JP2013199372A - リフティングマグネット用電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時における積荷の突然の落下の抑制機能を確保しながらも、停電時に使用するバッテリーを省略することができるリフティングマグネット用電源回路を提供する。
【解決手段】電源回路1のHブリッジ回路部4では、正側出力端3aと負側出力端3bとの間に直列接続された第1及び第2のスイッチング素子41a,41bが存在し、両者のノード43aがリフティングマグネット2の一端2aに接続される。また、正側出力端3aと負側出力端3bとの間に直列接続された第3及び第4のスイッチング素子41c,41dが存在し、両者のノード43cがリフティングマグネット2の他端2cに接続される。Hブリッジ回路部4は、第2のスイッチング素子41bに並列に接続されたダイオード42bを有しており、上記第4のスイッチング素子は、ラッチ式の接触器であり、停電が発生した場合に、リフティングマグネット2を励磁する電流を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット用電源回路に関するものである。
一般に、荷役作業や建設作業等において鉄片を持ち上げるためのリフティングマグネットが知られている。リフティングマグネットとしては、工場等の設備となっているもののほか、車両に搭載されるものもある。特許文献1には、リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット駆動回路が記載されている。この駆動回路がリフティングマグネットに電流を供給することで、励磁されたリフティングマグネットが鉄片等の積荷を吸着する。そして、停電等により外部からの電流が遮断された場合には、駆動回路に搭載されたバッテリーからリフティングマグネットに電流が供給され、吸着した鉄片等の積荷が突然落下することを防止している。
特開平8−308138号公報
しかしながら、バッテリーは一般的に高価な部品であるので、電源回路のコストダウンの妨げになる。また、バッテリーは定期的に交換が必要な部品でもあるので、メンテナンスの煩雑化の一因にもなる。また、バッテリーが嵩張る場合には装置の小型化の妨げにもなり、更には、バッテリーを組み込むことより回路全体が複雑化する場合もある。このような種々の理由から、この種のリフティングマグネット用電源回路では、上記のようなバッテリーを省略することが望まれる。しかしその一方で、停電時において積荷の突然の落下を避ける機能は、作業現場の危険防止の観点から欠かすことができない。
上記の問題に鑑み、本発明は、停電時における積荷の突然の落下の抑制機能を確保しながらも、停電時に使用するバッテリーを省略することができるリフティングマグネット用電源回路を提供することを目的とする。
本発明のリフティングマグネット用電源回路は、リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット用電源回路であって、高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子であって、その間のノードがリフティングマグネットの一端に接続される第1及び第2のスイッチング素子と、高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子であって、その間のノードがリフティングマグネットの他端に接続される第3及び第4のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子に並列に接続され、カソードがリフティングマグネットの一端に接続される整流素子と、を有し、リフティングマグネットの励磁及び消磁を制御するHブリッジ回路部を備え、Hブリッジ回路部の第1及び第4のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを励磁し、第2及び第3のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを消磁するようにリフティングマグネットに電流を供給し、第4のスイッチング素子が、ラッチ式の接触器であり、リフティングマグネットが励磁されているときに高電位側電源及び低電位側電源からの電流が遮断された場合に、リフティングマグネットを励磁する電流を維持することを特徴とする。
この電源回路では、第1及び第4のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを励磁し、積荷を吸着させる。リフティングマグネットが励磁されているときに、停電(高電位側電源及び低電位側電源からの電流が遮断される事象)が発生した場合、ラッチ式の接触器である第4のスイッチング素子は導通状態を維持する。そうすると、リフティングマグネット、第4のスイッチング素子、及び整流素子を環状に繋ぐ閉回路が形成されるので、停電直後においては上記閉回路で電流が還流する。従って、停電直後には、リフティングマグネットの励磁状態が維持され、積荷の突然の落下が抑制される。このように、上記電源回路では、停電直後に、バッテリー等の予備の電源からの電流を要せずにリフティングマグネットに電流が流れ、積荷の突然の落下が抑制される。その結果、停電時に積荷落下防止用として使用すべきバッテリーを省略することができる。
本発明のリフティングマグネット用電源回路は、リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット用電源回路であって、高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子であって、その間のノードがリフティングマグネットの一端に接続される第1及び第2のスイッチング素子と、高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子であって、その間のノードがリフティングマグネットの他端に接続される第3及び第4のスイッチング素子と、第3のスイッチング素子に並列に接続され、アノードがリフティングマグネットの他端に接続される整流素子と、を有し、リフティングマグネットの励磁及び消磁を制御するHブリッジ回路部を備え、Hブリッジ回路部の第1及び第4のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを励磁し、第2及び第3のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを消磁するようにリフティングマグネットに電流を供給し、第1のスイッチング素子は、ラッチ式の接触器であり、リフティングマグネットが励磁されているときに高電位側電源及び低電位側電源からの電流が遮断された場合に、リフティングマグネットを励磁する電流を維持することを特徴とする。
この電源回路では、第1及び第4のスイッチング素子を導通させてリフティングマグネットを励磁し、積荷を吸着させる。リフティングマグネットが励磁されているときに、停電が発生した場合、ラッチ式の接触器である第1のスイッチング素子は導通状態を維持する。そうすると、リフティングマグネット、整流素子、及び第1のスイッチング素子を環状に繋ぐ閉回路が形成されるので、停電直後においては上記閉回路で電流が還流する。従って、停電直後には、リフティングマグネットの励磁状態が維持され、積荷の突然の落下が抑制される。このように、上記電源回路では、停電直後に、バッテリー等の予備の電源からの電流を要せずにリフティングマグネットに電流が流れ、積荷の突然の落下が抑制される。その結果、停電時に積荷落下防止用として使用すべきバッテリーを省略することができる。
本発明のリフティングマグネット用電源回路によれば、停電時における積荷の突然の落下の抑制機能を確保しながらも、停電時に使用するバッテリーを省略することができる。
本発明の第1実施形態に係るリフティングマグネット用電源回路を示す回路図である。 図1に示すリフティングマグネット用電源回路における停電直後の電流の流れを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るリフティングマグネット用電源回路を示す回路図である。 図3に示すリフティングマグネット用電源回路における停電直後の電流の流れを示す図である。
以下、図面を参照して本発明のリフティングマグネット用電源回路の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は同等の部分に対しては同一の符号を付し重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るリフティングマグネット用電源回路1を示す回路図である。リフティングマグネット用電源回路1は、リフティングマグネット2に電力を供給する電源回路である。リフティングマグネット用電源回路1は、直流変換部3と、Hブリッジ回路部4と、消磁用エネルギー吸収部5とを備え、リフティングマグネット2の励磁及び消磁を行う回路である。
直流変換部3は、3相交流電源ACG(発電機)から供給された交流電圧VAC1〜VAC3を直流電圧VDCに変換する。直流変換部3は、正側出力端3a及び負側出力端3bを有しており、生成した直流電源電圧VDCを正側出力端3aと負側出力端3bとの間に提供する。本実施形態では、正側出力端3aが高電位側電源として機能し、負側出力端3bが低電位側電源として機能する。なお、直流変換部3は、単相交流電源から交流電圧を直流電圧に変換する形態であってもよい。また、発電機が直流発電機である場合に、直流変換部は設けられていてもよい。
本実施形態の直流変換部3は、6個のダイオード31a〜31fを含むブリッジ回路によって構成されており、三相全波整流を行う。具体的には、ダイオード31a〜31fのうち、ダイオード31a及び31bが直列に接続され、ダイオード31c及び31dが直列に接続され、ダイオード31e及び31fが直列に接続されている。また、ダイオード31a及び31bからなる組と、ダイオード31c及び31dからなる組と、ダイオード31e及び31fからなる組とは、互いに並列に接続されている。そして、これらのダイオードの組のカソード側の一端は正側出力端30aに電気的に接続されており、アノード側の他端は負側出力端30bに電気的に接続されている。
また、ダイオード31aとダイオード31bとの間には、3相交流電源ACGにおける一相の電源端子から延びる交流電源ライン11aが電気的に接続されている。ダイオード31cとダイオード31dとの間には、3相交流電源ACGにおける他の一相の電源端子から延びる交流電源ライン11bが電気的に接続されている。ダイオード31eとダイオード31fとの間には、3相交流電源ACGにおける更に他の一相の電源端子から延びる交流電源ライン11cが電気的に接続されている。なお、直流変換部は、これ以外にも例えばサイリスタを用いた純ブリッジ回路や、ダイオード及びサイリスタを用いた混合ブリッジ回路によって構成されていてもよい。直流変換部が純ブリッジ回路や混合ブリッジ回路によって構成される場合、サイリスタは、図示しない位相制御回路によって所定の制御角で位相制御される。
Hブリッジ回路部4は、リフティングマグネット2の励磁及び消磁を制御する。Hブリッジ回路部4は、第1〜第4のスイッチング素子41a〜41dと、該第1〜第4のスイッチング素子41a〜41dにそれぞれ並列に電気的に接続された第1〜第4の転流用ダイオード42a〜42dとを含むHブリッジ回路によって構成されている。
具体的には、第1のスイッチング素子41aの一端は直流変換部3の正側出力端3aに接続されており、第1のスイッチング素子41aの他端は第2のスイッチング素子41bの一端に接続されている。第2のスイッチング素子41bの他端は直流変換部3の負側出力端3bに接続されている。一方、第3のスイッチング素子41cの一端は、直流変換部3の正側出力端3aに接続されており、第3のスイッチング素子41cの他端は第4のスイッチング素子41dの一端に接続されている。第4のスイッチング素子41dの他端は直流変換部3の負側出力端3bに接続されている。
すなわち、正側出力端3a(高電位側電源)と負側出力端3b(低電位側電源)との間に、直列接続された第1及び第2のスイッチング素子41a,41bが存在している。同様に、正側出力端3aと負側出力端3bとの間に、直列接続された第3及び第4のスイッチング素子41c,41dが存在している。そして、リフティングマグネット2の一端2aが、第1のスイッチング素子41aと第2のスイッチング素子41bとの間のノード43aに接続されており、リフティングマグネット2の他端2cは、第3のスイッチング素子41cと第4のスイッチング素子41dとの間のノード43cに接続されている。
また、第1,第2,第4の転流用ダイオード42a,42b,42dのアノードは、それぞれ第1,第2,第4のスイッチング素子41a,41b,41dの他端に接続されており、第1,第2,第4の転流用ダイオード42a,42b,42dのカソードは、それぞれ第1,第2,第4のスイッチング素子41a,41b,41dの一端に接続されている。そして、第1のスイッチング素子41aの他端及び第2のスイッチング素子41bの一端はリフティングマグネット2の一端2aに接続されており、第3のスイッチング素子41cの他端及び第4のスイッチング素子41dの一端はリフティングマグネット2の他端2cに接続されている。
また、第3の転流用ダイオード42cのアノードは、第3のスイッチング素子41cの他端に接続されており、第3の転流用ダイオード42cのカソードは、直流変換部3の正側出力端3a側に、直接接続ではなく、抵抗素子46eを介して接続されている。リフティングマグネット2の全てのエネルギーを消磁用エネルギー吸収部5に戻すためには、大きなコンデンサ容量を必要とするので、抵抗素子46eで熱に変え必要量のみを消磁用エネルギー吸収部5に戻している。
第1〜第4のスイッチング素子41a〜41d各々の制御端子は図示しない制御回路に接続されており、第1〜第4のスイッチング素子41a〜41d各々における一端−他端間の導通状態は、該制御回路から提供される制御電流(または制御電圧)によって制御される。
第1のスイッチング素子41a及び第2のスイッチング素子41bは、例えば、n型トランジスタで構成される。この場合、第1のスイッチング素子41aを構成するn型トランジスタは、そのドレインが正側出力端3aに、そのソースが第2のスイッチング素子41bに接続される。また、第2のスイッチング素子41bを構成するn型トランジスタは、そのドレインが第1のスイッチング素子41aに、そのソースが負側出力端3bに接続される。第1のスイッチング素子41a及び第1の転流用ダイオード42aを、両者の機能を併せた1つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で構成してもよい。同様に、第2のスイッチング素子41b及び第2の転流用ダイオード42bを、両者の機能を併せた1つのIGBTで構成してもよい。第3のスイッチング素子41c及び第4のスイッチング素子41dは、例えば、交流用有接点スイッチ(交流用電磁接触器)である。交流用有接点スイッチとしては、機械的に接触する接点を有するスイッチであって、交流用電磁接触器(MCスイッチ)などの機械式の電磁接触器で構成される。
消磁用エネルギー吸収部5は、リフティングマグネット2の消磁を行う際にリフティングマグネット2に蓄積されたエネルギーを吸収するための回路部分である。消磁用エネルギー吸収部5は、直流変換部3の正側出力端3aと負側出力端3bとの間に接続されている。消磁用エネルギー吸収部5は、容量素子51を有している。なお、消磁用エネルギー吸収部5としては、様々な回路構成が適用可能である。
Hブリッジ回路部4は、それぞれ、第1〜第4のスイッチング素子41a〜41dにそれぞれ並列に接続されるスナバ回路(図示せず)を更に備えてもよい。
次に、リフティングマグネット用電源回路1の動作を説明する。
(リフティングマグネットの励磁動作モード)
Hブリッジ回路部4における第1のスイッチング素子41a及び第4のスイッチング素子41dを導通させる。これによって、直流変換部3の正側出力端3a、第1のスイッチング素子41a、リフティングマグネット2、第4のスイッチング素子41d、直流変換部3の負側出力端3bに励磁電流が流れる。これにより、リフティングマグネット2が励磁され、鉄片等の積荷を吸着して持ち上げることができる。
(リフティングマグネットの消磁動作モード)
Hブリッジ回路部4における第1のスイッチング素子41a及び第4のスイッチング素子41dを非導通とし、リフティングマグネット2の両端電圧を反転させる。これによって、リフティングマグネット2、第3の転流用ダイオード42c、消磁用エネルギー吸収部5における容量素子51、第2の転流用ダイオード42bに消磁電流が流れ、リフティングマグネット2に蓄積されたエネルギーが容量素子51に移乗すると共に容量素子51に蓄積される。これにより、リフティングマグネット2が消磁され、吸着していた鉄片等を解放することができる。
(リフティングマグネットの残留磁気の消磁動作モード)
ここで、リフティングマグネット2はヒステリシス特性によって残留磁気を有することとなる。そこで、Hブリッジ回路部4における第2のスイッチング素子41b及び第3のスイッチング素子41cを導通させる。これによって、消磁用エネルギー吸収部5における容量素子51、第3のスイッチング素子41c、リフティングマグネット2、第2のスイッチング素子41bに残留磁気の消磁電流が流れる。すなわち、容量素子51に蓄積された電荷によって、リフティングマグネット2において前述の励磁電流や消磁電流とは逆向きの残留磁気消磁電流が流れる。これにより、リフティングマグネット2が消磁され、吸着していた鉄片等を解放することができる。
上記の励磁動作モードにおいて、積荷を吸着した状態で停電が発生した場合を考える。この停電の際にリフティングマグネット2の吸着力が突然喪失すると、積荷が突然落下する可能性があるので、リフティングマグネット2の突然の吸着力喪失を避ける必要がある。そこで、上記のHブリッジ回路部4では、機械ラッチ式の電磁接触器を第4のスイッチング素子41dに採用している。なお、ラッチ式の接触器は、動作信号が停止した場合にも導通状態を維持する。このような機能の機械ラッチ式の電磁接触器としては、市販のものを使用することができる。
以上説明したリフティングマグネット用電源回路1による作用効果について説明する。
電源回路1では、前述の通り、消磁動作モードで使用する第2のスイッチング素子41bに対して転流用ダイオード42b(整流素子)が並列に接続されており、当該転流用ダイオード42bのカソード45b側がリフティングマグネット2の一端2aに接続されている。また、第4のスイッチング素子41dとして、ラッチ式の接触器が採用されている。
電源回路1では、第1のスイッチング素子41a及び第4のスイッチング素子41dを導通させてリフティングマグネット2を励磁し、積荷を吸着させる(励磁動作モード)。ここで、リフティングマグネット装置が励磁動作モードで動作している状態から、停電が発生した場合を考える。電源回路1は、例えば、3相交流電源ACGからの一次電圧が所定値(例えば、250V)を下回った場合に停電と判断し、MCCB(遮断器:図示せず)を遮断して受電電力の供給を停止し、リフティングマグネット装置の電源をOFFにする。
励磁動作モードからの停電直後においては、第4のスイッチング素子41dの動作信号が停止するが、第4のスイッチング素子41dはラッチ式であるので導通状態を維持する。そうすると、図2に示すように、リフティングマグネット2、第4のスイッチング素子41d、及び転流用ダイオード42bを環状に繋ぐ閉回路が形成されるので、停電直後においては上記閉回路で電流Iが還流する。
従って、停電直後には、電流Iによってリフティングマグネット2の吸着力が維持され、積荷の突然の落下が抑制される。このように、電源回路1では、停電直後に、バッテリー等の予備の電源を要せずにリフティングマグネット2に電流が流れることで、リフティングマグネット2の吸着力がある程度の時間維持され、積荷の突然の落下が抑制される。その結果、停電時に積荷落下防止用として使用すべきバッテリーを省略することができる。そして、バッテリーを省略することにより、電源回路及びリフティングマグネット装置のコストダウン、メンテナンスの容易化、装置の小型化、及び電源回路の簡易化を図ることができる。
(第2実施形態)
続いて、図3及び図4を参照して本発明のリフティングマグネット用電源回路の第2実施形態について詳細に説明する。図3は、本発明の実施形態に係るリフティングマグネット用電源回路201を示す回路図である。
電源回路201においては、第1のスイッチング素子41a及び第2のスイッチング素子41bが、例えば電磁接触器で構成され、第3のスイッチング素子41c及び第4のスイッチング素子41dが、例えばn型トランジスタで構成される。消磁動作モードで使用する第3のスイッチング素子41cに対して転流用ダイオード42c(整流素子)が並列に接続されており、当該転流用ダイオード42cのアノード47c側がリフティングマグネット2の他端2cに接続されている。また、第1のスイッチング素子41aとして、ラッチ式の接触器(例えば、機械ラッチ式の電磁接触器)が採用されている。
このような電源回路201において、励磁動作モードからの停電直後においては、第1のスイッチング素子41aの動作信号が停止するが、第1のスイッチング素子41aはラッチ式であるので導通状態を維持する。そうすると、図4に示すように、リフティングマグネット2、転流用ダイオード42c、抵抗素子46e、及び第1のスイッチング素子41a、を環状に繋ぐ閉回路が形成されるので、停電直後においては上記閉回路で電流Iが還流する。従って、電源回路201によっても、前述の電源回路1と同様の作用効果が奏される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形したものであってもよい。
1,201…リフティングマグネット用電源回路、2…リフティングマグネット、2a…リフティングマグネットの一端、2c…リフティングマグネットの他端、3a…正側出力端(高電位側電源)、3b…負側出力端(低電位側電源)、4…Hブリッジ回路部、41a…第1のスイッチング素子、41b…第2のスイッチング素子、41c…第3のスイッチング素子、41d…第4のスイッチング素子、42b…第2の転流用ダイオード(整流素子)、45b…第2の転流用ダイオードのカソード、42c…第3の転流用ダイオード(整流素子)、47c…第3の転流用ダイオードのアノード、43a,43b…ノード。

Claims (2)

  1. リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット用電源回路であって、
    高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子であって、その間のノードが前記リフティングマグネットの一端に接続される前記第1及び第2のスイッチング素子と、前記高電位側電源と前記低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子であって、その間のノードが前記リフティングマグネットの他端に接続される前記第3及び第4のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子に並列に接続され、カソードが前記リフティングマグネットの前記一端に接続される整流素子と、を有し、前記リフティングマグネットの励磁及び消磁を制御するHブリッジ回路部を備え、
    前記Hブリッジ回路部の前記第1及び第4のスイッチング素子を導通させて前記リフティングマグネットを励磁し、前記第2及び第3のスイッチング素子を導通させて前記リフティングマグネットを消磁するように前記リフティングマグネットに電流を供給し、
    前記第4のスイッチング素子は、
    ラッチ式の接触器であり、前記リフティングマグネットが励磁されているときに前記高電位側電源及び前記低電位側電源からの電流が遮断された場合に、前記リフティングマグネットを励磁する電流を維持することを特徴とするリフティングマグネット用電源回路。
  2. リフティングマグネットの励磁及び消磁を行うリフティングマグネット用電源回路であって、
    高電位側電源と低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子であって、その間のノードが前記リフティングマグネットの一端に接続される前記第1及び第2のスイッチング素子と、前記高電位側電源と前記低電位側電源との間に電気的に順に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子であって、その間のノードが前記リフティングマグネットの他端に接続される前記第3及び第4のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子に並列に接続され、アノードが前記リフティングマグネットの前記他端に接続される整流素子と、を有し、前記リフティングマグネットの励磁及び消磁を制御するHブリッジ回路部を備え、
    前記Hブリッジ回路部の前記第1及び第4のスイッチング素子を導通させて前記リフティングマグネットを励磁し、前記第2及び第3のスイッチング素子を導通させて前記リフティングマグネットを消磁するように前記リフティングマグネットに電流を供給し、
    前記第1のスイッチング素子は、
    ラッチ式の接触器であり、前記リフティングマグネットが励磁されているときに前記高電位側電源及び前記低電位側電源からの電流が遮断された場合に、前記リフティングマグネットを励磁する電流を維持することを特徴とするリフティングマグネット用電源回路。
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