JP2013234919A - 測位システム、測位方法、及びプログラム - Google Patents

測位システム、測位方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】位置の測位における精度を向上させる。
【解決手段】検知部11は、測位環境内に位置している対象物の移動量を検知する。獲得部12は、測位環境内における各絶対位置に対する対象物の存在確率分布を獲得する。推定部13は、測位環境内において対象物が位置している範囲の推定を、検知部11により検知される対象物の移動量と、獲得部12により獲得される存在確率分布とを用いて行う。特定部14は、対象物が位置している範囲についての推定部13による推定結果に基づいて、対象物が位置している測位環境内での位置を特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は測位の技術に関する。
対象物の測位環境内での絶対位置(例えば所定の街中や所定の屋内における絶対位置)を測位する技術のひとつとして、無線LAN(Wireless Local Area Network、以下「WLAN」と称する。)の電波を使用した測位システムが注目を集めている。この測位システムは、WLANのアクセスポイントから送信される電波の受信電界強度の情報をアクセスポイントからの距離情報に変換し、この距離情報とアクセスポイントの測位環境内での絶対位置の情報とを用いて、電波受信点の絶対位置を得るシステムである。また、昨今は、このような測位システムに使用する電波として、一般的なIEEE802.11規格に則った信号の代わりに、近距離無線通信用の電波を用いる技術も提案されている。この技術に使用される電波として、例えば、Bluetooth(登録商標)やFelica(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)などの通信に使用される電波の使用例が知られている。更には、電波の代わりに、IrDA(Infrared Data Association )規格等の赤外線通信に使用される赤外光を用いる技術も提案されている。
ところで、WLANを用いて行う測位において精度の高い測位を行うには、受信電界強度と測位環境内における位置とを対応付けている電波地図を正確に生成する必要がある。ここで、この電波地図の表現にガウス過程(Gaussian Process:GP)を用いるようにして、電界強度平均に加えて分散(不確かさ)も表現できるようにする技術が知られている。そして、このGPによる電波地図と、GPをパーティクルフィルタ(Particle Filter、粒子フィルタとも称されている。)に組み込んだGP−パーティクルフィルタとを用いて行う、WLANによる測位の技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
伊藤誠悟、「Gaussian Process Particle Filterを用いた無線LAN位置推定方法」、マルチメディア、分散、協調とモバイルシンポジウム(DICOMO 2011)論文集、情報処理学会、平成23年7月、p. 439−448
前述したWLANを利用した測位技術は、例えば、電波地図の作成用のデータの実測時には存在しなかった物品や人体による電波の反射や吸収の影響を受けることで、位置の測位結果に大きな誤差を伴うことがある。
上述した問題に鑑み、本明細書で後述する測位システムは、位置の測位における精度を向上させることである。
本明細書で開示する測位システムのひとつに、検知部と、獲得部と、推定部と、特定部とを備えるものがある。ここで、検知部は、測位環境内に位置している対象物の移動量を検知する。獲得部は、測位環境内における各絶対位置に対する対象物の存在確率分布を獲得する。推定部は、測位環境内において対象物が位置している範囲の推定を、検知部により検知される対象物の移動量と、獲得部により獲得される存在確率分布とを用いて行う。そして、特定部は、対象物が位置している範囲についての推定部による推定結果に基づいて、対象物が位置している測位環境内での位置を特定する。
本明細書で開示する測位システムは、高い精度で位置の測位を行えるという効果を奏する。
測位システムの一実施例の構成を図解した機能ブロック図である。 測位システムの一実施例のハードウェア構成例である。 受信強度情報のデータ例を表したテーブルである。 存在確率テーブルの例である。 測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。 測位システムの一実施例の外観を表した図である。 測位システムの保持方法と重力方向との関係を表したテーブルである。 測位モード切り替え処理の処理内容を図解したフローチャートである。 重力方向検出処理の処理内容を図解したフローチャートである。 ウェイクアップ動作処理の処理内容を図解したフローチャートである。 高精度測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。 スリープ動作処理の処理内容を図解したフローチャートである。 低精度測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。 パーティクルフィルタ処理の処理内容を図解したフローチャートである。 パーティクル評価処理の処理内容を図解したフローチャートである。 パーティクル再配置処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図1について説明する。図1は、測位システムの一実施例の構成を図解した機能ブロック図である。
図1において、測位システム10は、測位の対象である対象物についての測位環境(例えば所定の街中や所定の屋内)内における位置を測位するシステムである。この測位システム10は、検知部11、獲得部12、推定部13、及び特定部14を備えている。
検知部11は、測位の対象である対象物の移動量を検知する。この対象物の移動量の検知は、例えば、加速度センサ及び角速度センサを対象物に備え、例えば歩行者デッドレコニング(Pedestrian Dead Reckoning、以下「PDR」と称する。)の技術を用いて移動動作や移動方向を追跡することによって行う。
獲得部12は、測位環境内における各絶対位置に対する対象物の存在確率分布を獲得する。この存在確率分布は、例えば、前述したWLANによる測位を行って得られる受信電界強度データと、前掲した非特許文献1において説明されているGPによる電波地図とを用いて獲得する。なお、測位にWLANを用いる代わりに、前述した、BluetoothやFelica、RFID等の電波を用いた測位を行うようにしてもよい。また、図1において獲得部12−1、12−2、12−3、…として表現されているように、獲得部12を複数備え、その各々で測位環境内における各絶対位置に対する対象物の存在確率分布を獲得するようにしてもよい。このようにする場合には、例えば、得られた複数の存在確率分布を正規化した上で位置毎に統合した存在確率分布を、獲得部12による存在確率分布の取得結果とする。なお、獲得部12を複数備える場合に、複数の獲得部12の各々が、上述したような、互いに異なる電波を用いた測位を行うようにしてもよい。また、このようにした場合には、複数の獲得部12の各々で複数の存在確率分布を正規化する際に、測位の信頼性に応じた係数を積算して重み付けを行うようにしてもよい。
推定部13は、この対象物が位置している範囲の推定を、当該範囲についての過去の推定結果と、検知部11により検知される対象物の移動量と、獲得部12により獲得される存在確率分布とを用いて行う。この推定には、例えばパーティクルフィルタ15が使用される。
特定部14は、対象物が位置している範囲についての推定部13による推定結果に基づいて、対象物の測位環境内での位置を特定する。
このように、測位システム10は、前記対象物が位置している範囲の推定を、獲得部12により獲得される存在確率分布を用いて行い、更に、その推定を検知部11により検知される対象物の移動量も用いて行う。測位システム10は、このようにして、測位のために取得した複数の観測結果を確率的に統合するので、測位の精度が向上する。
なお、前述したように、推定部13は、パーティクルフィルタ15を使用して前述の推定を行うようにしてもよい。この場合、例えば、推定部13は、対象物が位置している範囲についての直近の過去の推定結果を、測位環境に対応付けられている仮想領域において表している各パーティクルの位置を、検知部11により検知される移動量に基づいて更新する。次に、推定部13は、獲得部12が獲得した存在確率分布から、当該更新後の各パーティクルによって表されている範囲内の存在確率分布を切り出す。次に、推定部13は、各パーティクルに対し、当該切り出された存在確率分布に基づき、各パーティクルの位置における対象物の存在確率に応じた重みを付与し、当該重みに応じた密度で各パーティクルを当該仮想領域上で再配置する。なお、推定部13がこのようにして対象物が位置している範囲の推定を行う場合には、特定部14は、各パーティクルに付与された重みの仮想領域上での重心位置に対応している測位環境の位置を、対象物の測位環境内での位置として特定する。
このように、推定部13が、存在確率分布のうち、更新後の各パーティクルによって表されている、対象物が位置している範囲の分布を切り出し、切り出された範囲の存在確率分布を用いて対象物の位置の特定とパーティクルの再配置とを行う。このようにすることで、測位の精度を著しく低下させることなく、特定部14による対象物の位置の特定のための計算や推定部13による各パーティクルの位置の更新のために要する作業負荷が軽減される。
また、図1の測位システム10が、存在可能性情報記憶部16を更に備えていてもよい。存在可能性情報記憶部16は、対象物が存在する可能性の有無が前記測位環境の位置毎に表されている存在可能性情報が予め記憶されている記憶部である。
なお、この存在可能性情報記憶部16が備えられている場合には、推定部13による前述の重みの付与では、各パーティクルに対し、各パーティクルの位置に対応している測位環境の位置での対象物の存在可能性の有無に応じた重みを更に付与するようにする。
このようにして、対象物が存在する可能性がある位置のパーティクルに付与する重みを、対象物が存在する可能性が全くない位置のものよりも重くすることで、推定部13による推定の精度が向上する。従って、この結果、特定部14により特定される対象物の位置の精度が向上する。
なお、存在可能性情報記憶部16を備える代わりに、図1に破線を用いて対象物の存在エリアを動的に特定することによって存在可能性情報を取得する存在可能性取得部16−1を備えるようにしてもよい。この場合には、推定部13は、存在可能性取得部16−1で取得された存在可能性情報を用いて、各パーティクルに対して上述の重みの付与を行うようする。
また、図1の測位システム10が、受信強度情報記憶部17を更に備えていてもよい。受信強度情報記憶部17には、受信強度情報が予め記憶されている。この受信強度情報は、送信装置から送信された信号についての測位環境内の各位置での受信強度の実測データをモデル化して得られる、測位環境内の絶対位置毎の、当該信号の受信強度の情報及び該受信強度についての分散値の情報である。
この受信強度情報記憶部17が備えられている場合には、獲得部12は、前述の対象物の存在確率分布を、対象物が位置している地点での当該信号の受信強度と、当該送信装置についての測位環境内における絶対位置と、上述の受信強度情報とを用いて獲得する。また、推定部13は、上述の受信強度情報のうちの、特定部14によって特定された位置における受信強度についての分散値の情報を受信強度情報記憶部17から取得する。そして、推定部13は、前述の各パーティクルの再配置では、取得された分散値に応じた広さの範囲に、各パーティクルを再配置する。なお、このようにする代わりに、推定部12は、配置されていたパーティクルの位置の分散値を用いて、各パーティクルを個別に再配置するようにしてもよい。
このように、特定部14によって特定された位置における受信強度についての分散値が大きい場合には、当該分散値が小さい場合よりも広い範囲に各パーティクルを再配置する。従って、受信強度情報における受信強度の情報の精度が低い(すなわち分散値が大きい)位置が特定部14により特定された場合には、広い範囲にパーティクルが再配置されるので、推定部13による次回の推定の推定精度が向上する。従って、この結果、特定部14により以降に特定される対象物の位置の精度の低下が抑制される。
なお、獲得部12を前述のように複数備える場合には、図1において受信強度情報記憶部17−1、17−2、17−3、…として表現されているように、獲得部12の数に応じて受信強度情報記憶部17も複数備えるようにする。この場合、複数の獲得部12の各々は、前述の対象物の存在確率分布を、複数の受信強度情報記憶部17のうちのいずれかに予め記憶されている、自身に関する受信強度情報を用いて獲得する。
また、図1の測位システム10が、実測位置情報記憶部18を更に備えていてもよい。実測位置情報記憶部18は、受信強度情報の作成に用いられていた測位環境内での実測データの測定位置の情報である実測位置情報が予め記憶されている。
実測位置情報記憶部18が備えられている場合、推定部13による各パーティクルに対する重みの付与では、実測位置情報で表されている実測データの測定位置に対応している位置のパーティクルに対して、他の位置のパーティクルよりも重い重みを付与する。
このようすることで、受信強度情報における受信強度の情報の精度が極めて高い、実測データの測定位置のパーティクルには、他の位置のパーティクルよりも重い重みが付与されるので、推定部13による推定の精度が向上する。従って、この結果、特定部14により特定される対象物の位置の精度が向上する。
また、図1の測位システム10が、表示部21、姿勢検出部22、及び表示制御部23を更に備えていてもよい。表示部21は、特定部14による対象物の位置の特定結果を表示する。姿勢検出部22は、表示部21の姿勢を検出する。表示制御部23は、表示部21の姿勢が特定の姿勢となったことを姿勢検出部22が検出した場合に、表示部21を動作させ、表示部21の姿勢が当該特定の姿勢以外の姿勢となったことを姿勢検出部22が検出した場合に、表示部21の動作を停止させる。
このように、表示部21の姿勢が、測位システム10の使用者により表示部21での表示内容を視認することが可能である特定の姿勢である場合には、表示部21を動作させる。一方、表示部21の姿勢が、当該特定の姿勢以外の姿勢である場合には、表示部21の動作を停止させる。このようして、測位システム10の使用者が測位結果を所望していない場合には、表示部21の動作を停止させることで、測位システム10での消費電力が少なくなる。
なお、表示部21の姿勢が前述の特定の姿勢以外の姿勢となったことを姿勢検出部22が検出した後は、推定部13は、対象物が位置している範囲の推定を、予め用意しておいた対象物の移動量の固定値と、前述の存在確率分布とを用いて行うようにしてもよい。
このように、使用者により表示部21での表示内容を視認することが可能な姿勢から不可能な姿勢へと表示部21の姿勢が変化した直後は、測位精度を低下させるような移動量情報を検知部11が検知してしまうことがある。そこで、このときは、対象物が位置している範囲の推定に、検知部11による移動量の検知結果を使用しないようにする。このようにすることで、測位精度の低下が抑制される。
次に図2について説明する。図2は、測位システムの一実施例のハードウェア構成例である。
図2の測位システム10は、使用者によって携帯されるスマートフォンのような携帯端末であり、測位の対象は測位システム10自身の位置である。
測位システム10は、MPU31、メモリ32、加速度センサ33、ジャイロセンサ34、Bluetooth通信部35、WLAN通信部36、及びディスプレイ37を備えている。なお、これらの各構成要素はバスライン38を介して接続されており、MPU31の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。また、各構成要素への電力供給線には不図示のスイッチが挿入されており、このスイッチの開閉制御をMPU31が行うことが可能であるように構成されている。
MPU(Micro Processing Unit)31は、測位システム10全体の動作を制御する演算処理装置である。
メモリ32は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備えている。
ROMは、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。MPU31は、この制御プログラムを測位システム10の起動時に読み出して実行することにより、測位システム10の各構成要素の動作制御が可能となり、更に、後述する測位処理を行えるようにもなる。また、ROMには、前述した存在可能性情報、受信強度情報、及び実測位置情報が予め記録されている。従って、メモリ32は、図1における存在可能性情報記憶部16、受信強度情報記憶部17、及び実測位置情報記憶部18としての機能を有している。なお、ROMとして、フラッシュメモリ等の、記憶データが不揮発性であるメモリを使用してもよい。
RAMは、MPU31が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する、随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
加速度センサ33は、測位システム10に加わる加速度を計測するセンサである。なお、本実施例では、加速度センサ33として、互いに直交する3方向の加速度を計測するセンサを使用することとする。
ジャイロセンサ34は、測位システム10の角速度を計測するセンサである。
図2の構成例では、加速度センサ33により得られる加速度の時間変化のデータとジャイロセンサ34により得られる角速度の時間変化のデータとを用いて、周知のPDR技術により、測位システム10の移動量(移動方向及び移動距離)を検知する。
Bluetooth通信部35は、測位システム10と他の機器との間でBluetooth規格に則った無線データ通信を行う通信部である。
WLAN通信部36は、測位システム10と他の機器との間で、無線LANの規格、例えばIEEE802.11規格に則った無線データ通信を行う通信部である。
ディスプレイ37は例えば液晶ディスプレイであり、MPU31から送付される表示データに応じた各種のテキストや画像の表示を行う。ディスプレイ37は、図1の表示部21として機能する。
次に、存在可能性情報、受信強度情報、及び実測位置情報について説明する。
図3は、受信強度情報のデータ例を表したテーブルである。
本実施の形態では、測位環境に対して2次元のメッシュを定義し、各メッシュの当該測位環境内の絶対位置を、X座標とY座標とにより特定するものとする。
図3のテーブルにおいて、各列はX座標を表しており、各行はY座標を表している。そして、行と列とが交わる欄には、このX座標とY座標とによって絶対位置が特定されるメッシュにおいての受信強度情報が示されている。なお、各欄における上段の値は受信強度を示しており、下段の値は当該受信強度の分散値を示している。
この受信強度情報は、本実施の形態では、前掲した非特許文献1において説明されている手法を用いて作成するものとする。すなわち、測位環境に設置されているWLANアクセスポイントの送信装置から送信された信号を測位環境内の各位置で受信し、そのときの受信電界強度を測定する。そして、実測した受信電界強度とこの実測時の実測位置とを用いてGPによるモデル化を行い、測位環境内の各位置における受信電界強度とその受信電界強度の分散値とを算出することによって、受信強度情報が作成される。
なお、この受信強度情報は、測位環境に設置されている複数のWLANアクセスポイントの各々について作成しておき、メモリ32のROMに格納しておく。
次に図4について説明する。図4は存在確率テーブルの例である。
図4のテーブルにおいて、各列はX座標を表しており、各行はY座標を表している。そして、行と列とが交わる欄には、このX座標とY座標とによって絶対位置が特定されるメッシュについて付与された重み係数を、『A』、『B』、及び『C』のアルファベットで表している。ここで、『A』は、前述した図3の受信強度情報を作成した際に使用した実測データの測定位置であるメッシュに付与され、実測データの測定位置以外のメッシュには、『B』若しくは『C』が付与される。なお、このうち、『C』は、測位環境において測位システム10が存在し得ないメッシュ(例えば、壁の中や立入禁止区域など)に付与される。そして、『B』は、その他のメッシュ、すなわち、測位環境において測位システム10が存在する可能性のあるメッシュに付与される。従って、この存在確率テーブルに示されている情報は、実測位置情報と存在可能性情報とを兼ね備えたテーブルである。
なお、この『A』、『B』、及び『C』の各重み係数値の大小関係は『A』>『B』>『C』とし、より具体的な値としては、例えば、『A』、『B』、及び『C』の各々について、それぞれ「1.0」、「0.7」、及び「0.1」とする。
次に図5について説明する。図5は、図2の構成におけるMPU31によって行われる測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。この測位処理をMPU31に行わせるには、まず、測位処理をMPU31に行わせるための制御プログラムを作成してメモリ32のROMに予め格納しておくようにし、MPU31に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させるようにする。
図5の測位処理が開始されると、まず、S101において、パーティクルフィルタ初期処理をMPU31が行う。この処理は、測位環境に対応付けられている仮想領域にパーティクルをランダムに配置して初期状態を形成する処理である。
次に、S102では測位モード切り替え処理をMPU31が行う。この処理は、加速度センサ33により計測される加速度を利用して測位システム10の姿勢及びその変化を検出し、その検出結果に応じて、測位システム10の動作モードを、高精度測位を行うモードと省電力動作を行うモードとのどちらかに切り替える処理である。また、測位モード切り替え処理の実行によって、測位システム10の移動量として、測位システム10の移動速度情報とジャイロ情報(角速度情報)との検知が行われる。この測位モード切り替え処理の詳細は後述する。
次に、S103において、WLAN測位処理をMPU31が行う。
WLAN測位処理は、WLANの電波を使用して行う既存の測位処理である。すなわち、この処理では、MPU31は、まず、WLAN通信部36を制御して、測位環境内の各WLANアクセスポイントの送信装置から送信される信号を受信して、その信号の受信電界強度を取得する。次に、MPU31は、メモリ32のROMに予め記憶されている、WLANアクセスポイント毎の受信電界強度情報を参照して、取得した受信電界強度に基づき、測位環境内における各絶対位置に対する測位システム10の存在確率分布を獲得する処理を行う。MPU31は、このS103の処理を行うことで、図1における獲得部12として機能する。
次に、S104において、パーティクルフィルタ処理をMPU31が行う。この処理は、パーティクルフィルタのアルゴリズムを実行して、測位システム10が位置している範囲を、測位システム10の移動量とS103の処理により獲得された存在確率分布とを用いて推定する処理である。また、この処理では、測位システム10の測位環境内での位置の特定も行う。このパーティクルフィルタ処理の詳細は後述する。
次に、S105は、S104の処理により特定された測位システム10の測位環境内での位置を、ディスプレイ37に表示して出力する測位結果出力処理をMPU31が行い、その後はS102へ処理を戻して上述した処理を繰り返す。
以上までの処理が測位処理である。
次に、上述した測位処理におけるS102の測位モード切り替え処理の詳細について説明する。
まず図6について説明する。図6は測位システムの一実施例の外観を表している。
図6の測位システム10には、図解されているように、互いに直交している3つの軸、すなわちX軸、Y軸、及びZ軸が定義されている。なお、この3つの軸は、加速度センサ33によって加速度が測定される3つの方向に対応しているものとする。
図6に図解されている測位システム10の外観は直方体形状をしており、この直方体形状の6つの面のうちの3組の対向面は、それぞれ、これらの3つの軸のうちのいずれか1つと直交している。なお、測位システム10の外観形状は、Y軸方向の長さが、X軸方向及びZ軸方向の長さよりも顕著に長い。
ここで、ディスプレイ37の長方形状の表示画面は、測位システム10におけるZ軸の正(プラス)側でZ軸と直交している面上に、Y軸の負(マイナス)側に偏らせて、且つ、当該長方形状の長辺がY軸方向に平行となるように、配置されている。また、測位システム10におけるY軸の正側でY軸と直交している面には、ネックストラップ40が取り付けられている。
次に図7のテーブルについて説明する。このテーブルは、測位システムの保持方法と重力方向との関係を表している。
まず、図6の測位システム10の表示画面を見るために、使用者が測位システム10を手持ちして保持した場合を想定する。この場合の手持ちには、使用者の視点から見て測位システム10の表示画面の長辺を縦にし、且つ、Y軸の正側を下側にして保持する「縦持ち」と、使用者の視点から見て測位システム10の表示画面の長辺を横にして保持する「横持ち」とが考えられる。
ここで、測位システム10を手持ちした場合に、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向が、X軸、Y軸、及びZ軸の3つの軸のそれぞれの正負の方向のいずれに最も近くなるかを考える。「縦持ち」の場合、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向は、図7のテーブルに表されているように、6つの方向のうちのZ軸マイナス方向及びY軸プラス方向のどちらかに最も近くなる。また、「横持ち」の場合、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向は、図7のテーブルに表されているように、6つの方向のうちX軸マイナス方向及びX軸プラス方向のどちらかに最も近くなる。
次に、使用者が測位情報を所望していないために図6の測位システム10の表示画面を見ておらず、測位システム10を手放した状態で保持している場合を想定する。この場合の測位システム10の保持の手法の代表例としては、使用者の胸のポケットに収納して保持する場合と、ネックストラップ40にぶら下げて測位システム10を保持する場合とが考えられる。このように保持されている場合における測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向は、図7のテーブルに表されているように、6つの方向のうちY軸マイナス方向に最も近くなる。
そこで、測位モード切り替え処理では、加速度センサ33を用いて測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向を検出する。ここで、手持ちの場合のディスプレイ37の姿勢に対応する重力の方向が検出された場合には、測位システム10で通常の高精度の測位を行うようにする。一方、手持ち以外の場合のディスプレイ37の姿勢に対応する重力の方向が検出された場合には、測位システム10を省電力動作の動作モードに切り替えて消費電力を低下させる。
ここで図8について説明する。図8は、図6の測位処理におけるS102の測位モード切り替え処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図8において、まず、S201では重力方向検出処理をMPU31が行う。この処理は、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向が、X軸、Y軸、及びZ軸の3つの軸のそれぞれの正負の方向のいずれに最も近いかを検出する処理である。この処理の詳細は後述する。
次に、S202において、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向がZ軸のマイナス方向に最も近いものであったか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS205に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS203に処理を進める。
次に、S203において、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向がY軸のプラス方向に最も近いものであったか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS205に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS204に処理を進める。
次に、S204において、測位システム10のディスプレイ37に加わる重力の方向がX軸の方向(プラス方向若しくはマイナス方向)に最も近いものであったか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS205に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS207に処理を進める。
S205及びS206の処理は、測位システム10を、通常の高精度の測位を行う動作モードに切り替えるための処理である。
まず、S205ではウェイクアップ動作処理をMPU31が行う。この処理は、後述するスリープ動作処理で動作を停止させるジャイロセンサ34及びディスプレイ37に電力を供給してその動作を開始させる処理である。
次に、S206では高精度測位処理をMPU31が行う。この処理は、前述した図5の測位処理におけるS104のパーティクルフィルタ処理において使用する加速度情報及び角速度情報を、それぞれ加速度センサ33及びジャイロセンサ34により取得されたものとする処理である。この処理により、測位システム10は、通常の高精度での測位を行うようになる。なお、高精度測位処理の詳細は後述する。
以上のS205及びS206の処理が完了すると、図8の測位モード切り替え処理が終了し、MPU31は、図6の測位処理へと処理を戻す。
一方、S207及びS208の処理は、測位システム10の動作を省電力動作の動作モードに切り替えるための処理である。
まず、S207ではスリーブ動作処理をMPU31が行う。この処理は、ジャイロセンサ34及びディスプレイ37への電力の供給を停止してその動作を停止させる処理である。
次に、S208では低精度測位処理をMPU31が行う。この処理は、前述した図5の測位処理におけるS104のパーティクルフィルタ処理において使用する加速度情報及び角速度情報を、加速度センサ33及びジャイロセンサ34により取得されるものに代えて、固定値の情報とする処理である。
例えば、図6の測位システム10を使用者の胸のポケットに収納する場合、使用者は、まず、測位システム10の向きを変えてネックストラップ40が取り付けられている面を鉛直上方に向け、その後測位システム10を旋回させて収納する。このときの旋回動作についての情報(加速度情報及び角速度情報)は、パーティクルフィルタ処理による推定の精度低下の要因となる。そこで、低精度測位処理では、測位システム10におけるネックストラップ40が取り付けられている面が鉛直上方に向けられたことが検出されたときは、加速度情報及び角速度情報を固定値の情報として、推定の精度低下を抑制する。この処理により、測位システム10は、WLANの電波を使用した既存の測位処理のみによって測位を行うようになる。なお、低精度測位処理の詳細は後述する。
以上のS207及びS208の処理が完了すると、図8の測位モード切り替え処理が終了し、MPU31は、図6の測位処理へと処理を戻す。
以上までの処理が測位モード切り替え処理である。
次に図9について説明する。図9は、上述した測位モード切り替え処理におけるS201の処理である、重力方向検出処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図9において、まず、S211では、加速度センサ33で検出された加速度を取得する処理をMPU31が行う。このときに加速度センサ33から取得される、X軸、Y軸、及びZ軸の各方向の加速度を、それぞれAccX、AccY、及びAccZとする。
次に、S212では、加速度センサ33から取得されたAccX、AccY、及びAccZの各々の絶対値のうちで最大のものがAccXの絶対値であるか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS213に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS216に処理を進める。
S213では、加速度センサ33から取得されたAccXの値が正であるか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS214に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS215に処理を進める。
S214では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がX軸のプラス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
S215では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がX軸のマイナス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
次に、S216では、加速度センサ33から取得されたAccX、AccY、及びAccZの各々の絶対値のうちで最大のものがAccYの絶対値であるか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS217に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS220に処理を進める。
S217では、加速度センサ33から取得されたAccYの値が正であるか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS218に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS219に処理を進める。
S218では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がY軸のプラス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
S219では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がY軸のマイナス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
S220では、加速度センサ33から取得されたAccZの値が正であるか否かを判定する処理をMPU31が行う。MPU31は、この判定結果がYesである場合にはS221に処理を進め、この判定結果がNoである場合にはS222に処理を進める。
S221では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がZ軸のプラス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
S222では、MPU31は、重力方向検出処理の処理結果として、ディスプレイ37に加わる重力の方向がZ軸のマイナス方向に最も近いものである旨の情報を返し、その後は重力方向検出処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
以上までの処理が重力方向検出処理である。
次に図10について説明する。図10は、前述した測位モード切り替え処理におけるS205の処理である、ウェイクアップ動作処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図10において、まず、S231では、ディスプレイ37へ電力を供給して動作を開始させる処理をMPU31が行う。
次に、S232では、ジャイロセンサ34へ電力を供給して動作を開始させる処理をMPU31が行い、その後はこのウェイクアップ動作処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
次に図11について説明する。図11は、前述した測位モード切り替え処理におけるS206の処理である、高精度測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図11の処理は、S241からS243にかけての処理と、S244からS245にかけての処理とが並行して実行される。なお、S241からS243にかけての処理とS244からS245にかけての処理とのうちの一方の処理を先に実行し、他方の処理を後に実行するようにしてもよい。
図11において、まず、S241では、加速度情報取得処理をMPU31が行う。この処理は、加速度センサ33によって測定された加速度の情報を取得する処理である。
次に、S242では、S241の処理により取得された加速度情報を、速度情報に変換する処理を行う。
この変換の処理の方法はどのようなものでもよいが、例えば、測位システム10を人が携帯して移動する場合には、この処理では、加速度情報に基づく歩行速度の推定を行うようにする。すなわち、鉛直方向の加速度の振幅の大きさと歩行速度との間には相関があることが知られている。そこで、鉛直方向の加速度のピークの検出により歩行状態を検出し、この検出時における正負のピーク間の差から、次のピークが検出されるまでの歩行速度を求めるようにする。但し、この手法では、使用者の個人差を吸収するために、歩行速度を変えながら既知の距離の直線を使用者に複数回歩行したときの結果を用いてキャリブレーションを行うようにすることが好ましい。
S243では、S242の処理により得られた速度情報を、この高精度測位処理の戻り値とする処理をMPU31が行い、その後は高精度測位処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
一方、S244では、ジャイロ情報取得処理をMPU31が行う。この処理は、加速度センサ33によって測定された角速度の情報を、ジャイロ情報として取得する処理である。
次に、S245では、S242の処理により得られたジャイロ情報を、この高精度測位処理の戻り値とする処理をMPU31が行い、その後は高精度測位処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
以上までの処理が高精度測位処理である。
次に図12について説明する。図12は、前述した測位モード切り替え処理におけるS207の処理である、スリープ動作処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図12において、まず、S251では、ディスプレイ37への電力の供給を止めて動作を停止させる処理をMPU31が行う。
次に、S252では、ジャイロセンサ34への電力の供給を止めて動作を停止させる処理をMPU31が行い、その後はこのスリープ動作処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
次に図13について説明する。図13は、前述した測位モード切り替え処理におけるS208の処理である、低精度測位処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図13において、まず、S261では、加速度センサ33での測定値に基づいて得られる速度情報の代わりに、予め用意されている速度情報の固定値を、この高精度測位処理の戻り値とする処理をMPU31が行う。なお、この固定値は予め設定しておいた範囲内の値とするが、予め設定しておいた特定の値としてもよい。
次に、S262では、ジャイロセンサ34での測定値に基づいて得られるジャイロ情報の代わりに、予め用意されているジャイロ情報の固定値を、この高精度測位処理の戻り値とする処理をMPU31が行う。なお、この固定値は予め設定しておいた範囲内の値とするが、予め設定しておいた特定の値としてもよい。その後、MPU31は、この低精度測位処理を終了して測位モード切り替え処理に処理を戻す。
以上までの処理が低精度測位処理である。
次に、前述した図5の測位処理におけるS104のパーティクルフィルタ処理について、図14を参照しながら説明する。図14は、このパーティクルフィルタ処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図14において、まず、S301では、図5のS102の測位モード切り替え処理(すなわち図8から図13に図解した各処理)を実行したことによって得られる移動速度情報及びジャイロ情報を取得する処理をMPU31が行う。
次に、S302では、パーティクル更新処理をMPU31が行う。
この処理の開始時点では、各パーティクルが配置されている位置は、測位システム10が位置している範囲についての直近の過去の推定結果を、測位環境に対応付けられている仮想領域において表している。なお、測位システム10が位置していると推定される測位環境上の範囲は、仮想領域においては、パーティクルの局所的な配置密度が所定の閾値以上の高さとなっている範囲として表される。この処理では、この各パーティクルを、S301の処理で取得された移動速度情報及びジャイロ情報に基づいて移動させて位置を更新する処理である。
次に、S303では、図5のS103のWLAN測位処理により獲得されている、測位環境内における測位システム10の存在確率分布を取得する処理をMPU31が行う。
次に、S304では、パーティクル評価処理をMPU31が行う。この処理は、S301の処理による移動後の各パーティクルに対して、パーティクルの存在位置に対応している測位環境内での位置における測位システム10の存在可能性の高さに応じた評価を行う処理である。このパーティクル評価処理の詳細については後述する。
次に、S305では、パーティクル再配置処理をMPU31が行う。この処理は、測位環境に対応付けられている仮想領域に、S304の処理による評価結果に応じて、パーティクルを改めて配置し直す処理である。但し、この処理では、S304の処理による各パーティクルの評価結果に応じて、測位システム10の測位環境内での位置の推定も行う。また、この処理では、WLANアクセスポイントの送信機からの信号についての、推定された位置における受信強度の分散の大きさに応じて、パーティクルを再配置する範囲を制御する。このパーティクル再配置処理の詳細も後述する。
以上のS305の処理が終了すると、MPU31はこのパーティクルフィルタ処理を終了して図5の測位処理へ処理を戻す。
以上までの処理がパーティクルフィルタ処理である。
なお、パーティクルフィルタ処理は、図5の測位処理におけるS102からS105にかけての処理の繰り返しに従い、繰り返し実行される。従って、S305の処理によって再配置されたパーティクルに対し、S302のパーティクル更新処理が行われる。
次に、上述したパーティクルフィルタ処理におけるS304のパーティクル評価処理について、図15を参照しながら説明する。図15は、このパーティクル評価処理の処理内容を図解したフローチャートである。
まず、S311では、図14のS303の処理で取得したWLAN測位処理による測位システム10の存在確率分布から、図14のS302の処理による更新後の各パーティクルによって表されている範囲内の存在確率分布を切り出す処理をMPU31が行う。
次に、S312では、各パーティクルに対し、S311の処理で切り出された存在確率分布に基づき、各パーティクルの位置における測位システム10の存在確率の高さに応じた重さの重みを付与する処理をMPU31が行う。この処理により、パーティクルフィルタを用いて行われる測位システム10の移動量に基づく位置の推定に、WLAN測位処理による測位システム10の測位結果による評価が行われる。
次に、S313では、前述した存在確率テーブルをメモリ32のROMから読み出し、各パーティクルに対し、存在確率テーブルに表されている、各パーティクルの位置においての係数値に相当する重みを更に付与する処理をMPU31が行う。つまり、この処理により、各パーティクルに対し、存在可能性情報に基づき、各パーティクルの位置に対応している測位環境の位置での測位システム10の存在可能性の有無に応じた重みが更に付与される。また、この処理により、実測位置情報で表されている実測データの測定位置に対応している位置のパーティクルに対しては、他の位置のパーティクルよりも重い重みが更に付与される。このようにして、測位システム10の移動量に基づく位置の推定に、存在可能性情報及び実測位置情報による評価が行われる。
上述したS313の処理を終えるとMPU31はこのパーティクル評価処理を終了して図14のパーティクルフィルタ処理へ処理を戻す。
以上までの処理がパーティクル評価処理である。
次に、前述した図14のパーティクルフィルタ処理におけるS305のパーティクル再配置処理について、図16を参照しながら説明する。図16は、このパーティクル再配置処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図16において、まず、S321では、前述したパーティクル評価処理によって重み付けされた各パーティクルの重心位置を算出する処理をMPU31が行う。この処理により算出される重心位置に対応する測位環境の位置が、測位システム10の測位環境内での位置として特定される。従って、前述した図5の測位処理におけるS105の測位結果出力処理では、このS321の処理により算出された重心位置に対応する測位環境の位置をディスプレイ37に表示して出力する処理が行われる。
次に、S322では、S321の処理で算出された重心位置に対応する測位環境での位置における受信電界強度の分散値を算出する処理をMPU31が行う。この処理では、まず、メモリ32のROMに格納されている前述の受信強度情報のテーブルを参照し、WLAN測位処理に使用した測位環境内の各WLANアクセスポイントの送信装置から送信される信号についての、当該位置での受信電界強度の分散値を取得する。そして、取得されたWLANアクセスポイント毎の分散値の総和を、当該位置における受信電界強度の分散値として算出する。
次に、S323では、測位環境に対応付けられている仮想領域に、パーティクルを改めて配置し直す再配置処理をMPU31が行う。但し、この処理では、S321の処理で算出された重心位置を中心として、S323の処理により算出された分散値の大きさに応じた広さの範囲に、各パーティクルを再配置する。このように、当該分散値が大きく、WLAN測位処理での測位精度が低いと考えられる場合に、広い範囲にパーティクルの再配置を行うようにすることで、その後の測位システム10の移動量に基づく位置の推定における精度の低下が抑制される。
なお、S323の再配置の処理において、各パーティクルを再配置するときの局所的な配置密度は、図14のパーティクルフィルタ処理におけるS304のパーティクル評価処理により各パーティクルに付与された重みの重さに応じた高さとする。
上述したS323の処理を終えるとMPU31はこのパーティクル再配置処理を終了して図14のパーティクルフィルタ処理へ処理を戻す。
以上までの処理がパーティクル再配置処理である。
測位システム10のMPU31が以上までに説明した各種の処理を実行することで、測位システム10の測位環境内での位置の情報の提供を高い測位精度で行うことを可能にしている。
なお、以上までに説明した測位システム10では、測位環境内における各絶対位置に対する測位システム10の存在確率分布の獲得を、WLANの電波を使用して行っている。この代わりに、他の信号、例えば、BluetoothやFelicaなどといった近距離無線通信用の電波を用いて行うようにしてもよく、更には、IrDA規格等の赤外線通信に使用される赤外光を用いて行うようにしてもよい。また、例えば、GPS(Global Positioning System :全地球測位システム)を用いて得られる測位システム10の測位結果を存在確率分布として獲得するようにしてもよい。更に、これらの測位方式を複数用いて方式毎に測位システム10の存在確率分布を獲得し、得られた複数の存在確率分布を位置毎で統合した存在確率分布を用いて、測位システム10の位置の測位を行うようにしてもよい。
また、以上までに説明した測位システム10では、図5の測位処理の全てを測位システム10自身が備えているMPU31が実行している。この代わりに、この測位処理の一部を、例えばWLANを介して測位システム10と接続している他の機器、例えばコンピュータサーバシステムで実行するようにして、MPU31による処理実行の負担を軽減するようにしてもよい。
10 測位システム
11 検知部
12、12−1、12−2、12−3 獲得部
13 推定部
14 特定部
15 パーティクルフィルタ
16 存在可能性情報記憶部
16−1 存在可能性情報取得部
17、17−1、17−2、17−3 受信強度情報記憶部
18 実測位置情報記憶部
21 表示部
22 姿勢検出部
23 表示制御部
31 MPU
32 メモリ
33 加速度センサ
34 ジャイロセンサ
35 Bluetooth通信部
36 WLAN通信部
37 ディスプレイ
38 バスライン
40 ネックストラップ

Claims (10)

  1. 測位環境内に位置している対象物の移動量を検知する検知部と、
    前記測位環境内における各絶対位置に対する前記対象物の存在確率分布を獲得する獲得部と、
    前記測位環境内において前記対象物が位置している範囲の推定を、前記検知部により検知される前記対象物の移動量と、前記獲得部により獲得される存在確率分布とを用いて行う推定部と、
    前記対象物が位置している範囲についての前記推定部による推定結果に基づいて、前記対象物が位置している測位環境内での位置を特定する特定部と、
    を備えることを特徴とする測位システム。
  2. 前記推定部は、パーティクルフィルタを用い、前記対象物が位置している範囲についての直近の過去の推定結果を、前記測位環境に対応付けられている仮想領域において表している各パーティクルの位置を、前記検知部により検知される前記移動量に基づいて更新し、前記獲得部が獲得した存在確率分布から、該更新後の各パーティクルによって表されている範囲内の存在確率分布を切り出し、各パーティクルに対し、該切り出された存在確率分布に基づき、各パーティクルの位置における前記対象物の存在確率に応じた重みを付与し、該重みに応じた密度で各パーティクルを該仮想領域上で再配置することによって、前記対象物が位置している範囲の推定を行うことを特徴とする請求項1に記載の測位システム。
  3. 前記特定部は、各パーティクルに付与された前記重みの前記仮想領域上での重心位置に対応している前記測位環境の位置を、前記対象物の測位環境内での位置として特定することを特徴とする請求項2に記載の測位システム。
  4. 前記対象物が存在する可能性の有無が前記測位環境の位置毎に表されている存在可能性情報が予め記憶されている存在可能性情報記憶部を更に備え、
    前記推定部による各パーティクルに対する前記重みの付与では、各パーティクルに対し、前記存在可能性情報に基づき、各パーティクルの位置に対応している前記測位環境の位置での前記対象物の存在可能性の有無に応じた重みを更に付与する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の測位システム。
  5. 送信装置から送信された信号の受信強度についての前記測位環境内での実測データをモデル化して得られる、前記測位環境内の絶対位置毎の、該信号の受信強度の情報及び該受信強度についての分散値の情報が受信強度情報として予め記憶されている受信強度情報記憶部を更に備え、
    前記獲得部は、前記測位環境内における各絶対位置に対する前記対象物の存在確率分布を、前記対象物が位置している地点での前記信号の受信強度と、前記送信装置についての前記測位環境内における絶対位置と、前記受信強度情報記憶部に記憶されている前記受信強度情報とを用いて獲得し、
    前記推定部は、前記各パーティクルの再配置では、前記受信強度情報のうちの前記特定部によって特定された位置における前記受信強度についての分散値の情報を前記受信強度情報記憶部から取得して、該分散値に応じた広さの範囲に、各パーティクルを再配置する、
    ことを特徴とする請求項2から4のうちのいずれか一項に記載の測位システム。
  6. 前記測位環境内での前記実測データの測定位置の情報である実測位置情報が予め記憶されている実測位置情報記憶部を更に備え、
    前記推定部による各パーティクルに対する重みの付与では、前記実測位置情報で表されている前記実測データの測定位置に対応している位置のパーティクルに対しては、他の位置のパーティクルよりも重い重みを更に付与する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の測位システム。
  7. 前記特定部による前記位置の特定結果を表示する表示部と、
    前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
    前記表示部の姿勢が特定の姿勢となったことを前記姿勢検出部が検出した場合に、前記表示部を動作させ、前記表示部の姿勢が該特定の姿勢以外の姿勢となったことを前記姿勢検出部が検出した場合に、前記表示部の動作を停止させる表示制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の測位システム。
  8. 前記表示部の姿勢が該特定の姿勢以外の姿勢となったことを前記姿勢検出部が検出した後は、前記推定部は、前記測位環境内において前記対象物が位置している範囲の推定を、予め用意しておいた前記対象物の移動量の固定値と、前記獲得部により獲得される存在確率分布とを用いて行うことを特徴とする請求項7に記載の測位システム。
  9. 測位環境内に位置している対象物の移動量を検知し、
    前記測位環境内における各絶対位置に対する前記対象物の存在確率分布を獲得し、
    前記測位環境内において前記対象物が位置している範囲の推定を、前記対象物についての前記検知された移動量と、前記獲得された存在確率分布とを用いて行い、
    前記対象物が位置している範囲についての推定結果に基づいて、前記対象物が位置している測位環境内での位置を特定する、
    ことを特徴とする測位方法。
  10. 測位環境内に位置している対象物の移動量を検知し、
    前記測位環境内における各絶対位置に対する前記対象物の存在確率分布を獲得し、
    前記測位環境内において前記対象物が位置している範囲の推定を、前記対象物についての前記検知された移動量と、前記獲得された存在確率分布とを用いて行い、
    前記対象物が位置している範囲についての推定結果に基づいて、前記対象物が位置している測位環境内での位置を特定する、
    処理を演算処理装置に実行させるプログラム。
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