JP2013225393A - Led照明機器及びこれに用いられる半導体装置 - Google Patents

Led照明機器及びこれに用いられる半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価なLED照明機器を提供する。
【解決手段】LED照明機器1は、複数のLED(図2ではLEDモジュール20a〜20d)を直列に接続して成るLEDストリングLSと、LEDストリングLSに供給される入力電圧VINの変動に応じてLEDの点灯数を変えながらLEDストリングLSに流れる駆動電流ILEDの定電流制御を行う発光制御部Xと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、LED照明機器及びこれに用いられる半導体装置に関するものである。
近年、LED[light emitting diode]を光源に用いたLED照明機器が種々実用化されている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2010−73689号公報
ところで、n直列(ただしn≧2)のLEDストリングを備えたLED照明機器では、n個全てのLEDを一定の輝度で発光させるために、LEDストリングのアノードに印加される入力電圧をスイッチングレギュレータやチャージポンプにより十分に高めた上で、LEDストリングに流れる駆動電流の定電流制御を行う構成が一般に採用されていた。
しかし、上記従来の構成では、回路規模の大きいスイッチングレギュレータやチャージポンプを必要とし、LED照明機器のコストアップを招くという課題があった。
本発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、安価なLED照明機器とこれに用いられる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本明細書中に開示されたLED照明機器は、複数のLEDを直列に接続して成るLEDストリングと、前記LEDストリングに供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの点灯数を変えながら前記LEDストリングに流れる駆動電流の定電流制御を行う発光制御部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るLED照明機器は、交流電圧を全波整流して前記入力電圧を生成する全波整流器をさらに有する構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るLED照明機器において、前記発光制御部は、前記入力電圧が低いほど、下流側のLEDを前記駆動電流の供給対象から除外する構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るLED照明機器において、前記発光制御部は、前記駆動電流を引き込むための一端が各々異なるLEDのカソードに接続された複数のシンクドライバを含んでおり、前記複数のシンクドライバは、前記入力電圧が低いほど上流側のLEDのカソードから前記駆動電流を引き込むように連携して駆動される構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成るLED照明機器において、前記複数のシンクドライバは複数の半導体装置に各々集積化されている構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成るLED照明機器において、前記複数の半導体装置は、それぞれ、前記シンクドライバと、前記LEDのカソード電圧を検出して前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるか否かを判定する電圧検出部と、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記シンクドライバを駆動して前記駆動電流の定電流制御を行う一方で上流側の半導体装置に対してシンクドライバ停止指示を送出する制御部と、を有する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成るLED照明機器において、前記複数の半導体装置は、各々のシンクドライバが直列に並ぶように接続されており、前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記シンクドライバをフルオン状態とする一方で上流側の半導体装置に対してシンクドライバ動作指示を送出する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成るLED照明機器において、前記制御部は、外部で設定される第1電流が大きいほど前記駆動電流が大きくなるように前記駆動電流の目標値を設定する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第8の構成から成るLED照明機器において、前記複数の半導体装置は、それぞれ、前記制御部からの指示に基づいて第2電流を生成する可変電流源をさらに有し、前記第2電流は、上流側の半導体装置にとって前記第1電流に相当するものであり、前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記第2電流をゼロ値に設定し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記第2電流を前記第1電流と同値に設定する構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第9の構成から成るLED照明機器において、前記制御部は、外部で設定される第3電流が閾値電流を上回っているときに、前記駆動電流のミュート処理を行う構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第10の構成から成るLED照明機器において、最下流側の半導体装置には周囲温度が高いほど電流値が大きくなるように前記第3電流を設定するための負特性サーミスタが接続されている構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第11の構成から成るLED照明機器において、前記発光制御部は、前記入力電圧を調整する電圧調整回路をさらに含む構成(第12の構成)にするとよい。
また、上記第12の構成から成るLED照明機器において、前記電圧調整回路は、前記入力電圧を平滑化する平滑キャパシタを含む構成(第13の構成)にするとよい。
また、上記第13の構成から成るLED照明機器において、前記電圧調整回路は、前記全波整流器と前記LEDストリングとの間に接続されたダイオードと、力率改善を行うバレイフィル回路と、をさらに含む構成(第14の構成)にするとよい。
また、上記第11〜第14いずれかの構成から成るLED照明機器は、前記交流電圧の印加ライン上に設けられた位相調光器にブリーダ電流を供給するブリーダ回路をさらに有する構成(第15の構成)にするとよい。
また、上記第15の構成から成るLED照明機器において、前記ブリーダ回路は、前記複数の半導体装置と同一の構成であって前記シンクドライバにより前記ブリーダ電流を生成するブリーダ用半導体装置と、前記駆動電流が前記位相調光器の保持電流を上回っているか否かに応じて前記ブリーダ用半導体装置の第3電流をオン/オフする電流検出回路とを含む構成(第16の構成)にするとよい。
また、本明細書中で開示されている半導体装置は、第1端子と第2端子との間に流れる駆動電流の定電流制御を行うシンクドライバと、前記第1端子の印加電圧を検出して前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるか否かを判定する電圧検出部と、前記電圧検出部の判定結果に応じて前記シンクドライバの駆動制御を行う制御部とを有し、前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには、前記シンクドライバを駆動して前記駆動電流の定電流制御を行う一方で第3端子からシンクドライバ停止指示を送出し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには、前記シンクドライバをフルオン状態とする一方で前記第3端子からシンクドライバ動作指示を送出する構成(第17の構成)とされている。
なお、上記第17の構成から成る半導体装置において、前記制御部は、第4端子に流れる第1電流が大きいほど前記駆動電流が大きくなるように前記駆動電流の目標値を設定する構成(第18の構成)にするとよい。
また、上記第18の構成から成る半導体装置は、前記制御部からの指示に基づいて前記第3端子に流れる第2電流を生成する可変電流源をさらに有し、前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記第2電流をゼロ値に設定し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記第2電流を前記第1電流と同値に設定する構成(第19の構成)にするとよい。
また、上記第19の構成から成る半導体装置において、前記制御部は、第5端子に流れる第3電流が閾値電流を上回っているときに前記駆動電流のミュート処理を行う構成(第20の構成)にするとよい。
本発明によれば、安価なLED照明機器とこれに用いられる半導体装置を提供することが可能となる。
半導体装置の一構成例を示すブロック図 LED照明機器の第1実施形態を示す図 LED点灯数の可変動作を説明するための状態遷移図 入力電圧VINに応じたソースドライバ駆動制御を説明するための図 第1実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図 ICOMPとILEDゲインとの関係を示す図 LED照明機器の第2実施形態を示す図 第2実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図 LED照明機器の第3実施形態を示す図 第3実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図 LED照明機器の第4実施形態を示す図 ブリーダ動作を説明するための図 LEDランプの一構成例を示す正面図(部分断面図を含む)
<半導体装置>
図1は、LED照明機器に用いられる半導体装置の一構成例を示すブロック図である。本構成例の半導体装置10は、内部電圧生成部11と、可変電流源12と、電圧検出部13と、シンクドライバ14と、制御部15と、を有する。
また、半導体装置10は、外部との電気的な接続を確立するために6本の外部端子(1ピン(VIN)、2ピン(IDET)、3ピン(IIN)、4ピン(ICOMP)、5ピン(ISET)、及び、6ピン(IOUT))を有する。
なお、半導体装置10では、6ピン(IOUT)に印加される電圧が基準電圧SUBとして用いられる。従って、特に断らない限り、図1の説明中で用いられる各種の電圧は、いずれもSUB基準であるものとする。
内部電圧生成部11は、1ピン(VIN)に印加される入力電圧VINから一定の内部電圧VREGを生成して装置各部に供給する。内部電圧生成部11には、サーマルシャットダウン[thermal shut down]回路やUVLO[under voltage locked out]回路などの異常保護回路が含まれている。この異常保護回路は、半導体装置10の温度異常や入力電圧VINの減電圧異常を検出して制御部15に異常保護信号S3を送出する。異常保護信号S3は、例えば、異常時にハイレベルとなり正常時にローレベルとなる。
可変電流源12は、2ピン(IDET)と基準電圧SUBの印加端との間に接続されており、制御部15からの指示に基づいて、2ピン(IDET)に流れる検出電流IDETを生成する。検出電流IDETの意義については後述する。
電圧検出部13は、3ピン(IIN)の印加電圧V1を検出して比較信号S1及びS2を生成する回路ブロックであり、コンパレータ131及び132と、抵抗133及び134と、を含む。
抵抗133及び134は、3ピン(IIN)と基準電圧SUBの印加端との間に直列接続されており、互いの接続ノードから分圧電圧V2を出力する。
コンパレータ131は、非反転入力端(+)に印加される分圧電圧V2と、反転入力端(−)に印加される閾値電圧Vth1(例えば1.5V)とを比較して比較信号S1を生成する。比較信号S1は、分圧電圧V2が閾値電圧Vth1よりも高ければハイレベルとなり、分圧電圧V2が閾値電圧Vth1よりも低ければローレベルとなる。比較信号S1がハイレベルであれば、シンクドライバ14による駆動電流ILEDの定電流制御が可能であると判定されたことになり、比較信号S1がローレベルであれば、シンクドライバ14による駆動電流ILEDの定電流制御が可能でないと判定されたことになる。
コンパレータ132は、非反転入力端(+)に印加される分圧電圧V2と、反転入力端(−)に印加される閾値電圧Vth2(例えば30V)とを比較して比較信号S2を生成する。比較信号S2は、分圧電圧V2が閾値電圧Vth2よりも高ければハイレベルとなり、分圧電圧V2が閾値電圧Vth2よりも低ければローレベルとなる。比較信号S2がハイレベルであれば、印加電圧V1が過電圧状態に陥っていると判定されたことになり、比較信号S2がローレベルであれば、印加電圧V1が過電圧状態に陥っていないと判定されたことになる。
シンクドライバ14は、制御部15からの指示に基づいて、3ピン(IIN)と6ピン(IOUT)との間に流れる駆動電流ILEDの定電流制御を行う回路ブロックであり、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ141と、抵抗142と、オペアンプ143とを含む。トランジスタ141のドレインは、3ピン(IIN)に接続されている。トランジスタ141のソース及びバックゲートは、抵抗142を介して6ピン(IOUT)に接続されている。トランジスタ141のゲートは、オペアンプ143の出力端に接続されている。オペアンプ143の非反転入力端(+)は、制御部15に接続されている。オペアンプ143の反転入力端(−)は、トランジスタ141のソースに接続されている。
上記構成から成るシンクドライバ14において、オペアンプ143は、制御部15から非反転入力端(+)に印加される電圧V3と、反転入力端(−)に印加される電圧V4が一致するように、トランジスタ141のゲート電圧を生成する。従って、トランジスタ141に流れる駆動電流ILEDは、電圧V3と抵抗142の抵抗値(R142)によって定まる一定の電流値(=V3/R142)となるように制御される。
なお、上記構成から成るシンクドライバ14によって駆動電流ILEDの定電流制御を行うためには、0.5V程度の印加電圧V1が必要である。
制御部15は、電圧検出部13から入力される比較信号S1及びS2、内部電圧生成部11から入力される異常保護信号S3、5ピン(ISET)に流れる設定電流ISET、並びに、4ピン(ICOMP)に流れる比較電流ICOMPに基づいて、シンクドライバ14と可変電流源12の駆動制御を行う。
より具体的に述べると、制御部15は、比較信号S1がハイレベルであるときには、設定電流ISETに応じた電圧V3を生成し、この電圧V3に応じた駆動電流ILEDの定電流制御が行われるようにシンクドライバ14を駆動する。なお、制御部15は、設定電流ISETが大きいほど駆動電流ILEDが大きくなるように、電圧V3の電圧値(駆動電流ILEDの目標値に相当)を設定する。また、制御部15は、比較信号S1がハイレベルであるときには、検出電流IDETをゼロ値に設定するように可変電流源12を駆動する。その意義については後述する。
一方、制御部15は、比較信号S1がローレベルであるときには、設定電流ISETに依ることなく、電圧V3の電圧値を上限まで引き上げてシンクドライバ14をフルオン状態とする。その意義については後述する。また、制御部15は、比較信号S1がローレベルであるときには、検出電流IDETを設定電流ISETと同値に設定するように可変電流源12を駆動する。その意義についても後述する。
また、制御部15は、比較信号S2または異常保護信号S3がハイレベルであるときには、設定電流ISETに依ることなく、電圧V3を下限(基準電圧SUB)まで引き下げてシンクドライバ14を強制停止状態とする。このような動作により、何らかの異常が生じたときには、駆動電流ILEDを強制的に停止することができるので、システムの安全性を高めることが可能となる。
また、制御部15は、比較電流ICOMPが閾値電流を上回っているときには、設定電流ISETに依ることなく、電圧V3の電圧値を連続的または離散的に引き下げていくことにより、駆動電流ILEDのミュート処理が行われるようにシンクドライバ14を駆動する。その意義については後述する。
<LED照明機器>
図2は、LED照明機器の第1実施形態を示す図である。第1実施形態のLED照明機器1は、LEDストリングLSと、全波整流器DBと、発光制御部Xと、を有する。
LEDストリングLSは、複数のLED(図2では、4つのLEDモジュール20a〜20d)を直列に接続して成る。LEDモジュール20a〜20dは、それぞれ、昼光色(色温度5000K程度)や電球色(色温度3000K程度)の光を発するLED照明機器1の光源であり、単一または複数のLEDを直列に含む。具体的には、LEDモジュール20aが6つのLEDを直列に含み、LEDモジュール20b〜20dがそれぞれ2つのLEDを直列に含む構成などが考えられる。なお、LEDモジュールの直列接続数は、任意に増減することが可能である。
全波整流器DBは、商用交流電源PWから供給される交流電圧VACを全波整流して、LEDストリングLSの入力電圧VINを生成する。全波整流器DBの第1出力端(入力電圧VINの印加端)は、LEDストリングLSのアノードに接続されている。全波整流器DBの第2出力端は、接地端に接続されている。全波整流器DBとしては、ダイオードブリッジを好適に用いることができる。なお、全波整流器DBの前段にノイズやサージを除去するためのフィルタ回路を設けてもよい。
発光制御部Xは、LEDストリングLSに供給される入力電圧VINの周期的な変動に応じてLEDモジュール20a〜20dの点灯数を変えながらLEDストリングLSに流れる駆動電流ILEDの定電流制御を行う回路ブロックであり、半導体装置10a〜10dと、抵抗30a〜30dと、抵抗40a〜40dと、負特性サーミスタ50とを含む。
半導体装置10a〜10dとしては、いずれも先出の半導体装置10(図1を参照)が用いられているので、各々の内部構成については重複した説明を割愛し、以下では相互間の接続関係について詳述する。
最上流側に設けられた半導体装置10aの1ピン(VIN)は、抵抗30aを介して入力電圧VINの印加端に接続されている。半導体装置10aの2ピン(IDET)は、オープンとされている。半導体装置10aの3ピン(IIN)は、LEDモジュール20aのカソードに接続されている。半導体装置10aの4ピン(ICOMP)は、オープンとされている。半導体装置10aの5ピン(ISET)は、抵抗40aを介して半導体装置10bの2ピン(IDET)に接続されている。半導体装置10aの6ピン(IOUT)は、半導体装置10bの3ピン(IIN)に接続されている。
半導体装置10aよりも1段下流側に設けられた半導体装置10bの1ピン(VIN)は、抵抗30bを介して入力電圧VINの印加端に接続されている。半導体装置10bの2ピン(IDET)は、先述のように抵抗40aを介して半導体装置10aの5ピン(ISET)に接続されている。半導体装置10bの3ピン(IIN)は、LEDモジュール20bのカソードに接続されている。半導体装置10bの4ピン(ICOMP)は、オープンとされている。半導体装置10bの5ピン(ISET)は、抵抗40bを介して半導体装置10cの2ピン(IDET)に接続されている。半導体装置10bの6ピン(IOUT)は、半導体装置10cの3ピン(IIN)に接続されている。
半導体装置10bよりも1段下流側に設けられた半導体装置10cの1ピン(VIN)は、抵抗30cを介して入力電圧VINの印加端に接続されている。半導体装置10cの2ピン(IDET)は、先述のように抵抗40bを介して半導体装置10bの5ピン(ISET)に接続されている。半導体装置10cの3ピン(IIN)は、LEDモジュール20cのカソードに接続されている。半導体装置10cの4ピン(ICOMP)は、オープンとされている。半導体装置10cの5ピン(ISET)は、抵抗40cを介して半導体装置10dの2ピン(IDET)に接続されている。半導体装置10cの6ピン(IOUT)は、半導体装置10dの3ピン(IIN)に接続されている。
半導体装置10cよりも1段下流側(最下流側)に設けられた半導体装置10dの1ピン(VIN)は、抵抗30dを介して入力電圧VINの印加端に接続されている。半導体装置10dの2ピン(IDET)は、先述のように抵抗40cを介して半導体装置10cの5ピン(ISET)に接続されている。半導体装置10dの3ピン(IIN)は、LEDモジュール20dのカソードに接続されている。半導体装置10dの4ピン(ICOMP)は、負特性サーミスタ50を介して接地端に接続されている。半導体装置10dの5ピン(ISET)は、抵抗40dを介して接地端に接続されている。半導体装置10dの6ピン(IOUT)は、接地端に接続されている。
このように、半導体装置10a〜10dは、各々のシンクドライバ14が直列に並ぶように接続されている。そして、上記構成から成る発光制御部Xは、入力電圧VINが低いほど、より下流側のLEDモジュールを駆動電流ILEDの供給対象から除外するように動作する。より具体的に述べると、上記構成から成る発光制御部Xにおいて、半導体装置10a〜10dに各々内蔵されたシンクドライバ14は、入力電圧VINが低いほど、より上流側に設けられたLEDモジュールのカソードから駆動電流ILEDを引き込むように連携して駆動される。以下では、発光制御部XによるLED点灯数の可変動作について詳細に説明する。
図3は、発光制御部XによるLED点灯数の可変動作を説明するための状態遷移図であり、紙面の左から順に、状態A〜Dが描写されている。また、図4は、入力電圧VINに応じたソースドライバ駆動制御を説明するための図であり、紙面の上から順に、入力電圧VINと、半導体装置10a〜10dごとのソースドライバ駆動状態が描写されている。
状態Aは、4つの状態の中で入力電圧VINが最も低い状態であり、カソード電圧Va〜Vd(図1の印加電圧V1に相当)と閾値電圧Vth1との関係は、Va>Vth1>Vb,Vc,Vdとなっている。このとき、最下流側の半導体装置10dでは、比較信号S1がローレベルとなるので、制御部15は、シンクドライバ14をフルオン状態とする一方、可変電流源12の検出電流IDETを設定電流ISETと同値に設定する。なお、設定電流ISETは、抵抗40dによって適宜調整することが可能である。半導体装置10dで生成される検出電流IDETは、1段上流側の半導体装置10cにとって設定電流ISETに相当するものである。従って、半導体装置10dで検出電流IDETを設定電流ISETと同値に設定するということは、半導体装置10dから半導体装置10cに対してシンクドライバ動作指示(Run)を送出するということに相当する。つまり、状態Aでは、半導体装置10dから半導体装置10cに対して駆動電流ILEDの定電流制御権が委譲される。ただし、状態Aでは、半導体装置10c及び10bでも比較信号S1がローレベルとなるので、上記と同様の動作が繰り返され、駆動電流ILEDの定電流制御権は、最終的に最上流側の半導体装置10aまで委譲される。半導体装置10aでは、比較信号S1がハイレベルとなるので、設定電流ISETに応じた駆動電流ILEDの定電流制御が行われる。その結果、状態Aでは、LEDモジュール20aに流れる駆動電流ILEDがLEDモジュール20aのカソードから半導体装置10aに引き込まれた後、半導体装置10b〜10dを介して接地端に流し込まれる。従って、状態Aでは、LEDモジュール20b〜20dが駆動電流ILEDの供給対象から除外された状態となり、LEDモジュール20aのみが点灯される。
状態Bは、4つの状態の中で入力電圧VINが2番目に低い状態であり、カソード電圧Va〜Vdと閾値電圧Vth1との関係は、Va>Vb>Vth1>Vc,Vdとなる。このとき、駆動電流ILEDの定電流制御権は、先と同様の動作により、半導体装置10bまで委譲され、半導体装置10bによる駆動電流ILEDの定電流制御が行われる。また、半導体装置10bでは、可変電流源12の検出電流IDETがゼロ値に設定される。このような設定を行うことは、半導体装置10bから半導体装置10aに対してシンクドライバ停止指示(Stop)を送出するということに相当する。その結果、状態Bでは、LEDモジュール20a及び20bに流れる駆動電流ILEDがLEDモジュール20bのカソードから半導体装置10bに引き込まれた後、半導体装置10c及び10dを介して接地端に流し込まれる。従って、状態Bでは、LEDモジュール20c及び20dが駆動電流ILEDの供給対象から除外された状態となり、LEDモジュール20a及び20bが点灯される。
状態Cは、4つの状態の中で入力電圧VINが2番目に高い状態であり、カソード電圧Va〜Vdと閾値電圧Vth1との関係は、Va>Vb>Vc>Vth1>Vdとなる。このとき、駆動電流ILEDの定電流制御権は、先と同様の動作により、半導体装置10cまで委譲され、半導体装置10cによる駆動電流ILEDの定電流制御が行われる。また、シンクドライバ停止指示(Stop)は、半導体装置10cから半導体装置10bに送出されると共に、半導体装置10bから半導体装置10aにも送出される。その結果、状態Cでは、LEDモジュール20a〜20cに流れる駆動電流ILEDがLEDモジュール20cのカソードから半導体装置10cに引き込まれた後、半導体装置10dを介して接地端に流し込まれる。従って、状態Cでは、LEDモジュール20dのみが駆動電流ILEDの供給対象から除外された状態となり、LEDモジュール20a〜20cが点灯される。
状態Dは、4つの状態の中で入力電圧VINが最も高い状態であり、カソード電圧Va〜Vdと閾値電圧Vth1との関係は、Va>Vb>Vc>Vd>Vth1となる。このとき、駆動電流ILEDの定電流制御権は、半導体装置10dが持つことになり、半導体装置10dによる駆動電流ILEDの定電流制御が行われる。また、シンクドライバ停止指示(Stop)は、半導体装置10dから半導体装置10c、半導体装置10cから半導体装置10b、及び、半導体装置10bから半導体装置10aにそれぞれ送出される。その結果、状態Dでは、LEDモジュール20a〜20dに流れる駆動電流ILEDがLEDモジュール20dのカソードから半導体装置10dに引き込まれて接地端に流し込まれる。従って、状態Dでは、LEDモジュール20a〜20dが全て点灯される。
上記の状態A〜Dは、入力電圧VINの周期的な変動に応じて、図4の順序で変遷していく(D→C→B→A→B→C→D)。なお、半導体装置10a〜10dを個々に見た場合、3ピン(IIN)と6ピン(IOUT)との電位差(=V1−SUB)が大きいほど駆動電流ILEDを流したときの電力ロスPloss(=ILED×(V1−SUB))が大きくなる。従って、LEDモジュール20a〜20dに含まれるLED直列数については、できるだけ下流側の半導体装置が駆動電流ILEDの定電流制御権を持っていられるように調整することが望ましい。
図5は、第1実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図である。このように、LED照明機器1の消費電力Pは、入力電圧VINの変動に合わせて周期的に増減する形となる。これは、既存の白熱電球に似た挙動であると言える。なお、LED点灯数の可変動作に伴い、LEDストリングLS全体の輝度には周期的な揺らぎが生じるが、この揺らぎは人間の目で視認されるものではない。
このように、第1実施形態のLED照明機器1は、LEDストリングLSに含まれるLEDモジュール20a〜20d全てを一定の輝度で点灯することに固執せず、入力電圧VINの変動に応じて点灯可能なものだけを一定の輝度で点灯する構成とされている。このような構成とすることにより、回路規模の大きいスイッチングレギュレータやチャージポンプが不要となるので、LED照明機器1のコストダウンを実現することが可能となる。
なお、先の説明では、シンクドライバ14をフルオン状態とする際、オペアンプ143の非反転入力端(+)に印加される電圧V3を設定範囲の上限値まで引き上げる構成を例に挙げたが、シンクドライバ14の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、図2や図3で示したように、シンクドライバ14(電流源)と並列にスイッチを設けておき、当該スイッチをオン/オフする構成としてもよい。
次に、比較電流ICOMPに応じた駆動電流ILEDのミュート処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、比較電流ICOMPと駆動電流ILEDのゲインとの関係を示す図である。半導体装置10a〜10dの各々において、制御部15は、比較電流ICOMPが閾値電流Ith1に達するまで駆動電流ILEDのゲインを100%に維持する一方、比較電流ICOMPが閾値電流Ith1を上回ると駆動電流ILEDのゲインを徐々に引き下げていき、比較電流ICOMPが閾値電流Ith2に達した時点で駆動電流ILEDのゲインが0%となるように、駆動電流ILEDのミュート処理を行う。
半導体装置10a〜10cの4ピン(ICOMP)はいずれもオープン状態とされているので、各々の比較電流ICOMPはゼロであり、上記のミュート処理は行われない(ゲイン100%)。一方、最下流側に設けられた半導体装置10dの4ピン(ICOMP)には、周囲温度Tempが高いほど抵抗値が小さくなる負特性サーミスタ50が接続されているので、半導体装置10dの比較電流ICOMPは、周囲温度Tempが高いほどその電流値が大きくなる。
従って、半導体装置10dにおいて、制御部15は、周囲温度Tempが閾値温度Tth1(閾値電流Ith1に相当)に達するまで駆動電流ILEDのゲインを100%に維持する一方、周囲温度Tempが閾値温度Tth1を上回ると駆動電流ILEDのゲインを徐々に引き下げていき、周囲温度Tempが閾値温度Tth2(閾値電流Ith2に相当)に達した時点で駆動電流ILEDのゲインが0%となるように、駆動電流ILEDのミュート処理を行う。このような構成とすることにより、周囲温度Tempの異常上昇が生じたときには、駆動電流ILEDのゲインが引き下げられるので、システムの安全性を高めることが可能となる。
なお、駆動電流ILEDは、状態A〜Dのいずれにおいても、最終的に最下流側の半導体装置10dを介して流れるので、負特性サーミスタ50は半導体装置10にのみ接続すれば足りる。
<第2実施形態>
図7は、LED照明機器の第2実施形態を示す図である。第2実施形態は、先出の第1実施形態とほぼ同様の構成であり、発光制御部Xが電圧調整回路60をさらに含む点に特徴を有している。そこで、第1実施形態と同様の構成要素については、図2と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第2実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
電圧調整回路60は、全波整流器DBとLEDストリングLSとの間に設けられて入力電圧VINの調整を行う回路ブロックであり、第2実施形態では、入力電圧VINを平滑化する平滑キャパシタ61を含む。
このような構成とすることにより、入力電圧VINがゼロ値またはその近傍値まで低下することを防止して、フリッカの要因となるLEDストリングLSの意図しない周期的な消灯を解消することが可能となる(図8を参照)。
<第3実施形態>
図9は、LED照明機器の第3実施形態を示す図である。第3実施形態は、先出の第2実施形態とほぼ同様の構成であり、電圧調整回路60がダイオード62とバレイフィル回路63をさらに含む点に特徴を有している。そこで、第2実施形態と同様の構成要素については、図7と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第3実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
ダイオード62のアノードは、全波整流器DBの出力端(入力電圧VINの印加端)に接続されている。ダイオード62のカソードは、LEDストリングLSのアノードに接続されている。バレイフィル回路63は、LED照明機器1の力率改善を行うための回路ブロックであり、ダイオード62のカソードと接地端との間に接続されている。なお、バレイフィル回路63としては、ダイオードとキャパシタから成る既知の回路構成を採用すればよく、その詳細については説明を割愛する。
このような構成とすることにより、平滑キャパシタ61に必要な容量を小さく抑えると共に、LED照明機器1の力率を改善することが可能となる(図10を参照)。特に、平滑度が高い反面、力率の低下を招きやすい電解コンデンサを平滑キャパシタ61として用いる場合には、上記した第3実施形態の構成を採用することが望ましい。
<第4実施形態>
図11は、LED照明機器の第4実施形態を示す図である。第4実施形態は、先出の第3実施形態とほぼ同様の構成であり、交流電圧VINの印加ライン上に設けられたトライアック調光器(位相調光器)DIMに対してブリーダ電流IBを供給するブリーダ回路Yを追加した点に特徴を有している。そこで、第3実施形態と同様の構成要素については、図9と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では第4実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
トライアック調光器DIMは、商用交流電源PWから供給される交流電圧VACの位相制御を行う。より具体的に述べると、トライアック調光器DIMは、交流電圧VACが所定の位相角に達するまでオフとなり、LED照明機器1への給電経路を遮断する。一方、トライアック調光器DIMは、交流電圧VACが所定の位相角に達して以後オンとなり、LED照明機器1への給電経路を導通する。ただし、トライアック調光器DIMは、回路構造上、そのオン時に流れる調光電流IDIMとして所定値以上の保持電流Ihldを流しておかなければ、誤動作(誤オフ)を生じてフリッカの原因となる。
ブリーダ回路Yは、半導体装置10eと、抵抗30eと、抵抗40eと、抵抗70と、電流検出回路80と、を含む。半導体装置10eは、先出の半導体装置10a〜10dと同一の構成である(図1を参照)。1ピン(VIN)は、抵抗30eを介して全波整流器DBの第1出力端(入力電圧VINの印加端)に接続されている。2ピン(IDET)はオープン状態とされている。3ピン(IIN)は、抵抗70を介して全波整流器DBの第1出力端(入力電圧VINの印加端)に接続されている。4ピン(ICOMP)は、電流検出回路80に接続されている。5ピン(ISET)は、抵抗40e及び電流検出回路80に接続されている。6ピン(IOUT)は、ブリーダ電流IBの出力端として全波整流器DBの第2出力端(接地端)に接続されている。
このように、第4実施形態のLED照明機器1では、ブリーダ電流IBを生成するためのブリーダ用半導体装置として、半導体装置10a〜10dと同一構成の半導体装置10eが用いられている。
電流検出回路80は、駆動電流ILEDがトライアック調光器DIMの保持電流Ihldを上回っているか否かに応じて半導体装置1oeの比較電流ICOMPをオン/オフする回路ブロックであり、npn型バイポーラトランジスタ81と、抵抗82及び83と、ダイオード84と、を含む。
トランジスタ81のコレクタは、半導体装置10eの4ピン(ICOMP)に接続されている。トランジスタ81のエミッタは、抵抗82を介して全波整流器DBの第2出力端(接地端)に接続されている。トランジスタ81のベースは、半導体装置10dの6ピン(IOUT)と抵抗83の第1端に接続されている。抵抗83の第2端は、ダイオード84のアノードに接続されている。ダイオード84のカソードは、全波整流器DBの第2出力端(接地端)に接続されている。
上記構成から成るブリーダ回路Yの動作について説明する。駆動電流ILEDが所定値よりも大きくなると、トランジスタ81のベース・エミッタ間電圧が大きくなって、トランジスタ81がオンとなり、半導体装置10eに比較電流ICOMPが流れる。逆に、駆動電流ILEDが所定値よりも小さくなると、トランジスタ81のベース・エミッタ間電圧が小さくなって、トランジスタ81がオフとなり、半導体装置10eに比較電流ICOMPが流れなくなる。
ここで、抵抗82の抵抗値は、トランジスタ81がオンされている間、図6の閾値電流Ith2よりも大きい比較電流ICOMPが流れるように設定されている。また、抵抗83の抵抗値は、駆動電流ILEDが保持電流Ihldを上回ったときに、トランジスタ81がオンするように設定されている。
図12は、ブリーダ回路Yの動作を説明するための波形図であり、上から順に、入力電圧VINと調光電流IDIM(=ILED+IB)が描写されている。本図で示したように、トライアック調光器DIMのオン期間Tonにおいて、駆動電流ILEDが保持電流Ihldを下回っているときには、シンクドライバ14によるブリーダ電流IBの生成が行われる一方、駆動電流ILEDが保持電流Ihldを上回っているときには、シンクドライバ14によるブリーダ電流IBの生成が停止される。また、トライアック調光器DIMのオフ期間Toffには、入力電圧VINがゼロ値となるので、ブリーダ電流IBの生成も停止される。
このように、図1の半導体装置10は、発光制御部Xを構成するだけでなく、これに簡易な電流検出回路80を外付けするだけでブリーダ回路Yを構成することも可能である。
<LEDランプ>
図13は、本発明の適用対象となるLEDランプの一構成例を示す正面図(部分断面図を含む)である。本構成例のLEDランプ100は、LED基板200と、複数のLEDモジュール300と、透光カバー400と、放熱部材500と、電源部600と、一対の口金700と、を有する。
LEDランプ100は、直管形蛍光灯の代替品として用いられるものであり、直管形の蛍光灯用の照明器具に取り付け可能に構成されている。なお、LEDランプ100は、先出のLED照明機器1に相当する。
LED基板200は、LEDランプ100の長手方向に沿って延びる長矩形状であり、たとえばアルミナなどのセラミックスやガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料から成る基材と、この基材上に形成された配線パターンを有する。LED基板200は、複数のLEDモジュール300を支持すると共に、電源部600から複数のLEDモジュール300への電力供給経路を提供する。
複数のLEDモジュール300は、LEDランプ100の光源であり、本構成例では、LED基板200上においてその長手方向に配列されている。なお、複数のLEDモジュール300は、先出のLEDモジュール20a〜20d(図2などを参照)に相当する。
透光カバー400は、複数のLEDモジュール300を保護するとともに、これらからの光を拡散させつつ透過させる。透光カバー400は、例えば乳白色のポリカーボネイト等の樹脂から成り、円筒形状とされている。
放熱部材500は、LEDモジュール300からの熱を外部へと伝えるためのものであり、例えばアルミニウムから成る。放熱部材500は、断面略コの字形状とされており、LEDランプ100の長手方向に延びている。放熱部材500の上面には、LED基板200が取り付けられている。放熱部材500は、電源収容部510を有する。電源収容部510には、電源部600が収容されている。
電源部600は、商用交流電源(AC100V)から入力される交流電力を直流電力に変換して複数のLEDモジュール300に出力する。なお、電源部600については、先出の半導体装置10を用いて適宜構成することが可能である(図2などを参照)。
一対の口金700は、透光カバー600の長手方向両端に取り付けられており、LEDランプ100を直管形の蛍光灯用の照明器具に取り付けるための部位である。各口金700は、ケース710及び端子720を有する。ケース710は、有底円筒形状であり、例えば金属や樹脂から成る。端子720は、金属製の棒状部材であり、ケース710が金属から成る場合、絶縁体(図示略)が一部に巻かれている。
<その他の変形例>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、n直列(ただしn≧2)のLEDストリングを備えたLED照明機器を安価に提供するために利用することが可能である。
1 LED照明機器
PW 商用交流電源
LS LEDストリング
DB 全波整流器(ダイオードブリッジ)
X 発光制御部
Y ブリーダ回路
DIM トライアック調光器(位相調光器)
10、10a〜10d、10e 半導体装置
11 内部電圧生成部
12 可変電流源
13 電圧検出部
131、132 コンパレータ
133、134 抵抗
14 シンクドライバ
141 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
142 抵抗
143 オペアンプ
15 制御部
20a〜20d LEDモジュール
30a〜30d、30e 抵抗
40a〜40d、40e 抵抗
50 負特性サーミスタ
60 電圧調整回路
61 平滑キャパシタ
62 ダイオード
63 バレイフィル回路(力率改善回路)
70 抵抗
80 電流検出回路
81 npn型バイポーラトランジスタ
82、83 抵抗
84 ダイオード
100 LEDランプ
200 LED基板
300 LEDモジュール
400 透光カバー
500 放熱部材
510 電源収容部
600 電源部
700 口金
710 ケース
720 端子

Claims (20)

  1. 複数のLEDを直列に接続して成るLEDストリングと、
    前記LEDストリングに供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの点灯数を変えながら前記LEDストリングに流れる駆動電流の定電流制御を行う発光制御部と、
    を有することを特徴とするLED照明機器。
  2. 交流電圧を全波整流して前記入力電圧を生成する全波整流器をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のLED照明機器。
  3. 前記発光制御部は、前記入力電圧が低いほど下流側のLEDを前記駆動電流の供給対象から除外することを特徴とする請求項2に記載のLED照明機器。
  4. 前記発光制御部は、前記駆動電流を引き込むための一端が各々異なるLEDのカソードに接続された複数のシンクドライバを含んでおり、
    前記複数のシンクドライバは、前記入力電圧が低いほど上流側のLEDのカソードから前記駆動電流を引き込むように連携して駆動されることを特徴とする請求項3に記載のLED照明機器。
  5. 前記複数のシンクドライバは、複数の半導体装置に各々集積化されていることを特徴とする請求項4に記載のLED照明機器。
  6. 前記複数の半導体装置は、それぞれ、
    前記シンクドライバと、
    前記LEDのカソード電圧を検出して前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるか否かを判定する電圧検出部と、
    前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記シンクドライバを駆動して前記駆動電流の定電流制御を行う一方で上流側の半導体装置に対してシンクドライバ停止指示を送出する制御部と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のLED照明機器。
  7. 前記複数の半導体装置は、各々のシンクドライバが直列に並ぶように接続されており、
    前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記シンクドライバをフルオン状態とする一方で上流側の半導体装置に対してシンクドライバ動作指示を送出することを特徴とする請求項6に記載のLED照明機器。
  8. 前記制御部は、外部で設定される第1電流が大きいほど前記駆動電流が大きくなるように前記駆動電流の目標値を設定することを特徴とする請求項7に記載のLED照明機器。
  9. 前記複数の半導体装置は、それぞれ、前記制御部からの指示に基づいて第2電流を生成する可変電流源をさらに有し、
    前記第2電流は、上流側の半導体装置にとって前記第1電流に相当するものであり、
    前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記第2電流をゼロ値に設定し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記第2電流を前記第1電流と同値に設定することを特徴とする請求項8に記載のLED照明機器。
  10. 前記制御部は、外部で設定される第3電流が閾値電流を上回っているときに前記駆動電流のミュート処理を行うことを特徴とする請求項9に記載のLED照明機器。
  11. 最下流側の半導体装置には、周囲温度が高いほど電流値が大きくなるように前記第3電流を設定するための負特性サーミスタが接続されていることを特徴とする請求項10に記載のLED照明機器。
  12. 前記発光制御部は、前記入力電圧を調整する電圧調整回路をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のLED照明機器。
  13. 前記電圧調整回路は、前記入力電圧を平滑化する平滑キャパシタを含むことを特徴とする請求項12に記載のLED照明機器。
  14. 前記電圧調整回路は、
    前記全波整流器と前記LEDストリングとの間に接続されたダイオードと、
    力率改善を行うバレイフィル回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のLED照明機器。
  15. 前記交流電圧の印加ライン上に設けられた位相調光器にブリーダ電流を供給するブリーダ回路をさらに有することを特徴とする請求項11〜請求項14のいずれか一項に記載のLED照明機器。
  16. 前記ブリーダ回路は、
    前記複数の半導体装置と同一の構成であって前記シンクドライバにより前記ブリーダ電流を生成するブリーダ用半導体装置と、
    前記駆動電流が前記位相調光器の保持電流を上回っているか否かに応じて前記ブリーダ用半導体装置の第3電流をオン/オフする電流検出回路と、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載のLED照明機器。
  17. 第1端子と第2端子との間に流れる駆動電流の定電流制御を行うシンクドライバと、
    前記第1端子の印加電圧を検出して前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるか否かを判定する電圧検出部と、
    前記電圧検出部の判定結果に応じて前記シンクドライバの駆動制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには、前記シンクドライバを駆動して前記駆動電流の定電流制御を行う一方で第3端子からシンクドライバ停止指示を送出し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには、前記シンクドライバをフルオン状態とする一方で前記第3端子からシンクドライバ動作指示を送出することを特徴とする半導体装置。
  18. 前記制御部は、第4端子に流れる第1電流が大きいほど前記駆動電流が大きくなるように前記駆動電流の目標値を設定することを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
  19. 前記制御部からの指示に基づいて前記第3端子に流れる第2電流を生成する可変電流源をさらに有し、
    前記制御部は、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能であるときには前記第2電流をゼロ値に設定し、前記シンクドライバによる前記駆動電流の定電流制御が可能でないときには前記第2電流を前記第1電流と同値に設定することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記制御部は、第5端子に流れる第3電流が閾値電流を上回っているときに前記駆動電流のミュート処理を行うことを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
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