JP2013195343A - トモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法 - Google Patents

トモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法 Download PDF

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憲明 一条
Shinsuke Matsuno
伸介 松野
Susumu Tokuyoshi
晋 徳良
Yoshikatsu Tochigi
善克 栃木
Shu Kaminoyama
周 上ノ山
Kazuhiko Nishi
和彦 仁志
Ryuta Misumi
隆太 三角
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Abstract

【課題】被計測物における計測断面の形状に依拠することなく電気インピーダンス分布を正確に計測することができるトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法を提供する。
【解決手段】容器2内に昇降可能に配置され被計測物A内に挿入されて計測断面B内に配置可能な複数の電極3と、電流負荷電極3aに電流を供給する電源4と、計測対象電極3bの電位差を計測する電圧計5と、電流負荷電極3aに対して全ての計測対象電極3bの電位差を計測するとともに、全ての組合せの電流負荷電極3aを選択して計測対象電極3bの全ての電位差を計測することによって、電流負荷電極3a及び計測対象電極3bの全ての組合せについて電位差の計測データを取得して電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、被計測物Aの電気インピーダンスの分布を導出する演算部6と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、被計測物の内部断面における電気インピーダンスの分布を計測するトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法に関し、特に、被計測物における計測断面の形状に依拠することなく計測可能なトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法に関する。
従来、計測対象の内部断面における電気インピーダンスの分布を計測する方法として、電気インピーダンス・トモグラフィ法(Electrical Impedance Tomography)が用いられている(例えば、特許文献1乃至3参照)。電気インピーダンス・トモグラフィ法では、被計測物の外周に複数の電極を配置し、隣接する一対の電極間に電流を流して他の隣接する一対の電極間の電位差を測定することを全ての電極の組合せで繰り返し、測定した全電位差から所定のアルゴリズムを用いて計測対象の内部断面における電気インピーダンスの分布を算出する。
例えば、電気インピーダンス・トモグラフィ法は、特許文献1等に記載されたように、患者の胸郭内部に癌細胞があるか否かを診断したり、アクリル樹脂等の電気的非伝導材料から構成された槽又はパイプライン内の内容物に異物が含まれるか否かを判別したりするために使用される。これらは、癌細胞と正常な細胞、内容物と異物との間における電気インピーダンスの違いを利用したものである。
特許第3759606号 特表2010−504781号公報 特表平9−510014号公報
ところで、上述した電気インピーダンス・トモグラフィ法では、電極を被計測物の側面部に配置することが一般的であり、他の方法はとられてこなかった。しかしながら、設計要件等の制約条件により、被計測物の側面部に電極を配置することができない場合には、電気インピーダンス・トモグラフィ法による計測そのものができなくなってしまうという問題があった。また、電気インピーダンス・トモグラフィ法では、電位差測定時における計測断面における等電位線分布が各測定時において略一致する又は近似した形状となることが好ましいところ、被計測物を収容する容器が矩形形状や多角形状の場合に、電極を被計測物の側面部に配置しても、電位差測定時における計測断面における等電位線分布が各測定時において異なる形状となってしまい、電気インピーダンス分布画像を再構成した場合の精度が低下し、正確な計測が困難になってしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、被計測物における計測断面の形状に依拠することなく電気インピーダンス分布を正確に計測することができるトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器内に収容された液体状の被計測物における計測断面の電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ装置であって、前記容器内に昇降可能に配置され前記被計測物内に挿入されて前記計測断面内に配置可能な複数の電極と、前記複数の電極から選択される一対の電流負荷電極に電流を供給する電源と、前記複数の電極から選択される他の一対の計測対象電極の電位差を計測する電圧計と、前記電流負荷電極に対して全ての前記計測対象電極の電位差を計測するとともに、前記複数の電極に対して全ての組合せの前記電流負荷電極を選択して前記計測対象電極の全ての電位差を計測することによって、前記電流負荷電極及び前記計測対象電極の全ての組合せについて電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて前記電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、前記被計測物の電気インピーダンスの分布を導出する演算部と、を有することを特徴とするトモグラフィ装置が提供される。
前記複数の電極は、前記計測断面内で円周上に等間隔に配置されていてもよい。また、前記電極は、耐熱性及び耐食性を有する外筒と、該外筒に先端部が露出するように挿入される電極本体と、により構成されていてもよい。また、前記容器は、例えば、ガラス溶融炉であり、前記被計測物は、例えば、溶融ガラスである。
また、本発明によれば、電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器内に収容された液体状の被計測物における計測断面の電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ計測方法であって、前記計測断面内に複数の電極を配置して前記計測断面を複数の計測領域に分割するメッシュ作成工程と、前記複数の電極から選択される一対の電流負荷電極に電流を供給して、前記複数の電極から選択される他の一対の計測対象電極の電位差を計測する電位差計測工程と、前記電位差計測工程を繰り返して、前記電流負荷電極及び前記計測対象電極の全ての組合せについて計測された電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて前記電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、前記被計測物の電気インピーダンスの分布を導出する電気インピーダンス分布導出工程と、を有し、前記複数の電極は、計測開始前に前記被計測物内に挿入され、計測終了後に前記被計測物から離脱される、ことを特徴とするトモグラフィ計測方法が提供される。
前記メッシュ作成工程において、前記複数の電極は、前記計測断面内で円周上に等間隔に配置されていてもよい。また、前記電位差計測工程において、前記電流負荷電極から放射状に電流を放出させるようにしてもよいし、中心方向のみに電流を放出させるようにしてもよい。
上述した本発明に係るトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法によれば、電気インピーダンス・トモグラフィ法で使用する電極を、計測時に被計測物内に挿入して計測断面内に配置し、計測終了後に被計測物から離脱するようにしたことにより、例えば、被計測物を収容する容器が矩形形状であったり多角形状であったりした場合であっても、容器形状(すなわち、被計測物の計測断面形状)に依拠することなく、円周上に電極を等間隔に配置することができ、電気インピーダンス分布を正確に計測することができる。
本発明の第一実施形態に係るトモグラフィ装置を示す図であり、(a)は全体構成図、(b)は計測断面Bにおける断面図、を示している。 図1に示した電極を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は第一変形例、(c)は第二変形例、(d)は第三変形例、(e)は第四変形例、を示している。 図1に示した電極配置を示す図であり、(a)は上面図、(b)は第一変形例、(c)は第二変形例、(d)は第三変形例、を示している。 本実施形態に係るトモグラフィ計測方法を示すフローチャートである。 電極配置及び電流放出方法と電流の流れとの関係を示す図であり、(a)は電極配置及び電流放出方法の第一例、(b)は第一例による電流の流れ、(c)は電極配置及び電流放出方法の第二例、(d)は第二例による電流の流れ、(e)は電極配置及び電流放出方法の比較例、(f)は比較例による電流の流れ、を示している。 再構成した電気インピーダンス分布画像を示す図であり、(a)は真の分布、(b)は図5(a)に示した第一例による分布、(c)は図5(b)に示した第二例による分布、(d)は図5(c)に示した比較例による分布、を示している。 本発明の第二実施形態に係るトモグラフィ装置を示す図であり、(a)は電極挿入前の状態、(b)は計測時の状態、を示している。
以下、本発明の実施形態に係るトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法について、図1〜図7を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係るトモグラフィ装置を示す図であり、(a)は全体構成図、(b)は計測断面Bにおける断面図、を示している。図2は、図1に示した電極を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は第一変形例、(c)は第二変形例、(d)は第三変形例、(e)は第四変形例、を示している。図3は、図1に示した電極配置を示す図であり、(a)は上面図、(b)は第一変形例、(c)は第二変形例、(d)は第三変形例、を示している。
本発明の第一実施形態に係るトモグラフィ装置1は、図1に示したように、電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器2内に収容された液体状の被計測物Aにおける計測断面Bの電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ装置1であって、容器2内に昇降可能に配置され被計測物A内に挿入されて計測断面B内に配置可能な複数の電極3と、複数の電極3から選択される一対の電流負荷電極3a,3aに電流を供給する電源4と、複数の電極3から選択される他の一対の計測対象電極3b,3bの電位差を計測する電圧計5と、電流負荷電極3a,3aに対して全ての計測対象電極3b,3bの電位差を計測するとともに、複数の電極3に対して全ての組合せの電流負荷電極3a,3aを選択して計測対象電極3b,3bの全ての電位差を計測することによって、電流負荷電極3a及び計測対象電極3bの全ての組合せについて電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、被計測物Aの電気インピーダンスの分布を導出する演算部6と、を有している。
前記容器2は、例えば、ガラス溶融試験機に使用されるガラス溶融試験炉によって構成される。容器2(ガラス溶融試験炉)は、例えば、耐火レンガ等の断熱材によって構成されており、材料投入口21、ガラス溶融槽22、分離槽23、排出口24等を有している。なお、容器2の上部には、蓋部材、温度計、カメラ等の種々の装置や機器が配置されているが、ここでは説明の便宜上、図を省略してある。計測断面Bは、容器2のガラス溶融槽22の形状によって形状が定まり、図1(b)に示したように、矩形形状(四角形状)を有している。
ところで、従来の電気インピーダンス・トモグラフィ法では、電極3を被計測物Aの側面部に配置することが一般的であり、計測断面Bが矩形形状を有する場合には、その側面部に沿って電極3を配置しなければならない。しかしながら、計測断面Bが矩形形状や多角形状を有する場合に、電極3を計測断面Bの外周に沿って配置すると、容器2の壁面によって電流の流れが阻害され、電位差測定時における計測断面Bにおける等電位線分布が各測定時において異なる形状となってしまい、異なる形状の等電位線分布は再構成画像に与える感度が異なることから、電気インピーダンス分布画像を再構成した場合の精度が低下し、電気インピーダンスの計測値の誤差が大きくなってしまう。また、計測断面Bが矩形形状や多角形状に限らず、円形状の容器においても、設計要件等の制約条件により、電極3を容器2の側面部に配置できない場合もある。
そこで、本実施形態に係るトモグラフィ装置1は、電極3は容器2の壁面(計測断面Bの側面部)に配置するのではなく、被計測物Aの上部から挿入する構成を採用している。また、電極3は、被計測物Aに常時浸漬しておくと耐食性や耐熱性の問題から破損する可能性がある。そこで、電極3は、計測開始前に被計測物A内に挿入され、計測終了後に被計測物Aから離脱されるように構成されている。
例えば、電極3は、図2(a)に示したように、耐熱性及び耐食性を有する外筒31と、外筒31に先端部が露出するように挿入される電極本体32と、により構成される。外筒31は、例えば、石英ガラス等の耐熱性及び耐食性に優れた素材により構成される。図2(a)に示した第一実施形態では、外筒31は断面四角形状の柱状部材により構成され、電極本体32は円柱形状に構成されているが、電極3の構成はかかる構成に限定されるものではない。
図2(b)に示した第一変形例は、電極本体32の先端部を拡径させて太く形成したものである。電極本体32の露出部をどの程度太くするか(又は細くするか)は、被計測物Aの導電率、電源4の容量等の条件によって設定される。また、図2(c)に示した第二変形例のように、電極本体32の露出した先端部を球状に形成してもよいし、図2(d)に示した第三変形例のように、外筒31及び電極本体32を断面四角形状の柱状部材により構成してもよいし、外筒31及び電極本体32を断面円形状の柱状部材により構成してもよい。
また、ガラス溶融槽22の上部には種々の装置や機器が配置されていることから、複数の電極3をそれぞれ容器2の上部を貫通させて配置することが困難な場合がある。かかる場合には、図1(a)に示したように、電極支持部材33によって複数の電極3を一箇所に集約して支持し、電極支持部材33の集約部33aを容器2に貫通させるようにしてもよい。そして、容器2を貫通する集約部33aを上下に昇降させる昇降装置34が容器2に配置されている。昇降装置34は、例えば、電動モータによって回転駆動されるピニオンと集約部33aに沿って形成されたピニオンとによって構成される。なお、昇降装置34は、集約部33aを上下に昇降可能なアクチュエータやボールネジによって構成されていてもよい。
電極支持部材33は、例えば、図3(a)に示したように、井桁状に組まれた井桁部33bと、井桁部33bと集約部33aとを連結する連結部33cと、を有し、井桁部33bの各先端部に電極3が接続されている。電極支持部材33は、耐熱性や耐食性に優れた素材により構成され、例えば、心材としてニッケル基超合金を使用し、その外周を絶縁材により被覆するようにしてもよい。また、計測断面Bの中央部において、材料供給や計測機器の挿入により電極支持部材33を配置するスペースが確保できない場合には、図3(b)に示した第一変形例のように、電極支持部材33の中央部にスペースを空け、中央部以外の場所に集約部33aを形成して容器2の上部を貫通させるようにしてもよい。
また、電極支持部材33は、図3(c)に示した第二変形例のように、円形状に形成された円環部33dと、円環部33dと集約部33aとを連結する連結部33cと、を有し、円環部33dに等間隔で電極3が接続されていてもよい。また、電極支持部材33は、図3(d)に示した第三変形例のように、集約部33aから各電極3に向かって放射状に延設された連結部33cによって構成されていてもよい。
前記電源4は、例えば、交流電源であり、複数の電極3から選択される電流負荷電極3a,3aに電流を供給する。電流負荷電極3aは、例えば、隣接した一対の電極3であり、図1(b)に示したように、8個の電極3を有する場合には、電流負荷電極3aは8通りの組合せを有する。ここでは、1組の電流負荷電極3aに電流を供給する場合を図示しているが、実際には、8組の全ての電流負荷電極3aに電流を供給するように配電されている。各組の電流負荷電極3aに電流を供給するには、一つの電源4から各組の電流負荷電極3aに電流を供給できるように配線してもよいし、各組に対応する個数の電源4を配置してもよい。なお、被計測物Aに電流を供給する電流負荷電極3aの切り換えや電流の供給は、演算部6の指令に基づいて処理される。
なお、電流負荷電極3aの組合せについては、必ずしも隣り合った電極3同士の組合せである必要はない。すなわち、隣接した一対の電流負荷電極3aに替えて、計測断面Bにおける中心部付近の等電位線分布が略同一形状となるように一対の電極3を選択して電流負荷電極3aとするようにしてもよい。
前記電圧計5は、複数の電極3から選択される計測対象電極3b,3bの電位差を計測する。計測対象電極3bは、例えば、1組の電流負荷電極3aを除いた残りの電極3から選択される隣接した一対の電極3である。例えば、図1(b)に示したように、8個の電極3を有する場合には、1組の電流負荷電極3aを除いた6個の電極3から選択されるため、5通りの組合せを有する。ここでは、1組の計測対象電極3bの電位差を計測する場合を図示しているが、実際には、5組の全ての計測対象電極3bの電位差を計測できるように配線されている。
また、電圧計5は、選択され得る8組の電流負荷電極3aに対して、それぞれ5組の計測対象電極3bが存在し、全ての組合せの計測対象電極3bについて電位差を計測できるように配線されている。各組の計測対象電極3bの電位差を計測するには、一つの電圧計5で全ての組合せの計測対象電極3bの電位差を計測できるように配線してもよいし、各組に対応する個数の電圧計5を配置してもよい。なお、電位差を計測する計測対象電極3bの切り換えや電位差の計測は演算部6の指令に基づいて処理される。
ここで、電極3の個数に基づく計測断面Bの解像度について説明する。例えば、図1(b)に示したように、8個の電極を配置した場合、1組の電流負荷電極3aに対して5組の計測対象電極3bを有し、電流負荷電極3aは8通りの選択方法があるため、重複する組合せを考慮すれば、計測点数は、8×5/2=20と求めることができる。これを一般化すれば、m個の電極を配置した場合における計測点数xは、x=m(m−3)/2の計算式により求めることができる。そして、計測断面Bの解像度は、この計測点数xによって定められ、計測点数xと同じだけの解像度を有することから、計測点数xの個数以上の要素(計測領域U)に分割することが好ましい。例えば、後述する図5に示したように、8個の電極を有する場合には、100個の計測領域Uのメッシュを作成することができる。
前記演算部6は、電極3の個数に応じて計測断面Bにおける複数の計測領域Uを設定し、電源4及び電圧計5を制御して20通りの計測点数についての電位差を計測した計測データを取得し、計測領域Uごとに電気インピーダンスを算出し、計測断面Bにおける電気インピーダンスの分布を導出する。なお、演算部6は、いわゆるコンピュータにより構成される。
ここで、上述したトモグラフィ装置1を使用した本発明の実施形態に係るトモグラフィ計測方法について、図4を参照しつつ説明する。ここで、図4は、本実施形態に係るトモグラフィ計測方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るトモグラフィ計測方法は、図4に示したように、電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器2内に収容された液体状の被計測物Aにおける計測断面Bの電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ計測方法であって、計測断面B内に複数の電極3を配置して計測断面Bを複数の計測領域Uに分割するメッシュ作成工程(SP101)と、複数の電極3から選択される一対の電流負荷電極3a,3aに電流を供給して、複数の電極3から選択される他の一対の計測対象電極3b,3bの電位差を計測する電位差計測工程(SP104)と、電位差計測工程(SP104)を繰り返して、電流負荷電極3a及び計測対象電極3bの全ての組合せについて計測された電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、被計測物Aの電気インピーダンスの分布を導出する電気インピーダンス分布導出工程(SP105〜SP106)と、を有し、複数の電極3は、計測開始前に被計測物A内に挿入され、計測終了後に被計測物Aから離脱される。
前記メッシュ作成工程(SP101)は、後述する図5に示したように、電極3の個数に応じた解像度が得られるように、計測断面Bを複数の計測領域Uに分割して計測用のメッシュを作成する工程である。この段階で電極3の配置は決定しており、電極3が実際に被計測物Aに挿入される工程は、メッシュ作成工程(SP101)よりも前であってもよいし、後であってもよい。
次に、全ての計測領域Uが低抵抗の場合における計測番号nでの電位差V(n)firと、全ての計測領域Uが高抵抗の場合における計測番号nでの電位差V(n)objを求め、有限要素法を用いて、e番目の計測領域Uのみが高抵抗のときの計測番号nにおける電位差V(e,n)を求める(SP102)。
次に、電位差V(n)firと電位差V(n)objと電位差V(e,n)とを以下の数式(数1)に代入して、感度行列S(e,n)を求める(SP103)。ただし、β(e)=D(e)/Dallであり、D(e)はe番目の計測領域Uの面積であり、Dallは全ての計測領域Uの面積の総和である。
前記電位差計測工程(SP104)は、電源4により電流負荷電極3aに電流を供給して、計測対象電極3bの電位差を電圧計5により計測する工程である。電圧計5により計測された電位差をV(n)measuredとする。
前記電気インピーダンス分布導出工程は、電気インピーダンス算出工程(SP105)とインピーダンス画像再構成工程(SP106)とに区分される。なお、電気インピーダンス分布導出工程は、基本的に従来技術におけるトモグラフィ計測方法と同じである。
電気インピーダンス算出工程(SP106)は、計測データに基づいて電気インピーダンスを算出する工程である。まず、計測された電位差V(n)measuredを以下の数式(数2)に代入することによって無次元化する。この無次元電位差を使用することにより、抵抗の最大値が1、最小値が0となり、画像化する際に好都合となる。
その後、感度行列S(e,n)と無次元電位差とを以下の数式(数3)に代入して、インピーダンス相当値P(e)を算出する。
インピーダンス画像再構成工程(SP106)は、算出したインピーダンス相当値P(e)に基づいて電気インピーダンス分布画像を再構成する工程である。かかる工程では、計測断面Bにおける1回の計測結果により求められる複数のインピーダンス相当値P(e)に対して、最大値を1として、最小値を0として、電気インピーダンス分布画像を再構成する。
次に、所定時間又は所定回数、計測を実施したか否かを判別する(SP107)。かかる工程では、電気インピーダンス分布導出工程を必要な回数だけ繰り返したか否かを時間又は回数を基準にして判別する工程である。必要な回数とは、例えば、全ての計測点数x(例えば、20通り)を計測したか否かにより判別される。また、全計測を複数回繰り返してその平均値を算出するような場合には、全計測を所定回数実施したか否かにより判別される。
そして、電気インピーダンス分布導出工程の計測が所定の条件(時間又は回数)を満足していない場合には、電位差計測工程(SP104)に戻って電気インピーダンス分布導出工程を繰り返し、所定の条件(時間又は回数)を満足した場合には処理を終了する。その後、電極3を上昇させて被計測物Aから離脱させる。
ここで、上述した本実施形態に係るトモグラフィ計測方法を使用した場合のシミュレーション結果について、図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、電極配置及び電流放出方法と電流の流れとの関係を示す図であり、(a)は電極配置及び電流放出方法の第一例、(b)は第一例による電流の流れ、(c)は電極配置及び電流放出方法の第二例、(d)は第二例による電流の流れ、(e)は電極配置及び電流放出方法の比較例、(f)は比較例による電流の流れ、を示している。図6は、再構成した電気インピーダンス分布画像を示す図であり、(a)は真の分布、(b)は図5(a)に示した第一例による分布、(c)は図5(b)に示した第二例による分布、(d)は図5(c)に示した比較例による分布、を示している。なお、各図において計測断面Bは矩形形状の場合について図示している。
図5(a)に示した第一例は、複数の電極3を計測断面B内で円周上に等間隔に配置し、電流負荷電極3aから放射状に電流を放出させるようにしたものである。図5(a)において、破線で示したように、計測断面Bは複数の計測領域Uに分割されている。計測領域Uは、例えば、縦横に10等分され、電流が斜めに放出される電極3周りでは、電極3の角部から縦方向又は横方向に直進するように計測領域が分割されている。
かかる第一例の構成により電流負荷電極3aに電流を流した場合、図5(b)に実線で示したように、一対の電流負荷電極3a,3aから中心方向に向かって徐々に径が大きくなる略円形状の等電位線分布を形成することができるとともに、壁面方向に向かって等電位線分布を形成することもできる。したがって、第一例によれば、計測断面Bにおける電極3の内側及び外側に対して電流を流すことができ、その等電位線分布は電流負荷電極3aをどのように選択しても略近似した形状になり、電気インピーダンス分布画像を再構成した場合の誤差が少なく、精度の高い電気インピーダンス分布画像を得ることができる。
図5(c)に示した第二例は、複数の電極3を計測断面B内で円周上に等間隔に配置し、電流負荷電極3aから中心方向のみに電流を放出させるようにしたものである。計測領域Uの分割方法は上述した第一例と同じである。
かかる第二例の構成により電流負荷電極3aに電流を流した場合、図5(d)に実線で示したように、一対の電流負荷電極3a,3aから中心方向に向かって徐々に径が大きくなる略円形状の等電位線分布を形成することができる。したがって、第二例によれば、計測断面Bにおける電極3の内側に対して電流を流すことができ、その等電位線分布は電流負荷電極3aをどのように選択しても略近似した形状になり、電気インピーダンス分布画像を再構成した場合の誤差が少なく、精度の高い電気インピーダンス分布画像を得ることができる。なお、電極3の外側の部分は、一対の電流負荷電極3a,3aから他の電極3の外側を通る等電位線分布によって、電気インピーダンス分布画像を再構成することができる。
図5(e)に示した比較例は、複数の電極3を計測断面Bの形状に合わせて矩形形状に等間隔に配置し、電流負荷電極3aから放射状に電流を放出させるようにしたものである。図5(e)において、破線で示したように、計測断面Bは、例えば、縦横に10等分された複数の計測領域Uを有している。
かかる比較例の構成により電流負荷電極3aに電流を流した場合、図5(f)に実線で示したように、一対の電流負荷電極3a,3aから中心方向に向かって横にずれながら徐々に大きくなる略矩形状の等電位線分布が形成される。この等電位線分布は、選択される電流負荷電極3a,3aによって形状が異なることとなり、異なる形状の等電位線分布は再構成画像に与える感度が異なることから、電気インピーダンス分布画像を再構成した場合の精度が低下し、電気インピーダンスの計測値の誤差が大きくなってしまう。
ここで、図6(a)は計測断面Bにおける真の電気インピーダンス分布を示しており、図6(b)は図5(a)に示した第一例による電気インピーダンス分布、図6(c)は図5(b)に示した第二例による電気インピーダンス分布、図6(d)は図5(c)に示した比較例による電気インピーダンス分布、を示している。なお、図6の各図において、色が薄いほどインピーダンス(抵抗)が高く、色が濃いほどインピーダンス(抵抗)が低い状態を示している。
図6(a)において、上段の画像は左隅に低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している場合、中断の画像は上部壁面に低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している場合、下段の画像は中央部付近に低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している場合、を示す真の電気インピーダンス分布である。したがって、上述した第一例、第二例及び比較例の電気インピーダンス分布が、同じ段の真の電気インピーダンス分布に近似しているほど正確な計測ができていることを示している。
図6(b)に示した第一例による電気インピーダンス分布は、上段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している左隅部の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、中断の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している上部壁面の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、下段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している中央部付近の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解できる。
図6(c)に示した第二例による電気インピーダンス分布は、上段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している左隅部から僅かにずれた周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、中断の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している上部壁面から僅かにずれた周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、下段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している中央部付近の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解できる。
図6(d)に示した比較例による電気インピーダンス分布は、上段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している左隅部からずれた上部壁面における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、中断の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している上部壁面の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解でき、下段の画像では、低導電性物質又は非導電性物質の不純物が残留している中央部付近の周囲における電気インピーダンス分布が高くなっていることが理解できる。
これらの再構成した電気インピーダンス分布画像を比較すれば、第一例では不純物が残留している箇所を特定することができ、第二例では第一例ほどではないものの不純物が残留している箇所を概ね特定することができる。それに対して、比較例では、特に、不純物が隅部にある場合と壁面にある場合との区別が判然とせず、不純物が残留している箇所を特定することが困難であることが理解できる。なお、ここでは、不純物が低導電性物質又は非導電性物質の場合について説明したが、例えば、被計測物Aが低導電性の溶融ガラスであり、不純物が高導電性の白金族類の場合には、図6の各図における電気インピーダンス分布画像は白黒反転した状態に図示される。
したがって、上述した本実施形態に係るトモグラフィ装置1及びトモグラフィ計測方法によれば、電気インピーダンス・トモグラフィ法で使用する電極3を、計測時に被計測物A内に挿入して計測断面B内に配置し、計測終了後に被計測物Aから離脱するようにしたことにより、例えば、被計測物Aを収容する容器2が矩形形状であったり多角形状であったりした場合であっても、容器形状(すなわち、被計測物Aの計測断面形状)に依拠することなく、円周上に電極3を等間隔に配置することができ、電気インピーダンス分布を正確に計測することができる。
最後に、上述した実施形態のトモグラフィ装置1をガラス溶融炉10に適用した場合について、図7を参照しつつ説明する。ここで、図7は、本発明の第二実施形態に係るトモグラフィ装置を示す図であり、(a)は電極挿入前の状態、(b)は計測時の状態、を示している。なお、図1に示したトモグラフィ装置1と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
従来、原子力発電所から排出された放射性廃棄物をガラス固化するためにガラス溶融炉10が使用されている。国内における一般的なガラス溶融炉10は、上部から放射性廃棄物11とガラス原料12とを炉内に投入し、主電極13、底部電極14及び間接加熱装置15を使用して加熱し、下部の流下ノズル16から放射性廃棄物を含んだ溶融ガラスを流下し、炉下に設置されたキャニスタ17の中で固化するように構成されている。なお、ガラス溶融炉10の外壁は耐火レンガ等の断熱材18により構成されている。かかるガラス溶融炉10の炉底部側は、角錐面を有し、高さ方向に断面積が変化する形状を有している。
そして、本実施形態のトモグラフィ装置1は、放射性廃棄物に含まれる白金族類の炉内の堆積又は残留状況を把握するために使用される。具体的には、容器2はガラス溶融炉10であり、被計測物Aは溶融ガラスであり、白金族類の堆積又は残留状況を把握したい箇所に複数の電極3を昇降させて配置することにより計測断面Bを形成する。図示しないが、電源4、電圧計5及び演算部6は炉外に配置される。
白金族類は、溶融ガラスと比較して導電性が高く、かつ、壁面に堆積又は残留しやすいため、上述した本実施形態に係るトモグラフィ計測方法を使用することに適しており、計測断面Bにおける電気インピーダンスを計測することにより、白金族類の濃度分布を把握することができ、白金族類の炉内の堆積又は残留状況を把握することができる。
本実施形態において、電極3は、例えば、ガラス溶融炉10(容器2)の上部を個別に貫通するように配置されており、各電極3に昇降装置34が配置されている。かかる構成により、電極3は炉内で昇降可能に構成され、任意の位置に配置することができる。したがって、例えば、ガラス溶融炉10の運転状況や炉内温度等から任意に計測断面Bの位置を変更することができ、計測断面Bの位置が変更になった場合であっても電極3を適切に配置することができる。
なお、電極3の構成は図示されたものに限定されず、第一実施形態の場合と同様に、電極支持部材33を使用して集約部33aをガラス溶融炉10(容器2)の上部を貫通させるようにしてもよい。また、図示しないが、電極3を電極支持部材33に対して昇降可能に配置して、集約部33aをガラス溶融炉10(容器2)の側面部に貫通させるようにしてもよい。
上述した本実施形態に係るトモグラフィ装置及びトモグラフィ計測方法は、かかるガラス溶融炉10に適用される場合に限定されるものではなく、種々の形状を有する計測断面Bにおける電気インピーダンスを計測したい場合には、種々の溶融炉や焼却炉等に適用することができる。例えば、ガス及び砂が混合される流動床炉や、気液二相流を構成する蒸発管等の配管系においても適用することが可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されず、電位差計測には電気抵抗式に替えてキャパシタ式等の電気信号方式を使用してもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 トモグラフィ装置
2 容器
3 電極
3a 電流負荷電極
3b 計測対象電極
4 電源
5 電圧計
6 演算部
10 ガラス溶融炉
31 外筒
32 電極本体

Claims (7)

  1. 電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器内に収容された液体状の被計測物における計測断面の電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ装置であって、
    前記容器内に昇降可能に配置され前記被計測物内に挿入されて前記計測断面内に配置可能な複数の電極と、
    前記複数の電極から選択される一対の電流負荷電極に電流を供給する電源と、
    前記複数の電極から選択される他の一対の計測対象電極の電位差を計測する電圧計と、
    前記電流負荷電極に対して全ての前記計測対象電極の電位差を計測するとともに、前記複数の電極に対して全ての組合せの前記電流負荷電極を選択して前記計測対象電極の全ての電位差を計測することによって、前記電流負荷電極及び前記計測対象電極の全ての組合せについて電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて前記電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、前記被計測物の電気インピーダンスの分布を導出する演算部と、
    を有することを特徴とするトモグラフィ装置。
  2. 前記複数の電極は、前記計測断面内で円周上に等間隔に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のトモグラフィ装置。
  3. 前記電極は、耐熱性及び耐食性を有する外筒と、該外筒に先端部が露出するように挿入される電極本体と、により構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のトモグラフィ装置。
  4. 前記容器はガラス溶融炉であり、前記被計測物は溶融ガラスである、ことを特徴とする請求項1に記載のトモグラフィ装置。
  5. 電気インピーダンス・トモグラフィ法を用いて、容器内に収容された液体状の被計測物における計測断面の電気インピーダンス分布を計測するトモグラフィ計測方法であって、
    前記計測断面内に複数の電極を配置して前記計測断面を複数の計測領域に分割するメッシュ作成工程と、
    前記複数の電極から選択される一対の電流負荷電極に電流を供給して、前記複数の電極から選択される他の一対の計測対象電極の電位差を計測する電位差計測工程と、
    前記電位差計測工程を繰り返して、前記電流負荷電極及び前記計測対象電極の全ての組合せについて計測された電位差の計測データを取得し、該計測データに基づいて前記電気インピーダンス・トモグラフィ法による演算を行い、前記被計測物の電気インピーダンスの分布を導出する電気インピーダンス分布導出工程と、を有し、
    前記複数の電極は、計測開始前に前記被計測物内に挿入され、計測終了後に前記被計測物から離脱される、
    ことを特徴とするトモグラフィ計測方法。
  6. 前記メッシュ作成工程において、前記複数の電極は、前記計測断面内で円周上に等間隔に配置されている、ことを特徴とする請求項5に記載のトモグラフィ計測方法。
  7. 前記電位差計測工程において、前記電流負荷電極から放射状に電流を放出させる又は中心方向のみに電流を放出させる、ことを特徴とする請求項5に記載のトモグラフィ計測方法。
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