JP2013201498A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信方式に対応した無線通信端末において、複数の受信機を用いた技術を各通信方式において効率よく適用することを可能とする。
【解決手段】移動体通信システム1における無線通信端末100は、LTEなどデータ通信に対応したデータ受信部25とCDMAなど音声通信に対応した音声受信部26とを含む。各受信機21、22、23において受信された受信信号は、スイッチ24により切り替えられてデータ受信部25、音声受信部26に出力される。スイッチ24の切り替え制御は品質比較部27によりなされる。品質比較部27は、スイッチ24の設定を管理しており、各受信機の受信信号の信号品質に応じて設定を切り替える。スイッチ24の切り替えによりデータ通信にかかる受信機の数が減る場合は、CQI生成部54によりCQIを生成して予めLTE基地局300へ送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体通信システムにおける無線通信端末に関するものであり、特に、データ通信や音声通信など異なる通信方式による通信に対応した無線通信端末に関する。
音声通信やデータ通信など、異なる通信方式による通信が可能な無線通信端末が知られている。例えば、LTE(Long Term Evolution)方式によるデータ通信と、CDMA(Code Division Multiple Access)方式による音声通信との両方の機能を備えた無線通信端末が販売されている。
これらの通信方式の中には、複数のアンテナを用いることで受信信号の品質やデータ転送レートを向上させるものがある。例えばLTEでは、MIMO(multiple-input and multiple-output)技術が用いられており、送信側と受信側双方で複数のアンテナを用いることにより通信品質を向上させている。また、ダイバーシティ技術も無線通信端末では用いられており、複数のアンテナで同一の無線信号を受信することにより、信号の受信品質を向上させることができる。
株式会社NTTドコモ 報道発表資料(2011年11月21日)「2011−2012冬春モデルの2機種を発売」、[平成24年1月17日検索]、インターネット(URL: http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/11/21_00.html)
近年では、LTE方式とCDMA方式による通信を同時に実現するために、SVLTE(simultaneous voice and LTE)と呼ばれる方式も知られている。上記のように、複数のアンテナを用いた受信信号の品質向上にかかる技術を用いつつSVLTEを実現するには、通信方式の分、受信機が必要となる。例えば、MIMO技術を適用したLTE、および、ダイバーシティ技術を適用したCDMAの双方を実現しようとすると、合計4つの受信機が必要となる。
しかし、信号を受信する無線通信端末においては、本来必要となる数よりも少ない受信機しか備えていないものがある。例えば、上記のように通信方式それぞれについて複数アンテナを用いる技術を適用しようとすると4つの受信機が必要となるのに対し、3つの受信機しか備えていない無線通信端末がある。この場合、各通信方式を同時に実現することはできないため、いずれかの通信方式については1つの受信機しか割り当てられず、複数アンテナを用いた技術を適用することができない。
そこで、本発明は、受信機が不足する場合においても、複数の受信機を用いた技術を各通信方式において効率よく適用することが可能な無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明は、複数の受信機による無線信号の受信処理が可能な第1および第2の通信方式に対応した無線通信端末であって、無線基地局からの無線信号を受信する3以上の受信機と、第1の通信方式に対応し、1または複数の受信機からの受信信号の入力を受け付けて受信信号の復調処理を行う第1の受信処理部と、第2の通信方式に対応し、1または複数の受信機からの受信信号の入力を受け付けて受信信号の復調処理を行う第2の受信処理部と、少なくとも1つの受信機の受信信号の出力を、受信機の受信信号の信号品質に基づいて第1および第2の受信処理部のいずれかに切り替えて出力する切替制御部と、を備える無線通信端末である。
好ましくは、切替制御部は、少なくとも1つの受信機の受信信号の出力を受け付けて、切り替え設定に従って第1または第2の受信処理部のいずれかに選択的に出力する選択部と、各受信機の受信信号の信号品質を取得して、取得した信号品質に基づいて、選択部の切り替え設定を制御する品質比較部とを含むこととしてもよい。
好ましくは、第1の通信方式は、MIMOによる通信に対応しており、第1の受信処理部は、無線基地局との通信品質を示す通信品質情報を生成する生成部を含み、第1の受信処理部は、無線基地局から送信されるMIMOによる無線信号を、2以上の受信機により受信信号として受け付けて復調するMIMO処理が可能であり、生成部は、切替制御部により第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう切り替えがなされる場合に、切り替えの前に、切り替え後の通信品質に相当する通信品質情報を生成して無線基地局へ送信することとしてもよい。
好ましくは、切替制御部は、第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう切り替えを行う場合に、生成部により生成された通信品質情報の送信後、所定フレーム後に切り替えを実行することとしてもよい。
好ましくは、切替制御部は、第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう切り替えを行う場合に、生成部により生成された通信品質情報の送信後、第1の受信処理部への受信信号の信号品質を取得し、取得した信号品質に基づいて切り替えを実行することとしてもよい。
好ましくは、第1の通信方式は、音声通信にかかるものであり、切替制御部は、音声通信に対応する第1の受信処理部に入力される受信信号の品質を所定の閾値と比較して、所定の閾値を下回る場合は2つの受信機の出力を第1の受信処理部に切り替えることとしてもよい。
好ましくは、第1の通信方式は、音声通信にかかるものであり、切替制御部は、各受信機の受信信号の信号品質を取得して、最も良い信号品質にかかる受信機の出力を第1の受信処理部に切り替えることとしてもよい。
本発明によると、受信機の数が不足する場合においても効率よく各通信方式による通信を実施することができる。
無線通信端末100を含む移動体通信システム1の一部の構成を示す図である。 無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。 品質比較部27により切り替えられるスイッチ24の設定値を示す図である。 品質比較部27によるスイッチ24の設定値の切替処理の遷移を示す図である。 品質比較部27の動作を示すフローチャートである。 変形例1における無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。 変形例1におけるスイッチ28の設定値を示す図である。 変形例1における品質比較部27の動作を示すフローチャートである。 変形例2における無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
<1 全体構成>
以下、本発明の一実施形態にかかる無線通信端末100について図面を用いて説明する。
図1は、無線通信端末100を含む移動体通信システム1の一部の構成を示す図である。
図1に示すように、移動体通信システム1は、無線通信端末100と、CDMA基地局200と、LTE基地局300とを含む。同図では、無線通信端末100以外の無線通信端末や、基地局200等以外の無線基地局を図示していない。
CDMA基地局200は、CDMA2000 1x方式に対応した無線基地局である。
LTE基地局300は、LTE方式に対応した無線基地局である。
無線通信端末100は、SVLTEに対応しており、CDMA2000 1xおよびLTEの2方式により、音声通信とデータ通信を同時に実行可能である。
<2 無線通信端末100の構成>
図2は、無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、無線通信端末100は、3つの受信機(第1受信機21、第2受信機22、第3受信機23)と、スイッチ24(選択部)と、データ受信部25と、音声受信部26と、品質比較部27と、送信信号処理部34と、データ処理部35と、音声処理部36とを含んでいる。これらの機能は、信号処理用の集積回路等により実現される。
<2.1 各受信機とスイッチ24の構成>
第1受信機21、第2受信機22、第3受信機23は、それぞれアンテナ(第1アンテナ31、第2アンテナ32、第3アンテナ33)およびRF復調部(第1RF復調部41、第2RF復調部42、第3RF復調部43)を含んでいる。各RF復調部は、各アンテナにより受信された信号について、増幅や周波数変換等をする。変換された信号は、スイッチ24の設定に応じて各受信機からデータ受信部25または音声受信部26に出力される。
スイッチ24は、後述する品質比較部27の制御に応じて、第2受信機22と第3受信機23において受信した信号の出力先(データ受信部25または音声受信部26)を切り替える。
<2.2 データ受信部25の構成>
データ受信部25は、本実施形態においては、LTE方式に対応しており、各受信機からの受信信号の入力を受け付けて、もとの送信データを抽出する。また、データ受信部25は、受信信号の信号品質の出力等をする。図示するように、データ受信部25は第1データ受信復調部51、第2データ受信復調部52、MIMO処理部53、CQI生成部54を含んでいる。
第1データ受信復調部51、第2データ受信復調部52は、データ変調方式(64QAM(64 Quadrature Amplitude Modulation)、16QAM等)に応じて信号を復調する。
MIMO処理部53は、第1データ受信復調部51、第2データ受信復調部52より出力される信号に基づいてMIMO処理(2×2MIMO、4×4MIMO等)を行って、送信されたデータを得る。得られた送信データはデータ処理部35へ出力される。
また、MIMO処理部53は、CQI生成部54によりCQI(Channel Quality Indicator)を作成するために、受信した信号の品質に関する情報をCQI生成部54へ出力する。
CQI生成部54は、受信信号の品質を示すCQIを作成して送信信号処理部34へ出力する。なお、CQIは、送信信号処理部34により無線通信端末100からLTE基地局300へ通知される。LTE基地局300は、無線通信端末100から通知されるCQIに基づいて、無線通信端末100との通信方法(例えばデータ変調方式など)を制御する。
<2.3 音声受信部26の構成>
音声受信部26は、本実施形態においては、CDMA2000 1x方式に対応しており、各受信機からの受信信号の入力を受け付けて、音声通信にかかる、もとの送信データの抽出等をする。図示するように、音声受信部26は、音声受信復調部(第1音声受信復調部61、第2音声受信復調部62)と、信号合成部(第1信号合成部63、第2信号合成部64、第3信号合成部65)と、スイッチ66とを含む。
音声受信復調部(第1音声受信復調部61、第2音声受信復調部62)は、音声通信にかかる受信信号に対して逆拡散などの復調処理を行う。
第1信号合成部63は、第1音声受信復調部61において処理された信号を合成するRake受信処理を行う。第1信号合成部63は、Rake合成後のデータ系列をスイッチ66へ出力する。また第1信号合成部63は、合成にかかる各信号の品質に基づいて合成後の信号品質Q1を算出して品質比較部27へ通知する。
第2信号合成部64は、第2音声受信復調部62において処理された信号を合成するRake受信処理を行う。第2信号合成部64は、Rake合成後のデータ系列をスイッチ66へ出力する。また第2信号合成部64は、合成にかかる各信号の品質に基づいて合成後の信号品質Q2を算出して品質比較部27へ通知する。
第3信号合成部65は、第1音声受信復調部61および第2音声受信復調部62と接続され、信号を合成するRake受信処理を行う。第3信号合成部65は、Rake合成後のデータ系列をスイッチ66へ出力する。また第3信号合成部65は、合成にかかる各信号の品質に基づいて合成後の信号品質Q3を算出して品質比較部27へ通知する。第3信号合成部65は、2つの受信機により音声通信にかかる信号を受信した場合に、それぞれの受信信号を合成することができる。
スイッチ66は、後述する品質比較部27の制御に応じて、各信号合成部のうち、音声処理部36へ出力するデータ系列を選択する。
<2.4 その他の構成>
品質比較部27は、受信信号の品質に基づいて、スイッチ24およびスイッチ66を制御する。本実施形態では、品質比較部27は、音声通信にかかる受信信号の品質が悪化した場合に、2つの受信機によりCDMA 1x方式による通信を行うようスイッチ24を制御する。
品質比較部27は、後述するスイッチ24のスイッチの設定値に応じて、音声通信にかかる各受信機からの受信信号を処理している各信号合成部からの出力を音声処理部36に接続する。例えば、1つの受信機により音声通信をするようスイッチ24のスイッチを設定している場合は、品質比較部27は、その音声通信にかかる受信機からの信号を処理している信号合成部の出力とスイッチ66とを接続するようスイッチ66を制御する。また、2つの受信機により音声通信をしている場合は、品質比較部27は、第3信号合成部65の出力とスイッチ66とを接続するようスイッチ66を制御する。
品質比較部27は、スイッチ24のスイッチの設定値に応じてCQI生成部54にCQIを生成するよう通知する。この処理は後述する。
送信信号処理部34は、無線通信端末100による送信信号の送信にかかる処理を行う。送信信号処理部34は、CQI生成部54により生成されたCQIをLTE基地局300へ通知する。
データ処理部35は、データ受信部25により処理されたデータ通信の内容に応じた処理(例えば、データ通信にかかるデータファイルの送受信や表示など)を行う。
音声処理部36は、26により処理された音声通信にかかる処理(例えば、着信番号の表示や音声出力など)を行う。
<3 品質比較部27により設定されるスイッチ24の設定値>
図3は、品質比較部27により切り替えられるスイッチ24の設定値を示す図である。
同図に示すように、スイッチ設定1〜3に応じて、第2受信機22と第3受信機23を第2データ受信復調部52、第1音声受信復調部61、第2音声受信復調部62のいずれに接続するかを定めている。同図において、スイッチ24における「b」は、第2データ受信復調部52と接続されている。同様に、「c」は第2音声受信復調部62と、「d」は第1音声受信復調部61と接続されている。すなわち、「b」はデータ通信に用いられ、「c」「d」は音声通信に用いられる。
スイッチ設定の「1」および「2」は、音声通信に1つの受信機(第2受信機22と第3受信機23のうちいずれか)を用いることを示している。スイッチ設定の「3」は、音声通信に2つの受信機(第2受信機22と第3受信機23の両方)を用いることを示している。
このスイッチ24の設定値がいずれであるかは品質比較部27により管理されている。
本実施形態では、音声通信に1つの受信機を用いる場合は、その受信機を第1音声受信復調部61と接続することとしている。
<4 動作>
図4は、品質比較部27によるスイッチ24の設定値の切替処理の遷移を示す図である。
同図中、上記のようにQ1は第1信号合成部63により出力される信号品質(受信信号の信号強度など)であり、Q2は第2信号合成部64により出力される信号品質である。
品質比較部27は、スイッチの設定値に基づいて、音声通信が1つの受信機でなされているか2つの受信機によりなされているかを管理している。
<4.1 音声通信に1つの受信機を用いている場合>
音声通信に1つの受信機を用いている場合(ST1(スイッチ設定1)およびST2(スイッチ設定2))は、本実施形態では第1信号合成部63により音声通信を行うこととしている。そのため、品質比較部27は、スイッチ設定1または2において、信号品質Q1を所定の閾値Qと比較して、閾値Q以上であれば(Q1≧Q)、音声通信が十分な品質でなされているとして引き続き1つの受信機による音声通信を継続する(状態ST1におけるステップS51、状態ST2におけるステップS52)。ここで、閾値Qは、1つの受信機により音声通信を行うために必要な信号品質であるとする。
音声通信に1つの受信機を用いている場合(ST1、ST2)において、信号品質Q1が閾値Qを下回った場合(Q1<Q)、品質比較部27は、2つの受信機により音声通信を行うようスイッチ設定を「3」に切り替えるよう決定する(S53、S55)。
<4.2 音声通信に2つの受信機を用いている場合>
音声通信に2つの受信機を用いている場合(ST3)、品質比較部27は、受信機からの受信信号の信号品質に基づいて、所定の閾値Qを上回るものがあればその受信機により音声通信をするようスイッチ24を切り替える。このとき、最もよい信号品質の受信機により音声通信を行うようスイッチ24の切り替えを制御する。
状態ST3において、信号品質Q1とQ2のいずれもが閾値Qを下回る場合(Q>Q1かつQ>Q2)、品質比較部27は、スイッチ24を引き続きスイッチ設定「3」として2つの受信機による音声通信を継続する(S57)。
最もよい信号品質が閾値Qを上回っていれば、品質比較部27は、1つの受信機により音声通信を行うようスイッチ24の設定を切り替える(S54、S56)。例えばステップS54は、Q1の品質がQ2よりも良く、Q1が閾値Q以上の場合である。スイッチ設定「3」においては、第3受信機23の信号品質がQ1に対応するため、第3受信機23による音声通信となるよう、品質比較部27はスイッチ設定を「1」とする。
以上のようにスイッチ24の設定値の遷移について説明してきた。ここで、品質比較部27の動作について詳細を説明する。
図5は、品質比較部27の動作を示すフローチャートである。
品質比較部27は、スイッチ24の設定値を取得する(S61)。
品質比較部27は、第1信号合成部63および第2信号合成部64より信号品質Q1、Q2を取得する(S62)。なお、音声通信を1つの受信機により実行している場合(スイッチ設定「1」または「2」の場合)は、品質比較部27は、Q2を取得しないこととする。
品質比較部27は、取得したスイッチ24の設定値と、信号品質に基づいて、図4で説明した遷移図のように切り替え先のスイッチ24の設定値を決定する(S63)。
品質比較部27は、音声通信に用いる受信機を1つから2つにするようスイッチ24の設定値を決定した場合、すなわち図4の状態ST1または状態ST2から状態ST3への遷移の場合は(S64:YES)、CQI生成部54にCQI情報を生成するよう制御する(S65)。なお、このスイッチ切り替えに伴ってLTE通信にかかる受信機が2つから1つに減少するため、信号品質が劣化すると想定される。そのため、CQI生成部54は、予め1つの受信機によるデータ通信が可能となるよう、通信レートの低下等につながるようCQI情報を生成してLTE基地局300に送信する。通信レートが下がるようなCQI情報の生成とは、例えば、LTE基地局300との通信におけるデータ変調方式が64QAMから16QAMに変更されるようCQI情報を生成する、等である。CQI生成部54では品質比較部27からのCQI生成制御に応じてCQI情報を生成し、送信信号処理部34により送信される。
品質比較部27は、ステップS65におけるCQI生成部54への制御ののち、データ受信部25における信号品質を取得して、1つの受信機によりデータ受信部25によるデータ通信を行うことが可能な程度の信号品質であるか判定する。品質比較部27は、データ受信部25における信号品質が変更されたのを検知すると、スイッチ24の設定値を変更してスイッチ24を切り替える(S66)。
ステップS64において否定的な判定結果の場合、すなわち図4においてステップS53およびステップS55以外の場合は、ステップS63における決定に従ってスイッチ24の設定値を変更してスイッチ24を切り替える(S67)。
データ通信と音声通信それぞれにおいて、複数アンテナを用いた受信品質向上の技術を適用するため(4つの受信機が必要)に受信機の数(または受信機からの受信信号の出力を受け付ける入力端子の数)が不足する場合がある。以上の実施の形態の説明によれば、無線通信端末100は、上記の場合においても、データ通信と音声通信の通信品質に応じて、柔軟にいずれか一方に複数アンテナによる通信を実行させるよう制御することができる。
<5 変形例>
上記の例に限られず、下記のように実施形態を変形することができる。
<5.1 スイッチにより3つの受信機の出力を切り替える場合>
図6は、変形例1における無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
以下、上記実施形態との違いを中心に説明する。上記実施形態と同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
変形例1の無線通信端末100は、第3音声受信復調部73と、第3信号合成部76と、第4信号合成部77とを備える。変形例1では、スイッチ24に代えてスイッチ28がある。また、変形例1では、スイッチ66に代えてスイッチ78がある。
第3音声受信復調部73は、第1音声受信復調部61等と同様に、音声通信にかかる受信信号に対して逆拡散などの復調処理を行う。
第3信号合成部76は、第1信号合成部63、第2信号合成部64等と同等の処理を行う。第3信号合成部76は、第3音声受信復調部73において処理された信号を合成するRake受信処理を行う。第3信号合成部76は、Rake合成後のデータ系列をスイッチ78へ出力する。また第3信号合成部76は、合成にかかる各信号の品質に基づいて合成後の信号品質Q3を算出して品質比較部27へ通知する。
第4信号合成部77は、第1音声受信復調部61と、第2音声受信復調部62と、第3音声受信復調部73と接続され、信号を合成するRake受信処理を行う。第4信号合成部77は、Rake合成後のデータ系列をスイッチ78へ出力する。また第4信号合成部77は、合成にかかる各信号の品質に基づいて合成後の信号品質Q4を算出して品質比較部27へ通知する。第4信号合成部77は、2つまたは3つの受信機により音声通信にかかる信号を受信した場合に、それぞれの受信信号を合成することができる。
スイッチ78は、品質比較部27の制御に応じて、各信号合成部のうち、音声処理部36へ出力するデータ系列を選択する。
品質比較部27は、変形例1では、スイッチ28のスイッチの設定値に応じて、音声通信にかかる各受信機からの受信信号を処理している各信号合成部からの出力を音声処理部36に接続する。すなわち、変形例1では、品質比較部27は、3つの受信機からの信号を、信号品質に基づいてデータ受信部25と音声受信部26に切り替えて出力する。
同図に示すように、スイッチ28は、3つの受信機(第1受信機21、第2受信機22、第3受信機23)からの受信信号の入力を受け付ける。品質比較部27の制御により各受信機からの受信信号を切り替えてデータ受信部25と音声受信部26に出力する。
図7は、変形例1におけるスイッチ28の設定値を示す図である。
同図に示すように、スイッチ設定1〜7に応じて、第1受信機21と第2受信機22と第3受信機23を第1データ受信復調部51、第2データ受信復調部52、第1音声受信復調部61、第2音声受信復調部62、第3音声受信復調部73のいずれに接続するかを定めている。
同図において、スイッチ28における「a」は、第1データ受信復調部51と接続されている。同様に、同図における「b」は、第2データ受信復調部52と接続されている。同様に、「c」は第3音声受信復調部73と、「d」は第2音声受信復調部62と、「e」は第1音声受信復調部61と接続されている。
スイッチ設定の「1」「2」「3」は、音声通信に1つの受信機(第1受信機21と第2受信機22と第3受信機23のいずれか)を用いることを示している。スイッチ設定の「4」「5」「6」は、音声通信に2つの受信機を用いることを示している。スイッチ設定の「7」は、音声受信に3つの受信機を用いることを示している。
このような変形例1における無線通信端末100の動作について説明する。
図8は、変形例1における品質比較部27の動作を示すフローチャートである。
品質比較部27は、データ通信時の測定ギャップ時間である場合は(S80:YES)、以降の説明に示すように、3つの受信機を用いて音声信号品質を比較する。測定ギャップ時間でない場合は(S80:NO)、音声受信に1本または2本のアンテナを使用している状態である。この場合(S80:NO)、品質比較部27は、図5のステップS5に示す処理を行うことにより、実施例1と同様の比較を行う。
測定ギャップ時間である場合(S80:YES)、品質比較部27は、3つの受信機を用いた音声信号品質の前に、スイッチ28の設定値を取得して保持する。品質比較部27は、3つの受信機により音声受信をするようスイッチ28の設定値を設定する(S81)。この変形例1では、品質比較部27は、スイッチ28の設定値を「7」に設定してスイッチ28を切り替える。
品質比較部27は、音声受信部26より3つの受信機それぞれの信号品質を取得する(S82)。なお、品質比較部27は、ステップS81において設定したスイッチ28の設定値に応じて、第1信号合成部63等から取得した信号品質がいずれの受信機からのものであるかを管理している。
品質比較部27は、ステップS82において取得した3つの受信機それぞれの信号品質のうち、最もよいものが閾値Qを上回っているか判定する(S83)。なお、閾値Qは、この変形例1では、音声通信を1つの受信機により実行するのに十分な信号品質となるよう設定されるものとする。
ステップS83において肯定的な判定結果の場合(S83:YES)、品質比較部27は、その最も良い信号品質である受信機を用いて音声通信を実行するようスイッチ28の設定値を決定する(S84)。例えば、第3受信機23の信号品質が最も良く、閾値Qを上回る場合は、スイッチ28の設定値を、図7に示す設定値「1」と決定する。
品質比較部27は、ステップS84において決定した設定値に従ってスイッチ28を切り替える(S85)。
ステップS83において否定的な判定結果の場合(S83:NO)、品質比較部27は、1つの受信機では音声通信に必要な信号品質が得られないため、2つの受信機により音声通信を実行するようスイッチ28の設定値を決定する。図7の例では、品質比較部27は、設定値「4」「5」「6」のいずれかをスイッチ28の設定値とするよう決定する。例えば最も良い信号品質の受信機と、2番目に信号品質の良い受信機とを用いて音声通信をするようスイッチ28の設定値を決定してもよい。
品質比較部27は、ステップS81において保持しているスイッチ28の設定値(スイッチの設定値を「7」にする前の設定値)が、1つの受信機により音声通信を行うものであるか判定する(S87)。図7の例では、品質比較部27は、ステップS81で取得して保持しているスイッチ28の設定値が「1」「2」「3」のいずれかであるか判定する。
ステップS87において否定的な判定結果の場合(S87:NO)、品質比較部27は、ステップS86における決定に従ってスイッチ28を切り替える(S85)。
ステップS87において肯定的な判定結果の場合(S87:YES)、データ通信にかかる受信機を2つから1つに減らすことになるため、上記実施形態の説明(S65、S66)と同様に、品質比較部27は、CQI情報をCQI生成部54により生成してLTE基地局300に送信するとともに(S88)、データ通信にかかる受信信号の品質を測定してスイッチ28を切り替える(S89)。
上記の変形例1のように構成すると、3つの受信機の信号品質に応じて、柔軟に複数アンテナを用いた受信信号の品質向上の技術を適用することができる。
<5.2 スイッチにより1つの受信機の出力を切り替える場合>
図9は、変形例2における無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
以下、上記実施形態との違いを中心に説明する。変形例2では、スイッチ24に代えてスイッチ29がある。
図9に示すように、スイッチ29は、第2受信機22からの信号の出力先を、データ受信部25と音声受信部26とのいずれかに切り替える。また図示するように第3受信機23の信号の出力先は第1音声受信復調部61となっている。
具体的なスイッチ29の切り替え制御の方法は、例えば下記のようにすることができる。上記実施形態と同様に、品質比較部27において、第1信号合成部63から通知される信号品質Q1が閾値Q以上であるか否かに応じてスイッチ29の切り替えを制御することとしてもよい。Q1≧Qであれば、第3受信機23による音声通信の品質が十分と推定して、第2受信機22の出力先を第2データ受信復調部52とする。Q1<Qであれば、1つの受信機による音声通信では十分な信号品質ではないと推定して、第2受信機22の出力先を第2音声受信復調部62とする。
<5.3 その他の変形例>
(CQI送信後のスイッチ24の切り替えタイミング)
上記実施形態の説明では、ステップS66等において、データ通信にかかる信号品質を測定してからスイッチ24を切り替えることとして説明した。上記実施形態では、データ通信はLTEによることとしており、MIMO技術を用いているため、データ通信における受信機の数が1つになると、スイッチ24を切り替えた瞬間にデータ受信の品質が劣化し、悪影響を及ぼすおそれが想定されるためである。
スイッチ24の切り替えタイミングは、上記の説明に限らず、CQI情報のLTE基地局300への送信後、所定フレーム後としてもよい。CQI信号をLTE基地局300へ送信した後、送信信号の通信品質が変更されるまで4サブフレームを要するため、4サブフレーム経過してからスイッチ24を切り替えることとしてもよい。
(CQI送信のトリガー)
上記実施形態の説明では、CQI生成部54によるCQI生成のトリガーについて以下のように説明した。すなわち、ステップS64、S66等において、音声通信にかかる受信機を1つから2つに切り替える際、すなわちデータ通信にかかる受信機を2つから1つに減らす際に、予めCQIを生成して送信信号処理部34により送信することとして説明した。これに限らず、データ通信にかかる受信機を1つから2つに増やす際にも、スイッチ24の切り替えと並行してCQI生成部54によりCQIを生成して送信することとしてもよい。これによりLTE基地局300との通信における変調方式などが変更され、スイッチ24の切り替え後、データ転送レートがMIMO処理を想定したものとなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、移動体通信システムなどにおける無線通信端末に用いることができる。
1 移動体通信システム、100 無線通信端末、21 第1受信機、22 第2受信機、23 第3受信機、24 スイッチ、25 データ受信部、26 音声受信部、27 品質比較部、31 第1アンテナ、32 第2アンテナ、33 第3アンテナ、34 送信信号処理部、35 データ処理部、36 音声処理部、41 第1RF復調部、42 第2RF復調部、43 第3RF復調部、51 第1データ受信復調部、52 第2データ受信復調部、53 MIMO処理部、54 CQI生成部、61 第1音声受信復調部、62 第2音声受信復調部、63 第1信号合成部、64 第2信号合成部、65 第3信号合成部、66 スイッチ、73 第3音声受信復調部、76 第3信号合成部、77 第4信号合成部、78 スイッチ。

Claims (7)

  1. 複数の受信機による無線信号の受信処理が可能な第1および第2の通信方式に対応した無線通信端末であって、
    無線基地局からの無線信号を受信する3以上の受信機と、
    前記第1の通信方式に対応し、1または複数の前記受信機からの受信信号の入力を受け付けて前記受信信号の復調処理を行う第1の受信処理部と、
    前記第2の通信方式に対応し、1または複数の前記受信機からの受信信号の入力を受け付けて前記受信信号の復調処理を行う第2の受信処理部と、
    少なくとも1つの前記受信機の受信信号の出力を、前記受信機の受信信号の信号品質に基づいて前記第1および第2の受信処理部のいずれかに切り替えて出力する切替制御部と、
    を備える無線通信端末。
  2. 前記切替制御部は、前記少なくとも1つの受信機の受信信号の出力を受け付けて、切り替え設定に従って前記第1または第2の受信処理部のいずれかに選択的に出力する選択部と、
    各受信機の受信信号の信号品質を取得して、取得した信号品質に基づいて、前記選択部の切り替え設定を制御する品質比較部とを含む、
    請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記第1の通信方式は、MIMO(multiple-input and multiple-output)による通信に対応しており、
    前記第1の受信処理部は、無線基地局との通信品質を示す通信品質情報を生成する生成部を含み、
    前記第1の受信処理部は、無線基地局から送信されるMIMOによる無線信号を、2以上の受信機により受信信号として受け付けて復調するMIMO処理が可能であり、
    前記生成部は、前記切替制御部により前記第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう前記切り替えがなされる場合に、前記切り替えの前に、前記切り替え後の通信品質に相当する通信品質情報を生成して無線基地局へ送信する、
    請求項1記載の無線通信端末。
  4. 前記切替制御部は、前記第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう前記切り替えを行う場合に、前記生成部により生成された通信品質情報の送信後、所定フレーム後に前記切り替えを実行する、
    請求項3記載の無線通信端末。
  5. 前記切替制御部は、前記第1の受信処理部へ受信信号を出力する受信機の数を増減させるよう前記切り替えを行う場合に、前記生成部により生成された通信品質情報の送信後、前記第1の受信処理部への受信信号の信号品質を取得し、取得した信号品質に基づいて前記切り替えを実行する、
    請求項3記載の無線通信端末。
  6. 前記第1の通信方式は、音声通信にかかるものであり、
    前記切替制御部は、音声通信に対応する前記第1の受信処理部に入力される受信信号の品質を所定の閾値と比較して、前記所定の閾値を下回る場合は2つの受信機の出力を前記第1の受信処理部に切り替える、
    請求項1記載の無線通信端末。
  7. 前記第1の通信方式は、音声通信にかかるものであり、
    前記切替制御部は、各受信機の受信信号の信号品質を取得して、最も良い信号品質にかかる受信機の出力を前記第1の受信処理部に切り替える、
    請求項1記載の無線通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109004945A (zh) * 2018-08-03 2018-12-14 深圳博特创新科技有限公司 针对场馆回波干扰的多点分布式图传接收系统

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