JP2013188259A - Skinfold thickness measuring apparatus and control method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被検体の皮下脂肪の厚さを測定する皮下脂肪厚測定装置及びその制御方法に関するものである。 The present invention relates to a subcutaneous fat thickness measuring apparatus that measures the thickness of subcutaneous fat of a subject and a control method thereof.
一般に、皮下脂肪の厚さ(皮下脂肪厚)を測定するための機器として、キャリパーが知られている。キャリパーは安価であり、測定に要する時間も短くて済む。しかしながら、キャリパーを用いた測定では、実際に皮膚を挟むことで皮下脂肪厚が測定されるため、挟み込みの力加減などで測定値がばらついてしまう。そのため、測定者によって挟み具合が変動することにより測定値がばらつきやすいという課題があり、キャリパーを用いた皮下脂肪厚の測定においては、測定を行う測定者にある程度の熟練が要求されていた。 Generally, a caliper is known as a device for measuring the thickness of subcutaneous fat (subcutaneous fat thickness). Caliper is inexpensive and requires less time for measurement. However, in the measurement using a caliper, since the thickness of subcutaneous fat is measured by actually pinching the skin, the measurement value varies depending on the force of pinching. For this reason, there is a problem that the measurement value is likely to vary due to variation in the degree of pinching by the measurer, and in measuring the subcutaneous fat thickness using a caliper, a certain degree of skill is required for the measurer who performs the measurement.
特許文献1では、赤外光を用いて皮下脂肪厚を測定する光学式皮下脂肪厚測定装置が記載されている。このような光学式皮下脂肪厚測定装置によれば、測定者に熟練度は要求されず、誰でも手軽に皮下脂肪厚を測定することが可能である。 Patent Document 1 describes an optical subcutaneous fat thickness measuring device that measures subcutaneous fat thickness using infrared light. According to such an optical subcutaneous fat thickness measuring apparatus, the skill level is not required for the measurer, and anyone can easily measure the subcutaneous fat thickness.
しかしながら、光学式皮下脂肪厚測定装置では、生体の表面に向けて光を照射する光照射部と、生体の内部を伝播した光を受光する受光部とが必要となり、装置のコストが高くなってしまう。 However, the optical subcutaneous fat thickness measuring device requires a light irradiating unit that irradiates light toward the surface of the living body and a light receiving unit that receives light propagating through the living body, which increases the cost of the device. End up.
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、安価な構成で、被検体の皮下脂肪厚を容易に測定することのできる皮下脂肪厚測定装置およびその制御方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a subcutaneous fat thickness measuring apparatus and a control method thereof capable of easily measuring the subcutaneous fat thickness of a subject with an inexpensive configuration. And
上記の目的を達成するための本発明の一態様による皮下脂肪厚測定装置は、たとえば以下の構成を備える。即ち、
被検体の皮下脂肪の厚さを測定する測定装置であって、
前記被検体の体表面に接触する側の面に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面と対向する側の面に第2の温度センサが配された熱抵抗体と、
前記被検体の体温値を入力する入力手段と、
前記被検体に前記熱抵抗体を接触させた状態において該被検体の深部体温値と前記第1の温度センサにより測定される温度の差と、前記第1および第2の温度センサにより測定される温度の差とが比例関係にあるとした熱流モデルにおける比例係数を、前記入力手段で入力された体温値を前記深部体温値として用いて算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記比例係数に基づいて、前記被検体の皮下脂肪の厚さを推定する推定手段と、を備える。
In order to achieve the above object, a subcutaneous fat thickness measurement apparatus according to an aspect of the present invention has the following configuration, for example. That is,
A measuring device for measuring the thickness of subcutaneous fat of a subject,
A thermal resistor in which a first temperature sensor is disposed on a surface of the subject that contacts the body surface, and a second temperature sensor is disposed on a surface opposite to the surface that contacts the body surface. When,
Input means for inputting a body temperature value of the subject;
Measured by the first and second temperature sensors, and the difference between the temperature measured by the first temperature sensor and the deep body temperature value of the subject in a state where the thermal resistor is in contact with the subject. A calculating means for calculating the proportionality coefficient in the heat flow model that is proportional to the temperature difference using the body temperature value input by the input means as the deep body temperature value;
Estimating means for estimating the thickness of subcutaneous fat of the subject based on the proportionality coefficient calculated by the calculating means.
本発明によれば、被検体の皮下脂肪厚を簡易に測定することが可能な皮下脂肪厚測定装置を、安価な構成で提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the subcutaneous fat thickness measuring apparatus which can measure the subcutaneous fat thickness of a test object easily can be provided with an inexpensive structure.
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[第1の実施形態]
1.皮下脂肪厚測定装置の外観構成
本実施形態による皮下脂肪厚測定装置を構成するセンサユニットの外観を図1に示す。図1(a)に示されるように、センサユニット10は、温度センサと制御回路を有する測定ユニット11と、測定ユニット11を被検体へ装着するための装着ユニット14を有する。装着ユニット14は、断熱部材12と、測定ユニット11を断熱部材12に着脱可能に固定するための固定部材13とを具備する。図1(b)は実施形態による皮下脂肪厚測定装置の使用状態を示しており、センサユニット10は被検体の体表面に装着され、外部の電子機器300と通信する。センサユニット10の断熱部材12は柔軟性を有し、後述のように装着ユニット14の被検体と接触する面には粘着テープが設けてあり、これによりセンサユニット10の被検体への密着性を高めている。
[First Embodiment]
1. Appearance Configuration of Subcutaneous Fat Thickness Measurement Device FIG. 1 shows an appearance of a sensor unit constituting the subcutaneous fat thickness measurement device according to the present embodiment. As shown in FIG. 1A, the
図1(b)において、電子機器300はセンサユニット10と無線通信が可能であり、無線通信を介してセンサユニット10から皮下脂肪厚の推定値を取得する。電子機器300は、取得された皮下脂肪厚の推定値を、たとえばディスプレイ350に表示する。また、電子機器300は、後述するように、センサユニット10に体温値を入力したり、センサユニット10に皮下脂肪厚の測定開始を指示したりするための入力部303を備えている。これら体温値や測定開始の指示は、無線通信により電子機器300から送信されセンサユニット10により受信される。
In FIG. 1B, the
2.センサユニット10の断面構成
図2は、本実施形態に係るセンサユニット10の断面構成の例を示す図である。図2(a)は測定ユニット11と装着ユニット14とを分離した状態を示しており、図2(b)は測定ユニット11が装着ユニット14に固定された状態を示している。測定ユニット11において、第1の温度センサ111は、被検体の体表面に貼り付けた際に、体表面に接触する側に位置し、第2の温度センサ112は第1の温度センサ111に対向する側に配される。なお、第1の温度センサ111および第2の温度センサ112は、例えば、熱電対またはサーミスタにより構成されているものとする。
2. FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a cross-sectional configuration of the
熱抵抗体113は第1の温度センサ111と第2の温度センサ112との間に配され、被検体の体表面からの熱流を通過させる。熱抵抗体113は、たとえば、熱伝導率が0.25W/mKの非発泡性の素材であるポリアセタールにより構成されているものとする。また、熱抵抗体113の形状は図1では円柱状のものを示したが、これに限られるものではなく、たとえば、断面が四角形などの角柱形状であってもよい。また、第1の温度センサ111および第2の温度センサ112はそれぞれ、熱抵抗体113の上面及び下面の中央位置に配置されるのが好ましい。
The
また、熱抵抗体113の上面には、熱伝導率236W/mKのアルミニウムからなる均一化部材114が配されており、熱抵抗体113の上面全体を覆っている。これにより、熱抵抗体113の上面(つまり、熱流が放散される外気側)の温度は均一化される。また、熱抵抗体113を通過する熱流の方向を、体表面に対して略垂直方向に向けることにより、熱抵抗体113の側面からの熱流の放散を間接的に抑えることができる。更に、熱抵抗体113の底面には、アルミテープ等の熱伝導性のよい熱伝導部材115が、その底面を覆うように設けられている。
A uniformizing
ハウジング116は測定ユニット11に含まれる各構成を一体的に保持するための保持部材である。ハウジング116の内部には、後述する制御回路を搭載した回路基板200が設けられている。ハウジング116により一体化された測定ユニット11は、固定部材13を介して装着ユニット14に対して着脱可能となっている。このような構成によれば、装着ユニット14を使い捨てとし、測定ユニット11を再利用可能とすることができる。
The
装着ユニット14は、センサユニット10を体表面上に着脱可能に固定する機能を持つ。装着ユニット14の体表面側の全体は、粘着層を有する貼り付けテープ141と剥離紙142により覆われている。したがって、センサユニット10の被検体への装着時には、剥離紙142をはがして貼り付けテープ141を露出させることで、センサユニット10を被検体の体表面に貼り付けることができる。これにより、センサユニット10の装着において、センサユニット10を被検体の体表面に密着させた状態とすることができる。
The mounting
以上のような本実施形態に係るセンサユニット10では、断熱部材12が体表面に密着することで、熱抵抗体113の周囲の体表面から熱流が放散したことによる第1の温度センサ111への影響を抑えることができる。すなわち、体表面の温度を測定する第1の温度センサ111への外乱(外気温など)の影響が効果的に低減される。また、ハウジング116が熱抵抗体113の側面を覆うとともに、上述したように、均一化部材114と熱伝導部材115により熱流が促進されるため、熱抵抗体113の側面からの熱流の放散が低減される。このような構成によれば、センサユニット10を被検体の体表面に装着した状態においいて以下で説明するような熱流モデルを適用することができる。
In the
3.センサユニット10における熱流モデルと皮下脂肪厚の測定原理
図3は本実施形態が用いる熱流モデルを説明する図である。本実施形態では、被検体の深部体温Tbと第1の温度センサ111により測定された温度値Ttの差が、第1の温度センサ111と第2の温度センサ112により測定された温度値Tt、Taの差と比例関係にある熱流モデルを想定する。
3. Heat Flow Model and Subcutaneous Fat Thickness Measurement Principle in
すなわち、本実施形態の熱流モデルでは、体内の熱抵抗Rtを流れる熱流Iと熱抵抗体113の熱抵抗Raを流れる熱流Iとが等しいものとし、以下の(1)式に示される等式が正立するものとする。
(1)式を変形すると、以下の(2)式のように、Tb−TtがTt−Taに比例する関係が得られる。
そこで、本実施形態では、上式の深部体温Tbをたとえば腋下において体温を測定して得られた値と仮定する。そして、そのときの第1の温度センサ111から得られた温度値Tt、第2の温度センサ112から得られた温度値Taを(2)式に代入することにより、比例係数であるRt/Raが求まる。一般に、被検体の体内の熱抵抗値Rtと皮下脂肪厚との間には相関関係がある。また、熱抵抗値Raは熱抵抗体113により定まる固定値である。よって、予め多数の被検体について皮下脂肪厚の測定を行うことにより比例係数Rt/Ra(または体内の熱抵抗値Rt)と皮下脂肪厚との関係を求めてテーブルとしておけば、このテーブルを参照して比例係数から皮下脂肪厚を推定できる。以下、このテーブルを皮下脂肪厚テーブルと称する。本実施形態では、次のような手順で皮下脂肪厚が推定される。
・第1の温度センサ111から得られた温度値をTt、第2の温度センサ112から得られた温度値をTa、外部から入力された体温値(本実施形態では腋下で測定された体温)をTbとして用いて、比例係数(Rt/Ra)を算出し、
・皮下脂肪厚テーブルを参照して、算出された比例係数から皮下脂肪厚を推定する。
Therefore, in the present embodiment, it is assumed that the deep body temperature Tb in the above equation is a value obtained by measuring the body temperature, for example, under armpit. Then, by substituting the temperature value Tt obtained from the
The temperature value obtained from the
Referring to the subcutaneous fat thickness table, the subcutaneous fat thickness is estimated from the calculated proportionality coefficient.
なお、皮下脂肪厚の測定に用いられる体温値として腋下の体温値を用いているが、これに限られるものではない。たとえば、舌下で測定された体温、耳(鼓膜)で測定された体温、直腸温などを用いてもよい。但し、皮下脂肪厚テーブルの作成時の体温測定位置と皮下脂肪厚の測定時の体温測定位置は同じとすることが好ましい。たとえば、腋下で測定した体温を用いて皮下脂肪厚テーブルを生成した場合には、皮下脂肪厚の測定時においても腋下で測定した体温値を深部体温Tbとして用いることが好ましい。 In addition, the body temperature value of the armpit is used as the body temperature value used for the measurement of subcutaneous fat thickness, but is not limited thereto. For example, body temperature measured under the tongue, body temperature measured with the ear (tympanic membrane), rectal temperature, or the like may be used. However, it is preferable that the body temperature measurement position when creating the subcutaneous fat thickness table is the same as the body temperature measurement position when measuring the subcutaneous fat thickness. For example, when the subcutaneous fat thickness table is generated using the body temperature measured under the armpit, it is preferable to use the body temperature value measured under the armpit as the deep body temperature Tb even when measuring the subcutaneous fat thickness.
4.実施形態によるセンサユニット10の制御構成
図4(a)は、実施形態によるセンサユニット10の制御構成例を示すブロック図である。図4(a)に示した制御構成を実現するための制御回路は、回路基板200に搭載されている。図4(a)において、コントローラ201は不図示のCPUやROMを有し、CPUはROMに記憶されたプログラムを実行することでセンサユニット10における各種制御を実現する。A/D変換器202は、第1の温度センサ111の温度に対応した電気信号をデジタル化してコントローラ201に提供する。同様に、A/D変換器203は、第2の温度センサ112の温度に対応した電気信号をデジタル化してコントローラ201に提供する。したがって、コントローラ201は、A/D変換器202やA/D変換器203の値を読み取ることで温度値を取得することができる。
4). Control Configuration of
無線通信部204は、たとえば外部の電子機器300との間で近距離無線通信(近接無線通信)を行い、体温値を受信したり、皮下脂肪厚の推定結果を送信したりする。メモリ206は、コントローラ201によるデータの読み出しや書き込みが可能なメモリである。メモリ206には、皮下脂肪厚の測定のために外部から受信した体温値211、上述した皮下脂肪厚テーブル212、皮下脂肪厚推定値213が保持される。バッテリ207は、上述した制御構成の各部に必要な電力を提供する。なお、本例では、皮下脂肪厚テーブル212として、比例係数(Rt/Ra)と皮下脂肪厚の関係を示すテーブルを用いるものとする(図4(b)参照)。また、この皮下脂肪厚テーブル212は、多数のサンプルから測定された皮下脂肪厚とその時の比例係数とを対応づけて得られたものである。
For example, the wireless communication unit 204 performs short-range wireless communication (proximity wireless communication) with the external
5.実施形態によるセンサユニット10の動作
図5は、コントローラ201が実行する処理を説明するフローチャートである。なお、コントローラ201は、無線通信部204を介して体温値を電子機器300から受信すると、これを体温値211としてメモリ206に格納するものとする。本例のセンサユニット10では、電子機器300から体温値を受信したことに応じて皮下脂肪厚の推定を実行し、その結果を電子機器300に送信するものとする。なお、外部の電子機器300としては、たとえば、携帯電話、スマートフォン、携帯端末、パーソナルコンピュータ等、無線通信部204に対応した通信インターフェースを備える電子機器であればよい。但し、電子機器300においては、センサユニット10に体温値を送信し、センサユニット10から皮下脂肪厚の推定値を受信するためのアプリケーションが動作している必要がある。また、近距離無線通信としては、ブルートゥース、赤外線通信等が挙げられる。更に、無線通信に限られず、有線による通信形態であってもよい。或いは、無線通信により体温値を送信し、皮下脂肪厚の推定値を受信して表示することが可能な電子体温計を用意し、これを電子機器300として用いてもよい。
5. Operation of
ステップS501において、コントローラ201は、無線通信部204を介して体温値を受信したか否かを判定する。コントローラ201は、体温値を受信したと判定すると、処理をステップS502へ進める。ステップS502において、コントローラ201は、その時点におけるA/D変換器202,203の出力値を読み取ることで、第1の温度センサ111の測定値と第2の温度センサ112の測定値を取得する。そして、ステップS503において、コントローラ201は、第1の温度センサ111の測定値をTt、第2の温度センサ112の測定値をTa、メモリ206に保持されている体温値211を深部体温Tbとして、上述した式(2)の関係から比例係数であるRt/Raを算出する。ステップS504において、コントローラ201は、皮下脂肪厚テーブル212を参照することにより、ステップS503で算出した比例係数から皮下脂肪厚を決定(推定)する。ステップS505において、コントローラ201は、ステップS504で推定した皮下脂肪厚を無線通信部204を介して電子機器300へ送信する。その後、処理はステップS501へ戻る。
In step S <b> 501, the
以上のようなセンサユニット10を用いれば、電子機器300は、体温値をセンサユニット10に通知することで、センサユニット10から皮下脂肪厚の推定値を受信することができる。たとえば、図1(b)に示す構成おいて、ユーザが電子機器300の入力部303(たとえばテンキー)を用いて体温値を入力し、送信ボタン(たとえば*キー)を押すと、電子機器300は体温値をセンサユニット10へ通知する。センサユニット10はこの体温値の通知に応答して皮下脂肪厚の推定値を取得して送信し、電子機器300はこの推定値を受信してディスプレイ350に表示する。このように、センサユニット10は熱抵抗体と温度センサ、制御回路で構成され、センサユニット10のディスポ部(貼り付けテープ141など)は非常に安価であり、また電子機器300には携帯電話等を流用できるなど、赤外線式の皮下脂肪厚測定装置に比べてコストを抑えることができる。なお、皮下脂肪厚テーブルや比例係数の計算を電子機器300で実行させることによりセンサユニット10による処理を軽減し、センサユニット10を更に安価に構成することも可能である。以下の他の実施形態においては、そのような構成について説明する。
If the
[他の実施形態]
上記第1実施形態では、測定ユニット11が備える制御回路が皮下脂肪厚の推定までを行う構成を示したが、本発明の皮下脂肪厚測定装置はこのような形態に限られるものではない。たとえば、センサユニット10は測定された温度(Ta,Tt)を電子機器300へ送信する機能を有し、センサユニット10とは別体の電子機器300で皮下脂肪厚の推定を行う構成としてもよい。以下、図6〜図8を参照して、そのようなシステムの例と動作を説明する。
[Other Embodiments]
In the first embodiment, the configuration in which the control circuit included in the
まず、図6(a)と図7を用いて、他の実施形態による皮下脂肪厚測定装置の構成例と動作を説明する。図6(a)に示されるように、測定ユニット11の回路基板200には、通信部221、CPU222、メモリ223が搭載されている。CPU222はメモリ304に格納されているプログラムを実行することにより、以下の処理を実現する。まず、CPU222は、通信部221を介して電子機器300から温度測定の指示を受信すると(ステップS701)、第1の温度センサ111および第2の温度センサ112による測定値(Ta、Tt)を取得する(ステップS702)。そして、取得した測定値を、メモリ223に記憶されている熱抵抗値Ra224とともに電子機器300へ送信する(ステップS703)。
First, a configuration example and operation of a subcutaneous fat thickness measurement apparatus according to another embodiment will be described with reference to FIGS. As illustrated in FIG. 6A, the
電子機器300では、CPU302がメモリ304に格納されているプログラムを実行することにより以下の処理を実現する。CPU302は、入力部303から皮下脂肪厚の測定指示か体温データの入力がなされるのを待つ(ステップS711、S717)。皮下脂肪厚の測定指示が入力されると、CPU302は温度測定の指示を、通信部301を介してセンサユニット10へ送信する(ステップS711,S712)。CPU302は、この温度測定の指示に応じて通信部301を介してセンサユニット10から測定値Ta,Ttと、熱抵抗値Ra224を受信すると(ステップS713)、メモリ304から体温値306を深部体温Tbとして読み出す(ステップS714)。そして、CPU302は、これらTa,Tt,Tbから(2)式を用いて比例係数(Rt/Ra)を算出し、更にこれを熱抵抗値Ra224で除することで、被検体内の熱抵抗値Rtを算出する(ステップS715)。メモリ304に保持されている皮下脂肪厚テーブル305は、被検体内の熱抵抗値Rtと皮下脂肪厚との関係を示すテーブルである。したがって、CPU302は、ステップS715で算出した熱抵抗値Rtから、皮下脂肪厚テーブル305を参照することにより、皮下脂肪厚を推定する(ステップS716)。推定された皮下脂肪厚は、たとえば、ディスプレイ350に表示される。
In the
なお、電子機器300において、入力部303を介して体温値が入力されると、CPU302は入力された体温値をメモリ304に格納する(ステップS717、S718)。この体温値は、上述のステップS714において深部体温Tbとして読み出される体温値306である。
In the
以上のような構成によれば、測定ユニット11の熱抵抗体113の熱抵抗値Ra224がセンサユニット10から送信される。このため、電子機器300は、測定ユニット11が変更されても、すなわち熱抵抗体の熱抵抗値が異なる測定ユニット11が用いられても、安定して皮下脂肪厚を推定することができる。
According to the above configuration, the thermal resistance value Ra 224 of the
さらに、図6(b)と図8を用いて、皮下脂肪厚み測定装置の他の構成の一例と動作を説明する。図6(a)の構成では測定ユニット11が熱抵抗値Raを送信することで、電子機器300が複数の測定ユニット11に対応することを可能にした。これに対して、図6(b)の構成では、測定ユニット11がIDを電子機器300に通知することで、電子機器300が複数の測定ユニット11に対応することを可能とする。
Furthermore, another example of the configuration and operation of the subcutaneous fat thickness measuring apparatus will be described with reference to FIGS. 6B and 8. In the configuration of FIG. 6A, the
CPU222は通信部221を介して電子機器300から温度測定の指示を受信すると(ステップS801)、第1の温度センサ111および第2の温度センサ112による測定値(Ta、Tt)を取得する(ステップS802)。そして、CPU222は、取得した測定値を、メモリ223に記憶されているID225とともに電子機器300へ送信する(ステップS803)。ここでID225は、各測定ユニットに固有の値であるとする。
When the
電子機器300では、CPU302が、入力部303から皮下脂肪厚みの測定指示か体温データの入力がなされるのを待つ(ステップS811、S818)。皮下脂肪厚みの測定指示が入力されると、CPU302は温度測定の指示を、通信部301を介して測定ユニット11へ送信する(ステップS811,S812)。CPU302は、この測定指示に応じて通信部301を介して測定ユニット11から測定値Ta,Ttと、ID225を受信すると(ステップS813)、メモリ304から体温値306を深部体温Tbとして読み出す(ステップS814)。そして、CPU302は、Ta,Tt,Tbから比例係数(Rt/Ra)を算出し(ステップS815)、更に受信したID225に対応する皮下脂肪厚みテーブルをメモリ304に保持されているテーブル群から選択する(ステップS816)。
In
図6(b)に示すように、電子機器300のメモリ304には、ID毎に皮下脂肪厚みテーブル(311,312)が保持されており、CPU302は、受信したIDに対応して保持されている皮下脂肪厚みテーブルを選択する。本例では、IDが「xyz」の測定ユニットに対応した皮下脂肪厚みテーブル311、IDが「abc」の測定ユニットに対応した皮下脂肪厚みテーブル312が示されている。そして、センサユニット10から受信されたIDがたとえば「xyz」の場合には、ステップS816において皮下脂肪厚みテーブル311が選択される。そして、CPU302は、ステップS815で選択した皮下脂肪厚みテーブルを参照して、ステップS815で取得した比例係数から皮下脂肪厚みを推定する(ステップS817)。推定された皮下脂肪厚みは、たとえば、ディスプレイ350に表示される。
As shown in FIG. 6 (b), the
なお、電子機器300において、入力部303を介して体温値が入力されると、CPU302は入力された体温値をメモリ304に格納する(ステップS818、S819)。この体温値は、上述のステップS814において深部体温Tbとして読み出される体温値306である。
In
以上のような構成によれば、測定ユニット11に固有のID225が測定ユニット11から通知されるので、電子機器300は、測定ユニット11が変更されても、使用中の測定ユニットに適した皮下脂肪厚みテーブルを選択して用いることができる。そのため、複数の測定ユニットを用いた場合にも、安定して皮下脂肪厚みを推定することができる。なお、測定ユニット11のメモリ223に、皮下脂肪厚みテーブルのIDを格納しておき、ステップS816では、このIDを持つ皮下脂肪厚みテーブルをメモリ304から取得するようにしてもよい。
According to the above configuration, since the
なお、図7、図8で説明した動作では、体温値を入力する処理と測定指示を別々の操作としたが、体温値の入力がそのまま測定指示となるようにしてもよい。なお、通信部221と通信部301による通信には、近距離無線通信(たとえば、ブルートゥース、赤外線通信、RFIDなど)、無線LAN、有線通信等、種々の形態の通信を用いることができる。
In the operations described with reference to FIGS. 7 and 8, the process of inputting the body temperature value and the measurement instruction are performed separately, but the input of the body temperature value may be used as the measurement instruction as it is. Note that various types of communication such as short-range wireless communication (for example, Bluetooth, infrared communication, RFID, etc.), wireless LAN, and wired communication can be used for communication by the
また、上記各実施形態では、熱抵抗体113の材質として、非発泡性の素材であるポリアセタールを用いることとしたが、本発明はこれに限定されず、熱伝導率が同程度の材質であれば、他の材質を用いてもよい。例えば、PC(ポリカーボネート:熱伝導率=0.193W/mK)、PP(ポリプロピレン:熱伝導率=0.117W/mK)、PET(ポリエチレンテレフタレート:熱伝導率=0.152W/mK)、PMMA(ポリメチルメタクリレート:熱伝導率=0.167〜0.251W/mK)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体:熱伝導率=0.193〜0.360W/mK)等が挙げられる。また、上記実施形態では、均一化部材114や熱伝導部材115の材質として、アルミニウムを用いることとしたが、本発明はこれに限定されず、熱伝導率が熱抵抗体113よりも大きい材質であれば、他の材質を用いてもよい。
In each of the above embodiments, polyacetal, which is a non-foaming material, is used as the material of the
10…センサユニット、11…測定ユニット、12…断熱部材、13…固定部材、14…装着ユニット、111…第1の温度センサ、112…第2の温度センサ、113…熱抵抗体、114…均一化部材、115…熱伝導部材、200…回路基板、300:電子機器
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記被検体の体表面に接触する側の面に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面と対向する側の面に第2の温度センサが配された熱抵抗体と、
前記被検体の体温値を入力する入力手段と、
前記被検体に前記熱抵抗体を接触させた状態において該被検体の深部体温と前記第1の温度センサにより測定される温度の差と、前記第1および第2の温度センサにより測定される温度の差とが比例関係にあるとした熱流モデルにおける比例係数を、前記入力手段で入力された体温値を前記深部体温として用いて算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記比例係数に基づいて、前記被検体の皮下脂肪の厚さを推定する推定手段と、を備えることを特徴とする皮下脂肪厚測定装置。 A measuring device for measuring the thickness of subcutaneous fat of a subject,
A thermal resistor in which a first temperature sensor is disposed on a surface of the subject that contacts the body surface, and a second temperature sensor is disposed on a surface opposite to the surface that contacts the body surface. When,
Input means for inputting a body temperature value of the subject;
The temperature measured by the first and second temperature sensors and the difference between the deep body temperature of the subject and the temperature measured by the first temperature sensor in a state where the thermal resistor is in contact with the subject. Calculating means for calculating a proportionality coefficient in the heat flow model that is proportional to the difference between the body temperature value input by the input means as the deep body temperature;
A subcutaneous fat thickness measuring apparatus comprising: estimation means for estimating the thickness of subcutaneous fat of the subject based on the proportionality coefficient calculated by the calculation means.
前記入力手段は、前記通信手段を介して前記体温値を入力することを特徴とする請求項1または2に記載の皮下脂肪厚測定装置。 A communication means for performing short-range wireless communication with an external electronic device;
The subcutaneous fat thickness measuring apparatus according to claim 1, wherein the input unit inputs the body temperature value via the communication unit.
前記推定手段は、前記テーブルを参照することにより、前記算出手段で算出された比例係数から皮下脂肪の厚さを推定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の皮下脂肪厚測定装置。 A table storing the relationship between the proportionality coefficient of the heat flow model and the thickness of subcutaneous fat;
5. The subcutaneous means according to claim 1, wherein the estimating means estimates the thickness of subcutaneous fat from the proportionality coefficient calculated by the calculating means by referring to the table. Fat thickness measuring device.
前記推定手段は、前記テーブルを参照することにより、前記算出手段で算出された比例係数を前記熱抵抗値で除した値から皮下脂肪の厚さを推定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の皮下脂肪厚測定装置。 A table storing a relationship between a value obtained by dividing the proportionality coefficient of the heat flow model by the thermal resistance value of the thermal resistor and the thickness of subcutaneous fat;
The said estimation means estimates the thickness of subcutaneous fat from the value which remove | divided the proportionality coefficient calculated by the said calculation means by the said thermal resistance value with reference to the said table. The subcutaneous fat thickness measuring apparatus according to any one of the above.
前記被検体の体温値を入力する入力工程と、
前記被検体に前記熱抵抗体を接触させた状態において該被検体の深部体温と前記第1の温度センサにより測定される温度の差と、前記第1および第2の温度センサにより測定される温度の差とが比例関係にあるとした熱流モデルにおける比例係数を、前記入力工程で入力された体温値を前記深部体温として用いて算出する算出工程と、
前記算出工程において算出された前記比例係数に基づいて、前記被検体の皮下脂肪の厚さを推定する推定工程と、を有することを特徴とする皮下脂肪厚測定装置の制御方法。 A thermal resistor in which a first temperature sensor is disposed on a surface of the subject that contacts the body surface, and a second temperature sensor is disposed on a surface opposite to the surface that contacts the body surface. A method of controlling a measuring device for measuring the thickness of subcutaneous fat of the subject,
An input step of inputting the body temperature value of the subject;
The temperature measured by the first and second temperature sensors and the difference between the deep body temperature of the subject and the temperature measured by the first temperature sensor in a state where the thermal resistor is in contact with the subject. A calculation step of calculating a proportionality coefficient in the heat flow model that is proportional to the difference between the body temperature value input in the input step as the deep body temperature,
An estimation step of estimating a thickness of subcutaneous fat of the subject based on the proportionality coefficient calculated in the calculation step.
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