JP2013185035A - コークス炉装入用石炭の製造方法 - Google Patents

コークス炉装入用石炭の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備コストが安価で歩留まりがよく、粉砕後石炭の粒度分布を効果的に調整することができる、粉砕機を用いたコークス炉装入用石炭の製造方法を提供する。
【解決手段】粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)(B)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値未満の石炭の割合(C)を以下の関係式(1)式に代入し、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与えるロータ14の平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、ロータの平均回転速度を、第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備える。A=n・[B]・[C]・・・(1),A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm],B:粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数),C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%],n、m、l:重回帰分析によって得られる比例定数。
【選択図】図1

Description

本発明は、製鉄用原料として用いるコークスの生産に必要なコークス炉装入用石炭の製造方法に関するものである。
製鉄原料として用いられる高炉用のコークスは、高炉内の通気性を確保して操業することが求められるため、高強度を有することが好ましい。高強度のコークスを生産するためには、コークスを生産する際の原料となる石炭の粒径が小さい方が好ましく、粒径の大きな石炭(例えば、粒径6mm以上の石炭)を一定割合以下に粉砕することが求められる。
しかしながら、粒径が小さな石炭(例えば、粒径3mm以下の石炭)の割合が多すぎると、コークス炉内に装入する石炭の量が少なくなり、生産性が阻害されてしまうので、粉砕後石炭の粒径は、粒径の大きな石炭(例えば、粒径6mm以上の石炭)の割合、粒径の小さな石炭(例えば、粒径3mm以下の石炭)の割合、その間の粒径となる石炭(粒径3mm〜6mmの石炭)の割合を任意に制御することが求められる。
また、製品としてのコークスの品質を安定させるために、通常は、複数の産地から石炭を調達し、複数種類の石炭を混合して原材料としているが、上述のとおり、産地によって異なる粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)や粒度分布等に限らず粉砕後の粒度分布を所定の範囲に保つ必要がある。
従来の制御方法としては、粉砕後のカメラによって、粉砕後石炭の粒度平均値や所定範囲の粒径の割合を求め、平均回転速度にフィードバックするような方法が行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、粉砕工程を二段階に分け、高度が高い石炭のみを二段階の粉砕工程にて粉砕する方法が行われている(例えば、特許文献2参照)。
さらには、平均HGIに基づいて、粉砕工程を調整する方法が行われている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−16983号公報 特開2008−127494号公報 特開2009−161705号公報
特許文献1に記載の方法では、カメラの設置やフィードバック制御を行うための設備投資が必要となる上、フィードバック粉砕機の回転速度を算出するまでに目標となる値から外れた石炭を発生させてしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載の方法では、篩と、段階的に粉砕するための粉砕機とを設置するための投資コストが高額となり、また、粉砕工程自体も長くなるため生産性が悪化する。
また、特許文献3に記載の粉砕前石炭の平均HGIに基づいて調整を行う方法では、粉砕後石炭の粒度を調整する粉砕前石炭の因子が不十分な上、粉砕機側の調整を行う因子の条件が明記されていないため、粉砕後石炭の粒度を調整する上で効果的な方法を提供できていない。
本発明の目的は、上記問題を解決し、粉砕後石炭の粒度分布の調整をより効果的に行うことのできる石炭の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、粉砕前石炭の平均HGI(B)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値未満の石炭の割合(C)を以下の関係式(1)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法を提供する。
A=n・[B]・[C]・・・(1)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
n、m、l:重回帰分析によって得られる比例定数
また、本発明は、1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、粉砕前石炭の平均HGI(B)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値を下回る石炭の割合(C)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値以上第2の閾値以下となる石炭の割合(D)を以下の関係式(2)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法を提供する。
A=n・[B]・[C]・[D]・・・(2)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
D:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合[%]
n、m、l、o:重回帰分析によって得られる比例定数
また、本発明は、1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、粉砕前石炭の平均HGI(B)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値未満の石炭の割合(C)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合(D)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第2の閾値超の石炭の割合(E)を以下の関係式(3)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法を提供する。
A=n・[B]・[C]・[D]・[E]・・・(3)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
D:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合[%]
E:粉砕前石炭粒径において第2の閾値超の石炭の割合[%]
n、m、l、o、p:重回帰分析によって得られる比例定数
また、前記石炭の単位時間あたりの処理量を前記粉砕機のギャップ調整によって調整することが好ましく、更に、前記ギャップ調整が、前記粉砕機を構成する部品と前記石炭との接触による摩耗を考慮したギャップ調整であることが好ましい。
また、前記第1の閾値とは粒径3mmであり、前記第2の閾値とは粒径6mmであることが好ましい。
本発明によれば、粉砕前石炭の平均HGIや粉砕前石炭の粒度分布等に基づいて、粉砕後石炭が目的とする所定の粒度分布となる粉砕機のロータの平均回転速度を決定でき、また、ロータの平均回転速度のみに基づいて粉砕後石炭の粒度分布を調整できるため、粉砕後石炭の粒度分布調整のための他の設備投資の必要がなく、より効果的な調整を行うことができる。
さらに、ロールのギャップ調整により調整することによって、粉砕後石炭の粒度分布を変化させることなく粉砕機の単位時間あたりの処理量を調整することができる。
石炭の粉砕機の一実施例の構成を示す概略図である。 本発明に係るコークス炉装入用石炭の製造方法を示すフローチャートである。 粉砕前石炭の粒度分布の一実施例と第1の閾値及び第2の閾値の一実施例とを示すグラフである。 コークス炉装入用石炭の製造工程において、粉砕後石炭の粒度分布が合格範囲に入った際の平均(粉砕機)回転速度と平均HGIとの関係を示すグラフである。 コークス炉装入用石炭の製造工程において、粉砕後石炭の粒度分布が合格範囲に入った際の平均回転速度と粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm未満の石炭の割合との関係を示すグラフである。 コークス炉装入用石炭の製造工程において、粉砕後石炭の粒度分布が合格範囲に入った際の平均回転速度と粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm以上6mm以下の石炭の割合との関係を示すグラフである。 コークス炉装入用石炭の製造工程において、粉砕後石炭の粒度分布が合格範囲に入った際の平均回転速度と粉砕前石炭の粒度分布において粒径が6mm超の石炭の割合との関係を示すグラフである。
本発明に係るコークス炉装入用石炭の製造方法を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコークス炉装入用石炭の製造方法に使用される粉砕機10である。粉砕機10は、原料用の石炭を投入する投入口12と、ロータ14と、ロータ14に取り付けられた複数のハンマ16と、反撥板18A、18Bと、反撥板取付座20A、20Bと、反撥板取付座20A、20Bの位置調整機構22A、22Bと、排出口24と、を備える。
粉砕機10は、投入口12より原料用石炭を投入されると、原料用石炭が回転するロータ14と共に回転する複数のハンマ16によって粉砕され、また、回転する複数のハンマ16によって反撥板18A、18Bに打ち付けられて粉砕され、粒径が小さく粒径分布の整ったコークス炉装入用石炭とされる。
なお、反撥板18A、18Bは反撥板取付座20A、20Bによって支持されており、ロータ14(詳しくは、ロータ14に取り付けられた複数のハンマ16の軌道)と反撥板18A、18Bとの間(ロータ14と反撥板18A、18Bとの最も狭い間)をギャップGとすると、ギャップGは、反撥板取付座の位置調整機構22A、22Bを調整することで変更される。具体的には、位置調整機構22A、22Bによって、反撥板取付座20A、20Bを閉じるように移動させ、反撥板18A、18B自体をロータ14へ近づけたり、反撥板取付座20A、20Bを開くように移動させ、反撥板18A、18B自体をロータ14から遠ざけたりすることで、その間隔が調整される。もちろん、これらの調整によって、反撥板18A、18Bが、ロータ14(詳細には、ロータ14とロータ14に設置された複数のハンマ16)に接することはない。
ギャップGを広げたり狭めたりすることで、粉砕機10の単位時間あたりの処理量を調整することができる。ギャップGを広げることで、単位時間あたりの処理量を上げ、ギャップGを狭めることで単位時間あたりの処理量を下げることができる。
ロータ14は、図示しない回転速度調整手段によって、その平均回転速度を調整可能である。また、粉砕機10は、ロータ14の平均回転速度によって、粉砕後石炭の粒度分布を調整することができる。一般的に、平均回転速度が大きくなれば、粉砕後石炭の粒径は小さくなり、平均回転速度が小さくなれば、粉砕後石炭の粒径は大きくなる。
ロータ14(及びロータ14に取り付けられた複数のハンマ16)並びに反撥板18A、18Bによって粉砕された粉砕後石炭は、排出口24より排出される。排出された粉砕後石炭(つまり、コークス炉装入用石炭)は、図示しない搬送ベルト等によって搬送され、コークス製造のための次の工程へ運ばれる。
以上が、本発明の一実施形態に係るコークス炉装入用石炭の製造方法に使用される粉砕機である。
次に、粉砕機10を用いた本発明の一実施形態に係るコークス炉装入用石炭の製造方法について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、本発明に係る製造方法の前提として、原料用石炭として選ばれた、1種類の石炭又は2種類以上が混合された石炭(粉砕前石炭)について、平均ハードグローブ粉砕性指数(平均HGI)と粒度分布とが予め算出されている。
平均HGIとは、石炭の粉砕性を表す指標であり、砕料として一定の粒子径、質量の石炭をハードグローブ試験機に装入し、砕料に一定荷重を加え一定回転数粉砕を行った後の所定粒径以下の砕成物質量を測定することで算出される。
また、粒度分布とは、図3に示すように、原料用石炭の粒径毎の割合を示すものである。
ここで、粉砕前石炭の粒度分布に基づく値としては、図3に示すように、所定の粒径を閾値として、例えば、第1の粒径(第1の閾値)未満の石炭の割合を用いても良く、更に、第1の粒径以上第2の粒径(第2の閾値)以下の石炭の割合を用いてもよく、また更に、第2の粒径超の石炭の割合を用いてもよい。なお、明細書中において、第1の粒径未満の石炭の割合を第1の割合と、第1の粒径以上第2の粒径以下の石炭の割合を第2の割合と、第2の粒径超の石炭の割合を第3の割合とする。
また、第1の粒径の具体例としては、3mm等が選択され、第2の粒径の具体例としては、6mm等が選択されてもよい。
いま、粉砕後石炭に所望の粒度分布を与えるロータ14の平均回転速度(以下、所望の粒度分布を与える平均回転速度)と粉砕前石炭の平均HGI(以下、平均HGI)との関係をグラフにとると、図4に示すとおりとなり、また、所望の粒度分布を与える平均回転速度と粉砕前石炭の粒度分布に基づく値(ここでは、第1の粒径を3mmした場合の第1の割合)との関係をグラフにとると、図5に示すとおりとなる。
図4及び図5に示すように、平均HGI(B)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、また、第1の割合(C)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係がある。
よって、本発明に用いられる粉砕機10は、所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)と、平均HGI(B)及び第1の割合(C)との間に、重回帰分析(有意性を保証するため、対数変換して重回帰分析を適用)により算出される以下の所定の関係式(1)が存在する。
A=n・[B]・[C]・・・(1)
A:所望の粒度分布を与える平均回転速度[rpm]
B:平均HGI
C:第1の割合[%]
n、m、l:重回帰分析によって得られる比例定数
これより、まず、第1のステップS10として、所定の関係式(1)に、上述の平均HGI(B)と、第1の割合(C)と代入することで、ロータ14の所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)が算出される(S10)。なお、所定の関係式(1)における上述の平均回転速度(A)の算出は、手動で行われてもよく、また、コンピュータ等によって計算されてもよい。
次に、第2のステップS12として、所定の関係式によって算出された平均回転速度に基づいて、図示しない回転速度調整手段により、ロータ14の平均回転速度を調整する(S12)。予めロータ14の平均回転速度を調整することで、原料用石炭の投入当初より所望の粒度分布を備える粉砕後石炭を製造することができる。
最後に、第3のステップS14として、ロータ14の回転速度調整後、所定の原料用石炭を粉砕機10の投入口12から投入する(S14)。ロータ14の回転によって原料用石炭が粉砕され、所望の粒度分布を備える粉砕後石炭を製造することができる。
なお、上述のとおり、第2のステップS12において、ロータ14の平均回転速度を調整する際、併せて、反撥板取付座20A、20Bの位置調整機構22A、22Bによりロータ14(ロータ14に取り付けられた複数のハンマ16の軌道)と反撥板18A、18Bとの間のギャップGの間隔を調整することで、粉砕機10の単位時間当たりの処理量を調整することができる。
なお、上述の所定の関係式を重回帰分析により算出する際、更に、粉砕前石炭の第1の粒径以上第2の粒径以下の割合(第2の割合)を考慮してもよい。
所望の粒度分布を与える平均回転速度と第2の割合との関係をグラフにとると、図6に示すとおりとなる。
図4〜図6に示すように、平均HGI(B)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、第1の割合(C)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、更に、第2の割合(D)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があるため、第2の割合(D)を考慮して重回帰分析を行うことで、関係式(1)と異なる関係式(2)を算出することができ、所定の粒度分布を与えるロータ14の平均回転速度を算出することができる。
よって、本発明に用いられる粉砕機10は、所望の平均回転速度(A)と、粉砕前石炭の平均HGI(B)、第1の割合(C)、及び第2の割合(D)との間に、重回帰分析により算出される以下の所定の関係式(2)が存在する。
A=n・[B]・[C]・[D]・・・(2)
A:所望の粒度分布を与える平均回転速度[rpm]
B:平均HGI
C:第1の割合[%]
D:第2の割合[%]
n、m、l、o:重回帰分析によって得られる比例定数
以上より、第1のステップS10において、関係式(1)の代わりに関係式(2)を利用してロータ14の平均回転速度(A)を求めても良い。
なお、上述の所定の関係式を重回帰分析により算出する際、更に、粉砕前石炭の第2の粒径超の割合(第3の割合)を考慮してもよい。
所望の粒度分布を与える平均回転速度と第3の割合との関係をグラフにとると、図7に示すとおりとなる。
また、図4〜図7に示すように、平均HGI(B)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、第1の割合(C)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、第2の割合(D)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があり、更に、第3の割合(E)と所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)との間には何らかの相関関係があるため、第3の割合(E)を考慮して重回帰分析を行うことで、関係式(2)と異なる関係式(3)を算出することができ、所定の粒度分布を与えるロータ14の平均回転速度を算出することができる。
よって、本発明に用いられる粉砕機10は、所望の平均回転速度(A)と、平均HGI(B)、第1の割合(C)、第2の割合(D)、及び第3の割合(E)との間に、重回帰分析により算出される以下の所定の関係式(3)が存在する。
A=n・[B]・[C]・[D]・[E]・・・(3)
A:所望の粒度分布を与える平均回転速度[rpm]
B:平均HGI
C:第1の割合[%]
D:第2の割合[%]
E:第3の割合[%]
n、m、l、o、p:重回帰分析によって得られる比例定数
以上より、第1のステップS10において、関係式(1)の代わりに関係式(3)を利用してロータの平均回転速度(A)を求めても良い。
以上が本発明の一実施形態に係るコークス炉装入用石炭の製造方法である。
以下、本発明の具体的実施例を示すことにより、本発明をより詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るコークス炉装入用石炭の製造方法において用いる関係式を、以下の実施例1〜実施例3のとおり算出し、関係式に基づいてロータの平均回転速度を算出し、実際にコークス炉装入用石炭の製造を行った。
(実施例1)
実操業で粉砕後石炭の粒度分布の合格範囲(所望の粒度分布の範囲)を粒径が3mm未満である割合が76±2%であり、粒径が6mm超である割合が9%未満である範囲とした時に、上述のとおり、粉砕後石炭の粒度分布が合格範囲に入った場合の粉砕前石炭の平均HGIとロータ14の平均回転速度との関係を図4に、ロータ14の平均回転速度と粉砕前石炭の3mm以下であった粒径の割合(第1の割合)との関係を図5に示した。
平均回転速度の絶対値は、粉砕機の動力や構成する部品によって必然的に変わってくるものの、図4と図5とを見れば、相対的に、粉砕前石炭の平均HGIとロータ14の平均回転速度、及び、粉砕前石炭の粒径が3mm未満であった割合(第1の割合)とロータ14の平均回転速度が、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で関係してくることは明らかである。
本実施例で用いた粉砕機では、実操業において、例えば、所望の粒度分布を与える平均回転速度(A)と、平均HGI(B)、第1の割合(C)、第2の割合(D)、及び第3の割合(E)と関係を示す具体的な数値を複数プロットしたところ、以下の表1に示すとおりとなった。表1は実際のデータの一部を抜粋したものである。
Figure 2013185035
これらデータの関係式を上述のとおり重回帰分析によって求めることによって、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で、最適なロータ14の平均回転速度を求めることができ、また、ロータ14の平均回転速度のみによって、粉砕後の粒度分布を調整できるため、粉砕後石炭の粒度分布を効果的に調整することができるようになる。
上述の表1の(A)〜(C)の具体的な数値を使用し、コンピュータを用いて重回帰分析を実施した結果、以下の(4)式にて、有意水準95%以上の得ることができた。
A=54077・[B]−0.82・[C]−0.33・・・(4)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布が得られる粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒度分布において3mm未満の石炭の割合[%]
n、m、l:重回帰分析によって得られる比例定数
以上、上述の関係式(4)を用いて所定の平均回転速度を算出し、粉砕機のロータ14の平均回転速度を調整し、投入口12より原料用石炭を投入して、上述の所望の粒度分布を備えたコークス炉装入用石炭を製造した。
(実施例2)
また、実施例1に加え、更に、粉砕前石炭の粒径が3mm以上6mm以下の石炭の割合(第2の割合)を考慮した実施例2を行った。
実操業で粉砕後石炭の粒度分布が、上述の合格範囲に入った場合のロータの平均回転速度と粉砕前石炭の粒径が3mm以上6mm以下であった割合(第2の割合)との関係を図6に示した。
図5と同様、図6に示したように、粉砕前石炭の粒径が3mm以上6mm以下であった割合(第2の割合)とロータ14の平均回転速度が、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で関係してくることは明らかである。
実施例1と同様、これらの関係式を重回帰分析によって求めることによって、実施例1と比べて更に詳細に、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で最適なロータ14の平均回転速度を求めることができ、また、同様にロータ14の平均回転速度のみによって、粉砕後の粒度分布を調整できるため、粉砕後石炭の粒度分布を効果的に調整することができるようになる。
上述の表1の(A)〜(D)の具体的な数値を使用し、コンピュータを用いて重回帰分析を実施した結果、以下の(5)式にて、有意水準95%以上の得ることができた。
A=25345・[B]−0.89・[C]−0.2・[D]0.2・・・(5)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布が得られる粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm未満の石炭の割合[%]
D:粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm以上6mm以下の石炭の割合[%]
以上、上述の関係式(5)を用いて所定の平均回転速度を算出し、粉砕機のロータ14の平均回転速度を調整し、投入口12より原料用石炭を投入して、上述の所望の粒度分布を備えたコークス炉装入用石炭を製造した。
(実施例3)
また、実施例2に加え、更に、粉砕前石炭の粒径が6mm超の石炭の割合(第3の割合)を考慮した実施例3を行った。
図5、図6より、粒径が3mm未満の割合、粒径が3mm以上6mm以下の割合が、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入るロータの平均回転速度と関係している以上、粒径が6mm超の割合(第3の割合)とロータの平均回転速度が、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で関係してくることは明らかである。
実施例1及び実施例2と同様、これらの関係式を重回帰分析によって求めることによって、実施例1及び実施例2と比べて更に詳細に、粉砕後石炭の粒度分布がその合格範囲に入る上で最適なロータ14の平均回転速度を求めることができ、また、同様にロータ14の平均回転速度のみによって、粉砕後の粒度分布を調整できるため、粉砕後石炭の粒度分布を効果的に調整することができるようになる。
上述の表1の(A)〜(E)の具体的な数値を使用し、コンピュータを用いて重回帰分析を実施した結果、以下の(6)式にて、有意水準90%以上の得ることができた。
A=72882・[B]−0.89・[C]−0.33・[D]0.17・[E]−0.11・・・(6)
A:所定の粉砕後石炭の粒度分布が得られる粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
B:粉砕前石炭の平均HGI
C:粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm未満の石炭の割合[%]
D:粉砕前石炭の粒度分布において粒径が3mm以上6mm以下の石炭の割合[%]
E:粉砕前石炭の粒度分布において粒径が6mm超の石炭の割合[%]
以上、上述の関係式(6)を用いて所定の平均回転速度を算出し、粉砕機のロータ14の平均回転速度を調整し、投入口12より原料用石炭を投入して、上述の所望の粒度分布を備えたコークス炉装入用石炭を製造した。
以上、本発明に係るコークス炉装入用石炭の製造方法について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
10 粉砕機
12 投入口
14 ロータ
16 ハンマ
18A、18B 反撥板
20A、20B 反撥板取付座
22A、22B 位置調整機構
24 排出口
G ギャップ

Claims (7)

  1. 1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、
    粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)(B)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値未満の石炭の割合(C)を以下の関係式(1)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、
    前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法。
    A=n・[B]・[C]・・・(1)
    A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
    B:粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)
    C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
    n、m、l:重回帰分析によって得られる比例定数
  2. 1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、
    粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)(B)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値を下回る石炭の割合(C)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合(D)を以下の関係式(2)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、
    前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法。
    A=n・[B]・[C]・[D]・・・(2)
    A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
    B:粉砕前石炭の平均HGI
    C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
    D:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合[%]
    n、m、l、o:重回帰分析によって得られる比例定数
  3. 1種類の石炭又は2種類以上を混合した石炭を粉砕するロータを備える粉砕機を用いて所定の粒度分布を有するコークス炉装入用石炭を製造する方法であって、
    粉砕前石炭の平均HGI(ハードグローブ粉砕性指数)(B)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値未満の石炭の割合(C)、粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合(D)、及び粉砕前石炭の粒度分布において粒径が第2の閾値超の石炭の割合(E)を以下の関係式(3)式に代入することで、粉砕後石炭に所定の粒度分布を与える前記ロータの平均回転速度(A)を算出する第1の工程と、
    前記ロータの平均回転速度を、前記第1の工程により算出された平均回転速度に調整する第2の工程とを備えるコークス炉装入用石炭の製造方法。
    A=n・[B]・[C]・[D]・[E]・・・(3)
    A:所定の粉砕後石炭の粒度分布を得られた際の粉砕機ロータの平均回転速度[rpm]
    B:粉砕前石炭の平均HGI
    C:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値未満の石炭の割合[%]
    D:粉砕前石炭の粒径において第1の閾値以上第2の閾値以下の石炭の割合[%]
    E:粉砕前石炭粒径において第2の閾値超の石炭の割合[%]
    n、m、l、o、p:重回帰分析によって得られる比例定数
  4. 前記石炭の単位時間あたりの処理量を前記粉砕機のギャップ調整によって調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコークス炉装入用石炭の製造方法。
  5. 前記ギャップ調整が、前記粉砕機を構成する部品と前記石炭との接触による摩耗を考慮したギャップ調整であることを特徴とする請求項4に記載のコークス炉装入用石炭の製造方法。
  6. 前記第1の閾値とは粒径3mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコークス炉装入用石炭の製造方法。
  7. 前記第2の閾値とは粒径6mmであることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のコークス炉装入用石炭の製造方法。
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