JP2013194692A - Variable displacement vane pump - Google Patents
Variable displacement vane pump Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013194692A JP2013194692A JP2012065596A JP2012065596A JP2013194692A JP 2013194692 A JP2013194692 A JP 2013194692A JP 2012065596 A JP2012065596 A JP 2012065596A JP 2012065596 A JP2012065596 A JP 2012065596A JP 2013194692 A JP2013194692 A JP 2013194692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- spool
- pump
- cam ring
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
Description
本発明は、可変容量型ベーンポンプに関する。 The present invention relates to a variable displacement vane pump.
この種の技術としては、下記の特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1には、ベーンポンプの本体部内に形成された制御バルブ収装孔に制御バルブのスプールとリリーフバルブが収装されているものが開示されている。
As this type of technology, the technology described in
特許文献1に記載のベーンポンプでは、スプールの外周に、制御バルブ収装孔と第1流体圧室とを連通する連通路の制御バルブ収装孔側の開口部の開度を調整するランド部が設けられている。このランド部のスプール径方向に延びる面は、制御バルブ収容孔の軸方向に対して垂直に形成されている。そのためランド部において作動油が滞留し、作動油内に混入した異物も異物がランド部付近で滞留してしまうおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、スプールのランド部における作動油の滞留を抑制し、ランド部付近に異物が滞留することを抑制することができる可変容量型ベーンポンプを提供することである。
In the vane pump described in
The present invention pays attention to the above-mentioned problem, and the object of the present invention is a variable capacity capable of suppressing the retention of hydraulic oil in the land portion of the spool and suppressing the retention of foreign matter near the land portion. A mold vane pump is provided.
上記目的を達成するため、本発明の可変容量型ベーンポンプでは、スプールの小径部とランド部との間に、小径部からランド部に向かって徐々に径が大きくなるように形成されたテーパ部を形成し、このテーパ部を小径部に対すランド部の高さを100パーセントとしたときに、少なくとも50パーセント以上の範囲に形成するようにした。 In order to achieve the above object, in the variable displacement vane pump of the present invention, a tapered portion formed so that the diameter gradually increases from the small diameter portion toward the land portion between the small diameter portion and the land portion of the spool. The tapered portion is formed in a range of at least 50 percent when the height of the land portion with respect to the small diameter portion is 100 percent.
よって、ランド部付近の異物の滞留を抑制することができる。 Therefore, it is possible to suppress stagnation of foreign matter near the land portion.
[実施例1]
〔ベーンポンプの概要〕
図1は、実施例1の可変容量型ベーンポンプ1の軸方向断面図(図2のI−I断面図)、図2は可変容量型ベーンポンプ1の径方向断面図(図1のII−II断面図)である。図2はカムリング4が最もy軸負方向に位置する場合(偏心量最大)を示す。
実施例1の可変容量型ベーンポンプ1は、車両に搭載されるパワーステアリング装置に作動油を供給するものであり、図外のエンジンにベルト等を介して駆動されるプーリ9に駆動軸2が連結されている。図2の断面図は、ポンプ機能の説明を簡便にするべく、油路構成等を概略的に示すものである。なお、駆動軸2の軸方向をx軸とし、ポンプボディ10に対して駆動軸が挿入される方向を正方向とする。また、カムリング4の揺動を規制するカムスプリング201(図2参照)の軸方向であってカムリング4を付勢する方向をy軸負方向、x,y軸と直行する軸であって吸入通路IN側をz軸正方向とする。実施例1のベーンポンプは、リザーバタンクRESから吸入した作動油を必要な圧に昇圧し、必要な流量をパワーステアリング装置に供給する。
可変容量型ベーンポンプ1は、駆動軸2と、ロータ3と、カムリング4と、アダプタリング5と、ポンプボディ10とを有する。駆動軸2はエンジンとプーリ9を介して接続され、ポンプボディ10に回転自在に支持される。ロータ3は、駆動軸によって回転駆動される回転体であり、このロータ3の外周には軸方向溝である複数のスリット31が放射状に形成されている。この各スリット31には、ロータ3と略同じx軸方向長さを有する板状のベーン32が径方向に進退自在に挿入される。また、各スリット31の内径側端部には背圧室33が設けられ、作動油が供給されてベーン32を径方向外側に付勢する。
[Example 1]
[Outline of vane pump]
1 is an axial sectional view of the variable
The variable
The variable
ポンプボディ10はフロントボディ11およびリアボディ12から形成されている。フロントボディ11はx軸正方向側に開口する有底カップ形状であり、底部111には円盤状のプレッシャプレート6が収装されている。フロントボディ11とリアボディ12は複数のボルトによって締結固定されている。このフロントボディ11内周部およびリアボディ12側面により隔成された空間には、ポンプ要素収容部112が形成されている。このポンプ要素収容部112内であって、プレッシャプレート6のx軸正方向側には、アダプタリング5、カムリング4およびロータ3が収装されている。リアボディ12は、x軸正方向側からアダプタリング5,カムリング4およびロータ3と液密に当接し、アダプタリング5,カムリング4およびロータ3はプレッシャプレート6およびリアボディ12に狭持される。
The
アダプタリング5は、筒状部であるポンプ要素収容部112内に設けられ、内部にカムリング収容部54(収容空間)が形成される円環状の部材である。なお、アダプタリング5の形状は、内部に収容空間が形成されるように少なくとも円弧形状の部分を備えていればよく、リング状に限らずCの字状に形成されていてもよい。アダプタリング5のy軸正方向端部には、径方向貫通孔51が設けられている。また、フロントボディ11のy軸正方向端部にはプラグ部材挿入孔114が設けられ、有底カップ形状のプラグ部材70が挿入されてフロントボディ11と外部との液密性を確保する。このプラグ部材70の内周にはカムスプリング201がy軸方向に伸縮可能に挿入され、アダプタリング5の径方向貫通孔51を貫通してカムリング4に当接し、y軸負方向へ付勢する。カムスプリング201は揺動量が最大となる方向にカムリング4を付勢し、圧力の安定しないポンプ始動時において吐出量(カムリング揺動位置)を安定させるものである。
The
アダプタリング5の内部にはカムリング収容部54が形成されている。このカムリング収容部54内に駆動軸2に対して移動可能に設けられたカムリング4を有し、ロータ3およびベーン32と共に複数のポンプ室13を形成する。カムリング4は、アダプタリング5のカムリング収容部54内に移動可能に設けられ、軸方向長さがアダプタリング5の軸方向長さよりも短くなるように形成された環状の部材である。
アダプタリング5とカムリング4との間には、ピン40aが設けられている。このピン40aによりポンプ駆動時にアダプタリング5がフロントボディ11内で回転しないようにしている。またカムリング4はピン40aを中心にy軸方向に揺動可能に設けられている。
アダプタリング内周面53のz軸正方向端部にはシール部材50が設けられ、z軸負方向端部には支持面Nが形成され、支持面Nには支持板40が設けられている。この支持板40とシール部材50により、カムリング4とアダプタリング5との間の第1流体圧室A1と第2流体圧室A2との隔成している。第1流体圧室A1は、カムリング収容部54内で、かつ、カムリング4の外周側に設けられ、複数のポンプ室13の容積が増大する方向にカムリング4が移動するとき内部容積が減少する側に形成されている。第2流体圧室A2は、カムリング収容部54内で、かつ、カムリング4の外周側に設けられ、複数のポンプ室13の容積が増大する方向にカムリング4が移動するとき内部容積が増大する側に形成されている。
アダプタリング5のz軸正方向側であってシール部材50のy軸負方向側には貫通孔52が設けられている。この貫通孔52はそれぞれフロントボディ11内に設けられた制御圧油路113を介してスプール70へ連通し、y軸負方向側の第1流体圧室A1とスプール70を接続する。
A cam
A
A
A through
(フロントボディの構成)
フロントボディ11には、駆動軸2を軸支する軸支部117が形成されている。この軸支部117は底部111に貫通形成されている。軸支部117のプーリ9側端部にはオイルシール2aが設けられ、ベーンポンプ内の液密性を確保している。フロントボディ11のz軸正方向側には第1流体圧室A1内の圧力を制御することによりカムリング4の偏心量を制御する圧力制御手段であるスプール70を収装する制御バルブ収容孔116と、吸入通路INからの作動油をスプール70に導入する制御弁用吸入油路115と、第1流体圧室A1内に制御圧を吐出する制御圧油路113とを有する。
また、底部111には、後述するプレッシャプレート6の第2吸入口62と対向する位置に窪ませて形成された吸入溝111bと、第2吐出口63と対向する位置に窪ませて形成された吐出溝111aと、吐出溝111aに接続されパワーステアリング装置に作動油を送出する吐出通路20とを有する。吸入溝111bには潤滑油路118がx軸に対して斜めに穿設され、オイルシール2aへ潤滑油を供給している。
(プレッシャプレートの構成)
プレッシャプレート6は、筒状部であるポンプ要素収容部112内に設けられ、アダプタリング5と底部111との間に配置されている。また、プレッシャプレート6は、アダプタリング5の軸方向一方側の端面と当接する当接部であるx軸正方向側側面61と、駆動軸2が貫通可能に形成された孔部であって駆動軸2と軸方向に相対移動可能となるように形成された貫通孔66を有する。プレッシャプレート6のx軸正方向側側面61には、z軸正方向側に円弧状に配置された第2吸入口62と、z軸負方向側に円弧状に配置された第2吐出口63と、背圧室33に吐出圧を導入する吸入側背圧溝64および吐出側背圧溝65とが形成されている。
第2吸入口62は、カムリング4の軸方向一端面に対向するように配置され、駆動軸2の回転に伴い複数のポンプ室13の容積が増大する吸入領域に開口するように形成されている。また、プレッシャプレート6は、吐出領域から供給される圧力がx軸負方向側面67に作用することによりアダプタリング5側に付勢される。
(Configuration of front body)
The
In addition, the bottom 111 is formed to be recessed at a position facing the
(Configuration of pressure plate)
The
The
(リアボディの構成)
リアボディ12には、作動油を貯留するリザーバタンクRESから第1吸入口122に作動油を導入する吸入通路12aがz軸方向に形成されている。吸入通路12aのz軸正方向側にはスプール70に作動油を供給する油路12dが形成されている。リアボディ12の略中心部には駆動軸2を軸支する有底状の軸支部12cが形成されている。吸入通路12aの下端には軸支部12cと連通する潤滑油路12bが形成され、駆動軸2と軸支部12c内との摺動における潤滑性を確保している。
リアボディ12のx軸負方向側には円形状に隆起したポンプ形成面120を有する。このポンプ形成面120は、カムリング4の他端側をプレッシャプレート6側と定義したとき、カムリング4の一端側に位置することになる。ポンプ形成面120には、カムリング4の軸方向一端面に対向するように配置され、吸入領域に開口するように第1吸入口122が形成されている。また、カムリング4の軸方向一端面に対向するように配置され、吐出領域に開口するように第1吐出口123が形成されている。また、ポンプ形成面120には背圧室33には、吐出圧を導入する吸入側背圧溝124および吐出側背圧溝125が形成されている。
(Rear body configuration)
In the
The
〔制御部の構成〕
可変容量型ベーンポンプ1の制御部は、第1流体圧室A1、第2流体圧室A2、制御バルブ7と吐出通路20から構成されている。
吐出通路20は、ポンプボディ10内において各部を接続する作動油の通路である。フロントボディ11には、y軸方向に延びる略円筒状の制御バルブ収容孔116が形成されており、制御バルブ収容孔116には制御バルブ7が収容される。
制御バルブ7はスプール70の位置を変位させることで、第1流体圧室A1への作動油の供給を切り替える。図2の状態では、制御圧油路113と後述する低圧室116bが連通した状態となっており、第1流体圧室A1には吸入圧が作用している。
スプール70のy軸正方向側にはバルブスプリング71が圧縮状態で設置され、スプール70をy軸負方向側に常時付勢している。スプール70のy軸負方向側には制御バルブ収容孔116の開口部を閉塞する蓋部材72が螺合されている。
スプール70は、y軸負方向側から順に、第1小径部70a、第1ランド部70b、第2小径部70c、第2ランド部70dが形成されている。第1ランド部70bと第2ランド部70dの外径は制御バルブ収容孔116の内径とほぼ同径に形成されており、また、第1小径部70aと第2小径部70cの外径は制御バルブ収容孔116の内径よりも小径に形成されている。制御バルブ収容孔116内は、制御バルブ収容孔116の内周、第1小径部70aの外周、蓋部材72、第1ランド部70bに囲まれた空間により高圧室116aが形成されている。また制御バルブ収容孔116の内周、第2小径部70cの外周、第1ランド部70b、第2ランド部70dに囲まれた空間により低圧室116bが形成されている。また制御バルブ収容孔116の内周およびy軸正方向側端面、第2ランド部70dにより中圧室116cが形成されている。
(Configuration of control unit)
The control unit of the variable
The
The
A
The
高圧室116aと中圧室116cは共に吐出通路20と連通している。吐出通路20は吐出溝111aに連通し、通路21と通路22に分岐する。通路22は高圧室116aに接続し、通路21は中圧室116cに接続する。通路21の途中にメータリングオリフィス23が設けられている。メータリングオリフィス23により、可変容量型ベーンポンプ1の吐出流量が多くなるほど、メータリングオリフィス23の前後の差圧が大きくなる。すなわち、吐出流量が多くなるほど、高圧室116aの油圧に対して、中圧室116cの油圧は低くなる。
スプール70の内部にはy軸正方向側が開口するリリーフバルブ収容孔70eが形成されている。リリーフバルブ収容孔70eには、リリーフバルブ8が収容される。中圧室116cの油圧が高くなりすぎたときに、中圧室116cと低圧室116bとを連通するものである。リリーフバルブ8はy軸負方向側から順に、バルブスプリング80、スプリング保持部材81、ボールプラグ82、シート部材83が設けられている。シート部材83は軸方向に貫通する貫通孔83aが形成されており、リリーフバルブ収容孔70e内に圧入されている。バルブスプリング80はリリーフバルブ収容孔70eのy軸負方向側の底面と、スプリング保持部材81との間に圧縮した状態で設けられており、スプリング保持部材81を介してボールプラグ82をシート部材83方向に付勢している。スプール70には、ボールプラグ82が位置する付近にリリーフバルブ収容孔70eと第2小径部70cの外周とを貫通する貫通孔70fが形成されている。すなわち、リリーフバルブ収容孔70eのボールプラグ82よりy軸負方向側は低圧室116bと連通している。
Both the
In the
〔スプールの詳細〕
図3はスプール70の拡大図である。図3では、図を明確にするためにリリーフバルブ8等は記載せず、制御バルブ収容孔116は模式的に示している。また図3では、スプール70が図2よりもy軸正方向側に移動し、制御圧油路113と高圧室116aが連通した状態となっており、第1流体圧室A1には吐出圧が作用している。
第1小径部70aと第1ランド部70bとの間には、第1小径部70aから第1ランド部70bに向かって徐々に径が大きくなるように形成されたテーパ部70gが形成されている。
図4は図3のBで示す範囲の拡大図である。テーパ部70gは、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部において、制御バルブ収容孔116の長手方向に延びる仮想軸Lに対して直角に交わる面Sとの角度α(図4に示す角度α)が45度以上となるように形成されている。また、テーパ部70gは、第1小径部70aに対する第1ランド部70bの高さ(図4に示す高さH)を100パーセントとしたときに、少なくとも50パーセント以上の範囲に形成されている。このとき、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部の径の大きさは、第1ランド部70bの外径とほぼ同径となるように形成されている。
[Details of spool]
FIG. 3 is an enlarged view of the
A tapered
FIG. 4 is an enlarged view of a range indicated by B in FIG. The tapered
〔作用〕
(第1および第2流体圧室への作動油の供給)
次に、作動油の供給に関する作用について説明する。
制御バルブ収容孔116の高圧室116aには通路22が接続し、中圧室116cには通路21が接続する。通路21の途中に設けられたメータリングオリフィス23により、可変容量型ベーンポンプ1の吐出流量が多くなるほど、メータリングオリフィス23の前後の差圧が大きくなる。すなわち、吐出流量が多くなるほど、高圧室116aの油圧に対して、中圧室116cの油圧は低くなる。このときの差圧とスプール70のy軸正方向側に設けられたバルブスプリング71の付勢力によってスプール70の位置が制御され、制御圧を生成する。
具体的には、可変容量型ベーンポンプ1の吐出流量が少なく、メータリングオリフィス23前後の差圧が小さいときには、高圧室116a内の油圧と中圧室116c内の油圧との差圧は小さい。そのため、スプール70が中圧室116c内の油圧とバルブスプリング71から受けるy軸負方向の付勢力に対して、高圧室116a内の油圧から受けるy軸正方向の付勢力が小さく、スプール70はy軸負方向側に移動している(スプール70は図2に示す位置に位置する)。このとき第1流体通路A1は低圧室116bと連通し、制御圧として吸入圧が導入されることとなる。
[Action]
(Supply of hydraulic oil to the first and second fluid pressure chambers)
Next, the effect | action regarding supply of hydraulic fluid is demonstrated.
The
Specifically, when the discharge flow rate of the variable
可変容量型ベーンポンプ1の吐出流量が多くなると、吐出圧の上昇に伴いメータリングオリフィス23前後の差圧が大きくなる。これに伴い、スプール70が中圧室116c内の油圧とバルブスプリング71から受けるy軸負方向の付勢力に対して、高圧室116a内の油圧から受けるy軸正方向の付勢力が大きくなると、スプール70はy軸正方向側に移動し始める。スプール70がy軸正方向側に移動すると、第1ランド部70bによって低圧室116bに開口する制御圧油路113の開口面積が徐々に小さくなり、逆に高圧室116aに開口する制御圧油路113の開口面積が徐々に大きくなる。最後には、低圧室116bと制御圧油路113との連通は遮断され、高圧室116aと制御圧油路113とが連通されることとなる。このとき第1流体圧室A1には制御圧として吸入圧が導入されることとなる。なお制御圧油路113が、高圧室116aと低圧室116bの両方に開口しているときには、それぞれの開口割合に応じた圧力に調圧されたものが制御圧として第1流体圧室A1に導入される。
前述のように、第1流体圧室A1にはスプール70の位置に応じた制御圧が導入される。一方、第2流体圧室A2は第2吸入口62と第1吸入口122と連通し、吸入圧が導入される。したがって、第2流体圧室A2には常時吸入圧が導入され、これにより可変容量型ベーンポンプ1は第1流体圧室A1の油圧P1のみ制御される。第2流体圧室A2の油圧P2は制御されず常時P2=吸入圧となるため、第2流体圧室A2は安定した圧力を得ることが可能となり、油圧外乱を防止して安定したカムリング4の揺動制御が実行可能となる。
As the discharge flow rate of the variable
As described above, the control pressure corresponding to the position of the
(カムリングの偏心動作)
カムリング4が第1流体圧室A1の油圧P1から受けるy軸正方向の付勢力が、第2流体圧室A2の油圧P2とカムスプリング201から受けるy軸負方向の付勢力の和よりも大きくなれば、カムリング4は支持板40上を転がりながらy軸正方向に移動する。この移動によりy軸正方向側のポンプ室13は容積が拡大し、y軸負方向側のポンプ室13は容積が減少する。
y軸負方向側のポンプ室13の容積が減少すると、単位時間当たりに吸入側から吐出側に供給される油量が減少し、メータリングオリフィス23の上流圧と下流圧との差圧が低下する。これにより、スプール70はバルブスプリング71により押し戻され、スプール70の制御圧が下げられる。よって、第1流体圧室A1の油圧P1も低下し、y軸負方向への付勢力の和に抗し切れなくなると、カムリング4はy軸負方向側に移動する。
y軸正・負方向の付勢力がほぼ等しくなると、カムリング4に作用するy軸方向の力がつりあってカムリング4は静止する。これにより油量が増加するとメータリングオリフィス23の差圧が上昇し、スプール70はバルブスプリング71を押してバルブ制御圧が上昇する。このため、上記とは逆にカムリング4はy軸正方向へ移動する。実際にはカムリング4は移動ハンチングを起こすことなく、メータリングオリフィス23のオリフィス径とバルブスプリング71とにより設定された流量が一定となるようにカムリング4の偏心量が決定される。
(Eccentric operation of cam ring)
The positive y-axis biasing force that the
When the volume of the
When the urging forces in the positive and negative directions of the y axis become substantially equal, the forces in the y axis direction acting on the
(異物滞留抑制)
制御バルブ収容孔116の内径とスプール70の第1ランド部70bの外径とのクリアランスは、スプール70がy軸方向に摺動するときに引っ掛かりを抑制しつつ、また高圧室116aから低圧室116bへの油漏れを小さくすることができるように設定されている。
前述のように、可変容量型ベーンポンプ1の吐出流量が多くなると、スプール70はy軸正方向側に移動し、高圧室116aと制御圧油路113とが連通されることとなる。高圧室116aには吐出圧が作用しており、高圧室116aに供給される作動油は可変容量型ベーンポンプ1により圧送された作動油であるため、吐出側の作動油には異物が混入するおそれがある。この異物が第1小径部70aと第1ランド部70bとの間で滞留すると、スプール70がロックしてしまうことや、高圧室116aから第1流体圧室A1へ流入する作動油の流量が少なくなることにより、ステアリング操作が重くなるといった現象が生じるおそれがあった。
そこで実施例1では、スプール70の第1小径部70aと第1ランド部70bとの間に、第1小径部70aから第1ランド部70bに向かって徐々に径が大きくなるように形成されたテーパ部70gを形成し、このテーパ部70gを第1小径部70aに対する第1ランド部70bの高さを100パーセントとしたときに、少なくとも50パーセント以上の範囲に形成するようにした。
テーパ部70gによって第1小径部70aと第1ランド部70bとの間での作動油の滞留を抑制し、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することができる。
また、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部の径の大きさを、第1ランド部70bの外径とほぼ同径となるように形成した。
テーパ部70gが第1ランド部70bまでなだらかに形成されることにより、第1ランド部70bにおける作動油の滞留を更に抑制し、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することができる。
また、テーパ部70gを、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部において、制御バルブ収容孔116の長手方向に延びる仮想軸Lに対して直角に交わる面Sとの角度αが45度以上となるように形成した。
これにより、第1ランド部70bにおける作動油の流れをスムーズにすることができ、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することができる。
(Foreign matter retention suppression)
The clearance between the inner diameter of the control
As described above, when the discharge flow rate of the variable
Therefore, in the first embodiment, the diameter is gradually increased from the first
The tapered
In addition, the diameter of the end portion of the
The tapered
Further, the angle α between the tapered
Thereby, the flow of the hydraulic oil in the
〔効果〕
以下、実施例1から把握される本発明の可変容量型ベーンポンプ1の効果を列挙する。
(1)内側にポンプ要素収容部112を有するポンプボディ10(ポンプハウジング)と、ポンプボディ10に軸支される駆動軸2と、ポンプ要素収容部112内に移動可能に設けられ、環状に形成されたカムリング4と、カムリング4内に設けられ、駆動軸2によって回転駆動されると共に、周方向に複数のスリット31を有するロータ3と、ロータ3のスリット31に進退自在に設けられ、ロータ3およびカムリング4と共に複数のポンプ室13を隔成する複数のベーン32と、ポンプ要素収容部112とカムリング4の間に形成される空間のうち、駆動軸2に対するカムリング4の偏心量が大きくなる方向にカムリング4が移動することにより容積が減少する側に設けられた第1流体圧室A1および容積が増大する側に設けられた第2流体圧室A2と、ポンプボディ10に設けられ、複数のポンプ室13のうちロータ3の回転に伴い容積が増大する領域に開口する第1吸入口122、第2吸入口62(吸入口)と、ポンプボディ10設けられ、複数のポンプ室13のうちロータ3の回転に伴い容積が減少する領域に開口する第1吐出口123、第2吐出口63(吐出口)と、ポンプボディ10に設けられ、第1吸入口122、第2吸入口62と連通する吸入通路12aと、ポンプボディ10に設けられ、第1吐出口123、第2吐出口63と連通する吐出通路20(吐出通路)と、吐出通路20(通路22)の途中に設けられたメータリングオリフィス23と、ポンプボディ10に設けられた制御バルブ収容孔116(スプール収容部)と、制御バルブ収容孔116内において、スプール弁収容孔116の長手方向に軸方向移動可能に設けられたスプール70と、制御バルブ収容孔116内空間のうちスプール70の長手方向一方側(y軸負方向側)に設けられ、メータリングオリフィス23の上流側圧力が導入される高圧室116aと、制御バルブ収容孔116内空間のうちスプール70の長手方向他方側(y軸正方向側)に設けられ、メータリングオリフィス23の下流側圧力が導入される中圧室116cと、制御バルブ収容孔116空間のうち高圧室116aと中圧室116cの間に設けられ、吸入通路12a側と連通する低圧室116bと、制御バルブ収容孔116と第1流体圧室A1とを連通する制御圧油路113(連通路)と、スプール70に設けられ、スプール70の移動に伴い高圧室116aと第1流体圧室A1とが連通する状態と低圧室116bと第1流体圧室A1とが連通する状態とを切換える第1ランド部70bと、スプール70に設けられ、第1ランド部70bよりも高圧室116a側に形成された第1小径部70a(小径部)と、第1小径部70aのうち第1ランド部70b側端部に設けられ、第1小径部70aの外径が第1ランド部70b側に向かうに従って徐々に大きくなるように形成されたテーパ部70gと、を備え、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部の外径は、第1小径部70aの外周面からの第1ランド部70bの外周面の突出量である径方向寸法を100パーセントとしたとき、50パーセント以上の大きさを有するようにした。
よって、テーパ部70gが第1小径部70aと第1ランド部70bとの間での作動油の滞留を抑制し、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することが可能となる。そのため、スプール70がロックしてしまうことや、高圧室116aから第1流体圧室A1へ流入する作動油の流量が少なくなることを抑制し、ステアリング操作が重くなるといった現象が生じることを抑制することができる。
〔effect〕
Hereinafter, effects of the variable
(1) A pump body 10 (pump housing) having a pump
Therefore, the
(2)テーパ部70gの第1ランド部70b側端部の外径は、第1ランド部70bの外径とほぼ同じ大きさとなるようにした。
よって、テーパ部70gが第1ランド部70bまでなだらかに形成され、第1ランド部70bにおける作動油の滞留を更に抑制し、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することができる。
(3)テーパ部70gを、テーパ部70gの第1ランド部70b側端部において、制御バルブ収容孔116の長手方向に延びる仮想軸Lに対し直角に交わる面Sとの間の角度αが45度以上となるように形成した。
よって、第1ランド部70bにおける作動油の流れをスムーズにすることができ、作動油中の異物が制御バルブ収容孔116と第1ランド部70bとの間で滞留することを抑制することができる。
(2) The outer diameter of the end portion on the
Therefore, the
(3) The angle α between the tapered
Therefore, the flow of the hydraulic oil in the
〔他の実施例〕
以上、本発明を実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
[Other Examples]
The present invention has been described based on the first embodiment. However, the specific configuration of each invention is not limited to the first embodiment, and even if there is a design change or the like without departing from the gist of the invention. Are included in the present invention.
2 駆動軸
3 ロータ
4 カムリング
10 ポンプボディ
12a 吸入通路
13 ポンプ室
20 油圧回路(吐出通路)
22 通路(吐出通路)
23 メータリングオリフィス
31 スリット
32 ベーン
62 第2吸入口(吸入口)
63 第2吐出口(吐出口)
70 スプール
70a 第1小径部(小径部)
70b 第1ランド部(ランド部)
70g テーパ部
112 ポンプ要素収容部
113 制御圧油路
116 制御バルブ収容孔(スプール収容部)
116a 高圧室
116b 低圧室
116c 中圧室
122 第1吸入口(吸入口)
123 第1吐出口(吐出口)
A1 第1流体圧室
A2 第2流体圧室
2 Drive shaft
3 Rotor
4 Cam ring
10 Pump body
12a Intake passage
13 Pump room
20 Hydraulic circuit (discharge passage)
22 passage (discharge passage)
23 Metering orifice
31 Slit
32 Vane
62 Second inlet (inlet)
63 Second discharge port (discharge port)
70 spool
70a 1st small diameter part (small diameter part)
70b First Land (Land)
70g taper
112 Pump element housing
113 Control pressure oil passage
116 Control valve housing hole (spool housing)
116a High pressure chamber
116b Low pressure chamber
116c Medium pressure chamber
122 1st inlet (inlet)
123 First discharge port (discharge port)
A1 First fluid pressure chamber
A2 Second fluid pressure chamber
Claims (3)
前記ポンプハウジングに軸支される駆動軸と、
前記ポンプ要素収容部内に移動可能に設けられ、環状に形成されたカムリングと、
前記カムリング内に設けられ、前記駆動軸によって回転駆動されると共に、周方向に複数のスリットを有するロータと、
前記ロータのスリットに進退自在に設けられ、前記ロータおよび前記カムリングと共に複数のポンプ室を隔成する複数のベーンと、
前記ポンプ要素収容部と前記カムリングの間に形成される空間のうち、前記駆動軸に対する前記カムリングの偏心量が大きくなる方向に前記カムリングが移動することにより容積が減少する側に設けられた第1流体圧室および容積が増大する側に設けられた第2流体圧室と、
前記ポンプハウジングに設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が増大する領域に開口する吸入口と、
前記ポンプハウジングに設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が減少する領域に開口する吐出口と、
前記ポンプハウジングに設けられ、前記吸入口と連通する吸入通路と、
前記ポンプハウジングに設けられ、前記吐出口と連通する吐出通路と、
前記吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスと、
前記ポンプハウジングに設けられたスプール収容部と、
前記スプール収容部内において、前記スプール弁収容部の長手方向に軸方向移動可能に設けられたスプールと、
前記スプール収容部内空間のうち前記スプールの前記長手方向一方側に設けられ、前記メータリングオリフィスの上流側圧力が導入される高圧室と、
前記スプール収容部内空間のうち前記スプールの前記長手方向他方側に設けられ、前記メータリングオリフィスの下流側圧力が導入される中圧室と、
前記スプール収容部空間のうち前記高圧室と前記中圧室の間に設けられ、前記吸入通路側と連通する低圧室と、
前記スプール収容部と前記第1流体圧室とを連通する連通路と、
前記スプールに設けられ、前記スプールの移動に伴い前記高圧室と前記第1流体圧室とが連通する状態と前記低圧室と前記第1流体圧室とが連通する状態とを切換えるランド部と、
前記スプールに設けられ、前記ランド部よりも前記高圧室側に形成された小径部と、
前記小径部のうち前記ランド部側端部に設けられ、前記小径部の外径が前記ランド部側に向かうに従って徐々に大きくなるように形成されたテーパ部と、
を備え、
前記テーパ部の前記ランド部側端部の外径は、前記小径部の外周面からの前記ランドの外周面の突出量である径方向寸法を100パーセントとしたとき、50パーセント以上の大きさを有することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 A pump housing having a pump element housing on the inside;
A drive shaft pivotally supported by the pump housing;
A cam ring which is movably provided in the pump element accommodating portion and formed in an annular shape;
A rotor provided in the cam ring, driven to rotate by the drive shaft, and having a plurality of slits in the circumferential direction;
A plurality of vanes provided in the slits of the rotor so as to freely advance and retract, and together with the rotor and the cam ring, a plurality of pump chambers;
Of the space formed between the pump element housing portion and the cam ring, the first is provided on the side where the volume decreases as the cam ring moves in a direction in which the eccentric amount of the cam ring with respect to the drive shaft increases. A fluid pressure chamber and a second fluid pressure chamber provided on the side of increasing volume;
An inlet provided in the pump housing and opening in a region of the plurality of pump chambers whose volume increases with rotation of the rotor;
A discharge port that is provided in the pump housing and opens to a region of the plurality of pump chambers whose volume decreases with rotation of the rotor;
A suction passage provided in the pump housing and in communication with the suction port;
A discharge passage provided in the pump housing and communicating with the discharge port;
A metering orifice provided in the middle of the discharge passage;
A spool housing provided in the pump housing;
A spool provided in the spool housing portion so as to be axially movable in the longitudinal direction of the spool valve housing portion;
A high-pressure chamber that is provided on one side in the longitudinal direction of the spool in the inner space of the spool housing portion and into which upstream pressure of the metering orifice is introduced;
An intermediate pressure chamber that is provided on the other side in the longitudinal direction of the spool among the inner space of the spool housing portion and into which the downstream pressure of the metering orifice is introduced;
A low-pressure chamber that is provided between the high-pressure chamber and the intermediate-pressure chamber in the spool housing space, and communicates with the suction passage side;
A communication path communicating the spool housing portion and the first fluid pressure chamber;
A land portion that is provided in the spool and switches between a state in which the high pressure chamber and the first fluid pressure chamber communicate with each other as the spool moves, and a state in which the low pressure chamber and the first fluid pressure chamber communicate with each other;
A small diameter portion provided on the spool and formed on the high pressure chamber side than the land portion;
A taper portion provided at the land portion side end portion of the small diameter portion, and formed so that an outer diameter of the small diameter portion gradually increases toward the land portion side;
With
The outer diameter of the end portion on the land portion side of the tapered portion is 50% or more when the radial dimension that is the protruding amount of the outer peripheral surface of the land from the outer peripheral surface of the small diameter portion is 100%. A variable displacement vane pump characterized by comprising:
前記テーパ部の前記ランド部側端部の外径は、前記ランド部の外径とほぼ同じ大きさであることを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 In the variable displacement vane pump according to claim 1,
The variable displacement vane pump according to claim 1, wherein an outer diameter of the end portion on the land portion side of the taper portion is substantially the same as an outer diameter of the land portion.
前記テーパ部は、前記テーパ部の前記ランド部側端部において、前記スプール収容部の長手方向に延びる仮想軸に対し直角に交わる面との間の角度が45度以上となるように形成されることを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。 In the variable displacement vane pump according to claim 1,
The taper portion is formed so that an angle between the taper portion and the land portion side end portion of the taper portion is 45 degrees or more with respect to a plane perpendicular to the virtual axis extending in the longitudinal direction of the spool housing portion. This is a variable displacement vane pump.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065596A JP6108676B2 (en) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | Variable displacement vane pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065596A JP6108676B2 (en) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | Variable displacement vane pump |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013194692A true JP2013194692A (en) | 2013-09-30 |
JP6108676B2 JP6108676B2 (en) | 2017-04-05 |
Family
ID=49393952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012065596A Expired - Fee Related JP6108676B2 (en) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | Variable displacement vane pump |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6108676B2 (en) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048252A (en) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Showa Corp | Switching valve |
JP2005042674A (en) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Unisia Jkc Steering System Co Ltd | Variable displacement pump |
-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012065596A patent/JP6108676B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048252A (en) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Showa Corp | Switching valve |
JP2005042674A (en) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Unisia Jkc Steering System Co Ltd | Variable displacement pump |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6108676B2 (en) | 2017-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4927601B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP4989392B2 (en) | Variable displacement pump | |
JP2008128024A (en) | Variable displacement vane pump | |
US20070224066A1 (en) | Variable displacement vane pump | |
US20090047147A1 (en) | Variable displacement vane pump | |
US20150252802A1 (en) | Variable displacement vane pump | |
US20080232978A1 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP5989583B2 (en) | Variable displacement vane pump and power steering device | |
JP6700418B2 (en) | Variable displacement pump | |
US8690557B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP2008215188A (en) | Variable displacement vane pump | |
JP6108676B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP4927787B2 (en) | Valve device | |
JP5897946B2 (en) | Variable displacement pump | |
JP5997635B2 (en) | Pump device | |
JP5313997B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP5243316B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP7042099B2 (en) | Pump device | |
JP2012163040A (en) | Vane pump | |
JP2009079537A (en) | Hydraulic pump | |
JP5330984B2 (en) | Variable displacement vane pump | |
JP6103295B2 (en) | Pump device | |
JP2017172421A (en) | Variable capacity type vane pump | |
JP2012087776A (en) | Variable displacement vane pump | |
JP6729969B2 (en) | Pump device manufacturing method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160602 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6108676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |