JP2013193282A - 特異なスクリューヘッドを備えた射出成形機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクリューヘッド2の表面に、スクリューの軸芯に対して適正な角度で、傾斜した溝4を設け、更に、溝に適正な断面積変化をつけることで、溶融樹脂を均質に混合しながら円滑にノズルに移送することができるスクリューヘッドとした。
【選択図】図2
Description
例えば、ホッパーから充填された無機部材を含んだ樹脂を均質で効率的に可塑化できるよう、シリンダーやスクリューを改良することは勿論、スクリューヘッドと呼ばれるスクリューの先端部の構造も種々改良されている。
具体的には、溶融樹脂を先端部へ良好に誘導するために、スクリューヘッドにスクリュー軸と平行な溝を設ける構造のものがある(特許文献1)。しかしながら、シリンダー内の樹脂はスクリューの回転に伴って螺旋状に回転しながら可塑化及び溶融されて移送されるため、溝がスクリュー軸に対して平行に設けられているスクリューヘッドでは溶融樹脂の移送が円滑に行われないという問題がある。
第2の発明によれば、表面にスクリューの軸に対して傾斜する方向に2〜8本の溝が設けられているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機を提供する。
第3の発明によれば、表面にスクリューの軸に対して5〜60°の角度で溝が設けられているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形機を提供する。
第4の発明によれば、表面に設けられた樹脂導入口の溝の断面形状が樹脂排出口側の溝の断面形状に対して横長であるスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の射出成形機を提供する。
第5の発明によれば、表面に設けられている溝の断面形状が樹脂導入口から樹脂排出口側に向って順次変化しているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形機を提供する。
なお、本願発明ではスクリューヘッドの表面に設ける溝の断面形状をU字型として説明しているが、溝の断面形状はU字型に限定されるわけではなく、例えばV字型などでもよい。必要なことは、樹脂導入口に比べて樹脂排出口側の断面積を大きくして、溶融樹脂を整流から乱流に変化させて均質に混合できるようにすることである。
すなわち、本願発明の特徴は、スクリューヘッドの表面に設けられたスクリューの軸に対して傾斜した溶融樹脂を移送するための溝の断面形状を徐々に変化させ、樹脂導入口に比べて樹脂排出口側の断面積を大きくして溶融樹脂の移送時に乱流を発生させる点にある。
以下、本願発明を図1〜図3に従って詳細に説明する。
なお、図1ではスクリューヘッド(2)に設けられたスクリューの軸に対して傾斜して設けられたU字型の溝(4)が1本だけ設けられたものが示されているが、これは発明の態様を分かり易く説明するためであり、実際のスクリューヘッド(2)におけるU字型の溝(4)は2〜8本程度設けることが好ましく、U字型の溝(4)のスクリュー(3)の軸に対する傾斜角度は5〜60°が好ましい。このスクリューヘッドに設けられるU字型の溝(4)の本数やスクリューの軸芯に対する傾斜角度は、使用する樹脂の物性や混合する部材の混合割合によって調整すればよい。
なお、図1では発明の態様を分かり易くするために、スクリューの軸に対して傾斜して設けられたU字型の溝(4)が1本設けられているが、図2のA及びBでは、U字型の溝(4)が4本設けられている態様が示されている。図2のAにおける(1)はシリンダーであり、(2)は円錐形のスクリューヘッドであり、(4)はスクリューの軸に対して傾斜して設けられたU字型の溝である。また、図2のBにおける(1)はシリンダーであり、(2)は円錐形をしたスクリューヘッドであり、(4)はスクリューの軸に対して傾斜して設けられたU字型の溝を示している。
なお、図2のB、図3のBにおいて、A−AとB−Bの溝(4)は直線で結ばれているが、これは説明を分かり易くするために単純化したものであり、図2及び図3の態様を正確に記載する場合は、A−AとB−Bの溝(4)は曲線で、且つ破線になる。
2 スクリューヘッド
3 スクリュー
4 スクリューの軸方向に対して傾斜して設けられた溝
Claims (5)
- スクリューヘッドの表面にスクリューの軸に対して傾斜する方向に溝が設けられているとともに、樹脂排出口側の溝の断面積が樹脂導入口の溝の断面積に対して、1.1〜2.0倍であるスクリューヘッドを備えたことを特徴とする射出成形機。
- 表面にスクリューの軸に対して傾斜する方向に2〜8本の溝が設けられているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
- 表面にスクリューの軸に対して5〜60°の角度で溝が設けられているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形機。
- 表面に設けられた樹脂導入口の溝の断面形状が樹脂排出口側の溝の断面形状に対して横長であるスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の射出成形機。
- 表面に設けられている溝の断面形状が樹脂導入口から樹脂排出口側に向って順次変化しているスクリューヘッドを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形機。
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JP2011148188A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 溶融樹脂整流用ユニット |
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2012
- 2012-03-16 JP JP2012061240A patent/JP5934530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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