JP2013190148A - 竪型焼成炉 - Google Patents

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達 地崎
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Abstract

【課題】炉体内に配設された循環筒体を強固に支持して耐火レンガの欠落を防止できる竪型焼成炉を提供することを課題とする。
【解決手段】予熱領域をなす上部空間は燃焼ガス供給装置15が設けられている炉蓋14と予熱後の原料の落下のための落下開口11Aを有する水平環板状の炉床11との間に形成され、焼成領域をなす下部空間が炉床より下方に形成され、炉体内に落下開口を貫通して上下方向で上部空間及び下部空間にわたり延びて内部空間を形成し下方に向け下部開口22を有する循環筒体20が配設されていて、下部開口22から炉体10内下部のガスの流入を許容し、ガスが循環筒体20の内部空間を上昇して昇温後に上部空間へ供給されるようになっており、炉体10と循環筒体20は、上下方向で炉床11の落下開口11Aの位置にて、周方向の複数位置で連結部18により連結されており、隣接する連結部18同士間で予熱後の原料が落下可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、竪型焼成炉、特に炉床内に内筒体をなす循環筒体を有する竪型焼成炉に関する。
この種の竪型焼成炉としては、特許文献1に開示されている装置が知られている。この特許文献1の竪型焼成炉は、静止せる竪型の筒状をなす炉体内の上部空間に予熱領域そして下部空間に焼成領域を有しており、予熱領域は燃焼ガス供給装置が設けられている炉蓋と落下開口を有する炉床との間の空間に形成され、焼成領域が炉床より下方の空間に形成されている。さらに、炉体内に上下方向で上記落下開口を貫通して予熱領域及び焼成領域にわたり内部空間を形成し下方に向け開口する循環筒体が配設されていて、循環筒体の下端の開口部から流入する炉体内の焼成領域のガスが上記内部空間を上昇し再び炉体内の予熱領域に戻されるようになっている。
上記循環筒体は、内筒体として予熱領域と焼成領域にわたって延びているので、上下に細長いだけでなく、予熱領域の高温な燃焼ガスそして焼成領域の高温な原料と接触するので、通常、外周面が耐火レンガで保護されている。特許文献1では、上記循環筒体は、その上端側が炉蓋によりそして下端側が炉体との間に架橋されたブリッジによりそれぞれ支持されている。
特開2009−068821
しかしながら、特許文献1の竪型焼成炉にあっては、細長い循環筒体は、自重による座屈応力を生ずるのみならず、高温にさらされるために熱応力をも生ずる。循環筒体の外周面を保護している耐火レンガ自体は高温に十分耐え強度もあるが、耐火レンガ同士を結合しているモルタル等は、高温下で上記応力を受けると、その結合力が低下する。特許文献1では、上記循環筒体は、上端側が炉蓋によりそして下端側がブリッジにより支持されているが、それでも炉蓋とブリッジとの間は、循環筒体の直径に対し距離が長いので、上記応力による歪が原因で、モルタル部分での結合力が低下して、耐火レンガが循環筒体から剥離して欠落することがある。
本発明は、かかる事情に鑑み、循環筒体を強固に支持して耐火レンガの欠落を防止できる竪型焼成炉を提供することを課題とする。
本発明に係る竪型焼成炉は、静止せる竪型の筒状をなす炉体内の上部空間に原料の予熱のための予熱領域そして下部空間に原料の焼成のための焼成領域を形成する。
かかる竪型焼成炉において、本発明では、予熱領域をなす上部空間は燃焼ガス供給装置が設けられている炉蓋と予熱後の原料の落下のための落下開口を有する水平環板状の炉床との間に形成され、焼成領域をなす下部空間が炉床より下方に形成され、炉体内に上記落下開口を貫通して上下方向で上部空間及び下部空間にわたり延びて内部空間を形成し下方に向け下部開口を有する循環筒体が配設されていて、下部開口から炉体内下部のガスの流入を許容し、該ガスが循環筒体の内部空間を上昇して昇温後に上部空間へ供給されるようになっており、炉体と循環筒体は、上下方向で炉床の落下開口の位置にて、周方向の複数位置で連結部により連結されており、隣接する連結部同士間で予熱後の原料が落下可能となっていることを特徴としている。
このような構成の本発明では、循環筒体は上端側と下端側の間の中間部となる落下開口の位置で、連結部を介して炉体により支持されているので、その支持は強固かつ安定し、循環筒体で生ずる応力によっても歪が極めて小さくなり、耐火レンガ同士の結合力は低下せず、耐火レンガの剥離や欠落といった事態が回避される。
上記連結部は、周方向の複数位置に設けられているが、隣接する連結部同士間には原料の落下のための十分な周方向間隔を確保できるので、落下開口はその開口面積はさほど小さくならず、予熱領域をなす上部空間からの原料の落下に支障はない。
また、炉体は、通常、上下方向で落下開口の位置では、くびれを形成するようにその内径が小さくなっており、連結部の半径方向寸法(連結長さ)が小さくてすみ、連結部の形成には好都合である。
本発明において、上部空間には、炉床の上方での周方向の複数位置にて炉床上の原料を落下開口に向け押し出すプッシャが設けられることが多いが、その場合、該プッシャは、周方向にて、隣接する連結部同士間に位置していることが好ましい。炉床上の原料は、周方向にて、プッシャが設けられている位置で他の位置よりも多量に落下するので、該プッシャが上記連結部同士間の連結部不在域に位置していれば、この落下原料は連結部不在域を通るので、連結部を設けることによる落下量の低下という不具合もない。
本発明において、連結部は、周方向での幅が下部よりも上部で狭くなっていることが好ましい。
上述したように、周方向にて、原料は連結部不在域で多く落下するが、連結部位置でも少なからず落下する。その場合、連結部の周方向での幅が上部で狭くなっていれば、原料は落下し易くなる。
本発明は、以上のように、炉体と循環筒体とを上下方向で炉床の落下開口位置にて、連結部により連結することとしたので、循環筒体は上下方向の中間部でも支持されることとなり、その支持強度は十分なものとなり、循環筒体に生ずる応力によっても歪は小さく抑制され、循環筒体の外周面を保護している耐火レンガ同士の結合力が維持され、耐火レンガの欠落の可能性が大きく低減される。
本発明の一実施形態の竪型焼成炉の要部を示す縦断面図である。 (A)は図1におけるII-II線矢視図で、炉体と循環筒体を連結する連結部とプッシャとの位置関係を示す図であり、(B)は図2(A)におけるB-B断面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の一実施形態装置について説明する。
図1において、回転することなく静止せる竪型の筒状をなす炉体10は、半径方向中央部に落下開口11Aが形成された環板状の炉床11と、該炉床11の外周縁から上方に延びる予熱筒体12と、該炉床11の内周縁、すなわち上記落下開口11Aの周縁から下方に延びる焼成筒体13とを有している。かくして、炉床11よりも上方に位置する予熱筒体12内が予熱領域(上部空間)を、そして炉床11よりも下方に位置する焼成筒体13内が焼成領域(下部空間)を形成する。
予熱筒体12は、上方に向け拡径された部分を有し、その上端縁に環板状の天板部12Aが取り付けられている。該天板部12Aは、半径内方に延び、その内周縁から内筒部12Bが垂下している。この内筒部12Bの下端は炉蓋14の外周部に固定され、該内筒部12Bがこの炉蓋14を支持している。
炉蓋14は、炉体内に面する下面側が耐火レンガ14Aにより形成されていて、全体として耐火性を有している。炉蓋14の中央部では、該炉蓋14を上下に貫通して設けられた、後述の循環筒体20を支持している。
上記天板部12A、内筒部12B、予熱筒体12そして炉床11によって包囲される空間は、焼成に先立ち予熱されるべき石灰石等の原料Mを炉床11上に堆積するのに供される。この空間の上部には、原料供給管17が天板部12Aを突入して該天板部12Aに接続されている。この原料供給管17は、上記天板部12Aの周方向複数位置に設けられており、各原料供給管17は、天板部12Aより上方の炉体外で、二つに分岐されていて、一方が傾斜せる原料投入管17A、他方が上方に垂立する排気管17Bとなっている。原料Mは原料投入管17Aを経て炉体内へ投入され上記炉床11上に堆積する。炉床11上に堆積した原料Mは、半径内方に向け下方に傾く自由表面層で加熱されて予熱され、炉床11のすぐ上方で周方向複数位置には、半径方向外方に延びる棒状のプッシャ11Bが設けられており、該プッシャ11Bの長手方向往復動により、予熱された上記自由表面層の原料Mが逐次押し出されて上記落下開口11Aから落下するようになっている。
さらに、本実施形態では、上下方向で炉床11と原料供給管17の下端開口との間位置に、周方向複数位置で半径方向に延び形成されるブリッジ11Cが予熱筒体12と内筒部12Bとを架橋して設けられている。このブリッジ11Cは炉床11上に形成される原料Mの堆積層内に位置する。したがって、上方の原料供給管17から落下供給される原料は堆積層を形成すると、該ブリッジ11Cの直下に原料不在の空間が形成される。
炉床11の落下開口11Aの周縁から垂下して設けられている肉厚筒状に耐熱材料で作られている焼成筒体13は、落下開口11Aの直下で下方に向け拡径され、その下端には肉薄筒状の冷却筒体(図示せず)が下方につぼまる形をなして設けられている。上記焼成筒体13の内面には、周方向の複数箇所で後述の循環筒体20との間に架橋されたアーチ状のブリッジ13Aが設けられている。これらのブリッジ13Aは耐火レンガで作られている。ブリッジ13Aは、循環筒体20の下端部に位置している。上記落下開口11Aから落下する予熱原料Mは、上記焼成筒体13と上記循環筒体20との間で堆積し、その上表面は、通常、上下方向にて炉床11よりも下方で上記ブリッジ13Aよりも上方の位置となる。上記上表面は、焼成炉の使用状況によっては、炉床近く、あるいは炉床よりも若干上方に定められることもある。
循環筒体20は外筒20Aと内筒20Bとを有し、上端が端板21で閉塞され下端が開放された下部開口22を形成しており、両筒で周壁を形成している。外筒20Aはその外周面が耐火レンガで保護されている。両筒20A,20B間の環状空間には、図2(A)にも見られるように、上下に延びる内部管体23Aが周方向の複数位置で平行に設けられている。これらの内部管体23Aは、上下端で上記周壁内に設けられた上環状ダクト23Bそして下環状ダクト23Cにそれぞれ連通接続されている。該下環状ダクト23Cには、外部からの空気を導入する複数の導気管28が連通接続されている。上環状ダクト23Bには、その周方向複数筒所で管体27が半径外方に延出している。炉蓋14には、上記循環筒体20に対して半径方向外側で周方向複数位置に、送気装置16さらには、該送気装置16とに組み込まれたバーナ15を備える燃焼ガス供給装置が設けられており、該バーナ15の下端たる燃焼ガス噴出口15A−1が炉体内に向いて位置している。該バーナ15は、その燃料の種類を問わず、液体燃料でも、気体燃料でも、固体燃料でもよい。送気装置16は送気筒16Aと該送気筒16A内に配された環状ノズル16Bとを有していて、上記バーナ15の外側に、環状ノズル16Bが該バーナ15を同心に位置するように配設されており、その下端たる空気噴出口16B−1は上記燃焼ガス噴出口15A−1とガス噴出方向においてほぼ同一位置で開口している。そして、上記上環状ダクト23Bから延出する各管体27は、それぞれ対応する環状ノズル16Bへ接続されている。
一方、循環筒体20の上端における端板21には、周方向複数位置で上方へ延びる管体26が接続されており、循環筒体20の内部空間と連通している。又、上記端板21の上方位置には、外部環状ダクト26Bが設けられており、上記複数の管体26は、ブロワ4
0を経て上記外部環状ダクト26Bに連通接続されている。該外部環状ダクト26Bからは、上記バーナ15と対応する周方向の複数位置で導気管26Cが下方に延びており、上記環状ノズル16Bの外側に同心に設けられた送気筒16Aに連通接続されている。
上記循環筒体20は、上端側で炉蓋14により、下端でブリッジ13Aにより、そして中間部では連結部18により支持されている。
循環筒体20は、上記炉蓋14を貫通しており、該循環筒体20の上端側の上環状ダクト23Bの直下位置で、外筒20Aの耐火レンガが炉蓋14の下面側の耐火レンガ14Aと結合している。また、循環筒体20の下端では、周方向の複数位置で、耐火レンガで作られたブリッジ13Aを介して炉体10の焼成筒体13により支持されている。さらに、上下方向中間部では、上記循環筒体20は、周方向複数位置で、炉床11に形成された落下開口11Aの内周縁と循環筒体20の外筒20Aとの間に放射状に架橋された連結部18を介しても上記炉体10により支持されている(図2(A)をも参照)。該連結部18も、上記ブリッジ13Aと同様に、耐火レンガで作られていて上記外筒20Aの耐火レンガと結合されている。上記連結部18はその上端面が、炉床11の面と同じか若干低く位置している。また、上記連結部18の周方向に延びる面の縦断面形状は、図2(B)に見られるように、上方に向け先細りで、上端での周方向幅が下端よりも狭くなっていて、この連結部18に接触する原料の落下を円滑にしている。
周方向の複数位置に設けられた上記連結部18と、既述したプッシャ11Bとの周方向での位置関係は、図2(A)に見られるように、周方向で、隣接する連結部18同士間にプッシャ11Bが位置するようになっている。すなわち、プッシャ11Bにより落下開口11Aへ向け押し出された原料は、連結部不在域で落下するようになっている。落下開口11Aからの原料の落下量は、連結部不在域で多く、連結部位置では少ない状態の落下量周方向分布を形成するので、実質的には、連結部を設けることは、落下量に対して、あまり障害とはならない。若干の原料が上記連結部18の上にきても、図2(B)のごとく該連結部18の上端が先細りになっていれば、容易に落下してしまう。
次に、かかる構成の本実施形態装置について、原料が炉体内へ投入され炉体内で焼成される原理を説明する。
(1)石灰石等の焼成対象物たる原料Mは原料投入管17Aを経て落下投入され炉体10内の炉床11上に堆積される。炉床11上での原料Mの堆積層は、炉体10の半径方向内方に安息角をもって自由表面を形成する。
(2)炉蓋14に設けられた燃焼ガス供給装置としての複数のバーナ15からは火炎が下方に向け噴出され、送気装置16では循環筒体20の外筒20Aと内筒20Bとの間の環状空間23からの空気が環状ノズル16Bから、後述の循環筒体20内からの燃焼ガスと共に下方へ炉体内に向け噴出される。
(3)上記炉床11上の原料Mはその自由表面で加熱を受けて予熱され、プッシャ11Bの作動により、逐次落下開口11Aから焼成筒体13内へ落下する。予熱された原料Mは焼成筒体13内に落下してブリッジ13Aよりも上方位置に自由表面をもつように堆積される。
(4)炉体10の下部へ外部から送入された冷却用の空気は原料Mの粒間を経て原料M中を上昇する。一方、バーナ15からの燃焼ガスは送気筒16Aからの下向きに吹き出される空気により、燃焼が促進されると共に高温の混合ガスとなって下方へ導かれ、焼成筒体13内の原料Mの堆積層の自由表面から層内へ流入する。この混合ガスは堆積層内での下方に向く透過中に原料Mを加熱し、混合ガス自体は降温して循環筒体20の下端の下部開口22から該循環筒体20の内筒20B内へ流入し該内筒20B内を上昇する。なお、このとき、循環筒体20の下端に接続されている複数の導気管28同士間は十分な間隔があるので(図2(A)参照)、複数の導気管28に対して炉体10の半径方向の内外において原料Mが移動可能に連続して存在しており、この原料Mの粒間を透過して上記混合ガスが上記下部開口22に至る際に、上記導気管28の存在は何ら障害とはならない。上記焼成筒体13の原料内を降下する混合ガスは循環筒体20の下端で変向して下端開口22へ向かった後、原料M中を上昇する空気と合流して上記下部開口から上方に向かうこと、混合ガスは原料M中を透過の際に降温したとはいえ未だ高温であり、上記循環筒体20内で確実に上昇気流を形成すること、上記送気装置16からの下向き空気に乗って焼成筒体13内の堆積層に向かって下方に積極的に流入すること、等に起因して上記循環筒体20内外を良好に循環する。
一方、導気管28を経て外部から導入された空気は、該複数の内部管体23Aの総表面積が大きいので、上記複数の内部管体23A内を上昇する際に、循環筒体20との熱交換を効果的に行なって、昇温し、内部管体23Aから管体27を経て環状ノズル16Bへ至り、その空気噴出口16B−1から噴出され、燃焼ガス供給装置としてのバーナ15からの燃焼ガスと混合され燃焼を促進させる。
一方、循環筒体20の内筒20B内を上昇する燃焼ガスは複数の管体26を経てブロワ40に至り、外部環状ダクト26Bへ送り込まれ、ここから各導気管26Cへ分流する。上記内筒20B内からの燃焼ガスはこの導気管26Cから、対応せる送気筒16Aへ導かれて炉体内へ噴出される。この送気筒16Aから噴出される燃焼ガスは旋回流を形成するようにしておくと、上記燃焼ガス供給装置たるバーナ15からの燃焼ガスそして環状ノズル16Bからの空気の周囲を旋回する。かくして、炉体内では混合ガスは広い範囲で均一に流れ、炉床11上の原料の堆積層を積極的に均一に加熱する。
又、上述のように、炉床11上の堆積層内には、ブリッジ11Cの直下に原料不在の空
間が形成されるので、該堆積層内での燃焼ガスは良好に流通し、ここでの熱交換が効果的に行なわれ、原料は均一に加熱される。
本実施形態において、送気装置16の送気筒16Aからの旋回流の形成には、種々の手法がある。例えば、管体27を送気筒16Aに対し接線方向に接続したり、あるいは、送気筒16A内に螺旋流を生じせしめるガイド部材を設けたりすることができる。
10 炉体
11 炉床
11A 落下開口
14 炉蓋
15 燃焼ガス供給装置(バーナ)
18 連結部
20 循環筒体
22 下部開口

Claims (3)

  1. 静止せる竪型の筒状をなす炉体内の上部空間に原料の予熱のための予熱領域そして下部空間に原料の焼成のための焼成領域を形成する竪型焼成炉において、
    予熱領域をなす上部空間は燃焼ガス供給装置が設けられている炉蓋と予熱後の原料の落下のための落下開口を有する水平環板状の炉床との間に形成され、
    焼成領域をなす下部空間が炉床より下方に形成され、
    炉体内に上記落下開口を貫通して上下方向で上部空間及び下部空間にわたり延びて内部空間を形成し下方に向け下部開口を有する循環筒体が配設されていて、下部開口から炉体内下部のガスの流入を許容し、該ガスが循環筒体の内部空間を上昇して昇温後に上部空間へ供給されるようになっており、
    炉体と循環筒体は、上下方向で炉床の落下開口の位置にて、周方向の複数位置で連結部により連結されており、隣接する連結部同士間で予熱後の原料が落下可能となっていることを特徴とする竪型焼成炉。
  2. 上部空間には、炉床の上方での周方向の複数位置にて炉床上の原料を落下開口に向け押し出すプッシャが設けられ、該プッシャは、周方向にて、隣接する連結部同士間に位置していることとする請求項1に記載の竪型焼成炉。
  3. 連結部は、周方向での幅が下部よりも上部で狭くなっていることとする請求項1または請求項2に記載の竪型焼成炉。
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