応する音声を聞くことができる。
送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、送受信装置2及び表示装置5夫々では、バッファ22及び31夫々によるデータの蓄積が行われず、表示装置5では、音声遅延部50は、D/A変換部36による音声データの出力の遅延を行わない。
このため、送受信装置2では、チューナ部20が特定のデータを受信した後、通信部23は特定のデータを即時に表示装置3の通信部30に送信する。更に、表示装置3では、通信部30が通信部23によって送信された特定のデータを受信した後、表示部34は特定のデータに係る映像を即時に表示し、スピーカ37又は6は特定のデータに係る音声を即時に出力する。
これにより、送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
これにより、送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
実施の形態1と同様に、スピーカ37は出力部として機能し、送受信装置2の制御部25はチューナ部20が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。
なお、表示装置5では、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合、スピーカ37又は6による音声の出力を行わずに表示部34による映像の表示のみが行ってもよい。この場合、分離部32は、通信部30から入力されたデータから映像データのみを分離し、分離した映像データを映像デコーダ33に出力する。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3における映像音声システムの要部構成を示すブロック図である。この映像音声システム7は、実施の形態1における送受信装置2、表示装置8、及び、音声出力装置9を備える。映像音声システム7は、実施の形態1における表示システム1と比較して、表示装置8が音声データを音声出力装置9に送信するように構成してあり、音声出力装置9が、表示装置8から音声データを受信した音声データに所定の処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力するように構成してある点で異なる。
図8は、実施の形態3における映像音声システムの要部構成を示すブロック図である。この映像音声システム7は、実施の形態1における送受信装置2、表示装置8、及び、音声出力装置9を備える。映像音声システム7は、実施の形態1における表示システム1と比較して、表示装置8が音声データを音声出力装置9に送信するように構成してあり、音声出力装置9が、表示装置8から音声データを受信した音声データに所定の処理を施し、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力するように構成してある点で異なる。
以下では、表示装置8において表示装置3と異なる点と、音声出力装置9とについて説明する。実施の形態1と共通する実施の形態3の構成には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
表示装置8は、表示装置3が備える通信部30、バッファ31、分離部32、映像デコーダ33、表示部34、音声デコーダ35、D/A変換部36及びスピーカ37に加えて、送信部80を備える。
実施の形態3における制御部38は、実施の形態1と同様に、通信部30からデータが入力された場合、入力されたデータに基づいて、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する。制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合、通信部30が受信したデータをバッファ31に出力するように通信部30に指示する。制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合に、通信部30が受信したデータを分離部32に出力するように通信部30に指示し、消去信号をバッファ31に出力する。
制御部38は、以上のように、実施の形態1における制御部38と同様の動作を行うと共に、音声デコーダ35が復号化した音声データに所定の処理を施すことを指示する音声処理指示、及び、該所定の処理の停止を指示する処理停止指示を送信部80に出力する。
実施の形態3における音声デコーダ35は、実施の形態1と同様に分離部32から入力された音声データを復号化し、復号化した音声データをD/A変換部36に出力する。実施の形態3における音声デコーダ35は、復号化した音声データを更に送信部80に出力する。
送信部80は、制御部38から音声処理指示、及び、処理停止指示のいずれか一方を受け付け、音声デコーダ35から復号化した音声データが入力される。送信部80は、制御部38から受け付けた音声処理指示、又は、処理停止指示と共に、音声デコーダ35から入力された音声データを音声出力装置9に有線又は無線で送信する。
音声出力装置9は、受信部90、音声処理部91、D/A変換部92及びスピーカ93を備える。
受信部90は、表示装置8の送信部80が送信した音声処理指示、又は、処理停止指示と、送信部80が送信した音声データとを受信する。受信部90は、音声処理指示を送信部80から受信した場合、受信した音声データを音声処理部91に出力し、処理停止指示を送信部80から受信した場合、受信した音声データをD/A変換部92に出力する。
受信部90は、表示装置8の送信部80が送信した音声処理指示、又は、処理停止指示と、送信部80が送信した音声データとを受信する。受信部90は、音声処理指示を送信部80から受信した場合、受信した音声データを音声処理部91に出力し、処理停止指示を送信部80から受信した場合、受信した音声データをD/A変換部92に出力する。
音声処理部91は、受信部90から入力された音声データに所定の処理、例えば、2チャンネルのステレオ音声に係る音声データを、仮想5.1チャンネルのサラウンド音声に係る音声データに変換する処理を施し、処理を施した音声データをD/A変換部92に出力する。
D/A変換部92は、受信部90又は音声処理部91から音声データが入力された場合、入力されたデジタルの音声データをアナログの音声データに変換し、変換した音声データをスピーカ93に出力する。
スピーカ93は、D/A変換部92から入力された音声データに係る音声を音声出力装置9の外部に出力する。
スピーカ93は、D/A変換部92から入力された音声データに係る音声を音声出力装置9の外部に出力する。
図9は、表示装置8の制御部38が実行する動作の手順を示すフローチャートである。表示装置8の制御部38が実行するステップS31,S32,S34,S35夫々は、実施の形態1における表示装置3の制御部38が実行するステップS11,S12,S13,S14と同様であるため、説明を省略する。
表示装置8の制御部38は、ステップS32で通信部に指示して、通信部30が受信したデータをバッファ31に出力させた後、送信部80に音声処理指示を出力する(ステップS33)。
制御部38は、ステップS35でバッファ31に消去信号を出力した後、送信部80に処理停止指示を出力する(ステップS36)。
制御部38は、ステップS33又はS36を実行した後、動作を終了し、再びステップS31を実行する。
制御部38は、ステップS33又はS36を実行した後、動作を終了し、再びステップS31を実行する。
以上のように構成された映像音声システム7では、制御部38は、実施の形態1と同様に、通信部30が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。映像音声システム7では、制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータではないと判定した場合、通信部30に、受信したデータをバッファ31に出力するように指示すると共に、音声処理指示を送信部80に出力する。
また、映像音声システム7では、制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合、通信部30に、受信したデータを分離部32に出力するように指示すると共に、処理停止指示を送信部80に出力する。
従って、送信部80は、制御部38が通信部30によって受信されたデータが特定のデータではないと判定した場合に、バッファ31に蓄積したデータに係る音声データを、音声処理指示と共に、音声出力装置9の受信部90に送信する。また、送信部80は、制御部38が通信部30によって受信されたデータが特定のデータではないと判定した場合に、通信部30が受信したデータに係る音声データを、処理停止指示と共に、音声出力装置9の受信部90に送信する。
受信部90は、送信部80から音声処理指示を受信した場合、即ち、送信部80から受信した音声データがバッファ31に蓄積したデータに係る音声データである場合に、送信部80から受信した音声データを音声処理部91に出力する。その後、音声処理部91は、受信部90が送信部80から受信した音声データに所定の処理を施し、D/A変換部92は、所定の処理が施されたデジタルの音声データをアナログの音声データに変換し、スピーカ93は、所定の処理を施した音声データに係る音声を出力する。
これにより、途切れがない高品質の音声をスピーカ93から出力される。
これにより、途切れがない高品質の音声をスピーカ93から出力される。
受信部90は、送信部80から処理停止指示を受信した場合、即ち、送信部80から受信した音声データが、表示装置8の通信部30によって受信されたデータに係る音声データである場合に、送信部80から受信した音声データをD/A変換部92に出力する。その後、音声処理部91によって所定の処理が施されることなく、送信部80から受信したデジタルの音声データがD/A変換部92によってアナログの音声データに変換され、スピーカ93は、送信部80から受信部90が受信した音声データに係る音声を出力する。
これにより、表示装置8の通信部30が特定のデータを受信した場合に、特定のデータに係る音声が素早く音声出力装置9のスピーカ93から出力される。
これにより、表示装置8の通信部30が特定のデータを受信した場合に、特定のデータに係る音声が素早く音声出力装置9のスピーカ93から出力される。
映像音声システム7では、表示装置8の通信部30は、送受信装置2が送信したデータを受信する。実施の形態3における送受信装置2は、実施の形態1における送受信装置2と同様に構成されているため、実施の形態1における送受信装置2と同様の効果を奏する。
また、実施の形態2における表示装置8は、表示部34を備え、通信部30が受信したデータが特定のデータではない場合、バッファ22によるデータの蓄積が行われ、通信部30が受信したデータが特定のデータである場合、バッファ22によるデータの蓄積が行われないので、実施の形態1における表示装置3と同様の特徴を有する。このため、表示装置8は、表示装置3と同様の効果も奏する。
送受信装置2が受信したデータが特定のデータではない場合、送受信装置2及び表示装置8夫々は、データを蓄積し、表示装置8は、蓄積したデータに係る音声データを音声出力装置9に送信し、音声出力装置9は、表示装置8から受信した音声データの所定の処理を施し、処理を施した音声を出力する。これにより、表示装置8は、途切れがない映像を表示し、音声出力装置9は、途切れがない高品質の音声を出力する。
また、送受信装置2が受信したデータが特定のデータである場合、送受信装置2及び表示装置8夫々は、データの蓄積を行わず、表示装置8は、送受信装置2から受信したデータに係る音声データを音声出力装置9に送信し、音声出力装置9は、表示装置8から受信した音声データに所定の処理を施すことなく、該音声データに係る音声を出力する。これにより、送受信装置2が特定のデータを受信してから表示装置8が特定のデータに係る映像を表示するまでの時間、及び、送受信装置2が特定のデータを受信してから音声出力装置9が特定のデータに係る音声を出力するまでの時間が短い。従って、表示装置8は特定のデータに係る映像を即時に表示し、音声出力装置9は特定のデータに係る音声を即時に出力し、特定のデータに含まれる特定情報が使用者に即時に報知される。
実施の形態1と同様に、スピーカ37は出力部として機能し、送受信装置2の制御部25はチューナ部20が受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段として機能する。
なお、実施の形態3においては、映像音声システム7は、送受信装置2を備えていなくてもよい。この場合においても、通信部30が外部から特定のデータが受信したとき、表示装置8はデータを蓄積せずに、音声出力装置9は音声データに所定の処理を施さないので、通信部30が特定のデータを受信してから、特定のデータに係る映像が素早く表示され、特定のデータに係る音声が素早く出力される。
また、送信部80を、音声出力装置9の受信部90との接続を検出し、受信部90との接続を検出した場合に、音声デコーダ35に、復号化した音声データのD/A変換部36への送信を停止させるように構成してもよい。これにより、表示装置8が音声出力装置9に接続してある場合、音声出力装置9のみから音声が出力される。
また、実施の形態1,2,3夫々において、送受信装置2のチューナ部20がアンテナA1を介して受信するデータは、テレビジョン放送に係るデータに限定されない。送受信装置2のチューナ部20は、例えば、通信ネットワークから無線で配信されるデータを受信してもよい。
また、送受信装置2が通信ネットワークに有線で接続され、送受信装置2のチューナ部20は、有線でデータを受信してもよい。この場合であっても、送受信装置2の通信部23と、表示装置3,5,8のいずれか1つの通信部30との間では無線によって通信が行われるため、送受信装置2が通信ネットワークに有線で接続された表示システム1,4及び映像音声システム7夫々は前述した効果と同様の効果を奏する。
具体的に述べると、表示システム1では、チューナ部20が特定のデータを受信しなかった場合には、表示部34は途切れがない映像を表示し、スピーカ37は途切れがない音声を出力する。更に、チューナ部20が特定のデータを受信した後、特定のデータに係る映像が表示部34によって即時に表示され、特定のデータに係る音声がスピーカ37によって即時に出力される。これにより、特定のデータに含まれる特定情報を即時に使用者に報知することができる。
表示システム4では、チューナ部20が特定のデータを受信しなかった場合には、表示部34は途切れがない映像を表示し、スピーカ37又は6は途切れがない音声を出力する。更に、チューナ部20が特定のデータを受信した後、特定のデータに係る映像が表示部34に即時に表示され、特定のデータに係る音声がスピーカ37又は6によって即時に出力される。これにより、特定のデータに含まれる特定情報を即時に使用者に報知することができる。
映像音声システム7では、チューナ部20が特定のデータを受信しなかった場合には、表示部34は途切れがない映像を表示し、音声出力装置9のスピーカ93は途切れがない高品質の音声を出力する。更に、チューナ部20が特定のデータを受信した後、特定のデータに係る映像が表示部34に即時に表示され、特定のデータに係る音声が音声出力装置9のスピーカ37によって即時に出力される。これにより、特定のデータに含まれる特定情報を即時に使用者に報知することができる。
また、送受信装置2の制御部25は、復調部21から入力されたデータが特定のデータであると判定した場合に消去信号をバッファ22に出力せずに、バッファ22が蓄積したデータを消去しないことにしてもよい。また、表示装置3,5,8夫々の制御部38は、通信部30が受信したデータが特定のデータであると判定した場合に、消去信号をバッファ31に出力せずに、バッファ31が蓄積したデータを消去しないことにしてもよい。
また、特定のデータは前述の実施の形態1,2,3において説明したデータに限定されない。特定のデータは、特定の映像又は音声に係るデータ、例えばスポーツの映像又は音声に係るデータであってもよい。この場合、チューナ部20が、例えばスポーツの映像又は音声に係るデータを受信したとき、即時にスポーツの映像の表示又は音声の出力が行われる。チューナ部20又は通信部30が受信したデータが特定の映像又は音声に係るデータであるか否かをテレビジョン放送に係るデータに含まれる番組情報から判断してもよい。
1,4 表示システム
2 送受信装置
20 チューナ部
22,31 バッファ
23,30 通信部
25,38 制御部
3,5,8 表示装置
34 表示部
36 D/A変換部
37,93 スピーカ
50 音声遅延部
2 送受信装置
20 チューナ部
22,31 バッファ
23,30 通信部
25,38 制御部
3,5,8 表示装置
34 表示部
36 D/A変換部
37,93 スピーカ
50 音声遅延部
Claims (5)
- データを受信し、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータに係る映像を表示する表示装置において、
前記受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段を備え、
該判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る映像を表示し、
前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る映像を表示するように構成してあること
を特徴とする表示装置。 - 前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る音声データを出力し、
前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータに係る音声データを出力するデータ出力部
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータに係る映像の表示と、前記データ出力部が出力する音声データに係る音声の出力との同期をとるために、前記データ出力部による音声データの出力の遅延を行い、
前記判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記データ出力部による音声データの出力の遅延を行わない遅延部と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - データを受信し、受信したデータを蓄積し、蓄積したデータを外部に送信する送受信装置において、
前記受信したデータが特定のデータであるか否かを判定する判定手段を備え、
前記判定手段が特定のデータではないと判定した場合に、前記蓄積したデータを外部に送信し、
該判定手段が特定のデータであると判定した場合に、前記受信したデータを外部に送信するように構成してあること
を特徴とする送受信装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の表示装置と、
請求項4に記載の送受信装置と
を備え、
前記表示装置は、前記送受信装置が送信したデータを受信するように構成してあること
を特徴とする表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012204748A JP2013235230A (ja) | 2012-04-10 | 2012-09-18 | 表示装置、送受信装置及び表示システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012089656 | 2012-04-10 | ||
JP2012089656 | 2012-04-10 | ||
JP2012204748A JP2013235230A (ja) | 2012-04-10 | 2012-09-18 | 表示装置、送受信装置及び表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013235230A true JP2013235230A (ja) | 2013-11-21 |
Family
ID=49761369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012204748A Pending JP2013235230A (ja) | 2012-04-10 | 2012-09-18 | 表示装置、送受信装置及び表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013235230A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016129296A (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 株式会社アステム | 番組出力装置、サーバ、番組と絵文字の出力方法、およびプログラム |
-
2012
- 2012-09-18 JP JP2012204748A patent/JP2013235230A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016129296A (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 株式会社アステム | 番組出力装置、サーバ、番組と絵文字の出力方法、およびプログラム |
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