JP2013229152A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺スイッチに過剰な負荷がかからないようにする。
【解決手段】ダイヤル24と固定一体化された回転体25の軸部25aを軸支するベース23の軸受部23kの径をダイヤル24側に向って徐々に拡径し、ベース23の天板部23bによって、抜け止めされる回転体25の大径部25bの、天板部23bと対向する面を外周側に向って天板部23bから徐々に離れる傾斜面25eとして回転体25を軸受部23kに対し、傾倒可能とし、ダイヤル24の傾倒操作を可能とする。ダイヤル24の傾倒操作の際、ダイヤル24の内面24fがベース23の環状突出部23jに突き当たる構成とする。
【選択図】図2

Description

この発明は多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置に関する。
図15Aはこの種の入力装置の従来例として、特許文献1に記載されている構成を示したものである。この入力装置は、ダイヤル11とキートップ12と感触子13と押下ボタン14と基板15と補強板16と回転検出手段17と傾倒(傾動)検出手段18と押下移動検出手段19とを備えている。
ダイヤル11は天板部11aと軸部11bと外壁部11cと固定板11dとを有している。天板部11aの中央には円形孔11eが形成され、円筒状の軸部11bは天板部11aの下面の円形孔11eの周縁部に立設されている。リング状の固定板11dは軸部11bの下端に取り付けられている。外壁部11cは天板部11aの下面の周縁部に立設されている。天板部11aの下面の軸部11bと外壁部11cとの間には、感触子13及びキートップ12の上端側を収容する収容空間が区画されている。
キートップ12は軸受部12aと4つの脚部12bと4つのアーム12cと4つの押下部12dとを有している。軸受部12aは円筒状とされ、上段部12eと下段部12fとを有している。上段部12eには小径孔12gが形成され、下段部12fには大径孔12hが設けられている。
小径孔12gにはダイヤル11の軸部11bが内嵌されている。小径孔12gの下端にはダイヤル11の軸部11bを軸支する摺接面12iが設けられている。小径孔12gの摺接面12iより上側部分にはダイヤル11が傾倒した時に軸部11bとの干渉を避けるテーパ面12jが設けられている。また、上段部12eの外周面には凹凸面12kが設けられている。一方、下段部12fの大径孔12h内にはダイヤル11の固定板11dが収容され、固定板11dの周縁部は大径孔12hと小径孔12g間の段差部12mに当接している。
脚部12bは図15Aでは隠れて詳細には見えないが、軸受部12aの下段部12fの外周面に配設されており、先端の取り付け部12nが基板15及び補強板16の孔を貫通し、補強板16に熱かしめ等により取り付けられている。なお、アーム12cは各脚部12b間に懸架され、弾性変形可能とされている。
各押下部12dはアーム12cの上下面に突設された突起とされ、ダイヤル11の外壁部11cの下側においてダイヤル11の4つの傾倒操作入力方向に対応した位置に配置されている。
押下ボタン14はボタン本体14aと回転止め部14bとを有している。ボタン本体14aはダイヤル11の円形孔11eに上下動自在に収容されている。ボタン本体14aの下端部には抜け止め部14cが設けられている。抜け止め部14cはダイヤル11の円形孔11eの下側の周縁部に当接可能となっている。抜け止め部14cには180°ピッチ間隔で切り欠き部14dが設けられている。
回転止め部14bはベース部14eと一対の脚部14fと補助脚部14gと支持部14hと一対の懸架部14iとを有している。脚部14fは180°ピッチ間隔でベース部14eの下面に凸設されており、一方の脚部14fの近傍に補助脚部14gが設けられている。脚部14f及び補助脚部14gは基板15及び補強板16の取り付け孔を貫通している。
支持部14hはボタン本体14aの孔部に収容されている。ボタン本体14aが押下移動すると、回転止め部14bが押し下げられ、下面に突設されている突起14jが押下移動検出手段19を押下する。ベース部14eと支持部14hとの間に懸架されている懸架部14iはボタン本体14aの切り欠き部14dに挿入され、ボタン本体14aの回転を防止している。
押下移動検出手段19は基板15上に設けられた固定接点(図示せず)と断面円弧状の金属プレート製の可動接点19aとよりなる押下スイッチ19bと、固定テープ19cとを有している。
回転検出手段17はブラシ17aと基板15上に設けられた固定接点(図示せず)とを有している。ブラシ17aは固定板11dと共にダイヤル11の軸部11bの下端に取り付けられており、ブラシ17aの接触アーム17bが固定接点に選択的に接触する。
傾倒検出手段18は基板15上に設けられた固定接点(図示せず)と断面円弧状の金属プレート製の可動接点18aとよりなる周辺スイッチ18bと、固定テープ18cとを有しており、ダイヤル11の4方向の傾倒操作入力に対応して4つの周辺スイッチ18bが配置され、これら周辺スイッチ18b上に押下部12dがそれぞれ載置されている。
この入力装置ではダイヤル11が回転操作されると、ブラシ17aの接触アーム17bが基板15上を摺動して固定接点と選択的に接触し、ダイヤル11の回転角に応じた信号が出力されるものとなっており、その際、感触子13の一対のバネ部13aがキートップ12の軸受部12aの凹凸面12k上を移動し、操作感が得られるものとなっている。ダイヤル11が傾倒操作されると、ダイヤル11の外壁部11cがキートップ12の押下部12dを押下し、図15Bに示したように周辺スイッチ18bが押下されて可動接点18aが弾性変形し、これによりダイヤル11の傾倒方向の傾倒を示す信号が出力されるものとなっている。また、押下ボタン14が押下操作されると、押下スイッチ19bの可動接点19aが押下されて弾性変形し、これにより押下ボタン14の押下移動を示す信号が出力されるものとなっている。
特開2011−119177号公報
上述した入力装置では、ダイヤル11の軸部11bを軸支する軸受部12aにテーパ面12jが設けられ、これによりダイヤル11の傾倒が可能とされている。
しかしながら、この入力装置の構造では、ダイヤル11の傾倒操作時にダイヤル11を過剰に押下した場合ダイヤル11が沈み込むものとなっている。これは軸受部12aに軸支されている軸部11bは固定板11dにより抜け止めされているものの、その抜け止め方向と逆方向には移動可能のため、軸受部12aに対し、軸部11bが下方にずれ、そのずれを規制する手段がないことによる。
従って、この入力装置では傾倒操作時にダイヤル11が過剰に押下されると、その傾倒を検出する周辺スイッチ18bの可動接点18aに過剰な負荷がかかりうるものとなっており、これにより可動接点18aにクラック等の損傷が発生し、スイッチ寿命が損なわれるといった問題があった。
この発明の目的はこの問題に鑑み、周辺スイッチに過剰な負荷がかからないようにし、よってスイッチ寿命を向上させることができる入力装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置は、円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、それら周辺固定接点の内側に環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、プリント配線板上に実装固定される複数の固定部と、それら固定部に支持され、中央に円形の開口部を有する天板部と、固定部に変位可能に支持されて各周辺可動接点上に配置された押圧部とを有するベースと、軸部とその軸部の一端側に軸部より大径とされて設けられた大径部とを有し、軸部が前記開口部からなる軸受部に軸支され、大径部が天板部によって抜け止めされている回転体と、前記大径部に取り付けられてロータリエンコーダ用接点と摺接する接点部材と、前記軸部の他端に固定一体化され、周壁部が前記押圧部上に位置されたダイヤルとよりなり、軸受部の径はダイヤル側に向って徐々に拡径され、前記大径部の、天板部と対向する面は外周側に向って天板部から徐々に離れる傾斜面とされており、ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の周辺可動接点が押圧操作され、その際、ダイヤルの内面が天板部に突き当たる構成とされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、天板部はその上面に前記開口部を囲むように突出形成された環状突出部を有し、ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の周辺可動接点が押圧操作された際、ダイヤルの内面が環状突出部に突き当たるものとされる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、ダイヤルの内面は天板部の上面と対向する位置に前記軸部を囲むように突出形成された環状突出部を有し、ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の周辺可動接点が押圧操作された際、環状突出部が天板部に突き当たるものとされる。
請求項4の発明では請求項1乃至3のいずれかの発明において、天板部と対向する前記傾斜面は内周側において天板部と線接触しているものとされる。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記大径部の外周面に凹凸が周方向に配列形成され、前記凹凸と係合してディテント機構を構成するバネがベースに配置される。
請求項6の発明によれば、多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置は、円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、それら周辺固定接点の内側に環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、プリント配線板上に実装固定される複数の固定部と、それら固定部に支持され、中央に円形の開口部を有する天板部と、その天板部の下面に開口部を囲むように突出形成された環状突出部と、固定部に変位可能に支持されて各周辺可動接点上に配置された押圧部とを有するベースと、前記開口部と環状突出部とよりなる軸受部に軸支された回転体と、回転体に取り付けられて環状突出部の突出端と当接し、回転体を軸受部から抜け止めする平板状のスライダと、スライダに取り付けられてロータリエンコーダ用接点と摺接する接点部材と、スライダと反対側において回転体に固定一体化され、周壁部が前記押圧部上に位置されたダイヤルとよりなり、回転体の軸受部によって軸支される軸支部の径はダイヤル側に向って徐々に縮径されており、ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の周辺可動接点が押圧操作され、その際、ダイヤルの内面が天板部に突き当たる構成とされる。
請求項7の発明では請求項6の発明において、環状突出部の突出端はスライダと線接触する曲面とされる。
請求項8の発明では請求項6又は7の発明において、回転体の軸支部を除く外周面に凹凸が周方向に配列形成され、前記凹凸とディテント機構を構成するバネがベースに配置され、バネは環状突出部に形成された切り欠きを通って前記凹凸と係合される。
請求項9の発明では請求項1乃至8のいずれかの発明において、前記固定部は周方向において押圧部の各間に位置し、押圧部は周方向両側の前記固定部に弾性変形可能な支持梁を介して支持されているものとされる。
請求項10の発明では請求項1乃至9のいずれかの発明において、ダイヤルの中央に開口が形成され、その開口及びその開口と連通して回転体に形成された貫通孔にセンタキーが配置され、センタキーによって押圧操作される中央スイッチがプリント配線板上に構成されているものとされる。
請求項11の発明では請求項10の発明において、ダイヤルの前記開口を囲む外面に環状凹部が形成され、環状凹部にカーソルキーの環状表示板部が位置され、カーソルキーの環状表示板部を支持する支持部は前記開口及び前記貫通孔を通ってプリント配線板上に固定されているものとされる。
請求項12の発明では請求項11の発明において、前記支持部が弾性変形可能とされて、環状表示板部が傾倒操作可能とされているものとされる。
この発明によれば、ダイヤルの傾倒操作時に、ダイヤルの内面がベースの天板部に突き当たる構造となっており、これによりダイヤルの傾倒量が規制されるものとなっている。よって、周辺スイッチに過剰な負荷がかかるのを抑制することができ、その点でスイッチ寿命の向上を図ることができる。
Aはこの発明による入力装置の第1の実施例を示す平面図、Bはその斜視図。 図1のC−C線拡大断面図。 図1のD−D線拡大断面図。 Aは図1に示した入力装置を分解して上方から見た斜視図、Bは図1に示した入力装置を分解して下方から見た斜視図。 図1に示した入力装置の動作を説明するための図。 図1に示した入力装置の変形例を説明するための図。 バネの他の形状例を示す分解斜視図。 カーソルキーの他の形状例を説明するための図。 Aはこの発明による入力装置の第2の実施例を示す平面図、Bはその斜視図。 図9のC−C線拡大断面図。 Aは図9に示した入力装置を分解して上方から見た斜視図、Bは図9に示した入力装置を分解して下方から見た斜視図。 この発明による入力装置の第3の実施例を示す断面図。 Aは図12に示した入力装置を分解して上方から見た斜視図、Bは図12に示した入力装置を分解して下方から見た斜視図。 図12に示した入力装置の動作を説明するための図。 Aは入力装置の従来構成例を示す断面図、Bはその動作状態を示す断面図。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による入力装置の第1の実施例の外観を示したものであり、図2及び3はその断面構造を示したものである。また、図4は各部に分解して示したものである。まず、図4を参照して各部の構成について説明する。
この例では入力装置は金属プレート21と、所定のパターンが形成され、かつその上面にスイッチが構成されたフレキシブルプリント配線板22と、ベース23と、ダイヤル24と、回転体25と、接点部材26と、バネ27と、センタキー28と、カーソルキー29とによって構成されている。
フレキシブルプリント配線板22は方形状をなし、金属プレート21上に搭載されて固定されている。フレキシブルプリント配線板22の中央には中央スイッチ31が構成され、この中央スイッチ31を囲む円周上には周辺スイッチ32が構成されている。周辺スイッチ32はこの例では90°間隔で4つ配列されている。これら周辺スイッチ32が配列されている円周と中央スイッチ31との間にはロータリエンコーダ用接点33が環状に形成されている。なお、ロータリエンコーダ用接点33の詳細図示は省略している。
中央スイッチ31はこの例ではフレキシブルプリント配線板22に形成された中央固定接点と、その上に配置されたドーム状をなす中央可動接点31a(図2参照)とよりなり、この中央可動接点31aがクリック反転することによってON/OFF動作するものとされる。同様に、周辺スイッチ32はフレキシブルプリント配線板22に形成された周辺固定接点と、その上に配置されたドーム状をなす周辺可動接点32a(図2参照)とよりなり、周辺可動接点がクリック反転することによってON/OFF動作するものとされる。なお、中央可動接点31a上には円形の押えシート34が被され、一方4つの周辺可動接点32a上には中央に円形開口が形成された方形の押えシート35が被され、これら押えシート34,35によって中央可動接点31a及び周辺可動接点32aはそれぞれ所定の位置に位置決め固定されている。
金属プレート21には円形の台座21aが上面側に突出するように押し出されて4つ形成されており、各台座21aの中央にはベース23取り付け用の穴21bが形成されている。これら4つの台座21aは円周上に配列されている4つの周辺スイッチ32の各間に位置するように形成されており、フレキシブルプリント配線板22にはこれら台座21aが露出するように各台座21aの位置に穴22aが形成されている。なお、一体化された金属プレート21、フレキシブルプリント配線板22及び押えシート34にはそれら貫通してカーソルキー29取り付け用の2つの穴36及び位置決め用の穴37が形成されている。
ベース23は4つの固定部23aと、それら固定部23aに4隅が支持された天板部23bと、4つの押圧部23cと、それら押圧部23cと固定部23aとを連結する支持梁23dとを有している。
固定部23aは金属プレート21の台座21aに載置される載置部23eと、その載置部23eに続いて立設されて天板部23bを支持する垂直部23fとよりなり、載置部23eの下面には台座21aに対応する凹部23gが形成され、さらに凹部23gにボス23hが形成されている。
天板部23bの中央には円形の開口部23iが設けられており、この開口部23iを囲むように環状突出部23jが天板部23bの上面に突出形成されている。この環状突出部23jと開口部23iとによって軸受部23kが構成されている。軸受部23kの径は上方に向って徐々に拡径されており(図2参照)、内周面は軸方向にテーパ形状をなすものとされている。
4つの押圧部23cは周方向において4つの固定部23aの各間に位置しており、即ち略方形をなす天板部23bの各辺の外側に位置している。押圧部23cの上面の外側部分には1段低い段部23mが形成され、下面には押圧突起23nが突出形成されている。各押圧部23cは周方向において両側に位置する固定部23aの載置部23eにそれぞれ弾性変形可能な支持梁23dを介して支持され、変位可能とされている。なお、天板部23bの内面にはバネ27取り付け用の2つのボス23pが形成されている。
ダイヤル24は中央に開口24aを有するドーナツ形状とされ、外周には周壁部24bを備えている。周壁部24bの下端にはフランジ24cが形成されている。操作面を構成する外面24dには開口24aを囲む環状凹部24eが形成されており、外面24dと反対の内面24fにはボス24gが3つ形成されている。
回転体25は軸部25aと、その軸部25aの一端側に軸部25aより大径とされて設けられた大径部25bとよりなり、この例では中央に貫通孔25cが形成されて全体として円筒形状をなすものとされている。大径部25bの外周面には軸部25a側の一部を除いて周方向に凹凸25dが配列形成されている。大径部25bの上面(軸部25a側の端面)は外周側に向って下がる傾斜面25e(図2参照)とされている。なお、回転体25にはダイヤル24のボス24gが挿通される3つの穴25fが形成されている。
接点部材26はリング形状とされ、その周方向3箇所には摺動子26aが切り起こされて形成されている。また、回転体25と同様、ダイヤル24のボス24gが挿通される3つの穴26bが形成されている。
センタキー28は押圧操作面を構成する円板部28aと、その下面中央に突出形成された押圧突起28bと、円板部28aの下面周縁部から突出形成された一対の係止片28cとを有する。一対の係止片28cの先端には互いに外向きに係止爪28dが形成されている。押圧突起28bは円柱状とされ、この例では角柱部28eがこの押圧突起28bに沿って一体化されて形成されている。角柱部28eは押圧突起28bの先端に至らない長さとされている。
カーソルキー29は環状表示板部29aと、環状表示板部29aを支持する支持部29bとよりなる。環状表示板部29aに設けられる表示の図示はこの例では省略している。支持部29bは円筒状をなし、その一端側が環状表示板部29aの内周に連結され、他端側には一対の切り欠き29cが互いに対向する位置に形成されている。切り欠き29cが形成されている側の支持部29bの端面(下端面)には一対の組み立て用のボス29dが突出形成され、さらに位置決め用のボス29eが1つ突出形成されている。
支持部29b内には内部を上下に仕切る仕切り板29fが形成されている。仕切り板29fにはセンタキー28の一対の係止片28cが通る一対の穴29gと、センタキー28の角柱部28eを備える押圧突起28bが通る鍵穴形状の穴29hが形成されている(図3参照)。また、仕切り板29fの下面には押圧突起28bが挿通される円筒部29iが形成されている。なお、円筒部29iは周の一部が切り欠かれた形状とされ、センタキー28の角柱部28eがこの切り欠き29jに挿入、位置決めされるものとなっている。
ベース23、ダイヤル24、回転体25、センタキー28及びカーソルキー29は樹脂製とされる。接点部材26は例えばリン青銅板を加工することによって形成され、その表面にはAuメッキが施されている。金属プレート21は例えばステンレス製とされる。
各部の組み立ては以下のようにして行われる。
まず、ベース23の軸受部23kに下方から回転体25の軸部25aを挿入し、軸受部23kの上側からダイヤル24の3つのボス24gを回転体25の3つの穴25fに挿入してダイヤル24を取り付け、さらに3つのボス24gを接点部材26の3つの穴26bに挿入して接点部材26を回転体25の大径部25bの下面に取り付ける。そして、ボス24gの先端を熱かしめする。回転体25は大径部25bがベース23の天板部23bによって抜け止めされ、軸部25aが軸受部23kに回転自在に軸支される。ダイヤル24は回転体25に固定一体化され、回転体25及び接点部材26はダイヤル24と一体に回転するものとなる。
バネ27はベース23に組み込まれる。バネ27はこの例では両端が延ばされて、その先端にフック形状をなす係止部27aが設けられたコイルバネとされており、2つの係止部27aがそれぞれベース23の天板部23bの内面に設けられたボス23pに係止されて取り付けられる。バネ27は回転体25の凹凸25dに弾接される。
次に、金属プレート21上に搭載固定されているフレキシブルプリント配線板22上に、ダイヤル24、回転体25、接点部材26及びバネ27が取り付けられたベース23を実装固定する。固定はベース23の4つの固定部23aのボス23hを、フレキシブルプリント配線板22の4つの穴22aに位置する金属プレート21の台座21aの穴21bにそれぞれ挿入し、ボス23hの先端を熱かしめすることによって行われる。
次に、カーソルキー29がダイヤル24の開口24a及び回転体25の貫通孔25cを通ってフレキシブルプリント配線板22上に取り付けられる。取り付けは位置決め用のボス29eを穴37に挿入し、組み立て用の2つのボス29dを穴36に挿入して、ボス29dの先端を熱かしめすることによって行われる。環状表示板部29aはダイヤル24の環状凹部24eに位置される。
次に、センタキー28が取り付けられる。センタキー28の取り付けは、角柱部28eを備えた押圧突起28bをカーソルキー29の穴29hに挿入し、かつ一対の係止片28cを穴29gに挿入して押し込むことによって行われ、係止片28cの先端の係止爪28dがカーソルキー29の切り欠き29cに位置して係止されることによって抜け止めされる。以上により組み立てが完了する。センタキー28の円板部28aはカーソルキー29の環状表示板部29aの中央に位置してダイヤル24の外面(操作面)24dから突出される。
各周辺スイッチ32の周辺可動接点32a上には図2に示したようにベース23の押圧部23cの押圧突起23nが当接して位置し、押圧部23cの上面の段部23m上にはダイヤル24のフランジ24cを有する周壁部24bが位置する。周壁部24bと段部23mとはこの例ではわずかに離間されている。一方、中央スイッチ31の中央可動接点31a上にはセンタキー28の押圧突起28bが当接して位置する。接点部材26の3つの摺動子26aは、その先端がロータリエンコーダ用接点33と接触され、これら摺動子26aとロータリエンコーダ用接点33とでロータリエンコーダが構成される。なお、摺動子26aの弾性反力により回転体25及び回転体25と固定一体化されているダイヤル24は上方に付勢されている。
回転体25の大径部25b上面の傾斜面25eは、図2に示したように、ベース23の天板部23bの内面と対向し、外周側に向って天板部23bの内面から徐々に離れるものとなっており、上述した摺動子26aの弾性反力によって図2中、点Pで示した内周側において天板部23bと当接されている。即ち、この例では回転体25の傾斜面25eはベース23と線接触する構造となっている。
上記のような構成とされた入力装置ではダイヤル24が回転操作されると、摺動子26aがロータリエンコーダ用接点33上を移動し、この移動を電気的に検出することによってダイヤル24の回転が検出される。なお、この際、回転体25の凹凸25dと係合するバネ27によってディテント機構が構成されているため、回転操作に伴い、操作感触が得られるものとなっている。
センタキー28が押し込まれると、その押圧突起28bによって中央スイッチ31の中央可動接点31aが押圧操作されて中央スイッチ31がONとなる。押圧が解除されると、中央可動接点31aの復元力によってセンタキー28は元の位置に復帰し、中央スイッチ31はOFFとなる。
一方、ダイヤル24を押し、傾倒操作することにより、その傾倒側の周辺スイッチ32を操作することができる。図5はこの状態を示したものである。この例では上述したように、ベース23の軸受部23kの径は、上方に向って、つまりダイヤル24側に向って徐々に拡径されており、かつ回転体25の大径部25bの上面(ベース23の天板部23bと対向する面)も傾斜面25eとされているため、回転体25がベース23に対して傾倒可能とされ、これにダイヤル24が傾倒操作可能とされている。
ダイヤル24が傾倒操作されることにより、ベース23の押圧部23cを介して周辺スイッチ32の周辺可動接点32aが図5に示したように押圧操作されて周辺スイッチ32がONとなる。ダイヤル24への押圧力を解除すると、周辺可動接点32aの復元力によって押圧部23c及びダイヤル24は元の位置に復帰し、周辺スイッチ32はOFFとなる。
上述したダイヤル24の傾倒操作においては、この例では図5に示したようにダイヤル24の内面24fがベース23の環状突出部23jの上面に突き当たる構成となっており、これによりダイヤル24の傾倒量が規制されるものとなっている。よって、この例ではダイヤル24の傾倒操作時に過剰な押圧力が加わったとしても、ダイヤル24が過剰に押下されることはなく、周辺スイッチ32に過剰な負荷がかかるのを抑制することができるものとなっている。これにより、この例では過剰な負荷を受けて周辺可動接点32aが損傷するといったことは発生せず、周辺スイッチ32の高寿命化を図ることができるものとなっている。
なお、ダイヤル24の傾倒操作時には、図5に示したように点Pはダイヤル24と一体に傾倒する回転体25の支点となり、この点Pを中心としてダイヤル24及び回転体25は傾倒する。ダイヤル24の内面24fとベース23の環状突出部23jの先端面との間隙は、ダイヤル24の所要の傾倒量が得られるように設定される。
上述した例では環状突出部23jをベース23の天板部23bに設けているが、天板部23bではなく、ダイヤル24の内面24fが環状突出部を有する構成としてもよい。図6は環状突出部がダイヤル24の内面24fに突出形成された入力装置の要部構成を、ダイヤル24が傾倒操作された状態で示したものである。環状突出部24kはダイヤル24の内面24fの、天板部23bの上面と対向する位置に回転体25の軸部25aを囲むように突出形成されている。この例ではダイヤル24が傾倒操作された際、図6Bに示したようにダイヤル24の内面24fの環状突出部24kがベース23の天板部23bの上面に突き当たり、これにより図5に示した動作状態と同様、ダイヤル24の傾倒量が規制される。
図7はディテント機構を構成するバネの他の形状例を、入力装置を構成する各部品と共に示したものである。この例ではバネ41は一対のバネ片41aとそれらの基端をつなぐ取り付け部41bとよりなる。一対のバネ片41aの遊端側には、くの字状に互いに内向きに折り曲げられた係合部41cが形成されており、この係合部41cが回転体25の凹凸25dと係合する。バネ41は例えばリン青銅やバネ性を有するステンレス製とされる。取り付け部41bには取り付け用の穴41dが形成されており、この穴41dと対応して図7では隠れて見えないが、ベース23の天板部23bの内面には、バネ41取り付け用のボス23pが1つ形成されている。バネ27に替えてこのような形状のバネ41を用いることもできる。
図8A,Bはカーソルキーの他の形状例を示したものである。図8Aに示したカーソルキー29′は図4に示したカーソルキー29の円筒状をなす支持部29bにおける仕切り板29fより上方部分に、周方向90°間隔で4箇所に開口29kを設け、弾性変形可能としたものであり、これにより環状表示板部29aの傾倒動作を可能としたものである。
図8Bに示したカーソルキー29″は支持部29bの仕切り板29fより上方部分の形状を変え、一対の弾性変形可能な腕部29mによって環状表示板部29aを支持するようにしたものである。一対の腕部29mは環状表示板部29aの下面から突出された後、周方向に延伸された形状を有するものとなっている。
カーソルキー29に変え、このようなカーソルキー29′や29″を用いれば、環状表示板部29aを傾倒操作することが可能となり、これによりダイヤル24のみならず、カーソルキーを押すことによっても周辺スイッチ32を操作することができ、傾倒操作の操作性を向上させることができる。
次に、図9〜11に示したこの発明による入力装置の第2の実施例について説明する。
この例はカーソルキーのない構成としたものである。ダイヤル24′の操作面を構成する外面24dには環状凹部はなく、この例では多数の凸部24hが放射状に形成されている。センタキー28は支持部材42に支持されて中央スイッチ31上に配置される。支持部材42は第1の実施例のカーソルキー29の仕切り板29fより下側部分と同じ形状を有し、センタキー28を抜け止め支持する機能を有する。カーソルキー29の形状と対応する部分には同じ符号を付してある。
用途に応じてこのようなカーソルキーのない構成を採用することもできる。
図12〜14はこの発明による入力装置の第3の実施例を示したものである。
この例では回転体25′は第1及び第2の実施例の回転体25と異なり、抜け止めのための大径部を有さず、回転体25′の抜け止めに金属板よりなる平板状のスライダ43を用いるものとなっている。スライダ43はリング形状とされ、ダイヤル24″のボス24gが挿通される3つの穴43aが形成されている。
回転体25′は図13に示したようにリング形状とされ、その下側部分には凹凸25dが周方向に配列されて形成されている。回転体25′の上側部分はベース23′に軸支される軸支部25gであり、この軸支部25gの径は図12に示したように上方に向って(ダイヤル24″側に向って)徐々に縮径されている。回転体25′にはダイヤル24″のボス24gが挿通される3つの穴25fが形成されており、またこの例では上面における周方向の各穴25f間に凹部25hが形成されている。
ダイヤル24″は第1の実施例のダイヤル24とほぼ同じ形状を有するが、この例では環状凹部24eを囲む外面(操作面)24dに周方向に凹凸24iが多数配列形成されている。また、内面24fには回転体25′の凹部24hに係合する凸部24jが3つ形成されている。
ベース23′は第1の実施例のベース23と異なり、環状突出部23j′が天板部23bの上面側ではなく、下面に突出形成されている。環状突出部23j′の突出端(下端)は図12に示したように曲面(半円筒面)とされている。環状突出部23j′には周方向の2箇所に、互いに対向して切り欠き23qが設けられており、バネ27取り付け用の2つのボス23pは一方の切り欠き23qと対応する位置に形成されている。なお、この例では4つの固定部23aの各載置部23eの先端側をつなぐように枠部23rが設けられている。
この例ではダイヤル24″の3つのボス24gを回転体25′、スライダ43及び接点部材26の各穴25f,43a,26bに順次挿通し、先端を熱かしめすることによってこれら部品が固定一体化される。なお、この際、ベース23′の天板部23b及び環状突出部23j′を挟み込むように、スライダ43及び接点部材26は環状突出部23j′の下側から取り付ける。バネ27の組み込み、ベース23′のフレキシブルプリント配線板22上への実装固定、カーソルキー29及びセンタキー28の取り付けは前述した第1の実施例と同様に行われる。
回転体25′の軸支部25gは、ベース23′の開口部23iと環状突出部23j′とよりなる軸受部23k′に図12に示したように軸支される。回転体25′の下面に取り付けられたスライダ43は環状突出部23j′の突出端(下端)と当接し、回転体25′を軸受部23k′から抜け止めする。
環状突出部23j′の突出端は曲面とされているため、ダイヤル24″の回転操作時にはスライダ43は環状突出部23j′と線接触状態で回転する。バネ27は環状突出部23j′に形成された切り欠き23qを通って回転体25′の凹凸25dと係合してディテント機構が構成されており、回転操作に伴う操作感触を得ることができる。
一方、ダイヤル24″の傾倒操作時には、回転体25′の軸支部25gが前述したようにダイヤル24″側に向って徐々に縮径されているため、傾倒操作が可能であり、環状突出部23j′とスライダ43が接触する点Pを支点としてダイヤル24″及び回転体25′は傾倒する。ダイヤル24″の傾倒時にはこの例では図14に示したようにダイヤル24″の内面24fがベース23′の天板部23bに突き当たる構成となっており、これにより第1及び第2の実施例と同様、ダイヤル24″の傾倒量が規制され、周辺スイッチ32に過剰な負荷がかからないものとなっている。ダイヤル24″の内面24fとベース23′の天板部23bとの間隙は、ダイヤル24″の所要の傾倒量が得られるように設定される。
この第3の実施例の構成によれば、回転体25′の抜け止めに金属板よりなるスライダ43を用いるものとなっており、これにより樹脂製の回転体25′に抜け止め用の大径部を設ける必要がなく、樹脂性の抜け止めに比し、金属製の抜け止め(スライダ43)は強度上、薄くすることができるため、入力装置の薄型化が可能となる。なお、スライダ43と接点部材26を一部品で構成するようにしてもよい。
以上説明した実施例ではいずれも入力装置はセンタキー28を有し、センタキー28によって操作される中央スイッチ31を具備しているが、センタキー28及び中央スイッチ31のない構成としてもよい。
11 ダイヤル 11a 天板部
11b 軸部 11c 外壁部
11d 固定板 11e 円形孔
12 キートップ 12a 軸受部
12b 脚部 12c アーム
12d 押下部 12e 上段部
12f 下段部 12g 小径孔
12h 大径孔 12i 摺接面
12j テーパ面 12k 凹凸面
12m 段差部 12n 取り付け部
13 感触子 13a バネ部
14 押下ボタン 14a ボタン本体
14b 回転止め部 14c 抜け止め部
14d 切り欠き部 14e ベース部
14f 脚部 14g 補助脚部
14h 支持部 14i 懸架部
14j 突起 15 基板
16 補強板 17 回転検出手段
17a ブラシ 17b 接触アーム
18 傾倒検出手段 18a 可動接点
18b 周辺スイッチ 18c 固定テープ
19 押下移動検出手段 19a 可動接点
19b 押下スイッチ 19c 固定テープ
21 金属プレート 21a 台座
21b 穴 22 フレキシブルプリント配線板
22a 穴 23,23′ ベース
23a 固定部 23b 天板部
23c 押圧部 23d 支持梁
23e 載置部 23f 垂直部
23g 凹部 23h ボス
23i 開口部 23j,23j′ 環状突出部
23k,23k′ 軸受部 23m 段部
23n 押圧突起 23p ボス
23q 切り欠き 23r 枠部
24,24′,24″ ダイヤル 24a 開口
24b 周壁部 24c フランジ
24d 外面(操作面) 24e 環状凹部
24f 内面 24g ボス
24h 凸部 24i 凹凸
24j 凸部 25,25′ 回転体
25a 軸部 25b 大径部
25c 貫通孔 25d 凹凸
25e 傾斜面 25f 穴
25g 軸支部 25h 凹部
26 接点部材 26a 摺動子
26b 穴 27 バネ
27a 係止部 28 センタキー
28a 円板部 28b 押圧突起
28c 係止片 28d 係止爪
28e 角柱部 29,29′,29″ カーソルキー
29a 環状表示板部 29b 支持部
29c 切り欠き 29d,29e ボス
29f 仕切り板 29g,29h 穴
29i 円筒部 29j 切り欠き
29k 開口 29m 腕部
31 中央スイッチ 31a 中央可動接点
32 周辺スイッチ 32a 周辺可動接点
33 ロータリエンコーダ用接点 34,35 押えシート
36,37 穴 41 バネ
41a バネ片 41b 取り付け部
41c 係合部 41d 穴
42 支持部材 43 スライダ
43a 穴 24k 環状突出部

Claims (12)

  1. 多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置であって、
    円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、それら周辺固定接点の内側に環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、
    前記各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、
    前記プリント配線板上に実装固定される複数の固定部と、それら固定部に支持され、中央に円形の開口部を有する天板部と、前記固定部に変位可能に支持されて前記各周辺可動接点上に配置された押圧部とを有するベースと、
    軸部と、その軸部の一端側に軸部より大径とされて設けられた大径部とを有し、軸部が前記開口部からなる軸受部に軸支され、前記大径部が前記天板部によって抜け止めされている回転体と、
    前記大径部に取り付けられて前記ロータリエンコーダ用接点と摺接する接点部材と、
    前記軸部の他端に固定一体化され、周壁部が前記押圧部上に位置されたダイヤルとよりなり、
    前記軸受部の径は前記ダイヤル側に向って徐々に拡径され、
    前記大径部の、前記天板部と対向する面は外周側に向って前記天板部から徐々に離れる傾斜面とされており、
    前記ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の前記周辺可動接点が押圧操作され、その際、前記ダイヤルの内面が前記天板部に突き当たる構成とされていることを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1記載の入力装置において、
    前記天板部はその上面に前記開口部を囲むように突出形成された環状突出部を有し、
    前記ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の前記周辺可動接点が押圧操作された際、前記ダイヤルの内面が前記突出部に突き当たることを特徴とする入力装置。
  3. 請求項1記載の入力装置において、
    前記ダイヤルの内面は前記天板部の上面と対向する位置に前記軸部を囲むように突出形成された環状突出部を有し、
    前記ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の前記周辺可動接点が押圧操作された際、前記環状突出部が前記天板部に突き当たることを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1乃至3記載のいずれかの入力装置において、
    前記天板部と対向する前記傾斜面は内周側において前記天板部と線接触していることを特徴とする入力装置。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれかの入力装置において、
    前記大径部の外周面に凹凸が周方向に配列形成され、
    前記凹凸と係合してディテント機構を構成するバネが前記ベースに配置されていることを特徴とする入力装置。
  6. 多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置であって、
    円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、それら周辺固定接点の内側に環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、
    前記各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、
    前記プリント配線板上に実装固定される複数の固定部と、それら固定部に支持され、中央に円形の開口部を有する天板部と、その天板部の下面に前記開口部を囲むように突出形成された環状突出部と、前記固定部に変位可能に支持されて前記各周辺可動接点上に配置された押圧部とを有するベースと、
    前記開口部と前記環状突出部とよりなる軸受部に軸支された回転体と、
    前記回転体に取り付けられて前記環状突出部の突出端と当接し、前記回転体を前記軸受部から抜け止めする平板状のスライダと、
    前記スライダに取り付けられて前記ロータリエンコーダ用接点と摺接する接点部材と、
    前記スライダと反対側において前記回転体に固定一体化され、周壁部が前記押圧部上に位置されたダイヤルとよりなり、
    前記回転体の前記軸受部によって軸支される軸支部の径は前記ダイヤル側に向って徐々に縮径されており、
    前記ダイヤルの傾倒操作により傾倒側の前記周辺可動接点が押圧操作され、その際、前記ダイヤルの内面が前記天板部に突き当たる構成とされていることを特徴とする入力装置。
  7. 請求項6記載の入力装置において、
    前記環状突出部の突出端は前記スライダと線接触する曲面とされていることを特徴とする入力装置。
  8. 請求項6又は7記載の入力装置において、
    前記回転体の前記軸支部を除く外周面に凹凸が周方向に配列形成され、
    前記凹凸とディテント機構を構成するバネが前記ベースに配置され、
    前記バネは前記環状突出部に形成された切り欠きを通って前記凹凸と係合されていることを特徴とする入力装置。
  9. 請求項1乃至8記載のいずれかの入力装置において、
    前記固定部は周方向において前記押圧部の各間に位置し、
    前記押圧部は周方向両側の前記固定部に弾性変形可能な支持梁を介して支持されていることを特徴とする入力装置。
  10. 請求項1乃至9記載のいずれかの入力装置において、
    前記ダイヤルの中央に開口が形成され、その開口及びその開口と連通して前記回転体に形成された貫通孔にセンタキーが配置され、
    前記センタキーによって押圧操作される中央スイッチが前記プリント配線板上に構成されていることを特徴とする入力装置。
  11. 請求項10記載の入力装置において、
    前記ダイヤルの、前記開口を囲む外面に環状凹部が形成され、
    前記環状凹部にカーソルキーの環状表示板部が位置され、
    前記カーソルキーの、前記環状表示板部を支持する支持部は前記開口及び前記貫通孔を通ってプリント配線板上に固定されていることを特徴とする入力装置。
  12. 請求項11記載の入力装置において、
    前記支持部が弾性変形可能とされて、前記環状表示板部が傾倒操作可能とされていることを特徴とする入力装置。
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