JP2013205889A - 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム - Google Patents

携帯電子機器、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013205889A
JP2013205889A JP2012071194A JP2012071194A JP2013205889A JP 2013205889 A JP2013205889 A JP 2013205889A JP 2012071194 A JP2012071194 A JP 2012071194A JP 2012071194 A JP2012071194 A JP 2012071194A JP 2013205889 A JP2013205889 A JP 2013205889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
electronic device
portable electronic
user
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2012071194A
Other languages
English (en)
Inventor
Sayaka Goto
さやか 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Saitama Ltd filed Critical NEC Saitama Ltd
Priority to JP2012071194A priority Critical patent/JP2013205889A/ja
Publication of JP2013205889A publication Critical patent/JP2013205889A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】指の可動範囲に限界があるため、携帯電子機器を片手で操作することが困難な場合がある。片手で操作が行えないと、携帯電子機器を持ち替える等の煩雑な操作が必要となり、利便性が低下する。そのため、携帯電子機器を持ち替えることなく、ユーザによる操作を容易にする携帯電子機器が、望まれる。
【解決手段】携帯電子機器は、ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、ユーザと表示部の間の距離を測定する距離測定部と、距離測定部が測定した距離に応じて、操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させる制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電子機器、その制御方法及びプログラムに関する。特に、タッチパネルを備えた携帯電子機器、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、ゲーム機といった携帯電子機器が広く普及している。特に、高機能化に伴ってタッチパネルを備えた携帯電子機器が広く用いられている。タッチパネルを使用すれば、携帯電子機器が備えるLCD(Liquid Crystal Display)に表示されたアイコンやキーを直接操作できるようになり、メニュー設定やアプリケーションの操作を直感的に行うことができるためである。このように、タッチパネルとLCDを組み合わせることで非常に優れた操作性を実現する。
さらに、LCDで表示する領域は広いほど表示内容が充実し、より直感的な操作が可能になるためLCDの大画面化の傾向が顕著である。
一方で、LCDの大画面化が進行する状況であっても、携帯電子機器自体は小型化・軽量化が進んでおり、片手で携帯電子機器を固定し、操作が可能な機器も数多く存在する。
このような状況下において、携帯電子機器を快適に操作するための各種提案がなされている。
ここで、特許文献1において、ユーザにより装置本体が移動される際、2つの方向の移動量を検出し、検出した移動量の結果に基づいて入力画面の表示倍率を変更する携帯端末装置が開示されている。
また、特許文献2において、タッチパネル(タッチパッド)を備える携帯端末装置において、タッチパネルによる押下領域に基づいて、表示部に表示する情報の位置を制御する携帯端末装置が開示されている。
特開2010−282459号公報 特開2010−146032号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
上述のように、携帯電子機器の小型化・軽量化により、片手で携帯電子機器を操作することが多い。一方で、携帯電子機器の表示領域が拡大しているため、片手での操作には限界がある。即ち、ユーザが携帯電子機器を片手で操作する際には、多くの場合、親指を使用することになるが、親指の可動範囲は限られている。そのため、親指が届かない場所に表示されたアイコン等を操作するためには、携帯電子機器を持ち替えるか、他方の手を使って操作する必要がある。
しかし、薄型の携帯電子機器では、持ち替える際に誤って落下させてしまう危険も想定される。さらに、混雑した電車内等で携帯電子機器を操作する場合には片手での操作に限られる場面も多い。
なお、特許文献1が開示する携帯端末装置は、両手での操作を前提したものである(特許文献1の図4参照)。特許文献1が開示する携帯端末装置は、ユーザにより装置本体が移動される際、2つの方向の移動量を検出し、検出した移動量の結果に基づいて入力画面の表示倍率を変更する。その際に、表示部に表示される情報は表示領域を全て使用するため、片手で操作を行えば親指が届かないことに変わりない。
また、特許文献2が開示する携帯端末装置は、片手での操作を前提としたものである。特許文献2が開示する携帯端末装置は、タッチパネルによる押下領域に基づいて、親指が届く範囲にのみアイコン等を表示する技術である(特許文献2の図8、図11参照)。しかし、特許文献2が開示する技術では、本来の表示領域に表示されていたアイコン等を操作することができない。親指が届く範囲は限られており、その限られた範囲に配置できるアイコン等の数もまた制限されるためである。
以上のことから、携帯電子機器を持ち替えることなく、ユーザによる操作を容易にする携帯電子機器、その制御方法及びプログラムが、望まれる。
本発明の第1の視点によれば、ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、前記距離測定部が測定した距離に応じて、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させる制御部と、を備える携帯電子機器が提供される。
本発明の第2の視点によれば、ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、を備える携帯電子機器の制御方法であって、前記距離測定部が測定した距離と予め定めた操作距離を比較する工程と、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する工程と、を含む携帯電子機器の制御方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、を備える携帯電子機器を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記距離測定部が測定した距離と予め定めた操作距離を比較する処理と、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する処理と、を実行するプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non−transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、携帯電子機器を持ち替えることなく、ユーザによる操作を容易にする携帯電子機器、その制御方法及びプログラムが、提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る携帯電子機器1の全体構成の一例を示す平面図である。 第1の実施形態に係る携帯電子機器1の内部構成の一例を示す図である。 ユーザが携帯電子機器1を操作する際、操作範囲の変化を説明するための図である。 ユーザが携帯電子機器1を操作する際、操作範囲の変化を説明するための図である。 携帯電子機器1の設定画面の一例を示す図である。 携帯電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。 ユーザにより設定された操作距離(近似面積)と携帯電子機器1の操作範囲の縮小との関係を説明するための図である。 ユーザにより設定された操作距離(近似面積)と携帯電子機器1の操作範囲の縮小との関係を説明するための図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
上述のように、親指の可動範囲に限界があるため、携帯電子機器を片手で操作することが困難な場合がある。片手で操作が行えないと、携帯電子機器を持ち替える等の煩雑な操作が必要となり、利便性が低下する。そのため、携帯電子機器を持ち替えることなく、ユーザによる操作を容易にする携帯電子機器が、望まれる。
そこで、一例として図1に示す携帯電子機器100を提供する。携帯電子機器100は、ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部101と、操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部102と、ユーザと表示部の間の距離を測定する距離測定部103と、距離測定部103が測定した距離に応じて、操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させる制御部104と、を備える。
携帯電子機器100は、距離測定部103を介して得られた距離によって、ユーザが携帯電子機器100を自らの方向に近づけたか否かを判定する。判定した結果、ユーザが携帯電子機器100を自らの方向に近づけている場合には、表示部101に表示する操作範囲(表示部101上に表示され、かつ、操作部102による操作が可能な範囲)を縮小しつつ、ユーザが操作範囲を操作しやすい方向に移動して(偏らせて)表示する。操作範囲を縮小することで、ユーザが片手で操作している場合であっても、親指の届く範囲にアイコン等が表示されるため、携帯電子機器100を片手で操作することができる。さらに、ユーザは携帯電子機器100を間近で見ており(顔に近づけており)、操作範囲を縮小して表示しても、表示内容を容易に認識することができる。
さらに、下記の形態が可能である。
[形態1]上記第1の視点に係る携帯電子機器のとおりである。
[形態2]前記制御部は、前記距離測定部が測定した距離が、予め定めた操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小させて表示させることが好ましい。
[形態3]前記制御部は、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離より長く、かつ、前記操作範囲を縮小させて表示させている場合に、前記操作範囲を拡大させることが好ましい。
[形態4]前記距離測定部は、前記表示部と同一面に配置されたレンズと、前記レンズを介して被写体を撮影するカメラ制御部と、を含み、前記制御部は、前記カメラ制御部から得られる画像から算出するユーザの顔の大きさから、ユーザと前記表示部の間の距離を算出することが好ましい。
[形態5]前記距離測定部は、加速度センサを含み、前記制御部は、前記加速度センサから得られる速度から、前記携帯電子機器の移動距離を検出すると共に、前記移動距離に応じて、前記表示部に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させることが好ましい。
[形態6]上記第2の視点に係る携帯電子機器の制御方法のとおりである。
[形態7]前記携帯電子機器の制御方法は、さらに、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離より長く、かつ、前記操作範囲を縮小させて表示させている場合に、前記操作範囲を拡大する工程を含むことが好ましい。
[形態8]前記距離測定部は、前記表示部と同一面に配置されたレンズと、前記レンズを介して被写体を撮影するカメラ制御部と、を含み、前記カメラ制御部から得られる画像から算出するユーザの顔の大きさから、ユーザと前記表示部の間の距離を算出する工程を含むことが好ましい。
[形態9]前記距離測定部は、加速度センサを含み、前記加速度センサから得られる速度から、前記携帯電子機器の移動距離を検出する工程と、前記移動距離に応じて、前記表示部に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する工程と、を含むことが好ましい。
[形態10]上記第3の視点に係るプログラムのとおりである。
[形態11]前記プログラムは、さらに、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離より長く、かつ、前記操作範囲を縮小させて表示させている場合に、前記操作範囲を拡大する処理を実行することが好ましい。
[形態12]前記距離測定部は、前記表示部と同一面に配置されたレンズと、前記レンズを介して被写体を撮影するカメラ制御部と、を含み、前記カメラ制御部から得られる画像から算出するユーザの顔の大きさから、ユーザと前記表示部の間の距離を算出する処理を実行することが好ましい。
[形態13]前記距離測定部は、加速度センサを含み、前記加速度センサから得られる速度から、前記携帯電子機器の移動距離を検出する処理と、前記移動距離に応じて、前記表示部に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する処理と、を実行することが好ましい。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電子機器1の全体構成の一例を示す平面図である。
図2に示す携帯電子機器1は、LCD10と、タッチパネル20と、レンズ30を備えていている。
LCD10は、ユーザが携帯電子機器1を操作する際に必要な情報を表示する。LCD10は、白黒又はカラーの液晶パネルである。なお、本実施形態においては、携帯電子機器1の表示デバイスとして液晶パネルを用いて説明するが、これに限定する趣旨ではなく、有機EL(電子蛍光)等の表示デバイスであってもよい。
タッチパネル20は、平板状のセンサによりユーザの操作を検出するデバイスである。タッチパネル20は、物体の接触、又は、近接を検出する。タッチパネルの方式には、静電容量方式を初めとして各種存在するが、その方式は問わない。また、LCD10に略重なるようにタッチパネル20が配置されている。従って、LCD10の表示領域がそのままタッチパネル20による操作領域に該当する(LCD10における表示領域の全面が操作範囲である)。なお、LCD10の表示領域とタッチパネル20における操作領域は略重なるため、以降の図面においてはLCD10に限り図示する。また、携帯電子機器1が備えるレンズ30は、LCD10と同一面(表示面)に配置される。
次に、携帯電子機器1の内部構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る携帯電子機器1の内部構成の一例を示す図である。
図3に示す携帯電子機器1は、LCD10と、タッチパネル20と、レンズ30と、LCD制御部40と、タッチパネル制御部50と、カメラ制御部60と、制御部70と、記憶部80と、から構成される。なお、図3には、簡単のため、本実施形態に係る携帯電子機器1に関係するモジュールのみを記載する。LCD10、タッチパネル20、レンズ30は上述のとおりであるので、さらなる説明を省略する。
LCD制御部40は、LCD10と接続されており、ハードウェアとしてのLCD10の設定・駆動を行うドライバとしての役割を担う。LCD制御部40では、制御部70から送信されてくる画面表示情報からLCD10を駆動するための信号を生成し、LCD10に送信する。LCD10及びLCD制御部40が、上述の表示部101に相当する。
タッチパネル制御部50は、タッチパネル20と接続されており、ハードウェアとしてのタッチパネル20の設定・駆動を行うドライバとしての役割を担う。タッチパネル制御部50では、ユーザがタッチパネル20に触れた位置(物理的な座標)を検出し、その座標情報を制御部70に送信する。タッチパネル20及びタッチパネル制御部50が、上述の操作部102に相当する。
カメラ制御部60は、レンズ30を含めたカメラモジュールを構成する。即ち、カメラ制御部60には、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像素子やレンズ30を前後に移動するアクチュエータ等が含まれている。カメラ制御部60は、制御部70からの指示に従い、被写体の画像を取得する。カメラ制御部60が、上述の距離測定部103に相当する。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit;中央演算装置)により構成される。制御部70は、CPUがプログラムを実行することで携帯電子機器1全体の制御やカメラ制御部60等から得られるデータの計算及び加工を行う。なお、制御部70は、LCD制御部40等を初めとした各モジュールとバス接続されている。
記憶部80は、データやプログラムを記憶する。記憶部80には、プログラムを実行する際に必要なデータを記憶する不揮発性メモリと、CPUがプログラムを実行する際に必要な一時記憶領域と、が含まれている。さらに、記憶部80は、操作距離と、縮小率と、変更位置と、に関する情報を記憶する。これらの情報については後述する。
次に、携帯電子機器1の動作について説明する。
携帯電子機器1は、カメラ制御部60から取得した画像を利用し、携帯電子機器1とユーザの顔が近い場合には、LCD10に表示する操作範囲を縮小しつつ、ユーザがタッチパネル20を操作しやすい方向に偏らせて表示する。なお、縮小する前の操作範囲は、LCD10上の全面である。
このように、操作範囲を縮小することで、ユーザが片手で操作している場合であっても、親指の届く範囲にアイコン等が表示されるため、携帯電子機器1を持ち替える等の操作は必要ない。さらに、ユーザは携帯電子機器1を間近で見ており(顔に近づけており)、操作範囲を縮小して表示しても、表示内容を認識することができないという事態は起きない。
図4及び図5は、ユーザが携帯電子機器1を操作する際、操作範囲の変化を説明するための図である。ここで、ユーザは当初、図4に示す様に、右手の親指でLCD10に表示されたアイコン等を操作しているとする。その際のユーザの顔と携帯電子機器1の距離をL1とする。次に、ユーザは、携帯電子機器1を顔の方向に近づけるとする(図5参照)。つまり、図4に示す状態から図5に示す状態のように、顔と携帯電子機器1の距離をL2に縮めたものとする。すると、LCD10の全面が操作範囲であったものが、縮小される。より具体的には、LCD10の全面を用いていた操作範囲(図5の灰色で示す領域)は、図5の操作範囲90にまで縮小され、かつ、右手の親指方向に偏らせて表示されている。このようにして、携帯電子機器1の片手での操作を実現する。
なお、ユーザは、上述の携帯電子機器1の動作を実現するために必要な各種の設定を予め携帯電子機器1に対して行う。
図6は、携帯電子機器1の設定画面の一例を示す図である。
図6に示すように、携帯電子機器1を片手で操作するための設定項目として、「片手操作設定」、「操作距離」、「縮小率」及び「変更位置」等が考えられる。
片手操作設定は、顔と携帯電子機器1の距離に応じて操作範囲を縮小し、偏らせて表示する機能を有効にするか否かを設定する。
操作距離に関する設定では、操作範囲を縮小し、偏らせて表示させる際の顔と携帯電子機器1の距離に関する設定を行う。縮小率に関する設定では、顔と携帯電子機器1の距離が操作距離より短くなった場合に、どの程度、操作範囲を縮小するかを定める。変更位置に関する設定では、縮小した操作範囲をどの方向に偏らせるかを定める。例えば、図5は、右下に偏らせる設定である。これらの設定情報は、記憶部80に記憶される。
ユーザは上記の設定項目を自らの好みに合わせて決定する。例えば、縮小率を高くすれば指が短い人であっても多くの情報にアクセスすることができる。しかし、その場合には、ユーザの顔と携帯電子機器1の距離を短く設定する必要がある。一方、指が長い人であれば、縮小率をそれほど高めなくても容易に多くの情報にアクセスすることができる。また、主に右手で操作するか、左手で操作するか、に応じて操作範囲を偏らせる方向を決定する。ユーザは、携帯電子機器1を使用するにあたり、上記の各種設定を行う。
図7は、携帯電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートを使って、携帯電子機器1を片手で操作する際の各部の動作を説明する。
ステップS01では、制御部70が、カメラ制御部60から得られる画像を用いて、顔と携帯電子機器1の距離を算出する。その際、制御部70は、カメラ制御部60から得られる画像からユーザの顔の輪郭部分を抽出し、抽出した輪郭部分を長方形で近似した上で、その面積を算出する。算出した近似面積から、ユーザの顔と携帯電子機器1の距離を算出する。より具体的には、予め平均的な大きさの顔を想定しておき、顔と携帯電子機器1の距離と、その距離を変化させたとき際の近似面積の関係を記憶部80に記憶しておく。そして、カメラ制御部60から得られた画像に基づいて算出した近似面積から、顔と携帯電子機器1の距離を算出する。
なお、顔の大きさには個人差があるため、上述の設定項目の中に、顔と携帯電子機器1の距離と、顔の大きさ(近似面積)と、の関係を調整するメニューを設けてもよい。例えば、ユーザに、顔と携帯電子機器1を予め定めた距離だけ離して貰い、その距離で顔を撮影することで、顔の大きさの個人差を吸収するようにしてもよい。より具体的には、平均的な大きさの顔を携帯電子機器1から一定の距離離して得られる近似面積を、実際のユーザの顔と携帯電子機器1を一定距離離して得られる近似面積で補整することが考えられる。
若しくは、予め平均的な顔の大きさを想定するのではなく、2つのポイント(例えば、ユーザの顔から携帯電子機器1を10cm離したポイントと、30cm離したポイント)でユーザの顔を撮影して貰い、その結果得られる2つの近似面積からユーザの顔と携帯電子機器1の距離を算出してもよい。
ステップS02では、制御部70が、前ステップで得られた距離と、設定メニューで設定した操作距離の比較を行う。比較した結果、顔と携帯電子機器1の距離が、操作距離以下であれば、操作範囲を縮小し、変更位置に関する設定に従って偏らせる(ステップS02のYESに分岐、ステップS04)
一方、顔と携帯電子機器1の距離が、操作距離より長ければ、ステップS03を実行する(ステップS02のNOに分岐)。ステップS03では、制御部70が、既に操作範囲は縮小されているか否かを判断し、操作範囲が縮小されていれば、操作範囲を拡大(元の大きさに戻す)する(ステップS03のYESに分岐、ステップS05)。操作範囲が縮小されていなければ、ステップS01に戻り処理を継続する(ステップS03のNOに分岐)。
図8及び図9は、ユーザにより設定された操作距離(近似面積)と携帯電子機器1の操作範囲の縮小との関係を説明するための図である。図8及び図9において図5と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。図8及び図9の実線で囲まれた領域91の面積が、制御部70で算出した近似面積である。さらに、点線で囲まれた領域92の面積が、ユーザにより設定された操作距離から換算した面積である。
図8に示すように、領域91の面積(近似面積)が領域92の面積よりも大きければ、顔と携帯電子機器1の距離は、操作距離以下といえるので、操作範囲を縮小し、偏らせて表示する。
一方、図9に示すように、領域91の面積(近似面積)が領域92の面積よりも小さければ、顔と携帯電子機器1の距離は、操作距離より長いといえるので、操作範囲を元に戻す。
なお、本実施形態に係る携帯電子機器1では、操作範囲の変更方法を縮小/拡大の2段階として説明したが、これに限定する趣旨ではない。顔と携帯電子機器1の距離に応じて、操作範囲を自由に縮小/拡大させてもよい。また、顔と携帯電子機器1の距離を測定する手段は、顔の面積を用いることに限定されない。即ち、人体との距離を測定することができるセンサを用いて、直接、顔と携帯電子機器1の距離を測定してもよい。なお、このようなセンサには、赤外線や超音波を用いたものが考えられる。
さらにまた、顔の大きさを認識する以外の手段として、携帯電子機器1に加速度センサが搭載されていれば、携帯電子機器1を前後に傾けることで操作範囲を変化させてもよい。その際、通常の操作時と区別をするために、予め設定した「操作範囲を変化させるモード」を有効にするためのスイッチ(物理的なスイッチ又はタッチパネル上のスイッチ)を押下しながら傾けることで操作範囲を変化させることが考えられる。そして、加速度センサから得られた加速度を速度に換算し、上記のスイッチが押されていた時間と合わせて携帯電子機器1の移動距離を算出する。算出した移動距離に応じて、操作範囲の縮小及び拡大を行ってもよい。なお、スイッチを設けることで、携帯電子機器1の誤動作を防止する。
以上のように、ユーザの顔と携帯電子機器1の距離に応じて、操作範囲を縮小又は拡大し、片手での操作を実現する。その結果、通常であれば親指が届かず片手で操作することが困難な場合であっても、携帯電子機器1を顔に近づけるという簡易な操作で、片手での操作を実現できる。さらに、予めユーザは、縮小率や変更位置を予め定めることができるため、各個人がもつ身体的特徴による違いを吸収することができる。つまり、指の長さや利き手によらず、片手での操作を容易にする。さらにまた、携帯電子機器1を顔に近づけるとこで、操作範囲が縮小するため、操作範囲に表示されるアイコン等の視認性が低下するわけではない。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1、100 携帯電子機器
10 LCD
20 タッチパネル
30 レンズ
40 LCD制御部
50 タッチパネル制御部
60 カメラ制御部
70、104 制御部
80 記憶部
90 操作範囲
91、92 領域
101 表示部
102 操作部
103 距離測定部

Claims (10)

  1. ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、
    前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、
    ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部が測定した距離に応じて、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記制御部は、前記距離測定部が測定した距離が、予め定めた操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小させて表示させる請求項1の携帯電子機器。
  3. 前記制御部は、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離より長く、かつ、前記操作範囲を縮小させて表示させている場合に、前記操作範囲を拡大させる請求項2の携帯電子機器。
  4. 前記距離測定部は、前記表示部と同一面に配置されたレンズと、前記レンズを介して被写体を撮影するカメラ制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記カメラ制御部から得られる画像から算出するユーザの顔の大きさから、ユーザと前記表示部の間の距離を算出する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記距離測定部は、加速度センサを含み、
    前記制御部は、前記加速度センサから得られる速度から、前記携帯電子機器の移動距離を検出すると共に、前記移動距離に応じて、前記表示部に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動して表示させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、
    前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、
    ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、
    を備える携帯電子機器の制御方法であって、
    前記距離測定部が測定した距離と予め定めた操作距離を比較する工程と、
    前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する工程と、
    を含むことを特徴とする携帯電子機器の制御方法。
  7. さらに、前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離より長く、かつ、前記操作範囲を縮小させて表示させている場合に、前記操作範囲を拡大する工程を含む請求項6の携帯電子機器の制御方法。
  8. 前記距離測定部は、前記表示部と同一面に配置されたレンズと、前記レンズを介して被写体を撮影するカメラ制御部と、を含み、
    前記カメラ制御部から得られる画像から算出するユーザの顔の大きさから、ユーザと前記表示部の間の距離を算出する工程を含む請求項6又は7の携帯電子機器の制御方法。
  9. 前記距離測定部は、加速度センサを含み、
    前記加速度センサから得られる速度から、前記携帯電子機器の移動距離を検出する工程と、
    前記移動距離に応じて、前記表示部に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する工程と、
    を含む請求項6又は7の携帯電子機器の制御方法。
  10. ユーザの操作に関する情報が含まれる操作範囲の表示を行う表示部と、
    前記操作範囲に対する物体の接触、又は、近接をユーザによる操作として検出する操作部と、
    ユーザと前記表示部の間の距離を測定する距離測定部と、
    を備える携帯電子機器を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記距離測定部が測定した距離と予め定めた操作距離を比較する処理と、
    前記距離測定部が測定した距離が、前記操作距離以下である場合に、前記操作範囲を縮小し、かつ、予め定めた方向に移動する処理と、
    を実行するプログラム。
JP2012071194A 2012-03-27 2012-03-27 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム Withdrawn JP2013205889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012071194A JP2013205889A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012071194A JP2013205889A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013205889A true JP2013205889A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49524961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012071194A Withdrawn JP2013205889A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013205889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099526A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 富士通株式会社 情報処理装置および情報処理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099526A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 富士通株式会社 情報処理装置および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9001038B2 (en) Information display apparatus, information display method and program
RU2541852C2 (ru) Устройство и способ для управления пользовательским интерфейсом на основе движений
JP5759660B2 (ja) タッチ・スクリーンを備える携帯式情報端末および入力方法
TWI427509B (zh) 電子裝置之控制方法及使用此方法之電子裝置與電腦程式產品
US9389722B2 (en) User interface device that zooms image in response to operation that presses screen, image zoom method, and program
KR101452038B1 (ko) 모바일 기기 및 그 화면 제어 방법
US8669947B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and computer program
US8350822B2 (en) Touch pad operable with multi-objects and method of operating same
KR20210008902A (ko) 뱅글 타입의 모바일 디바이스와 그 제어 방법 및 ui 표시 방법
US20140313130A1 (en) Display control device, display control method, and computer program
US20100177121A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
EP2336842A2 (en) Hand-held electronic device capable of control by reflecting grip of user and control method thereof
EP2431853A2 (en) Character input device
JP2009140368A (ja) 入力装置、表示装置、入力方法、表示方法及びプログラム
JP6157885B2 (ja) 携帯端末装置の表示制御方法
US9727147B2 (en) Unlocking method and electronic device
TW200941302A (en) Control device, input device, control system, control method, and hand-held device
WO2014041436A2 (en) Processing user input pertaining to content movement
US10671269B2 (en) Electronic device with large-size display screen, system and method for controlling display screen
TW201423564A (zh) 顯示元件、驅動顯示元件的方法以及電腦
CN106796484B (zh) 显示装置及其控制方法
WO2014057975A1 (ja) 携帯電子機器、その制御方法及びプログラム
US20150002433A1 (en) Method and apparatus for performing a zooming action
US20170075453A1 (en) Terminal and terminal control method
US20160103506A1 (en) Input device, method for controlling input device, and non-transitory computer-readable recording medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150205

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20151020