JP2013215932A - 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自動シャットダウン機能の延伸を可能とするとともに、当該延伸回数や延伸時間を制限する画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、自動シャットダウンの時間を延伸することが可能な延伸回数及び延伸時間を記憶部に記憶し、外部装置から自動シャットダウンの延伸を要求する設定リクエストを受信すると、受信した設定リクエストが延伸回数及び延伸時間の条件を満足する場合には当該設定リクエストによる設定を有効にし、受信した設定リクエストが延伸回数及び延伸時間の条件を満足しない場合には当該設定リクエストによる設定を無効にする。
【選択図】図6
【解決手段】画像形成装置は、自動シャットダウンの時間を延伸することが可能な延伸回数及び延伸時間を記憶部に記憶し、外部装置から自動シャットダウンの延伸を要求する設定リクエストを受信すると、受信した設定リクエストが延伸回数及び延伸時間の条件を満足する場合には当該設定リクエストによる設定を有効にし、受信した設定リクエストが延伸回数及び延伸時間の条件を満足しない場合には当該設定リクエストによる設定を無効にする。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、ネットワークに接続されたデバイスの省電力対応として、デバイスの未使用時間が所定の時間経過した後、スリープ状態に電力遷移する対応を行っている。さらに、所定時間スリープ状態が継続した場合には自動で電源を遮断(自動シャットダウン)するといった管理方法が用いられている。
画像形成装置がスリープ状態にある場合、ネットワーク上の管理アプリケーションからのポーリング等ではスリープ復帰は行われず、所定時間スリープ状態が継続されるため、最初にスリープ状態に移行してからのタイマ値の積算にて、画像形成装置は自動で電源を遮断する。特許文献1には、ネットワークに接続された複数のコンピュータから、画像形成装置を使用するという観点で、パワーオフコマンド等により実行されるパワーオフ機能を予め定められた時間ロックできる、パワーオフ一時ロック機能を有する周辺装置も提案されている。例えば、パワーオフ一時ロック機能を使用し、コンピュータのユーザがこれから画像形成装置を使用しようとしている時に、他のユーザが勝手にパワーオフコマンドを画像形成装置に送信し、突然電源が切られてしまうような問題を回避している。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する問題がある。ネットワーク経由で管理アプリケーションから画像形成装置の操作を行う際に、画像形成装置の状態がスリープ状態を維持したまま可能な操作が存在している。例えば、フォントリソースのダウンロード操作や、画像形成装置自体のファームウェアのアップデート配信、機器からの情報取得、アドレス帳の同期処理など、管理アプリケーションから画像形成装置にデータを書き込む等である。これらの処理ではスリープ状態を維持しているため、スリープ状態が一定時間経過したと判断されて自動シャットダウンが実行される可能性がある。これらの処理中に自動シャットダウンが実行されると、データの不整合が生じやすくなり、画像形成装置の次回の電源ON時などに機能支障をきたす可能性がある。
また、SLP(Service Location Protocol)を用いたスリープ通知においては、画像形成装置はスリープ移行時、スリープ復帰時、シャットダウン時にそれぞれネットワーク上のコンピュータに向けて状態通知を行っている。管理アプリケーションから画像形成装置に対しての通信タイミングによっては、スリープ復帰の通知直後にシャットダウン通知を受信することになる。このようなケースにおいて管理アプリケーション側で画像形成装置のシャットダウン処理に伴うアプリケーション側での処理が間に合わない可能性もある。
これらの問題を解決のために、上記従来技術においはパワーオフ一時ロック機能を使用するといった提案が行われている。しかしながら、従来技術では、結果的にパワーオフ一時ロックコマンドがネットワーク上の複数のコンピュータから画像形成装置に対して設定され続けることによって、電源オフができなくなってしまうといった問題が発生してしまう。また省電力の観点から、自動シャットダウンが設定されていれば、いつか必ず行うことが前提であり、電源オフができなくなってしまうといった課題は、省電力の観点では問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて行われたものであり、自動シャットダウン機能の延伸を可能とするとともに、当該延伸回数や延伸時間を制限する画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、省電力制御が行われるスリープ状態に移行してから所定時間が経過すると自動シャットダウンする画像形成装置であって、前記自動シャットダウンの時間を延伸することが可能な延伸回数及び延伸時間を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置に通信可能に接続された外部装置から前記自動シャットダウンの延伸を要求する設定リクエストを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足する場合には当該設定リクエストによる設定を有効にし、前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足しない場合には当該設定リクエストによる設定を無効にする制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、自動シャットダウン機能の延伸を可能とするとともに、当該延伸回数や延伸時間を制限する画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置の構成>
以下では、図1乃至図12を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、コピー機能やプリンタ機能等の複数の機能を有するMFP(Multi Function Peripheral)を一例に説明する。なお、本発明はこれに限定されず、画像形成装置として、コピー機能のみ又はプリンタ機能のみを有するSFP(Single Function Peripheral)を適用してもよい。まず、図1を参照して、MFP100の構成例について説明する。
以下では、図1乃至図12を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、コピー機能やプリンタ機能等の複数の機能を有するMFP(Multi Function Peripheral)を一例に説明する。なお、本発明はこれに限定されず、画像形成装置として、コピー機能のみ又はプリンタ機能のみを有するSFP(Single Function Peripheral)を適用してもよい。まず、図1を参照して、MFP100の構成例について説明する。
MFP100は、コントローラ部(制御部)110、リーダ部120、プリンタ部130、操作部140、及びHDD150を備える。制御部110は、リーダ部120及びプリンタ部130と電気的に接続されている。制御部110は、リーダ部120及びプリンタ部130からデータを受信する。また、制御部110は、リーダ部120及びプリンタ部130に対して各種のコマンドを送信する。さらに、制御部110は、ネットワーク160を介してPC161、162と接続されており、各PC161,162から画像データや制御コマンドを受信する。ネットワーク160は、例えば、イーサネット(登録商標)で構築される。PC161、162はMFP100に対して、機器の構成情報や現在のステータス情報の監視等も行っている。
リーダ部120は、原稿の画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部120は、原稿を読み取る機能を有するスキャナユニット121と、原稿をスキャナユニット121によって読み取り可能な位置まで搬送する原稿給紙ユニット122とを備える。スキャナユニット121が備えるスキャナコントローラ123は、制御部110からの指示に基づいて、スキャナユニット121と原稿給紙ユニット122とを制御する。
プリンタ部130は、画像形成(印刷)用の用紙(用紙又は記録材)を収納する給紙ユニット131と、画像データを用紙に転写及び定着させるマーキングユニット132と、印刷された用紙を排紙する排紙ユニット134とを備える。プリンタ部130は、制御部110からの指示に基づいて、給紙ユニット131から用紙をマーキングユニット132へ給紙し、マーキングユニット132で当該用紙に対して画像データを印刷した後、当該用紙を排紙ユニット134へ排紙する。排紙ユニット134は、マーキングユニット132で印刷された用紙に対し、ソートやステイプル等の処理を施すことができる。給紙ユニット131は、複数の給紙部を備えており、各給紙部には用紙が収納され、載置(設定)される。各給紙部は、例えば、普通紙や光沢紙等、複数種類の用紙を収納できる。また、各給紙部は、MFP100のプリンタ部130で印刷された用紙を、再び収納することもできる。給紙部の例として、給紙カセットや、給紙デッキ、手差用紙レイ等がある。給紙部の形態はこれに限られず、その他、収納された用紙をマーキングユニット132に搬送できればよい。
操作部140は、例えば、ハードキーや、液晶表示部及びその表面上に貼り付けられたタッチパネル部を備え、それらを介してユーザから指示を受け付ける。また、操作部140は、液晶表示部にソフトウェアキーや、MFP100の機能や状態を表示することができる。操作部140は、ユーザからの指示に対応するコマンドを、制御部110に送信する。また、HDD(Hard Disk Drive)150は、MFP100の各種設定及び画像データを記憶する。
上記の構成に基づき、MFP100は、例えば、コピー機能、画像データ送信機能、プリンタ機能等の種々の機能を実現する。コピー機能を実現する場合には、制御部110は、リーダ部120で原稿の画像データを読込み、プリンタ部130で当該画像データを用いて用紙に印刷する制御を行う。画像データ送信機能を実現する場合に、制御部110は、リーダ部120で読み込んだ原稿の画像データをコードデータに変換し、当該コードデータを、ネットワーク160を介してPC161、162に送信する。さらに、プリンタ機能を実現する場合には、制御部110は、PC161、162からネットワーク160を介して受信したコードデータ(印刷データ)を画像データに変換し、プリンタ部130へ送信する。その後、プリンタ部130は、受信した画像データを用いて用紙に印刷する。制御部110の構成については、図4を用いて後述する。
また、本実施形態に係るMFP100は、省電力制御が行われるスリープ状態に移行してから所定時間が経過すると自動シャットダウンが行われる。本実施形態によれば、自動シャットダウン時間は、通信可能に接続されている外部装置からの要求により延伸することが可能であるが、一定の制限を設けている。これらの自動シャットダウンに関する本実施形態における制御について以下で詳細に説明する。
<標準技術の説明>
次に、図2を参照して、IETFがインターネットで利用される技術の標準化を目的として発行を行っているRFC(Request for Comments)に基づく、ネットワーク機器からの情報取得について説明する。ネットワーク上のデバイスの情報管理プロトコルとしてSNMP(Simple Network Management Protocol)が一般的に広く用いられている。SNMPで管理されるネットワーク機器は、MIB(Management Information Base)情報を搭載し、管理端末からのSNMPリクエストに対してレスポンスを行うことで管理される。MIB情報の構造についても、IEFTで標準化がなされている。
次に、図2を参照して、IETFがインターネットで利用される技術の標準化を目的として発行を行っているRFC(Request for Comments)に基づく、ネットワーク機器からの情報取得について説明する。ネットワーク上のデバイスの情報管理プロトコルとしてSNMP(Simple Network Management Protocol)が一般的に広く用いられている。SNMPで管理されるネットワーク機器は、MIB(Management Information Base)情報を搭載し、管理端末からのSNMPリクエストに対してレスポンスを行うことで管理される。MIB情報の構造についても、IEFTで標準化がなされている。
SNMPで取得できるMIB情報には標準規格としてRFCで規定された技術仕様/要件のMIB情報と、企業ごとに拡張されたEnterprise MIB情報(以下、プライベートMIBとも称する。)とに分かれている。MIB情報はRFCによって定められた規定のオブジェクト識別子を有し、mib−treeの配置は、図2のように表現される。一方、Enterprise MIB情報は企業が独自に定義したMIB情報であり、RFC等で規定された標準的なMIB情報以外の、企業がより付加価値を付け加えた情報である。Enterprise MIB情報はANS.1(Abstract Syntax Notation One)形式の情報構造定義言語で記載することで、汎用のSNMP管理ソフトウェアに読み込ませることが可能である。そのため別途、専用のソフトウェアを用いることなく、MIB情報の解釈を行うことが可能である。
mib−treeの全体像はISOをITU−Tによって標準化されており、MIB情報が格納されるmib−treeは201に示すiso(1)から始まっている。RFCで規定されているMIB情報はさらに202に示すmib−2(1.3.6.1.2.1)の配下に配置されている。203に示すsystem(1.3.6.1.2.1.1)と204に示すinterfaces(1.3.6.1.2.1.2)とRFC1213で規定された情報の集まりを示している。また、Printerに関してのRFCとしては、RFC3805が存在しており、205に示すprintmib(1.3.6.1.2.1.43)の配下で情報の集まりとして規定されている。
一方、Enterprise MIB情報は、206に示すprivate(1.3.6.1.4)の配下である207に示すenterprises(1.3.6.1.4.1)以下に、企業ごとに番号が割り当てられ管理する構造となっている。本実施例では、この企業拡張を利用し、208に示すcanPowCtlShutdown(1.3.6.1.4.1.1602.101.201.103.3)で示したMIB情報を用いる。canPowCtlShutdownを前述のASN.1形式で記載した例は下記のとおりである。
■canPowCtlShutdown OBJECT−TYPE
SYNTAX OCTET STRING (SIZE(0..15))
MAX−ACCESS read−write
STATUS current
DESCRIPTION
”この管理ノードの自動シャットダウンに関する情報の取得と、延伸設定を行う
パラメータは、3つのパートで構成されており、:(セミコロン)で区切る
Read時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:設定可能な残りの延伸回数に関する情報(単位は回数)
第2パラメータ:設定可能な残りの延伸時間に関する情報(単位は分)
第3パラメータ:自動シャットダウンまでの時間
(単位は分で、自動シャットダウンが未設定時は9999)
Write時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:ゼロ固定
第2パラメータ:ゼロ固定
第3パラメータ:延伸を行う時間(単位は分)
Write時の返信時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:設定可能な残りの延伸回数に関する情報(単位は回数)
第2パラメータ:設定可能な残りの延伸時間に関する情報(単位は分)
第3パラメータ:成功した、延伸を行う時間(単位は分)
”
::= { canPowerControl 3 }
このASN.1で記載されたcanPowCtlShutdownの仕様を簡単に説明すると、まず、canPowCtlShutdownは上位のツリー構造であるcanPowerControlの3番目の定義として配置されている。型定義とサイズは15バイトまでのオクテット文字列として規定しており、その情報は、read(読み出し)とwrite(書き込み)の双方を行うことが可能である。canPowCtlShutdownに実際にread/writeする時のパラメータ指定としては、DESCRIPTIONに記載されたパラメータにて行うことを示している。一例として、Read時にMFP100から取得できた値が“10:60:55”の場合、延伸設定の変更可能回数が残り10回、延伸可能な残り時間が60分、自動シャットダウンまでの時間が55分であることを示している。
SYNTAX OCTET STRING (SIZE(0..15))
MAX−ACCESS read−write
STATUS current
DESCRIPTION
”この管理ノードの自動シャットダウンに関する情報の取得と、延伸設定を行う
パラメータは、3つのパートで構成されており、:(セミコロン)で区切る
Read時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:設定可能な残りの延伸回数に関する情報(単位は回数)
第2パラメータ:設定可能な残りの延伸時間に関する情報(単位は分)
第3パラメータ:自動シャットダウンまでの時間
(単位は分で、自動シャットダウンが未設定時は9999)
Write時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:ゼロ固定
第2パラメータ:ゼロ固定
第3パラメータ:延伸を行う時間(単位は分)
Write時の返信時のパラメータは下記の通り
第1パラメータ:設定可能な残りの延伸回数に関する情報(単位は回数)
第2パラメータ:設定可能な残りの延伸時間に関する情報(単位は分)
第3パラメータ:成功した、延伸を行う時間(単位は分)
”
::= { canPowerControl 3 }
このASN.1で記載されたcanPowCtlShutdownの仕様を簡単に説明すると、まず、canPowCtlShutdownは上位のツリー構造であるcanPowerControlの3番目の定義として配置されている。型定義とサイズは15バイトまでのオクテット文字列として規定しており、その情報は、read(読み出し)とwrite(書き込み)の双方を行うことが可能である。canPowCtlShutdownに実際にread/writeする時のパラメータ指定としては、DESCRIPTIONに記載されたパラメータにて行うことを示している。一例として、Read時にMFP100から取得できた値が“10:60:55”の場合、延伸設定の変更可能回数が残り10回、延伸可能な残り時間が60分、自動シャットダウンまでの時間が55分であることを示している。
<制御部110の構成>
次に、図4を参照して、制御部110のブロック構成例について説明する。メインコントローラ411は、CPU412及びバスコントローラ413と、各種のI/Fコントローラ回路とを備える。CPU412及びバスコントローラ413は、制御部110全体の動作を統括的に制御する。CPU412は、ROM414からROMI/F415を経由して読込んだプログラムに基づいて各種の動作を実行する。例えば、CPU412は、読み込んだプログラムに基づいて、図1に示すPC161又はPC162から受信したコードデータ(例えばPDL(ページ記述言語))を解釈する。バスコントローラ413は、各I/Fを介したデータ転送に関する制御、例えば、バスの調停及びDMAデータ転送の制御を行う。
次に、図4を参照して、制御部110のブロック構成例について説明する。メインコントローラ411は、CPU412及びバスコントローラ413と、各種のI/Fコントローラ回路とを備える。CPU412及びバスコントローラ413は、制御部110全体の動作を統括的に制御する。CPU412は、ROM414からROMI/F415を経由して読込んだプログラムに基づいて各種の動作を実行する。例えば、CPU412は、読み込んだプログラムに基づいて、図1に示すPC161又はPC162から受信したコードデータ(例えばPDL(ページ記述言語))を解釈する。バスコントローラ413は、各I/Fを介したデータ転送に関する制御、例えば、バスの調停及びDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM416は、DRAMI/F417を介してメインコントローラ411と接続され、CPU412が動作するためのワーク領域や、画像データを蓄積するための領域として使用される。Codec418は、例えば、DRAM416に蓄積されたラスタイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、又は圧縮された状態で蓄積されたコードデータをラスタイメージデータに伸長する処理を実行する。SRAM419は、Codec418の一時的なワーク領域として使用される。Codec418は、I/F420を介してメインコントローラ411と接続される。SRAM419とDRAM416との間のデータ転送は、バスコントローラ413によって制御され、DMA転送により実現される。
Graphic Processor435は、DRAM416に蓄積されたラスタイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、又は二値化等の画像処理を実行する。SRAM436は、Graphic Processor435の一時的なワーク領域として使用される。Graphic Processor435は、I/F437を介してメインコントローラ411と接続される。Graphic Processor435とDRAM416との間のデータの転送は、バスコントローラ413によって制御され、DMA転送により実現される。
Network Contorller421は、I/F423によってメインコントローラ411と接続され、コネクタ422を介して外部ネットワーク(例えば、ネットワーク160)と接続される。汎用高速バス425には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ424とI/O制御部426とが接続される。汎用高速バス425とは、例えば、PCIバスである。I/O制御部426は、リーダ部120及びプリンタ部130の各CPUとの間で、制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信部コントローラ427を2チャンネル備える。
I/O制御部426は、I/Oバス428を介してスキャナI/F440及びプリンタI/F445と接続されている。パネルI/F432は、操作部140との間でデータの送受信を行うためのI/Fである。パネルI/F432は、LCDコントローラ431から転送されてきた画像データを操作部140に転送する。また、パネルI/F432は、操作部140が備えるハードキーやタッチパネルを介して入力されるキー入力信号を、キー入力I/F430を介してI/O制御部426に転送する。
リアルタイムクロックモジュール433は、バックアップ用電池434によって電力を供給され、MFP100内で管理する日付及び時刻を更新/保存する。E−IDE I/F461は、HDD150を接続するI/Fである。CPU412は、E−IDE I/Fを介してHDD150に画像データを記憶させ、又はHDD150から画像データを読み込む。コネクタ442及びコネクタ447には、図1に示すリーダ部120及びプリンタ部130がそれぞれ接続されている。これらは、同調歩同期シリアルI/F443、448及びビデオI/F444、449を介してスキャナI/F440及びプリンタI/F445に接続されている。
スキャナI/F440は、コネクタ442を介してリーダ部120と接続され、スキャナバス441を介してメインコントローラ411と接続されている。スキャナI/F440は、リーダ部120から受信した画像に対して所定の処理を施す。また、スキャナI/F440は、リーダ部120から受信したビデオ制御信号に基づいて生成した制御信号を、スキャナバス441に出力する。スキャナバス441からDRAM416へのデータ転送は、バスコントローラ413によって制御される。
プリンタI/F445は、コネクタ447を介してプリンタ部130と接続され、プリンタバス446を介してメインコントローラ411と接続されている。プリンタI/F445は、メインコントローラ411から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部130へ出力する。DRAM416上に展開されたラスタイメージデータのプリンタ部130への転送は、バスコントローラ413によって制御される。当該ラスタイメージデータはプリンタバス446、プリンタI/F445及びビデオI/F449を経由してプリンタ部130へDMA転送される。
SRAM451は、バックアップ用の電池から供給される電源により、MFP100全体の電源が遮断された状態でも記憶内容を保持し続けることが可能なメモリである。SRAM451は、バス450を介してI/O制御部426と接続されている。また、EEPROM452も同様に、バス450を介してI/O制御部426と接続されたメモリである。
<ウィークリータイマの設定>
次に、図3を参照して、自動シャットダウンに関するウィークリータイマの設定について説明する。図3の設定内容は、ユーザからの表示指示を受けた操作部140に表示が行われ設定が可能となる。また、ユーザ入力による設定内容は、HDD150やSRAM451等に格納されている。302は曜日の選択項目を示しており、301で曜日ごとのシャットダウンの時刻設定を行う。一例として、303においては、月曜日の18:00にMFP100の自動シャットダウンが行われる設定となっており、一方、304においては土曜日の自動シャットダウンの時刻設定は行われていないことを示している。305はMFP100において未使用状態が一定時間経過した後、自動でシャットダウンを行うまでの時間設定を行う設定項目内容の一例を示す。この例では、MFP100の未使用状態が4時間経過した後、自動でシャットダウン処理を行う設定が選択されたことを示す。ウィークリータイマと自動シャットダウン時間との関係は図11を用いて後述する。
次に、図3を参照して、自動シャットダウンに関するウィークリータイマの設定について説明する。図3の設定内容は、ユーザからの表示指示を受けた操作部140に表示が行われ設定が可能となる。また、ユーザ入力による設定内容は、HDD150やSRAM451等に格納されている。302は曜日の選択項目を示しており、301で曜日ごとのシャットダウンの時刻設定を行う。一例として、303においては、月曜日の18:00にMFP100の自動シャットダウンが行われる設定となっており、一方、304においては土曜日の自動シャットダウンの時刻設定は行われていないことを示している。305はMFP100において未使用状態が一定時間経過した後、自動でシャットダウンを行うまでの時間設定を行う設定項目内容の一例を示す。この例では、MFP100の未使用状態が4時間経過した後、自動でシャットダウン処理を行う設定が選択されたことを示す。ウィークリータイマと自動シャットダウン時間との関係は図11を用いて後述する。
<Getリクエスト受信時の処理フロー>
次に、図5を参照して、本実施形態に係るGetリクエスト(取得リクエスト)受信時の処理フローについて説明する。ここで、Getリクエストとは、例えば、PC161からMFP100に対する現在の状況に関する情報を取得するリクエストである。なお、図5に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るGetリクエスト(取得リクエスト)受信時の処理フローについて説明する。ここで、Getリクエストとは、例えば、PC161からMFP100に対する現在の状況に関する情報を取得するリクエストである。なお、図5に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
まず、S501において、CPU412は、PC161から送出されてきたSNMPパケットを受信する。ここでCPU412が受信したSNMPパケットは、PC161がMFP100から情報取得を行うためのリクエスト・パケットである。このリクエスト・パケットはパケットデータに、canPowCtlShutdownの情報を取得するデータとなっている。続いて、S502において、CPU412は、受信したSNMPパケットに含まれるOID(オブジェクト識別子)がcanPowCtlShutdownであることを識別する。さらに、CPU412は、現在のMFP100の状態509から、canPowCtlShutdownの仕様に基づいて、第1パラメータに延伸回数を、第2パラメータに延伸時間を設定する。現在のMFP100の状態を示す509の例では、第1パラメータには10が設定され、第2パラメータには60が設定される。デバイスの設定及び状態を示す509の情報は、例えば、HDD150やSRAM451等に格納されている。
次に、S503において、CPU412は、MFP100に対して、自動シャットダウン時間305の設定が行われているか否かを判定する。自動シャットダウン時間305の設定が行われていない場合はS504に進み、CPU412は、上記canPowCtlShutdownの仕様に基づいて、第3パラメータに自動シャットダウンの無効(未設定)を示す9999を設定する。その後、CPU412は、処理をS506に進め、S501で受信したSNMPパケットに対する応答処理を実行する。なお、S506で示すSNMPの返信データの例は、自動シャットダウンが設定されている場合の例である。
一方、自動シャットダウン時間305の設定が行われている場合はS505に進む。S505において、CPU412は、自動シャットダウン時間に設定された時間情報から、リアルタイムクロックモジュール433の時刻情報を用いて、設定された自動シャットダウンまでの経過時間を減算した値を第3パラメータに設定する。第3パラメータに設定される値の一例として、現在のMFP100の状態509の例では、4時間(240分)から、現在の自動シャットダウン時間までの経過時間(Timer経過時間)の185分を減算した55(分)が設定される。その後、S506に進み、CPU412は、canPowCtlShutdownの仕様に基づいて、返信値に第1、第2、第3パラメータを設定し、S501で受信したSNMPパケットに対する応答として、返信処理を実行する。S506でのSNMPの返信処理後、CPU412は、PC161からの情報取得要求処理(Getリクエスト処理)を終了する。
<Setリクエスト受信時の処理フロー>
次に、図6を参照して、PC161から自動シャットダウンの延伸設定を要求するSetリクエスト(設定リクエスト)、MFP100に対して行う際の処理フローについて説明する。ここで、Setリクエストとは、例えば、PC161からMFP100に対して自動シャットダウン時間を設定する際のリクエストである。なお、図6に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
次に、図6を参照して、PC161から自動シャットダウンの延伸設定を要求するSetリクエスト(設定リクエスト)、MFP100に対して行う際の処理フローについて説明する。ここで、Setリクエストとは、例えば、PC161からMFP100に対して自動シャットダウン時間を設定する際のリクエストである。なお、図6に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
S601において、CPU412は、PC161から送出されてきたSNMPパケットを受信する。ここで、CPU412が受信するSNMPパケットはPC161がMFP100に対して情報設定を行うためのリクエスト・パケット(Setリクエスト)である。このリクエスト・パケットはパケットデータに、canPowCtlShutdownの情報を設定するデータとなっている。CPU412は、受信したSNMPパケットに含まれるOID(オブジェクト識別子)がcanPowCtlShutdownであることを識別し、延伸処理のための処理を実行する。具体的には、CPU412は、受信した設定データを、前述したcanPowCtlShutdownの仕様に基づいて、解析を行い、第3パラメータを抽出する。次に、S602において、CPU412は、自動シャットダウンを延伸することが可能な残り回数が足りているか否かを判定する。ここで、延伸できる回数が予め定められた上限回数に達している場合にはCPU412はS609に進む。S609において、CPU412は、受信したSetリクエストのSNMPパケット受信に対して、設定ができなかったことを示すbadValue等のエラーコードで返信処理を実行する。
一方、S602で自動シャットダウンの延伸が可能と判定するとS603に進み、CPU412は、デクリメント(1減算)する。その後、S604において、CPU412は、延伸時間の残り時間が足りているか否かを、現在の延伸残時間とS601で抽出したcanPowCtlShutdownの第3パラメータとの比較によって判定する。ここで、延伸できる時間が不足している場合にはS609に進み、CPU412は、S601のSetリクエストのSNMPパケット受信に対して、設定ができなかったことを示すbadValue等のエラーコードで返信処理を実行する。
一方、S604で自動シャットダウンの延伸が可能と判定すると、Setリクエストの設定内容が延伸回数及び延伸時間の条件を満足するものと判断しS605に進む。S605において、CPU412は、デクリメント(延伸する時間)する。その後、S606に進み、CPU412は、自動シャットダウンまでの残りの時間に対して、S601で抽出したcanPowCtlShutdownの第3パラメータの延伸時間のインクリメントを行い、自動シャットダウンまでの時間を延伸させる。
次に、S607において、CPU412は、S603とS605で演算した、残りの延伸回数と、残りの返信時間をそれぞれ、canPowCtlShutdownの第1パラメータと第2パラメータに設定する。また、CPU412は延伸設定が成功したので、第3パラメータには、成功した延伸時間を設定する。続いて、S608において、CPU412は、canPowCtlShutdownの仕様に基づいて、返信値に上記第1、第2、第3パラメータを設定し、S601で受信したSNMPパケットに対する応答として、返信処理を実行する。S608でのSNMPの返信処理後、CPU412は、S603、S605、及びS606の処理で更新した(設定リクエストの内容を反映した)情報を、HDD150又はSRAM451に格納された509に更新する。その後、PC161からの情報取得要求処理(Setリクエスト処理)を終了する。
<自動シャットダウン時間の延伸>
次に、図7乃至図11を参照して、図6で説明してきた処理フローによって、より具体的に延伸の状態がどのようになるかを説明する。図7は正常ケースを示す。
次に、図7乃至図11を参照して、図6で説明してきた処理フローによって、より具体的に延伸の状態がどのようになるかを説明する。図7は正常ケースを示す。
701はS601でCPU412が延伸の設定(Set)リスエストを受けた回数を示す。702はS601でCPU412が延伸の設定リスエストを受けた際のcanPowCtlShutdownの第3パラメータに相当する延伸時間を示す。703は延伸が可能な残りの回数を示す。704は延伸が可能な残りの時間を示す。705はMFP100の電源を投入した際の初期状態の一例を示す。MFP100の電源投入直後であるため、S601でCPU412が延伸の設定リスエストを受けた回数はゼロであり、702の延伸時間もSNMPのパケットの受信が行われていないため無効である。この初期状態の例では、延伸が可能な残り回数の初期値は10回であり、延伸が可能な残り時間の初期値は60分としている。延伸回数と延伸時間の初期値については、ユーザから指示を受けた操作部140が、制御部110に対して初期値の再設定を行うことが可能である。
図7の例では、Setリクエストは3回目まで10分延伸の設定として例示している。Setリクエストが成功するごとに、残りの延伸回数と、残りの延伸時間がそれぞれ減算されていく。4回目のSetリクエストでは、延伸時間として0分が設定された状態を示しており、この場合には延伸時間の変更は発生しないため残りの延伸回数と、残りの延伸時間とは変化しない。
図8は、延伸時間がオーバする例を示す。この例では、S604の判定処理において、残りの延伸時間を超えてPC161からのSetリクエストが行われた場合を説明する。なお、基本的な図面の構成は図7と同様である。PC161からの延伸時間設定が1回目、2回目、3回目でそれぞれ15分、30分、10分で行われた結果、801において延伸の残時間が5分となっている。この状態で4回目の延伸設定がPC161から行われた場合に、Setされた延伸時間が802で示すように10分であった場合、801の延伸残時間を超えているため、S604の判定の結果、S609の処理へ進み、Setリクエストをエラーリクエストと判断する。また、エラーとなった場合、自動シャットダウンの延伸自体が行われないため、803と804とで示すように延伸回数と延伸の残り時間の減算は行われない。
図9は延伸回数がオーバする例を示す。この例では、S602の判定処理において、残りの延伸回数を超えてPC161からのSetリクエストが行われた場合を説明する。なお、基本的な図面の構成は図7と同様である。PC161からの延伸時間設定が1回、2回、3回行われている。一方で延伸の残回数の初期値は3としている。この状態では、PC161からの3回目の延伸設定で901に示すように残回数はゼロとなる。このため4回目の延伸時間設定において、Setされた延伸時間が902に示すように10分で、延伸の残時間に余裕がある状態でも延伸回数の上限(残回数がゼロ)になっている。このため、S602の判定の結果、S609の処理となり、Setリクエストはエラーとなる。また、エラーとなった場合、自動シャットダウンの延伸自体が行われないため、S902とS903とで示すように延伸回数と延伸の残り時間の減算は行われない。
図10は所定時間以下で受け付けない例を示す。この例では、S604の判定処理において、自動シャットダウンまでの残り時間が、予め操作部140から設定された、所定の残り時間を切った場合について説明する。この例では、予め操作部140から設定された、所定の残り時間を30分としている。PC161からの延伸時間設定が1回目、2回目でそれぞれ15分、15分で行われた結果、1001において延伸の残時間が30分となっている。残り残時間が30分となった場合、所定時間以下で延伸を受け付けなくする必要がある。PC161からの延伸時間設定が3回目で、残りの延伸時間30分(1001)に対して、延伸時間設定15分(1002)という設定を行った場合、設定不可としてCPU412が判定し、S609に状態遷移する。エラーとなった場合、自動シャットダウンの延伸自体が行われないため、1003と1004とで示すように延伸回数と延伸の残り時間の減算は行われない。このように、本実施形態に係るMFP100は、残り時間が予め定められた時間よりも短くなると、それ以降のSetリクエストを受け付けないようにすることができる。つまり、図10の例では、3回目のSetリクエストは延伸回数及び延伸時間において、残り回数及び残り時間の範囲内にあるため受付可能なリクエストであるものの、残り時間が30分以内の場合は当該Setリクエストを受け付けない。
図11はウィークリータイマとの関連を示す。図3で示したウィークリータイマで設定された曜日ごとのシャットダウン時刻と、延伸残時間との関係を説明する。この例では、月曜日のウィークリータイマで設定されたシャットダウン時刻は18:00であり、延伸時間の残り時間が60分あるとする。1101は、時刻を示しており、17:00時点では延伸時間の残り時間が60分で設定が可能である。一方、自動シャットダウンよりウィークリータイマの時刻到達でのシャットダウンが優先されるため、1101の時刻の経過に伴って延伸時間の残り時間の補正処理をCPU412が行う。例として1103に示すように、CPU412は時刻が進につれて延伸の残り時間1104の順次補正する。ここでは、ウィークリータイマの設定時間を自動シャットダウン時間よりも優先する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、自動シャットダウン時間をウィークリータイマの設定時間よりも優先してもよい。つまり、本実施形態によれば、曜日ごとのシャットダウン時間、及び、前記延伸時間のいずれかを、最大の延伸時間として優先する。
<Setリクエストの受信処理>
次に、図12を参照して、S601の処理前に実行されるSetリクエストの受信処理について説明する。なお、図6に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
次に、図12を参照して、S601の処理前に実行されるSetリクエストの受信処理について説明する。なお、図6に示す各ステップの処理は、例えば、ROM414に格納されたプログラムをCPU412が読み出して実行することによって実現される。以下で説明する処理は、上述したSNMPパケットを受信したことにより開始される。
S1201において、CPU412は、PC161から送出されてきたSNMPパケットを受信する。ここで示す例では、CPU412が受信したSNMPパケットは、PC161がMFP100に対して情報設定を行うためのリクエスト・パケットである。続いて、S1202において、CPU412は、延伸設定を行うことが許可されたホストからのパケットデータであるか否かを判定する。判定する条件としては、予め操作部140から設定された、IPアドレスやMACアドレス(外部装置の識別子)などとの比較によってCPU412が判定を行う。許可されないホストからの延伸設定と判断された場合には、S1205に進み、CPU412は、S1201のSetリクエストのSNMPパケット受信に対して、設定ができなかったことを示すbadValue等のエラーコードで返信処理を行う。そのうえで、CPU412は1207に処理を遷移させPC161からの情報取得要求処理(Setリクエスト処理)を終了させる。つまり、本実施形態に係る画像形成装置は、予め定められた識別子を有する外部装置からのリクエストのみを処理するリクエストとして受信し、それ以外のリクエストは処理することなくエラーを返す。
一方、S1202で許可されたホストからの延伸設定と判定された場合には、CPU412は処理をS1203に進ませる。S1203において、CPU412は、操作部140から予め設定された、延伸設定の間隔より、長い間隔での延伸設定か否かを判定する。この判定処理の目的としては、短時間に延伸設定が繰り返されることによるMFP100の誤動作等を防止する目的がある。S1203での判定の結果、短時間での延伸設定と判断された場合には、S1205に進む。S1205において、CPU412はS1201のSetリクエストのSNMPパケット受信に対して、設定ができなかったことを示すbadValue等のエラーコードで返信処理を行う。
一方、S1203において前回受信したSetリクエストからの延伸設定から十分に間隔が置かれていると判定した場合にはS1204に進み、CPU412は、S601に処理を進める。なお、S1202及びS1203の判定は、個別に当該判定を実行するか否かを設定してもよい。つまり、MFP100が設定される環境に応じて、各判定を有効にするか無効にするかを切り替えてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置(MFP100)によれば、次のような効果を得ることができる。自動シャットダウンまでの情報の通知に加え、予め設定された範囲内で、自動シャットダウンの延伸を行う手段を設ける。そのため、延伸回数や延伸時間に余裕が有るときには、ネットワーク上の管理アプリケーションが画像形成装置との間で所望のデータ処理を完遂させるために自動シャットダウンを延伸させることが可能となり利便性が向上する。また、延伸回数や延伸時間に余裕がないときには、ネットワーク上の管理アプリケーションがデバイス側のシャットダウン処理に向けた事前対応を行うことが可能となるため、処理途中で通信不能となってしまうなどの問題の回避も可能となる。
<その他の実施例>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (10)
- 省電力制御が行われるスリープ状態に移行してから所定時間が経過すると自動シャットダウンする画像形成装置であって、
前記自動シャットダウンの時間を延伸することが可能な延伸回数及び延伸時間を記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置に通信可能に接続された外部装置から前記自動シャットダウンの延伸を要求する設定リクエストを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足する場合には当該設定リクエストによる設定を有効にし、前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足しない場合には当該設定リクエストによる設定を無効にする制御手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶手段は、さらに、現在の自動シャットダウン時間を記憶し、
前記制御手段は、
前記設定リクエストによる設定を有効にする場合に、該設定リクエストを反映した前記延伸回数及び前記延伸時間と、前記自動シャットダウン時間とを、前記記憶手段に更新し、かつ、前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記受信手段は、さらに、前記画像形成装置の自動シャットダウンに関する前記延伸回数及び前記延伸時間と、前記自動シャットダウン時間との取得を要求する取得リクエストを前記外部装置から受信し、
前記制御手段は、前記受信手段が前記取得リクエストを受信すると、前記記憶手段に記憶された前記延伸回数及び前記延伸時間と、自動シャットダウン時間とを応答として前記外部装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記延伸時間が予め定められた時間よりも短くなると、前記設定リクエストが前記延伸回数及び前記延伸時間の条件を満足する場合であっても、該設定リクエストによる設定を無効にすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段は、さらに、ユーザ入力による曜日ごとのシャットダウン時間を記憶し、
前記制御手段は、前記曜日ごとのシャットダウン時間、及び、前記延伸時間のいずれかを、最大の延伸時間として優先することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記受信手段は、予め定められた識別子を有しない外部装置からのリクエストを、処理しないエラーリクエストとして受信し、該予め定められた識別子を有する外部装置からのリクエストを、処理するリクエストとして受信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記受信手段は、前記設定リクエストを前回受信してから予め定められた時間が経過する前に受信した設定リクエストを、処理しないエラーリクエストとして受信し、前記設定リクエストを前回受信してから予め定められた時間が経過した後に受信した設定リクエストを、処理するリクエストとして受信することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記外部装置との通信は、SNMP及びMIB情報を用いて行われることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 省電力制御が行われるスリープ状態に移行してから所定時間が経過すると自動シャットダウンし、前記自動シャットダウンの時間を延伸することが可能な延伸回数及び延伸時間を記憶する記憶手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
受信手段が、前記画像形成装置に通信可能に接続された外部装置から前記自動シャットダウンの延伸を要求する設定リクエストを受信する受信ステップと、
制御手段が、前記受信ステップにおいて受信した前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足する場合には当該設定リクエストによる設定を有効にし、前記設定リクエストが前記記憶手段に記憶された延伸回数及び延伸時間の条件を満足しない場合には当該設定リクエストによる設定を無効にする制御ステップと
を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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