JP2013194242A - 板状ワークの片面めっき装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1に、手間,時間,工数,労力等の作業負担が軽減され、もってコスト面に優れると共に、第2に、作業ミスも一掃されるようになる、板状ワークの片面めっき装置を提案する。
【解決手段】この片面めっき装置1は、陰極に帯電された板状ワークAの片面Bである下面B´に、陽極側のめっき液Cの液面Dが対応位置すると共に、板状ワークAの下面B´が、めっき液Cのぬれ性を利用して電解めっき処理される。めっき液Cは、板状ワークAの下面B´に対し、液面Dが接触すると共に吸い着き付着して、膜状に濡れ広がって張り付く。もって片面めっき装置1は、めっき液Cが貯留され陽極電極14が配設されたディップ槽2と、ディップ槽2のめっき液Cの液面D付近に配設され、板状ワークAを水平搬送すると共に陰極電極18としても兼用されコンベア15とを、有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、板状ワークの片面めっき装置に関する。すなわち、板状ワークの片面を電解めっき処理する、片面めっき装置に関するものである。
板状ワークの片面めっき装置は、従来、次のようになっていた。例えば太陽電池のソーラーモジュールや、プリント配線基板,ガラス基板,シリコンウエハー等の板状ワークの片面めっきは、従来、次のように行われていた。
板状ワークについて、まず、めっき非対象面,非めっき面である反対面(例えば上面)を、ラミネート等によりマスキングし保護してから、めっき対象面,めっき面である片面(例えば下面)に対し、電解めっき処理が行われていた。
すなわち、予め非めっき面である反対面(例えば上面)が、マスキングされカバーされた板状ワークを、陰極に帯電せしめつつ、陽極側のめっき液が貯留されたディップ槽のめっき液中に浸潰して、全体的にディッピングしつつ液中搬送することにより、めっき面である片面(例えば下面)が、電解めっき処理されていた。
直流通電に伴う電極間電位差による金属折出に基づき、電解めっき被膜が、板状ワークの片面(例えば下面)に全体的に形成され、電解めっき処理されていた。そしてめっき処理後に、反対面(例えば上面)側のマスキングが、剥離,除去されていた。
ところで、このような従来技術については、次の課題が指摘されていた。上述したように、この種従来技術の片面めっき装置では、めっき処理に先立ち、板状ワークの非めっき面をマスキングしてから、めっき面の電解めっき処理が行われ、事後、マスキングが剥離,除去されていた。
このように片面めっきに際しては、反対面がめっきされることを防止するため、ラミネート等によるマスキング作業が必須的であり、その分、作業負担が大きく、作業に手間や時間を要し、工数や労力が嵩み、コスト高となる、という問題が指摘されていた。
又、マスキングの作業ミス発生も指摘され、めっき性能面やめっき品質面に問題が指摘されることもあった。
《本発明について》
本発明の板状ワークの片面めっき装置は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、手間,時間,工数,労力等が軽減され、もってコスト面に優れると共に、第2に、作業ミスも一掃されるようになる、板状ワークの片面めっき装置を提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の板状ワークの片面めっき装置は、板状ワークの片面をめっき処理する。そして、陰極に帯電された該板状ワークの片面である下面に、陽極側のめっき液の液面が対応位置すると共に、該板状ワークの下面が、該めっき液のぬれ性を利用して電解めっき処理されること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の板状ワークの片面めっき装置では、請求項1において、該めっき液は、該板状ワークの下面に対し、液面が接触すると共に吸い着き付着して、膜状に濡れ広がって全体的に張り付く。もって、該板状ワークの下面が電解めっき処理されること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の板状ワークの片面めっき装置では、請求項2において、該片面めっき装置は、ディップ槽とコンベアとを有している。
そして該ディップ槽は、該めっき液が貯留されると共に、陽極電極が液中に配設されている。該コンベアは、該ディップ槽に貯留された該めっき液の液面付近に配設され、該板状ワークを水平搬送する上下のローラー群を備えており、該ローラー群は、選択されたローラーが陰極電極としても兼用されている。
もって該板状ワークは、直流通電に伴う電極間電位差による金属折出に基づき、電解めっき被膜が下面に全体的に形成されること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の板状ワークの片面めっき装置では、請求項3において、該板状ワークは、太陽電池パネルのソーラーモジュールや、プリント配線基板,ガラス基板,シリコンウエハー,その他の回路基板よりなる。該めっき液は、金属イオンを含む金属めっき液よりなること、を特徴とする。
請求項5については、次のとおり。
請求項5の板状ワークの片面めっき装置では、請求項4において、該ディップ槽には、給液管と液面調整板が設けられている。
そして該給液管は、新鮮な該めっき液を該ディップ槽に供給する。該液面調整板は、該ディップ槽の左右両側壁に添設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローした該めっき液を排出する調整穴を備えている。
もって該液面調整板により、該めっき液の液面を、該板状ワークのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっていること、を特徴とする。
請求項6については、次のとおり。
請求項6の板状ワークの片面めっき装置では、請求項4において、該ディップ槽には、給液管と液面調整管が設けられている。
そして該給液管は、新鮮な該めっき液を該ディップ槽に供給する。該液面調整管は、該ディップ槽内の左右両側部に延設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローした該めっき液を排出する調整穴を備えている。
もって該液面調整管により、該めっき液の液面を、該板状ワークのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっていること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)板状ワークが搬送されてこない状態において、ディップ槽のめっき液の液面は、板状ワークの搬送面より極く僅か下位の高さレベルに、維持されている。
(2)このようなめっき液の液面の高さレベルは、例えば、ディップ槽の左右側壁に添設された液面調整板の高さ位置設定により、維持される。
(3)板状ワークが、めっき液の液面上に水平搬送されてくると、めっき液の液面が、板状ワークの下面に部分的に、接触,吸い着き,付着する。
(4)それからめっき液は、界面張力の基、ぬれ性により板状ワークの下面全体に、広がって覆い尽くす。
(5)これと共に直流通電に伴い、板状ワークのめっき面である下面に、電解めっき被膜が形成される。すなわち、コンベアの陰極電極ローラーにて陰極に帯電された板状ワークは、陽極側のめっき液との電位差に基づき、金属が折出して電解めっき被膜となる。
(6)これに対し、板状ワークの非めっき面である上面は、めっき液の液面とは接触せず、遮断されており、めっき処理に際し、マスキングしておく必要は一切ない。
(7)さてそこで、本発明の板状ワークの片面めっき装置は、次の効果を発揮する。
第1に、手間,時間,工数,労力等の作業負担が軽減され、もってコスト面に優れるようになる。
すなわち、本発明に係る板状ワークの片面めっき装置では、めっき面である板状ワークの片面(下面)が、めっき液のぬれ性を利用して電解めっき処理される。
もって、非めっき面である反対面(上面)のマスキング作業が不要化され、作業負担が大きく軽減される。前述したこの種従来技術のように、非めっき面である板状ワークの反対面を、ラミネート等によりマスキングすることなく、めっき処理が可能となる。
このように本発明によると、めっき作業が簡単容易化されて、作業負担が軽減し、手間や時間が省け、工数や労力も軽減される等々、コスト面に優れている。
第2に、作業ミスも一掃される。すなわち、本発明に係る板状ワークの片面めっき装置では、非めっき面のマスキング作業が不要化されるので、前述したこの種従来技術のように、マスキングに伴う作業ミスも発生しない。もって、めっき性能面やめっき品質面について、問題が発生することもなくなる。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る板状ワークの片面めっき装置について、発明を実施するための形態の説明に供し、第1例の側面断面図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、第1例の正面断面図である(図1のX−X線に沿った矢視断面図)。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、第1例全体の正面断面図、(2)図は、第2例全体の正面断面図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、第1例の要部の正面断面図である(図1のY−Y線に沿った矢視断面図)、(2)図は、第3例の平面図、(3)図は、第4例の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。
《発明の概要》
まず、本発明の概要について説明する。本発明に係る板状ワークAの片面めっき装置1は、板状ワークAの片面Bをめっき処理する。
そして、陰極に帯電された板状ワークAの片面Bである下面B’に、陽極側のめっき液Cの液面Dが対応位置すると共に、板状ワークAの下面B’が、めっき液Cのぬれ性を利用して、電解めっき処理される。
すなわちめっき液Cは、板状ワークAの下面B’に対し、液面Dが接触すると共に吸い着き付着して、膜状に濡れ広がって全体的に張り付き、もって板状ワークAの下面B’が、電解めっき処理される。板状ワークAは、直流通電に伴う電極間電位差による金属折出に基づき、電解めっき被膜が下面B’に全体的に形成される。
本発明の概要については、以上のとおり。以下、このような本発明について、更に、詳述する。
《ディップ槽2について》
まず、図1,図2,図3等を参照して、片面めっき装置1のディップ槽2について、説明する。
片面めっき装置1は、ディップ槽2を備えている。そしてディップ槽2は、前後壁3,左右側壁4,底壁5等にて槽状に形成され、例えば前後長さ寸法1m,左右幅寸法250mm程度よりなる。
このようなディップ槽2下部の液槽6には、めっき液Cが貯留されている。めっき液Cは、例えば銀イオン,銅イオン,その他の金属イオンを含有した、銀めっき液,銅めっき液,その他の金属イオン電解液よりなる。
そして、ディップ槽2の液槽6には、新鮮なめっき液Cが、給液管7にて供給される。このような給液管7によるめっき液Cの供給制御は、付設された流量計での計測データに基づき、例えば弁の開度を自動調整することにより行われる。そして、このような給液管7による液槽6へのめっき液Cの供給に伴い、供給量に対応した量のめっき液C、つまり金属イオンが消耗して老廃しためっき液Cが、液槽6からオーバーフロー排出される。図2中に示した例では、後述する液面調整板8の調整穴9や左右側壁4のオーバーフロー穴10を介し、オーバーフロー排出される。
図2,図3中に示した給液管7は、本管11,分岐管12,供給開口13、等を有してなる。
本管11は、めっき液Cの生成槽(図示せず)に、基端が接続されている。分岐管12は、垂下された本管11の末端に接続されると共に、ディップ槽2の液槽6内の左右両側部内、つまり貯留されているめっき液Cの左右両側部中に、搬送方向Eに沿って水平延設されている。
供給開口13は、分岐管12に所定ピッチで設けられており、圧送されてきためっき液Cを、図示例では斜め上方に向け噴流として供給する。勿論、噴流ではなく定流程度で供給するようにしてもよい。
図中14は、貯留されるめっき液C中に配設された陽極電極であり、整流器等の直流電源(図示せず)のアノード側に接続されている。図示側の陽極電極14は、液槽6の底壁5に、搬送方向Eに沿い所定ピッチで設けられている。
ディップ槽2については、以上のとおり。
《コンベア15について》
次に、図1,図2,図3等を参照して、片面めっき装置1のコンベア15について、説明する。
片面めっき装置1は、上述したディップ槽2と共に、コンベア15を備えている。そしてコンベア15は、ディップ槽2に貯留されためっき液Cの液面D付近に、配設されており、板状ワークAを搬送方向Eに水平搬送する。
このようなコンベア15について、更に詳述する。まず、コンベア15にて搬送される、めっき対象の板状ワークAは、代表的には、太陽電池パネルのソーラーモジュールや、プリント配線基板,液晶用LCDガラス基板等のガラス基板,シリコンウエハー,その他の回路基板よりなる。そして、例えば前後寸法50mm,左右幅寸法150mm程度のものが、めっき対象として搬送される。
コンベア15は、このような金属製の板状ワークAを、上下のローラー16群により挟んで、水平に搬送方向Eに搬送する。ローラー16としては、輪状ホイール、又は円柱状ストレートロールが用いられる。
図示例のローラー16群は、輪状ホイールよりなり、下側の駆動用の搬送ローラー16群と、上側の従動用のフリーローラーよりなる押えローラー16群とで、構成されている。
又、図示例では、左右幅方向に複数個の搬送ローラー16と、押えローラー16とが、それぞれ、搬送方向Eに上下それぞれ例えば16列、列設されている。なお、下側の搬送ローラー16と、上側の押えローラー16とは、板状ワークAを上下で挟むものの、図2,図3の図示例では、相互間で上下対応位置することなく左右に位置をずらして配設されている。勿論、上下対をなし対応位置すべく配設することも可能である。
そして、搬送ローラー16群と押えローラー16群とは、共にディップ槽2の液槽6に貯留されためっき液Cの液面D付近に、配設されている。
すなわち図示例では、下側の搬送ローラー16のシャフト17は、めっき液Cの液面D下に位置し、上側の押えローラー16のシャフト17は、めっき液Cの液面D上に位置している。
もって常時は、めっき液Cの僅かに液面D上に位置していた搬送ローラー16の頂面が(図1の左側を参照)、めっき処理に際しては、液面Dの吸い着き,盛り上がりに伴い、液面Dと同じ高さレベルに位置するようになる(図1の右側や図2を参照)。
これに対し押えローラー16は、その底面が、常時は勿論のこと、めっき処理時も板状ワークAを介し、僅かながら液面Dの上位に位置している(図1や図2を参照)。
コンベア15については、以上のとおり。
《陰極電極18,その他について》
次に、図1,図2,図3等に参照して、陰極電極18について、説明する。
片面めっき装置1のコンベア15のローラー16群は、その選択されたローラー16が、陰極電極18として兼用されている。すなわち、コンベア15の搬送ローラー16や押えローラー16のいずれか一方、又は両方が、陰極電極18として兼用されている。選択されたローラー16が、板状ワークAを陰極に帯電させる陰極電極18用のロールとして、機能している。
図1,図2,図3の(1)図等に示した例では、搬送ローラー16が陰極電極18として兼用されており、そのシャフト17の端部に、ロータリーコネクタ19が付設されており、アースつまり直流電源のカソード側となっている。これに対し、図3の(2)図に示した例では、押えローラー16が陰極電極18として兼用されており、そのシャフト17の端部に、ロータリーコネクタ19が付設されている。
なお、このような図示例によらず、搬送ローラー16および押えローラー16の双方を、陰極電極18として選択,兼用するようにしてもよい。
図2,図3中、20は搬送ギア対である。この搬送ギア対20は、コンベア15の搬送ローラー16のシャフト17端部に付設されると共に、モーター等の搬送駆動機構(図示せず)に、連結されている。
図2,図4の(1)図中、21は軸受である。軸受21は、ディップ槽2の左右側壁4等に付設されており、コンベア15のシャフト17,17を保持する。
図1中、22はダムローラーである。ダムローラー22は、円柱状ストレートロールよりなり、ディップ槽2の液槽6の前後壁3に介装されており、頂面が貯留されためっき液Cの液面D付近に位置し、入口壁や出口壁としても兼用,機能している。
陰極電極18,その他については、以上のとおり。
《液面調整板8について》
次に、図1,図2,図3等を参照して、液面調整板8による液面D高さ調整について、説明する。
片面めっき装置1のディップ槽2には、液面D高さ調整用の液面調整板8が設けられている。この液面調整板8は、ディップ槽2の左右側壁4に添設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローしためっき液Cを排出する調整穴9を備えている。
もって、このような液面調整板8により、めっき液Cの液面Dを、板状ワークAのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっている。
このような液面調整板8について、更に詳述する。液面調整板8は長板状をなし、ディップ槽2の左右側壁4内側に、搬送方向Eに沿ってそれぞれ添設されている。
液面調整板8には、搬送方向Eに沿って所定ピッチで穿設された多数の調整穴9と、シャフト17,17挿通用の凹切欠23とが、形成されている。各調整穴9は、ディップ槽2の液槽6に貯留されためっき液Cの液面Dに向け開口しており、共通の大きさ,形状,高さ位置等よりなる。
そして液面調整板8は、例えば手動操作に基づき、全体的に若干上下動可能であると共に、所定高さ位置にて停止位置決め可能となっている。もって、各調整穴9の高さ位置を、変更設定可能となっている。
調整穴9は、まず前述したように、給液管7による新鮮なめっき液Cの供給に伴い、消耗,老廃しためっき液Cを、貯留されていたディップ槽2の液槽6中より回収し、もって左右側壁4のオーバーフロー穴10を経由して、オーバーフロー排出すべく機能する。
このような機能と共に、調整穴9は、その高さ位置設定により、めっき液Cの液面Dの高さレベルを、めっき処理に最適となるように、調整する機能を発揮する。
すなわちめっき処理に際し、めっき液Cの液面Dは、板状ワークAの下面B’に対し、接触,吸い着き,付着して,濡れ広がる。調整穴9は、このような液面Dの板状ワークAに対する関係が可能となるように、液面Dの高さレベルを調整する。液面調整板8の高さ位置設定に伴い、調整穴9の底面高さ位置が設定され、もって液面Dの高さレベルが、めっき処理に最適に調整される。
液面調整板8については、以上のとおり。
《作用等》
本発明の板状ワークAの片面めっき装置1は、以上説明したように構成されている。そこで、その作用等は以下のようになる。
(1)まず板状ワークAが、コンベア15にて搬送されてこない状態については、次のとおり。
ディップ槽2の液槽6に貯留されためっき液Cの液面Dは、板状ワークAの搬送面つまり搬送高さレベルより、極く僅かだが下位の高さレベルとなっている(図1中の左側を参照)。液面Dは、後述するように板状ワークAの下面B’に吸い着き,這い上がって濡れ広がる高さレベルより、僅かに下位の高さレベルに維持されている。
(2)そして、このようなめっき液Cの液面Dの高さレベルは、図1,図2,図3等の図示例では、液面調整板8の調整穴9の高さ位置設定により、調整されている。液面Dと板状ワークAの下面B’とが、極く僅かの間隙となるように、ディップ槽2の左右側壁4に添設された液面調整板8の調整穴9にて、維持されている。
(3)しかる後、板状ワークAが搬送されてくると、次のようになる。例えば回路基板やソーラーモジュール等の板状ワークAが、コンベア15の搬送ローラー16と押えローラー16にて、ディップ槽2内を搬送方向Eに搬送され、もってディップ槽2の液槽6のめっき液Cの液面D上に、水平搬送されてくると、次のようになる。
まず、めっき液Cの液面Dが、板状ワークAの片面Bである下面B’に対し、部分的に接触すると共に、吸い着き,付着する。このようなめっき液Cの液面Dの板状ワークAの下面B’に対する接触,付着は、上述したように両者が、極めて僅かな上下間隔で位置設定されていることに、起因して発生する。
そして更に、液面Dが、完全水平面を常時維持している訳ではなく、僅かに上下動し,波立っていることも、その原因となる。このような上下動,波立ちは、給液管7によるめっき液Cの供給に伴い、自然発生する。特に、噴流となってめっき液Cが供給される場合は、一段と顕著化する。
(4)さて、めっき液Cは、コンベア15にて水平搬送される板状ワークAの下面B’に対し、上述により液面Dが部分的に接触して吸い着き,付着した後、このような接触,付着をきっかけとして、膜状に濡れ広がって行く。
すなわちめっき液Cは、界面張力の基、ぬれ性により板状ワークAの下面B’全体に広がって行く。表面張力にて周囲から液面Dが盛り上がっためっき液Cは、板状ワークAの下面B’に対し、這い上がると共に界面にそって張力が作用する。もって、めっき液Cが拡張ぬれにより全体的に広がって、下面B’を覆い尽くす(図1中の右側,図2,図3等を参照)。
なお、このようなめっき液Cの接触,付着が不足する場合や、その後の広がりが不足する場合は、その対策として板状ワークAを、コンベア15にて搬送方向Eに往復動させることも行われる。又、コンベア15による板状ワークAの搬送スピードを、遅速制御することにより、めっき時間を調節することも行われる。
(5)さて、コンベア15にてディップ槽2内を搬送される板状ワークAは、このように下面B’に、めっき液Cが濡れ広がって被覆される。
これと共に、アノード側からカソード側への直流通電に伴い、電極間の電位差に基づき、下面B’に金属が折出して、電解めっき被膜が形成される(図1中の右側,図2,図3等を参照)。
すなわち、陰極電極18として機能するコンベア15のローラー16( 図1,図2,図3の(1)図の例では搬送ローラー16、図3の(2)図の例では押えローラー16 )により、陰極に帯電された板状ワークAは、陽極電極14側のめっき液Cとの間の直流通電に伴う電位差に基づき、めっき液C中の金属イオンにて、下面B’に金属が折出する。
もって板状ワークAは、その下面B’について、銀めっき被膜や銅めっき被膜等、金属イオン電解被膜であるめっき被膜が、全体的に張り付き形成される。
このようにして、ディップ槽2内を搬送される板状ワークAは、そのめっき対象面,めっき面である片面Bつまり下面B’が、ぬれ性を利用して電解めっき処理される。
(6)これに対し、板状ワークAの非めっき対象面,非めっき面である反対面F、つまり上面Gは、このような下面B’のめっき処理に際し、めっき液Cの液面Dと接触することは、一切ない。
ディップ槽2内を搬送される板状ワークAの上面Gは、常時、雰囲気と界面接触しており、液槽6のめっき液Cと界面接触することはない。
従って、非めっき面である反対面Fつまり上面Gを、めっき処理に際し、めっき防止のためマスキングしておく必要は一切ない。上面Gは、板状ワークA本体にて、めっき面である下面B’側つまりめっき液C側とは、常に遮断されている。
本発明の作用等については、以上のとおり。
《その他の例、まず第2例について》
以上、図1,図2,図3の(1)図等に示した第1例に基づき、本発明を説明した。以下、第2例,第3例,第4例,第5例等、本発明の他の例について、説明しておく。
まず、第2例で採用されている光照射方式等について、説明する。
図3の(2)図に示した第2例の片面めっき装置1では、ディップ槽2の液槽6の底壁5に、透明ガラス24が組み込まれている。これと共に、その下側にランプ25が、透明ガラス24を介し設けられている。もって、ランプ25による光照射方式により、電解めっき処理が一段と促進されるようになっている。
又、この第2例の片面めっき装置1にあっては、第1例とは異なり、搬送ローラー16ではなく押えローラー16が、陰極電極18として兼用されている。
この第2例の片面めっき装置1について、その他の構成,機能,作用等は、第1例について前述した所に準じるので、同符号を付し、その説明は省略する。
第2例については、以上のとおり。
《第3例について》
次に、第3例で採用されている給液管7について、説明する。
図4の(2)図に示した第3例の片面めっき装置1では、めっき液Cの給液管7の構成が、前述した図1,図2,図3等に示した第1例や第2例に示した給液管7とは、異なっている。
すなわち、この第3例の給液管7では、供給開口13付の分岐管12が、ディップ槽2の液槽6上に水平延設されている。つまり、第1例や第2例について前述した分岐管12のように、貯留されためっき液C中に液中配設されるのではなく、この第3例の分岐管12は、めっき液Cの液面Dより上位の雰囲気中に配設されている。
従って、この第3例では、分岐管12に所定ピッチで設けられる供給開口13も、第1例や第2例のように下位のめっき液C中ではなく、上位の雰囲気中に設けられている。
そこで、新鮮なめっき液Cが、このような上位の給液管7の各供給開口13から、下位の液槽6に貯留されためっき液Cの液面Dに向けて、雰囲気を介して、流下供給されるようになっている。
これにより、この第3例の片面めっき装置1によると、液槽6に貯留されためっき液Cの液面Dが、板状ワークAの下面B’に対し、スムーズに接触,付着されるという利点がある。
すなわちめっき液Cが、上位の給液管7の各供給開口13から、下位に貯留されためっき液Cの液面Dに向けて、雰囲気を介して、流下供給,落下供給されるので、液面Dの僅かな上下動,波立ちが促進される。もって、液面Dの板状ワークAの下面B’に対する接触,付着も、促進され易くなる。
この第3例の片面めっき装置1について、その他の構成,機能,作用等は、第1例について前述した所に準じるので、同符号を付し、その説明は省略する。
第3例については、以上のとおり。
《第4例について》
次に、第4例で採用されている液面調整管26について、説明する。
図4の(3)図に示した第4例の片面めっき装置1では、ディップ槽2について、前述した図1,図2,図3等に示した第1例や第2例で採用されていた液面調整板8に代え、
液面調整管26が採用されている。
すなわち、この第4例で採用された液面調整管26は、ディップ槽2内の左右両側部に延設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローしためっき液Cを排出する調整穴27を備えている。
もって、このような液面調整管26により、めっき液Cの液面Dを、板状ワークAのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっている。
このような液面調整管26について、更に詳述する。この第4例の液面調整管26は、第1例や第2例について前述した液面調整板8のように、ディップ槽2の左右側壁4に添設されるのではなく、ディップ槽2の液槽6中に、液中配設されている。
すなわち、この液面調整管26は、液槽6内の左右両側部に搬送方向Eに沿ってそれぞれ延出された延設管28と、延設管28の上面について、搬送方向Eに所定ピッチで付設された多数の調整穴27と、延設管28に垂下接続されたオーバーフロー管29とを、備えている。
そして、このような液面調整管26は、液槽6内に貯留されためっき液C中を、全体的に若干上下動可能であると共に、所定の高さ位置にて停止位置決め可能となっている。もって、各調整穴27の高さ位置を、変更設定可能となっている。
各調整穴27は、共通の大きさ,高さ位置よりなる。そして各調整穴27は、給液管7による新鮮なめっき液Cの供給に伴い、消耗,老廃しためっき液Cを、貯留されていた液槽6中より液面D側から回収し、もって延設管28やオーバーフロー管29を経由して、オーバーフロー排出すべく機能し、液面D付近に開口している。
このような機能と共に、調整穴27は、その高さ位置設定により、めっき液Cの液面Dの高さレベルを、めっき処理に最適となるように、調整する機能を発揮する。その詳細は、第1例において液面調整板8の調整穴9に関して述べた所に準じる。
この第4例の片面めっき装置1について、その他の構成,機能,作用等は、第1例について前述した所に準じるので、同符号を付し、その説明は省略する。
第4例については、以上のとおり。
《第5例について》
次に、第5例として昇降動搬送方式について、説明する。
上述した各例の片面めっき装置1は、コンベア15にて板状ワークAを水平搬送しつつ、めっき処理していたが、本発明の片面めっき装置1は、このような搬送方式に限定されるものではない。
例えば、板状ワークAを、ディップ槽2の液槽6に貯留されためっき液Cに対し、水平状態を維持しつつ、昇降動させる搬送方式も可能である。この場合、板状ワークAは昇降機構により、めっき液Cの液面Dの僅か上位まで降下され、もって、その下面B’が電解めっき処理される。なお昇降機構は、陰極電極18と兼用される。
この第5例の片面めっき装置1について、その他の構成,機能,作用等は、第1例について前述した所に準じるので、その説明は省略する。
第5例については、以上のとおり。
1 片面めっき装置
2 ディップ槽
3 前後壁
4 左右側壁
5 底壁
6 液槽
7 給液管
8 液面調整板
9 調整穴
10 オーバーフロー穴
11 本管
12 分岐管
13 供給開口
14 陽極電極
15 コンベア
16 ローラー
16 搬送ローラー
16 押えローラー
17 シャフト
17 シャフト
18 陰極電極
19 ロータリーコネクタ
20 搬送ギア対
21 軸受
22 ダムローラー
23 凹切欠
24 透明ガラス
25 ランプ
26 液面調整管
27 調整穴
28 延設管
29 オーバーフロー管
A 板状ワーク
B 片面
B’下面
C めっき液
D 液面
E 搬送方向
F 反対面
G 上面

Claims (6)

  1. 板状ワークの片面をめっき処理する片面めっき装置であって、陰極に帯電された該板状ワークの片面である下面に、陽極側のめっき液の液面が対応位置すると共に、
    該板状ワークの下面が、該めっき液のぬれ性を利用して電解めっき処理されること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
  2. 請求項1において、該めっき液は、該板状ワークの下面に対し、液面が接触すると共に吸い着き付着して、膜状に濡れ広がって全体的に張り付き、
    もって、該板状ワークの下面が電解めっき処理されること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
  3. 請求項2において、該片面めっき装置は、ディップ槽とコンベアとを有しており、該ディップ槽は、該めっき液が貯留されると共に、陽極電極が液中に配設されており、
    該コンベアは、該ディップ槽に貯留された該めっき液の液面付近に配設され、該板状ワークを水平搬送する上下のローラー群を備えており、該ローラー群は、選択されたローラーが陰極電極としても兼用されており、
    もって該板状ワークは、直流通電に伴う電極間電位差による金属折出に基づき、電解めっき被膜が下面に全体的に形成されること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
  4. 請求項3において、該板状ワークは、太陽電池パネルのソーラーモジュールや、プリント配線基板,ガラス基板,シリコンウエハー,その他の回路基板よりなり、
    該めっき液は、金属イオンを含む金属めっき液よりなること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
  5. 請求項4において、該ディップ槽には、給液管と液面調整板が設けられており、該給液管は、新鮮な該めっき液を該ディップ槽に供給し、
    該液面調整板は、該ディップ槽の左右両側壁に添設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローした該めっき液を排出する調整穴を備えており、
    もって該液面調整板により、該めっき液の液面を、該板状ワークのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっていること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
  6. 請求項4において、該ディップ槽には、給液管と液面調整管が設けられており、該給液管は、新鮮な該めっき液を該ディップ槽に供給し、
    該液面調整管は、該ディップ槽内の左右両側部に延設されており、若干上下動可能であることに基づき、その高さ位置を変更設定可能であると共に、オーバーフローした該めっき液を排出する調整穴を備えており、
    もって該液面調整管により、該めっき液の液面を、該板状ワークのめっき処理に適した高さレベルに調整可能となっていること、を特徴とする板状ワークの片面めっき装置。
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