JP2013180575A - 救命引き上げ装置 - Google Patents

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JP2013180575A JP2012043417A JP2012043417A JP2013180575A JP 2013180575 A JP2013180575 A JP 2013180575A JP 2012043417 A JP2012043417 A JP 2012043417A JP 2012043417 A JP2012043417 A JP 2012043417A JP 2013180575 A JP2013180575 A JP 2013180575A
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Takeshi Kakemizu
武 掛水
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Abstract

【課題】転落した被災者を発見した人が、現場を離れることなく周囲に緊急事態が発生したことを知らせ、直ちに浮き輪を投下することで被災者の浮力を確保し、さらには少人数でも、迅速に陸上に引き上げ作業を完了できる救助装置を提供する。
【解決手段】耐腐食性に優れた強固な箱を設置して、中に収納されている、浮き輪、滑車付ロープを使用して、転落した被災者を救助する装置である。この箱の蓋1を開閉すると、警報音、又はライトの点滅を、自動的に行う。被災した転落者を発見した際に、迅速に被災した転落者浮力を確保し、現場を離れることなく周囲の人の注意を集め、夜間においても、被災現場を視認でき、さらには少人数で被災した転落者の陸上までの救助を完了できるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、港湾、防波堤、河川、貯水タンク、貯水池等に転落した被 災者の、浮力を迅速に確保すると共に、さらには迅速に陸上に引き上げるものである。
従来、港湾、河川、貯水タンク、貯水池、船舶には、転落者の安全対策として
浮き輪が設置されていることが多いが、現実的に浮き輪は転落した被災者が
一時的に浮力を確保するためのものであり、陸上に上げるためには、
別な方法、又は被災者を多人数で引き上げることが多かった。
人気の無い場所、多人数を確保するのが困難な場所では、浮き輪を
投下したものの、陸上に上がれず、体力の低下や、低体温症で命を
落とすことも多かった。
転落した被災者を発見した場合、発見者が水中に飛び込むのは、
三次災害を引き起こす原因となるため絶対に行なってはいけない行為であるが 、転落した被災者にとっては、被災者の浮力の確保、迅速な引き上げ作業が急 務であった。
特に、水温が低い場合においては、低体温症の危険が伴うため、従来の
浮き輪で浮力を確保しても、被災者の命が危険なのは変わりがない。
本発明は、転落した被災者を発見した人が、現場を離れることなく
周囲に緊急事態が発生したことを知らせ、直ちに浮き輪を投下することで
被災者の浮力を確保し、さらには少人数でも、迅速に陸上に引き上げ作業を
完了できることを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、耐腐食性に優れた強固な箱を
設置して、中に収納されている、浮き輪、滑車付ロープを使用して、転落した 被災者を救助する装置である。
海水、又は風雨による腐食を防ぐ為、耐腐食性のある素材を使用し、その箱は、 床面、壁面に、強固に固定する。
この箱の部分は、被災者引き上げ作業の支点となるため、強固であり、波浪や 、衝撃にも耐えられる構造であり、耐腐食性の確保、強固、船舶や車両、地面 又は壁面に固定、浮き輪と滑車付ロープの収納と、この条件さえ満たしていれ ば、どのような形状でも構わない。
アンカー、ビス等で固定されている箱の内側面は、固定されているナットや
ビスが、カバーで覆い見えない構造とする。
箱の底部には、水抜き穴が設けられている。
この箱の上部には、支点となるロープを固定出来るかき込み、又はフック等の 治具が設けられている。
この箱の扉、又は蓋を開閉すると、警報音、又はライトの点滅を、自動的に行 う。
警報音、ライトの電源は、乾電池、又は太陽光パネルを利用した電源を用いる が、屋内又は施設で使用する場合は、交流電源を使用可能である。
警報音が鳴る警報機は、箱の内部に設置され、内容物の取り出しも、容易に行 える大きさである。
点滅、点灯するライトは、固定面以外の外側面に設置される。
収納されている浮き輪は、浮きを輪状に連結させ、普段は完全な円形をなしてい ない紐の様な構造であり、転落した被災者に接する部分も、弾力性のある素材 で構成されている。
さらにこの浮き輪は、浮き輪を投下できる最大距離以上の長さのロープに繋げ られている。
この浮き輪の、対面になる二箇所に、他の浮きより大きな浮き、又は突起を有 する。
滑車付ロープは、両端どちらでも、箱の上部に固定できるようになっており、 陸上から、水面までの2倍以上の長さの物を使用する。
滑車は、そのロープに通してあり、浮き輪を引き上げるための、フック、又 は、留め具を有している。
上述したように、上記の救助装置は、水面に転落した被災者を、迅速に陸上に 引き上げるものである。
転落した被災者を発見した場合、救助者が、扉、又は蓋を開閉することで、救 助者が現場を離れることなく、遠くの人に、警報音や、夜間に於いては、ライ トの点滅により、転落事故があった事を知らせることができる。
上記の構造は、通常時に於いても、内容物のいたずらや盗難を防ぐ効果も期待 できる。
浮き輪も、浮きがロープ、又は柔軟性のある素材で連結されている構造なので 、投下時の遠心力で棒状、又は重りが付いた紐状になり、従来の円形を成した 浮き輪より空気や風の抵抗を受けにくいので、正確に遠距離に投下できる。
浮きを連結する構造により、従来の硬質の救命浮き輪より収納時に小さくまと めることが可能であり、さらには空気注入浮き輪より迅速な使用が可能である 。
滑車付きロープの片方の端部を箱に固定して支点とし、さらにもう一方の端部 を引っ張ることで、滑車の原理が作用し、救助する側の負担が2分の1に軽減 される。
これは、救助する側の人数が少人数であっても、転落者を救助できる狙いがあ る。
ロープを、二重、三重にし、滑車を増やすことで、救助者の負担は、滑車の原 理により、さらに軽減される。
引き上げきった時に、転落した被災者が、壁面に宙吊りで停止してしまうこと を防ぐ為に、箱にロープを固定する支点となる位置を、箱の上部にすることに よって、救助する人が、被災者に直接接触することが可能となり、最終的な引 き上げ救助作業が容易に出来る事となる。
設置場所に余裕があれば、巻上げ機を設置すると、さらに少人数で救助作業が 行える。
完全な円形を成さない浮き輪は、引き上げ作業において、転落者が宙吊りにな っている時、浮き輪が引っ張られ、転落者を締め付ける効果を利用し、浮き輪 の対面に設置されている突起部分が狭まり、転落者を固定し、脱落しにくくな る。
通常時に於いて、箱の底部の水抜き穴を有することで、万が一箱の内部に水が 侵入しても、溜まることなく抜け、内容物の品質保持効果が期待できる。
ロープの固定機能を有する収納箱外観図 脱落防止構造を有する浮き輪の全体図 脱落防止構造を有する浮き輪の浮遊時の状態図 脱落防止構造を有する浮き輪の引き上げ時の効果を示した図 フック付き滑車を備えた引き上げ用ロープ外観図 フック付き滑車2個を備えた引き上げ用ロープ外観図 巻き上げ機参考図 逆回転防止機能参考図 収納箱の開閉と浮き輪の取り出し状況図 転落者への浮き輪の投下状況図 転落者を収納箱付近まで曳航状況図 引き上げ用ロープの固定部への取付状況図 転落者へのフック付き滑車の投下と取付状況図 転落者の引き上げ状況図 転落者の引き上げ終了状況図 転落者の確保状況図
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図16について説明する。
図1においては、図2の浮き輪、図5又は図6の引き上げ用ロープを
収納する為の箱であり、耐腐食性に優れた材質で構成されている。
引き上げ時の支点となるため、強固であり、且つ上記の目的を達成できる
形状であれば、どのような形でも構わないとする。
1を開閉することで、3−1の絶縁体が抜かれて3が通電し、警報音、
ライトの転倒、点滅が作動し、周囲の人に、緊急事態の発生を
知らせる装置である。
絶縁体を使用せず、開閉する光を当てることで起動する装置も可能である。
図1の収納箱は、救助する地面及び、地面より高い壁面、車両又は船舶に
設置する。
その時に使用される固定方法は、耐腐食性のあるアンカー、又はビス等で、強 固に固定する。
4は、引き上げ用ロープの固定部であり、転落者引き上げ時の支点となり、
収納箱の出来るだけ、上部に設ける。
これは、転落者の引き上げの際に、ロープを引ききった時に、転落者の体の大 部分が、陸上に上がっている、又は引き上げる人が、転落者を確保出来る位置 まで来るようにするためである。
図2に示した浮き輪は、疲弊した被災者の負担を軽減するために、
牽引ロープ6が設けられ、その牽引ロープを引くことで、引き上げ位置まで
移動させることができる。
図3、図4では、引き上げ時の被災者の脱落を防止するため、被災者が
浮き輪の中に位置した状態で吊り上げられたときに、浮き輪自体が
変形し、左右に設けた7-Aの突起部分が内側に絞られる為、
その部分で被災者を固定出来ることを示した。
図5での、フック付滑車を引き上げ用ロープは、滑車9を設けたことにより、
引っ張り力が2分の1で良い物であるが、図6の滑車9、10を設けた
引き上げ用ロープは、8―1を4に固定し、8−2を引き上げることで、
引っ張り力は3分の1で良い物である。
引き上げ作業に、車両での牽引を考えるのであれば、8−2端部には、
牽引用のフックを取り付ける。
設置場所に余裕が有れば、図7の様な巻き上げ機を設置することで、
救助にあたる人の負担を、さらに軽減することができる。
この巻上げ機も、なるべく地面より高い場所に設置するのが望ましい。
その際には、牽引ロープを巻上げ機にそのまま使用できるものである。
引き上げる人が、疲労し力尽きる又は、手を滑らせても、被災者が再度
落下することを防止するために、図8のような、逆止め機構を、滑車、
引き上げ部分、又は巻き上げ機に設置すると、安全性が高まる。
迅速に作業が行えることを示すために、図9〜図16で、作業手順を
ブロック図で示した。
1 開閉蓋
2 点滅警報ランプ
3 警報機
3−1 絶縁板
4 引き上げ用ロープ固定部分
5 収納箱固定用アンカー
6 浮き輪曳航ロープ
7 浮き輪
7−A 転落者固定用突起
7−B 転落者
8−1 ロープ固定用ストッパー
8−2 ロープ固定用ストッパー
8−A 引き上げ用ロープ
9 フック付き滑車
9−A 逆回転防止ストッパー
10 滑車

Claims (3)

  1. ロープ、ワイヤー等の固定手段を設け、岸壁、船舶、車両、又は水際に設置できる 耐腐食性の箱の形状の物を、底部又は外側面をアンカー或いは、ビス等で固定し、 その他の外側面に、蝶番いを使用した蓋、又は扉が設けられており、中には、浮き 輪、滑車付きロープが収納され、尚且つその蓋、又は扉を開くことで作動するスイ ッチにより、点滅、点灯するライト、警報音が作動する装置を設けてなる救助装置 。
  2. 前記浮き輪を、浮きをロープ又は柔軟性のある素材で連結し、対面二ヶ所に、突起 を設け、輪状にし、牽引用のロープを取り付けることで、収納時、投下時に完全な 円形を成さない形状であり、さらには牽引用のロープを引く、又は浮き輪を釣り上 げることで、引っ張り上げる時に、転落者が脱落しにくい事を特徴とする物とした 救助装置。
  3. 請求項1記載の滑車付ロープを、フック滑車付を通したロープを使用し、端部には 、同じく請求項1記載の固定手段に使用できる形状の物とした救助装置。
JP2012043417A 2012-02-29 2012-02-29 救命引き上げ装置 Pending JP2013180575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015088438A1 (en) * 2013-12-12 2015-06-18 Torkildsen Peter Life-saving device
CN109353467A (zh) * 2018-09-25 2019-02-19 惠州学院 水上救生桩

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015088438A1 (en) * 2013-12-12 2015-06-18 Torkildsen Peter Life-saving device
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