JP2013188751A - 遠心分離装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】汚泥に無機凝集剤および高分子凝集剤を供給し、フロックが形成された前記汚泥を、外胴ボウル3および内胴スクリュウ4を備えた遠心分離機1で分離物と分離液に固液分離する遠心分離装置において、前記内胴スクリュウ4に配設され、且つ汚泥供給口7aと凝集剤流出口7bが設けられた汚泥供給室7の内部へ無機凝集剤を注入する無機凝集剤注入管23、該無機凝集剤注入管23に設けられた無機凝集剤吐出孔23a、および前記無機凝集剤注入管23に接続する給水管26を備えたものである。
【選択図】図1(A)
Description
そこで近年、遠心分離機を用いての汚泥処理では、濃縮性能や脱水性能の向上のため、汚泥に2種類の凝集剤を添加して濃縮・脱水する「二液法」が行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
(1) 薬品使用量が増大し、運転コストの上昇を招くばかりか運転管理が煩雑化する。
(2) 無機凝集剤溶液を多量に注入した場合、薬品混合汚泥のpHが大きく低下して、濃縮処理や脱水処理に影響を及ぼすばかりか、遠心分離機等の内部を腐食させる恐れがある。
(3) そこで、低pHの薬品混合汚泥を中和させるためにアルカリ薬品(苛性ソーダ溶液)等を薬品混合汚泥に注入すると、さらに運転コストの上昇を招き、運転管理がよりいっそう煩雑化してしまう。
(4) また、汚泥に多量の薬品を注入した場合、濃縮汚泥や脱水汚泥に各種薬品成分が高濃度に残留し、有効利用(堆肥化や燃料化)に支障をきたす恐れもある。
この機内注入方式では、従来の「二液法」とは逆の順番で第1液として高分子凝集剤を汚泥に注入した後、遠心分離機へ供給し、遠心分離機内で固液分離(濃縮脱水)がある程度進行した状態で第2液として無機凝集剤を注入する。
(1) 効率的に且つ確実に分離汚泥と無機凝集剤とを反応させることができ、分離汚泥からより一層分離液を分離させ、確実に分離物(脱水汚泥)の低含水率化が図れる。
(2) 無機凝集剤を再度分離汚泥に直接注入できるので、無機凝集剤の凝集効果を低下させることなく即座に注入でき、遠心分離機の高い固液分離性能を安定して維持することができる。
(3) 無機凝集剤を直接注入するので、無駄が省け、また注入量を容易に調整できるため、無機凝集剤使用量を節減することができる。これにより、運転コストの上昇が抑えられ、また複雑な運転管理も回避できる。
(4) 無機凝集剤を分離汚泥に直接注入する以前に、汚泥に予め無機凝集剤が注入されるため、汚泥に含まれるリンが確実に無機凝集剤と反応して不溶性塩になり、リンの分離液への移行を抑制することができ、また、分離液の清澄性(高SS回収率)を得ることができる。これにより、排水処理施設への返流水の水質(リン、SS、有機物)悪化を防止でき、適正な放流水質を維持できる。
(5) 無機凝集剤の適正注入により、凝集汚泥の低pH化を防止できるため、遠心分離機の腐食や劣化を抑制でき、また中和設備を設ける必要がなくなり、設備コスト、運転コスト、維持管理や修繕のコスト等を低減できる。さらに、過剰に薬品類が注入されないため、脱水汚泥を有効利用(堆肥化や燃料化)することができる。
(6) 無機凝集剤を再度分離汚泥に直接注入することにより、脱水汚泥を低含水率化でき、また、容積も減るため、取り扱いが容易であると共に、処理処分に要する作業や費用を軽減することができる。
(7) 予め汚泥に無機凝集剤を注入するため、固液分離しやすい強固な凝集フロック(凝集汚泥)を生成でき、遠心分離機における初期段階での固液分離性能を確保でき、処理量も適性に維持できる。
(1) 遠心分離機の稼動中に無機凝集剤注入管に給水することにより、濃度が高く固まりやすい無機凝集剤溶液を瞬時に希釈できるため、無機凝集剤溶液を速やかに安定して無機凝集剤注入管の無機凝集剤吐出孔から汚泥供給室に吐出させ、凝集剤流出口から外胴ボウルの分離物排出側に供給することができる。
(2) 上述のように無機凝集剤溶液が希釈され増量するため、分離物排出側に移行している分離物に無機凝集剤溶液を万遍なく直接供給でき、短時間で速やかに分離物と無機凝集剤を反応させることができ、より一層効率的に且つ確実に分離物の含水率を低下させることができる。
(3) 無機凝集剤溶液を速やかに希釈することができるため、高濃度の無機凝集剤溶液を用いることができ、これにより溶液貯留(溶解)槽や注入ポンプの小型化が可能であり、設備コストや設置面積の削減に有効である。
(1) 無機凝集剤供給管、無機凝集剤注入管、無機凝集剤吐出孔、汚泥供給室、凝集剤流出口など、付着固化しやすい無機凝集剤が接触する部位を確実に洗浄でき、無機凝集剤による目詰まりや閉塞を防止することができる。
(2) とくに径が小さい無機凝集剤吐出孔や凝集剤流出口は目詰まりしやすく、一旦目詰まりすると、大がかりなメンテナンス作業を要するが、給水管から無機凝集剤注入管を介して給水(圧送)することにより、凝集剤の付着−固化−成長を確実に防止でき、安定して遠心分離機を稼動させることができる。
(3) 複数で複雑な洗浄設備を設ける必要が無く、無機凝集剤注入管への給水により、遠心分離装置の目詰まりや閉塞しやすい無機凝集剤系統を確実に洗浄することができ、設備コストの上昇や維持管理作業の増加を防止でき、遠心分離機の適切な保守管理にも有益である。
(1) 無機凝集剤注入管の無機凝集剤吐出孔から汚泥供給室内に供給された無機凝集剤溶液を汚泥供給室内で拡散させずに、確実に凝集剤流出口に誘導することができる。
(2) 仕切板によってスムーズに凝集剤流出口に誘導され流出した無機凝集剤溶液を、分離物排出側に移行している分離汚泥と満遍なく、短時間で速やかに反応させることができる。
(3) 外胴ボウルの2段テーパ近傍に凝集剤流出口を設けた場合、固液分離作用により分離液が分離された分離汚泥に無機凝集剤溶液を直接かつ速やかに再注入することができ、分離汚泥からより一層分離液を分離させて確実に分離物(脱水汚泥)の低含水率化を図ることができる。
(4) また、凝集剤流出口の近傍に、無機凝集剤注入管の無機凝集剤吐出孔を開口させた場合、無機凝集剤吐出孔から洗浄水が凝集剤流出口に向かって吐出するため、付着固化しやすい無機凝集剤が通過する凝集剤流出口を確実かつ効率よく洗浄することができる。
(1) 汚泥に無機凝集剤とは別に、汚泥に予め無機凝集剤溶液を供給することにより、汚泥に含まれるリン成分を無機凝集剤と反応させ、不溶性塩にして分離物と共に排除でき、このため、リン成分の分離液への移行および排水処理設備等への還流を確実に防止できる。また、汚泥に予め無機凝集剤溶液を供給することにより、固液分離しやすい強固な凝集フロック(凝集汚泥)を生成できると共に、SS回収率が向上するため、分離液のSSも低減でき、排水処理設備への流入負荷を軽減できる。
(2) 無機凝集剤注入管による無機凝集剤の再注入では、無機凝集剤は主に分離物排出側に移行している分離汚泥に供給され、汚泥や分離液排出側に移行している分離液に接触しづらく、そのため、分離液に含まれるリン成分(富栄養化物質で、排水処理での除去では簡単ではない)は分離液と共に排出され、排水処理施設等へ還流してしまうが、予め汚泥に無機凝集剤を供給することにより、それを防止することができる。
(3) 無機凝集剤の注入については、運転状況や処理状況により、無機凝集剤注入ポンプと無機凝集剤供給ポンプとを別途に設けて両ポンプをそれぞれ運転させることが好ましいが、一台のポンプを両用途に併用してもよい。これにより、設備費やランニングコストを削減できると共に、省スペース化にも役立つ。
(1) 分離液のリン濃度が高い場合には、無機凝集剤供給ポンプによる無機凝集剤供給量を増やすように調整し、逆にリン濃度が低い場合には無機凝集剤供給量を減らすように調整でき、分離液からのリン除去を安定して行うことができる。
(2) 分離液からのリン除去のために、汚泥に不必要に無機凝集剤を供給すると、薬品代など運転コストの上昇を招くが、分離液のリン濃度に応じて適宜無機凝集剤供給ポンプを調整できるので、確実にリン除去できるばかりか、運転コストの上昇を抑えることができる。
(3) さらに、リン濃度測定器の計測値に基づき無機凝集剤供給ポンプの運転を制御する制御器を設けることにより、状況に応じて速やかに且つ確実に汚泥への無機凝集剤の供給量を制御することができ、安定した処理が行えると共に、運転コストの削減、省力化、作業軽減に効果がある。
(1) 分離液を有効利用することができ、水道使用料等運転コストの削減化が図れると共に、省資源化に有効である。
(2) 循環利用する分離液は、元来汚泥を構成するもの(=性状が類似)であるため、分離液を遠心分離機に供給することにより、異質な液体(水道水や地下水)を供給する場合に比べ、遠心分離処理(固液分離性能)への影響を排除でき、安定した効率的な運転を行うことができる。
(3) 分離液にはリン成分が残存しているが、分離液を循環利用するため、無機凝集剤注入管内で無機凝集剤と再度反応して不溶性塩になるため、分離液からさらにリンを除去することができる。また、分離液に凝集剤成分が残存する場合には、分離液循環により残存凝集剤を再利用でき、凝集剤使用量の節約を期待できる。
(4) 遠心分離機に給水して洗浄(運転停止)する場合、分離液を循環させることにより、遠心分離機内への給水(=洗浄水)量が増加し、遠心分離機内での水圧や流速が上昇して、洗浄効果を高めることができる。洗浄水を全て水道水などでまかなった場合、運転コストを増加させるばかりか、洗浄設備を大型化する必要があるが、分離液を循環させることにより、運転コストの上昇を抑えられるばかりか、洗浄設備を大型化せずに洗浄効果を上昇させることができる。
この場合、汚泥に無機凝集剤、例えばポリ鉄を添加して微細な凝集フロックを生成させた後、両性高分子凝集剤を供給することにより、さらに凝集させて強固な汚泥フロックを生成させることができる。
図1(A)は本発明の実施の形態1による遠心分離装置を示す断面図、図1(B)は図1(A)の要部拡大断面である。
本発明に係る遠心分離装置は、汚泥に無機凝集剤および高分子凝集剤を供給し、フロックが形成された凝集汚泥を、外胴ボウル3および内胴スクリュウ4を備えた遠心分離機1で固液分離し、無機凝集剤吐出孔23aを有する無機凝集剤注入管23で、遠心分離機の内胴スクリュウに配設されていて、汚泥供給口7aと凝集剤流出口7bが設けられている汚泥供給室7の内部へ、無機凝集剤を再注入する基本構造となっている。
この実施の形態1による遠心分離装置は、無機凝集剤および高分子凝集剤が供給された汚泥を分離物と分離液に固液分離する遠心分離機1と、汚泥を貯留する汚泥貯留槽11と、高分子凝集剤溶液を貯留する高分子凝集剤貯留槽12と、無機凝集剤溶液を貯留する無機凝集剤貯留槽13とを備えた構造となっており、その詳細な構造を以下に説明する。
汚泥は、汚泥貯留槽11より汚泥供給ポンプ15にて遠心分離機1に供給されるが、その供給過程において汚泥は、汚泥供給管14の途中で無機凝集剤貯留槽13より無機凝集剤供給ポンプ21にて無機凝集剤が供給(前段供給)されて混合し、次いで高分子凝集剤貯留槽12より高分子凝集剤供給ポンプ17にて高分子凝集剤が供給(ライン供給)され混合し、遠心分離機1の汚泥供給室7へ送られる。
再注入された無機凝集剤は、内胴スクリュウ4に設けられた凝集剤流出口7bからプール10へ流出し、スクリュウ羽根4cにより分離物排出側へ移動しながら水面WL上に掻き上げられている分離汚泥と混合する。
上記実施の形態1による遠心分離装置の運転例を以下に示す。実施条件は、下水消化汚泥を対象に高効率型遠心脱水機を使用し、機械の運転条件を処理量1.5m3/h、遠心効果2500G、両性高分子凝集剤注入(供給)率1.2%、差速1.3〜1.5回転のほぼ同一の条件で従来の装置と本発明にかかる遠心分離装置との比較を行った。消化汚泥の濃度は1.5%、リン濃度は600mg/L程度、pHは7.4である。実施例を表1に示す。
図2(A)は本発明の実施の形態2による遠心分離装置を示す断面図、図2(B)は図2(A)の要部拡大断面であり、図1と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2による遠心分離装置では、無機凝集剤の無機凝集剤注入管23に給水管26を接続すると共に、無機凝集剤注入管23の2ヶ所に無機凝集剤吐出孔23a,23bを設けた点、遠心分離機1内部に2つの仕切板8a,8bを設けた点、遠心分離機1本体として、外胴ボウル3のテーパ部を1段テーパ3dに形成した点が、前記実施の形態1と大きく異なる。前記給水管26によって無機凝集剤注入管23に給水する目的は、主に遠心分離機1を停止させる際の洗浄および遠心分離機1を運転している際の無機凝集剤の希釈である。
図3は本発明の実施の形態3による遠心分離装置を示す断面図であり、図1,2と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態3では、無機凝集剤注入管23の3ヶ所に無機凝集剤吐出孔23a,23b,23cとそれらに対応する3つの仕切板8a,8b,8cを配設した点、また給水管26における自動開閉弁27の下流側に給水ポンプ28を配設した点が、前記実施の形態1と異なる。
その用途や作用効果については、前記実施の形態1と同様であると共に、無機凝集剤のプール10内での再注入位置の調整および水面上の分離汚泥への無機凝集剤の広範な再注入等が可能となる。さらに給水管26に定量給水のための給水ポンプ28や流量計29を配設することにより、遠心分離機1の稼働中には確実に無機凝集剤を適正な濃度に希釈することができ、また遠心分離機1の運転を停止する際には確実に適切な水量で遠心分離機1内を、とくに無機凝集剤注入系統を十分に洗浄することができる。
図4は本発明の実施の形態4による遠心分離装置を示す断面図であり、図1〜図3と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態4では、無機凝集剤の前段供給において、その注入位置を汚泥の汚泥供給ポンプ15の手前(汚泥吸込側)で行ったものである。すなわち、この実施の形態4では、無機凝集剤供給管20を汚泥供給ポンプ15の吸込側で汚泥供給管14に接続した点が前記実施の形態1〜3と大きく異なる。このような構成とすることにより、汚泥供給ポンプ15によって汚泥と無機凝集剤との混合が促進され、良好で効率的な脱水性能を得ることができる。
図5は本発明の実施の形態5による遠心分離装置を示す断面図であり、図1〜図4と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態5では、無機凝集剤を2種類併用する遠心分離装置としたものである。そのために、前記無機凝集剤貯留槽13とは異なる無機凝集剤溶液を貯留する前段無機凝集剤貯留槽13Aを新たに付加したものである。
図6は本発明の実施の形態6による遠心分離装置を示す断面図、図7は図6の要部を拡大して示す断面図であり、図1〜図5と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態6では、無機凝集剤の前段供給を遠心分離機1の汚泥供給室7内で行うように構成し(無機機内前段供給)、また高分子凝集剤も同様に汚泥供給室7内で行うように構成した(高分子中段供給)。さらに、無機凝集剤は1種類を使用し、給水管26は分岐管26aと26bとに分岐させて無機凝集剤供給管20および無機凝集剤注入管23へ給水(洗浄および希釈)できるようにしてある。
これに対して汚泥供給管14へ無機凝集剤および高分子凝集剤を供給(ライン供給)すると、汚泥供給管14内で凝集フロック(凝集汚泥)が生成してしまうが、この凝集汚泥は汚泥供給室7への流入や汚泥供給口7aからの流出を通じて壁面等へ繰り返し衝突することになり、凝集フロックの解体(破壊)につながり固液分離性の低下を招きかねないが、汚泥供給室7内へ無機凝集剤および高分子凝集剤を供給(無機機内前段供給・高分子中段供給)することにより、凝集フロックの解体を確実に抑止することができる。
図8は本発明の実施の形態7による遠心分離装置を示す断面図であり、図6および図7と同一の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
図6および図7に示した実施の形態6では、無機凝集剤供給管20を汚泥供給室7に延伸させて無機凝集剤の前段供給を汚泥供給室7内で行う構成としたが、この実施の形態7では、汚泥と前段供給する無機凝集剤とを十分に反応させるため、無機凝集剤供給管20を汚泥供給管14に接続し、汚泥供給管14の汚泥に無機凝集剤を前段供給(ライン供給)する構成とした。このように構成することにより、汚泥と前段供給した無機凝集剤とが十分に混合され、確実に凝集フロックを生成することができると共に、汚泥に含まれるリンを不溶性塩にして分離液のリン濃度を低減することもできる。なお、無機凝集剤供給管20の汚泥供給管14への接続位置は、汚泥貯留槽11から遠心分離機1までの間のいずれの場所でもかまわない。
図9は本発明の実施の形態8による遠心分離装置を示す断面図、図10は図9の要部を拡大して示す断面図であり、図1〜図8と同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態8では、前記実施の形態6(図6)の遠心分離装置における汚泥供給室7の直胴部4aに設けられた仕切板8dおよび凝集剤流出口7eを省き、また汚泥供給管開口14aと汚泥供給口7aとの間隔を広げた構造となっているものである。また給水管26は、図2(A)と同様に分岐せず無機凝集剤注入管23に接続している。
このような構成とすることにより、図6に示した前記実施の形態6と同様の作用効果を得ながら、汚泥供給室7内の構造を簡略化することができ、また装置の製造を容易にし、さらに維持管理や保守点検の作業を軽減化できる。
図11は本発明の実施の形態9による遠心分離装置を示す断面図であり、図9および図10と同一の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
図9および図10に示した実施の形態8では、無機凝集剤供給管20を汚泥供給室7に延伸させて無機凝集剤の前段供給を汚泥供給室7内で行う構成としたが、汚泥と前段供給する無機凝集剤とを十分に反応させるため、無機凝集剤供給管20を汚泥供給管14に接続し、汚泥供給管14の汚泥に無機凝集剤を前段供給(ライン供給)する構成とした。このように構成することにより、汚泥と前段供給した無機凝集剤とが十分に混合され、確実に凝集フロックを生成することができると共に、汚泥に含まれるリンを不溶性塩にして分離液のリン濃度を低減することもできる。なお、無機凝集剤供給管20の汚泥供給管14への接続位置は、汚泥貯留槽11から遠心分離機1までの間のいずれの場所でもかまわない。このような構成とすることにより、図8に示した前記実施の形態7と同様の作用効果を得ながら、汚泥供給室7内の構造を簡略化することができ、また装置の製造を容易にし、さらに維持管理や保守点検の作業を軽減化できる。
図12は本発明の実施の形態10による遠心分離装置を示す断面図であり、図3と同一の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態10では、汚泥供給管4に接続された高分子凝集剤供給管16の分岐管16aを設け、この分岐管16aに開閉弁19aを設けることにより、高分子凝集剤供給管16がライン供給または/および機内供給に切り替えられる構造とした点が前記実施の形態3(図3)と大きく異なる。前記高分子凝集剤供給管16と分岐管16aとによる双方の高分子凝集剤供給方式には特徴があり、特に高分子凝集剤の使用種類と汚泥との反応性により、適宜選択される。基本的には、粘性が高い高分子凝集剤の場合、汚泥との反応時間が必要となるため、ライン供給が好ましく、薬注率を低く抑えたい(経済性優先時など)ときは、機内供給が好ましい。
図15は本発明の実施の形態11による遠心分離装置を示す断面図であり、図1〜図10と同一または相当部分の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態11では、遠心脱水機1より排出される分離液のリン濃度を測定するリン濃度測定器31と、このリン濃度測定器31によるリン濃度測定値信号を入力して無機凝集剤供給ポンプ21および無機凝集剤注入ポンプ24を制御する制御器30とを備える構成とし、制御器30を利用して無機凝集剤供給ポンプ21(前段供給ポンプ)と無機凝集剤注入ポンプ24(後段注入ポンプ)の流量を制御するものである。
図16は本発明の実施の形態12による遠心分離装置を示す断面図である。
この実施の形態12では、制御器30Aにより、無機凝集剤の前段供給と後段注入の割合や流量を開閉弁32,33等により調整するものである。このような構成とすることにより、無機凝集剤供給ポンプと無機凝集剤注入ポンプを1台で兼用することができ、イニシャルコスト低減や省スペース化を計ることができる。制御器30Aとしては、分離液のリン除去を目的とする場合には、汚泥や分離液のリン濃度や上述したように分離液のpHを測定して、その出力信号により開閉弁32,33の開閉や開度を制御できるもの、また脱水汚泥の含水率低下を目的とする場合には、汚泥量(処理量)、脱水汚泥の含水率や粘性等を測定して、その出力信号により開閉弁32,33の開閉や開度を制御できるもの、さらにはSS回収率の向上を目的にする場合には、分離液のSS濃度、透明度、光透過性等を測定して、その出力信号により開閉弁32,33の開閉や開度を制御できるものを用いることができる。例えば、分離液のリン除去において、汚泥中のリン濃度が低い場合には、無機凝集剤の前段供給量を絞り、後段注入量を多くする。
図17は本発明の実施の形態13による遠心分離装置を示す断面図である。
この実施の形態13では、遠心分離機1から排出される分離液の一部を、分離液循環配管34を介して給水管26へ供給し、分離液を再利用するものである。分離液循環配管34には、分離液を循環させる分離液循環ポンプ35および開閉弁36を設けた。
例えば、遠心分離機1の処理量5m3/hの場合、停止工程での洗浄において、通常洗浄水量は4m3/hで、洗浄時間は10〜15分程度かかるが、分離液を循環利用することにより、分離液循環量を3m3/hにすると、遠心分離機1への洗浄水の供給水量は合計7m3/hとなり、供給水量の増加によって遠心分離機1内等での通水量(通水速度)が上昇し、洗浄効率が向上して5分程度で洗浄することができた。
図18は本発明の実施の形態14による遠心分離装置を示す断面図である。
この実施の形態14では、実施の形態6(図6)と同様に、給水管を分岐し、その分岐管26a,26bを無機凝集剤供給管20と無機凝集剤注入管23に接続することにより、無機凝集剤の前段供給系統および後段注入系統の洗浄を可能としたものである。これにより、付着固化しやすい無機凝集剤系統を確実に洗浄されるため、遠心分離機の安定した運転ができ、また分離液を循環利用した場合には水道代などのランニングコストを削減できる。また図示しないが、給水管26等には長年の使用によりスケール(カルシウム系)が発生し、無機凝集剤注入管23、無機凝集剤吐出孔23a、23b、23c、凝集剤流出口7b、7c、7d、7e等の閉塞(狭窄)も起こりえるため、酸洗浄設備を設けることが好ましい。
2 ケーシング
2a 分離液排出口
2b 分離物排出口
3 外胴ボウル
3a 直胴部
3b,3c 2段テーパ
3d 1段テーパ
4 内胴スクリュウ
4a 直胴部
4b 内胴テーパ
4c スクリュウ羽根
5,6 回転駆動機
7 汚泥供給室
7a 汚泥供給口
7b,7c,7d,7e 凝集剤流出口
8,8a,8b,8c 仕切板
10 プール
11 汚泥貯留槽
12 高分子凝集剤貯留槽
13 無機凝集剤貯留槽
13A 前段無機凝集剤貯留槽
14 汚泥供給管
14a 汚泥供給管開口
15 汚泥供給ポンプ
16 高分子凝集剤供給管
16a 分岐管
16b 高分子凝集剤吐出口
17 高分子凝集剤供給ポンプ
18 流量計
19 開閉弁
20 無機凝集剤供給管
20a 無機凝集剤供給管開口
21 無機凝集剤供給ポンプ
22 流量計
23 無機凝集剤注入管
23a,23b,23c 無機凝集剤吐出孔
24 無機凝集剤注入ポンプ
25 流量計
26 給水管
26a,26b 分岐管
27 自動開閉弁
28 給水ポンプ
30,30A 制御器
31 リン濃度測定器
32,33 開閉弁
34 分離液循環配管
35 分離液循環ポンプ
36 開閉弁
Claims (4)
- 汚泥に無機凝集剤および高分子凝集剤を供給し、
フロックが形成された前記汚泥を、
外胴ボウルおよび内胴スクリュウを備えた遠心分離機で分離物と分離液に
固液分離する遠心分離装置において、
前記内胴スクリュウに配設され、
且つ汚泥供給口と凝集剤流出口が設けられた汚泥供給室の内部へ無機凝集剤を
注入する無機凝集剤注入管、
該無機凝集剤注入管に設けられた無機凝集剤吐出孔
および
前記無機凝集剤注入管に接続する給水管
を備えたことを特徴とする遠心分離装置。 - 前記汚泥供給室内に仕切板を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。 - 前記分離液のリン濃度を測定するリン濃度測定器
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠心分離装置。 - 前記給水管へ前記分離液を供給する分離液循環配管を備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遠心分離装置。
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