JP2013227974A - タービン冷却システム - Google Patents

タービン冷却システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013227974A
JP2013227974A JP2013088971A JP2013088971A JP2013227974A JP 2013227974 A JP2013227974 A JP 2013227974A JP 2013088971 A JP2013088971 A JP 2013088971A JP 2013088971 A JP2013088971 A JP 2013088971A JP 2013227974 A JP2013227974 A JP 2013227974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
turbine
ports
insert
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013088971A
Other languages
English (en)
Inventor
David Richard Johns
デイビッド・リチャード・ジョンズ
Don Conrad Johnson
ドン・コンラッド・ジョンソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2013227974A publication Critical patent/JP2013227974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/08Cooling; Heating; Heat-insulation
    • F01D25/14Casings modified therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/04Air inlet arrangements
    • F23R3/045Air inlet arrangements using pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/20Heat transfer, e.g. cooling
    • F05D2260/201Heat transfer, e.g. cooling by impingement of a fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/03042Film cooled combustion chamber walls or domes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】タービン冷却システムを提供すること。
【解決手段】システムはタービンを含む。タービンは、ロータ、ステータ、及び冷却インサートを含む。ロータは、複数のタービンブレードを含む。ステータは、ロータを囲み、複数のタービンブレードを囲む内側壁部と、内側壁部を囲む外側壁部と、内側壁部と外側壁部との間に位置する冷却チャンバとを含む。冷却インサートは、外側壁部の開口を貫通して冷却チャンバに延びる。冷却インサートは、軸線の回りに延びる側壁と、軸線に対して横方向に延びる端壁と、側壁を貫通して延びる横方向ポートのセットと、端壁を貫通して延びる端部ポートとを含む。冷却インサートは、冷却流体を横方向ポートのセット及び端部ポートを通して冷却チャンバに配向するように構成される。
【選択図】 図1

Description

本明細書に開示した主題は、ガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジンの構成要素に対する冷却流体の流れを調節するための流れ制御組立体に関する。
ガスタービンエンジンは、中心のロータに取り付けられた複数のブレードを有するタービンを含む。燃焼器からの高温燃焼ガスは、これらのブレードを通って流れて、ロータを回転させる。ブレードを迂回するガスの量を最少にすることにより、ガス流からタービンロータへのエネルギー伝達が高められる。高温の作動温度下では、ガスタービンエンジン構成要素、具体的にはガス通路内の回転構成要素は、熱膨張、応力、及び摩耗を受ける可能性がある。これらの構成要素は、該構成要素内及びその周りの冷却流体の流れによって冷却することができる。残念ながら、これらの冷却流体の非均一な分布、ひいては非均一な冷却もまた、タービン構成要素における温度のバラツキに起因して熱応力をもたらす可能性がある。
米国特許第6,767,182号明細書
最初に請求項に記載された本発明の範囲内にある特定の実施形態について以下で要約する。これらの実施形態は、特許請求した本発明の技術的範囲を限定することを意図するものではなく、むしろそれらの実施形態は、本発明の実施可能な形態の簡潔な概要を示すことのみを意図している。当然のことながら、本発明は、下記に説明した実施形態と同様のもの又は該実施形態と異なるものとすることができる様々な形態を含むことができる。
1つの実施形態では、本システムはタービンを含む。タービンは、ロータ、ステータ、及びタービン冷却インサートを含む。ロータは、複数のタービンブレードを含む。ステータは、ロータを囲み、複数のタービンブレードを囲む内側壁部と、該内側壁部を囲む外側壁部と、内側壁部と外側壁部との間に位置する冷却チャンバとを含む。タービン冷却インサートは、外側壁部の開口を貫通して冷却チャンバに延びる。タービン冷却インサートは、軸線の回りに延びる側壁と、軸線に対して横方向に延びる端壁と、側壁を貫通して延びる横方向ポートのセットと、端壁を貫通して延びる端部ポートとを含む。タービン冷却インサートは、横方向ポートのセット及び端部ポートを通る冷却流体を冷却チャンバに配向するように構成される。
別の実施形態では、本システムはタービン冷却インサートを含む。タービン冷却インサートは、該タービン冷却インサートの軸線の回りに延びる側壁を含む。側壁は、該側壁を貫通して延びる横方向ポートのセットを含む。タービン冷却インサートはまた、該タービン冷却インサートの軸線に対して横方向に延びる端壁を含む。端壁は、該端壁を貫通して延びる端部ポートのセットを含む。タービン冷却インサートは、横方向ポートのセット及び端部ポートのセットを通る冷却流体を中空タービンケーシングの冷却チャンバに配向するように構成される。
別の実施形態では、方法は、タービンの中空タービンケーシング内に延びるタービン冷却インサート内に冷却流体を受けるステップを含む。本方法は、冷却流体をタービン冷却インサートの複数のポートを通って中空のタービンケーシングの冷却チャンバに分配するステップを含む。ポートは、タービン冷却インサートの側壁に配置された横方向ポートのセットと、タービン冷却インサートの端壁内に配置された端部ポートのセットとを含む。
本発明のこれら並びに他の特徴、態様、及び利点は、図面全体を通じて同じ参照符号が同じ要素を示す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより、一層よく理解されるであろう。
クーラント(例えば、冷却空気)の分散を改善するために1つ又はそれ以上の冷却インサートを備えたタービンシステムの実施形態のブロック図。 冷却インサートを示した、図1に示すタービンセクションの実施形態の部分側断面図。 冷却インサートを示す、図2の線3−3で囲まれたタービンセクションの実施形態の部分断面図。 冷却インサートの1つの実施形態の斜視図。 角度付き端部ポートを備えた冷却インサートの1つの実施形態の部分側断面図。 湾曲端壁を備えた冷却インサートの1つの実施形態の部分側断面図。
本発明の1つ又はそれ以上の特定の実施形態について、以下に説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を行うために、本明細書では、実際の実施態様の全ての特徴については説明しないことにする。何れかの技術又は設計プロジェクトと同様に、このような何らかの実際の実装の開発において、多数の実装時固有の決定を行う必要がある点は理解されたい。更に、このような開発の取り組みは、複雑で時間を要する可能性があるが、本開示の利点を有する当業者にとっては、設計、製作、及び製造の日常的な業務である点を理解されたい。
本発明の種々の実施形態の要素を導入する際に、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、要素の1つ又はそれ以上が存在することを意味するものとする。用語「備える」、「含む」、及び「有する」は、包括的なものであり、記載した要素以外の付加的な要素が存在し得ることを意味する。用語「備える」、「含む」、及び「有する」は、包括的なものであり、記載した要素以外の付加的な要素が存在し得ることを意味する。
開示した実施形態は、ガスタービンエンジンの構成要素に対するクーラント(例えば、冷却流体)の内部流を調量し拡散させる冷却インサートを含む。運転時には、タービンエンジンは、エンジンの部品全体に配向される高温燃焼ガスを発生させる。エンジン効率を高めるために、これらの燃焼ガスの漏洩を阻止し、この燃焼ガスを1つ又はそれ以上のタービン段に送って動力を発生させるのが望ましい。従って、エンジンのステータ構成要素は、より高温に耐えるように設計することができる。しかしながら、耐熱性ケーシング及び他のステータ構成要素の場合でも、所望の作動温度を維持するために、エンジンの特定の構成要素に対して冷却流体を十分に考慮して配向するのが有利とすることができる。開示した冷却インサートは、クーラント(例えば、加圧空気流)を複数の方向(例えば、軸方向、半径方向、及び円周方向)に分配して、タービン構成要素の冷却の均一性を向上させるように構成される。開示した冷却インサートは、複数のポート、例えば約2〜1000、10〜500、又は20〜100のポートを有し、タービンセクションにおいてより均一な温度分布を維持するようにクーラントを調量し、拡散し、及び配向することができる。
エンジンのステータ構成要素は、軸方向のセグメント(例えば、エンジンの回転シャフトの軸線に沿って順次に組み立てられるセグメント)として、及び/又は円周方向のセグメント(例えば、シャフト又は他の機械構成要素を実質的に囲むように組み立てられたセグメント)として組み立てることができる。何れの実施例においても、セグメントは、回転及び/又は可動構成部品を内包すること目的として組み立てることができる。更に、セグメントは、所望の最少のクリアランスを維持して効率を向上させるために、ステータ構成要素に対して整列させた回転構成部品を囲むことができる。開示した冷却インサートは、ステータ構成要素の冷却の均一性を高めるのに役立ち、これによって回転及び/又は可動構成要素の周りのステータ構成要素の熱膨張(及びクリアランス)をより均一に制御するのに役立つ。
次に図面に移り、最初に図1を参照すると、クーラント(例えば、冷却空気)の分配を改善するために1つ又はそれ以上の冷却インサート38を備えたタービンシステム10(例えば、ガスタービンエンジン)の実施形態のブロック図が示されている。上述のように、冷却インサート38は、クーラントを複数の方向に分配して、タービン構成要素の冷却の均一性を向上させるように構成されている。以下の説明では、長手方向軸線3に対して軸方向又は軸線2、軸線3から離れる半径方向又は軸線4、及び軸線3の周りの円周方向6について参照する場合がある。図示のように、タービンシステムは、燃料ノズル12、燃料供給源14、及び燃焼器16を含む。燃料供給源14は、液体燃料又は天然ガスのようなガス燃料をタービンシステム10に送り、燃料ノズル12を通って燃焼器16に入る。矢印17で示した加圧空気と混合した後、燃焼器16内で点火が生じ、結果として得られた排気ガスが、タービン20(例えば、1つ又はそれ以上のタービン段21)内のブレード18を回転させる。タービン20におけるブレード18とシャフト22との間の結合は、タービンシステム10全体にわたって複数の構成要素にも結合されるシャフト22の回転を生じさせる。例えば、図示のシャフト22は、圧縮機24及び負荷26に駆動可能に結合される。理解されるように、負荷26は、タービンシステム10の回転出力により動力を発生させることができる、発電機又は車両のようなあらゆる好適な装置とすることができる。
空気供給源28は、導管を介して吸気口30に空気を送ることができ、該吸気口30は、空気を圧縮機24に送る。圧縮機24は、シャフト22に駆動可能に結合された複数のブレード32を含み、これにより矢印33で示すように吸気口30からの空気を加圧して、この加圧空気を燃料ノズル12及び燃焼器16に送る。燃料ノズル12は次に、燃焼に最適な比率で(例えば、燃料を浪費しないよう、又は過剰なエミッションを発生させないように燃料をより完全に燃焼させる燃焼)加圧空気と燃料を混合(符号17で示す)することができる。タービン20を通過した後、高温排気ガスは、排気出口34にてシステムから流出する。タービンシステム10は、該システム10の作動中に固定状態の他の構成要素に対して、シャフト22のように移動及び/又は回転する様々な構成要素を含む。
タービンシステム10は、タービン20の内部を冷却するためのシステムを含むことができる。図示のように、圧縮機24(又は他の別個の供給源)からの空気の一部は、流体導管35(例えば、抽出管)を介して冷却空気供給源36に送られる。図示のように、空気は、圧縮機24の様々な段に配置された3つの流体導管35を介して送られる。他の実施形態では、空気は、1、2、3、4、5、又はそれ以上の導管35を介して送ることができる。圧縮機24の各段における空気は、様々な温度及び/又は圧力を有することができ、タービン20を冷却するために様々な熱力学特性を有する空気を使用するのが望ましいとすることができる。特定の実施形態では、冷却空気供給源36は、タービン20を冷却する際に使用する空気を冷却する熱交換器(例えば、冷却器)を含むことができる。冷却空気供給源36の空気は、1つ又はそれ以上のタービン冷却インサート38を通って1つ又はそれ以上のタービンキャビティ(例えば、冷却チャンバ40)に送られる。各冷却インサート38は、複数の冷却ポート39を備えた有孔部37(例えば、有孔端部)を含む。空気は、タービン内部を冷却し、1つ又はそれ以上の出口を介して冷却チャンバ40から流出する。例えば、冷却空気は、排気出口34を通って流出する排気ガスと共に流出させて、排気ガスと合流させることができる。
特定の実施形態では、冷却チャンバ40は、タービン段21に配置され、これらのタービン段21は、4つの冷却チャンバ40を有することができる。一部のタービン段21は、冷却チャンバ40を持たない場合があり、他のタービン段21は、1、2、3、4、5、又は6つ、もしくはそれ以上の冷却チャンバ40を有することができる。すなわち、タービン段21当たりの冷却チャンバ40の数は変えることができる。各冷却チャンバ40は、少なくとも1つのタービン冷却インサート38を有する。以下で説明するように、冷却インサート38は、冷却チャンバ40内に冷却空気を調量、拡散、及び/又は分配して、タービン20の冷却の均一性を向上させるように構成される。例えば、各インサート38は、様々な方向に向けられた複数の冷却ポート39を含み、タービン20により均一な温度分布をもたらすように冷却空気流を制御することができる。従って、冷却空気供給源36からの空気は、タービン20の様々な段21を冷却する複数のインサート38に送給することができる。更に、この空気は、タービン20の共通段21を冷却する複数のインサート38に送給することができる。更に、この空気は、タービン20の段21の共通冷却チャンバ40を冷却する複数のインサート38に送給することができる。特定の実施形態によれば、冷却流体は、タービン20を連続的に冷却するために冷却空気供給源36から連続的に流すことができる。
タービン20の冷却は、インサート38及び/又は他の流れ制御装置によって全体的に調節することができる。理解できるように、インサート38は、これらを通って流れることができる最大流量を有し、タービンシステム10の特定の実施形態は、タービンシステム10が作動している間に最大流量が冷却チャンバ40に連続的に流入することが望ましいとすることができる。しかしながら、タービンシステム10はまた、冷却チャンバ40に送られる冷却空気の量を調節するコントローラ42を含むことができる。コントローラ42は、1つ又はそれ以上のセンサ47からのフィードバック信号46に基づいてバルブ44をスロットル制御し、タービン20の冷却用の冷却空気の流れを増加又は減少させることができる。例えば、第1の冷却チャンバ48が過冷却され、第2の冷却チャンバ49が冷却空気不足になった場合には、コントローラ42は、過冷却した冷却チャンバ48がより少ない冷却空気を受け取り、不足した冷却チャンバ49がより多くの冷却空気を受け取るように、バルブ44を調節することができる。従って、タービン20にわたる温度勾配は、開示した冷却インサート38を使用して減少させることができる。センサ47は、冷却チャンバ40の温度、又はバルブ44を調節することによって決まる他の何らかの変数を測定することができる。
図2は、冷却インサート38を示したタービン20のセクションの1つの実施形態の部分側断面図である。上述のように、冷却インサート38は、様々な方向で冷却チャンバ40内に冷却空気を調量、拡散、及び/又は分配して、タービン20の冷却の均一性を高めるように構成される。図2に示すように、燃焼器16からの高温ガスは、軸方向6でタービン20に流入する。この実施形態において示したタービン20は、3つのタービン段21を含む。タービン20の他の実施形態は、より多く又はより少ないタービン段21を含むことができる。例えば、タービンは、1、2、3、4、5、6、又はそれ以上のタービン段21を含むことができる。各タービン段21は、複数のノズル(例えば、固定ブレード)と複数の回転バケット又はブレード18とを含む。第1のタービン段21は、タービン20の軸線3の周りで円周方向6に約等間隔に配置されたノズル52及びブレード54を含む。第1段ノズル52は、タービン20に堅固に取り付けられ、ブレード54に向けて燃焼ガスを配向するように構成される。第1段ブレード54は、燃焼ガスがブレード54を通って流れると回転するロータ56に取り付けられる。ロータ56は、圧縮機24及び負荷26(図1参照)を駆動するシャフト22に結合される。燃焼ガスは、第2段ノズル58及び第2段ブレード60を通って流れる。第2段ブレード60もまた、ロータ56に結合される。最後に、燃焼ガスは、第3段ノズル62及びブレード64を通って流れる。他の実施形態では、タービン20のタービン段21の数は変えることができる(例えば、約1〜20、2〜10、又は3〜5のタービン段21)。燃焼ガスが各段を通って流れると、燃焼ガスからのエネルギーは、ロータ56の回転エネルギーに転換される。各タービン段21を通って流れた後、燃焼ガスは、軸方向2及び/又は半径方向4でタービン20から流出する。
ブレード54、60、及び64を含むロータ56は、中空タービンケーシング66を含むステータ構成要素によって囲まれる。ケーシング66は、ブレード54、60、及び64を囲む内側壁部68と、該内側壁部68を囲む外側壁部70とを含む。冷却チャンバ40は、外側壁部70と内側壁部68との間でケーシング66内に収容される。ケーシング66は、高温度に耐えることができる材料で製造することができる。冷却流体導管72は、冷却空気供給源36(図1)からの冷却流体を外側壁部70の開口74を通って冷却チャンバ40に送給する。インサート38は、導管72及び外側壁部70に結合され、該インサート38は、開口74を通ってチャンバ40に延びる。インサート38は、ファスナー76を用いて導管72及び外面70に結合することができる。例えば、インサート38は、ボルト、溶接、ロウ付け、又は他の好適な取付け機構を用いて導管72に結合することができる。冷却流体は、導管72からインサート38に流れ、インサート38は、冷却チャンバ40全体に冷却流体を分配する。流れの矢印78は、冷却チャンバ40を満たす冷却流体の可能な経路を示している。冷却流体は、出口を通って冷却チャンバ40から流出することができ、該出口は、加熱冷却流体をタービン排気出口34に送ることができる。図示のように、インサート38は、外側壁部70を貫通して半径方向4に延び、冷却チャンバ40内に部分的に突出する。この場合も同様に、各冷却チャンバ40は、約1〜100個のインサート38を有して、冷却チャンバ40全体に冷却流体流れ78を調量、拡散、及び分配することができる。各インサート38は、様々な方向(例えば、軸方向2、半径方向4、及び/又は円周方向6)に向けられた複数の冷却ポート39を有する有孔端部37を含み、冷却チャンバ40の様々な高温スポット及び/又は臨界領域への冷却流体の流れを確実にする。冷却ポート39はまた、様々なサイズを有し、冷却チャンバ40への冷却流体流れの分配及び速度を制御することができる。更に詳細に示すように、インサート38は、冷却チャンバ40内に外側壁部70から離れた半径方向深さ77まで延び、これにより好適な位置に冷却ポート39を配向して冷却を向上させることができる。特定の実施形態では、半径方向深さ77は、内側壁部68と外側壁部70との間の半径方向距離79の約0〜95、1〜75、2〜50、3〜25、又は4〜15%とすることができる。インサート38に関する特定の詳細事項を以下で更に詳細に説明する。
図3は、冷却インサート38を示す、図2の線3−3で囲まれたタービン20の実施形態の部分断面図である。インサート38は、外側壁部70の開口74を貫通して冷却チャンバ40に延びる。インサート38は、外側壁部70に対して横方向の軸線80を中心として配向される。インサート38は、軸線80の回りに延びる側壁82(例えば、中空環状壁)と、軸線80に対して横方向に延びる端壁84と、取付け端部又はフランジ86とを含む。取付け端部86は、タービンケーシング66の外側壁部70と共に溶接継手、ロウ付け継手、ボルト、又は他のファスナーにより取り付けるように構成される。上述のように、インサート38は、複数の冷却ポート39を備えた有孔部37を含む。例示の実施形態では、有孔部37は、側壁82及び端壁84の両方にポート39を含む。横方向ポート39、88のセットは、側壁82を貫通して延びる。各横方向ポート88は、軸線87と、幅又は直径89とを有する。端部ポート90のセットは、端壁84を貫通して延びる。各端部ポート90は、幅又は直径91と、軸線93とを有する。
特定の実施形態では、各ポート39(例えば、88、90)の直径89、91及び軸線87、93は、冷却チャンバ40における冷却流体の制御された及び/又は均一な分配を達成するように変えることができる。例えば、横方向ポート88の直径と端部ポート90の直径91との比は、約20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、又は1:1以上とすることができる。或いは、端部ポート90の直径91と横方向ポート88の直径89との比は、約20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、又は1:1以上とすることができる。換言すると、直径89は、何らかの要因により直径91よりも大きくすることができ、又はその逆であってもよい。更に、直径89、91のサイズは、インサート38の内径95を基準にすることができる。例えば、横方向ポート88の直径89とインサート38の内径95との比は、約1:20、1:15、1:10、1:5、又は1:2以下とすることができる。同様に、端部ポート90の直径91とインサート38の内径95との比は、約1:20、1:15、1:10、1:5、又は1:2以下とすることができる。換言すると、ポート88、90の直径89、91は、何らかの要因によってインサート38の直径95よりも小さくすることができる。
図3に示したように、横方向ポート88の軸線87は、冷却インサート38の軸線80に対し垂直である。更に、端部ポート90の軸線93は、冷却インサート38の軸線80に平行である。他の実施形態では、図5及び図6に詳細に示すように、ポート88、90の軸線87、93は、冷却インサート38の軸線80に対して異なる角度を形成することができる。例えば、軸線87、93が軸線80に対して形成する角度は、約0〜90、10〜80、20〜70、30〜60、又は40〜50度とすることができる。理解できるように、軸線87、93が軸線80に対して形成する様々な角度は、冷却チャンバ40における冷却流体の分配に影響を及ぼす可能性がある。更に、各ポート39(例えば、88、90)の形状は変えることができる。例えば、ポート39は、円形、正方形、円錐形、又は他の好適な形状を有することができる。従って、各ポート39(例えば、88、90)の所望の直径、軸線の向き、及び形状は、変えることができる。タービン20内の各冷却チャンバ40が異なる形状を有することができるので、各インサート38は、冷却チャンバ40に対応した異なる設計を有することができる。インサート38は、タービンケーシング66内への半径方向4の挿入深さ92を有し、上述の半径方向深さ77を制御する。特定の実施形態では、挿入深さ92(及び半径方向深さ77)は、冷却チャンバ40への冷却流体の様々な進入度を可能にするように変えることができる。同様に、横方向ポート88は、側壁82上で軸線80に沿った様々な軸方向位置に配置され、冷却チャンバ40への冷却流体の様々な分配を達成することができる。
冷却流路78によって示すように、加圧空気のような冷却流体は、開口74に流入し、軸線80に沿ってインサート38を通って流れる。冷却流体流れ78が有孔部37に到達すると、インサート38は、端部ポート39、90を通る冷却流体流れ78の一部を流路78、94に沿って冷却チャンバ40内に配向する。端部ポート90を通る流体流れに対する、横方向ポート88を通る冷却流体流れ78のLF:EF比(すなわち、横方向流れ(LF)対端部流れ(EF)の比)は、冷却チャンバ40の流体の分配に影響を及ぼす。上述のように、特定の実施形態では、インサート38は、約1:1よりも大きいLF:EF比を有する(例えば、横方向ポート88を通って流れる流体の一部は、端部ポート90を通って流れる流体の一部よりも大きい)。幾つかの実施形態では、冷却インサート38のLF:EF比は、約3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、又は10:1、よりも大きく、又は約2:1〜20:1、5:1〜15:1、又は8:1〜12:1の間である。しかしながら、LF:EF比は、特定のチャンバ40の様々な冷却目標に基づいて調節することができる。
横方向ポート88及び端部ポート90により、インサート38が、冷却流体流れ78を制御された方法で冷却チャンバ40に調量、拡散、及び分散できるようになる。更に、外側壁部70にインサート38がない状態で、冷却流体が複数の離散的開口74を通って送給されると、冷却流体は、インサート38がない状態で異なる速度で各冷却チャンバ40に流入することができる。他の冷却チャンバ40は過冷却である場合、特定の冷却チャンバ40は冷却流体が不足している場合がある。インサート38の有孔部37(例えば、複数の冷却ポート39)は、冷却チャンバ40間の冷却流体流れ78の変動を低減するのに役立つ。特定の実施形態は、様々な直径、軸線の向き及び/又は形状のポート39(例えば、88、90)を備えた複数のインサート38を使用して、他の方法で冷却流れ78(例えば、必要に応じてより多くの流れ又はより少ない流れ)を制御することができる。
加えて、インサート38は、冷却流体流れ78を複数の方向に(例えば、一部は横方向ポート88を通り、一部が端部ポート90を通って)分配させることにより、冷却チャンバ40内での冷却流体流れ78の分配を向上させる。横方向ポート88のない場合、領域98は、端部ポート90を通って流出する冷却流体が、内側壁部68に向かって優先的に流れ続けるので、僅かな冷却しか受けることができない。従って、インサート38は、冷却チャンバ40内での冷却流体の拡散及び分配の改善をもたらし、これによりタービンケーシング66のより均一で制御された冷却を提供する。インサート38は、既存のタービンシステム10で利用され、外側壁部70の各開口74内にインサート38を後付けすることによって前述の特徴機構を示すことができる。
図4は、冷却インサート38の1つの実施形態の斜視図である。図示のように、インサート38は、側壁82(例えば、環状側壁)、端壁84(例えば、平端な端壁)、及び取付け端部86によって定められた環状形状を有する。インサート38の軸線80を参照すると、インサート38の形状及び構成は、軸方向100、半径方向102、及び円周方向104に関して説明することができる。側壁82は、軸線80の周りで円周方向104に配置され、端壁84は、軸線80に対して横方向又は半径方向102(例えば、垂直方向)に延びる。他の実施形態では、インサート38は、円錐形管状形状、多面体管状形状、正方形又は矩形管状形状、或いは、冷却流体を冷却チャンバ40に送給するのに好適な他のあらゆる形状を有することができる。図示のように、冷却ポート39は、円形形状を有するが、ポート39は、長円形、直角三角形、シェブロン、X、T、V、I、又はこれらのあらゆる組合せの形にすることができる。横方向ポート88は、軸線80を基準として半径方向102に向けられ、端部ポート90は、軸線80を基準として軸方向100に向けられる。従って、横方向ポート88及び端部ポート90は、軸線80を基準として異なる角度に向けることができる。上述のように、軸線80を基準として横方向ポート88によって形成される角度は、約0〜90、10〜80、20〜70、30〜60、又は40〜50度とすることができる。同様に、軸線80を基準として端部ポート90によって形成される角度は、約0〜90、10〜80、20〜70、30〜60、又は40〜50度とすることができる。軸線80を基準として横方向ポート88によって形成される角度は、軸線80を基準として端部ポート90によって形成される角度と同じ又は異なるものとすることができる。
例示したように、横方向ポート88の直径89は、端部ポート90の直径91よりも大きい。上述のように、横方向ポート88の直径89と端部ポート90の直径91との比は、約20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、又は1:1以上とすることができる。更に、ポート39は、あらゆる数の横方向ポート88(例えば、1〜50)及び端部ポート(例えば、1〜100)を含むことができる。例えば、インサート38は、約5〜50、10〜40、又は20〜30の横方向ポート88、並びに約1〜200、25〜100、又は50〜75の端部ポート90を含むことができる。図示のように、横方向ポート88は、軸線80に沿って側壁82上の共通軸方向100位置を共用する。しかしながら、横方向ポート88は、該横方向ポート88が軸線80に沿って側壁82上の1つ又はそれ以上の異なる軸方向100位置(例えば、2、3、4、5、又はそれ以上)を占有するように、側壁82上の異なる構成で配置することができる。端部ポート90は、端壁84の中心領域105の周りに配置される。しかしながら、端部ポート90はまた、端壁84の円周部周りに配置され、該端壁84の周りに不規則に散在され、或いは、軸線80を基準として軸方向100に冷却流体を配向するのに好適な他の構成を示すことができる。図示のように、取付け端部86は、インサート38を外側壁部70に取り付けるためのファスナー76を受ける、円周方向に間隔を置いて配置された孔106を含む。上述のように、幾つかの実施形態では、導管62、インサート38、及び外側壁部70は、1つ又はそれ以上の溶接継手、ロウ付け継手、又は他の締結機構を用いて結合することができる。
図5は、角度付き端部ポート90を備えた冷却インサート38の実施形態の部分側断面図である。インサート38は、軸線80の周りに円周方向に延びた側壁82と、軸線80に対して横方向に又は半径方向102(例えば、垂直方向に)に延びる端壁84とを有する。横方向ポート88は、側壁82を貫通して半径方向102に延び、端部ポート90は、軸線80を基準として異なる角度で端壁84を貫通して延びる。角度付き端部ポート90により、冷却流体流れ78が、冷却チャンバ40をより均一に充填できるようにすることができる。冷却流体は、インサート38に流入し、通路78に沿って流れる。冷却流体流れ78の一部は、経路96を進み、横方向ポート88を通ってインサート38から流出する。冷却流体流れ78の他の部分は、経路94を進み、角度付きポート90を通ってインサート38から流出する。
この例示した実施形態では、横方向ポート88の軸線87は、インサート38の軸線80に対して横方向(例えば、垂直)であるが、端部ポート90の軸線93は、軸線80を基準として平行及び/又は角度が付けられる。上述のように、横方向ポート88の軸線87は、軸線80を基準として約30〜90度の間、或いは、約30、45、60、又は90度の角度を付けることができる。更に別の実施例として、端部ポート90の軸線93は、軸線80を基準として約0〜75、10〜60、20〜50、30〜40の間、又は約45度の角度を付けることができる。幾つかの実施形態では、各ポート90の軸線93は、軸線80を基準として共通の角度(例えば、15、30、45、60、75、又は90度)を有することができる。他の実施形態では、例示したように、各ポート90の軸線93は、角度が軸線80からの半径方向102の距離に伴って漸次的に変化する(例えば、増加又は減少する)ように、軸線80を基準として可変の角度を付けることができる。例示したように、中心端部ポート90(例えば、108)は、軸線80に対して平行とすることができ、周囲端部ポート90(例えば、112)の第1のセットは、軸線80を基準として第1の角度に角度を付けることができ、周囲端部ポート90(例えば、112)の第2のセットは、軸線80を基準として第2の角度で角度を付けることができる。例えば、第1の角度は、約10〜30度とすることができ、第2の角度は、約40〜60度とすることができる。理解されるように、あらゆる数の端部ポート90は、端壁84に沿って漸次的に角度を変える(例えば、1〜20度)ことができる。横方向ポート80及び端部ポート90の角度は、冷却チャンバ40内における冷却流体流れ78の拡散又は分配を向上させるように選択することができる。幾つかの実施形態では、ポート39は、旋回流れを与えるように軸線80の周りで角度を付けることができる。例えば、角度付き端部ポート90は、冷却流体流れ78に対して旋回運動を与えるような角度を付けることができる。更に、横方向ポート88及び端部ポート90は、同じ方向又は異なる方向に旋回運動を与えることができる。例えば、横方向ポート88は、時計方向の旋回運動を与えることができ、端部ポート90は、反時計方向の旋回運動を与えることができ、又はその逆も可能である。
図6は、湾曲した端壁120を有する冷却インサート38の1つの実施形態の部分側断面図である。インサート38は、軸線80の周りで円周方向104に延びる側壁82と、軸線80に対して横方向に延びる端壁84とを有する。図示のように、湾曲した端壁120は凸面形である。しかしながら、湾曲した端壁120は、凹面形、半球形、二次曲面表面、又はあらゆる好適な湾曲した形状にし、冷却チャンバ40に対して冷却流体を送給することができる。横方向ポート88は、側壁82を貫通して半径方向102に延び、端部ポート90は、軸線80を基準として様々な角度で湾曲した端壁120を貫通して延びる。端部ポート90は、湾曲した端壁120に対して直角で、軸線80に対して平行で、軸線80を基準として角度を付け、又は他の好適な配向で配置することができる。上述のように、横方向ポート88の軸線87は、軸線80を基準として約30〜90度の間、又は約30、45、60、90度の角度を付けることができる。図示のように、横方向ポート88、124の軸線87、122は、軸線80を基準として約90度の角度が付けられる。更に、横方向ポート88、128の軸線87、126は、軸線80を基準として約45、60、又は75度の角度が付けられる。従って、横方向ポート88(124及び128)は、互いに異なるような角度が付けられ、冷却チャンバ40への冷却空気の分配を制御することができる。更に別の実施例として、端部ポート90の軸線93は、軸線80を基準として約0〜75、10〜60、20〜50、30〜40の間、又は約45度の角度を付けることができる。幾つかの実施形態では、各ポート90の軸線93は、軸線80を基準として共通の角度(例えば、15、30、45、60、75、又は90度)を有することができる。他の実施形態では、例示したように、各ポート90の軸線93は、角度が軸線80から半径方向102の距離に伴って漸次的に変わる(例えば、増加又は減少する)ように、軸線80を基準として可変の角度を付けることができる。例えば、各ポート90は、端壁120の曲率が軸線80を基準としたポート90の角度を調整するように、端壁120に対して垂直とすることができる。端壁120の非平坦な形状もまた、より多くの端部ポート90を付加するのに使用することができるより大きな表面積をもたらす。
理解できるように、湾曲した端壁120により、冷却流体が冷却チャンバ40をより均一に充填するのを可能にすることができる。冷却流体は、インサート38に流入し、通路78に沿って流れる。冷却流体流れ78の一部は、通路96に進み、横方向ポート88を通ってインサート38から流出する。冷却流体流れ78の他の部分は、経路94に進み、端部ポート90を通ってインサート38から流出する。端部ポート90は、軸線80の周りで冷却流体に対して旋回運動を与えるような角度を付けることができる。例えば、角度付き端部ポート90は、冷却流体流れ78に対して旋回運動を与えるような角度を付けることができる。更に、横方向ポート88及び端部ポート90は、同じ方向又は異なる方向に旋回運動を与えることができる。例えば、横方向ポート88は、時計方向の旋回運動を与えることができ、端部ポート90は、反時計方向の旋回運動を与えることができ、又はその逆も可能である。
開示した実施形態の技術的効果は、タービンケーシング内に配置された冷却チャンバ内での冷却流体の分配を向上させるようなタービン冷却インサートを含む。タービン冷却インサートは、冷却チャンバに冷却流体を配向する横方向ポート及び端部ポートを含む。タービン冷却インサートは、流れの変動がタービンケーシングにおける様々な冷却チャンバ間で少なくなるように、冷却流体の流量調整及び拡散を提供する。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、更に、あらゆる当業者があらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる包含の方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
2 軸方向
3 長手方向軸線
4 半径方向
6 円周方向
10 タービンシステム
12 燃料ノズル
14 燃料供給
16 燃焼器
17 矢印
18 ブレード
20 タービン
21 タービン段
22 シャフト
24 圧縮機
26 負荷
28 供給空気
30 吸気口
32 ブレード
33 矢印
34 排気出口
35 流体導管
36 冷却供給空気
37 有孔部
38 冷却インサート
39 冷却ポート
40 冷却チャンバ
42 コントローラ
44 スロットルバルブ
46 フィードバック信号
47 センサ
48 第1の冷却チャンバ
49 第2の冷却チャンバ
52 第1段ノズル
54 第1段ブレード
56 ロータ
58 第2段ノズル
60 第2段ブレード
62 第3段ノズル
64 第3段ブレード
66 ケーシング
68 内側壁部
70 外側壁部
72 冷却流体導管
74 開口
76 ファスナー
77 半径方向深さ
78 冷却流体流れ
79 半径方向距離
80 軸線
82 側壁
84 端壁
86 取り付け端部
87 軸線
88 横方向ポート
89 直径
90 端部ポート
91 直径
92 挿入深さ
93 軸線
94 流路
95 内径
96 流路
98 領域
100 軸方向
102 半径方向
104 円周方向
105 中心領域
106 孔
108 中央端部ポート
110 第1のセット
112 第2のセット
120 湾曲端壁
122 軸線
124 横方向ポート
126 軸線
128 横方向ポート

Claims (20)

  1. タービンを備えるシステムであって、該タービンが、
    複数のタービンブレードを含むロータと、
    ロータを囲み、前記複数のタービンブレードを囲む内側壁部と、該内側壁部を囲む外側壁部と、前記内側壁部と前記外側壁部との間に位置する第1の冷却チャンバとを含むステータと、
    前記外側壁部の第1の開口を貫通して前記第1の冷却チャンバに延びた第1のタービン冷却インサートと、
    を含み、
    前記第1のタービン冷却インサートが、第1の軸線の回りに延びる第1の側壁と、前記第1の軸線に対して横方向に延びる第1の端壁と、前記第1の側壁を貫通して延びる横方向ポートの第1のセットと、前記第1の端壁を貫通して延びる端部ポートの第1のセットと、を含み、前記第1のタービン冷却インサートが、第1の冷却流体を前記横方向ポートの第1のセット及び前記端部ポートの第1のセットを通って前記第1の冷却チャンバに配向するように構成されている、システム。
  2. 前記第1のタービン冷却インサートが、前記横方向ポートの第1のセットを通る前記第1の冷却流体の第1の部分と、前記端部ポートの第1のセットを通る前記第1の冷却流体の第2の部分とを前記第1の冷却チャンバに配向するように構成されており、前記第1の部分が前記第2の部分よりも大きい、請求項1記載のシステム。
  3. 前記第1の冷却流体の前記第1の部分と前記第2の部分との比が、約2:1以上である、請求項2記載のシステム。
  4. 前記第1の冷却流体の前記第1の部分と前記第2の部分との比が、約5:1と約15:1との間である、請求項2記載のシステム。
  5. 前記横方向ポートの第1のセットの各横方向ポートが第1の幅を有し、前記端部ポートの第1のセットの各端部ポートが第2の幅を有し、前記第1の幅が前記第2の幅よりも大きい、請求項1記載のシステム。
  6. 前記第1の側壁が環状側壁を含み、前記第1の端壁が平坦な端壁を含み、前記横方向ポートの第1のセットの各横方向ポートが、前記第1の軸線を基準として半径方向に向けられ、前記端部ポートの第1のセットの各端部ポートが、前記第1の軸線を基準として軸方向に向けられる、請求項1記載のシステム。
  7. 前記第1の端壁が湾曲端壁を含む、請求項1記載のシステム。
  8. 前記端部ポートの第1のセットが、前記第1の軸線を基準として異なる角度を有する複数の異なる角度が付けられた端部ポートを含む、請求項1記載のシステム。
  9. 前記第1のタービン冷却インサートに結合された冷却空気供給口を備える、請求項1記載のシステム。
  10. 前記外側壁部の第2の開口を貫通して第2の冷却チャンバに延びる第2のタービン冷却インサートを備え、該第2のタービン冷却インサートが、第2の軸線の回りに延びる第2の側壁と、前記第2の軸線に対して横方向に延びる第2の端壁と、前記第2の側壁を貫通して延びる横方向ポートの第2のセットと、前記第2の端壁を貫通して延びる端部ポートの第2のセットとを含み、前記第2のタービン冷却インサートが、第2の冷却流体を前記横方向ポートの第2のセット及び前記端部ポートの第2のセットを通って前記第2の冷却チャンバに配向するように構成される、請求項1記載のシステム。
  11. 前記第1及び第2のタービン冷却インサートが、前記タービンの異なる段に配置される、請求項10記載のシステム。
  12. 前記第1及び第2のタービン冷却インサートが、前記タービンの共通の段内に配置される、請求項10記載のシステム。
  13. 前記第1のタービン冷却インサートに前記第1の冷却流体を供給するように構成された第1の流体導管と、前記第2のタービン冷却インサートに前記第2の冷却流体を供給するように構成された第2の流体導管と、を備える、請求項10記載のシステム。
  14. 圧縮機、燃焼器、発電機、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つに結合されたタービンを有するタービンシステムを備える、請求項1記載のシステム。
  15. タービン冷却インサートを備えたシステムであって、該タービン冷却インサートが、
    前記タービン冷却インサートの軸線の回りに延び、貫通して延びる横方向ポートのセットを含む側壁と、
    前記軸線に対して横方向に延び、貫通して延びる端部ポートのセットを含む端壁と、
    を含み、前記タービン冷却インサートが、冷却流体を前記横方向ポートのセット及び前記端部ポートのセットを通って中空タービンケーシングの冷却チャンバに配向するように構成される、システム。
  16. 前記タービン冷却インサートを有するガスタービンエンジンを備える、請求項15記載のシステム。
  17. 前記タービン冷却インサートが、前記横方向ポートのセットを通る前記冷却流体の第1の部分と、前記端部ポートのセットを通る前記冷却流体の第2の部分とを前記冷却チャンバに配向するように構成されており、前記第1の部分が前記第2の部分よりも大きい、請求項15記載のシステム。
  18. 前記第1の冷却流体の前記第1の部分と前記第2の部分との比が、約2:1と約20:1との間である、請求項17記載のシステム。
  19. タービンの中空タービンケーシングに延びるタービン冷却インサート内に冷却流体を受けるステップと、
    前記冷却流体を前記タービン冷却インサートの複数のポートを通って前記中空タービンケーシングの冷却チャンバに分配するステップと、
    を含む方法であって、
    前記複数のポートが、前記タービン冷却インサートの側壁内に配置された横方向ポートのセットを含み、前記複数のポートが、前記タービン冷却インサートの端壁内に配置された端部ポートのセットを含む、方法。
  20. 前記冷却流体を分配するステップが、
    前記横方向ポートのセットを通して前記冷却流体の第1の部分を配向するステップと、
    前記端部ポートのセットを通して前記冷却流体の第2の部分を配向するステップと、
    を含み、前記第1の部分が前記第2の部分よりも大きい、請求項19記載の方法。
JP2013088971A 2012-04-25 2013-04-22 タービン冷却システム Pending JP2013227974A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/456,185 2012-04-25
US13/456,185 US20130283814A1 (en) 2012-04-25 2012-04-25 Turbine cooling system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013227974A true JP2013227974A (ja) 2013-11-07

Family

ID=48182811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013088971A Pending JP2013227974A (ja) 2012-04-25 2013-04-22 タービン冷却システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20130283814A1 (ja)
EP (1) EP2657462A1 (ja)
JP (1) JP2013227974A (ja)
CN (1) CN103375204A (ja)
RU (1) RU2013118661A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016173104A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンシュラウドを冷却するためのシステム
JP2016538456A (ja) * 2013-11-08 2016-12-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ターボ機械の排気フレーム
WO2024053326A1 (ja) * 2022-09-05 2024-03-14 三菱重工業株式会社 ガスタービン用冷却流体ガイド及びガスタービン

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9562475B2 (en) * 2012-12-19 2017-02-07 Siemens Aktiengesellschaft Vane carrier temperature control system in a gas turbine engine
US9988943B2 (en) * 2015-04-27 2018-06-05 United Technologies Corporation Fitting for mid-turbine frame of gas turbine engine
US9926789B2 (en) * 2015-05-08 2018-03-27 United Technologies Corporation Flow splitting baffle
KR101790146B1 (ko) 2015-07-14 2017-10-25 두산중공업 주식회사 외부 케이싱으로 우회하는 냉각공기 공급유로가 마련된 냉각시스템을 포함하는 가스터빈.
US10371056B2 (en) * 2015-12-10 2019-08-06 United Technologies Corporation Multi-source turbine cooling air
US10641121B2 (en) * 2017-07-24 2020-05-05 Rolls-Royce North American Technologies Inc. Gas turbine engine with rotor tip clearance control system
US11698005B2 (en) 2020-02-07 2023-07-11 Raytheon Technologies Corporation Flow diverter for mid-turbine frame cooling air delivery

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3864056A (en) * 1973-07-27 1975-02-04 Westinghouse Electric Corp Cooled turbine blade ring assembly
US5704208A (en) * 1995-12-05 1998-01-06 Brewer; Keith S. Serviceable liner for gas turbine engine
JP3621523B2 (ja) * 1996-09-25 2005-02-16 株式会社東芝 ガスタービンの動翼冷却装置
FR2766517B1 (fr) * 1997-07-24 1999-09-03 Snecma Dispositif de ventilation d'un anneau de turbomachine
US6406254B1 (en) * 1999-05-10 2002-06-18 General Electric Company Cooling circuit for steam and air-cooled turbine nozzle stage
US6386825B1 (en) * 2000-04-11 2002-05-14 General Electric Company Apparatus and methods for impingement cooling of a side wall of a turbine nozzle segment
JP4698847B2 (ja) * 2001-01-19 2011-06-08 三菱重工業株式会社 ガスタービン分割環
US6450759B1 (en) * 2001-02-16 2002-09-17 General Electric Company Gas turbine nozzle vane insert and methods of installation
US6487863B1 (en) * 2001-03-30 2002-12-03 Siemens Westinghouse Power Corporation Method and apparatus for cooling high temperature components in a gas turbine
GB0117110D0 (en) * 2001-07-13 2001-09-05 Siemens Ag Coolable segment for a turbomachinery and combustion turbine
US7108479B2 (en) * 2003-06-19 2006-09-19 General Electric Company Methods and apparatus for supplying cooling fluid to turbine nozzles
DE102004012944A1 (de) * 2004-03-17 2005-10-06 Alstom Technology Ltd Drosselelement für Fluidsysteme
US8015826B2 (en) * 2007-04-05 2011-09-13 Siemens Energy, Inc. Engine brake for part load CO reduction
WO2011005858A2 (en) * 2009-07-09 2011-01-13 Frontline Aerospace, Inc. Compressor cooling for turbine engines
JP4958967B2 (ja) * 2009-12-15 2012-06-20 川崎重工業株式会社 換気構造を改良したガスタービンエンジン
US8550778B2 (en) * 2010-04-20 2013-10-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Cooling system of ring segment and gas turbine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016538456A (ja) * 2013-11-08 2016-12-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ターボ機械の排気フレーム
JP2016173104A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンシュラウドを冷却するためのシステム
WO2024053326A1 (ja) * 2022-09-05 2024-03-14 三菱重工業株式会社 ガスタービン用冷却流体ガイド及びガスタービン

Also Published As

Publication number Publication date
RU2013118661A (ru) 2014-10-27
CN103375204A (zh) 2013-10-30
EP2657462A1 (en) 2013-10-30
US20130283814A1 (en) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013227974A (ja) タービン冷却システム
JP6514432B2 (ja) 複数の燃料噴射器を持つ多管式燃料ノズルを有するシステム及び方法
EP2662626B1 (en) System and method having multi-tube fuel nozzle with differential flow
JP6669424B2 (ja) 移行ノズルを冷却する方法及びシステム
US9416973B2 (en) Micromixer assembly for a turbine system and method of distributing an air-fuel mixture to a combustor chamber
US9109842B2 (en) Fuel air heat exchanger
KR101817460B1 (ko) 가스 터빈
US8495881B2 (en) System and method for thermal control in a cap of a gas turbine combustor
US9291352B2 (en) System having a multi-tube fuel nozzle with an inlet flow conditioner
US8959886B2 (en) Mesh cooled conduit for conveying combustion gases
US20120186261A1 (en) System and method for a gas turbine exhaust diffuser
JP7242277B2 (ja) クロスフローを二次燃焼ゾーンに導入するためのシンブルアセンブリ
EP2532959B1 (en) System and method for supplying fuel
JP2014196899A (ja) マルチ噴射器微細混合システム
JP7051329B2 (ja) レゾネータを有する燃料ノズルアセンブリ
JP2022060150A (ja) 燃料インジェクタ用の改良された燃料回路
CN205090421U (zh) 燃气涡轮发动机
JP6599167B2 (ja) 燃焼器キャップ組立体
KR20200026729A (ko) 냉각 마이크로채널을 갖는 이중 연료 랜스
JP2011241824A (ja) タービン燃焼器トランジションピースを冷却するためのシステム
JP2012037225A (ja) タービンエンジン用の燃焼器アセンブリ及びその組み立て方法
US20180163968A1 (en) Fuel Nozzle Assembly with Inlet Flow Conditioner
US11879359B2 (en) Transition piece, combustor, and gas turbine engine
US8640974B2 (en) System and method for cooling a nozzle
US10718267B2 (en) Turbine engine cooling with substantially uniform cooling air flow distribution