JP2013221404A - 発電装置および発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各ブレードの位置に応じて各ブレードのピッチ角を個別に変更すること。
【解決手段】実施形態に係る発電装置は、プロペラと、位置検出器と、ピッチ制御部とを備える。プロペラは、ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有し、流体によって回転する。位置検出器は、プロペラの回転位置を検出する。そして、ピッチ制御部は、プロペラの回転位置によって特定されるブレード各々の位置に応じてピッチ角を変更するピッチ制御処理を行う。
【選択図】図2B

Description

開示の実施形態は、発電装置および発電システムに関する。
従来、風や海流等の流体によってプロペラを回転させて発電を行うプロペラ式の発電装置が知られている。たとえば、風力発電装置は、プロペラが風を受けて回転する機械エネルギーを発電機によって電気エネルギーへ変換する。
近年、プロペラ式の発電装置では、各ブレードの推力やモーメントの差をなくすために、各ブレードにかかる荷重をそれぞれ検出し、検出した荷重に応じて各ブレードのピッチ角を個別に制御する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−113769号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、各ブレードの位置に応じて各ブレードのピッチ角を個別に変更することができなかった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、各ブレードの位置に応じて各ブレードのピッチ角を個別に変更することができる発電装置および発電システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る発電装置は、プロペラと、位置検出器と、ピッチ制御部とを備える。プロペラは、ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有し、流体によって回転する。位置検出器は、プロペラの回転位置を検出する。そして、ピッチ制御部は、プロペラの回転位置によって特定されるブレード各々の位置に応じてピッチ角を変更するピッチ制御処理を行う。
実施形態の一態様によれば、各ブレードの位置に応じて各ブレードのピッチ角を個別に変更することができる。
図1は、第1の実施形態に係る風力発電装置の構成を示す図である。 図2Aは、地表付近と上空における風速の違いを説明するための図である。 図2Bは、第1の実施形態に係るピッチ制御処理の動作例を示す図である。 図3は、ピッチ制御部に記憶される回転位置−ピッチ角変換情報の一例を示す図である。 図4は、ピッチ駆動部の構成を示す図である。 図5は、ブレードの取り外し時におけるプロペラ位置制御処理およびピッチ制御処理の動作例を示す図である。 図6は、ブレードの取り外し手順とピッチ角との関係の一例を示す図である。 図7Aは、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理の他の動作例を示す図である。 図7Bは、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理の他の動作例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る風力発電装置の構成を示すブロック図である。 図9は、電力変換部の構成の一例を示すブロック図である。 図10は、トルク指令生成部の構成を示すブロック図である。 図11は、第2の実施形態に係るウィンドファームの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する発電装置および発電システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る風力発電装置の構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る風力発電装置1は、風力発電部10と、電力変換装置20とを備え、電力系統30へ電力を供給する。なお、説明を分かり易くするために、図1では一部の構成を図示していない。かかる不図示の構成については、図8等を参照して説明する。
風力発電部10は、塔体11、ナセル12およびプロペラ13を有する風車14を備える。ナセル12は、塔体11に回転自在に支持される。また、プロペラ13は、ハブ13aと、ハブ13aの異なる位置にそれぞれ取り付けられる複数のブレード13bとを備える。複数のブレード13bは、ピッチ角が変更可能である。
ここで、ピッチ角とは、プロペラ13の回転面とブレード13bの翼弦とのなす角度のことである。かかるピッチ角を小さくするほど、ブレード13bが風を受ける面積が広くなる、言い換えれば、ブレード13bが風から受ける抗力が大きくなるため、より多くのエネルギーを風から取り出すことが可能となる。
以下では、風から最も効率的にエネルギーを取り出すことのできるピッチ角(たとえば、0度)を「ファイン角」と記載し、風から取り出すエネルギーが最も小さくなるピッチ角(たとえば、90度)を「フェザリング角」と記載する。
なお、第1の実施形態では、3つのブレード13bがハブ13aに対して等間隔(すなわち、120度間隔)で取り付けられる場合の例について説明するが、ハブ13aに対して取り付けられるブレード13bの個数は、3つに限定されない。
ナセル12内には、シャフト17(主軸)を介してプロペラ13に接続された発電機15が収納される。発電機15は、電動機としても用いることができる回転電機であり、たとえば、永久磁石タイプの回転電機である。シャフト17は、プロペラ13のハブ13aに接続される。
また、ナセル12内には、風力によって回転するプロペラ13の回転位置を検出する位置検出器16が収納されている。この位置検出器16は、たとえば絶対値エンコーダであり、シャフト17の回転位置を検出することによってプロペラ13の回転位置を検出する。位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置は、後述する統括制御部40へ出力される。
電力変換装置20は、電力変換部21と、変換制御部22と、操作部23とを備える。かかる電力変換装置20は、塔体11内に配置される。
電力変換部21は、風力発電部10の発電機15と電力系統30との間で双方向に電力変換を行う。電力変換部21としては、たとえばマトリクスコンバータを用いることができる。かかる電力変換部21の構成例については、図8を用いて説明する。
変換制御部22は、電力変換部21へ制御信号を出力して、発電機15から電力系統30への電力変換を電力変換部21に対して行わせる発電制御処理を行う。これにより、発電機15によって発電された電力が電力変換部21によって直流−直流変換されて電力系統30へ供給される。
また、変換制御部22は、電力変換部21へ制御信号を出力して、電力系統30から発電機15への電力変換を電力変換部21に対して行わせることで、発電機15を電動機として使用してプロペラ13の回転位置を制御するプロペラ位置制御処理も行う。かかるプロペラ位置制御処理は、たとえばブレード13bの交換作業時において、操作部23への操作に基づいて実行されるが、かかる点については後述する。
このように、変換制御部22は、電力変換部21へ制御信号を出力して、発電機15と電力系統30との間で双方向の電力変換を行わせることで、発電制御処理やプロペラ位置制御処理を行う。
また、風力発電装置1は、統括制御部40と、ピッチ制御部50とをさらに備え、位置検出器16から出力されるプロペラ13の回転位置に基づき、ブレード13bのピッチ角をブレード13bの位置に応じたピッチ角へ変更するピッチ制御処理を行う。なお、統括制御部40は、たとえば塔体11内に配置され、ピッチ制御部50は、たとえばナセル12内に配置される。
統括制御部40は、位置検出器16からプロペラ13の回転位置を取得し、取得した回転位置をピッチ制御部50へ出力する。このように、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置は、統括制御部40経由でピッチ制御部50へ入力される。
ピッチ制御部50は、位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置を統括制御部40経由で取得すると、プロペラ13の回転位置に応じたピッチ角変更指令をブレード13bごとに生成し、生成したピッチ角変更指令に従って、ブレード13bのピッチ角をブレード13bごとに変更する。
[発電制御処理時におけるピッチ制御処理]
ここで、発電制御処理時において実行されるピッチ制御処理の内容について図2A、図2Bを用いて説明する。図2Aは、地表付近と上空における風速の違いを説明するための図であり、図2Bは、第1の実施形態に係るピッチ制御処理の動作例を示す図である。
図2Aおよび図2Bを用いて説明するピッチ制御処理は、変換制御部22によって発電制御処理が実行されている場合、すなわち、発電機15から電力系統30への電力変換を電力変換部21に対して行わせる場合に実行される。
図2Aに示すように、地表付近の風速は、地表面の摩擦の影響等によって上空よりも弱くなる傾向がある。したがって、地表から低い位置にあるブレード13bが風から受ける抗力は、地表から高い位置にあるブレード13bと比較して小さくなる傾向がある。
このため、地表から高い位置に位置するブレード13bのピッチ角と地表から低い位置に位置するブレード13bのピッチ角とを同一とすると、これらのブレード13b間で推力や負荷に偏りが生じるおそれがある。
そこで、ピッチ制御部50は、ピッチ制御処理を行うことによって、低い位置に位置するブレード13bほど風を受ける面積を大きくすることとした。これにより、ブレード13b間における推力や負荷の偏りを低減することができる。
たとえば、図2Bの点線で示すように、ブレード13b1の先端が地表から最も高い位置に位置するとする。この場合、ピッチ制御部50は、ブレード13b1のピッチ角をたとえばフェザリング角、すなわち、風を最も受け難い角度とする。また、ピッチ制御部50は、ブレード13b1よりも低い位置に位置するブレード13b2およびブレード13b3のピッチ角をフェザリング角よりも大きいピッチ角、すなわち、ブレード13b1よりも風を受けやすい角度とする。
また、ピッチ制御部50は、風を受けてプロペラ13が回転し、これに伴って各ブレード13b1,13b2,13b3の位置が変化すると、かかる変化に応じて、各ブレード13b1,13b2,13b3のピッチ角をそれぞれ変更する。
たとえば、各ブレード13b1,13b2,13b3の位置が図2Bの点線で示す位置から実線で示す位置へ変化し、ブレード13b3の先端が地表から最も近い位置に位置したとする。この場合、ブレード13b3は図2Bの点線で示す位置よりも地表に近づくため、ピッチ制御部50は、ブレード13b3のピッチ角を図2Bの点線で示す位置におけるピッチ角よりも小さいピッチ角(たとえば、ファイン角)へ変更する。
また、ブレード13b1も図2Bの点線で示す位置より地表に近づくため、ピッチ制御部50は、ブレード13b1のピッチ角を図2Bの点線で示す位置におけるピッチ角よりも小さいピッチ角へ変更する。一方、ブレード13b2は図2Bの点線で示す位置よりも地表から遠ざかるため、ピッチ制御部50は、ブレード13b2のピッチ角を図2Bの点線で示す位置におけるピッチ角よりも大きいピッチ角へ変更する。
このように、第1の実施形態に係るピッチ制御部50は、低い位置に位置するブレード13bほどピッチ角が小さくなるように、言い換えれば、地表から近い位置に位置するブレード13bほど風を受ける面積が大きくなるようにピッチ角をブレード13bごとに変更する。したがって、各ブレード13b間での推力や負荷の偏りを生じ難くすることができる。
上述したピッチ制御処理についてより具体的に説明する。ピッチ制御部50は、位置検出器16から統括制御部40経由でプロペラ13の回転位置を取得し、取得した回転位置に応じてピッチ角変更指令を生成する。ここで、ピッチ制御部50が行うピッチ角変更指令の生成処理について図3を用いて説明する。図3は、ピッチ制御部50に記憶される回転位置−ピッチ角変換情報の一例を示す図である。
ピッチ制御部50は、図示しない記憶部を備えており、かかる記憶部には、図3に示す回転位置−ピッチ角変換情報が記憶される。図3に示す回転位置−ピッチ角変換情報は、プロペラ13の回転位置と、各ブレード13b1,13b2,13b3のピッチ角とを関連付けた情報である。
ピッチ制御部50は、プロペラ13の回転位置を取得すると、プロペラ13の回転位置に対応する各ブレード13b1,13b2,13b3のピッチ角を図3に示す回転位置−ピッチ角変換情報を用いて決定、決定したピッチ角に応じてピッチ角変更指令をそれぞれ生成する。
たとえば、図3に示すように、位置検出器16から取得した回転位置が「p1」である場合、ピッチ制御部50は、各ブレード13b1,13b2,13b3のピッチ角をそれぞれ「θ1」、「θ2」、「θ3」に決定する。そして、ピッチ制御部50は、各ブレード13b1,13b2,13b3の変更後のピッチ角をそれぞれ「θ1」、「θ2」、「θ3」とするピッチ角変更指令をブレード13b1,13b2,13b3ごとに生成する。
そして、ピッチ制御部50は、生成したピッチ角変更指令に従って各ブレード13bのピッチ角を変更する。具体的には、各ブレード13bにはピッチ駆動部が設けられており、ピッチ制御部50は、かかるピッチ駆動部をピッチ角変更指令に従って制御することによって、各ブレード13bのピッチ角を変更する。
図4は、ピッチ駆動部の構成を示す図である。図4に示すように、各ブレード13bには、ピッチ駆動部31がそれぞれ設けられる。各ピッチ駆動部31は、ハブ13a内に配置される。なお、図4では、3つのブレード13bのうちの2つのブレード13bのみを示しているが、残りのブレード13bにも同様のピッチ駆動部31が設けられる。
ピッチ駆動部31は、ギア31aと、モータ31bと、AC(Alternate Current)ドライバ31cとを備える。ピッチ駆動部31は、ACドライバ31cを用いてモータ31bを駆動させ、かかるモータ31bの回転に伴ってギア31aを回転させることによって、ギア31aに接続されたブレード13bを回転させる。これにより、ブレード13bのピッチ角が変更される。
また、各ブレード13bには、位置検出器32がそれぞれ設けられる。位置検出器32は、たとえば絶対値エンコーダであり、ブレード13bの内部に配置される。かかる位置検出器32は、ブレード13bのピッチ角を検出してピッチ制御部50へ出力する。
ピッチ制御部50は、位置検出器32から取得した現在のピッチ角とピッチ角変更指令とを用いて、目標のピッチ角と現在のピッチ角との差分を算出する。そして、ピッチ制御部50は、算出した差分が小さくなるようにピッチ駆動部31のACドライバ31cを制御する。これにより、ピッチ制御部50は、各ブレード13bのピッチ角を、各ブレード13bの位置に応じた所望のピッチ角へ変更することができる。
なお、ピッチ制御部50は、各ピッチ駆動部31のACドライバ31cと信号線82を介して接続されるとともに、各位置検出器32と信号線83を介して接続される。そして、ピッチ制御部50は、各位置検出器32から信号線83を介して各ブレード13bの現在のピッチ角を取得し、各ACドライバ31cに対して信号線82を介して制御信号を送信する。また、各ACドライバ31cは、給電ケーブル81を介して給電部60に接続されており、かかる給電部60から給電ケーブル81を介して電力が供給される。
[プロペラ位置制御処理およびこれに伴うピッチ制御処理]
ところで、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置は、上述したピッチ制御処理だけでなく、変換制御部22が行うプロペラ位置制御処理にも用いられる。また、変換制御部22によってプロペラ位置制御処理が行われる場合、ピッチ制御部50は、かかるプロペラ位置制御処理に応じたピッチ制御処理を行う。以下では、プロペラ位置制御処理について説明した後に、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理について説明する。
まず、プロペラ位置制御処理について説明する。変換制御部22は、操作部23への操作に基づいて電力変換部21へ制御信号を出力し、プロペラ位置制御処理または発電制御処理を電力変換部21に実行させる。プロペラ位置制御処理は、電力系統30から出力される電力を変換して発電機15へ供給して発電機15を電動機として動作させる処理である。また、発電制御処理は、発電機15から出力された電力を電力系統30に応じた電力へ変換して電力系統30へ出力する処理である。
そして、操作部23への操作によってプロペラ位置制御処理が選択された場合、変換制御部22はプロペラ位置制御処理を実行する。
プロペラ位置制御処理は、ハブ13aにブレード13bを取り付ける場合、ハブ13aからブレード13bを取り外す場合、ブレード13bの点検やメンテナンスを行う場合などに実行される。変換制御部22は、プロペラ位置制御処理を実行することで、たとえば、操作部23への操作によって指定された目標位置(取付け位置または取外し位置に相当)にブレード13bの位置を一致させる。
目標位置の情報は、ブレード13bの取り付けや取り外しが容易な位置としてブレード13b毎に、予め変換制御部22内に設定されており、操作部23への操作によって選択される。なお、操作部23への操作によって入力される位置情報を目標位置とすることで、任意の目標位置を設定することもできる。
変換制御部22は、位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置と操作部23への操作によって指定された目標位置とに基づき、プロペラ13の回転位置を目標位置に一致させるように制御信号を生成する。変換制御部22は、生成した制御信号を電力変換部21へ出力する。
なお、変換制御部22は、位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置を統括制御部40経由で取得する(図1参照)。すなわち、統括制御部40は、位置検出器16からプロペラ13の回転位置を取得すると、取得した回転位置をピッチ制御部50および変換制御部22へ出力する。
このように、第1の実施形態に係る風力発電装置1では、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置を統括制御部40へ入力して、かかる統括制御部40から変換制御部22およびピッチ制御部50へ分配することとした。したがって、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置をピッチ制御処理だけでなく、プロペラ位置制御処理や後述する発電制御処理にも利用することができる。
なお、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置を、統括制御部40経由ではなく変換制御部22およびピッチ制御部50へ直接入力するように風力発電装置1を構成してもよい。
次に、プロペラ位置制御時においてピッチ制御部50が実行するピッチ制御処理について説明する。ここでは一例として、ブレード13bの取り外し時におけるプロペラ位置制御処理およびピッチ制御処理について図5および図6を用いて説明する。図5は、ブレード13bの取り外し時におけるプロペラ位置制御処理およびピッチ制御処理の動作例を示す図であり、図6は、ブレード13bの取り外し手順とピッチ角との関係の一例を示す図である。
なお、ここでは、各ブレード13b1,13b2,13b3をブレード13b1、ブレード13b2、ブレード13b3の順に取り外すこととする。
作業者が操作部23を操作して、プロペラ位置制御処理を指定し、ハブ13aから取り外すブレードとしてブレード13b1を選択する。これにより、変換制御部22においてブレード13b1の取り外しを行うための目標位置、すなわち、ブレード13b1の取り外しが容易な位置が指定される。なお、かかる目標位置としては、たとえば、ブレード13b1の先端が鉛直下向きを向く位置、すなわち、ブレード13b1の先端が地表に最も近づく位置である。
変換制御部22は、プロペラ13の回転位置を統括制御部40から取得し、取得した回転位置と操作部23によって指定された目標位置との差を検出する。そして、プロペラ13の回転位置と目標位置との差に基づき、プロペラ13の回転位置を目標位置と一致させる制御信号を生成して電力変換部21へ入力する。これによって、プロペラ13の回転位置が目標位置へと変化してゆき、図5に示すように、風車14は目標位置、すなわち、ブレード13b1の取り外しが容易な位置で停止する。
一方、ハブ13aから取り外すブレードとしてブレード13b1が選択された場合、かかる操作情報が統括制御部40経由でピッチ制御部50へ入力される。そして、ピッチ制御部50は、上記操作情報を取得すると、ブレード13b1に対応するピッチ駆動部31(図4参照)を駆動させることによって、ブレード13b1のピッチ角をブレード13b1の取り外しが容易なピッチ角(以下、「取外角度」と記載する)へ変更する。
このように、第1の実施形態では、プロペラ位置制御処理によって取り外し対象となるブレード13bを目標位置で自動的に停止させることができるだけでなく、ピッチ制御処理によって取り外し対象となるブレード13bのピッチ角を取り外しが容易なピッチ角に自動的に変更することができる。したがって、第1の実施形態に係る風力発電装置1によれば、ブレード13bの取り外し作業を容易に行うことができる。
また、図5に示すように、ピッチ制御部50は、取り外し対象ではないブレード13b2およびブレード13b3のピッチ角を「フェザリング角」、すなわち、ブレード13b2およびブレード13b3が風から受ける抗力が最も少なくなるピッチ角に変更する。
これにより、たとえばブレード13b1の取り外し作業中に突風が吹いたとしても、ブレード13b2,13b3が風を受け流すため、ブレード13b1の位置ずれが生じ難い。したがって、取り外し対象であるブレード13b1をより安定して停止させておくことができる。
このように、ピッチ制御部50は、ブレード13b1をハブ13aから取り外す場合には、ブレード13b1のピッチ角を「取外角度」に変更し、ブレード13b2,13b3のピッチ角を「フェザリング角」に変更する(図6のステップS01参照)。
すなわち、ピッチ制御部50は、3つのブレード13bが全て取り付けられた状態で、1つのブレード13bをハブ13aから取り外す場合には、取り外し対象であるブレード13bのピッチ角を「取外角度」に変更し、残りのブレード13bのピッチ角を「フェザリング角」に変更する。なお、取り外し対象ではないブレード13bのピッチ角は、必ずしも「フェザリング角」であることを要しない。
なお、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理は、取り外し対象であるブレード13bが目標位置に到達した後に実行されてもよいし、取り外し対象であるブレード13bが目標位置に到達するタイミングで各ブレード13bのピッチ角の変更が完了するように実行されてもよい。
つづいて、作業者は、操作部23を操作して、ハブ13aから取り外すブレードとしてブレード13b2を選択する。これにより、変換制御部22においてブレード13b2の取り外しを行うための目標位置が指定され、変換制御部22は、あらたな目標位置にプロペラ13の回転位置を一致させる制御信号を生成して電力変換部21へ入力する。この結果、プロペラ13の回転位置が目標位置へと変化してゆき、ブレード13b2が目標位置で停止する。
この手順において、ピッチ制御部50は、取り外し対象ではないブレード13b3のピッチ角をフェザリング角に維持しつつ、取り外し対象であるブレード13b2のピッチ角を取外角度へ変更する(図6のステップS02参照)。
また、作業者は、操作部23を操作して、ハブ13aから取り外すブレードとしてブレード13b3を選択する。これにより、変換制御部22が上記と同様の処理を行い、ブレード13b3は目標位置で停止する。そして、ピッチ制御部50が、取り外し対象であるブレード13b3のピッチ角を取外角度へ変更することによって(図6のステップS03参照)、作業者は、ブレード13b3を容易に取り外すことができる。
なお、上述においては、ブレード13bをハブ13aから取り外す手順について説明したが、変換制御部22は、ブレード13bをハブ13aに取り付ける場合にも、プロペラ13の回転位置を目標位置に一致させることができる。これにより、シャフト17を目標位置に静止させることができ、ブレード13bの取り付けを取り外しと同様に容易に行うことができる。
また、ピッチ制御部50は、ブレード13bをハブ13aに取り付ける場合には、取り付け対象となるブレード13bのピッチ角を所定の取付角度とし、既に取り付け済みのブレード13bのピッチ角をフェザリング角とする。これにより、ブレード13bの取り付けを取り外しと同様に容易に、かつ、安定して行うことができる。
このように、第1の実施形態では、変換制御部22(位置制御部の一例に相当)が、プロペラ13の回転位置を制御して、複数のブレード13bのうち一のブレード13bを所定の取付け位置または取外し位置に位置させる位置制御処理を行う。そして、ピッチ制御部50が、変換制御部22によってプロペラ位置制御処理が行われる場合に、取付け対象または取外し対象となるブレード13bのピッチ角を、取付け位置または取外し位置に対応するピッチ角へ変更することとした。したがって、ブレード13bの取り付けや取り外しを容易に行うことができる。
なお、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理は、上述した処理内容に限定されない。そこで、以下では、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理の他の動作例について説明する。図7Aおよび図7Bは、プロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理の他の動作例を示す図である。
上述においては、ブレード13b1をハブ13aから取り外す場合に、取り外し対象ではないブレード13b2,13b3のピッチ角をフェザリング角とすることで、プロペラ13の回転位置を安定させることとした。しかし、ブレード13b2,13b3のピッチ角は、フェザリング角以外の角度であってもよい。
たとえば、図7Aに示すように、ピッチ制御部50は、ブレード13b2のピッチ角をファイン角とし、ブレード13b3のピッチ角を、ファイン角を180度反転させた逆ファイン角としてもよい。
ピッチ角がファイン角となったブレード13b2は、図7Aに示すように、風を受けることによってプロペラ13の回転方向と同じ方向に回転しようとする。一方、ピッチ角が逆ファイン角となったブレード13b3は、風を受けることによってプロペラ13の回転方向とは逆方向に回転しようとする。この結果、ブレード13b2がプロペラ13を回転させる力とブレード13b3がプロペラ13を回転させる力とがつり合い、シャフト17を安定して停止させておくことができる。
なお、図7Aでは、ブレード13b2のピッチ角をファイン角とし、ブレード13b3のピッチ角を逆ファイン角としたが、これとは反対に、ブレード13b2のピッチ角を逆ファイン角とし、ブレード13b3のピッチ角をファイン角としてもよい。
また、上述においては、ブレード13b2をハブ13aから取り外す場合に、ブレード13b3のピッチ角をフェザリング角とした(図6のステップS02参照)。しかし、ピッチ制御部50は、かかるブレード13b3のピッチ角を図7Bに示すように逆ファイン角としてもよい。
3つのブレード13bが全て取り付けられた状態(たとえば図5参照)では、取り外し対象ではない2つのブレード13b(図5では、ブレード13b2,13b3)の自重によって左右のバランスが保たれた状態となっている。しかし、図7Bに示すように、3つのブレード13bのうち1つが既に取り外された状態では、上記のバランスが崩れるため、プロペラ13の回転位置を維持するためにより多くの力が必要となる。
そこで、ピッチ制御部50は、取り外し対象ではないブレード13b3のピッチ角を逆ファイン角に変更してもよい。これによりブレード13b3は、風を受けることによって、ブレード13b3が自重によってシャフト17を回転させる方向とは逆方向に回転しようとする。すなわち、ブレード13b3が自重によってシャフト17を回転させる力を、ブレード13b3が風力によってシャフト17を回転させる力によって緩和させることで、シャフト17を安定して停止させておくことができる。
なお、図7Bに示す状態とは逆に、ブレード13b3が既に取り外されており、ブレード13b1がハブ13aに取り付けられているならば、ブレード13b1のピッチ角をファイン角とすればよい。このように、取り外し対象ではないブレード13bが残り1つの場合には、風力によってシャフト17を回転させようとする方向が自重によってシャフト17を回転させようとする方向と逆方向になるように、かかるブレード13bのピッチ角を変更してもよい。
なお、発電制御処理時におけるピッチ制御処理を実行するモードからプロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理を実行するモードへの切り替えは、作業者による操作部23への操作に基づいて行われる。
すなわち、作業者が操作部23を操作してプロペラ位置制御処理を指定すると、プロペラ位置制御処理が指定された旨の情報が統括制御部40へ出力される。そして、統括制御部40は、かかる情報を取得すると、ピッチ制御部50に対してモード切替指令を出力する。これにより、ピッチ制御部50は、発電制御処理時におけるピッチ制御処理を実行するモードからプロペラ位置制御処理時におけるピッチ制御処理を実行するモードへ処理モードを切り替える。
また、各ブレード13bがハブ13aに取り付けられているか否かは、たとえば、各ブレード13bの有無を検出するブレード検知センサをハブ13a内に配置し、かかるブレード検知センサからの出力に基づいて判定することができる。
[風力発電装置1の構成]
次に、第1の実施形態に係る風力発電装置1の構成について、図面を用いてさらに具体的に説明する。図8は第1の実施形態に係る風力発電装置1のブロック図である。
図8に示すように、風力発電装置1は、風力発電部10と、電力変換装置20と、統括制御部40と、ピッチ制御部50とを備える。風力発電部10は、上述した風車14、発電機15および位置検出器16に加え、風検出器18をさらに備える。風検出器18は、風車14周辺の風速を検出し、検出した風速を風速検出値として統括制御部40へ出力する。
電力変換装置20は、発電機電流検出器19、電力変換部21、変換制御部22および操作部23を備える。なお、変換制御部22は、風力発電部10の発電機15によって発電される電力によって動作するが、発電機15によって電力を得ることができない場合には、図示しない無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)から電力の供給を受けて動作することとしてもよい。
発電機電流検出器19は、電力変換部21と発電機15の間に流れる電流を検出し、検出した電流の瞬時値を発電機電流検出値として変換制御部22へ出力する。なお、発電機電流検出器19として、たとえば、磁電変換素子であるホール素子を利用して電流を検出する電流センサを用いることができる。
電力変換部21は、発電機15と電力系統30との間で双方向に電力変換を行う。ここで、電力変換部21の構成例について図9を用いて説明する。図9は、電力変換部21の構成の一例を示すブロック図である。
図9に示すように、電力変換部21は、発電機15の各相(U相、V相、W相)と電力系統30の各相(R相、S相、T相)とを接続する複数の双方向スイッチSW1〜SW9を備える。なお、発電機15の各相と電力変換部21との間には発電機電流検出器19が配置されるが、図9においては、説明の便宜上、図示していない。
双方向スイッチSW1〜SW9は、例えば、単一方向のスイッチング素子を互いに逆方向に並列接続した2素子から構成することができる。スイッチング素子として、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチが用いられる。そして、かかる半導体スイッチのゲートに信号を入力して各半導体スイッチをON/OFFすることで、通電方向が制御される。
双方向スイッチSW1〜SW3は、発電機15のU相、V相およびW相と電力系統30のR相とをそれぞれ接続する双方向スイッチである。双方向スイッチSW4〜SW6は、発電機15のU相、V相およびW相と電力系統30のS相とをそれぞれ接続する双方向スイッチである。双方向スイッチSW7〜SW9は、発電機15のU相、V相およびW相と電力系統30のT相とをそれぞれ接続する双方向スイッチである。これらの双方向スイッチSW1〜SW9が後述する制御信号発生部66によってPWM制御されることによって、発電機15と電力系統30との間での電力変換が行われる。
なお、電力変換部21は、図9に示す構成に限定されない。たとえば、電力変換部21は、単相マトリクスコンバータを各相ごとに直列に接続した直列多重マトリクスコンバータであってもよい。また、ここでは、電力変換部21が、単体で双方向の電力変換を行うマトリクスコンバータである場合の例について示したが、電力変換部21は、発電機15から電力系統30への電力変換を行うマトリクスコンバータと、電力系統30から発電機15への電力変換を行うマトリクスコンバータとを含んで構成されてもよい。
また、ここでは、電力変換部21がマトリクスコンバータである場合の例について説明したが、電力変換部21は、マトリクスコンバータのような交流−交流直接変換を行う電力変換部に限らず、交流−直流−交流変換を行う電力変換部であってもよい。
図8に戻って、変換制御部22の構成を説明する。変換制御部22は、トルク指令生成部61と、電圧指令生成部62と、系統電圧検出部63と、電圧位相生成部65と、制御信号発生部66と、速度演算部67とを備える。
速度演算部67は、位置検出器16から統括制御部40経由でプロペラ13の回転位置を取得し、取得したプロペラ13の回転位置から発電機15の回転速度を演算する処理部である。
たとえば、シャフト17の回転を増速して発電機15へ出力する増速機を介することなくシャフト17と発電機15と接続される場合、発電機15の回転速度はシャフト17の回転速度と同一となる。このため、速度演算部67は、プロペラ13の回転位置の情報からシャフト17の回転速度を演算することによって、発電機15の回転速度を得ることができる。
一方、シャフト17と発電機15とが増速機を介して接続している場合、速度演算部67は、プロペラ13の回転位置の情報からシャフト17の回転速度を演算し、かかる演算結果に対して増速機の増速比に応じた係数を乗じることによって、発電機15の回転速度を得ることができる。
このように、第1の実施形態に係る風力発電装置1では、速度演算部67が、位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置を用いて発電機15の回転速度を算出することとした。したがって、第1の実施形態に係る風力発電装置1によれば、発電機15の回転速度を検出する速度検出器を別途設けることなく、発電機15の回転速度を得ることができる。
なお、第1の実施形態に係る風力発電装置1では、速度演算部67が発電機15の回転速度を演算することとしたが、発電機15の回転速度の演算は、たとえば統括制御部40が行ってもよい。
発電機15の回転速度は、トルク指令生成部61および位置制御部69へ入力される。トルク指令生成部61は、発電機15の回転トルクを決定するトルク指令を生成して出力する。ここで、トルク指令生成部61の構成について図10を用いて説明する。図10は、トルク指令生成部61の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、トルク指令生成部61は、第1減算部61aと、角速度指令変換部61bと、第2減算部61cと、トルク指令変換部61dを備える。
第1減算部61aには、外部から角度位置指令が、統括制御部40から発電機15の回転位置がそれぞれ入力される。ここで、発電機15の回転位置は、プロペラ13の回転位置に基づき統括制御部40によって算出される。第1減算部61aは、角度位置指令から発電機15の回転位置を減算して角速度指令変換部61bへ出力する。
すなわち、第1減算部61aは、角度位置指令によって規定される目標角度位置と発電機15の現在の回転位置とを比較し、目標角度位置と発電機15の現在の回転位置との差分を位置差分信号として角速度指令変換部61bへ出力する。
角速度指令変換部61bは、第1減算部61aから取得した位置差分信号を微分することによって角速度指令を生成し、生成した角速度指令を第2減算部61cへ出力する。
第2減算部61cには、角速度指令変換部61bから角速度指令が、速度演算部67から発電機15の回転速度がそれぞれ入力される。かかる第2減算部61cは、角速度指令から回転速度を減算してトルク指令変換部61dへ出力する。すなわち、第2減算部61cは、角速度指令によって規定される目標角速度と発電機15の現在の回転速度とを比較し、これらの差分を速度差分信号としてトルク指令変換部61dへ出力する。
そして、トルク指令変換部61dは、第2減算部61cから取得した速度差分信号を用いてトルク指令を生成し、切替器70を介して電圧指令生成部62へ出力する。
このように、トルク指令生成部61は、位置検出器16によって検出されたプロペラ13の回転位置から得られる発電機15の回転位置および回転速度を用いたフィードバック制御を行うことで、より高精度なトルク指令を出力することができる。
図8に戻って、電圧指令生成部62について説明する。電圧指令生成部62は、入力されるトルク指令に応じた発電機15に対する電圧指令を生成して制御信号発生部66へ出力する。たとえば、電圧指令生成部62は、トルク指令生成部61からトルク指令を取得した場合、このトルク指令に基づいて電圧指令を生成して、制御信号発生部66へ出力する。この場合、電圧指令生成部62は、たとえば一つの方法として、電圧指令を生成するために発電機電流検出器19が検出した発電機電流検出値を取得し、発電機電流検出値からトルク発生に寄与するトルク電流成分を抽出する。電圧指令生成部62は、このように抽出したトルク電流成分とトルク指令生成部61から取得したトルク指令との偏差に基づき電圧指令を生成する。
系統電圧検出部63は、電力変換部21と電力系統30との間の接続点を監視して電力系統30の電圧を検出し、検出した電圧の瞬時値を系統電圧検出値として電圧位相生成部65および制御信号発生部66へ出力する。
電圧位相生成部65は、電力系統30の三相の電圧値から、電力系統30の電圧位相の情報を生成して、制御信号発生部66へ出力する処理部である。
制御信号発生部66は、電力変換部21に電力変換を行わせるPWMパルスパターンの制御信号を生成して、生成した制御信号を電力変換部21へ出力する。制御信号発生部66は、制御信号の生成を、電圧指令生成部62から取得した電圧指令、系統電圧検出部63から取得した系統電圧検出値、電圧位相生成部65から取得した電圧位相の情報などに基づいて行う。
電力変換部21は、制御信号発生部66から出力されるPWMパルスパターンの制御信号に基づき、双方向スイッチSW1〜SW9(図9参照)をON/OFFして、電力変換を行う。かかる電力変換部21は、入力される電圧を双方向スイッチSW1〜SW9によって直接スイッチングすることにより、発電機15側の制御と電力系統30側の制御とをそれぞれ行う。これにより、電力変換部21は、発電機15の発電電力を電力系統30側の電圧値および周波数に合せて電力変換し、出力することができる。
このように、変換制御部22は、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置から得られる発電機15の回転速度に基づいてトルク指令を生成し、かかるトルク指令に従って電力変換部21を制御して発電機15による発電を制御する。すなわち、第1の実施形態に係る風力発電装置1では、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置を発電制御処理にも利用することができる。
また、変換制御部22は、位置指令部68と、位置制御部69と、切替器70とをさらに備える。そして、変換制御部22は、これらの処理部を用いてプロペラ位置制御処理を実行する。
位置指令部68は、目標位置を規定する位置指令の情報を内部の記憶部に複数記憶しており、操作部23によって指定されたプロペラ13の回転位置に応じた位置指令を内部の記憶部から読み出して位置制御部69へ出力する。位置指令部68に記憶される位置指令は、各ブレード13bを取り付けまたは取り外しする際に最適なハブ13aの位置を目標位置とする情報である。あるいは操作部23にて目標位置を直接指令して、ブレード13bの取り付けまたは取り外しに最適な回転位置のみならず、任意の回転位置にプロペラ13を停止させる構成とすることも可能である。
たとえば、ハブ13aの0度の回転位置がブレード13b1の取り外し等に最適な位置であり、ハブ13aの120度の回転位置がブレード13b2の取り外し等に最適な位置であるとする。また、ハブ13aの240度の回転位置がブレード13b3の取り外し等に最適な位置であるとする。
この場合、位置指令部68は、ハブ13aの0度の回転位置、120度の回転位置、240度の回転位置をそれぞれ目標位置とする位置指令を内部の記憶部に記憶する。そして、たとえば、操作部23によってブレード13b2が指定された場合、位置指令部68は、ハブ13aの120度の回転位置を目標位置とする位置指令を内部の記憶部から読み出して位置制御部69へ出力する。
なお、位置指令部68は、操作部23から指定されたハブ13aの回転位置に対応する位置指令を生成して位置制御部69へ出力することもできる。また、位置指令部68において、たとえば、ハブ13aの0度以上360度未満のそれぞれの回転位置(たとえば、1度毎の回転位置)を目標位置とする位置指令を内部の記憶部に記憶してもよい。この場合、操作部23からハブ13aの回転位置が指定されると、指定された回転位置を目標位置とする位置指令を内部の記憶部から読み出して位置制御部69へ出力する。
また、位置指令部68は、操作部23によってハブ13aの回転位置が指定された場合、切替器70へ切替信号を出力する。この切替信号によって、切替器70は、電圧指令生成部62へ入力されるトルク指令をトルク指令生成部61のトルク指令から位置制御部69のトルク指令へ切り替える。
位置制御部69は、位置指令部68から出力される位置指令、統括制御部40から出力される回転位置、速度演算部67から出力される回転速度をそれぞれ取得する。そして、位置制御部69は、位置指令、回転位置および回転速度に基づいて、プロペラ13の回転位置を位置指令で規定される目標位置に一致させるトルク指令を出力する。
具体的には、位置制御部69は、まず、位置指令から位置検出値を減算して位置差分信号を生成し、生成した位置差分信号をPI(比例積分)増幅して速度信号へ変換する。そして、位置制御部69は、速度信号から速度検出値を減算して速度差分信号を生成し、生成した速度差分信号をPI(比例積分)増幅してトルク指令へ変換して切替器70へ出力する。
位置制御部69から出力されたトルク指令は、切替器70へ入力され、切替器70を介して電圧指令生成部62へ出力される。電圧指令生成部62は、位置制御部69から入力されるトルク指令に応じた電圧指令を制御信号発生部66へ出力する。これにより、電力系統30から発電機15への電力変換が行われ、プロペラ13が操作部23によって指定された目標位置に移動して停止する。
このように、電力変換装置20では、位置指令部68や位置制御部69を用いてプロペラ位置制御処理を行う。すなわち、変換制御部22は、発電機15を電動機として使用してプロペラ13の回転位置を制御するように電力変換部21を制御することにより、クレーンや油圧装置などを用いずに、ブレード13bを取付け位置または取外し位置に位置させることができる。そのため、プロペラ13を停止させてブレード13bの取り付けや取り外しを容易に行うことができ、風力発電部10の設置作業や保守作業の作業性を向上させることができる。
また、位置制御部69は、プロペラ13の回転位置が目標位置に達した後、プロペラ13の回転位置と目標位置とに基づいた制御信号を制御信号発生部66から引き続き電力変換部21へ出力させる。これにより、プロペラ13の回転位置が目標位置に達した後にプロペラ13の回転位置を目標位置に静止させることができる。
上述してきたように、第1の実施形態では、風力発電装置1が、プロペラ13と、位置検出器16と、ピッチ制御部50とを備える。プロペラ13は、ピッチ角を変更可能な複数のブレード13bを有し、風(流体の一例)によって回転する。位置検出器16は、プロペラ13の回転位置を検出する。そして、ピッチ制御部50は、プロペラ13の回転位置によって特定されるブレード13b各々の位置に応じてピッチ角を変更するピッチ制御処理を行う。したがって、第1の実施形態によれば、各ブレード13bの位置に応じて各ブレード13bのピッチ角を個別に変更することができる。
[ピッチ制御処理の変形例]
ところで、プロペラ13の回転速度は、風速の変動に対して僅かに遅れて変動するのが通常である。たとえば、風速が強くなった場合には、かかる風速の変動から僅かに遅れてプロペラ13の回転速度は速くなる。そこで、ピッチ制御部50は、風検出器18によって検出される風速に基づいてプロペラ13の回転速度の変化を予測し、かかる予測結果に基づいてピッチ制御処理を補正してもよい。
たとえば、ピッチ制御部50は、風検出器18からの風速検出値を統括制御部40経由で取得する。また、ピッチ制御部50は、図示しない記憶部を備えており、かかる記憶部には、直前に取得した風速検出値が記憶される。
そして、ピッチ制御部50は、あらたに取得した風速検出値と記憶部に記憶された風速検出値とを比較し、あらたに取得した風速検出値が記憶部に記憶された風速検出値よりも大きい場合には、プロペラ13の回転速度が速くなると予測する。そして、ピッチ制御部50は、プロペラ13の回転速度が速くなると予測した場合には、各ブレード13bのピッチ角を全体的に大きくする。これにより、プロペラ13の過回転を未然に防止することができる。
一方、ピッチ制御部50は、あらたに取得した風速検出値が記憶部に記憶された風速検出値よりも小さい場合には、プロペラ13の回転速度が遅くなると予測する。そして、ピッチ制御部50は、プロペラ13の回転速度が遅くなると予測した場合には、各ブレード13bのピッチ角を全体的に小さくする。これにより、プロペラ13の回転不足による発電量不足を未然に防止することができる。
このように、ピッチ制御部50は、風検出器18によって検出される風速に基づいてプロペラ13の回転速度の変化を予測し、予測結果に基づいてピッチ制御処理を補正することとしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、風力発電部10と電力変換装置20とを有する風力発電装置1について説明したが、第2の実施形態では、複数の風力発電装置が設置されるウィンドファームについて説明する。図11は、第2の実施形態に係るウィンドファームの構成を示す図である。なお、第2の実施形態に係るウィンドファームは、本願の開示する発電システムの一例である。
図11に示すように、第2の実施形態に係るウィンドファーム100には、複数の風力発電装置110が設けられており、各風力発電装置110は送電線140に接続される。また、各風力発電装置110は、風力発電部120と、電力変換装置130とを備える。
ここで、各風力発電装置110は、上述した第1の実施形態に係る風力発電装置1と同様の構成である。すなわち、風力発電部120は、風力発電部10と同様の構成であり、電力変換装置130は、電力変換装置20と同様の構成である。
電力変換装置130が送電線140へ出力する電圧は、電力系統の電圧に合わせている。すなわち、電力変換装置130において電力変換部を、たとえば、マトリクスコンバータとする。また、マトリクスコンバータが有する変圧器を一次側の定格電圧が電力系統の電圧と一致するような変圧比をもつ変圧器とする。これにより、電力変換装置130を直接送電線140へ接続することができる。
そのため、マトリクスコンバータを電力変換装置130の電力変換部とした場合には、別途変圧器を用意する必要がなく、構成の簡略化および省スペース化を図ることが可能となる。
なお、マトリクスコンバータが有する変圧器の一次巻線に複数のタップを設け、電力系統の電圧に応じたタップを選択して送電線140に接続することで、構成の簡略化および省スペース化を図りつつも、電圧の異なる電力系統に接続することが可能となる。
また、風力発電部120の発電機を電動機として動作させることによって、風車の回転位置を制御するので、ブレードの取り付けや取り外しが容易になり、ウィンドファーム100全体の建設工事の効率化および工期短縮を図ることができる。
上述してきた各実施形態では、風力発電装置に対して本願の開示する発電装置を適用した場合の例について説明してきた。しかし、本願の開示する発電装置は、たとえば海流によってプロペラを回転させて発電を行う潮力発電装置など、風力発電装置以外のプロペラ式の発電装置にも適用することができる。
また、上述してきた各実施形態では、変換制御部22が、発電機15を電動機として使用してプロペラ13の回転位置を制御するように電力変換部21を制御することによってプロペラ位置制御処理を行うこととした。しかし、プロペラ位置制御処理は、発電機15を電動機として使用して行うものに限定されない。
たとえば、変換制御部22は、位置検出器16によって検出されるプロペラ13の回転位置に基づいて、発電機15の出力軸に設けられるブレーキ装置(図示せず)を制御することによって、ブレード13bの取付け位置または取外し位置としてブレード13bごとに決められた位置にプロペラ13の回転位置を一致させることとしてもよい。
また、上述してきた各実施形態では、ピッチ制御部50が統括制御部40と別体で設けられる場合の例を示したが、ピッチ制御部50は、統括制御部40と一体的に構成されてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,110 風力発電装置
10,120 風力発電部
13 プロペラ
13a ハブ
13b ブレード
14 風車
15 発電機
16 位置検出器
17 シャフト
20,130 電力変換装置
21 電力変換部
22 変換制御部
23 操作部
30 電力系統
40 統括制御部
50 ピッチ制御部
100 ウィンドファーム

Claims (8)

  1. ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有し、流体によって回転するプロペラと、
    前記プロペラの回転位置を検出する位置検出器と、
    前記プロペラの回転位置によって特定される前記ブレード各々の位置に応じて前記ピッチ角を変更するピッチ制御処理を行うピッチ制御部と
    を備えることを特徴とする発電装置。
  2. 前記プロペラの回転位置を制御して、前記複数のブレードのうち一のブレードを所定の取付け位置または取外し位置に位置させる位置制御処理を行う位置制御部
    をさらに備え、
    前記ピッチ制御部は、
    前記位置制御部によって前記位置制御処理が行われる場合に、前記一のブレードのピッチ角を、前記取付け位置または前記取外し位置に対応するピッチ角へ変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記位置検出器から前記プロペラの回転位置を取得する回転位置取得部
    をさらに備え、
    前記回転位置取得部は、
    前記位置検出器から取得した前記プロペラの回転位置を前記ピッチ制御部および前記位置制御部の双方へ出力すること
    を特徴とする請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記プロペラの回転によって発電を行う発電機と、
    前記発電機によって発電された電力を電力変換して電力系統へ供給する電力変換部と
    をさらに備え、
    前記位置制御部は、
    前記発電機を電動機として使用して前記プロペラの回転位置を制御するように前記電力変換部を制御することによって、前記複数のブレードのうち一のブレードを前記取付け位置または前記取外し位置に位置させること
    を特徴とする請求項2または3に記載の発電装置。
  5. 前記位置制御部は、
    前記位置検出器によって検出される前記プロペラの回転位置に基づいて前記位置制御処理を行うとともに、前記位置検出器によって検出される前記プロペラの回転位置から得られる前記発電機の回転速度に基づいて、前記電力変換部を制御して前記発電機による発電を制御する発電制御処理を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の発電装置。
  6. 前記ピッチ制御部は、
    前記ピッチ制御処理を行うことによって、低い位置に位置する前記ブレードほど前記流体を受ける面積を大きくすること
    を特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  7. 前記プロペラ周辺の前記流体の速度を検出する流体検出器
    をさらに備え、
    前記ピッチ制御部は、
    前記流体検出器によって検出される流体速度に基づいて前記プロペラの回転速度の変化を予測し、予測結果に基づいて前記ピッチ制御処理を補正すること
    を特徴とする請求項6に記載の発電装置。
  8. 複数の発電装置を備える発電システムであって、
    前記発電装置は、
    ピッチ角を変更可能な複数のブレードを有し、流体によって回転するプロペラと、
    前記プロペラの回転位置を検出する位置検出器と、
    前記プロペラの回転位置によって特定される前記ブレード各々の位置に応じて前記ピッチ角を変更するピッチ制御処理を行うピッチ制御部と
    を備えることを特徴とする発電システム。
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