JP2013183749A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を向上させることができる椅子を提供する。
【解決手段】ランバーサポート装置6は、ランバーサポート機構61を後方側から支持する平板状の装置支持部63aと、ランバーサポート機構61を操作する操作部とを備え、装置支持部63aは、各端部に、各側方背フレーム部511に後方側から支持される被支持部631bを備え、操作部は、装置支持部63aより後方側に配置されると共に、前後方向で各側方背フレーム部511に重なり合うことを防止すべく、各被支持部間に配置される。
【選択図】図11

Description

本発明は、一対の側方背フレーム部間に架設されるランバーサポート装置を備える椅子に関する。
従来、背凭れの両側方に配置される一対の側方背フレーム部と、一対の側方背フレーム部間に架設されるランバーサポート装置(「腰部支持装置」ともいう)とを備える椅子が知られている(例えば、特許文献1)。斯かるランバーサポート装置は、内部にエアが出し入れされるエアバッグと、一対の側方背フレーム部間に架設され、エアバッグを後方側から支持する装置支持部と、エアバッグを操作する操作部とを備えている。
特開2012−10866号公報
ところで、特許文献1に係る椅子において、装置支持部の各端部や操作部は、各側方背フレーム部を前後方向で挟むように構成されている。したがって、ランバーサポート装置やその一部(例えば、操作部が装置支持部に取り付けられた構成体)を、側方背フレーム部に組み付ける作業が非常に煩雑であるため、生産性の向上に限界がある。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、生産性を向上させることができる椅子を提供することを課題とする。
本発明に係る椅子は、背凭れの両側方に配置される一対の側方背フレーム部と、前記一対の側方背フレーム部間に架設されるランバーサポート装置とを備え、前記ランバーサポート装置は、サポート面を前後方向に進退するランバーサポート機構と、前記一対の側方背フレーム部間に架設され、前記ランバーサポート機構を後方側から支持する平板状の装置支持部と、前記ランバーサポート機構を操作する操作部とを備え、前記装置支持部は、各端部に、前記各側方背フレーム部に後方側から支持される被支持部を備え、前記操作部は、前記装置支持部より後方側に配置されると共に、前後方向で前記各側方背フレーム部に重なり合うことを防止すべく、前記各被支持部間に配置されることを特徴とする。
本発明に係る椅子によれば、装置支持部の各端部に配置される被支持部が、各側方背フレーム部に後方側から支持されることで、装置支持部が、一対の側方背フレーム部間に架設される。そして、ランバーサポート機構を操作する操作部は、ランバーサポート機構を後方側から支持する平板状の装置支持部よりも、後方側に配置されている。これにより、操作部が操作され易い。
しかも、操作部が各被支持部間に配置されているため、操作部が前後方向で各側方背フレーム部に重なり合うことを防止している。これにより、操作部は、各側方背フレーム部に干渉することなく、各側方背フレーム部間に入ることができる。したがって、装置支持部を各側方背フレーム部に前方側から容易に組み付けることができる。
また、本発明に係る椅子においては、前記操作部が操作されることに基づいて、前記ランバーサポート機構を作動させる作動機構と、前記作動機構の少なくとも一部を収容する収容部とを備え、前記収容部は、前記装置支持部より後方側に配置されると共に、前後方向で前記各側方背フレーム部に重なり合うことを防止すべく、前記各被支持部間に配置されてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、操作部が操作されることに基づいて、作動機構がランバーサポート機構を作動させる。そして、作動機構の少なくとも一部を収容する収容部が、装置支持部より後方側に配置されると共に、各被支持部間に配置されている。したがって、収容部が前後方向で各側方背フレーム部に重なり合うことを防止している。これにより、収容部が、各側方背フレーム部に干渉することなく、各側方背フレーム部間に入ることができるため、装置支持部を各側方背フレーム部に前方側から容易に組み付けることができる。
また、本発明に係る椅子においては、前記収容部は、後方側を開放されるケース部と、前記ケース部に着脱され、前記ケース部の後方側の少なくとも一部を覆う後方カバー部とを備えてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、収容部には、後方側を開放されるケース部が設けられている。そして、ケース部に着脱される後方カバー部が、ケース部に装着されることで、ケース部の後方側の少なくとも一部を覆っている。これにより、例えば、装置支持部を各側方背フレーム部から取り外すことなく、後方カバー部をケース部から離脱させることで、収容部に収容されている作動機構を視認したり修理したりすることができる。
また、本発明に係る椅子においては、前記ケース部は、前方側を前記装置支持部で覆われるべく、前記装置支持部から後方側に筒状に突設され、前記装置支持部は、前記ケース部を前方側でも開放すべく、前記ケース部に着脱され且つ前記ケース部の前方側の少なくとも一部を覆う前方カバー部を備え、前記前方カバー部を有する前方カバー体と前記後方カバー部を有する後方カバー体とは、互いに係合することにより前記ケース部に装着されるべく、前記ケース部の内部で互いに係合するカバー係合部を備えてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、ケース部が装置支持部から後方側に筒状に突設されることで、ケース部の前方側が装置支持部で覆われている。そして、装置支持部には、ケース部の前方側の少なくとも一部を覆う前方カバー部が設けられているため、前方カバー部がケース部から離脱されると、ケース部が前方側でも開放される。
しかも、前方カバー部を有する前方カバー体と、後方カバー部を有する後方カバー体とには、ケース部の内部で互いに係合するカバー係合部がそれぞれ設けられている。したがって、前方カバー体の係合部と後方カバー体の係合部とが係合されることにより、前方カバー体と後方カバー体とがケース部に装着される。これにより、例えば、収容部の組立構造が単純であって、収容部の組立・分解作業が容易である。
また、本発明に係る椅子においては、媒体が内部に出し入れされることにより拡縮されるバッグを備え、前記作動機構は、前記操作部が操作されることに基づいて開閉し、前記媒体が前記バッグの内部に出し入れされることを許容又は停止させるバルブと、前記バッグと前記バルブとを接続するチューブとを備え、前記前方カバー体は、前記バッグを前記前方カバー部の前方で保持するバッグ保持部と、前記バルブを前記前方カバー部の後方で保持するバルブ保持部とを備えてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、操作部が操作されることに基づいて、バルブが開閉されるため、バッグの内部に媒体を出し入れすることが許容又は停止される。そして、チューブがバッグとバルブとを接続しているため、バルブが開閉されることで、媒体がバッグの内部に出し入れされる。これにより、バッグが拡縮されるため、サポート面が前後方向に進退する。
しかも、前方カバー体のバッグ保持部が、前方カバー部の前方で、バッグを保持すると共に、前方カバー体のバルブ保持部が、前方カバー部の後方でバルブを保持する。したがって、前方カバー体、バッグ、バルブ及びチューブがユニット化されており、斯かるユニットをケース部に容易に装着することができる。
また、本発明に係る椅子においては、前記前方カバー体は、前記ケース部に挿入されるべく、前記前方カバー部から後方に筒状に突設される挿入部を備え、前記バルブ及び前記チューブは、前記挿入部の内部に配置されてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、前方カバー体には、ケース部に挿入される挿入部を備えており、そして、挿入部は、前方カバー部から後方に筒状に突設されている。また、バルブ及びチューブが、挿入部の内部に配置されている。これにより、挿入部がケース部の内部に挿入されることで、ユニット(前方カバー体、バッグ、バルブ及びチューブ)をケース部にさらに容易に装着することができる。
また、本発明に係る椅子においては、前記操作部は、前記ケース部の後方側の一部を覆うように配置されると共に、前記収容部の端部に配置されてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、操作部がケース部の後方側の一部を覆うように配置されている。しかも、操作部が収容部の端部に配置されている。これにより、着座者が操作部を容易に操作できる。
また、本発明に係る椅子においては、前記操作部と前記後方カバー部とは、面一に連続するように配置されてもよい。
斯かる構成の椅子によれば、操作部と後方カバー部とが面一に連続するように配置されている。これにより、例えば、着座者が操作部を操作する際に、着座者の手が後方カバー部に引っ掛かることを防止できたり、また、意匠(見栄え)を優れたものにしたりすることができる。
以上の如く、本発明に係る椅子によれば、操作部が各側方背フレーム部に干渉することなく、装置支持部を各側方背フレーム部に前方側から容易に組み付けることができるため、生産性を向上させることができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る椅子の全体斜視図(正面、平面、左側面)を示す。 同実施形態に係る椅子の全体斜視図(背面、底面、右側面)を示す。 同実施形態に係る椅子の全体正面図を示す。 同実施形態に係る椅子の全体背面図を示す。 同実施形態に係る椅子の全体平面図を示す。 同実施形態に係る椅子の全体底面図を示す。 同実施形態に係る椅子の全体右側面図を示す。 同実施形態に係る椅子の全体左側面図を示す。 同実施形態に係る椅子を構成する構成体の要部正面図を示す。 同実施形態に係る椅子を構成する構成体の要部背面図を示す。 同実施形態に係る椅子を構成する構成体の図9におけるXI−XI線拡大断面図を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置の全体分解斜視図(正面、平面、右側面)を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置の全体分解斜視図(背面、底面、左側面)を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置を構成する構成体の要部斜視図を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置を構成する構成体の図14におけるXV−XV線拡大断面図を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置における装置本体の全体斜視図(正面、平面、右側面)を示す。 同実施形態に係るランバーサポート装置における装置本体の全体斜視図(背面、底面、左側面)を示す。
以下、本発明に係る椅子における一実施形態について、図1〜図17を参酌して説明する。
本実施形態に係る椅子は、図1〜図8に示すように、脚1と、脚1に支持される支持機構2とを備える。また、椅子は、支持機構2に支持される座3と、座3に支持される肘掛4と、着座者の腰部を支持するランバーサポート装置6を有し且つ支持機構2に支持される背凭れ5とを備えている。
なお、着座者が背凭れ5に背を着けて座3に座った際に、着座者の前後方向を「前後方向」とし、また、着座者の左右方向を「幅方向」とし、さらに、着座者の高さ方向を「上下方向」として、以下説明する。また、背凭れ5は、着座者の体重が作用していない状態(起立状態)で、前後方向と直交(又は、略直交)するように位置されており、前後方向に着座者の体重が作用すると、前後方向に傾動可能で前後方向と傾斜して交差するように位置される。したがって、特に記載がない場合には、背凭れ5が起立状態として、以下説明する。
脚1は、中心部に配置される脚支柱11と、脚支柱11の下部を固定する支柱固定部12とを備える。また、脚1は、支柱固定部12から放射状に突出する複数(本実施形態においては五つ)の脚羽根13と、各脚羽根13の先端部で且つ下部にそれぞれ取り付けられる複数(本実施形態においては五つ)のキャスター14とを備える。
脚1は、背凭れ5が把持されて引いたり押したりされることで、載置される床上をキャスター14が転動するため、床上を円滑に移動することができる。そして、脚支柱11は、着座者の操作により伸縮可能に構成されており、それにより、支持機構2、座3、肘掛4及び背凭れ5は、昇降できる。
支持機構2は、脚1の脚支柱11の上部を固定する支持基部21を備える。また、支持機構2は、背凭れ5を支持すべく、支持基部21と背凭れ5とを接続する一対の支持フレーム体22,22を備える。
支持基部21は、背凭れ5が前後方向に傾動可能とすべく、各支持フレーム体22を回転可能に接続する支持フレーム接続部211と、各支持フレーム体22と座3とを接続し、支持フレーム体22が回転することに伴って座3を移動させる座移動機構(図示していない)212とを備える。そして、支持基部21は、背凭れ5を前方向に付勢させるべく、各支持フレーム体22を付勢する付勢機構(図示していない)213を備える。
また、支持基部21は、着座者が脚支柱11を伸縮させる際に操作するための昇降レバー214と、着座者が背凭れ5を所望の角度位置でロックさせる際に操作するためのロックレバー215とを備える。さらに、支持基部21は、着座者が付勢機構213の付勢力を調整する際に操作するための反力調整グリップ216を備える。
各支持フレーム体22は、背凭れ5を支持すべく、背凭れ5と前後方向で対面する支持フレーム部221と、上下方向で離間して配置され、支持フレーム部221から背凭れ5に向けて突出する一対の突出部222,223とを備える。また、各支持フレーム体22は、支持フレーム部221の下端部に、上端部を連結されるフレーム基部224を備える。
そして、各支持フレーム体22は、フレーム基部224の下端部に連結され且つ支持基部21の支持フレーム接続部211に接続される第1の被接続部225を備える。さらに、各支持フレーム体22は、フレーム基部224から突出し且つ支持基部21の座移動機構212に接続される第2の被接続部226を備える。
各支持フレーム部221は、一対の突出部222,223間に、持ち上げられる際に把持される把持部221aを備える。そして、各把持部221aは、把持され易くなるように、背凭れ5と対面する面、即ち、前面が前方に凸状となるように(具体的には、前面全体が前方に膨出するように)形成されている。また、上方側の各突出部222は、各支持フレーム部221の上端部から前方に突出していると共に、下方側の各突出部223は、各支持フレーム部221の中間部から前方に突出している。
座3は、支持基部21に支持される硬質の座受31と、座受31の上面部に固定される軟質の座本体32と、座本体32を座受31に対して前後方向にスライドさせる座本体移動機構(図示していない)33とを備える。そして、座受31は、肘掛4を接続する肘掛接続部311を備える。また、座受31は、支持基部21の座移動機構212に接続され、各支持フレーム体22が回転する、即ち、背凭れ5が前後方向に傾動することに伴って、上下方向で傾動し且つ全体的にも昇降する。
肘掛4は、平板状に形成される肘当部41と、アーム状に形成され、肘当部41を支持する肘掛支持部42とを備える。そして、肘掛支持部42は、上端部で肘当部41に接続されると共に、下端部で座受31の肘掛接続部311に接続される。
背凭れ5は、図7〜図11に示すように、ランバーサポート装置6の他に、各支持フレーム体22に支持される枠状の背フレーム体51を備える。また、背凭れ5は、ランバーサポート装置6を背フレーム体51に取り付ける装置取付部52と、背フレーム体51及びランバーサポート装置6の前方側を覆うように、背フレーム体51に取り付けられ、前面で背凭れ面5aを構成する弾性の張地53とを備える。
背フレーム体51は、背凭れ5における幅方向の両側方に配置される一対の側方背フレーム部511,511と、上下方向で離間して配置され、各側方背フレーム部511から支持フレーム部221に向けて突出する一対ずつの突出部512,513,512,513とを備える。そして、背フレーム体51は、一対の側方背フレーム部511,511の各上端部に架設される上方背フレーム部514と、一対の側方背フレーム部511,511の各下端部に架設される下方背フレーム部515とを備える。
なお、本実施形態において、背フレーム体51は、各側方背フレーム部511、各突出部512,513、上方背フレーム部514及び下方背フレーム部515を一体に成形している。なお、本明細書において、一体に成形されている背フレーム体51の各要素(各背フレーム部)を説明する上で、各背フレーム部511,514,515という名称を付している。
各側方背フレーム部511は、上下方向に沿って配置され且つランバーサポート装置6と係合する係合凹部511aを、前面に備える。また、各側方背フレーム部511は、腰を支持するために、前方に向けて凸状に湾曲するフレーム腰部511bを備える。そして、各側方背フレーム部511は、上端部に、後方に向けて湾曲する湾曲部511cを備える。なお、各湾曲部511cは、後方(側方背フレーム部511の端部)に行くに従って、幅方向で互いに接近するように形成されている。
上方側の各突出部512は、各側方背フレーム部511のフレーム腰部511bから後方に突出すると共に、各支持フレーム体22の上方側の突出部222と連結されている。また、下方側の各突出部513は、各側方背フレーム部511の下端部から後方に突出すると共に、各支持フレーム体22の下方側の突出部223と連結されている。
各支持フレーム体22の各突出部222,223と各背フレーム体51の各突出部512,513とは、互いに嵌合するように、先端部が凹凸形状に構成されている。そして、各凹凸形状は、嵌合させると、山形と谷形における各頂部が一致する形状に構成されており、互いに位置ずれすることを防止している。
上方背フレーム部514は、板状に形成されていると共に、上下方向と直交(又は、略直交)するように配置されている。そして、上方背フレーム部514は、幅方向の中央側が下方に凸状となるように湾曲して形成されている。また、上方背フレーム部514は、把持され易くなるように、上面が上方に凸状となるように(具体的には、上面全体が上方に膨出するように)形成されていると共に、下面も下方に凸状となるように(具体的には、下面全体が下方に膨出するように)形成されている。
斯かる背フレーム体51においては、左右の側方背フレーム部511の上端部を後方に曲げて湾曲部511cを形成し、該湾曲部511cの後端部の対向する左右の側面部を繋ぐように、上方背フレーム部514が形成されている。具体的には、斯かる背フレーム体51においては、左右の側方部分(各側方背フレーム部511)及び上方部分(上方背フレーム部514)が断面扁平の板状に形成されており、左右の側方部分の上端が後方に曲げ且つ左(右)方向にも曲げることで、上方部分が略水平面に沿って配置されている。
なお、張地53は、上端縁が側方背フレーム部511の湾曲部511cよりも下方に位置するように配置されている。また、張地53は、上端縁が各側方背フレーム部511の湾曲部511cよりも前方に位置するように配置されている。
そして、側方背フレーム部511は、張地53の上端縁から上方及び後方に湾曲しながら延設され、その後、下方及び後方に湾曲しながら延設されている。しかも、上方背フレーム部514の左右の各端部が側方背フレーム部514の後端部の内側部と連結しているため、上方背フレーム部514は、前後方向で張地53と離間して配置されている。
装置取付部52は、各側方背フレーム部511とで、ランバーサポート装置6を挟持して保持する一対の挟持体521,521を備える。また、装置取付部52は、各挟持体521の上下方向の各端部を各側方背フレーム部511に固定する挟持体固定材522,522を備える。
そして、各挟持体521は、弾性変形することにより、各側方背フレーム部511に対してランバーサポート装置6を上下方向で位置変更を可能にさせると共に、復元することにより、ランバーサポート装置6両端部(後述する装置支持部63aの被支持部631b)を後方(即ち、側方背フレーム部511の前面)に向けて付勢する。
ランバーサポート装置6は、前面のサポート面61aを前後方向に進退するランバーサポート機構61と、ランバーサポート機構61を作動させる作動機構62と、ランバーサポート機構61を支持し、作動機構62を収容する装置本体63とを備える。なお、装置本体63は、ランバーサポート機構61を後方側から支持する平板状の装置支持部63aと、作動機構62を収容する収容部63bとを備える。
ランバーサポート機構61は、媒体である大気(空気)が内部に出し入れされることにより拡縮されるバッグ(「エアバッグ」ともいう)611と、バッグ611と作動機構62とを接続する機構接続部612とを備える。また、ランバーサポート機構61は、バッグ611の前方側を覆う伸縮性の張材613を備える。
バッグ611は、内部に弾性材(例えば発泡クッション材)が配置されているため、内部が大気と通じると、弾性材の復元力で所定の大きさに復元される。また、機構接続部612は、バッグ611の後面に配置されている。そして、機構接続部612は、幅方向及び上下方向において均等な速度で、バッグ611の内部に空気が流出入されるべく、バッグ611の幅方向の中央部で且つ上下方向の中央部に配置されている。
張材613は、一部を開放された袋状に形成されている。そして、張材613は、バッグ611を保持すべく、外縁が装置本体63に固定され、バッグ611を包んでいる。なお、張材613の外縁は、例えば、タッカ止めされたり(針材で固定されたり)、紐で縛られたりすることで、装置本体63に固定されている。
作動機構62は、空気がバッグ611の内部に出し入れされることを許容又は停止させるべく、開閉されるバルブ621と、バッグ611の内部と大気を連通されるべく、機構接続部612とバルブ621とを接続するチューブ622とを備える。そして、バルブ621は、弁機能を有するバルブ本体621aと、バルブ本体621aの後方に配置され、開閉されるべく押圧されることで、バルブ本体621aに対して変位する押釦部621bとを備える。
斯かる作動機構62によれば、バルブ621が開放された状態で、バッグ611が前方から押されると、弾性を有するバッグ611が収縮するため、サポート面61aが後退する一方、バルブ621が開放された状態で、バッグ611に外力が作用されないと、バッグ611が復元力により拡張するため、サポート面61aが前進する。そして、バルブ621が閉塞されると、バッグ611の拡縮が停止し、バッグ611の容積が略固定されるため、サポート面61aが略位置決めされる。
装置本体63は、前後方向を開放され且つ一対の側方背フレーム部511,511間に架設される基体631と、基体631の前方側を覆う前方カバー体632とを備える。また、装置本体63は、基体631の後方側の一部を覆う後方カバー体633と、基体631の後方側の一部を覆うように配置され、ランバーサポート機構61を操作するための操作体634とを備える。
基体631は、環状で且つ平板状に形成される環状平板部631aと、環状平板部631aの幅方向の両側にそれぞれ設けられ、各側方背フレーム部511に後方側から支持される平板状の被支持部631b、631bと、各被支持部631bから後方に突出し、各側方背フレーム部511に上下方向に沿って配設される係合凹部511aと係合する係合凸部631c,631cとを備える。
また、基体631は、前方側及び後方側を開放するように、環状平板部631aの内縁部から後方側に筒状に突設されるケース部631dと、ケース部631dから内方に突出し、前方カバー体632と係合する係合部631e,631eと、ケース部631dから内方に突出し、後方カバー体633を係止する係止部631fとを備える。
各被支持部631bは、装置取付部52の挟持体521に前面を当接されて前方側から付勢されると共に、各側方背フレーム部511に後面を当接されて後方側から支持されている。これにより、各被支持部631bは、挟持体521と側方背フレーム部511とに挟持されることで、保持されている。
各係合凸部631cは、上下方向に沿う各係合凹部511aに対して係合しつつも変位することができる。そして、各係合凸部631cが各係合凹部511aに対して変位することで、ランバーサポート装置6が各側方背フレーム部511に対して上下方向で位置変更される。
前方カバー体632は、ケース部631aの前方側の一部を覆う平板状の前方カバー部632aと、前方カバー部632aから後方に筒状に突設され、基体631のケース部631dの内部に挿入される挿入部632bと、後方カバー体633と係合する複数のカバー係合部(以下、「前方カバー係合部」ともいう)632cとを備える。
また、前方カバー体632は、バッグ611を前方カバー部632aの前方で保持するバッグ保持部632dと、バルブ621を前方カバー部632aの後方で保持するバルブ保持部632eと、操作体634を回転可能に接続する操作体接続部632fとを備える。そして、前方カバー体632は、基体631に着脱される。
前方カバー部632aは、周縁部がフランジ状となるように挿入部632bより突出して形成されている。そして、前方カバー部632aの周縁部が基体631の環状平板部631に当接することで、前方カバー体632が基体631に対して位置決めされる。なお、前方カバー部632aが変形することを防止すべく、前方カバー部632aの後方側に、上下方向や幅方向に沿う補強リブが形成されていてもよい。
挿入部632bは、楕円形の筒状に形成されている。そして、挿入部632bは、バルブ621及びチューブ622を内部に配置している。また、前方カバー係合部632cは、挿入部632bの内部に配置されている。そして、前方カバー係合部632cは、前方カバー部632aから後方に突設されていると共に、挿入部632bから内方に突設されている。
バッグ保持部632dは、前方カバー部632aの上下方向の中央部で且つ幅方向の中央部に開口部632gを備えている。そして、バッグ保持部632dは、機構接続部612を開口部632gに挿通させることで、バッグ611を前方カバー部632aの前方で保持している。
バルブ保持部632eは、上下方向でバルブ本体621aを挟持する一対の挟持片632h,632hを備える。そして、各挟持片632hは、バルブ621の押釦部621bが操作体634に後方側から押された際に、バルブ本体621aを前方側から係止することで、バルブ621を保持している。なお、バルブ保持部632e(各挟持片632h)は、挿入部632bの内部に配置されている。
操作体接続部632fは、上下方向で離間して配置される一対の接続台座632i,632iを備える。そして、上方側の接続台座632iは、孔を有する下面部が段差を有して形成されていると共に、下方側の接続台座632iは、孔を有する上面部が段差を有して形成されている。
斯かる前方カバー体632において、前方カバー部632aの前面がバッグ611を支持する一方、前方カバー部632aの後方にバルブ621及びチューブ622が配置されている。したがって、前方カバー部632aを境界にして、前方側にバッグ611が配置されており、後方側に作動機構622が配置されている。
後方カバー体633は、基体631のケース部631dにおける後方側の一部を覆う平板状の後方カバー部633aと、基体631に装着されるべく、前方カバー体632の前方カバー係合部632cとケース部631dの内部で係合するカバー係合部(以下、「後方カバー係合部」ともいう)633bを備える。そして、後方カバー体633は、基体61に着脱される。
後方カバー体633は、後方カバー部633aの外周縁がケース部631dの内周縁と離間するように、配置されている。これにより、後方カバー部633aの外周縁がマイナスドライバ等の工具に掛止され得る。また、後方カバー係合部633bは、後方カバー部633aから前方に突設されている。
操作体634は、ケース部631dの後方側の一部を覆うように配置され且つランバーサポート機構61を操作するために操作される平板状の操作部634aと、幅方向の中央側に配置され、前方カバー体632の操作体接続部632fに接続される接続軸634b,634bとを備える。また、操作体634は、操作部634aの位置を認識されるための突条部634cを操作部634aの後面に備えている。
操作部634aは、ケース部631dの幅方向の端部に配置されている。また、平板状の操作部634aは、平板状の後方カバー部633aと、後面が面一に連続するように配置されている。そして、操作部634aが後方から押されることにより、操作部634aの前面がバルブ621の押釦部621bを押すため、バルブ621が開放される。
ところで、装置支持部63aは、基体631の環状平板部631a、基体631の各被支持部631b及び前方カバー体632の前方カバー部632aで構成されている。そして、装置支持部63aは、平板状(詳細には、幅方向の中央側が後方に凸状となるように湾曲した板状)に形成され、一対の側方背フレーム部511,511間に架設されると共に、ランバーサポート機構61を後方側から支持している。
また、収容部63bは、基体631のケース部631d、後方カバー体633の後方カバー部633a及び操作体634の操作部634aで構成されている。そして、収容部63b(及び収容部63bを構成する操作部634a)は、装置支持部63aより後方側に配置されると共に、前後方向で各側方背フレーム部511に重なり合うことを防止すべく、各被支持部631b,631b間に配置されている。
即ち、収容部6b(操作部634a)は、被支持部631b,631bよりも、幅方向の中央側に配置されている。換言すると、収容部6b(操作部634a)は、被支持部631bよりも、内方に配置されている。なお、収容部63bは、幅方向(即ち、側面視)において、各側方背フレーム部511と重なり合うように配置されている。
以上より、本実施形態に係る椅子によれば、装置支持部63aの各端部に配置される被支持部631bが、各側方背フレーム部511に後方側から支持されることで、装置支持部63aが、一対の側方背フレーム部511,511間に架設される。そして、ランバーサポート機構61を操作する操作部634aは、ランバーサポート機構61を後方側から支持する平板状の装置支持部63aよりも、後方側に配置されている。これにより、操作部634aを容易に操作することができる。
しかも、操作部634aが各被支持部631b,631b間に配置されているため、操作部631bが前後方向で各側方背フレーム部511に重なり合うことを防止している。これにより、操作部634aは、各側方背フレーム部511に干渉することなく、各側方背フレーム部511,511間に入ることができる。したがって、装置支持部63aを各側方背フレーム部511に前方側から容易に組み付けることができるため、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、作動機構62を収容する収容部63bが、装置支持部63aより後方側に配置されていると共に、各被支持部631b,631b間に配置されている。したがって、収容部63bが前後方向で各側方背フレーム部511に重なり合うことを防止している。これにより、収容部63bが、各側方背フレーム部511に干渉することなく、各側方背フレーム部511,511間に入ることができるため、装置支持部63aを各側方背フレーム部511に前方側から容易に組み付けることができる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、収容部63bには、後方側を開放されるケース部631dが設けられている。そして、ケース部631dに着脱される後方カバー部633aが、ケース部631dに装着されることで、ケース部631dの後方側の一部を覆っている。これにより、装置支持部63aを各側方背フレーム部511から取り外すことなく、後方カバー部633aをケース部631dから離脱させることで、収容部63bに収容されている作動機構62を視認したり修理したりすることができる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、ケース部631dが装置支持部63a(環状板状部631a)から後方側に筒状に突設されることで、ケース部631dの前方側が装置支持部63a(前方カバー部632a)で覆われている。そして、装置支持部63aには、ケース部631dの前方側の一部を覆う前方カバー部632aが設けられているため、前方カバー部632aがケース部631dから離脱されると、ケース部631dが前方側でも開放される。
また、本実施形態に係る椅子によれば、前方カバー部632aを有する前方カバー体632と、後方カバー部633aを有する後方カバー体633とには、ケース部631dの内部で互いに係合するカバー係合部632c,633bがそれぞれ設けられている。したがって、前方カバー係合部632cと後方カバー係合部633bとが係合されることにより、前方カバー体632と後方カバー体633とがケース部631dに装着される。これにより、収容部63bの組立構造が単純であって、収容部63bの組立・分解作業が容易である。
また、本実施形態に係る椅子によれば、操作部634aが操作されることに基づいて、バルブ621が開閉されるため、バッグ611の内部に空気を出し入れすることが許容又は停止される。そして、チューブ622がバッグ611とバルブ621とを接続しているため、バルブ621が開閉されることで、空気がバッグ611の内部に出し入れされる。これにより、バッグ611が拡縮されるため、サポート面61aが前後方向に進退する。
また、本実施形態に係る椅子によれば、前方カバー体632のバッグ保持部632dが、前方カバー部632aの前方で、バッグ611を保持すると共に、前方カバー体632のバルブ保持部632eが、前方カバー部632aの後方でバルブ621を保持する。したがって、前方カバー体632、バッグ611、バルブ621及びチューブ622がユニット化されており、斯かるユニット6aをケース部631dに容易に装着することができる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、前方カバー体632には、ケース部631dに挿入される挿入部632bを備えており、そして、挿入部632bは、前方カバー部632aから後方に筒状に突設されている。また、バルブ621及びチューブ622が、挿入部632bの内部に配置されている。これにより、挿入部632bがケース部631dの内部に挿入されることで、前記ユニット6aをケース部631dにさらに容易に装着することができる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、操作部634aがケース部631dの後方側の一部を覆うように配置されている。しかも、操作部634aが収容部63bの幅方向における一端部に配置されている。これにより、着座者が操作部634aを容易に操作できる。
また、本実施形態に係る椅子によれば、操作部634aと後方カバー部633aとが後面を面一に連続するように配置されている。これにより、着座者が操作部634aを操作する際に、着座者の手が後方カバー部633aに引っ掛かることを防止できたり、また、意匠(外観)を優れたものにしたりすることができる。
なお、本発明に係る椅子は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る椅子においては、装置本体63が収容部63bを備える構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、装置支持部の後方側には、収容部が設けられておらず、操作部のみが設けられる構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、装置支持部63aの各被支持部631bが各側方背フレーム部511に当接する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、各被支持部631bは、各側方背フレーム部511と前後方向で離間して配置され、各側方背フレーム部511との間に介在される介在体を介して、間接的に各側方背フレーム部511に後方から支持される構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、ランバーサポート装置6が背フレーム体51に取り付けられた際には、収容部63b(操作部634a)が、幅方向において、各側方背フレーム部511と重なり合うように配置されている構成を説明したが、斯かる構成に限られない。
例えば、操作部や収容部は、ランバーサポート装置が背フレーム体51に取り付けられる際に、各側方背フレーム部511,511間を通過する一方、ランバーサポート装置が背フレーム体51に取り付けられた際に、幅方向において側方背フレーム部511,511間に配置されると共に、前後方向において各側方背フレーム部511よりも後方に配置される構成でもよい。要するに、操作部や収容部は、ランバーサポート装置が前方から側方背フレーム部511に取り付けられるように、配置されている構成であればよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、ケース部631dが装置支持部63aから後方に突設されることで、装置支持部63aと収容部63bとが連結されている構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、装置支持部と収容部とは、離間して配置される構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、装置本体63は、基体631、前方カバー体632、後方カバー体633及び操作体634の四つの部材からなる構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、装置本体は、一つ〜三つの部材からなる構成でもよく、また、五つ以上の部材からなる構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、収容部63bが作動機構62の全部を収容する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、収容部は、作動機構の一部を収容する構成でもよく、また、作動機構だけでなく、他の構成を収容する構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、ランバーサポート機構61は、大気(空気)をバッグ611の内部に出し入れする構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、ランバーサポート機構は、所定領域内に密封されている気体や液体をバッグ611の内部に出し入れする構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、ランバーサポート機構61が、バッグ611の内部に媒体を出し入れしてバッグ611を拡縮させることで、サポート面61aを前後方向に進退させる構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、ランバーサポート機構は、サポート面を構成する部材を装置支持部よりも前方に備え、作動機構(カム機構、リンク機構、ギア機構等)が当該部材の位置を変化させることで、サポート面を前後方向に進退させる構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、バルブ621が開放され、バッグ611の内部が大気と通じると、弾性を有するバッグ611が拡張して所定の大きさに復元される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、バッグは、バルブが開放されることで、内部が大気と通じると、収縮して所定の大きさに復元される構成でもよい。斯かる構成のランバーサポート装置においては、バッグを拡張するために、操作部の操作によりバッグの内部に空気を入れるためのポンプが設けられていてもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、操作部634aが収容部63bの一部である構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、操作部は、収容部と離間して配置される構成でもよく、また、収容部の外周部に連結される構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、操作部634aが後方カバー部633と面一に連続している構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、操作部は、操作され易いように、後方カバー部よりも後方に配置される構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、操作部634aが前方カバー体632に接続される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、平板状の操作部は、平板状の後方カバー部と一体成形されると共に、薄肉に形成されたヒンジ機構を介して、後方カバー部と連結される構成でもよい。斯かる構成によれば、操作部は、後方カバー部に対して回転可能に接続されている。
また、上記実施形態に係る椅子においては、機構接続部612がバッグ611の幅方向の中央部で且つ上下方向の中央部に配置される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、機構接続部は、バッグの左右均等に複数個所設けられる構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、背フレーム体51は、各側方背フレーム部511、上方背フレーム部514及び下方背フレーム部515を一体に成形している構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、背フレーム体は、各側方背フレーム部、上方背フレーム部及び下方背フレーム部の少なくとも一つを別部材で成形し、複数の部材を組み合わせることで形成される構成でもよい。
また、上記実施形態に係る椅子においては、脚1には、キャスター14が設けられており、押したり引いたりすることで、脚1が床上を円滑に移動できる構成、即ち、移動脚である構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、脚は、キャスターが設けられていない構成、即ち、固定脚である構成でもよい。
また、本発明に係る椅子は、衣類等を掛けるべく、上方背フレーム部514に着脱されるハンガー具をさらに備える構成でもよい。斯かるハンガーは、幅方向に沿って配置される長尺なハンガー本体と、上方背フレーム部514に着脱されるハンガー着脱部と、上方背フレーム部514とハンガー本体とを離間させるべく、ハンガー本体とハンガー着脱部とを接続するハンガー接続部とを備えている。
また、本発明に係る椅子は、着座者の頭部を後方側から支持すべく、上方背フレーム部514に着脱されるヘッドレスト具をさらに備える構成でもよい。斯かるヘッドレスト具は、上方背フレーム部514の上方に配置されるヘッドレスト本体と、上方背フレーム部514に着脱されるヘッドレスト着脱部と、上方背フレーム部514とヘッドレスト本体とを接続するヘッドレスト接続部とを備えている。
1…脚、2…支持機構、3…座、4…肘掛、5…背凭れ、6…ランバーサポート装置、51…背フレーム体、52…装置取付部、53…張地、61…ランバーサポート機構、61a…サポート面、62…作動機構、63…装置本体、63a…装置支持部、63b…収容部、511…側方背フレーム部、611…バッグ、621…バルブ、622…チューブ、631…基体、631b…被支持部、631d…ケース部、632…前方カバー体、632a…前方カバー部、632b…挿入部、632c…(前方)カバー係合部、632d…バッグ保持部、632e…バルブ保持部、633…後方カバー体、633a…後方カバー部、633b…(後方)カバー係合部、634…操作体、634a…操作部

Claims (8)

  1. 背凭れの両側方に配置される一対の側方背フレーム部と、前記一対の側方背フレーム部間に架設されるランバーサポート装置とを備え、
    前記ランバーサポート装置は、サポート面を前後方向に進退するランバーサポート機構と、前記一対の側方背フレーム部間に架設され、前記ランバーサポート機構を後方側から支持する平板状の装置支持部と、前記ランバーサポート機構を操作する操作部とを備え、
    前記装置支持部は、各端部に、前記各側方背フレーム部に後方側から支持される被支持部を備え、
    前記操作部は、前記装置支持部より後方側に配置されると共に、前後方向で前記各側方背フレーム部に重なり合うことを防止すべく、前記各被支持部間に配置されることを特徴とする椅子。
  2. 前記操作部が操作されることに基づいて、前記ランバーサポート機構を作動させる作動機構と、前記作動機構の少なくとも一部を収容する収容部とを備え、
    前記収容部は、前記装置支持部より後方側に配置されると共に、前後方向で前記各側方背フレーム部に重なり合うことを防止すべく、前記各被支持部間に配置される請求項1に記載の椅子。
  3. 前記収容部は、後方側を開放されるケース部と、前記ケース部に着脱され、前記ケース部の後方側の少なくとも一部を覆う後方カバー部とを備える請求項2に記載の椅子。
  4. 前記ケース部は、前方側を前記装置支持部で覆われるべく、前記装置支持部から後方側に筒状に突設され、
    前記装置支持部は、前記ケース部を前方側でも開放すべく、前記ケース部に着脱され且つ前記ケース部の前方側の少なくとも一部を覆う前方カバー部を備え、
    前記前方カバー部を有する前方カバー体と前記後方カバー部を有する後方カバー体とは、互いに係合することにより前記ケース部に装着されるべく、前記ケース部の内部で互いに係合するカバー係合部を備える請求項3に記載の椅子。
  5. 前記ランバーサポート機構は、媒体が内部に出し入れされることにより拡縮されるバッグを備え、
    前記作動機構は、前記操作部が操作されることに基づいて開閉し、前記媒体が前記バッグの内部に出し入れされることを許容又は停止させるバルブと、前記バッグと前記バルブとを接続するチューブとを備え、
    前記前方カバー体は、前記バッグを前記前方カバー部の前方で保持するバッグ保持部と、前記バルブを前記前方カバー部の後方で保持するバルブ保持部とを備える請求項4に記載の椅子。
  6. 前記前方カバー体は、前記ケース部に挿入されるべく、前記前方カバー部から後方に筒状に突設される挿入部を備え、
    前記バルブ及び前記チューブは、前記挿入部の内部に配置される請求項5に記載の椅子。
  7. 前記操作部は、前記ケース部の後方側の一部を覆うように配置されると共に、前記収容部の端部に配置される請求項3〜6の何れか1項に記載の椅子。
  8. 前記操作部と前記後方カバー部とは、面一に連続するように配置される請求項7に記載の椅子。
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