JP2013211782A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像ファイルに関連付けられる画像評価値は、画像ファイルの画像に対する操作ごとに更新される。そのため、一度のみ再生されて以後何も操作されない画像に対する画像評価値は、一度再生された時点の高い評価値に固定されてしまうことがあった。
【解決手段】画像処理装置は、画像データを取得する画像取得部と、画像データに関する基準時点からの経過時間に応じて、画像データに関連付けられる画像評価値を変更する変更部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
カメラによって記録媒体に記録された画像ファイルの画像に対する操作履歴情報を用いて、その画像に対する重要度を評価する指標であるランク(画像評価値)を画像ファイルに関連付け、ランクを画像検索に用いる画像検索システムが知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開平11−234604号公報
画像ファイルに関連付けられる画像評価値は、画像ファイルの画像に対する操作ごとに更新される。例えば、ユーザは、画像ファイルを一度再生して画像を確認したところ、ボケ等により不要と判断することがある。この場合に、ユーザは、この画像の削除をせずに以後操作(再生表示など)しないことがある。そのため、一度のみ再生されて以後何も操作されない画像に対する画像評価値は、一度再生された時点の高い評価値に固定されてしまうことがあった。
本発明の第1の態様における画像処理装置は、画像データを取得する画像取得部と、画像データに関する基準時点からの経過時間に応じて、画像データに関連付けられる画像評価値を変更する変更部とを備える。
また、本発明の第2の態様における画像処理プログラムは、画像データを取得する画像取得ステップと、画像データに関する基準時点からの経過時間に応じて、画像データに関連付けられる画像評価値を変更する変更ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態に係るカメラのシステム構成図である。 第1実施形態に係るカメラの背面図である。 暫定評価値の変更処理を説明する図である。 画像評価値の決定処理を示すフロー図である。 撮影時点を基準時点として設定し、暫定評価値を時間経過に応じて変更する変更処理を説明する図である。 第1実施形態における再生条件設定の入力画面の表示例である。 第2実施形態における画像の表示例である。 第2実施形態における画像評価値の決定処理を示すフロー図である。 第2実施形態における画像検索の入力画面の表示例である。 第2実施形態における画像検索処理を示すフロー図である。 第3実施形態における削除候補画像の表示例である。 第3実施形態における削除候補画像の表示処理を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置としてのカメラ10のシステム構成図である。カメラ10は光学系20を備える。光学系20は、ズームレンズ、フォーカスレンズ等により構成される。被写体像は光軸11に沿って光学系20に入射し、撮像素子31の受光面に結像する。
撮像素子31は、光学系20を透過して入射する被写体像である光学像を光電変換する素子であり、例えば、CCD、CMOSセンサが用いられる。撮像素子31で光電変換された被写体像は、A/D変換器32でアナログ信号からデジタル信号に変換される。撮像素子31の電荷読み出し制御およびA/D変換器32の変換制御は、メモリ制御部33の同期制御を受けたタイミング発生部34が供給するクロック信号により同期が計られる。
デジタル信号に変換された被写体像は、画像データとして順次処理される。A/D変換器によりデジタル信号に変換された画像データは、メモリ制御部33の制御に従い、一旦内部メモリ35に記憶される。内部メモリ35は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ35は、連写撮影、動画撮影において高速に連続して画像データが生成される場合に、画像処理の順番を待つバッファメモリとしての役割を担う。また、画像処理部36が行う画像処理、圧縮処理において、ワークメモリとしての役割も担う。したがって、内部メモリ35は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。メモリ制御部33は、いかなる作業にどれくらいのメモリ容量を割り当てるかを制御する。
画像処理部36は、設定されている撮影モード、ユーザからの指示に則して、画像データを所定の画像フォーマットに従った画像データに変換する。例えば、静止画像としてJPEGファイルを生成する場合、色変換処理、ガンマ処理、ホワイトバランス処理等の画像処理を行った後に適応離散コサイン変換等を施して圧縮処理を行う。また、動画像としてMPEGファイルを生成する場合、所定の画素数に縮小されて生成された連続する静止画としてのフレーム画像に対して、フレーム内符号化、フレーム間符号化を施して圧縮処理を行う。そして、変換された画像データは再び内部メモリ35に保管される。
画像処理部36で処理された画像データは、記録用に処理される画像データに並行して、表示用の画像データを生成する。表示用の画像データは、記録用に処理される画像データをコピーして間引き処理された、画素数の少ない画像データである。生成された表示用の画像データは、表示制御部38の制御に従って、タイミング発生部34からのクロック信号に同期するD/A変換器39でアナログ信号に変換されて、例えば液晶パネルである表示部40に表示される。記録の有無に関わらず、逐次表示用の画像データを生成して表示部40に表示すれば、電子ファインダ機能を実現することができる。
また、画像処理部36は、表示用画像内における人の顔の位置を認識する顔認識機能を実行し、顔の画像を囲む枠を表示用画像に表示させた表示用の画像データを生成する。さらに、画像の表示と共に、もしくは画像を表示することなく、カメラ10の各種設定に関する様々なメニュー項目も、表示部40に表示することができる。
画像処理部36によって処理された静止画像データ、動画像データは、メモリ制御部33の制御により、内部メモリ35から記録媒体IF37を介して、記録媒体50に記録される。記録媒体50は、フラッシュメモリ等により構成される、カメラ10に対して着脱可能な不揮発性メモリである。なお、複数の画像をそれぞれ示す複数の画像データは、画像データ群として記録媒体50に記録される。また、画像の重要度を示す画像評価値の情報は、画像データに関連付けられて記録媒体50に記録される。例えば、EXIF情報として画像データと一体的に記録される。
撮影時刻、撮影モード、顔認識結果等の撮影情報は、画像データと関連付けられて記録媒体50に記録される。また、画像データに対する再生処理、編集処理、印刷処理の回数の情報は、画像データに関連付けられて記録媒体50に記録される。さらに、後述のように、画像評価値は、画像データに対する再生処理、編集処理、印刷処理の内容に基づいて変化する。なお、画像評価値は、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
カメラ10は、上記の画像処理における各々の要素も含めて、システム制御部41により直接的または間接的に制御される。システム制御部41は、システムメモリ42を備える。システムメモリ42は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(登録商標)等により構成される。システムメモリ42は、カメラ10の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように記録している。システム制御部41は、定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ35に展開して、カメラ10の制御に利用する。
光学系20は、システム制御部41の統括制御のもと、レンズ制御部43によって制御される。レンズ制御部43は、ユーザの指示に応じてズームレンズを駆動して、被写体像の画角を変更する。また、レンズ制御部43は、連続して取得される画像データを用いたコントラストAFの情報に応じてフォーカスレンズを駆動して、特定の領域の被写体像を撮像素子31の受光面上で合焦させる。
カメラ10は、ユーザからの操作を受け付ける操作部材44を複数備えている。システム制御部41は、これら操作部材44が操作されたことを検知し、操作に応じた動作を実行する。また、カメラ10は操作部材44の類としてレリーズスイッチ45を備える。レリーズスイッチ45は、押下げ方向に2段階に検知できる押しボタンで構成されている。システム制御部41は、1段階目の押下げであるSW1の検知により撮影準備動作であるAF、AE等を実行し、2段階目の押下げであるSW2の検知により撮像素子31による被写体像の取得動作を実行する。
カメラ10は、電源60から電力供給を受ける。電源制御部46は、電源60と通信して残電力の検出、電力供給の監視を行う。電源60は、2次電池、家庭用AC電源等により構成される。
外部接続IF47は、プリンタ、PC等の外部機器と接続するためのインターフェイスである。インターフェイスとしては、無線/有線LAN、USB、HDMI、Bluetooth(登録商標)等の様々な接続規格を採用することができる。外部接続IF47を介してプリンタと接続している場合においてユーザが印刷する画像を印刷メニュー画面で選択すると、システム制御部41は、選択画像の画像データを記録媒体50から読み出してプリンタに送信する印刷処理を実行する。
また、システム制御部41は、記録媒体50に記録されている画像データの編集処理を実行する。画像データの編集処理として、画像の暗い部分を明るく補正するD−ライティング、画像の一部を切り抜くトリミング等が挙げられる。システム制御部41は、ユーザの操作に応じて画像データを編集し、編集した画像データを新たな画像データとして記録媒体50に記録する編集処理を実行する。
図2は、第1実施形態に係るカメラ10の背面図である。カメラ10の背面には、操作部材44の一部である十字ボタン71、確定ボタン72、再生ボタン73、メニューボタン74、削除ボタン75等が配設されている。また、カメラ10の上面には、レリーズスイッチ45が配設されている。
ユーザが再生ボタン73を押下すると、表示制御部38は、記録媒体50に記録された画像データを読み出して、表示部40に画像81を表示させる再生処理を実行する。また、表示制御部38は、記録媒体50から画像データに関連付けられた画像評価値の情報も読み出し、画像の重要度を示す画像評価値を表すマーク82を画像とともに表示部40に表示させる。なお、本実施形態において、画像評価値は、「1」〜「5」の5段階で表し、「1」が最も低い画像評価値、「5」が最も高い画像評価値とする。したがって、ユーザは、画像81とともに表示部40に表示された画像評価値に対応したマーク82の数を確認することにより、表示中の画像81の重要度を容易に把握することができる。
また、ユーザがメニューボタン74を押下すると、表示制御部38は、表示部40にメニュー画面を表示させる。次に、ユーザがメニュー画面から「画像検索」の項目を選択すると、表示制御部38は、表示部40に画像検索の入力画面を表示させる。
そして、ユーザが、画像評価値に基づいて画像データを検索するよう、検索したい画像評価値を画像検索の入力画面で検索対象に指定して確定ボタン72を押下すると、システム制御部41は、指定された画像評価値に対応する画像データを記録媒体50から抽出する。例えば、ユーザが画像検索の入力画面で画像評価値「3」を検索対象として指定すると、システム制御部41は、画像評価値「3」が関連付けられた画像データを記録媒体から抽出する。そして、表示制御部38は、抽出した画像データの画像を表示部40に表示させる。したがって、ユーザは、重要度の高い(画像評価値の高い)画像データの画像を表示させて画像データを編集対象として選択したり、重要度の低い(画像評価値の低い)画像データの画像を表示させて画像データを削除対象として選択したりすることができる。
画像評価値は、画像データに対する再生処理、編集処理、印刷処理等の内容に応じて決定される。そして、画像評価値は、画像データに関連付けて記録媒体50に記録される。
例えば、ユーザが記録媒体50に記録された画像データを一度再生して確認したところ、その画像がボケていることからその画像データを不要と判断することがある。その場合、ユーザは、一度再生した後に当該画像データの再生、編集、印刷等を行うことはない。そのため、当該画像データの画像評価値も、その後の操作で変更されることがなくなってしまう。
そこで、本実施形態において、画像評価値は、時間経過によって変更される暫定値である暫定評価値と、時間経過によって変更されない確定値である確定評価値とにより構成される。まず、システム制御部41は、撮影時において、予め定められたデフォルト値を画像評価値として画像データに関連付けて記録する。次に、システム制御部41は、1回目の再生処理、編集処理、印刷処理等を実行した時点で暫定評価値(後述する初期暫定評価値)を設定する。暫定評価値は、画像評価値として画像データに関連付けて記録媒体50に記録される。例えば、1回目の再生処理等の後、2回目の再生処理等を実行するまでの間、システム制御部41は、1回目の再生処理等の時点からの経過時間に応じて暫定評価値を逐次若しくは定期的に変更する。例えば、システム制御部41は、暫定評価値を基準評価値に漸近させる。基準評価値は、例えば、最も低い画像評価値として予め定められている。なお、本実施形態において、最も低い画像評価値である「1」を基準評価値とする。
そして、2回目の再生処理等が実行された時点で、システム制御部41は、暫定評価値を参照して確定評価値を決定する。確定評価値は、暫定評価値に代わり、画像評価値として記録媒体50に記録する。このように、本実施形態において、確定評価値が決定されるまでの間、暫定評価値が用いられる。なお、本実施形態においては、2回目の再生処理等が実行された時点で確定評価値を決定するが、これに限らず、3回目以降で確定評価値を決定するようにしてもよい。
図3は、暫定評価値の変更処理を説明する図である。なお、本実施形態において、システム制御部41は、撮影時において、デフォルト値として画像評価値「3」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。このデフォルト値は、時間経過によっては変更されない確定評価値である。なお、本実施形態において、デフォルト値を画像評価値「3」としたが、画像評価値「3」以外の画像評価値「1」から「5」のいずれかをデフォルト値としてもよい。また、デフォルト値はユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
図3(A)〜(C)の各例において、システム制御部41は、1回目の再生処理等が実行された場合、再生処理等の内容に応じて画像評価値の暫定値である暫定評価値を設定する。例えば、システム制御部41は、1回目の再生時間に応じて暫定評価値を設定する。この場合、再生時間が長いほど暫定評価値は高くなる。例えば、1回目の処理として再生処理が実行された場合、再生時間が例えば10秒以上であれば撮影時の画像評価値(デフォルト値)に1をプラスした値を、再生時間が例えば30秒以上であれば撮影時の画像評価値に2をプラスした値を、暫定評価値として設定する。図3(A)〜(C)の各例においては、撮影時の画像評価値「3」に1をプラスした「4」が暫定評価値として画像データに関連付けられる。システム制御部41は、1回目の再生処理等による暫定評価値の設定時点を基準時点として設定し、暫定評価値を時間経過に応じて変更する。基準時点は、画像データに関連付けて記録される。なお、暫定評価値の設定は再生時間に関係なく、撮影時の画像評価値(デフォルト値)に予め定められた値(例えば1)をプラスするようにしてもよい。デフォルト値が「5」であった場合は、予め定められた値がプラスされるのではなく画像評価値が確定するようにしてもよい。
システム制御部41は、特定の間隔、例えば1日おきに、暫定評価値が関連付けられた画像データを記録媒体50から抽出する。そして、システム制御部41は、抽出した画像データに関連付けられた基準時点からの経過時間を計測する。例えば、図3(A)に示すとおり、基準時点から3日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「4」から「3」へ変更する。そして、システム制御部41は、変更した暫定評価値「3」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、再生処理については、再生時間が予め定められた時間(例えば10秒)未満である場合、1回目の後に再生処理が実行されなかったものとしてもよい。なお、カメラ10の電源がオフの場合においても、システム制御部41は、電源60からの供給を受けてこの一連の処理を実行する。
なお、システム制御部41は、カメラ10の電源がオフの場合においても上述の一連の処理を実行する代わりに、カメラ10の電源がオフの場合には当該一連の処理を実行せず電源がオンになった時点で実行するようにしてもよい。例えば、システム制御部41は、電源がオンになった時点で、カメラ10の電源オフから電源オンまでの経過時間を計測する。そして、システム制御部41は、電源オフ時における基準時点からの経過時間に電源オフから電源オンまでの経過時間を加算して、電源オン時における基準時点からの経過時間を算出する。そして、システム制御部41は、電源オン時における基準時点からの経過時間を用いて暫定評価値の変更処理を実行する。
基準時点から7日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、例えば、システム制御部41は、暫定評価値を「3」から「2」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「2」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。また、基準時点から14日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「2」から基準評価値である「1」へ変更する。この場合、システム制御部41は、基準評価値「1」を確定評価値として決定し、確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
図3(B)に示すとおり、基準時点から3日経過するまでに2回目の再生処理等が実行された場合に、システム制御部41は、基準時点の暫定評価値「4」および再生処理等の内容に応じて確定評価値を決定する。そして、システム制御部41は、決定した確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。図3(B)の例において、確定評価値「5」が画像データに関連付けられる。なお、再生処理については、再生時間が予め定められた時間(例えば10秒)以上である場合に、1回目の後に再生処理が再度実行されたものとしてもよい。
図3(C)に示すとおり、基準時点から3日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「4」から「3」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「3」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。そして、基準時点から7日経過するまでに2回目の再生処理等が実行された場合に、システム制御部41は、基準時点の暫定評価値「4」および再生処理等の内容に応じて確定評価値を決定する。そして、システム制御部41は、決定した確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。図3(C)の例において、確定評価値「5」が画像データに関連付けられる。
なお、図3(C)の例において、基準時点(1回目の再生処理等による暫定評価値の設定時点)の暫定評価値と2回目の再生処理等が実行された時点における暫定評価値とは、「4」と「3」で異なる。この場合、システム制御部41は、基準時点の暫定評価値「4」を用いて確定評価値を決定しても、2回目の再生処理等が実行された時点における暫定評価値「3」を用いて確定評価値を決定してもよい。したがって、システム制御部41は、再生処理等が実行された時点における暫定評価値「3」および再生処理等の内容に応じて確定評価値「4」を決定する。
画像検索対象としての画像評価値が指定された場合に、システム制御部41は、暫定評価値を用いて、指定された画像評価値が関連付けられた画像データを抽出する。図3(A)の例を用いて具体例を説明する。基準時点から2日後の時点では、システム制御部41は、当該画像データの画像評価値を「4」と判断する。そして、ユーザが画像検索の入力画面で画像評価値「4」を画像検索対象として指定した場合に、システム制御部41は、当該画像データを抽出する。一方、基準時点から5日後の時点では、システム制御部41は、当該画像データの画像評価値を「3」と判断する。したがって、ユーザが画像検索の入力画面で画像評価値「4」を検索対象として指定した場合、システム制御部41は、当該画像データを抽出しない。このように暫定評価値を用いて画像検索を実行することにより、検索時点での画像の重要度に応じた画像を抽出することができる。
図4は、画像評価値の決定処理を示すフロー図である。本フローは、例えば、1つの画像データに対して確定評価値が関連付けられるまでの処理である。複数の画像データが記録媒体50に記録されている場合、各画像データに対して本フローの処理が実行される。なお、各画像データに対する処理を並列で実行しても、1つの画像データに対する処理時間を定めて順番に1つの画像データに対して処理を実行してもよい。本実施形態において、システム制御部41が本フローの処理を実行する。なお、本実施例では、上述したとおり、画像データには、撮影時において、デフォルト値として画像評価値「3」が関連付けられる。
ステップS101では、システム制御部41は、ユーザの操作部材44への操作に応じて、記録媒体50に記録された画像データに対して再生処理、編集処理、印刷処理を実行するか否かを判定する。再生処理等を実行する場合にはステップS102へ移行し、実行しない場合にはステップS108へ移行する。
ステップS102では、システム制御部41は、再生処理等の対象となる画像データを記録媒体50から取得する。なお、本実施形態において、システム制御部41は、画像データを取得する画像取得部として機能する。そして、ステップS103では、システム制御部41は、ユーザの操作部材44への操作に応じて、取得した画像データに対する再生処理等を実行する。
ステップS104では、システム制御部41は、今回の再生処理等がステップS102で取得した画像データに対する1回目の再生処理等であるか否かを判断する。1回目の再生処理等である場合にはステップS105へ移行し、2回目以降の再生処理等である場合にはステップS119へ移行する。
ステップS105では、システム制御部41は、図3を用いて説明したように、暫定値である初期暫定評価値Vp0を、ステップS102で取得した画像データに対して設定する。そして、システム制御部41は、設定した初期暫定評価値Vp0を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、本実施形態において、システム制御部41は、画像評価値を画像データに関連付けて記録部に記録する記録制御部として機能する。
ステップS106では、システム制御部41は、初期暫定評価値Vp0を設定した時刻を基準時刻t(基準時点)として設定する。ステップS107では、システム制御部41は現在時刻tを計測する。ステップS108では、経過時間T=t−tを算出する。
ステップS109では、システム制御部41は、経過時間Tが予め定められた時間T、例えば3日以内であるか否かを判断する。経過時間Tが時間T以内である場合にはステップS110へ移行し、経過時間Tが時間Tより経過した場合にはステップS111へ移行する。ステップS110では、システム制御部41は、初期暫定評価値Vp0を暫定評価値Vとして設定する。
ステップS111では、システム制御部41は、経過時間Tが予め定められた時間T、例えば7日以内であるか否かを判断する。経過時間Tが時間T以内である場合にはステップS112へ移行し、経過時間Tが時間Tより経過した場合にはステップS113へ移行する。ステップS112では、システム制御部41は、初期暫定評価値Vp0−1を暫定評価値Vとして設定する。なお、暫定評価値VがVp0からVp0−1に変更された場合には、システム制御部41は、新たな暫定評価値Vp0−1を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
ステップS113では、システム制御部41は、経過時間Tが予め定められた時間T、例えば14日以内であるか否かを判断する。経過時間Tが時間T以内である場合にはステップS114へ移行し、経過時間Tが時間Tより経過した場合にはステップS115へ移行する。ステップS114では、システム制御部41は、初期暫定評価値Vp0−2を暫定評価値Vとして設定する。なお、暫定評価値VがVp0−1からVp0−2に変更された場合には、システム制御部41は、新たな暫定評価値Vp0−2を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
ステップS115では、システム制御部41は、経過時間Tが予め定められた時間T、例えば21日以内であるか否かを判断する。経過時間Tが時間T以内である場合にはステップS116へ移行し、経過時間Tが時間Tより経過した場合にはステップS118へ移行する。ステップS116では、システム制御部41は、初期暫定評価値Vp0−3を暫定評価値Vとして設定する。なお、暫定評価値VがVp0−2からVp0−3に変更された場合には、システム制御部41は、新たな暫定評価値Vp0−3を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、ステップS109からS116の処理で示すとおり、本実施形態において、システム制御部41は、基準時点からの経過時間に応じて、画像データに関連付けられる画像評価値の暫定値である暫定評価値を変更する変更部として機能する。
ステップS117では、システム制御部41は、ステップS110、S112、S114、S116で設定した暫定評価値Vが基準評価値1であるか否かを判断する。暫定評価値Vが基準評価値1である場合にはステップS118へ移行し、暫定評価値Vが基準評価値1でない場合にはステップS101へ戻る。
ステップS118では、システム制御部41は、確定評価値を1に決定し、決定した確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。そして、本フローを終了する。ステップS119では、システム制御部41は、図3で説明したように、暫定評価値に応じて確定評価値Vを決定する。そして、システム制御部41は、決定した確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。そして、本フローを終了する。なお、本実施形態において、システム制御部41は、暫定評価値が関連付けられた画像データに対して、画像評価値の確定値である確定評価値を決定する決定部として機能する。
このように、第1実施形態において経過時間に応じて変更される暫定評価値を用いることにより、ユーザが一度再生して不要と判断した画像データに対して、ユーザが画像評価値を設定する操作を行わずとも、適切な画像評価値を割り当てることができる。また、2回以上再生処理等が実行された画像データに対して時間経過に応じて変更されない確定評価値を用いることにより、ユーザが画像評価値を設定する操作を行わずとも、ユーザにとって重要な画像データに適切な画像評価値を割り当てることができる。そして、ユーザは適切な画像評価値に基づいて画像検索することができ、ユーザにとって重要な画像データを簡単に探し出すことができる。
上述のステップS104において、再生処理、編集処理、印刷処理の3つの処理の回数で判断したが、これに限らず、当該3つの処理のうちの少なくとも1つの処理が2回実行された場合にステップS107へ移行するようにしてもよい。また、当該3つの処理のうちの少なくとも2つが実行された場合にステップS107へ移行するようにしてもよい。
また、ステップS104において、再生処理等が2回目の場合にステップS107へ移行するが、ステップS107へ移行する回数はこれに限らない。例えば、ステップS104において、再生処理等が2〜4回の場合にはステップS108へ移行し、再生処理等が5回目の場合にステップS107へ移行するようにしてもよい。
なお、上述のフローを実行中において、ユーザは、暫定評価値が関連付けられている画像データに対して画像評価値の確定値を入力できる。例えば、ユーザは、メニュー画面から「画像評価値の確定値入力」の項目を選択し、入力画面で画像データを選択して画像評価値の確定値を入力する。システム制御部41は、ユーザによる画像評価値の確定値の入力を受け付け、入力された確定値を確定評価値として決定し、確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
上述の第1実施形態において、最も低い評価値「1」を基準評価値として用いたが、撮影時における画像評価値のデフォルト値を基準評価値として用いてもよい。また、評価値「1」よりもさらに低い評価値として、その画像を削除する画像候補として挙げる「削除候補」という評価値を設けてもよい。これにより、再生処理等のない、若しくは処理回数の少ない画像データは、ユーザにとって重要度の低い画像データであるとして削除候補とすることができる。削除候補の画像は、一括して削除することができるようにして、ユーザの作業を簡略化することができる。
上述の第1実施形態において、1回目の再生処理等による初期暫定評価値の決定時点を基準時点に決定したが、撮影時点を基準時点として決定してもよい。そして、撮影時点における画像評価値を暫定評価値としてもよい。
ここで、上述の第1実施形態の変形例について説明する。なお、ここでは、実施形態の変形に伴う第1実施形態との異なる点について主に説明する。図5は、撮影時点を基準時点として設定し、暫定評価値を時間経過に応じて変更する変更処理を説明する図である。図5(A)〜(C)の各例において、システム制御部41は、撮影時に暫定評価値「3」を設定し、設定した暫定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。また、システム制御部41は、撮影時点を基準時点として設定する。そして、システム制御部41は、基準時点である撮影時点から現在までの経過時間を計測する。
図5(A)に示すとおり、撮影時点から3日経過しても再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「3」から「2」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「2」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。また、撮影時点から7日経過しても再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「2」から「1」へ変更する。この場合、システム制御部41は、基準評価値「1」を画像評価値の確定値である確定評価値として決定し、確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
図5(B)に示すとおり、システム制御部41は、撮影時点から3日経過するまでに1回目の再生処理等が実行された場合、再生処理等の内容に応じて暫定評価値を変更する。図5(B)の例において、暫定評価値を「3」から「4」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「4」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。その後、撮影時点から3日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「4」から「3」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「3」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
また、撮影時点から7日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「3」から「2」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「2」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。さらに、撮影時点から14日経過しても2回目の再生処理等が実行されなかった場合に、システム制御部41は、暫定評価値を「2」から「1」へ変更する。この場合、システム制御部41は、基準評価値「1」を画像評価値の確定値である確定評価値として決定し、確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、上述の第1実施形態と同様に、システム制御部41は、1回の再生時間に応じて暫定評価値を設定するようにしてもよい。
図5(C)に示すとおり、システム制御部41は、撮影時点から3日経過するまでに1回目の再生処理等が実行された場合、再生処理等の内容に応じて暫定評価値を変更する。図5(C)の例において、暫定評価値を「3」から「4」へ変更する。システム制御部41は、変更した暫定評価値「4」を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。その後、撮影時点から3日経過するまでに2回目の再生処理等が実行された場合に、システム制御部41は、1回目の再生処理等の実行時における暫定評価値「4」および再生処理等の内容に応じて確定評価値を決定する。そして、システム制御部41は、決定した確定評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。図5(C)の例において、確定評価値「5」が画像データに関連付けられる。
このように撮影時の画像評価値を時間の経過に応じて変更することにより、ユーザが撮影したが不要と判断した画像データに対して、適切な画像評価値を割り当てることができる。また、2回目の再生処理等が実行されるまで暫定評価値を用いることにより、図3および図4を用いて説明した上述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、上述の第1実施形態およびその変形例において、撮影時に決定される画像評価値としてデフォルト値を用いたが、これに限らない。システム制御部41は、撮影時における撮影モード(オートモード、マニュアルモード、ポートレートモード、風景モード、マクロモード等)、顔認識結果等の撮影情報を用いて、撮影時の画像評価値を決定してもよい。例えば、システム制御部41は、ユーザが自身で露出値を決定するマニュアルモードで撮影された画像データに対して、露出値をカメラ10側で決定するオートモードで撮影された画像データより高い画像評価値に設定する。また、システム制御部41は、ポートレートモード等の人物が撮影されている可能性の高い撮影モードで撮影された画像データに対して、風景モード等の人物が撮影されている可能性の少ない撮影モードで撮影された画像データより高い画像評価値を設定する。なお、どの撮影モードで撮影された画像データの画像評価値を高く設定するかはユーザが指定できるようにしてもよい。
さらに、システム制御部41は、顔認識有りの画像データに対して、顔認識無しの画像データより高い画像評価値に決定する。また、システム制御部41は、特定の人物が顔認識されている画像データに対して特定の人物が顔認識されていない画像データより高い画像評価値に決定する。なお、特定の人物の情報は、ユーザの操作に応じてシステムメモリ42に予め登録されている。
上述のように画像評価値が関連付けられた画像データの再生処理の条件を設定するため再生条件設定処理について説明する。図6は、第1実施形態における再生条件設定の入力画面の表示例である。ユーザがメニューボタン74を押下してメニュー画面から「再生条件設定」の項目を選択すると、表示制御部38は、図6に示す設定画面を表示部40に表示させる。
再生条件設定画面には、画像評価値に関する3つの条件(条件1〜3)および撮影日に関する3つの条件(条件4〜6)が選択可能に表示されている。例えば、「条件1」は、画像評価値「5」の画像データのみ再生対象とする条件である。また、例えば、「条件5」は、「○○年××月△△日」以降を撮影日とする画像データを再生対象とする条件である。
ユーザは、操作部材44を操作して、カーソル90を移動させ、設定したい再生条件の左側に配置されたチェックボックスにチェックを入れることにより、当該再生条件を設定する。なお、ユーザは、操作部材44を操作して、画像評価値に関する条件(条件1〜3)の画像評価値を示すマークにカーソルを移動させ、条件を規定する画像評価値を変更することができる。また、ユーザは、操作部材44を操作して、撮影日に関する条件(条件4〜6)の年月日の領域にカーソルを移動させ、条件を規定する年月日を変更することができる。
図6の例において、画像評価値「3」以上の画像データを再生対象とする「条件2」および「○○年××月△△日」以降を撮影日とする画像データを再生対象とする「条件5」が設定されている。この設定状態でユーザが再生ボタン73を押下すると、システム制御部41は、画像評価値「3」以上かつ「○○年××月△△日」以降を撮影日とする画像データを記録媒体50から抽出する。そして、表示制御部38は、ユーザの操作部材44の操作に従い、抽出した画像データが示す画像を表示部40に表示させる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態のカメラ10のシステム構成は、図1で示される第1実施形態のカメラ10のシステム構成と同様である。第1実施形態において1枚の画像を示す画像データに関連付けられる画像評価値は1つであったが、第2実施形態においては、1枚の画像を示す画像データに複数の画像評価値が関連付けられる。
図7は、第2実施形態における画像の表示例である。ユーザが再生ボタン73を押下すると、表示制御部38は、図7に示すとおり、表示部40に画像100を表示させる。また、表示制御部38は、図7に示すとおり、画像100の下に、第1項目欄101、第2項目欄102、第3項目欄103、第4項目欄104および第5項目欄105を表示部40に表示させる。
第1項目欄101には、評価項目「再生」に対する画像評価値を示すマークが表示される。図7において、第1項目欄101には、画像評価値「4」を示すマークが表示されている。システム制御部41は、画像100の画像データに対する再生処理の内容に応じて、評価項目「再生」に対する画像評価値を決定する。例えば、まず、システム制御部41は、画像100の再生時間を計測し、画像100の過去分の再生時間との合計を算出する。そして、システム制御部41は、画像100の再生時間の合計と画像評価値との対応付けを示すテーブルを参照して、評価項目「再生」に対する画像評価値を決定する。なお、この場合、再生時間の合計が長いほど画像評価値は高くなる。また、画像100の再生時間の合計と画像評価値との対応付けを示すテーブルは、システムメモリ42に予め記録されている。なお、再生時間が予め定められた時間(例えば10秒)以上である場合を1回の再生とするようにしてもよい。
システム制御部41は、第1実施形態と同様に、画像100の画像データに対する1回目の再生処理の時点で、暫定値である暫定評価値を評価項目「再生」に対する画像評価値として設定する。そして、システム制御部41は、画像100の画像データに対する2回目の再生処理の時点で、時間経過によっては変更されない確定評価値を評価項目「再生」に対する画像評価値として決定する。2回目の再生処理により、画像評価値は時間経過によって変更されないが、3回目以降の再生処理において、システム制御部41は、再生処理の内容に応じて、確定評価値である評価項目「再生」に対する画像評価値を変更する。
なお、システム制御部41は、画像100の再生時間の合計の代わりに、または画像100の再生時間の合計とともに画像100の再生回数を用いて、評価項目「再生」に対する画像評価値を決定してもよい。また、システム制御部41は、画像100の再生時間の合計の代わりに、画像100の再生1回あたりの再生時間を用いて、評価項目「再生」に対する画像評価値を決定してもよい。
第2項目欄102には、評価項目「編集」に対する画像評価値を示すマークが表示される。図7において、第2項目欄102には、画像評価値「1」を示すマークが表示されている。システム制御部41は、画像100の画像データに対する編集処理の内容に応じて、評価項目「編集」に対する画像評価値を決定する。例えば、まず、システム制御部41は、画像100の編集時間を計測し、画像100の過去分の編集時間との合計を算出する。そして、システム制御部41は、画像100の編集時間の合計と画像評価値との対応付けを示すテーブルを参照して、評価項目「編集」に対する画像評価値を決定する。なお、この場合、編集時間が長いほど画像評価値は高くなる。また、画像100の編集時間の合計と画像評価値との対応付けを示すテーブルは、システムメモリ42に予め記録されている。
システム制御部41は、第1実施形態と同様に、画像100の画像データに対する1回目の編集処理の時点で、暫定値である暫定評価値を評価項目「編集」に対する画像評価値として設定する。そして、システム制御部41は、画像100の画像データに対する2回目の編集処理の時点で、時間経過によっては変更されない確定評価値を評価項目「編集」に対する画像評価値として決定する。2回目の編集処理により、画像評価値は時間経過によって変更されないが、3回目以降の編集処理において、システム制御部41は、編集処理の内容に応じて、確定評価値である評価項目「編集」に対する画像評価値を変更する。
なお、システム制御部41は、画像100の編集時間の合計の代わりに、または画像100の編集時間の合計とともに画像100の編集回数を用いて、評価項目「編集」に対する画像評価値を決定してもよい。また、システム制御部41は、画像100の編集時間の合計の代わりに、画像100の編集1回あたりの編集時間を用いて、評価項目「編集」に対する画像評価値を決定してもよい。
第3項目欄103には、評価項目「印刷」に対する画像評価値を示すマークが表示される。図7において、第3項目欄103には、画像評価値「3」を示すマークが表示されている。システム制御部41は、画像100の画像データに対する印刷処理の内容に応じて、評価項目「印刷」に対する画像評価値を決定する。例えば、まず、システム制御部41は、画像100の印刷回数を算出する。そして、システム制御部41は、画像100の印刷回数と画像評価値との対応付けを示すテーブルを参照して、評価項目「印刷」に対する画像評価値を決定する。なお、この場合、印刷回数が多いほど画像評価値は高くなる。また、画像100の印刷回数と画像評価値との対応付けを示すテーブルは、システムメモリ42に予め記録されている。
システム制御部41は、第1実施形態と同様に、画像100の画像データに対する1回目の印刷処理の時点で、暫定値である暫定評価値を評価項目「印刷」に対する画像評価値として設定する。そして、システム制御部41は、画像100の画像データに対する2回目の印刷処理の時点で、時間経過によっては変更されない確定評価値を評価項目「印刷」に対する画像評価値として決定する。2回目の印刷処理により、画像評価値は時間経過によって変更されないが、3回目以降の印刷処理において、システム制御部41は、印刷処理の内容に応じて、確定評価値である評価項目「印刷」に対する画像評価値を変更する。なお、システム制御部41は、画像100の印刷回数の代わりに、または画像100の印刷回数とともに画像100の印刷枚数を用いて、評価項目「印刷」に対する画像評価値を決定してもよい。
第4項目欄104には、評価項目「保護」に対する画像評価値を示すマークが表示される。図7において、第4項目欄104には、画像評価値「3」を示すマークが表示されている。システム制御部41は、画像100の画像データに対する処理の内容に応じて、評価項目「保護」に対する画像評価値を決定する。例えば、まず、システム制御部41は、画像100の撮影時の撮影モード(オートモード、マニュアルモード、ポートレートモード、風景モード、マクロモード等)の情報を記録媒体50から取得する。
そして、システム制御部41は、撮影モードと画像評価値との対応付けを示すテーブルを参照して、評価項目「保護」に対する画像評価値を決定する。当該テーブルにおいて、ユーザが自身で露出値を決定するマニュアルモードには、露出値をカメラ10側で決定する自動モードより高い画像評価値が対応付けられている。また、ポートレートモード等の人物が撮影されている可能性の高いモードには、風景モード等の人物が撮影されている可能性の低いモードより高い画像評価値が対応付けられている。なお、撮影モードと画像評価値との対応付けを示すテーブルは、システムメモリ42に予め記録されている。
システム制御部41は、画像100の画像データに対する撮影時点で、暫定値である暫定評価値を評価項目「保護」に対する画像評価値として設定する。そして、システム制御部41は、画像100の画像データに対する再生処理、編集処理、印刷処理の時点で、当該時点における暫定評価値と等しい値である確定評価値を評価項目「保護」に対する画像評価値として決定する。このように撮影時点から再生処理等の時点までの期間を保護の重要性の要因として用いることにより、保護に値する画像か否かの適切な指標を提示することができる。
なお、システム制御部41は、画像100の撮影モードの代わりに、または画像100の撮影モードとともに画像100の顔認識の情報を用いて評価項目「保護」に対する画像評価値を算出してもよい。例えば、システム制御部41は、顔認識有りの画像の画像データに対して、顔認識無しの画像の画像データより高い画像評価値に決定する。また、システム制御部41は、特定の人物が顔認識されている画像の画像データに対して特定の人物が顔認識されていない画像の画像データより高い画像評価値に決定する。なお、特定の人物の情報は、ユーザの操作に応じてシステムメモリ42に予め登録されている。
第5項目欄105には、評価項目「総合」に対する画像評価値を示すマークが表示される。図7において、第5項目欄105には、画像評価値「3」を示すマークが表示されている。システム制御部41は、評価項目「再生」に対する画像評価値、評価項目「編集」に対する画像評価値、評価項目「印刷」に対する画像評価値および評価項目「保護」に対する画像評価値を平均した値を評価項目「総合」に対する画像評価値として算出する。なお、システム制御部41は、ユーザの操作履歴に応じて各評価項目の重要度を決定し、各画像評価値に対応する重要度を掛けた値を平均した値を評価項目「総合」に対する画像評価値として算出してもよい。例えば、ユーザが予め定められた期間においてどの画像に対しても編集操作および印刷操作を行わない場合、評価項目「再生」および「保護」の重要度をそれぞれ0.5と決定し、評価項目「編集」および「印刷」の重み付けをそれぞれ0と決定する。なお、ユーザが予め各評価項目の重要度を設定するようにしてもよい。例えば、ユーザが操作部材44を用いて、評価項目「再生」、「編集」、「印刷」および「保護」の重要度をそれぞれ0.3、0.3、0.2、0.2と設定できるようにする。
図8は、複数の評価項目に対する画像評価値の決定処理を示すフロー図である。本フローは、例えば、カメラ10の電源がオンにされたときに開始される。第2実施形態において、システム制御部41が本フローの処理を実行する。なお、第2実施形態において、記録媒体50は、複数の画像データを示す画像データ群の各画像データに対して、上述の各評価項目に画像評価値を関連付けることができる。
ステップS201では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、記録媒体50の画像データに対する再生処理を実行したか否かを判断する。再生処理を実行した場合にはステップS202へ以降し、再生処理を実行していない場合にはステップS203へ移行する。ステップS202では、システム制御部41は、図7を用いて上述したように、評価項目「再生」に対する画像評価値を決定し、決定した画像評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
ステップS203では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、記録媒体50の画像データに対する再生処理を実行したか否かを判断する。再生処理を実行した場合にはステップS204へ以降し、再生処理を実行していない場合にはステップS205へ移行する。ステップS204では、システム制御部41は、図7を用いて上述したように、評価項目「編集」に対する画像評価値を、編集対象の画像データに決定し、決定した画像評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
ステップS205では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、記録媒体50の画像データに対する印刷処理を実行したか否かを判断する。印刷処理を実行した場合にはステップS206へ以降し、再生処理を実行していない場合にはステップS207へ移行する。ステップS206では、システム制御部41は、図7を用いて上述したように、評価項目「印刷」に対する画像評価値を、印刷対象の画像データに決定し、決定した画像評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。
ステップS207では、システム制御部41は、図7を用いて上述したように、評価項目「保護」に対する画像評価値を決定し、決定した画像評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、ステップS207において、システム制御部41は、再生処理、編集処理および印刷処理の対象でない画像データであって確定評価値が関連付けられている画像データに対しては処理を実行しない。
ステップS208では、システム制御部41は、図7を用いて上述したように、評価項目「総合」に対する画像評価値を決定し、決定した画像評価値を画像データに関連付けて記録媒体50に記録する。なお、ステップS208において、システム制御部41は、ステップS202、ステップS204、ステップS206およびステップS207の処理の少なくとも1つが実行された画像データに対して処理を実行する。ステップS209では、カメラ10の電源がオフになったか否かを判断する。カメラ10の電源がオフになっていない場合にはステップS201へ戻り、カメラ10の電源がオフになった場合には本フローを終了する。このように、複数の評価項目の各々に対して画像評価値を関連付けることにより、ユーザは、再生、編集、印刷等を区別して画像の重要度を確認することができる。
上述のように複数の画像評価値が関連付けられた画像データを用いて画像を検索する画像検索処理について説明する。図9は、第2実施形態における画像検索の入力画面の表示例である。ユーザがメニューボタン74を押下してメニュー画面から「画像検索」の項目を選択すると、表示制御部38は、図9に示すとおり、カーソル200、第1入力欄201、第2入力欄202、第3入力欄203、第4入力欄204および第5入力欄205を表示部40に表示させる。
第1入力欄201は、評価項目「再生」で画像検索対象の画像評価値を指定する入力欄である。同様に、第2入力欄202、第3入力欄203、第4入力欄204および第5入力欄205は、それぞれ評価項目「編集」、「印刷」、「保護」および「総合」で画像検索対象の画像評価値を指定する入力欄である。
ユーザは、十字ボタン71の上下ボタンを操作してカーソル200を移動させ、入力欄を選択する。次に、ユーザは、十字ボタン71の左右ボタンを操作してカーソル200で選択した入力欄に画像評価値を指定する。なお、本実施形態において、図7で示すとおり、画像評価値は星のマークで表される。ユーザが確定ボタン72を押下すると、システム制御部41は、第1入力欄201、第2入力欄202、第3入力欄203、第4入力欄204および第5入力欄205の指定に対応する画像データを記録媒体50から抽出する。そして、表示制御部38は、抽出した画像データが示す画像を表示部40に表示させる。
図9の例において、第1入力欄201に画像評価値「4」が指定されている。一方、第2入力欄202、第3入力欄203、第4入力欄204および第5入力欄205には、画像評価値が指定されていない。この状態でユーザが確定ボタン72を押下すると、システム制御部41は、評価項目「再生」の画像評価値「4」が関連付けられた画像データを記録媒体50から抽出する。そして、表示制御部38は、抽出した画像データが示す画像を表示部40に表示させる。
図10は、第2実施形態における画像検索処理を示すフロー図である。本フローは、例えば、メニュー画面で「画像検索」の項目が選択されたときに開始される。本実施形態において、システム制御部41が本フローの処理を実行する。
ステップS301では、表示制御部38は、図9で示す画像検索の入力画面を表示部40に表示させる。そして、システム制御部41は、ユーザからの画像評価値の指定を画像検索指定として受け付ける。ユーザによる確定ボタン72の押下に応じてステップS102へ移行する。なお、本実施形態において、システム制御部41は、複数の評価項目に対して、画像評価値の指定を画像検索指定として受け付ける画像評価値受付部として機能する。
ステップS302では、システム制御部41は、評価項目「再生」で画像検索対象の第1入力欄201に画像評価値の入力が有るか否かを判断する。第1入力欄201に画像評価値の入力が有る場合にはステップS303へ移行し、第1入力欄201に画像評価値の入力が無い場合にはステップS304へ移行する。ステップS303では、システム制御部41は、第1入力欄201の入力に対応する対象画像データの範囲を絞り込む。例えば、システム制御部41は、第1入力欄201に入力された画像評価値と同じ値である、評価項目「再生」の画像評価値が関連付けられた画像データのファイル名、識別番号等の識別情報を対象画像範囲として抽出する。
ステップS304では、システム制御部41は、評価項目「編集」で画像検索対象の第2入力欄202に画像評価値の入力が有るか否かを判断する。第2入力欄202に画像評価値の入力が有る場合にはステップS305へ移行し、第2入力欄202に画像評価値の入力が無い場合にはステップS306へ移行する。ステップS305では、システム制御部41は、ステップS303と同様の手法で、第2入力欄202の入力に対応する対象画像データの範囲を絞り込む。
ステップS306では、システム制御部41は、評価項目「印刷」で画像検索対象の第3入力欄203に画像評価値の入力が有るか否かを判断する。第3入力欄203に画像評価値の入力が有る場合にはステップS307へ移行し、第3入力欄203に画像評価値の入力が無い場合にはステップS308へ移行する。ステップS307では、システム制御部41は、ステップS303と同様の手法で、第3入力欄203の入力に対応する対象画像データの範囲を絞り込む。
ステップS308では、システム制御部41は、評価項目「保護」で画像検索対象の第4入力欄204に画像評価値の入力が有るか否かを判断する。第4入力欄204に画像評価値の入力が有る場合にはステップS309へ移行し、第4入力欄204に画像評価値の入力が無い場合にはステップS310へ移行する。ステップS309では、システム制御部41は、ステップS303と同様の手法で、第4入力欄204の入力に対応する対象画像データの範囲を絞り込む。
ステップS310では、システム制御部41は、評価項目「総合」で画像検索対象の第5入力欄205に画像評価値の入力が有るか否かを判断する。第5入力欄205に画像評価値の入力が有る場合にはステップS311へ移行し、第5入力欄205に画像評価値の入力が無い場合にはステップS312へ移行する。ステップS311では、システム制御部41は、ステップS303と同様の手法で、第5入力欄205の入力に対応する対象画像データの範囲を絞り込む。
ステップS312では、システム制御部41は、ステップS303、305、307、309、311で決定された対象画像データの範囲に応じて画像データを抽出する。例えば、まず、システム制御部41は、ステップS303、305、307、309、311で決定された対象画像データの範囲のアンド検索を行って対象画像データの範囲を確定する。そして、システム制御部41は、確定した対象画像データの範囲に対応する画像データを記録媒体50から抽出する。なお、本実施形態において、システム制御部41は、画像評価値の入力に対応する画像データを画像データ群から抽出する抽出部として機能する。
ステップS313では、表示制御部38は、抽出した画像データが示す画像を表示部40に表示させる。なお、抽出した画像データが示す画像が多数の場合には、表示制御部38は、例えば撮影の日付が最も新しいものから順に表示部40に表示させる。システム制御部41は、ユーザから画像表示の終了の指示を受け付けると本フローを終了する。このように複数の評価項目に分けて絞り込みをすることにより、ユーザは、よく再生する画像、よく編集する画像等を区別して検索することができる。したがって、ユーザが再生したい画像データ、編集したい画像データ等のユーザが要望する画像データを簡単に探し出すことができる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態のカメラ10のシステム構成は、図1で示される第1実施形態のカメラ10のシステム構成と同様である。また、第3実施形態における画像評価値の決定処理は第1実施形態と同様である。第1実施形態においては1つの画像を表示部40に表示したが、第3実施形態において、表示対象として指定された画像だけでなく他の画像もあわせて表示部40に表示する。例えば、表示制御部38は、記録媒体50の画像データから不要な画像データを削除する画像削除モードにおいて、削除候補画像と、削除候補でない画像とを表示部40に同時に表示させる。
図11は、第3実施形態における削除候補画像の表示例である。ユーザが削除ボタン75を押下すると、システム制御部41は、削除ボタン75から画像削除モードの入力を受け付ける。表示制御部38は、図11に示すとおり、削除候補画像300、第1周辺画像301、第2周辺画像302、第3周辺画像303、第1マーク304、第2マーク305および第3マーク306を、画像削除モードの画面として表示部40に表示させる。
例えば、まず、システム制御部41は、ユーザによる削除ボタン75の押下に応じて、最も低い画像評価値である画像評価値「1」の画像データ群を、削除候補画像の画像データ群として記録媒体50の画像データ群から抽出する。次に、システム制御部41は、抽出した削除候補画像の画像データ群が示す削除候補画像のうち、撮影の日付が最も古い画像を表示対象の削除候補画像300として決定する。
また、システム制御部41は、表示対象の削除候補画像300の撮影時点から予め定められた期間内で撮影された画像を示し、かつ画像評価値が「1」ではない画像データ群を、周辺画像データ群として記録媒体50の画像データ群から抽出する。上述の表示対象の削除候補画像300の撮影時点から予め定められた範囲は、例えば、表示対象の削除候補画像300の撮影時点から前後3日間である。次に、システム制御部41は、抽出した周辺画像データ群が示す周辺画像のうち、表示対象の削除候補画像の撮影時点に近い予め定められた数の表示対象の周辺画像を決定する。本実施形態では、周辺画像の数を3とし、システム制御部41は、第1周辺画像301、第2周辺画像302および第3周辺画像303を決定する。
そして、表示制御部38は、システム制御部41の制御信号に応じて、削除候補画像300、第1周辺画像301、第2周辺画像302および第3周辺画像303を表示部40に同時に表示させる。このように、削除候補画像だけでなく、削除候補画像と撮影時点が近い削除しない画像もあわせて表示することにより、ユーザは削除すべきかの判断をし易くなる。
また、表示制御部38は、第1周辺画像301の画像データに関連付けられた画像評価値を示す第1マーク304を、第1周辺画像301の下側に配置する。同様に、表示制御部38は、第2周辺画像302の画像データに関連付けられた画像評価値を示す第2マーク305を、第2周辺画像302の下側に配置する。また、表示制御部38は、第3周辺画像303の画像データに関連付けられた画像評価値を示す第3マーク306を、第3周辺画像303の下側に配置する。したがって、ユーザは、削除しない画像の重要度を把握した上で、削除対象画像を削除するか否かを判断することができる。
図12は、第3実施形態における削除候補画像の表示処理を示すフロー図である。本フローは、例えば、削除ボタン75が押下されたときに開始される。本実施形態において、システム制御部41および表示制御部38が協働して本フローの処理を実行する。
ステップS401では、システム制御部41は、図11を用いて上述したように、削除候補画像の画像データを抽出する。ステップS402では、システム制御部41は、削除候補画像のうちから表示対象の画像を決定する。例えば、システム制御部41は、削除候補画像のうち撮影の日付が最も古い画像を表示対象として決定する。
ステップS403では、システム制御部41は、図11を用いて上述したように、表示対象の削除候補画像の周辺画像の画像データを記録媒体50から抽出する。なお、ステップS401からS403の処理で示すとおり、表示対象の第1画像を示す第1画像データと、第1画像データと異なる画像評価値が関連付けられた第2画像データと、を画像データ群から抽出する抽出部として機能する。
ステップS404では、表示制御部38は、図11を用いて上述したように、表示対象の削除候補画像および周辺画像を表示部40に同時に表示させる。なお、本実施形態において、表示制御部38は、表示対象の第1画像、および第1画像と異なる画像評価値が関連付けられた第2画像データを表示部に同時に表示させる表示制御部として機能する。
ステップS405では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、削除候補画像の表示を変更するか否かを判断する。削除候補画像の表示を変更する場合にはステップS402へ移行し、削除候補画像の表示を変更しない場合にはステップS406へ移行する。
ステップS406では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、表示中の削除候補画像の画像データを記録媒体50から削除するか否かを判断する。表示中の削除候補画像を削除する場合にはステップS407へ移行し、表示中の削除候補画像を削除しない場合には、ステップS409へ移行する。
ステップS407では、システム制御部41は、表示中の削除対象画像の画像データを記録媒体50から削除する処理を実行する。そして、ステップS408では、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、画像削除モードを終了するか否かを判断する。画像削除モードを終了しない場合にはステップS402へ移行し、画像削除モードを終了する場合には本フローを終了する。ステップS409では、ステップS408と同様に、システム制御部41は、ユーザの操作に応じて、画像削除モードを終了するか否かを判断する。画像削除モードを終了しない場合にはステップS404へ移行して画面表示を継続し、画像削除モードを終了する場合には本フローを終了する。
上述の実施形態において、時間経過によって変更される暫定値である暫定評価値と、時間経過によって変更されない確定値である確定評価値とにより構成された画像評価値を用いたが、時間経過によって変更される画像評価値のみを用いてもよい。この場合、システム制御部41は、上述の実施形態における暫定評価値と同様に、基準時点からの経過時間に応じて、画像評価値を予め定められた基準評価値へ漸近させる第1変更処理を実行する。なお、撮影時点が基準時点として設定され、撮影時において予め定められたデフォルト値が基準時点における評価値として設定される。
また、システム制御部41は、上述の実施形態における暫定評価値と同様に、画像データに対する再生処理、編集処理、印刷処理等の予め定められた処理の内容に応じて、画像評価値を変更する第2変更処理を実行する。なお、システム制御部41は、第2変更処理を実行してから予め定められた期間(例えば3ヶ月)が経過するまでの間、上述の第1変更処理を実行しないようにしてもよい。
また、システム制御部41は、基準時点から予め定められた期間(例えば1年)経過した時点において、画像評価値が基準評価値である場合に、画像評価値を基準時点における評価値へ戻す第3変更処理を実行する。撮影後に再生処理等をそれほど行わなかった画像データの画像評価値をあるタイミングで初期評価値へ戻すことにより、ユーザは、当該画像データを検索し易くなり、当該画像データの画像を見直すことができる。なお、第3変更処理を実行させる期間は、ユーザが設定できるようにしてもよい。また、システム制御部41は、基準時点から予め定められた期間(例えば1年)経過した時点において、画像評価値が基準評価値である場合に、画像評価値を基準時点における評価値以外の評価値に変更してもよい。
上述の実施形態において、カメラ10を画像処理装置として用いたが、PCを画像処理装置として用いてもよい。例えば、記録媒体50をPCに装着し、PCの制御部が、上述したシステム制御部41と同様の機能を実行する。また、外部接続IF47を介してカメラ10と接続したPCの制御部が、記録媒体50から画像データを自身の記録媒体に転送し、上述したシステム制御部41と同様の機能を実行してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。上記の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 カメラ、11 光軸、20 光学系、31 撮像素子、32 A/D変換器、33 メモリ制御部、34 タイミング発生部、35 内部メモリ、36 画像処理部、37 記録媒体IF、38 表示制御部、39 D/A変換器、40 表示部、41 システム制御部、42 システムメモリ、43 レンズ制御部、44 操作部材、45 レリーズスイッチ、46 電源制御部、47 外部接続IF、50 記録媒体、60 電源、71 十字ボタン、72 確定ボタン、73 再生ボタン、74 メニューボタン、75 削除ボタン、81 画像、82 マーク、90 カーソル、100 画像、101 第1項目欄、102 第2項目欄、103 第3項目欄、104 第4項目欄、105 第5項目欄、200 カーソル、201 第1入力欄、202 第2入力欄、203 第3入力欄、204 第4入力欄、205 第5入力欄、300 削除候補画像、301 第1周辺画像、302 第2周辺画像、303 第3周辺画像、304 第1マーク、305 第2マーク、306 第3マーク

Claims (22)

  1. 画像データを取得する画像取得部と、
    前記画像データに関する基準時点からの経過時間に応じて、前記画像データに関連付けられる画像評価値を変更する変更部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記変更部は、前記画像評価値の暫定値である暫定評価値を変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記変更部は、前記経過時間に応じて、前記暫定評価値を予め定められた基準評価値へ漸近させる請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記暫定評価値が関連付けられた前記画像データに対して、前記画像評価値の確定値である確定評価値を決定する決定部を備える請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定部は、前記画像データに対して予め定められた処理が実行された場合に、前記確定評価値を決定する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記予め定められた処理は、前記画像データに対する再生処理、編集処理および印刷処理の少なくとも1つについての複数回の処理である請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記予め定められた処理は、前記画像データに対する再生処理、編集処理および印刷処理のうち少なくとも2つの処理の組み合わせである請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記予め定められた処理は、ユーザによる前記画像評価値の確定値の入力を受け付ける処理である請求項5に記載の画像処理装置。
  9. 前記決定部は、前記基準時点における前記暫定評価値に基づいて、前記確定評価値を決定する請求項4から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記決定部は、前記予め定められた処理が実行された時点における前記暫定評価値に基づいて、前記確定評価値を決定する請求項5から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記決定部は、前記暫定評価値が予め定められた基準評価値と等しくなった場合に、前記確定評価値を前記基準評価値に決定する請求項4から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記基準時点は、前記暫定評価値の初期値を決定した時点、または前記画像データの撮影時点である請求項2から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記変更部は、前記経過時間に応じて、前記画像評価値を予め定められた基準評価値へ漸近させる第1変更処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記変更部は、前記画像データに対する予め定められた処理の内容に基づいて、前記画像評価値を変更する第2変更処理を実行する請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記変更部は、前記基準時点から予め定められた期間経過した時点において、前記画像評価値が前記基準評価値である場合に、前記画像評価値を前記基準時点における評価値へ戻す第3変更処理を実行する請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像評価値を前記画像データに関連付けて記録部に記録する記録制御部を備える請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記記録制御部は、画像処理に関する複数の評価項目にそれぞれ対応する複数の前記画像評価値を前記画像データに関連付けて前記記録部に記録する請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 前記記録制御部は、複数の画像を示す画像データ群の各画像データに対して、前記複数の評価項目にそれぞれ対応する複数の前記画像評価値を関連付けて前記記録部に記録する請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記複数の評価項目の少なくとも1つに対して、画像検索対象としての前記画像評価値の指定を画像検索指定として受け付ける評価値受付部と、
    前記指定に対応する画像データを、前記画像データ群から抽出する抽出部と
    を備える請求項18に記載の画像処理装置。
  20. 前記記録制御部は、複数の画像を示す画像データ群の各画像データに前記画像評価値を関連付けて前記記録部に記録し、
    前記画像処理装置は、
    表示対象の第1画像を示す第1画像データと、前記第1画像データの撮影時点から予め定められた期間内に撮影された第2画像を示す第2画像データであって前記第1画像データと異なる前記画像評価値が関連付けられた第2画像データと、を前記画像データ群から抽出する抽出部と、
    前記第1画像および前記第2画像を表示部に同時に表示させる表示制御部と
    を備える請求項16から19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 前記記録部に記録された画像を削除する削除モードの入力を受け付ける削除モード受付部を備え、
    前記抽出部は、前記削除モードの入力が受け付けられた場合に、最も低い画像評価値が関連付けられた画像データを前記第1画像データとして前記画像データ群から抽出する請求項20に記載の画像処理装置。
  22. 画像データを取得する画像取得ステップと、
    前記画像データに関する基準時点からの経過時間に応じて、前記画像データに関連付けられる画像評価値を変更する変更ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016181823A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2018077711A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社Nttドコモ 画像評価装置及び画像評価プログラム

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