JP2013196557A - サーバ、クライアント、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアント装置の負荷状態に応じ、クライアント装置の処理要求に対するサーバ装置からの応答情報を制御する。
【解決手段】サーバ装置であって、リクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段と、順次リクエストを取得するリクエスト取得手段と、前記リクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段と、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段と、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいかを判定する指標判定手段と、前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含むレスポンスを生成するレスポンス生成手段と、を含む。
【選択図】図2
【解決手段】サーバ装置であって、リクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段と、順次リクエストを取得するリクエスト取得手段と、前記リクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段と、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段と、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいかを判定する指標判定手段と、前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含むレスポンスを生成するレスポンス生成手段と、を含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、サーバ、クライアント、プログラムに関する。
クライアント・サーバシステムにおいて、サーバとクライアントでそれぞれ処理速度を算出して、サーバとクライアントで分散処理させる技術が知られている。具体的には、クライアントが自らの処理速度を算出し、当該処理速度とともにサーバに対し、サーバに処理を依頼する。そして、サーバは受信した処理速度と自らの処理速度に基づいて、端末及びサーバのいずれがタスクを処理すべきか判断する(特許文献1参照)。
クライアントサーバのシステムで、Webアプリケーションにおけるクライアント装置のWebブラウザの描画処理など、クライアント装置で実施する処理において、クライアント装置の負荷状態に応じ、クライアント装置の処理要求に対するサーバ装置からの応答の情報を制御できるサーバ装置及びクライアント装置及びプログラムを提供する。
請求項1に記載のサーバ装置は、クライアント装置からの処理要求の情報であるリクエストを識別するリクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段と、前記クライアント装置から順次リクエストを取得するリクエスト取得手段と、前記取得されたリクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間に関する処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段と、前記取得されたリクエスト識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段と、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいか否かを判定する指標判定手段と、前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含む、前記リクエストに対する応答の情報であるレスポンスを生成するレスポンス生成手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載のサーバ装置は、請求項1に記載のサーバ装置において、前記リクエスト識別情報は、前記クライアント装置における描画対象であるURLを識別するURL識別情報であり、前記指標判定手段が、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報以下であると判定した場合には、前記レスポンス生成手段は、前記URLに対する描画内容を前記描画処理の負荷が異なる描画情報のうち、前記描画処理の負荷が低い描画情報をHTMLで表現した情報として含むようにレスポンスを生成する、ことを特徴とする。
請求項3に記載のサーバ装置は、請求項2に記載のサーバ装置において、前記指標判定手段が、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいと判定した場合には、前記URLに対する描画内容を表す描画情報と、前記描画情報に応じたHTMLの生成を前記クライアント装置に行うよう指示する描画指示とを含むレスポンスを生成する、ことを特徴とする。
請求項4に記載のサーバ装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のサーバ装置において、前記指標管理情報には、更に、前記クライアント装置を識別するクライアント識別情報が関連付けられ、前記参照処理時間情報取得手段は、更に、前記クライアント識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する、ことを特徴とする。
請求項5に記載のサーバ装置は、請求項4に記載のサーバ装置において、前記指標管理情報には、更に、各クライアント装置のスペックを表すスペック情報が関連付けられ、前記参照処理時間情報取得手段は、前記クライアント装置と同一のスペック情報に関連付けられるとともに、他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報を取得し、前記サーバ装置は、更に、前記他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報に基づいて、前記指標管理情報を更新する更新部を含む、ことを特徴とする。
請求項6に記載のサーバ装置は、請求項5に記載のサーバ装置において、前記サーバ装置は、前記処理時間情報が前記他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報より大きいか否かを示す同スペック指標判定手段を含み、前記更新部は、前記同スペック判定手段の判定結果に応じて、前記指標管理情報を更新することを特徴とする。
請求項7に記載のクライアント装置は、第1のリクエスト及び第2のリクエストを順に送信するリクエスト送信手段と、前記第1のリクエストに対するサーバ装置からのレスポンスを取得するレスポンス取得部と、前記レスポンスに応じて描画処理を行う描画処理手段と、前記描画処理に要した処理時間を計数する時間計数部と、前記第1のリクエストを識別するリクエスト識別情報及び前記処理時間に関する処理時間情報を含む、前記第1のリクエストの次に送信する第2のリクエストを生成するリクエスト生成手段と、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載のプログラムは、クライアント装置からの処理要求の情報であるリクエストを識別するリクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段、前記クライアント装置から順次リクエストを取得するリクエスト取得手段、前記取得されたリクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間に関する処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段、前記取得されたリクエスト識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいか否かを判定する指標判定手段、及び、前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含む、前記リクエストに対する応答の情報であるレスポンスを生成するレスポンス生成手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項9に記載のプログラムは、第1のリクエスト及び第2のリクエストを順に送信するリクエスト送信手段、前記第1のリクエストに対するサーバ装置からのレスポンスを取得するレスポンス取得手段、前記レスポンスに応じて描画処理を行う描画処理手段、前記描画処理に要した処理時間を計数する時間計数手段、前記第1のリクエストを識別するリクエスト識別情報及び前記処理時間に関する処理時間情報を含む、前記第1のリクエストの次に送信する第2のリクエストを生成するリクエスト生成手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1、7、8、9の発明によれば、クライアント装置の負荷状態に応じて、サーバ装置からのレスポンスを制御し、クライアント装置の負荷を制御することができる。
請求項2の発明によれば、負荷情報に応じて、クライアント装置において描画内容を描画処理の負荷が低いHTMLで表現した描画内容を表示することができる。
請求項3の発明によれば、負荷情報に応じ、クライアント装置の処理能力に基づく描画内容を表示することができる。
請求項4の発明によれば、クライアント装置毎に、クライアント装置の負荷状態に応じて、サーバ装置からのレスポンスを制御し、クライアント装置の負荷を制御することができる。
請求項5、6の発明によれば、同一スペックのクライアントの指標を表す指標管理情報に基づいて、各クライアントの指標を表す指標管理情報が更新される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の概要について説明するための図である。図1に示すように、情報処理システム100は、ネットワーク130(例えば、インターネット)を介して接続された情報処理装置であるサーバ110及びクライアント120を有する。なお、図1においては、情報処理システム100は、1のクライアント120のみを有しているが、その他複数のクライアント120を有してもよい。
サーバ110は、制御部111、記憶部112、通信部113を含む。制御部111は、例えば、CPU等であって、記憶部112に格納されたプログラムに従って動作する。記憶部112は、例えば、ハードディスクやROMやRAM等の情報記録媒体で構成され、制御部111によって実行されるプログラムを保持する情報記録媒体である。また、記憶部112は、制御部111のワークメモリとしても動作する。
通信部113は、ネットワークインターフェースであって、制御部111からの指示にしたがって、ネットワーク130を介して、情報を送受信する。なお、制御部111、記憶部112、通信部113は、それぞれ、バス114を介して接続される。
また、クライアント120は、制御部121、通信部122、記憶部123、表示部124、操作部125を含む。同様に、各部121乃至125は、バス126を介して接続される。上述したサーバ110と同様に、制御部121は、例えば、CPU等であって、記憶部112に格納されたプログラムに従って動作する。記憶部123は、例えば、ハードディスクやROMやRAM等の情報記録媒体で構成され、制御部121によって実行されるプログラムを保持する情報記録媒体である。また、記憶部123は、制御部121のワークメモリとしても動作する。
操作部125は、例えば、キーボード、マウス、ボタン等のインターフェースで構成され、ユーザの指示操作に応じて、当該指示操作の内容を制御部121に出力する。表示部124は、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、または有機ELディスプレイ等であって、制御部121からの指示に従い、情報を表示する。
なお、上記制御部111及び121で処理されるプログラムは、例えば、ネットワークを介して、ダウンロードされて提供されてもよいし、または、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な各種の情報記録媒体によって提供されてもよい。なお、上記サーバ110やクライアント120の構成は一例であってこれに限定されるものではない。また、サーバ110及びクライアント120の機能的な構成の詳細については、後述する。
図2は、サーバの機能的構成について説明するための図である。図2に示すように、サーバ110は、リクエスト取得部201、負荷情報取得部202、レスポンス生成部205、レスポンス送信部206、判定部210、更新部220、指標管理情報記憶部230を含む。
なお、下記においては、説明の簡略化のため、主に、クライアント識別情報Aで識別されるクライアント120(以下、「クライアントA」という)において、URL1(Uniform Resource Locator)に対応する画面をリッチUI(User
Interface)で表示している状態で、URL2にアクセスした場合を例として説明する。また、URL1に対応する画面を表示する画面を表示するのに要した描画処理時間が0.4(ms)の場合を例として説明する。
Interface)で表示している状態で、URL2にアクセスした場合を例として説明する。また、URL1に対応する画面を表示する画面を表示するのに要した描画処理時間が0.4(ms)の場合を例として説明する。
リクエスト取得部201は、クライアント120から種々の処理要求の情報であるリクエストを取得する。具体的には、例えば、上記例の場合、クライアントAにおいてURL2へのアクセスを指示した際におけるサーバ110からの応答の情報であるレスポンスについてのリクエストを取得する。なお、サーバ110からのレスポンスの詳細については後述する。
負荷情報取得部202は、取得されたリクエストに含まれる負荷情報を取得する。ここで、負荷情報とは、例えば、現在要求している画面の1つ前の画面に関するURL識別情報、描画処理時間情報、及び、クライアント識別情報を含む。具体的には、上記例の場合、図3に示す情報が負荷情報として、負荷情報取得部202により取得される。なお、当該負荷情報は、リクエストとは別にクライアント120から送信され、当該負荷情報が、負荷情報取得部202により取得されるように構成してもよい。
指標管理情報記憶部230は、例えば、図4に示すように、クライアント識別情報、URL識別情報、描画処理時間情報、スペック情報、アクセス情報、シンプルUIフラグを関連付けて、表の形式で、記憶する。ここで、クライアント識別情報とは、クライアント120を識別する情報であって、例えば、クライアント120のIPアドレスやCookieなどを利用した識別情報である。描画処理時間情報とは、例えば、URLについてクライアント120で描画するのに要した時間(ms)を示す。アクセス情報とは、例えば、各URLについてアクセスされた回数を示す。シンプルUIフラグとは、例えば、前回アクセスされたURLについての画像を、シンプルなUIで表示されたか、リッチなUIで表示されたかを示す。
ここで、シンプルなUIで表示された画面の一例を図5に示す。図5に示すように、シンプルなUIで表示される場合、例えば、画面には必要となる主要な情報(例えば、文書のリスト、担当者、作成日時等の情報)のみを表示し、画面は、画面のデザインやUIをスクリプト言語であるJavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)を用いずに、HTMLだけで構築される。逆に、例えば、Webページを動的に表示するようなリッチなUIで表示される場合、画面のデザインやUIをJavaScriptやCSSを用いて構築された画面のみを表示する。つまり、当該シンプルなUIを表示する際の端末120の負荷は、リッチなUIを表示する場合に比べて低い。
なお、本実施の形態においては、例えば、図5に示すように、シンプルUIによる画面表示を解除するチェックボックスを設け、このチェックボックスが選択された状態で送信ボタンがクリックされた場合や画面中のリンク(図中の下線付き文字)をクリックした場合に、シンプルUIによる画面表示の解除要求がサーバ110に送信され、サーバ110が、当該解除要求に応じて、対応するクライアント120にリッチなUIを描画するよう指示するように構成してもよい。
判定部210は、UI判定部203、指標判定部204、同スペック指標判定部207、指標管理情報取得部208、同スペック指標管理情報取得部209を含む。指標管理情報取得部208は、取得された負荷情報に基づいて、指標管理情報記憶部230から、当該負荷情報に対応する指標管理情報を取得する。具体的には、上記例の場合、図3に示す負荷情報が取得されているので、負荷情報に含まれるクライアント識別情報:A、URL識別情報:URL1に基づいて、図4に示したクライアント識別情報:A、URL識別情報:URL1、描画処理時間情報:0.5、スペック情報:5、アクセス情報:4、シンプルUIフラグ:Falseを含む指標情報を取得する。
UI判定部203は、取得された指標管理情報に含まれるシンプルUIフラグがシンプルUIを示しているか否か判定する。上記例の場合、UI判定部203は、シンプルUIフラグがFalseであるので、シンプルUIを示していないと判定する。
指標判定部204は、UI判定部203がシンプルUIを示していないと判定した場合には、負荷情報に含まれる描画処理時間情報(以下、「処理時間情報」という)が、取得された指標管理情報に含まれる描画処理時間情報(以下、「参照処理時間情報」という)より大きいか否かを判定する。具体的には、上記例の場合、指標判定部204は、処理時間情報が0.4で参照処理時間情報が0.5であるので、処理時間情報が参照処理時間情報以下であると判定する。
レスポンス生成部205は、UI判定部203の判定結果や、指標判定部204の判定結果に応じたレスポンスを生成する。具体的には、UI判定部203がシンプルUIであると判定した場合、及び、指標判定部204が、処理時間情報が参照処理時間情報より大きいと判定した場合には、クライアント120での描画処理の負荷の低い、シンプルな描画内容を含むレスポンスを生成する。一方、指標判定部204が、処理時間情報が参照処理時間情報以下であると判定した場合には、クライアント120にリッチなUIの描画処理を行う指示を含むレスポンスを生成する。具体的には、上記例の場合、指標判定部204は、処理時間情報が参照処理時間情報以下であると判定するので、クライアントAにURL2についてリッチなUIの描画処理を行う指示を含むレスポンスを生成する。なお、リッチなUIでの描画処理は、例えば、クライアント120の処理能力に基づく処理に相当する。
レスポンス送信部206は、レスポンス生成部205により生成されたレスポンスを対応するクライアント120に送信する。
次に、主に、指標管理情報記憶部230に記憶された指標管理情報を更新するためのサーバ110の機能的構成について説明する。
同スペック指標管理情報取得部209は、取得された負荷情報及び指標管理情報に基づき、同じスペックのクライアントについての指標管理情報(同スペック指標管理情報)を指標管理情報取得部208から取得する。具体的には、上記例の場合、クライアント識別情報:A、URL識別情報:URL1、スペック情報:5が取得されていることから、同スペック指標管理情報として、クライアント識別情報:B、URL識別情報:URL1、描画処理時間情報:0.7、スペック情報:5、アクセス情報:4、シンプルUIフラグ:Falseを含む指標情報を取得する。
同スペック指標判定部207は、UI判定部203がシンプルUIでないと判定した場合、取得された同スペック指標管理情報に含まれる参照処理時間情報(同スペック参照処理時間情報)より大きいか否かを判定する。上記例の場合、同スペック指標判定部207は、処理時間情報が0.4であるので、同スペック参照処理時間情報0.7以下であると判定する。
更新部220は、図6に示すように、指標更新部601、更新情報算出部602、補正値算出部603、フラグ更新部604を含む。更新部220は、処理時間情報が、同じスペックのクライアント120の参照処理時間情報(同スペック参照処理時間情報)以下であると判定した場合には、処理時間情報、参照処理時間情報、アクセス回数情報に基づいて、更新情報を算出し、参照処理時間情報を更新情報に更新する。具体的には、例えば、今までの描画処理時間と負荷情報に含まれる描画処理時間との平均値に更新する。
より具体的には、例えば、更新情報算出部602は、(参照処理時間情報*アクセス回数情報+処理時間情報)/(アクセス回数情報+1)を行い、更新情報を算出する。つまり、上記例の場合(0.5*4+0.4)/(4+1)=0.48を求める。そして、指標更新部601は、参照処理時間情報0.5を0.48に更新するとともに、アクセス回数についても1加算した値である5に更新する。上記のように、更新された指標管理情報記憶部230に記憶された指標管理情報を図7に示す。
また、更新部220は、処理時間情報が、同じスペックのクライアント120の参照処理時間情報(同スペック参照処理時間情報)より大きいと判定した場合には、更新情報の算出に、同じスペックの参照処理時間情報に基づく補正値を用いる。この場合の具体例として、主に、クライアント識別情報Bで識別されるクライアント120(以下、「クライアント120B」という)において、URL1に対応する画面をリッチUIで表示している状態で、URL2にアクセスした場合について説明する。また、クライアント120BにおいてURL1に対応する画面を表示する画面を表示するのに要した描画処理時間(処理時間情報)を0.8(ms)として説明する。
上記例の場合、補正値算出部603は、例えば、(処理時間情報−同スペック参照処理時間情報)/2を補正値として算出する。なお、上記の他、補正値算出部603は、処理時間情報の同スペック参照処理時間情報に対する分散などその他の値を用いて補正値を求めてもよい。
次に、更新情報算出部602は、(参照処理時間情報*アクセス回数情報+処理時間情報)/(アクセス回数情報+1)を行い、更新情報を算出するが、この場合、当該補正値により処理時間情報を補正した値(処理時間情報ー補正値)を処理時間情報の代わりに用いる。上記例の場合、(0.7*5+(0.8−0.15)/(5+1)=0.61が算出される。そして、指標更新部601は、参照処理時間情報0.7を0.61に更新するとともに、アクセス回数についても1加算した値である6に更新する。上記のように、更新された指標管理情報記憶部230に記憶された指標管理情報を図7に示す。
フラグ更新部604は、レスポンス生成部205により生成されたレスポンスに応じて、対応する指標管理情報に含まれるフラグを更新する。具体的には、例えば、シンプルな描画内容を含むレスポンスが生成された場合には、シンプルUIフラグをTrueに更新し、リッチなUIの描画処理を行う指示を含むレスポンスが生成された場合には、シンプルUIフラグをFalseに更新する。なお、変更がない場合にはフラグの状態を変更しない、つまり、維持することはいうまでもない。より具体的には、例えば、上記のクライアントAについての例の場合には、上記のようにリッチなUIの描画処理を行う指示を含むレスポンスが生成されるので、図7に示すように、フラグ更新部604はシンプルUIフラグをFalseに維持する。一方、上記クライアント120Bについての例の場合には、処理時間情報が参照処理時間情報より大きいので、シンプルな描画内容を含むレスポンスが生成される。よって、シンプルUIフラグは、図7に示すように、Trueに更新される。
次に、図8を用いて、クライアント120の機能的構成について説明する。図8に示すように、クライアント120は、機能的に、レスポンス取得部801、描画処理部802、時間計数部803、リクエスト生成部804、リクエスト送信部805を含む。
なお、下記においては、上記と同様に、主に、クライアントAにおいて、URL1に対応する画面をリッチUIで表示している状態で、URL2にアクセスした場合を例として説明する。
レスポンス取得部801は、サーバ110からのレスポンスを取得する。描画処理部802は、レスポンスに応じて、描画処理を行う。具体的には、例えば、描画処理部802は、レスポンスに応じて、シンプルなHTMLに基づいた描画処理、または、リッチなUIの描画処理を行う。
時間計数部803は、描画処理に要した時間(描画処理時間)を計測する。具体的には、例えば、クライアント120において、各URLを表示するのに要した時間を計測する。
リクエスト生成部804は、上記描画処理時間を示す描画処理時間情報を含む負荷情報とともに、リクエストをサーバ110に送信する。ここで、リクエストとは、上記例の場合、クライアントAにおいてURL2へのアクセスを指示した際におけるサーバ110からのレスポンスの要求に相当する。具体的には、リクエスト生成部804は、URL1に対応する画面を表示する画面を表示するのに要した描画処理時間が0.4(ms)の場合、当該URL1を識別するURL識別情報や当該描画処理時間を0.4(ms)を示す描画処理時間情報を含む負荷情報を含めたリクエストを生成する。また、当該負荷情報には、クライアント識別情報などその他の情報が含まれてもよいことは上述のとおりである。
リクエスト送信部805は、リクエスト生成部804により生成されたリクエストをサーバ110に送信する。
次に、本実施の形態におけるサーバ110の処理のフローについて説明する。図9は、サーバの処理のフローの一例について説明するための図である。図9に示すように、まず、リクエスト取得部201は、クライアント120からリクエストを取得する(S101)。負荷情報取得部202は、取得されたリクエストに含まれる負荷情報を取得する(S102)。指標管理情報取得部208は、取得された負荷情報に基づいて、指標管理情報記憶部230から、当該負荷情報に対応する指標管理情報を取得する(S103)。
UI判定部203は、取得された指標管理情報に含まれるシンプルUIフラグがシンプルUIを示しているか否か判定する(S104)。指標判定部204は、UI判定部203がシンプルUIを示していないと判定した場合には、負荷情報に含まれる描画処理時間情報(以下、「処理時間情報」という)が、取得された指標管理情報に含まれる描画処理時間情報(以下、「参照処理時間情報」という)より大きいか否かを判定する(S105)。
レスポンス生成部205は、S104でUI判定部203がシンプルUIであると判定した場合、または、S105で指標判定部204が、処理時間情報が参照処理時間情報より大きいと判定した場合には、クライアント120での描画処理の負荷の低いシンプルなHTMLを生成する(S106)。
一方、レスポンス生成部205は、S105で指標判定部204が、処理時間情報が参照処理時間情報以下であると判定した場合には、クライアント120にリッチなUIの描画処理を行う指示を含むレスポンスを生成する(S107)。
次に、主に、指標管理情報記憶部230に記憶された指標管理情報を更新するためのサーバ110の処理のフローについて説明する。UI判定部203は、取得された指標管理情報に含まれるシンプルUIフラグがシンプルUIを示しているか否か判定する(S108)。なお、S108を設けずに、S101の結果を利用するように構成してもよい。
UI判定部203が、シンプルUIフラグがシンプルUIを示していないと判定した場合、同スペック指標管理情報取得部209は、取得された負荷情報及び指標管理情報に基づき、同じスペックのクライアントについての指標管理情報(同スペック指標管理情報)を指標管理情報取得部208から取得する(S109)。同スペック指標判定部207は、取得された同スペック指標管理情報に含まれる参照処理時間情報(同スペック参照処理時間情報)より大きいか否かを判定する(S110)。補正値算出部603は、処理時間情報が、同スペック参照処理時間情報より大きいと判定した場合には、同じスペックの参照処理時間情報に基づく補正値を算出する(S111)。
一方、更新情報算出部602は、処理時間情報が、同スペック参照処理時間情報以下であると判定した場合には、処理時間情報、参照処理時間情報、アクセス回数情報に基づいて、更新情報を算出する(S112)。ここで、S111で補正値が算出されている場合には、当該補正値を用いて更新情報を算出する。なお、補正値や更新情報の算出の詳細については上述のとおりである。
指標更新部601は、更新情報に基づいて、指標管理情報を更新する(S113)。フラグ更新部604は、レスポンス生成部205により生成されたレスポンスに応じて、対応する指標管理情報に含まれるフラグを更新する(S114)。レスポンス送信部206は、レスポンス生成部205により生成されたレスポンスを対応するクライアント120に送信する(S115)。そして、処理を終了する。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。具体的には、例えば、指標管理情報記憶部230は、指標管理情報に、ネットワークの負荷を示す情報を更に関連付けて記憶し、当該ネットワークの負荷があらかじめ設定された指標を超過したか否かに応じて、キャッシュに保存された表示内容を表示するか、上記のようなレスポンスに応じた表示内容を表示するように構成してもよい。
110 サーバ、111、121 制御部、112、123 記憶部、113 通信
部、124 表示部、125 操作部、201 リクエスト取得部、202 負荷情報取得部、203 UI判定部、204 指標判定部、205 レスポンス生成部、206 レスポンス送信部、207 同スペック判定部、208 指標管理情報取得部、209 同スペック指標管理情報取得部、210 判定部、220 更新部、230 指標管理情報記憶部、601 指標更新部、602 更新情報算出部、603 補正値算出部、604 フラグ更新部、801 レスポンス取得部、802 描画処理部、803 時間計数部、804 リクエスト生成部、805 リクエスト送信部。
部、124 表示部、125 操作部、201 リクエスト取得部、202 負荷情報取得部、203 UI判定部、204 指標判定部、205 レスポンス生成部、206 レスポンス送信部、207 同スペック判定部、208 指標管理情報取得部、209 同スペック指標管理情報取得部、210 判定部、220 更新部、230 指標管理情報記憶部、601 指標更新部、602 更新情報算出部、603 補正値算出部、604 フラグ更新部、801 レスポンス取得部、802 描画処理部、803 時間計数部、804 リクエスト生成部、805 リクエスト送信部。
Claims (9)
- クライアント装置からの処理要求の情報であるリクエストを識別するリクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段と、
前記クライアント装置から順次リクエストを取得するリクエスト取得手段と、
前記取得されたリクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間に関する処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段と、
前記取得されたリクエスト識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段と、
前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいか否かを判定する指標判定手段と、
前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含む、前記リクエストに対する応答の情報であるレスポンスを生成するレスポンス生成手段と、
を含むサーバ装置。 - 前記リクエスト識別情報は、前記クライアント装置における描画対象であるURLを識別するURL識別情報であり、
前記指標判定手段が、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報以下であると判定した場合には、前記レスポンス生成手段は、前記URLに対する描画内容を前記描画処理の負荷が異なる描画情報のうち、前記描画処理の負荷が低い描画情報をHTMLで表現した情報として含むようにレスポンスを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記指標判定手段が、前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいと判定した場合には、前記URLに対する描画内容を表す描画情報と、前記描画情報に応じたHTMLの生成を前記クライアント装置に行うよう指示する描画指示とを含むレスポンスを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。 - 前記指標管理情報には、更に、前記クライアント装置を識別するクライアント識別情報が関連付けられ、
前記参照処理時間情報取得手段は、更に、前記クライアント識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサーバ装置。 - 前記指標管理情報には、更に、各クライアント装置のスペックを表すスペック情報が関連付けられ、
前記参照処理時間情報取得手段は、前記クライアント装置と同一のスペック情報に関連付けられるとともに、他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報を取得し、
前記サーバ装置は、更に、前記他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報に基づいて、前記指標管理情報を更新する更新部を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ装置。 - 前記サーバ装置は、前記処理時間情報が前記他のクライアント装置のクライアント識別情報に関連付けられた参照処理時間情報より大きいか否かを示す同スペック指標判定手段を含み、
前記更新部は、前記同スペック判定手段の判定結果に応じて、前記指標管理情報を更新することを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。 - 第1のリクエスト及び第2のリクエストを順に送信するリクエスト送信手段と、
前記第1のリクエストに対するサーバ装置からのレスポンスを取得するレスポンス取得部と、
前記レスポンスに応じて描画処理を行う描画処理手段と、
前記描画処理に要した処理時間を計数する時間計数部と、
前記第1のリクエストを識別するリクエスト識別情報及び前記処理時間に関する処理時間情報を含む、前記第1のリクエストの次に送信する第2のリクエストを生成するリクエスト生成手段と、
を含むクライアント装置。 - クライアント装置からの処理要求の情報であるリクエストを識別するリクエスト識別情報、及び、参照処理時間情報が関連付けられた指標管理情報を複数記憶する指標管理情報記憶手段、
前記クライアント装置から順次リクエストを取得するリクエスト取得手段、
前記取得されたリクエストの前のリクエストに対する前記クライアント装置における処理時間に関する処理時間情報、及び、前記前のリクエストを識別するリクエスト識別情報を取得する負荷情報取得手段と、
前記取得されたリクエスト識別情報に基づいて、前記指標管理情報記憶手段から、前記参照処理時間情報を取得する参照処理時間情報取得手段、及び、
前記処理時間情報が前記参照処理時間情報より大きいか否かを判定する指標判定手段と、
前記指標判定手段の判定結果に応じて、前記クライアント装置における描画処理の負荷が異なる描画情報を含む、前記リクエストに対する応答の情報であるレスポンスを生成するレスポンス生成手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。 - 第1のリクエスト及び第2のリクエストを順に送信するリクエスト送信手段、
前記第1のリクエストに対するサーバ装置からのレスポンスを取得するレスポンス取得手段、
前記レスポンスに応じて描画処理を行う描画処理手段、
前記描画処理に要した処理時間を計数する時間計数手段、
前記第1のリクエストを識別するリクエスト識別情報及び前記処理時間に関する処理時間情報を含む、前記第1のリクエストの次に送信する第2のリクエストを生成するリクエスト生成手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012064891A JP2013196557A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | サーバ、クライアント、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012064891A JP2013196557A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | サーバ、クライアント、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013196557A true JP2013196557A (ja) | 2013-09-30 |
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ID=49395370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012064891A Pending JP2013196557A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | サーバ、クライアント、プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013196557A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015097063A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 富士通株式会社 | 情報処理装置、画面制御プログラム及び画面制御方法 |
-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012064891A patent/JP2013196557A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015097063A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 富士通株式会社 | 情報処理装置、画面制御プログラム及び画面制御方法 |
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