JP2013220326A - 経頭蓋脳機能解析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便かつ直感的に経頭蓋脳機能データを脳構造に対応付けするための脳構造画像データベースを用い、頭蓋上のランドマーク設定を簡便にし、脳機能解析データの直感的な対応付けを行う。
【解決手段】被験者の頭に3つの安定基準点以外に任意の位置でアンカーを設定し、アンカーの座標を極座標に変換し、極座標に対応させることにより頭表及び脳表データを蓄積した参照脳データベースにおける頭表上の参照アンカーの位置を求め、参照アンカーの座標を標準脳座標系に変換し、標準脳座標系の参照アンカー及び参照脳データベースにおける3つの安定基準点の座標と被験者のアンカー及び3つの安定基準点の座標との対応関係により被験者の頭に設置したプローブの座標を標準化し、標準化したプローブの座標を頭表から脳表に射影し、射影した座標に対し誤差を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、簡便かつ直感的に経頭蓋脳機能データを脳構造に対応付けする経頭蓋脳機能解析方法に関する。
ヒトの脳機能を非侵襲に計測する手法は、近年、著しい発展を遂げている。脳機能の解析には、脳の機能データと構造データの取得が必要である。脳機能計測法の中には、fMRI(機能的核磁気共鳴撮像法)のように、脳の構造画像と機能画像が同時に取得できる手法もある。
しかし、MEG(脳磁計)、fNIRS(機能的近赤外分光分析法)、EEG(脳波計)、TMS(経頭蓋磁気刺激法)等の経頭蓋脳機能解析法は、脳の機能データを取得することは可能であるが、脳の構造データを得るためには、別途、MRI(核磁気共鳴撮像法)による脳構造画像の撮像、及び、脳構造画像への機能データの対応付け(レジストレーション)が必要である。
また、MRIによる脳構造画像の取得が可能であっても、経頭蓋脳機能解析法を用いた脳機能計測の場において、すぐに活用できるケースは少なく、レジストレーションを実行するまでのタイムラグが発生する。
これらの問題を解決する手段として、特許文献1に記載されているように、被験者の脳の代わりに、参照脳データベースから任意に選択した脳構造画像を用いて、脳機能データを脳構造データへとレジストレーションする手法がある。
まず、被験者の脳構造画像がないために別の被験者の頭と脳の脳構造画像を借りてくる方法として確率的レジストレーションがある。確率的レジストレーションは、頭表上の位置を記述するための国際10−20システムと、脳の位置を記述するためのMNI(Montreal Neurological Institute)標準脳座標系を結び付けることによって、被験者のMRI画像がない場合でも、10−20基準点を媒介として、経頭蓋脳機能解析法による脳機能計測データをMNI標準脳座標系にレジストレーションする。
確率的レジストレーションにおいては、事前に撮像した別の被験者のMRI画像を参照脳データベースとして整備する。まず、MRI画像を予めMNI空間に標準化し、この際、10−20システム基準点を設置すると共に標準化する。一方、被験者の頭の上でも、10−20システム基準点を設置し、fNIRSプローブの位置と共に3Dデジタイザー(三次元空間物差し)で位置計測する。
参照脳データベース上では、10−20システム基準点は座標値として記述されているので、それらをターゲットとして、被験者の10−20基準点を座標変換する。このときに用いた変換式を適用して、被験者のfNIRS計測点をMNI空間に変換する。
さらに、レジストレーションに利用する参照脳の数を増やし、統計的に処理することによって、レジストレーションの推定精度(誤差)を求める。標準脳座標系においては、解剖学的な構造と座標が対応化されたアトラスが入手可能であり、これらを介して、脳機能計測データと解剖学的構造との対応化が可能である。
確率的レジストレーション法の推定精度は、脳領域によって異なるが、1cm以内である。脳の重要な機能単位である脳回の幅が約1cmであることを考えれば、MRI計測なしでも脳回レベルの空間解析は可能である。
ところが、3Dデジタイザー計測は煩雑な手順を伴い、必ずしも、限られた診断、計測時間の中で行えるとは限らず、また、実際の臨床計測においては、fNIRSホルダーの設置法は予め決められている場合が多い。
この問題を解決する方法として、fNIRSプローブ設定に再現性があると仮定し、fNIRSのプローブ・ホルダー自体の設置と変形をコンピュータ・シミュレーションに組み込んだバーチャル(仮想的)・レジストレーション法がある。
バーチャル・レジストレーション法は、まず、ホルダーの種類や構造に応じたバーチャル・プローブ・ホルダーを生成する。実際の計測では、被験者頭部にプローブ・ホルダーを設置する際にホルダーの変形が生じるが、この変形の様態をアルゴリズム化し、計算によってコンピュータ上で再現する。
次に、バーチャル被験者を生成する。無限に存在するMRI画像のデータベースの中からランダムに頭部と脳の構造画像を抽出することが望ましいが、現実的には、データベース内のMRI画像エントリーの数は限られているので、3つのパラメータを用いて、リサンプリング法によって、新規頭部構造を持つバーチャル被験者を生成する。
第1に、データベースの中から、ランダムに1つの頭を選択し、これを変形の基本材料として用いる。第2に、頭の大きさを定義する。第3に、頭の形を表すパラメータとして、頭の幅、奥行き、高さを設定する。
出来上がったバーチャル被験者の頭に、ホルダー変形アルゴリズムを適用し、プローブ・ホルダーをバーチャルに設置する。バーチャル・プローブ・ホルダーの設置後、確率的レジストレーション法と同様の手順により、頭部のプローブ位置を標準脳座標系に変換し、脳表へと投影する。
用途に応じて、数十から数千のバーチャル被験者に対するバーチャル・レジストレーションを行い、位置推定の結果の統計的な処理を行う。これにより、推定位置の被験者間誤差の推定が可能である。ホルダーで覆われた範囲においては、座標値の標準偏差は1cm以下であり、実用上問題のないレベルの空間的推定精度である。
しかしながら、確率的レジストレーション法では、被験者の頭蓋における4点以上のランドマークと、そのランドマークに対応するMRIデータベース上のランドマークとのアフィン変換を行うが、Nz(Nasion,鼻根)とAR,AL(right and left preauricular points)といった3点のランドマークに関しては、一定の正確さと実験参加者間の一貫性を保って定義できるのに対し、4点目のランドマークに関しては、その一貫性を保つのが困難である。
例えば、4点目のランドマークをIz(Inion,後頭結節)に設定した場合、Iz自体が解剖・構造的に個人差が大きく、また、評定者・実験者によって変動しやすい部分であるため、レジストレーション結果も不安定になるし、Nz,AR,ALといった他のランドマークが成す平面に近い配置となり、頭部の高さ情報が大きく欠落してしまうため、アフィン変換を行うには不適切である。
一方、頭表を比率によってバランス良く分割してランドマーク設定を行う国際10/20法のランドマークを用いることにより、後頭部のIzではなく頭頂近辺に位置するCzを、アフィン変換を行うに十分な高さ情報を持った4点目のランドマークとすることが可能であるが、国際10/20法のランドマーク設置手順に従えば、Czの位置はIzに依存しており、CzはIz自体の個人差や大きなばらつきを内包したランドマークになるので、IzやCzに依存しないレジストレーション法を実現することが望ましい。
また、標準脳座標系での機能データ表現では、計測の位置は分かるものの、直感的に脳のどの解剖学的構造に対応しているかが即座に分かる訳ではなく、バーチャルレジストレーション法でも、fNIRSプローブの設置には、10−20法に準拠した設置などによる詳細な位置決めが必要であるように、直感的な計測位置の把握とレジストレーションに伴う空間位置計測の手間は、経頭蓋脳機能データ解析における大きな問題である。
そこで、本発明は、簡便かつ直感的に経頭蓋脳機能データを脳構造に対応付けするための脳構造画像データベースを用い、頭蓋上のランドマーク設定を簡便にするためのアンカー式レジストレーション法、及び、脳機能解析データの直感的な対応付けを行うリバースレジストレーション法を実現することを目的とする。両者は単独で用いることもできるが、組み合わせて使用すると、さらに簡便な脳機能解析手法となる。
上記の課題を解決するために、本発明である経頭蓋脳機能解析方法は、被験者の頭に3つの安定基準点以外に任意の位置でアンカーを設定するステップと、前記アンカーの座標を極座標に変換するステップと、前記極座標に対応させることにより頭表及び脳表データを蓄積した参照脳データベースにおける頭表上の参照アンカーの位置を求めるステップと、前記参照アンカーの座標を標準脳座標系に変換するステップと、前記標準脳座標系の参照アンカー及び参照脳データベースにおける3つの安定基準点の座標と被験者のアンカー及び3つの安定基準点の座標との対応関係により被験者の頭に設置したプローブの座標を標準化するステップと、前記標準化したプローブの座標を頭表から脳表に射影するステップと、前記射影した座標に対し誤差を推定するステップとからなる構成とした。
また、本発明である経頭蓋脳機能解析方法は、上記方法に加え、被験者の頭部形状に合わせて、参照脳データベースの多数の脳と頭の形状を変形することを特徴とし、当該方法で変形した脳と頭のデータを記録したデータベースも備える。
本発明は、経頭蓋三次元において、磁気式デジタイザーの計測データを座標変換に用いるには頭の上に基準点が4つ必要なため、3つの安定基準点と適当な1点で座標変換をするアンカー式レジストレーション法を実現することにより、従来の確率的レジストレーションに比べて大幅に時間を削減することができる。
また、本発明は、標準脳座標系上での確率表現は直観的に把握しにくいという問題を解決するために、被験者の頭部形状に合わせて、参照脳データベースの多数の脳と頭部を変形するリバースレジストレーション法を実現することにより、脳機能解析データの計測位置を、直観的に脳回レベルで予測することができる。
本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法を示す図である。 本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法におけるMNI標準脳座標系への標準化のフローを示す図である。 本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法の仮想合成頭表・脳表セットを対象としたプログラムシミュレーションの結果を示す図である。 本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法のバリデーション結果を示す図である。 本発明の実施例2に係るリバースレジストレーション法を示す図である。 本発明の実施例3に係るリバースレジストレーション法の概要を示す図である。 本発明の実施例3に係るリバースレジストレーション法を示す図である。
本発明は、簡便かつ直感的に経頭蓋脳機能データを脳構造に対応付けするための脳構造画像データベースを用いた、頭蓋上のランドマーク設定を簡便にするためのアンカー式レジストレーション法、及び、脳機能解析データの直感的な対応付けを行うリバースレジストレーション法であり、両者は単独で用いることもできるが、組み合わせて使用すると、さらに簡便な脳機能解析手法となる。
図1は、本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法を示す図である。アンカー式レジストレーション1は、実世界座標系2における被験者の頭の上の3つの安定基準点2a、2b、2cと、任意の適当な点2dで座標変換し、任意の参照脳が存在する参照脳座標系3上の安定基準点3a、3b、3c及び任意の適当な点2dに相当する点3dを求めるものである。尚、Nz(鼻根)、AL(左耳)、AR(右耳)を安定基準点2a、2b、2cとして用い、任意の適当な点2dをアンカーとして用いる。
アンカー式レジストレーション法は、確率的レジストレーション法におけるランドマーク設定に伴う負荷を軽減し、ランドマーク自体のばらつきに起因する空間解析精度を向上させたfNIRS計測における簡便かつ頑健な空間解析法である。
アンカー式レジストレーション法では、Nz,AR,ALの3点のランドマークに、頭表上の任意の1点を加えた4点によってアフィン変換を行い、fNIRSプローブ又はチャンネルを参照脳座標系3に変換する。このとき、参照脳においては、MNI標準脳座標系への非線形変換行列があらかじめ定義されているので、この非線形変換行列を用いて、fNIRSプローブ又はチャンネルをMNI標準脳座標系へとさらに変換することが可能である。参照脳座標系3へアフィン変換を行う際に重要となる4点目のランドマークの座標の処理に関して、極座標の概念を導入している点で、従来の確率的レジストレーション法と大きく異なる。
アンカー式レジストレーションでは、まず、Nz,AR,ALのランドマーク3点を用いて平面を規定し、当該平面におけるARとALの中点を、極座標における原点Oとする。このとき、OからAR−ALに直交する方位角φを0とすれば、三次元デジタイザーで計測したランドマークやfNIRSプローブの実世界座標を、方位角θ、仰角θ、動径rの3パラメータに変換することが可能となる。
実験参加者(被験者)の頭部において計測したfNIRSプローブの座標をアフィン変換によって参照脳座標系3に変換するにあたり、MRIデータベース上でNz,AR,ALの3点の座標は既知であるが、4点目の座標Asbj(φsbj,θsbj,rsbj)に対応するArh(φrh,θrh,rrh)は未知であるため、φrh=φsbj、かつ、θrh=θsbjを満たすMRIデータベース上の1点を求め、これをArhとして用いる。即ち、rrhの値を固定せず、Osbj−Asbj(φsbj,θsbj,rsbj)ベクトルを、Orhから伸ばしたとき、MRIデータベース頭表と交わる1点がArhとなる。
次に、Arhを、あらかじめ算出した非線形変換行列によって、MNI標準座標における点AMNIへと変換する。この手続によれば、確率的レジストレジストレーション法で不可欠な国際10/20法に準じるランドマークのマーキングとデジタイジングが不要となるため、非常に効果的かつ迅速にfNIRS計測箇所の空間解析を行うことができる。
尚、アンカー式レジストレーションにおいて、脳機能計測データを表現するための場は、必ずしも標準脳座標系である必要はなく、Nz,AR,ALの3点の座標位置が記載されている脳構造画像であれば、任意の脳構造画像へのレジストレーションが可能である。
図2は、本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法におけるMNI標準脳座標系への標準化のフローを示す図である。
予め、仮想的レジストレーション法におけるランダムサンプリング手法に則り、日本人の成人頭部の形と大きさのポピュレーションを反映した100組の仮想合成頭表・脳表データセットを作成しておく。また、参照脳データベースとして、参照頭表及び参照脳表のデータを蓄積した参照MRIデータベースを用意しておく。
ステップ1からステップ3において、被験者として100人の実験参加者(n=100)を想定した仮想合成頭表・脳表データセットにおいて、それを構成する各々の頭表で、アンカーAsbjn(xsbjn,ysbjn,zsbjn)を、式1から式3により、極座標Asbjn(φsbjn,θsbjn,rsbjn)に変換する。
ステップ4において、実験参加者頭部におけるアンカーAsbjnに対応する参照MRIデータベース上のアンカーArhnの位置を求める。AsbjnとArhnとの対応条件は、それぞれの方位角φと仰角θの2つのパラメータが等しいこととする。参照MRIデータベースのデータエントリは17個存在するので、j番目の参照アンカーをArhn(φrhnj,θrhnj,rrhnj,j=1〜17)とすると、アンカーの対応条件は、φsbjn=φrhnj,θsbjn=θrhnjである。
ステップ5において、Arhnjを再びユークリッド座標に変換し、ステップ6において、SPM−8(Statistical Parametric Mapping)によって求めた非線形変換行列を用いて、MNI標準脳座標系上の1点AMNInjに座標変換する。AMNInjの座標が得られた段階で、実験参加者頭部で計測したプローブの座標を、アフィン変換によってMNI標準脳座標系に変換・標準化することが可能となる。
ステップ7、8において、仮想合成頭表・脳表データセットにおけるNz,AL,AR,Aの4点の座標と、これらに対応する参照MRIデータベースにおけるMNI標準脳座標系の4点の座標によって変換行列Wnを算出する。ステップ9において、Wnによって標準化を施した100セットのプローブの座標は、バルーンインフレーション法によって、頭表から脳表への射影を行う。
ステップ10において、脳表上の100セットのプローブ座標に対し、各プローブ毎の平均値を求めて最確値とし、また、その最確値を基準として標準偏差を算出し、この値を推定誤差として、参照MRIデータベースから作成した平均標準脳上に描画する。
図3は、本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法の仮想合成頭表・脳表セットを対象としたプログラムシミュレーションの結果を示す図である。
プログラムシミュレーションにおいては、三次元デジタイザーの利用できる実験場面を想定し、まず、仮想頭表を実験参加者の頭蓋とみなし、仮想頭表上でNz,AR,AL,Aの4点の参照点とfNIRSプローブの座標を求め、アンカーに相当するAの座標のみをシステマティックに変化させる。
仮想合成頭表・脳表データセットは、MRIデータベースを参照し、頭部の形と大きさ、さらに縦・横・奥行き比(Nz,AR,AL、Izの4点間の重心MからCzまでの直線距離、AR−AL間の直線距離、Nz−Iz間の直線距離の比)をリサンプリングし、これらのパラメータを元に新規頭表と脳表を作成する。
仮想合成頭表・脳表データセットは、三次元ボクセル形式のMRIそのものではなく、MRIから抽出した頭表・脳表に相当する部位であって、三次元散布ベクトルデータである。
X軸は左右両半球方向に伸び、左半球から右半球に向けてXの値が増加する。Y軸はX軸に直交する形で前頭後頭部方向に伸び、Yの値は後頭部から前頭部に向けて増加する。Z軸はXY平面に直交し、Zの値は頭部の腹側から背側に向けて増加する。
極座標表現にあたり、AR−AL中点を原点Oとし、このOからAL−ARに直交する方位角φの値を0として定め、φの値は、頭頂方向から見て時計回りに増加、半時計回りに減少し、その値の取り得る範囲は0±πである。また、仰角θは、Nz,AR,ALの3点が成す平面を0とし、この平面から対象のランドマーク又はプローブ座標への角度として定義する。
仮想合成頭表・脳表データセットにおいて、Nz,AR,ALの3点のランドマークの座標は、UI10/20(Unambiguously−illusrated 10/20)法に基づいて予め参照MRIデータベースにストックされているものを用いる。アンカー設定条件は、MaxZ条件、VicP条件、UI10/10条件の3条件とする。
MaxZ条件は、頭表において、Zの値が最大値を取る1点をアンカーとして設定するものである。尚、軸面(Axial)方向に伸びる一軸をZ軸として定義する。アンカーの位置は比較的Czに近くなるが、両者は同一点ではない。
VicP条件は、国際10/20法のランドマークの1つであるCzを中心とする2cm範囲内の頭表領域から、ランダムに選択した1点をアンカーとして設定する。本条件は、実際の実験場面において、目視により実験参加者の頭頂周辺から1点の座標を計測した場合を想定したものである。
UI10/10条件は、UI10/10(Unambiguously−illusrated 10/10)法に則った、矢状面におけるFpz,AFz,Fz,FCz,CPz,Pz,POz,Ozと、冠状面におけるT8,C6,C4,C2,C1,C3,C5,T7の計16点から1点を選択し、アンカーとして設定する。
仮想合成頭表・脳表データセットの各頭表において、4点のランドマークに加え、仮想プローブホルダーを設置し、当該ホルダーを構成するプローブの座標を求める。このホルダーは、ゴム製のエラスティックホルダーであり、3行×5列のプローブによって構成され、送光器は7個、受光器は8個、プローブ間隔は3cmである。また、その設置箇所は、前頭部、頭頂部、左右両側頭部、後頭部の5箇所とする。
MaxZ条件アンカー式レジストレーション法によって標準化されたプローブ座標は、確率的レジストレーション法による標準化の結果と非常に近い傾向を示し、比較的安定した標準化方法である。
VicP条件アンカー式レジストレーション法の結果も、MaxZ条件アンカー式レジストレーション法の結果と同じ傾向を示し、従来の確率的レジストレーション法と同様に安定した標準化精度であり、実際の計測場面においても実用性の高い空間解析法である。
UI10/10条件におけるアンカー式レジストレーション法の結果としては、全体的に、頭部の高い位置に存在するアンカーの方がより安定することから、アンカー式レジストレーション法における標準化の精度は、アンカーの角度に依存し、アンカーが、AL,ARから求めた原点Oに対して一定の角度基準を満たさない場合は、標準化の結果に系統的なズレが発生し得る。
アンカー式レジストレーション法の実施において、比較的頭表の広い領域が、アンカーとして使用可能であり、国際10/20法において定義されたランドマーク以外の箇所でもアンカーとして使用し、MNI標準脳座標系への安定した標準化が可能である。
fNIRSを用いる場合に、IzとCzの同定とマーキング、座標の計測までの一連の手続は、非常に煩雑で手間の掛かるステップであるため、実験参加者頭部のNz,AL,ARの3点と、頭頂周辺の適当な1点を三次元デジタイザーで計測するだけで実施することのできるアンカー式レジストレーション法は有用である。
図4は、本発明の実施例1に係るアンカー式レジストレーション法のバリデーション結果を示す図である。
下図は、実験参加者自身のMRIへのプローブ座標の重ね合わせと、SPM−8を用いたボクセルベースのレジストレーション1bであり、中図は、Nz,AR,AL,Czの計4点を用いた確率的レジストレーション1aであり、上図は、Nz,AR,AL,頭頂近辺の1点の計4点を用いたアンカー式レジストレーション1である。
三種のレジストレーションによってMNI標準座標系に標準化されたプローブ座標は、相互に近しい値であり、また、各々のレジストレーション手法内において、標準化された各プローブ座標の標準偏差は似通った値になり、さらに、三種のレジストレーション手法間で、全プローブ座標の最確値同士の直線距離の中央値は、10mmを超えない範囲に収まる。
三種のレジストレーションによって求められた座標から、各プローブ毎にグランドアベレージを求め、グランドアベレージから各々のプローブ座標への直線距離を算出し、これらの直線距離をサンプルとした対応のある一元分散分析を行っても、15個のプローブ全てにおいて、レジストレーション手法間で有意差は見られない。
アンカー式レジストレーション法の実施にあたり必要となるNz,AL,AR,頭頂近辺の1点の計4点のランドマーク座標の同定・マーキング・計測の所要時間と、従来の確率的レジストレーション法の実施にあたり必要となるNz,AL,AR,Czの計4点のランドマーク座標の同定・マーキング・計測の所要時間に対して、Mann−WhitneyのU検定を行ったところ有意差が見られ、両条件間で、ランドマークの座標計測に要する時間に如実な違いがある。即ち、アンカー式レジストレーション法は、従来の確率的レジストレーション法よりも手早く、fNIRSにおける計測箇所を標準化することのできる空間解析法である。
アンカー式レジストレーション法による空間解析は、fNIRSによる脳機能計測以外に、fNIRSとはプローブの構成や計測原理が異なるEGGやMEG,TMSといった他の経頭蓋脳機能計測法においても、実験参加者頭部の構造情報が不要な計測箇所の推定法として応用することができる。
また、アンカー式レジストレーション法は、経頭蓋脳機能計測によって得られたデータを、fMRIやPETといったトモグラフィックな脳機能計測法において広く用いられている定位固定の座標と、互換性を保った状態で表現できることが、最大の利点である。
図5は、本発明の実施例2に係るリバースレジストレーション法を示す図である。リバースレジストレーション4は、実世界座標系の参照脳データベース5を用意し、実世界座標系の被験者の頭部6の形状に合致するにように、安定基準点5a、5b、5c及び任意の参照点5dに対応する安定基準点6a、6b、6c及び対応参照点6dを基にして、参照脳7への変形を行う。
MEGの時空間解析には被験者のMRI撮像が必要であるが、MRIによる画像データ取得は困難であり、被験者のMRI画像なしでのMEG信号源推定も困難である。この問題を解消するために、任意のMRI画像を被験者の脳機能データが存在する実世界座標系にレジストレーションするのがリバースレジストレーション法である。
リバースレジストレーション法では、被験者以外のヒト脳構造画像からなる参照脳データベースを用意する。次に、参照脳データベースから任意の参照脳を取り出す。それを被験者の頭部形状に合致するように変形させる。ただし、被験者の脳構造が、取り出した変形参照脳と一致する確率は高くないので、複数の参照脳を取り出し、これらを次々にすり替えていく。
この結果、被験者の脳機能データが任意の複数参照脳上に表現されることになり、被験者のMRIが入手困難な場合でも、MEGデータの信号源推定が可能となる。簡易的な解析に十分な、脳回レベルの信号源推定を実現することができる。
図6は、本発明の実施例3に係るリバースレジストレーション法の概要を示す図である。光トポグラフィ8aは、脳機能の計測法であるが、頭の上にプローブを置くので、MRI画像なしでは、脳のどこを計っているのか不明である。
これを解決する方法として、三次元磁気式デジタイザーでプローブ位置を計測し、MRI画像なしでも標準脳座標系で位置を推定する確率的レジストレーション1a等の方法がある。
しかし、三次元磁気式デジタイザーの計測データを座標変換に用いるには頭の上に基準点が4つ必要だが、安定基準点は3つしかないため、アンカー式レジストレーション1では、頭の上の安定基準点3つと任意の1点で座標変換をする。
また、標準脳座標系上での確率表現は直観的に把握しにくいので、リバースレジストレーション4では、被験者の頭部形状に合わせて参照脳データベースの多数の脳と頭の形状を変形する。
リバースレジストレーション法8は、アンカー式レジストレーション1を融合することにより、被験者のMRI画像が無くても、脳構造データベースを参照して直観的に計測位置をリアルタイムで把握するものである。
図7は、本発明の実施例3に係るリバースレジストレーション法を示す図である。リバースレジストレーション法8は、脳に対してプローブがどの位置にあるかリアルタイムで把握できるので、例えば、プローブの中心が脳の中心溝の後に位置しているかどうか確認したい場合に、1チャネル分、後ろにずらせば良いなど、直観的に予測することができる。
参照脳データベースの参照脳を被験者の頭部形状に合致するように変形させたものを、脳構造画像データベースとして蓄積していくことにより、簡便かつ直感的に経頭蓋脳機能データを脳構造に対応付けすることができる。
仮想脳スワッピング法8は、コンピュータシステムとして実現することも可能である。即ち、仮想脳スワッピング法8におけるアンカー式レジストレーション1及びリバースレジストレーション4をアルゴリズム化したプログラムを、記録媒体等からコンピュータのメモリに読み込み、CPUに実行させる。
三次元磁気式デジタイザや位置センサ付きプローブ等を入力装置とし、モニタやプリンタ等を出力装置とし、参照脳データベース等を記憶装置として利用する。そして、入力装置又は記憶装置から情報をコンピュータのメモリに読み込んで処理し、結果を出力装置又は記憶装置に出力する。
1 アンカー式レジストレーション
1a 確率的レジストレーション
1b ボクセルベースのレジストレーション
2 実世界座標系
2a 安定基準点
2b 安定基準点
2c 安定基準点
2d 適当な点
3 参照脳座標系
3a 安定基準点
3b 安定基準点
3c 安定基準点
3d 相当する点
4 リバースレジストレーション
5 参照脳データベース
5a 安定基準点
5b 安定基準点
5c 安定基準点
5d 任意の参照点
6 被験者の頭部
6a 安定基準点
6b 安定基準点
6c 安定基準点
6d 対応参照点
7 参照脳
8 リバースレジストレーション法
8a 光トポグラフィ
特許第4882087号公報

Claims (7)

  1. 被験者の頭に3つの安定基準点以外に任意の位置でアンカーを設定するステップと、
    前記アンカーの座標を極座標に変換するステップと、
    前記極座標に対応させることにより頭表及び脳表データを蓄積した参照脳データベースにおける頭表上の参照アンカーの位置を求めるステップと、
    前記参照アンカーの座標を標準脳座標系に変換するステップと、
    前記標準脳座標系の参照アンカー及び参照脳データベースにおける3つの安定基準点の座標と被験者のアンカー及び3つの安定基準点の座標との対応関係により被験者の頭に設置したプローブの座標を標準化するステップと、
    前記標準化したプローブの座標を頭表から脳表に射影するステップと、
    前記射影した座標に対し誤差を推定するステップとからなることを特徴とする経頭蓋脳機能解析方法。
  2. 被験者の頭部形状に合わせて、参照脳データベースの多数の脳と頭の形状を変形することを特徴とする請求項1に記載の
    経頭蓋脳機能解析方法。
  3. 請求項2に記載の経頭蓋脳機能解析方法で変形した脳と頭のデータを蓄積したデータベース。
  4. 被験者の頭に3つの安定基準点以外に任意の位置でアンカーを設定する手段と、
    コンピュータが前記アンカーの座標を極座標に変換し、前記極座標に対応させることにより頭表及び脳表データを蓄積した参照脳データベースにおける頭表上の参照アンカーの位置を算出し、前記参照アンカーの座標を標準脳座標系に変換し、前記標準脳座標系の参照アンカー及び参照脳データベースにおける3つの安定基準点の座標と被験者のアンカー及び3つの安定基準点の座標との対応関係により被験者の頭に設置したプローブの座標を標準化し、前記標準化したプローブの座標を頭表から脳表に射影し、前記射影した座標に対し誤差を推定する手段とを備えることを特徴とする経頭蓋脳機能解析システム。
  5. 被験者の頭部形状に合わせて、参照脳データベースの多数の脳と頭の形状を変形することを特徴とする請求項4に記載の経頭蓋脳機能解析システム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の経頭蓋脳機能解析システムを実現するプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを保存した記録媒体。
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