JP2013191939A - 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法 - Google Patents

加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013191939A
JP2013191939A JP2012055226A JP2012055226A JP2013191939A JP 2013191939 A JP2013191939 A JP 2013191939A JP 2012055226 A JP2012055226 A JP 2012055226A JP 2012055226 A JP2012055226 A JP 2012055226A JP 2013191939 A JP2013191939 A JP 2013191939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless network
wireless
mobile terminal
network
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012055226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5490836B2 (ja
Inventor
Shigeki Muramatsu
茂樹 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2012055226A priority Critical patent/JP5490836B2/ja
Publication of JP2013191939A publication Critical patent/JP2013191939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5490836B2 publication Critical patent/JP5490836B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】消費電力を抑制しつつ、通信ネットワークのエリア情報を用いずに通信ネットワークとの接続を切り替えることができる携帯端末を提供する。
【解決手段】本携帯端末は、第1及び第2の無線ネットワークにそれぞれ接続する第1及び第2の無線インタフェースを備えている。さらに、加速度センサと、加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と、第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、非移動判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の無線インタフェースを備えた携帯端末について、無線ネットワークの接続を切り替える技術に関する。
近年、スマートフォンの普及に伴い多量のデータ通信が発生し、3G(3rd Generation) 携帯電話網のトラヒックが急増している。その結果、この携帯電話網における輻輳の増大や通信品質の低下が問題となっている。
この問題を解決するための技術としてデータオフロードが挙げられる。データオフロードは、1つの通信網に転送すべきデータトラフィックを、これとは別の通信網へ迂回させる技術である。
この技術の一例として、特許文献1には、第1の通信網(無線LAN)のエリアに近づいていることを検知した際、第1の通信網に接続するインタフェース部をアクティブにして通信品質を監視し、第1の通信網の通信品質が良い場合に、接続先を第2の通信網(携帯電話網)から第1の通信網に切り替える無線端末装置が開示されている。この無線端末装置は、第1の通信網(無線LAN)のエリア情報を必須とし、同情報を自ら格納するか又はサーバから取得する。
特開2012−5036号公報
通常、携帯電話網及び無線LANの両方に接続可能な無線端末装置では、例えば携帯電話網との接続中であっても、通信網を適切に切り替えるために、無線LANエリアを常時サーチする必要がある。その結果、多大な電力が消費されてしまう。
これに対して、特許文献1の技術では、無線LANエリアを常時サーチしなくてもよいように、無線端末装置は無線LANエリア情報を格納している。しかしながら、同エリア情報は、実際の状況に対応したものでなければならず、常時更新されねばならない。この事情は、無線LANエリア情報をサーバから取得する場合でも同様であり、この場合、同エリア情報を常時更新するサーバ及び無線端末を含めたシステムを構築せねばならない。
そこで、本発明は、消費電力を抑制しつつ、通信網のエリア情報を用いずに通信網との接続を切り替えることができる携帯端末、接続制御プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末であって、
加速度を検出する加速度センサと、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、非移動判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
を有する携帯端末が提供される。
この本発明による携帯端末によれば、非移動判定手段は、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間検出されない際、携帯端末が当該所定時間継続して非移動状態にあるとの判定を行うことも好ましい。
また、本発明による携帯端末の一実施形態として、非移動判定手段は、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間内に検出された際、携帯端末が移動状態にあるとの判定を行い、
接続制御手段は、第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、非移動判定手段によって携帯端末が移動状態にあるとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を終了することも好ましい。
さらに、本発明による携帯端末の他の実施形態として、第1の無線ネットワークの通信品質と第2の無線ネットワークの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する通信品質判定手段を更に備えており、
接続制御手段は、第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、通信品質判定手段によって第1の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を終了することも好ましい。
また、本発明による携帯端末によれば、第1の無線ネットワークの通信品質と第2の無線ネットワークの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する通信品質判定手段を更に備えており、
接続制御手段は、圏内判定手段によって真の判定が行われ、且つ通信品質判定手段によって第2の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
本発明によれば、さらに、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末に搭載されたネットワーク接続制御プログラムであって、
携帯端末は、加速度を検出する加速度センサを備えており、
上記ネットワーク接続制御プログラムは、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、非移動判定手段が真の判定を行った際、第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
圏内判定手段が真の判定を行った際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
してコンピュータを機能させるネットワーク接続制御プログラムが提供される。
本発明によれば、さらにまた、第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、この第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末におけるネットワーク接続制御方法であって、
携帯端末は、加速度を検出する加速度センサを備えており、
上記ネットワーク接続制御方法は、
加速度センサから出力される加速度情報を用いて、携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する第1のステップと、
第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェースを停止させ、第1のステップで真の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを起動させる第2のステップと、
起動した第2の無線インタフェースを用いて、携帯端末が第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する第3のステップと、
第3のステップで真の判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する第4のステップと
を有するネットワーク接続制御方法が提供される。
本発明の携帯端末、ネットワーク接続制御プログラム及び方法によれば、消費電力を抑制しつつ、無線ネットワークのエリア情報を用いずに無線ネットワークとの接続を切り替えることができる。
本発明の携帯端末におけるネットワーク接続制御を概略的に示す説明図である。 携帯端末を所持して徒歩で移動した際の、加速度センサから出力される加速度の各軸方向成分における時間変化を示すグラフである。 本発明による携帯端末の一実施形態を示す機能構成図である。 本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである(前半)。 本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである(後半)。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の携帯端末におけるネットワーク接続制御を概略的に示す説明図である。
図1によれば、
a)第1の無線ネットワークとしての3G(3rd Generation)携帯電話網と、
b)この3G携帯電話網の通信エリア2に包含された通信エリア3を有する、第2の無線ネットワークとしての無線LAN(Local Area Network)と
が設けられている。
また、携帯端末1は、3G携帯電話網に接続する第1の無線インタフェース100と、無線LANに接続する第2の無線インタフェース101と、携帯端末1の加速度を検出する加速度センサ102とを備えている。
ユーザは、当初、この携帯端末1を所持して、3G携帯電話網の通信エリア2内を徒歩で移動し、カフェ、社屋又は自宅等に設置された無線LANの通信エリア3に向かう。ここで、携帯端末1は、第1の無線インタフェース100を介して3G携帯電話網と接続している。また、この間、無線LANに接続可能な第2の無線インタフェース101は、停止している。
このような状況で、携帯端末1は、加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1を保持するユーザが歩行(移動)の状態にあると判断する。具体的には、後に詳述するように、加速度情報から歩行に対応する周期的な変動を検出し、ユーザが移動状態にあると判断する。
次いで、ユーザは、無線LANの通信エリア3(無線LANが設置されたカフェ、社屋又は自宅等)内に入り、立ち止まる(例えば通信を行うために着席する)。ここで、携帯端末1は、同じく加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、ユーザが所定時間(例えば60秒)継続して歩行を止めた状態(非移動状態)にあると判断する。具体的には、後に詳述するように、加速度情報から歩行に対応する周期的な変動が所定時間検出されないとして、ユーザが所定時間継続して非移動状態にあると判断する。
携帯端末1は、この判断に基づき、無線LAN(第2の無線ネットワーク101)の通信エリア3に入った可能性があるとして、第2の無線インタフェース101を起動させる。次いで、携帯端末1は、この起動した第2の無線インタフェース101を用いて取得した信号情報から、自身が無線LANの通信エリア3内に居るとの判定を行った際、この無線LANとの接続を開始する。
その後、ユーザは、再び徒歩で移動を開始し、無線LANの通信エリア3の外に向かう。ここで、無線LANの通信エリア3は、例えば屋内に設置されたアクセスポイントから数十〜百数十m程度の範囲である。従って、携帯端末1は、加速度センサ102の加速度情報から判断して、ユーザが歩行(移動)状態であって所定の歩数(例えば240歩)以上移動した場合、ユーザが無線LANの通信エリア3の外に出たと判断する。
尚、ユーザが所定時間(例えば120秒)継続して歩行(移動)状態である場合に、ユーザが無線LANの通信エリア3の外に出たと判断することも可能である。
携帯端末1は、この判断に基づいて、再び3G携帯電話網との接続を開始し、一方で第2の無線インタフェース101を停止させて無線LANとの接続を終了する。
以上述べたように、携帯端末1は、
a)加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が移動状態(歩行状態)にあるか、又は所定時間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)にあるかを判断する。
b)次いで、この判断に基づいて、携帯端末1が第2の無線ネットワーク(無線LAN)の通信エリア3内に入った又は出たものとして、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)と第2の無線ネットワークとの間で接続を切り替える。
このように、携帯端末1では、加速度情報を用いて無線ネットワークとの接続を判断する。従って、無線ネットワークのエリア情報を予め、更には更新しつつ、保持する必要がない。即ち、無線ネットワークのエリア情報を何ら用いずに、無線ネットワークとの接続を適切に切り替えることが可能となる。
また、携帯端末1は、無線ネットワークとの接続の切り替えを判断する際、所定時間継続して非移動状態にあると判断した場合に初めて第2の無線インタフェース101を起動させる。従って、切り替え判断のために常時第2の無線インタフェース101を起動させる必要がない。その結果、消費電力を抑制することができる。
さらに、携帯端末1は、所定時間継続して歩行を止めた状態(非移動状態)をもって、無線インタフェース101の起動を判断している。従って、ユーザが第2の無線ネットワーク(無線LAN)の通信エリア3を徒歩で単に横切った場合、さらにはその間一時的に立ち止まった場合でも、第2の無線インタフェース101を起動させることはなく、第2の無線ネットワークと接続することもない。その結果、不要な無線インタフェースの起動及び通信接続が回避可能となる。
ここで、変更態様として、第1及び第2の無線ネットワーク両者の通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)を比較し、第2の無線ネットワークの通信品質がより高いと判定した際、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも可能である。
尚、図1では、第2の無線ネットワーク(無線LAN)の通信エリア3を1つ示しただけであるが、複数の無線LAN通信エリア3が、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)の通信エリア2内に設置されていてもよい。起動した第2の無線インタフェース101は、これら複数の無線LANのいずれとも接続される可能性がある。
また、第1及び第2の無線ネットワークはそれぞれ、3G携帯電話網及び無線LANに限定されるものではない。例えば、第1の無線ネットワークがより広い通信エリアを有する一方、第2の無線ネットワークが通常、より速度の高い通信を提供するものであることも好ましい。
さらに、第2の無線ネットワークが第1の無線ネットワークに隣接しており、携帯端末1が、第1の無線ネットワークの通信エリア2から第2の無線ネットワークの通信エリア3に、更には通信エリアをその逆に通過するように、移動することが可能な状況であってもよい。
図2は、携帯端末1を所持して徒歩で移動した際の、加速度センサ102から出力される加速度の各軸方向成分における時間変化を示すグラフである。
図2(A)に、携帯端末1に付与されたx軸、y軸及びz軸を示す。同図によれば、x軸は、携帯端末1のディスプレイ10の画面内の方向であって端末長手方向の軸である。また、y軸は、ディスプレイ10の画面内の方向であって端末長手方向に垂直な方向の軸である。また、z軸は、ディスプレイ10の画面に垂直な方向の軸である。
次いで、図2(B)に、ユーザが携帯端末1をズボンのポケットに収納して徒歩で移動した際の、加速度センサ102からの出力の実測例を示す。また、図2(C)に、ユーザが携帯端末1を手に保持して徒歩で移動した際の、加速度センサ102からの出力の実測例を示す。これらの図にはそれぞれ、
加速度のx軸方向成分:ACC
加速度のy軸方向成分:ACC、及び
加速度のz軸方向成分:ACC
の各々の時間変化が、グラフとして表されている。尚、グラフの縦軸は加速度であり、単位は[G](1G=9.8m/s)である。
図2(B)によれば、ACC、ACC及びACCはいずれも、周期的に変動する値を示す。この周期(T=約1.1秒)は歩行周期に相当し、これら周期的な変動は、ユーザが徒歩で移動していることを示す。この変動の周波数は、ACC、ACC及びACCのいずれにおいても約0.91Hzとなっている。尚、歩行周期は、踵の接地から同じ足の踵の接地までの、2歩分に相当する時間周期である。従って、図2(B)の変動の周波数は、2歩毎の周期の周波数となっている。
一方、図2(C)においても、ACC、ACC及びACCはいずれも、周期的に変動する値を示す。この周期(T=約0.54秒)は歩行周期の半分に相当し、これら周期的な変動も、ユーザが徒歩で移動していることを示す。この変動の周波数は、ACC、ACC及びACCのいずれにおいても約1.83Hzとなっている。この周波数は、1歩毎の周期の周波数に相当する。
次いで、例えば以下に示す方法a1)〜a3)又はb1)〜b3)によって、図2(B)及び(C)に示すそれぞれの加速度データに、歩行運動に相当する周期的な変動が含まれているか否かを調べ、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から検出された際、携帯端末1は移動(歩行)状態にあるとの判定を行う。一方、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間検出されない際、携帯端末1は所定時間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)にあるとの判定を行う。さらに、歩行運動に相当する周期的な変動が検出された場合、その変動回数をカウントすることによって歩数を算出する。
ここで、加速度データから歩行運動に相当する周期的な変動を抽出する1つの方法を説明する。本方法は、特開2012−21870号公報に開示されている技術を用いている。
a1)最初に、加速度データ(ACC、ACC及びACC)から鉛直方向加速度を算出する。
a2)次いで、鉛直方向加速度の極大点(又は極小点)を歩行タイミングとして検出する。ここで、極大点(極小点)は、身体が下がって足が接地した(身体とともに足が上がった)時点に対応しており、鉛直方向加速度のグラフに極大点(極小点)が現れる毎に、1歩だけ歩行が進んだことになる。
a3)最後に、所定時間(例えば60秒)内に、歩行タイミングが検出されない場合、歩行運動に相当する周期的な変動は存在しないと判定する。一方、所定時間内に歩行タイミングが検出された場合、歩行運動に相当する周期的な変動が存在すると判定し、検出された歩行タイミングの数を、所定時間内の歩数として決定する。
さらに、加速度データから歩行運動に相当する周期的な変動を抽出する他の方法を説明する。
b1)最初に、携帯端末1をズボンのポケットに収納して徒歩で移動した場合、及び携帯端末1を手に保持して徒歩で移動した場合の加速度各軸方向成分を測定し、その測定値のフーリエ変換処理(スペクトル解析)パターンを調査する。これにより、歩行判断の基準となるスペクトルパターンを決定し、同パターンを予め記憶しておく。ここで、このスペクトルパターンは、歩行運動に相当する周期に特定の振幅(パワー)を有するパターンとなる。
b2)次いで、所定時間Tにおいて実際に測定されたACC、ACC及びACCの各々に対して、フーリエ変換処理を行う。
b3)最後に、フーリエ変換処理を施したACC、ACC及びACCのフーリエ変換スペクトルが、予め記憶されたスペクトルパターンに所定の範囲内で近似する場合、携帯端末1は歩行(移動)状態にあったと判定する。一方、ACC、ACC及びACCのフーリエ変換スペクトルが、予め記憶されたスペクトルパターンに近似しない場合、携帯端末1は所定時間Tの間継続して歩行を止めた状態(非移動状態)にあると判定する。
また、上記以外にも、従来歩数計で使用されている歩行判断及び歩数カウントの方法を適用することも可能である。このように、携帯端末1では、加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間Tの間継続して非移動状態にあるか否か、又は移動状態にあるか否かを判断することができる。
尚、更なる変更態様として、所定時間TにおけるACC、ACC及びACCのデータから加速度の標準偏差σacc、即ち、
σacc=(Σ(|ACC|−av|ACC|)/n)0.5
を求め、この標準偏差σaccが、Sを所定の閾値として、以下の条件式
σacc≦S
を満たす場合、時間T内について、携帯端末1は非移動状態にあったと判定することも可能である。ここで、|ACC|は、サンプリング時間毎に得られるACC、ACC及びACCの値から算出される加速度の大きさである。また、av|ACC|は、|ACC|(i=1、2、・・・、n:nはサンプリング回数)の平均値である。さらに、Σは、iについてのサンメンションである。
しかしながら、通常、ユーザがカフェ、社屋又は自宅等に設定された無線LANの通信エリア3内に入る際、又は同通信エリア3から出る際、その移動形態は、実際には、徒歩となる場合がほとんどである。従って、上述したように、徒歩での移動の有無を判断することによって、無線LANに接続可能な状況でより確実に無線LANに接続することができる。また、無線LANに接続する必要がない状況又は接続不可能な状況で、より確実に第2の無線インタフェースを停止したままにすることが可能となる。
図3は、本発明による携帯端末1の一実施形態を示す機能構成図である。
図3によれば、携帯端末1は、第1の無線インタフェース100と、第2の無線インタフェース101と、加速度センサ102と、プロセッサ・メモリとを備えている。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。
また、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、通信部110と、非移動判定部120と、インタフェース制御部121と、圏内判定部122と、通信品質判定部123と、接続制御部124とを有する。
第1の無線インタフェース100は、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)に接続し、第1の無線ネットワークとの通信を仲介する。一方、第2の無線インタフェース101は、第1の無線ネットワークの通信エリア2に包含される又は隣接する通信エリア3を有する第2の無線ネットワーク(無線LAN)に接続し、第2の無線ネットワークとの通信を仲介する。
加速度センサ102は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて形成された、例えば静電容量方式又はピエゾ抵抗方式による、3軸タイプの加速度計測計とすることができる。加速度センサ102として、重力加速度を計測して携帯端末1の上下方向の姿勢を割り出したり、携帯端末1を所持したユーザの歩数をカウントしたりする加速度センサを用いてもよい。
非移動判定部120は、加速度センサ102から出力される加速度情報を用いて、携帯端末1が所定時間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)にあるか否か、さらには携帯端末1が移動状態にあるか否かを判定する。
具体的に、非移動判定部120は、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から所定時間検出されない際、携帯端末1が当該所定時間継続して非移動状態にあるとの判定を行う。さらに、歩行に相当する周期的な加速度の変動が加速度情報から当該所定時間内に検出された際、携帯端末1が移動状態にあるとの判定を行う。また、これらの判定結果をインタフェース制御部121に出力する。
インタフェース制御部121は、第1の無線ネットワークに接続している間、第2の無線インタフェース101を停止させる。また、非移動判定部120から所定時間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)にあるとの判定結果を得た際、第2の無線インタフェース101を起動させる。さらに、インタフェース制御部121は、第1及び第2の無線インタフェース100及び101の起動・停止情報を、接続制御部124に出力する。
圏内判定部122は、起動した第2の無線インタフェース101を用いて、受信信号の有無又は受信信号の強度から、携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るか否かを判定する。また、この判定結果を接続制御部124に出力する。一方、通信品質判定部123は、第1の無線ネットワークの通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)と第2の無線ネットワークの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する。また、この判定結果を接続制御部124に出力する。
接続制御部124は、圏内判定部122によって携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るとの判定がなされた際、第2の無線ネットワークとの接続を開始する。また、変更態様として、接続制御部124は、圏内判定部122によって携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るとの判定がなされ、且つ通信品質判定部123によって第2の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を開始することも好ましい。
接続制御部124は、さらに、第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、非移動判定部120によって携帯端末1が移動状態にあるとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を終了する。また、変更態様として、接続制御部124は、第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、圏内判定部122によって携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居ないとの判定が行われた際、第2の無線ネットワークとの接続を終了することも好ましい。
ここで、圏内判定部122は、第2の無線ネットワークのアクセスポイントからの受信信号強度を測定(モニタ)し、受信信号強度が所定閾値以下となった際、第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居ないとの判定を行うことができる。
さらに、接続制御部124は、第1及び第2の無線インタフェース100及び101の接続・非接続情報を、インタフェース制御部121に出力する。
通信部110は、接続制御部124によって制御された経路を用いて、第1及び第2の無線ネットワークを介したデータ、音声等の送受信を行う。
図4及び図5は、本発明によるネットワーク接続制御方法の一実施形態を示すフローチャートである。
[第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークへの接続切り替え]
最初に図4を用いて各ステップを説明する。
(S400)当初、第1の無線ネットワーク(3G携帯電話網)との間で通信を確立する。
(S401)当初、第2の無線インタフェース101は停止しており、また、このステップで停止していない場合、第2の無線インタフェース101を停止させる。
(S402)非移動判定ループ(ステップS402〜S406)を開始する。ここで、開始時刻tをゼロとし、加速度測定のサンプリング時間間隔をΔtとし、非移動判定時間をTとする。また、サンプリング回数(時間経過)のパラメータiの初期値をゼロとする。尚、非移動判定時間Tは、例えばT=60(秒)に設定される。
(S403)パラメータiを1だけ増分する。
(S404)時刻tがt=Δt×iとなるまで、ウェイトする。
(S405)加速度ACCxi、ACCyi及びACCziを測定する。
(S406)時刻tが、t≧Tの条件を満たす際(ループ開始から時間Tが経過した際)、本非移動判定ループを終了する。
(S407)測定した加速度データ(ACCxi、ACCyi及びACCzi)から鉛直方向加速度を算出し、極大点としての歩行タイミングを検出する。
(S408)携帯端末1が時間Tの間継続して非移動状態(歩行を止めた状態)であるか否かを判定する。この際、時間Tの間に歩行タイミングが検出されないか否かが判定されることも好ましい。
(S409)ステップS408で真の判定、即ち、携帯端末1が時間Tの間継続して非移動状態にあるとの判定が行われた際、第2の無線インタフェース101を起動させる。
一方、ステップS408で偽の判定が行われた際、再度、非移動判定ループ(ステップS402〜S406)を実施し、加速度をモニタする。
(S410)第2の無線ネットワークのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を待ち受けし、発信されていればこのビーコン信号を受信する。
(S411)ビーコン信号を受信した場合、このビーコン信号から、又は所定信号の授受の結果から、第2の無線ネットワークの通信品質(受信信号強度、スループット、又はパケットエラーレート等)を測定する。
(S412)ビーコン信号の有無又は受信信号強度から、携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るか否かを判定する。
(S413)ステップS412で真の判定、即ち携帯端末1が第2の無線ネットワークの通信エリア3内に居るとの判定が行われた際、第1の無線ネットワークの基地局から発信されるビーコン信号を受信する。
一方、ステップS412で偽の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを停止させ、携帯端末1の移動判定に移行する(図5のステップS520及びS521)。
(S414)受信したビーコン信号から、又は所定信号の授受の結果から、第1の無線ネットワークの通信品質を測定する。
(S415)第1及び第2の無線ネットワークの通信品質を比較し、第2の無線ネットワークの通信品質がより高いか否かを判定する。
(S416)ステップS415で真の判定、即ち第2の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、第2のネットワークのアクセスポイントに、LAN接続要求を送信する。
一方、ステップS415で偽の判定が行われた際、第2の無線インタフェースを停止させ、携帯端末1の移動判定に移行する(図5のステップS520及びS521)。
尚、変更態様として、ステップS411及びS414(通信品質の測定)、並びにステップS415(通信品質の比較判定)は省略することも可能である。即ち、ステップS412(通信エリア判定)で真の判定が行われたならば、ステップS416(LAN接続要求)に移行する実施形態も可能である。
また、更なる変更態様として、ステップS412で、携帯端末1が通信エリア3内に居るとの判定が行われた後、さらに、携帯端末1のディスプレイ10のバックライトが点灯しているか否かを判定することも可能である。
この場合、バックライトが点灯しているとの判定が行われた際に、ステップS413以降(第2の無線ネットワークとの接続)に移行する。実際、バックライトが点灯している場合、ユーザがその場で通信を行う可能性が高い。従って、バックライトの点灯も第2の無線ネットワークとの接続の条件とすることによって、実際にユーザが通信を行っていて通信接続の切り替えが有効である状況で、より確実に接続を切り替えることができる。
(S417)第2の無線ネットワークのアクセスポイントからLAN接続応答を受信する。
(S418)第2の無線ネットワークに接続し、通信を確立する。
(S419)第2の無線ネットワークとの接続後、第1の無線インタフェース100を停止することも好ましい。これにより、接続されていないインタフェースによる消費電力が抑制される。以上、第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークへの接続切り替えが終了する。
ここで、第1の無線ネットワークが3G電話通信網であって第2の無線ネットワークが無線LANの場合には、第2の無線ネットワークとの接続(S418)後も、音声通信の着信を待ち受けるため、第1の無線インタフェース100を停止させないことも好ましい。一方、例えば、第1の無線ネットワークがWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)であって第2の無線ネットワークが無線LANであり、両ネットワークともにデータ通信のために使用される場合、第1の無線インタフェース100を停止させることができる。
[第2の無線ネットワークから第1の無線ネットワークへの接続切り替え]
以後、図5を用いて続きのステップを説明する。
最初に、第2の無線ネットワーク(無線LAN)との間で通信が確立している。
(S500)移動判定ループ(ステップS500〜S504)を開始する。ここで、開始時刻tをゼロとし、加速度測定のサンプリング時間間隔をΔtとし、非移動判定時間をTとする。また、サンプリング回数(時間経過)のパラメータjの初期値をゼロとする。尚、移動判定時間Tは、例えばT=120(秒)に設定される。
(S501)パラメータjを1だけ増分する。
(S502)時刻tがt=Δt×jとなるまで、ウェイトする。
(S503)加速度ACCxj、ACCyj及びACCzjを測定する。
(S504)時刻tが、t≧Tの条件を満たす際(ループ開始から時間Tが経過した際)、本移動判定ループを終了する。
(S505)直前の移動判定ループ(移動判定時間T)での歩数を算出し、最初の移動判定ループ開始以後の歩数Nを累算する。
(S506)歩数Nが、所定の閾値Nth以上(N≧Nth)であるか否かを判定する。ここで、閾値Nthは、例えば240(歩)である。
(S507)ステップS506で真の判定、即ち、N≧Nthであるとの判定が行われた際、(第1の無線インタフェース101が停止しているならば)第1の無線インタフェース101を起動させる。
一方、ステップS506で偽の判定が行われた際、再度、移動判定ループ(ステップS500〜S504)を実施し、加速度をモニタする。
(S508)第1の無線ネットワークの基地局から発信されるビーコン信号を受信する。
(S509)第1の無線ネットワークの基地局に、3G接続要求を送信する。
(S510)第1の無線ネットワークの基地局から3G接続応答を受信する。
(S511)第1のネットワークに接続し、通信を確立する。
(S512)第2の無線インタフェース101を停止する。以上、第2の無線ネットワークから第1の無線ネットワークへの接続切り替えが終了する。
ここで、図4のステップS408(非移動状態か否かの判定)又はS412(通信圏内か否かの判定)で偽の判定が行われた場合、即ち、第2の無線インタフェース101を起動したが第2の無線ネットワークとの接続を行わない場合のステップ(S520〜S523)を説明する。
(S520)第2の無線インタフェース101を停止させる。
(S521)移動判定ループを開始する。このループは、上述した移動判定ループ(ステップS500〜S504)と同等のものとすることができる。
(S522)直前の移動判定ループ(移動判定時間T)での歩数を算出し、最初の移動判定ループ開始以後の歩数Nを累算する。
(S523)歩数Nが、所定の閾値Nth以上(N≧Nth)であるか否かを判定する。ここで、閾値Nthは、例えば240(歩)である。
ステップS523で真の判定、即ち、N≧Nthであるとの判定が行われた際、第2の無線インタフェース101における起動→停止の一巡過程を終了する。一方、ステップS523で偽の判定が行われた場合、ステップS521に戻って、歩数算出のための移動判定ループを繰り返す。
これにより、停止させられた第2の無線インタフェース101は、携帯端末1が所定歩数(所定距離)以上移動して初めて、再度起動され得る状態となる。即ち、携帯端末1が第2の無線ネットワークと接続しない場合には、携帯端末1が非移動状態であったとしても、第2の無線インタフェース101が再度起動されることはない。
尚、変更態様として、ステップS500〜S506の歩数計測・判定の代わりに、
(S501’)第2の無線ネットワークのアクセスポイントからの受信信号強度Ilanを測定(モニタ)し、
(S502’)受信信号強度Ilanが所定閾値Ith以下(Ilan≦Ith)か否かを判定し、Ilan≦Ithの場合、ステップS507(第1の無線インタフェースの起動)に移行する
といったステップを用いる実施形態も可能である。
以上詳細に説明したように、本発明の携帯端末、ネットワーク接続制御プログラム及び方法によれば、携帯端末1の加速度情報に基づいて携帯端末1が非移動状態にあるか否かを判定し、必要となる可能性に応じて第2の無線インタフェースを起動させる。その結果、消費電力を抑制しつつ、無線ネットワークのエリア情報を用いずに無線ネットワークとの接続を切り替えることが可能となる。
さらに、携帯電話網に転送すべきデータトラフィックを、これとは別の無線ネットワークへ迂回させるデータオフロードが、適切に実施可能となる。その結果、携帯電話網における輻輳の増大や通信品質の低下の抑制に貢献することができる。
なお、以上に述べた実施形態は全て、本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1 携帯端末
10 ディスプレイ
100 第1の無線インタフェース
101 第2の無線インタフェース
102 加速度センサ
110 通信部
120 非移動判定部
121 インタフェース制御部
122 圏内判定部
123 通信品質判定部
124 接続制御部
2 3G携帯電話網の通信エリア(第1の無線ネットワークの通信エリア)
3 無線LANの通信エリア(第2の無線ネットワークの通信エリア)

Claims (7)

  1. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末であって、
    加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、前記非移動判定手段が真の判定を行った際、該第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
    前記圏内判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記非移動判定手段は、歩行に相当する周期的な加速度の変動が当該加速度情報から当該所定時間検出されない際、前記携帯端末が当該所定時間継続して非移動状態にあるとの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記非移動判定手段は、歩行に相当する周期的な加速度の変動が当該加速度情報から当該所定時間内に検出された際、前記携帯端末が移動状態にあるとの判定を行い、
    前記接続制御手段は、前記第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、前記非移動判定手段によって前記携帯端末が移動状態にあるとの判定が行われた際、前記第2の無線ネットワークとの接続を終了する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記第1の無線ネットワークの通信品質と前記第2の無線ネットワークの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する通信品質判定手段を更に備えており、
    前記接続制御手段は、前記第2の無線ネットワークとの接続が開始された後、前記通信品質判定手段によって前記第1の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、前記第2の無線ネットワークとの接続を終了する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  5. 前記第1の無線ネットワークの通信品質と前記第2の無線ネットワークの通信品質とを測定し、いずれの通信品質がより高いかを判定する通信品質判定手段を更に備えており、
    前記接続制御手段は、前記圏内判定手段によって真の判定が行われ、且つ前記通信品質判定手段によって前記第2の無線ネットワークの通信品質がより高いとの判定が行われた際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末に搭載されたネットワーク接続制御プログラムであって、
    前記携帯端末は、加速度を検出する加速度センサを備えており、
    前記ネットワーク接続制御プログラムは、
    前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する非移動判定手段と、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、前記非移動判定手段が真の判定を行った際、該第2の無線インタフェースを起動させるインタフェース制御手段と、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する圏内判定手段と、
    前記圏内判定手段が真の判定を行った際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する接続制御手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするネットワーク接続制御プログラム。
  7. 第1の無線ネットワークに接続する第1の無線インタフェースと、該第1の無線ネットワークのエリアに包含される又は隣接するエリアを有する第2の無線ネットワークに接続する第2の無線インタフェースとを備えた携帯端末におけるネットワーク接続制御方法であって、
    前記携帯端末は、加速度を検出する加速度センサを備えており、
    前記ネットワーク接続制御方法は、
    前記加速度センサから出力される加速度情報を用いて、前記携帯端末が所定時間継続して非移動状態にあるか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1の無線ネットワークに接続している間、前記第2の無線インタフェースを停止させ、第1のステップで真の判定が行われた際、該第2の無線インタフェースを起動させる第2のステップと、
    起動した前記第2の無線インタフェースを用いて、前記携帯端末が前記第2の無線ネットワークのエリア内に居るか否かを判定する第3のステップと、
    第3のステップで真の判定が行われた際、前記第2の無線ネットワークとの接続を開始する第4のステップと
    を有することを特徴とするネットワーク接続制御方法。
JP2012055226A 2012-03-13 2012-03-13 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法 Expired - Fee Related JP5490836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055226A JP5490836B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055226A JP5490836B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014035269A Division JP5636517B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013191939A true JP2013191939A (ja) 2013-09-26
JP5490836B2 JP5490836B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=49391809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055226A Expired - Fee Related JP5490836B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5490836B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014185098A1 (ja) * 2013-05-17 2017-02-23 京セラ株式会社 携帯機器、並びに携帯機器の制御プログラム及び制御方法
JPWO2014175394A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 京セラ株式会社 携帯電子機器

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004080312A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置及び受信方法
JP2004297121A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Kyocera Corp 携帯端末
JP2006121468A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 移動端末および無線方式切り替え制御方法
JP2009010757A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kyocera Corp 無線端末及び無線通信方法
JP2009239579A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kddi Corp 広域移動通信システムにおけるスロット数に基づいて移動状態を判定する携帯端末、プログラム及び方法
WO2010007765A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 パナソニック株式会社 携帯端末及びその位置特定方法
JP2010087952A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Silex Technology Inc 無線通信装置および無線通信プログラム
WO2010055697A1 (ja) * 2008-11-17 2010-05-20 パナソニック株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
JP2010245825A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Sharp Corp 通信装置
JP2012005036A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線端末装置および接続先切替方法
JP2012049598A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Ntt Docomo Inc 無線通信システム、基地局および無線リソース割当方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004080312A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置及び受信方法
JP2004297121A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Kyocera Corp 携帯端末
JP2006121468A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 移動端末および無線方式切り替え制御方法
JP2009010757A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kyocera Corp 無線端末及び無線通信方法
JP2009239579A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kddi Corp 広域移動通信システムにおけるスロット数に基づいて移動状態を判定する携帯端末、プログラム及び方法
WO2010007765A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 パナソニック株式会社 携帯端末及びその位置特定方法
JP2010087952A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Silex Technology Inc 無線通信装置および無線通信プログラム
WO2010055697A1 (ja) * 2008-11-17 2010-05-20 パナソニック株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
JP2010245825A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Sharp Corp 通信装置
JP2012005036A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線端末装置および接続先切替方法
JP2012049598A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Ntt Docomo Inc 無線通信システム、基地局および無線リソース割当方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014175394A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 京セラ株式会社 携帯電子機器
US9942716B2 (en) 2013-04-26 2018-04-10 Kyocera Corporation Handoff between access points for a mobile electronic device based on mobility state
JPWO2014185098A1 (ja) * 2013-05-17 2017-02-23 京セラ株式会社 携帯機器、並びに携帯機器の制御プログラム及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5490836B2 (ja) 2014-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109496437B (zh) 基于蓝牙ble的定位方法及其装置
JP4413970B2 (ja) 無線通信ネットワークにおけるノードのモビリティを決定するシステムおよび方法
Ravindranath et al. Improving wireless network performance using sensor hints
JP5636517B2 (ja) 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法
CN106796110B (zh) 网络元件和用户设备在室内环境中的位置确定
JP5927133B2 (ja) 無線通信端末、無線通信方法、プログラムおよび無線通信システム
EP2477419A1 (en) Information-providing device and information-providing method, wireless communication device and wireless communication method, computer program, and wireless communication system
WO2011151071A1 (en) Method, apparatus, and system for connecting a mobile client to wireless networks
US20070208532A1 (en) Adaptive pace estimation device and method
JP2007218614A (ja) 位置推定方法及び位置推定システム
KR101741406B1 (ko) 비콘 탐지 시스템 및 방법
US20220272488A1 (en) Method and system to synchronize radio devices in a wireless network
US20220377752A1 (en) Method and apparatus for obtaining location information by transitioning between modes of operation
US20220390586A1 (en) Method and apparatus for obtaining location information using ranging block and ranging rounds
JP5490836B2 (ja) 加速度情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法
JP2008113366A (ja) 移動体通信端末装置
CN107708061B (zh) 信息处理装置和信息处理方法
JP2014017572A (ja) 充電情報に応じてネットワーク接続を制御する携帯端末、プログラム及び方法
JP2010245632A (ja) 移動通信端末及び動作モード切替方法
US9900439B2 (en) Method and system for call-forward initiated by movement
JP6251665B2 (ja) 調整方法、調整装置及び調整プログラム
JP6246747B2 (ja) 測定装置及び測定方法
JP5808364B2 (ja) 携帯電子機器、並びに携帯電子機器の制御プログラム及び制御方法
KR20160131765A (ko) 지하철 진출입 기반의 비콘 수신기 제어 장치 및 방법
CN111615176A (zh) 一种小区确定方法、设备及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130722

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20130722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5490836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees