JP2013182430A - レプリケーションシステム、情報処理装置、レプリケーション方法 - Google Patents

レプリケーションシステム、情報処理装置、レプリケーション方法 Download PDF

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Keiichi Yuyama
圭一 湯山
Masanori Ito
雅典 伊藤
Kenjiro Yamanaka
顕次郎 山中
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Abstract

【課題】効率良くレプリケーションを行う。
【解決手段】記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムの、第1の記憶装置を備える第1の情報処理装置が、第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付け、実データに対応するメタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込み、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信し、第2の記憶装置を備える第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置から送信される実データとメタデータとを受信し、受信した実データとメタデータとに基づいて、第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同じデータを複数の記憶装置に書き込むレプリケーション技術に関する。
同じデータを複数の記憶装置に同期して書き込むことにより、負荷を分散したり耐障害性を高めたりするレプリケーションの技術が存在する(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、DRBD(Distributed Replicated Block Device)等のブロックデバイスレイヤで行うレプリケーションでは、ストレージに書き込む内容と同内容のデータを、レプリケーション先の記憶装置に送信して書き込む。RDBMS(Relational DataBase Management System)等のデータベースアプリケーションレイヤで行うレプリケーションでは、データベースアプリケーションにおける書き込みログをレプリケーション先に送信し、レプリケーション先において書き込みログに基づいてデータを更新する。データを利用するアプリケーションレイヤで行うレプリケーションでは、アプリケーションにおいて更新するデータの差分データを生成してレプリケーション先に送信し、レプリケーション先において差分データに基づいてデータを更新する。
特開2011−3050号公報 特開2011−210106号公報
しかしながら、例えばブロックデバイスレイヤでレプリケーションを行う場合、データ量の小さいブロック単位でレプリケーション先にデータを送信してTCP(Transmission Control Protocol)通信を行うことになるため応答待ち時間が長く、ネットワーク遅延が発生する。データベースアプリケーションレイヤでレプリケーションを行う場合、データベースアプリケーションがレプリケーションの機能を備えていなければレプリケーションを作成できない。また、具体的なレプリケーションの方法について、データベースアプリケーションの仕様に依存することとなる。また、データベースアプリケーションを利用していないアプリケーションにおいてはレプリケーションを作成できない。アプリケーションレイヤでレプリケーションを行う場合、アプリケーション毎にレプリケーションの機能を実装するのは手間がかかる。そこで、ネットワーク遅延を低減し、効率良く、汎用的なレプリケーションを行うことが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、レプリケーションを行うレプリケーションシステム、情報処理装置、レプリケーション方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムであって、第1の記憶装置を備える第1の情報処理装置が、第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、実データに対応するメタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信する送信部と、を備え、第2の記憶装置を備える第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置から送信される実データとメタデータとを受信する受信部と、受信部が受信した実データとメタデータとに基づいて、第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する更新部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置との間に複数のコネクションを確立するコネクション生成部を備え、送信部は、複数のコネクションを介して実データとメタデータとを第2の情報処理装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、第1の情報処理装置は、送信部による送信処理と並行して、受付部に入力された実データを第1の記憶装置に書き込む実データ書き込み部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて管理するジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムにおける第1の情報処理装置であって、自身が備える第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、メタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて管理するジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムにおける第1の情報処理装置であって、自身が備える第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、メタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信する送信部と、を備える第1の情報処理装置に接続された第2の情報処理装置であって、第1の情報処理装置から送信される実データとメタデータとを受信する受信部と、受信部が受信した実データとメタデータとに基づいて、自身が備える第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する更新部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムのレプリケーション方法であって、第1の記憶装置を備える第1の情報処理装置が、第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付けるステップと、実データに対応するメタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込むステップと、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信するステップと、第2の記憶装置を備える第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置から送信される実データとメタデータとを受信するステップと、受信した実データとメタデータとに基づいて、第2の記憶装置に記憶されている情報を更新するステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、記憶装置に対する実データの更新処理を実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムの、第1の記憶装置を備える第1の情報処理装置が、第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付け、実データに対応するメタデータを生成し、メタデータを第1の記憶装置に書き込み、実データとメタデータとを、第2の情報処理装置に送信し、第2の記憶装置を備える第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置から送信される実データとメタデータとを受信し、受信した実データとメタデータとに基づいて、第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する。ようにしたので、レプリケーションを行うことができる。
本発明の一実施形態によるレプリケーションシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるジャーナルデータの例を示す図である。 本発明の一実施形態による情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による送受信部の送信処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による待ち受け部の待ち受け処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による第2のジャーナルデータの受信処理の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による第2のジャーナルデータに基づく更新処理の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるレプリケーションシステムの評価結果を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるレプリケーションシステム1の構成を示すブロック図である。レプリケーションシステム1は、情報処理装置100と、情報処理装置200とのコンピュータ装置を備えており、情報処理装置100と、情報処理装置200とはネットワークを介して接続されている。情報処理装置100と情報処理装置200とは、ジャーナリングファイルシステムの機能を有する。
ジャーナリングファイルシステムとは、記憶装置に対する実データの更新処理を、その実データの管理情報であるメタデータに基づいて行い、異常が発生した際にもデータの整合性を保つための仕組みである。ジャーナリングファイルシステムでは、複数のブロックが含まれるジャーナルトランザクションと呼ばれる単位で実データを記憶装置に書き込む。例えば、ジャーナルと呼ばれる記憶領域を確保し、記憶装置に実データを書き込む前にジャーナルにメタデータを書き込む。そして、記憶装置へのメタデータと実データとの書き込み処理を開始し、ジャーナルトランザクションに含まれる全てのブロックについて書き込み処理が正常に完了すれば、ジャーナルに書き込んだメタデータを解放する。一方、記憶装置への実データの書き込み処理中に異常が発生すれば、異常が発生したジャーナルトランザクション中に書き込み処理を行っていた実データに対応するメタデータをジャーナルから読み出す。そして、記憶装置においてジャーナルトランザクション中の実データを更新前の状態に戻す。これにより、異常が発生した際にもジャーナルのメタデータに基づいて矛盾が発生する前の状態に戻すことができ、記憶装置に書き込まれたメタデータと実データとに不整合が生じることを防ぐことができる。
本実施形態のレプリケーションシステム1は、このようなジャーナリングファイルシステムの機能を用いて、情報処理装置100の記憶装置102に書き込まれるデータと同様のデータを情報処理装置200の記憶装置201に書き込み、情報処理装置100の記憶装置102に記憶されているデータのレプリケーションを行う。このように、ファイルシステムレイヤでデータのレプリケーションを行うことにより、効率良くレプリケーションを作成することができる。例えば、ファイルシステムレイヤにおいてデータを管理するジャーナルトランザクションの単位は、ブロックデバイスレイヤにおいてデータを管理するデータよりも大きい。このため、ファイルシステムレイヤにおいてレプリケーションを行えば、情報処理装置100からレプリケーション先の情報処理装置200に更新データを送信する際に送信するデータ量を増やすことができるため、情報処理装置100と情報処理装置200との間の帯域を有効に使うことができる。
さらに、OSが持つジャーナリングファイルシステムの仕組みを利用してレプリケーションを実現すれば、データベースアプリケーションレイヤやアプリケーションレイヤの実装に依存せずに、汎用的なレプリケーションを行うことができる。このようなレプリケーションは、例えば、クラウドシステムのような仕組みに適用することができる。すなわち、クラウドシステム上において様々なユーザが様々なアプリケーションを動作させる場合にも、OSレベルでレプリケーションを作成することができるため、データベースアプリケーションレイヤやアプリケーションレイヤにおいてデータ同期を意識する必要がない。以下、ファイルシステムレイヤにおけるレプリケーションについて詳細に説明する。
情報処理装置100は、アプリケーション101と、記憶装置102と、通信部105と、コネクション生成部106と、受付部107と、ジャーナル書き込み部108と、実データ書き込み部109と、送受信部110と、待ち受け部111とを備えている。
アプリケーション101は、情報処理装置100におけるOS上で動作するアプリケーションである。
記憶装置102は、ハードディスク等のブロックデバイスであり、各種データが記憶される。記憶装置102は、ジャーナル記憶部103と、実データ記憶部104とを備えている。
ジャーナル記憶部103は、情報処理装置100上で動作するOSが備えるジャーナリングファイルシステムの機能により生成されたジャーナルが書き込まれる記憶領域である。
実データ記憶部104は、各種データの実体が書き込まれる記憶領域である。実データ記憶部104には、実データとメタデータとが記憶される。
通信部105は、ネットワークを介して他のコンピュータ装置と通信する。ここで、通信部105におけるTCPのウィンドウサイズを最適化することで、効率良く通信を行うことができる。
コネクション生成部106は、情報処理装置200との間に複数のTCPコネクションを確立する。
受付部107は、アプリケーション101から、記憶装置102に書き込む実データの入力を受け付ける。
ジャーナル書き込み部108は、受付部107に入力された実データに対応するメタデータを生成し、生成したメタデータが含まれる第1のジャーナルデータを、所定のジャーナルトランザクション単位でジャーナル記憶部103に書き込む。メタデータには、例えば、記憶装置102において実データを書き込む位置、ファイル名、更新日時、アクセス権限等の情報が含まれる。また、ジャーナル書き込み部108は、メタデータと実データとが含まれる第2のジャーナルデータを生成する。第2のジャーナルデータは、送受信部110によって情報処理装置200に送信される。このように、ジャーナル書き込み部108は、自身のジャーナル記憶部103に書き込むためにメタデータのみが含まれる第1のジャーナルデータと、情報処理装置200に送信するために実データとメタデータとが含まれる第2のジャーナルデータとを生成する。
実データ書き込み部109は、受付部107に入力された実データと、ジャーナル書き込み部108によって生成されたメタデータとを、所定のジャーナルトランザクション単位で実データ記憶部104に書き込む。
送受信部110は、受付部107に入力された実データと、その実データに対応するメタデータとが含まれる第2のジャーナルデータを、通信部105を介して情報処理装置200に送信する。図2は、ジャーナルトランザクション単位の第2のジャーナルデータの例を示す図である。ジャーナルトランザクションは、ディスクリプタブロックで始まり、コミッタブロックで終わる。ジャーナル対象ブロックは、メタデータか、データの差分の1ブロックである。送受信部110は、このような第2のジャーナルデータを、自身の送信待ちキューに入力し、コネクション生成部106によって通信部105と情報処理装置200との間に確立された複数のコネクションを介して、情報処理装置200に送信する。このとき、送受信部110は、送信待ちキューに入力された第2のジャーナルデータのうち、通信部105と情報処理装置200との間に確立された複数のコネクションの数と同数のブロック分の第2のジャーナルデータを読み出し、複数のコネクション毎にブロックを送信する。このように、複数のコネクションを確立してジャーナルトランザクションの複数ブロックをまとめて送信することで、一度に送信するデータ量を増やすことができる。これにより、情報処理装置100と情報処理装置200との間の帯域を有効に使うことができる。
待ち受け部111は、記憶装置102に対する実データの書き込み処理と、情報処理装置200に対する実データの送信処理との完了応答を待ち受ける。また、待ち受け部111は、完了応答を受信すると、アプリケーション101に対して書き込み完了応答を入力する。
情報処理装置200は、記憶装置201と、通信部204と、送受信部205と、更新部206とを備えている。
記憶装置201は、ハードディスク等のブロックデバイスであり、各種データが記憶される。記憶装置201は、ジャーナル記憶部202と、実データ記憶部203とを備えている。
ジャーナル記憶部202は、情報処理装置100から送信された第2のジャーナルデータが記憶される記憶領域である。
実データ記憶部203は、各種データの実体が書き込まれる記憶領域である。実データ記憶部104には、実データとメタデータとが記憶される。
通信部204は、ネットワークを介して他のコンピュータ装置と通信する。
送受信部205は、情報処理装置100から送信される第2のジャーナルデータを受信し、記憶装置201のジャーナル記憶部202に書き込む。
更新部206は、送受信部205が受信し、ジャーナル記憶部202に書き込まれた第2のジャーナルデータに基づいて、実データ記憶部203に記憶されている情報を更新する。ここでは、ジャーナリングファイルシステムにおけるデータの復旧処理を動作させることで、第2のジャーナルデータに基づいて情報を更新することができる。
次に、図面を参照して、本実施形態によるレプリケーションシステム1の動作例を説明する。図3は、本実施形態による情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。ここでは、事前にコネクション生成部106が動作し、通信部105と情報処理装置200との間に複数のコネクションを確立しているものとする。受付部107は、アプリケーション101からの実データの書き込み要求の入力を受け付ける(ステップS1)。ジャーナル書き込み部108は、受付部107に入力された実データの管理情報であるメタデータを生成する(ステップS2)。送受信部110は、受付部107に入力された実データと、ジャーナル書き込み部108によって生成されたメタデータとが含まれる第2のジャーナルデータを、ジャーナルトランザクション単位で自身の送信待ちキューに入力する(ステップS3)。そして、送受信部110は、自身の送信待ちキューに入力された第2のジャーナルデータの送信処理を行う(ステップS4)。
ここで、図4を参照して、送受信部110による送信処理を詳細に説明する。まず、送受信部110は、自身の送信待ちキューに入力されている第2のジャーナルデータのうち、確立されたコネクションの数と同数のブロック数の第2のジャーナルデータを読み出す(ステップS10)。送受信部110は、読み出した第2のジャーナルデータを、通信部105と情報処理装置200との間に確立した複数のコネクションを介して送信する(ステップS11)。送受信部110は、第2のジャーナルデータを送信した複数のコネクションからの全ての応答を受信すると(ステップS13)、送信した第2のジャーナルデータのブロックを、待ち受け部111の待ち受けキューに入力する(ステップS13)。送受信部110は、自身の送信待ちキューに未送信の第2のジャーナルデータのブロックが存在すれば(ステップS14:YES)、ステップS10に戻る。未送信の第2のジャーナルデータのブロックが存在しなければ(ステップS14:NO)、送信処理を終了する。
図3に戻り、送受信部110による第2のジャーナルデータの送信処理と並行して、ジャーナル書き込み部108と実データ書き込み部109とが、ジャーナルトランザクション単位で記憶装置102への書き込み処理を行う。このように、情報処理装置200への第2のジャーナルデータの送信処理と、記憶装置102への書き込み処理とを並行して(オーバーラップして)行うことで、処理の待ち時間を減らし、レプリケーション処理を高速化することができる。まず、ジャーナル書き込み部108が、ステップS2において生成したメタデータのみが含まれる第1のジャーナルデータを、ジャーナル記憶部103に書き込む(ステップS5)。
ここで、ジャーナリングファイルシステムでは、一般的に、メタデータと実データとをジャーナルデータとして用いる場合と、メタデータのみをジャーナルデータとして用いる場合がある。ここでは、レプリケーション先である情報処理装置200に対しては、データを復元するためにメタデータと実データとを含むジャーナルデータを送信する必要があるが、情報処理装置100のジャーナル記憶部103に書き込むジャーナルデータは、実データを含んでいなくてもよい。そこで、本実施形態では、情報処理装置200に対してはメタデータと実データとが含まれる第2のジャーナルデータを送信することに対し、ローカル環境であるジャーナル記憶部103に書き込む際にはメタデータのみが含まれるジャーナルデータを書き込むようにして、ローカル環境における負荷を低減している。
ジャーナル書き込み部108による第1のジャーナルデータの書き込み処理が完了すると、実データ書き込み部109は、実データとメタデータとを実データ記憶部104に書き込む(ステップS6)。ジャーナル書き込み部108は、ジャーナル記憶部103への書き込み完了応答を生成する(ステップS7)。送受信部110による第2のジャーナルデータの送信処理と、ジャーナル書き込み部108および実データ書き込み部109による書き込み処理とが完了すると、待ち受け部111は、待ち受け処理を行う(ステップS8)。
ここで、図5を参照して、待ち受け部111による待ち受け処理を詳細に説明する。待ち受け部111の待ち受けキューに、情報処理装置200への送信が完了した第2のジャーナルデータのブロックが入力されると(ステップS20)、待ち受け部111は、ジャーナル書き込み部108が書き込み完了応答を生成したブロックと、待ち受けキューに入力されているブロックとが一致しているか否かを判定する(ステップS21)。書き込み完了応答を生成したブロックと、待ち受けキューに入力されているブロックとが一致しないと判定すると、ステップS20に戻る(ステップS21:NO)。
待ち受け部111が、ジャーナル書き込み部108が書き込み完了応答を生成したブロックと、待ち受けキューに入力されているブロックとが一致すると判定すると、一致した第2のジャーナルデータのブロックを、待ち受けキューから削除する(ステップS22)。そして、待ち受け部111は、書き込み完了応答をアプリケーション101に送信する。これにより、情報処理装置100の処理を終了する。
図6は、情報処理装置200による第2のジャーナルデータの受信処理の動作例を示すフローチャートである。情報処理装置200の送受信部205は、情報処理装置100から送信される第2のジャーナルデータを、通信部204を介して受信する(ステップS30)。送受信部205は、受信した第2のジャーナルデータを、記憶装置201に書き込む(ステップS31)。そして、送受信部205は、応答を情報処理装置100に送信する(ステップS32)。
図7は、情報処理装置200による第2のジャーナルデータに基づく更新処理の動作例を示すフローチャートである。このような更新処理は、上述の第2のジャーナルデータの受信処理と並行して行うことができる。更新部206は、ジャーナル記憶部202に記憶されている第2のジャーナルデータを読み出す(ステップS40)。更新部206は、読み出した第2のジャーナルデータに基づいて、実データ記憶部203に記憶されている実データを更新する(ステップS41)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ファイルデバイスレイヤにおけるジャーナリングの仕組みを利用して、効率良く汎用的なレプリケーションを行うことができる。
図8は、本実施形態によるレプリケーションシステム1の評価結果を示す図である。図において、bonnie++は、ディスクの書き込み速度を計測するベンチマークソフトウェアである。(Per Chr)は1バイトずつ書き込んだときの書き込み速度を示す。(block)は8Kバイトずつ書き込んだときの書き込み速度を示す。pgbenchは、PostgreSQLに付属するベンチマークソフトウェアである。tps(transaction per second)は、トランザクション毎の書き込み速度を示す。このように、情報処理装置100と情報処理装置200との間に複数のコネクションを確立させて通信を行うことや、ジャーナル書き込み部108と実データ書き込み部109とによる記憶装置102への書き込み処理と送受信部110から情報処理装置200への第2のジャーナルデータの更新処理とを並列して行うことにより、レプリケーション作成処理が効率化できることが確認できた。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりレプリケーションを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 レプリケーションシステム
100 情報処理装置
101 アプリケーション
102 記憶装置
103 ジャーナル記憶部
104 実データ記憶部
105 通信部
106 コネクション生成部
107 受付部
108 ジャーナル書き込み部
109 実データ書き込み部
110 送受信部
111 待ち受け部
200 情報処理装置
201 記憶装置
202 ジャーナル記憶部
203 実データ記憶部
204 通信部
205 送受信部
206 更新部

Claims (6)

  1. 記憶装置に対する実データの更新処理を当該実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムであって、
    第1の記憶装置を備える第1の前記情報処理装置が、
    前記第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、
    前記実データに対応するメタデータを生成し、当該メタデータを前記第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、
    前記実データと前記メタデータとを、第2の前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を備え、
    第2の記憶装置を備える前記第2の情報処理装置が、
    前記第1の情報処理装置から送信される前記実データと前記メタデータとを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記実データと前記メタデータとに基づいて、前記第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とするレプリケーションシステム。
  2. 前記第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置との間に複数のコネクションを確立するコネクション生成部を備え、
    前記送信部は、前記複数のコネクションを介して前記実データと前記メタデータとを前記第2の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレプリケーションシステム。
  3. 前記第1の情報処理装置は、
    前記送信部による送信処理と並行して、前記受付部に入力された前記実データを前記第1の記憶装置に書き込む実データ書き込み部を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレプリケーションシステム。
  4. 記憶装置に対する実データの更新処理を当該実データの管理情報であるメタデータに基づいて管理するジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムにおける第1の前記情報処理装置であって、
    自身が備える第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、
    前記メタデータを生成し、当該メタデータを前記第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、
    前記実データと前記メタデータとを、第2の前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 記憶装置に対する実データの更新処理を当該実データの管理情報であるメタデータに基づいて管理するジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムにおける第1の前記情報処理装置であって、自身が備える第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付ける受付部と、前記メタデータを生成し、当該メタデータを前記第1の記憶装置に書き込むジャーナル書き込み部と、前記実データと前記メタデータとを、第2の前記情報処理装置に送信する送信部と、を備える前記第1の情報処理装置に接続された前記第2の情報処理装置であって、
    前記第1の情報処理装置から送信される前記実データと前記メタデータとを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記実データと前記メタデータとに基づいて、自身が備える第2の記憶装置に記憶されている情報を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 記憶装置に対する実データの更新処理を当該実データの管理情報であるメタデータに基づいて行うジャーナリングファイルシステムの機能を有する複数の情報処理装置を備えるレプリケーションシステムのレプリケーション方法であって、
    第1の記憶装置を備える第1の前記情報処理装置が、
    前記第1の記憶装置に書き込む実データの入力を受け付けるステップと、
    前記実データに対応するメタデータを生成し、当該メタデータを前記第1の記憶装置に書き込むステップと、
    前記実データと前記メタデータとを、第2の前記情報処理装置に送信するステップと、
    第2の記憶装置を備える前記第2の情報処理装置が、
    前記第1の情報処理装置から送信される前記実データと前記メタデータとを受信するステップと、
    受信した前記実データと前記メタデータとに基づいて、前記第2の記憶装置に記憶されている情報を更新するステップと、
    を備えることを特徴とするレプリケーション方法。
JP2012045929A 2012-03-01 2012-03-01 レプリケーションシステム、情報処理装置、レプリケーション方法 Pending JP2013182430A (ja)

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